JPH0519128Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0519128Y2 JPH0519128Y2 JP2247889U JP2247889U JPH0519128Y2 JP H0519128 Y2 JPH0519128 Y2 JP H0519128Y2 JP 2247889 U JP2247889 U JP 2247889U JP 2247889 U JP2247889 U JP 2247889U JP H0519128 Y2 JPH0519128 Y2 JP H0519128Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- roll
- support frame
- centering
- swing arm
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 5
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 4
- 238000003708 edge detection Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005554 pickling Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この考案は、コイルのアンコイリングに用いら
れるコイル巻戻し装置に関するものである。 〔従来技術〕 スキンパスライン、スリツターライン、酸洗ラ
イン等においては、第7図に示すようなコイル巻
戻し装置を用いてコイルのアンコイリングを行な
つている。このコイル巻戻し装置は、マンドレル
1を有するコイル支持・駆動装置2をラインセン
ターC1の両側に配設すると共に、センタリング
用スライド3上を進退用油圧シリンダ4によりラ
インセンターC1に対して進退可能とし、センタ
リング用スライド3をスライドベース5上に設置
すると共に、一対のスライド3を連結バー6で連
結し、センタリング用油圧シリンダ7により一対
のスライド3が同期して板幅方向に移動できるよ
うに構成されている。 アンコイリングに際しては、第8図に示すよう
に、マンドレル1をラインセンターC1に対して
後退させた状態で、リフト用油圧シリンダ8によ
りコイルCを上昇させ、マンドレル1を前進させ
てコイルCを支持する。次いで、第9図に示すよ
うに、口出しロール9を下降させてコイルCの先
端部を押え、エプロンテーブル10を上昇、前進
させて先端を導き、コイルCを前進回転させてピ
ンチロール11を介してストリツプSを送り出
す。 そして、ストリツプセンターとラインセンター
は、コイルの巻不良(巻きずれ)、マンドレルセ
ンター出し不良などにより常に一致しているとは
限らず、このままの状態でライン通板作業を行な
うと、ミル圧下不良(平坦不良)、出側巻姿不良
などが生じるため、第10図に示すように、エツ
ジ検出センサー12によりコイルエツジ位置を常
時検出し、センタリング用油圧シリンダ7により
コイルCの自動位置修正(センタリング)を行な
つている。 このような巻癖をほぐしながら、巻戻してゆく
工程において、コイルの材質、強度によつては、
ストリツプに座屈現象が生じ、しわ状の腰折疵と
称する欠陥が発生する。 このような腰折疵を防止する方法として、押え
ロールをストリツプに押し付けることが考えら
れ、従来においては、第11図、第12図に示す
ように、口出しロールを兼ねた押えロール13を
押え用シリンダ14によりスイングアーム15を
介してあるいは直接上下させる方式を実験的に採
用してみた。 〔この考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、前述のような押えロール方式で
は、次のような問題が生じた。 (i) 押えロールが定置方式であるため、板幅位置
センタリング時に、ロールとコイル表面がすれ
合い、すり疵欠陥が発生し、あるいはロールの
押付力によりセンタリング不能が生じていた。 (ii) 口出しロールと押えロールが兼用されている
ので、最適な押えロール位置決めを行なえなか
つた。口出しロールはコイル外周部に用いるた
め、ロールの汚れ、異物の付着により成品部に
は適用できなかつた。 (iii) コイルを装着するマンドレルは、第13図に
示すような片持ダブルマンドレル方式の場合、
荷重が偏つているため、第14図に示すように
スライド部に摩耗差が生じる。そのため、コイ
ルCの装着状態が常時同一状態でなく、また左
右のマンドレル位置によつても差が生じ、コイ
ルのレベリング不良が発生する。また、第15
図に示すように、片持一本物の場合でも、同様
のレベリング不良現象が生じる。 このようなレベリング不良があると、コイルの
でき具合の良否(コイルの偏肉もあり、完全に平
行な均一差厚のコイルは実際に存在しない)も加
わつて、押えロールでコイルを押えた際、押付力
が不均一となり、ストリツプが片寄り、ライント
ラブルを生じる問題があつた。 この考案は、前述のような問題点を解消すべく
なされたもので、その目的は、押えロールによる
コイルのすれ疵発生およびセンタリング不能を防
止でき、最適な口出しと押えを行なうことがで
き、さらに板幅方向に均一な押付力を得ることの
できるコイル巻戻し装置を提供することにある。 〔課題を解決するための手段〕 本考案に係るコイル巻戻し装置は、第1図、第
2図に示すように、コイルCが装着されるマンド
レル1を有するコイル支持・駆動装置2をセンタ
リング用スライド3により板幅方向に移動させて
センタリングを行ないつつコイルCを巻戻す装置
において、 コイルCの反巻戻し側に、支持フレーム16を
案内部材17に沿つて板幅方向に移動自在に設置
すると共に、この支持フレーム16を前記センタ
リング用スライド3に連結し、前記支持フレーム
16に、先端に押えロール13を有するスイング
アーム15を、コイルCに対して進退する方向に
揺動可能に取付け、このスイングアーム15に、
口出しロール9をコイルCに対して進退可能に設
けて構成される。 また、スイングアーム15の基端の回動軸18
を、自動調芯軸受、球面座軸受等の変位吸収可能
な軸受19を介して回転自在に支持フレーム16
に取付ける。 さらに、支持フレーム16とセンタリング用ス
ライド3との連結は、垂直な連結ピン20と、上
下方向にギヤツプを設けたブラケツト21により
行ない、スライド3、案内部材17の摩耗の影響
を吸収できるようにするのが好ましい。 〔作用〕 コイル口出しに際しては、押えロール13を上
昇退避させた状態で口出しロール9を下降させて
行なう。コイル径が小さく、口出しロール9の昇
降ストロークが不足する場合には、押えロール1
3がストリツプSに接しない範囲でスイングアー
ム15を下降させれば、口出しを行なうことがで
きる。 ストリツプSのピンチロール11を通過後、任
意の時点から押えロール13を下降させる。この
時、口出しロール9は上昇退避させておく。押え
ロール13と口出しロールは別々であるため、そ
れぞれを最適位置に設置でき、最適な口出しと押
えを行なうことができる。 この状態でストリツプの自動センタリングをセ
ンサー12とセンタリング用油圧シリンダ7で開
始するが、センタリング用スライド3と支持フレ
ーム16は連結されているので、押えロール13
はマンドレル1すなわちコイルCと同じ動きをす
ることになる。このため、ロール13とストリツ
プS間でのすり疵とか、センタリング不良の不具
合は生じない。 ダブルマンドレル方式ではスライド部がコイル
センター側で大きく傾斜摩耗するが、支持フレー
ム16は別体の案内部材によつて走行すると共
に、上下方向に独立して連結されているため、無
理なく水平に走行できる。 次に、スライド部3,5などの偏摩耗、マンド
レル1の真円度不良、コイルの巻厚均一不良等に
対しては、変位吸収可能な軸受19により吸収で
き、押えロール13をコイル表面に均一な押付力
で作用させることができる。 すなわち、押えロール13に不均一な押付力が
生じると、支持フレーム16、スイングアーム1
5、回転軸18がたわみ、このたわみを軸受19
が吸収し、これにより押えロール13はコイルに
なじむように押付力を伝えることができる。 これにより板の蛇行トラブルの発生を防止で
き、全長に対して安定した押えロールの使用が可
能となる。 〔実施例〕 これは、ダブルマンドレル方式の例であり、従
来と同一あるいは相当する部分については同一符
号を付する。 第1図、第2図に示すように、支持フレーム1
6を、反巻戻し側においてマンドレル1の軸芯と
平行に配設した案内レール17aと山形の車輪1
7bにより板幅方向に移動自在に設置し、さら
に、支持フレーム16の転倒防止、たわみ防止、
円滑移動等を目的に支持フレーム16の上部に巻
戻し側に延出するフレーム22を設け、このフレ
ーム22の端部をフレーム23に設けられた案内
レール17cと車輪17dにより支持させる。 回動軸18はラインセンターC1を挟んで一対
の支持フレーム16の上部に回転自在に取付け、
スイングアーム15の基端部を回動軸18に固定
する。回動軸18の端部には、作動レバー24を
固定し、このレバー24と支持フレーム16との
間に配設されたスイング用油圧シリンダ25を作
動させることにより、スイングアーム15を揺動
させる。 口出しロール9はアーム26を介してスイング
アーム15に取付け、レバー27と口出し用油圧
シリンダ28によりコイルCに対して進退可能と
する。 回動軸18の軸受には、第3図に示すような自
動調芯軸受19aあるいは球面座軸受19bを用
いる。また、車輪17bは、同期移動時の負荷を
軽減する目的で第4図に示すような軸受29内蔵
の車輪とする。 次に、以上のような装置スキンパスラインの入
側アンコイラーに設置した例を示す。押えロール
13はφ280mm×l1850mmを使用し、油圧シリンダ
による押付圧力は最大9トンで油圧力により可変
タイプのものとした。口出しロール9はφ200mm
×l1000mmで押付力は最大3トン、油圧力可変と
した。なお、マンドレル1は、第5図に示すよう
に、従来のつば1aをとつてフラツトなマンドレ
ルとし、押えロール13による押えをコイル最内
径まで使用できるようにした。次表に結果を示
す。
れるコイル巻戻し装置に関するものである。 〔従来技術〕 スキンパスライン、スリツターライン、酸洗ラ
イン等においては、第7図に示すようなコイル巻
戻し装置を用いてコイルのアンコイリングを行な
つている。このコイル巻戻し装置は、マンドレル
1を有するコイル支持・駆動装置2をラインセン
ターC1の両側に配設すると共に、センタリング
用スライド3上を進退用油圧シリンダ4によりラ
インセンターC1に対して進退可能とし、センタ
リング用スライド3をスライドベース5上に設置
すると共に、一対のスライド3を連結バー6で連
結し、センタリング用油圧シリンダ7により一対
のスライド3が同期して板幅方向に移動できるよ
うに構成されている。 アンコイリングに際しては、第8図に示すよう
に、マンドレル1をラインセンターC1に対して
後退させた状態で、リフト用油圧シリンダ8によ
りコイルCを上昇させ、マンドレル1を前進させ
てコイルCを支持する。次いで、第9図に示すよ
うに、口出しロール9を下降させてコイルCの先
端部を押え、エプロンテーブル10を上昇、前進
させて先端を導き、コイルCを前進回転させてピ
ンチロール11を介してストリツプSを送り出
す。 そして、ストリツプセンターとラインセンター
は、コイルの巻不良(巻きずれ)、マンドレルセ
ンター出し不良などにより常に一致しているとは
限らず、このままの状態でライン通板作業を行な
うと、ミル圧下不良(平坦不良)、出側巻姿不良
などが生じるため、第10図に示すように、エツ
ジ検出センサー12によりコイルエツジ位置を常
時検出し、センタリング用油圧シリンダ7により
コイルCの自動位置修正(センタリング)を行な
つている。 このような巻癖をほぐしながら、巻戻してゆく
工程において、コイルの材質、強度によつては、
ストリツプに座屈現象が生じ、しわ状の腰折疵と
称する欠陥が発生する。 このような腰折疵を防止する方法として、押え
ロールをストリツプに押し付けることが考えら
れ、従来においては、第11図、第12図に示す
ように、口出しロールを兼ねた押えロール13を
押え用シリンダ14によりスイングアーム15を
介してあるいは直接上下させる方式を実験的に採
用してみた。 〔この考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、前述のような押えロール方式で
は、次のような問題が生じた。 (i) 押えロールが定置方式であるため、板幅位置
センタリング時に、ロールとコイル表面がすれ
合い、すり疵欠陥が発生し、あるいはロールの
押付力によりセンタリング不能が生じていた。 (ii) 口出しロールと押えロールが兼用されている
ので、最適な押えロール位置決めを行なえなか
つた。口出しロールはコイル外周部に用いるた
め、ロールの汚れ、異物の付着により成品部に
は適用できなかつた。 (iii) コイルを装着するマンドレルは、第13図に
示すような片持ダブルマンドレル方式の場合、
荷重が偏つているため、第14図に示すように
スライド部に摩耗差が生じる。そのため、コイ
ルCの装着状態が常時同一状態でなく、また左
右のマンドレル位置によつても差が生じ、コイ
ルのレベリング不良が発生する。また、第15
図に示すように、片持一本物の場合でも、同様
のレベリング不良現象が生じる。 このようなレベリング不良があると、コイルの
でき具合の良否(コイルの偏肉もあり、完全に平
行な均一差厚のコイルは実際に存在しない)も加
わつて、押えロールでコイルを押えた際、押付力
が不均一となり、ストリツプが片寄り、ライント
ラブルを生じる問題があつた。 この考案は、前述のような問題点を解消すべく
なされたもので、その目的は、押えロールによる
コイルのすれ疵発生およびセンタリング不能を防
止でき、最適な口出しと押えを行なうことがで
き、さらに板幅方向に均一な押付力を得ることの
できるコイル巻戻し装置を提供することにある。 〔課題を解決するための手段〕 本考案に係るコイル巻戻し装置は、第1図、第
2図に示すように、コイルCが装着されるマンド
レル1を有するコイル支持・駆動装置2をセンタ
リング用スライド3により板幅方向に移動させて
センタリングを行ないつつコイルCを巻戻す装置
において、 コイルCの反巻戻し側に、支持フレーム16を
案内部材17に沿つて板幅方向に移動自在に設置
すると共に、この支持フレーム16を前記センタ
リング用スライド3に連結し、前記支持フレーム
16に、先端に押えロール13を有するスイング
アーム15を、コイルCに対して進退する方向に
揺動可能に取付け、このスイングアーム15に、
口出しロール9をコイルCに対して進退可能に設
けて構成される。 また、スイングアーム15の基端の回動軸18
を、自動調芯軸受、球面座軸受等の変位吸収可能
な軸受19を介して回転自在に支持フレーム16
に取付ける。 さらに、支持フレーム16とセンタリング用ス
ライド3との連結は、垂直な連結ピン20と、上
下方向にギヤツプを設けたブラケツト21により
行ない、スライド3、案内部材17の摩耗の影響
を吸収できるようにするのが好ましい。 〔作用〕 コイル口出しに際しては、押えロール13を上
昇退避させた状態で口出しロール9を下降させて
行なう。コイル径が小さく、口出しロール9の昇
降ストロークが不足する場合には、押えロール1
3がストリツプSに接しない範囲でスイングアー
ム15を下降させれば、口出しを行なうことがで
きる。 ストリツプSのピンチロール11を通過後、任
意の時点から押えロール13を下降させる。この
時、口出しロール9は上昇退避させておく。押え
ロール13と口出しロールは別々であるため、そ
れぞれを最適位置に設置でき、最適な口出しと押
えを行なうことができる。 この状態でストリツプの自動センタリングをセ
ンサー12とセンタリング用油圧シリンダ7で開
始するが、センタリング用スライド3と支持フレ
ーム16は連結されているので、押えロール13
はマンドレル1すなわちコイルCと同じ動きをす
ることになる。このため、ロール13とストリツ
プS間でのすり疵とか、センタリング不良の不具
合は生じない。 ダブルマンドレル方式ではスライド部がコイル
センター側で大きく傾斜摩耗するが、支持フレー
ム16は別体の案内部材によつて走行すると共
に、上下方向に独立して連結されているため、無
理なく水平に走行できる。 次に、スライド部3,5などの偏摩耗、マンド
レル1の真円度不良、コイルの巻厚均一不良等に
対しては、変位吸収可能な軸受19により吸収で
き、押えロール13をコイル表面に均一な押付力
で作用させることができる。 すなわち、押えロール13に不均一な押付力が
生じると、支持フレーム16、スイングアーム1
5、回転軸18がたわみ、このたわみを軸受19
が吸収し、これにより押えロール13はコイルに
なじむように押付力を伝えることができる。 これにより板の蛇行トラブルの発生を防止で
き、全長に対して安定した押えロールの使用が可
能となる。 〔実施例〕 これは、ダブルマンドレル方式の例であり、従
来と同一あるいは相当する部分については同一符
号を付する。 第1図、第2図に示すように、支持フレーム1
6を、反巻戻し側においてマンドレル1の軸芯と
平行に配設した案内レール17aと山形の車輪1
7bにより板幅方向に移動自在に設置し、さら
に、支持フレーム16の転倒防止、たわみ防止、
円滑移動等を目的に支持フレーム16の上部に巻
戻し側に延出するフレーム22を設け、このフレ
ーム22の端部をフレーム23に設けられた案内
レール17cと車輪17dにより支持させる。 回動軸18はラインセンターC1を挟んで一対
の支持フレーム16の上部に回転自在に取付け、
スイングアーム15の基端部を回動軸18に固定
する。回動軸18の端部には、作動レバー24を
固定し、このレバー24と支持フレーム16との
間に配設されたスイング用油圧シリンダ25を作
動させることにより、スイングアーム15を揺動
させる。 口出しロール9はアーム26を介してスイング
アーム15に取付け、レバー27と口出し用油圧
シリンダ28によりコイルCに対して進退可能と
する。 回動軸18の軸受には、第3図に示すような自
動調芯軸受19aあるいは球面座軸受19bを用
いる。また、車輪17bは、同期移動時の負荷を
軽減する目的で第4図に示すような軸受29内蔵
の車輪とする。 次に、以上のような装置スキンパスラインの入
側アンコイラーに設置した例を示す。押えロール
13はφ280mm×l1850mmを使用し、油圧シリンダ
による押付圧力は最大9トンで油圧力により可変
タイプのものとした。口出しロール9はφ200mm
×l1000mmで押付力は最大3トン、油圧力可変と
した。なお、マンドレル1は、第5図に示すよう
に、従来のつば1aをとつてフラツトなマンドレ
ルとし、押えロール13による押えをコイル最内
径まで使用できるようにした。次表に結果を示
す。
【表】
前述のとおり、本考案に係るコイル巻戻し装置
は、押えロールと口出しロールをスイングアーム
に別々に設け、これらをマンドレルのセンタリン
グ用スライドと同期して移動するようにしたた
め、押えロールによるコイルのすり疵発生および
センタリング不能を解消できると共に、最適な位
置で最適な口出しと押えを行なうことができる。 さらに、スイングアームの回転軸に変位吸収可
能な軸受を設けることにより、板幅方向に均一な
押付力を得ることができ、板の蛇行トラブルを解
消することができる。
は、押えロールと口出しロールをスイングアーム
に別々に設け、これらをマンドレルのセンタリン
グ用スライドと同期して移動するようにしたた
め、押えロールによるコイルのすり疵発生および
センタリング不能を解消できると共に、最適な位
置で最適な口出しと押えを行なうことができる。 さらに、スイングアームの回転軸に変位吸収可
能な軸受を設けることにより、板幅方向に均一な
押付力を得ることができ、板の蛇行トラブルを解
消することができる。
第1図、第2図は、この考案に係るコイル巻戻
し装置を示す側面図、正面図、第3図はスイング
アームの軸受を示す断面図、第4図は支持フレー
ムの車輪を示す断面図、第5図は従来と本考案の
マンドレルを示す概略図、第6図は押えロールの
有無による腰折不良率を示すグラフ、第7図はダ
ブルマンドレル方式のコイル巻戻し装置を示す概
略図、第8図はコイルの装着状況を示す概略図、
第9図はコイルの口出しを示す概略図、第10図
はコイルのセンタリングを示す概略平面図、第1
1図、第12図は従来の押えロールを示す概略
図、第13図はスライド部の荷重分布を示す概略
図、第14図はスライド部の偏摩耗を示す概略
図、第15図は片持一本物の場合を示す概略図で
ある。 1……マンドレル、2……コイル支持・駆動装
置、3……センタリング用スライド、4……進退
用シリンダ、5……スライドベース、6……連結
バー、7……センタリング用油圧シリンダ、8…
…リフト用油圧シリンダ、9……口出しロール、
10……エプロンテーブル、11……ピンチロー
ル、12……エツジ検出センサー、13……押え
ロール、14……押え用シリンダ、15……スイ
ングアーム、16……支持フレーム、17……案
内部材、17a……案内レール、17b……車
輪、18……回動軸、19……変位吸収可能な軸
受、20……連結ピン、21……ブラケツト、2
2,23……フレーム、24……作動レバー、2
5……スイング用油圧シリンダ、26……アー
ム、27……レバー、28……口出し用油圧シリ
ンダ、29……軸受。
し装置を示す側面図、正面図、第3図はスイング
アームの軸受を示す断面図、第4図は支持フレー
ムの車輪を示す断面図、第5図は従来と本考案の
マンドレルを示す概略図、第6図は押えロールの
有無による腰折不良率を示すグラフ、第7図はダ
ブルマンドレル方式のコイル巻戻し装置を示す概
略図、第8図はコイルの装着状況を示す概略図、
第9図はコイルの口出しを示す概略図、第10図
はコイルのセンタリングを示す概略平面図、第1
1図、第12図は従来の押えロールを示す概略
図、第13図はスライド部の荷重分布を示す概略
図、第14図はスライド部の偏摩耗を示す概略
図、第15図は片持一本物の場合を示す概略図で
ある。 1……マンドレル、2……コイル支持・駆動装
置、3……センタリング用スライド、4……進退
用シリンダ、5……スライドベース、6……連結
バー、7……センタリング用油圧シリンダ、8…
…リフト用油圧シリンダ、9……口出しロール、
10……エプロンテーブル、11……ピンチロー
ル、12……エツジ検出センサー、13……押え
ロール、14……押え用シリンダ、15……スイ
ングアーム、16……支持フレーム、17……案
内部材、17a……案内レール、17b……車
輪、18……回動軸、19……変位吸収可能な軸
受、20……連結ピン、21……ブラケツト、2
2,23……フレーム、24……作動レバー、2
5……スイング用油圧シリンダ、26……アー
ム、27……レバー、28……口出し用油圧シリ
ンダ、29……軸受。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コイルが装着されるマンドレルを有するコイ
ル支持・駆動装置をセンタリング用スライドに
より板幅方向に移動させてセンタリングを行な
いつつコイルを巻戻す装置において、 コイルの反巻戻し側に、支持フレームを案内
部材に沿つて板幅方向に移動自在に設置すると
共に、この支持フレームを前記センタリング用
スライドに連結し、前記支持フレームに、先端
に押えロールを有するスイングアームを、コイ
ルに対して進退する方向に揺動可能に取付け、
このスイングアームに、口出しロールをコイル
に対して進退可能に設けたことを特徴とするコ
イル巻戻し装置。 (2) スイングアームの基端の回動軸を、変位吸収
可能な軸受を介して回転自在に支持フレームに
取付けたことを特徴とする請求項(1)記載のコイ
ル巻戻し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2247889U JPH0519128Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2247889U JPH0519128Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02114110U JPH02114110U (ja) | 1990-09-12 |
JPH0519128Y2 true JPH0519128Y2 (ja) | 1993-05-20 |
Family
ID=31240639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2247889U Expired - Lifetime JPH0519128Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0519128Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2509754B2 (ja) * | 1990-11-20 | 1996-06-26 | 住友金属工業株式会社 | 熱間圧延設備 |
-
1989
- 1989-02-28 JP JP2247889U patent/JPH0519128Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02114110U (ja) | 1990-09-12 |
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