JP2001185313A - ソケット - Google Patents
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/82—Coupling devices connected with low or zero insertion force
- H01R12/85—Coupling devices connected with low or zero insertion force contact pressure producing means, contacts activated after insertion of printed circuits or like structures
- H01R12/88—Coupling devices connected with low or zero insertion force contact pressure producing means, contacts activated after insertion of printed circuits or like structures acting manually by rotating or pivoting connector housing parts
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R33/00—Coupling devices specially adapted for supporting apparatus and having one part acting as a holder providing support and electrical connection via a counterpart which is structurally associated with the apparatus, e.g. lamp holders; Separate parts thereof
- H01R33/74—Devices having four or more poles, e.g. holders for compact fluorescent lamps
- H01R33/76—Holders with sockets, clips, or analogous contacts adapted for axially-sliding engagement with parallely-arranged pins, blades, or analogous contacts on counterpart, e.g. electronic tube socket
Landscapes
- Connecting Device With Holders (AREA)
- Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
形が比較的小さいバーンイン用のソケットを提供する。 【解決手段】 本発明のソケット10では、ベース18
に、ICの載置面28bを有し該載置面内に複数の接触
子受け孔28dを有するアダプタ28が取り付けられ
る。アダプタの接触子受け孔28dには、複数の接触子
の先端部14cが受け入れられて、前記載置面に載置し
たIC100の各端子101に接触される。載置面上の
ICは、回転式のラッチ22によって固定される。ラッ
チ22は、アダプタの載置面28bにICを載置可能に
する開かれた位置と、ICをその上方から固定可能にす
る閉じられた位置を有し、その回動軸32はベースに固
定される。ソケット10は、第1及び第2の位置間で移
動可能なカバー20及びリンク体24を備える。リンク
体24は、カバーが第1の位置にあるときにラッチを開
かせ、カバーが第2の位置にあるときにラッチを閉じさ
せる。
Description
の表面に複数の端子を有するICに適したソケットに関
し、特にICのバーンイン試験に用いられるソケットに
関する。
Cの中から必要な基準に適合しないものを振るい落とす
目的で、各種試験が実施される。バーンイン試験は、高
温下でICを一定時間動作させてその耐熱特性を試験
し、要求される特性が得られないICを選別可能にす
る。バーンイン試験においては、ICをそれ専用に用意
されたソケットに装着し、該ソケットをプリント回路基
板に実装して、加熱炉内に入れる。
y)やBGA(Ball Grid Array)タイプのICパッケージ
を、バーンイン試験するために各種のソケットが提案さ
れている。この種のソケットは、基本的に、絶縁材料か
らなるベース部材を備え、ここに、ICの一面に配列さ
れた各端子に対応する複数の接触子を有する。各接触子
は、ICの載置面上に前記ICの各端子に対応して配列
され、載置面上にICが置かれたときこれと接触する。
典型的なこの種のソケットにおいては、ICを上記載置
面上に固定するためにカバー部材を備え、その開閉によ
ってICを載置面上に固定し又は開放する。
ットは、図14及び図15に示すように、ベース141
に対し、カバー142の一側を回動可能に支承する構造
のものである。図14のカバー142が開かれた状態
で、載置面141a上にIC100が供給され、図示し
ない自動機により、カバー142が閉じられる。フック
143がベース141に係合して、カバー142の閉状
態が保持される。載置面141a上のIC100は、カ
バー142内側の押圧面142aによって上方から押圧
され、その端子はこれに対応する接触子144の先端に
接触される。
の問題は、カバー142の閉塞時に、その押圧面142
aがIC100に対して傾斜して降りてくるため、IC
100に偏った荷重が掛かる。ICに対する偏った荷重
は、IC自体に物理的なダメージを与えると共に、IC
の端子に対する接触子144の押圧力を不均一にする可
能性がある。また、上記カバー142の開閉動作に対す
る自動機の構成は複雑である。
し、カバー部材を垂直に昇降させる機構及び該カバーの
動きに連動して開閉されるラッチを備えている。一般に
ラッチは、カバー部材が下げられたときに開いてベース
の載置面上にICを載置可能にし、カバー部材が上げら
れたときに閉じて載置面上のICを上方から押さえ付け
る。
いても以下に示すような幾つかの問題点がある。 (1)前記ラッチは、それが閉じられたときにはその先
端がICの上面に延出し、それが開かれたときにはIC
の上面から後退しなければならない。この機構を実現す
るためには、通常、ICの載置面の周囲にラッチ及びそ
の駆動機構を配置しなければならない。これによってソ
ケットの外形サイズが大きくなる恐れがある。 (2)従来型のソケットでは、ベース部材を基準にこれ
に個々の構成部品を順次組み付けて製造される。バーン
イン用のソケットは、それを構成する部品点数が比較的
多いので、組立作業に時間が掛かる。 (3)この種のソケットで、接触子は湾曲部を持ってお
り、押し付けられたときにその湾曲部の撓みによる復元
力でICの端子に押圧される。ICの端子の高密度化に
伴って、より接続信頼性の高い接触子の構造を有するソ
ケットが望まれている。
イズに対するソケットの外形が比較的小さいソケットを
提供することにある。
考慮しその組立に掛かる作業時間を短縮することができ
るソケットを提供することにある。
する接続信頼性をより高くすることができる構造を有す
るソケットを提供することにある。
表面に複数の端子を有するICに用いられるソケットに
関する。本発明のソケットでは、ベースに、ICの載置
面を有し、該載置面内に複数の接触子受け孔を有するア
ダプタが取り付けられる。アダプタの接触子受け孔に
は、複数の接触子の先端部が受け入れられて、前記載置
面に載置したICの各端子に接触される。載置面上のI
Cは、回転式のラッチによって固定される。ラッチは、
前記アダプタの載置面にICを載置可能にする開かれた
位置と、前記載置面上のICをその上方から固定可能に
する閉じられた位置を有し、その回動軸は前記ベースに
固定される。ソケットは、前記ベースの上に配置される
カバー及び該カバーと前記ラッチとを連結するリンク体
を備える。カバーは、前記ベースに接近した第1の位置
と前記ベースから離間した第2の位置の間で移動可能に
支承され、リンク体は、前記カバーが第1の位置にある
ときに前記ラッチを開かせ、前記カバーが第2の位置に
あるときに前記ラッチを閉じさせる。
回動軸が、前記アダプタの載置面の下に位置される。
ースに対し前記カバーをその第2の位置に付勢する付勢
手段を備える。
る連結点と、前記ラッチの回動軸との間の直線距離が前
記カバーの位置に応じて可変されることが好ましく、そ
の具体的な態様として、前記連結点が、前記ラッチに形
成された前記回動軸に対する径方向に長い長孔にガイド
されている。
記ラッチが開かれたときに前記ラッチの回動軸に対し接
近した位置に導き、前記ラッチが閉じられたときに前記
ラッチの回動軸に対し離間した位置に導くガイドを、前
記ベースに備える。
チが該ベースの対向する二辺に備えられた構成とするこ
とが好ましい。
を保持し、前記ベースに対し固定されるストッパ部材
と、ICの載置面を有し、該載置面内に複数の接触子受
け孔を有する前記ストッパ部材上に配置されるアダプタ
部材であって、前記ストッパ部材に対し接離可能に支承
されたものと、前記ストッパ部材に対し前記アダプタ部
材を離間する方向に付勢する付勢部材と、からなる組立
体であることが好ましい。
ICに用いられるソケットであって、ベース組立体と、
複数の接触子を保持し前記ベース組立体に組み込まれる
アダプタ組立体とからなる。そして前記ベース組立体
が、ベース部材と、前記ベース部材に回転可能に支承さ
れ、ICを載置可能にする開かれた位置と、ICをその
上方から固定可能にする閉じられた位置を有する回動式
のラッチ部材とを備える。また、前記アダプタ組立体
が、複数の接触子と、前記複数の接触子を保持し、前記
ベース部材に対し固定されるストッパ部材と、ICの載
置面を有し、該載置面内に前記複数の接触子の受け孔を
有する前記ストッパ部材上に配置されるアダプタ部材で
あって、前記ストッパ部材に対し接離可能に支承された
ものと、前記ストッパ部材に対し前記アダプタ部材を離
間する方向に付勢する付勢手段とを備える。
記ベース部材の上に配置され、前記ベースに接近した第
1の位置と前記ベースから離間した第2の位置の間で移
動可能に支承されるカバー部材と、前記ベース部材と前
記ラッチ部材とを連結し、前記ベースが第1の位置にあ
るときに前記ラッチを開かせ、前記ベースが第2の位置
にあるときに前記ラッチを閉じさせるリンク体と、前記
ベースに対し前記カバーをその第2の位置に付勢する付
勢部材とを更に備える。
ICに用いられるソケットであって、ベースと、ICの
載置面を有し、該載置面内に複数の接触子受け孔を有す
る前記ベースに取り付けられるアダプタと、前記各接触
子受け孔に受け入れられて、前記載置面に載置したIC
の各端子に接触される先端部と、該先端部にICの端子
に対する押圧力を与える湾曲部とを備えた複数の接触子
であって、該複数の接触子の幾つかがその湾曲部を第1
の向きにして設置され、他の幾つかがその湾曲部を第2
の向きにして設置されるものと、前記アダプタの載置面
にICを載置可能にする開かれた位置と、前記載置面上
のICをその上方から固定可能にする閉じられた位置を
有する回動式のラッチとを備えて構成される。
における前記接触子の先端部と接触される領域が、前記
ICの載置面よりも下にあることが好ましい。
その湾曲部を前記第1の向きにして設置され、残りの略
半数がその湾曲部を前記第2の向きにして設置される。
第2の向きが正反対の向きである。
数の列に整列され、該列毎にその湾曲部の向きを異なら
せる。
接触子を保持し、前記ベースに対し固定されるストッパ
部材と、ICの載置面を有し、該載置面内に複数の接触
子受け孔を有する前記ストッパ部材上に配置されるアダ
プタ部材であって、前記ストッパ部材に対し接離可能に
支承されたものと、前記ストッパ部材に対し前記アダプ
タ部材を離間する方向に付勢する付勢部材と、からなる
組立体であることが好ましい。
に沿って説明する。図1(A)〜(C)は本実施形態に
係るソケット10の外観を示し、それぞれ平面図、正面
図及び側面図である。図2〜図5は概略、図1(A)の
A−A線及びB−B線における断面図であり、図2及び
図3はICを固定した状態におけるもの、図4及び図5
はICの固定を開放した状態におけるものを示してい
る。
にベース組立体12に、接触子14を含むアダプタ組立
体16を組み付けて構成される。ベース組立体12は、
絶縁性材料、例えばプラスチックにより成形された長方
形状のベース18を含む。ベース18は、その中央の領
域にアダプタ組立体16を受け入れるための受け部18
aを備えている。受け部18a内にアダプタ組立体16
を装着した状態で、接触子14の下部は、ベース18の
孔18bに挿入されてソケット10の下面に突出する。
ソケット10は、図示しないプリント回路基板上に置か
れ、各接触子14と基板上の回路パターンが電気的に接
続される。
プラスチックにより成形された長方形状のカバー20を
含んでいる。カバー20は、ベース18の上に配置さ
れ、垂直方向に昇降できるように、すなわちベース18
に対し接近又は離間できるように支承されている。カバ
ー20の中央は、IC100を上方から受け入れられる
ように開口20aされている。ベース18とカバー20
との間には互いを離れる方向に付勢するベース組立体1
2に含まれる4本のスプリング21が、ソケットの各角
部に配置されている(図1を参照)。スプリング21の
付勢力によってカバー20は、ベース18に対し通常は
持ち上げられた位置にある。この状態で、ベース18の
係止部18dとカバー20の係止爪20bが係合する
(図3を参照)。カバー20は、ベース18に対し、ベ
ース組立体12に含まれる一対のラッチ22及び4本の
リンク24を介して連結されている。ラッチ22は、ソ
ケット10内に置かれたIC100を固定するためのも
ので、前記リンク24により前記カバー20の上下動に
連動して開かれた位置及び閉じられた位置の間で回動可
能にされる。ラッチ22の詳細及びその動作の機構につ
いては後述する。
アダプタ組立体16は、試験されるIC100の端子、
すなわちパッド101(図6を参照)に対応した数の接
触子14、接触子14を保持するストッパ26、及びそ
の上に配置されるアダプタ28を含んでいる。ストッパ
26は、絶縁性材料、例えばプラスチックにより形成さ
れ、上下方向に貫通された接触子14のための孔26a
を備えている。各接触子14は、その略中央の係止部1
4aで孔26aの下部に係止され、これに保持される。
図3及び図5に示すように、孔26aは、接触子14の
湾曲部14bがその中で自由に湾曲できるよう幅広に形
成されている。ストッパ26の外周壁には係止部26b
が形成され、これはベース18の係止部18cと係合す
る。ストッパ26には、また係止部26cが形成され、
これはアダプタ28の係止爪28aと係合する。
スチックにより形成され、前記ストッパ26上に配置さ
れる。アダプタ28は、ベース18に固定されるストッ
パ26に対し、比較的小さいストロークで上下に移動で
きるようになっている。アダプタ組立体16に含まれる
4本のスプリング30によってアダプタ28は、ストッ
パ26に対し上方に付勢されている(図1(A)、図3
及び図5を参照)。図5に示すアダプタ28が持ち上げ
られた位置で、前記ストッパ26の係止部26cとアダ
プタ28の係止爪28aが係合する。
載置面28bを有する。載置面28bは、試験するIC
100の平面形状に対応しており、その周囲を壁部28
cの下端で規定されている。従って、載置面28bに供
給されたIC100は、壁部28cによって概略位置決
めされる。アダプタ28の載置面28b上には、IC1
00のパッド101の位置に対応して受け孔28dが開
けられている(図7を参照)。各受け孔28dからは前
記ストッパ26に係止した接触子14の先端部14cが
僅かに突出され、載置面28b上のICのパッド101
に接触される。図2及び図3で示すICの固定状態で、
アダプタ28は前記スプリング30の付勢力に抗して、
ラッチ22の力でIC100と共に押し下げられる。こ
の際、各接触子14の先端部14cは、ICのパッド1
01で押し下げられ、これによってパッドと接触子14
との間の接触力が高まる。IC100の押圧時における
接触子14の動作の詳細については後述する。
て説明する。ラッチ22は、絶縁性材料、例えばプラス
チックにより形成され、IC100の一方の辺に沿う所
定の長さを有すると共に(図1、図3及び図5を参
照)、その側面形状は蟹の爪のような形をしている(図
2及び図4を参照)。ラッチ22は、図2及び図4に示
すように、IC100の対向する辺に沿って、相互に対
向して配置され、回動軸32によってベース18に対し
て回動可能に支承されている。ラッチ22を回動支承す
る回動軸32は、前記アダプタ28の載置面28bの下
で、その両端をベース18に取り付けている。ラッチ2
2には、回動軸32によるその回動支点の位置にも拘わ
らず、その先端部22aが図2に示すようにIC100
を上方から押圧できるようにするために、IC100及
びアダプタ28に対する当たりを回避するよう逃げ部2
2bが形成されている。
し垂下支承され、その下端は2本が対になって、1つの
ラッチ22の両端に連結されている。ラッチ22には、
長孔22cが開けられ、ここにリンク24の先端に取り
付けられるシャフト34が移動可能に通されている。ラ
ッチ22の長孔22cは、概略前記シャフト34がラッ
チ22の回動軸32に接近し又は離間できるような向き
に開けられている。図2に示すラッチ22が閉じられた
状態において、シャフト34は長孔22cの外側、すな
わち回動軸32から遠ざかった点に位置しており、リン
ク24は略垂直状態にある。一方で、図4に示すラッチ
22が開かれた状態において、シャフト34は長孔22
cの内側、すなわち回動軸32に接近した点に位置して
おり、このときリンク24は、その下端が内側に引かれ
て垂直に対し傾斜した状態にある。
前記リンク24の下端及びシャフト34をガイドするた
めのガイド溝36が形成されている。図2の状態でカバ
ー20を押し下げたとき、リンク24の下端及びシャフ
ト34の両端部は、ガイド溝36の下側の倣い面に沿っ
てベース18の中央寄り、すなわち回動軸32の下部に
導かれる。また、図4の状態でカバー20が上方に上げ
られたとき、これらはガイド溝36の上側の倣い面に沿
ってベース18の外側寄りに導かれる。なお、本実施形
態において、ガイド溝36の下側の倣い面は、リンク2
4の下端及びシャフト34をガイドするために2段にな
っており、上側の倣い面との位置はずれている。
装着する手順に沿って、その動作を説明する。カバー2
0に対する外力が与えられない状態で、ソケット10
は、図2及び図3に示す状態にある(説明に際して、I
C100はソケットに装着されていないものとする)。
この状態で、カバー20は、スプリング21の力でベー
ス18に対し上方に持ち上がり、ラッチ22が閉じられ
ている。図示しない自動機の動作によって、カバー20
がベース18に対し押し下げられると、リンク24の下
端は、ガイド溝36に倣ってベース18の中央寄りに導
かれていく。このリンク24の下端の動きに連れて、ラ
ッチ22は、外側に回動されていく。このとき長孔22
cでガイドされたリンク24のシャフト34は、徐々に
ラッチの回動軸32に接近する方向へ移動していく。こ
のようなリンク24の動きは、そのストローク、すなわ
ちカバー20の移動距離に比してラッチ22の回転角を
大きくする。
完全に押し下げられると、ラッチ22は略90度回動さ
れ、その先端部22aは、アダプタ28の載置面28b
から完全に後退する。この状態で、ソケット10はIC
100を上方から受け入れ可能となる。また、この状態
で、アダプタ28は、スプリング30の力で上方に持ち
上げられている。カバー20の開口20aからアダプタ
28上に供給されるIC100は、載置面28b上に位
置決めして配置される。このときIC100の各パッド
101は、アダプタ28の受け孔28dから突出した接
触子14の先端14cに軽く接触される。
開放されると、カバー20はスプリング21の力で上方
に持ち上がる。これによってリンク24が引き上げら
れ、その下端がガイド溝36に倣ってベース18の外側
寄りに移動していく。この動きに連れて、ラッチ22が
回動軸32を中心に回動され、その先端部22aがIC
100の上方に延びてきて、図2及び図3に示すよう
に、遂にはIC100を上方から押さえ付ける。該ラッ
チ22による押圧力によってアダプタ28は、スプリン
グ30の力に抗して押し下げられ、これによって各接触
子14は、その湾曲部14bで更に湾曲されて、ICの
パッド101との接触力が増大される。
造について、図7及び図8に沿って説明する。図7は、
接触子14の動作を説明するための図3及び図5の拡大
断面図であり、ここにはアダプタの受け孔28d及び接
触子14の動作の詳細が示されている。各受け孔28d
は、載置面28b側にその幅を広くする凹部70を備
え、また載置面28bと反対側に錐部72を備えてい
る。従って接触子14の先端部14cは、凹部70と錐
部72との間の幅狹の支承部74によって支承される。
このため、アダプタ28の昇降に伴って接触子14がそ
の湾曲部14bで湾曲された場合、その先端部14cは
支承部74を支点として僅かながら首を振るよう動作さ
れる。すなわち、凹部70によって接触子14の支承点
はその先端から離れることとなるので、アダプタ28が
下げられたとき、接触子14の先端14cは、図7
(B)に示すように、IC100のパッド101との接
触を維持しながら水平に移動する。この結果、接触子の
先端部14cがパッド101の表面を擦る、すなわちワ
イピングするようになるので該端子における電気的接続
の信頼性が高まる。
にIC100の載置面28b、載置面の周囲の壁部28
c及び載置面上に形成された接触子の受け孔28dが示
されている。載置面28b上の受け孔28dは、図6に
示したIC100のパッド101に対応して、所定の間
隔で縦方向4列に形成されている。各受け孔28dに
は、アダプタ組立体の組立後に、前述したように各接触
子14の先端部14cが挿入されているが、外側の2列
の受け孔と、内側の2列の受け孔に対する接触子14の
向きが異なっている。すなわち、外側の2列の受け孔2
8dには、接触子14の湾曲部14bが図中右方向に凸
となるよう挿入され、内側の2列の受け孔28dには、
湾曲部14bが図中左方向に凸となるよう挿入されてい
る。前記図3及び図5にはこの様子が示されており、こ
れらの図はアダプタ組立体16に関して、図7のA−A
線における断面である。前記接触子14の先端部14c
におけるワイピングは、IC100に対しこれを一方向
に移動させるような動作をする。前記接触子14の取り
付けの向きを一方向に揃えた場合、IC100がラッチ
22によって押さえ付けられているにも拘わらず、IC
100が位置ずれを起こし、前記ワイピングの効果が十
分に達成されない場合がある。前述のように、接触子1
4の向きを変えることによって、IC100に位置ずれ
を起こさせる力は相殺される。
10の組立の手順について説明する。ソケット10は、
ベース組立体12とアダプタ組立体16で構成され、各
組立体を並列的に組み立て、後にベース組立体12にア
ダプタ組立体16を組み込むことによって完成される。
図9及び図10には、ベース組立体12の組み立て手順
が示されている。最初の組み立て工程(A)で、シャフ
ト40によってカバー20に4本のリンク24が取り付
けられる。組み立て工程(B)で、対のリンク24、2
4間にラッチ22が配置され、シャフト34をこれらに
挿通することによって、ラッチ22にカバー20が取り
付けられる。以上によりカバー組立体38が完成する。
次に、図10の組み立て工程(D)において、ベース1
8に4本のスプリング21を介して、前記カバー組立体
38を取り付ける。この際、カバー側の係止爪20bが
ベース側の係止部18dに係合して、カバー組立体38
がベース18に対し昇降可能に固定される。組み立て工
程(E)で、ベース18の側方より回動軸32を挿入
し、各ラッチ22をベース18に回動可能に取り付け
る。以上の工程を経て、ベース組立体12が完成され
る。
て手順が示されている。最初の組み立て工程(A)で、
ストッパ26に4本のスプリング30を介して、アダプ
タ28を取り付ける。この際、アダプタ側の係止爪28
aがストッパ側の係止部26cに係合して、アダプタ2
8がストッパ26に対し昇降可能に固定される。組み立
て工程(B)で、台座110を用いてストッパ26内に
接触子14を植栽する。以上により、アダプタ組立体1
6が完成される(同図(C))。
工程が示されている。前記図9及び図10の工程を経て
組み立てられたベース組立体12に、その上方から前記
図11の工程を経て組み立てられたアダプタ組立体16
を組み込む(同図(A))。この際、ベース組立体側の
係止部18cとアダプタ組立体側の係止部26bが係合
する(図3及び図5を参照)。以上により、最終的にソ
ケット10が組み立てられる(図12(B))。前記工
程において、ベース組立体12の組み立て(図9及び図
10の工程)と、アダプタ組立体16の組み立て(図1
1の工程)は、同時並列的に行うことができるので、組
み立ての効率が良い。
の分解図が示されている。図では、アダプタ組立体1
6、カバー組立体38及びベース18が分解された様子
が示されている。前述した工程に従って、カバー組立体
38がベース18に取り付けられ、次いで、ここにアダ
プタ組立体16が取り付けられる。
明した。本発明の適用範囲が、上記実施形態において示
した事項に限定されないことは明らかである。実施形態
においては、比較的端子数の少ないICに用いるソケッ
トを示したが、本発明に係るソケットがより多くの端子
を有するICのソケットにおいても適用できることは当
業者であれば明らかであろう。
Cのサイズに対するソケットの外形を従来以上に小さく
できる。
立体によって構成したことから、組立の作業性が改善さ
れ、その組立に掛かる作業時間が短縮される。
るワイピングを効果的に行わしめ、これによってICの
端子に対する接続信頼性をより高くすることができる。
ぞれ平面図、正面図及び側面図である。
A線の断面図である。
B線の断面図である。
のA−A線の断面図である。
のB−B線の断面図である。
底面図である。
拡大断面図である。
る。
る。
る。
る断面図である。
る断面図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 少なくとも一表面に複数の端子を有する
半導体装置に用いられるソケットであって、 ベースと、 半導体装置の載置面を有し、該載置面内に複数の接触子
受け孔を有する前記ベースに取り付けられるアダプタ
と、 複数の接触子であって、その先端部が、前記各接触子受
け孔に受け入れられて、前記載置面に載置した半導体装
置の各端子に接触されるものと、 前記アダプタの載置面に半導体装置を載置可能にする開
かれた位置と、前記載置面上の半導体装置をその上方か
ら固定可能にする閉じられた位置を有する回動式のラッ
チであって、その回動軸が前記ベースに固定されたもの
と、 前記ベースの上に配置され、前記ベースに接近した第1
の位置と前記ベースから離間した第2の位置の間で移動
可能に支承されたカバーと、 前記カバーが第1の位置にあるときに前記ラッチを開か
せ、前記カバーが第2の位置にあるときに前記ラッチを
閉じさせるリンク体であって、その一端部が前記ラッチ
と回動可能であるものと、を備えたソケット。 - 【請求項2】 前記ラッチの回動軸が、前記アダプタの
載置面の下に位置された請求項1に記載のソケット。 - 【請求項3】 前記ベースに対し前記カバーをその第2
の位置に付勢する付勢手段を備えた請求項1又は2に記
載のソケット。 - 【請求項4】 前記リンク体の前記ラッチに対する連結
点と、前記ラッチの回動軸との間の直線距離が前記カバ
ーの位置に応じて可変される請求項1〜3の何れかに記
載のソケット。 - 【請求項5】 前記リンク体の前記ラッチに対する連結
点が、前記ラッチに形成された前記回動軸に対する径方
向に長い長孔にガイドされた請求項4に記載のソケッ
ト。 - 【請求項6】 前記リンク体の前記ラッチに対する連結
点を、前記ラッチが開かれたときに前記ラッチの回動軸
に対し接近した位置に導き、前記ラッチが閉じられたと
きに前記ラッチの回動軸に対し離間した位置に導くガイ
ドを、前記ベースに備えた請求項4又は5に記載のソケ
ット。 - 【請求項7】 前記ベースは四辺を有し、前記ラッチが
該ベースの少なくとも対向する二辺に備えられた請求項
1〜6の何れかに記載のソケット。 - 【請求項8】 前記アダプタが、 前記複数の接触子を保持し、前記ベースに対し固定され
るストッパ部材と、 半導体装置の載置面を有し、該載置面内に複数の接触子
受け孔を有する前記ストッパ部材上に配置されるアダプ
タ部材であって、前記ストッパ部材に対し接離可能に支
承されたものと、 前記ストッパ部材に対し前記アダプタ部材を離間する方
向に付勢する付勢部材と、からなる組立体である請求項
1〜7の何れかに記載のソケット。 - 【請求項9】 請求項1に記載のソケットを回路基板上
に取り付け、 半導体装置を用意し、 前記ソケットのカバーを前記第1の位置に押し下げて前
記半導体装置を前記アダプタの載置面に載置し、 前記カバーを前記第2の位置に戻し、前記半導体装置の
各端子を前記複数の接触子に電気的に接続させる工程を
有する半導体装置の装着方法。 - 【請求項10】 前記ソケットは、前記回路基板上に複
数取り付けられ、 複数の前記ソケットのカバーは、カバー押下部材によっ
て同時に前記第1の位置に押し下げられ、 複数の前記ソケットのアダプタの載置面上に対応する複
数の半導体装置が載置される請求項9記載の半導体装置
の装着方法。 - 【請求項11】 表面に複数の端子を有する半導体装置
に用いられるソケットであって、 ベース組立体と、複数の接触子を保持し前記ベース組立
体に組み込まれるアダプタ組立体とからなり、前記ベー
ス組立体が、 ベース部材と、 前記ベース部材に回転可能に支承され、半導体装置を載
置可能にする開かれた位置と、半導体装置をその上方か
ら固定可能にする閉じられた位置を有する回動式のラッ
チ部材とを備え、前記アダプタ組立体が、 複数の接触子と、 前記複数の接触子を保持し、前記ベース部材に対し固定
されるストッパ部材と、 半導体装置の載置面を有し、該載置面内に前記複数の接
触子の受け孔を有する前記ストッパ部材上に配置される
アダプタ部材であって、前記ストッパ部材に対し接離可
能に支承されたものと、 前記ストッパ部材に対し前記アダプタ部材を離間する方
向に付勢する付勢手段とを備えたソケット。 - 【請求項12】 前記ベース組立体が、 前記ベース部材の上に配置され、前記ベースに接近した
第1の位置と前記ベースから離間した第2の位置の間で
移動可能に支承されたカバー部材と、 前記ベース部材と前記ラッチ部材とを連結し、前記ベー
スが第1の位置にあるときに前記ラッチを開かせ、前記
ベースが第2の位置にあるときに前記ラッチを閉じさせ
るリンク体と、 前記ベースに対し前記カバーをその第2の位置に付勢す
る付勢部材と、を更に備えた請求項11に記載のソケッ
ト。 - 【請求項13】 表面に複数の端子を有する半導体装置
に用いられるソケットであって、 ベースと、 半導体装置の載置面を有し、該載置面内に複数の接触子
受け孔を有する前記ベースに取り付けられるアダプタ
と、 前記各接触子受け孔に受け入れられて、前記載置面に載
置した半導体装置の各端子に接触される先端部と、該先
端部に半導体装置の端子に対する押圧力を与える湾曲部
とを備えた複数の接触子であって、該複数の接触子の幾
つかがその湾曲部を第1の向きにして設置され、他の幾
つかがその湾曲部を第2の向きにして設置されるもの
と、 前記アダプタの載置面に半導体装置を載置可能にする開
かれた位置と、前記載置面上の半導体装置をその上方か
ら固定可能にする閉じられた位置を有する回動式のラッ
チと、を備えたソケット。 - 【請求項14】 前記アダプタの接触子受け孔における
前記接触子の先端部と接触される領域が、前記半導体装
置の載置面よりも下にある請求項13に記載のソケッ
ト。 - 【請求項15】 前記複数の接触子の略半数がその湾曲
部を前記第1の向きにして設置され、残りの略半数がそ
の湾曲部を前記第2の向きにして設置される請求項13
又は14に記載のソケット。 - 【請求項16】 前記第1の向きと前記第2の向きが正
反対の向きである請求項13〜15の何れかに記載のソ
ケット。 - 【請求項17】 前記複数の接触子が複数の列に整列さ
れ、該列毎にその湾曲部の向きを異ならせた請求項13
〜16の何れかに記載のソケット。 - 【請求項18】 前記アダプタが、 前記複数の接触子を保持し、前記ベースに対し固定され
るストッパ部材と、 半導体装置の載置面を有し、該載置面内に複数の接触子
受け孔を有する前記ストッパ部材上に配置されるアダプ
タ部材であって、前記ストッパ部材に対し接離可能に支
承されたものと、 前記ストッパ部材に対し前記アダプタ部材を離間する方
向に付勢する付勢部材と、からなる組立体である請求項
13〜17の何れかに記載のソケット。
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