JP2001186855A - クリーム性を保持する食品 - Google Patents

クリーム性を保持する食品

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JP2001186855A JP2000373635A JP2000373635A JP2001186855A JP 2001186855 A JP2001186855 A JP 2001186855A JP 2000373635 A JP2000373635 A JP 2000373635A JP 2000373635 A JP2000373635 A JP 2000373635A JP 2001186855 A JP2001186855 A JP 2001186855A
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Jean Moreau
モレオー ジャン
Sophie Monnois
モノイス ソフィー
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Nestle SA
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Societe des Produits Nestle SA
Nestle SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凍結/解凍および加熱により安定なクリーム
化性を保持する食品。 【解決手段】 水、植物または動物パルプ、脂肪および
α化および/または膨潤澱粉の混合物を非常に高い剪断
機械処理して得たクリーム性を保持する食品、一層明確
には約1〜25%脂肪、約2.5〜14%澱粉および約
55%までの植物または動物パルプを含む調理製品であ
る。調理製品は深凍結状態で供することができる。さら
にこのような食品の製造方法にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の主題はクリーム力を
有し、さらに工業および/または家庭における凍結/解
凍および/または加熱工程中高い安定性を有する料理製
品である。本発明はこのような製品の製造方法にも関す
る。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパ特許第0173646号明細
書は無菌状態で部分に分割できる形で供される増粘性食
品を記載する。このような製品の製造方法は、脂肪およ
び澱粉がα−化されない澱粉製品の混合物を滅菌してル
ーを製造し、次にこのルーを十分量の無菌水で均質化す
ることにある。
【0003】ヨーロッパ特許第832566号明細書は
その部分では、チーズおよび澱粉をベースとするソース
およびその製造方法を記載し、その製造中成分の均質化
を澱粉の糊化温度より低い温度で行なう。
【0004】日本特許第63007757号明細書は耐
熱性のすぐれたクリーム状エマルジョンの製造方法を記
載する。この場合、エマルジョンは乳化剤および寒剤を
含有する。
【0005】英国特許第2220125号明細書は澱粉
含有水性相および分散脂肪相から成る深凍結クリーム製
品を記載する。このような製品はさらに少なくとも1種
の凍結点降下剤、1種の水分活性降下剤を含有し、製品
では脂肪粒子の寸法は最高10μに設定される。
【0006】日本特許第63267250号明細書は澱
粉および脂肪を含有し、製品の安定性を良くする乳化剤
を必要とする混合物を高圧均質化することによるソース
の製品方法を記載する。
【0007】WO第9848639号明細書は食品に突
然かつ無茶な圧力変化を適用することにより食品のカロ
リーおよび/または脂肪を低減する方法を記載する。こ
の場合、予期され、達成された目的および結果は異な
り、クリーム状製品の製造から大きく離れる。
【0008】WO9831240号明細書は澱粉、水お
よびタン白から成る組織化剤の製造方法を記載し、この
ような混合物は澱粉を糊化し、少なくとも一部タン白を
変性させるために加熱する。得た混合物は存在する粒子
の寸法を減縮するために機械処理する。このような方法
は脂肪を使用せず、エマルジョンを含まない。実際上、
主な問題は脂肪を含有するこのような混合物の安定性の
確保にある。
【0009】現在まで、クリーム状および/または油質
食品/ソースまたはクリーム型の調理製品はバター、ク
リームフレッシュ、卵、チーズなどのようなフレーバ付
与および組織化成分を使用して得られる。
【0010】このような成分の使用により豊かな油質テ
クスチャーを有し、高脂肪含量を有するソースが形成さ
れる。このような成分の製造費は高く、さらに栄養的考
慮で脂肪を一部加工澱粉および脂肪と同様の官能性を有
する他のハイドロコロイドのような代替物で置換するこ
とにより脂肪を低減する試みが工業経営者により推進さ
れた。さらに、乳化剤は油中水型および水中油型ソース
の乳化を有利にするためにしばしば添加され、こうして
これらの安定性を向上する。
【0011】実際、冷凍、解凍および加熱のような各種
の工業および/または家庭における工業技術的処理中、
伝統的製品(バターおよび/またはクリーム型の高脂肪
含量)は十分な安定性を有せず、消費者による製品の許
容性を傷つける離液、沈殿および凝集のような現象を観
察することができる。従って、脂肪の量および品質の低
減、加工澱粉の使用、特に食物乳化剤および界面活性剤
の使用によりこのような欠陥の部分修復ができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は油、植
物または動物パルプ、澱粉および水のような高価でない
基本成分を使用してクリーム化力を有する食品の製造方
法を供することにする。この食品の脂肪含量は同様の標
準製品と比較して低減され、凍結/解凍および/または
加熱工程に対するその安定性はさらに増加し、これは乳
化剤および/または他の乳化安定剤を使用しない。
【0013】本発明の主題は特にクリーム化力を有する
調理製品の製造方法であり、この方法ではα−化および
/または膨潤澱粉、植物または動物パルプ、脂肪および
水の混合物を油質およびクリーム状テクスチャーが得ら
れるまで少なくとも1回の非常に高い剪断機械処理をす
る。
【0014】本発明の主題はまた上記方法により得られ
るクリーム化力を有する製品、特に約1〜25%の脂
肪、約2.5〜14%の澱粉および約55%までの植物
または動物パルプを含む製品である。
【0015】本発明の主題はまた深凍結状態の、上記の
調理製品であり、このような場合、その製造に添加され
るα化および/または膨潤澱粉はさらに加工され、すな
わち架橋および/または安定化された澱粉である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明方法では、植物ま
たは動物パルプ/水/油/澱粉混合物を調整し、澱粉の
糊化温度および十分な時間澱粉を処理し、次にこの混合
物に非常に高い剪断処理を適用することができる。また
脱水α化澱粉を使用することもでき、この場合4種の基
本成分(水、油、澱粉、植物および/または動物パル
プ)は脱水澱粉が膨潤し、脱水中失った水を再取得する
十分な時間室温で混合する。
【0017】こうして、澱粉ゲルの変性に及ぼす剪断の
実質的影響力のため、剪断力が強烈であればある程、処
理混合物の粘度の損失は大きい。こうしてペースト状、
濃厚かつ粘稠な製品から特に油質口内感覚を有する流体
でクリーム状製品に移行することができる。製品の最終
テクスチャーは適用剪断力の強さによることを記載する
ことも重要であり、中間の強さの剪断力では、多少柔軟
で可塑性、例えばチーズに似たガム状製品を得ることが
できる。
【0018】最終製品に期待される一部の水のみを添加
するように混合物を処理することもでき、その他の部分
に対しては、例えば期待される製品による所望値に粘度
を調整するため高剪断処理後混合物に添加することがで
きる。
【0019】本発明製品では、脂肪は例えば落花生、ヒ
マワリ、オリーブ、パームまたはバター油のような食物
動物または植物油、またはバター、またはマーガリンま
たはその混合物のような固体であるが、室温で展性のあ
る脂肪でよい。
【0020】澱粉は任意の食物澱粉物質、特に例えば小
麦またはメイズのような穀類または馬鈴薯、ヤマノイモ
またはキャッサバのような塊茎植物または他では米から
得ることができる。
【0021】α化澱粉は天然または化学的または物理的
に加工された澱粉でよく、これらは例えば沸騰水でα化
または予備加熱および/または膨潤され、次に製品の最
終組成物に添加した。例えば、α化または予備加熱後脱
水処理した天然または化学的または物理的加工澱粉を使
用することもできる。
【0022】本発明製品は重量%で約1〜25%の脂
肪、約2.5〜14%の澱粉を含み、水分含量はそれに
応じて調整する。本製品はさらに全重量%として約10
%までの無脂肪乳固体、約55%までの植物または動物
パルプ、約5%までの卵白または卵黄および例えばスパ
イス、塩または糖を含むことができる。
【0023】栄養的考慮により繊維、タン白および/ま
たはミネラルを強化したクリーム状、ビロードのような
製品に処方化される。こうして本発明製品は動物および
/または植物起源のタン白、可溶性および/または不溶
性繊維またはミネラルを補充できる。添加タン白は例え
ばカゼイン、血清タン白、マメ科植物のタン白、または
植物タン白単離物形でよい。繊維は直接例えばイヌリン
および/またはオリゴフラクトースを添加し、または間
接的に例えばルピン粉のような植物粉の添加を経て供す
ることができる。添加タン白量は全重量の約20%ま
で、繊維の添加量は約10%およびミネラルの添加量は
約2%でよい。
【0024】本発明方法は水、植物および/または動物
パルプ、脂肪およびα化澱粉の基本成分を緊密混合し、
濃厚、緻密で非常に粘稠なマスを形成することにある。
次にこの混合物は150〜600バールのオーダの均質
化圧力に相当する高剪断力を仂かせる装置により処置す
る。このような装置はクレックストラル社のBC21型
2軸エクストルーダ、APV社のピストンホモジナイザ
ー、ピエール・グエリン社からのALM型の高圧ホモジ
ナイザーまたは150〜600バールのオーダのレベル
に相当する均質化圧力を適用できる任意の他の同様の装
置でよい。
【0025】植物または動物パルプの添加により豊かな
テクスチャーおよび快い色調も有する製品を得ることが
でき、これらは使用成分量および特性により変化でき
る。使用植物は例えばニンジン、玉ねぎ、トマト、緑色
豆、甘味コショウ、マッシュルーム、メイズ種子、キャ
ベツ、ソラ豆、リンゴ、ナシ、穀類、ナッツ、ハシバミ
の実を使用できる。動物パルプは例えば、微細ミンチ
肉、または細砕肉またはカタクチイワシ、鮭、イワシ肉
のような魚またはハムでよい。
【0026】水/油/α化澱粉/植物および/または動
物パルプ混合物に適用する高剪断機械処理は混合物のテ
クスチャーをクリーム状、油質ソースに転換することに
より混合物のテクスチャーの修正のみでなく、色調も修
正するがこれには何らの価値もない。こうしてニンジン
パルプを使用する場合、一般的「ニンジン橙色」を有す
る初めの製品は黄色/桃色がかったソースに転換する。
最終製品が一般的ニンジンの味を失なうことを記録する
ことは興味があり、驚くべきことでもある。従って使用
植物により広汎な色を、選択した油/植物比により得る
ことができる。乳は例えばテクスチャーおよび色を修正
し、付加的甘味を口内に供するために添加することもで
きる。従って、高剪断方法により得られる油質およびク
リーム状テクスチャーとは別に、得ることができる色の
範囲およびこれらを選択する可能性により選択した味お
よび/またはフレーバと無関係に所望の色に調整するこ
とができる。こうして選択した植物を使用することによ
り、色の範囲を立案することができ、組合せにより実際
に無制限に色チャートを創ることができる。
【0027】実際に、本発明方法によりいくつかの使用
成分の味を除去できることは意外であった。即ち、使用
する基本成分とは無関係に、味の見地から中性で、その
色は油/植物パルプ比により規定され、かつ所望のよう
にフレーバ付与することができるベースを開発すること
ができる。
【0028】さらに、剪断効果は、混合物が濃縮される
場合、増加することが認められており、従って濃縮混合
物を処理し、例えば水、ブドウ酒、酢または任意の他の
水性流体のような液体により所望値まで粘度を調整する
ことは有利である。
【0029】こうして、高剪断機械処理は製品の最終テ
クスチャーに含まれる成分量でいくつかの効果の原因と
なる、すなわち(a)微細粉砕効果(特に植物および/
または動物パルプの使用を通じて)、(b)澱粉粒子お
よびゲル構造を破壊する高剪断効果および最後に(c)
均質化効果である。
【0030】本方法の特に有利な別法は、凍結温度で製
品を高剪断機械処理して組織化すると同時に製品を凍結
することにある。こうして植物および/または動物パル
プ/水/油/α化加工澱粉混合物を冷却流体、例えば−
40℃のアルコールを、外部覆いに循環することにより
冷却した2軸エクストルーダのような高剪断力を有する
均質化装置により処理することができる。凍結温度で混
合物をこうして処理することにより、製品は低温ときび
しい混合/剪断の組合せ効果下で輸送中円筒の内側で硬
いが、展性のあるテクスチャー、容易に成型できる製品
に変化し、その温度は約−2℃〜−10℃のオーダのも
のである。深凍結または深凍結するためのものであるク
リーム状製品を製造する場合、架橋結合および/または
安定化澱粉の使用は凍結/解凍および/または加熱工程
中最終製品に熱安定性を与え、老化、離液および/また
は沈澱を回避するために必要である。こうして、高剪断
処理する架橋結合および/安定化α化澱粉を含有する製
品の高安定性により、凍結は高剪断に付随して、または
その処理後150バール以上の均質化圧力を確保できる
装置、次いで製品を凍結できる装置を連続して置くこと
により行なうことができる。
【0031】安定化および/または架橋結合澱粉の使用
によりクリーム状、油質テクスチャーを得ることができ
ることを観察することは驚くべきことである。実際、こ
の型の添加物は添加する製品に硬さおよびゲル化テクス
チャーを与えるためのものである。高剪断機械処理は安
定化網状組織を破壊し、製品の流動化を生じるが、それ
でも尚老化現象に関し高安定性を保有する。
【0032】大量の澱粉(バター、卵、クリームのよう
な高価な成分の代用品として14%まで)を使用できる
ことは有利であるが、これは標準レシピおよびソースの
製造方法では使用できない。
【0033】
【実施例】下記例は本製品および本製造方法のいくつか
の態様を説明し、使用成分の特性および量に関しては全
く限定するものではない。これらの例では、%は特記し
ない限り重量で示す。
【0034】例1 トマトソース トマトソース(37°ブリックス) 20% ヒマワリ油 2% インスタント澱粉(Ultrasperce*) 4.5% 塩 0.5% 糖 0.3% 水 100%にバランス *ナショナル スターチ社が市販する架橋結合澱粉 成分は室温で(すなわち15°〜30℃)、α化後脱水
中に失ったものに匹敵できる水量を再吸収することによ
り澱粉が膨潤する十分な時間(すなわち約30分)、攪
拌する。剪断ポンプによる機械的予備処理を行ない、混
合物のポンプ輸送能力を有利にする。次に混合物はピエ
ールグエリン社のALM高圧ホモジナイザーにより室温
で均質化する。この装置により2回の連続均質化により
所望粘度は得られる。こうして得たソースは流体および
クリーム状テクスチャーおよび剪断前の製品より一層桃
色がかった/橙色の色を有する。次にソースはゆっくり
攪拌して調味の補正および/または例えば肉または魚の
断片のような固体または液体成分の添加を行なうことが
できる。水/油/澱粉/トマトソース/塩/糖の濃厚混
合物は500バールで(APV社)、今回室温で運転す
る2重パスピストンホモジナイザーに導入することもで
きる。このような処理後得たソースは解凍後(前節)冷
却エクストルーダにより得た製品に類似し、すなわち流
体ソースで、光沢のある白色および口内で油質テクスチ
ャーを有する。次に得たソースは次の消費および/また
は使用のために通例手段により冷蔵または凍結できる。
水/油/澱粉/トマトソース/塩/糖濃厚混合物はクレ
ックストラル社が製造するBC21型の2軸エクストル
ーダの入口に導入できる。このエクストルーダは−40
℃に冷却したアルコールを循環させて製品を凍結できる
9つの要素を装備する。混合物は−2.8℃の温度で、
成型が容易で光沢のある白色を有する、硬いテクスチャ
ーのロール形で装置を出る。解凍および加熱後、色は残
存するが、粘度は消滅し、製品は油質で安定した口内感
覚を有し相分離または離液を生じない均質流体クリーム
フレッシュに似る。
【0035】例2 ニンジンピューレ ニンジンパルプ 40% ヒマワリ油 10% 馬鈴薯澱粉 4.5% 水 100%までバランス 水/油/澱粉混合物は攪拌しながら95℃まで加熱し、
5分その温度に維持して加熱調理する。次にこのベース
を冷却する。次にニンジンパルプと混合し、全体を例1
で使用した型の高圧ホモジナイザーにより高剪断機械処
理する。このような処理後、ソースはクリーム状および
油質外観を有し、その色は剪断前の混合物と匹敵するよ
うに修正され、すなわち一層明るくなる。
【0036】例3 タン白、繊維およびカルシウムを補充したスープ 玉ねぎ/ニンジン/トマト 35% ヒマワリ油 6.5% メイズ澱粉 4.5% 粉末タン白(カゼイン カルシウム、血清タン白、エンドウタン白単離物、食 用酵母抽出物) 16% 繊維(イヌリン、オリゴフラクトース) 4% ミネラル補充剤カルシウム 1% 水 100%までバランス 成分は例2に使用の方法と同じ方法で混合する。機械処
理は500バール(APV社)および室温で運転する二
重パスピストンホモジナイザーにより同様の方法で行な
うことができる。濃厚クリームと同様の稠度を有する得
た剪断製品は次に1容量の液体/2容量のベースの割合
で水または乳で稀釈する。油質テクスチャーおよび最適
栄養組成を有するビロードのようなスープがこうして得
られる。
【0037】例4 カタクチイワシのバター マーガリン 7.5% バター 4% メイズ澱粉 8% カタクチイワシパルプ 15% トマトピュレー 12% 粉末卵白 1% 水 100%までバランス 成分は上記例と同じ方法で室温で混合する。機械処理は
2工程で行なう。即ち、最初に剪断ポンプにより行な
い、2番目に上記例で使用した型のピストンホモジナイ
ザにより行なう。同様の方法で、機械処理はBC21型
の冷凍エクストルーダにより行なうことができ、この場
合、使用メイズ澱粉は架橋結合澱粉である。得た製品は
室温で(製品が凍結している場合解凍後)伸展性であ
り、通例のカタクチイワシバターと同様である。本レシ
ピによるカタクチイワシバターの製造方法の変法は機械
処理中エクストルーダにより空気を含ませて製品にオー
バーランを与えることにある。最後に、脂肪性および伸
展できるテクスチャーは空気の包含により改良される。
【0038】例5 ピーナツ バター ニンジンパルプ 28% 焙煎落花生 20% 濃縮リンゴピューレ 20% 水素添加植物脂肪 15% 加工澱粉Ultra Sperse5* (α化した) 5.5% 糖 3.5% 脱脂粉乳 3% 着色料カラメル 1% フレーバ付与剤 0.7% 微細塩 0.5% 水 100%までバランス *ナショナル スターチ社が市販する架橋結合および安定化澱粉 成分は剪断ポンプにより粉砕再循環しながら連続混合
し、次に例1におけるように高圧ホモジナイザーにより
2工程で高剪断機械処理する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 1/39 A23L 1/39

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水、植物パルプまたは動物パルプ、脂肪
    およびα化および/または膨潤澱粉の混合物を非常に高
    い剪断機械処理して得た、クリーム化力を有する食品。
  2. 【請求項2】 約1〜25%の脂肪、約2.5〜14%
    の澱粉および約55%までの植物パルプまたは動物パル
    プを含む、請求項1記載の食品。
  3. 【請求項3】 深凍結状態で、約2.5〜14%の加工
    澱粉を含み、解凍および/または加熱工程中高い安定性
    を有する、請求項1または2に記載の食品。
  4. 【請求項4】 40〜120%のオーバラン度を有す
    る、請求項1から3のいずれか1項に記載の食品。
  5. 【請求項5】 さらに、全重量%として、約10%まで
    の無脂肪乳固体、約5%までの卵白または卵黄固体およ
    び約40%までのチーズを含む、請求項1から4のいず
    れか1項に記載の食品。
  6. 【請求項6】 さらに全重量%として、約20%までの
    添加タン白、約10%までの添加繊維および約2%まで
    の添加ミネラルを含む、請求項1から5のいずれか1項
    に記載の食品。
  7. 【請求項7】 α化および/または膨潤澱粉、植物また
    は動物パルプ、脂肪および水の混合物を、流体および油
    質テクスチャーが得られるまで少なくとも1回非常に高
    い剪断機械処理に供することからなる、請求項1記載の
    クリーム化力を有する食品の製造方法。
  8. 【請求項8】 澱粉は加工澱粉であり、食品は非常に高
    い剪断機械処理と同時または後に凍結する、クリーム化
    力を有する深凍結食品の請求項7記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 高剪断処理した混合物は約1〜25%の
    脂肪、約2.5〜14%の澱粉および約55%までの植
    物または動物パルプを含む、請求項7または8記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 非常に高い剪断機械処理は約150〜
    600バールの均質化圧レベルに相当する、請求項7か
    ら9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 さらに全重量%として、約10%まで
    の無脂肪乳固体、約5%までの卵白または卵黄固体およ
    び約40%までのチーズの添加を含む、請求項7から1
    0のいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 さらに全重量%として、約20%まで
    のタン白、約10%までの繊維および約2%までのミネ
    ラルの添加を含む、請求項7から11のいずれか1項に
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 製品に含有される最終量の水の一部は
    非常に高い剪断機械処理後添加する、請求項7から12
    のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 水は全体として、または一部別の水性
    液と置換する、請求項7から13のいずれか1項に記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 請求項1から6のいずれか1項に記載
    の食品を使用して得た調整ミール。
JP2000373635A 1999-12-10 2000-12-08 クリーム性を保持する食品 Withdrawn JP2001186855A (ja)

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