JPH0847680A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents
生ゴミ処理装置Info
- Publication number
- JPH0847680A JPH0847680A JP6204544A JP20454494A JPH0847680A JP H0847680 A JPH0847680 A JP H0847680A JP 6204544 A JP6204544 A JP 6204544A JP 20454494 A JP20454494 A JP 20454494A JP H0847680 A JPH0847680 A JP H0847680A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- garbage
- storage container
- blade
- stirring blade
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Abstract
(57)【要約】
【目的】 生ゴミ処理装置の貯留容器に投入された生ゴ
ミの堆肥化や分解を短時間で行ない得るようにした。 【構成】 菌床46が予め貯留されている貯留容器14
には、その略中心となる位置に回転軸26が取付けられ
ている。この回転軸26には、所要ピッチの捻りが付与
された撹拌羽根28が、半径方向に配設されている。こ
の撹拌羽根28を、生ゴミ処理装置10の上方に設置さ
れたモータ34を介して回転駆動させることにより、貯
留容器14内に予め貯留されている前記菌床46および
投入された生ゴミ16を、該容器14の一側面方向に移
動させつつ撹拌混合する。また所定時間後に撹拌羽根2
8を逆回転させて菌床46と生ゴミ16とを容器14の
他側面方向に移動させる。これによって該生ゴミ16の
発酵・分解を促進する。
ミの堆肥化や分解を短時間で行ない得るようにした。 【構成】 菌床46が予め貯留されている貯留容器14
には、その略中心となる位置に回転軸26が取付けられ
ている。この回転軸26には、所要ピッチの捻りが付与
された撹拌羽根28が、半径方向に配設されている。こ
の撹拌羽根28を、生ゴミ処理装置10の上方に設置さ
れたモータ34を介して回転駆動させることにより、貯
留容器14内に予め貯留されている前記菌床46および
投入された生ゴミ16を、該容器14の一側面方向に移
動させつつ撹拌混合する。また所定時間後に撹拌羽根2
8を逆回転させて菌床46と生ゴミ16とを容器14の
他側面方向に移動させる。これによって該生ゴミ16の
発酵・分解を促進する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、生ゴミ処理装置に関
し、更に詳しくは、例えば野菜クズ、魚のアラ等の生ゴ
ミを効率的に堆肥化させたり分解・消滅させる処理装置
に関するものである。
し、更に詳しくは、例えば野菜クズ、魚のアラ等の生ゴ
ミを効率的に堆肥化させたり分解・消滅させる処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般家庭から出る野菜クズ、魚のアラ等の
生ゴミを有効利用するものとして、生ゴミを堆肥化する
コンポスト容器が注目されている。これは、底部を地中
に埋めた容器中に生ゴミを入れ、先に入れた生ゴミをゴ
ミ自体の重量により圧縮して水分を分離すると共に、地
中の微生物により発酵・分解して堆肥化するものであ
る。
生ゴミを有効利用するものとして、生ゴミを堆肥化する
コンポスト容器が注目されている。これは、底部を地中
に埋めた容器中に生ゴミを入れ、先に入れた生ゴミをゴ
ミ自体の重量により圧縮して水分を分離すると共に、地
中の微生物により発酵・分解して堆肥化するものであ
る。
【0003】前記コンポスト容器は、地中の微生物によ
り発酵・分解させるため、該容器の下部と上部とでは発
酵・分解の速度が異なり、容器内に入れた生ゴミの全て
を堆肥化するのには時間が掛かっていた。また、コンポ
スト容器を埋設する庭等がない集合住宅等では、各家庭
において生ゴミの処理を個別に行なうことができないと
云った難点も指摘される。そこでこの生ゴミ処理を容易
に行ない得るようにした装置が開発されるに至ってい
る。すなわちこのゴミ処理装置は、その内部に投入落下
される残飯等の生ゴミを貯留する貯留容器が配設された
ものであって、該貯留容器の上部に連通的に開口した投
入口を介して該生ゴミが投入されるようになっている。
この貯留容器の内部には、撹拌羽根が回転自在に配設さ
れると共に、その底部に生ゴミの分解・発酵を行なうた
めの微生物資材が土等と共に投入されている。従って貯
留容器に生ゴミを投入した後にこの撹拌羽根を回転さ
せ、生ゴミと微生物資材を混合させた所謂菌床とを撹拌
して均一に混合させることにより、生ゴミが均一に発酵
・分解されて肥料になるよう構成されている。
り発酵・分解させるため、該容器の下部と上部とでは発
酵・分解の速度が異なり、容器内に入れた生ゴミの全て
を堆肥化するのには時間が掛かっていた。また、コンポ
スト容器を埋設する庭等がない集合住宅等では、各家庭
において生ゴミの処理を個別に行なうことができないと
云った難点も指摘される。そこでこの生ゴミ処理を容易
に行ない得るようにした装置が開発されるに至ってい
る。すなわちこのゴミ処理装置は、その内部に投入落下
される残飯等の生ゴミを貯留する貯留容器が配設された
ものであって、該貯留容器の上部に連通的に開口した投
入口を介して該生ゴミが投入されるようになっている。
この貯留容器の内部には、撹拌羽根が回転自在に配設さ
れると共に、その底部に生ゴミの分解・発酵を行なうた
めの微生物資材が土等と共に投入されている。従って貯
留容器に生ゴミを投入した後にこの撹拌羽根を回転さ
せ、生ゴミと微生物資材を混合させた所謂菌床とを撹拌
して均一に混合させることにより、生ゴミが均一に発酵
・分解されて肥料になるよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記ゴミ処理装置で
は、容器内に配設された撹拌羽根が棒状部材である場合
が殆どである。従って撹拌羽根が回転しても混合される
菌床および生ゴミは、この撹拌羽根が回転する部分だけ
に限定されてしまい、効率的な撹拌ができない欠点があ
る。またこれによって生ゴミの分解・発酵が均一に行な
われないことから、生ゴミの一部がそのまま残留し、肥
料としてリサイクルする場合にも問題が生じることにな
る。
は、容器内に配設された撹拌羽根が棒状部材である場合
が殆どである。従って撹拌羽根が回転しても混合される
菌床および生ゴミは、この撹拌羽根が回転する部分だけ
に限定されてしまい、効率的な撹拌ができない欠点があ
る。またこれによって生ゴミの分解・発酵が均一に行な
われないことから、生ゴミの一部がそのまま残留し、肥
料としてリサイクルする場合にも問題が生じることにな
る。
【0005】またゴミ処理装置の容器に投入される全て
の生ゴミが細かなものであれば、微生物による発酵・分
解は良好に行なわれる。しかるに、一般的には魚や果物
をそのまま容器に投入することが殆どであるため、この
ような大きな生ゴミの発酵・分解には時間が掛かり、こ
の結果として全ての生ゴミを堆肥化や分解させるまでに
長時間を要してしまう問題があった。またこのように生
ゴミ処理に長時間を要すると、前述したのと同様に、該
生ゴミのリサイクルが効率的に行なわれなくなる難点も
指摘される。なお、容器の内部に貯留した生ゴミを好気
性菌により水蒸気と二酸化炭素とに分解して消滅させる
形式の処理装置においても、前述したと同様な問題を内
在していた。
の生ゴミが細かなものであれば、微生物による発酵・分
解は良好に行なわれる。しかるに、一般的には魚や果物
をそのまま容器に投入することが殆どであるため、この
ような大きな生ゴミの発酵・分解には時間が掛かり、こ
の結果として全ての生ゴミを堆肥化や分解させるまでに
長時間を要してしまう問題があった。またこのように生
ゴミ処理に長時間を要すると、前述したのと同様に、該
生ゴミのリサイクルが効率的に行なわれなくなる難点も
指摘される。なお、容器の内部に貯留した生ゴミを好気
性菌により水蒸気と二酸化炭素とに分解して消滅させる
形式の処理装置においても、前述したと同様な問題を内
在していた。
【0006】
【発明の目的】この発明は、前述した生ゴミの処理に内
在している課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、貯留容器内に投入された生ゴミの
堆肥化や分解を短時間で行ない得るようにした生ゴミ処
理装置を提供することを目的とする。
在している課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、貯留容器内に投入された生ゴミの
堆肥化や分解を短時間で行ない得るようにした生ゴミ処
理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため本発明は、菌床が底部に貯留さ
れ、投入落下される残飯等の生ゴミを貯留する貯留容器
と、この貯留容器の上部に連通的に開口し、前記生ゴミ
が投入される投入口と、この貯留容器の内部に回転自在
に配設され、前記生ゴミと菌床とを撹拌して均一に混合
させる撹拌羽根とからなる生ゴミ処理装置において、前
記貯留容器の底部を円筒形状に形成すると共に、該円筒
形の略中心となる部位に配設されて水平に延在する回転
軸と、この回転軸の軸方向に所要間隔で所定数固定さ
れ、該回転軸に対し所要ピッチの捻りを付与されて半径
方向に延出する前記撹拌羽根とを備え、この撹拌羽根を
一方向に回転させることにより、前記投入口から投入さ
れた生ゴミと前記容器内に貯留している菌床とを、該撹
拌羽根の捻り面で撹拌混合しつつ貯留容器の一側面に近
接移動させ、更に前記撹拌羽根を所定時間後に逆方向に
回転させることにより、該撹拌羽根の捻り面で撹拌混合
しつつ生ゴミと菌床とを貯留容器の他側面に近接移動さ
せるようにしたことを特徴とする。
の目的を達成するため本発明は、菌床が底部に貯留さ
れ、投入落下される残飯等の生ゴミを貯留する貯留容器
と、この貯留容器の上部に連通的に開口し、前記生ゴミ
が投入される投入口と、この貯留容器の内部に回転自在
に配設され、前記生ゴミと菌床とを撹拌して均一に混合
させる撹拌羽根とからなる生ゴミ処理装置において、前
記貯留容器の底部を円筒形状に形成すると共に、該円筒
形の略中心となる部位に配設されて水平に延在する回転
軸と、この回転軸の軸方向に所要間隔で所定数固定さ
れ、該回転軸に対し所要ピッチの捻りを付与されて半径
方向に延出する前記撹拌羽根とを備え、この撹拌羽根を
一方向に回転させることにより、前記投入口から投入さ
れた生ゴミと前記容器内に貯留している菌床とを、該撹
拌羽根の捻り面で撹拌混合しつつ貯留容器の一側面に近
接移動させ、更に前記撹拌羽根を所定時間後に逆方向に
回転させることにより、該撹拌羽根の捻り面で撹拌混合
しつつ生ゴミと菌床とを貯留容器の他側面に近接移動さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0008】また前記目的を達成するため本願の別の発
明は、菌床が底部に貯留され、投入落下される残飯等の
生ゴミを貯留する貯留容器と、この貯留容器の上部に連
通的に開口し、前記生ゴミが投入される投入口と、この
貯留容器の内部に回転自在に配設され、前記生ゴミと菌
床とを撹拌して均一に混合させる撹拌羽根とからなる生
ゴミ処理装置において、前記貯留容器の底部を円筒形状
に形成すると共に、該円筒形の略中心となる部位に配設
されて水平に延在する回転軸と、この回転軸の軸方向に
所要間隔で所定数固定され、半径方向に延出する櫛歯状
の前記撹拌羽根と、前記生ゴミの投入口と貯留容器とを
連通する部位にあって、前記回転軸と平行に所要間隔で
所定数固定され、前記櫛歯状の撹拌羽根が僅か間隙を介
して通過するのを許容する同じく櫛歯状の固定羽根とを
備え、前記櫛歯状の撹拌羽根を前記櫛歯状の固定羽根に
対し上方から通過するよう回転させることにより、前記
投入口から投入される生ゴミを両羽根の間で破砕してか
ら貯留容器に落下させ、更に前記固定羽根を通過した後
の撹拌羽根により、該貯留容器に貯留した前記菌床と前
記破砕後の生ゴミとの撹拌混合を行なうようにしたこと
を特徴とする。
明は、菌床が底部に貯留され、投入落下される残飯等の
生ゴミを貯留する貯留容器と、この貯留容器の上部に連
通的に開口し、前記生ゴミが投入される投入口と、この
貯留容器の内部に回転自在に配設され、前記生ゴミと菌
床とを撹拌して均一に混合させる撹拌羽根とからなる生
ゴミ処理装置において、前記貯留容器の底部を円筒形状
に形成すると共に、該円筒形の略中心となる部位に配設
されて水平に延在する回転軸と、この回転軸の軸方向に
所要間隔で所定数固定され、半径方向に延出する櫛歯状
の前記撹拌羽根と、前記生ゴミの投入口と貯留容器とを
連通する部位にあって、前記回転軸と平行に所要間隔で
所定数固定され、前記櫛歯状の撹拌羽根が僅か間隙を介
して通過するのを許容する同じく櫛歯状の固定羽根とを
備え、前記櫛歯状の撹拌羽根を前記櫛歯状の固定羽根に
対し上方から通過するよう回転させることにより、前記
投入口から投入される生ゴミを両羽根の間で破砕してか
ら貯留容器に落下させ、更に前記固定羽根を通過した後
の撹拌羽根により、該貯留容器に貯留した前記菌床と前
記破砕後の生ゴミとの撹拌混合を行なうようにしたこと
を特徴とする。
【0009】更に前記目的を達成するため本願の別の発
明は、菌床が底部に貯留され、投入落下される残飯等の
生ゴミを貯留する貯留容器と、この貯留容器の上部に連
通的に開口し、前記生ゴミが投入される投入口と、この
貯留容器の内部に回転自在に配設され、前記生ゴミと菌
床とを撹拌して均一に混合させる撹拌羽根とからなる生
ゴミ処理装置において、前記貯留容器の底部を円筒形状
に形成すると共に、該円筒形の略中心となる部位に配設
されて水平に延在する回転軸と、この回転軸の軸方向に
所要間隔で所定数固定され、半径方向に延出する櫛歯状
の前記撹拌羽根と、前記生ゴミの投入口と貯留容器とを
連通する部位にあって、前記回転軸と平行に所要間隔で
所定数固定され、前記櫛歯状の撹拌羽根が僅か間隙を介
して通過するのを許容する同じく櫛歯状の固定羽根と、
前記櫛歯状の固定羽根の直下に前記回転軸と平行になる
よう配設され、該回転軸と逆方向に回転駆動される副回
転軸と、前記副回転軸の軸方向に所要間隔で所定数固定
され、前記撹拌羽根と固定羽根とが隣接し合う間隙を半
径方向に延出する副羽根とを備え、前記櫛歯状の撹拌羽
根を前記櫛歯状の固定羽根に対し上方から通過するよう
回転させると共に、前記副羽根を該固定羽根の下方から
通過するよう回転させることにより、前記投入口から投
入される生ゴミを夫々の羽根の間で破砕してから貯留容
器に落下させ、更に前記固定羽根を通過した後の撹拌羽
根により、該貯留容器に貯留した前記菌床と前記破砕後
の生ゴミとの撹拌混合を行なうようにしたことを特徴と
する。
明は、菌床が底部に貯留され、投入落下される残飯等の
生ゴミを貯留する貯留容器と、この貯留容器の上部に連
通的に開口し、前記生ゴミが投入される投入口と、この
貯留容器の内部に回転自在に配設され、前記生ゴミと菌
床とを撹拌して均一に混合させる撹拌羽根とからなる生
ゴミ処理装置において、前記貯留容器の底部を円筒形状
に形成すると共に、該円筒形の略中心となる部位に配設
されて水平に延在する回転軸と、この回転軸の軸方向に
所要間隔で所定数固定され、半径方向に延出する櫛歯状
の前記撹拌羽根と、前記生ゴミの投入口と貯留容器とを
連通する部位にあって、前記回転軸と平行に所要間隔で
所定数固定され、前記櫛歯状の撹拌羽根が僅か間隙を介
して通過するのを許容する同じく櫛歯状の固定羽根と、
前記櫛歯状の固定羽根の直下に前記回転軸と平行になる
よう配設され、該回転軸と逆方向に回転駆動される副回
転軸と、前記副回転軸の軸方向に所要間隔で所定数固定
され、前記撹拌羽根と固定羽根とが隣接し合う間隙を半
径方向に延出する副羽根とを備え、前記櫛歯状の撹拌羽
根を前記櫛歯状の固定羽根に対し上方から通過するよう
回転させると共に、前記副羽根を該固定羽根の下方から
通過するよう回転させることにより、前記投入口から投
入される生ゴミを夫々の羽根の間で破砕してから貯留容
器に落下させ、更に前記固定羽根を通過した後の撹拌羽
根により、該貯留容器に貯留した前記菌床と前記破砕後
の生ゴミとの撹拌混合を行なうようにしたことを特徴と
する。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る生ゴミ処理装置につき、
好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説
明する。
好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説
明する。
【0011】(第1実施例について)図1は、本発明に係
る生ゴミ処理装置の第1実施例を示す一部縦断側面図で
あって、この処理装置10は、矩形状をなす筐体12の
内部に、底部が円筒形状に成形されると共に、投入落下
される残飯等の生ゴミ16を貯留し得る貯留容器14が
配設されている。この貯留容器14の上部には、生ゴミ
16を容器14に投入するための投入口12aが形成さ
れ、この投入口12aは、筐体12に回動可能に取付け
られた投入蓋18により開閉自在に閉成されるようにな
っている。また容器14の底面に、堆肥化や分解した生
ゴミ16の取出口14aが開設され、この取出口14a
は、容器14に回動可能に取付けられた取出蓋20によ
り開閉自在に閉成されるよう構成される。更に、筐体1
2には、容器14の内部と外部とを連通する通気口22
が形成されると共に、内部空気や内部で発生した水蒸気
を強制的に排出するファン24が設けられている(図2
参照)。なお通気口22には、生ゴミ16の臭気を脱臭
するための装置を配設することが推奨される。
る生ゴミ処理装置の第1実施例を示す一部縦断側面図で
あって、この処理装置10は、矩形状をなす筐体12の
内部に、底部が円筒形状に成形されると共に、投入落下
される残飯等の生ゴミ16を貯留し得る貯留容器14が
配設されている。この貯留容器14の上部には、生ゴミ
16を容器14に投入するための投入口12aが形成さ
れ、この投入口12aは、筐体12に回動可能に取付け
られた投入蓋18により開閉自在に閉成されるようにな
っている。また容器14の底面に、堆肥化や分解した生
ゴミ16の取出口14aが開設され、この取出口14a
は、容器14に回動可能に取付けられた取出蓋20によ
り開閉自在に閉成されるよう構成される。更に、筐体1
2には、容器14の内部と外部とを連通する通気口22
が形成されると共に、内部空気や内部で発生した水蒸気
を強制的に排出するファン24が設けられている(図2
参照)。なお通気口22には、生ゴミ16の臭気を脱臭
するための装置を配設することが推奨される。
【0012】前記貯留容器14の内部には、その円筒形
の略中心となる部位に回転軸26が配設されている。ま
たこの回転軸26の延在方向に沿った位置には、例えば
5枚の撹拌羽根28が、回転軸26を中心に120度の
間隔で偏位した状態で所要間隔毎に取付けられている。
この撹拌羽根28は、回転軸26の直径寸法よりも若干
幅広に設定された板部材を、該回転軸26に対し所要ピ
ッチの捻りを付与させた状態で設けたものであって、図
に示す如く、その自由端が貯留容器14の半円弧状に成
形された内底面から若干離間する長さに設定されてい
る。また貯留容器14の内側両端部に取付けられる撹拌
羽根28は、全体が「く字状」に屈曲成形されており、そ
の頂部を容器14の内方に指向させた状態で固定される
ことにより、後述する如く機能する。
の略中心となる部位に回転軸26が配設されている。ま
たこの回転軸26の延在方向に沿った位置には、例えば
5枚の撹拌羽根28が、回転軸26を中心に120度の
間隔で偏位した状態で所要間隔毎に取付けられている。
この撹拌羽根28は、回転軸26の直径寸法よりも若干
幅広に設定された板部材を、該回転軸26に対し所要ピ
ッチの捻りを付与させた状態で設けたものであって、図
に示す如く、その自由端が貯留容器14の半円弧状に成
形された内底面から若干離間する長さに設定されてい
る。また貯留容器14の内側両端部に取付けられる撹拌
羽根28は、全体が「く字状」に屈曲成形されており、そ
の頂部を容器14の内方に指向させた状態で固定される
ことにより、後述する如く機能する。
【0013】なお前記回転軸26は、その一端部が貯留
容器14の側端部から外部に突出する部分に、大径のス
プロケット32が配設されている。更に筐体12の背面
側上方には回転軸26の駆動源としてのモータ34が設
置されており、その出力軸に配設した小径のスプロケッ
ト36と、前記大径のスプロケット32との間に無端チ
ェーン38が巻掛けられている。従って該モータ34を
駆動することにより、この小径スプロケット36および
大径スプロケット32を介して回転軸26が所要方向に
回転し得るよう構成されている。
容器14の側端部から外部に突出する部分に、大径のス
プロケット32が配設されている。更に筐体12の背面
側上方には回転軸26の駆動源としてのモータ34が設
置されており、その出力軸に配設した小径のスプロケッ
ト36と、前記大径のスプロケット32との間に無端チ
ェーン38が巻掛けられている。従って該モータ34を
駆動することにより、この小径スプロケット36および
大径スプロケット32を介して回転軸26が所要方向に
回転し得るよう構成されている。
【0014】このように構成した第1実施例の生ゴミ処
理装置10では、前記筐体12の投入蓋18を開放し、
処理される生ゴミ16の量に見合った量の微生物および
該微生物の棲息環境となるオガクズや土壌等の粉体から
なる菌床46が予め容器16内に投入される。そして生
ゴミ16が容器14内に投入された後に前記モータ34
を所定時間(例えば1時間に6分間)だけ駆動させること
で、前記回転軸26を介して撹拌羽根28を一方向に回
転させるが、この撹拌羽根28は、前述した如く、回転
軸26の延在方向に対し所要ピッチの捻りが付与されて
いる。このため容器14内に貯留されている菌床46お
よび生ゴミ16は、該撹拌羽根28の回転に伴い、その
捻り面に押圧されて貯留容器14の一側面に移動されつ
つ撹拌混合される。また貯留容器14の内側両端部に位
置する撹拌羽根28は、回転軸26の回転方向に関係な
く、く字状に屈曲された一方の傾斜面を介して、菌床4
6と生ゴミ16とを常に容器14の内方に押圧するよう
になっている。従って撹拌羽根28によって一側面に移
動された該菌床46と生ゴミ16とは、この両端部に位
置する撹拌羽根28と、該撹拌羽根28に近接した捻り
面を有する撹拌羽根28との間に、撹拌混合されて貯留
される。
理装置10では、前記筐体12の投入蓋18を開放し、
処理される生ゴミ16の量に見合った量の微生物および
該微生物の棲息環境となるオガクズや土壌等の粉体から
なる菌床46が予め容器16内に投入される。そして生
ゴミ16が容器14内に投入された後に前記モータ34
を所定時間(例えば1時間に6分間)だけ駆動させること
で、前記回転軸26を介して撹拌羽根28を一方向に回
転させるが、この撹拌羽根28は、前述した如く、回転
軸26の延在方向に対し所要ピッチの捻りが付与されて
いる。このため容器14内に貯留されている菌床46お
よび生ゴミ16は、該撹拌羽根28の回転に伴い、その
捻り面に押圧されて貯留容器14の一側面に移動されつ
つ撹拌混合される。また貯留容器14の内側両端部に位
置する撹拌羽根28は、回転軸26の回転方向に関係な
く、く字状に屈曲された一方の傾斜面を介して、菌床4
6と生ゴミ16とを常に容器14の内方に押圧するよう
になっている。従って撹拌羽根28によって一側面に移
動された該菌床46と生ゴミ16とは、この両端部に位
置する撹拌羽根28と、該撹拌羽根28に近接した捻り
面を有する撹拌羽根28との間に、撹拌混合されて貯留
される。
【0015】また前記モータ34および回転軸26を介
して撹拌羽根28を所定時間だけ逆回転させることによ
り、菌床46と生ゴミ16とが貯留容器14の他側面に
向って撹拌混合されつつ移動される。この場合にも、容
器14の両端部に取付けられた撹拌羽根28は、く字状
に屈曲された他方の傾斜面を介して容器14の内方に押
圧されるため、この両端部に位置する撹拌羽根28と該
撹拌羽根28に近接する羽根28との間に、菌床46と
生ゴミ16とが撹拌混合された状態で貯留される。これ
によって菌床46と生ゴミ16との撹拌が効率的に行な
われ、該生ゴミ16の分解・発酵が促進されることにな
る。なお図3および図4に示す如く、貯留容器14の内
側部位に前記回転軸26と平行に所要間隔で固定羽根4
0を設けてもよい。この固定羽根40は、前記撹拌羽根
28が僅かな間隙を介して通過するのを許容する位置に
取付けられている。従って撹拌羽根28を、この固定羽
根40に対してその上方から通過するよう回転させるこ
とにより、大きめの生ゴミ16を貯留容器14内で効率
的に破砕することができる。
して撹拌羽根28を所定時間だけ逆回転させることによ
り、菌床46と生ゴミ16とが貯留容器14の他側面に
向って撹拌混合されつつ移動される。この場合にも、容
器14の両端部に取付けられた撹拌羽根28は、く字状
に屈曲された他方の傾斜面を介して容器14の内方に押
圧されるため、この両端部に位置する撹拌羽根28と該
撹拌羽根28に近接する羽根28との間に、菌床46と
生ゴミ16とが撹拌混合された状態で貯留される。これ
によって菌床46と生ゴミ16との撹拌が効率的に行な
われ、該生ゴミ16の分解・発酵が促進されることにな
る。なお図3および図4に示す如く、貯留容器14の内
側部位に前記回転軸26と平行に所要間隔で固定羽根4
0を設けてもよい。この固定羽根40は、前記撹拌羽根
28が僅かな間隙を介して通過するのを許容する位置に
取付けられている。従って撹拌羽根28を、この固定羽
根40に対してその上方から通過するよう回転させるこ
とにより、大きめの生ゴミ16を貯留容器14内で効率
的に破砕することができる。
【0016】(第2実施例について)図5および図6は、
本発明の第2実施例に係る生ゴミ処理装置を示すもので
ある。なお第1実施例に既出の同一または同じ機能を有
する部材については、同たの符号を付して示す。この場
合には、前記撹拌羽根28が回転軸28の軸方向におい
て所要間隔で設置された真直な板部材であり、該回転軸
26を中心に所要角度(180度)で偏位して複数列(実
施例では5列)突設されている。この各撹拌羽根28
は、前記撹拌羽根28と同様に、その自由端が前記容器
14の半円弧状に成形された内底面から若干離間する長
さに寸法設定されており、回転軸26の回転によって容
器14の底部に貯留されている前記菌床46に臨み得る
ようになっている。
本発明の第2実施例に係る生ゴミ処理装置を示すもので
ある。なお第1実施例に既出の同一または同じ機能を有
する部材については、同たの符号を付して示す。この場
合には、前記撹拌羽根28が回転軸28の軸方向におい
て所要間隔で設置された真直な板部材であり、該回転軸
26を中心に所要角度(180度)で偏位して複数列(実
施例では5列)突設されている。この各撹拌羽根28
は、前記撹拌羽根28と同様に、その自由端が前記容器
14の半円弧状に成形された内底面から若干離間する長
さに寸法設定されており、回転軸26の回転によって容
器14の底部に貯留されている前記菌床46に臨み得る
ようになっている。
【0017】また生ゴミ16の前記投入口12aと貯留
容器14とを連通する部位には、図に示す如く、前記櫛
歯状の撹拌羽根28が、所要寸法(15mm〜30mm)の間
隙を介して通過するのを許容する櫛歯状の固定羽根40
が取付けられている。この固定羽根(実施例では4列)4
0は、その自由端が容器14の対向する内側面に向って
水平方向に延在する真直な板状部材であって、回転軸2
6と平行する位置に所要間隔で固定されている。また生
ゴミ16を容器14に投入するための前記投入口12a
には、図に示すように、前記投入蓋18の回動支点近傍
に取付基部42aが固定された案内片42が、固定羽根
40の自由端に近接した傾斜状態で該固定羽根40と同
じ数だけ設けられている。そしてこの固定羽根40およ
び案内片42で形成される部分は、後述するように、大
きめの生ゴミ16を一時的に保持しておく部分(以下 保
持部という)44となる。
容器14とを連通する部位には、図に示す如く、前記櫛
歯状の撹拌羽根28が、所要寸法(15mm〜30mm)の間
隙を介して通過するのを許容する櫛歯状の固定羽根40
が取付けられている。この固定羽根(実施例では4列)4
0は、その自由端が容器14の対向する内側面に向って
水平方向に延在する真直な板状部材であって、回転軸2
6と平行する位置に所要間隔で固定されている。また生
ゴミ16を容器14に投入するための前記投入口12a
には、図に示すように、前記投入蓋18の回動支点近傍
に取付基部42aが固定された案内片42が、固定羽根
40の自由端に近接した傾斜状態で該固定羽根40と同
じ数だけ設けられている。そしてこの固定羽根40およ
び案内片42で形成される部分は、後述するように、大
きめの生ゴミ16を一時的に保持しておく部分(以下 保
持部という)44となる。
【0018】このように構成した第2実施例の生ゴミ処
理装置10では、前記菌床46が予め容器16内に投入
される。しかる後に生ゴミ16が容器14内に投入され
るが、大きめの生ゴミ16は、前記固定羽根40と案内
片42とで画成された前記保持部44に一時的に保持さ
れる。この状態で前記投入蓋18を閉成し、前記モータ
34を駆動させて回転軸26を回転させることにより、
撹拌羽根28が固定羽根40の間をその上方から通過す
るように回転する。これにより保持部44に保持された
大きな生ゴミ16が、両羽根28,40の間で小片に破
砕されて前記菌床46に落下されると共に、該固定羽根
40を通過した後の撹拌羽根28によって菌床46と生
ゴミ16との撹拌混合が速やかに行なわれるようになっ
ている。また撹拌羽根28と固定羽根40を一方向にの
み回転させていると、生ゴミ16に混在する繊維質のゴ
ミが固定羽根40に絡み付き、該ゴミが撹拌羽根28の
良好な回転を阻害することがある。このため該撹拌羽根
28を定期的に逆方向(反時計方向)に回転させ、固定羽
根40に絡み付いた繊維質のゴミを除去することが推奨
される。
理装置10では、前記菌床46が予め容器16内に投入
される。しかる後に生ゴミ16が容器14内に投入され
るが、大きめの生ゴミ16は、前記固定羽根40と案内
片42とで画成された前記保持部44に一時的に保持さ
れる。この状態で前記投入蓋18を閉成し、前記モータ
34を駆動させて回転軸26を回転させることにより、
撹拌羽根28が固定羽根40の間をその上方から通過す
るように回転する。これにより保持部44に保持された
大きな生ゴミ16が、両羽根28,40の間で小片に破
砕されて前記菌床46に落下されると共に、該固定羽根
40を通過した後の撹拌羽根28によって菌床46と生
ゴミ16との撹拌混合が速やかに行なわれるようになっ
ている。また撹拌羽根28と固定羽根40を一方向にの
み回転させていると、生ゴミ16に混在する繊維質のゴ
ミが固定羽根40に絡み付き、該ゴミが撹拌羽根28の
良好な回転を阻害することがある。このため該撹拌羽根
28を定期的に逆方向(反時計方向)に回転させ、固定羽
根40に絡み付いた繊維質のゴミを除去することが推奨
される。
【0019】更に前記投入口12aから投入した際に、
保持部44を通過してそのまま菌床46に落下した大き
な生ゴミ16は、撹拌羽根28の回転に伴って固定羽根
40の上側に移動され、再度両羽根28,40の間を通
過する際に細かく破砕される。これにより、容器14に
貯留される生ゴミ16の殆どは細かくされて菌床46内
で撹拌されるため、その発酵・分解がより促進されるよ
うになっている。なお図7に示すように、固定羽根40
を容器14内に貯留された菌床46に埋設される部分に
設置し、該固定羽根40に付着残留した生ゴミ16を分
解させるようにしてもよい。また、好気性菌により生ゴ
ミ16を水蒸気と二酸化炭素とに完全に分解して消滅さ
せる場合においても、生ゴミ16の処理時間を短縮し得
るものである。
保持部44を通過してそのまま菌床46に落下した大き
な生ゴミ16は、撹拌羽根28の回転に伴って固定羽根
40の上側に移動され、再度両羽根28,40の間を通
過する際に細かく破砕される。これにより、容器14に
貯留される生ゴミ16の殆どは細かくされて菌床46内
で撹拌されるため、その発酵・分解がより促進されるよ
うになっている。なお図7に示すように、固定羽根40
を容器14内に貯留された菌床46に埋設される部分に
設置し、該固定羽根40に付着残留した生ゴミ16を分
解させるようにしてもよい。また、好気性菌により生ゴ
ミ16を水蒸気と二酸化炭素とに完全に分解して消滅さ
せる場合においても、生ゴミ16の処理時間を短縮し得
るものである。
【0020】(第3実施例について)図8および図9は、
本発明の第3実施例に係る生ゴミ処理装置を示すもので
あって、前記撹拌羽根28が、回転軸26の回転方向に
対し逆らう方向への湾曲が付されると共に、該撹拌羽根
28と協働する前記固定羽根40が、撹拌羽根28の回
転方向と同じ方向への湾曲が付されている。そして撹拌
羽根28が取付けられた回転軸26が前記モータ34を
介して回転駆動されることにより、固定羽根40との間
で生ゴミ16を効率的に破砕すると共に、菌床46に落
下した生ゴミ16の発酵・分解をより促進させ得るよう
になっている。なお第2実施例と同様に撹拌羽根28を
一方向にのみ回転させていると、生ゴミ16に混在する
繊維質のゴミが撹拌羽根28や固定羽根40に絡み付
き、該ゴミが撹拌羽根28の良好な回転を阻害すること
があるので、撹拌羽根28を定期的に逆方向に回転させ
ることにより、固定羽根40に絡み付いている繊維質の
ゴミを除去することが推奨される。
本発明の第3実施例に係る生ゴミ処理装置を示すもので
あって、前記撹拌羽根28が、回転軸26の回転方向に
対し逆らう方向への湾曲が付されると共に、該撹拌羽根
28と協働する前記固定羽根40が、撹拌羽根28の回
転方向と同じ方向への湾曲が付されている。そして撹拌
羽根28が取付けられた回転軸26が前記モータ34を
介して回転駆動されることにより、固定羽根40との間
で生ゴミ16を効率的に破砕すると共に、菌床46に落
下した生ゴミ16の発酵・分解をより促進させ得るよう
になっている。なお第2実施例と同様に撹拌羽根28を
一方向にのみ回転させていると、生ゴミ16に混在する
繊維質のゴミが撹拌羽根28や固定羽根40に絡み付
き、該ゴミが撹拌羽根28の良好な回転を阻害すること
があるので、撹拌羽根28を定期的に逆方向に回転させ
ることにより、固定羽根40に絡み付いている繊維質の
ゴミを除去することが推奨される。
【0021】(第4実施例について)図10および図11
は、本発明の第4実施例に係る生ゴミ処理装置を示すも
のであって、筐体12に配設された撹拌羽根28は、前
記回転軸26を中心に120度の間隔で偏位した状態
で、該回転軸26に沿って所要間隔で例えば5基突設さ
れている。また各撹拌羽根28は、前述した撹拌羽根と
同様にその自由端が半円弧状に成形された前記容器14
の内底面から若干離間する長さに寸法設定されると共
に、回転方向に対し逆らう方向ヘの湾曲が付されてい
る。
は、本発明の第4実施例に係る生ゴミ処理装置を示すも
のであって、筐体12に配設された撹拌羽根28は、前
記回転軸26を中心に120度の間隔で偏位した状態
で、該回転軸26に沿って所要間隔で例えば5基突設さ
れている。また各撹拌羽根28は、前述した撹拌羽根と
同様にその自由端が半円弧状に成形された前記容器14
の内底面から若干離間する長さに寸法設定されると共
に、回転方向に対し逆らう方向ヘの湾曲が付されてい
る。
【0022】またこの撹拌羽根28が僅かの間隙を介し
て通過し得るよう取付けられた前記固定羽根40の直下
には、回転軸26と平行になるよう副回転軸48が配設
されている。この副回転軸48は、ゴミ処理装置10の
内部に配設された駆動源(図示せず)に接続されており、
この駆動源を介して回転軸26とは逆方向に回転される
ようになっている。また固定羽根40の下方には、撹拌
羽根28より短尺な複数の副羽根52が回転自在に取付
けられている。すなわちこの副羽根52は、副回転軸4
8の軸方向に沿った所定間隔位置において、撹拌羽根2
8と固定羽根40とが隣接し合う間隙を半径方向に延出
した状態で取付けられている。更にこの副羽根52を支
持する回転軸52aの一端部には、図に示す如く、スプ
ロケット54が一体的に取付けられている。このスプロ
ケット54は、図に示すように、固定羽根40と対応す
る副回転軸48に取付けられたスプロケット50との間
に無端チェーン56が巻き掛けられている。
て通過し得るよう取付けられた前記固定羽根40の直下
には、回転軸26と平行になるよう副回転軸48が配設
されている。この副回転軸48は、ゴミ処理装置10の
内部に配設された駆動源(図示せず)に接続されており、
この駆動源を介して回転軸26とは逆方向に回転される
ようになっている。また固定羽根40の下方には、撹拌
羽根28より短尺な複数の副羽根52が回転自在に取付
けられている。すなわちこの副羽根52は、副回転軸4
8の軸方向に沿った所定間隔位置において、撹拌羽根2
8と固定羽根40とが隣接し合う間隙を半径方向に延出
した状態で取付けられている。更にこの副羽根52を支
持する回転軸52aの一端部には、図に示す如く、スプ
ロケット54が一体的に取付けられている。このスプロ
ケット54は、図に示すように、固定羽根40と対応す
る副回転軸48に取付けられたスプロケット50との間
に無端チェーン56が巻き掛けられている。
【0023】そして前記撹拌羽根28が前記モータ34
によって固定羽根40の上方から通過するよう回転させ
ると共に、副羽根52を該固定羽根40の下方から通過
するように回転させる。これによって撹拌羽根28と固
定羽根40および副羽根52とが交差する際に、その間
に挟まれた生ゴミ16が破砕されるようになっている。
従って、この場合においても容器14に投入された全て
の生ゴミ16を細かく破砕して発酵・分解を効率的に行
なうことができる。なお固定羽根40は、図に示すよう
に、副羽根52を取付けた方向に若干の傾斜が付されて
いる。これによって固定羽根40に残留する生ゴミ16
が副羽根52の方向に移動して破砕することができるよ
うになっている。
によって固定羽根40の上方から通過するよう回転させ
ると共に、副羽根52を該固定羽根40の下方から通過
するように回転させる。これによって撹拌羽根28と固
定羽根40および副羽根52とが交差する際に、その間
に挟まれた生ゴミ16が破砕されるようになっている。
従って、この場合においても容器14に投入された全て
の生ゴミ16を細かく破砕して発酵・分解を効率的に行
なうことができる。なお固定羽根40は、図に示すよう
に、副羽根52を取付けた方向に若干の傾斜が付されて
いる。これによって固定羽根40に残留する生ゴミ16
が副羽根52の方向に移動して破砕することができるよ
うになっている。
【0024】前記第3および第4実施例においても、生
ゴミ16を完全に分解する好気性菌を投入した場合に
は、全ての生ゴミ16が細かく破砕されているので、該
ゴミ16が水蒸気と二酸化炭素とに分解されて消滅する
のに要する時間を短縮し得るものである。
ゴミ16を完全に分解する好気性菌を投入した場合に
は、全ての生ゴミ16が細かく破砕されているので、該
ゴミ16が水蒸気と二酸化炭素とに分解されて消滅する
のに要する時間を短縮し得るものである。
【0025】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る生ゴミ
処理装置によれば、撹拌羽根によって菌床と生ゴミとを
効率的に撹拌混合し得るため、その分解および発酵を効
率的に行なわせることが可能となる。また撹拌羽根の回
転軌跡上に固定羽根を設けたことにより、その処理に先
立って生ゴミを予め細かく破砕してから容器に貯留させ
ることができ、しかも粉砕された生ゴミと菌床とを均一
に撹拌し得るので、容器内の生ゴミ全体を短時間で発酵
・分解させると共に生ゴミのリサイクルを早期に行なう
ことができる。また、容器内の生ゴミを水蒸気と二酸化
炭素とに分解して消滅させる形式においても、生ゴミが
細かく破砕されているので処理時間を短縮し得る。しか
も構造は簡単であるので、製造コストを低廉に抑えるこ
とができる、等の利点がある。
処理装置によれば、撹拌羽根によって菌床と生ゴミとを
効率的に撹拌混合し得るため、その分解および発酵を効
率的に行なわせることが可能となる。また撹拌羽根の回
転軌跡上に固定羽根を設けたことにより、その処理に先
立って生ゴミを予め細かく破砕してから容器に貯留させ
ることができ、しかも粉砕された生ゴミと菌床とを均一
に撹拌し得るので、容器内の生ゴミ全体を短時間で発酵
・分解させると共に生ゴミのリサイクルを早期に行なう
ことができる。また、容器内の生ゴミを水蒸気と二酸化
炭素とに分解して消滅させる形式においても、生ゴミが
細かく破砕されているので処理時間を短縮し得る。しか
も構造は簡単であるので、製造コストを低廉に抑えるこ
とができる、等の利点がある。
【図1】本発明の好適な第1実施例に係る生ゴミ処理装
置を示す縦断側面図である。
置を示す縦断側面図である。
【図2】第1実施例に係る生ゴミ処理装置の内部構造を
概略的に示す横断平面図である。
概略的に示す横断平面図である。
【図3】第1実施例に係る生ゴミ処理装置の別例を示す
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図4】第1実施例に係る生ゴミ処理装置の別例を示す
横断平面図である。
横断平面図である。
【図5】本発明の好適な第2実施例に係る生ゴミ処理装
置を概略的に示す縦断側面図である。
置を概略的に示す縦断側面図である。
【図6】第2実施例に係る生ゴミ処理装置の内部構造を
概略的に示す横断平面図である。
概略的に示す横断平面図である。
【図7】第2実施例に係る生ゴミ処理装置の別例を示す
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図8】本発明の好適な第3実施例に係る生ゴミ処理装
置の内部構造を概略的に示す縦断側面図である。
置の内部構造を概略的に示す縦断側面図である。
【図9】第3実施例に係る生ゴミ処理装置の内部構造を
概略的に示す横断平面図である。
概略的に示す横断平面図である。
【図10】本発明の好適な第4実施例に係る生ゴミ処理
装置を概略的に示す縦断側面図である。
装置を概略的に示す縦断側面図である。
【図11】第4実施例に係る生ゴミ処理装置の内部構造
を概略的に示す横断平面図である。
を概略的に示す横断平面図である。
12a 投入口,14 容器,16 生ゴミ,26 回
転軸,28 撹拌羽根, 40 固定羽根,46 菌
床,48 副回転軸,52 副羽根
転軸,28 撹拌羽根, 40 固定羽根,46 菌
床,48 副回転軸,52 副羽根
Claims (8)
- 【請求項1】 菌床(46)が底部に貯留され、投入落下さ
れる残飯等の生ゴミ(16)を貯留する貯留容器(14)と、こ
の貯留容器(14)の上部に連通的に開口し、前記生ゴミ(1
6)が投入される投入口(12a)と、この貯留容器(14)の内
部に回転自在に配設され、前記生ゴミ(16)と菌床(46)と
を撹拌して均一に混合させる撹拌羽根(28)とからなる生
ゴミ処理装置において、 前記貯留容器(14)の底部を円筒形状に形成すると共に、
該円筒形の略中心となる部位に配設されて水平に延在す
る回転軸(26)と、 この回転軸(26)の軸方向に所要間隔で所定数固定され、
該回転軸(26)に対し所要ピッチの捻りを付与されて半径
方向に延出する前記撹拌羽根(28)とを備え、 この撹拌羽根(28)を一方向に回転させることにより、前
記投入口(12a)から投入された生ゴミ(16)と前記容器(1
4)内に貯留している菌床(46)とを、該撹拌羽根(28)の捻
り面で撹拌混合しつつ貯留容器(14)の一側面に近接移動
させ、 更に前記撹拌羽根(28)を所定時間後に逆方向に回転させ
ることにより、該撹拌羽根(28)の捻り面で撹拌混合しつ
つ生ゴミ(16)と菌床(46)とを貯留容器(14)の他側面に近
接移動させるようにしたことを特徴とする生ゴミ処理装
置。 - 【請求項2】 前記貯留容器(14)の内側部位に前記回転
軸(26)と平行に所要間隔で固定され、前記撹拌羽根(28)
が僅かな間隙を介して通過するのを許容する固定羽根(4
0)が取付けられた請求項1記載の生ゴミ処理装置。 - 【請求項3】 菌床(46)が底部に貯留され、投入落下さ
れる残飯等の生ゴミ(16)を貯留する貯留容器(14)と、こ
の貯留容器(14)の上部に連通的に開口し、前記生ゴミ(1
6)が投入される投入口(12a)と、この貯留容器(14)の内
部に回転自在に配設され、前記生ゴミ(16)と菌床(46)と
を撹拌して均一に混合させる撹拌羽根(28)とからなる生
ゴミ処理装置において、 前記貯留容器(14)の底部を円筒形状に形成すると共に、
該円筒形の略中心となる部位に配設されて水平に延在す
る回転軸(26)と、 この回転軸(26)の軸方向に所要間隔で所定数固定され、
半径方向に延出する櫛歯状の前記撹拌羽根(28)と、 前記生ゴミ(16)の投入口(12a)と貯留容器(14)とを連通
する部位にあって、前記回転軸(26)と平行に所要間隔で
所要数固定され、前記櫛歯状の撹拌羽根(28)が僅か間隙
を介して通過するのを許容する同じく櫛歯状の固定羽根
(40)とを備え、 前記櫛歯状の撹拌羽根(28)を前記櫛歯状の固定羽根(40)
に対し上方から通過するよう回転させることにより、前
記投入口(12a)から投入される生ゴミ(16)を両羽根(28,4
0)の間で破砕してから貯留容器(14)に落下させ、 更に前記固定羽根(40)を通過した後の撹拌羽根(28)によ
り、該貯留容器(14)に貯留した前記菌床(46)と前記破砕
後の生ゴミ(16)との撹拌混合を行なうようにしたことを
特徴とする生ゴミ処理装置。 - 【請求項4】 前記櫛歯状の撹拌羽根(28)および櫛歯状
の固定羽根(40)の各羽根部分は、真直な板状部材で構成
されている請求項3記載の生ゴミ処理装置。 - 【請求項5】 前記櫛歯状の固定羽根(40)の各羽根部分
は、容器(14)内に貯留された前記菌床(46)に埋設される
部分に設置されている請求項3記載の生ゴミ処理装置。 - 【請求項6】 前記櫛歯状の撹拌羽根(28)の各羽根部分
は、その回転方向に対し逆らう方向への湾曲を付した板
状部材で構成されている請求項3記載の生ゴミ処理装
置。 - 【請求項7】 前記櫛歯状の固定羽根(40)の各羽根部分
は、前記櫛歯状の撹拌羽根(28)の回転方向と同じ方向へ
の湾曲を付した板状部材で構成されている請求項3記載
の生ゴミ処理装置。 - 【請求項8】 菌床(46)が底部に貯留され、投入落下さ
れる残飯等の生ゴミ(16)を貯留する貯留容器(14)と、こ
の貯留容器(14)の上部に連通的に開口し、前記生ゴミ(1
6)が投入される投入口(12a)と、この貯留容器(14)の内
部に回転自在に配設され、前記生ゴミ(16)と菌床(46)と
を撹拌して均一に混合させる撹拌羽根(28)とからなる生
ゴミ処理装置において、 前記貯留容器(14)の底部を円筒形状に形成すると共に、
該円筒形の略中心となる部位に配設されて水平に延在す
る回転軸(26)と、 この回転軸(26)の軸方向に所要間隔で所定数固定され、
半径方向に延出する櫛歯状の前記撹拌羽根(28)と、 前記生ゴミ(16)の投入口(12a)と貯留容器(14)とを連通
する部位にあって、前記回転軸(26)と平行に所要間隔で
所定数固定され、前記櫛歯状の撹拌羽根(28)が僅か間隙
を介して通過するのを許容する同じく櫛歯状の固定羽根
(40)と、 前記櫛歯状の固定羽根(40)の直下に前記回転軸(26)と平
行になるよう配設され、該回転軸(26)と逆方向に回転駆
動される副回転軸(48)と、 前記副回転軸(48)の軸方向に所要間隔で所定数固定さ
れ、前記撹拌羽根(28)と固定羽根(40)とが隣接し合う間
隙を半径方向に延出する副羽根(52)とを備え、 前記櫛歯状の撹拌羽根(28)を前記櫛歯状の固定羽根(40)
に対し上方から通過するよう回転させると共に、前記副
羽根(52)を該固定羽根(40)の下方から通過するよう回転
させることにより、前記投入口(12a)から投入される生
ゴミ(16)を夫々の羽根(28,40,52)の間で破砕してから貯
留容器(14)に落下させ、 更に前記固定羽根(40)を通過した後の撹拌羽根(28)によ
り、該貯留容器(14)に貯留した前記菌床(46)と前記破砕
後の生ゴミ(16)との撹拌混合を行なうようにしたことを
特徴とする生ゴミ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6204544A JPH0847680A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 生ゴミ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6204544A JPH0847680A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 生ゴミ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0847680A true JPH0847680A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16492279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6204544A Pending JPH0847680A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 生ゴミ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0847680A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001198445A (ja) * | 2000-01-18 | 2001-07-24 | Kishi Eng Kk | ロータリー式撹拌機用パドル及びオープン式発酵処理装置 |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP6204544A patent/JPH0847680A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001198445A (ja) * | 2000-01-18 | 2001-07-24 | Kishi Eng Kk | ロータリー式撹拌機用パドル及びオープン式発酵処理装置 |
JP3682195B2 (ja) * | 2000-01-18 | 2005-08-10 | 岸 久幸 | ロータリー式撹拌機用パドル及びオープン式発酵処理装置 |
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