JP2002365648A - 液晶装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶装置及びその製造方法

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JP2002365648A
JP2002365648A JP2001171735A JP2001171735A JP2002365648A JP 2002365648 A JP2002365648 A JP 2002365648A JP 2001171735 A JP2001171735 A JP 2001171735A JP 2001171735 A JP2001171735 A JP 2001171735A JP 2002365648 A JP2002365648 A JP 2002365648A
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英博 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光照射による熱分布の変動を低減する
ことにより、分割予定線に対して正確に破断を行うこと
ができる液晶装置の構造及び製造方法を提供する。 【解決手段】 2枚の母基板を貼り合せるシール材53
0は熱硬化性樹脂などからなり、液晶封入領域LCRを
取り巻く液晶シール部531と、この液晶シール部53
1から突出する延長部位532とが形成されている。液
晶シール部531は、その一部に液晶注入口531aが
設けられ、また、分割予定線500xに沿って直線状に
伸びる沿端部位531bと、分割予定線500yに沿っ
て直線状に伸びる沿端部位531cとをそれぞれ備えて
いる。上記延長部位532は、沿端部位531bの延長
線上に伸びるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶装置及びその製
造方法に係り、特に、基板を分割する工程を有する液晶
装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶装置は、シール材を介して
一対の基板を貼り合せ、シール材の内側に液晶を封入し
てなる液晶パネルを備えている。このような液晶パネル
を製造する方法としては、例えば、図16(a)に示す
ように、液晶パネルとなるべきパネル予定領域を複数包
含し得る母基板510,520をシール材(図示せず)
により貼り合わせた大判パネル500を構成する場合が
ある。この大判パネル500に対しては、図示X方向に
伸びる分割予定線500xに沿って分割することによ
り、図16(b)に示すように短冊状の中間パネル50
1が形成される。この中間パネル501の端面にはシー
ル材の開口である図示しない液晶注入口が露出するよう
に構成されているので、この液晶注入口から液晶を注入
し、その後、液晶注入口を封止材にて封鎖する。このよ
うに構成された中間パネル501は、図16(c)に示
す図示Y方向に伸びる分割予定線500yに沿ってさら
に分割され、図16(d)に示すように基板51,52
を備えた液晶パネル50が形成される。
【0003】上記の液晶装置の製造方法においては、図
17に示すように、母基板510の内面(母基板520
に対向する側の表面)上に図示実線で示す電極パターン
511を形成し、母基板520の内面(母基板510に
対向する側の表面)上に図示点線で示す電極パターン5
21を形成する。そして、母基板510と母基板520
とをシール材530を介して貼り合せることにより大判
パネル500が形成される。このシール材530には、
各パネル予定領域毎に液晶封入領域を画成するように取
り囲む液晶シール部531が設けられ、この液晶シール
部531には上記液晶注入口531aが設けられる。
【0004】大判パネル500には、予め図示一点鎖線
で示す、相互に直交する分割予定線500x、500y
が設定され、これらの分割予定線500x、500yに
よって囲まれる部分がパネル予定領域として設定され
る。各パネル予定領域は矩形状に構成され、このパネル
予定領域に合わせて液晶シール部531もまた略矩形状
に液晶封入領域を取り囲むように形成されている。
【0005】上記のように大判パネル500を分割して
中間パネル501を形成する場合、及び、中間パネル5
01を分割して液晶パネル50を形成する場合には、図
18に示す方法で母基板510,520を分割する。図
18(a)に示す方法は、いわゆるスクライブ・ブレイ
ク法であり、最も一般的に用いられている方法である。
【0006】この方法においては、例えば母基板510
の外面上に上記図17に示す分割予定線500xに沿っ
たスクライブ溝500zを形成し、母基板510を下に
した姿勢でゴム板1の上に大判パネル500を載置し、
反対側の母基板520の外面における上記スクライブ溝
500zに対応する部位を押圧器具2によって加圧する
ことにより、母基板510をスクライブ溝500zに沿
って破断させる。また、母基板520に対してもスクラ
イブ溝を形成して上記と同様に破断させる。
【0007】一方、図18(b)に示す方法はレーザ割
断法と呼ばれるものである。この方法においては、母基
板510に設定された図17に示す分割予定線500x
の端部に相当する基板端に切り欠きや溝などからなる傷
痕500wを形成し、この傷痕500wの形成部位にレ
ーザ光を照射し、この形成部位を走査開始位置としてレ
ーザ光を分割予定線に沿って走査していくことにより、
レーザ光の照射により生ずる熱応力によって母基板51
0を破断させる。また、母基板520もまた同様にレー
ザ光で破断させる。
【0008】このレーザ割断法では、図6に示すよう
に、レーザ光が母基板510に照射され、その照射スポ
ットが走査されていく過程で図示のような熱分布が発生
し、照射スポットが通過した後の部位において温度降下
による圧縮応力が生ずることにより破断が生ずるように
なっているので、破断点BR0はレーザ光の照射スポッ
トの後を追うように移動していき、それによって破断線
BR1が形成されていく。
【0009】レーザ割断法ではレーザ光による加熱に起
因して生ずる内部応力を用いて基板を破断させるように
しているので、機械的応力を加える上記スクライブ・ブ
レイク法に較べて余分な応力を基板に加えずに割断する
ことができ、また、基板の破断面も平滑に形成すること
ができるため、分割後の基板の耐衝撃性が低下しにくい
という利点がある。したがって、近年の電子機器の小型
化、薄型化により液晶パネルの基板の薄型化が要請され
ているが、レーザ割断法を用いることにより基板の薄型
化に伴う液晶パネルの耐衝撃性の低下を抑制することが
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレーザ割断法においては、図17に示すように、レ
ーザ光を分割予定線500x,500yに沿って走査し
ていくと、分割予定線500x,500yに沿ってその
両側に形成されているシール材配置の変化によってレー
ザ光の照射によって生ずる熱分布が変動し、この変動に
よって破断線BR1,BR2が分割予定線500x,5
00yからずれるので、破断線BR1,BR2を直線状
に形成することができないという問題点がある。
【0011】例えば、レーザ光の照射スポットが、分割
予定線500x,500yの両側にシール材の液晶シー
ル部531が平行に伸びる部分から、分割予定線500
x,500yの両側に液晶シール部531が存在しない
部分に入ると、照射スポットによって生じる熱分布が周
囲状況の変化によって急激に変化するので、熱分布が不
安定になり、破断線BR1,BR2の直進性が損なわれ
る。
【0012】また、図7に示すように、分割予定線Gの
両側のシール材Sの配置が非対称である場合には、非対
称部分にレーザ光の照射スポットが移動すると、分割予
定線Gに対して基板の熱分布もまた非対称になるので、
これによって破断線BRが曲がってしまう。
【0013】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、レーザ光照射による熱分布の変動
を低減することにより、分割予定線に対して正確に破断
を行うことができる液晶装置の構造及び製造方法を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の液晶装置は、一対の基板がシール材を介して
貼り合わせられ、該一対の基板の間にて前記シール材に
より画成された封入領域に液晶が封入されてなる液晶装
置であって、前記シール材は、前記封入領域を取り巻く
ように構成され、前記基板の少なくとも一つの端面に沿
って伸びる沿端部位を有する液晶シール部と、前記端面
に沿って前記沿端部位の延長線上に構成された延長部位
とを備えていることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、延長部位が形成されて
いることにより、沿端部位及び延長部位に沿った基板の
端面をレーザ割断により形成する際に、レーザ光照射に
よる熱分布の変動を低減することができるので、破断線
を正確に形成することができる。なお、上記延長部位は
上記沿端部位と連続するように構成されていることが望
ましいが、延長部位が沿端部位と離反して設けられてい
ても構わない。
【0016】本発明において、前記沿端部位の延長方向
両側にそれぞれ前記延長部位が構成されていることが好
ましい。
【0017】本発明において、前記液晶シール部は、前
記基板における相互に隣接する2つの前記端面に沿って
それぞれ伸びる2つの沿端部位を有し、前記2つの沿端
部位に対応してそれぞれ前記延長部位が構成されている
ことが好ましい。例えば、液晶シール部が略矩形に形成
されている場合には、隣接し、略直交する2つの沿端部
位にそれぞれ延長部位が設けられる。またこの場合に
は、略矩形の液晶シール部において矩形の各辺に設けら
れた沿端部位にそれぞれ延長部位が設けられることが望
ましい。
【0018】本発明において、前記沿端部位及び前記延
長部位は、前記端面の全長に亘って延設されていること
が好ましい。
【0019】本発明において、前記沿端部位及び前記延
長部位の外表面は、前記端面とほぼ一致するように、若
しくは、前記端面より外側に僅かにはみ出すように、構
成されていることが好ましい。この液晶装置は、基板の
端面をレーザ割断により形成する場合には、割断線上に
重なるようにシール材の一部である沿端部位及び延長部
位を配置することによって形成される。
【0020】また、別発明の液晶装置は、一対の基板が
シール材を介して貼り合わせられ、該一対の基板の間に
て前記シール材により画成された封入領域に液晶が封入
されてなる液晶装置であって、前記シール材は、前記封
入領域を取り巻くように構成された液晶シール部と、前
記基板の少なくとも一つの端面に沿って伸びる沿端部と
を備えていることを特徴とする。
【0021】この発明によれば、液晶シール部とは別に
基板の端面に沿って伸びる沿端部を備えていることによ
り、基板の端面をレーザ割断により形成する際に、割断
方向に沿ったシール材の不連続性を低減することができ
るので、より正確に基板の端面を形成することができ
る。
【0022】本発明において、前記沿端部は、前記端面
の全長に亘って延設されていることが好ましい。
【0023】本発明において、前記沿端部の外表面は、
前記端面とほぼ一致するように、若しくは、前記端面よ
り外側に僅かにはみ出すように、構成されていることが
好ましい。
【0024】次に、本発明の液晶装置の製造方法は、シ
ール材を介して貼り合わせられた一対の基板に対して前
記基板の少なくとも一方を分割する工程を有し、該一対
の基板の間にて前記シール材により画成された封入領域
に液晶が封入されてなる液晶装置の製造方法であって、
前記シール材には、前記封入領域を取り巻くように構成
され、前記基板の少なくとも一つの分割予定線に沿って
伸びる沿端部位を有する液晶シール部と、前記分割予定
線に沿って前記沿端部位の延長線上に構成された延長部
位とを形成し、レーザ光の照射による破断作用により前
記分割予定線に合わせて前記基板を分割することを特徴
とする。
【0025】この発明によれば、沿端部位の延長線上に
延長部位が設けられていることにより、分割予定線の延
長方向に見たシール材の不連続性が低減されるので、レ
ーザ光の照射によって基板に生ずる熱分布の変動が低減
されることから、分割予定線に沿ってより正確にレーザ
割断を行うことができる。
【0026】本発明において、前記沿端部位の延長方向
両側にそれぞれ前記延長部位を形成することが好まし
い。
【0027】本発明において、前記分割予定線として第
1の分割予定線とこれに交差する第2の分割予定線とを
設定し、前記液晶シール部には、前記第1の分割予定線
に沿って伸びる前記沿端部位としての第1の沿端部位及
び前記延長部位としての第1の延長部位、並びに、前記
第2の分割予定線に沿って伸びる前記沿端部位としての
第2の沿端部位及び前記延長部位としての第2の延長部
位を形成することが好ましい。
【0028】本発明において、前記沿端部位及び前記延
長部位を、前記分割予定線の全長に亘って延設すること
が好ましい。
【0029】本発明において、前記沿端部位及び前記延
長部位を前記分割予定線上に伸びるように形成すること
が好ましい。沿端部位及び延長部位を分割予定線上に伸
びるように形成することにより、レーザ光を照射したと
きに、端縁部位及び延長部位の直上に位置する基板部分
が加熱されることとなるので、熱分布の変動が抑制さ
れ、正確に基板を破断させることができる。
【0030】また、別発明の液晶装置の製造方法は、シ
ール材を介して貼り合わせられた一対の基板に対して前
記基板の少なくとも一方を分割する工程を有し、該一対
の基板の間にて前記シール材により画成された封入領域
に液晶が封入されてなる液晶装置の製造方法であって、
前記シール材には、前記封入領域を取り巻くように構成
された液晶シール部と、前記基板の少なくとも一つの分
割予定線に沿って伸びる沿端部とを形成し、レーザ光の
照射による破断作用により前記分割予定線に合わせて前
記基板を分割することを特徴とする。
【0031】この発明によれば、液晶シール部とは別に
分割予定線に沿って延びる沿端部が形成されることによ
り、分割予定線の延長方向に見たシール材の不連続性が
低減されるので、レーザ光の照射によって基板に生ずる
熱分布の変動が低減されることから、分割予定線に沿っ
てより正確にレーザ割断を行うことができる。
【0032】本発明において、前記沿端部を、前記分割
予定線の全長に亘って延設することが好ましい。
【0033】本発明において、前記沿端部を前記分割予
定線上に伸びるように形成することが好ましい。
【0034】本発明において、前記分割予定線の両側に
対向配置された前記シール材の部分を、前記分割予定線
に対して対称に形成することが好ましい。この手段によ
れば、分割予定線の両側において対向するシール材の部
分を、分割予定線に対して対称に形成することにより、
分割予定線上にレーザ光を照射してその照射スポットを
走査していくときに、基板に形成される熱分布もまた分
割予定線に対して対称に形成されるので、破断線をさら
に正確に形成することができる。
【0035】本発明において、前記基板を分割する工程
は、前記基板の外面上に、前記分割予定線にほぼ合致す
るように傷痕若しくはスクライブ溝を形成し、前記傷痕
の形成部位から、若しくは、前記スクライブ溝に沿っ
て、レーザ光を走査することにより、前記基板を破断さ
せるものであることが好ましい。特に、分割予定線に沿
って正確に基板を分割するには、分割予定線に沿ってス
クライブ溝を形成することが望ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
に係る液晶装置及びその製造方法の実施形態について詳
細に説明する。
【0037】[第1実施形態]図1は、本発明に係る液
晶装置の製造方法の第1実施形態における大判パネル5
00の構造を示す平面透視図である。本実施形態の製造
方法は、図16に示す従来の製造方法と同様の工程手順
を有するので、同一部分には同一符号を付し、それらの
説明は適宜省略する。
【0038】本実施形態では、図16に示す母基板51
0の内面上に図1に実線で示す電極パターン511をI
TO(インジウムスズ酸化物)等の透明導電体で形成
し、図16に示す母基板520の内面上に図1に点線で
示す電極パターン521を同様の透明導電体で形成す
る。ここで、電極パターン511には、入力端子51i
及び配線部51jが含まれる。そして、これらの母基板
510,520の内面上に配向膜などを形成した後に、
図1に示すシール材530を一方の基板内面上に形成し
て、母基板510と520とを貼り合せる。
【0039】シール材530は熱硬化性樹脂などからな
り、液晶封入領域LCRを取り巻く略矩形状(図示例で
は隅丸矩形状)の液晶シール部531と、この液晶シー
ル部531から突出する延長部位532とが形成されて
いる。液晶シール部531は、その一部に液晶注入口5
31aが設けられ、また、分割予定線500xに沿って
直線状に伸びる沿端部位531bと、分割予定線500
yに沿って直線状に伸びる沿端部位531cとを、角部
近傍を除いた矩形の各辺に相当する部分にそれぞれ備え
ている。また、延長部位532は、図示左右方向に伸び
る上記沿端部位531bの端部から、沿端部位531b
の延長線上を伸びるように形成されている。本実施形態
の場合には、延長部位532は、図示左右に隣接するパ
ネル予定領域間において相互に接続されるように一体に
形成されている。
【0040】この実施形態においては、分割予定線50
0xに沿って図18(b)に示すようにレーザ割断を行
う場合に、分割予定線500xの両側に設けられたシー
ル材の一部である沿端部位531b及び延長部位532
が、液晶シール部531の液晶注入口531aの近傍を
除いて、共に分割予定線500xに沿ってほぼ連続的に
伸びるように形成されているので、従来よりも分割予定
線500xに沿ったシール材配置の変化が少なくなり、
その結果、レーザ光の熱分布の変動も抑制されるため、
破断線が曲がって分割予定線上からずれる可能性が低減
される。
【0041】レーザ割断に際しては、図18(b)に示
すように基板端部にのみ予め傷痕500wを形成しても
よいが、破断線の直進性をより高めるためには、分割予
定線500x,500yに沿って予めスクライブ溝を形
成しておき、このスクライブ溝に沿ってレーザ光の照射
スポットを走査することが好ましい。
【0042】なお、図示例では、延長部位532は隣接
するパネル予定領域間において連続するように形成され
ているが、各パネル予定領域において延長部位532が
上記沿端部位531bから所定長さだけ突出するように
構成されていてもよい。また、延長部位532が沿端部
位531bの端部と離れているように構成されていても
構わない。これらの場合には、パネル予定領域間で延長
部位同士の間、或いは沿端部位と延長部位との間に隙間
があることとなるが、レーザ光の熱分布の変動が低減さ
れる点では、程度に差はあるものの、或る程度の効果を
得ることができる。
【0043】[第2実施形態]次に、図2を参照して本
発明に係る液晶装置の製造方法の第2実施形態について
説明する。この実施形態において、上記第1実施形態と
同様の部分については同一符号を付し、その説明は省略
する。
【0044】本実施形態では、第1実施形態において設
けられた延長部位532が形成されていない代わりに、
上記第1実施形態と同様の液晶シール部531に設けら
れた沿端部位531b,531cのうち、分割予定線5
00yに沿って伸びる沿端部位531cの両端からその
延長線上を伸びる延長部位533が設けられている。こ
の延長部位533は、図示上下に隣接するパネル予定領
域間を連続するように一体に設けられている。
【0045】上記のように構成されていることにより、
本実施形態においては、分割予定線500yに沿ってレ
ーザ割断を行う場合に、沿端部位531c及び延長部位
533が分割予定線500yに沿って(図示例の場合に
は直線状に)連続して形成されているので、母基板51
0,520を分割予定線500yに沿って正確に破断さ
せることが可能になる。
【0046】本実施形態では、上記従来方法や第1実施
形態と同様に、分割予定線500xに沿って母基板51
0,520を分割した後に、分割予定線500yに沿っ
て基板を分割するようにしているので、分割予定線50
0yのレーザ光の走査開始位置及び走査終了位置はパネ
ル予定領域の端部近傍にあり、当該パネル予定領域の端
部近傍において特に破断線を分割予定線500yに沿っ
て正確に形成することができるというメリットがある。
【0047】また、本実施形態では、上記製造方法とは
異なるが、分割予定線500yに沿って最初に母基板5
10,520を分割し、その後、分割予定線500xに
沿って基板を分割するようにしてもよく、この場合に
は、最初に分割予定線500yに沿って分割する場合に
多大な効果を得ることができる。
【0048】なお、本実施形態においても、図示例で
は、延長部位533は隣接するパネル予定領域間におい
て連続するように形成されているが、各パネル予定領域
において延長部位533が上記沿端部位531cから所
定長さだけ突出するように構成されていてもよい。ま
た、延長部位533が沿端部位531cの端部と離れて
いるように構成されていても構わない。これらの場合に
は、パネル予定領域間で延長部位同士の間、或いは、沿
端部位と延長部位との間に隙間があることとなるが、レ
ーザ光の熱分布の変動が低減される点ではほぼ同様の効
果を得ることができる。
【0049】また、本実施形態において、上記延長部位
533に加えて、第1実施形態と同様の延長部位532
を併設してもよい。この場合には、分割予定線500
x,500yのいずれについても効果を得ることができ
る。
【0050】[第3実施形態]次に、図3を参照して本
発明に係る第3実施形態について説明する。この実施形
態において、上記第1実施形態と同様の部分については
同一符号を付し、その説明は省略する。
【0051】この実施形態においては、各パネル予定領
域で第1実施形態と同様に設けられた一対の沿端部位5
31bのうち、一方の沿端部位531bには第1実施形
態と同様の延長部位532を設けるが、他方の沿端部位
531bには延長部位532を形成せず、その代わり
に、沿端部位531bと平行に伸びる沿端部534を液
晶シール部531とは別途形成している。沿端部534
は、液晶シール部531の液晶注入口531aの開口縁
と接続され、分割予定線500xに沿って伸びるように
構成されている。また、沿端部534は、図示左右方向
に隣接するパネル予定領域間の液晶シール部531同士
を相互に接続するように構成されている。
【0052】この実施形態においては、液晶封入領域L
CRを取り囲む液晶シール部531とは別に分割予定線
500xに沿って伸びる沿端部534を形成しているこ
とにより、分割予定線500xに沿ってレーザ光の照射
スポットを走査していく場合に、熱分布の変動を低減す
ることができるので、分割予定線500xに沿って正確
に母基板510,520を分割することができる。
【0053】また、この実施形態においては、液晶注入
口531aの両側に沿端部534が形成されているの
で、分割予定線500xに沿って母基板510,520
を分割した後、中間パネルに対して液晶注入を行うとき
に、液晶シール部531の外側における基板51と52
の基板間領域に液晶が入り込むことを防止できる。した
がって、当該領域に液晶が入り込むことによって、後の
洗浄工程において当該領域の清浄化が困難になるといっ
た不具合を回避できる。
【0054】なお、この実施形態において、沿端部53
4は隣接するパネル予定領域の各液晶シール部531を
相互に連結するように構成されているが、例えば、沿端
部が液晶シール部531の開口縁に対して僅かな隙間を
介して離れるように構成されていてもよい。
【0055】[第4実施形態]次に、図4を参照して本
発明に係る第4実施形態について説明する。この実施形
態において、上記第3実施形態と同様の部分については
同一符号を付し、その説明は省略する。
【0056】この実施形態においては、第3実施形態に
おいて設けられた延長部位532の代わりに、第3実施
形態と同様の沿端部534に対して分割予定線500x
を挟んで対向配置される沿端部535を形成している。
この沿端部535は、液晶シール部531とは別途離反
した状態に形成されている。また、沿端部535には、
液晶シール部531の液晶注入口531a(ここに沿端
部534は形成されていない。)に対向する部分に欠落
部535aが設けられている。
【0057】この実施形態によれば、沿端部535を設
けることにより、分割予定線500xの両側に沿端部5
34と535がほぼ対称的に配置されることとなるの
で、分割予定線500xに沿ったレーザ割断をきわめて
正確に行うことができる。
【0058】[第5実施形態]次に、図5を参照して本
発明に係る第5実施形態について説明する。この実施形
態において、上記第4実施形態と同様の部分については
同一符号を付し、その説明は省略する。
【0059】この実施形態においては、第5実施形態と
同様に沿端部534及び沿端部535を設けるととも
に、液晶シール部531の入力端子51i及び配線部5
1j側の沿端部位531dが分割予定線500yの直上
を伸びるように配置されている。また、沿端部位531
cに接続された延長部位536及び上記沿端部位531
dに接続された延長部位537が設けられている。
【0060】この実施形態においては、沿端部位531
d及び延長部位537が分割予定線500y上を伸びる
ように配置されていることにより、常時、レーザ割断が
沿端部位531d及び延長部位537上において行われ
ることとなるため、レーザ光照射による熱分布はほとん
ど変動することがなく、その結果、分割線500yに沿
って正確に基板を分割することが可能になる。
【0061】なお、このようにシール材の一部(沿端部
位531d及び延長部位537)が分割予定線上を伸び
るように形成されている場合には、基板を破断させるた
めにレーザ光の強度をやや高くする必要がある。また、
基板を破断させた後には、当該部分のシール材の外表面
は、基板の端面とほぼ一致するか、或いは、端面よりも
ややはみ出すようになる。
【0062】[本発明のシール材形状に関する説明]次
に、図8乃至図11を参照して、本発明に係る液晶装置
の製造方法におけるシール材形状について説明する。図
8の左に示すように、分割予定線A(の少なくとも片
側)に沿ったシール材部分に、分割予定線Aに沿った方
向に見た不連続部分が存在する従来のシール材形状Sに
対して、本発明においては、図8の右に示すように、延
長部位S1a,S1bを設けることにより、分割予定線
Aに沿った方向にシール材が連続するシール材形状S1
としたため、レーザ光照射によってもたらされる基板の
熱分布の変動を低減し、正確なレーザ割断ができるよう
になっている。
【0063】また、図9の左に示すように、分割予定線
Aに沿ったシール材部分に、分割予定線Aに沿った方向
に見た不連続部分があり、しかも、分割予定線Aからそ
の両側のシール材部分までの距離が偏っているシール材
形状Sを有する場合に、図9の右に示すように、分割予
定線Aの片側にあるシール材部分に延長部位S2aを設
けて分割予定線Aに沿った方向に連続させるとともに、
分割予定線Aに沿った方向に連続する新たな沿端部S2
Bを有するシール材形状S2とし、さらに、この沿端部
S2Bを設けることによって分割予定線Aの両側にある
シール材部分が対称的に配置されるように構成すること
もできる。このようにすると、レーザ光照射によっても
たらされる基板の熱分布の変動が低減されるとともに、
分割予定線Aを中心とした熱分布の対称性も得られるの
で、より正確に基板を破断させることができる。
【0064】さらに、図10の左に示すシール材形状S
を、図10の右に示すように、液晶シール部の一部を連
続的にし、液晶シール部の一部を構成する沿端部位S3
aと、この沿端部位S3aに連続する延長部位S3bと
をやや幅広に変形させてなるシール材形状S3に代え、
分割予定線Aを沿端部位S3a及び延長部位S3bの直
上において伸びるように設定することも可能である。こ
れにより、レーザ光割断を沿端部位S3a及び延長部位
S3b上にて行うこととなるので、レーザ光照射による
基板の熱分布が分割予定線Aに沿った方向に連続的にな
り、しかも、分割予定線Aの両側に見て実質的に対称的
にシール材が配置されたこととなるため、正確なレーザ
割断を行うことが可能になる。
【0065】また、図11の左に示すシール材形状S
を、図11の右に示すように、分割予定線A上を伸びる
沿端部S4Aを、液晶シール部とは別途に設けたシール
材形状S4とすることも可能である。これにより、レー
ザ光割断を沿端部S4Aに沿って行うこととなるので、
レーザ光照射による基板の熱分布が分割予定線Aに沿っ
た方向に連続的になり、しかも、分割予定線Aの両側に
ほぼ対称的になるため、正確なレーザ割断を行うことが
可能になる。
【0066】[第6実施形態]次に、液晶装置の実施形
態として、本発明の第6実施形態について図12及び図
13を参照して説明する。図12及び図13に示す液晶
パネル50は、上記製造方法の第1実施形態によって形
成されたものである。
【0067】液晶パネル50は、ガラス製の基板51と
基板52とをシール材530により貼り合せたものであ
り、シール材の液晶シール部531に形成された液晶注
入口531aから液晶55を注入した後に、液晶注入口
531aを封止材54によって封鎖したものである。
【0068】基板51の表面上には、ITO(インジウ
ムスズ酸化物)などの透明導電体からなる電極51aが
形成され、この電極51aは、基板51における基板5
2の外形よりも外側へ張り出してなる基板張出部51T
上に引き出されるように形成された配線51cと一体に
形成されている。電極51aの表面上にはポリイミド樹
脂等からなる配向膜51bが形成されている。また、基
板52の表面上には、上記と同様の透明導電体からなる
電極52aが形成され、その上に上記と同様の配向膜5
2bが形成されている。電極52aは、シール材530
や別途形成された上下導通部などを介して基板51の基
板張出部51T上に設けられた配線51dに導電接続さ
れている。
【0069】配線51c,51dは基板張出部51T上
に実装された半導体IC56に導電接続されている。こ
の半導体IC56は、例えば、液晶パネルを駆動するた
めの液晶駆動用ICであり、基板張出部51Tの端縁近
傍に形成された入力端子51iにも導電接続されてい
る。なお、配線51c,51dは前述の製造方法の実施
形態における配線部51jに相当するものである。
【0070】この実施形態においては、上記第1実施形
態のシール形状に対応して、液晶シール部531に基板
51,52の端面に沿って直線状に伸びる沿端部位53
1b,531cが2組ずつ設けられ、一対の沿端部位5
31bの両端からその延長線上をそれぞれ基板端に向け
て延長部位532が伸びている。
【0071】なお、図示例では、延長部位532は基板
端まで連続するように形成されているが、延長部位53
2が上記沿端部位531bから所定距離離れた位置に終
端を有し、この終端と基板端との間に隙間があるように
構成されていてもよい。また、延長部位532が沿端部
位531bの端部と離れているように構成されていても
構わない。この場合には、製造工程においてパネル予定
領域間で延長部位同士の間、或いは沿端部位と延長部位
との間に隙間があることとなるが、基板端面を形成する
際におけるレーザ光の熱分布の変動が低減される点では
ほぼ同様の効果を得ることができる。
【0072】[第7実施形態]次に、上記製造方法の第
2実施形態により形成された液晶装置の実施形態につい
て図14を参照して説明する。この実施形態において、
上記第6実施形態と同一の部分には同一符号を付し、そ
れらの説明は省略する。この実施形態においては、第6
実施形態と同様の沿端部位531b,531cのうち、
沿端部位531cの両端部からその延長線上を基板端に
向けて延長部位533が伸びている。
【0073】なお、本実施形態においても、図示例で
は、延長部位533は基板端まで連続するように形成さ
れているが、延長部位533が上記沿端部位531cか
ら所定距離離れた位置に終端を有し、この終端と基板端
との間に隙間があるように構成されていてもよい。ま
た、延長部位533が沿端部位531cの端部と離れて
いるように構成されていても構わない。この場合には、
製造工程においてパネル予定領域間で延長部位同士の
間、或いは、沿端部位と延長部位との間に隙間があるこ
ととなるが、基板端面を形成する際におけるレーザ光の
熱分布の変動が低減される点ではほぼ同様の効果を得る
ことができる。
【0074】さらに、本実施形態においては、上記延長
部位533に加えて、さらに第6実施形態と同様の延長
部位532が併設されていてもよい。
【0075】[第8実施形態]次に、上記製造方法の第
3実施形態により形成された液晶装置の実施形態につい
て図15を参照して説明する。この実施形態において、
上記第6実施形態と同一の部分には同一符号を付し、そ
れらの説明は省略する。この実施形態においては、上記
と同様の一対の沿端部位531bのうちの一方には第6
実施形態と同様の延長部位532が接続され、また、他
方の沿端部位531bと基板端面との間には、この沿端
部位531bと平行に伸びる沿端部534が形成されて
いる。
【0076】この実施形態では、上記と同様にレーザ割
断時に破断線(すなわち液晶パネルの基板端面)を分割
予定線に沿って正確に形成することができるとともに、
液晶注入口531aの両側に沿端部534が形成されて
いるので、液晶注入時に、液晶シール部531の外側に
おける基板51と52の基板間領域に液晶が入り込むこ
とを防止できる。
【0077】尚、本発明の液晶装置及びその製造方法
は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。例えば、上記製造方法の実施形態
では、大判パネルを分割して中間パネルとし、この中間
パネルを更に分割して液晶パネルを構成するようにして
いるが、本発明はこのような場合に限らず、少なくとも
一回の基板分割工程を有する製造方法でさえあれば、広
く適用することができるものである。
【0078】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
レーザ割断時において基板の熱分布の変動を低減できる
ので、破断線を直線状に形成できるなど、正確に基板を
分割することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶装置の製造方法の第1実施形
態を説明するための大判パネルの透視平面図である。
【図2】本発明に係る液晶装置の製造方法の第2実施形
態を説明するための大判パネルの透視平面図である。
【図3】本発明に係る液晶装置の製造方法の第3実施形
態を説明するための大判パネルの透視平面図である。
【図4】本発明に係る液晶装置の製造方法の第4実施形
態を説明するための大判パネルの透視平面図である。
【図5】本発明に係る液晶装置の製造方法の第5実施形
態を説明するための大判パネルの透視平面図である。
【図6】レーザ割断時における基板の熱分布及び破断態
様を示す説明図である。
【図7】レーザ割断時におけるシール材形状による影響
を示す説明図である。
【図8】本発明のシール材形状を示す説明図である。
【図9】本発明の別のシール材形状を示す説明図であ
る。
【図10】本発明のまた別のシール材形状を示す説明図
である。
【図11】本発明のさらに別のシール材形状を示す説明
図である。
【図12】本発明に係る液晶装置の第6実施形態の構造
を示す概略平面図である。
【図13】第6実施形態の概略断面図である。
【図14】本発明に係る液晶装置の第6実施形態の構造
を示す概略平面図である。
【図15】本発明に係る液晶装置の第6実施形態の構造
を示す概略平面図である。
【図16】従来の液晶装置の製造方法の概略工程図
(a)〜(d)である。
【図17】従来の液晶装置の製造方法において構成する
大判パネルの平面透視図である。
【図18】従来の液晶装置の製造方法に用いる基板分割
方法を示す説明図(a)及び(b)である。
【符号の説明】
50 液晶パネル 51,52 基板 500 大判パネル 500x、500y 分割予定線 501 中間パネル 510,520 母基板 511,521 電極パターン 530 シール材 531 液晶シール部 531a 液晶注入口 531b,531c 沿端部位 532,533,536,537 延長部位 534,535 沿端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 FA03 FA06 FA07 FA28 MA20 2H089 KA10 LA41 NA55 QA12 TA01 5C094 AA42 AA43 AA46 AA49 BA43 DA07 5G435 AA17 BB12 EE09 KK01 KK05 KK10

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板がシール材を介して貼り合わ
    せられ、該一対の基板の間にて前記シール材により画成
    された封入領域に液晶が封入されてなる液晶装置であっ
    て、 前記シール材は、前記封入領域を取り巻くように構成さ
    れ、前記基板の少なくとも一つの端面に沿って伸びる沿
    端部位を有する液晶シール部と、前記端面に沿って前記
    沿端部位の延長線上に構成された延長部位とを備えてい
    ることを特徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 前記沿端部位の延長方向両側にそれぞれ
    前記延長部位が構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の液晶装置。
  3. 【請求項3】 前記液晶シール部は、前記基板における
    相互に隣接する2つの前記端面に沿ってそれぞれ伸びる
    2つの沿端部位を有し、 前記2つの沿端部位に対応してそれぞれ前記延長部位が
    構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の液晶装置。
  4. 【請求項4】 前記沿端部位及び前記延長部位は、前記
    端面の全長に亘って延設されていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の液晶装置。
  5. 【請求項5】 前記沿端部位及び前記延長部位の外表面
    は、前記端面とほぼ一致するように、若しくは、前記端
    面より外側に僅かにはみ出すように、構成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の液晶装置。
  6. 【請求項6】 一対の基板がシール材を介して貼り合わ
    せられ、該一対の基板の間にて前記シール材により画成
    された封入領域に液晶が封入されてなる液晶装置であっ
    て、 前記シール材は、前記封入領域を取り巻くように構成さ
    れた液晶シール部と、前記基板の少なくとも一つの端面
    に沿って伸びる沿端部とを備えていることを特徴とする
    液晶装置。
  7. 【請求項7】 前記沿端部は、前記端面の全長に亘って
    延設されていることを特徴とする請求項6に記載の液晶
    装置。
  8. 【請求項8】 前記沿端部の外表面は、前記端面とほぼ
    一致するように、若しくは、前記端面より外側に僅かに
    はみ出すように、構成されていることを特徴とする請求
    項6又は請求項7に記載の液晶装置。
  9. 【請求項9】 シール材を介して貼り合わせられた一対
    の基板に対して前記基板の少なくとも一方を分割する工
    程を有し、該一対の基板の間にて前記シール材により画
    成された封入領域に液晶が封入されてなる液晶装置の製
    造方法であって、 前記シール材には、前記封入領域を取り巻くように構成
    され、前記基板の少なくとも一つの分割予定線に沿って
    伸びる沿端部位を有する液晶シール部と、前記分割予定
    線に沿って前記沿端部位の延長線上に構成された延長部
    位とを形成し、 レーザ光の照射による破断作用により前記分割予定線に
    合わせて前記基板を分割することを特徴とする液晶装置
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記沿端部位の延長方向両側にそれぞ
    れ前記延長部位を形成することを特徴とする請求項9に
    記載の液晶装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記分割予定線として第1の分割予定
    線とこれに交差する第2の分割予定線とを設定し、 前記液晶シール部には、前記第1の分割予定線に沿って
    伸びる前記沿端部位としての第1の沿端部位及び前記延
    長部位としての第1の延長部位、並びに、前記第2の分
    割予定線に沿って伸びる前記沿端部位としての第2の沿
    端部位及び前記延長部位としての第2の延長部位を形成
    することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の
    液晶装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記沿端部位及び前記延長部位を、前
    記分割予定線の全長に亘って延設することを特徴とする
    請求項9乃至請求項11のいずれか1項に記載の液晶装
    置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記沿端部位及び前記延長部位を前記
    分割予定線上に伸びるように形成することを特徴とする
    請求項9乃至請求項12のいずれか1項に記載の液晶装
    置の製造方法。
  14. 【請求項14】 シール材を介して貼り合わせられた一
    対の基板に対して前記基板の少なくとも一方を分割する
    工程を有し、該一対の基板の間にて前記シール材により
    画成された封入領域に液晶が封入されてなる液晶装置の
    製造方法であって、 前記シール材には、前記封入領域を取り巻くように構成
    された液晶シール部と、前記基板の少なくとも一つの分
    割予定線に沿って伸びる沿端部とを形成し、 レーザ光の照射による破断作用により前記分割予定線に
    合わせて前記基板を分割することを特徴とする液晶装置
    の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記沿端部を、前記分割予定線の全長
    に亘って延設することを特徴とする請求項14に記載の
    液晶装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記沿端部を前記分割予定線上に伸び
    るように形成することを特徴とする請求項14又は請求
    項15に記載の液晶装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記分割予定線の両側に対向配置され
    た前記シール材の部分を、前記分割予定線に対して対称
    に形成することを特徴とする請求項9乃至請求項16に
    記載の液晶装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記基板を分割する工程は、前記基板
    の外面上に、前記分割予定線にほぼ合致するように傷痕
    若しくはスクライブ溝を形成し、前記傷痕の形成部位か
    ら、若しくは、前記スクライブ溝に沿って、レーザ光を
    走査することにより、前記基板を破断させるものである
    ことを特徴とする請求項9乃至請求項17のいずれか1
    項に記載の液晶装置の製造方法。
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