JPH08337261A - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JPH08337261A
JPH08337261A JP7147124A JP14712495A JPH08337261A JP H08337261 A JPH08337261 A JP H08337261A JP 7147124 A JP7147124 A JP 7147124A JP 14712495 A JP14712495 A JP 14712495A JP H08337261 A JPH08337261 A JP H08337261A
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JP
Japan
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lid
ribs
mirror
thickness
relief
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JP7147124A
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JP3434935B2 (ja
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Tomoaki Kumagai
倫明 熊谷
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、樹脂製のコンパクト容器の
蓋の外観に、反りやひけ、かげりが出にくく、金型の制
作も容易なコンパクト容器を提供することを目的として
いる。 【構成】 鏡を蓋の内面に取り付けてなる樹脂製のコン
パクト容器において、前記蓋の内面に該蓋の肉厚を薄く
する肉逃げ部を形成するとともに、互いに交差しないリ
ブを複数立設し、該リブによって前記鏡を支持して固定
したコンパクト容器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】蓋の内面に鏡を取り付けた樹脂製
のコンパクト容器であって、特に蓋の外側表面にひけや
かげりがでることがなく美観に優れたコンパクト容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】化粧品等を収納するコンパクト容器は、
その蓋の内面を平らに形成し、この平面部を接着面とし
て鏡を両面テープ等を使って固定する。一方、商品の差
別化や商品コンセプトのため容器に個性的な外観が求め
られる現代にあっては、蓋の外面が多様な形状にデザイ
ンされ、一部若しくは全体が厚みのある蓋となってしま
う場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、合成樹
脂により射出成形される成形物には、射出成形後、冷却
れる際に収縮し、収縮量および該収縮に起因する残留応
力の分布に偏りが生じ、ひけ、かげりまたは反り等が生
じる。特に、成形物の肉厚が厚いほど影響が大きく、変
形を起こしやすい。そのため、上記したような一部もし
くは全体が厚みのある蓋では蓋の外面にひけやかげりが
出やすく、ねらっていた外観が出にくくなってデザイン
的にも問題であるほか、さらに、反りが生じれば、容器
本体との合わせに齟齬が生じて蓋がうまく閉まらなかっ
たり、開けにくくなるなど機能的にも不都合が生じる。
また、蓋の内面に取り付ける鏡の接着面を平らに形成し
なければならないが、金型製作上、鏡の接着面の平面を
出すために、面状にこれを調整しなければならず、困難
が多かった。
【0004】そこで、本発明は、樹脂製のコンパクト容
器の蓋の外観に、反りやひけ、かげりが出にくく、金型
の製作も容易なコンパクト容器を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、鏡を蓋の内面
に取り付けてなる樹脂製のコンパクト容器であって、前
記蓋の内面に蓋の厚みを薄くする肉逃げ部を形成すると
ともに、互いに交差しないリブを複数立設し、該リブに
よって前記鏡を支持して固定したコンパクト容器を提案
して、上記課題を解決している。
【0006】
【作用】コンパクト容器の蓋の内側に肉逃げ部を形成し
て、蓋の厚みを薄くするとともに、複数のリブを設けて
鏡の取付け平面を確保する。この複数のリブは互いに交
差せず、独立しているので、肉厚の厚い部分ができず、
合成樹脂の収縮変形による影響を受けにくい。
【0007】一方、これらリブにより鏡の接着平面を確
保し、これを支持するため、たとえ、金型製作時に一部
のリブの高さが合わず、接着面を確保しえない場合で
も、高さの合わない一部のリブのみ、ポイント的に金型
の改修して正すればよく、効率のよい金型製作を行うこ
とができる。
【0008】
【実施例】図を用いて本発明の実施例を具体的に説明す
る。図1(a)にはコンパクト容器の側断面図を、ま
た、図1(b)にはコンパクト容器の蓋内面の平面図を
示す。
【0009】コンパクト容器1は、ファンデーション等
の化粧品を保持する容器であって、平面略正方形の形状
を有し、容器本体2と蓋3とから構成される。蓋3はピ
ン11を用いて容器本体2の一端に取付け、このピン1
1を支点として開閉自在に蝶着されている。
【0010】容器本体2の他端には係合突起21が一体
に成形されている。この係合突起21の樹脂素材の可撓
性を利用して蓋3に形成された係合爪片31と噛合する
ことにより、蓋と本体が嵌着される。一方、係合突起2
1に連続するボタンを押すこによりこの噛合を解除して
蓋3を持ち上げれば、容器1を開けることができる。
【0011】容器本体2には、化粧料を充填する収納部
6が広く設けられている。また、蓋3の内面には、鏡5
が取り付けられている。
【0012】蓋3の内面は、その外面と同じ曲面を有す
るよう窪ませて肉逃げ部7を形成し、蓋3の厚みが一定
になるように設計している。すなわち、蓋3の外面は中
央部が高くなるように膨らんだ曲面を有し、それに合わ
せるように蓋3の内面も内側にへこむような曲面により
構成している。
【0013】この肉逃げ部7には、複数の短矩形のリブ
4Aを格子状に立設している。これらリブ4Aは互いに
交差せず、それぞれが独立した状態で蓋3と一体成形さ
れている。リブ4Aの天端は同一平面上に位置し、鏡5
の取付平面を形成している。すなわち、鏡5はその裏面
において全てのリブ4Aと接触し、支持される。鏡5
は、両面テープ8を用いてこれを取り付けている。
【0014】このため、蓋3の金型製作の際、反りや変
形のため一部のリブ4Aの高さが揃わない場合であって
も、不具合のリブ4Aのみの高さを延長し、または削っ
てやればよく、簡単にこれを調節することができる。
【0015】また、鏡5を取り付ける際にも、ポイント
的に両面テープ8に大きな力がかかり、リブ4Aを両面
テープ8の表面にくいこませることができ、両者の結合
を確実にすることができる。
【0016】次に、リブの他の形状例を、図2(a)乃
至(f)に説明する。図2(a)は、短矩形のリブ4B
をT字状に配置したものである。同図(b)は、短矩形
のリブ4Cを斜めに配置し、4つ一組で放射状に配置し
たものである。同図(c)の蓋3は、複数のピン状のリ
ブ4Dを所定の間隔をおいて配置している。また同図
(d)の蓋3は、複数の小円状のリブ4Eを並べて配置
したものであり、同図(e)は、複数の径の異なる円形
のリブ4Fを同心状に配置したものである。さらに、同
図(f)は、突条のリブ4G1と直交する向きに短矩形
のリブ4G2を並べて格子状に配置したものである。い
ずれも、それぞれのリブ4B乃至4Gは個々独立してお
り、他のリブと交差、または接触しない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンパク
ト容器によっては、そのデザインにかかわらず、蓋の厚
みを薄くすることができ、コンパクト容器の材料の節約
や、重量軽減を行うことができる。
【0018】また、蓋の内面にリブを突設させて鏡を支
持して取り付けるが、この複数のリブは互いに交差せ
ず、独立しているので、合成樹脂の収縮変形による影響
を受けにくく、そりやひけ、かげりを防止しして外観に
優れたコンパクト容器とすることができる。
【0019】さらに、成形品が反ってしまい、鏡の取付
平面を出すことが難しい場合があるが、本発明のコンパ
クト容器によっては、不具合のリブについてのみ部分的
にこれを延長するなどして調節すれば、簡単に鏡の取付
平面を出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のコンパクト容器の説明図であ
る。
【図2】リブの他の形状例を示した説明図である。
【符号の説明】
1…コンパクト容器、2…本体、3…蓋、4A、4B,
4C,4D,4E,4F,4G1,4G2…リブ、5…
鏡、6…収容部、7…肉逃げ部、8…両面テープ、11…
蝶番ピン、21…係合突起、31…係合爪片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡を蓋の内面に取り付けてなる樹脂製の
    コンパクト容器であって、前記蓋の内面に蓋の厚みを薄
    くする肉逃げ部を形成するとともに、互いに交差しない
    リブを複数立設し、該リブによって前記鏡を支持して固
    定したことを特徴とするコンパクト容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6551440B2 (en) 1998-06-24 2003-04-22 Sharp Kabushiki Kaisha Method of manufacturing color electroluminescent display apparatus and method of bonding light-transmitting substrates
JP2013147169A (ja) * 2012-01-20 2013-08-01 Faltec Co Ltd 車両用モールディング
JP2015071432A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 エステー株式会社 係合部構造
JP2020110934A (ja) * 2019-01-08 2020-07-27 株式会社イノアックコーポレーション 複合部材

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