JP2001181041A - 圧電セラミック、圧電セラミック電子部品、および圧電セラミックの製造方法 - Google Patents

圧電セラミック、圧電セラミック電子部品、および圧電セラミックの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的強度が大きく、耐薬品性、耐湿性にす
ぐれた圧電セラミックを提供することを目的とするもの
である。 【構成】 鉛酸化物を含有している圧電セラミックにお
いて、圧電セラミック焼結体を構成する結晶粒が互いに
隣り合って形成されている三重点に主として網目形成酸
化物からなるガラス相が存在しており、かつ互いに隣り
合っている結晶粒の粒界には実質的にガラス相が存在し
ていないことを特徴とする圧電セラミックである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧電セラミッ
ク、特に結晶構造に特徴を有する圧電セラミックに関す
る。
【0002】
【従来の技術】圧電セラミックは、共振子、フィルタ、
表面波フィルタ、赤外線センサ、超音波センサ、圧電ブ
ザー、圧電アクチュエータなどに用いられている。この
圧電セラミックには主にチタン酸ジルコン酸鉛系のセラ
ミック材料が用いられている。通常、この圧電セラミッ
クは、酸化鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウムを主原料
として、これら各成分を所定比率で配合し、混合したの
ち成形し、この成形体を焼成したものである。この種の
圧電セラミックには、圧電セラミックにガラス成分を含
有させたものがある。このような圧電セラミックとして
は、特開昭58−204579号公報、特開平4−30
5057号公報、特開平5−114308号公報に開示
されている。特開昭58−204579号公報は、圧電
セラミックにケイ酸ガラス化合物、ソーダガラス化合
物、あるいは鉛化合物を1〜30wt%含有させたもの
である。特開平4−305057号公報は、燒結体の結
晶粒界に粒界相としてガラス成分を結晶化させたもので
ある。また特開平5−114308号は強誘電性セラミ
ックをガラスのマトリックスに分散させたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の圧電セラミックはガラスがマトリックス成分となって
おり、結晶粒の粒界相にガラスが存在している。このた
め、圧電セラミックの機械的強度、酸やアルカリに対す
る耐薬品性、耐湿性に劣り、信頼性を改善する必要があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明に係る圧
電セラミックは、鉛酸化物を含有している圧電セラミッ
クにおいて、前記圧電セラミックを構成する結晶粒が互
いに隣り合って形成されている三重点に主として網目形
成酸化物からなるガラス相が存在しており、かつ互いに
隣り合っている前記結晶粒の粒界には実質的に前記ガラ
ス相が存在していないことを特徴とする。
【0005】また、本願第2の発明に係る圧電セラミッ
クは、鉛酸化物を含有している圧電セラミックにおい
て、前記圧電セラミックを構成する結晶粒が互いに隣り
合って形成されている三重点に主として網目形成酸化物
からなるガラス相が存在しており、かつ前記結晶粒の総
量に対する前記網目形成酸化物の総量が100〜700
ppmであることを特徴とする。
【0006】また、本願第3の発明に係る圧電セラミッ
ク電子部品は、第1の発明または第2の発明に記載の圧
電セラミックと、前記圧電セラミックに形成された電極
とを含むことを特徴とする。
【0007】また、本願第4の発明に係る圧電セラミッ
クの製造方法は、鉛酸化物を含有する圧電セラミック材
料と網目形成酸化物とを焼成し、結晶粒が互いに隣り合
って形成されている三重点に主として網目形成酸化物か
らなるガラス相が存在してなる圧電セラミックを得る圧
電セラミックの製造方法であって、前記圧電セラミック
材料を焼結させて結晶粒となす過程において、前記網目
形成酸化物を前記三重点に偏析させてガラス相とするこ
とを特徴とする。ここで、上記ガラス相は、実質的に、
結晶粒と結晶粒との界面に存在せず、三重点に集中して
存在している。なお、本発明でいう「実質的にガラス相
が存在していない」とは、透過型電子顕微鏡(TEM)
を用いて10万倍の倍率で観察し、ガラス相の存在を視
認できない程度のものを指す。また、上記ガラス相は、
Pb,Si,Alなどの元素を含む酸化物から構成され
る。また、上記ガラス相には微結晶粒が含有されていて
もよく、この微結晶粒には主にAlが含有されている。
Pb成分はPbを含む圧電セラミック材料を焼成する過
程で圧電セラミックの結晶粒の粒界に生成した液相成分
が、その表面張力によって三重点に偏析し、焼結して三
重点相になったものである。また、Si,Al成分は圧
電セラミック材料に添加したものや、製造工程で混入し
たものが、圧電セラミック材料を焼成する過程で圧電セ
ラミックの結晶粒の粒界に生成した液相部分が、その表
面張力によって三重点相に偏析し、焼結して三重点相に
なったものである。三重点に存在するSi,Al成分の
酸化物であるSiO2,Al23などは、ガラス形成能
を有する網目形成酸化物であり、この網目形成酸化物の
総量としては、100〜700ppmが最適である。網
目形成酸化物の総量が上記範囲にあれば、結晶粒と結晶
粒三重点相との形成が確実に行え、圧電セラミックの機
械的強度、酸やアルカリに対する耐薬品性、耐湿性、信
頼性を改善することができる。なお、100ppm未満
では、網目形成酸化物の液相成分が結晶粒の粒界に生成
するものの三重点相に偏析するまでは至らず、粒界に網
目形成酸化物が残留し、機械的強度の改善や耐薬品性の
改善が見られないからである。また700ppmを超え
ると、一旦三重点相に偏析した網目形成酸化物の液相成
分が粒界に溢れ出し、従来のようにガラスをマトリック
ス成分とする圧電セラミックとなってしまい、機械的強
度が低下するからである。
【0008】また、本発明の圧電セラミックにて種々の
圧電セラミック電子部品が構成される。たとえば、この
ような圧電セラミック電子部品の具体的なものとして
は、たとえば、共振子、フィルタ、表面波フィルタ、赤
外線センサ、超音波センサ、圧電ブザー、圧電アクチュ
エータがある。このような圧電セラミック電子部品に
は、圧電セラミックに電極が形成されている。
【0009】本発明において、圧電セラミックとして
は、鉛酸化物を含有しているセラミックを意味し、チタ
ン酸鉛系セラミック、チタン酸ジルコン酸鉛系セラミッ
ク、メタニオブ酸鉛系セラミック、鉛含有複合ペロブス
カイト系セラミックなどがある。
【0010】チタン酸鉛系セラミックとしては、真性お
よび変性チタン酸鉛系セラミックがある。変性チタン酸
鉛系セラミックとしては、Cr23,Nb25,Ta2
5,Bi23,MnO2 などの遷移金属酸化物を添加
したもの、PbサイトをMg,Ca,Sr,Baなどの
アルカリ土類酸化物やLa23,Nd23,Y23など
の希土類酸化物で置換したもの、およびPbTiO3
一部を後述する一般式(I)〜(VI)で示される少な
くとも1種の複合ペロブスカイト化合物で置換した2成
分系、3成分系その他の多成分系セラミックあるいはこ
れらの組み合わせがある。また、チタン酸ジルコン酸鉛
系セラミックとしては、真性および変性チタン酸ジルコ
ン酸鉛系セラミックがある。変性チタン酸ジルコン酸鉛
系セラミックとしては、Pb(Ti,Zr)O3にCr2
3,Nb25,Ta25,Bi23,酸化マンガン
(MnO2)などの遷移金属酸化物を添加したもの、P
bサイトをMg,Ca,Sr,Baなどのアルカリ土類
酸化物やLa23,Nd23,Y23などの希土類酸化
物で置換したもの、およびPb(Ti,Zr)O3の一
部を後述する一般式(I)〜(VI)で示される少なく
とも1種の複合ペロブスカイト化合物で置換した2成分
系、3成分系その他の多成分系セラミックあるいはこれ
らの組み合わせがある。さらに、メタニオブ酸鉛系セラ
ミックとしては、真性および変性メタニオブ酸鉛系セラ
ミックがある。変性メタニオブ酸鉛系セラミックとして
は、単純酸化物からなるCr23,Nb25,Ta
25,Bi23,MnO2 などの遷移金属酸化物を添加
したもの、PbサイトをMg,Ca,Sr,Baなどの
アルカリ土類酸化物やLa23,Nd23,Y23など
の希土類酸化物で置換したもの、およびメタニオブ酸鉛
に後述する一般式(I)〜(VI)で示される少なくと
も1種の複合ペロブスカイト化合物で置換した2成分
系、3成分系その他の多成分系セラミックあるいはこれ
らの組み合わせがある。さらにまた、鉛含有複合ペロブ
スカイト系セラミックとしては、後述する一般式(I)
〜(VI)で示される鉛含有複合ペロブスカイト化合物
の他、それらの2種以上もしくはそれらの少なくとも1
種と他の複合ペロブスカイト化合物とからなる2成分
系、3成分系その他の多成分系セラミックあるいはこれ
らの組み合わせがある。たとえば、Pb(Fe
2/31/3)O3,Pb(Fe1/2Nb1/2)O3などの1成
分系、Pb(Fe1/2Nb1/2)O3−Pb(Fe2/3
1/3)O3などの2成分系、Pb(Mn1/3Nb2/3)O3
−Pb(Fe1/2Nb1/2)O3−Pb(Fe2/31/3
3,Pb(Zn1/3Nb2/3)O3−Pb(Fe1/2Nb
1/2)O3−Pb(Fe2/31/3)O3などの3成分系複
合ペロブスカイト化合物などがある。前記複合ペロブス
カイト型化合物の代表的なものとしては、 一般式(I):A2+(B1/3 2+2/3 5+)O3で示される
化合物、たとえば、Ba(Zn1/3Nb2/3)O3,Ba
(Cd1/3Nb2/3)O3,Ba(Mg1/3Nb2/3)O3
Sr(Cd1/3Nb2/3)O3,Pb(Mg1/3Nb2/3
3,Pb(Ni1/3Nb2/3)O3,Pb(Mg1/3Ta
2/3)O3,Pb(Zn1/3Nb2/3)O3,Pb(Co1/3
Nb2/3)O3,Pb(Co1/3Ta2/3)O3,Pb(N
1/3Ta2/3)O3,Pb(Cd1/3Nb2/3)O3などが
ある。 一般式(II):A2+(B1/2 3+1/2 5+)O3で示され
る化合物、たとえば、Ba(Fe1/2Nb1/2)O3,B
a(Sc1/2Nb1/2)O3,Ca(Cr1/2Nb1/2
3,Pb(Fe1/2Nb1/2)O3,Pb(Fe1/2Ta
1/2)O3,Pb(Sc1 /2Nb1/2)O3,Pb(Sc1/2
Ta1/2)O3,Pb(Yb1/2Nb1/2)O3,Pb(Y
1/2Ta1/2)O3,Pb(Lu1/2Nb1/2)O3,Pb
(In1/2Nb1/2)O3などがある。 一般式(III):A2+(B1/2 2+1/2 6+)O3で示さ
れる化合物、たとえば、Pb(Cd1/21/2)O3,P
b(Mn1/21/2)O3,Pb(Zn1/21/2)O 3,P
b(Mg1/21/2)O3,Pb(Co1/21/2)O3,P
b(Ni1/21/2)O3,Pb(Mg1/2Te1/2)O3
Pb(Mn1/2Te1/2)O3,Pb(Co1 /2Te1/2
3などがある。 一般式(IV):A2+(B2/3 3+1/3 6+)O3で示され
る化合物、たとえば、Pb(Fe2/31/2)O3があ
る。 一般式(V):A3+(B1/2 2+1/2 4+)O3で示される
化合物、たとえば、La(Mg1/2Ti1/2)O3,Nd
(Mg1/2Ti1/2)O3がある。 一般式(VI):(A1/2 1+3+)BO3で示される化合
物、たとえば、(Na1/ 2La1/2)TiO3,(K1/2
1/2)TiO3がある。
【0011】また、本発明の特徴である酸化物セラミッ
クからなる結晶粒と結晶粒によって形成される三重点に
ガラス相が形成されている構造とするには、圧電セラミ
ックの配合組成、原料の粒度、焼成条件などが挙げられ
るが、原料中のSiO2、Al23等の網目形成酸化物
量の最適化が最も効果的である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、この発明を実施例に沿っ
て説明する。
【0013】図1は、本発明にかかる圧電セラミックを
TEMで観察したTEM像写真を模式化した図である。
図1において、1は鉛酸化物を含有する圧電セラミック
の焼結体の一部分を示す。2a、2b、2cはそれぞれ
結晶粒である。3は結晶粒2a、2b、2cによって囲
まれた三重点である。4は三重点に満たされたガラス相
である。5は微結晶粒であり、ガラス相4中に点在して
いる。また、図2は網目形成酸化物の添加量が100p
pmより少ない圧電セラミックをTEMで観察したTE
M像写真を模式化した図である。図2において、11は
鉛酸化物を含有する圧電セラミックの焼結体の一部分を
示す。12a、12b、12cはそれぞれ結晶粒であ
る。13は結晶粒12a、12b、12cによって囲ま
れた三重点である。14は三重点および結晶粒12a、
12b、12cの粒界に存在するガラス相である。
【0014】以下に具体的にこの発明の圧電セラミック
について説明する。 (実施例1)原料として、PbO、TiO2,ZrO2
MnCO3,Nb25,CrO3,SiO2,Al23
それぞれ準備した。各原料を用いて、Pb(Mn1/3
2/30.10(Zr0.40Ti0.500.903を主成分と
し、副成分のCr23(0.01wt%)からなる圧電
セラミックが得られるように秤量した。なお、表1には
圧電セラミックに含有されるSiO2,Al23等の網
目形成酸化物の総量を示した。秤量した原料を16〜2
0時間湿式混合した。この混合物を脱水、乾燥し、93
0℃で2時間仮焼した。仮焼原料を粉砕し、ポリビニル
アルコール、ポリエチレングリコールを含むバインダー
を添加混合し、スプレー造粒乾燥した。この造粒原料を
プレス成形して成形体を得た。この成形体を最高温度域
1150℃で焼成して5mm×30mm×0.3mmの
板状の圧電セラミック板の試料を作成した。
【0015】次に、この試料を用いて粒界におけるガラ
ス相の有無の調査、機械的強度試験、耐薬品性試験およ
び耐湿性試験を実施した。まず、粒界におけるガラス相
の有無の調査は、試料の圧電セラミックを機械研磨で両
面研磨して厚み約20μmとし、さらにアルゴンアトム
ビームを照射して薄片にし、これを元素分析用のEDX
付属のTEM(日本電子製JEM−2010)を用い
て、互いに隣り合う結晶粒によって形成される三重点に
ついて観察することにより行った。また、機械的強度試
験は、試料の圧電セラミックを15mmの間隔で梁の上
に置いて2点支持し、2点間の試料中央に上から荷重を
加える3点曲げ強度を測定することによって行った。ま
た、耐薬品性試験は、試料の圧電セラミックをアルカリ
溶液(pH:11.5)に30分間浸漬し、試料を洗浄
したのち抗折強度を測定することによって行った。ま
た、耐湿性試験は、試料の圧電セラミックを相対湿度9
5%の雰囲気に1000時間放置し、放置前後の機械的
品質係数の値の変化率を測定することによって行った。
これらの結果を表1に示した。
【0016】TEM観察によれば、三重点は一辺が40
0〜500nm程度の大きさで、ほぼ三角形の形状であ
り、ガラス相で満たされていた。このガラス相は網目形
成酸化物と微結晶粒から構成されることが確認できた。
網目形成酸化物の組成分析を行ったところ、Pb,S
i,Alが検出され、微結晶粒からはAlが検出され
た。
【0017】
【表1】
【0018】表1において、試料番号1、2のものはガ
ラス相の三重点への偏析が不十分であり、粒界にガラス
相が存在しているため、機械的強度の改善効果がみられ
ず、耐薬品性、耐湿性も向上していない。また、試料番
号10、11、12のものは三重点にガラス相の形成が
みられるものの、粒界にもガラス相が形成されているた
め、機械的強度が小さくなり、耐薬品性、耐湿性も向上
していない。 (実施例2〜7)その他の実施例として、表2に示す組
成系について説明する。
【0019】原料として、PbO,TiO2,ZrO2
MnCO3,Nb25,NiO,Co23,SnO2,Sb
23,MgO,SiO2,Al23をそれぞれ準備し
た。各原料を用いて、Pb(Ni1/3Nb2/30.10(Z
0.40Ti0.500.903(実施例2)、Pb(Co1/3
Nb2/30.10(Zr0.40Ti0.500.903(実施例
3)、Pb(Sn1/2Sb1/20.10(Zr0.40
0.500.903(実施例4)、Pb(Mn1/3Nb1/3
Sb1/30.10(Zr0.40Ti0.500.903(実施例
5)、Pb(Mg1/3Nb2/30.10(Zr0.40
0.500.903(実施例6)、PbTiO3(実施例
7)組成系の圧電セラミックが得られるように秤量し
た。また、SiO2,Al23などの網目形成酸化物を
添加し、その総量を表2に示した。秤量した原料を16
〜20時間湿式混合した。この混合物を脱水、乾燥し、
表2に示す温度で2時間仮焼した。仮焼原料を粉砕し、
ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコールを含む
バインダーを添加混合し、スプレー造粒乾燥した。この
造粒原料をプレス成形して成形体を得た。この成形体を
表2に示す最高温度域で焼成して5mm×30mm×
0.3mmの板状の圧電セラミック板の試料を作成し
た。
【0020】この試料を用いて実施例1と同じように、
機械的強度、耐薬品性、耐湿性についてそれぞれ調べ、
表2に示した。
【0021】
【表2】
【0022】また、試料の圧電セラミックについて、互
いに隣り合う結晶粒によって形成される三重点につい
て、実施例1と同じように透過型電子顕微鏡(TEM)
で観察した。
【0023】TEM観察によれば、三重点は実施例1と
同じように、ほぼ三角形の形状であり、ガラス相で満た
されていた。このガラス相は網目形成酸化物と微結晶粒
から構成されることが確認できた。網目形成酸化物の組
成分析を行ったところ、Pb,Siが検出され、微結晶
粒からPb,Siが検出された。微結晶粒からはそのほ
かAl23も観察された。これらの実施例から明らかな
ように、結晶粒の三重点のみにガラス相との形成が確実
に行え、圧電セラミックの機械的強度、酸やアルカリに
対する耐薬品性、耐湿性、信頼性を改善することができ
る。
【0024】この発明にかかる圧電セラミックに、駆動
電極や検出電極を形成することにより、たとえば、共振
子,フィルタ、表面波フィルタ、赤外線センサ、超音波
センサ、圧電ブザー、圧電アクチュエータがある。
【0025】
【発明の効果】この発明による圧電セラミックによれ
ば、機械的強度が大きく、耐薬品性、耐湿性のすぐれた
ものが得られる。また、この発明の圧電セラミック電子
部品によれば、機械的強度、耐薬品性、耐湿性が改善さ
れるため、特性劣化が生じにくい品質に優れたものを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧電セラミックの透過型電子顕微鏡
(TEM)で観察したTEM像写真を模式化した図であ
る。
【図2】 従来の圧電セラミックの透過型電子顕微鏡
(TEM)で観察したTEM像写真を模式化した図であ
る。
【符号の説明】
1 圧電セラミックの焼結体 2a,2b,2c 結晶粒 3 三重点 4 ガラス相 5 微結晶粒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛酸化物を含有している圧電セラミック
    において、前記圧電セラミックを構成する結晶粒が互い
    に隣り合って形成されている三重点に主として網目形成
    酸化物からなるガラス相が存在しており、かつ互いに隣
    り合っている前記結晶粒の粒界には実質的に前記ガラス
    相が存在していないことを特徴とする圧電セラミック。
  2. 【請求項2】 鉛酸化物を含有している圧電セラミック
    において、前記圧電セラミックを構成する結晶粒が互い
    に隣り合って形成されている三重点に主として網目形成
    酸化物からなるガラス相が存在しており、かつ前記結晶
    粒の総量に対する前記網目形成酸化物の総量が100〜
    700ppmであることを特徴とする圧電セラミック。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の圧電セ
    ラミックと、前記圧電セラミックに形成された電極とを
    含むことを特徴とする圧電セラミック電子部品。
  4. 【請求項4】 鉛酸化物を含有する圧電セラミック材料
    と網目形成酸化物とを焼成し、結晶粒が互いに隣り合っ
    て形成されている三重点に主として網目形成酸化物から
    なるガラス相が存在してなる圧電セラミックを得る圧電
    セラミックの製造方法であって、 前記圧電セラミック材料を焼結させて結晶粒となす過程
    において、前記網目形成酸化物を前記三重点に偏析させ
    てガラス相とすることを特徴とする圧電セラミックの製
    造方法。
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