JPH05329548A - 曲げ工程データ作成方法 - Google Patents

曲げ工程データ作成方法

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JPH05329548A
JPH05329548A JP13707692A JP13707692A JPH05329548A JP H05329548 A JPH05329548 A JP H05329548A JP 13707692 A JP13707692 A JP 13707692A JP 13707692 A JP13707692 A JP 13707692A JP H05329548 A JPH05329548 A JP H05329548A
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bending
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die
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Abstract

(57)【要約】 【目的】曲げ加工製品の曲げ工程データ作成方法におい
て、ワークと金型が干渉する場合に、現実には曲げが可
能であっても不可と判定することなく、より現実に即し
た曲げ順序の設定を行うことができるようにする。 【構成】ワークと金型が干渉する場合、干渉によるワー
クの変形が永久変形か回復可能変形かを判定し、変形が
回復可能変形であるときは、曲げ順序の設定を続けて行
うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、曲げ加工製品の曲げ
工程データ作成方法に関し、詳しくは、曲げ工程データ
作成時の曲げ順序の設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の曲げ工程データ作成方法において
は、ワークの曲げ順序を設定する際、仮定した曲げ順序
における作業状態を順にCRT画面上に表示するととも
に、ワークと金型もしくはワークと機械との干渉の具合
を一工程づつチェックし、干渉があれば曲げが不可であ
ると判定していた。そして、曲げが不可と判定されたと
きは、干渉の程度に応じて曲げ順序の再設定や金型の変
更を行うか、あるいは金型の追加工などを行うことによ
り対応していた。
【0003】なお、これに関連した技術としては、金型
とワークの干渉量に応じて金型の追加工データを作成す
ると共に、追加工された金型を想定し、続けて曲げデー
タの作成手順に移行するようにした曲げデータ作成方法
が提案されている(特開平2−46920号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際の曲げ
加工においては、干渉によるワークの変形が回復可能で
あればそのまま曲げを行っており、永久変形が生じる場
合のみ加工不可として曲げ順序の再設定や金型の変更を
行っている。しかし、回復可能であるかどうかを判定す
るには作業者の経験や試行が必要であるため、判定の度
に手間と時間がかかることになる。また、上述した従来
の曲げ工程データ作成方法を適用した場合、現実には可
能な曲げであっても不可と判定されてしまうため、曲げ
順序の再設定や金型の変更などの不要な作業を強いられ
ることになる。したがって、従来の曲げ工程データ作成
方法では、現実に即した曲げ順序の設定は不可能であっ
た。この問題は、前述した特開平2−46920号公報
に提案されている曲げデータ作成方法でも解決されては
いない。
【0005】この発明は、干渉によるワークの変形が回
復可能な変形であるかどうかを自動的に判定することに
より、より現実に即した曲げ順序の設定を可能とした曲
げ工程データ作成方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明に係わる曲げ工程データ作成方法において
は、ワークと金型の干渉が発生した場合、干渉によるワ
ークの変形が永久変形か回復可能変形かを、例えば危険
断面における応力などにより判定し、前記変形が回復可
能変形であるときは、曲げ順序の設定を続けて行うよう
にしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記方法によれば、干渉によるワークの変形が
回復可能であるときは曲げが可能であると判定されるた
め、ワークと金型の干渉が製品の強度に影響を及ぼさな
い場合には、作業を中断することなく、そのまま曲げ順
序の設定を行うことができる。したがって、従来のよう
に作業者の経験や試行による曲げ可否の判定を行う必要
がないうえ、実際には曲げが可能なワークを曲げ不可と
判定することがない。このため、曲げ順序の再設定など
の余分な作業を行う必要がなく、より現実に即した曲げ
順序の設定を行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明に係わる曲げ工程データ作成
方法の一実施例を図面と共に説明する。
【0009】図2は、この発明に係わる曲げ工程データ
作成方法を実施するためのプレス機械の加工部分を拡大
した図である。図2において、パンチ1とダイ2は金型
であり、パンチ1の下部に設けられたダイ2との間に置
かれたワーク3に対して押圧を加え曲げ加工を行う。加
工されるワーク3はバックゲージ4により保持されてい
る。ここでは、図の右側を機械前側、左側を機械後側と
する。図2では、ワーク3の端点Pが、曲げの最終工程
で機械前側のパンチ1に干渉している様子を表してい
る。
【0010】曲げ加工製品の曲げ順序を設定する場合、
先に述べたように仮定した曲げ順序において、ワークと
金型もしくはワークと機械との干渉があるかどうかをチ
ェックし、曲げの可否を判定している。この実施例の曲
げ工程データ作成方法においては、ワークと金型(もし
くはワークと機械、以下同様とする)が干渉するとき
は、干渉によるワークの変形が永久変形か回復可能変形
かを判定し、変形が回復可能変形であるときは、続けて
曲げ順序の設定を行うようにしている。
【0011】次に、ワークの変形が永久変形か回復可能
変形かを判定する場合の手順について説明する。
【0012】図1は、曲げ加工時のワークと金型の位置
関係を示す説明図である。曲げ加工時の仮定ワーク形状
を求めるため、製品情報(長さ、板厚、寸法、抗張
力、角度、材質、降状応力など)、金型形状、機械形
状、曲げ順序の各データを入力する。そして、機械前
側のワークについて、干渉ライン(金型の輪郭線)及び
干渉物がないとした場合の仮定ワーク形状(図中、2点
鎖線)を求める。この仮定ワーク形状は、既知のグラフ
ィック処理により求めることができる。次に、機械前側
のワーク中のワーク端点(B点)及び曲げコーナー(D
点)が、干渉ラインよりも機械の後側(干渉領域内)に
あるかどうかをチェックし、干渉の有無を判断する。
【0013】ここで、図のB点のように干渉領域内にあ
る場合は、ダイ2の肩部とワーク3の接点Aを中心と
し、B点を通る円弧と干渉ラインが交わるC点を求め
る。そして、このC点を実際の曲げ加工時のワーク端点
の位置とする。ここで、C点の座標は計算により求める
ことができる。
【0014】続いて、この時の危険断面Eにおける応力
により、干渉によるワークの変形が永久変形か回復可能
変形かを判定する。応力の求め方を図3及び図4に示
す。図3は、応力によるワークの変形を模式的に示した
もので、ワークの一端A点を支持端とし、このA点によ
りワークを片持ちとした場合の様子を表している。この
れを前述の図1の場合に当てはめると図4のようにな
る。ここで、危険断面における応力σは、次の式で求め
られる。
【0015】 σ=3Eδt/2L 2 (ただし、t:板厚、E:縦弾性係数)…(1) ここで、α=tan-1(y2 −y1 /x2 −x1 )−θ L =[(x2 −x1 2 +(y2 −y1 2 1/2 ×cosα また、 β=tan-1(y2 −y3 /x3 −x2 ) δ=[(x3 −x2 2 +(y2 −y3 2 1/2 ×sin(θ+β) 上記(1)式で求められた応力σの値が、各ワークの材
質により定められた弾性限界応力の値を越えた場合は、
ワークの変形が永久変形であると判定する。なお、図5
のように、干渉領域内にワーク端点及び曲げコーナーが
多点ある場合(図中、2点鎖線)は、この点を干渉ライ
ンまで回転させた時の回転角度を各点について求め、最
も角度が大きくなる点をワークと金型の干渉点とする。
この場合も、図4のように危険断面の応力を計算により
求めることができる。
【0016】また、上記実施例では機械前側におけるワ
ークの干渉について説明したが、機械後側のワークにつ
いても同様にワークの変形が永久変形か回復可能変形か
を判定することができる。
【0017】次に、曲げ工程データ作成方法の処理手順
を図6のフローチャートにより説明する。
【0018】まず、ステップ101〜ステップ103に
おいて、製品情報、金型・機械形状、曲げ順序が、それ
ぞれ自動又は手動で設定されると、ステップ104で図
1に示した干渉チェックを実施し、干渉の有無を判断す
る。ここで、干渉無しと判断されたときはステップ10
5に移行し、各工程を実行するための曲げ工程データを
作成する。また、ステップ104で干渉有りと判断され
たときはステップ106で干渉する点の座標計算を実施
し、続くステップ107では図4に示した危険断面の応
力の計算を実施する。ステップ108では算出された値
とワークの弾性限界応力の値とを比較し、ワークの変形
が永久変形かどうかを判断する。ここで、ワークの変形
が永久変形でないときは、ステップ105へ移行して、
曲げ工程データを作成する。また、ステップ108でワ
ークの変形が永久変形であるときは、ステップ109で
曲げ順序の変更が可能であるかどうかを判断する。ここ
で、条件変更が可能であるときは条件を変更すべくステ
ップ103にリターンし、変更した条件により曲げ順序
を再設定する。また、条件変更が不可能であるときはス
テップ110で金型・機械の変更が可能であるかどうか
を判断する。ここで、条件変更が可能であるときは条件
を変更すべくステップ102にリターンし、変更した条
件により金型・機械形状を再設定する。また、ステップ
110で条件変更が不可能であると判断されたときは、
金型の追加工データとして、ステップ111で金型切欠
きデータを作成する。
【0019】これによれば、作業者はワークによる干渉
がない場合はステップ105の処理により曲げ工程デー
タを得ることができる。また、干渉がある場合にはステ
ップ106から108の処理によりワークの変形が回復
可能なものかどうかが判定され、回復可能変形であると
きは、処理を中断することなく曲げ工程データの作成を
進めることができる。したがって、従来のように経験に
よる曲げ可否の判定や試行による判定を行う必要がな
い。また、回復可能であれば曲げ順序の設定が続けて進
められるため、現実には可能である曲げを不可能な曲げ
と判定することがない。さらに、干渉による変形が回復
可能でないときはステップ111の処理により金型切欠
きデータを得ることができる。この金型切欠きデータを
元に追加工データを作成すれば、ステップ104での干
渉を無くすことができる。このため、追加工された金型
にはステップ105で作成された曲げ工程データをその
まま適用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係わる
曲げ工程データ作成方法によれば、ワークと金型が干渉
する場合、干渉によるワークの変形が永久変形か回復可
能変形かを判定し、変形が回復可能変形であるときは、
曲げ順序の設定を続けて行うようにしたため、作業者の
経験や試行による曲げ可否の判定が不要となるうえ、実
際には曲げが可能なワークを曲げ不可と判定することが
ないので、曲げ順序の再設定や金型の変更などの余分な
作業を行う必要がない。したがって、より現実に即した
曲げ順序の設定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】曲げ加工時のワークと金型の位置関係を示す説
明図。
【図2】この発明に係わる曲げ工程データ作成方法を実
施するためのプレス機械の加工部分の拡大図。
【図3】応力によるワークの変形を模式的に示した図。
【図4】危険断面応力を算出するための条件を模式的に
示した図。
【図5】干渉領域内にワーク端点及び曲げコーナーが多
点ある場合の様子を模式的に示した図。
【図6】曲げ工程データ作成方法の処理手順を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1…パンチ 2…ダイ 3…ワーク 4…バックゲージ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各曲げ工程におけるワークと金型の干渉を
    表示画面上で一工程づつチェックするとともに、設定さ
    れた金型と曲げ順序に基づいて前記ワークを製造する際
    の曲げ工程データを作成する曲げ工程データ作成方法に
    おいて、ワークと金型が干渉する場合、干渉によるワー
    クの変形が永久変形か回復可能変形かを判定し、変形が
    回復可能変形であるときは、続けて曲げ順序の設定を行
    うようにしたことを特徴とする曲げ工程データ作成方
    法。
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