JP2001186037A - 衛星受信コンバータ,ブロックコンバータ,ダウンコンバータ及び衛星受信システム - Google Patents

衛星受信コンバータ,ブロックコンバータ,ダウンコンバータ及び衛星受信システム

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JP2001186037A
JP2001186037A JP2000177344A JP2000177344A JP2001186037A JP 2001186037 A JP2001186037 A JP 2001186037A JP 2000177344 A JP2000177344 A JP 2000177344A JP 2000177344 A JP2000177344 A JP 2000177344A JP 2001186037 A JP2001186037 A JP 2001186037A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CS右旋円偏波信号にBS信号が重畳されて
いても、BS,CS双方の信号を1本のケーブルで伝送
し、受信端にてそれらの信号を受信可能とする衛星受信
システムを提供する。 【解決手段】 BS及びCS信号を共通するアンテナ1
で受信し、IF変換した後、アンテナ1に装着したブロ
ックコンバータ2によりCS右旋円偏波を周波数変換
し、周波数軸上で低い周波数からBS,CS左旋円偏
波,CS右旋円偏波信号の順に配列して、1本の同軸ケ
ーブル24で受信端に伝送した。受信端ではダウンコン
バータ5を設けて、CS右旋円偏波をIF変換後の周波
数に再変換して切換器30によりCS左旋円偏波とBS
或いはCS右旋円偏波の何れか一方を出力するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、BS,CS双方の
衛星信号を同一のアンテナで受信し、受信端へ1本のケ
ーブルで伝送する衛星受信システム、及びそのシステム
に好適な衛星受信コンバータ、ブロックコンバータ、及
び受信端に設けられるダウンコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】衛星から送出されるBS信号及びCS信
号の周波数帯域及び信号形態は図2(a)に示すように
BS信号は11.7GHz〜12.2GHzの右旋円偏
波(以下右偏波とする)、CS信号は12.25GHz
〜12.73GHzの左旋円偏波(以下左偏波とする)
及び12.27GHz〜12.75GHzの右偏波とな
っている。従来、BS信号とCS信号は、図9に示すよ
うにBSアンテナ40とCSアンテナ41により別々に
受信し、CS信号は2個のコンバータにより別々にIF
帯に周波数変換され、混合して1本の同軸ケーブルで屋
内に引き込まれたり、CS受信信号を1個のコンバータ
によりIF帯に変換して2本の同軸ケーブルにより屋内
に引き込まれたり、コンバータの後にブロックコンバー
タを介在させてCS右偏波信号のみを周波数変換し、左
偏波と周波数帯をずらして、BS信号も含め1本の同軸
ケーブルで伝送したりしていた。尚、図9は5階建ての
場合の共同受信の場合を示し、3はVHF受信アンテ
ナ、4はUHF受信アンテナ、42は混合器、43はブ
ースタ、そして、44は分配器、45は分岐器である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、BS信号とC
S信号のうちの右偏波信号とは周波数が異なるだけで同
一の形態であるため、BS衛星とCS衛星が近接した位
置に存在する場合、又は同一の衛星である場合、同一の
プローブ即ち同一のアンテナで受信することが可能であ
る。この場合、アンテナに設けられたCS左偏波信号受
信用とCS右偏波信号受信用の2個のプローブのうち右
偏波受信用のプローブによりBS信号も受信する。
【0004】そして、こうすることでCS左偏波信号と
CS右偏波信号及びBS信号とを1個のコンバータによ
りIF帯に変換することが可能となるが、この場合、更
にCS信号を1本のケーブルで伝送可能とするためには
ブロックコンバータが必要になる。しかし、上記従来の
ブロックコンバータを使用するとCS信号に重畳されて
いるBS信号が削除されたり、周波数変換されたりして
しまうために使用することができない。更に、次期CS
衛星はBS衛星に近い東経110°に打ち上げが予定さ
れていることもあり、1個のアンテナでBS及びCSを
受信可能な安価なシステムが要望されている。
【0005】そこで本発明の課題は、CS右旋円偏波信
号にBS信号が重畳されていても、BS,CS双方の信
号を1本のケーブルで伝送し、受信端にてそれらの信号
を受信可能とする衛星受信システムを提供すること、及
びその衛星受信システムに好適な衛星受信コンバータ、
ブロックコンバータ,ダウンコンバータを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明に係る衛星受信コンバータは、受信
したCS左旋円偏波信号を入力する第1の入力部と、受
信したCS右旋円偏波信号及びBS信号を入力する第2
の入力部とを有し、双方の入力部から入力した前記信号
を周波数軸上で互いに重なることがないように各々中間
周波数に変換し、混合して1本の同軸ケーブルにより出
力可能としたことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明に係るブロックコンバータ
は、CS左旋円偏波信号の中間周波信号を入力する第3
の入力部と、CS右旋円偏波信号及びBS信号の中間周
波信号を入力する第4の入力部とを有し、双方の入力部
から入力した前記信号を周波数軸上で互いに重なること
がないように、少なくとも一方の信号を第2中間周波数
に変換し、混合して1本の同軸ケーブルにより出力可能
としたことを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、BSの中間周波信号とCS左旋円偏波信号の中間周
波信号とをフィルタ回路を介して混合すると共に、CS
右旋円偏波信号の中間周波信号を第2のフィルタ回路に
より抜き出して周波数軸上で重なることがないようにC
S左旋円偏波信号の中間周波信号より高い第2中間周波
数に周波数変換し、更に第3のフィルタ回路により前記
CS左旋円偏波信号及びBS信号の混合信号に更に混合
して1本の同軸ケーブルにより出力可能としたことを特
徴とする。
【0009】請求項4の発明に係ダウンコンバータは、
周波数軸上で重なることがないように第1中間周波信号
と該第1より高い第2中間周波信号で伝送されたCS円
偏波信号を入力する1つの入力部と、入力された第2中
間周波信号を第1中間周波信号に変換する周波数変換手
段と、何れか一方の信号を出力する出力変換手段を有す
ることを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項4記載の発明に
おいて、第1中間周波信号と第2中間周波信号とを分離
するための第4のフィルタ回路と、前記第1中間周波信
号を分配する第1分配器と、第2中間周波信号を第1中
間周波信号に周波数変換後に分配する第2分配器と、出
力信号を選択する出力切換手段を具備した複数の出力端
子とを有し、該複数の出力端子からCS右旋円偏波とC
S左旋円偏波の何れか一方を切り換えて出力可能とした
ことを特徴とする。
【0011】請求項6の発明は、請求項4又は5の発明
において、周波数軸上で低い周波数からVHF,UH
F,BS,CS信号の順に配列されて伝送されて来た信
号をCS円偏波信号と共に入力し、VHF,UHF,B
S信号を出力端子から常時出力可能とすることを特徴と
する。
【0012】請求項7の発明に係る衛星受信システム
は、BS及びCS信号を共通する受信部で受信し、請求
項1記載の衛星受信コンバータにより1本の同軸ケーブ
ルで受信端に伝送するアンテナ部と、請求項4乃至6の
何れかに記載のダウンコンバータを設けた受信端部とか
ら成ることを特徴とする。
【0013】請求項8の発明に係る衛星受信システム
は、BS及びCS信号を共通する受信部で受信し、1個
の中間周波数変換部で全ての受信信号を周波数変換し、
請求項2又は3記載のブロックコンバータを介して1本
の同軸ケーブルで受信端に伝送するアンテナ部と、請求
項4乃至6の何れかに記載のダウンコンバータを設けた
受信端部とから成ることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明
に係る衛星受信システムの1例を示し、ブロックコンバ
ータを接続した衛星受信アンテナ及びダウンコンバータ
を設けた受信端部の構成を示している。図において、1
は衛星受信アンテナ、2はブロックコンバータ、3はV
HFアンテナ、4はUHFアンテナ、5はダウンコンバ
ータである。
【0015】衛星受信アンテナ1の受信プローブは、一
次放射器10内にCS左偏波信号を受信する左偏波受信
用プローブ11aと、BS信号とCS右偏波信号を受信
する右偏波受信用プローブ11bから構成され、受信周
波数をIF帯に変換するコンバータ部12がプローブに
連続して形成されている。コンバータ部12は、局部発
振周波数10.678GHzにより、BS信号は103
5MHz〜1524MHzに、CS信号は左偏波信号が
1572MHz〜2052MHz、右偏波信号が159
2MHz〜2072MHzにそれぞれ変換され、左偏波
信号と右偏波信号及びBS信号とは独立した出力端子1
3a,13bから出力される。
【0016】そして、左偏波信号はブロックコンバータ
2の第3、第4の2つの入力端子のうち第3の入力端子
15aに入力され、右偏波信号及びBS信号は第4の入
力端子15bに入力される。ブロックコンバータ2で
は、第3の入力端子15aから入力される左偏波信号は
高域通過フィルタ16、増幅器17、低域通過18フィ
ルタを等を介してノイズが除去されて出力端子19から
出力される。第4の入力端子15bに入力されたBS信
号は低域通過フィルタ20によりCS右偏波信号と分離
され、CS左偏波信号と共に増幅され出力端子19から
出力される。また、CS右偏波信号は高域通過フィルタ
21によりBS信号と分離され局部発振周波数518M
Hzのコンバータ部14により2110MHz〜259
0MHzに周波数変換されて、増幅器22、高域通過フ
ィルタ23を介し、BS信号,CS左偏波信号と共に出
力端子19から出力される。この時、それぞれの信号は
図2(C)に示すように周波数軸上に分離されて配置さ
れ、出力される。また、(a)は受信周波数、(b)は
1F変換後の周波数を示している。尚、高域通過フィル
タ16と低域通過フィルタ20との組が第1のフィルタ
回路を構成し、高域通過フィルタ21が第2のフィルタ
回路を構成し、低域通過フィルタ18と高域通過フィル
タ23との組が第3のフィルタ回路を構成している。
【0017】ブロックコンバータ2の出力は1本の同軸
ケーブル24により伝送され、VHFアンテナ3、UH
Fアンテナ4からの信号と混合器25にて混合され、必
要に応じてブースタ26を介して屋内に引き込まれる。
この時点でのケーブル内の各受信信号の配列は図3に示
すようになっている。尚、図1では共同受信する構成を
示し、屋内では、分岐器28、分配器29を介して各家
庭或いは各部屋等の受信端に配線され、VTR7やテレ
ビ8等に接続される構成を示している。
【0018】ここで、受信端において図示するようなダ
ウンコンバータ5、即ち1つの信号入力部9a、1つの
出力部9bを有し、11V/15Vの電圧により切り替
わる切換器30(出力切換手段)を有すると共に、51
8MHzの局発周波数によりCS右偏波信号を図2
(d)に示すようにIF変換後の周波数1592MHz
〜2072MHzに再変換する周波数変換手段であるダ
ウンコンバータ部36を設けることで、市販されている
従来の2150MHz対応のCSチューナ6を使用する
ことができる。また、11V/15V電圧により電源供
給を行うCSチューナ6から出力される偏波切り換え信
号(11V/15V)を偏波切換信号検出手段(図示せ
ず)で検出し、前記切換器30を自動的に制御するよう
にすれば、使用者は切換器30を意識する必要無くCS
信号の右旋信号と左旋信号とを切り換えて受信すること
ができ、良好なシステムとなる。
【0019】このように、衛星受信システムを上記ブロ
ックコンバータ及びダウンコンバータを用いて構成する
ことで、共通する受信部で受信したCSおよびBS信号
を1本のケーブルで伝送でき、BS,CSを1個のアン
テナで受信するシステムを容易に実現できる。また、ブ
ロックコンバータを上記のように構成することで、コン
バータ出力がCS左偏波とCS右偏波を別出力とし、C
S右旋円偏波にBS信号を重畳していても、BS信号を
加工することなくCS右偏波信号をCS左偏波信号の周
波数帯より高い周波数に変換し、周波数軸上でBS,C
S左偏波,CS右偏波を互いに周波数軸上で分離して出
力するので、1本のケーブルでBS信号,CS信号を受
信端に伝送することができる。従って、1個のアンテナ
で而も1個のコンバータしか持たないアンテナによりB
S信号とCS信号とを受信しても、1本のケーブルでB
S及びCS信号を受信端に伝送することができ、安価な
受信システムを形成することが可能である。また、受信
アンテナを削減することで、町の美観の観点からも好適
な衛星受信システムを得ることができる。
【0020】更に、ダウンコンバータを上記のように構
成することで、CS右旋円偏波とCS左旋円偏波とをI
F変換後の周波数帯に再変換し、出力切換手段により切
り換えて出力するので、2150MHz対応の従来のC
Sチューナで双方のCS信号を受信することができる。
尚、上記実施の形態では、CS右偏波を高い周波数帯に
変換したが、IF返還後CS右偏波は変換せず、CS左
偏波を高い周波数に変換しても良く、この場合、ダウン
コンバータはCS左偏波を周波数変換すればよい。ま
た、上記ダウンコンバータ5にブースタを内蔵させても
良く、そのダウンコンバータ5eを図1のブースタ26
に替えて使用すれば、図10の衛星受信システムの要部
ブロック図に示すように、分岐器28に直接CSチュー
ナ6を接続することができ、例えば他の部屋でCS放送
を受信する場合はCSチューナのみ移動させればよい。
【0021】図4は本発明の衛星受信システムの他の形
態を示し、図1に示すブロックコンバータ回路をアンテ
ナのコンバータ部に内蔵させて衛星受信コンバータとし
ている。また、受信端に設けたダウンコンバータは分配
器を内蔵した構成としている。衛星受信アンテナ1は2
つのプローブ11a,11bで受信した衛星信号をコン
バータ部32の第1入力部32a及び第2入力部32b
から入力し、BS、CS双方の信号をコンバータ部12
でIF変換した後、引き続きCS右偏波を周波数変換し
て、周波数軸上で低い周波数からBS,CS左旋、CS
右旋の順に配列して各偏波を分離して出力している。こ
のように、ブロックコンバータ回路をアンテナに内蔵さ
せても良く、CS信号に加えてBS信号を同一の受信部
で受信しても、それらの信号を周波数軸上で分離するの
で、1本のケーブルで伝送でき、受信端にて容易に受信
できる。また、ダウンコンバータに分配器を内蔵させる
ことで、分岐器28から1本のケーブルを引き込むだけ
でVHF,UHF等の地上波も同時に受信することがで
きる。
【0022】図5は衛星受信アンテナの他の形態を示し
ている。上記図4のアンテナとの相違点を説明すると、
受信電波をIF変換するコンバータ部12に2個の発信
回路12a,12bを設け、CS左偏波とBS及びCS
右偏波信号とのIF変換周波数を変え、CS左偏波を2
090MHz〜2570MHzの周波数帯に変換すると
共に、BS偏波を1035MHz〜1524MHz,C
S右偏波を1592MHz〜2072MHzの周波数帯
に変換している。このように、CS左偏波とCS右偏波
を異なる周波数でIF変換することで、低い周波数帯か
らBS,CS右偏波,CS左偏波の順にIF変換時に配
列することができ、別途ブロックコンバータを設ける必
要が無く、フィルタ回路の数を削減でき、回路構成を簡
素化できる。尚、この場合ダウンコンバータではCS左
偏波を周波数変換することで、従来のCSチューナを使
用することができる。
【0023】図6はダウンコンバータの他の形態を示
し、アンテナから1本のケーブルにより伝送されてきた
信号を出力する4個の出力端子31を設けてある。図に
おいて、34はアンテナへ同軸ケーブルを介して電源を
供給する電源重畳フィルタ、35はCS左偏波と右偏波
を分離する第4のフィルタ回路である分波フィルタであ
り、36はCS右偏波を周波数変換するダウンコンバー
タ部である。そして、37aは第1分配器、37bは第
2分配器であり、第1分配器37aで、1592MHz
〜2072MHzに周波数変換したCS右偏波を4分配
して各出力端子31に第1切換器30aを介して接続す
ると共に、CS左偏波及びBS信号を4分配して第2切
換器30bを介して出力端子31に接続してある。そし
て、各切換器30a,30bは出力端子31に接続され
るCS・BSチューナ39の11/15V切換信号によ
り切換動作するようになっている。
【0024】また、46はチューナから送られてくる切
換電圧信号を分離する電源分離フィルタであり、47は
11/15V電圧を検出して切換器30a,30bを切
換動作させるリレードライブ回路であり、48は電源部
を示している。このように構成することで、複数の端末
機にそれぞれ独立した受信信号を伝送することができ
る。尚、この実施の形態では、BSとCS信号が伝送さ
れてくることを前提としているが、CS信号のみ伝送す
る受信システムであっても使用することができ、その場
合CSチューナを接続すればよい。
【0025】図7はダウンコンバータの他の形態を示し
ている。図6の構成との相違点を説明すると、分配器3
7cで2分配したUHF,VHF,BS信号をCS左偏
波,CS右偏波の双方に重畳させ、CS右偏波のみを更
に分離している。35aは分波フィルタ、35bは混合
フィルタであり、この間にダウンコンバータ部36を配
置してCS右偏波のみ周波数変換し、他のVHF,UH
F,BS信号をスルー状態としている。こうすること
で、CS・BSチューナ39によりCSの右偏波,左偏
波のどちらの偏波を受信してもVHF,UHF及びBS
信号を常時受信することができる。
【0026】図8はダウンコンバータの更に他の形態を
示している。図6の構成との相違点を説明すると、CS
左偏波とCS右偏波とを分波フィルタ35により分離し
た後、CS左偏波側に更に分波フィルタ35cを設けて
VHF,UHF,BS信号とCS左偏波とを分離し、2
個の切換器30a,30bの出力側に設けた混合フィル
タ35dにより再び混合している。このように構成して
も、CS信号の何れの偏波を受信していても、並行して
VHF,UHF,BS信号を受信することができる。ま
た、このようにCS信号以外の受信信号を切換器を介さ
ず出力することで、切換時のノイズが発生することが無
く良好に受信することができる。
【0027】尚、図6〜図8において、伝送されてくる
CS周波数が、CS右偏波がCS左偏波より高い周波数
帯であることを前提としているが、これは逆であっても
良く、CS左偏波が高い周波数帯である場合は、CS左
偏波をダウンコンバータ部で周波数変換すればよい。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
係る衛星受信コンバータによれば、CS信号に加えてB
S信号を同一の受信部で受信しても、それらの信号を周
波数軸上で分離するので、1本のケーブルで伝送でき、
受信端にて容易に受信できる。また、受信アンテナを削
減してBS及びCS信号を1個のアンテナで受信する構
成を容易に然も安価に実施でき、受信アンテナを削減す
ることで、町の美観も向上する。
【0029】請求項2,3の発明に係るブロックコンバ
ータによれば、CS右旋円偏波にBS信号が重畳して入
来しても、1本のケーブルでBS信号,CS信号を受信
端に伝送できる。そのため、CSアンテナでBS信号も
受信することが可能で、受信アンテナを削減してBS及
びCS信号を1個のアンテナで受信する構成を容易に然
も安価に実施できる。また、受信アンテナを削減するこ
とで、町の美観も向上する。
【0030】請求項4の発明に係るダウンコンバータに
よれば、CS右旋円偏波とCS左旋円偏波とを、略同一
の周波数帯で切り換えて出力するものであるから、21
50MHz対応の従来のCSチューナで双方のCS信号
を受信することが可能である。
【0031】請求項5,6の発明によれば、請求項4の
効果に加えて、複数の端末機にそれぞれ独立した受信信
号を伝送できる。
【0032】請求項7,8の発明に係る衛星受信システ
ムによれば、共通する受信部で受信したCSおよびBS
信号を1本のケーブルで受信端に伝送できるし、受信端
では従来のCSチューナで受信することが可能であり、
BS,CSを1個のアンテナで受信する安価なシステム
を容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衛星受信システムの実施形態の1
例を示し、アンテナ、ブロックコンバータ及び受信端の
構成を示すブロック図である。
【図2】BS,CS信号周波数の状態、及び図1のシス
テムによる受信信号の変化の様子を示す周波数スペクト
ラムであり、(a)は衛星から送出される信号、(b)
はIF変換後、(c)は図1のブロックコンバータ出
力、(d)はダウンコンバータ出力の各周波数スペクト
ラムである。
【図3】各家庭に伝送される周波数スペクトラムであ
る。
【図4】本発明の衛星受信システムの他の形態を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明の衛星受信システムの他の形態の要部を
示し、衛星受信アンテナのブロック図である。
【図6】ダウンコンバータの他の形態を示すブロック図
である。
【図7】ダウンコンバータの他の形態を示すブロック図
である。
【図8】ダウンコンバータの他の形態を示すブロック図
である。
【図9】従来の衛星受信システムのブロック図である。
【図10】本発明の衛星受信システムの他の例を示す要
部ブロック図である。
【符号の説明】
1・・衛星受信アンテナ、2・・ブロックコンバータ、
5,5a,5e・・ダウンコンバータ、9a・・ダウン
コンバータ信号入力部、11a・・左旋円偏波受信用プ
ローブ、11b・・右旋円偏波受信用プローブ、12・
・コンバータ部、14・・コンバータ部、15a・・第
3の入力端子、15b・・第4の入力端子、16・・高
域通過フィルタ、19・・出力端子、20・・低域通過
フィルタ、21・・高域通過フィルタ、24・・同軸ケ
ーブル、26a・・ダウンコンバータを内蔵したブース
タ、29・・分配器、30・・切換器(出力切換手
段)、30a・・第1切換器、30b・・第2切換器、
31・・出力端子、32・・コンバータ部、32a・・
第1の入力部、32b・・第2の入力部、35・・分波
フィルタ、36・・ダウンコンバータ部(周波数変換手
段)、37a・・第1分配器、37b・・第2分配器。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したCS左旋円偏波信号を入力する
    第1の入力部と、受信したCS右旋円偏波信号及びBS
    信号を入力する第2の入力部とを有し、双方の入力部か
    ら入力した前記信号を周波数軸上で互いに重なることが
    ないように各々中間周波数に変換し、混合して1本の同
    軸ケーブルにより出力可能としたことを特徴とする衛星
    受信コンバータ。
  2. 【請求項2】 CS左旋円偏波信号の中間周波信号を入
    力する第3の入力部と、CS右旋円偏波信号及びBS信
    号の中間周波信号を入力する第4の入力部とを有し、双
    方の入力部から入力した前記信号を周波数軸上で互いに
    重なることがないように、少なくとも一方の信号を第2
    中間周波数に変換し、混合して1本の同軸ケーブルによ
    り出力可能としたことを特徴とするブロックコンバー
    タ。
  3. 【請求項3】 BSの中間周波信号とCS左旋円偏波信
    号の中間周波信号とを第1のフィルタ回路を介して混合
    すると共に、CS右旋円偏波信号の中間周波信号を第2
    のフィルタ回路により抜き出して周波数軸上で重なるこ
    とがないようにCS左旋円偏波信号の中間周波信号より
    高い第2中間周波数に周波数変換し、更に第3のフィル
    タ回路により前記CS左旋円偏波信号及びBS信号の混
    合信号に更に混合して1本の同軸ケーブルにより出力可
    能としたことを特徴とする請求項2記載のブロックコン
    バータ。
  4. 【請求項4】 周波数軸上で重なることがないように第
    1中間周波信号と該第1より高い第2中間周波信号で伝
    送されたCS円偏波信号を入力する1つの入力部と、入
    力された第2中間周波信号を第1中間周波信号に変換す
    る周波数変換手段と、何れか一方の信号を出力する出力
    変換手段を有することを特徴とするダウンコンバータ。
  5. 【請求項5】 第1中間周波信号と第2中間周波信号と
    を分離するための第4のフィルタ回路と、前記第1中間
    周波信号を分配する第1分配器と、第2中間周波信号を
    第1中間周波信号に周波数変換後に分配する第2分配器
    と、出力信号を選択する出力切換手段を具備した複数の
    出力端子とを有し、該複数の出力端子からCS右旋円偏
    波とCS左旋円偏波の何れか一方を切り換えて出力可能
    とした請求項4記載のダウンコンバータ。
  6. 【請求項6】 周波数軸上で低い周波数からVHF,U
    HF,BS,CS信号の順に配列されて伝送されて来た
    信号をCS円偏波信号と共に入力し、VHF,UHF,
    BS信号を出力端子から常時出力可能とする請求項4又
    は5記載のダウンコンバータ。
  7. 【請求項7】 BS及びCS信号を共通する受信部で受
    信し、請求項1記載の衛星受信コンバータにより1本の
    同軸ケーブルで受信端に伝送するアンテナ部と、請求項
    4乃至6の何れかに記載のダウンコンバータを設けた受
    信端部とから成ることを特徴とする衛星受信システム。
  8. 【請求項8】 BS及びCS信号を共通する受信部で受
    信し、1個の中間周波数変換部で全ての受信信号を周波
    数変換し、請求項2又は3記載のブロックコンバータを
    介して1本の同軸ケーブルで受信端に伝送するアンテナ
    部と、請求項4乃至6の何れかに記載のダウンコンバー
    タを設けた受信端部とから成ることを特徴とする衛星受
    信システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003110449A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Maspro Denkoh Corp 周波数変換装置
JP2015019255A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 日本放送協会 受信装置及び受信システム
JP2015019253A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 日本放送協会 受信装置

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