JP2004326031A - 感光材料処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】迅速現像方式の処理効率の高さを維持した上でメンテナンスコストの低減化に貢献する。
【解決手段】フィルムFに所定の処理液を供給することにより所定の処理を施すものであり、フィルムFを搬送する第1搬送ベルト20と、この第1搬送ベルト20によって搬送されつつあるフィルムFに当接した状態で周回することにより当該フィルムFが保持した処理液を塗布する塗布ベルト40と、フィルムFに処理液を塗布した後の第1搬送ベルト20をクリーニングする洗浄装置60とを備えて構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真フィルム等の感光材料を自動的に現像する自動現像装置において使用される感光材料処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、感光材料の一種である写真フィルムの現像処理は、長尺の当該写真フィルムを処理液中に端から順次浸漬していく、いわゆるどぶ漬け方式によって行われていたが、かかる方式の現像処理では、処理液の濃度や成分を管理するいわゆる液管理や、多量に排出される廃液の処理等に多くの手間と時間とが費やされるという不都合が存在する。
【0003】
このような不都合を解消するものとして、写真フィルムに必要量の処理液だけを噴霧などで供給する迅速現像方式が実用化されつつある。かかる迅速現像方式を採用することにより面倒な液管理や多量の廃液処理から解放される。また、近年、現像処理後の写真フィルムをスキャナで読み取ることで画像データを記録しておくことが行われ、従来の焼付け処理に代えて画像データに基づく電子的処理で転写画像が迅速に得られるようになっているが、現像処理をこの迅速性に合わせて組み合わせで使用するためにも前記迅速現像方式が歓迎される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような迅速現像方式を採用すると、処理液の供給された写真フィルムを搬送するためのローラやそれを支持するフレーム等の各種の搬送部材に処理液が付着して結晶化し、これに妨害されて搬送中の写真フィルムが円滑に搬送されなくなったり、写真フィルムを傷つけることがあるという新たな問題点が提起される。
【0005】
かかる問題点を解消するためには、装置の稼働を一旦休止した上でローラ等のフィルム搬送部材を頻繁に洗浄処理しなければならず、これによって処理効率が低下するばかりか、メンテナンスコストが高騰するという問題点がさらに提起される。
【0006】
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、迅速現像方式の処理効率の高さを維持した上でメンテナンスコストの低減化に貢献することができる感光材料処理装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、感光材料に所定の処理液を供給することにより所定の処理を施す感光材料処理装置であって、搬送面に供給された感光材料を搬送する搬送ベルトと、この搬送ベルトによって搬送されつつある感光材料に接することにより処理液を感光材料に塗布する塗布具と、前記搬送ベルトをクリーニングするクリーニング装置とを備えて構成されていることを特徴とするものである。
【0008】
この発明によれば、搬送路に沿って搬送されつつある感光材料は、処理液供給部から供給された処理液を含む塗布具に接することにより当該処理液が塗布され、これによって所定の処理が施される。
【0009】
そして、感光材料に処理液が塗布された後の搬送ベルトは、クリーニング装置で常にクリーニング処理が施されるため、感光材料へ処理液を供給した後の搬送ベルトに処理液が残留することはなく、処理液が残留した場合には、搬送ベルトが残留処理液の蒸発濃縮で生成した結晶により感光材料の搬送が円滑に行われなくなったり、感光材料に傷が付くなどの不都合が生じるが、この発明ではかかる不都合の発生が確実に防止される。
【0010】
したがって、従来のように搬送ベルトやそれに関する付帯設備を定期的に休止した上で行うクリーニング処理が不要になり、その分搬送ベルトに関するメンテナンス処理およびメンテナンスコストの低減化に貢献する。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記搬送ベルトは、感光材料の全面が当接する第1搬送ベルトと、感光材料の幅方向の縁部を前記塗布具と干渉しない状態で前記第1搬送ベルトとにより挟持する第2搬送ベルトとからなり、前記クリーニング装置は、第1および第2搬送ベルトのいずれか一方または双方をクリーニングし得るように設けられていることを特徴とするものである。
【0012】
この発明によれば、感光材料は、幅方向の縁部が第1搬送ベルトと第2搬送ベルトとで挟持されるため、横振れがしない安定した状態になるとともに、この部分への処理液の浸入が防止され、延いてはこの部分を介した第1搬送ベルトの処理液による汚染が軽減される。
【0013】
また、状況に応じて第1および第2搬送ベルトのいずれか一方または双方をクリーニング処理することができる。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記第1搬送ベルトは、感光材料の幅寸法より僅かに大きい幅寸法を有するベルト本体と、このベルト本体の幅方向の両側部から立設された感光材料の側縁部を覆う幅方向一対の立設縁部とを備えていることを特徴とするものである。
【0015】
この発明によれば、感光材料は、ベルト本体の搬送面に供給された状態で、立設縁部に挟持された状態になり、これによって横ずれが阻止されるため、感光材料への塗布具による処理液の塗布位置が相対的にずれるような不都合の発生が確実に防止されるとともに、たとえ余分な処理液が塗布具からにじみ出たとしても、立設縁部に阻止されて外部に漏洩することがない。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記第2搬送ベルトは、前記立設縁部に外嵌する凹条を有していることを特徴とするものである。
【0017】
この発明によれば、凹条が立設縁部に外嵌することにより第2搬送ベルトの位置決めが行われるため、第1および第2搬送ベルト間の相対的な位置関係が常に正常に維持される。
【0018】
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記処理液は、感光材料の現像処理に供される現像液、現像処理後の感光材料に漂白処理を施す漂白液および漂白処理後の感光材料に定着処理を施す定着液のいずれかであることを特徴とするものである。
【0019】
この発明によれば、感光材料に対する一連の処理、すなわち現像処理、漂白処理および定着処理のいずれかにおいて搬送ベルトのメンテナンス処理の軽減化が達成される。各処理の組み合わせで請求項1の装置を採用すれば、メンテナンス処理の軽減化は相加的に向上するばかりか、全ての処理で採用することにより大幅な処理効率の向上が達成される。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る写真フィルム処理装置の第1実施形態を示す流れ図である。フィルム(感光材料)処理装置10は、カートリッジCからフィルムFを引き出すフィルム引出し部P1と、このフィルム引出し部P1で引き出されたフィルムFに現像処理を施す現像部P2と、この現像部P2で現像処理が施されたフィルムFに漂白処理を施す漂白部P3と、この漂白部P3で漂白処理の施されたフィルムFに定着処理を施す定着部P4と、この定着部P4で定着処理の施されたフィルムFのフィルム画像を読み取ってデジタル信号の画像データに変換する画像読取部P5とを備えて構成されている。
【0021】
画像読取部P5には、スキャナ80が設けられ、定着処理後のフィルムFのフィルム画像は、このスキャナ80によって逐一走査されつつ読み取られるようになっている。
【0022】
前記フィルム引出し部P1には、カートリッジCの直下流側にフィルムカッター1が設けられているとともに、下流端に送出ローラ対2が設けられ、カートリッジCから引き出されたフィルムFは、フィルムカッター1および送出ローラ対2を介し現像部P2に向けて送出されるようになっている。カートリッジCから引き出し終えたフィルムFは、フィルムカッター1によりカットされる。
【0023】
フィルム引出し部P1から送出されたフィルムFは、現像部P2、漂白部P3および定着部P4を貫通して付設された第1搬送ベルト20の搬送面に密着搭載された状態で画像読取部P5に向けて搬送される。
【0024】
かかる第1搬送ベルト20は、図1における左下に設けられた第1搬送ベルト用駆動ローラ21と、同右下に設けられた第1従動ローラ22と、現像部P2、漂白部P3および定着部P4にそれぞれ同一の配列で配設された第2従動ローラ23と、後述する塗布ベルト用従動ローラ42と、この塗布ベルト用従動ローラ42の下流側に設けられた第3従動ローラ24とに掛け回され、図略の駆動モータの駆動による第1搬送ベルト用駆動ローラ21の駆動回転によって図1における反時計方向に周回することにより、フィルムFを画像読取部P5に向けて搬送するようになっている。
【0025】
前記第2従動ローラ23および第3従動ローラ24は、第1従動ローラ22より上方位置で同一高さレベルに位置設定されているのに対し、前記塗布ベルト用従動ローラ42は、第2および第3従動ローラ23,24間でこれらより下方位置に位置設定され、これによって第1搬送ベルト20は、現像部P2〜定着部P4間をジグザグ状態で進行するようになっている。
【0026】
そして、現像部P2、漂白部P3および定着部P4には、前記第1搬送ベルト20とでフィルムFの両側縁を挟持する第2搬送ベルト30(現像部用第2搬送ベルト301、漂白部用第2搬送ベルト302および定着部用第2搬送ベルト303)と、これら第1および第2搬送ベルト20,30によって挟持されたフィルムFの中央部に当接される塗布ベルト(塗布具)40(現像部用塗布ベルト401、漂白部用塗布ベルト402および定着部用塗布ベルト403)とがそれぞれ設けられている。
【0027】
前記塗布ベルト40は、周回しながらフィルムFの被処理面に面接触することにより当該フィルムFに所定の処理(現像部P2では現像処理、漂白部P3では漂白処理、定着部P4では定着処理)を施すものであり、例えば発泡性合成樹脂などからなるスポンジ状の吸液性材料によって形成されている。
【0028】
かかる塗布ベルト40は、第2および第3従動ローラ23,24間の上方位置に配設された塗布ベルト用駆動ローラ41と、第2および第3従動ローラ23,24間の下方位置に配設された塗布ベルト用従動ローラ42との間に張設されている。塗布ベルト用駆動ローラ41および塗布ベルト用従動ローラ42は、同一の径寸法のものが採用されている。フィルムFは、第2および第3従動ローラ23,24間において第1搬送ベルト20と塗布ベルト40とに挟持されつつ第1搬送ベルト20および塗布ベルト40の同期周回により搬送されるようになっている。
【0029】
そして、第2および第3従動ローラ23,24は、対向周面間の距離が塗布ベルト用従動ローラ42の直径寸法と略同一になるようにそれぞれ配置設定され、これによって第1搬送ベルト20および塗布ベルト40に挟持されたフィルムFは、両者に押圧挟持されながら進行することになる。
【0030】
かかる塗布ベルト40には、当該塗布ベルト40が塗布ベルト用駆動ローラ41および塗布ベルト用従動ローラ42間を周回している状態で処理液供給部材50から処理液が供給されるようになっている。処理液供給部材50は、塗布ベルト40の下方に向かって移動する部分の外方位置適所に設けられ、これによってたとえ処理液の液垂れが生じても、当該液垂れが塗布ベルト40の進行方向に向かわないようになされている。
【0031】
前記第2搬送ベルト30は、第1搬送ベルト20とでフィルムFの両側縁部を挟持するものであり、第1搬送ベルト20の幅方向に一対で設けられている。かかる第2搬送ベルト30は、第2および第3従動ローラ23,24の直上位置、および第2従動ローラ23の直上のさらに上方位置にそれぞれ設けられた3つの第2搬送ベルト用従動ローラ32と、第3従動ローラ24の直上の第2搬送ベルト用従動ローラ32のさらに上方に設けられた第2搬送ベルト用駆動ローラ31と、前記塗布ベルト用従動ローラ42との間に掛け回されている。
【0032】
なお、本実施形態においては、特に定着部P4における第3従動ローラ24の下流側に第1搬送ベルト20が掛け回される第4従動ローラ25がさらに設けられ、前記3つの第2搬送ベルト用従動ローラ32のうちの下方下流側(図1の左方)のものは第4従動ローラ25の直上位置に設けられている。
【0033】
そして、前記第1搬送ベルト用駆動ローラ21および第1従動ローラ22間には、第1搬送ベルト20を洗浄するための洗浄装置60(第1搬送ベルト用洗浄装置600)と、この洗浄装置60によって洗浄された第1搬送ベルト20を乾燥するための乾燥装置70(第1搬送ベルト用乾燥装置700)とが設けられている。
【0034】
また、前記現像部P2における第2搬送ベルト用駆動ローラ31および上方の第2搬送ベルト用従動ローラ32間にも、現像部用第2搬送ベルト301を洗浄する洗浄装置60(現像部用洗浄装置601)および洗浄後の現像部用第2搬送ベルト301を乾燥するための乾燥装置70(現像部用乾燥装置701)が設けられている。
【0035】
また、前記漂白部P3における第2搬送ベルト用駆動ローラ31および上方の第2搬送ベルト用従動ローラ32間にも、漂白部用第2搬送ベルト302を洗浄する洗浄装置60(漂白部用洗浄装置602)および洗浄後の漂白部用第2搬送ベルト302を乾燥するための乾燥装置70(漂白部用乾燥装置702)が設けられている。
【0036】
さらに、定着部P4における第2搬送ベルト用駆動ローラ31および上方の第2搬送ベルト用従動ローラ32間にも、定着部用第2搬送ベルト303を洗浄する洗浄装置60(定着部用洗浄装置603)および洗浄後の定着部用第2搬送ベルト303を乾燥するための乾燥装置70(定着部用乾燥装置703)が設けられている。
【0037】
また、定着部P4における第3従動ローラ24と第4従動ローラ25との間には、主に画像読取部P5に向かう前にフィルムFを乾燥する目的で設けられた乾燥装置70(フィルム乾燥用乾燥装置704)が設けられている。
【0038】
図2は、洗浄装置60および乾燥装置70を説明するための側面視の説明図である。なお、図2には、第1搬送ベルト20を洗浄・乾燥するための洗浄装置60(第1搬送ベルト用洗浄装置600)および乾燥装置70(第1搬送ベルト用乾燥装置700)を示しているが、現像部P2〜定着部P4に適用される現像部用洗浄装置601および現像部用乾燥装置701、漂白部用洗浄装置602および漂白部用乾燥装置702並びに定着部用洗浄装置603および定着部用乾燥装置703についても第1搬送ベルト用洗浄装置600および第1搬送ベルト用乾燥装置700と同様のものが採用される。また、定着部P4におけるフィルム乾燥用乾燥装置704については、第1搬送ベルト用乾燥装置700と同様のものが採用される。
【0039】
洗浄装置(クリーニング装置)60は、図2に示すように、洗浄水を貯留するための上面が開口した縦長の洗浄槽61と、この洗浄槽61の上方位置に対向配設された給水器62と、この給水器62からの洗浄水を第1搬送ベルト20に向けて噴射供給する噴射ノズル63とを備えて構成されている。
【0040】
前記洗浄槽61は、直方体状の洗浄槽本体611と、上流側(図2の左方)の槽壁の上方位置に設けられた横溢水排出口612と、下流側の槽壁の横溢水排出口611より若干上布位置に設けられた水受けパン613とを備えて構成されている。洗浄槽本体611の前後方向(図2の左右方向)の略中央部には、液面より若干上方位置から下端部が自由端となるように垂下された仕切り板614が設けられ、当該仕切り板614の上流側の洗浄水が同下流側に移り難くしている。また、前記水受けパン612の底板は、洗浄槽本体611に向かって先下がりに傾斜され、これによって第1搬送ベルト20から滴った洗浄水が底板に沿って洗浄槽本体611内に戻されるようになっている。
【0041】
このような洗浄槽61には、上面開口の上流端位置に設けられた、第1搬送ベルト20を洗浄槽本体611内に導く入口ローラ64と、この入口ローラ64に誘導されて下降した第1搬送ベルト20を挟持誘導する複数の誘導ローラ対65と、仕切り板614の直下に設けられ、下降した第1搬送ベルト20を折り返して上昇させる折返しローラ66と、上昇する第1搬送ベルト20を挟持誘導する前記と同一の誘導ローラ対65と、洗浄槽61の上面開口の下流端位置で前記入口ローラ64と対向配置された出口ローラ67と、この出口ローラ67の下流側で水受けパン613の上方位置に設けられた、第1搬送ベルト20から洗浄液を絞り取る複数対の絞りローラ68とが装着されている。
【0042】
かかる構成の洗浄装置60によれば、洗浄装置60を介して洗浄槽本体611内に導入された第1搬送ベルト20は、誘導ローラ対65に案内されつつ洗浄水内に没入し、ここで第1搬送ベルト20に付着した処理液がふやかされる一次的な洗浄処理が施された後、洗浄液の液面から上に出たところで噴射ノズル63からの洗浄水の噴射を受ける二次的な洗浄処理が施され、これによる洗い流しで一旦ふやけた処理液は第1搬送ベルト20から完全に除去される。
【0043】
そして、処理液が完全に除去された第1搬送ベルト20は、出口ローラ67の下流側に並設された複数の絞りローラ68によって絞られ、水気がほとんど取り除かれた状態でつぎの乾燥装置70に向けて移動する。
【0044】
前記乾燥装置70は、縦長の直方体状を呈し内部に第1搬送ベルト20を乾燥するための乾燥室711を備えた乾燥室本体71と、この乾燥室本体71の乾燥室711に導入する空気を過熱するヒーター72と、このヒーター72によって加熱された加熱空気を乾燥室711内に押し込むファン73とを備えて構成されている。
【0045】
前記乾燥室本体71の上流側側壁の上部には、絞りローラ68から導出された第1搬送ベルト20を引き込むためのベルト引込み口712が設けられているとともに、同下流側側壁には、ベルト引込み口712と同一高さレベルに第1搬送ベルト20を導出するためのベルト導出口713が設けられている。
【0046】
また、乾燥室本体71の天板714の下流側(フィルムFの搬送方向の下流側であって図2における後述の仕切り板717の右側)には、前記ヒーター72およびファン73を介して乾燥室711内に連通する送風配管715が配設されているとともに、同上流側(図2における後述の仕切り板717の左側)には、乾燥室711内の空気を排気するための排気口716が設けられ、これによってフィルムFと加熱空気とは向流で互いに接触するようになっている。
【0047】
また、天板714の前後方向の略中央部からは、下端が自由端とされた下方に向かって延びる仕切り板717が垂下され、送風配管715を介して乾燥室711内に導入された空気は、この仕切り板717に誘導されて一旦流下したのち仕切り板717の上流側を(図2の左方)を通って排気口716から外部に排気されるようになっている。
【0048】
かかる乾燥室本体71には、乾燥室711内におけるベルト引込み口712の直下流側に設けられた入口ローラ74と、この入口ローラ74に誘導されて下方へ方向転換された第1搬送ベルト20を挟持誘導する誘導ローラ対75と、仕切り板717の直下に設けられた折返しローラ76と、この折返しローラ76によって折り返されて上方へ向かう第1搬送ベルト20を挟持誘導する前記と同一の誘導ローラ対75と、乾燥室本体71内の仕切り板717より下流側でベルト導出口713と対向して設けられた出口ローラ77とが装着されている。
【0049】
かかる乾燥装置70の構成によれば、絞りローラ68から導出された第1搬送ベルト20は、ベルト引込み口712を通って乾燥室711内に導入され、誘導ローラ対75に案内されながら下降して折返しローラ76で方向転換されて上昇し、ベルト導出口713でさらに横方向に方向転換されたのちベルト導出口713を通って外部に導出される。
【0050】
そして、このように蛇行して乾燥室711内を通過する第1搬送ベルト20は、送風配管715を通ってヒーター72で加熱され、ファン73により乾燥室711内に押し込まれた加熱空気によって効果的に乾燥され、乾燥状態でベルト導出口713から外部に導出されることになる。
【0051】
図3は、フィルムFへの処理液の塗布構造の第1実施形態を説明するための図であり、(イ)は、第1搬送ベルト20、フィルムF、塗布ベルト40および第2搬送ベルト30が塗布ベルト用従動ローラ42に掛け回された状態を示す一部切欠き斜視図、(ロ)は、(イ)のA−A線断面図である。
【0052】
図3に示すように、第1搬送ベルト20は、帯状のベルト本体201と、このベルト本体201の両側縁部からフィルムFの方向に向けてそれぞれ突設された幅方向一対の突設条(突設縁部)202とからなっている。一対の突設条202間の内寸法は、フィルムFの幅寸法より僅かに大きく寸法設定され、これによってフィルムFは、ベルト本体201に密着した状態で突設条202間に装着され得るようになっている。
【0053】
前記第2搬送ベルト30は、第1搬送ベルト20の各突設条202に対向するように幅方向で一対が設けられている。かかる第2搬送ベルト30は、突設条202に対する対向面に全長に亘って凹設された当該突設条202に外嵌する外嵌溝(凹条)35を備えたベルト本体33と、各ベルト本体33からフィルムFと当接し得る状態で互いに対向する方向に突設された突条34とからなっている。
【0054】
これらの突条34は、両者間の内寸法が塗布ベルト40の幅寸法より僅かに大きくなるようにベルト本体33からの突出量が設定されている。これによって、フィルムFの両側縁部が一対の第2搬送ベルト30のベルト本体33にそれぞれ挟持された状態で、塗布ベルト40が一対の突条34間に嵌めこまれ、フィルムFの被処理面に密接し得るようになっている。
【0055】
一方、塗布ベルト用従動ローラ42は、幅寸法が塗布ベルト40の幅寸法と略同一に寸法設定されたローラ本体421と、同心でこのローラ本体421を挟むように一対で設けられた補助ローラ422と、これら補助ローラ422および前記ローラ本体421の中心位置に貫通固定されたローラ軸423とを備えて構成されている。
【0056】
各補助ローラ422は、径寸法がローラ本体421の径寸法より若干短めに寸法設定され、これによって第1搬送ベルト20のベルト本体201がフィルムFおよび塗布ベルト40を介してローラ本体421に掛け回された状態で、各補助ローラ422の周面が第2搬送ベルト30のベルト本体33に当接されるようになっている。
【0057】
塗布ベルト用従動ローラ42がこのように構成されるとともに、第1および第2搬送ベルト20,30が上記のように構成されることにより、図1に示すように、塗布ベルト用駆動ローラ41および塗布ベルト用従動ローラ42間に掛け回された塗布ベルト40は、第2および第3従動ローラ23,24間において、図3の(イ)および(ロ)に示すように、第1搬送ベルト20のベルト本体201とでフィルムFを押圧挟持した状態になるため、塗布ベルト40が含んでいる処理液は、フィルムFの被処理面に確実に塗布される。
【0058】
また、第2搬送ベルト30は、その突条34がフィルムFの両側縁に押圧当接した状態になっているため、塗布ベルト40からにじみ出た処理液がフィルムFの両側縁部を通り越して第1搬送ベルト20の突設条202に到達することが抑制され、これによって第1搬送ベルト20の処理液による汚染を有効に防止することができる。
【0059】
本発明のフィルム処理装置10は、以上詳述したように、フィルムFに所定の処理液を供給することにより所定の処理を施すものであり、フィルムFを搬送する第1搬送ベルト20と、この第1搬送ベルト20によって搬送されつつあるフィルムFに当接した状態で周回することにより当該フィルムFが保持した処理液を塗布する塗布ベルト40と、フィルムFに処理液を塗布した後の第1搬送ベルト20をクリーニングする洗浄装置60とを備えて構成されているため、搬送路に沿って搬送されつつあるフィルムFは、処理液供給部から供給された処理液を含む塗布ベルト40に当接することにより当該処理液が塗布され、これによって所定の処理が施されるとともに、フィルムFに処理液が塗布された後の第1搬送ベルト20は、洗浄装置60で常にクリーニング処理が施され、フィルムFへ処理液を供給した後の第1搬送ベルト20に処理液が残留することが防止される。このことについては第2搬送ベルト30においても同様である。
【0060】
因みに、第1搬送ベルト20は、フィルムFに塗布された処理液の内のフィルムF後端のものが第1搬送ベルト20に漏れ出たり、あるいはフィルムFが第1搬送ベルト20によって搬送されていない状態においては塗布ベルト40がフィルムFを介することなく第1搬送ベルト20と直接当接していることにより、処理液が付着するのである。また、一対の第2搬送ベルト30は、常に塗布ベルト40を両縁部間で挟持しているため、処理液が付着するのである。
【0061】
なお、本実施形態においては、塗布ベルト40がフィルムFを介することなく第1搬送ベルト20に当接している構成を示したが、処理液が付着する影響を弱めるために、フィルムFの搬送時だけ塗布ベルト40をフィルムFを介して第1搬送ベルト20に当接させる構成であってもよいのはいうまでもない。
【0062】
そして、付着した処理液が残留した場合には、第1および第2搬送ベルト20,30が残留処理液の蒸発濃縮で生成した結晶によりフィルムFの搬送が円滑に行われなくなったり、フィルムFに傷が付くなどの不都合が生じるが、本発明では、このような不都合の発生を確実に防止することができる。したがって、従来のように第1搬送ベルト20やそれに関する付帯設備を定期的に休止した上で行うクリーニング処理が不要になり、その分塗布ベルト40に関するメンテナンス処理およびメンテナンスコストの低減化に貢献することができる。
【0063】
また、本発明においては、処理液として、フィルムFの現像処理に供される現像液、現像処理後のフィルムFに漂白処理を施す漂白液および漂白処理後のフィルムFに定着処理を施す定着液のいずれか、あるいはそれらの全てが採用されるため、フィルムFに移された潜像の顕在化処理に対する一連の処理、すなわち現像処理、漂白処理および定着処理のいずれか、または全てにおいて第1搬送ベルト20のメンテナンス処理の軽減化を達成することができる。
【0064】
また、本発明にかかる搬送ベルトとして、フィルムFの全面が当接する前記の第1搬送ベルト20の他に、上記の実施形態においては、フィルムFの幅方向の縁部を塗布ベルト40と干渉しない状態で第1搬送ベルト20とにより挟持する第2搬送ベルト30とが備えられているため、フィルムFは、幅方向の縁部が第1ベルトと第2ベルトとで挟持された状態になり、横振れがしない安定した状態になるとともに、この部分への処理液の浸入が防止され、延いてはこの部分を介した第1搬送ベルト20の処理液による汚染を軽減することができる。
【0065】
そして、上記の実施形態においては、第1搬送ベルト20は、フィルムFの幅寸法より僅かに大きい幅寸法を有するベルト本体201と、このベルト本体201の幅方向の両側部から立設されたフィルムFの側縁部を覆う幅方向一対の突設条202とを備えているため、フィルムFは、ベルト本体201の搬送面に供給されることにより突設条202に挟持された状態になり、これによって横ずれが阻止され、フィルムFへの塗布ベルト40による処理液の塗布位置が相対的にずれるような不都合の発生が確実に防止されるとともに、たとえ余分な処理液が塗布ベルト40からにじみ出たとしても、このにじみ出た処理液は突設条202に阻止され、外部に漏洩することが有効に防止される。
【0066】
さらに、第2搬送ベルト30は、突設条202に摺接状態で外嵌する外嵌溝35を有しているため、外嵌溝35が突設条202に外嵌することにより第2搬送ベルト30の位置決めが行われ、第1および第2搬送ベルト間の相対的な位置関係を常に正常に維持することができる。
【0067】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0068】
(1)図4は、処理液の塗布構造の他の実施形態を示す断面図であり、(イ)は、第2実施形態、(ロ)は、第3実施形態、(ハ)は、第4実施形態の処理液の塗布構造をそれぞれ示している。
【0069】
まず、第2実施形態の処理液塗布構造は、図4の(イ)に示すように、第1搬送ベルト20として第1実施形態と同様の、ベルト本体201およびこのベルト本体201の両側縁から突設された一対の突設条202を有する第1搬送ベルト20が採用される。そして、第1実施形態で採用されていた第2搬送ベルト30を用いることなく、ベルト本体201の突設条202間に積層されたフィルムFに塗布ベルト40が積層されている。塗布ベルト40のフィルムFに対する密接状態は、塗布ベルト用従動ローラ42の周面とベルト本体201の表面との間に塗布ベルト40およびフィルムFを挟持させることによって行われる。
【0070】
第2実施形態の処理液塗布構造によれば、第2搬送ベルト30を用いない分部品コストの低減化に貢献する。
【0071】
つぎに、第3実施形態の処理液塗布構造は、図4の(ロ)に示すように、第1搬送ベルト20として、幅方向でフィルムFを挟持するように対向配置された一対の単位ベルト261からなるベルト対26が採用される。この実施形態においても第1実施形態で用いられた第2搬送ベルト30は採用されない。
【0072】
各単位ベルト261の対向面には、フィルムFの側縁部を嵌め込む嵌込み溝262が設けられ、フィルムFは、両側縁部がこれらの嵌込み溝262に嵌め込まれた状態でベルト対26に支持されつつ搬送されるようになっている。なお、ベルト対26に対するフィルムFの着脱は、各単位ベルト261間の距離を広げたり、縮めたりすることで行われる。
【0073】
そして、かかる搬送状態のフィルムFの被処理面に塗布ベルト40が密接されることにより当該フィルムFに所定の処理が施される。この密接状態の確保は、第2実施形態と同様に、塗布ベルト40を塗布ベルト用従動ローラ42の周面とフィルムFの被処理面との間に挟持することにより行われる。
【0074】
第2実施形態の処理液塗布構造によれば、第2搬送ベルト30を用いない分部品コストの低減化に貢献する。
【0075】
つぎに、第4実施形態に係る処理液塗布構造は、図4の(ハ)に示すように、第2実施形態の変形例と考えられるものであり、ベルト本体201および一対の突設条202からなる第1搬送ベルト20の各突設条202に、対向方向に向かって突設された、フィルムFを押えるための押え片203がそれぞれ設けられている。その他の構成は第2実施形態のものと同様である。
【0076】
第4実施形態の塗布構造によれば、第2搬送ベルト30を用いない分部品コストの低減化に貢献するという第2実施形態の作用効果に加えて、フィルムFは、第1搬送ベルト20に装着された状態で、その両側縁部が押え片203によって外れ止めされるため、フィルムFの第1搬送ベルト20に対する装着状態が安定するという作用効果を得ることができる。
【0077】
因みに、フィルムFの第1搬送ベルト20に対する着脱操作については、第1搬送ベルト20を幅方向に湾曲させ、一対の押え片203間の距離を広げた状態で行えばよい。第1搬送ベルト20を湾曲させる方策については、第1搬送ベルト20を湾曲用のガイドに沿わせながら移動させるようにしたり、ロボットに作業させること等が考えられるが、第1搬送ベルト20の幅寸法に対して充分に幅寸法が小さいローラに第1搬送ベルト20を掛け回すことにより、簡単に第1搬送ベルト20の押え片203間の距離を広げることができる。
【0078】
(2)上記の図1に示すフィルム処理装置10においては、現像部P2、漂白部P3および定着部P4の全てについて第2搬送ベルト30が採用されているが、本発明は、現像部P2〜定着部P4の全てで第2搬送ベルト30を採用することに限定されるものではなく、例えば現像部P2には、第2実施形態の処理液塗布構造(図4の(イ))を採用し、漂白部P3では第3実施形態の処理液塗布構造(図4の(ロ)))を採用し、定着部P4においてのみ第2搬送ベルト30を用いた第1実施形態の処理液塗布構造を採用する等、状況に応じてそれぞれの処理液塗布構造につき各種の組み合わせを採用すればよい。
【0079】
(3)上記の第1実施形態において、塗布ベルト40を採用することなく第2搬送ベルト30にフィルムFに対する処理液の塗布機能を担わせるようにしてもよい。この場合、第2搬送ベルト30に、例えば処理液を噴霧するための複数のノズル等の処理液供給手段を所定ピッチで装着し、これらの処理液供給手段からフィルムFに処理液を供給することで当該処理液をフィルムFに塗布するようにしてもよい。第2搬送ベルト30としては、第1実施形態と同様に一対で構成したものを採用してもよいし、第1搬送ベルト20と同一ベルト幅のもの1枚で構成したものを採用してもよい。因みに、これらのようにすると、第2搬送ベルトが本発明に係る塗布具ということになる。
【0080】
なお、第2搬送ベルトを1枚もので構成する場合には、フィルムFは第1搬送ベルト20と第2搬送ベルトとに挟持された状態で搬送されるが、このとき、フィルムFに塗布する処理液のフィルムF上での均一化を図るために第1搬送ベルト20と第2搬送ベルトとの周回速度に差を設けることが好ましい。こうすることで、第1搬送ベルト20と一体的に周回するフィルムFに対する第2搬送ベルトの処理液供給手段の対向面が順次ずれていくため、フィルムFに対する処理液の塗布量が均一化するののである。
【0081】
【発明の効果】
本発明の感光材料処理装置によれば、搬送面に供給された感光材料を搬送する搬送ベルトと、この搬送ベルトによって搬送されつつある感光材料に当接した状態で周回することにより保持した処理液を感光材料に塗布する塗布具と、感光材料に処理液を塗布した後の搬送ベルトをクリーニングするクリーニング装置とを備えて構成されているため、搬送路に沿って搬送されつつある感光材料は、処理液供給部から供給された処理液を含む塗布具に当接することにより当該処理液が塗布され、これによって所定の処理が施される。
【0082】
そして、感光材料に処理液が塗布された後の搬送ベルトは、クリーニング装置で常にクリーニング処理が施されるため、感光材料へ処理液を供給した後の搬送ベルトに処理液が残留することはなく、処理液が残留した場合には、搬送ベルトが残留処理液の蒸発濃縮で生成した結晶により感光材料の搬送が円滑に行われなくなったり、感光材料に傷が付くなどの不都合が生じるが、この発明ではかかる不都合の発生を確実に防止することができる。したがって、従来のように搬送ベルトやそれに関する付帯設備を定期的に休止した上で行うクリーニング処理が不要になり、その分搬送ベルトに関するメンテナンス処理およびメンテナンスコストの低減化に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る写真フィルム処理装置の第1実施形態を示す流れ図である。
【図2】洗浄装置および乾燥装置を説明するための側面視の説明図である。
【図3】フィルムFへの処理液の塗布構造の第1実施形態を説明するための図であり、(イ)は、第1搬送ベルト、フィルム、塗布ベルトおよび第2搬送ベルトが塗布ベルト用従動ローラに掛け回された状態を示す一部切欠き斜視図、(ロ)は、(イ)のA−A線断面図である。
【図4】処理液の塗布構造の他の実施形態を示す断面図であり、(イ)は、第2実施形態、(ロ)は、第3実施形態、(ハ)は、第4実施形態の処理液の塗布構造をそれぞれ示している。
【符号の説明】
F フィルム(感光材料) P1 フィルム引出し部
P2 現像部 P3 漂白部
P4定着部 10 フィルム処理装置
20 第1搬送ベルト 201 用紙載置面
202 突設条(突設縁部) 203 押え片
21 第1搬送ベルト用駆動ローラ
22 第1従動ローラ 23 第2従動ローラ
24 第3従動ローラ 25 第4従動ローラ
26 ベルト対 261 単位ベルト
262 嵌込み溝
30 第2搬送ベルト
301 現像部用第2搬送ベルト
302 漂白部用第2搬送ベルト
303 定着部用第2搬送ベルト
31 第2搬送ベルト用駆動ローラ
32 第2搬送ベルト用従動ローラ
33 ベルト本体 34 突条
35 外嵌溝(凹条) 40 塗布ベルト(塗布具)
401 現像部用塗布ベルト 402 漂白部用塗布ベルト
403 定着部用塗布ベルト 41 塗布ベルト用駆動ローラ
42 塗布ベルト用従動ローラ
421 ローラ本体 422 補助ローラ
423 ローラ軸 50 処理液供給部材
60 洗浄装置(クリーニング装置)
601 現像部用洗浄装置
602 漂白部用洗浄装置 603 定着部用洗浄装置
61 洗浄槽 611 洗浄槽本体
612 横溢水排出口 613 水受けパン
614 仕切り板 62 給水器
63 噴射ノズル 64 入口ローラ
65 誘導ローラ対 66 折返しローラ
67 出口ローラ 68 絞りローラ
70 乾燥装置 71 乾燥室本体
711 乾燥室 712 ベルト引込み口
713 ベルト導出口 714 天板
715 送風配管 716 排気口
717 仕切り板 72 ヒーター
73 ファン 74 入口ローラ
75 誘導ローラ対 76折返しローラ
77 出口ローラ 80 スキャナ

Claims (6)

  1. 感光材料に所定の処理液を供給することにより所定の処理を施す感光材料処理装置であって、搬送面に供給された感光材料を搬送する搬送ベルトと、この搬送ベルトによって搬送されつつある感光材料に接することにより処理液を感光材料に塗布する塗布具と、前記搬送ベルトをクリーニングするクリーニング装置とを備えて構成されていることを特徴とする感光材料処理装置。
  2. 前記搬送ベルトは、感光材料の全面が当接する第1搬送ベルトと、感光材料の幅方向の縁部を前記塗布具と干渉しない状態で前記第1搬送ベルトとにより挟持する第2搬送ベルトとからなり、前記クリーニング装置は、第1および第2搬送ベルトのいずれか一方または双方をクリーニングし得るように設けられていることを特徴とする請求項1記載の感光材料処理装置。
  3. 前記第1搬送ベルトは、感光材料の幅寸法より僅かに大きい幅寸法を有するベルト本体と、このベルト本体の幅方向の両側部から立設された感光材料の側縁部を覆う幅方向一対の立設縁部とを備えていることを特徴とする請求項2記載の感光材料処理装置。
  4. 前記第2搬送ベルトは、前記立設縁部に外嵌する凹条を有していることを特徴とする請求項3記載の感光材料処理装置。
  5. 前記塗布具は、感光材料の被感光面に当接しながら周回する塗布ベルトであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の感光材料処理装置。
  6. 前記処理液は、感光材料の現像処理に供される現像液、現像処理後の感光材料に漂白処理を施す漂白液および漂白処理後の感光材料に定着処理を施す定着液のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の感光材料処理装置。
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