JP3212014B2 - 板金加工機械のワーク加工通り寸法補正方法及び装置 - Google Patents

板金加工機械のワーク加工通り寸法補正方法及び装置

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JP3212014B2
JP3212014B2 JP06418795A JP6418795A JP3212014B2 JP 3212014 B2 JP3212014 B2 JP 3212014B2 JP 06418795 A JP06418795 A JP 06418795A JP 6418795 A JP6418795 A JP 6418795A JP 3212014 B2 JP3212014 B2 JP 3212014B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばプレスブ
レーキ等の板金加工機械のバックゲージ装置によるワー
ク加工通り寸法の補正方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の板金加工機械としてのプレスブ
レーキ等の板金ワーク折曲げ機械においては、従来、公
知のようにワーク後端部を左右一対のバックゲージ装置
に当接させることにより、所定の折曲げ加工ライン位置
(通り寸法)を設定するよう構成されている。
【0003】図1にその要部の概要を示す上面図を示
す。Wは曲げ加工すべき板金ワークで、その折曲げ加工
の簡単な製品例を図2に示す。ワークWは、その折曲
げラインがプレスブレーキの下型ダイDの折曲げ加工V
字溝位置に設定されるよう、ダイDの後方(x方向)に
機械フレーム上に水平左右y方向に配設された左右一対
のバックゲージ1に、それぞれ所定距離(寸法)Lで突
当てるよう構成されている。
【0004】図中、2は、それぞれ左右のバックゲージ
(当接部)1が配設されたストレッチ部材で、ストレッ
チ部材2の両端部はそれぞれ一対のポスト部材3上に設
けられた不図示のボールねじ機構によりそれぞれモータ
駆動により前後方向に移動可能に構成されている。
【0005】Xはプレスブレーキの左右方向の機械中心
線、Mは両ポスト部材3上の前記各ボールねじ機構間の
距離、Bは、ワークWの幅(折曲げ長さ)、YL,YR
はそれぞれ左右のバックゲージ1の機械中心線Xよりの
各距離、またPは、ワークW曲げ位置中心点を表す。
【0006】このような配置関係により、プレスブレー
キの実加工作業時には、製品Wは図2に示すような左右
の正規の高さ寸法a,bの折り曲げフランジ部5を得る
ことができるよう構成されている。
【0007】しかしながら、実際には、バックゲージ1
の平行度が図1に示すように正しく設定されているにも
かかわらず、製品形状、あるいはワークWの各バックゲ
ージ1への当接端縁部のバリの有無等により、上型であ
るパンチ(不図示)及び下型であるダイDにより加工さ
れた折曲げフランジ部5の左右の立上がり寸法a,bが
それぞれ僅かに所要寸法と異なることがある。これを補
正するためには、図3にその要部平面概要図の一例を示
すように、下型ダイの折曲げ加工用V字溝の中心線と、
左右のバックゲージ当接面が、それぞれ左右の両ポスト
上に位置している場合の各初期寸法L及びL2値に、所
定寸法を得るための各修正値計算して入力し、バックゲ
ージ1の位置を補正する必要がある。
【0008】これらのバックゲージ1の当接位置修正用
の入力値は、従来は作業者自身が、ワークWの試し曲げ
を行い、その加工済製品の寸法を実測して、その実測値
に基づいて計算する必要があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、この種の左
右寸法の相異を補正するためには、そのワークWの曲げ
長さや曲げ位置等によりそれぞれ異なるため、実際の加
工現場において、この測定や計算を行うには、手数及び
時間を要し、またその計算も現場作業者にとっては比較
的難しかった。
【0010】本発明は、この種の板金加工機械における
以上のような従来例の問題点にかんがみてなされたもの
で、この種のバックゲージ装置を備えた板金加工機械に
おいてワークを加工するとき、バックゲージの初期設定
時の試し加工の結果に対応して、正しいバックゲージの
設定寸法を迅速かつ正確に算出設定して生産効率を向上
するための手段の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述のごとき問題に鑑み
て、請求項1に係る発明は、板金ワークの後端縁を左右
一対のバックゲージに当接させることにより曲げ加工の
通り寸法を設定する板金加工機械における上記一対のバ
ックゲージを正規の初期位置に設定し、板金ワークの後
端縁を上記一対のバックゲージに当接させて板金ワーク
の試し曲げ加工を行う工程、試し曲げを行った板金ワー
クの左右2箇所のフランジ高さ寸法を測定する工程、上
記実測寸法が設定値に対して正しいか否かを確認し、正
しくない場合に上記実測寸法をNC装置に入力する工
程、入力された上記実測寸法を基にして左右一対の前記
バックゲージの初期位置に対する左右のバックゲージの
補正量を前記NC装置により自動的に算出し、前記左右
のバックゲージの各初期位置を補正する工程、の各工程
を有する板金加工機械のワーク加工通り寸法補正方法で
ある。 請求項2に係る発明は、板金ワークの後端縁を左
右一対のバックゲージに当接させることにより曲げ加工
の通り寸法を設定する板金加工機械における上記一対の
バックゲージを正規の初期位置に設定し、板金ワークの
後端縁を上記一対のバックゲージに当接させて板金ワー
クの試し曲げ加工を行った左右2箇所のフランジ高さ寸
法の実測寸法を入力するための入力手段と、入力された
上記実測寸法に基き左右一対のバックゲージの補正量を
算出するための演算プログラムと、算出された補正量に
より左右一対のバックゲージの位置を修正するための駆
動指令手段と、入力を指示する表示手段とを備えたNC
装置を、有する構成である。
【0012】
【実施例】以下に、本発明を、プレスブレーキにおける
前記図2に示した加工フランジ5部の左右高さ寸法a,
bを有する製品の場合の、通り寸法補正方法/装置の実
施態様例について、前記図3及び図4〜6を用いて説明
する。
【0013】図4は、図3に示す場合の通り寸法補正の
原理を説明するx−y線図、図5はその実施手順のフロ
ーチャート、また図6は、実際の補正値計算を行い位置
補正を実行するためのNC装置操作部の表示画面例を示
す。
【0014】図4のx−y線図において、各符号を下記
のように設定する: YL:左のバックゲージ1の位置 YR:右のバックゲージ1の位置 F:フランジ長さ設定値 P:ワークWの曲げ位置中心点 B:ワークWの曲げ長さ位置 M:x軸の左右ポスト3上の前記各ボールねじ機構間の
距離 a:フランジ高さ実測値(ワークWの左端) b:フランジ高さ実測値(ワークWの右端) L´:正規L値の補正量 L2´:L2値の補正量 θ:補正前/後のワークWの左右方向に対する突当て角
度 以上の各符号を用いると、図4において次の各関係式に
より最終的にL及びL2値への各補正量L´,L2´が得
られる。これらの演算手順は、NC装置においてプログ
ラム化されており、NC装置操作部への試し曲げワーク
Wの左右フランジ高さa,bの実測値の入力により、容
易に自動演算が行われる(後述図5,6参照)。
【0015】
【数1】 つぎに、図5のフローチャートに基いて、前記通り寸法
補正の実施手順を説明する: まず、ステップS1において、実際の生産加工作業移行
に先立って、バックゲージ1を正規の初期位置に設定し
てワークWの試し曲げ加工を行う。
【0016】つぎにステップS2において、この結果に
よりワーク製品の実際の左右2所のフランジ高さ寸法
a,bを測定し、この寸法が設定値に対して正しいか否
かを確認する。この結果が正しければステップS6へ直
行して、次の実際の生産加工作業へ移行するが、正しく
ない場合には、ステップS3に進み、NC装置の操作部
に前記実測寸法a,b寸法を入力する。
【0017】これにより、NC装置操作部は、ステップ
S4においてこれら値に基き、所定の演算プログラムに
基づいて演算を実施して、演算結果により左右のバック
ゲージの位置を補正して通り寸法を自動的に補正するよ
う前記ボールねじ機構に駆動指令を発する。次いで、ス
テップS5で、この補正された各バックゲージ位置にお
いて、再度試し曲げ加工を実施し、再度前記a,b寸法
を測定し、これが正確な場合は、ステップS6の生産加
工作業に移行し、また不正確の場合には、ステップS3
に戻って前記操作を繰返すようにする。
【0018】以上のシーケンスは、NC装置操作部の表
示部に例えば図6のように表示され、実作業者は、この
指示に従って所定の測定、入力を実施することにより、
極めて容易に前記通り寸法補正を実行することができ
る。
【0019】(他の実施例) なお、以上の実施例は、説明の便宜上、図2に示した単
純形状のフランジ部5を一辺に有する製品例の場合の事
例について説明したが、本発明はもちろん、これのみに
限定されるものでなく、ワークWの各辺に複数の折り曲
げ部を有する場合でも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法及び装
置によれば、バックゲージ装置を使用してワークの加工
通り寸法を設定する板金加工機械において、ワークの試
し加工製品の左右の加工部寸法実測値をNC装置に入
力することにより、所定のプログラムにより自動的に所
要の補正寸法が得られて、左右のバックゲージの正しい
位置の自動調整が行われるため、本来の生産加工作業に
迅速に移行することができ、作業率が向上すると共
に、一回の試験加工により正確な通り寸法が得られるた
め、従来のように試行錯誤の繰返しによる材料や時間の
無駄をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックゲージ装置要部概要上面図。
【図2】製品の一例図。
【図3】バックゲージ位置修正時の要部概要上面図。
【図4】寸法補正原理を示すx,y線図。
【図5】補正実施順序のシーケンスフローチャート。
【図6】NC装置操作部の表示画面例。
【符号の説明】
1 バックゲージ 2 ストレッチ部材 3 ポスト部材 4 ダイのV字溝底 5 フランジ a フランジ長さ実測値(左端) b フランジ長さ実測値(右端) B ワークの曲げ長さ D ダイ L 通り寸法値 L2 通り寸法値(バックゲージが傾斜している時のL
との誤差分) L´ L値の補正量 L2´ L2値の補正量 M x軸の左右のボールねじ機構間の距離 YL 左のバックゲージ位置 YR 右のバックゲージ位置 F フランジ長さ設定値 P ワークの曲げ位置中心点

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板金ワーク(W)の後端縁を左右一対の
    バックゲージ(1,1)に当接させることにより曲げ加
    工の通り寸法を設定する板金加工機械における上記一対
    のバックゲージ(1,1)を正規の初期位置に設定し、
    板金ワーク(W)の後端縁を上記一対のバックゲージ
    (1,1)に当接させて板金ワーク(W)の試し曲げ加
    工を行う工程、 試し曲げを行った板金ワーク(W)の左右2箇所のフラ
    ンジ高さ寸法(a,b)を測定する工程、 上記実測寸法(a,b)が設定値(F)に対して正しい
    か否かを確認し、正しくない場合に上記実測寸法(a,
    b)をNC装置に入力する工程、 入力された上記実測寸法(a,b)を基にして左右一対
    の前記バックゲージ(1,1)の初期位置に対する左右
    のバックゲージ(1,1)の補正量を前記NC装置によ
    り自動的に算出し、前記左右のバックゲージ(1,1)
    の各初期位置を補正する工程、 の各工程を有する ことを特徴とする板金加工機械のワー
    ク加工通り寸法補正方法。
  2. 【請求項2】 板金ワーク(W)の後端縁を左右一対の
    バックゲージ(1,1)に当接させることにより曲げ加
    工の通り寸法を設定する板金加工機械における上記一対
    のバックゲージ(1,1)を正規の初期位置に設定し、
    板金ワーク(W)の後端縁を上記一対のバックゲージ
    (1,1)に当接させて板金ワーク(W)の試し曲げ加
    工を行った左右2箇所のフランジ高さ寸法の実測寸法
    (a,b)を入力するための入力手段と、入力された上
    記実測寸法(a,b)に基き左右一対のバックゲージ
    (1,1)の補正量を算出するための演算プログラム
    と、算出された補正量により左右一対のバックゲージ
    (1,1)の位置を修正するための駆動指令手段と、入
    力を指示する表示手段とを備えたNC装置を、有するこ
    とを特徴とする板金加工機械のワーク加工取り寸法補正
    装置。
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JPH11179433A (ja) 1997-12-19 1999-07-06 Amada Co Ltd 曲げ加工方法およびこの曲げ加工システム
US6807835B1 (en) 1997-12-19 2004-10-26 Amada Company, Limited Bending method and bending system

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