JP2001183801A - 写真乾燥装置 - Google Patents

写真乾燥装置

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JP2001183801A
JP2001183801A JP36532499A JP36532499A JP2001183801A JP 2001183801 A JP2001183801 A JP 2001183801A JP 36532499 A JP36532499 A JP 36532499A JP 36532499 A JP36532499 A JP 36532499A JP 2001183801 A JP2001183801 A JP 2001183801A
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JP
Japan
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photographic paper
nozzles
hot air
conveying
disposed
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JP36532499A
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English (en)
Inventor
Satoru Yamazaki
悟 山崎
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Nidec Precision Corp
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Nidec Copal Corp
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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温風の吹き付けにより乳剤面上で移動した水
分と、重力の作用により下方に移動した水分であって、
下方の縁部において表面張力の作用で溜まる状態となっ
て残留した水の「水切れ」を改善して十分に乾燥させる
ことができる写真乾燥装置の提供。 【解決手段】 複数の搬送ローラ組(スポンジローラ3
5)を所定長の搬送路60に沿うように配設し、印画紙
を搬送しつつ乾燥を行なう写真乾燥装置であって、温風
を送風する温風室32を設けた乾燥室30と、印画紙が
上方に向う右搬送路に配設されるノズル33については
少なくとも搬送方向に対して所定角度θで傾斜させて設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真乾燥装置に係
り、特に写真焼付現像装置に適用される技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】印画紙(以下、ペーパーとも言う)の乳
剤面上に露光焼付けを行った後に、現像、定着、安定用
の処理液体を内蔵した各処理槽内を順次通過させてか
ら、乾燥して外部に排出するように構成された写真焼付
現像装置が実用化されている。
【0003】例えば、米国特許番号5、307、114
号に開示されている写真焼付現像装置によれば、ペーパ
ーマガジン内に光を遮断して内蔵されている連続ロール
ペーパーをカッターユニットにより、所望のカットサイ
ズに予め切断した後に、乳剤面を上にして露光焼付け部
に搬送してから、スキャナーにセットされたフィルムに
より所望のサイズに露光焼付けし、その後に、現像、定
着、安定用の処理液体を内蔵した各処理槽中を順次搬送
した後に、乾燥して外部に排出するように構成された装
置が提案されている。
【0004】一方、本願出願人は、特開平10−830
59号公報において小型化を可能にした写真乾燥装置を
提案している。また、特開平07−319144号公報
と特開平08−272068号公報によれば、複数の搬
送ローラ組をU字状に配設した搬送路に沿うように設
け、搬送途中で温風を送風することで乾燥を行なう装置
が提案されている。また、特開平08−110629号
公報によれば、搬送路の途中において多数のノズルを設
けておき、連続する印画紙を乾燥する装置が提案されて
おり、ノズルを底面において斜めに配設することも示さ
れている。
【0005】これら提案によれば、少なくとも上に向け
て搬送される印画紙に対しては、その搬送方向に対して
直交する方向から温風を吹出すように構成されている。
すなわち、図5(a)の正面図と(b)の側面図におい
て、印画紙Pの進行方向に対して直交するように設けら
れた多数のノズル133から温風を印画紙の乳剤面Pa
に対して吹き付けるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにノズルを設けると、温風の吹き付けにより乳剤面
上で移動した水分と、重力の作用により下方に移動した
水分とが下方の縁部に溜まる状態を招く場合がある。こ
のために、十分な搬送路長さを確保しても十分に乾燥す
ることができなくなる問題がある。
【0007】したがって、本発明は上述した問題点に鑑
みてなされたものであり、温風の吹き付けにより乳剤面
上で移動した水分と、重力の作用により下方に移動した
水分であって、下方の縁部において表面張力の作用で溜
まる状態となって残留した水の「水切れ」を改善して十
分に乾燥させることができる写真乾燥装置の提供を目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、露光済みの印
画紙に化学処理を施した後、搬送路に沿って搬送しなが
ら乾燥を行なうために、前記搬送路に沿うように配設さ
れた複数のノズルを介して温風を送風する温風送風手段
を備えた写真乾燥装置であって、前記搬送路を設けた乾
燥室の内部で下方に凹となるU字状に前記搬送路を形成
するとともに、前記複数のノズルの内、印画紙が上方に
向う前記搬送路に配設される前記ノズルについては少な
くとも搬送方向に対して所定角度で傾斜させて設けたこ
とを特徴としている。
【0009】また、前記搬送ローラ組は、発泡スポンジ
を含む軟質材料からなり、前記乳剤面に接触して搬送力
を発生する一対の軟質ローラと、前記一対の軟質ローラ
の間に配設されて、印画紙を変形させることで前記裏面
側において搬送力を発生する軟質ローラとから構成され
るとともに、3本の前記軟質ローラを同期して駆動する
駆動部とから構成されることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な一実施形態
について添付の各図面を参照して述べる。先ず、図1は
写真焼付現像装置1(以下、装置1とも言う)の全体構
成を示すために筐体2に対して着脱自在に設けられるカ
バー等を取り外して示した正面図である。
【0011】本図において、装置1は正面視で大きくプ
リンタ(写真焼付)部3、プロセッサ(現像処理)部
5、ドライヤ(乾燥)部6の3部からなり、左右に縦長
でかつ前後に偏平に構成することで、極力占有面積を取
らないようにする一方で、前面から主要な各部分に簡単
にアクセスできるように配慮されていて、日常行われる
べき種々の作業の際に、簡単に使用できるようにしてい
る。
【0012】プリンタ部3で露光された印画紙Pは、搬
送部8を介してプリンタ部3の下流側に配設されたプロ
セッサ部5の現像処理槽11、定着処理槽12と安定処
理槽13に向い、矢印方向に反転ロール(不図示)によ
り方向転換され、ラックユニット14により搬送され
る。そして、安定処理槽13を経由して、ドライヤ部6
の乾燥ユニット15に送り、乾燥させた後に、方向転換
装置16に導入されてから、サイズ毎に選別されて、大
型サイズのトレイ18または、普通サイズのベルトコン
ベア17に対して送られて最終的に装置1の外部に排出
するように構成されている。
【0013】一方、処理液の補充用の現像液用補充タン
ク24、定着液用補充タンク25、安定液用補充タンク
26が下方側に設けられており、これらのタンクに対し
て予め容器に貯蔵された各種濃縮処理液を導入するため
に、開口部をシール部材で密閉した現像液容器20と、
定着液容器21と、2つの安定液容器22、23とが開
口部を下にして図示のようにセットされる。
【0014】そして、乾燥ユニット15の下方の空間を
占める筐体2内には電源部が設けられるとともに、この
電源部の上には上記の各処理槽に関係する種々の制御を
行うためのプロセッサー制御ユニット9が配設されてお
り装置全体の制御を行うように構成されている。
【0015】次に、図2は、図1の乾燥装置15の要部
を示した正面図である。本図において、乾燥室30は、
長方形状の箱体として形成されており、図示のように複
数の搬送ローラ組を乾燥室30の内部で下方に凹となる
U字状に配設して破線図示の搬送路60を形成して、搬
送を行なう途中で印画紙の乾燥を行なうように構成され
ている。
【0016】すなわち、乳剤面Paを上にして処理槽か
ら搬送される印画紙Pを、図面の左上から矢印方向に導
入し、ヒートローラ50で下方に向うように方向転換さ
せてから、下方に向う左搬送路60aと、底面の近くの
底搬送路60bと、上方に向う右搬送路60cを経るよ
うにして搬送し、乾燥室30の外に上方に送り出すよう
にしている。
【0017】また、上記の左搬送路60aと底搬送路6
0bと右搬送路60cとで囲まれる空間には、多数のノ
ズル33を介して温風を吹き付ける温風送風手段を構成
する送風室32が配設されている。この送風室32は、
乾燥室30の側面の開口部31からブロアー(不図示)
により供給される温風を一時的に内部に貯え、その後ノ
ズル33を介して矢印F方向に吹出すように構成されて
いる。
【0018】一方、乾燥室30の入口部となる搬送路の
上流側には、印画紙Pを少なくとも角度θである90度
以上接触させて搬送行なうヒートローラ50が配設され
ており、図示のように印画紙Pを下方に方向転換させる
ようにしている。このヒートローラ50の外周面には乳
剤面に損傷を与えないようにしたスポンジローラ44が
4本分設けられており、ヒートローラ50と同期駆動す
ることで、各ローラ間のニップにより印画紙の搬送力を
得るようにしている。
【0019】図3は図2のA部拡大正面図であって、搬
送ローラ組の構成を示している。本図において、上記の
右搬送路60cを形成するために発泡スポンジを含む軟
質材料から形成されることで乳剤面Paに接触しても損
傷を与えることなく搬送力を発生するようにした軟質ロ
ーラである3本のスポンジローラ35が軸受(不図示)
によりその軸部35aにおいて夫々回転自在に軸支され
ている。
【0020】また、これらの3本の軸部35aには夫々
破線図示のスポンジローラギア37が固定されている。
また、上方のスポンジローラ35の軸部35aには、ボ
ールチェーン46に歯合する歯部を形成したボールチェ
ーンスプロケット47がさらに固定されている。そし
て、上記の3本のスポンジローラ35により、印画紙P
を変形させることで裏面Pb側において搬送力を発生す
るようにその軸部36aが軸受(不図示)により回転自
在になるように軸支されている。
【0021】以上の構成により、ボールチェーン46が
矢印方向に移動されることで、各ローラが矢印方向に完
全同期して駆動することで、図示のように印画紙を搬送
するように構成されている。また、上記のスポンジロー
ラ35間には、ノズル33からの温風が乳剤面Pa側に
作用するようにして、乾燥を促進するようにしている。
なお、図3によれば搬送ローラ組が搬送路60に沿っ
て、図示のように20組分設けられているが、この構成
に限定されず20組以上またはこれ以下の組でも良いこ
とは言うまでもない。
【0022】次に、図4は、図2のX−X線矢視図であ
って、(a)は破線図示の印画紙Pが上記の主搬送部1
0で左右に振り分けられて搬送される様子を示してい
る。また(b)は、大判の印画紙Pが矢印方向に搬送さ
れる様子を示している。
【0023】先ず、図4(a)において、既に説明済み
の構成部品については同様の符号を附して説明を割愛し
て以下に述べると、印画紙Pが上方に向う右搬送路60
cには、搬送方向に対して角度θ分傾斜するように2列
分のノズル33が設けられている。このようにノズル3
3を傾斜させることで、上に向けて搬送される印画紙P
に対してノズル33を介して温風を吹出すと、乳剤面P
aに付着して残留した水は右側に押しやられて一個所に
集合して表面張力で保持できない大きな水滴Dとなり自
重落下するようになる。この結果、従来のように縁部に
おいて付着した状態を解消できるようになる。図4
(b)において、大判の印画紙の場合には、ノズル33
の幅寸法を大判以上にすることで、同様に乳剤面Paに
付着して残留した水を落下させることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
温風の吹き付けにより乳剤面上で移動した水分と、重力
の作用により下方に移動した水分であって、下方の縁部
において表面張力の作用で溜まる状態となって残留した
水の「水切れ」を改善して十分に乾燥させることができ
る写真乾燥装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真焼付現像装置1の全体構成の要部を示す正
面図である。
【図2】図1の乾燥装置15の正面図である。
【図3】図2のA部拡大正面図である。
【図4】図2のX−X線矢視図であって、(a)は2列
のノズルを設けた場合、(b)は幅の大きなノズルを設
けた場合を示している。
【図5】(a)従来のノズルの動作説明のための正面
図、(b)その側面図である。
【符号の説明】
1 写真焼付現像装置 3 プリンタ部 4 露光部 5 プロセッサ部 6 ドライヤ部 20 現像液容器 30 乾燥室 31 開口部 32 送風室 33 ノズル 35 発泡スポンジローラ(軟質ローラ) 37 スポンジローラギア 60 搬送路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光済みの印画紙に化学処理を施した
    後、複数の搬送ローラ組を設けた搬送路に沿って搬送し
    ながら乾燥を行なうために、前記搬送路に沿うように配
    設された複数のノズルを介して温風を送風する温風送風
    手段を備えた写真乾燥装置であって、 前記搬送路を設けた乾燥室の内部で下方に凹となるU字
    状に前記搬送路を形成するとともに、 前記複数のノズルの内、印画紙が上方に向う前記搬送路
    に配設される前記ノズルについては少なくとも搬送方向
    に対して所定角度で傾斜させて設けたことを特徴とする
    写真乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送ローラ組は、 発泡スポンジを含む軟質材料からなり、前記乳剤面に接
    触して搬送力を発生する一対の軟質ローラと、 前記一対の軟質ローラの間に配設されて、印画紙を変形
    させることで前記裏面側において搬送力を発生する軟質
    ローラとから構成されるとともに、 3本の前記軟質ローラを同期して駆動する駆動部とから
    構成されることを特徴とする請求項1に記載の写真乾燥
    装置。
JP36532499A 1999-12-22 1999-12-22 写真乾燥装置 Withdrawn JP2001183801A (ja)

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Date Code Title Description
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Effective date: 20070306