JP2004202545A - ワーク折曲げ加工方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スプリングバック量を補正してワークの折曲げ加工を行なう方法及び装置を提供する。
【解決手段】ワークWを所望の目標角度Aに折曲げ加工する加工方法において、前記目標角度付近においてのワークのスプリングバック量(θ4−θ3)を検出し、この検出したスプリングバック量(θ4−θ3)に係数kを乗算してスプリングバック量の補正値k・(θ4−θ3)を求め、前記スプリングバック量(θ4−θ3)を検出した前記目標角度付近の角度に対してスプリングバック量の前記補正値分を補正してワークの折曲げ加工を行うワーク折曲げ加工方法及び装置である。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折曲げ加工を行なった場合にスプリングバックを生じるワークの折曲げ加工方法及び装置に係り、さらに詳細には、検出したスプリングバック量を補正してワークの折曲げ加工を行う方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばプレスブレーキ等のごとき折曲げ加工機によってワークの折曲げ加工を行う場合、ワークの折曲げ加工を行うための金型としてのパンチとダイとの係合位置関係(例えばラムの移動位置)とワークの折曲げ角度との関係に基いて、係合位置関係と折曲げ角度の関係を示す関係式(近似式)を求め、この関係式により目標とする折曲げ角度に対応するパンチとダイとの係合位置関係を演算し、この演算した係合位置関係となるようにラムを駆動してワークの折曲げ加工を行うことが行われている。
【0003】
しかし、ワークの折曲げ加工を行った後に、ワークに対する加圧力を解除すると、ワークはスプリングバックを生じて目標角度より大きな折曲げ角度になるので、前記目標角度付近においてのスプリングバック量を検出し、この検出したスプリングバック量だけ補正してワークの折曲げ加工が行なわれている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3288129号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
例えばV溝の角度が88°のダイ及び先端角が88°のパンチを用いて板状のワークの折曲げ加工を行なうと、ワークの負荷中(加工中)の曲げ角度と除荷後のスプリングバック角度(スプリングバック量)との関係は、ワークの折曲げ角度が90°付近になるまではほぼ直線的に大きくなり、この90°付近より折曲げ角度が小さくなると、スプリングバック量が急激に小さくなることが知られている(平成元年、塑性加工春季講演会、講演論文集、第275〜278頁、図8参照)。
【0006】
ところが、前記特許文献1においては、ワークの負荷中の折曲げ角度とスプリングバック量との関係はほぼ一定であると見なして、単に検出したスプリングバック量だけの補正を行ってワークの折曲げ加工を行うにすぎないものであるから、より高精度の折曲げ加工を行うことができないものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述したごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明は、ワークを所望の目標角度に折曲げ加工する加工方法において、前記目標角度付近においてのワークのスプリングバック量を検出し、この検出したスプリングバック量に係数を乗算してスプリングバック量の補正値を求め、前記スプリングバック量を検出した前記目標角度付近の角度に対してスプリングバック量の前記補正値分を補正してワークの折曲げ加工を行うワーク折曲げ加工方法である。
【0008】
請求項2に係る発明は、ワークの折曲げ加工を行うためのパンチとダイとを用いてワークの折曲げ加工を行う加工方法において、ワークの折曲げ角度がほぼ目標角度となるように前記パンチとダイとを係合してワークの折曲げ加工を行う(a)工程と、上記(a)工程においてのパンチとダイとの係合位置関係を示すD値を検出すると共にワークの折曲げ角度を検出する(b)工程と、前記パンチとダイとによる加圧力が零になるように除荷してワークのスプリングバック量を求める(c)工程と、求めたスプリングバック量に係数を乗算してスプリングバック量の補正値を演算する(d)工程と、前記(a)工程における前記パンチとダイとの係合位置関係の位置からスプリングバック量の前記補正値に見合う補正を行うように前記パンチとダイとの係合位置関係を調節してワークの折曲げ加工を行う(e)工程と、よりなるワークの折曲げ加工方法である。
【0009】
請求項3に係る発明は、ワークの折曲げ加工を行う方法において、製品情報,金型条件及び材料条件に基いて、折曲げ目標角度Aよりも僅かに大きな折曲げ角度Bとなるべきパンチとダイとの係合位置関係を示すD値D1を演算する(a)工程と、前記パンチとダイとの係合位置関係が前記D値D1の関係となるようにパンチとダイとを係合してワークを加圧したときにおけるワークの折曲げ角度θ1を検出する(b)工程と、前記D値D1と前記折曲げ角度θ1に基いて前記目標角度AとなるであろうD値D2を演算する(c)工程と、前記D値D2の係合位置関係となるように前記パンチとダイとを係合したときのワークの折曲げ角度θ2を検出する(d)工程と、ワークの前記折曲げ角度θ2と前記目標角度Aとの差(θ2−A)が許容値Q1に等しいか又は小さいか否かを判別し、(θ2−A)>Q1のときには前記D値D2を補正して、(θ2−A)≦Q1となるように前記パンチとダイとの係合位置関係を補正する(e)工程と、(θ2−A)≦Q1となったときのワークの折曲げ角度θ2をθ3に設定すると共に、前記パンチとダイとによるワークに対する加圧力がほぼ零となるように除荷する(f)工程と、前記加圧力がほぼ零になったときのワークの折曲げ角度θ4を検出する(g)工程と、前記折曲げ角度θ3とθ4に基いてスプリングバック量(θ4−θ3)を演算し、このスプリングバック量(θ4−θ3)に係数kを乗算してスプリングバック量の補正値を求めると共に前記目標角度Aと乗算結果である前記補正値k・(θ4−θ3)とに基いて第2の目標角度C=[A−k・(θ4−θ3)]を演算する(h)工程と、上記第2の目標角度CとなるであろうD値D3を演算する(i)工程と、上記D値D3より僅かに浅い係合位置関係となるように前記パンチとダイとを係合したときにおけるワークの折曲げ角度θ5を検出し、この折曲げ角度θ5と前記第2の目標角度Cとの差(θ5−C)が許容値Q2に等しいか又は小さいか否かを判別し、等しいか又は小さいときにはワークの折曲げ加工を終了する(j)工程と、前記差(θ5−C)と許容値Q2との関係が(θ5−C)>Q2のときには、前記パンチとダイとの係合位置関係が微小量だけより深くなるようにパンチとダイとの係合位置関係を補正したときのワークの折曲げ角度θ6を検出し、この折曲げ角度θ6と前記第2の目標角Cとの差(θ6−C)が前記許容値Q2とほぼ等しくなるまで、前記パンチとダイとの係合位置関係を微小量毎深くすることを繰り返す(k)工程と、よりなるワークの折曲げ加工方法である。
【0010】
請求項4に係る発明は、ワークの折曲げ加工を行なうためのパンチ又はダイの一方を相対的に接近離反する方向へ移動するための金型駆動手段と、前記パンチとダイによるワークの折曲げ加工時の加圧力を検出するための加圧力検出手段と、前記パンチとダイとの係合位置関係を検出するための位置検出手段と、前記パンチとダイによるワークの折曲げ加工時にワークの折曲げ角度を検出するための折曲げ角度検出手段と、前記位置検出手段と折曲げ角度検出手段との検出値に基いて前記パンチとダイとの係合位置関係及びスプリングバック量を含む各種の演算を行うための演算手段と、この演算手段の演算結果に基いて前記金型駆動手段を制御するための制御手段と、前記スプリングバック量の補正値を求める際の係数を格納した係数メモリと、を備えた構成である。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載のワーク折曲げ加工装置において、前記係数メモリは、ある所定の折曲げ角度を境にして異なる係数を格納しているものである。
【0012】
請求項6に係る発明は、互いに協働してワークの折曲げ加工を行うための複数の金型を備えると共にワークの折曲げ加工を行うべく前記適数の金型を駆動する金型駆動手段を備え、かつ前記金型駆動手段の制御を行うための制御手段を備えてなるワーク折曲げ加工装置において、前記各金型の協働により前記ワークをほぼ目標角度に折曲げ加工した後に当該ワークに対する加圧力を除荷した際のスプリングバック量及び係数を用いてのスプリングバック量の補正値を演算するための演算手段を前記制御手段に備えると共に、前記係数を格納する格納手段を前記制御手段に備えた構成である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明するに、理解を容易にするために、板状のワーク折曲げ加工を行う折曲げ加工装置の一例としてのプレスブレーキの全体的構成について概略的に説明する。
【0014】
図1を参照するに折曲げ加工装置の一例としてのプレスブレーキ1は、C形のサイドフレーム3の上下に上下のテーブル5,7を上下に対向して備え、上下のテーブル5,7の一方(本例においては上部テーブル)をラムとして上下動可能に設けてある。
【0015】
前記上部テーブル(ラム)5の下部には、下部テーブル7の上部に装着した下部金型(ダイ)9と協働して板状のワークWの折曲げ加工を行うための上部金型(パンチ)11が装着してあり、かつ前記ラム5を上下動して金型11を上下動するための金型駆動手段13の一例として油圧シリンダが設けられている。
【0016】
既に知られているように、前記ダイ9はワークWの折曲げ加工を行うためのV溝を備えた構成であり、前記パンチ11によりワークWを加圧してパンチ11の先端部(下端部)とダイ9のV溝とを係合することにより、ワークWの折曲げ加工を行うものであり、ワークWの折曲げ角度は、前記パンチ11とダイ9との係合位置関係を調節することにより、所望の角度に折曲げ可能である。
【0017】
そこで、前記パンチ11とダイ9との係合位置関係を検出するために、前記ラム5の上下位置を検出するための例えばリニアセンサ等のごとき位置検出手段15が設けられていると共に、ワークWの加圧力を検出するための圧力センサ等のごとき加圧力検出手段17が設けられており、さらに、前記パンチ11とダイ9との係合によるワークWの折曲げ角度を時々刻々に検出するための折曲げ角度検出手段19が設けられている。さらにプレスブレーキ1の制御を行うためのCNC装置のごとき制御装置21が備えられている。
【0018】
上記構成において、従来は、制御装置21の制御の下に金型駆動手段13を駆動してラム5を上下動し、前記パンチ11とダイ9とを係合することによりワークWの折曲げ加工を行うものであり、前記パンチ11とダイ9との係合位置関係は位置検出手段15によってラム5の原点位置からの移動位置を検出することによって常に検出されている。そして、ワークWの折曲げ加工時の加圧力は加圧力検出手段17によって常に検出され、かつワークWの折曲げ角度は折曲げ角度検出手段19によって常に検出されているものである。
【0019】
従来、ワークWをエアーベンド(前記特許文献1参照)によって所望の角度に折曲げ加工する場合、上記所望角度になるまでワークの折曲げ加工を行い、かつ加圧力が零になるように除荷してスプリングバック量を検出し、この検出したスプリングバック量だけ補正するように、ワークWを再び折曲げ加工するものである。
【0020】
すなわち、従来はワークの折曲げ角度に拘わりなくスプリングバック量は常にほぼ一定と見なしてスプリングバック量の補正を行っているものであって、上記スプリングバック量だけ補正するようにワークWを再度折曲げ加工したときのスプリングバック量を考慮していないので、より高精度の折曲げ加工を行うことができないものであった。
【0021】
そこで、本実施形態においては、検出したスプリングバック量だけ補正するのではなく、上記スプリングバック量だけ補正したときのスプリングバック量を考慮して、検出したスプリングバック量の補正値を求めて、この求めた補正値を採用してワークWの再度の折曲げ加工を行うものである。
【0022】
図2を参照するに、前記制御装置21においての制御手段23には、加工プログラムや各種データ等を入力するための入力手段25が接続してあると共に前記金型駆動手段13,位置検出手段15,加圧力検出手段17及び折曲げ角度検出手段19が接続してある。そして、前記制御手段23には、前記スプリングバック量を含む各種の演算を行うための演算手段27が備えられていると共に、スプリングバック量の補正を行うための係数を格納する格納手段(係数メモリ)29が備えられている。
【0023】
上記格納手段29に格納される係数は、前記ダイ9のV溝の角度(例えば87°以下、88°,90°等)と前記パンチ11の先端角度(例えば87°以下、88°,90°等)のように、ダイ9のV溝の角度とパンチ11の先端角度に対応して予め実験的に求められた所定角度(例えば90°,92°,94°)を境にして、上記所望角度以上の折曲げ角度の加工の場合にはk1,上記所定角度以下の角度となる折曲げ角度の加工の場合にはk2のように、予め実験的,経験的に求められた異なる係数であって、k1>1,k2<1の関係にある。
【0024】
すなわち、前記所定角度以上の折曲げ角度であるエアーベンドの場合には、スプリングバック量は折曲げ角度が小さくなるに従って増加する傾向にあるのでk1>1に設定してあり、前記所定角度以下の折曲げ角度である場合にはスプリングバック量が急激に減少する傾向にあるので、k2<1に設定してある。
【0025】
したがって、前記所定角度以上の折曲げ角度の折曲げ加工時には検出したスプリングバック量の補正値は検出値より大きくなり、所定角度以下の折曲げ角度の折曲げ加工時のスプリングバック量の補正値は、検出値より小さくなるものである。なお、前記所定角度に折曲げ加工する場合には、k1,k2のどちらの係数を採用しても良いものである。
【0026】
なお、前記格納手段29に対する係数kの格納は、パンチ,ダイの金型条件やワークの材質条件等に対応して予め格納してもよく、またワークの折り曲げ加工を行う際の金型条件やワークの条件等に対応して、その都度格納しても良いものである。
【0027】
ところで、前記金型駆動手段13,位置検出手段15,加圧力検出手段17及び折曲げ角度検出手段19等の構成は、公知の従来の各種構成を採用可能であるから、上記各種手段13,15,17,19の構成についての詳細な説明は省略する。
【0028】
さて、以上のごとき構成において、ワークWの折曲げ加工を行うには、先ず、入力手段25から入力された製品情報(例えば目標角度A等)、金型条件(ダイ9におけるV溝の角度,V溝のV幅,V溝の上縁の微小半径である型R,パンチ11における先端部の微小半径である先端R等)および材料条件(板厚、抗張力等)に基いて、前記目標角度Aよりも僅かに大きい(例えば2°〜3°位大きい)折曲げ角度B(B=A+2°〜3°)となるパンチ11とダイ9との係合位置関係を示すD値D1を演算手段27により演算する(ステップS1)。
【0029】
上記D値は、例えばパンチ11とダイ9とを係合した位置を原点位置とした場合には、上記原点位置からパンチ11の先端部までの距離で表わすことができ、前記原点位置からのパンチ11の移動位置を位置検出手段15により検出することによって容易に検出することができるものである。なお、パンチ11とダイ9とが最も離反したときにおけるパンチ11の位置を原点位置とすることも可能であり、この場合には、ワークWの板厚を考慮して、ダイ9上のワークWの折曲げ加工を行うために、ダイ9のダイ溝に対してパンチ11の先端部が相対的に突入した突入深さとして表わすこともできるものである。
【0030】
すなわち、換言すれば、前記D値は、ダイ9とパンチ11との相対的な位置関係,例えば駆動手段13によって移動されるラム移動位置として表わすことができるものである。
【0031】
次に、前記パンチ11とダイ9との係合位置関係が前記D値D1の関係となるようにパンチ11とダイ9とを係合し、ワークWを加圧したときにおけるワークWの折曲げ角度θ1を検出する(ステップS2)。この際、パンチ11の先端部がワークWに当接してワークWの折曲げ加工を開始した後の所望のラム位置(パンチ位置)を位置検出手段15により検出し、かつ折曲げ角度検出手段19によって上記所望のラム位置でのワークWの折曲げ角度を検出する。そして、この検出したラム位置(D値)と折曲げ角度との関係及び前記演算したD値D1と折曲げ角度Bとの関係に基いて、ワークWの折曲げ角度とD値との関係式を求めるものである。なお、前記特許文献1に記載されているように、関係式の求め方としては、複数箇所におけるラム位置(D値)に対応して折曲げ角度を検出し、この検出したラム位置と折曲げ角度に基いてD値と折曲げ角度との関係式を求めてもよいものである。
【0032】
その後、前記D値D1と検出した前記折曲げ角度θ1に基づき、前記関係式により前記目標角度AとなるであろうD値D2を演算手段27によって演算する(ステップS3)。そして、この演算したD値D2の係合位置関係となるように前記パンチ11とダイ9とを係合してワークWの折曲げ加工を行ったときのワークの折曲げ角度θ2を折曲げ角度検出手段19によって検出する(ステップS4)。
【0033】
この検出した折曲げ角度θ2と目標角度Aとの差(θ2−A)が許容値Q1に等しいか又は小さいか否かを判別し(ステップS5)、(Q2−A)>Q1のときには、前記D値D2を補正してD値を微小量大きな(D2+n・d1)(nは整数)とする(ステップS6)。そして、D値(D2+d1)の係合位置関係となるように前記パンチ11とダイ9との係合位置関係を補正したときのワークWの折曲げ角度θ2を検出し(ステップS7)、この検出した折曲げ角度θ2と前記目標角度Aとの差(θ2−A)が前記許容値Q1に等しいか又は小さいか否かを判別すること(ステップS5)を繰り返し、検出した折曲げ角度θ2と目標角度Aとの差(θ2−A)が許容値Q1に等しいか又は小さくなるまで、D値D2を補正してパンチ11とダイ9との係合位置関係を補正することを繰り返す(ステップS5,S6,S7を繰り返すこと)。
【0034】
前記ステップS5において(Q2−A)≦Q1となったときにはQ2=Q3に設定する(ステップS8)と共に、位置検出手段15によってパンチ11とダイ9との係合位置関係を検出する。その後、パンチ11とダイ9との係合状態を次第に解除して加圧力を除荷し(ステップS9)、前記加圧力検出手段17によってワークWに対する加圧力がほぼ零となったときのワークWの折曲げ角度θ4を折曲げ角度検出手段19によって検出する(ステップS10)。
【0035】
そして、前記折曲げ角度θ3,θ4に基いてスプリングバック量(θ4−θ3)を前記演算手段27により演算し(ステップS11)、かつ前記目標角度Aに対応して前記格納手段29に格納されている係数k1又はk2の一方(以下kで表わす)を選択し、この選択した係数kを前記スプリングバック量(θ4−θ3)に乗算してスプリングバック量の補正値{k・(θ4−θ3)}を演算手段27によって演算する(ステップS12)。この補正値{k・(θ4−θ3)}と前記目標角度Aに基いて、第2の目標角度C={A−k・(θ4−θ3)}を演算する(ステップS13)。
【0036】
次に、上記第2の目標角度CとなるであろうD値D3を、D値と折曲げ角度との前記関係式を用いて演算手段27により演算する(ステップS14)。そして、前記D値D3より僅かに浅い係合位置関係(D3−e1)となるようにD値を補正して、パンチ11とダイ9との係合位置関係を補正したときの折曲げ角度θ5を検出する(ステップS15)。
【0037】
この場合、D値D3を補正することなく、パンチ11とダイ9との係合位置関係がD値D3となるように係合してワークWの折曲げ加工を行うことも可能であるが、前記D値と折曲げ角度との関係式は実験式的なものであって、必ずしも絶対的なものでないので、一応念のために、パンチ11とダイ9との係合位置関係は、前記D値D3より僅かに浅い係合位置関係(D3−e1)においてワークWの折曲げ加工を行うことが望ましいものである。
【0038】
前記ステップS15において検出した折曲げ角度θ5と前記第2の目標角度Cとの差(θ5−C)が第2の許容値Q2に等しいか又は小さいか否かを判別し(ステップS16)、等しいか又は小さいときにはワークWの折曲げ加工を終了する(ステップS17)。
【0039】
しかし、ステップS16において、(θ5−C)>Q2の場合には、前記D値(D3−e1)を(D3−e2)に補正し(ステップS18)、この補正したD値(D3−e2)の係合位置関係となるように前記パンチ11とダイ9とを係合したときのワークの折曲げ角度θ5を検出する(ステップS19)ことを繰り返す(ステップS16,S18,S19を繰り返す)ことにより、(θ5−C)≦Q2とすることができるものである。なお、前記数値e1,e2,…,enは、級数的にD3に近づく数値であるので、前記ステップS16,S18,S19を数回繰り返すと、(θ5−C)≦Q2となるものである。
【0040】
以上のごとき説明より理解されるように、従来は、例えば折曲げ角度αの製品を得ようとする場合、折曲げ角度αでのスプリングバック量α1を検出し、この検出したスプリングバック量α1だけ補正した折曲げ角度(α+α1)にワークを折曲げ加工することにより、スプリングバック量α1が相殺されて折曲げ角度αの製品が得られるものとしている。すなわち、折曲げ角度(α+α1)においてのスプリングバック量α2が考慮されていないので、折曲げ角度(α+α1)の折曲げ加工を行なうと、製品の折曲げ角度は[(α+α1)−α2]となり、必ずしも折曲げ角度αとなるものではない。
【0041】
しかし、本実施形態においては、前記折曲げ角度αでのスプリングバック量α1を加算した角度(α+α1)でワークの折曲げ加工を行った場合には新たなスプリングバック量α2が生じることを考慮して、前記スプリングバック量α1に係数kを乗算してスプリングバック量の補正値k・α1≒α2として、折曲げ角度(α+k・α1)で折曲げ加工を行うことにより、{(α+k・α1)−α2}≒αとするものであるから、従来よりもより高精度の折曲げ加工を行うことができるものである。
【0042】
【発明の効果】
以上のごとき説明より理解されるように、本発明においては、目標角度付近にワークを折曲げ加工して検出したスプリングバック量の補正値を求めて、この補正値分を補正してワークの折曲げ加工を行うものであるから、より高精度の折曲げ加工を行うことができ、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワーク折曲げ加工装置の一例としてのプレスブレーキの説明図である。
【図2】本発明の実施形態に係るワーク折曲げ加工装置の主要な構成を示すむ機能ブロック図である。
【図3】ワークの折曲げ加工を示すフローチャートの説明図である。
【図4】ワークの折曲げ加工を示すフローチャートの説明図である。
【図5】ワークの折曲げ加工を示すフローチャートの説明図である。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ
9 下部金型(ダイ)
11 上部金型(パンチ)
13 金型駆動手段
15 位置検出手段
17 加圧力検出手段
19 折曲げ角度検出手段
21 制御装置
23 制御手段
25 入力手段
27 演算手段
29 格納手段(係数メモリ)

Claims (6)

  1. ワークを所望の目標角度に折曲げ加工する加工方法において、前記目標角度付近においてのワークのスプリングバック量を検出し、この検出したスプリングバック量に係数を乗算してスプリングバック量の補正値を求め、前記スプリングバック量を検出した前記目標角度付近の角度に対してスプリングバック量の前記補正値分を補正してワークの折曲げ加工を行うことを特徴とするワーク折曲げ加工方法。
  2. ワークの折曲げ加工を行うためのパンチとダイとを用いてワークの折曲げ加工を行う加工方法において、次の各工程を有することを特徴とするワーク折曲げ加工方法、
    (a)ワークの折曲げ角度がほぼ目標角度となるように前記パンチとダイとを係合してワークの折曲げ加工を行う工程、
    (b)上記(a)工程においてのパンチとダイとの係合位置関係を示すD値を検出すると共にワークの折曲げ角度を検出する工程、
    (c)前記パンチとダイとによる加圧力が零になるように除荷してワークのスプリングバック量を求める工程、
    (d)求めたスプリングバック量に係数を乗算してスプリングバック量の補正値を演算する工程、
    (e)前記(a)工程における前記パンチとダイとの係合位置関係の位置からスプリングバック量の前記補正値に見合う補正を行うように前記パンチとダイとの係合位置関係を調節してワークの折曲げ加工を行う工程。
  3. ワークの折曲げ加工を行う方法において、次の各工程を有することを特徴とする折曲げ加工方法、
    (a)製品情報,金型条件及び材料条件に基いて、折曲げ目標角度Aよりも僅かに大きな折曲げ角度Bとなるべきパンチとダイとの係合位置関係を示すD値D1を演算する工程、
    (b)前記パンチとダイとの係合位置関係が前記D値D1の関係となるようにパンチとダイとを係合してワークを加圧したときにおけるワークの折曲げ角度θ1を検出する工程、
    (c)前記D値D1と前記折曲げ角度θ1に基いて前記目標角度AとなるであろうD値D2を演算する工程、
    (d)前記D値D2の係合位置関係となるように前記パンチとダイとを係合したときのワークの折曲げ角度θ2を検出する工程、
    (e)ワークの前記折曲げ角度θ2と前記目標角度Aとの差(θ2−A)が許容値Q1に等しいか又は小さいか否かを判別し、(θ2−A)>Q1のときには前記D値D2を補正して、(θ2−A)≦Q1となるように前記パンチとダイとの係合位置関係を補正する工程、
    (f)(θ2−A)≦Q1となったときのワークの折曲げ角度θ2をθ3に設定すると共に、前記パンチとダイとによるワークに対する加圧力がほぼ零となるように除荷する工程、
    (g)前記加圧力がほぼ零になったときのワークの折曲げ角度θ4を検出する工程、
    (h)前記折曲げ角度θ3とθ4に基いてスプリングバック量(θ4−θ3)を演算し、このスプリングバック量(θ4−θ3)に係数kを乗算してスプリングバック量の補正値を求めると共に前記目標角度Aと乗算結果である前記補正値k・(θ4−θ3)とに基いて第2の目標角度C=[A−k・(θ4−θ3)]を演算する工程、
    (i)上記第2の目標角度CとなるであろうD値D3を演算する工程、
    (j)上記D値D3より僅かに浅い係合位置関係となるように前記パンチとダイとを係合したときにおけるワークの折曲げ角度θ5を検出し、この折曲げ角度θ5と前記第2の目標角度Cとの差(θ5−C)が許容値Q2に等しいか又は小さいか否かを判別し、等しいか又は小さいときにはワークの折曲げ加工を終了する工程、
    (k)前記差(θ5−C)と許容値Q2との関係が(θ5−C)>Q2のときには、前記パンチとダイとの係合位置関係が微小量だけより深くなるようにパンチとダイとの係合位置関係を補正したときのワークの折曲げ角度θ6を検出し、この折曲げ角度θ6と前記第2の目標角度Cとの差(θ6−C)が前記許容値Q2とほぼ等しくなるまで、前記パンチとダイとの係合位置関係を微小量毎深くすることを繰り返す工程。
  4. ワークの折曲げ加工を行なうためのパンチ又はダイの一方を相対的に接近離反する方向へ移動するための金型駆動手段と、前記パンチとダイによるワークの折曲げ加工時の加圧力を検出するための加圧力検出手段と、前記パンチとダイとの係合位置関係を検出するための位置検出手段と、前記パンチとダイによるワークの折曲げ加工時にワークの折曲げ角度を検出するための折曲げ角度検出手段と、前記位置検出手段と折曲げ角度検出手段との検出値に基いて前記パンチとダイとの係合位置関係及びスプリングバック量を含む各種の演算を行うための演算手段と、この演算手段の演算結果に基いて前記金型駆動手段を制御するための制御手段と、前記スプリングバック量の補正を行う際の係数を格納した係数メモリと、を備えたことを特徴とするワーク折曲げ加工装置。
  5. 請求項4に記載のワーク折曲げ加工装置において、前記係数メモリは、ある所定の折曲げ角度を境にして異なる係数を格納していることを特徴とするワーク折曲げ加工装置。
  6. 互いに協働してワークの折曲げ加工を行うための複数の金型を備えると共にワークの折曲げ加工を行うべく前記適数の金型を駆動する金型駆動手段を備え、かつ前記金型駆動手段の制御を行うための制御手段を備えてなるワーク折曲げ加工装置において、前記各金型の協働により前記ワークをほぼ目標角度に折曲げ加工した後に当該ワークに対する加圧力を除荷した際のスプリングバック量及び係数を用いてのスプリングバック量の補正値を演算するための演算手段を前記制御手段に備えると共に、前記係数を格納する格納手段を前記制御手段に備えたことを特徴とするワーク折曲げ加工装置。
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