JPS5917629Y2 - 複合成形品 - Google Patents

複合成形品

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Publication number
JPS5917629Y2
JPS5917629Y2 JP3307877U JP3307877U JPS5917629Y2 JP S5917629 Y2 JPS5917629 Y2 JP S5917629Y2 JP 3307877 U JP3307877 U JP 3307877U JP 3307877 U JP3307877 U JP 3307877U JP S5917629 Y2 JPS5917629 Y2 JP S5917629Y2
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JP
Japan
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molded product
synthetic resin
thermoplastic synthetic
panel material
composite molded
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Expired
Application number
JP3307877U
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English (en)
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JPS53126971U (ja
Inventor
勉 沢田
雅士 長谷川
Original Assignee
三菱化成ポリテック株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、複合成形品に関するものであり、更に詳しく
は、破損しにくく、表面に傷がつきにくい複合成形品に
関するものである。
容器の側壁、または側壁と底壁が紙質のパネル材よりな
り、容器のその他の部分、例えば上縁部、下縁部、側壁
リブ等の骨組が熱可塑性合成樹脂よりなる複合容器(例
えば特開昭46−6640号公報記載のもの等参照)は
、従来の紙製の容器の欠点を排除した簡易容器として極
めて有用なものである。
このような従来の複合容器でも、パネル材と骨組との接
合が充分でない場合が生ずるので、実開昭51−725
27号公報に記載された複合容器のように、紙質パネル
材の表面に熱封緘性の樹脂層を積層したものを用いるこ
とによって、パネル材と骨組との接合を、より強固にし
た複合容器が提案されている。
このような複合容器は、パネル材の外側に予め印刷を施
しておき、これを所望の形状に切り取って射出成形金型
に挿入固定し、骨組成形用キャビティ部分に、熱可塑性
合成樹脂を注入、固化して一体化することにより製造さ
れる。
この製造工程中、パネル材は射出成形用金型表面と接触
し、摩擦されつつ挿入されるが、この際パネル材の表面
、特にこの面に印刷がなされている場合には、この印刷
面が損傷されて、得られる複合成形品は外観が劣ったも
のになっていよう、という欠点があった。
本考案者らは、このような従来の複合成形品の欠点を排
除して、外観の優れた製品を提供することを目的として
鋭意検討した結果、本考案に到達した。
すなわち、本考案の要旨とするところは、最終的に得ら
れる成形品の一部を形成する紙質のパネル材と、該成形
品のその他の部分を射出成形法によって形成された熱可
塑性合成樹脂製の骨組とが一体となった複合成形品にお
いて、紙質パネル材の両面が熱可塑性合成樹脂で被覆さ
れてなり、成形品の外側になる面がラッカーで被覆され
てなることを特徴とする複合成形品に存する。
以下、本考案を詳細に説明するに、本考案に係る複合成
形品製造に用いられるパネル材は、紙質材料であり、そ
の両面が熱可塑性合成樹脂で被覆されていることを要す
る。
両面が熱可塑性合成樹脂によって被覆されていないと、
液体が紙質材料を浸透し、容器としての性能が劣ったも
のとなるからである。
紙質パネル材の表面に被覆層を形成するために使用され
る合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等
のオレフィン系樹脂、ポリスチレン、ゴム強化ポリスチ
レン、ABS樹脂等のスチレン系樹脂、塩化ビニル系樹
脂、ポリアミド類、ポリカーボネート、ポリエステル類
等があげられる。
被覆層の厚味は複合成形品の形状、大きさ等により異な
るが、0 、005〜0.2mmの範囲から選ぶことが
できる。
複合成形品製造に用いられるパネル材は、成形品の外側
になる側に、予め印刷が施されていてもよいがこの場合
の印刷面は、上記合成樹脂被覆層上に施される。
パネル材の成形品の外側になる側には、上記合成樹脂被
覆層上に、更にラッカーにより被覆層が形成されている
ことを要する。
ラッカーとしては、ニトロセルロースラッカー、アクリ
ルラッカー、アセチルセルロ−スラッカーあげられる。
ラッカーの被覆層の厚さは、合成樹脂の被覆層よりも薄
くてもよい。
骨組を形成する熱可塑性合成樹脂としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリスチレ
ン、ゴム強化ポリスチレン、ABS樹脂等のスチレン系
樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート、ポリアミ
ド類、ポリエステル類等の通常射出成形に用いられる樹
脂があげられる。
骨組を形成する樹脂は、パネル材表面を被覆した熱可塑
性合成樹脂層と接着し合う組み合せにするのが好ましい
以下に、本考案に係る複合成形品を、図面に基づいて詳
細に説明するが、本考案は、その要旨を超えない限り、
以下の例に限定されるものではない 第1図は、複合成形品が円筒形の容器の例であり、その
継断正面図を示し、第2図は第1図に示した複合容器の
平面図であり、第3図は、第1図におけるA−A部分で
の横断面図である。
第4図は、複合成形品が、円形の容器蓋の例であり、そ
の一部切欠き斜視図を示し、第5図は第4図におけるB
部分の拡大図である。
図において、1,1′はパネル材、2は側壁パネル、3
は底壁パネル、4は骨組であり、この骨組は上縁リブ5
、下縁リブ6、側壁リブ7とよりなる。
8、8′はパネル表面を被覆した熱可塑性合成樹脂層、
9,9′はラッカーの層、10は複合蓋の周縁部である
第1図に示した複合容器は、側壁が側壁パネル2、底壁
が底壁パネル3で構成され、上縁リブ5、下縁リブ6、
側壁リブ7よりなる熱可塑性合成樹脂製の骨組で形成さ
れている。
そして、パネルと骨組との接合部分は、第3図に一例が
示されている構造にされている。
パネル材の両面は熱可塑性合成樹脂層8,8によって被
覆されており、パネル材の外側は、合成樹脂よりなる被
覆層の上をさらに、ラッカ一層9によって被覆されてい
る。
パネル材に予め印刷を施す場合は、パネル材の外側とな
る熱可塑性合成樹脂層8に印刷し、その上にラッカーの
被覆層を形成させるとよい。
ラッカ一層は、パネル材表面を強固にし、印刷面、熱可
塑性合成樹脂層が損傷しないように保護する機能を果た
す。
従来知られている容器は、パネル材の熱可塑性合成樹脂
層の上にラッカーの被覆層を有しないので、複合成形品
製造過程において、パネル材が金型面と接着し、摩擦し
て印刷面や、場合によっては熱可塑性合成樹脂層までも
損傷をうけ、外観の劣る製品しか得られないという欠点
があった。
第4図は、複合蓋の一部切欠き斜視図であり、第5図は
第4図B部分の拡大図であり、本考案に係るものである
すなわち、パネル材1′は両表面が熱可塑性合成樹脂層
8,8′で被覆されており、その外観面は、合成樹脂層
8′の上をさらにラッカ一層9′によって被覆されてい
る。
このような構造であると、合成樹脂層8′が損傷すると
いう問題は生しない。
本考案に係る複合成形品は、パネル材の両表面に熱可塑
性合成樹脂による被覆層を形成し、要すれば、この熱可
塑性合成樹脂よりなる被覆層に所望の印刷を施こし、こ
の上に複合成形品の外側になる面上にラッカーの被覆層
を形成させ、これを所望の形状に切りとり、射出成形金
型のキャビティに挿入、固定し、骨組形成用の残余のキ
ャビティ部分に、溶融熱可塑性合成樹脂を注入し、固化
して取り出すことによって、容易に製造することができ
る。
本考案に係る複合成形品は、次のような特徴を有し、そ
の実用価値は極めて大である。
(1)パネル材の両表面が熱可塑性合成樹脂よりなる被
覆層を有するので、パネル材を構成している紙層に水分
が浸透することがなく、使用中に外観が悪化することが
ない。
(2)パネル材の容器の外側になる面にラッカーの被覆
層が形成されているので、複合成形品製造途中に、パネ
ル材表面が摩擦により損傷をうけることが少なく、また
使用途中においても損傷をうけることが少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、円筒形の複合成形品の継断正面図、第2図は
、第1図に示した複合成形品の平面図であり、第3図は
、第1図におけるA−A部分での横断面図である。 第4図は複合蓋の一部切欠き斜視図であり、第5図は第
4図B部分の拡大図である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 最終的に得られる成形品の一部を形成する紙
    質のパネル材と、該成形品のその他の部分を射出成形法
    によって形成された熱可塑性合成樹脂製の骨組とが一体
    となった複合成形品において、紙質パネル材の両面が熱
    可塑性合成樹脂で被覆されてなり、成形品の外側になる
    面がラッカーで被覆されてなることを特徴とする複合成
    形品。
  2. (2)成形品の側壁を形成する側壁パネルと、成形品の
    底壁を形成する底壁パネルとが、射出成形法によって形
    成された熱可塑性合成樹脂製の骨組により一体にされて
    なる実用新案登録請求の範囲第1項記載の複合成形品。
  3. (3)成形品の天面のパネルと、この天面の周囲に射出
    成形法によって形成された熱可塑性合成樹脂製の周縁部
    とが、一体にされてなる実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の複合成形品。
JP3307877U 1977-03-18 1977-03-18 複合成形品 Expired JPS5917629Y2 (ja)

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JP3307877U JPS5917629Y2 (ja) 1977-03-18 1977-03-18 複合成形品

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JP3307877U JPS5917629Y2 (ja) 1977-03-18 1977-03-18 複合成形品

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Publication Number Publication Date
JPS53126971U JPS53126971U (ja) 1978-10-07
JPS5917629Y2 true JPS5917629Y2 (ja) 1984-05-22

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ID=28887837

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JP3307877U Expired JPS5917629Y2 (ja) 1977-03-18 1977-03-18 複合成形品

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