JP2001198609A - 圧延機 - Google Patents

圧延機

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JP2001198609A
JP2001198609A JP2000004227A JP2000004227A JP2001198609A JP 2001198609 A JP2001198609 A JP 2001198609A JP 2000004227 A JP2000004227 A JP 2000004227A JP 2000004227 A JP2000004227 A JP 2000004227A JP 2001198609 A JP2001198609 A JP 2001198609A
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roll chock
rolling mill
clamp device
power clamp
rolling
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JP2000004227A
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Tadahisa Miyaguchi
周久 宮口
Mitsuaki Katamoto
光秋 片本
Hiroyuki Nakajima
廣之 中島
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧延ロールの軸方向及び通板方向のがたつき
を抑制する。 【解決手段】 ワークロールチョック5に対応してハウ
ジング1の側面に支持体11を固着し、支持体11に往
復移動自在に圧接部材12を支持し、ワークロールチョ
ック5の端面縁部に対し通板方向及び圧延ロールの軸方
向に圧接部材12を着脱係合移動させるトグル型レバー
15を備え、トグル型レバー15を作動させて圧接部材
12をワークロールチョックの端面縁部に着脱係合させ
る油圧シリンダ13を備え、圧接部材12をワークロー
ルチョックの端面縁部に係合させてワークロール52a,52
b の軸方向及び通板方向のがたつきを抑制し、被圧延材
の蛇行及び板絞りの発生を防止して圧延精度を高め生産
性向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延ロールを支持
するロールチョックを運転中に拘束する圧延ロールのパ
ワークランプ装置を備えた圧延機に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延機の圧延ロール(ワークロール、バ
ックアップロール)のロールチョックをハウジング側に
クランプする従来のパワークランプ装置を図5、図6に
基づいて説明する。図5には従来のパワークランプ装置
を備えた圧延機の要部側面、図6には図5中のチョック
支持部の平面を示してある。
【0003】圧延機のハウジング51には一対のワーク
ロール支持用チョック(ワークロールチョック)54を
介して上下一対のワークロール52a,52b が装着されてい
る。また、ハウジング51には一対のバックアップロー
ル支持用チョック(バックアップロールチョック)55
を介して上下一対のバックアップロール53a,53b が装着
されている。上下のワークロール52a,52b 間には、図中
矢印A方向に被圧延材56が通板されるようになってい
る。
【0004】被圧延材56の通板方向におけるワークロ
ールチョック54及びバックアップロールチョック55
の幅は、ハウジング51のウインド幅Δ12 より小さ
く作成されている。そして、ワークロール52a,52b とバ
ックアップロール53a,53b とは、それぞれのロール中心
が被圧延材56の通板方向に一定距離cずれた位置に保
たれるようにオフセットされている。
【0005】被圧延材56の圧延時において、ワークロ
ール52a,52b 及びバックアップロール53a,53b に圧下力
が加わったとき、オフセットによってワークロール52a,
52b及びバックアップロール53a,53b に水平力が発生す
る。このため、圧延機の入側のハウジング51のポスト
にバックアップロールチョック55が接し、且つ、出側
のハウジング51のポストとバックアップロールチョッ
ク55とが距離δ2 離れた位置に自動保持される。ま
た、圧延機の出側のハウジング51のポストにワークロ
ールチョック54が接し、且つ、入側のハウジング51
のポストとワークロールチョック54とが距離δ1 離れ
た位置に自動保持される。これにより、ワークロール52
a,52b とバックアップロール53a,53b がオフセット距離
cずれた状態に自動保持されて回転駆動される。
【0006】ワークロール52a,52b 及びバックアップロ
ール53a,53b は、軸方向の移動が規制されている。即
ち、図6に示すように、ハウジング51の側面にはガイ
ド61が設けられ、ガイド61に沿ってクランププレー
ト63が移動自在に備えられている。クランププレート
63はエアシリンダ62の駆動により進退移動され、ク
ランププレート63は前進移動によりワークロールチョ
ック54及びバックアップロールチョック55の端面の
溝に嵌合するようになっている。クランププレート63
の幅はワークロールチョック54及びバックアップロー
ルチョック55の端面の溝より狭く形成され、ゆるい結
合状態(遊嵌状態)で嵌合してワークロール52a,52b 及
びバックアップロール53a,53b の軸方向移動を防止して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のパワークランプ装置では、被圧延材56がワークロ
ール52a,52b の間に噛み込む時、または、被圧延材56
がワークロール52a,52bからしり抜けする時の衝撃力
で、ワークロール52a,52b が圧下力に逆らって距離δ1
の隙間側へ移動したり、バックアップロール53a,53b が
圧下力に逆らって距離δ2 の隙間側へ移動し、上下のワ
ークロール52a,52b の平行性が崩れて交差状態になって
ワークロール52a,52b の駆動側と作業側とでロールギャ
ップに差が生じてしまう虞があった。
【0008】ロールギャップに差が生じると、被圧延材
56に板ウェッジを生じ、且つ、ロール軸方向へのスラ
スト力が生じてしり抜けした被圧延材56の尾端が蛇行
して板絞りが発生してしまう。また、スラスト力が発生
した状況下で圧延を行うと、駆動側・作業側のロールギ
ャップの差が一定であってもスラスト力のモーメントに
より駆動側・作業側の圧下力のアンバランスを生じる結
果となって圧延精度が悪化してしまう。
【0009】本発明は、被圧延材の蛇行及び板絞りの要
因のひとつがワークロールの軸方向及び通板方向のがた
つきに起因することに着目してなされたもので、ワーク
ロールの軸方向及び通板方向のがたつきを抑制し、被圧
延材の蛇行及び板絞りの発生を防止して圧延精度を高め
生産性向上を図ることができる圧延機のパワークランプ
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、圧延ロールを支持するロールチョッ
クがハウジングに備えられた圧延機において、ロールチ
ョックを拘束するパワークランプ装置を設け、パワーク
ランプ装置には、ロールチョックに対応してハウジング
の側面に支持体が固着され、支持体に往復移動自在に圧
接部材が支持され、ロールチョックの端面縁部に対し通
板方向及び圧延ロールの軸方向に圧接部材を着脱係合移
動させる可動部材が備えられ、可動部材を作動させて圧
接部材をロールチョックの端面縁部に着脱係合させる駆
動手段が備えられていることを特徴とする。
【0011】また、前記パワークランプ装置が、圧延機
の作業側と駆動側に設けられ、且つ、少なくともロール
チョックの入側か出側の一方、もしくはロールチョック
の入側及び出側の両方に設けられていることを特徴とす
る。また、前記パワークランプ装置の圧接部材は、上下
のワークロールチョックに跨がる一組の圧接部材である
ことを特徴とする。また、前記パワークランプ装置の駆
動手段は、低駆動力と高駆動力とに駆動力が切替可能に
構成され、圧延機の定常運転時には駆動手段を低駆動力
で駆動してロールチョックをハウジングのポストに押付
け維持し、被圧延材の噛み込時及びしり抜け時には駆動
手段を高駆動力で駆動してロールチョックをハウジング
のポストに高圧で押付け維持して拘束力を高めるように
したことを特徴とする。また、前記パワークランプ装置
の可動部材は、トグルリンク型レバーであることを特徴
とする。また、前記パワークランプ装置の可動部材は、
駆動手段の往復移動を交差する方向の往復移動に変換す
る機構で構成されたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態例に
係る圧延機のパワークランプ装置の平面、図2には図1
中のII-II 線矢視を示してある。
【0013】圧延機のハウジング51には一対のワーク
ロール支持用チョック(ワークロールチョック)54を
介して圧延ロールとしての上下一対のワークロール52a,
52bが装着されている。また、図示は省略してあるが、
図5、図6と同様に、ハウジング51には一対のバック
アップロールチョックを介して圧延ロールとしての上下
一対のバックアップロールが装着されている。上下のワ
ークロール52a,52b 間には被圧延材(図示省略)が通板
されるようになっている。
【0014】本発明のパワークランプ装置は、圧延機の
作業側及び駆動側の両方で、ワークロールチョック54
の入側、出側のいずれかまたは両方に配置される。更
に、図示しないバックアップロールチョックの入側、出
側のいずれかまたは両方に配置される。図示の本実施形
態例では、圧延機の作業側及び駆動側の両方におけるワ
ークロールチョック54の入側及び出側にパワークラン
プ装置を設けた例を示してある。
【0015】パワークランプ装置を説明する。図1、図
2に示すように、ハウジング51の側面には支持体11
が固着され、支持体11には可動機構としてのトグル型
レバー15を介して圧接部材12が設けられている。圧
接部材12はワークロールチョック54の側端縁部に着
脱圧接され、ワークロール52a,52b の軸方向及びラジア
ル方向(通板方向)にワークロールチョック54を圧接
可能となっている。支持体11とトグル型レバー15と
の間には押し付け圧力が調節可能な油圧シリンダ13が
設けられ、油圧シリンダ13の駆動によりトグル型レバ
ー15を介して圧接部材12がワークロールチョック5
4の側端縁部に圧接される。尚、油圧シリンダ13はト
グル型レバー15と圧接部材12との間に設けてもよ
い。
【0016】図2に示すように、圧接部材12は上下の
ワークロールチョック54の両縁部に跨がって当接され
るビーム状に形成され、一対のトグル型レバー15のト
グル端15a にそれぞれリンク連結されている。各トグル
型レバー15の中間部は縦軸14で支持体11に支持さ
れ、各トグル型レバー15のレバー端15b は油圧シリン
ダ13のロッド端にそれぞれ回動自在に支持されてい
る。つまり、油圧シリンダ13の駆動により、一対のト
グル型レバー15が縦軸14を中心に回動し、圧接部材
12が平行移動してワークロールチョック54の側端縁
部に圧接される。
【0017】上述したパワークランプ装置をバックアッ
プロールチョックに設ける場合は、上下のバックアップ
ロールチョック毎に独立して設けることで設置可能であ
る。
【0018】上記構成のパワークランプ装置の作用を説
明する。ワークロールチョック54の入側、出側のそれ
ぞれの油圧シリンダ13を同期伸縮駆動させて一対のト
グル型レバー15を同期回動させることで、圧接部材1
2をワークロールチョック54に接する位置及び離れた
引き込み位置の間に移動操作される。
【0019】図1、図2に示したように、パワークラン
プ装置がワークロールチョック54だけに設けられてい
る場合、パワークランプ装置は、圧延機の定常運転時に
は油圧シリンダ13を低押付力で駆動して圧接部材12
をワークロールチョック54の側端縁部に圧接し、ワー
クロールチョック54をハウジング51の出側のポスト
に押付け維持する。定常運転時には、この状態を保つこ
とで自動ギャップ運転時のヒステリシスの増加を防止す
ることができる。この状態下で図示しない上下のバック
アップロールチョックは、圧下力とワークロール52a,52
b との接触とでハウジング51の入側のポストに押付け
られた状態に保たれる。
【0020】被圧延材の噛み込み時及びしり抜け時に
は、パワークランプ装置は、油圧シリンダ13を高押付
力で駆動して圧接部材12をワークロールチョック54
の側端縁部に圧接し、ワークロールチョック54をハウ
ジング51の出側のポストに高押付力で押付け維持す
る。この切替えにより、ワークロールチョック54がハ
ウジング51の出側に安定し、被圧延材の噛み込み時及
びしり抜け時の衝撃力によるワークロールチョック54
の遊動が防止される。これにより、上下のワークロール
52a,52b の平行が維持され、被圧延材の噛み込み時及び
しり抜け時の衝撃力による尾端の蛇行と絞りが防止され
る。
【0021】ロール組替え時には、油圧シリンダ13の
縮め駆動で圧接部材12をワークロールチョック54か
ら離れた後退位置に引き込み、上下のワークロール52a,
52bを一括して組み替える。
【0022】パワークランプ装置を更にバックアップロ
ールチョックに設け、バックアップロールチョックをハ
ウジング51の入側のポストに押付けることで、上述し
た作用・効果はより顕著なものとなる。
【0023】パワークランプ装置の他の実施形態例を説
明する。図3には本発明の他の実施形態例に係る圧延機
のパワークランプ装置の平面、図4には図3中のIV-IV
線矢視を示してある。尚、図1、図2に示した圧延機と
同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略して
ある。
【0024】本実施形態例のパワークランプ装置は、圧
延機の作業側及び駆動側の両方で、ワークロールチョッ
ク54の入側、出側の両方に配置される。更に、図示し
ないバックアップロールチョックの入側、出側のいずれ
かまたは両方に配置することも可能である。
【0025】図に示すように、ハウジング51の側面に
は支持体21が固着され、支持体21には可動機構とし
てのL型リンク片25a 及びI型リンク片25b を介して圧
接部材22が設けられている。圧接部材22はワークロ
ールチョック54の側端縁部に着脱圧接され、ワークロ
ール52a,52b の軸方向及びラジアル方向(通板方向)に
ワークロールチョック54を圧接可能となっている。L
型リンク片25a の一端は支持体21に連結され、L型リ
ンク片25a の他端には押し付け圧力が調節可能な油圧シ
リンダ23が連結されている。L型リンク片25a の中間
部にはI型リンク片25b の一端が連結され、I型リンク
片25b の他端は圧接部材22に連結されている。つま
り、油圧シリンダ23の駆動によりL型リンク片25a 及
びI型リンク片25b を介して圧接部材22がワークロー
ルチョック54の側端縁部に圧接される。
【0026】支持体21は横向きT型の細長い台として
設けられている。圧接部材22は支持体21の両側部を
スライドガイドとして前後進し、且つ、上下のワークロ
ールチョック54に跨がって当接される翼状の板で構成
されている。支持体21を挟む圧接部材22の部位に支
持体21を跨ぐ方形の支持フレーム24が固着して設け
られ、支持フレーム24の天部に固定して油圧シリンダ
23がハウジング51の側面と直角に向き合うように設
けられている。L型リンク片25a の一端は支持体21の
ヘッド側ブラケット26に連結され、L型リンク片25a
の他端には油圧シリンダ23のロッド端が連結されてい
る。そして、L型リンク片25a の中間角部と圧接部材2
2側のブラケット27との間にI型リンク片25b の他端
が連結されている。
【0027】上述したパワークランプ装置をバックアッ
プロールチョックに設ける場合は、上下のバックアップ
ロールチョック毎に独立して設けることで設置可能であ
る。
【0028】上記構成のパワークランプ装置の作用を説
明する。ワークロールチョック54の入側、出側のそれ
ぞれの油圧シリンダ23を同期伸縮駆動させて一対のL
型リンク片25a をヘッド側ブラケット26の連結点を固
定支持点として正逆に回動させることで、I型リンク片
25b が押し出しまたは引き込み移動され、圧接部材22
をワークロールチョック54に接する位置及び離れた引
き込み位置の間に移動操作する。
【0029】図3、図4に示したように、パワークラン
プ装置がワークロールチョック54だけに設けられてい
る場合、パワークランプ装置は、圧延機の定常運転時に
は油圧シリンダ23を低押付力で駆動して圧接部材22
をワークロールチョック54の側端縁部に圧接し、ワー
クロールチョック54をハウジング51の出側のポスト
に押付け維持する。定常運転時には、この状態を保つこ
とで自動ギャップ運転時のヒステリシスの増加を防止す
ることができる。この状態下で図示しない上下のバック
アップロールチョックは、圧下力とワークロール52a,52
b との接触とでハウジング51の入側のポストに押付け
られた状態に保たれる。
【0030】被圧延材の噛み込み時及びしり抜け時に
は、パワークランプ装置は、油圧シリンダ23を高押付
力で駆動して圧接部材22をワークロールチョック54
の側端縁部に圧接し、ワークロールチョック54をハウ
ジング51の出側のポストに高押付力で押付け維持す
る。この切替えにより、ワークロールチョック54がハ
ウジング51の出側に安定し、被圧延材の噛み込み時及
びしり抜け時の衝撃力によるワークロールチョック54
の遊動が防止される。これにより、上下のワークロール
52a,52b の平行が維持され、被圧延材の噛み込み時及び
しり抜け時の衝撃力による尾端の蛇行と絞りが防止され
る。
【0031】ロール組替え時には、油圧シリンダ23の
縮め駆動で圧接部材22をワークロールチョック54か
ら離れた後退位置に引き込み、上下のワークロール52a,
52bを一括して組み替える。
【0032】パワークランプ装置を更にバックアップロ
ールチョックに設け、バックアップロールチョックをハ
ウジング51の入側のポストに押付けることで、上述し
た作用・効果はより顕著なものとなる。
【0033】
【発明の効果】本発明の圧延機は、圧延ロールを支持す
るロールチョックがハウジングに備えられた圧延機にお
いて、ロールチョックを拘束するパワークランプ装置を
設け、パワークランプ装置には、ロールチョックに対応
してハウジングの側面に支持体が固着され、支持体に往
復移動自在に圧接部材が支持され、ロールチョックの端
面縁部に対し通板方向及び圧延ロールの軸方向に圧接部
材を着脱係合移動させる可動部材が備えられ、可動部材
を作動させて圧接部材をロールチョックの端面縁部に着
脱係合させる駆動手段が備えられているので、圧接部材
をロールチョックの端面縁部に係合させることでワーク
ロールの軸方向及び通板方向のがたつきを抑制すること
ができる。この結果、被圧延材の蛇行及び板絞りの発生
を防止して圧延精度を高め生産性向上を図ることが可能
になる。
【0034】また、前記パワークランプ装置が、圧延機
の作業側と駆動側に設けられ、且つ、少なくともロール
チョックの入側か出側の一方、もしくはロールチョック
の入側及び出側の両方に設けられているので、ワークロ
ールの軸方向及び通板方向のがたつきを確実に抑制する
ことができる。また、前記パワークランプ装置の圧接部
材は、上下のワークロールチョックに跨がる一組の圧接
部材であるので、簡単な構成でワークロールの軸方向及
び通板方向のがたつきを抑制することができる。
【0035】また、前記パワークランプ装置の駆動手段
は、低駆動力と高駆動力とに駆動力が切替可能に構成さ
れ、圧延機の定常運転時には駆動手段を低駆動力で駆動
してロールチョックをハウジングのポストに押付け維持
し、被圧延材の噛み込時及びしり抜け時には駆動手段を
高駆動力で駆動してロールチョックをハウジングのポス
トに高圧で押付け維持して拘束力を高めるようにしたの
で、定常運転時には、自動ギャップ運転時のヒステリシ
スの増加を防止することができ、被圧延材の噛み込み時
及びしり抜け時には、衝撃力による尾端の蛇行と絞りが
防止される。
【0036】また、前記パワークランプ装置の可動部材
は、トグルリンク型レバーであることを特徴とし、ま
た、前記パワークランプ装置の可動部材は、駆動手段の
往復移動を交差する方向の往復移動に変換する機構で構
成されたことを特徴としているので、可動部材の構成を
簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る圧延機のパワーク
ランプ装置の平面図。
【図2】図1中のII-II 線矢視図。
【図3】本発明の他の実施形態例に係る圧延機のパワー
クランプ装置の平面図。
【図4】図3中のIV-IV 線矢視図。
【図5】従来の圧延機のパワークランプ装置の要部側面
図。
【図6】図5中のチョック支持部の平面図。
【符号の説明】
11,21 支持体 12,22 圧接部材 13,23 油圧シリンダ 14 縦軸 15 トグル型レバー 24 支持フレーム 25a L型リンク片 25b I型リンク片 26 ヘッド側ブラケット 27 ブラケット 51 ハウジング 52a,52b ワークロール 53a,53b バックアップロール 54 ワークロール支持用チョック(ワークロールチョ
ック) 55 バックアップロール支持用チョック(バックアッ
プロールチョック) 56 被圧延材 61 ガイド 62 エアシリンダ 63 クランプシリンダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延ロールを支持するロールチョックが
    ハウジングに備えられた圧延機において、ロールチョッ
    クを拘束するパワークランプ装置を設け、パワークラン
    プ装置には、ロールチョックに対応してハウジングの側
    面に支持体が固着され、支持体に往復移動自在に圧接部
    材が支持され、ロールチョックの端面縁部に対し通板方
    向及び圧延ロールの軸方向に圧接部材を着脱係合移動さ
    せる可動部材が備えられ、可動部材を作動させて圧接部
    材をロールチョックの端面縁部に着脱係合させる駆動手
    段が備えられていることを特徴とする圧延機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記パワークランプ
    装置が、圧延機の作業側と駆動側に設けられ、且つ、少
    なくともロールチョックの入側か出側の一方、もしくは
    ロールチョックの入側及び出側の両方に設けられている
    ことを特徴とする圧延機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記パワークランプ
    装置の圧接部材は、上下のワークロールチョックに跨が
    る一組の圧接部材であることを特徴とする圧延機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    おいて、前記パワークランプ装置の駆動手段は、低駆動
    力と高駆動力とに駆動力が切替可能に構成され、圧延機
    の定常運転時には駆動手段を低駆動力で駆動してロール
    チョックをハウジングのポストに押付け維持し、被圧延
    材の噛み込時及びしり抜け時には駆動手段を高駆動力で
    駆動してロールチョックをハウジングのポストに高圧で
    押付け維持して拘束力を高めるようにしたことを特徴と
    する圧延機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    おいて、前記パワークランプ装置の可動部材は、トグル
    リンク型レバーであることを特徴とする圧延機。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    おいて、前記パワークランプ装置の可動部材は、駆動手
    段の往復移動を交差する方向の往復移動に変換する機構
    で構成されたことを特徴とする圧延機。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006346724A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Kobe Steel Ltd ハウジングレスミル
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