JP2001182999A - レジスタ - Google Patents
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Abstract
生を抑え、安定した操作荷重を得られるようにするこ
と。 【解決手段】 リテーナの通風路内に配置するダンパプ
レート5の一方の側部には該リテーナの支持部に回動自
在に係合する軸部5cと、該リテーナの内面側に摺接可
能な鍔部5dを設け、他方の側部には該リテーナの内面
側に摺接可能な端面5hを有する保持部5eを設ける。
該リテーナに回動自在に支持されるダンパアーム7の挿
通部7dには、弾性変位して保持部5eの段差部5fに
係合する係合片7bと、保持部5eの受け部5gに当接
してトルク伝達可能に形成された当接部7cとを設け
る。
Description
出し装置)に関し、詳しくは、通風路内に配置されるダ
ンパプレートの取付構造に関する。
に組み付けられて空調用吹出口とされるものとして、図
13及び図14に示すようなレジスタが知られている。
このレジスタ51は、通風路を形成する筒状のリテーナ
52に、レジスタ意匠ケースであるベゼル53と、風向
調整用のブレード54と、通風路を開閉するダンパプレ
ート55と、ダンパノブ56と、ダンパプレート55と
ダンパノブ56とを連結するリンクとなるダンパアーム
57とが組み付けられた概略構成となっている。図中の
58はブレード54に組み込まれた操作ノブであり、5
9はダンパプレート55の周縁部に取り付けられたウレ
タン製の柔軟な環状シール部材である。
いて説明する。図15及び図16に示すように、ダンパ
プレート55には側縁部から左右に突出するように丸軸
55aと角軸55bが一体に形成されている。この場
合、丸軸55aと角軸55bはダンパプレート55の板
状本体部分から離間した一軸線上に配置されている。他
方、リテーナ52の左右の側壁には、丸軸55aを回動
可能に支持する孔52aと、ダンパアーム57の略円筒
形状の挿入部57aを回動可能に支持する孔52bとが
互いに対向するように形成されている。この挿入部57
aの先端には、弾性変形して孔52bの縁部に係合する
ことのできる複数の係合爪57bと、角軸55bを支持
する筒状の支持部57cとが形成されている。
て、ダンパプレート55をリテーナ52に組み付けるに
は、先ず、リテーナ52の一方の孔52aにダンパプレ
ート55の丸軸55aを差し込み、その後、他方の孔5
2bにダンパアーム57の挿入部57aを差し込んで支
持部57cで角軸55bを支持し(ダンパプレート55
の幅方向の位置決めをし)、同時に、係合爪57bを孔
縁部に係合せしめてダンパアーム57の抜け止めをす
る。すなわち、この支持部57cは、ダンパプレート5
5の角軸55bに対してダンパアーム57のトルクを伝
達するものとなっている。
体の中心を通るようにした例としては、図17及び図1
8に示すものがある。両図に示すダンパプレート65
は、一側の軸65aがリテーナ62の孔62aにより回
動自在に支持され、他側の軸部65bがダンパアーム6
7の保持部67bにより保持される構成となっている。
このダンパアーム67は、略円筒形状の基端部67aが
リテーナ62の孔62bに挿通されて回動自在に支持さ
れ、その基端部67aの先端側に軸部65bを保持する
保持部67bが形成されていて、さらに、保持部67b
の外側に設けられた係合爪67cをリテーナ62の孔6
2bの孔縁部に係合させることによってダンパアーム6
7の抜け止めがなされている。
おけるダンパプレート支持構造では、ダンパプレート5
5の幅方向の位置決めをリテーナ52とダンパアーム5
7で行っているため、各部品の寸法ばらつきによりガタ
が発生し易く、操作荷重が安定しない。また、ダンパプ
レート55の板状本体が回動軸線上にないことから、他
のレジスタとダンパプレートの共用化を図り難い。さら
に、軸部の構造が比較的大きいため、通風抵抗や風切り
音も大きくなってしまう。
も、リテーナ62とダンパアーム67とでダンパプレー
ト55の幅方向の位置決めをしているため各部品の寸法
ばらつきに起因するガタが発生し易い。また、組立時に
おいて、ダンパアーム67の保持部67bは、孔62b
に挿入されてダンパプレート65の軸部65bを保持し
た状態でさらに押し込まれ、係合爪67cがリテーナ6
2に係合して抜け止めされる。すなわち、ダンパプレー
ト65をガイドにしてダンパアーム67を強制的に組み
付けることになるので、係合爪67cがつぶれ易い。な
お、ダンパアーム67の組付け性を良くするために保持
部67bをたわみ易くしておくと、操作時、すなわち保
持部67bから軸部65bにトルク伝達されるときに、
保持部67bがたわんで係合爪67cが外れるおそれが
ある。
もので、その目的は、レジスタにおいて、ダンパプレー
トのガタの発生を抑え、安定した操作荷重を得られるよ
うにしたダンパプレート取付構造を提供することであ
る。
項に記載した構成を有するレジスタにより解決される。
請求項1の発明に係るレジスタでは、ダンパプレートは
左右両側部がリテーナの内面側に接触することにより直
接的に幅方向の位置決めがなされる。そのダンパプレー
トの一方の側部はリテーナの支持部に回動自在に係合
し、他方の側部はリテーナの支持孔に挿通されて回動自
在に支持されるダンパアームの挿通部を保持している。
すなわち、従来例のようにダンパアームを介して、いわ
ば間接的にダンパプレートの幅方向の位置決めをするも
のではないので、構成部品の寸法ばらつきの影響を受け
難く、操作時のガタの発生を抑えて安定した操作荷重を
得ることができる。なお、本発明でいう摺接部は回動軸
線の近傍に設けるのが、摺接抵抗を軽減しまた組み立て
容易にするうえで好ましい。
パプレートの保持部に対してダンパアームの係合片が係
合することで当該ダンパアームの抜け止めがなされ、当
接部からダンパプレートにトルク伝達がなされる。すな
わち、係合片を弾性変形し易く形成して装着性を良好に
する一方、係合片の弾性変形が及ばない位置に当接部を
設けてかつその剛性を高めることによってがたつき難く
なるので、安定した操作荷重を得ることができる。
決め部とトルク伝達部とが互いに離間した位置に設けら
れているので、ダンパアームからダンパプレートにトル
ク伝達する際、伝達トルクの影響で位置決め保持部がた
わむのを防ぐことができる。また、その位置決め保持部
は、弾性変形することによってダンパプレートに対する
係合/離脱を切替え可能にした係合片(あるいは係合
爪)とすることができ、かつ、その係合片を弾性変形し
易くしてもその弾性変形がトルク伝達部に及ばないよう
に形成することができる。したがって、ダンパアームと
ダンパプレートの組付け性が良好となり、しかも、がた
つき難いものとなる。
て説明する。図1は車両のインストルメントパネルに組
み付けられて空調用吹出口とされるレジスタ(空気吹き
出し装置)を示す斜視図、図2は同レジスタの側面図で
ある。なお、図2においては、ダンパプレートで通風路
を閉じた状態が示されている。両図に示すように、レジ
スタ1は、通風路を形成する筒状のリテーナ2に、レジ
スタ意匠ケースであるベゼル3と、風向調整用のブレー
ド4と、通風路を開閉するダンパプレート5と、ダンパ
ノブ6と、ダンパプレート5とダンパノブ6とを連結す
るリンクとなるダンパアーム7とが組み付けられた概略
構成となっている。図中の6aはダンパノブ6の回動
軸、6bはダンパノブ6から後方に延びるアーム部であ
り、アーム部先端の連結ピン6cがダンパアーム7の長
孔部7aにはまり込んで連動可能になっている。また、
8はブレード4に組み込まれた操作ノブであり、9はダ
ンパプレート5の周縁部に取り付けられたウレタン製の
柔軟な環状シール部材である。なお、図2において、シ
ール部材9は、便宜的にリテーナ2と干渉しているよう
に描かれているが、実際にはリテーナ内面に接触して変
形している。
示すように、板状のプレート本体5aの周縁部にシール
部材9をはめ込むための外周溝5bが形成されており、
一側(図4の左側)にはリテーナ2の支持孔(支持部と
もいう)2a(図10及び図11参照)に差し込まれて
回動可能に係合する二つ割り状の軸部5cと、リテーナ
2の内面に摺接可能な鍔部5dが形成され、他側には保
持部5eが形成されている。この保持部5eは、外周溝
5bを挟んで対称に形成され、ダンパアーム7の係合片
7b(次述する)を係合させる段差部5fと、ダンパア
ーム7の当接部7c(次述する)がはまり込む案内溝状
の受け部5gとが形成され、かつ、この保持部5eの端
面5hがリテーナ2の内面に摺接可能に形成されてい
る。鍔部5dと端面5h(実際には、端面5hのうちの
外側寄りの部分)が本発明でいう摺接部である。
9によく示されている。ダンパアーム7の基端部は有底
円筒形状の挿通部7dとなっており、この挿通部7d
が、リテーナ2に設けられた支持孔(支持部ともいう)
2b(図10及び図11参照)に差し込まれることでダ
ンパアーム7が回動自在に支持される。支持孔2bの縁
部は外側に突出する支持筒部2cとなっている。なお、
図3には支持筒部2cのみを図示し、リテーナ2の他の
部分は省略した。この挿通部7dの先端側には、2本の
鉤状の係合片7bと、4本の断面形状L字の棒状当接部
7cと、中央の挿入部7eとが突設され、さらに、外周
溝5bの縁部(保持部5eの基端部近傍)を支持する溝
7fが形成されている。なお、カンチレバー状の係合片
7b,7bは互いに接近/離間する方向にたわみ易いよ
うに形成される一方、係合片7bを四方から取り囲むよ
うに配置される当接部7cは曲げ剛性が大きくてたわみ
難いように形成され、かつ、係合片7bの弾性変形の影
響が及ばない位置に設けられている。
み立てについて説明する。なお、リテーナ2は、既に、
ベゼル3と、ブレード4と、ダンパノブ6が組み付けら
れているものとする。ダンパプレート5には予めシール
部材9を装着しておく。
パプレート5を差し入れ、軸部5cを支持孔2aに差し
込む。すると、ダンパプレート5は、鍔部5dと端面5
hの外寄りの部分とが共にリテーナ2の内面(支持孔2
aの孔縁部と支持孔2bの孔縁部)に接触もしくは近接
することになり、実質的に幅方向の位置決めがなされ
る。
にダンパアーム7の挿通部7dを差し込む。このとき、
図10〜図13に示すように、当接部7cと受け部5g
が噛み合い状態を保ちながらスライドする。差し込み途
中において、係合片7bは一旦押し広げられて弾性変形
し、その後、挿通部7dが保持部5eの端面5hに当接
もしくは近接する位置にくると、その係合片7bは元の
姿勢に復帰して先端の係合爪部が段差部5fと係合す
る。このとき、保持部5eの基端部近傍においては、外
周溝5bの縁部が溝7fに係合するとともに、外周溝5
bに挿入部7eが差し込まれた状態になっており、ダン
パプレート5とダンパアーム7とが強固に係合する。ダ
ンパプレート5とダンパアーム7の相互の回動軸線方向
の位置決めをする位置決め保持部は上記のように構成さ
れる。
軸線の周りに4カ所配設されており、それぞれ当接面の
L字の2辺が当接することによってダンパプレート5の
回動軸線直角方向の位置決めがなされ、かつ、相互のね
じれや傾きが防がれる。このように、ダンパアーム7の
当接部7cはダンパプレート5の受け部5gにがたつく
こと無く当接してダンパアーム7の操作トルクをダンパ
プレート5に伝達することができるようになっている。
すなわち、この当接部7cが本発明でいうところのトル
ク伝達部である。
レート5とダンパアーム7をワンタッチ式に簡単に組み
付けることができる。この取付構造においては、ダンパ
アーム7の抜け止めをするための係合片7bと、ダンパ
プレート5の片側(ダンパアーム7側)の回動中心の位
置決めをするとともにトルク伝達をする当接部7cと
は、離間した位置に設けられているので、ダンパアーム
7からダンパプレート5に伝わるトルクによって係合片
7bがたわむことがない。すなわち、組み付けの容易さ
を損なうことなく回動操作時のがたつきを防止すること
のできる構造となっている。
レジスタにおいては、ダンパプレートの軸部の投影面積
を比較的小さくすることができるため風切り音が小さ
く、また、回動軸線がダンパプレートの中心を通るよう
に設定されるため他のレジスタと部品(ダンパプレー
ト)の共用化を図ることが容易である。なお、ダンパプ
レートはリテーナにより幅方向の位置決めがなされてお
り、ダンパアームの影響によるガタの発生が抑えられる
とともに操作荷重が安定し操作感が良い。
では、ダンパプレートのガタの発生を抑え、安定した操
作荷重を得られるようになるという効果がある。
斜視図である。
説明する図である。
説明する図であり、図10のXI−XI線断面図に相当
する。
で通風路を閉じた状態が示されている。
する横断面図である。
−XVI線断面図に相当する。
造を説明する図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 リテーナの通風路内に配置したダンパプ
レートに通風路外のダンパアームを連結し、このダンパ
アームが操作されることにより該ダンパプレートが一軸
線回りに回動するように形成したレジスタであって、 前記ダンパプレートの左右両側部は前記リテーナの内面
側に摺接可能な摺接部を有しており、かつ、該ダンパプ
レートの一方の側部には該リテーナに設けられた支持部
に回動自在に係合する係合部が形成され、他方の側部に
は該リテーナに設けられた支持孔に挿通されて回動自在
に支持される前記ダンパアームの挿通部と係合するとと
もに該ダンパアームと該ダンパプレートとの一体回動を
可能にする保持部が形成される構成としたレジスタ。 - 【請求項2】 前記ダンパアームの挿通部には、弾性変
形することによって前記ダンパプレートの保持部に対す
る係合/離脱を切替え可能に形成された係合片と、その
係合片と離間する位置で該ダンパプレートに当接して該
ダンパアームから該ダンパプレートにトルク伝達をする
トルク伝達部とが設けられている請求項1記載のレジス
タ。 - 【請求項3】 リテーナの通風路内に配置したダンパプ
レートに通風路外のダンパアームを連結し、このダンパ
アームが操作されることにより該ダンパプレートが一軸
線回りに回動するように形成したレジスタであって、 前記ダンパアームは前記リテーナにより回動自在に支持
され、かつ、該ダンパアームには前記ダンパプレートに
係合して該ダンパアームと該ダンパプレートの相互の前
記軸線方向の位置決めをする位置決め保持部と、該ダン
パアームから該ダンパプレートに対してトルク伝達をす
るトルク伝達部とが、互いに離間した位置に設けられて
いる構成としたレジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36534299A JP4088009B2 (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | レジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001182999A true JP2001182999A (ja) | 2001-07-06 |
JP4088009B2 JP4088009B2 (ja) | 2008-05-21 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4088009B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100794504B1 (ko) | 2007-04-02 | 2008-01-16 | 한국Trw자동차부품산업 주식회사 | 에어벤트용 댐퍼링크 |
KR100952328B1 (ko) | 2007-12-21 | 2010-04-09 | 세인엔지니어링(주) | 부식방지를 위해 내부가 코팅되는 공조용 댐퍼의 디스크결합구조 |
CN110871667A (zh) * | 2018-09-04 | 2020-03-10 | 施耐德博士塑料工厂有限公司 | 支承部件和具有支承部件的支承装置 |
-
1999
- 1999-12-22 JP JP36534299A patent/JP4088009B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100952328B1 (ko) | 2007-12-21 | 2010-04-09 | 세인엔지니어링(주) | 부식방지를 위해 내부가 코팅되는 공조용 댐퍼의 디스크결합구조 |
CN110871667A (zh) * | 2018-09-04 | 2020-03-10 | 施耐德博士塑料工厂有限公司 | 支承部件和具有支承部件的支承装置 |
CN110871667B (zh) * | 2018-09-04 | 2023-03-10 | 施耐德博士塑料工厂有限公司 | 支承部件和具有支承部件的支承装置 |
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