JPH1156455A - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

Info

Publication number
JPH1156455A
JPH1156455A JP9229240A JP22924097A JPH1156455A JP H1156455 A JPH1156455 A JP H1156455A JP 9229240 A JP9229240 A JP 9229240A JP 22924097 A JP22924097 A JP 22924097A JP H1156455 A JPH1156455 A JP H1156455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hinge shaft
lid
container body
shaft insertion
hinge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9229240A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3929124B2 (ja
Inventor
Hiroaki Yuri
宏哲 百合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Key Trading Co Ltd
Original Assignee
Key Trading Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Key Trading Co Ltd filed Critical Key Trading Co Ltd
Priority to JP22924097A priority Critical patent/JP3929124B2/ja
Publication of JPH1156455A publication Critical patent/JPH1156455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3929124B2 publication Critical patent/JP3929124B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒンジ軸を合成樹脂廃棄物として容器本体,蓋
体と一緒に廃棄することのできるコンパクト容器を提供
する。 【解決手段】容器本体1と、この容器本体1の上面を蓋
する蓋体2と、上記容器本体1の後端部に穿設されたヒ
ンジ軸挿通穴4と、上記ヒンジ軸挿通穴4に対応する上
記蓋体2の後端部の部分に穿設されたヒンジ軸挿通穴5
aと、上記両ヒンジ軸挿通穴4,5aに挿通され上記容
器本体1の後端部に蓋体2の後端部を回動自在に連結す
るヒンジ軸6とを備えている。そして、上記ヒンジ軸6
がナイロン製の異形モノフィラメントからなり、これが
縮径された状態で上記両ヒンジ軸挿通穴4,5aに抜け
止め状に挿入・固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器本体と蓋体を
回動自在に連結するヒンジ軸として合成樹脂製のものを
用いたコンパクト容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファンデーション等の化粧料を収容して
携帯するコンパクト容器としては、従来から、図9に示
すようなタイプのものが汎用されている。このコンパク
ト容器は、上面に化粧皿収容凹部1aが形成された合成
樹脂製の容器本体1と、この容器本体1の上面を蓋する
合成樹脂製の蓋体2で構成されており、上記容器本体1
の後端部中央に形成された後側切欠き凹部3の左右両側
部3a,3bにヒンジ軸挿通穴4が貫通状に穿設されて
いるとともに、上記蓋体2の後端部中央から垂下するヒ
ンジ連結部5にヒンジ軸挿通穴5a(図9の縦断面図で
ある図10参照)が貫通状に穿設されている。そして、
上記両ヒンジ軸挿通穴4,5aに金属製ピンからなるヒ
ンジ軸6が挿通されており、これにより、容器本体1に
蓋体2がヒンジ連結されている。図9において、7は蓋
体2の下面に貼着されたガラス製の鏡であり、8は合成
樹脂製の開蓋用押しボタンである。
【0003】このようなコンパクト容器では、通常、ヒ
ンジ軸6は容器本体1に穿設されたヒンジ軸挿通穴4
(もしくは蓋体2に穿設されたヒンジ軸挿通穴5a)に
無理嵌めされており、そのヒンジ軸挿通穴4(5a)か
ら簡単に抜き取ることができないようになっている。こ
れは、コンパクト容器を携帯する際に、振動や落下等に
よりコンパクト容器に外力が加わっても、容器本体1か
ら蓋体2が外れないように考慮したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、年々増加する廃
棄物の処理が社会問題化しており、ごみ排出量の抑制と
資源リサイクル促進の必要性が高まっている。このた
め、ごみの種類によって、分別収集を義務づける自治体
も増えている。また、製造業者にも、容器や包装物等の
リサイクルが義務づけられる傾向になってきている。し
かしながら、上記のような、従来のコンパクト容器で
は、容器本体1,蓋体2からヒンジ軸6を簡単に取り外
すことができないため、使用しなくなったコンパクト容
器を廃棄する際に、合成樹脂廃棄物である容器本体1,
蓋体2と、金属廃棄物であるヒンジ軸6と、ガラス廃棄
物である鏡7とに分離して廃棄することが行われておら
ず、ごみの分別収集に対応することができていないのが
実情である。そこで、上記ごみの分別収集に簡単に対応
することができるよう、ヒンジ軸6を合成樹脂廃棄物と
して容器本体1,蓋体2と一緒に廃棄することのできる
コンパクト容器が強く要望されている。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、ヒンジ軸を合成樹脂廃棄物として容器本体,蓋
体と一緒に廃棄することのできるコンパクト容器の提供
をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のコンパクト容器は、容器本体と、この容器
本体の上面を蓋する蓋体と、上記容器本体の後端部に穿
設された第1のヒンジ軸挿通穴と、上記第1のヒンジ軸
挿通穴に対応する上記蓋体の後端部の部分に穿設された
第2のヒンジ軸挿通穴と、上記第1および第2のヒンジ
軸挿通穴に挿通され上記容器本体の後端部に蓋体の後端
部を回動自在に連結するヒンジ軸とを備え、上記ヒンジ
軸が、内部に中空部分が軸心方向に沿って貫通状に穿設
された合成樹脂製の棒状体からなり、これが縮径された
状態で上記両ヒンジ軸挿通穴に抜け止め状に挿入・固定
されているという構成をとる。
【0007】すなわち、本発明のコンパクト容器は、容
器本体の後端部の第1のヒンジ軸挿通穴および蓋体の後
端部の第2のヒンジ軸挿通穴に挿通して容器本体の後端
部に蓋体の後端部を回動自在に連結するヒンジ軸を、内
部に中空部分が軸心方向に沿って貫通状に穿設された合
成樹脂製の棒状体で構成し、これを縮径させた状態で上
記両ヒンジ軸挿通穴に抜け止め状に挿入・固定してい
る。このように、本発明のコンパクト容器では、内部に
中空部分が軸心方向に沿って貫通状に穿設された合成樹
脂製の棒状体をヒンジ軸として用いているため、このヒ
ンジ軸を、これより小径の上記両ヒンジ軸挿通穴に押し
込むと、ヒンジ軸が縮径しながら(すなわち、ヒンジ軸
を上記両ヒンジ軸挿通穴に押し込むと、ヒンジ軸の外周
面を内側に押圧する外力が作用し、この外力によりヒン
ジ軸の中実部分が押圧されて中空部分を埋めながら内側
に移動する)、上記両ヒンジ軸挿通穴内に挿通されて、
抜け止め状に固定される。したがって、本発明のコンパ
クト容器を携帯する際に、振動や落下等によりコンパク
ト容器に外力が加わっても、容器本体から蓋体が外れる
ことがない。また、蓋体を回動させたときにヒンジ軸の
外周面に摺動抵抗が生じ、蓋体を所定の角度で止めるこ
とができる等ヒンジ軸として有効に作用する。しかも、
本発明のコンパクト容器は、ヒンジ軸を合成樹脂製の棒
状体で構成しているため、廃棄時に合成樹脂製の容器本
体,蓋体からヒンジ軸を取り外す必要がなく、ヒンジ軸
を合成樹脂廃棄物として容器本体,蓋体と一緒に廃棄す
ることができ、ごみの分別収集に対応することができ
る。
【0008】また、本発明において、上記中空部が、ヒ
ンジ軸の中央部に軸心に沿って穿設された中央孔と、こ
の中央孔から放射状に延びる複数の放射溝とからなる場
合には、ヒンジ軸を上記両ヒンジ軸挿通穴に挿入すると
きに、ヒンジ軸の外周部が略均一に縮径しやすく、ヒン
ジ軸として有効利用できる。
【0009】本発明は、ヒンジ軸として、内部に中空部
分が軸心方向に沿って貫通状に穿設された合成樹脂製の
棒状体が用いられている。
【0010】上記棒状体を構成する合成樹脂材料として
は、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリアセタール,
ナイロン等の熱可塑性樹脂材料が用いられる。このよう
な棒状体には、その内部に中空部分が軸心方向に沿って
貫通状に穿設されており、その結果、この棒状体を、こ
れより小径の容器本体の後端部の第1のヒンジ軸挿通
穴,蓋体の後端部の第2のヒンジ軸挿通穴に挿通したと
きに、棒状体が容易に縮径する。上記中空部分の形状
は、上記作用・効果を奏するものであれば、どのような
形状でもよく、例えば、図2,図4〜図7に示すような
形状にすることができる。したがって、上記ヒンジ軸と
して、図2,図4〜図7に示すような横断面形状を有す
る異形モノフィラメント等が好適に用いられる。このよ
うな異形モノフィラメントは、上記横断面形状と相似形
のダイスを用い、押し出し成形機により成形することが
できる。また、サインペンのペン芯や液体芳香剤容器の
吸い上げ部材等として市販されているものに、同様形状
の異形モノフィラメントがあるため、この市販品を用い
ることもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面にもとづいて詳しく説明する。
【0012】図1は本発明のコンパクト容器の一実施の
形態を示している。図において、1は合成樹脂製の容器
本体で、2は合成樹脂製の蓋体であり、これら容器本体
1および蓋体2(後述の鏡7aを除く)は、従来例と同
様の構造をしている。すなわち、上記容器本体1には、
その上面に化粧皿収容凹部1aが形成されており、この
化粧皿収容凹部1aに、化粧料が収容された金属製の化
粧皿(図示せず)が、その底面に設けた接着剤層を介し
て収容,固定されている。また、上記容器本体1の前端
面の中央部が切欠き形成されており、この前側切欠き凹
部10の奥面に係合用突部11が突設されている。ま
た、上記前側切欠き凹部10の左右両側面に、相対峙す
るようにして突部(図示せず)が突設されており、これ
ら両突部に合成樹脂製の開蓋用押しボタン8が回動自在
に支受されている。また、上記容器本体1の後端面の中
央部が切欠き形成されており、この後側切欠き凹部3の
左右両側部3a,3bに、両側部3a,3bを貫通する
ようにして一直線状に延びる断面形状円形のヒンジ軸挿
通穴4が穿設されている。
【0013】一方、上記蓋体2には、その前端部の中央
部下面から、閉蓋時に上記容器本体1の前側切欠き凹部
10の係合用突部11に係合しうる係合用突出片13が
垂下している。また、上記蓋体2の後端部から、容器本
体1の後側切欠き凹部3に収容しうるヒンジ連結部5が
垂下しており、上記後側切欠き凹部3の左右両側部3
a,3bのヒンジ軸挿通穴4に対応する上記ヒンジ連結
部5の部分に断面形状円形のヒンジ軸挿通穴5aが一直
線状に穿設されている。この実施の形態では、鏡7aと
して、上記蓋体2の下面にアクリルミラーもしくはホッ
トスタンプ(アルミニウム箔,銀箔等)が設けられてい
る。このように、鏡7aをアクリルミラーもしくはホッ
トスタンプで代用すると、これに使用する金属材料がご
く僅かであるため、鏡7aを合成樹脂廃棄物として蓋体
2と一緒に廃棄することができる。図において、12は
容器本体1の化粧皿収容凹部1aの底部に穿設された小
穴であり、化粧皿を化粧皿収容凹部1aから取外す際に
利用される。
【0014】上記容器本体1の後側切欠き凹部3の左右
両側部3a,3bに穿設された両ヒンジ軸挿通穴4、お
よび上記蓋体2のヒンジ連結部5に穿設されたヒンジ軸
挿通穴5aには、1本の長いヒンジ軸6が挿通されてい
る。このヒンジ軸6は、図2に示すような横断面形状を
有するナイロン製の異形モノフィラメントで構成されて
いる。すなわち、この異形モノフィラメントは、上記両
ヒンジ軸挿通穴4,5aより大径に形成されており、そ
の外周部には、同心円上に等間隔をあけて配設された1
2個の断面形状略長方形の外周孔15が軸心に沿って貫
通状に穿設されている。また、上記異形モノフィラメン
トの中心部には、中央孔16が軸心に沿って貫通状に穿
設されているとともに、この中央孔16から放射状に延
びる6本の蛇行状放射溝17が軸心に沿って貫通状に穿
設されている。このようなヒンジ軸6を、これより小径
の上記両ヒンジ軸挿通穴4,5aに挿通すると、図3に
示すように、上記外周孔15,中央孔16,蛇行状放射
溝17で囲まれる中実部分18同士が近づき合いながら
内側に移動し、全体として縮径化される。
【0015】この構成において、容器本体1に蓋体2を
組み付ける場合には、まず、図1に示すように、容器本
体1の後側切欠き凹部3に蓋体2のヒンジ連結部5を挿
入して後側切欠き凹部3の左右両側部3a,3bのヒン
ジ軸挿通穴4にヒンジ連結部5のヒンジ軸挿通穴5aを
位置決めし、その状態で、ヒンジ軸6をヒンジ軸挿通穴
4,5aに押し入れて、無理嵌め状に挿通することが行
われる(図3参照)。これにより、ヒンジ軸6が縮径し
ながら両ヒンジ軸挿通穴4,5a内を通り、ヒンジ軸6
の外周面が両ヒンジ軸挿通穴4,5aの内周面に圧接し
た状態で、容器本体1と蓋体2とが回動自在に連結され
る。一方、化粧皿を化粧皿収容凹部1aから取り外す場
合には、この化粧皿収容凹部1aの底部の穴12から細
棒を挿入して化粧皿を押し上げることが行われる。これ
により、化粧皿の底面の接着剤層が化粧皿収容凹部1a
から離れ、上方に取り出すことができるようになる。
【0016】上記のように、この実施の形態では、容器
本体1,蓋体2からヒンジ軸6,鏡7aを取り外すこと
なく、容器本体1,蓋体2,ヒンジ軸6,鏡7aを合成
樹脂廃棄物として廃棄することができる。このため、コ
ンパクト容器を廃棄する場合に、合成樹脂製の容器本体
1,蓋体2,ヒンジ軸6と、金属製の化粧皿とに簡単に
分けることができ、ごみの分別収集に簡単に対応するこ
とができる。しかも、ヒンジ軸6の内部に12個の外周
孔15,中央孔16,6本の蛇行状放射溝17を穿設し
ているため、このヒンジ軸6を両ヒンジ軸挿通穴4,5
aに挿通させる際に、ヒンジ軸6が略均一に縮径する。
【0017】図4は上記ヒンジ軸6の変形例を示してい
る。この変形例では、図2に示すヒンジ軸6において、
12個の外周孔15を穿設していない。それ以外の部分
は図2に示すヒンジ軸6と同様であり、同様の部分には
同じ符号を付している。この変形例でも、図2に示すヒ
ンジ軸6と同様の作用・効果を奏する。
【0018】図5は上記ヒンジ軸6の他の変形例を示し
ている。この変形例では、図4に示すヒンジ軸6におい
て、その外周部に硬質層20が設けられている。そし
て、この硬質層20により、開蓋時に蓋体2とヒンジ軸
6との連れ回り性が向上するようにしている。それ以外
の部分は図4に示すヒンジ軸6と同様であり、同様の部
分には同じ符号を付している。この変形例でも、図4に
示すヒンジ軸6と同様の作用・効果を奏する。
【0019】図6は上記ヒンジ軸6のさらに他の変形例
を示している。この変形例では、中空部分が、中央孔1
6と、この中央孔16から放射状に延びる6本の直線状
放射溝21とで構成されている。それ以外の部分は図2
に示すヒンジ軸6と同様であり、同様の部分には同じ符
号を付している。この変形例でも、図2に示すヒンジ軸
6と同様の作用・効果を奏する。
【0020】図7は上記ヒンジ軸6のさらに他の変形例
を示している。この変形例では、上記ヒンジ軸6は、円
筒部22と、この円筒部22の内周面から円筒部22の
中心に向かって突設する12個の突部23とからなる。
これら12個の突部23は、円形大突起と円形小突起が
重なり合いながら連結する(雪だるま形状の)6個の第
1突部24と、円形大突起と2つの円形小突起が重なり
合いながら連結する3個の第2突部25と、円形大突起
と3つの円形小突起が重なり合いながら連結する3個の
第3突部26とからなり、それぞれ等間隔をあけて配設
されている。このため、中空部分は、中央孔27と12
本の放射溝28とからなる。それ以外の部分は図2に示
すヒンジ軸6と同様であり、同様の部分には同じ符号を
付している。この変形例でも、図2に示すヒンジ軸6と
同様の作用・効果を奏する。
【0021】図8は本発明のコンパクト容器の他の実施
の形態を示している。この実施の形態では、図1に示す
1本のヒンジ軸6に代えて、このヒンジ軸6より短い2
本のヒンジ軸6a,6bを用いている。そして、一方の
ヒンジ軸(図面では、左側のヒンジ軸)6aを容器本体
1の後側切欠き凹部3の左側部3aに穿設したヒンジ軸
挿通穴4と蓋体2のヒンジ連結部5に穿設したヒンジ軸
挿通穴5aの左側部分に無理嵌め状に挿通し、他方のヒ
ンジ軸(図面では、右側のヒンジ軸)6bを上記後側切
欠き凹部3の右側部3bに穿設したヒンジ軸挿通穴4と
上記ヒンジ連結部5に穿設したヒンジ軸挿通穴5aの右
側部分に無理嵌め状に挿通している。それ以外の部分は
上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号
を付している。この実施の形態でも、上記実施の形態と
同様の作用・効果を奏する。
【0022】なお、本発明のコンパクト容器は、図1お
よび図2に示すコンパクト容器に限定するものではな
く、容器本体1と蓋体2とがヒンジ連結により開閉する
ものであれば、どのような構成のコンパクト容器であっ
ても差し支えはない。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明のコンパクト容器
によれば、内部に中空部分が軸心方向に沿って貫通状に
穿設された合成樹脂製の棒状体をヒンジ軸として用いて
いるため、このヒンジ軸を、これより小径の上記両ヒン
ジ軸挿通穴に押し込むと、ヒンジ軸が縮径し(ヒンジ軸
の外周面に対して外力が加えられ、この外力によりヒン
ジ軸の中実部分が押されて中空部分を埋めながら内側に
移動し)ながら、上記両ヒンジ軸挿通穴内に挿通され
て、抜け止め状に固定される。したがって、本発明のコ
ンパクト容器を携帯する際に、振動や落下等によりコン
パクト容器に外力が加わっても、容器本体から蓋体が外
れることがない。また、蓋体を回動させたときにヒンジ
軸の外周面に摺動抵抗が生じ、蓋体を所定の角度で止め
ることができる等ヒンジ軸として有効に作用する。しか
も、本発明のコンパクト容器は、ヒンジ軸を合成樹脂製
の棒状体で構成しているため、廃棄時に合成樹脂製の容
器本体,蓋体からヒンジ軸を取り外す必要がなく、ヒン
ジ軸を合成樹脂廃棄物として容器本体,蓋体と一緒に廃
棄することができ、ごみの分別収集に対応することがで
きる。
【0024】また、本発明において、上記中空部が、ヒ
ンジ軸の中央部に軸心に沿って穿設された中央孔と、こ
の中央孔から放射状に延びる複数の放射溝とからなる場
合には、ヒンジ軸を上記両ヒンジ軸挿通穴に挿入すると
きに、ヒンジ軸の外周部が略均一に縮径しやすく、ヒン
ジ軸として有効利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンパクト容器の一実施の形態を示す
分解斜視図である。
【図2】ヒンジ軸の拡大断面図である。
【図3】上記ヒンジ軸が縮径しているところを示す拡大
断面図である。
【図4】上記ヒンジ軸の変形例を示す拡大断面図であ
る。
【図5】上記ヒンジ軸の他の変形例を示す拡大断面図で
ある。
【図6】上記ヒンジ軸のさらに他の変形例を示す拡大断
面図である。
【図7】上記ヒンジ軸のさらに他の変形例を示す拡大断
面図である。
【図8】本発明のコンパクト容器の他の実施の形態を示
す分解斜視図である。
【図9】従来例を示す斜視図である。
【図10】上記従来例の要部の断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 蓋体 4,5a ヒンジ軸挿通穴 6 ヒンジ軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体1と、この容器本体1の上面を
    蓋する蓋体2と、上記容器本体1の後端部に穿設された
    第1のヒンジ軸挿通穴4と、上記第1のヒンジ軸挿通穴
    4に対応する上記蓋体2の後端部の部分に穿設された第
    2のヒンジ軸挿通穴5aと、上記第1および第2のヒン
    ジ軸挿通穴4,5aに挿通され上記容器本体1の後端部
    に蓋体2の後端部を回動自在に連結するヒンジ軸6とを
    備え、上記ヒンジ軸6が、内部に中空部分が軸心方向に
    沿って貫通状に穿設された合成樹脂製の棒状体からな
    り、これが縮径された状態で上記両ヒンジ軸挿通穴4,
    5aに抜け止め状に挿入・固定されていることを特徴と
    するコンパクト容器。
  2. 【請求項2】 上記中空部が、ヒンジ軸6の中央部に軸
    心に沿って穿設された中央孔16と、この中央孔16か
    ら放射状に延びる複数の放射溝17とからなる請求項1
    記載のコンパクト容器。
JP22924097A 1997-08-26 1997-08-26 コンパクト容器 Expired - Fee Related JP3929124B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22924097A JP3929124B2 (ja) 1997-08-26 1997-08-26 コンパクト容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22924097A JP3929124B2 (ja) 1997-08-26 1997-08-26 コンパクト容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1156455A true JPH1156455A (ja) 1999-03-02
JP3929124B2 JP3929124B2 (ja) 2007-06-13

Family

ID=16889026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22924097A Expired - Fee Related JP3929124B2 (ja) 1997-08-26 1997-08-26 コンパクト容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3929124B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001002100A (ja) * 1999-06-17 2001-01-09 Shinohara:Kk 合成樹脂製容器の蝶番構造
JP2001178533A (ja) * 1999-12-24 2001-07-03 Yoshida Industry Co Ltd 化粧料容器
US6336460B2 (en) 2000-03-15 2002-01-08 Yoshida Industry Co., Ltd. Sealable case
JP2007037712A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Key Tranding Co Ltd 容器
WO2018068251A1 (zh) * 2016-10-13 2018-04-19 珠海市鼎荣塑胶制品有限公司 枢设于化妆盒盖体及底座的塑胶钉及其应用

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001002100A (ja) * 1999-06-17 2001-01-09 Shinohara:Kk 合成樹脂製容器の蝶番構造
JP4567116B2 (ja) * 1999-06-17 2010-10-20 株式会社篠原 合成樹脂製容器の蝶番構造
JP2001178533A (ja) * 1999-12-24 2001-07-03 Yoshida Industry Co Ltd 化粧料容器
JP4514866B2 (ja) * 1999-12-24 2010-07-28 吉田プラ工業株式会社 化粧料容器
US6336460B2 (en) 2000-03-15 2002-01-08 Yoshida Industry Co., Ltd. Sealable case
JP2007037712A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Key Tranding Co Ltd 容器
WO2018068251A1 (zh) * 2016-10-13 2018-04-19 珠海市鼎荣塑胶制品有限公司 枢设于化妆盒盖体及底座的塑胶钉及其应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP3929124B2 (ja) 2007-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2016277611B2 (en) Package Assembly for or with a Tampon Applicator
JP3046845B2 (ja) 二部分容器
WO2006101729A8 (en) Feminine product disposal container
US6170658B1 (en) Folding data disc holder
JPH1156455A (ja) コンパクト容器
JP2005503198A (ja) フロック加工された化粧品サンプラとその製造法とその使用法
USD364003S (en) Combined back applicator and container therefor
USD491708S1 (en) Trash bin lid
JPH1042943A (ja) コンパクト容器
JP3838701B2 (ja) コンパクト容器
KR200165353Y1 (ko) 콤팩트 케이스의 조립구조
JP4052723B2 (ja) 化粧料容器
JPH11285412A (ja) 化粧料容器
JP7465724B2 (ja) コンパクト容器
US20040139979A1 (en) Packaging device for a product including a detachable applicator
JPH11346823A (ja) 化粧料容器
JP4567116B2 (ja) 合成樹脂製容器の蝶番構造
JP3023736U (ja) 化粧料容器
USD287176S (en) Collecting container for waste materials
JP3682128B2 (ja) 異材質部材組付容器
KR200338641Y1 (ko) 건전지 포장케이스
JPH09215522A (ja) 繰出容器
US6659279B2 (en) Rotary container with separable nail files
JPH11346824A (ja) 化粧料容器
JP3106231B2 (ja) 紙管製容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061024

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120316

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees