JP2001178533A - 化粧料容器 - Google Patents

化粧料容器

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JP2001178533A
JP2001178533A JP36730299A JP36730299A JP2001178533A JP 2001178533 A JP2001178533 A JP 2001178533A JP 36730299 A JP36730299 A JP 36730299A JP 36730299 A JP36730299 A JP 36730299A JP 2001178533 A JP2001178533 A JP 2001178533A
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一郎 鬼沢
Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鏡が変形することなく、薄肉状に形成された
蓋体を矯正しつつ補強し、安価で成形容易な化粧料容器
を提供する。 【解決手段】 容器本体10に設けられた化粧料の収容
部12上に重ね合わされる蓋体20の貼着部26に鏡2
2を貼着する。このとき、上記貼着部26を上記鏡22
より低剛性な薄肉に形成し、上記鏡22で該貼着部26
を矯正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器本体に設けら
れた化粧料の収容部を開閉する蓋体を備えた化粧料容器
に関し、とりわけ、蓋体に鏡が設けられている化粧料容
器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の化粧料容器としては、容器本体
に化粧料の収容部を有するとともに、この容器本体の後
端部に開閉自在に蝶着される外蓋で容器本体の上側を覆
うように形成されている。そして、この化粧料容器は、
化粧料の携帯に用いられるため、何処でも使用できるよ
うに、外蓋の内面にはガラス製の鏡が貼着されている。
近年、この種の化粧料容器あっても、小型軽量化が求め
られ、殊にその使い勝手の面から、鏡や化粧具の面積を
確保しつつ小型化するために薄型化が求められている。
このため、鏡やこれを蓋に貼着する貼着部材の厚さ分を
も抑えるために、外蓋はその外形を維持するだけの十分
な剛性を確保しつつ、鏡と貼着部材との厚さ分だけ凹設
された段部を備え、その段部に鏡が貼着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鏡を貼
着する上記段部は、外蓋の一部を薄肉化することにな
り、外蓋一部品の中に肉厚の偏りが生じてしまう。この
ような部品は、成形後の熱収縮率や放熱速度が部分的に
異なるため、反りが生じてしまう。殊に鏡を貼着する部
分は剛性を備えたまま反りが生じてしまうと、鏡と外蓋
との間に隙間が生じて貼着性が悪く、鏡が剥がれ易くな
ってしまう虞がある。また、外蓋に鏡を取り付けると、
鏡は剛性が高い外蓋に沿って変形し、映される形状も歪
んで、化粧料容器に取り付けられる鏡としては十分に機
能しない。
【0004】一般的に樹脂成形品は、肉厚の偏りを少な
くして反りが発生しないように形成される。このため、
厚肉になってしまう部分には肉抜きを施してリブ状に形
成し、同一パーツ内の肉厚を均一にしたり、成形時の温
度や時間等の成形条件を調整することが行われる。
【0005】ところが、リブ状の突起や溝を多数設ける
と型部材の構造が複雑になって、成形品が高価なものに
なってしまい、また、成形条件を調整すると手間がかか
って製造効率が低下するなどの課題があり、化粧料容器
の製造においては行われない。
【0006】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、鏡が変形することなく、薄肉に形成された蓋体を矯
正しつつ補強し、安価で成形容易な化粧料容器を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の請求項1に示す化粧料容器では、容器本体
に設けられた化粧料の収容部上に重ね合わされる蓋体の
貼着部に鏡が貼着される化粧料容器において、上記貼着
部を上記鏡より低剛性な薄肉に形成し、上記鏡で該貼着
部を矯正する構成とする。
【0008】以上の構成による化粧料容器では、鏡が貼
着される貼着部は低剛性な薄肉に形成されているため、
容易に変形させることができる。即ち、上記蓋体はその
構造上肉厚が偏っているので成形によって貼着部に反り
が発生する場合があるが、貼着部が低剛性であるため
に、この反りをも容易に平坦に矯正することができる。
【0009】そして、その貼着部はその剛性が貼着され
る鏡より低いので、鏡が貼着されると、その鏡に沿わさ
れる。したがって、貼着部は鏡が貼着されることによっ
て、成形時に発生した反りが鏡によって平坦に矯正され
るとともに補強される。
【0010】即ち、外蓋の貼着部はその剛性が大幅に低
下する程度に薄肉化されているので、化粧料容器を薄く
することができるとともに、鏡によって補強されている
ので容器としての強度を備えることもできる。このと
き、鏡は貼着部に影響されることなく平面を維持するこ
とができる。さらに、貼着部と鏡との間には隙間が生じ
ないため貼着性も向上する。
【0011】以上のように、上記蓋体の貼着部には成形
によって反りが発生しても何ら問題はない。即ち、成形
用の型部材に肉抜き用の突起または溝を多数設ける必要
がないので、型部材の構造を簡単にして加工費用を低減
することができ、延いては、化粧料容器自身を安価にす
ることができる。また、成形条件を調整する必要もない
ので、製造効率が良く、安価で製造性の良い化粧料容器
を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1から図3は本発明の
化粧料容器の一実施形態を示し、図1は化粧料容器の側
断面図、図2は蓋体の側断面図であり、(a),(b)
は鏡を貼着する前の側断面図、(c)は鏡を貼着した後
の側断面図、図3は図2(c)の拡大側断面図である。
【0013】本実施形態の化粧料容器1は、容器本体1
0と蓋体をなす外蓋20とを主要部品として構成されて
いる。容器本体10は、水平断面形状が略正方形状をな
す側壁部10aと、その下部を塞いで内部に化粧料の収
容部12を形成する底部10bとで形成されている。上
記外蓋20は、上記容器本体10と上下に重なり、容器
本体10の側壁部10aと略同形状の周壁部20aと、
下面20cにガラス製の鏡22が貼着される天部20b
とから構成されている。これら容器本体10には、その
後端に外蓋20とともに蝶番3が形成されて、当該外蓋
20が回動自在に形成されている。
【0014】一方、容器本体10と外蓋20との前端に
は、係脱自在に係合してフック手段5を構成する係合部
10c,20dがそれぞれ設けられている。このフック
手段5は容器本体10と外蓋20とを閉止状態に保持
し、かつ解除されて外蓋20を開放可能にする。
【0015】上記天部20bの下面20cには、鏡22
の外径寸法より僅かに大きな貼着部26が設けられ、鏡
22が貼着されている。この貼着部26は、鏡22とこ
れを貼着する貼着部材をなす両面テープ28との厚さ分
だけ凹設されて、その剛性が上記鏡22の剛性より十分
低くなるように薄肉に形成されている。このため、外蓋
20単体では、その天部20bが、図2(a),(b)
に示すように上方または下方に反って湾曲する場合があ
る。
【0016】そして、この貼着部26には、鏡22がそ
の略全面を両面テープ28で貼着されて収納されてい
る。即ち、貼着部26は、平面をなすガラス製の鏡22
が貼着されると、この剛性の高い鏡22に沿わされて、
単体では湾曲していた天部20bが平坦に矯正されると
ともに補強される。
【0017】以上の構成により本実施形態の化粧料容器
1では、鏡22が貼着される貼着部26は凹設されて低
剛性な薄肉に形成されているため、容易に変形させるこ
とができる。即ち、外蓋20は肉厚の偏りによって成形
時に貼着部26が反ってしまう場合があるが、貼着部2
6は低剛性であるためにこの反りをも容易に平坦に矯正
することができる。
【0018】そして、貼着部26はその剛性が貼着され
る鏡22より低いので、鏡22が貼着されると、その鏡
22に沿わされる。したがって、貼着部26は反りが発
生したとしても、鏡22を貼着することによって、反り
が平坦に矯正されるとともに補強されて強度が確保され
る。
【0019】即ち、外蓋20の貼着部26はその剛性が
大幅に低下する程度に薄肉化されているので、化粧料容
器1を薄くして携帯性を向上させることができるととも
に、鏡22によって補強されているので容器としての強
度を確保することができる。
【0020】このとき、鏡22は貼着部26に影響され
ることなく平面を維持することができる。さらに、貼着
部26と鏡22との間には隙間が生じないため貼着性も
向上する。
【0021】以上のように、上記蓋体20の貼着部26
に成形によって反りが発生しても何ら問題はない。した
がって、成形用の型部材に肉抜き用の突起または溝を多
数設ける必要がないので、型部材の構造を簡単にして、
設計コストおよび加工コストを大幅に低減することがで
き、延いては、化粧料容器1自身を安価にすることがで
きる。また、成形条件を調整する必要もないので、作業
工程が短縮化されて製造効率が向上し、安価で製造性の
良い化粧料容器1を得ることができる。
【0022】本実施形態において、化粧料容器1の水平
面形状を略正方形状としたが、これに限らず、円形状で
も構わない。また、本実施形態において鏡22の略全面
を両面テープ28で貼着する形態を示したが、貼着する
範囲は鏡22全面でなくてもよく、さらに、貼着部材を
両面テープ28としたが、これに限らず、樹脂系接着剤
でも構わない。
【0023】図4に上記実施形態の変形例を示す。この
変形例は、容器本体10と外蓋20とは別に化粧料収容
部12の蓋体をなす内蓋30を備え、この内蓋30は蝶
番3によって外蓋20と同様に回動自在に設けられてい
る。そして、内蓋30の天部30aの上面には皿状の化
粧具収納部52を一体的に形成し、その下面30bに貼
着部26が形成されている。この貼着部26には、鏡2
2がその略全面を両面テープ28で貼着されて収納され
ている。
【0024】したがって、化粧料の収容部12とは隔離
された空間に化粧具50を収納しつつ化粧料容器1を薄
型化することができる。
【0025】上記実施形態において、鏡22はガラス製
としたが、貼着部26より高剛性であればプラスチック
等でも構わず、その厚さも貼着部26の剛性に対応させ
て薄肉化しても構わない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の化粧料容器
にあっては、鏡が貼着される貼着部は低剛性な薄肉に形
成されているため、容易に変形させることができる。即
ち、貼着部は成形によって反りが発生しても、容易に平
坦に矯正することができる。そして、貼着部は鏡より剛
性が低いので、反りが発生したとしても、鏡を貼着する
ことによって、平坦に矯正されるとともに補強される。
よって、化粧料容器は鏡を平面に保ったまま薄型化され
て携帯性が向上し、鏡によって矯正されつつ補強されて
容器としての強度を確保することができる。さらに、貼
着部と鏡との間には隙間が生じないため貼着性も向上す
る。また、貼着部には反りが発生しても構わず、それ故
に、成形用の型部材を簡単にして加工費用を低減するこ
とができ、製造工程をも短縮化して安価で製造性の良い
化粧料容器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧料容器の側断面図である。
【図2】蓋体の側断面図であり、(a),(b)は鏡を
貼着する前の側断面図、(c)は鏡を貼着した後の側断
面図である。
【図3】図2(c)の拡大側断面図である。
【図4】本実施形態に中蓋を備えた変形例の側断面図で
ある。
【符号の説明】
1 化粧料容器 10 容器本体 12 収容部 20 外蓋(蓋体) 22 鏡 26 貼着部 28 両面テープ(貼着部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体に設けられた化粧料の収容部上
    に重ね合わされる蓋体の貼着部に鏡が貼着される化粧料
    容器において、 上記貼着部を上記鏡より低剛性な薄肉に形成し、上記鏡
    で該貼着部を矯正することを特徴とする化粧料容器。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0610899Y2 (ja) * 1988-10-17 1994-03-23 株式会社カツシカ コンパクトケース
JPH1156455A (ja) * 1997-08-26 1999-03-02 Key Tranding Co Ltd コンパクト容器

Patent Citations (2)

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