JP4321759B2 - 曲げ加工装置及びその方法 - Google Patents

曲げ加工装置及びその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4321759B2
JP4321759B2 JP2003434853A JP2003434853A JP4321759B2 JP 4321759 B2 JP4321759 B2 JP 4321759B2 JP 2003434853 A JP2003434853 A JP 2003434853A JP 2003434853 A JP2003434853 A JP 2003434853A JP 4321759 B2 JP4321759 B2 JP 4321759B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
bottom mold
workpiece
punch
wave vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003434853A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005193240A (ja
Inventor
誠 青木
英明 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2003434853A priority Critical patent/JP4321759B2/ja
Publication of JP2005193240A publication Critical patent/JP2005193240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4321759B2 publication Critical patent/JP4321759B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

本発明は、コイニング加工において、曲げ加圧力を軽減することにより、装置を撓みにくくして剛性を小さくできるようにし、且つスプリングバックを完全に無くすことにより、スプリングバック量算出のための試し曲げを不要とし、高精度加工を可能とする曲げ加工装置及びその方法に関する。
従来より、曲げ加工装置としては、例えば実公昭62−13696に開示されているように、底型を有する装置があり、この底型は、一般には、ワークが所望の角度を得られるように、該ワークの下端位置を決めるためのものである。
即ち、従来は、金型を構成する例えばパンチを所定のストローク(D値)に追い込んだとしても、曲げ加工装置の側板や下部テーブルなどの機械系に撓みが発生し、そのため、ワークの曲げ角度が曲げ線に沿ってバラバラとなり、目標角度を得ることができない。
そこで、幾何学的にワークの目標角度が得られる位置(最終位置)に、前記底型を予め位置決めしておき、この最終位置に位置決めされた底型に、ワークの下端を当接させることにより、該ワークの目標角度を得るようにしている。
実公昭62−16696
しかし、前記した従来の底型を有する装置で行われる曲げ加工は、本願の図13(A)に示すように、ワークWがA、B、Cの3点で金型P、Dと接触することにより、任意の曲げ角度θが得られるエアベンディング加工(パーシャルベンディング加工)である。
従って、よく知られているように、このようなエアベンディング加工においては、ワークの弾力性は最後まで残り、スプリングバックを完全に無くすことはできない。
その結果、スプリングバック量を正確に算出するための試し曲げが必要となり、その分時間がかかり、全体の加工効率が低下するなど種々の弊害がある。
また、前記前記実公昭62−13696に開示された底型を有する装置は、既述したように、エアベンディング加工に適用されるものであり、そのため、以下に述べるようなコイニング加工で発生する課題を解決することはできない。
即ち、コイニング加工は、本願の図13(B)に示すように、例えば先端角度が90°のパンチPと、V溝角度が90°のダイDとの間で、ワークWを挟圧することにより、金型P、Dの角度(90°)を製品角度(90°)に等しくして高精度な加工を可能とする。
しかし、このコイニング加工においては、従来は、図5の一点鎖線で示すように、曲げ角度θに対する曲げ加圧力fが最後の段階である例えば90°付近で急激に上昇し、最終圧力FC ′が極めて高い。
その結果、コイニング加工用の装置が撓むので、装置を構成するフレーム、テーブルなどの剛性を大きくしなければならないといった弊害がある。
ところが、既述したように、実公昭62−13696の装置は、コイニング加工には適用されないので、上記のようなコイニング加工に発生する課題を解決することができない。
本発明の目的は、コイニング加工において、曲げ加圧力を軽減することにより、装置を撓みにくくして剛性を小さくできるようにし、且つスプリングバックを完全に無くすことにより、スプリングバック量算出のための試し曲げを不要とし、高精度加工を可能とする。
上記課題を解決するために、本発明は、
請求項1に記載したように、上下方向に位置決め自在な底型12を有し、ワークWを断続的に挟圧する(図4)パンチPとダイDから成る金型と(図1〜図3)、
ワークWが断続的に挟圧された状態で、底型12に対して振動を付与する振動子4から成り、
上記ワークWが断続的に挟圧される場合には(図4〜図8)、所定の下降位置に位置決めされた底型12が(図4(A)、図4(D)、図4(G))、振動子4図3)により小波振動を付与された状態で、パンチPが、ラムを介して下降しながら大波振動を付与されて上下動を繰り返し(図6(B))、パンチPが下降するごとに(図4(B)、図4(E)、図4(H))、ダイ肩部10、11上に戴置されたワークWが、該パンチPと所定の下降位置に位置決めされた底型12間で挟圧されることを特徴とする曲げ加工装置と、
請求項3に記載したように、上下方向に位置決め自在な底型12を有し、ワークWを最終工程のみ挟圧する(図9(D))パンチPとダイDから成る金型と(図1〜図3)、
ワークWが最終工程のみ挟圧された状態で、底型12に対して振動を付与する振動子4から成り、
上記ワークWが最終工程のみ挟圧される場合には、最終位置Zn(図9(D))に位置決めされた底型12が、振動子4(図3)により小波振動を付与された状態で、ワークW下端を底型12に当接させたパンチPが、ラムを介して大波振動を付与されて上下動を繰り返し、該底型12に下端が当接したワークWが、該パンチPと最終位置Zn(図9(D))に位置決めされた底型12間で挟圧されることを特徴とする曲げ加工装置と、
請求項6に記載したように、
上記請求項1記載の曲げ加工装置を使用する曲げ加工方法であって、
上記パンチPが下降するごとに、ダイ肩部10、11上に戴置されたワークWが、大波振動を付与されたパンチPと小波振動を付与された底型12間で挟圧されることにより、断続的に部分コイニング加工が行われ(図4(B)、図4(E)、図4(H)、図8のステップ107〜ステップ108)複数回の部分コイニング加工が行われた際の底型12の下降位置が目標値に到達したときに(図8のステップ109のYES)、振動曲げを伴った複数回の部分コイニング加工から成る連続コイニング加工(図8のステップ107⇒ステップ111⇒ステップ112)が終了する(図8のステップ113)ことを特徴とする曲げ加工方法と、
請求項7に記載したように
上記請求項3記載の曲げ加工装置を使用する曲げ加工方法であって、
上記パンチPが下降してダイ肩部10、11上の戴置されたワークWを押圧することにより、エアベンディング加工を行い(図9(A)〜図9(B)、図12のステップ206〜ステップ207のNO)、該ワークW下端が底型12に当接してエアベンディング加工が終了した後(図9(C)、図12のステップ207のYES)、大波振動を付与されたパンチPと小波振動を付与された底型12間でワークWを挟圧することにより、最終工程のみ振動曲げを伴ったコイニング加工を行う(図9(D)、図12のステップ209⇒ステップ211のNO)ことを特徴とする曲げ加工方法という技術的手段を講じている。
上記本発明の構成によれば、例えば金型のうちのダイDに(図2)長手方向(X軸方向)に延びる溝9を形成すると共に、該溝9内で上下方向(Z軸方向)に位置決め自在な底型12を設け、更に該底型12に振動子4を設けたことにより、例えば上部テーブル1(図6)であるラム1を介してパンチPを下降させながら上下動させることにより、該パンチPに大波振動を付与し、且つ振動子4を介して上記ダイDの底型12に振動を付与することにより、該底型12に小波振動を付与すれば、底型12を(図4(A))予めダイ肩部10、11より下方の初期位置Z1 に位置決めしておいて、例えば、ラム1下降時には(図4(B))、パンチPとダイDの底型12間でワークWを挟圧し、ラム1上昇時には(図4(C)→図4(D))、底型12を所定量だけ下降させるといったように、ラム1下降時の部分コイニング加工動作と(図4(B)、図4(E)、図4(H))、ラム1上昇時の底型12の下降動作(図4(C)→図4(D)、図4(F)→図4(G))を繰り返すことにより、例えばワークWを断続的に挟圧した状態で、加工開始から終了まで振動曲げを伴った連続したコイニング加工が可能となり、そのため曲げ角度θに対する曲げ加圧力fが(図5)従来と比べて平滑化されることにより、曲げ加工に必要なエネルギは従来と変わらないにもかかわらず、最終圧力FC
が極めて小さくなり、また、ワークWが加工硬化してその弾力性が無くなるので、スプリングバックも完全に無くすことができる。
従って、本発明によれば、コイニング加工において、曲げ加圧力を軽減することにより、装置を撓みにくくして剛性を小さくできるようにし、且つスプリングバックを完全に無くすことにより、スプリングバック量算出のための試し曲げを不要とし、高精度加工を可能とすることができる。
また、上記本発明の構成によれば、例えば底型12を予め最終位置Zn
(例えばワークWの90°曲げの場合)(図9(A))に位置決めしておき、この状態からワークW下端が底型12に当接するまでは(図9(A)〜図9(C))、通常のエアベンディング加工を行い、ワークW下端が底型12に当接した時点で(図9(D))、振動子4(図1、図2、図3)を起動させて小波振動を発生させることにより、底型12に小波振動を付与し、同時にラム1を介してパンチPに大波振動を付与し(図11)、最終工程のみパンチPと底型12間でワークWを挟持した状態で、振動曲げを伴ったコイニング加工を行うことができる(図10)。
従って、本発明によれば、振動を付与する時間が著しく短縮されるので、より少ないエネルギで曲げ加工が可能となり、併せて曲げ角度θに(図10)対する最終圧力FC を小さくし、スプリングバックを無くすことができる。
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の実施形態を示す全体図である。
図1に示す曲げ加工装置は、例えば上部テーブル1をラムとする下降式のプレスブレーキである。
このプレスブレーキは、機械本体の両側に側板30を有し、該側板30の上下部に取り付けられた上部テーブル1と下部テーブル2を有し、該上下テーブル1、2には、金型を構成するパンチPとダイDが装着され、該パンチPとダイDの協働によりワークWを曲げ加工するようになっている。
この場合、ラム1は、図示するように駆動源3を有し、該駆動源3としては、例えば油圧シリンダ、サーボモータなどがある。
このラム駆動源3は、加工時には、例えばラム1を下降させながら上下動させることにより、該ラム1(パンチP)に大波振動を付与させ(図6)、ラム1が下降するごとに、パンチPと小波振動が付与された底型12間でワークWを断続的に挟圧することにより(図4(B)、図4(E)、図4(H))、部分コイニング加工を断続的に行い(図8のステップ107→ステップ108のYES)、ラム1が上昇するごとに(図4(C)、図4(F))、小波振動を再生させると共に、既述したダイD(図2)の底型12を所定量だけ下降させる(図4(D)、図4(G)、図8のステップ110→ステップ112)。
そして、何回目かの部分コイニング加工の際に(図8のステップ107→ステップ108のYES)、該底型12が最終位置Zn (目標値)に到達していると判断されたときに(図8のステップ109のYES)、断続的に行われる複数回の部分コイニング加工から成るワークWの連続コイニング加工が終了する(図8のステップ113)。
上記ダイDは、図2に示すように、ベース8を介して下部テーブル2上に装着され、図示するように、長手方向(X軸方向)に溝9を有し、該ダイD内には、溝9の長孔19を通過して上下方向(Z軸方向)に位置決め自在な底型12が設けられている。
上記底型12の下面には、後述する振動子4が設けられ、該振動子4は、基板13上に戴置され、該基板13の両側下端には、下方に延びるねじ14が取り付けられている。
上記両ねじ14には、ベース8(図3)の上端に回転自在に取り付けられたナット15付き従動プーリ16の該ナット15が螺合し、該従動プーリ16と、駆動プーリ18間にはベルト17が巻回されており、該駆動プーリ18は、ベース8の前面にブラケット20を介して取り付けられたサーボモータMにより回転駆動するようになっている。
この構成により、上記サーボモータMを駆動すれば、前記底型12が上下方向に位置決め自在となり、例えば、前記したように、ラム1(パンチP)が下降するごとに、パンチPと底型12間でワークWを断続的に挟圧することにより、部分コイニング加工を行う場合には(図4(B)、図4(E)、図4(H))、前記底型12は、当初は(図4(A))、ワークWの曲げ角度θ1 が(図4(B))得られる初期位置Z1 に位置決めされ、その後ラム1が上昇するごとに(図4(C)、図4(F))、所定量だけ下降してワークWの曲げ角度θ2
、θ3 が(図4(E)、図4(H))得られる所定位置Z2 、Z3 に位置決めされる(図4(D)、図4(G))。
また、上記底型12の下面に設けられている振動子4は(図2、図3)、例えば超音波振動子、油圧室、サーボバルブなどから成り、振動を発生するようになっており、該振動子4は、加工時には、後述するように(例えば図6)、底型12に対して小波振動(比較的大きい振動数(例えば20,000Hz)を有する振動)を付与する(図8のステップ106)。
尚、図1に示す曲げ加工装置が、下部テーブル2をラムとする上昇式プレスブレーキの場合には、該下部テーブル2が既述した駆動源3を有し、また、上昇式プレスブレーキ、下降式プレスブレーキを問わず、前記振動子4は、パンチP側に設けることもできる。
このように、図4の場合には、底型12が振動子4により小波振動を付与されると共に、パンチPは、ラム1がラム駆動源3により上下動を繰り返すことにより、大波振動を付与され、ラム1下降時のみ(図4(B)、図4(E)、図4(H))ワークWが断続的に挟圧されるが、両振動の関係は、図6に示すとおりである。
図6において、図6(A)は、時間tに対するラム1のストローク位置sを示し、図6(B)は、前記図6(A)のうちの曲げ工程(図4に示す断続的な複数回の部分コイニング加工から成る連続コイニング加工)におけるラム1(パンチP)の大波振動波形と底型12の小波振動波形を示す。
例えば図6(B)のt1で、底型12が小波振動を付与された状態で(図8のステップ106)、パンチPを装着したラム1が、下降を開始し(図8のステップ107)、t2でパンチPがワークWに接触した後ワークWを押圧し、t3でその下端が底型12に当接した場合には(図8のステップ108のYES)、最初の部分コイニング加工が行われたと見做して(図4(B))、底型12が最終位置Zn (目標値)に到達していなれば(図8のステップ109のNO)、t3でラム1を上昇させてパンチPをワークWから離反させると共に、底型12の加工中に減衰した小波振動を再生させ、該底型12を所定量だけ下降させる(図4(C)→図4(D)、図8のステップ110→ステップ112)。
この場合、図示するように、ラム1は、下降しながら上下動を繰り返し、周期Tごとに、最初のストローク位置s1(図6(B))、s2、s3・・・が下がって行く、即ち、ラム1が上昇するごとに(図4(C)、図4(F))、既述したように、底型12を所定量だけ下降させるが(図4(D)、図4(G))、そのときのラム1の上限が(図4(C)、図4(F))、当初の位置s1(図4(A))と比べて、s2、s3・・・というように順次下がって行く。
そして、このようなラム1の大波振動と、底型12の小波振動を繰り返すことにより、何回かの部分コイニング加工が行われ(図8のステップ107→ステップ108のYES)、例えば前記底型12を(図2、図3))駆動しているサーボモータMのエンコーダ(図示省略)を介して該底型12が最終位置Zn (目標値)に到達したと判断した場合には(図8のステップ109のYES)、加工を終了する(図8のステップ113)。
従って、本発明によれば、ラム1が大波振動を底型12が小波振動を付与された状態で、曲げ加工の進行と共にワークWが断続的に挟圧することにより、部分コイニング加工が行われるので(図4(B)、図4(E)、図4(H))、曲げ角度θに対する曲げ加圧力fが(図5)従来と比べて平滑化されることにより、曲げ加工に必要なエネルギは従来と変わらないにもかかわらず、最終圧力FC が極めて小さくなり、また、ワークWが一層加工硬化して弾力性が無くなり、スプリングバックが完全に無くなる。
図9は、本発明の他の実施例であり、図4とは、ラム1に大波振動が底型12に小波振動が付与される点では共通するが(図6、図11)、この大波振動と小波振動を付与する時点が著しく異なり、通常のエアベンディング加工を行った後(図9(A)〜図9(C))、最終工程のみ(図9(D))振動を付与することにより、パンチPと底型12間でワークWを挟圧し、振動を伴ったコイニング加工を行うので、振動を付与する時間を短縮して、より少ないエネルギで曲げ加工を可能とし、併せて曲げ角度θに(図10)対する最終圧力FC を小さくし、スプリングバックを無くすという効果を奏する。
これにより、図9の場合には、図4の場合と異なり、加工時には、底型12を(図9(A)))最終位置Zn に位置決めした状態でラム1を下降させて、ワークW下端が底型12に当接するまでは(図9(C))、通常のエアベンディング加工を行い(図12のステップ206→ステップ207)、ワークW下端が底型12に当接した時点で、ラム1(パンチP)に大波振動を付与すると共に底型12に小波振動を付与し(図11)、パンチPと底型12間で、ワークWを挟圧することにより(図9(D))、最終工程のみコイニング加工を行う(図10、図12のステップ209→ステップ210→ステップ211)。
即ち、底型12については、図9の場合には、図4の場合と異なり、通常のエアベンディング加工を行う当初の段階から(図9(A))、最終位置Zn に位置決めされ、その状態を最終工程のコイニング加工まで維持する(図9(B)〜図9(D))。
また、振動を付与する時点については、図9の場合には、図4の場合と異なり、既述したように、最終工程のみ付与され(図9(D)、図10)、更に、ラム1については、図9の場合には、図4の場合と異なり、加工開始からエアベンディング加工終了までは(図9(A)〜図9(C))、下降するだけであり、ワークW下端が底型12に当接しコイニング加工が開始されてから終了までは(図9(D))、上下動を繰り返すだけである(図11(B))。
ただし、大波振動を付与されたラム1が下降することにより、ワークWが曲げられると、該ワークWからの反力により、振動している底型12に対する抵抗が大きくなり、そのため、底型12の小波振動が減衰するが、ラム1を上昇させるごとに、この減衰した小波振動を再生する点は、図9の場合も、図4の場合と同様である(図11(B)のt6、t8など)。
このように、最終工程のみ(図9(D))、底型12が振動子4により小波振動を付与されると共に、ラム1が前記ラム駆動源3(図1)により上下動を繰り返すことにより大波振動を付与され、ワークWが挟圧されるが、その場合の両振動の関係は、図11に示すとおりである。
例えば図11(B)のt1で、ラム1が下降を開始し、t2でパンチPの先端がワークWに接触すると、エアベンディング加工が行われ、t3でワークW下端が底型12に当接した場合には、該エアベンディング加工が終了し、ラム1を一旦停止させる(図9(A)〜図9(C)、図12のステップ206→ステップ207のYES→ステップ208)。
そして、図11(B)のt3で、ラム1に大波振動を付与すると共に、該ラム1が上昇した時点t4で、底型12に小波振動を付与することにより、最終工程のみ、パンチPと底型12間でワークWを挟圧し、振動を伴ったコイニング加工を行う(図9(D)、図10)。
前記最終工程において、コイニング加工が行われている間に(図9(D))、例えば油圧センサ7(図1)若しくはサーボモータのトルクを介してラム1の曲げ加圧力が所定の最終圧力FC (図10)に到達したと判断した場合には(図12のステップ211のYES)、加工を終了する(図12のステップ212)。
従って、本発明によれば、最終工程のみパンチPと底型12間でワークWを挟持した状態で、振動曲げを伴ったコイニング加工を行うことにより、振動を付与する時間が著しく短縮されるので、より少ないエネルギで曲げ加工が可能となり、併せて曲げ角度θに(図10)対する最終圧力FC を小さくし、スプリングバックを無くすことができる。
一方、前記下部テーブル2(図1)の後方には、突当5を有するバックゲージが設けられ、該突当5は突当本体26に取り付けられ、該突当本体26はストレッチ25上に取り付けられており、図4又は図9の加工の前には、ワークWをダイ肩部10、11上に戴置した後、前記突当5に(図1)突き当てて位置決めするようになっている。
このような構成を有するプレスブレーキのNC装置24は(図1)、CPU24Aと、入出力手段24Bと、記憶手段24Cと、曲げ順・金型、圧力決定手段24Dと、底型位置決定手段24Eと、振動数決定手段24Fと、ラム駆動制御手段24Gと、底型駆動制御手段24Hと、振動子駆動制御手段24Jにより構成されている。
CPU24Aは、本発明を実施するための動作手順(例えば図8に相当)に従って、曲げ順・金型、圧力決定手段24D、底型位置決定手段24E、振動数決定手段24Fなど図1に示す装置全体を統括制御する。
入出力手段24Bは、例えば前記上部テーブル1に設けられた操作盤(図示省略)であって、キーボードなどの入力手段と液晶画面などの出力手段で構成され、加工対象であるワークWの製品情報、例えばCAD情報を入力し、その結果は画面で確認できるようになっている。
この場合、CAD情報は、ワークの曲げ角度、曲げ長さ、板厚、材質、フランジ高さなど、また、ワークの展開図、立体姿図などにより構成されている。
記憶手段24Cは、例えば曲げ順1(図7)、2、3・・・ごとに使用される金型、前記連続コイニング加工(図4)の場合の底型12の下降位置Z1 、Z2 、Z3 ・・・、ラム1に付与する大波振動数N1 と底型12に付与する小波振動数N2 との関係をデータベース化して予め記憶しておき、ラム駆動制御手段24G、底型駆動制御手段24H、振動子駆動制御手段24Jがそれぞれ動作する場合に(例えば連続コイニング加工において、ラム1が下降しながら(図8のステップ107)各周期T(図6(B))ごとに最初のストローク位置s1、s2、s3・・・から上下動を繰り返す場合や、底型12が第1回目又は第2回目以降に下降する場合や(図8のステップ105又はステップ112)、底型12に小波振動を付与する場合(図8のステップ106))、このデータベースを検索できるようになっている。
曲げ順・金型、圧力決定手段24Dは(図1)、前記入出力手段24Bを介して入力された製品情報に基づいて、曲げ順ごとに使用される金型P、D(図4、図9の場合)、また図9の場合には、更に曲げ順ごとの最終圧力FC (図10)を決定し(例えば図9で最終工程のみコイニング加工を行う場合には(図9(D))、最後の90°曲げのときの(図10)曲げ加圧力が加工終了の判断基準となる(図12のステップ211))、該決定された金型、最終圧力については、既述したように、データベース化して前記記憶手段24Cに予め記憶しておく。
底型位置決定手段24Eは、前記入出力手段24Bを介して入力された製品情報に基づいて、曲げ順ごとの前記底型12の下降位置Zを、振動数決定手段24Fは、曲げ順ごとの前記ラム駆動源3と振動子4により付与される大波振動の振動数N1 と小波振動の振動数N2 をそれぞれ決し、該決定された底型12の下降位置Zと振動数Nは、前記記憶手段24Cに予めデータベース化して記憶される(図7)。
ラム駆動制御手段24Gは(図1)、前記曲げ順・金型、圧力決定手段24D、底型位置決定手段24E、振動数決定手段24Fにより、曲げ順ごとの金型P、D、底型12の下降位置Z、振動数Nが決定された後(例えば図8のステップ102〜ステップ104)、突当5(図1)を位置決めすると共に、作業者がダイD(図2)のダイ肩部10、11上にワークWを戴置して前記突当5に突き当て、フットペダル(図示省略)を踏んだときに、ラム駆動源3(図1)を作動させる。
これにより、例えば下降式プレスブレーキの場合には(図1)、上部テーブル1であるラムが下降しながら(例えば図8のステップ107)、上下動を繰り返すことにより、周期T(図6(B))ごとに大波振動が付与される。
又は、上部テーブル1(図1)であるラムが下降してワークW下端が底型12に当接し(図12のステップ206→ステップ207のYES)、エアベンディング加工が終了したときに、ラム1が一旦停止した後(図12のステップ208)、周期T′(図11(B))ごとに大波振動が付与され(図12のステップ210)、既述したように、最終工程のみコイニング加工が行われる(図9(D))。
振動子駆動制御手段24Gは(図1)、前記振動子4を駆動し、図4の場合には、加工前に予め底型12に小波振動を付与し(図4(A)、図8のステップ106)、図9の場合には、最終工程のみ底型12に小波振動を付与する(図9(D)、図12のステップ209)。
以下、上記構成を有する本発明の動作を図8、図12に基づいて説明する。
A.図8の場合の動作。
(1)曲げ順ごとの金型、底型12の下降位置などを決定するまでの動作。
図8のステップ101において、製品情報を入力し、ステップ102において、曲げ順ごとに金型を決定し、ステップ103において、底型12の下降位置を決定し、ステップ104において、振動数を決定する。
即ち、入出力手段24B(図1)を介して製品情報が入力されると、CPU24Aは、曲げ順・金型、圧力決定手段24Dと、底型位置決定手段24Eと、振動数決定手段24Fを制御し、曲げ順ごとの金型、底型12の下降位置(目標値としての最終位置Zn (図8のステップ109)と第1回目の初期位置Z1 (図8のステップ105、図4(A))と第2回目以降の下降位置Z2 、Z3 ・・・(図8のステップ212、図4(D)、図4(G)・・・)を含む)、ラム1に付与される大波振動の振動数N1
及び底型12に付与される小波振動の振動数N2 (図6(B))をそれぞれ決定させる。
その後、CPU24Aは、記憶手段24Cを制御し、前記決定された各種情報に基づいて、同様に、これらをデータベース化して予め記憶させる。
(2)底型12の第1回目の下降と、底型12に対する小波振動の付与動作。
図8のステップ105において、底型12を下降させ(第1回目)、ステップ106において、底型12に小波振動を付与する。
即ち、前記ステップ102〜ステップ104において、曲げ順・金型、圧力決定手段24Dなどにより、曲げ順ごとの金型などが決定され、それらがデータベース化されたことを検知したCPU24Aは(図1)、底型駆動制御手段24H(図1)と振動子駆動制御手段24Jを介してデータベース(図7)を検索させ、底型12(図2)を第1回目の下降位置Z1 (図4(A))まで下降させ、また振動子4を作動させて所望の振動数を有する小波振動を底型12に付与させる。
(3)曲げ工程(連続コイニング加工)の動作。
(3)−A ラム1下降時の動作。
図8のステップ107において、ラム1を下降させ、ステップ108において、ワークW下端が底型12に当接したか否かを判断し、当接した場合には(YES)、ステップ109において、底型12が最終位置Zn (目標値)か否かを判断し、最終位置Zn でない場合には(NO)、次段のステップ110に進む。
即ち、前記ステップ105〜ステップ106において、底型12が第1回目の下降位置Z1 (図4(A))まで下降し、底型12に小波振動が付与されたことを検知したCPU24Aは(図1)、ラム駆動制御手段24Gを介してラム1を下降させ、前記下降位置Z1
だけ下降した状態の底型12に(図4(B))、ワークWの下端が当接するまで、第1回目の部分コイニング加工を開始する。
そして、CPU24Aは(図1)、例えばパンチPがワークWに接触して(図6(B)のt2)ピンチングポイント後に、リニアスケール6(図1)の位置変化が停止したことを検知した場合には、ワークW下端が底型12に当接したものと判断し、第1回目の部分コイニング加工が終了したと見做し、底型12の下降位置が目標値に到達していない限り、再度ラム駆動制御手段24Fを介してラム1を上昇させる。
(3)−B ラム1上昇時の動作。
図8のステップ110において、ラム1を上昇させ、ステップ111において、小波振動を再生し、ステップ112において、底型12を所定量だけ下降させ(第2回目以降)、ステップ107に戻る。
即ち、CPU24Aは(図1)、第1回目の部分コイニング加工が終了したと見做した場合には(図8のステップ108のYES)、既述したように、底型12の下降位置が目標値に到達していない限り(図8のステップ109のNO)、ラム1を上昇させるが(図4(C))、この場合、底型12に予め付与されて(図4(A))加工中にワークWからの反力に基づく抵抗により減衰した(図4(B))小波振動が再生される(例えば図6(B)のt2〜t3で、ラム1下降時の加工中に底型12の小波振動は、減衰するが、t3〜t4のラム1上昇時に、ワークWの抵抗から解放された該底型12の小波振動は、再生される)。
そして、このラム1の上昇時に(図4(C))、CPU24Aは(図1)、底型駆動制御手段24Hを介して、底型12を所定量だけ下降させて下降位置Z2 に位置決めし(図4(D))、このとき、ワークWは曲げ角度θ1 のままで(図4(B))、ダイ肩部10、11上に戴置されている。
以後、同様にして、ラム1下降時の部分コイニング加工動作と(図4(E))、ラム1上昇時の底型12の下降動作とが(図4(F)→図4(G))繰り返され、既述したように(図8のステップ107→ステップ108のYES)、何回目かの部分コイニング加工の際に、底型12の下降位置が目標値に到達していると判断されたときには(図8のステップ109のYES)、図8のステップ107〜112のループ動作により構成される断続的な複数回の部分コイニング加工から成る連続コイニング加工が終了する(図8のステップ113)。
B.図12の場合の動作。
(1)曲げ順ごとの金型、最終圧力などを決定するまでの動作。
図12のステップ201において、製品情報を入力し、ステップ202において、曲げ順ごとに金型、最終圧力を決定し、ステップ203において、底型12の最終位置Zn を決定し、ステップ204において、振動数を決定する。
即ち、入出力手段24B(図1)を介して製品情報が入力されると、CPU24Aは、曲げ順・金型、圧力決定手段24Dと、底型位置決定手段24Eと、振動数決定手段24Fを制御し、曲げ順ごとの金型、最終圧力FC (図105)、底型12の最終位置Zn (図9(A))、ラム1と底型12にそれぞれ付与される大波振動の振動数N1 (図11(B))と小波振動の振動数を決定させる。
その後、CPU24Aは、記憶手段24Cを制御し、前記決定された各種情報に基づいて、既述したように(図7)、これらをデータベース化して予め記憶させる。
(2)底型12の最終位置Zn に対する位置決め動作。
前記図12のステップ202〜ステップ204で曲げ順ごとの金型などが決定されたことを検知したCPU24Aは(図1)、底型位置決定手段24Eを介して、サーボモータMを(図2、図3)駆動制御し、図12のステップ205で、底型12を予め最終位置Zn に位置決めしておく(図9(A))。
また、このとき、ワークWは、図示するように、ダイ肩部10、11上に戴置されている。
(3)曲げ工程(エアベンディング加工+コイニング加工)の動作。
(3)−A エアベンディング加工動作。
図12のステップ206において、ラム1を下降させ、ステップ207において、ワークW下端が底型12に当接したか否かを判断し、当接した場合には(YES)、ステップ208において、ラム1を停止させる。
即ち、前記ステップ205において、底型12が(図9(A))最終位置Zn に位置決めされたことを検知したCPU24Aは(図1)、ラム駆動制御手段24Gを介して、ラム1を下降させ、これによりパンチPがワークWに接触して(図11(B)のt2、図9(B))ピンチングポイントに到達してエアベンディング加工が開始される。
そして、CPU24Aは(図1)、リニアスケール6(図1)の位置変化が停止したことを検知した場合には、ワークW下端が底型12に当接したものと判断し(図11(B)のt3、図9(C))、ワークWに対するエアベンディング加工は終了したと見做すことにより、再度ラム駆動制御手段24Fを介して、ラム1を一旦停止させる。
(3)−B コイニング加工動作。
図12のステップ209において、底型12に小波振動を付与し、ステップ210において、ラム1に大波振動を付与し、ステップ211において、所定の最終圧力FC に到達しているか否かを判断し、到達した場合には(YES)、ステップ212において、加工を終了する。
即ち、CPU24Aは(図1)、エアベンディング加工が終了した後、振動子駆動制御手段24Gを介して、振動子4を駆動制御し、底型12に小波振動を付与すると共に、ラム駆動制御手段24Gを介して、ラム駆動源3を駆動制御し、ラム1(パンチP)に大波振動を付与する。
これにより、既述したように、最終工程のみ振動曲げを伴ったコイニング加工が開始され(図9(D)、図10、図11(B))、CPU24Aは(図1)、例えば油圧センサ7を介して曲げ加圧力fが(図10)最終圧力FC に到達したことを検知した場合には、加工終了と見做し、全ての動作を停止させる。
上記のとおり、本発明は、コイニング加工において、曲げ加圧力を軽減することにより、装置を撓みにくくして剛性を小さくできるようにし、且つスプリングバックを完全に無くすことにより、スプリングバック量算出のための試し曲げを不要とし、高精度加工を可能とする曲げ加工装置及びその方法に利用可能であり、具体的には、下降式プレスブレーキのみならず上昇式プレスブレーキにも利用可能であり、更には、ワークを断続的に挟圧して行われる振動曲げを伴った複数回の部分コイニング加工から成る連続コイニング加工のみならず、当初はエアベンディング加工を行い、最終工程のみワークを挟圧して行われる振動曲げを伴ったコイニング加工にも利用可能である。
本発明の実施形態を示す全体図である。 本発明を構成する金型Dを示す斜視図である。 図2の側面図である。 本発明の作用説明図である(ワークWを断続的に挟圧する場合)。 本発明による曲げ加圧力fを示す図である。 本発明による振動波形を示す図である。 本発明によるデータベースの例を示す図である。 本発明の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施例の作用説明図である(ワークWを最終工程で挟圧する場合)。 図9の曲げ加圧力fを示す図である。 図9の振動波形を示す図である。 図9の動作を説明するためのフローチャートである。 従来技術の説明図である。
1 上部テーブル
2 下部テーブル
3 ラム1の駆動源
4 振動子
5 突当
6 リニアスケール
7 油圧センサ
8 ベース
9 溝
10、11 ダイ肩部
12 底型
13 基板
14 ねじ
15 ナット
16 従動プーリ
17 ベルト
18 駆動プーリ
19 長孔
20 ブラケット
24 NC装置
24A CPU
24B 入出力手段
24C 記憶手段
24D 曲げ順・金型、圧力決定手段
24E 底型位置決定手段
24F 振動数決定手段
24G ラム駆動制御手段
24H 底型駆動制御手段
24J 振動子駆動制御手段
25 ストレッチ
26 突当本体
30 側板
D ダイ
P パンチ
W ワーク


Claims (7)

  1. 上下方向に位置決め自在な底型を有し、ワークを断続的に挟圧するパンチとダイから成る金型と、
    ワークが断続的に挟圧された状態で、底型に対して振動を付与する振動子から成り、
    上記ワークが断続的に挟圧される場合には、所定の下降位置に位置決めされた底型が、振動子により小波振動を付与された状態で、パンチが、ラムを介して下降しながら大波振動を付与されて上下動を繰り返し、パンチが下降するごとに、ダイ肩部上に戴置されたワークWが、該パンチと所定の下降位置に位置決めされた底型間で挟圧されることを特徴とする曲げ加工装置。
  2. 上記パンチが上昇するごとに、底型が、所定の下降位置に位置決めされる請求項記載の曲げ加工装置。
  3. 上下方向に位置決め自在な底型を有し、ワークを最終工程のみ挟圧するパンチとダイから成る金型と、
    ワークが最終工程のみ挟圧された状態で、底型に対して振動を付与する振動子から成り、
    上記ワークが最終工程のみ挟圧される場合には、最終位置に位置決めされた底型が、振動子により小波振動を付与された状態で、ワーク下端を底型に当接させたパンチが、ラムを介して大波振動を付与されて上下動を繰り返し、該底型に下端が当接したワークが、該パンチと最終位置に位置決めされた底型間で挟圧されることを特徴とする曲げ加工装置。
  4. 上記底型が、加工当初から、最終位置に位置決めされる請求項3記載の曲げ加工装置
  5. 上記振動子が底型に対して付与する小波振動は、パンチが下降するごとに減衰し、パンチが上昇するごとに再生する請求項1、2、3又は4のいずれか1つに記載の曲げ加工装置。
  6. 上記請求項1記載の曲げ加工装置を使用する曲げ加工方法であって、
    上記パンチが下降するごとに、ダイ肩部上に戴置されたワークが、大波振動を付与されたパンチと小波振動を付与された底型間で挟圧されることにより、断続的に部分コイニング加工が行われ、複数回の部分コイニング加工が行われた際の底型の下降位置が目標値に到達したときに、振動曲げを伴った複数回の部分コイニング加工から成る連続コイニング加工が終了することを特徴とする曲げ加工方法。
  7. 上記請求項3記載の曲げ加工装置を使用する曲げ加工方法であって、
    上記パンチが下降してダイ肩部上の戴置されたワークを押圧することにより、エアベンディング加工を行い、該ワーク下端が底型に当接してエアベンディング加工が終了した後、大波振動を付与されたパンチと小波振動を付与された底型間でワークを挟圧することにより、最終工程のみ振動曲げを伴ったコイニング加工を行うことを特徴とする曲げ加工方法。
JP2003434853A 2003-12-26 2003-12-26 曲げ加工装置及びその方法 Expired - Fee Related JP4321759B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003434853A JP4321759B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 曲げ加工装置及びその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003434853A JP4321759B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 曲げ加工装置及びその方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005193240A JP2005193240A (ja) 2005-07-21
JP4321759B2 true JP4321759B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=34815156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003434853A Expired - Fee Related JP4321759B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 曲げ加工装置及びその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4321759B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007054871A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Amada Co Ltd 折曲げ加工方法及び金型
US8534105B2 (en) 2004-11-17 2013-09-17 Amada Company, Limited Bending method, and die and bending machine used for the bending method
JP6454510B2 (ja) 2014-10-09 2019-01-16 昭和電工株式会社 鍛造方法および鍛造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005193240A (ja) 2005-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003126999A (ja) プレス機
CN103372761B (zh) 用于再成形板状工件的方法
JP2003230995A (ja) プレス機
JPH06226365A (ja) 曲面塑性加工装置
JP4321759B2 (ja) 曲げ加工装置及びその方法
JP2571959B2 (ja) 金属材料の剪断加工方法
JP4346069B2 (ja) 曲げ加工装置及びその方法
JP2891363B2 (ja) プレス加工中における板厚、抗張力検出方法及び装置
JP3452165B2 (ja) 板金ワークのヘミング加工方法
US5860455A (en) Lead bending machine for electronic components
WO2002002256A1 (fr) Technique de coudage et dispositif d'une machine a cintrer definissant une valeur d'allongement unique
JP2581807B2 (ja) プレス型の製造方法
JP4412709B2 (ja) 曲げ加工方法及びその装置
JP4305907B2 (ja) 曲げ加工装置及びその方法
JP4040452B2 (ja) ワーク折曲げ加工装置
JPH06246354A (ja) 制振鋼板の曲げ加工方法
JP3682011B2 (ja) プレス機
JP2942000B2 (ja) 振動圧印加工方法
JPS59232640A (ja) 自由鍛造方法および装置
JPH04172128A (ja) 曲げ成形方法
JP3285901B2 (ja) 順送り加工装置
JP2006192498A (ja) 曲げ加工方法及び折曲げ加工機
JP2008178889A (ja) プレス機の成形条件決定システムおよび成形条件決定方法
JP4385357B2 (ja) パネルベンダ制御装置
JPH04339525A (ja) 金属板の圧印・剪断加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090528

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140612

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees