JP2001198445A - ロータリー式撹拌機用パドル及びオープン式発酵処理装置 - Google Patents

ロータリー式撹拌機用パドル及びオープン式発酵処理装置

Info

Publication number
JP2001198445A
JP2001198445A JP2000008670A JP2000008670A JP2001198445A JP 2001198445 A JP2001198445 A JP 2001198445A JP 2000008670 A JP2000008670 A JP 2000008670A JP 2000008670 A JP2000008670 A JP 2000008670A JP 2001198445 A JP2001198445 A JP 2001198445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
long
paddle
open
paddles
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000008670A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3682195B2 (ja
Inventor
Iwao Kishi
岩夫 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KISHI ENG KK
Original Assignee
KISHI ENG KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=18536905&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2001198445(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by KISHI ENG KK filed Critical KISHI ENG KK
Priority to JP2000008670A priority Critical patent/JP3682195B2/ja
Publication of JP2001198445A publication Critical patent/JP2001198445A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3682195B2 publication Critical patent/JP3682195B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 構成部材を少なくして容易且つ安価に製造で
きる回転式パドルを提供する。 【解決手段】 パドル5b′は、その長杆5b1の先端
に、2枚の板状の掬い上げ部材5c1及び5c2を前後
に且つ前後方向に対し傾斜させて配置すると共に、その
前側の傾斜板5c1の外面は斜め前方を向き、その後側
の傾斜板5c2の外面は斜め後方を向くように配向せし
めて取り付ける。このパドルを、オープン式発酵槽を往
復動走行する台車に横設したロータリー式撹拌機の回転
軸の長尺開放側面側の外端部に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリー式撹拌
機用パドル及びオープン式発酵処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】先に、出願人は、特願平11−2222
12号として、従来のピット式発酵槽の両側の長尺壁の
上面にレールを敷設し、そのピットを跨ぎ、その左右の
レール上をロータリー式撹拌機を具備した台車を、該ピ
ット式発酵槽の長さ方向に往復動走行自在に設けた有機
質廃物の発酵処理装置の不都合を解消したオープン式発
酵処理装置とこの装置を用いた発酵処理法を開示した。
即ち、該装置は、図13及び図14に示すように、オー
プン式発酵槽1と該オープン式発酵槽1を往復動走行
し、且つロータリー式撹拌機5を横設した台車6とから
成る。更に詳細には、該オープン式発酵槽1は、長棟
(図示しない)内の所定個所に、畜糞、家庭廃棄物、汚
泥、活性汚泥など所望の有機質廃物を水分調整材と共に
経時的に、例えば毎日投入堆積し、その夫々の堆積物を
所要期間発酵処理するに足る所望の長尺広幅の面域a、
例えば長さ30〜100m、幅7〜8mの長尺広幅面域
aと、その長さ方向の1側に、例えば長さ100m、高
さ1〜2mのコンクリート製の長尺壁1aと、該長尺壁
1aと対向する他側には、長尺壁を構築することなく長
尺開放側面2とから成り、かゝるオープン式発酵槽1の
該長尺壁1aの上端面にその全長に亘りレール3を敷設
し、該レール3上と該長尺開放側面2側の面域a側にそ
の床面a上を回転走行する車輪4を左右前後に配設して
具備すると共に、該オープン式発酵槽1内に投入堆積さ
れた被処理物を撹拌する正,逆回転自在のロータリー式
撹拌機5を具備した台車6を該オープン式発酵槽1の長
さ方向に、即ち、該長尺広幅面域aの長さ方向に往復動
走行自在に設けることにより、オープン式発酵処理装置
Pを構成する。該ロータリー式撹拌機5は、正,逆回転
自在の可逆モータ7により、台車6の往動走行時には正
転方向に回転し、台車6の復動走行時には逆転回転せし
められる。該撹拌機5は、その幅方向に延びる回転軸5
aにその長さ方向に亘り且つその周面に多数のパドル5
b,5b,…が、好ましくは螺旋状に配設されている。
図面で1bは、長尺壁1aの両端に直角に配設した端
壁、19は、該ロータリー式撹拌機5の上面をカバーす
るべく前後に配設した蓋板、a′は、コンクリート施工
床面を示す。その各パドル5bは、図15、図16に示
すように、横断面Tの先端が、広幅帯状面域aの底面に
略達する長さを有する長杆5b1の先端に、台車6の走
行方向に対し直交して長矩形の板状の掬い上げ部材5c
を溶接などにより取り付けて構成したものである。各パ
ドル5bは、その長杆の基端部を該回転軸5aの周面か
ら突設した凹嵌合基部5dにボルト、ナットにより交換
自在に取り付けられている。しかし乍ら、この装置1で
は、そのロータリー式撹拌機5の回転軸5aの周面にそ
の軸方向に配設した全てのパドル5b,5b,…を、そ
の各長杆5b1の先端に、該台車6の走行方向に対し直
交して板状の掬い上げ部材5cを取り付けたパドルで構
成したものであるので、ロータリー式撹拌機5を台車6
の往復動走行に伴いロータリー式撹拌機5を正転及び逆
転させ、これらのパドル5b,5b,…の台車6の走行
方向に直交する掬い上げ部材5c,5c,…により長尺
開放側面2に形成したオープン式発酵槽1内の有機質廃
物の堆積物Tを往復動撹拌するに用い、その往復動撹拌
が繰り返されるときは、図17に示すように、当初、実
線示のように堆積されていた堆積物Tは、その往復動撹
拌の回数が多くなるにつれ、一点鎖線示、二次鎖線示に
示すように、そのオープン式発酵槽1の長尺開放側面2
側において堆積物Tの開放端面側が外方に拡散が増大す
ると共に堆積物Tの高さが低くなる傾向があり、当初の
好ましい高さで安定良好な高温発酵が得られない不都合
を生じ、更には、その堆積物Tの崩れは、長尺開放側面
2側の床面を走行する台車6の車輪4の軌道上にも達
し、円滑な走行を阻害することがある。その結果、適
時、頻繁に、その外方へ崩れた拡散分を人手によりスコ
ップなどで掬い上げ、堆積物の頂面へ積み上げる面倒な
作業を要するなどの不都合を生ずることが判った。そこ
で、かゝる不都合を解消するため、特願平11−260
846号により、ロータリー式撹拌機による往復動撹拌
を行ったとき、堆積物の長尺開放側面側において外方へ
崩れ、堆積物の所望の高さが低くならないようにし、人
手によるスコップによる掬い積み上げ作業を要せず、更
に好ましくは、当初の高さの堆積状態で発酵処理ができ
るオープン式発酵処理装置を開示した。即ち、特願平1
1−260846号において、前記先願のオープン式発
酵処理装置を、次のように改良した。即ち、その装置に
おいて、該オープン式発酵槽の該長尺開放側面側に位置
する該回転軸の外端から少なくとも1本乃至数本のパド
ルは、その長杆の先端杆部を回動自在とし、その先端に
内側と外側で面積を異にする板状の掬い上げ部材を所定
角度範囲回動自在に取り付け、該台車の往復動走行時
に、正,逆回転する回転軸に伴い正,逆回転する板状の
掬い上げ部材により堆積物を掬い上げる際に、該板状の
掬い上げ部材の内側板部は外側板部より大きい堆積物の
負荷を受けて該板状の掬い上げ部材は、常に内側に向い
て所定角度回動し堆積物の掬い上げが行われるようにし
た回動式パドルに構成する一方、その他の残る各パドル
は、その先端に、該台車の走行方向に対し直交して板状
の掬い上げ部材を取り付けた最先の出願で用いたと同じ
通常の固定式パドルに構成したことを特徴とするオープ
ン式発酵処理装置を提示した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記の改
良発明によれば、その回動式パドルは、回動式パドルと
するため多くの組み立て構成部材を要し、而も比較的複
雑な組立て作業と構成を要し、その製作が比較的面倒で
あり、且つ製作コストの増大をもたらすなどの問題を有
することが判明した。そこで、構成部品を少なくし、通
常の固定式パドルと同様に構造簡単で且つ製作コストを
減少でき、軽量な固定式パドルの開発とこれを組み込ん
だ軽量で且つ用いた構造簡単で製造コストの安価なロー
タリー式撹拌機を具備し、前記の改良発明の目的と同様
の目的を達成するオープン式発酵装置の開発が望まれ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の先願の
オープン式発酵処理装置の不都合を解消し、上記の要望
を満足するロータリー式撹拌機用パドルを提供するもの
で、長杆の先端に、2枚の板状の掬い上げ部材を前後に
且つ前後方向に対し傾斜させて配置し、その前側の傾斜
板の外面は斜め1側前方を向き、その後側の傾斜板の外
面は斜め1側後方を向くように配向せしめて配設したこ
とを特徴とする。更に本発明は、有機質廃物を経時的に
投入堆積発酵処理する長尺広幅の面域の長さ方向の1側
に長尺壁を設け、その他側は長尺壁のない長尺開放側面
として成る大容積のオープン式発酵槽を構成すると共
に、該長尺壁の上端面にレールを敷設し、該レール上と
該長尺開放側面側の面域上を転動走行する車輪を配設さ
れて具備すると共に堆積物を往復動撹拌する正,逆回転
自在のロータリー式撹拌機を横設した台車を該オープン
式発酵槽の長さ方向に往復動走行自在に設け、更に該ロ
ータリー式撹拌機は、該台車の幅方向に水平に延びる回
転軸と、該回転軸の周面に且つその軸方向に配設された
多数本の長杆の先端に板状の掬い上げ部材を具備するパ
ドルとから成るオープン式発酵処理装置において、これ
らのパドルのうち、該オープン式発酵槽の該長尺開放側
面側に位置する該回転軸の外端から少なくとも1本乃至
数本のパドルは、前後一対の板状の掬い上げ部材が夫々
台車の走行方向に対し斜めに交叉し且つ内側に向けられ
た上記本発明のパドルから成り、その他の残る各パドル
は、長杆の先端に、該台車の走行方向に対し直交して板
状の掬い上げ部材を取り付けたパドルから成ることを特
徴とする。更に本発明は、堆積物の上部を当初の平坦な
高さを維持するようにしたオープン式発酵処理装置を提
供するもので、該ロータリー式撹拌機の該回転軸の中間
域部に配設された通常のパドルのうち、所定の間隔を存
して配設された複数本を上記本発明のパネルに代えたこ
とを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて詳述する。図1乃至図4は、本発明実施の1例
のロータリー式撹拌機用パドルを示す。符号5b′で示
す本発明のパドルは、その長杆5b1の先端に、同じ寸
法、形状を有する2枚の長矩形板状の掬い上げ部材5c
1及び5c2を前後に位置させ、且つその前側の傾斜板
5c1の外面は斜め1側前方を向き、その後側の傾斜板
5c2の外面は斜め1側後方を向くように配向せしめて
取り付けたことを特徴とする。この具体的な実施の1例
は、前後の傾斜板から成る掬い上げ部材5c1及び5c
2は、図3及び図4に明示するようにその夫々の一端部
を直接互いに溶接し且つ前後方向に対し直交する幅方向
の軸線X−Xに対し所定の角度θ1側方向に傾斜せしめ
る。即ち、その夫々の傾斜板の外面が1側斜め方向に夫
々10〜80°の範囲、図示の例では20°傾斜せしめ
てV字状に配向せしめた状態で、その夫々の中間部で該
長杆5b1の下端に溶接などにより取り付ける。この場
合、該長杆5b1の下端に、その中間部から一体に下垂
突出せしめた下垂板部5b2を該V字状の傾斜板5c1
及び5c2により形成される三角形のスペース内に嵌挿
し、その両端面をその夫々の傾斜板5c1及び5c2の
対向する内面の中間部に当接させると共にそのV字状の
傾斜板5c1及び5c2の内面と溶接して該V字状の傾
斜板5c1及び5c2を内側から支承固定し、該V字状
の板状の掬い上げ部材5c1及び5c2の外面に受ける
外圧に対し安定堅牢な機械的強度の増大したV字状の板
状の掬い上げ部材5c1及び5c2に構成するようにす
ることが好ましい。更に、その機械的強度の増大のため
に、該V字状の傾斜板5c1及び5c2の開脚側の端部
の対向内面間に板状などの支承梁5eを渡し、その両端
部をその夫々の対向面と溶接せしめるようにすることが
好ましい。図面で、この本発明のパドル5b′は、図1
及び図2に示すように、その長杆5b1の基端部に設け
たボルト挿通孔5fで、この基端部を仮想線で示すロー
タリー式撹拌機の回転軸5aの周面に突設した左右一対
の取付け板から成る凹嵌合基部5dに嵌合し、該ボルト
挿通孔5gにボルト5hを挿通し、ナット5iにより着
脱自在に該回転軸5aに取り付けて用いるようにするこ
とは、従来と変わりはない。
【0006】また、本発明のパドルの変形例として、図
5に示すようなパドル5b″に構成しても良い。即ち、
先の実施例のそのV字状の傾斜板5c1及び5c2の一
端部を当接し、互いに直接溶接する代わりに、その両傾
斜板5c1及び5c2の一端部間を適当な距離離隔し、
そのスペース内に板状などの補強梁5jを介在させ、そ
の両端部を傾斜板5c1及び5c2の一端部とを溶接
し、その前後一対の板状の掬い上げ板部5c1及び5c
2はハの字状に対称的に傾斜した傾斜板に構成しても良
い。
【0007】本発明のパドル5b′又はパドル5b″の
前側の傾斜板5c1及び後側の5c2の夫々の傾斜角度
θは、同じ角度であることが一般であり好ましく、ま
た、その傾斜角度θは、10〜80°の範囲とする。
【0008】更に、本発明は、上記の構成の本発明のパ
ドルを組み込んだ比較的軽量且つ製造容易で且つ安価な
ロータリー式撹拌機を具備し、而も上記の目的を達成し
得るオープン式発酵処理装置を次のように構成する。即
ち、有機質廃物を経時的に投入堆積発酵処理する長尺広
幅の面域の長さ方向の1側に長尺壁を設け、その他側は
長尺壁のない長尺開放側面として成る大容積のオープン
式発酵槽を構成すると共に、該長尺壁の上端面にレール
を敷設し、該レール上と該長尺開放側面側の面域上を転
動走行する車輪を配設されて具備すると共に堆積物を往
復動撹拌する正,逆回転自在のロータリー式撹拌機を横
設した台車を該オープン式発酵槽の長さ方向に往復動走
行自在に設け、更に該ロータリー式撹拌機は、該台車の
幅方向に水平に延びる回転軸と、該回転軸の周面に且つ
その軸方向に配設された多数本の長杆の先端に板状の掬
い上げ部材を具備するパドルとから成るオープン式発酵
処理装置において、これらのパドルのうち、該オープン
式発酵槽の該長尺開放側面側に位置する該回転軸の外端
から少なくとも1本乃至数本のパドルは、該長杆の先端
に、前後一対の板状の掬い上げ部材が夫々台車の走行方
向に対し斜めに交叉し且つ内側に向けられて配設された
上記本発明のパドルから成り、その他の残る各パドル
は、長杆の先端に、該台車の走行方向に対し直交して板
状の掬い上げ部材を取り付けた通常のパドルから成るこ
とを特徴とする。換言すれば、本発明の該装置は、前記
の改良発明に係る特願平11−260846号で開示し
たオープン式発酵処理装置の構成中の回転式パドルに代
え、前記の本発明の図1乃至図4又は図5に示すパドル
5b′又は5b″を用いたことを特徴とした構成を有
し、これにより同様の効果をもたらす。次に、本発明の
装置の実施の1例を、図6乃至図9に基づいて更に詳細
に説明する。図において、本発明の装置の実施例におい
て、該パドル5b′に用いた特徴構成部材の符号を除
き、前記の先願に係る特願平11−260846号のオ
ープン式発酵処理装置の実施例の構成部材と同じ構成部
材には同じ参照符号を用いて以下詳述する。オープン式
発酵槽1は、長棟(図示しない)内の所定個所に、畜
糞、家庭廃棄物、汚泥、活性汚泥など所望の有機質廃物
を水分調整材と共に経時的に、例えば毎日投入堆積し、
その夫々の堆積物を所要期間発酵処理するに足る所望の
長尺広幅の面域a、例えば長さ30〜100m、幅7〜
8mの長尺広幅面域aと、その長さ方向の1側に、例え
ば長さ100m、高さ1〜2mのコンクリート製の長尺
壁1aと、該長尺壁1aと対向する他側には、長尺壁を
構築することなく長尺開放側面2とから成る。このよう
に構成したオープン式発酵槽1の該長尺壁1aの上端面
にその全長に亘りレール3を敷設し、該レール3上と該
長尺開放側面2側の面域a側にその床面a上を好ましく
は、コンクリート製の床面a′とした床面上を回転走行
する車輪4を左右前後に配設して具備すると共に、該オ
ープン式発酵槽1内に投入堆積された被処理物を撹拌す
る正,逆回転自在のロータリー式撹拌機5を横設した台
車6を該オープン式発酵槽1の長さ方向に、即ち、該長
尺広幅面域aの長さ方向に往復動走行自在に設けること
により、オープン式発酵処理装置Pを構成する。該ロー
タリー式撹拌機5は、正,逆回転自在の可逆モータ7に
より、台車6の往動走行時には正転方向に回転し、台車
6の復動走行時には逆転回転せしめられる。該撹拌機5
は、その幅方向に延びる回転軸5aにその長さ方向に亘
り且つその周面に多数のパドルが配設されている。
【0009】前記の最先の出願に係る発明によれば、そ
の配設された全てのパドルを、図15及び図16に示す
通常のパドル5bで示すパドルで構成していた。即ち、
そのパドル5bは、図15及び図16に示すように、そ
の中間部は横断面T字状であり、その長さは、広幅帯状
面域aの底面に略達する長さを有する長杆5b1から成
ると共にその先端に、台車6の走行方向に対し直交して
長矩形の板状の掬い上げ部材5cを溶接などにより取り
付けて構成したものであり、かゝるパドル5bで該回転
軸5aに配設するパドルの全てを構成し、その往復動撹
拌を繰り返すときは、上記したような不都合を生ずるこ
とが判ったので、この不都合を解消するため、本発明の
オープン式発酵処理装置P′では、該回転軸5aの該オ
ープン式発酵槽1の長尺開放側面2側に位置する外端か
ら少なくとも1本又は数本のパドルは、上記構成の最先
の出願に係る発明で用いたパドル5bの使用を廃し、こ
れに代え、例えば、図1乃至図4に示す本発明のパドル
5b′を用い、これを、その前後にV字状に配設された
板状の掬い上げ部材5c1及び5c2をその夫々の傾斜
板の外面が内側を向くように、即ち、オープン式発酵槽
1の長尺開放側面2とは反対の方向、換言すれば、その
長尺壁1aの方向を向くように配向せしめた状態で該回
転軸5aに取り付けた。図示の例では、本発明の上記の
パドル5b′を例えば1〜5本を回転軸5aの外端側に
取り付けた。而してその他の残る全てのパドルは上記の
先願と同じ形式の図15及び図16に示すパドル5b、
即ち、長杆5bの先端に、台車6の走行方向に対し直交
して取り付けられた板状の掬い上げ部材5cを具備した
パドル5b,5b,…(以下、この形式のパドルを固定
式パドルと称する。)で構成して本発明のロータリー式
撹拌機5′を構成した。かくして、かゝるロータリー式
撹拌機を具備した台車6によりオープン式発酵槽1内に
堆積した堆積物を撹拌するべく、台車6を往復動走行さ
せるが、その往動走行時に該回転軸5aは正回転し、堆
積物を掬い上げて、台車6の後方へ移動撹拌し、台車6
の復動走行時に該回転軸5aは逆回転し、台車6の後方
へ、即ち一旦移動撹拌された堆積物をもとの位置に移動
撹拌する往復動撹拌を行うときは、その本発明のパドル
5b′の内側に向いた前後一対の傾斜板から成る掬い上
げ部材5c1及び5c2により夫々これに対応する堆積
物の外端部を後記するように常に内側に向いて堆積物を
掬い上げられるので、常にその外側への放散を防止する
ことができる。この場合、その全てのパドル5b,5
b,…及び5b′,5b′,…は、該回転軸の長さ方向
に螺旋状に且つ前方から見た板状の掬い上げ部材5c,
5c,…,5c1,5c1及び後方から見た5c,5
c,…,5c2,5c2の夫々の板間にはスペースを存
せしめないように、即ち、前後方向において一部が重な
るように配設することが好ましい。また、その本発明の
パドル5b′の夫々の傾斜板5c1及び5C2は長矩形
状とし、同一形状、寸法であることが一般であり好まし
く、また、通常のパドル5bの板状掬い上げ部材5cと
同一形状、寸法であることが一般であるが、これに限定
する必要はない。また、その各傾斜板5c1及び5C2
の長さ又は高さ寸法は所望に設定される。
【0010】次に、本発明の上記実施例のロータリー式
撹拌機5′に、該回転軸5aに配設した上記の最外端に
位置する本発明の固定式パドル5b′の掬い上げ作動を
図11を参照し説明する。台車6が往動走行するとき、
正回転するロータリー式撹拌機5′の回転軸5aは、図
11(a)に示すように、矢示のように正回転し、これ
に伴いパドル5a′は正回転し、従って、該回転軸5a
の軸方向に対し所定角度内側に向いて傾斜した前側の傾
斜板から成る先端の掬い上げ部材5c1は、その前方に
堆積する堆積物Tの長尺開放側面側の外端堆積部に当接
し、斜め内側に向けてこれを掬い上げる。かくして、従
来のような堆積物Tの外端が外側に拡散することが防止
される。次に、台車6が反転し復動走行する場合は、図
11(b)に示すように、ロータリー式撹拌機5′の回
転軸5aは、矢示のように逆回転し、これに伴いパドル
5b′は逆回転し、従って、該回転軸5aの軸方向に対
し所定角度内側に向いて傾斜した後側の傾斜板から成る
先端の掬い上げ部材5c2は、その前方に堆積する堆積
物Tに当接し、その傾斜した角度で該掬い上げ部材5c
により堆積物Tを斜め内側に掬い上げるので、従来のよ
うな堆積物Tの外端が外側に拡散することが防止され
る。かくして、かゝる台車6の往復動走行による本発明
のパドル5a′による往復動撹拌を何回繰り返し行って
も、常に堆積物Tの外側への飛散は防止され、所望の好
ましい高さを維持して、良好な発酵作用を維持すること
ができる。
【0011】かくして、回転軸5aに配設したパドルの
うち、少なくとも最外端の1本のパドル又はその最外端
から数本のパドル、、図示の例では、5本のパドルを本
発明のパドル5b′で構成するときは、図11に示すよ
うに、内方への掬い上げを高能率に行うことができ、ま
た更に確実に上記の防止効果をもたらす。この場合、こ
れら数本の本発明のパドル5b′を配設するとき、堆積
物Tの傾斜面の端縁より僅かに外側に位置して最外端の
本発明のパドル5b′を設け、その内側の残りの本発明
のパドル5b′は、その堆積物Tの傾斜面の裾野下部に
対応する位置に設けることが好ましい。
【0012】このように本発明のロータリー式撹拌機5
に配設するパドルのうち、その最外端の1本又は最外端
から2〜5本程度を本発明のパドル5b′又は5b′,
5b′,…で構成するときは、上記の作用効果をもたら
すばかりでなく、先の改良発明に係る特願平11−26
0846号で用いた回転式パドルを用いるに比し、パド
ル5b′の構成は、その長杆5b1の先端に2枚の板を
単に前後方向に対し傾斜させて固設するだけであるか
ら、通常の固定式パドルと同様に、簡単に且つ安価に製
作でき、而も回転軸5aに取り付けてロータリー式撹拌
機5′を構成するときは、その製造が容易で構造簡単と
なり、重量も比較的軽くなるので、稼動エネルギーの消
費の低減できるなど利便をもたらす。
【0013】尚、ロータリー式撹拌機5′の回転軸5に
配設した多数本のパドルのうち、長尺開放側面2側に位
置するその最外端のパドルのみを又はその最外端を含め
て端から1〜数本のパドルを本発明のパドル5b′で構
成し、その他の残る全てのパドルは、前記の通常のパド
ル5bで構成し、これにより堆積物Tの往復動撹拌を繰
り返すときは、上記のように、回動式パドル5b′によ
り堆積物Tの外端部は、常に内側に向かって掬い上げら
れるので、従来の外方への拡散は防止することができ、
本発明の目的は達成されるが、同時に、図12に示すよ
うに、堆積物Tの頂面が、当初、実線のように概して平
坦面であったものが、1〜数本の本発明のパドル5b′
により積み上げられた部分は、仮想線示のように山形に
なる傾向がある。これに鑑み、ロータリー式撹拌機5′
により往復動撹拌を繰り返しても、堆積物Tはかゝる山
形部のない常に概して平坦な頂面を維持するようにする
ことが望まれる。
【0014】そこで、本発明は、かゝる要望を満足する
ロータリー式撹拌機5′をも提供するもので、図6及び
図7に明示のように、少なくとも回転軸5aの外側端に
配設した1〜数本の本発明のパドル5b′より内側に配
設されたその回転軸5aの中間域部に配設されるパドル
のうち、その複数本を間隔を存して、好ましくは、一定
間隔を存して本発明のパドル5b′で構成し、その他の
ものは図16、図17に示す通常のパドル5bで構成し
たロータリー式撹拌機5′とする。図示の例では、4本
の通常のパドル5b,5b,…を存して5本目毎に本発
明のパドル5b′を5本、回転軸5aの中間域部に配設
したものを示す。かくして、このロータリー式撹拌機
5′を使用すれば、回転軸5aの外端に設けた1〜5本
の本発明のパドル5b,5b,…により形成された上記
図13に示す堆積物Tの頂面外端部の山形の部分は、そ
の内側に位置する本発明の中間域に一定間隔で配設され
た夫々の本発明のパドル5b′,5b′,…により堆積
物Tは、順次内側に向かい跳ね上げ堆積拡散されるの
で、前記の山形状の堆積部は消失し、堆積物Tの頂面は
概して平坦面にならされ、略同じ高さに維持される。回
転軸5aの内端部、即ち長尺壁1aに近い内端部に配設
された最内端から複数本のパドルは、全て通常のパドル
5bで構成する必要がある。なぜならば、そのうちの1
本でも本発明のパドル5b′とするときは、長尺壁1a
に近い側の堆積物Tの上面が山形に盛り上がったり、跳
ね上げられた堆積物が長尺壁1aの近傍に山形の堆積が
形成され、或いは長尺壁1aを越えて外方に放り出され
るなどの不都合を生ずるからである。
【0015】尚、該板状の掬い上げ部材5c1及び5c
2の傾斜角度は、図示の例では、回転軸5aの中心軸線
に対し20°傾斜せしめたものを示したが、一般に10
°〜80°の範囲が採用できる。
【0016】本発明の上記のオープン式発酵処理装置
P′は、これに具備した上記の本発明のパドル5b′以
外の構成は、先願の発明で開示したものと同じである。
念のため、茲に繰り返し添付図面を参考に詳述する。
【0017】オープン式発酵槽1自体は、先願で提示し
た構成と変わりがなく、図13及び図14に示すと同じ
ように、該長尺広幅面域aは、好ましくは、前記したよ
うに、その面域aにコンクリート製など施工床面a′に
形成し、台車6の長尺開放側面2側の車輪4,4がその
平坦な施工床面a′上を走行するようにすることが好ま
しく一般である。また、該長尺広幅面域aの長さ方向の
両端は開放端面のまゝでも差支えないが、例えば、該長
尺壁1の両端から該長尺壁1に対し直角に幅方向に所望
長さ延びる例えば、幅7〜8m延び且つ高さ1.5〜2
mのコンクリートの両端壁1b,1bを構築し、堆積物
の両端の崩れを防止し、該長尺広幅面域a上に囲壁1
a,1b,1bで囲まれ、その他側の開放側面2を介し
て経時的に投入堆積される極めて大量の被処理物をコ字
状に区劃収容するに足る大容積の長尺コ字状のオープン
式発酵槽1とすることが好ましく一般である。被処理物
の投入堆積される堆積物は、高さ1.4〜1.9m、そ
の幅は6〜7m程度まで堆積するのが一般である。
【0018】長尺壁1の長さは、例えば、飼育する家畜
の頭数や排出される家畜の生糞を毎日投入堆積し、30
日程度の長期間に亘りその堆積物を発酵処理し、順次取
り出し連続的に堆肥を生産するには100m以上でも差
支えないが、一般に30〜100mの範囲で足りる。1
00mの長尺壁を処理棟内に構築するには、極めて長手
の処理棟を要し、相当長手の設置面積を要するので、た
とえば、30〜50mの比較的短い長尺壁のオープン式
発酵槽を2つ又はそれ以上の数を1つの作業場内に配設
するようにすることが好ましい。また、長尺壁や両端壁
の高さは、ショベル車で被処理物を1〜2mの高さまで
投入堆積し得られる1〜2mの範囲とし、一般に、1.
5m程度が好ましい。
【0019】尚、肉牛の飼育場では、オガ屑の寝床に生
糞が堆積して汚れた寝床を掻き集めたものは、水分含有
率は発酵に適した60%程度となっているため、オガ
屑、モミ殼などの水分調整材を改めて添加して水分調整
を行う必要がないから、そのまゝショベル車でオープン
式発酵槽1内に投入することができる。乳牛、豚などの
生糞や汚泥などの多くの有機質廃物の含水率は一般に、
約80%又はそれ以上と高いので、これに水分調整剤を
添加して被処理物の含水率を60%程度又はそれ以下に
調整して発酵処理する必要がある。例えば、乳牛の生糞
を発酵処理する場合は、生糞1m3 に対し水分調整材3
3 の割合で添加して水分60%以下の被処理物とする
が、ショベル車により生糞をオープン式発酵槽内に投入
した後、その上から水分調整材として、例えば3倍の例
えばオガ屑を投入し、台車の往復動道走行に伴うロータ
リー式撹拌機により生糞とオガ屑を往復動撹拌すること
により混合堆積物とする必要がある。
【0020】その投入された堆積物は、毎日撹拌する
と、温度が低下し、生糞に含まれる病原菌などの微生
物、ウジなどの害虫が死なずに残るおそれがある。特
に、栄養分の少ない有機質廃物の処理では、毎日撹拌す
ることは好ましくない。70℃以上の高温発酵を行うに
は、例えば1〜5日間程度撹拌することなくそのまゝ静
置することにより、その放置期間において、高温発酵が
確保される。その放置期間後、撹拌することにより、内
部の水分は蒸発し、動時に外気が混入し好気的条件が良
くなる。このような放置と撹拌を繰り返すことにより、
比較的栄養分の少ない有機質廃物も高温発酵が確保さ
れ、25〜30日間程度の発酵期間が経過すれば、殺
虫、殺菌された良質の堆肥として得られる。
【0021】長棟内の処理場に施工したコンクリート製
床面a′上に、例えば、長さ100メートル、高さ1.
5メートル、肉厚170mmのコンクリート製の長尺壁
1aとその両端に夫々該長尺壁1に対し直角に幅方向に
7.7メートル延び、高さ1.5メートル、肉厚170
mmのコンクリート製の端壁1a,1aを構築し、この
長尺壁1aとその両端壁(図示省略)とによって囲ま
れ、その長尺壁1と対向する側は、長さ100メートル
の高さ方向及び側面が開放された長尺開放側面2を有す
る長尺コ字状のオープン式発酵槽1を形成した。即ち、
コ字状囲壁1,1a,1aで三辺を囲まれた大容積空間
を有し、且つ1側面が長尺開放側面2に形成されたオー
プン式発酵槽1が得られる。尚、該コンクリート施工床
面a′は、図示しないが、その開放側面2側の床面a′
をその全長100メートルに亘り緩やかに下降する傾斜
面に形成し、これによりショベル車での搬入、搬出を楽
に円滑に行うようにすることが好ましい。該長尺壁1a
の上端面には、その全長に亘りレール3を敷設する。該
レール3の敷設は、例えば、該レール3の下端に一体に
成形された断面コ字状の長尺枠体3aを該長尺壁1の上
端部に嵌合し、セメントその他の接着剤などを介して固
着せしめることにより敷設するようにした。
【0022】このようにオープン式発酵槽1を構成した
ので、その全長100メートル、高さ1.5メートルに
より囲まれた大容積の内部空間には、極めて大量の各種
の有機質廃物から成る被処理物を大量に毎日投入堆積し
得られ、その夫々の堆積物が長期間に亘り発酵処理する
に足り、而もその長尺の開放側面2を介して、その長さ
方向の所望の場所に、その被処理物をショベル車により
搬送し、投入とその発酵処理済みの堆積物、即ち堆肥の
取り出しを行うことができるばかりでなく、また、発酵
中の多数個所の堆積物のうち、例えば、その中間の所定
の個所の堆積物に水分調整材を投入することができるな
どの便利をもたらす。
【0023】このように構成したオープン式発酵槽1内
にその開放側面2を介して、所望の場所に有機質廃物と
水分調整材を順次投入堆積せしめたものを、例えば、幅
約6メートル、長さ約3.2メートルの方形の囲枠基台
6aから成る台車6をその1側の前後の車輪4,4を該
レール3上をその他側の前後の車輪4,4を該施工床面
a′上を転動走行するように配置し、該台車6を該オー
プン式発酵槽1の長さ方向に往復動走行させて、この往
動走行、復動走行に合わせてロータリー式撹拌機5の回
転軸5aを正回転、逆回転させて、その往動走行で後方
へその復動走行で前方へ、即ち、もとの位置に移動し、
その間、有機質廃物と水分調整材とを撹拌混合する。即
ち、往復動撹拌して混合堆積物とし、この状態で発酵が
行われる。発酵終了後、かくして、その堆肥をその投入
時と同じ位置から取り出すようにし、必要に応じ、その
取り出した跡に、新しい被処理物を投入し、引続き連続
して発酵処理を行えるようにした。また、かくして、オ
ープン式発酵槽1内に、有機質廃物水分調整材を順次投
入する場合、その長尺開放側面2を介しての長さ方向の
所望の空所に投入でき、従来のような、投入の毎に、以
前にピットの一端に投入した堆積物を撹拌移動用台車の
往復動走行によりピットの奥の方へ移動させてピットの
一端を空ける煩わしい作業と大きな電力消費の課題を解
消できる。
【0024】次に、図示の台車6の具体的な構成につき
更に詳述する。台車6は、幅6メートル、前後方向の長
さ約3メートルの方形のH鋼などの鋼材から成る堅牢な
方形の囲枠基台6aと、これに配設した車輪4,4,
4,4とから成る。その囲枠基台6aの左右の側枠6a
1,6a2の長さの中間部において、そのいくらか下方
に位置して床面a′から約1.4メートルの高さに位置
して横型ロータリー式撹拌機5の回転軸5aを左右のベ
アリング部を介し回転自在に架設した。該回転軸5a
は、その囲枠基台6aの右側枠6a1より外方へ突出す
る外端に設けた伝導車輪及びベルトから成る伝導装置1
2を介して該囲枠基台6aの後側枠6a3の左端から突
出する支持台上に設けた駆動用可逆モータ7により正,
逆回転自在に駆動されるようにした。該台車6の囲枠基
台6aの長尺開放側面2側に位置する右側枠6a1に
は、その前後に位置して下方に延びる脚部13,13を
設け、その下端に、夫々前後の車輪4,4を回転自在に
取り付け、その前車輪4を車輪駆動用可逆モータ8によ
り伝導装置14を介して駆動自在とした。また、該台車
6の左側枠6a2上には、これから外方に突設した台上
に車輪駆動用可逆モータ8′を設置し、その伝導装置1
4′を介し、後車輪4を駆動自在とした。各該脚部13
は、図示の例では、H鋼などの鋼材を材料として堅牢に
図示のように組み立てたものである。前後の脚部13,
13間には、鋼材から成る補強用梁15a,15aを上
下に2本張り渡し、その下部の梁15b上には、前記の
車輪駆動用可逆モータ8を設置した。一方、前記の囲枠
基台6aの左側枠6a2は、コ字状の外側枠6bとコ字
状の内側枠6cとで構成され、両内外側枠をその長さ方
向において間隔を存して配設した連結部材6dを介して
相互に溶接して構成した。台車6の囲枠基台6aの右側
枠6a1の下方には、車輪駆動用モータ8を収容する空
間16を外面に形成せしめた屈曲凹板から成る側壁17
をその前後の脚部13,13に溶接して設け、これによ
り、堆積物が撹拌される際に飛散するその粉粒などが該
モータ8にかゝらない保護壁として作用せしめ、該モー
タ8をその飛散物による汚染、損傷から防止するように
した。また、該囲枠基台6aの上面には、その中心に大
きい方形の上面開放面18を残してその前後の開放面を
上面からカバーする傾斜した金属蓋板19,19を前後
の囲枠基台6aの前後側枠6a4,6a3から斜め上方
へ突設せしめた。これにより、高温発酵中の堆積物を往
復動撹拌する時に生ずる飛散による駆動モータなどの機
器の汚染、損傷を防止すると同時に、その上面開口部1
8より水分を蒸散させ、該発酵中の堆積物の水分除去に
よる乾燥をもたらすようにした。尚、前後の対向する傾
斜金属蓋板19,19は、その両端において囲枠基台6
aの左右側枠6a2,6a1から立ち上がる左右の垂直
壁20,20に接続するようにした。
【0025】該囲枠基台6aの左側枠6a2の前端部上
面には、ケーブルリール11を設立し、台車6の往復動
走行に伴い、外部の供給電源よりのケーブル10を揺動
自在の案内杆11aを介して巻き付け巻き解し自在と
し、そのケーブル10の供給端を該囲枠基台6aの前側
枠6a4上面を横切り、その右側枠6a1の側面に取り
付けたコントロールボックス9に接続するようにし、該
コントロールボックス9からは、図示しない多数本のケ
ーブルを介して、ロータリー式撹拌機駆動用モータ7、
車輪駆動用可逆モータ8,8′、後記する反転用リミッ
トスイッチ、全停止リミットスイッチ、蛇行防止用リミ
ットスイッチなどに接続されるようにし、コントロール
ボックス9の内部には、タイマー、変流器、撹拌機起動
用インバータ、メーターリレー、シーケンサー、ノイズ
フィルターなどの各種電気・電子機器が内蔵され、その
開閉扉の外部に電源ランプ、起動ボタン、自動運転用ボ
タン、非常停止ボタン(図示しない)などの所望の操作
用ボタンを外部から操作できるような構成が配備されて
いる。
【0026】該台車6の囲枠基台6aには、更にその左
側枠6a2には、その長さ方向の所望の位置に、例え
ば、その中間部に、その下面に取り付けた基板21から
該長尺壁1aの外壁面に沿って所望の長さ下垂する前後
一対の杆部22a,22bの下端部に前後一対の反転リ
ミットスイッチ23aと23bを配設すると共に、該前
後一対の杆部22a,22bの前面に両杆部22a,2
2b間に跨がり取り付けた横杆24の中央から下垂する
杆部25の全停止リミットスイッチ26を設ける。一
方、該長尺壁1aの両端の該壁面には、反転リミットス
イッチ23a,23bに夫々当接する高さを有する当接
部材27a,27bを前後に配備して固設した。台車6
が往動走行し、該長尺壁1aの一端(図10では右端)
に来たとき、前側反転リミットスイッチ23aが前端の
該当接部材27aに当接して反転し、台車6が復動走行
し、該長尺壁1aの一端(図10では左端)に来たと
き、後側反転リミットスイッチ23bが後端の該当接部
材27bに当接して台車6が反転走行するようにした。
一方、該全停止リミットスイッチ26は、別個に用意し
た可搬当接スタンド28を少なくとも1個用意してお
き、これを該長尺壁1aの外壁面に沿った長さ方向にお
ける所定の位置で台車6の走行を止めると同時に、その
ロータリー式撹拌機の作動を停止させたい場合、即ち、
全停止させたい場合に、その所定の位置に全停止リミッ
トスイッチ22の進路内に立てておく。かくして台車6
の往動走行或いは復動走行の過程で、その全停止リミッ
トスイッチ22が該可搬当接スタンド28に当たったと
き、台車6の全ての駆動装置は停止する。詳細には、車
輪駆動用モータ8,8′及びロータリー式撹拌機駆動用
モータ7は停止する。即ち、全停止する。また、台車6
を、その該長尺壁1aの長さ方向における所望の長さ間
を所望の複数回往復動せしめる場合には、反転リミット
スイッチ23a,23bと当接する高さを有する一対の
可搬当接スタンド29a,29bを、その長尺壁1の外
壁面に沿いその所望の往復動する長さ間隔を存して前後
に配置し、台車6の往動走行においてその前方の反転リ
ミットスイッチ23aが前位の該可搬当接スタンド29
aに当接したとき反転し、復動走行してその後方の後位
反転リミットスイッチ23bが後位の該可搬当接スタン
ド29bに当たったとき反転し、かくして、台車6の所
定距離間の往復動がなし得られ、これによりその間の堆
積物を正,逆回転撹拌混合がなし得られ、所望回数の台
車6の往復動走行が得られる。所望回数の往動撹拌後、
全停止を行う場合には、反転用可搬当接スタンド29
a,29bのいずれか一方を除き、これに代わり全停止
用の可搬当接スタンド28を所望の位置に設置すれば、
その位置で台車6の全停止が得られる。台車6は、通
常、オープン式発酵槽1のいずれか一方の端部に、電源
を切って全停止させ、待機させておく。所望量の被処理
物をオープン式発酵槽1の他端側の空所に投入し、通
常、長尺壁1aの高さより僅かに低い高さまで、例え
ば、長尺壁1aの高さが1.5mの場合は、1.4m位
までに堆積する。また、堆積物Mの幅は、台車6のロー
タリー式撹拌機5′の回転軸5aの長さに略対応するも
のとする。オープン式発酵槽1の他端の空所に在る堆積
物を往復動撹拌する場合は、スイッチオンして台車6を
往動走行させ、その他端の固定反転リミットスイッチ2
7aに当接させて反転させ、その往動走行中に、該長尺
壁1aの外側の床面a′上に、全停止用の可搬当接スタ
ンド28を所定の位置に立てる。然るときは、往動走行
する台車6は、その全停止用リミットスイッチ26が、
該全停止用可搬当接スタンド28に当たったときに全停
止し、堆積物の1回の往復動撹拌が終了する。複数回の
往復動撹拌を行いたい場合は、該長尺壁1aの外側の床
面a′上に、反転用の可搬当接スタンド29bを立てて
おけば、往動走行する台車6は、その後側の反転リミッ
トスイッチ23bが該反転用の可搬当接スタンド29b
に当たり、反転し再び往動走行する。かくして、所望回
数の往復動撹拌を行うことができる。オープン式発酵槽
1の中間部に投入堆積した堆積物を往復動撹拌するに
は、該長尺壁1aの外側の床面a′上に、該堆積物が往
復動撹拌できるような間隔を存して前後一対の反転用の
可搬当接スタンド29a,29bを立てれば良い。1回
又は所望回数の往復動撹拌を行った後、そのオープン式
発酵槽1の中間位置で全停止させるには、いずれか一方
の反転用可搬スタンド29a又は29bを除去し、その
所望の中間位置に全停止用の可搬当接スタンド28を立
てれば良い。これに代え、電源を切って全停止させるこ
ともできることは勿論である。
【0027】上記図示の例では、製作を簡単にするた
め、台車6の左側枠6a2の長さ方向の中間部に前後一
対の反転リミットスイッチ23a,23bとその中間に
全停止用リミットスイッチ26とを一組にまとめて構成
したが、これに限定されない。例えば、前後一対の反転
リミットスイッチ23a,23bは、台車6の左側枠6
a2の中心位置から左右に等距離の位置であればどの位
置でも良く、左側枠6a2の両端部に配置すれば、それ
だけ早く台車6の往動走行及び復動走行における反転を
行うことができる。また、台車6には、先願の場合と同
様に、保持部材30aとローラ30bとから成る機械的
な蛇行防止装置30と、その前,後側枠6a4,6a3
に配設したガイドリミットスイッチ31a,31bから
成る電気的な蛇行防止装置を具備していることは、先願
の場合と変わりがない。
【0028】
【発明の効果】このように本発明のロータリー式撹拌機
用パドルは、その長杆の先端に、2枚の板状掬い上げ部
材を前後に且つ前後方向に対し傾斜させて配置すると共
にその前側の傾斜板の外面は斜め1側前方を向き、その
後側の傾斜板の外面に斜め1側後方を向くように配向し
て固設した構成としたので、先願の改良発明に係る回動
式パドルに比し軽量となり、而も容易且つ安価に製造で
きる。更に本発明は、オープン式発酵処理装置として、
オープン式発酵槽を往復動走行する台車に横設したロー
タリー式撹拌機の回転軸の長さ方向に且つ周面に配設さ
れた多数本の通常のパドルのうち、その回転軸の外端部
に位置する1〜数本のパドルを、上記の本発明のパドル
に代え且つその前後一対の傾斜板から成る掬い上げ部材
の前後の傾斜板の外面をその回転軸の軸線に対し所定の
傾斜角度内側に向けて傾斜せしめて配向せしめたので、
台車を往復動走行させ、該ロータリー式撹拌機で堆積物
を往復動撹拌としたとき、その堆積物の外端部に位置す
る本発明のパドルの掬い上げ部材によりその往動走行時
には、その前側の傾斜板により、その復動走行時には、
その後側の傾斜板により、常にその夫々対応する前方の
堆積物を内側に向け掬い上げることができ、堆積物の外
側への掬い上げ時の拡散、崩れなどの不都合を解消で
き、また、オープン式発酵処理装置に具備するロータリ
ー式撹拌機に回動式パドルを用いた場合に比し、容易且
つ安価に且つ軽量に構成できると共に、稼動時の消費電
力の低減をもたらす。更に、上記本発明のオープン式発
酵処理装置において、そのロータリー式撹拌機の回転軸
の中間域部に配設されるパドルのうちの複数本を、適宜
間隔を存してその複数本を本発明のパドルに代えるとき
は、その往復動撹拌において、堆積物の上面を略平坦面
の全面均一な高さの堆積物に維持することができ、良好
な高温発酵を維持する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の1例のロータリー式撹拌機用
パドルの中間部を省略した正面図。
【図2】 同パドルの中間部を省略した右側面図。
【図3】 図1のB−B線裁断面図。
【図4】 図3のC−C線裁断面図。
【図5】 変形例のパドルの図3に類似の裁断面図。
【図6】 本発明のオープン式発酵処理装置のオープン
式発酵槽を横断して前方から見た正面図。
【図7】 同装置の平面図。
【図8】 同装置の右側面図。
【図9】 同装置の中央縦断面図。
【図10】 長尺壁の外側から見た同装置の一部を省略
した左側面図。
【図11】 本発明のパドルの作用を説明する図であ
り、図11(a)は台車の往動走行時の作動状態を示す
一部横断平面図、図11(b)は台車の復動走行時の作
動状態を示す一部横断平面図。
【図12】 本発明のパドルを具備したロータリー式撹
拌機の1例による堆積物の掬い上げ堆積状態を説明する
ための横断正面図。
【図13】 最先の出願に係るオープン式発酵処理装置
の平面図。
【図14】 図15のオープン式発酵槽を横断して前方
から見た同装置の正面図。
【図15】 ロータリー式撹拌機の回転軸に取り付けた
通常のパドルの正面図。
【図16】 同パドルの右側面図。
【図17】 最先の出願に係るオープン式発酵処理装置
のロータリー式撹拌機により往復動撹拌された状態の堆
積物の状態を示す横断面図。
【符号の説明】
P′ 本発明のオープン式発酵処理装置 1 オープン式発酵槽 1a 長尺壁 2 長尺開放側面、外側 3 レール 4 車輪 5′ ロータリ
ー式撹拌機 5a 回転軸 5b 通常のパ
ドル 5b′ 本発明のパドル 5b1 長杆 5c1 前側の板状の掬い上げ部材、前側の傾斜板 5c2 後側の板状の掬い上げ部材、後側の傾斜板 6 台車 a,a′ 床面 T 堆積物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長杆の先端に、2枚の板状の掬い上げ部
    材を前後に且つ前後方向に対し傾斜させて配置し、その
    前側の傾斜板の外面は斜め1側前方を向き、その後側の
    傾斜板の外面は斜め1側後方を向くように配向せしめて
    配設したことを特徴とするパドル。
  2. 【請求項2】 有機質廃物を経時的に投入堆積発酵処理
    する長尺広幅の面域の長さ方向の1側に長尺壁を設け、
    その他側は長尺壁のない長尺開放側面として成る大容積
    のオープン式発酵槽を構成すると共に、該長尺壁の上端
    面にレールを敷設し、該レール上と該長尺開放側面側の
    面域上を転動走行する車輪を配設されて具備すると共に
    堆積物を往復動撹拌する正,逆回転自在のロータリー式
    撹拌機を横設した台車を該オープン式発酵槽の長さ方向
    に往復動走行自在に設け、更に該ロータリー式撹拌機
    は、該台車の幅方向に水平に延びる回転軸と、該回転軸
    の周面に且つその軸方向に配設された多数本の長杆の先
    端に板状の掬い上げ部材を具備するパドルとから成るオ
    ープン式発酵処理装置において、これらのパドルのう
    ち、該オープン式発酵槽の該長尺開放側面側に位置する
    該回転軸の外端から少なくとも1本乃至数本のパドル
    は、該長杆の先端に、前後一対の板状の掬い上げ部材が
    夫々台車の走行方向に対し斜めに交叉し且つ内側に向け
    られて配設された請求項1に記載のパドルから成り、そ
    の他の残る各パドルは、長杆の先端に、該台車の走行方
    向に対し直交して板状の掬い上げ部材を取り付けた通常
    のパドルから成ることを特徴とするオープン式発酵処理
    装置。
  3. 【請求項3】 該ロータリー式撹拌機の該回転軸の中間
    域部に配設された通常のパドルのうち、所定の間隔を存
    して配設された複数本を、請求項1に記載のパドルに代
    えたことを特徴とするオープン式発酵処理装置。
JP2000008670A 2000-01-18 2000-01-18 ロータリー式撹拌機用パドル及びオープン式発酵処理装置 Expired - Fee Related JP3682195B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008670A JP3682195B2 (ja) 2000-01-18 2000-01-18 ロータリー式撹拌機用パドル及びオープン式発酵処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008670A JP3682195B2 (ja) 2000-01-18 2000-01-18 ロータリー式撹拌機用パドル及びオープン式発酵処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001198445A true JP2001198445A (ja) 2001-07-24
JP3682195B2 JP3682195B2 (ja) 2005-08-10

Family

ID=18536905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000008670A Expired - Fee Related JP3682195B2 (ja) 2000-01-18 2000-01-18 ロータリー式撹拌機用パドル及びオープン式発酵処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3682195B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002079213A (ja) * 2000-09-04 2002-03-19 Kishi Eng Kk オープン式発酵処理装置
FR3012346A1 (fr) * 2013-10-25 2015-05-01 Innov Ener Cuve pour une installation de methanisation pour la production de biogaz
CN109929976A (zh) * 2019-04-13 2019-06-25 王帅 热处理淬火工艺用真空淬火油槽结构
KR102308986B1 (ko) * 2020-11-20 2021-10-05 나민수 건조기의 핀 고정부를 개선한 디스크
CN117652629A (zh) * 2023-11-17 2024-03-08 西藏月王药诊生态藏药科技有限公司 一种藏红花养生糊制备方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101309655B1 (ko) * 2011-12-28 2013-09-23 금호산업주식회사 수평형 혐기성소화조의 교반기

Citations (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54106074A (en) * 1978-02-07 1979-08-20 Toyobo Co Ltd Fermenting apparatus for organic waste
JPS57167739U (ja) * 1981-04-13 1982-10-22
US4360065A (en) * 1980-05-16 1982-11-23 Eugene Jenison Cultivator for high efficiency windrow disintegration and aeration, row forming, and the like
JPS57191287A (en) * 1981-05-22 1982-11-25 Ebara Mfg Compositing device
JPS6071584A (ja) * 1983-09-28 1985-04-23 株式会社荏原製作所 堆肥化装置の運転方法
JPS60168600U (ja) * 1984-04-18 1985-11-08 森永エンジニアリング株式会社 走行撹拌装置
JPS61232292A (ja) * 1985-04-08 1986-10-16 株式会社荏原製作所 発酵槽の運転方法
JPS6326179Y2 (ja) * 1984-09-24 1988-07-15
JPH0324859A (ja) * 1989-06-21 1991-02-01 Mitsubishi Electric Corp ファクシミリ装置
US5001894A (en) * 1989-11-08 1991-03-26 Slater James A Bearing guard for compost turner
JPH07222966A (ja) * 1994-02-15 1995-08-22 Matsushita Electric Works Ltd 生ごみ処理装置
JPH0847680A (ja) * 1994-08-04 1996-02-20 Nesutaa:Kk 生ゴミ処理装置
JPH08276170A (ja) * 1995-04-05 1996-10-22 Hitachi Ltd 厨芥処理機
JPH08281241A (ja) * 1995-04-10 1996-10-29 Japan Steel Works Ltd:The 発酵処理装置
JPH09110569A (ja) * 1995-10-11 1997-04-28 Ebara Corp 横型パドル式発酵装置及びその運転方法
JPH105729A (ja) * 1996-06-24 1998-01-13 Mitsubishi Electric Corp 厨芥処理装置
JPH10118478A (ja) * 1996-10-18 1998-05-12 Yoshida:Kk 発酵肥料の攪拌装置
JPH10290970A (ja) * 1997-04-21 1998-11-04 Matsushita Electric Works Ltd 生ごみ処理装置
JPH1147724A (ja) * 1997-08-06 1999-02-23 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 生ゴミ処理装置

Patent Citations (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54106074A (en) * 1978-02-07 1979-08-20 Toyobo Co Ltd Fermenting apparatus for organic waste
US4360065A (en) * 1980-05-16 1982-11-23 Eugene Jenison Cultivator for high efficiency windrow disintegration and aeration, row forming, and the like
JPS57167739U (ja) * 1981-04-13 1982-10-22
JPS57191287A (en) * 1981-05-22 1982-11-25 Ebara Mfg Compositing device
JPS6071584A (ja) * 1983-09-28 1985-04-23 株式会社荏原製作所 堆肥化装置の運転方法
JPS60168600U (ja) * 1984-04-18 1985-11-08 森永エンジニアリング株式会社 走行撹拌装置
JPS6326179Y2 (ja) * 1984-09-24 1988-07-15
JPS61232292A (ja) * 1985-04-08 1986-10-16 株式会社荏原製作所 発酵槽の運転方法
JPH0324859A (ja) * 1989-06-21 1991-02-01 Mitsubishi Electric Corp ファクシミリ装置
US5001894A (en) * 1989-11-08 1991-03-26 Slater James A Bearing guard for compost turner
JPH07222966A (ja) * 1994-02-15 1995-08-22 Matsushita Electric Works Ltd 生ごみ処理装置
JPH0847680A (ja) * 1994-08-04 1996-02-20 Nesutaa:Kk 生ゴミ処理装置
JPH08276170A (ja) * 1995-04-05 1996-10-22 Hitachi Ltd 厨芥処理機
JPH08281241A (ja) * 1995-04-10 1996-10-29 Japan Steel Works Ltd:The 発酵処理装置
JPH09110569A (ja) * 1995-10-11 1997-04-28 Ebara Corp 横型パドル式発酵装置及びその運転方法
JPH105729A (ja) * 1996-06-24 1998-01-13 Mitsubishi Electric Corp 厨芥処理装置
JPH10118478A (ja) * 1996-10-18 1998-05-12 Yoshida:Kk 発酵肥料の攪拌装置
JPH10290970A (ja) * 1997-04-21 1998-11-04 Matsushita Electric Works Ltd 生ごみ処理装置
JPH1147724A (ja) * 1997-08-06 1999-02-23 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 生ゴミ処理装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002079213A (ja) * 2000-09-04 2002-03-19 Kishi Eng Kk オープン式発酵処理装置
FR3012346A1 (fr) * 2013-10-25 2015-05-01 Innov Ener Cuve pour une installation de methanisation pour la production de biogaz
CN109929976A (zh) * 2019-04-13 2019-06-25 王帅 热处理淬火工艺用真空淬火油槽结构
CN109929976B (zh) * 2019-04-13 2020-10-27 山东东铁铸锻有限公司 热处理淬火工艺用真空淬火油槽结构
KR102308986B1 (ko) * 2020-11-20 2021-10-05 나민수 건조기의 핀 고정부를 개선한 디스크
CN117652629A (zh) * 2023-11-17 2024-03-08 西藏月王药诊生态藏药科技有限公司 一种藏红花养生糊制备方法
CN117652629B (zh) * 2023-11-17 2024-05-17 西藏月王药诊生态藏药科技有限公司 一种藏红花养生糊制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3682195B2 (ja) 2005-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100717718B1 (ko) 유기질비료 제조용 발효물질 교반 이송장치
JP2001198445A (ja) ロータリー式撹拌機用パドル及びオープン式発酵処理装置
US11821688B2 (en) Dehydrator for biological material
JP5005452B2 (ja) 発酵堆肥化処理法及び装置
JP3487992B2 (ja) 横型パドル式発酵装置
JP3574358B2 (ja) オープン式発酵処理装置
JP3452844B2 (ja) オープン式発酵処理装置並びに発酵処理法
JP3512723B2 (ja) オープン式発酵処理装置
JP5137423B2 (ja) 発酵堆肥化処理法及び装置
CN115677389A (zh) 一种畜禽粪便用的微生物降解装置
JPS5838395B2 (ja) 堆肥化方法及びその装置
JP2784642B2 (ja) 焼酎粕と動物糞を主原料とする肥料の製造装置
JPH10118478A (ja) 発酵肥料の攪拌装置
JP2002274987A (ja) 堆肥化装置
JP4032064B2 (ja) おが屑畜舎整床システム
JPH115071A (ja) 有機質堆積物の発酵装置
JP2006076813A (ja) 堆肥化施設の切返し装置及び堆肥材料切返し方法
JP3283770B2 (ja) 攪拌装置
JP3183148U (ja) 堆肥舎構造
JP2004267920A (ja) 鋼矢板発酵槽
JP3685605B2 (ja) 発酵槽内原料の攪拌方法
JPH11100288A (ja) 移動手段を備えた堆肥化装置及び有機廃棄物の堆肥化方法
JP2005074335A (ja) 有機性廃棄物の発酵処理装置及びその攪拌装置
JP2627481B2 (ja) 有機廃棄物の堆肥化方法及びその装置
JPS6324101Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080527

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100527

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120527

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120527

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120527

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130527

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130527

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130527

Year of fee payment: 8

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees