JP4412709B2 - 曲げ加工方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、小さなエネルギで振動曲げを行うことにより、エネルギ効率を向上させ、高精度の曲げ加工を可能とした曲げ加工方法及びその装置に関する。
従来より、曲げ加工装置(例えばプレスブレーキ)においては、特開2001−286935に開示されているように、上部テーブル又は下部テーブルに装着された金型に微小振動を与えることにより、ワークに対する曲げ力を低減させ、高精度の曲げ加工を行う振動曲げが行われている。
特開2001−286935
しかし、前記した従来の振動曲げは、本願の図7に示すように、例えばラムである上部テーブル51を駆動源50を作動して下降させ、金型PでワークWを押圧した状態で、該金型Pに振動源52を介して微小振動を与えている。
その結果、金型Pに振動を与えるための振動源52のエネルギを大きくしなければならず、エネルギ効率が極めて低い。
即ち、従来は、ラム51による静加圧(例えば10トン)を維持した状態で、金型Pに微小振動を与えなければならず、そのため、振動源52のエネルギも大きくなる(例えば10トン)。
本発明の目的は、小さなエネルギで振動曲げを行うことにより、エネルギ効率を向上させ、高精度の曲げ加工を可能とした曲げ加工方法及びその装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、
請求項1に記載したように、ラム1を下降又は上昇させながら、該ラム1に対して、比較的小さい振動数N1 を有する大波振動を付与すると同時に、パンチP又はダイDに対して、比較的大きい振動数N2 を有する小波振動を付与し、パンチPとダイDによりワークWを曲げ加工することを特徴とする曲げ加工方法と、
請求項2に記載したように、ラム1を下降又は上昇させながら、該ラム1に対して、比較的小さい振動数N1 を有する大波振動を付与する大波振動付与装置3と、パンチP又はダイDに対して、比較的大きい振動数N2 を有する小波振動を付与する小波振動付与装置4を有することを特徴とする曲げ加工装置と、
請求項3に記載したように、ベンドビーム33を上昇・前進又は下降・後退させさせながら、該ベンドビーム33に対して、比較的小さい振動数N1 を有する大波振動を付与すると同時に、正曲げ金型33A又は逆曲げ金型33Bに対して、比較的大きい振動数N2 を有する小波振動を付与し、正曲げ金型33A又は逆曲げ金型33BによりワークWを曲げ加工することを特徴とする曲げ加工方法と、
請求項4に記載したように、ベンドビーム33を上昇・前進又は下降・後退させさせながら、該ベンドビーム33に対して、比較的小さい振動数N1 を有する大波振動を付与する大波振動付与装置20、21と、正曲げ金型33A又は逆曲げ金型33Bに対して、比較的大きい振動数N2 を有する小波振動を付与する小波振動付与装置34を有することを特徴とする曲げ加工装置という技術的手段を講じている。
上記本発明の構成によれば、大波振動(図2(B))と小波振動からなる言わば複合振動曲げが可能となり(図6のステップ104〜109)、ラム1に付与される大波振動は、ワークWに対して小波振動による衝撃を繰り返し与えることになるので、大波振動付与装置3と(図1)小波振動付与装置4を大きくする必要が無くなる。
従って、本発明によれば、小さなエネルギで振動曲げを行うことにより、エネルギ効率を向上させ、高精度の曲げ加工を可能とした曲げ加工方法及びその装置を提供することが可能となる。
また、このような複合振動曲げを、前記図2(B)に示すラム1の大波周期Tごとに繰り返すことにより、ワークWに加工硬化を生じさせ、弾力性が低下するので、スプリングバックが減少するという効果もある。
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の実施形態を示す全体図である。
図1に示す曲げ加工装置は、例えば上部テーブル1をラムとする下降式のプレスブレーキである。
このプレスブレーキは、機械本体の両側に側板30を有し、該側板30の上下部に取り付けられた上部テーブル1と下部テーブル2を有し、該上下テーブル1、2には、金型を構成するパンチPとダイDが装着され、該パンチPとダイDの協働によりワークWを曲げ加工するようになっている。
この場合、ラム1は、図示するように駆動手段3を有し、該駆動手段3としては、例えば油圧シリンダ、サーボモータなどがある。
この駆動手段3は、加工時には、従来どおりラム1を下降させると共に(図6のステップ104)、後述するように(図2)、該ラム1に対して大波振動を付与する(図6のステップ105)。
即ち、前記駆動手段3は、ラム1を下降させながら、該ラム1に対して、比較的小さい振動数N1 (例えば100Hz)を有する大波振動を付与する大波振動付与装置を構成する。
また、ラム1とパンチPとの間には、もう一方の駆動手段4が設けられ、該駆動手段4は、例えば超音波振動子、油圧室を設け、サーボバルブなどにより、振動を発生するようになっている(例えば特公平4−31764)。
この駆動手段4は、加工時には、後述するように(図2)、パンチPに対して小波振動を付与する(図6のステップ105)。
即ち、前記駆動手段4は、パンチPに対して、比較的大きい振動数N2 (例えば20,000Hz)を有する小波振動を付与する小波振動付与装置を構成する。
一方、図1に示す曲げ加工装置が、下部テーブル2をラムとする上昇式プレスブレーキの場合には、該下部テーブル2が既述した大波振動付与装置3を有し、該大波振動付与装置3は、下部テーブル2であるラムを上昇させながら、該ラム2に対して、比較的小さい振動数N1 を有する大波振動を付与する。
また、上昇式プレスブレーキの場合には、下部テーブル2とダイDの間に、既述した小波振動付与装置4が設けられ、該小波振動付与装置4は、ダイDに対して、比較的大きい振動数N2 (例えば20,000Hz)を有する小波振動を付与する。
更に、このようにダイD側に小波振動付与装置4を設ける場合には、この小波振動付与装置4の代わりに、従来のクラウニングシリンダを用いて(例えば特開平8−281337)、ダイDに小波振動を付与してもよい。
上記大波振動付与装置3と小波振動付与装置4により、それぞれラム1とパンチPに付与される大波振動と小波振動の詳細は、既述したように、図2に示すとおりである。
図2において、図2(A)は、時間tに対するラム1のストローク位置sを示し、図2(B)は、前記図2(A)のうちの曲げ工程におけるラム1の大波振動とパンチPの小波振動の各波形を示す。
即ち、図2(A)において、よく知られているように、ラム1は、当初は上限位置から急下降し、該ラム1は低速下降しながらパンチPがワークWに接触して曲げ加工が行われ、該ラム1は、下限位置に到達して加工が終了し、その後、ラム1は、急上昇して元の上限位置に戻る。
上記図2(A)の曲げ工程においては、ラム1は低速下降中に、例えば図2(B)のt1で、前記した100Hz程度の比較的小さい振動数N1 を有する大波振動が付与されると同時に、パンチPは、前記した20,000Hz程度の比較的大きい振動数N2 を有する小波振動が付与される(図6のステップ105)。
そして、例えば図2(B)のt2で、パンチPの先端がワークWに接触すると(ピンチングポイントに到達する)(図6のステップ106のYES)、曲げ加工が開始されるが(図6のステップ107)、この曲げ加工の詳細は、次のとおりである。
即ち、前記t2で(図2(B))、パンチP先端がワークWに接触すると、その後も、ラム1は大波振動を、パンチPは小波振動をそれぞれ継続することにより、該ワークWが曲げられるが、該ワークWからの反力により、パンチPに対する抵抗が徐々に大きくなる。
これにより、パンチPの小波振動も、図示するように、徐々に減衰し、例えばt3で0となり、このとき、ラム1を若干上昇させて、パンチPをワークWから離反させる(図2(B)のt4)。
このパンチPが、ワークWから離反した場合のストローク位置s2は、大波振動と小波振動の開始時点におけるパンチPのストローク位置s1より小さい。
そして、このパンチPが若干上昇してワークWから離反した時点t4からt5までは、前記ラム1とパンチPに対する大波振動と小波振動の付与(1)と、パンチP先端のワークWに対する接触(2)と、パンチPの小波振動の減衰(3)と、該小波振動の停止(4)と、パンチPのワークWからの離反(5)という動作を繰り返す。
このとき、パンチPが、ワークWから離反した場合のストローク位置s3は、大波振動と小波振動の再開時点t4におけるパンチPのストローク位置s2より小さい。
このようにして、既述したように、ラム1を下降させながら、該ラム1に対して、比較的小さい振動数N1 を有する大波振動を付与すると同時に、パンチPに対して、比較的大きい振動数N2 を有する小波振動を付与し、前記図2(B)に示すように、ラム1の大波周期Tごとに(1)〜(5)の動作を繰り返すことにより、パンチPとダイDによりワークWを曲げ加工する。
従って、本発明によれば、大波振動(図2(B))と小波振動からなる言わば複合振動曲げが可能となり、ラム1に付与される大波振動は、ワークWに対して小波振動による衝撃を繰り返し与えることになるので、大波振動付与装置3と(図1)小波振動付与装置4を大きくする必要が無くなって、小さなエネルギで振動曲げを行うことにより、エネルギ効率を向上させ、高精度の曲げ加工が可能となる。
また、このような複合振動曲げを、前記図2(B)に示すラム1の大波周期Tごとに繰り返すことにより、ワークWに加工硬化を生じさせ、弾力性が低下するので、スプリングバックが減少するという効果もある。
この曲げ加工中に、例えばリニアスケール6(図1)を介してラム1が所定のストローク位置に到達し、又は油圧センサ7(図1)若しくはサーボモータのトルクを介してラム1の加圧力が所定の圧力値に到達した場合には(図6のステップ108のYES)、加工を終了する(図6のステップ109)。
前記したように、ラム1が所定のストローク位置(D値)に到達したときに加工終了とするのは、例えば図4(A)に示すように、ワークWがA、B、Cの3点で金型P、Dに接触することにより、任意の曲げ角度θが得られるように、該ワークWの曲げ加工を行うパーシャルベンディング加工の場合である。
また、前記したように、ラム1の加圧力が所定の圧力値に到達したときに加工終了とするのは、例えば図4(B)に示すように、90°のパンチP先端角と、90°のダイDのV幅角の間で、ワークWを挟圧することにより、該ワークWの曲げ加工を行うコイニング加工の場合である。
一方、前記下部テーブル2(図1)の後方には、突当5を有するバックゲージが設けられ、該突当5は突当本体26に取り付けられ、該突当本体26はストレッチ25上に取り付けられており、曲げ工程時には(図6のステップ104〜109)、該突当5に(図1)ワークWを突き当てて位置決めするようになっている。
このような構成を有するプレスブレーキのNC装置24は(図1)、CPU24Aと、入出力手段24Bと、記憶手段24Cと、曲げ順・金型決定手段24Dと、D値等決定手段24Eと、振動数決定手段24Fと、振動曲げ制御手段24Gにより構成されている。
CPU24Aは、本発明を実施するための動作手順(例えば図6に相当)に従って、曲げ順・金型決定手段24D、D値等決定手段24E、振動数決定手段24Fなど図1に示す装置全体を統括制御する。
入出力手段24Bは、例えば前記上部テーブル1に設けられた操作盤(図示省略)であって、キーボードなどの入力手段と液晶画面などの出力手段で構成され、加工対象であるワークWの製品情報、例えばCAD情報を入力し、その結果は画面で確認できるようになっている。
この場合、CAD情報は、ワークの曲げ角度、曲げ長さ、板厚、材質、フランジ高さなど、また、ワークの展開図、立体姿図などにより構成されている。
記憶手段24Cは、例えば曲げ順1(図3)、2、3・・・ごとに使用される金型、ワーク材質等と、振動数決定手段24F(図1)により決定される大波振動数N1 及び小波振動数N2 との関係をデータベース化して予め記憶しておき、振動曲げ制御手段24Gが(図1)、ラム1に大波振動を、パンチPに小波振動をそれぞれ付与する場合に、このデータベースを検索できるようになっている。
曲げ順・金型決定手段24Dは(図1)、前記入出力手段24Bを介して入力された製品情報に基づいて、曲げ順ごとに使用される金型を決定し、該決定された金型については、既述したように(図3)、データベース化して前記記憶手段24Cに予め記憶しておく。
D値等決定手段24Eは、前記入出力手段24Bを介して入力された製品情報に基づいて、例えば既述した加工終了か否かの基準となる値(図6のステップ108→109)、即ち、パーシャルベンディング加工の場合には(図4(A))、ラム1が到達すべき所定のストローク位置(D値)、また、コイニング加工の場合には(図4(B))、ラム1の加圧力が到達すべき所定の圧力値などをそれぞれ決定する。
振動数決定手段24Fは、製品情報に含まれるワークの材質、曲げ長さなどに基づいて、ラム1に付与する大波振動が有する比較的小さい振動数N1 、即ち大波振動数N1 と、パンチPに付与する小波振動が有する比較的大きい振動数N2 、即ち小波振動数N2 をそれぞれ決定し、既述したように、該決定した大波振動数N1 と小波振動数N2 は、前記記憶手段24Cに予めデータベース化して記憶される(図3)。
振動曲げ制御手段24Gは(図1)、前記振動数決定手段24Fにより大波振動数N1 と小波振動数N2 が決定された後(図6のステップ103)、突当5(図1)を位置決めすると共に、作業者がダイD上にワークWを戴置して前記突当5に突き当て、フットペダル(図示省略)を踏んだときに、既述した大波振動付与装置3と小波振動付与装置4を作動させる。
これにより、例えば下降式プレスブレーキの場合には(図1)、前記大波振動付与装置3が、図2(B)に示すように、上部テーブル1であるラムを下降させながら、該ラム1に対して、比較的小さい振動数N1 を有する大波振動を付与すると同時に、小波振動付与装置4が(図1)、上部テーブル1に装着されたパンチPに対して、比較的大きい振動数N2 を有する小波振動を付与し、パンチPとダイDによりワークWに所望の曲げ加工が施される。
以下、上記構成を有する本発明の動作を図6に基づいて説明する。
(1)大波振動数N1 と小波振動数N2 を決定するまでの動作。
図6のステップ101において、製品情報を入力し、ステップ102において、曲げ順等を決定し、ステップ103において、大波振動数N1 と小波振動数N2 を決定する。
即ち、入出力手段24B(図1)を介して製品情報が入力されると、CPU24Aは、曲げ順・金型決定手段24Dと、D値等決定手段24Eと、振動数決定手段24Fを制御し、曲げ順ごとに使用される金型を決定させると共に、D値等を決定させ、更に、大波振動数N1 と小波振動数N2 を決定させる。
その後、CPU24Aは、記憶手段24Cを制御し、前記決定された各種情報に基づいて、既述したように(図3)、曲げ順1、2、3・・・ごとに使用される金型、ワーク材質等と、大波振動数N1 及び小波振動数N2 との関係をデータベース化して予め記憶させる。
(2)曲げ工程の動作。
図6のステップ104において、ラム1を下降させ、ステップ105において、ラム1に大波振動を、パンチPに小波振動を付与し、ステップ106において、ピンチングポイントか否かを判断し、ピンチングポイントの場合には(YES)、ステップ107において、曲げ加工を行い、ステップ108において、所定のストローク位置又は所定の圧力値に到達したか否かを判断し、到達した場合には(YES)、ステップ109において、加工を終了する。
即ち、前記ステップ103において、振動数決定手段24Fにより大波振動数N1 と小波振動数N2 が決定され、それらがデータベース化されたことを(図3)検知したCPU24Aは(図1)、振動曲げ制御手段24Gを介して、前記図3のデータベースを検索させ、大波振動付与装置3と小波振動付与装置4を作動させる。
これにより、ラム1を下降させながら、該ラム1に対して、比較的小さい振動数N1 を有する大波振動を付与すると同時に、パンチPに対して、比較的大きい振動数N2 を有する小波振動を付与するという複合振動曲げが行われ、既述したように、図2(B)の大波周期Tごとに、ラム1とパンチPに対する大波振動と小波振動の付与(1)と、パンチP先端のワークWに対する接触(2)と、パンチPの小波振動の減衰(3)と、該小波振動の停止(4)と、パンチPのワークWからの離反(5)という動作が繰り返される。
そして、この繰り返し動作は、ラム1が所定のストローク位置(例えば図4(A)のパーシャルベンディング加工の場合)、又はラム1の加圧力が所定の圧力値に到達した場合に(例えば図4(B)のコイニング加工の場合)、終了する(ステップ108のYES→ステップ109)。
上記した実施例は、本発明がプレスブレーキ(図1)に適用される場合であるが、本発明はこれに限定されず、例えば図5に示すパネルベンダにも適用される。
このパネルベンダは、よく知られているように、ベンドビーム33が、D軸21からなる上下方向駆動手段と、A軸20からなる前後方向駆動手段を有し、該ベンドビーム33を上下方向と前後方向に駆動させることにより、正曲げ金型33A又は逆曲げ金型33Bを用い、トップダイ31とボトムダイ32でクランプされたワークWをしごき曲げ加工するようになっている。
このようなパネルベンダにおいて、前記駆動手段20、21により、ベンドビーム33を上昇・前進又は下降・後退させさせながら、該ベンドビーム33に対して、比較的小さい振動数N1 (図2(B)に相当)を有する大波振動を付与すると同時に、図5に示すように、もう一方の駆動手段34(例えば超音波振動子等からなる手段)を附加することにより、正曲げ金型33A又は逆曲げ金型33Bに対して、比較的大きい振動数N2 (図2(B)に相当)を有する小波振動を付与し、該正曲げ金型33A又は逆曲げ金型33BによりワークWを曲げ加工すれば、既述したプレスブレーキの場合と同様の効果が得られる。
上記のとおり、本発明は、小さなエネルギで振動曲げを行うことにより、エネルギの効率を向上させ、高精度の曲げ加工を可能とした曲げ加工方法及びその装置に利用可能であり、具体的には、プレスブレーキのみならずパネルベンダにも利用可能である。
本発明の実施形態を示す全体図である。 本発明による大波振動と小波振動の説明図である。 本発明によるデータベースの例を示す図である。 本発明の第1適用例を示す図である。 本発明の第2適用例を示す図である。 本発明の動作を説明するためのフローチャートである。 従来技術の説明図である。
符号の説明
1 上部テーブル
2 下部テーブル
3 大波振動付与装置
4 小波振動付与装置
5 突当
6 リニアスケール
7 油圧センサ
20 A軸
21 D軸
24 NC装置
24A CPU
24B 入出力手段
24C 記憶手段
24D 曲げ順・金型決定手段
24E D値等決定手段
24F 振動数決定手段
24G 振動曲げ制御手段
25 ストレッチ
26 突当本体
30 側板
31 トップダイ
32 ボトムダイ
33 ベンドビーム
33A 正曲げ金型
33B 逆曲げ金型
34 パネルベンダの小波振動付与装置
D ダイ
P パンチ
W ワーク

Claims (4)

  1. ラムを下降又は上昇させながら、該ラムに対して、比較的小さい振動数を有する大波振動を付与すると同時に、パンチ又はダイに対して、比較的大きい振動数を有する小波振動を付与し、パンチとダイによりワークを曲げ加工することを特徴とする曲げ加工方法。
  2. ラムを下降又は上昇させながら、該ラムに対して、比較的小さい振動数を有する大波振動を付与する大波振動付与装置と、パンチ又はダイに対して、比較的大きい振動数を有する小波振動を付与する小波振動付与装置を有することを特徴とする曲げ加工装置。
  3. ベンドビームを上昇・前進又は下降・後退させさせながら、該ベンドビームに対して、比較的小さい振動数を有する大波振動を付与すると同時に、正曲げ金型又は逆曲げ金型に対して、比較的大きい振動数を有する小波振動を付与し、正曲げ金型又は逆曲げ金型によりワークを曲げ加工することを特徴とする曲げ加工方法。
  4. ベンドビームを上昇・前進又は下降・後退させさせながら、該ベンドビームに対して、比較的小さい振動数を有する大波振動を付与する大波振動付与装置と、正曲げ金型又は逆曲げ金型に対して、比較的大きい振動数を有する小波振動を付与する小波振動付与装置を有することを特徴とする曲げ加工装置。
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