JP3857062B2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は化粧用コンパクト容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
化粧用コンパクト容器として、例えば、上面に化粧品を収納する化粧品収納凹部を備えた皿状の容器本体と、該本体後部に後部を回動可能に連結して本体上面を開閉可能に設けた蓋体とを、各前部で係脱可能に構成してなるもの、或いは上面をパフ収納部に形成した中皿を、容器本体と蓋体との間に開閉可能に設けたものなど種々の形態のものが知られている。
【0003】
これらの化粧用コンパクト容器は鏡を設けているのが一般的で、その固定面として蓋体裏面がごく普通に挙げられる。これら容器に於ける鏡の固定は一般に両面テープを使用して行う場合が多く、また、鏡周囲の固定面に枠体を融着固定する等の方法が採用される場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年の廃棄物処理事情によれば、合成樹脂と金属或いは硝子等との分別処理が要望されており、従来のコンパクト容器では、鏡を分離することに考慮が払われておらず、裏面をピッタリ固定した鏡をひきはがすのは極めて困難で、仮に外すことが可能であっても時間,手間が掛かっている。特に、従来容器に於ける鏡はその固定面に鏡とほぼ同形状の凹部を形成し、その中に嵌合固定させている場合が多いため余計取り外しが困難となる。また、周囲を融着したものにあっては、枠体は容器体同様の肉厚のものであり、その当接面をベタに融着しているので更に分離が困難となる。
【0005】
本発明は上記した点に鑑みなされたもので、使用済の容器から鏡を容易に分離することができるとともに、使用時には鏡が外れる等の不都合を生じる虞がなく、確実に固定させておくことができ、また、その構造も簡単で容易に製造することができ、低コストでの製造が可能な化粧用コンパクト容器を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、頂壁7中央部に窓孔8を穿設した蓋体2と、窓孔8を閉塞し且つ蓋体2表面を被覆して固着したフィルム層3と、蓋体2裏面の窓孔8周囲部分に周縁部を固着した鏡4とを備え、窓孔部分のフィルム層の押し込みにより鏡の離脱が可能に構成した。
【0007】
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、頂壁7中央部に窓孔8を穿設するとともに、窓孔内に於いて周面を窓孔周囲の頂壁7内周面に連結片11を介して連結した押圧板12を設けてなる蓋体2と、押圧板12上面及び蓋体2表面を被覆するとともに、押圧板上面及び蓋体表面に亘り裏面を固着したフィルム層3と、押圧板 12 裏面と隙間をあけて蓋体2裏面の窓孔8周囲部分に周縁部を固着した鏡4とを備え、窓孔部分のフィルム層を介する押圧板の押し込みにより鏡の離脱が可能に構成した。
【0008】
第3の手段とし、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段又は第2の手段のいずれかの手段に於いて、上記フィルム層3が、予め蓋体2表面形状に成形したフィルム成形体を蓋体2表面にインサート成形により固着してなるフィルム層である。
【0009】
第4の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段又は第2の手段のいずれかの手段に於いて、上記フィルム層3に装飾層を設けた。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
本発明の化粧用コンパクト容器は使用後に鏡を簡単に取り外すことができるものであり、応用できる化粧用コンパクト容器の具体的形態は蓋体裏面に鏡を固着した形態のものであれば種々採用でき、例えば、皿状の容器本体と、該本体の後部に後部を回動可能に連結して容器本体上面を開閉可能に設けた蓋体を備え、蓋体裏面に鏡を備えたもの、或いは、上面をパフ収納部に形成した中皿を容器本体と蓋体との間に開閉可能に設けたもの等種々の形態に採用できる。尚、本発明容器の材質は鏡と分別処理の必要があるものが対象で、基本的には合成樹脂により形成したものを対象とするがこれに限らない。
【0012】
第1の手段の化粧用コンパクト容器1は、例えば、図1に示す如く、蓋体2と、フィルム層3と、鏡4とを備えている。
【0013】
蓋体2は、頂壁中央部に窓孔を穿設したものであり、図示例に於いて蓋体2は、皿状の本体5後部に後部を回動可能に枢着して本体上面を開閉可能に設けたもので、周壁6上端縁より頂壁7を延設した伏皿状をなし、頂壁7中央部に円形の窓孔8を穿設している。また、窓孔8周囲の蓋体頂壁7裏面には鏡4を嵌合させるための嵌合凹部9を凹設している。窓孔8は、容器使用後の廃棄の際にその部分のフィルム層3を押し込んで鏡4を分離させるための空間であり、その形状は図示例の如き円形状のものに限らず種々の形状を採用できる。但し、上記した機能を発揮できる程度の大きさを有する。
【0014】
フィルム層3は使用後窓孔を介して鏡を押圧するためのもので、窓孔8を閉塞するとともに、蓋体2表面を被覆して融着,接着等の適宜手段により固着したものである。フィルム層3は基本的に合成樹脂フィルムを使用でき、単層であっても積層のものであっても良いが、その目的上比較的延伸性のあるものが好ましく使用できる。また、合成樹脂フィルムと金属薄膜層との積層フィルムであっても良い。フィルム層3の蓋体2への固定手段は種々採用できるが、例えば、真空成形,真空圧空成形等の公知の成形方法によりフィルムを蓋体2表面にフィットする形状に成形し、該成形品をインサート成形により蓋体2と一体化させるのが製造上有効である。また、フィルム層3には必要に応じて印刷等により色彩,模様,文字等の装飾層を付与することも可能である。この装飾層を設ける構成は以下の発明に於いても同様に採用できる。
【0015】
鏡4は、蓋体2裏面の窓孔8周囲部分に周縁部を固着させたもので、その固着方法としては種々採用できるが、従来から使用されている両面テープを用いてその周縁部上面を蓋体2裏面の所定位置に固着することができる。また、これに限らず接着材や粘着材により固着することも可能である。図示例では、上記嵌合凹部9内に固着させている。鏡4の形状も図示例の円形に限らず種々の形状を採用できる。
【0016】
上記の如く構成した化粧用コンパクト容器1は、使用後廃棄の際には図2(a) の状態から、例えば図4に示す如く、手で蓋体2を持ち、指10でその中央部を押圧すれば、図2(b) にある如く、フィルム層3が延びて鏡4上面を押圧し、固着部分を剥離させて簡単に鏡4を取り外すことができる。
【0017】
図5は第2の手段の一例を示すもので、本発明の化粧用コンパクト容器1は、同様に蓋体2と、フィルム層3と、鏡4とを備えており、蓋体2は、中央部に穿設した窓孔8内に於いて周面を窓孔8周囲の頂壁7内周面に連結片11を介して連結した押圧板12を設けている。この押圧板12は連結片11とともに蓋体2と一体に形勢することができる。各連結片11は、押圧板12の外周面に周方向複数設けており、フィルム層3を介して押圧板12を押し込んだ際に変形したり或いは延伸したり或いは破断して押圧板12の下方への移行を可能にするものである。従って、適宜の太さを選択すると良い。
【0018】
フィルム層3は、図1の実施例のフィルム層と同様の材質,形成方法を採用でき、押圧板12上面及び蓋体2表面を被覆して押圧板上面及び蓋体表面に亘り裏面を固着している。また、鏡4も図1の実施例と同様に固着している。
【0019】
この場合には、使用後図6(a) の状態から蓋体2中央部に於ける窓孔部分のフィルム層3を押し込むと、図6(b) の状態にある如く押圧板12が鏡4を押圧してその固着部分を剥がし、蓋体2から分離させる。尚、図示例では押圧板12と鏡4との間に隙間を設けているが、隙間はなくても良い。
【0020】
【発明の効果】
以上説明した如く第1の手段の化粧用コンパクト容器は、既述構成としたことにより、使用後廃棄の際には蓋体2中央部を押し込むという極めて簡単な操作により容易に鏡4を取り外すことができ、しかも使用時には通常の操作で鏡が外れることはなく、不都合なく使用できるものである。また、鏡4押圧のためフィルム層3を蓋体2とは別に設けているため、延伸性に富んだ材質を選択でき、押圧時にフィルム層3が切れたり、割れたりして鋭利な危険部分が現出する不都合を生じることはない。更に構造もきわめて簡単で、容易にかつ安価に製造できる利点を兼ね備えている。
【0021】
第2の手段の化粧用コンパクト容器は、窓孔8内に於いて周面を連結片11を介して連結した押圧板12を設けているので、フィルム層3の押圧力を直接的に鏡4に伝達できるため更に容易に鏡を取り外すことができるとともに、使用時にはフィルム層を押圧板12が保護してフィルム層3の外力による不用意なへこみ等をより確実に防止できる利点を兼ね備えている。
【0022】
また、第3の手段の化粧用コンパクト容器は、フィルム層3と蓋体2との固着性が良く、一体感ができて外観をより良く表現できるとともに、窓孔8部分のフィルム層3に弛み等が生じることがなく、外力に対する強度をより向上させることができる利点を兼ね備える。
【0023】
また、第4の手段の化粧用コンパクト容器は、印刷の簡単なフィルム層3に装飾層を施すため、美麗な外観をより簡単に得られる利点を兼ね備える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部斜視図である。
【図2】同実施例の作用を説明する説明図である。
【図3】同実施例の鏡を外している状態の要部斜視図である。
【図4】同実施例の鏡を外す際の斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す要部斜視図である。
【図6】同実施例の作用を説明する説明図である。
【符号の説明】
2…蓋体,3…フィルム層,4…鏡,7…頂壁,8…窓孔,11…連結片,
12…押圧板

Claims (3)

  1. 頂壁7中央部に窓孔8を穿設するとともに、窓孔8内に於いて周面を窓孔8周囲の頂壁7内周面に連結片11を介して連結した押圧板12を設けてなる蓋体2と、押圧板12上面及び蓋体2表面を被覆するとともに、押圧板12上面及び蓋体2表面に亘り裏面を固着したフィルム層3と、押圧板12裏面と隙間をあけて蓋体2裏面の窓孔8周囲部分に周縁部を固着した鏡4とを備え、窓孔8部分のフィルム層3を介する押圧板12の押し込みにより鏡4の離脱が可能に構成したことを特徴とする化粧用コンパクト容器。
  2. 上記フィルム層3が、予め蓋体2表面形状に成形したフィルム成形体を蓋体2表面にインサート成形により固着してなる請求項1記載の化粧用コンパクト容器。
  3. 上記フィルム層3に装飾層を設けてなる請求項1記載の化粧用コンパクト容器。
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