JPS6359233A - 衛星放送受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は衛星放送受信装置に関し、特に米国のように
音声フォーマットが定まっていない場合に用いて好適な
ものに関する。

〔発明の概要〕

この発明は、受信する衛星を変更する毎に、衛星毎の複
数チャンネルのそれぞれで異なる音声フォーマット情報
を他の受信装置に転送できる手段を有する衛星放送受信
装置を提供するもので、例えば１戸の家で複数の受信装
置のそれぞれで受信する場合に、この発明の受信装置を
マスター機として使用すればスレーブ機は１１［１ｊの
衛星についての複数チャンネル分の音声フォーマット情
報をストアできるだけの容量しかもたないメモリを備え
た安価な装置を用いても選局操作が非常に簡便になるも
のである。

〔従来の技術〕

例えば米国においては、多数の静止衛星が打ち上げられ
、１つの地域においても第６図に示すように複数の衛ｉ
　５ＡＴＩ〜５ＡＴｎのそれぞれに対し、受信用パラボ
ラアンテナ（１）を向けることによりこれら多数の静止
衛星を介して種々の衛星放送番組を楽しむことができる
。

この場合、受信用パラボラアンテナ（１１はモータによ
り駆動されて仰角及び方位角が可変にされ、受信したい
衛星放送番組の衛星に対してそのつどアンテナが向くよ
うに制御可能とされている。

すなわち、第７図は衛星放送の受信システムを示し、ア
ンテナ（１）にて受信されたＳＨＦ電波は、屋外ユニッ
ト（２）にてＩＧ）ｌｚ程度のＵＨＦ帯の信号に変換さ
れ、これがケーブル（３）を介してインドアユニット（
４）に入力され、このインドアユニット（４）において
選局操作がなされて所望の放送チャンネルが選局され、
そのチャンネルの放送信号がｆｊ［されてこれよりビデ
オ信号及びオーディオ信号が得られる。また、このイン
ドアユニット（４）には５ＡＴＩ〜５ＡＴｎの各衛星に
対するアンテナ方向情報をストアするメモリ　（４Ｍ）
が設けられ、このメモリ　（４）１）よりのアンテナ方
向情報が衛星選択（あるいは番組選択に応じて自動的に
なされる衛星選択）に応じて読み出され、これがアンテ
ナ方向制御機構（ＩＡ）に供給されて、アンテナｔ１）
が選択された衛星よりの電波を受信できるように方向調
整される。

ところで、現在の米国の衛星放送では音声のフォーマッ
トが決まっていないため、ＦＭ音声副搬送波周波数が各
チャンネル毎に異なることが多く、１つの衛星について
の放送選択に当たっても、チャンネル選局の他に音声の
選局もする必要がある。

このため、選局操作が煩雑になるので、衛星放送受信装
置の高級機では音声の副搬送波周波数に対応する選局信
号を複数の衛星の各複数のチャンネルのすべてについて
記憶しているメモリが設けられ、衛星選択及びチャンネ
ル選択するとこのメモリよりそのチャンネルの音声選局
信号が自動的に読み出されて音声選局が自動的にできる
ようにしている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、１戸の家において、別個の受信装置によって
、別個のチャンネルの衛星放送を楽しむという受信形態
が考えられる。この場合、その複数の受信機のすべてを
前述のような高級機とすると高価になるため、１つはマ
スター機として、アンテナ調整ドライブ回路と受信可能
な全衛星の全チャンネルの音声フォーマット情報をスト
アできるだけのメモリを有する前記の高級機を使用する
としても、スレーブ機としての他はアンテナ調整用回路
は有さす、かつ１個の衛星の全チャンネルの音声フォー
マット情報をストアできるだけの小容量のメモリを有す
るだけの安価な受信装置とするのが一般的である。

ところが、このようなマスター機及びスレーブ機を備え
る場合において、スレーブ機を使用するユーザは、マス
ター機でアンテナ方向を変更して受信する衛星を変更す
る毎に、その衛星の全チャンネルについての音声フォー
マットをプリセットし直したり、あるいはチャンネル選
局と同時に、音声のチューニングをマニアル操作しなけ
ればならなかった。

この発明はこのスレーブ機における操作性を改善できる
マスター機を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明においては、衛星放送受信部と、複数の衛１１
５ＡＴＩＮＳＡＴｎのそれぞれに対するアンテナ方向調
整情報ＡＴＩ〜ＡＴｎ及び各衛星毎の複数チャンネルの
それぞれの音声フォーマット情報Ｄｏ〜Ｄｎｎをストア
するメモリ　（６０）と、複数の衛星５ＡＴＩ〜５ＡＴ
ｎのうちの１つを選択する選択手段（５０）と、この選
択手段（５０）により衛星が変更されたときメモリ（６
０）より情報ＡＴＩ　〜ＡＴｎ及びＤｕ〜Ｄｎｎを読み
出す手段（４０）と、衛星変更時、メモリ（６０）より
読み出されたアンテナ方向調整情報ＡＴＩ〜ＡＴｎから
アンテナ方向調整用ドライブ信号を形成しこれをアンテ
ナ調整機構に対し出力する手段（７０）　、　　（７１
）と、衛星変更時、メモリ　（６０）より読み出された
少なくとも上記選択された衛星の複数チャンネルのそれ
ぞれの音声フォーマット情報Ｄ＋１〜Ｄｉｎを、他の受
信装置に転送する手段（４０）　　（８１）　　（８２
）とを設ける。

〔作用〕

衛星変更時には、選択された衛星で受信可能なすべての
チャンネルの音声フォーマット情報Ｄ１１〜Ｄｉｎがメ
モリ　（６０）より読み出され、この音声フォーマット
情報Ｄ＋ｔ〜Ｄｉｎが他の受信装置に転送可能とされて
いるので、この他の受信装置として１つの衛星で受信可
能なすべてのチャンネル分したストアできない小さい容
量のメモリしか有しないものを用いても、衛星が変更さ
れたときには、その変更された′＆里のすべてのチャン
ネルの音声フォーマットをその小容量のメモリに転送す
ることができる。したがって、その小容量のメモリを有
する受信装置においては、衛星が変わってもチャンネル
選局だけすれば自動的にその選局されたチャンネルの音
声フォーマット情報がその小容量メモリから読み出され
ることになり、音声のチューニングは特にしなくてもよ
くなるものである。

〔実施例〕

第１図はこの発明装置の一例のプロ・ツク図で、第７図
の室内ユニット（４）の部分に相当するものである。

すなわち、入力端子（１１）を通じた屋外ユニット（２
）からのＵＨＦ帯の信号（第１中間周波信号）は第１中
間周波アンプ（１２）を通じてミキサ回路（１３）に供
給される。一方マイクロコンピュータ（４０）よりキー
人力装置（５０）でのチャンネル選局操作に応じた選局
信号が局部発振回路（１４）に供給されて、選局チャン
ネルに対応した局部発振周波数の局部発振信号がこの回
路（１４）よりミキサ回路（１３）に供給される。した
がって、ミキサ回路（１３）からは選局チャンネルの放
送波が第２中間周波信号に周波数変換された信号が得ら
れ、これが第２中間周波回路（１５）及びＡＧＣ回路（
１６）を通じてＦＭ復調回路（１７）に供給されて復調
される。復調された信号はバッファアンプ（１８）に供
給され、このバッファアンプ（１８）の出力のうち映像
信号はディエンファシス回路（１９）を介してローパス
フィルタ（２０）に供給されて、４．５ＭＩＩｚ以下の
信号として帯域制限され、このローパスフィルタ（２０
）の出力がアンプ（２１）を介してクランプ回路（２２
）に供給されてエネルギー拡散信号としての低周波が除
去され、アンプ（２３）を通じて映像信号出力端子（２
４）に導出される。

バッファアンプ（１８）の出力は、また、ミキサー回路
（２５）に供給される。一方、キー人力装置（５０）で
のチャンネル選局操作に応じてメモリ（６０）からは、
現在、アンテナで受信中の衛星での、その選択されたチ
ャンネルの音声フォーマ・７ト情報が読み出され、その
読み出された音声フォーマット情報はマイコン（４０）
に取り込まれ、このマイコン（４０）よりはこの音声フ
ォーマット情報から音声選局信号が局部発振回路（２６
）に供給され、この局部発振回路（２６）からは選択さ
れたチャンネルの音声副搬送波周波数に対し１０．７Ｍ
Ｈｚだけ異なる発振周波数の局部発振信号がミキサー回
路（２５）に供給される。したがって、ミキサー回路（
２５）からは１０．７ＭＨｚの音声中間周波信号が得ら
れ、これがバンドパスフィルタ（２７）を介してＦＭ復
調回路（２８）に供給されて復調され、その１ｌｔＷＪ
出力がステレオ復調回路（２９）に供給されて左、右チ
ャンネルの音声信号が得られ、オーディオアンプ（３０
）を介してそれぞれ音声出力端子（３１Ｌ　）及び（３
１Ｒ”）に導出される。

この場合、メモリ　（６０）としてはスタティックＲＡ
Ｍが用いられ、バッテリー（６１）によりバックアップ
されている。そして、このメモリ　（６０）には、第２
図に示すように、受信可能な各衛星５ＡＴＩ〜５ＡＴｎ
に対するアンテナ方向調整情報（仰角及び方位角の情ｉ
）　ＡＴＩ〜ＡＴｎがストアされるとともに、各衛星５
ＡＴＩ〜５ＡＴｎにおいて選局可能なすべてのチャンネ
ルの音声フォーマット情報Ｄ□、〜Ｄｎｎがストアされ
ている。

そして、キー人力装置（５０）におけるキー操作により
受信する衛星が変更されるとマイコン（４ｏ）において
は第３図のフローチャートで示すような動作をする。

すなわち、マイコン（４０）では常時キー人力装置（５
０）でキー人力操作がなされたか否かが検知され（ステ
ップ（１０１）　）　、キー人力がなされたと判別され
たときは、そのキー人力が衛星を変更する入力であるか
否か判別され（ステップ（１０２）　）、変更するもの
でなければステップ（１０１）に戻り、次のキー人力を
待ち、変更するものであればステップ（１０３）に進み
、メモリ　（６０）から選択された衛星のアンテナ方向
調整情報ＡＴｉ　　（ｉ＝　１１２゜・・・・ｎ）が読
み出されるとともに、その衛星において選局可能なすべ
てのチャンネルの音声フォーマット情報Ｄ１１〜Ｄｉｎ
が読み出される（ステップ（１０３）　’）　、そして
、アンテナ方向調整情報はモータドライブ回路（７０）
に供給され、これよりアンテナ方向調整機構のモータド
ライブ信号が出力端子（７１）を介して出力される（ス
テップ（１０４）　）。

また、その変更された衛星において選局可能なすべての
チャンネルの音声フォーマット情報はマイコン（４０）
よりアンプ（８１）を介して出力端子（８２）に出力さ
れる（ステップ（１０５）　）。したがって、この出力
端子（８２）に対し、別の受信装置の音声フォーマット
情報入力端子を接続すればその別の受信装置にその音声
フォーマット情報が転送される。

第４図は２台の受信装置で受信する場合の接続状態を示
すブロック図で、（１００）は第１図の構成を有する受
信装置で、これをマスター機として使用する。（２００
）は受信信号系でこれは第１図例と同様であるが、アン
テナコントロールのためのモータドライブ回路（７０）
は有さす、また、メモリ　（２４０）は第５図に示すよ
うに１個の衛星で受信可能なすべてのチャンネル分の音
声フォーマット情報Ｄ１〜Ｄｎをストアできるだけの小
容量メモリしかもたない受信装置で、これはスレーブ機
とされる。

そして、屋外ユニット（２）よりのＵＨＦ帯の信号ハ分
配器（３００）により分配されてマスター機（１００）
ノ信号入力端子（１１）とスレーブ機（２００）の信号
入力端子に供給される。

アンテナ方向調整機構（ＩＡ）のモータにはマスター機
（１００）よりモータドライブ信号が供給され、各（Ｉ
ｌｒ星に対してパラボラアンテナ（１１が正しい方向を
向くように制御される。

そして、マスター１（１００）の第１図における出力端
子（８２）とスレーブ機（２００）のマイコン（２４０
）のＩ１０ボートに接続される端子とが接続され、前述
のように衛星変更時には、その変更された衛星で受信可
能なすべてのチャンネルの音声フォーマット情報がマス
ター機（１００）よりスレーブ機（２００）に対して転
送され、スレーブ機（２００）ではメモリ　（２６０）
の内容がマイコン（２４０）によりすべてマスター機（
１００）より送られてきた音声フォーマット情報に書き
替えられる。

したがって、衛星が変更されてもスレーブ機（２００）
においてチャンネル選局をしたときは、このメモリ　（
２６０）からそのＳＮのそのチャンネルの音声フォーマ
ット情報が得られるから、スレーブ機（２００）では音
声についてのチューニング操作は衛星が変更されても全
く必要ない。

なお、第１図の受信装置においては入力端子（１８４）
を通じアンプ（８３）を通じてスレーブ機よりの信号を
受は付けることができるようにされている。これはスレ
ーブ機側から衛星変更ができるようにするためのもので
ある。

すなわち、スレーブ機（２００）には衛星選択キーが設
けられ、このキーが操作されると、衛星選択信号がマス
ターｔａ（１００）の端子（８４）、アンプ（８３）を
通じてマイコン（４０）に与えられ、マイコン（４０）
はキー人力装置（５０）でのキー操作による衛星変更と
全（同じ動作をして、アンテナ方向を調整するとともに
、選択した衛星のすべてのチャンネルの音声フォーマッ
ト情報をスレーブ機のメモリ　（２６０）に対して転送
する。

〔発明の効果〕

この′発明によれば、受信する衛星を変える毎にその衛
星で受信可能なすべてのチャンネルの音声フォーマット
情報をメモリから読み出して、他の受信装置に対して転
送する手段を設けたので、この発明装置をマスター機と
して用い、これにスレーブ機を接続したとき、スレーブ
機は１つの衛星についての各チャンネルの音声フォーマ
ット情報しかストアできない小容量のメモリのものを用
いても、このスレーブ機における選局操作は、音声のチ
ューニング操作を必要とせず、選局操作は、受信できる
すべての衛星の各チャンネルの音声フォーマット情報を
ストアできる大容量メモリを有する受信装置と同様に簡
便なものになるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明装置の一例のブロック図、第２図は第
１図の一部回路の説明のための図、第３図はこの発明の
要部動作の説明のためのフローチャート、第４図はこの
発明装置の使用態様の一例を示す図、第５図はその説明
のための図、第６図は衛星放送の受信態様を示す図、第
７図は衛星放送受信システムの一例の構成図である。 （２５）は音声用ミキサ回路、（２６）は音声用局部発
振回路、（４０）はマイコン、（５０）はキー人力装置
、（６０）はメモリ、（７０）はアンテナ方向調整用モ
ータドライブ回路、（８２）は音声フォーマット情報転
送用出力端子である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ａ）衛星放送受信部と、 ｂ）複数の衛星のそれぞれに対するアンテナ方向調整情
   報及び各衛星毎の複数チャンネルのそれぞれの音声フォ
   ーマット情報をストアするメモリと、ｃ）上記複数の衛
   星のうちの１つを選択する選択手段と、 ｄ）この選択手段により衛星が変更されたとき上記メモ
   リより上記情報を読み出す手段と、 ｅ）上記衛星変更時、上記メモリより読み出されたアン
   テナ方向調整情報からアンテナ方向調整用ドライブ信号
   を形成しこれをアンテナ調整機構に対し出力する手段と
   、 ｆ）上記衛星変更時、上記メモリより読み出された少な
   くとも上記選択された衛星の複数チャンネルのそれぞれ
   の音声フォーマット情報を、他の受信装置に転送する手
   段とを備えた衛星放送受信装置。