JP4514866B2 - 化粧料容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器本体に設けられた化粧料の収容部を開閉する蓋体を備えた化粧料容器に関し、とりわけ、蓋体に鏡が設けられている化粧料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の化粧料容器としては、容器本体に化粧料の収容部を有するとともに、この容器本体の後端部に開閉自在に蝶着される外蓋で容器本体の上側を覆うように形成されている。
そして、この化粧料容器は、化粧料の携帯に用いられるため、何処でも使用できるように、外蓋の内面にはガラス製の鏡が貼着されている。
近年、この種の化粧料容器あっても、小型軽量化が求められ、殊にその使い勝手の面から、鏡や化粧具の面積を確保しつつ小型化するために薄型化が求められている。
このため、鏡やこれを蓋に貼着する貼着部材の厚さ分をも抑えるために、外蓋はその外形を維持するだけの十分な剛性を確保しつつ、鏡と貼着部材との厚さ分だけ凹設された段部を備え、その段部に鏡が貼着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、鏡を貼着する上記段部は、外蓋の一部を薄肉化することになり、外蓋一部品の中に肉厚の偏りが生じてしまう。
このような部品は、成形後の熱収縮率や放熱速度が部分的に異なるため、反りが生じてしまう。殊に鏡を貼着する部分は剛性を備えたまま反りが生じてしまうと、鏡と外蓋との間に隙間が生じて貼着性が悪く、鏡が剥がれ易くなってしまう虞がある。
また、外蓋に鏡を取り付けると、鏡は剛性が高い外蓋に沿って変形し、映される形状も歪んで、化粧料容器に取り付けられる鏡としては十分に機能しない。
【0004】
一般的に樹脂成形品は、肉厚の偏りを少なくして反りが発生しないように形成される。このため、厚肉になってしまう部分には肉抜きを施してリブ状に形成し、同一パーツ内の肉厚を均一にしたり、成形時の温度や時間等の成形条件を調整することが行われる。
【0005】
ところが、リブ状の突起や溝を多数設けると型部材の構造が複雑になって、成形品が高価なものになってしまい、また、成形条件を調整すると手間がかかって製造効率が低下するなどの課題があり、化粧料容器の製造においては行われない。
【0006】
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、鏡が変形することなく、薄肉に形成された蓋体を矯正しつつ補強し、安価で成形容易な化粧料容器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明の請求項1に示す化粧料容器では、樹脂成形品の容器本体に設けられた化粧料の収容部上に重ね合わされる樹脂成形品の蓋体の貼着部に鏡が貼着される化粧料容器において、上記貼着部を、化粧料容器の厚さを薄くするために、成形により反りが生じかつ変形可能な薄肉に形成し、上記鏡を、上記貼着部に貼着されて上記蓋体を補強し化粧料容器の強度を確保するために、かつ成形による該貼着部の反りをこれに沿わせて平坦に矯正するために、当該貼着部よりも高剛性とした構成とする。
【0008】
以上の構成による化粧料容器では、鏡が貼着される貼着部は化粧料容器の厚さを薄くするために、成形により反りが生じかつ変形可能な薄肉に形成されているため、容易に変形させることができる。即ち、上記蓋体はその構造上肉厚が偏っているので成形によって貼着部に反りが発生するが、貼着部が薄肉であるために、この反りをも容易に平坦に矯正することができる。
【0009】
そして、その貼着部は当該貼着部よりも高剛性の鏡が貼着されると、その鏡に沿わされる。したがって、貼着部は鏡が貼着されることによって、成形時に発生した反りが鏡によって平坦に矯正されるとともに貼着部を有する蓋体が補強される。
【0010】
即ち、蓋体の貼着部はその剛性が大幅に低下する程度に薄肉化されているので、化粧料容器を薄くすることができるとともに、鏡によって蓋体が補強されているので化粧料容器としての強度を備えることもできる。このとき、鏡は貼着部に影響されることなく平面を維持することができる。さらに、貼着部と鏡との間には隙間が生じないため貼着性も向上する。
【0011】
以上のように、上記蓋体の貼着部には成形によって反りが発生しても何ら問題はない。
即ち、成形用の型部材に肉抜き用の突起または溝を多数設ける必要がないので、型部材の構造を簡単にして加工費用を低減することができ、延いては、化粧料容器自身を安価にすることができる。
また、成形条件を調整する必要もないので、製造効率が良く、安価で製造性の良い化粧料容器を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。図1から図3は本発明の化粧料容器の一実施形態を示し、図1は化粧料容器の側断面図、図2は蓋体の側断面図であり、(a),(b)は鏡を貼着する前の側断面図、(c)は鏡を貼着した後の側断面図、図3は図2(c)の拡大側断面図である。
【0013】
本実施形態の化粧料容器1は、容器本体10と蓋体をなす外蓋20とを主要部品として構成されている。
容器本体10は、水平断面形状が略正方形状をなす側壁部10aと、その下部を塞いで内部に化粧料の収容部12を形成する底部10bとで形成されている。
上記外蓋20は、上記容器本体10と上下に重なり、容器本体10の側壁部10aと略同形状の周壁部20aと、下面20cにガラス製の鏡22が貼着される天部20bとから構成されている。
これら容器本体10には、その後端に外蓋20とともに蝶番3が形成されて、当該外蓋20が回動自在に形成されている。
【0014】
一方、容器本体10と外蓋20との前端には、係脱自在に係合してフック手段5を構成する係合部10c,20dがそれぞれ設けられている。このフック手段5は容器本体10と外蓋20とを閉止状態に保持し、かつ解除されて外蓋20を開放可能にする。
【0015】
上記天部20bの下面20cには、鏡22の外径寸法より僅かに大きな貼着部26が設けられ、鏡22が貼着されている。この貼着部26は、鏡22とこれを貼着する貼着部材をなす両面テープ28との厚さ分だけ凹設されて、その剛性が上記鏡22の剛性より十分低くなるように薄肉に形成されている。このため、外蓋20単体では、その天部20bが、図2(a),(b)に示すように上方または下方に反って湾曲する場合がある。
【0016】
そして、この貼着部26には、鏡22がその略全面を両面テープ28で貼着されて収納されている。即ち、貼着部26は、平面をなすガラス製の鏡22が貼着されると、この剛性の高い鏡22に沿わされて、単体では湾曲していた天部20bが平坦に矯正されるとともに補強される。
【0017】
以上の構成により本実施形態の化粧料容器1では、鏡22が貼着される貼着部26は凹設されて低剛性な薄肉に形成されているため、容易に変形させることができる。即ち、外蓋20は肉厚の偏りによって成形時に貼着部26が反ってしまう場合があるが、貼着部26は低剛性であるためにこの反りをも容易に平坦に矯正することができる。
【0018】
そして、貼着部26はその剛性が貼着される鏡22より低いので、鏡22が貼着されると、その鏡22に沿わされる。したがって、貼着部26は反りが発生したとしても、鏡22を貼着することによって、反りが平坦に矯正されるとともに補強されて強度が確保される。
【0019】
即ち、外蓋20の貼着部26はその剛性が大幅に低下する程度に薄肉化されているので、化粧料容器1を薄くして携帯性を向上させることができるとともに、鏡22によって補強されているので容器としての強度を確保することができる。
【0020】
このとき、鏡22は貼着部26に影響されることなく平面を維持することができる。さらに、貼着部26と鏡22との間には隙間が生じないため貼着性も向上する。
【0021】
以上のように、上記蓋体20の貼着部26に成形によって反りが発生しても何ら問題はない。
したがって、成形用の型部材に肉抜き用の突起または溝を多数設ける必要がないので、型部材の構造を簡単にして、設計コストおよび加工コストを大幅に低減することができ、延いては、化粧料容器1自身を安価にすることができる。
また、成形条件を調整する必要もないので、作業工程が短縮化されて製造効率が向上し、安価で製造性の良い化粧料容器1を得ることができる。
【0022】
本実施形態において、化粧料容器1の水平面形状を略正方形状としたが、これに限らず、円形状でも構わない。
また、本実施形態において鏡22の略全面を両面テープ28で貼着する形態を示したが、貼着する範囲は鏡22全面でなくてもよく、さらに、貼着部材を両面テープ28としたが、これに限らず、樹脂系接着剤でも構わない。
【0023】
図4に上記実施形態の変形例を示す。この変形例は、容器本体10と外蓋20とは別に化粧料収容部12の蓋体をなす内蓋30を備え、この内蓋30は蝶番3によって外蓋20と同様に回動自在に設けられている。そして、内蓋30の天部30aの上面には皿状の化粧具収納部52を一体的に形成し、その下面30bに貼着部26が形成されている。この貼着部26には、鏡22がその略全面を両面テープ28で貼着されて収納されている。
【0024】
したがって、化粧料の収容部12とは隔離された空間に化粧具50を収納しつつ化粧料容器1を薄型化することができる。
【0025】
上記実施形態において、鏡22はガラス製としたが、貼着部26より高剛性であればプラスチック等でも構わず、その厚さも貼着部26の剛性に対応させて薄肉化しても構わない。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の化粧料容器にあっては、鏡が貼着される貼着部は化粧料容器の厚さを薄くするために、成形により反りが生じかつ変形可能な薄肉に形成されているため、容易に変形させることができる。即ち、貼着部は成形によって反りが発生しても、薄肉であるために、容易に平坦に矯正することができる。そして、貼着部は反りが発生したとしても、当該貼着部よりも高剛性の鏡を貼着することによって、平坦に矯正されるとともに貼着部を有する蓋体が補強される。よって、化粧料容器は鏡を平面に保ったまま薄型化されて携帯性が向上し、鏡によって矯正されつつ蓋体が補強されて化粧料容器としての強度を確保することができる。さらに、貼着部と鏡との間には隙間が生じないため貼着性も向上する。また、貼着部には反りが発生しても構わず、それ故に、成形用の型部材を簡単にして加工費用を低減することができ、製造工程をも短縮化して安価で製造性の良い化粧料容器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧料容器の側断面図である。
【図2】蓋体の側断面図であり、(a),(b)は鏡を貼着する前の側断面図、(c)は鏡を貼着した後の側断面図である。
【図3】図2(c)の拡大側断面図である。
【図4】本実施形態に中蓋を備えた変形例の側断面図である。
【符号の説明】
1 化粧料容器
10 容器本体
12 収容部
20 外蓋(蓋体)
22 鏡
26 貼着部
28 両面テープ(貼着部材)

Claims (1)

  1. 樹脂成形品の容器本体に設けられた化粧料の収容部上に重ね合わされる樹脂成形品の蓋体の貼着部に鏡が貼着される化粧料容器において、
    上記貼着部を、化粧料容器の厚さを薄くするために、成形により反りが生じかつ変形可能な薄肉に形成し、上記鏡を、上記貼着部に貼着されて上記蓋体を補強し化粧料容器の強度を確保するために、かつ成形による該貼着部の反りをこれに沿わせて平坦に矯正するために、当該貼着部よりも高剛性としたことを特徴とする化粧料容器。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0610899Y2 (ja) * 1988-10-17 1994-03-23 株式会社カツシカ コンパクトケース
JPH1156455A (ja) * 1997-08-26 1999-03-02 Key Tranding Co Ltd コンパクト容器

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