JP2001183678A - 液晶装置 - Google Patents
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Abstract
後の封止時に封止材が液晶表示内に流入するのを防止し
たり強度的支柱の役割を果たすドテ形成を容易にすると
同時に封止工程を確実にする封止枠突起形状を提供す
る。 【解決手段】 隣り合う液晶パネルの液晶注入口を向か
い合わせた対を作り、それぞれに注入口を形成する突起
は互いに入れ子となり、対になっているパネルを切断す
るスクライブラインを越えて形成し、相手の注入口内に
ある突起は切断分離後相手のドテとして機能することを
特徴とする。
Description
を同時に製造する液晶装置における液晶封止枠及び液晶
封止に関する。
る液晶デバイスはその構成が単純であることから小型、
薄型の要求されるテレビやパソコン、時計、カメラの表
示装置、タッチパネルの入力装置、プリンターの光シャ
ッター装置など広い分野で利用されている。この液晶パ
ネルの製造に際しては、その前工程において同一形状の
パネルを大型基板に多数配置し、同時に多数のパネルを
生産する多数個取りが一般的である。特に、小型パネル
においては、同時により多数の生産が可能のことから製
造コストの大幅な低減になり、多く採用されている。
に対応した複数の液晶駆動用の電極を配した2枚の大型
基板と該大型基板に挟まれ各パネルに対応した液晶を封
入する複数の封止枠とをもって構成される。図9は本発
明に関する従来の実施形態を示す多数個取りする液晶装
置の透視的平面図、図10は図9の一部拡大図、図11
は図10のA−A断面図である。1は大型上基板、2は
大型下基板、a1,a2,a3・b1,b2・・c1・
・・は2点鎖線で示したスクライブライン31〜35及
び51〜55に沿って切り離される単個パネルである。
大型基板1,2の内側には信号電極群15、走査電極群
14及び該電極群と接続する接続端子群18が大型下基
板の端子エリア17にそれぞれ配線してあり、11で代
表される複数の封止枠を挟んで対向している。該封止枠
11は各パネルとも同一形状をしていて、パネルa1,
a2,a3・・・b1・・・c1に対応する封止枠はパ
ネル符号をサフィックスとして11a1,11a2・・
11b1・・・11c1・・・とする。各パネルの構成
は同じになので、パネル内の各部の名称と符号をパネル
a1とb1の拡大図である図10で説明する。以下、パ
ネル固有の部材の説明が必用な時にはパネル符号をサフ
ィックスとして取り扱う。該封止枠11の開口部は液晶
の注入口で導入用の突起12、13によって形成されて
いる。スクライブライン32,51,52及び大型上基
板1のみを切断するスクライブライン41に囲われたエ
リア17は端子エリアで、実線で示す18(m、n、・
・・w、x)の接続端子群が配置されている。該端子1
8のm、n、o及びv、w、xに接続する点線群14は
信号電極群で大型上基板1に配線され、封止枠に混入し
ている導電粒子によって電気的接続をしている。また該
端子群18のp〜uに接続する点線群15は走査電極で
大型下基板2に配線されている。
完成する過程で液晶の注入、封止がバッチ処理によって
行われる。この処理は大型基板を短冊状にして行う。短
冊状にするには液晶注入口に沿ったスクライブラインを
切断することによって行う。即ち、スクライブライン3
1〜35に沿って切り離すとa(a1〜a4),b(b
1〜b4、以下同じ),c,dの短冊が出来る。この短
冊になったものを真空環境に置き、注入口の突起部1
2,13を液晶またはマット方式などの注入方法により
液晶浸漬物に注入口を接しさせ、その後大気圧に戻すと
真空となっている封止枠内に液晶が吸い込れ、液晶が満
たされる。液晶注入後は液晶注入口を封止材で封止し、
液晶を完全に封止枠内に納め、しかる後、スクライブラ
イン41〜42に沿って短冊を切り離し、個々のパネル
に分割する。このように、大型基板に多数のパネルを形
成する事により同時に沢山のパネルの製造を可能にして
いる。
を印刷によってパターニングし、他方の大型基板を圧接
して形成する。封止材はエポキシ樹脂などの熱硬化性の
柔らかい材料であるから、圧接する前は封止枠内は厚み
のある空間を形成し、それを押しつぶす形で所定の厚み
にする。その為封止枠が閉じた形になっていると枠内の
空気の逃げ場がなくなり、その内圧でパンクの発生する
危険を有する。液晶注入口が解放していることで圧接時
の空気逃げの役割を果たしており、封止枠形状はスクラ
イブする前の大型基板に挟まれている段階で、自らのパ
ネルの液晶注入口として開いていなければならないばか
りでなく、周辺のパネルの封止枠に接っして袋小路にな
ることは許されない。つまり、注入口の周りは解放され
ていなければならない。短冊状態で液晶を注入するとき
に注入口から確実に液晶を注入出来るように封止枠形状
からパネル外周へ向かって突起12,13は形成されて
いる。大型基板から短冊を作る切断時に突起の一部を切
り落とし、突起の断面は基板断面と同一面になるよう
に、突起12,13の先端はスクライブラインを越える
形状をしている。基板断面と突起断面が一致していない
とその段差のために確実な液晶吸入が困難になるからで
ある。また、液晶注入後の注入口の封止段階でも、スク
ライブ断面と封入口断面に段差が有るとその隙間に液晶
の残渣が溜まりやすく、封止材が確実に注入口を塞ぐの
を妨げる。この面からも突起部の同時切断が必用となっ
ている。
ルの液晶の中に封止材の流れ込みを防止するドテであ
る。液晶注入をするには注入口は大きい方が容易である
が、その分注入後の封止は困難となる。封止材にはUV
硬化性のクリーム状の材料を使うことが多く、注入口が
広いと注入した液晶の中に封止材が流入しやすく、流入
した部分は本来の液晶性能が発揮できないので、封止材
の流入は最小限に押さえたい。その為、注入口を大きく
取った場合、注入部にドテ20を設けて実効注入口を小
さくして、封止材の流れを止め、封止材ががパネルの中
に流入するのを防いでいる。また、封止材が固まるとき
には収縮しながら硬化する。注入口は封止枠の切れ目に
なって空いているのでこの収縮力で基板に歪みが生じや
すい。ドテは注入口のスペースの柱となってこの収縮力
によるパネルの歪みをも防止する役割も果たしている。
テは狭いところに配置することから大きな面積をとれな
い。ドテは封止枠と一緒に印刷パターニングするのが一
般的である。図10から一見して明らかなように、連続
する封止枠11に比較してドテ20は非常に小さい。印
刷工程においては小さいものの精度を得ることは一般に
難しく、封止材においても例外でない。その為封止枠精
度に対してドテの形状、位置精度が悪く、その誤差を見
込んだ設計をしなければならなかった。ドテ形状もいろ
いろ提案されているが、複雑形状のものは大きくなって
場所を要すため表示などを司る電極部に制約が及ぶとい
う別の欠点も持ち合わせている。このように、ドテ形状
を確保しつつ精度の良い印刷を可能にすることが課題と
なっていた。
実に封止する事が必用である。基板の切断を容易にする
ためスクライブラインは封止枠にかからないように設定
されている。その為、短冊状に切断された液晶装置は注
入口である突起の切断面を除いて封止枠の外周は上下基
板の間に隙間が存在する。液晶注入作業の後にはその隙
間に液晶が残る。液晶注入口の封止にあたっては封止材
との親和性が良くない液晶は封止部から除去したい。し
かし、上下基板のギャップは4から10ミクロン程度と
狭く、パネルの上下基板間に入った液晶は除去し難く、
普通の洗浄では困難である。上下基板断面と突起断面は
洗浄が容易であるから、この面と封止材とが固着するこ
とにより封止していた。このために突起断面積が多くあ
ることが望まれていた。一方、いたずらに突起の幅を広
げることはその分スクライブ作業を困難にするので一般
にはなるべく狭くしたい要望があった。この相反する要
望にバランス良く対応することが課題の一つとなってい
た。
に突起部はスクライブラインを越えなければならないこ
と、封止枠の配設時に液晶注入部の空気抜けを作ってお
かなければならないことから突起部は長いことと同時に
該突起部が形成する注入口の先端周辺は解放部分をを作
っておかなければならない。その為、注入口周辺の面積
的な余裕が必用になってくる。図10で説明するとパネ
ルb1の突起12b1、13b1はスクライブライン3
2を越えなければならないからその切断後はその先端部
が隣のパネルa1に残る。パネルb1には隣となるパネ
ルc1の突起の一部が切り離され、先端部が12’c1
と13’c1となってパネルb1に取り残される。同様
にパネルb1の先端部はパネルa1の一部として取り残
される。取り残された先端部は端子群18とからは離さ
なければならないから端子エリア17の面積は端子群だ
けの時に比べて広く取らなくてはならない。その分、同
じ大きさのパネルでは液晶の実効面積が小さくなってし
まう欠点があった。また図9のパネルの封止枠には導電
粒子を含んでおり、突起の一部が端子エリアに残ること
は端子群18と電気的接続を取る外部端子群と接触した
り、残った端子が剥離して電気的障害を呼ぶ原因ともな
っていた。これを回避するためにパネルのパターンを回
転させ注入口同志が向き合わせにする案が提案されてい
る。図12はその例でパネルa1のパターンを180度
回転して注入口を向き合わせたもので、スクライブライ
ン32の近辺をしめす。61はパネルの中心ラインであ
る。液晶の注入時に液晶を封止枠内に平均的に注入でき
るよう注入口はなるべく中央に有ることが望まれ、か
つ、上下のパネルを同一のパネルにするために、向かい
合った二つのパネルはこの中心線61とスクライブイン
32の交点を基準に点対称になるように電極及び封止枠
はパターニングされている。一方、封止枠形成時の上下
基板の間隙における空気の逃げを確保するために注入口
の周辺は開けておかねばならず、結果として図示するよ
うに、一つのスクライブラインによって同時に突起先端
を切断することが不可能となっていた。このように、注
入口を形成する突起の切断も果たしながら、前記ドテの
印刷精度をあげ、且つ、液晶封止をより確実にすること
が課題となっていた。
晶注入口を封止枠の比較的中央に位置して、該注入口を
形成する突起の一方が、対となるパネルの注入口に互い
に入れ子となるような形状にすることにより、両パネル
の切断時に全突起部を同時に切断することを可能にし、
切断された入れ子になった突起部の先端が、該先端の残
ったパネルのダボとなって封止材の流入を制限すると共
に封止材をより確実にパネルに固着し、液晶の注入も妨
げることのない液晶装置を提供するものである。
に、本発明においては、大型基板に単個の液晶パネルが
複数個分形成され後に単個の液晶パネルを取り出す多数
個取りの用の二つの大型基板を間隙を設けて対向配置し
間隙に液晶を注入し封止するための封止枠が配設され前
記封止枠には少なくとも二つの突起からなる液晶注入口
を有する液晶装置において、該封止枠の液晶注入口は互
いに対向して対をなして対パネルを構成し、該注入口を
形成する二つの突起の一つが該対パネルの互いに他方の
液晶注入口に入れ子になると同時に対パネルを分断する
切断線を跨ぐように配置したことを特徴とする。
成され後に単個の液晶パネルを取り出す多数個取りの用
の二つの大型基板を間隙を設けて対向配置し間隙に液晶
を注入し封止するための封止枠が配設され前記封止枠に
は少なくとも二つの突起からなる液晶注入口を有する液
晶装置において、該封止枠の液晶注入口は互いに対向し
て対をなす2つずつの対パネルを構成し、該注入口を形
成する二つの突起の一つが該対パネルの互いに他方の液
晶注入口に入れ子になると同時に対パネルを分断する切
断線を跨ぐように配置したことを特徴とする。
る他方の突起よりも長いことを特徴とする。
前記他方の注入口の突起と略平行に略直線状に形成され
ていることを特徴とする。
が前記他方の注入口の突起と略平行に略直線状に形成さ
れていると共にその先端近傍から突出した突起を有した
ことで不純物の進入を防いでいることを特徴とする。
向に取る封止枠の中心またはパネル外形の中心から液晶
注入口幅の4分の1をオフセットした位置にあることを
特徴とする。
に基づいて説明する。図1〜3は本発明の第1の実施形
態で図3が多数個取りする液晶装置の透視的平面図、図
1は図3のE部を含む部分拡大図、図2は図1のB−B
断面図である。図の符号は従来の技術で説明した図10
と同じで、1は大型上基板、2は大型下基板、a1,a
2,a3・b1,b2・・c1・・・は2点鎖線で示し
たスクライブライン31〜35及び51〜55に沿って
切り離されるパネルである。大型基板1,2の内側には
信号電極群、走査電極群及び該電極群と接続する接続端
子群が配線され、該大型下基板1の端子エリア17にそ
れぞれ該接続端子群が配置している。該大型基板1,2
は11で代表される複数の封止枠を挟んで対向してい
る。本発明にあっては図3のa1−b1、a2−b2の
ように楕円E部を介在二つずつのパネルが対をなして構
成されている。楕円E部が本発明の要点部分で、ここを
含むパネルa1−b1の対を拡大したものが図1であ
る。液晶注入口は突起24,25で形成され、それぞれ
の突起の一つ(パネルa1の突起25a1、パネルb1
の突起25b1)は相手の注入口の中に入れ子となって
位置する。対になる4つの突起24a1、25a1、2
4b1、25b1は二つのパネルを分断するスクライブ
ライン32を跨ぐように形成されている。図1では、他
方の注入口の入れ子になる突起25b1が前記他方の注
入口の突起24a1と略平行に略直線状に形成されてお
り、この方が好ましいが、必ずしも直線状とせねばなら
ないこともない。
り、大型基板からa,b,c,dの短冊にする切断をス
クライブライン31〜35に沿って行うと注入口を対向
して対になったパネルの液晶注入口の中には切り離され
た突起が残る。図4は切断後のパネルb1を示す。該パ
ネルb1の注入口を形成する突起24b1、25b1の
間には切断前にはパネルa1の枠11a1と一体となっ
ていた突起25a1の先端部25’a1が切り離されて
位置する。該切り離された先端部25’a1は図10で
説明したドテの役割を果たし、液晶封止材の流入防止や
注入口の支柱の役割を果たす。
切断前は封止枠11の連続体して形成しているので、印
刷パターニングをする事の多いドテ形成において、単独
でドテを作るのに比べて扱いやすく、精度の高い形状が
容易に実現できる。
示す図4の部分的上面図である。切断面には液晶注入口
である24b1、25b1の他に入れ子となりドテの機
能を果たすパネルa1の突起先端25’a1と該パネル
a1の他方の突起の先端部24’a1の断面が基板断面
と同一面に現れる。従来のドテは注入口の中に入ってい
て、入れ子状態に無かったので、突起断面は液晶注入口
である該24b1、25b1の二つしかなかった。本発
明によれば図4に示すように断面積が容易に確保出来る
ことから、液晶封止するときの封止材との親和性が増し
て封止材の固定が安定し、より確実な封止が可能とな
る。このように本発明によれば単に突起部を広げるので
はなく、封止材の固定をしっかり取ることが出来る。
れ子位置を任意の所に設定すると封止枠形状が左右非対
称になる。この場合は一つの大型基板の中に注入口の位
置が異なる2種類のパネルが出来ることになる。つま
り、図1において入れ子の位置をパネルb1から見て右
側に寄せると端子エリア17から見たパネルa1の入れ
子位置は左に寄ることとなる。こうなると切断後の工程
において、液晶注入や封止作業を行うときに2種類の治
具を準備しなければならず不便を生ずる。また、封止枠
内への液晶注入を平均的に行うためにも液晶注入口はパ
ネルはより中央に有ることが望まれている。この問題に
はドテとなる突起の位置を特定する事で対応できる。注
入口の幅、即ち突起間隔は全て同じとして図4で説明す
る。図4でt1は封止枠幅で61はそのセンターライン
である。t2は注入口の幅で、注入口となる突起の中央
で定義される。62は入れ子となり、切断後ドテとなる
突起15’a1の中心である。この時、該突起中心62
が該封止枠中心61と注入口の幅t2の4分の1だけオ
フセットする事である。図4ではドテとなっている突起
15’a1がパネル中心より右にオフセットしているの
で、パネルa1のドテとなるべきパネルb1の突起15
b1の中心はパネル中心61から注入口幅の4分の1左
側にオフセットすれば、パネルb1とa1の形が全く同
じになることは容易に確認できよう。実際の作業にあた
ってはパネル外形、即ちスクライブライン51、52が
作業基準となるので、実質同じになるパネル幅の中心6
1から注入口幅の4分の1だけオフセットした所に入れ
子となる突起を位置すれば前記効果を得る。液晶注入口
をこのように位置して切断した短冊aを180度回転す
れば、短冊bと全く同一形状となるので、以降の工程は
同一に扱うことが出来ると同時に、完成パネルの形状も
全く同じものとなり、切断以降の工程は全く同一に行う
ことが出来る。また、中心からのオフセットも僅かであ
るから、液晶注入に際しても中心からのずれの影響をほ
とんど受けることなく液晶を平均的に注入するこができ
る。
ドテ形状はいろいろな形状が提案されている。例えば、
従来技術で示した図10のドテ20と同じ形状が望まれ
るときには、入れ子となる角の先端を該ドテ20と同じ
楕円形にすればよく、単独形状の印刷に比べて精度の良
い形状印刷が容易である。図6はドテ形状の異なる別の
実施形態で図3のE部に相当するところを示す。26a
1,27a1がパネルa1の、26b1、27b1がパ
ネルb1の突起をであり、該突起先端26の形状がT型
にした実施形態である。図6では、他方の注入口の前記
入れ子になる突起が前記他方の注入口の突起と略平行に
略直線状に形成されていると共にその先端近傍から突出
した突起を有する突起26b1を形成し不純物の進入を
防いでいる。このように如何なる形の形状であっても突
起に連続した先端形状として扱えばよく、任意の形状に
本発明は対応しうる。
で、液晶注入口が端子部に対して横に位置する場合であ
る。図7は液晶装置の透視的平面図、図8は図9のF部
周辺の部分拡大図である。本実施形態では端子部17に
対して液晶注入口を形成する突起が横に位置しているの
で、対となるパネルはa1、a2である。符号は従来実
施形態に準じてある。26a1、27a1はパネルa1
の突起、26a2、27a2はパネルa2の突起であ
り、各突起はスクライブライン52を跨ぐように形成し
ている。液晶注入、注入口封止は短冊状でバッチ処理す
るので、短冊にする切断工程はスクライブライン51〜
55を最初に行う。即ち短冊はa1−b1−c1−d1
のつながり方向で(以下a2−b2−c2−d2、a3
−b3・・・)構成される。本実施形態においては対と
なるパネルの注入口は端子部17基準で左右が反対側に
なり、パネルの完全同一性は失うが、各突起はスクライ
ブラインを跨ぐように形成されているので、スクライブ
ライン52に沿っての切断後は入れ子になった突起の一
つずつは他方のドテとなり、封止材の流入防止や強度的
支柱の役割を果たすと同時に切断面が封止の確実性に寄
与するする事には変わりない。
つの選択がある。一つは液晶の注入時の平均化を重視す
る場合で、基準となる中心線63は封止枠幅t4の中心
を採択する。もう一つはパネル外形を基準とした作業重
視の場合で基準となる中心線63はパネル幅t5の中心
を採択する。いずれの場合も該中心線63から入れ子と
なる突起の中心線64のオフセット量t6は注入口幅t
3の4分の1である。このことにより、前者では液晶の
注入口が封止枠中心に対してパネルa1、a2共に同じ
位置になることから液晶の注入の同一化がはかれるし、
後者では短冊切断後、一方の短冊(a2−b2−c2−
d2)を180度上下を逆にすればパネル外形に対する
注入口が他方の短冊(a1−b1−c1−d1)と同じ
所に位置するようになるので、液晶注入や封止作業の治
具を共通化しやすい。どちらを採択するかは、その時々
の要求の強さによって決めれば良い。
取りする液晶装置を製造する際、二つのパネルの注入口
を向かい合わせにして対をなし、液晶注入口を形成する
突起を互いに入れ子状にすると同時に両者を分離するス
クライブラインを跨ぐように形成することにより、分離
切断後切り離された突起の一部が封止材の流入防止や強
度的支柱の機能を担うドテの役割を果たすことが出来
る。また、スクライブにより突起切断と基板切断は同時
に行われ事から同一断面にドテ断面も形成されるので、
封止材との親和性が高まりしっかりとした封止が可能と
なる。
体として形成していることから、任意の形状が形成出き
ると同時に精度の高い細密な形状の実現がしやすい。
注入口幅の4分の1をオフセットする事により、注入口
を形成する突起を入れ子形状にしながら大型基板による
液晶装置内の各パネルの形状を全て同一としたり、パネ
ル外形に対する注入口位置を同じにし、製造条件を同じ
にすることが可能となる。
拡大図。
りをする液晶装置の透視的平面図。
入口封止枠形状を示す平面図。。
るものの部分図。
面に対して横に有る場合の透視的平面図。
りする液晶装置の透視的平面図。
注入口配置が異なる場合の部分図。
ン 52 スクライブライン 61 パネルの中心線 62、64 突起の中心線 a1、a2 パネル
Claims (6)
- 【請求項1】 大型基板に単個の液晶パネルが複数個分
形成され後に単個の液晶パネルを取り出す多数個取りの
用の二つの大型基板を間隙を設けて対向配置し間隙に液
晶を注入し封止するための封止枠が配設され前記封止枠
には少なくとも二つの突起からなる液晶注入口を有する
液晶装置において、該封止枠の液晶注入口は互いに対向
して対をなして対パネルを構成し、該注入口を形成する
二つの突起の一つが該対パネルの互いに他方の液晶注入
口に入れ子になると同時に対パネルを分断する切断線を
跨ぐように配置したことを特徴とする液晶装置。 - 【請求項2】 大型基板に単個の液晶パネルが複数個分
形成され後に単個の液晶パネルを取り出す多数個取りの
用の二つの大型基板を間隙を設けて対向配置し間隙に液
晶を注入し封止するための封止枠が配設され前記封止枠
には少なくとも二つの突起からなる液晶注入口を有する
液晶装置において、該封止枠の液晶注入口は互いに対向
して対をなす2つずつの対パネルを構成し、該注入口を
形成する二つの突起の一つが該対パネルの互いに他方の
液晶注入口に入れ子になると同時に対パネルを分断する
切断線を跨ぐように配置したことを特徴とする液晶装
置。 - 【請求項3】 該入れ子になる突起が同一封止枠に連続
する他方の突起よりも長いことを特徴とする請求項1又
は請求項2に記載の液晶装置。 - 【請求項4】 前記他方の注入口の該入れ子になる突起
が前記他方の注入口の突起と略平行に略直線状に形成さ
れていることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請
求項3に記載の液晶装置。 - 【請求項5】 前記他方の注入口の前記入れ子になる突
起が前記他方の注入口の突起と略平行に略直線状に形成
されていると共にその先端近傍から突出した突起を有し
たことで不純物の進入を防いでいることを特徴とする請
求項1又は請求項2又は請求項3に記載の液晶装置。 - 【請求項6】 該入れ子になる突起の中心が中心を同じ
方向に取る封止枠の中心またはパネル外形の中心から液
晶注入口幅の4分の1をオフセットした位置にあること
を特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請
求項4又は請求項5に記載の液晶装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP36873299A JP3914672B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 多数個取基板およびそれを用いた液晶装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36873299A JP3914672B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 多数個取基板およびそれを用いた液晶装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001183678A true JP2001183678A (ja) | 2001-07-06 |
JP3914672B2 JP3914672B2 (ja) | 2007-05-16 |
Family
ID=18492607
Family Applications (1)
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JP36873299A Expired - Fee Related JP3914672B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 多数個取基板およびそれを用いた液晶装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3914672B2 (ja) |
Cited By (5)
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