JP2784642B2 - 焼酎粕と動物糞を主原料とする肥料の製造装置 - Google Patents

焼酎粕と動物糞を主原料とする肥料の製造装置

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JP2784642B2
JP2784642B2 JP7352942A JP35294295A JP2784642B2 JP 2784642 B2 JP2784642 B2 JP 2784642B2 JP 7352942 A JP7352942 A JP 7352942A JP 35294295 A JP35294295 A JP 35294295A JP 2784642 B2 JP2784642 B2 JP 2784642B2
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正宜 岩原
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

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  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼酎粕と動物糞を主原
料とする肥料の製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、牛、豚等を生産する家畜生産者
は、大量に排泄される畜糞から有機肥料を製造するため
に、実開昭55−39497号公報に開示された畜糞乾
燥装置を畜舎に近接したビニールハウス等の内部に設置
して有機肥料を製造している。この装置においては、仕
切壁で区画された二つの搬送路を平行に設置し、この二
つの搬送路上には往復移動する台車が乗架されている。
そして、この台車には、二つの搬送路内に投入された動
物糞を各々攪拌しつつ台車の進行方向と逆方向へ糞尿を
掻出し移動させる二つの攪拌装置が各搬送路と直交する
様に配置されている。また、前記二つの搬送路の一端部
には、相互に連通した折返し路を設けて一方の搬送路か
ら他方の搬送路へ往復移動するスクレイパを設置してい
る。そして、台車を往復移動させながら一つの搬送路内
に投入された動物糞を攪拌装置で攪拌しながら台車の進
行方向と逆方向へ掻出し、移動させながら乾燥させ、こ
の搬送路の一端の折返し路へ移動される動物糞を順次ス
クレイパで他方の搬送路へ移行させ、他方の搬送路内へ
移行された動物糞は、台車の他方の攪拌装置で同じく攪
拌されながら搬送路の他端へ向け移動される。この様
に、二つの搬送路上で台車を往復移動させながら二つの
搬送路内の動物糞を攪拌し、更に一方の搬送路内の動物
糞を他方の搬送路内へ移動させ、乾燥させつつ有機肥料
として取り出している。
【0003】しかしながら、前記肥料の製造装置におい
ては、二つの搬送路内の原料を撹拌し、移動させるため
に各々の搬送路に配置する専用の撹拌装置が必要であ
る。また、攪拌した原料を隣接した一方の搬送路から他
方の搬送路へ移行させるスクレイパが必要であった。さ
らに、一方の搬送路から他方の搬送路へ移行させた原料
を端部側へ撹拌、移動させて取出すため、原料を十分熟
成させるために長い搬送路が必要であった。加えて、搬
送路内で攪拌乾燥させた肥料生産物を回収した後、再び
原料の投入を行わねばならずその間の手待ち時間が生じ
るとともに、攪拌乾燥までにも限界のある搬送路の長さ
により充分な熟成がないままに回収することを余儀なく
されるから安定した高品質の肥料を製造することが困難
で、連続した肥料生産ができず、その生産性が低いとい
う問題があった。また、隣接した二つの搬送路内で原料
の周回移動ができるように、二つの搬送路の両端側にス
クレイパを設けた場合には、装置全体の製造コストカ割
り高となるという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は、上記従来
の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、
(1)発酵槽内に設けた周回路内で発酵熟成される有機
肥料を発酵槽の両端部の反転空間部から連続して回収で
きて肥料の生産性が高い。(2)発酵槽内で一つの攪拌
装置を連続して周回移動しながら、原料の発酵熟成に連
続して取出回収もでき、作業に手待ち時間がなく作業効
率が高くなる。(3)発酵槽内に原料の周回移動のため
のスクレイパ等を設ける必要もなく、装置全体の構造が
簡略化されて製造コストも低減できる等を特徴とした焼
酎粕と動物糞を主原料とする肥料の製造装置を提供する
ことにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本願に係る発明は、長矩形の立体形状であって焼
酎粕と動物糞からなる主原料を収容発酵させる収容部1
2を備え、中央部に長手方向に配置され両端が切欠され
た中仕切り20が設けられ、同収容部12の長手両端側
であって、前記中仕切り20の切欠部縁に設けられた反
転空間部24を備えた発酵槽26を有し、前記収容部1
2は、前記中仕切り20に沿って形成される往路32及
び復路34からなる直進部と、該中仕切り20の両端側
に設けられた反転空間部24、24と、を含み、これら
往路、復路、反転空間部により該中仕切り20の周囲を
周回するように周回路36が形成され、前記中仕切り2
0により形成される往路32又は復路34側のいずれか
に配置され、収容部内の主原料を攪拌しつつ前記周回路
36に沿って周回移動する攪拌移動装置38を有し、前
記攪拌移動装置38は、前記発酵槽26の長手方向に往
復移動する移動台車40と、該移動台車40に取り付け
られ、前記収容部12の往路32又は復路34にのみ設
置されてこれら往路32又は復路34のいずれかのみの
内部を攪拌する攪拌羽根装置42と、前記反転空間部2
4において該攪拌羽根装置42を往路32から復路34
へ、又は復路34から往路32へ走行路を転換させる転
換機構44とを備え、前記転換機構44は、前記移動台
車40に設けられた円形レール80と、この円形レール
80に沿って回転移動し前記攪拌羽根装置42を支持す
る回転台枠82とを含み、前記発酵槽26の反転空間部
24は、該発酵槽26の長手方向槽壁18、18の間隔
幅よりも拡幅した大きな幅間隔を有し、前記発酵槽26
の槽壁18、18の上面には長手方向に沿うように第1
軌道58a、58aが敷設されると共に前記反転空間部
24の槽壁18a、18aの上面には第1軌道58a、
58aと同一方向であって該第1軌道58a、58aに
対して広軌状に形成された第2軌道58b、58bが敷
設され、前記移動台車40には前記第1軌道58a、5
8aに乗架する第1車輪64a、64aと、前記第1車
輪64a、64aの外側であって前記第2軌道64b、
64bに乗架する第2車輪64b、64bを備えてなる
焼酎粕と動物糞を主原料とする肥料の製造装置10から
構成される。
【0006】また、前記攪拌羽根装置42は、前記移動
台車40の進行方向と略直交するように配置され、前記
回転台枠82に支持されて回転自在に設けられた回転軸
92と、この回転軸92に放射状にかつ螺旋を描く様に
配置されて取り付けられた攪拌羽根94とを含むことを
特徴とすることとしてもよい。
【0007】また、前記収容部12の床面16には、同
収容部12内を加温するための加温管30が配置されて
なることとしてもよい。
【0008】
【作用】本発明に係る焼酎粕と動物糞を主原料とする肥
料の製造装置は、長矩形の立体形状であって焼酎粕と動
物糞からなる主原料を収容発酵させる収容部を備え、中
央部に長手方向に配置され両端が切欠された中仕切りが
設けられ、同収容部の長手両端側であって、前記中仕切
りの切欠部縁に設けられた反転空間部を備えた発酵槽を
有し、前記収容部は、前記中仕切りに沿って形成される
往路及び復路からなる直進部と、該中仕切りの両端側に
設けられた反転空間部と、を含み、これら往路、復路、
反転空間部により該中仕切りの周囲を周回するように周
回路が形成され、前記中仕切りにより形成される往路又
は復路側のいずれかに配置され、収容部内の主原料を攪
拌しつつ前記周回路に沿って周回移動する攪拌移動装置
を有し、該攪拌移動装置の攪拌周回移動に伴い、収容部
内の主原料を攪拌移動装置の進行方向と逆回りに周回移
動させている。発酵槽の直進部に設けた往路と復路、及
び発酵槽の両端に設けた反転空間部で発酵槽内に周回路
が形成され、攪拌移動装置を発酵槽に沿って往復移動さ
せて周回路内に収容された原料を攪拌し、この攪拌した
原料を攪拌移動装置の移動と逆回りに周回移動させなが
ら発酵熟成させる。この周回路を周回して十分熟成され
た後の有機肥料は、発酵槽の端部側の反転空間部から原
料の攪拌移動を停止させることなく、攪拌移動に連続し
て効率良く取出し回収できて肥料の生産性を向上させる
ことができる。また、発酵槽に原料の周回反転のための
スクレイパ等を設ける必要もなく、装置全体も簡単な構
造で安価に製造できることとなる。
【0009】また、前記攪拌移動装置は、前記発酵槽の
長手方向に往復移動する移動台車と、該移動台車に取り
付けられ、前記収容部の往路又は復路にのみ設置されて
これら往路又は復路のいずれかのみの内部を攪拌する攪
拌羽根装置と、前記反転空間部において該攪拌羽根装置
を往路から復路へ、又は復路から往路へ走行路を転換さ
せる転換機構とを備えている。移動台車を発酵槽の長手
方向の直進部に沿って移動させながら、攪拌羽根装置を
発酵槽の往路又は復路内に配置して原料を攪拌、掻き出
しできる。また、反転空間部においては、転換機構で攪
拌羽根装置を平面視180度だけ反転回動させて発酵槽
に沿って周回移動させながら攪拌した原料を逆回りに周
回移動させて発酵熟成させ、発酵槽の端部へ周回移動し
た有機肥料を、待ち時間もなく順次連続して取出しなが
ら作業能率を高めることができる。
【0010】また、前記転換機構は、前記移動台車に設
けられた円形レールと、この円形レールに沿って回転移
動し前記攪拌羽根装置を支持する回転台枠とを含むこと
を特徴としている。円形レールに支持した回転台枠を、
円形レールに沿って確実に反転回転させながら攪拌羽根
装置を発酵槽の往路から復路へ、逆に復路から往路へ素
早く方向転換できる。
【0011】また、前記発酵槽の反転空間部は、該発酵
槽の長手方向槽壁の間隔幅よりも拡幅した大きな幅間隔
を有し、前記発酵槽の槽壁の上面には長手方向に沿うよ
うに第1軌道が敷設されると共に前記反転空間部の槽壁
の上面には第1軌道と同一方向であって該第1軌道に対
して広軌状に形成された第2軌道が敷設され、前記移動
台車には前記第1軌道に乗架する第1車輪と、前記第1
車輪の外側であって前記第2軌道に乗架する第2車輪を
備えている。発酵槽の直進部において、槽壁の上面に敷
設された第1軌道に第1車輪を乗架して移動台車は前進
又は後進しながら安定走行し、直進部の端部側の反転空
間部では、第1車輪の外側に配置された第2車輪が第1
軌道より広軌状に配置された第2軌道に自動的に乗架さ
れ、直進部より広幅の反転空間部に移動台車を安定して
乗り入れでき、この状態で発酵槽の直進部の内幅いっぱ
いに設定した攪拌羽根装置であっても槽壁等に接触する
こともなく円滑に反転回動できる。
【0012】前記攪拌羽根装置は、前記移動台車の進行
方向と略直交するように配置され、前記回転台枠に支持
されて回転自在に設けられた回転軸と、この回転軸に放
射状にかつ螺旋を描く様に配置されて取り付けられた攪
拌羽根と、を含むこととしてもよい。発酵槽内の往路や
復路に対して攪拌羽根装置の回転軸は直交する様に配置
され、この回転軸を移動台車の進行方向と同じ方向に回
転させながら発酵槽内の原料を攪拌羽根で均等に攪拌
し、かつ移動台車の進行方向と逆方向へ攪拌した原料を
掻き出しながら原料を発酵槽内で周回移動させつつ有機
肥料として発酵熟成させて取り出しできる。
【0013】前記収容部の床面には、同収容部内を加温
とするための加温管が配置してもよい。収容部の床面に
配置された加温管からの放熱で、収容部内の原料の乾
燥、発酵が促進される。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の好
適な実施例を説明する。図1、図3、図4には、本発明
の実施例に係る焼酎粕と動物糞を主原料とする肥料の製
造装置(以下、「肥料製造装置」と略する)10が示さ
れている。図より明らかな様に、前記肥料製造装置10
は、長矩形の立体形状であって焼酎粕と動物糞からなる
主原料を収容しながら発酵させる収容部12を備えてい
る。この収容部12は、地盤14に設けられた細長い床
面16と、この床面16の長手方向の両側縁に沿って立
設された槽壁18、18とで断面略U形状に構築されて
いる。この収容部12内には、その中央部に長手方向に
向けて中仕切り20が床面16に立設されている。この
中仕切り20は、槽壁18、18に比べ高さが低く、か
つ中仕切り20の両端は槽壁18、18より短く切欠2
2、22されている。また、収容部12は、その長手方
向の両端側において、中仕切り20の切欠縁側に後述す
る攪拌羽根装置を平面視略180度反転移動させる反転
空間部24、24を備えた発酵槽26を有している。
【0015】床面16は、コンクリートやアスファルト
等で打設されており、この床面16には、図3、図4に
示す様に、同床面16の長手方向へ向け開講された複数
の溝28内に収容部12内の原料Mを加温するための加
温管30が配置されている。この床面16の複数の加温
管30には、熱風又は加熱水が通流され、この加温管3
0からの放熱で、収容部12内の原料Mの乾燥発酵が促
進される。槽壁18や中仕切り20は、床面16に対し
てコンクリートやコンクリートブロック等で一体に構築
されている。前記収容部12内に中仕切り20を設ける
ことによって、収容部12内には、中仕切り20に沿っ
て隣接した往路32及び復路34と、中仕切り20の両
端側に設けられた反転空間部24、24とを含み、これ
ら往路32、復路34、反転空間部24、24により中
仕切り20の周囲を周回した周回路36が形成されるこ
ととなる。
【0016】本発明の一つの特徴的なことは、前記中仕
切り20により形成される往路32又は復路34側のい
ずれかに配置され、収容部12内の原料Mを攪拌しつつ
周回路36に沿って周回移動する攪拌移動装置38を有
し、該攪拌移動装置38の攪拌周回移動に伴い、収容部
12内の主原料を攪拌移動装置38の進行方向と逆回り
に周回移動させ得ることにある。これにより、収容部1
2内に投入された原料を攪拌移動装置38の周回方向と
逆回りに周回移動させながら、原料の水分を蒸発させて
発酵を促進させ、発酵熟成された肥料生産物を発酵槽2
6から連続して回収取出して肥料の生産性を大幅に向上
させることができる。また、収容部12の往路32と復
路34との端部に、原料を周回移行させるためのスクレ
イパ等を設ける必要もなく、往路32又は復路34側の
いずれかに配置された攪拌移動装置38のみにより原料
の周回移動を伴う発酵乾燥を達成できるから装置全体の
製造コストを確実に低減できる。更に、収容部12内で
攪拌移動装置38を連続して周回移動させるため、肥料
の生産効率が高く、主原料の発酵熟成と取出回収を連続
できて作業に手待ち時間がなく、作業効率が高くなる。
【0017】図2、図3、図4に示す様に、前記攪拌移
動装置38は、発酵槽26の長手方向の槽壁18、18
に沿って往復移動する移動台車40を備えている。この
移動台車40には、収容部12の往路32又は復路34
にのみ設置されてこれら往路32又は復路34のいずれ
かのみの内部を攪拌する攪拌羽根装置42が取付られて
いる。この攪拌羽根装置42は、移動台車40に備えた
転換機構44に支持されながら、収容部12の両端側の
反転空間部24、24において往路32から復路34
へ、又は復路34から往路32へ走行路を転換される。
これにより、移動台車40に設けた転換機構44で攪拌
羽根装置42を収容部12の往路32から復路34へ、
或は復路34から往路32へ転換走行させて収容部12
内での攪拌羽根装置42の連続した周回移動を実効化で
きる。また、攪拌羽根装置42は構造が簡単で材料費が
安価となり、製造工程も簡略化されて全体的な製造コス
トも節約できることとなる。
【0018】図2に示す様に、前記移動台車40は、前
記収容部12の槽壁18、18に乗架された平面視略四
角形に枠組みされたフレーム枠46を備えている。この
フレーム枠46には、その内部に攪拌羽根装置42を回
転自在に取付けるための略円形の中空部48と、フレー
ム枠46の四隅の隅部内に連設され、中空部48に外接
するように設けられた4個の補強枠50とが設けられて
いる。更に、収容部12の槽壁18、18の外側上方
で、槽壁18、18に対して並列に配置された側部フレ
ーム枠52、52の各両端寄りの下面と前記各補強枠5
0の下面とには合計4個の車輪ベース枠54が、槽壁1
8、18に対し交差状に敷設されている。
【0019】図1に示す様に、発酵槽26の両端側の反
転空間部24、24は、発酵槽26の長手方向の槽壁1
8、18の間隔幅よりも外側へ段差状に拡幅された大き
な幅間隔で、略同一高さに床面16に構築された槽壁1
8a、18aを備えている。この槽壁18a、18aの
端部側は肥料の取出口56として解放されている。図
3、図4、図5に示す様に、発酵槽26の槽壁18、1
8の上面側には長手方向に沿うように第1軌道58a、
58aが敷設されると共に前記反転空間部24の槽壁1
8a、18aの上面側には第1軌道58a、58aと同
一方向であって該第1軌道58a、58aに対して広軌
状に形成された第2軌道58b、58bが敷設されてい
る。
【0020】移動台車40には、そのフレーム枠46に
設けた各車輪ベース枠54の下面には軸受60、60が
固定され、この軸受60、60に回転軸62が軸支さ
れ、この回転軸62に槽壁18の第1軌道58aに乗架
する第1車輪64aが固定され、この第1車輪64aの
外側に第2軌道58bに乗架する第2車輪64bが固定
されている。また、各側部フレーム枠52、52側にお
いて、その両端寄りに設けた車輪ベース枠54、54に
軸支した回転軸62、62の外端部には、連動のための
鎖車66、66が固定され、この鎖車66、66に無端
チェン68が調帯されている。更に、図2、図5に示す
様に、第1軌道58a、58aに乗架して槽壁18、1
8に沿って移動する移動台車40の両側であって、進行
方向の前後いずれかの車輪ベース枠54、54の上面に
は駆動モータ70と、この駆動モータ70と連動する減
速機72が設置され、この減速機72の従軸に固定され
た鎖車74と、回転軸62に固定された鎖車76とに無
端チェン78が調帯されている。
【0021】これにより、発酵槽26の反転空間部2
4、24の間隔幅を、発酵槽26の往路32及び復路3
4の直進部に比べ広幅に取ることを実現でき、発酵槽2
6の往路32及び復路34の直進部においては、前記移
動台車40の側部フレーム枠52、52の一端側に設け
た駆動モータ70、70と第1車輪64a、64aとを
連動回転させ、かつ無端チェン68で他の第1車輪64
a、64aを連動させながら 移動台車40を発酵槽2
6の往路32及び復路34の直進部の上面側で往復移動
でき、更に、移動台車40は、直進部の第1軌道58a
から反転空間部24の第2軌道58bへ直線的に乗り移
るだけで反転空間部24に到達でき、この反転区間部2
4内で攪拌羽根装置42は槽壁18a、18aに接触す
ることもなく、反転回動を円滑に行えることとなる。
【0022】図2、図3、図4に示す様に、前記転換機
構44は、前記移動台車40に設けられた円形レール8
0と、この円形レール80に沿って回転移動し前記攪拌
羽根装置42を支持する回転台枠82とを含む。図2に
示す様に、円形レール80は、フレーム枠46の側部フ
レーム枠52、52と、フレーム枠46内の隅部に設け
た4個の補強枠50とに下面が支架されている。
【0023】図2、図3に示す様に、回転台枠82は、
前記円形レール80上に同円形レール80の直径方向と
略平行に間隔をおいて装架され、中空筒状に枠組みされ
た左右支持枠84、84と、この左右支持枠84、84
の間隔内の略中央部から端部側において同左右支持枠8
4、84内に連結された複数の連結枠86と、左右支持
枠84、84の両端部下面に突出状に固定され、下面に
円形レール80に乗架した車輪88を軸支した4個の車
輪ベース枠90とを有している。前記連結枠86の反対
側において左右支持枠84、84内に前記攪拌羽根装置
42が支持されている。また、4個の車輪ベース枠90
のうちで、円形レール80の中心に対して対称に配置さ
れた2個の車輪ベース枠90の上面側には、図5に示す
移動台車の車輪駆動機構と同様に、駆動モータ70と、
この駆動モータ70と連動する減速機72とが設置さ
れ、この減速機72と車輪88とが連動されている。
【0024】これにより、回転台枠82は4個の車輪ベ
ース枠90の車輪88を円形レール80に乗架させ、そ
のうちの2個の車輪88を駆動回転しながら移動台車4
0の進行方向に対して交差状に配置された回転台枠82
を、平面視180度ずつ回転させながら停止させて回転
台枠82内に支持した攪拌羽根装置42を発酵槽26の
端部の反転空間部24内で往路から復路へまたは復路か
ら往路へ反転できる。この転換機構44は、簡単な構造
で攪拌羽根装置42の方向転換の構成を実現できる。ま
た、転換機構44で方向転換中の攪拌羽根装置42は連
続的に駆動され、主原料Mを攪拌羽根装置42と逆回り
に周回移動させて主原料の攪拌、発酵を実効化できるこ
ととなる。
【0025】図2、図3、図4に示す様に、攪拌羽根装
置42は、前記回転台枠82に支持されて回転自在に設
けられた回転軸92と、この回転軸92に放射状に配置
されて取り付けられた攪拌羽根94とを含む。この攪拌
羽根装置42は、回転台枠82の左右支持枠84、84
を連結した連結枠86の反対側において、左右支持枠8
4、84の間隔の中央部から端部側に覆蓋状に垂設さ
れ、下面が開口された箱形カバー枠96を備えている。
前記回転軸92は、箱形カバー枠96の左右支持枠8
4、84に沿った長手方向の両端側の遮蔽板98、98
の下端中央部に設けた軸受100、100に軸支され、
この回転軸92の長手方向に一定の間隔をおいた外周面
において、順次放射対称となる様に攪拌羽根94が固定
されている。
【0026】この回転軸92を連動回転させるため、一
方の右支持枠84内の中央位置に攪拌モータ102が設
置され、この攪拌モータ102の回転軸に固定された鎖
車104と回転軸92の端部に固定した鎖車106とに
無端チェン108が調帯されている。これにより、移動
台車40の進行と連動回転する回転軸92に取り付けた
攪拌羽根94で、収容部12の往路32や復路34、或
は反転空間部24に収容された原料Mを均等に攪拌乾燥
させ、また、攪拌羽根94の進行方向と逆回りに原料M
を周回移動させて原料Mの発酵分解を促進できる。
【0027】次に、図面に基づいて、本発明の実施例に
係る肥料製造装置10の作用を説明する。前記肥料装置
10は、図示しないビニルハウス等の簡易ハウス内に設
置し、収容部12の往路32の近傍に主原料の貯留槽1
10を設置し、この貯留槽110内に焼酎製造工場から
排出される焼酎粕に養豚畜舎から排出される豚糞を容積
比略5:1乃至10:1程度の割合で混入させて貯留す
る。これらの焼酎粕の含水率は略98%、また豚糞の含
水率も略85%と高いため、主原料の発酵に必要な含水
率を70%以下に調整するために収容部12内の往路3
2及び復路34内にオガ粉、エノキダケのオガ粉、鶏
糞、牛糞等を混合して特殊発酵菌を混合させたベース粉
を投入し、収容部12に沿って攪拌移動装置38を往復
走行させて周回路36内のベース粉を攪拌しながら均等
厚みに張り込む。なお、攪拌移動装置38を走行させる
ことなく、単に搬送リフト等を使用して収容部12の周
回路36にベース粉を均等厚みに張り込んでもよい。
【0028】前記ベース粉を発酵槽26に張り込んだ後
で、床面16の複数の溝28内に配管した加温管32内
に温風又は温水を通流させて放熱させながらベース粉を
加温する。そして、収容部12、即ち発酵槽26の槽壁
18、18の第1軌道58a、58aに各々2個の第1
車輪64aを乗架させている攪拌移動装置38の移動台
車40を、進行方向の前後いずれかの第1車輪64aを
駆動モータ70と連動する減速機72で低速回転させな
がら他の第1車輪64aも連動回転させて図1、図2に
示す矢印イ方向へ向け移動させる。このとき、移動台車
40に支持されて往路32側に配置されている攪拌羽根
装置42の攪拌モータ102と回転軸92が連動されて
各攪拌羽根94が移動台車40と同じ進行方向の向き
に、図3に示す様に回転される。この攪拌羽根94の回
転でベース粉は攪拌されながら進行方向と逆方方向へ掻
き出される。そして、往路32の近傍に設置した貯留槽
110に貯留している焼酎粕と豚糞とを混入した主原料
を移動台車40が進行する前方でベース粉に散布する。
この主原料が散布されたとベース粉は、移動台車40が
通過するときに攪拌羽根94で攪拌混合されて移動台車
40の進行方向と逆方向へ掻き出されながら移動され
る。
【0029】発酵槽26の端部の反転空間部24におい
て、移動台車40は拡幅された槽壁18a、18aの第
2軌道58b、58bに各第1車輪64aの外側に配置
された各第2車輪64bを乗架させて乗り入れる。この
状態で、移動台車40の転換機構44の円形レール80
に4個の車輪88を乗架して支持した回転台枠82を、
円形レール80の中心に対して放射対称な2個の車輪8
8を駆動回転させながら平面視180度回転させて停止
させる。このとき、攪拌羽根装置42は連続駆動れなが
ら往路32側から復路34側へ反転回動される。
【0030】攪拌羽根装置42が復路34側への反転回
動を終了すると同時に、移動台車40の駆動モータ70
は逆回転して各第1、第2車輪64a、64bが逆回転
しながら、移動台車40は反転空間部24から発酵槽2
6の直進部へ矢印ロ方向へ後進を開始し、発酵槽体26
の復路34内のオガ粉を攪拌して掻き出す。この移動台
車40は後進しながら他方の反転空間部24への乗入れ
と同時に停止し、攪拌羽根装置42は連続回転しながら
再び平面視180度回転されて復路34から往路32へ
と反転復帰する。そして、移動台車40は再び発酵槽体
26の直進部を矢印イ方向へ前進しながら往路32内の
ベース粉を攪拌、掻き出しながら移動台車40の前進方
向と逆方向へ移動させる。
【0031】この肥料装置10で処理する焼酎粕と豚糞
とを混和させた主原料は、例えば、1日当たり焼酎粕1
0トンと豚糞1トンとを混和した11トンを発酵槽26
内に散布することとすれば、これと混合して主原料の含
水率を発酵に必要な70%まで低下させるベース粉の量
は7.4トンとなる。従って、1日の原料処理量は合計
18.4トンとなり、この混合物の容積重は0.8トン
/立方メータであるため、1日の原料処理容積は23立
方メータとなる。
【0032】また、発酵槽体26の往路32及び復路3
4の各断面積は略4.4平方メータであるため、1日に
発酵槽26内でベース粉に焼酎粕と豚糞とを散布して攪
拌処理する原料処理量の長さは5.2メータとなり、各
攪拌移動装置38の1回の攪拌作動で移動する処理原料
の移動距離は1.7メータが最適であるため、攪拌移動
装置38による発酵槽26内の攪拌回数は少なくとも3
回が必要となる。これらの攪拌処理した原料Mが発酵さ
れて含水率30%以下となるために必要な日数は略35
日であるため、発酵槽26の全長は5.2x35=18
2メータとなり、二つの反転空間部24の円周路の長さ
を25メータとして、発酵槽26の直進部の長さは、
(182−25)/2=78.5、略80メータの長さ
が必要となる。前記各数値は、あくまでも一つの実施例
であり、本発明はこれに限ることなく、処理する原料の
容量によって最適な数値に変更し得るものである。
【0033】この様に、発酵槽26内にベース粉を張り
込んで毎日所定量の焼酎粕と豚糞とを混入した原料を散
布し、収容部12内の周回路36内を攪拌移動装置38
を複数回にわたり移動させ、発酵槽26内で攪拌処理し
た原料Mを攪拌移動装置38と逆回りに毎日移動させる
から、攪拌処理された原料Mを容易に発酵熟成させるこ
とができる。しかも周回路36内を移動終了した後では
繊維素等が発酵分解された好適な肥料生産物となり、両
端側のいずれかの反転空間部24の取出口56から攪拌
移動装置38による攪移動量と等しい有機肥料を毎日回
収でき、焼酎粕と動物糞を主原料とする肥料の生産性を
大幅に向上させることができる。なお、周回路36を移
動終了した原料Mの発酵度が不十分の場合には再度周回
させてもよい。また、発酵槽26の直進部の長さを短く
形成して原料を周回路36内で連続周回しながら発酵熟
成させてもよい。
【0034】これにより、往路32又は復路34側のい
ずれかに配置された攪拌移動装置38により焼酎粕、豚
糞、ベース粉等の原料の周回移動を伴う発酵乾燥を達成
でき、スクレイパ等を反転空間部24に備える必要もな
く装置全体の構造も簡略化されて製造コストを確実に低
減できる。また、収容部12内で攪拌移動装置38を連
続して周回移動させるため肥料の生産効率も高く、原料
の発酵熟成と取出回収を連続できて作業の手待ち時間が
なく、作業効率が高くなる。同時に、異臭があって腐敗
し易いために有効な廃棄方法がなく、山間癖地に廃棄し
た場合でも悪臭、腐敗のために環境を破壊していた焼酎
粕や豚糞を有機肥料として安価に再利用でき、環境汚染
等の公害を防止できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る焼酎粕
と動物糞を主原料とする肥料の製造装置によれば、長矩
形の立体形状であって焼酎粕と動物糞からなる主原料を
収容発酵させる収容部を備え、中央部に長手方向に配置
され両端が切欠された中仕切りが設けられ、同収容部の
長手両端側であって、前記中仕切りの切欠部縁に設けら
れた反転空間部を備えた発酵槽を有し、前記収容部は、
前記中仕切りに沿って形成される往路及び復路からなる
直進部と、該中仕切りの両端側に設けられた反転空間部
と、を含み、これら往路、復路、反転空間部により該中
仕切りの周囲を周回するように周回路が形成され、前記
中仕切りにより形成される往路又は復路側のいずれかに
配置され、収容部内の主原料を攪拌しつつ前記周回路に
沿って周回移動する攪拌移動装置を有し、前記攪拌移動
装置は、前記発酵槽の長手方向に往復移動する移動台車
と、該移動台車に取り付けられ、前記収容部の往路又は
復路にのみ設置されてこれら往路又は復路のいずれかの
みの内部を攪拌する攪拌羽根装置と、前記反転空間部に
おいて該攪拌羽根装置を往路から復路へ、又は復路から
往路へ走行路を転換させる転換機構と、を備え、前記転
換機構は、前記移動台車に設けられた円形レールと、こ
の円形レールに沿って回転移動し前記攪拌羽根装置を支
持する回転台枠と、を含み、前記発酵槽の反転空間部
は、該発酵槽の長手方向槽壁の間隔幅よりも拡幅した大
きな幅間隔を有し、前記発酵槽の直進部の槽壁の上面に
は長手方向に沿うように第1軌道が敷設されると共に前
記反転空間部の槽壁の上面には第1軌道と同一方向であ
って該第1軌道に対して広軌状に形成された第2軌道が
敷設され、前記移動台車には前記第1軌道に乗架する第
1車輪と、前記第1車輪の外側であって前記第2軌道に
乗架する第2車輪を備えてなることにより、収容部内の
往路、復路、両端側の反転空間部を経由して攪拌移動装
置を連続状に周回移動させて、主原料を攪拌移動装置と
逆回りに周回移動させて攪拌発酵をおこなわせるから、
発酵熟成された肥料生産物を発酵槽から連続して回収で
きて焼酎粕と動物糞を主原料とする肥料の生産性を大幅
に向上させることができる。収容部の往路と復路の端部
に、収容部内の主原料を往路から復路へ移動させるため
のスクレイパを設けたり、或は、熟成中の主原料を往路
から復路へ、更に往路へ周回移動させるため、収容部の
往路と復路の両端部にそれぞれスクレイパを設ける必要
もなく、往路又は復路側のいずれかに配置された攪拌移
動装置のみにより主原料の周回移動を伴う発酵乾燥を達
成できるから装置全体の製造コストを確実に低減でき
る。更に、収容部内で攪拌移動装置を連続して周回移動
させるため、肥料の生産効率が高く、主原料の発酵熟成
と取出回収を連続できて作業に手待ち時間がなく、作業
効率が高くなる。また、移動台車に設けた転換機構で攪
拌羽根装置を収容部の往路から復路へ、或は復路から往
路へ転換走行させて収容部内での攪拌羽根装置の連続し
た周回移動を実効化できる。攪拌羽根装置は構造が簡単
で材料費が安価となり、製造工程も簡略化されて全体的
な製造コストも節約できる。また、転換機構は、簡単な
構造で攪拌羽根装置の方向転換の構成を実現でき、転換
機構で方向転換中の攪拌羽根装置は連続的に駆動され、
主原料を攪拌羽根装置と逆回りに周回移動させて主原料
の攪拌、発酵を実効化できる。また、発酵槽の反転空間
部の間隔幅を、発酵槽の往路及び復路の直進部に比べ広
幅に取ることを実現でき、移動台車は直進部の第1軌道
から反転空間部の第2軌道へ直線的に乗り移るだけで反
転空間部に到達でき、この反転区間部内で攪拌羽根装置
は槽壁に接触することもなく、反転回動を円滑に行え
る。
【0036】前記攪拌羽根装置は、前記移動台車の進行
方向と略直交するように配置され、前記回転台枠に支持
されて回転自在に設けられた回転軸と、この回転軸に放
射状にかつ螺旋を描く様に配置されて取り付けられた攪
拌羽根と、を含むことにより、移動台車の進行と連動回
転する回転軸に取り付けた攪拌羽根で、収容部の往路や
復路、或は反転空間部に収容された主原料を均等に攪拌
乾燥させ、また、攪拌羽根の進行方向と逆回りに主原料
を周回移動させて主原料の発酵分解を促進できる。
【0037】前記収容部の床面には、同収容部内を加温
するための加温管が配置されてなることにより、収容部
の床面に配置された加温管からの放熱で、収容部内の原
料の乾燥、発酵が促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る焼酎粕と動物糞を主原料とする肥
料の製造装置の発酵槽の一部を省略した平面図である。
【図2】図1に示す焼酎粕と動物糞を主原料とする肥料
の製造装置の攪拌移動装置の拡大平面図である。
【図3】図2のA−A線拡大矢視図である。
【図4】攪拌移動装置の一部を切開した、図2のB−B
線拡大矢視図である。
【図5】移動台車の車輪ベース枠に設けた第1、第2車
輪及び駆動モータ等を示した一部拡大側面図である。
【符号の説明】
10 焼酎粕と動物糞を主原料とする肥料の製造装置 12 収容部 18 槽壁 20 中仕切り 24 反転空間部 26 発酵槽 32 往路 34 復路 36 周回路 38 攪拌移動装置 40 移動台車 42 攪拌羽根装置 44 転換機構 58a 第1軌道 58b 第2軌道 64a 第1車輪 64b 第2車輪 80 円形レール 82 回転台枠 92 回転軸 94 攪拌羽根 M 原料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−207790(JP,A) 特開 平4−114987(JP,A) 実開 平2−95600(JP,U) 実開 昭57−167740(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C05F 1/00 - 17/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長矩形の立体形状であって焼酎粕と動物
    糞からなる主原料を収容発酵させる収容部を備え、中央
    部に長手方向に配置され両端が切欠された中仕切りが設
    けられ、同収容部の長手両端側であって、前記中仕切り
    の切欠部縁に設けられた反転空間部を備えた発酵槽を有
    し、 前記収容部は、前記中仕切りに沿って形成される往路及
    び復路からなる直進部と、該中仕切りの両端側に設けら
    れた反転空間部と、を含み、これら往路、復路、反転空
    間部により該中仕切りの周囲を周回するように周回路が
    形成され、 前記中仕切りにより形成される往路又は復路側のいずれ
    かに配置され、収容部内の主原料を攪拌しつつ前記周回
    路に沿って周回移動する攪拌移動装置を有し、前記攪拌移動装置は、前記発酵槽の長手方向に往復移動
    する移動台車と、 該移動台車に取り付けられ、前記収容部の往路又は復路
    にのみ設置されてこれら往路又は復路のいずれかのみの
    内部を攪拌する攪拌羽根装置と、 前記反転空間部において該攪拌羽根装置を往路から復路
    へ、又は復路から往路へ走行路を転換させる転換機構
    と、を備え、 前記転換機構は、前記移動台車に設けられた円形レール
    と、この円形レールに沿って回転移動し前記攪拌羽根装
    置を支持する回転台枠と、を含み、 前記発酵槽の反転空間部は、該発酵槽の長手方向槽壁の
    間隔幅よりも拡幅した大きな幅間隔を有し、 前記発酵槽の直進部の槽壁の上面には長手方向に沿うよ
    うに第1軌道が敷設されると共に前記反転空間部の槽壁
    の上面には第1軌道と同一方向であって該第1軌道に対
    して広軌状に形成された第2軌道が敷設され、 前記移動台車には前記第1軌道に乗架する第1車輪と、
    前記第1車輪の外側であって前記第2軌道に乗架する第
    2車輪を備えてなる 焼酎粕と動物糞を主原料とする肥料
    の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記攪拌羽根装置は、前記移動台車の進
    行方向と略直交するように配置され、前記回転台枠に支
    持されて回転自在に設けられた回転軸と、この回転軸に
    放射状にかつ螺旋を描く様に配置されて取り付けられた
    攪拌羽根と、を含むことを特徴とする請求項1記載の焼
    酎粕と動物糞を主原料とする肥料の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記収容部の床面には、同収容部内を加
    温するための加温管が配置されてなる請求項1記載の焼
    酎粕と動物糞を主原料とする肥料の製造装置。
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