JP2001188434A - 誘導加熱を用いた定着装置及びその製造方法 - Google Patents
誘導加熱を用いた定着装置及びその製造方法Info
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Abstract
と均一な加熱性を有し、コイルの作成が容易で、定着も
安定的に行えるようにする。 【解決手段】 ある1つのターンにおいて往復のコイル
が近づきすぎないようにし、コイルの巻回状態において
も径が変わらないようにし、コイルと加熱ローラの内面
とのギャップも長さ方向の全体において均一化し、電源
投入のオン、オフによっても加熱ローラが影響を受けず
定着が安定化するようにし、コイルの取り出し部からも
ノイズがでないようにし、コイルの巻回手順の工夫によ
り効率良く巻回できるようにしている。
Description
装置、静電複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置に
おいて、用紙等の被定着材にトナー像等の画像を定着す
るのに用いられる誘導加熱を用いた定着装置及びその製
造方法に関する。
般に次のようにしていた。即ち、加熱源としてハロゲン
ランプ等を用い、これを金属製の加熱ローラの内側に設
置し、この加熱ローラを加熱する。この加熱ローラに対
向、圧接状態に、少なくとも表面を弾性材とした加圧ロ
ーラを設置する。これらの2つのローラによって形成さ
れる互いに接触するニップ部の間を被定着物としての用
紙を通過させる。この通過時に、用紙上のトナー像を溶
融、定着させる。また、これと異なる従来の方法として
は、フラッシュランプを用い、用紙をこれに対して非接
触で加熱して定着させるものもある。さらに、これらの
効率改善策を施したものとして、特開平8−76620
号公報に示されるような磁場発生手段とベルトとを組み
合わせた定着装置や、特開昭59−33476号公報に
示される加熱部材としてセラミックスを用いた定着装置
等が知られている。
た従来のものには各種の難点がある。即ち、誘導コイル
による誘導加熱を応用した定着装置においては、加熱ロ
ーラを均一に加熱するのが実際上非常に困難である。均
一な加熱の実現のために発熱効率を最適化するには、誘
導コイル自体の構成について工夫して最適なものにする
必要があるが、これも実際上には著しく困難である。
し、加熱ローラを軸方向(幅方向)にも温度むらがない
ようにする必要がある。従来のハロゲンランプヒータを
用いた装置にあっては、配光特性を変更することによっ
て対応していた。誘導加熱定着装置においても、これと
同様の効果を期待するための何んらかの対策が必要とな
る。つまり、加熱分布の均一化についての対象が必要で
ある。
もので、その目的は、高効率での加熱性と加熱ローラの
均一な加熱性を有し、さらにコイルの芯材への巻回作業
が容易に行え、さらに電源の投入のオン、オフによって
もその影響を受けずに用紙の定着が適正に均一に行わ
れ、さらにノイズの発生も極力押えられる誘導加熱を用
いた定着装置及びその製造方法を提供することにある。
点に基きなされたもので、導体で構成された金属層を持
つエンドレス部材に近接配置した電磁誘導コイルに交流
電流を流し、このエンドレス部材を発熱させて被定着部
材を加熱する構成の誘導加熱を用いた定着装置におい
て、前記コイルの1ターンのうち往きのコイルと帰りの
コイルとを、互いの磁界の打ち消し効果を抑制するため
に、互いに所定距離以上離間させたことを特徴とする誘
導加熱を用いた定着装置を提供するものである。
を持つエンドレス部材に近接配置した電磁誘導コイルに
交流電流を流し、このエンドレス部材を発熱させて被定
着部材を加熱する構成の誘導加熱を用いた定着装置にお
いて、前記コイルは前記エンドレス部材の幅方向に沿っ
て巻回されたものであり、このコイルと、このコイルに
よって誘導加熱される被加熱物との間のギャップは、前
記コイルの端部においても一定以上近接しないように設
定されるていることを特徴とする電子写真装置用定着装
置を提供するものである。
を持つエンドレス部材に近接配置した電磁誘導コイルに
交流電流を流し、このエンドレス部材を発熱させて被定
着部材を加熱する構成の誘導加熱を用いた定着装置にお
いて、前記コイルは、前記エンドレス部材の幅方向に沿
って多層に巻回されたものであり、前記コイルは内側の
ターンにおいて、これによって誘導加熱される被加熱物
との間のギャップが、前記コイルの中央部分において
も、端部においてもほぼ均一に設定されていることを特
徴とする誘導加熱を用いた定着装置を提供するものであ
る。
エンドレス部材に近接配置した電磁誘導コイルに交流電
流を流し、このエンドレス部材を発熱させて被定着部材
を加熱する構成の誘導加熱を用いた定着装置において、
前記コイルは、前記エンドレス部材の幅方向に沿って巻
回されたものであり、このコイルは多層に巻回されてお
り、最外層以外のコイルをこの最外層のコイルからこの
芯材の内部方向に離間する距離を変えることにより、被
加熱物の発熱分布の最適化を図ったことを特徴とする誘
導加熱を用いた定着装置を提供するものである。
を持つエンドレス部材に近接配置した電磁誘導コイルに
交流電流を流し、このエンドレス部材を発熱させて被定
着部材を加熱する構成の誘導加熱を用いた定着装置にお
いて、導体で構成された金属層を持つエンドレス部材に
近接配置した電磁誘導コイルに交流電流を流し、このエ
ンドレス部材を発熱させて被定着部材を加熱する構成の
誘導加熱を用いた定着装置において、前記コイルは、前
記エンドレス部材の幅方向に沿って巻回されたものであ
り、あるターンに対し次のターンは、前記あるターンを
内側に前記次のターンをその外側に順次巻かれており、
前記あるターンのUターン状部分においては、少なくと
も一部分が折り返しの半径Rで屈曲しており、この半径
Rと、このターンの往きと帰りのターン間の距離Dと
が、所定の関係にあるように設定されていることを特徴
とする誘導加熱を用いた定着装置を提供しようとするも
のである。
を持つエンドレス部材に近接配置した電磁誘導コイルに
交流電流を流し、このエンドレス部材を発熱させて被定
着部材を加熱する構成の誘導加熱を用いた定着装置にお
いて、導体で構成された金属層を持つエンドレス部材に
近接配置した電磁誘導コイルに交流電流を流し、このエ
ンドレス部材を発熱させて被定着部材を加熱する構成の
誘導加熱を用いた定着装置の製造方法において、前記コ
イルは、ほぼ円柱状の芯材の外周面にそれの軸方向に沿
って巻回したものであり、この芯材は、前記外周面上の
互いに直径方向に対向する2箇所に、前記コイルの巻き
初めのターンを巻き付け支持する芯本体を、前記軸に沿
った方向に走るものとして、それぞれ備え、前記各芯本
体には前記コイルのうちの巻き初めのターンが巻かれ、
この後に次のターンを前記初めのターンの隣りに巻き付
け、これを順次繰り返すことにより、前記芯材の外周面
のほぼ半分に前記コイルが巻回されるものであり、前記
2つの芯本体のうちの一方について上記の手順で前記コ
イルを巻回して前記芯材の外周面のほぼ半分を被った
後、他方の芯本体について上記の手順で前記コイルを巻
回することにより、前記芯材の外周面の残りの半分を被
うようにして、前記芯材の外周面のほぼ全面を前記コイ
ルで被うようにしたことを特徴とする、誘導加熱を用い
た定着装置の製造方法を提供するものである。
を持つエンドレス部材に近接配置した電磁誘導コイルに
交流電流を流し、このエンドレス部材を発熱させて被定
着部材を加熱する構成の誘導加熱を用いた定着装置にお
いて、前記コイルは、このコイルの巻回軸に沿った両端
にコイルの粗なコイルの非中心部を有し、前記非中心部
を、前記被定着部材の定着部に向けた位置関係で、設置
してあることを特徴とする誘導加熱を用いた定着装置を
提供するものである。
を持つエンドレス部材に近接配置した電磁誘導コイルに
交流電流を流し、このエンドレス部材を発熱させて被定
着部材を加熱する構成の誘導加熱を用いた定着装置にお
いて、前記コイルの往復の2本の引き出し線は互いにく
っついた状態に引き出されていることを特徴とする誘導
加熱を用いた定着装置を提供しようとするものである。
の実施の形態について説明する。
(用紙)へ画像としてのトナー像を定着する定着装置1
の全体構成を示した簡略断面図である。図2には、要部
(加熱ローラ2と加圧ローラ3)の斜視図を用紙Pと共
に示している。さらに、図15に、これら2つのローラ
の位置関係が示される。
紙Pを、互いに圧接する上側の高温の加熱ローラ(定着
ローラ)2と下側の加圧ローラ(プレスローラ)3との
間(ニップ部)を右側から左側方向に通すことにより、
被定着剤としての用紙P上のトナーの溶融、定着を行う
ようにしたものである。
して加熱ローラ2はベアリングB(図15)によって回
転可能に支持されており、且つ、駆動モータ(図示せ
ず)によって時計回り方向に駆動されるようになってい
る。加熱ローラ2は、エンドレス部材であり例えば、φ
40mmの円筒に構成される。この加圧ローラ2はエン
ドレス部材として構成されていればよく、例えば2つの
プーリ間に耐熱性のベルトを巻き掛け、内部に後述の誘
導加熱装置6を配置するようにすることもできる。この
加熱ローラ2に対して、前記加圧ローラ3が、圧接状態
にボディ4に対して回転可能に取り付けられている。例
えば、図15からわかるように、回転可能に支持した加
熱ローラ2をばねSにより付勢して加熱ローラ2に圧接
させることができる。つまり、加圧ローラ3は加熱ロー
ラ2に対して圧接され、一定幅のニップ部8を持つよう
に維持されている。この加圧ローラ3はそれ自体は駆動
機構を持たず、前記加熱ローラ2によって反時計回り方
向に従動させられる。
は2重構造となっており、内側は、鉄製の本体2aであ
り、肉厚は例えば1mmとされる。この鉄に代えて、ス
テンレスや、アルミニウムや、ステンレスとアルミニウ
ムの複合材等を用いることもできる。この本体2aの外
側は、テフロン(登録商標)等によって構成した離型層
2bによって被覆されてる。また、この加熱ローラ2に
圧接される加圧ローラ3は、芯金と、これを被覆する外
側のシリコンゴム、フッ素ゴム等の弾性材製の被覆層
と、の2重構造となっている。
4に対して固定状態に誘導加熱装置(磁場発生手段)6
が設けられている。この誘導加熱装置6によって加熱ロ
ーラ2の鉄製の本体2aが加熱されるのである。この加
熱された加熱ローラ2によって、前記用紙P上の現像剤
(トナー)Tが溶融、圧着される。
置が取り付けられている。即ち、加熱ローラ2と加圧ロ
ーラ3との接触位置(ニップ部)8よりも回転方向のや
や下流位置に、用紙Pを加熱ローラ2から剥離するため
の剥離爪5が設けられている。この爪5よりもさらに回
転方向下流側には、加熱ローラ2の温度を検出するサー
ミスタ10が設けられている。さらに下流側には、加熱
ローラ2上にオフセットされたトナーや紙屑等のごみを
除去するためのクリーニング部材11が設けられてい
る。さらに下流側、というよりも定着が行われるニップ
部8の上流位置には、トナーのオフセットを防止するた
めの離型剤を塗布する離型剤塗布装置12が設けられて
いる。
説明する。この装置6は、高耐熱性の工業用プラスチッ
クなどの耐熱性の樹脂製の芯材(コイル支持体)20
に、励磁コイル21を巻き付けたものである。この励磁
コイル21としては、リッツ線を用いて、交流電流を有
効に流し得るようにしている。例えば、このコイル21
としては、耐熱性のポリアミドイミドで被覆された直径
0.5mmの線材単位線を19本束ねたものを用いるこ
とができる。前述のように、このコイル21は非磁性の
芯材20で支持されていることから、磁気的に見ると、
フェライトや鉄芯等の磁性芯材のないいわゆる空芯コイ
ルである。このように、複雑な形状の鉄芯材を不要とし
たので、コストの低減さらには磁気回路全体も安価にで
きる。なお、図中、22a,22bは、コイル温度セン
サである。
等の励磁回路(図示せず)からの高周波電流が供給さ
れ、加熱ローラ2に磁界の変化に伴う渦電流を発生させ
る。この渦電流により、加熱ローラ2にはそれ自体の電
気抵抗によってジュール熱が発生し、加熱される。例え
ば、励磁コイル21には、周波数25kHz、900W
の高周波電流を流すことができる。
装置6について詳しく説明する。この誘電加熱装置6と
しては各種の態様をとることができ、以下にその各例に
ついて順次説明する。
れに巻回されるコイル21との関係について説明する。
例の横断面を示す。これらの図に示す距離Dは、1ター
ンをなす往きのコイル21(F1),21(F2),…
帰りのコイル21(B1),(B2),(B3),…と
を、これ以上近づけることのできない、必要離間距離を
示している。つまり、往きのコイルと帰りのコイルとが
近づきすぎると、それぞれによって構成される磁場が互
いに打ち消しあうことになる。よって、これを避けるた
めには、1ターンの往きのコイルと帰りのコイルとを所
定距離だけ離しておく必要がある。この所定距離を図中
にDとして表示しているのである。而して、図3(a)
〜図3(c)は、それぞれ、コイル21を2重巻き、3
重巻き、4重巻きとした例を示している。これらのいず
れの例にあっても、1ターンの往きのコイルと帰りのコ
イルを距離Dよりも離してある。より詳しくは、図3
(a)において、各1ターンの往きのコイル(F1)と
帰りのコイル(B1)、往きのコイル(F2)と帰りの
コイル(B2)、往きのコイル(F3)と帰りのコイル
(B3)は、それぞれ互いに距離Dよりも離れている。
図3(b),図3(c)においては3重巻き、4重巻き
にしているが、これらにおいては、最終的に構成される
巻回状態の最外層のコイル21の外径が一定となるよう
にするため、1層目や2,3層目を芯材20に設けた溝
20(1),20(2)内に埋め込むようにしている。
これらの各図においては、コイル21を多層に巻く場合
にあっては、下層のコイルに対して上層のコイルの位置
をずらして、下層の2つの隣り合うコイルによって作ら
れる溝部分に上層のコイル21がくるようにした、いわ
ゆる俵積みを採用している。これにより、内側のコイル
よりも外側のコイルを大きな張力で巻回する場合におい
て、上下層のコイル同士が隙間なく積み重なり、最外周
もより適正な円になり、外周が均一化し、これに被さる
加熱ローラ2(金属製の本体2a)の内周面とのギャッ
プが均一化される。これにより、加熱ローラ2の加熱温
度も均一で適正なものとできる。なお、図3の芯材にお
いて、20′は芯本体であり、コイル21が最初に巻か
れるところである。
材20の例を示すものである。コイル21は芯材20に
対して軸方向に沿って巻回される。而して、芯材20の
両端近傍においては、巻回時に加わる張力でUターン状
に曲げられることにより、コイル21の断面形状が、図
4(b)に示すような真円状態から、図4(c)の楕円
形又は長円形に変化するのが避けられない。即ち、図4
(a)において21はコイルで、これを切断線C−Cで
切断すると、コイル21の断面は図4(b)ではなく、
図4(c)のようになる。このため、芯材20に何んら
の工夫を施さない場合には、(芯材20+コイル21)
の径は、芯材20の端部近傍における径が、中央部分の
径よりも大きくなってしまう。これを避けるため、本実
施例では、図4(a)からわかるように、両端に細径の
首部20(A)を設けている。つまり、端部巻回部20
(A),20(A)の径を小さくしている。これによ
り、芯材20へコイル21の巻回終了後において、誘導
加熱装置6の外周径と、加熱ローラ2の内周径とが、つ
まり、両者のギャップが、芯材20の長手方向中央部分
と両端部分において、均一なものとすることができる。
即ち、軸方向両端において、コイル21の外周が加熱ロ
ーラ2の内周に近づくのを防ぎ、ギャツプが狭くなるの
を防ぐことができる。
ある1つの巻き方を示す。この巻き方では、巻回の容易
性に着目し、巻き初めの2ターンを、芯材20の両端か
ら軸方向に向い合うように凹設した溝20(B),20
(B)間に巻き掛けるようにしている。しかしながら、
このように巻き掛けた場合には、両端近傍においては、
中央部分よりもコイル21が加熱ローラ2から大きく離
れている。このため、誘導加熱装置6としてみると、加
熱分布が、両端と中央部分とでは差がでてしまい、加熱
ローラ2の加熱温度に軸方向でむらが出てしまう。つま
り、両端部分の発熱が中央部分より小さくなってしま
う。これは、前述したところからもわかるように、芯材
20の両端において、コイル21が芯材20の両端の溝
20(B),20(B)に入り込んで、加熱ローラ2か
らみたとき、大きく離れることになるからである。これ
に対し、図6においては、図5に示した最初の2ターン
を、芯材20の両端の溝20(B),20(B)間に巻
き掛けるのではなく、中央部分のターンと同じに、芯材
20の外側部分(首部20(A))に巻き掛けるように
している。つまり、図6からわかるように、芯材20の
両端に細く形成した首部20(A)外周に巻き掛けるよ
うにしている。この際、2ターン分のコイル21が首部
20(A)の外周より浮き上がらないように、この首部
20(A)に埋め込み用の溝を掘り、この溝に埋め込ん
でいる。これにより、両端部分近傍においても、コイル
21は首部と面一となり、その状態で発熱に寄与するこ
とになる。これにより、両端部分における発熱が、中央
部分の発熱と等しいようになる。この後、さらにコイル
21のターンを芯材20に巻き掛ける。
共に図中首部の上面側に巻き掛けているが、1ターンを
上側に、もう1ターンを下側に巻き掛けるようにしても
よい。
の例を示すものである。図7(a)は芯材20の両端近
傍での横断面を、図7(b)は中央部分での横断面を示
す。この例は、芯材20に巻き掛けるコイル21におけ
る最初の2ターンを収納する溝20(c)の深さを、軸
方向の中央部分においては深いものとし、両端近傍にお
いては浅いものとしたものである。これにより、芯材2
0の中央部分と両端部分の両方において、コイル21に
よる加熱ローラ20の加熱が均一化される。
き掛け状態を示し、例えば、図4において2点鎖線で示
したコイル21が芯材20に対して巻き掛けられている
端部を示している。この端部においては、コイル21は
いわゆるUターンしている。この図8に示すように、コ
イル21は2つの曲率半径R,Rをもって芯材20の端
に巻き掛けられている。これにより、芯材20の両端部
分においてコイル21の走行長さが長くなり、発熱量の
低下しがちな両端部分においても、十分な発熱が確保で
きる。より詳しくは、図9からわかるように、コイル2
1の曲率半径をRとし、最内周のターン間の距離をDと
したとき、R<D/2となるようにしている。このよう
な巻き方は、芯材20の少なくとも一方の端部で行われ
ていればよい。また、1以上のターンで行われていれば
よい。さらに、コイル21がU字状に巻かれるときに、
2つの曲率半径を有するが、これに代え、そのうちの少
なくとも1つの曲率半径Rを持つように巻くこともでき
る。
するコイル21の巻き方の他の例を示すもので、部分的
な斜視図及び平面図である。これは、芯材20の両端部
分においてコイル21による加熱を十分なものとするた
め、コイル21の巻く方向を軸に垂直な方向にして、コ
イル21のこの部分での長さをかせぎ、端部での加熱を
十分なものにしようとするものである。即ち、図9
(a),図9(b)からわかるように、コイル21は芯
材20の軸線に沿って巻かれてきて、端部においてはそ
の軸線に垂直に曲げられ、もう一度垂直に曲げられて軸
線に沿ったものとなり、再び今度は逆方向に芯材20の
軸に沿って走らされる。このコイル21が単層に巻かれ
るときは少なくとも2ターン分が上記のように軸に垂直
な向きの巻き掛け部分を有すればよい。コイル21が多
層に巻かれるときは、少なくとも最外周層のコイル21
において、それの2ターン以上が上記の巻き方をされれ
ばよい。このとき、被加熱物としての加熱ローラ2との
ギャップに変化が生じないようにする必要がある。この
ような巻き方は、芯材20の少なくとも一方の端部で行
われていればよい。また、芯材20の一方の端部におい
て上記の巻き方を行う場合において、2箇所の曲率部の
うちの少なくとも一方を90゜近くに曲げて、この端部
を走るコイル21の長さをかせぐようにしてもよい。
(a),図9(b)と異なるのは、コイル21のターン
のうち、内側の3ターンは丸く巻きつけ、外側の2ター
ンのみを図9(a),図9(b)のように角ばった巻き
方をしたところにあり、本質は両者とも変わりない。
巻き方に特徴をもたせた例を示す。
ている。この場合において、コイル21のターンは同図
に数字を付した順に巻かれる。つまり、コイル21は芯
材20に対し、先ず上方から下方へ向けて1〜6ターン
巻かれ、この後は最下端側へいって、7〜12ターン
が、下から上へ向って巻かれる。このように巻きつける
ことにより、芯材20に対し、一連の動作でコイル21
の巻回動作を行うことができる。これにより、上の1〜
6ターンを巻いたコイルと、下の7〜12ターンを巻い
たコイルとを、別々に作って一体化する必要がなくな
る。コイル21を3層以上の巻回を行う場合も上記と同
様にして、一連の動作で可能である。
の場合も、図示した数字の順にコイル21を巻くことに
より、一連の動作で巻回することができる。
す例である。この誘導加熱装置6の外側には加熱ローラ
2が配置され、このローラ6の下側には加圧ローラ3が
圧接状態に配置される。而して、誘導加熱装置6におい
ては、コイル21の存在しない弱加熱部分6aとコイル
21が密に巻かれた強加熱部分6bとがある。而して、
強加熱部分6bが加圧ローラ3と対向する時間が長い
と、このローラ3の劣化が促進される。よって、弱加熱
部分6aを加圧ローラ3に対向させる。つまり、ニップ
部8には、誘導加熱装置6の弱加熱部分6aを対向配置
させる。
1における絶縁を示す例である。つまり、芯材20に巻
回されるコイル21は、巻き初めと巻き終りの始端21
(1)と終端21(2)の2つの端部を有している。図
14(a)は、これらの2つの端21(1),21
(2)を並列状態にくっつけた例を示し、図14(b)
は、ツイストされている例を示している。一般に、コイ
ル21には高周波電流が供給されるためノイズが発生す
るのが避けられない。しかしながら、コイル21の始端
21(1)と終端21(2)には逆向きに電流が流れて
いるので、これら2つの端部をくっつけることにより互
いの電磁的影響が相殺され、ノイズが抑えられる。図1
4(a),図14(b)はまさにこのことをねらったも
ので、これらの図に示すように2つの端部をくっつける
ことにより、ノイズの抑制が行われる。
は各種の利点があり、以下に各実施例の利点をまとめれ
ば、下記通りである。
れない場合がある。このときには、多層とするが、2層
として全コイルを巻ききるのではなく、3層とすること
も考える。このような場合において、3層目は芯材に深
い溝を作ってそこに埋め込む。このとき、1ターン分の
コイルの往きと帰りが必要以上に近づかないようにすれ
ば磁界の打ち消しを抑制することができる。
沿って巻回する。このときに、両端近傍では、コイルが
つぶれて高さが大きくなり、芯材20の径方向に大形化
しようとする。しかしながら、芯材20の両端に細い径
の首部を形成したので、巻回後のコイルの径の増大を防
いで、コイル21と、加熱ローラ2の内面とのギャップ
を均一化できる。これにより、加熱ローラ2の異常発熱
や、コイル21と加熱ローラ2との接触を防ぐことがで
きる。
いて、芯材20の両端部分では、コイル21と加熱ロー
ラ2とのギャップが大きくなる傾向にある。このため、
コイル21を芯材20に巻き掛けるに当り、両端部分で
も、コイル21が加熱ローラ2の内面と大きく離れない
ようにしたので、加熱ローラ2の両端部分も適正に加熱
することができる。
り、コイル21を部分的に2層巻きとする際には、その
部分が大きく発熱に寄与してしまうことがある。これを
避けるため、2層となるコイル部分のうち、下側層のコ
イルは、芯材20に作った溝内に埋め込むようにしたの
で、2層に巻いた部分のみが、他の1層に巻いた部分に
比して大きな発熱をさせることをなくすことができる。
これにより、加熱ローラ2の発熱分布のむらをなくし、
温度分布を最適化できる。
て、両端部分においては、コイル21が、軸方向(長手
方向)に沿ってUターンするような曲げ半径をもつよう
に屈曲させたので、この屈曲部でのコイル21の加熱ロ
ーラ2との対向面積(長さ)を増加させることができ、
加熱ローラ2の発熱分布を最適化することができる。
て、両端部分においては、芯材20の軸のまわりに曲が
るような巻き方で、コイル21を芯材20に巻きつける
部分を持たせたので、これによっても加熱ローラ2を温
度分布が長手方向に適正になるように加熱することがで
きる。
き方を工夫したので、一連の動作で巻くことができる。
これにより、複雑な形状に巻く場合であっても一連の動
作で行えるので、作業効率の向上を図ることができる。
熱装置6をボディ4に対して固定する場合の向きを、コ
イル21の密集巻回した中央部分が加圧ローラ3(ニッ
プ部8)に向かないようにしたので、電源のオンに伴っ
て加圧ローラ3が必要以外に加熱されるのを防ぐことが
できる。これにより、コイル21への電源オン/オフに
より、定着動作させた用紙の光沢などの表面状態の大き
な変化を抑制できる。
入、出の2つの部分を互いに密着させるようにしたの
で、互いの電磁界の効果を相殺させることができる。
イルによる加熱ローラの加熱を、その温度分布が両端か
ら中央部にかけて均一になるように適正に行うことがで
き、かつ、芯材への巻き掛けも一連の動作で容易に行う
ことができ、さらに、コイルの引き出し線部分において
ノイズが発生するのを抑制できる。
側面概略図。
加圧ローラを簡略的に示す斜視図。
それぞれ異なる巻き掛け状態の横断面図。
それに巻かれるコイルの端部の斜視図、コイルの通常状
態の断面図、及びコイルの変形状態の断面図。
例としてのコイルの芯材への巻き掛け状態の横断面図。
ルの巻き掛け状態の部分斜視図及び部分平面図。
るコイルの巻き掛け状態の部分斜視図及び部分平面図。
断面図。
断面図。
断面図。
の斜視図及び部分斜視図。
持状態を示す説明図。
Claims (8)
- 【請求項1】導体で構成された金属層を持つエンドレス
部材に近接配置した電磁誘導コイルに交流電流を流し、
このエンドレス部材を発熱させて被定着部材を加熱する
構成の誘導加熱を用いた定着装置において、 前記コイルの1ターンのうち往きのコイルと帰りのコイ
ルとを、互いの磁界の打ち消し効果を抑制するために、
互いに所定距離以上離間させたことを特徴とする誘導加
熱を用いた定着装置。 - 【請求項2】導体で構成された金属層を持つエンドレス
部材に近接配置した電磁誘導コイルに交流電流を流し、
このエンドレス部材を発熱させて被定着部材を加熱する
構成の誘導加熱を用いた定着装置において、 前記コイルは前記エンドレス部材の幅方向に沿って巻回
されたものであり、このコイルと、このコイルによって
誘導加熱される被加熱物との間のギャップは、前記コイ
ルの端部においても一定以上近接しないように設定され
るていることを特徴とする誘導加熱を用いた定着装置。 - 【請求項3】導体で構成された金属層を持つエンドレス
部材に近接配置した電磁誘導コイルに交流電流を流し、
このエンドレス部材を発熱させて被定着部材を加熱する
構成の誘導加熱を用いた定着装置において、 前記コイルは、前記エンドレス部材の幅方向に沿って多
層に巻回されたものであり、前記コイルは内側のターン
において、これによって誘導加熱される被加熱物との間
のギャップが、前記コイルの中央部分においても、端部
においてもほぼ均一に設定されていることを特徴とする
誘導加熱を用いた定着装置。 - 【請求項4】導体で構成された金属層を持つエンドレス
部材に近接配置した電磁誘導コイルに交流電流を流し、
このエンドレス部材を発熱させて被定着部材を加熱する
構成の誘導加熱を用いた定着装置において、 前記コイルは、前記エンドレス部材の幅方向に沿って巻
回されたものであり、このコイルは多層に巻回されてお
り、最外層以外のコイルをこの最外層のコイルからこの
芯材の内部方向へ離間する距離を変えることにより、被
加熱物の発熱分布の最適化を図ったことを特徴とする誘
導加熱を用いた定着装置。 - 【請求項5】導体で構成された金属層を持つエンドレス
部材に近接配置した電磁誘導コイルに交流電流を流し、
このエンドレス部材を発熱させて被定着部材を加熱する
構成の誘導加熱を用いた定着装置において、 前記コイルは、前記エンドレス部材の幅方向に沿って巻
回されたものであり、あるターンに対し次のターンは、
前記あるターンを内側に前記次のターンをその外側に順
次巻かれており、前記あるターンのUターンし部分にお
いては、少なくとも一部分が折り返しの半径Rで屈曲し
ており、この半径Rと、このターンの往きと帰りのター
ン間の距離Dとが、所定の関係にあるように設定されて
いることを特徴とする誘導加熱を用いた定着装置。 - 【請求項6】導体で構成された金属層を持つエンドレス
部材に近接配置した電磁誘導コイルに交流電流を流し、
このエンドレス部材を発熱させて被定着部材を加熱する
構成の誘導加熱を用いた定着装置の製造方法において、 前記コイルは、ほぼ円柱状の芯材の外周面にそれの軸方
向に沿って巻回したものであり、この芯材は、前記外周
面上の互いに直径方向に対向する2箇所に、前記コイル
の巻き初めのターンを巻き付け支持する芯本体を、前記
軸に沿った方向に走るものとして、それぞれ備え、 前記各芯本体には前記コイルのうちの巻き初めのターン
が巻かれ、この後に次のターンを前記初めのターンの隣
りに巻き付け、これを順次繰り返すことにより、前記芯
材の外周面のほぼ半分に前記コイルが巻回されるもので
あり、前記2つの芯本体のうちの一方について上記の手
順で前記コイルを巻回して前記芯材の外周面のほぼ半分
を被った後、他方の芯本体について上記の手順で前記コ
イルを巻回することにより、前記芯材の外周面の残りの
半分を被うようにして、前記芯材の外周面のほぼ全面を
前記コイルで被うようにしたことを特徴とする、誘導加
熱を用いた定着装置の製造方法。 - 【請求項7】導体で構成された金属層を持つエンドレス
部材に近接配置した電磁誘導コイルに交流電流を流し、
このエンドレス部材を発熱させて被定着部材を加熱する
構成の誘導加熱を用いた定着装置において、 前記コイルは、このコイルの巻回軸に沿った両端にコイ
ルの粗なコイルの非中心部を有し、前記非中心部近傍
を、前記被定着部材の定着部に向けた位置関係で、設置
してあることを特徴とする誘導加熱を用いた定着装置。 - 【請求項8】導体で構成された金属層を持つエンドレス
部材に近接配置した電磁誘導コイルに交流電流を流し、
このエンドレス部材を発熱させて被定着部材を加熱する
構成の誘導加熱を用いた定着装置において、 前記コイルの往復の2本の引き出し線は互いにくっつい
た状態に引き出されていることを特徴とする誘導加熱を
用いた定着装置。
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