JP2015071432A - 係合部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切な係合作業が可能な係合部構造を提供することを目的とするものである。
【解決手段】蓋体13に、被係合部と係合する係合部31を設け、係合部31は、蓋体13の縁部中央より延出した延出片32を備えてなる。延出片32の内側面33に係止爪34を一体形成し、係止爪34は内側に突出する。延出片32の外側面41に、横長の長方形状の溝部42を凹設し、溝部42の外周部にロ字状の枠部43を形成する。延出片32の内側面33の基端部に没入した凹部44を形成し、当該延出片32の基端部に、一般部より薄肉の薄肉部45を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、蓋体の閉鎖状態を維持する為の係合部構成に関する。
従来、容器体にヒンジ部を介して蓋体が設けられた容器が知られている。(例えば、特許文献1参照。)。
前記蓋体の自由端部には、フックが設けられており、該フックは、前記蓋体の自由端部より延出した延出片と、該延出片の先端部に設けられた係止爪とによって構成されている。
このフックに対応する前記容器体の箇所には、係止突起が設けられており、前記蓋体を閉鎖した際に、前記フックの前記係止爪が前記係止突起に係合することで、当該蓋体の不用意な解放が防止されるように構成されている。
実用新案登録第2556980号公報
しかしながら、このような容器にあっては、樹脂成形時にフックが傾くことがあった。
このとき、フックが係止突起から離れる方向に傾斜した際には、係合状態が悪化する一方、前記係止突起側に傾斜した際には、係合時に力を要するといった問題があった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、適切な係合作業が可能な係合部構造を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の係合部構造にあっては、ヒンジ部を介して連結された容器体又は蓋体の一方に設けられた係合部と、前記容器体又は蓋体の他方に設けられ前記係合部と係合する被係合部とからなり、前記係合部が、前記容器体又は前記蓋体の一方より延出した延出片と、該延出片の内側面に設けられた係止爪とからなる係合部構造において、前記延出片の外側面に溝部を凹設した。
すなわち、ヒンジ部を介して連結された容器体及び蓋体を樹脂成形する際には、金型に設けられたゲートから固化前の樹脂を流し込む。
ここで、前記蓋体に係合部が設けられているとともに、前記容器体側にゲートが設けられた場合、該容器体側から供給された樹脂は、ヒンジ部を介して前記蓋体に供給された後、該蓋体に設けられた係合部に充填される。このとき、この係合部は、ゲートから遠い位置にあり、樹脂が供給され難く、この係合部を構成する延出片においては、外側面へ樹脂が行き渡りにくくなる。すると、当該延出片が固化する際には、樹脂の充填が不十分となる、係止爪と逆側である外側に倒れが生じてしまい、当該延出片を備えた係合部は、被係合部との係合状態が悪化し、不用意な口開きが生ずる恐れがある。
そこで、本発明では、前記延出片の外側面に溝部を凹設することによって、この溝部分の樹脂が当該延出片に十分行き渡るので、樹脂充填不足による固化時の傾きが防止される。
また、請求項2の係合部構造においては、前記延出片の前記内側面の基端部に凹部を設け、当該基端部に薄肉部を形成した。
すなわち、前記延出片の前記内側面の基端部には凹部が設けられており、当該基端部には、薄肉部が形成されている。
このため、樹脂が固化する際に前記延出片は、係止爪が設けられた内側に傾くこととなり、前記延出片が外側に傾く場合と比較して、被係合部との係合状態の悪化が防止される。
さらに、請求項3の係合部構造では、前記容器体又は前記蓋体の他方に、係合時に前記延出片に設けられた前記係止爪が乗り越える段差面及び該段差面を通過した前記係止爪が係合する係合面を備えた段差部を設けて前記被係合部を構成する一方、前記係止爪が前記段差面に乗り上げる際に当該係止爪を前記段差面に案内する傾斜部を前記係止爪の通過経路上に設けた。
すなわち、前記容器体又は前記蓋体の他方には、係合時に前記延出片に設けられた前記係止爪が乗り越える段差面及び該段差面を通過した前記係止爪が係合する係合面を備えた段差部が設けられており、これにより前記被係合部が構成されている。
このとき、前記係止爪の通過経路には、該係止爪が前記段差面に乗り上げる際に当該係止爪を前記段差面に案内する傾斜部が設けられている。
このため、成形された前記延出片が、前記係止爪が設けられた内側に大きく傾いた場合であっても、前記係止爪が、その通過経路上に設けられた傾斜部上を摺動することで、前記段差面に案内されるので、大きな力を加えなくても係合作業が行われる。
加えて、請求項4の係合部構造にあっては、前記傾斜部を、前記段差面及び前記係合面に対して交差方向に延在する板状に形成した。
すなわち、前記傾斜部は、前記段差面及び前記係合面に対して交差方向に延在する板状に形成されている。
このため、前記傾斜部を、前記段差面より延出した傾斜面で構成した場合と比較して、使用する樹脂量が削減される。
そして、本発明の請求項5の係合部構造にあっては、ヒンジ部を介して連結された容器体又は蓋体の一方に設けられた係合部と、前記容器体又は蓋体の他方に設けられ前記係合部と係合する被係合部とからなり、前記係合部が、前記容器体又は前記蓋体の一方より延出した延出片と、該延出片の内側面に設けられた係止爪とを備えて構成される一方、前記容器体又は前記蓋体の他方に、係合時に前記延出片に設けられた前記係止爪が乗り越える段差面及び該段差面を通過した前記係止爪が係合する係合面を備えた段差部を設けて前記被係合部を構成した係合部構造において、前記係止爪が前記段差面に乗り上げる際に当該係止爪を前記段差面に案内する傾斜部を前記係止爪の通過経路上に設けた。
すなわち、前記容器体又は前記蓋体の他方には、係合時に前記延出片に設けられた前記係止爪が乗り越える段差面及び該段差面を通過した前記係止爪が係合する係合面を備えた段差部が設けられており、これにより前記被係合部が構成されている。
このとき、前記係止爪の通過経路には、該係止爪が前記段差面に乗り上げる際に当該係止爪を前記段差面に案内する傾斜部が設けられている。
このため、成形された前記延出片が、前記係止爪が設けられた内側に大きく傾いた場合であっても、前記係止爪が、その通過経路上に設けられた傾斜部上を摺動することで、前記段差面に案内されるので、大きな力を加えなくても係合作業が行われる。
また、請求項6の係合部構造においては、前記傾斜部を、前記段差面及び前記係合面に対して交差方向に延在する板状に形成した。
すなわち、前記傾斜部は、前記段差面及び前記係合面に対して交差方向に延在する板状に形成されている。
このため、前記傾斜部を、前記段差面より延出した傾斜面で構成した場合と比較して、使用する樹脂量が削減される。
以上説明したように本発明の請求項1の係合部構造にあっては、延出片の外側面に溝部を凹設したので、この溝部分の樹脂を当該延出片に十分行き渡らせることができる。
これにより、前記延出片への樹脂の充填不足による固化時の傾きを防止することができる。
このため、樹脂成形時に係合部が傾いてしまう従来のように、当該係合部が被係合部から離れる方向に傾き係合状態が悪化したり、当該係合部が前記被係合部側に傾き係合に力を要するといった問題を解消することができる。
したがって、適切な係合作業が可能となる。
また、請求項2の係合部構造においては、延出片の内側面の基端部に凹部が設けられており、当該基端部には、薄肉部が形成されている。
このため、樹脂が固化する際には、前記延出片を係止爪が設けられた内側に傾かせることができる。このため、前記延出片が外側に傾いてしまう場合と比較して、被係合部との係合状態の悪化を防止することができ、不用意な口開きを確実に防止することができる。
さらに、請求項3の係合部構造では、前記容器体又は前記蓋体の他方には、係合時に前記延出片に設けられた前記係止爪が乗り越える段差面及び該段差面を通過した前記係止爪が係合する係合面を備えた段差部が設けられており、これにより前記被係合部が構成されている。また、前記係止爪の通過経路には、該係止爪が前記段差面に乗り上げる際に当該係止爪を前記段差面に案内する傾斜部が設けられている。
このため、成形された前記延出片が、前記係止爪が設けられた内側に大きく傾いた場合であっても、前記係止爪が、その通過経路上に設けられた前記傾斜部上を摺動することで、前記段差面に案内することができる。
したがって、大きな力を加えなくても係合作業を行うことができる。
加えて、請求項4の係合部構造にあっては、前記傾斜部は、前記段差面及び前記係合面に対して交差方向に延在する板状に形成されている。
このため、前記傾斜部を、前記段差面より延出した傾斜面で構成した場合と比較して、使用する樹脂量を削減することができる。
そして、本発明の請求項5の係合部構造にあっては、前記容器体又は前記蓋体の他方には、係合時に前記延出片に設けられた前記係止爪が乗り越える段差面及び該段差面を通過した前記係止爪が係合する係合面を備えた段差部が設けられており、これにより前記被係合部が構成されている。このとき、前記係止爪の通過経路には、該係止爪が前記段差面に乗り上げる際に当該係止爪を前記段差面に案内する傾斜部が設けられている。
このため、成形された前記延出片が、前記係止爪が設けられた内側に大きく傾いた場合であっても、前記係止爪が、その通過経路上に設けられた傾斜部上を摺動することで、前記段差面に案内することができる。
したがって、大きな力を加えなくても係合作業を行うことができる。
また、請求項6の係合部構造において、前記傾斜部は、前記段差面及び前記係合面に対して交差方向に延在する板状に形成されている。
このため、前記傾斜部を、前記段差面より延出した傾斜面で構成した場合と比較して、使用する樹脂量を削減することができる。
本発明の一実施の形態を示す図である。 同実施の形態の断面図である。 (a)は同実施の形態の係合部を示す説明図であり、(b)は(a)のA−A断面の相当する拡大図である。 同実施の形態の被係合部の断面を示す説明図である。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。
図1及び図2は、本実施の形態にかかる係合部構造を備えたケーシング1を示す図であり、該ケーシング1は、合成樹脂によりインジェクション成形されている。
このケーシング1は、揮散性薬剤、たとえば芳香剤などの薬剤カートリッジ11が収容される容器体12と、該容器体12と対をなす蓋体13とを備えている。前記容器体12と前記蓋体13との間には、PPヒンジによって薄肉のヒンジ部14が形成されており、このヒンジ部14を中心に折曲することで、前記薬剤カートリッジ11を収容した前記容器体12を前記蓋体13で閉鎖できるように構成されている。
前記蓋体13は、前記ケーシング1を形成した状態で内側へ向けて開口する容器状に形成されており、開口部へ向かうに従って内径寸法が広くなるように構成されている。これにより、型開きができるように構成されており、金型による成形を可能としている。
前記蓋体13には、図1に示したように、支持リブ21,21が二カ所に設けられており、各支持リブ21,21で収容された薬剤カートリッジ11を支持できるように構成されている。また、前記蓋体13には、波形状の意匠22と、三つの円形穴23,・・・とが設けられており、前記薬剤カートリッジ11に収容された薬剤の残量を前記各円形穴23,・・・を介して外部に確認できるように構成されている。
この蓋体13の自由端部には、係合部31が設けられており、該係合部31は、係合部構造の一方を形成するように構成されている。この係合部31は、図3にも示すように、前記蓋体13の縁部中央より延出した延出片32を備えてなり、該延出片32は、図3の(a)に示すように、横長の長方形状に形成されている。該延出片32の内側面33には、図3の(b)に示すように、係止爪34が一体形成されており、該係止爪34は、内側に突出するように設けられている。
前記延出片32の外側面41には、横長の長方形状の溝部42が凹設されており、該溝部42の外周部には、図3(a)に示すように、ロ字状の枠部43が形成されている。また、前記延出片32の前記内側面33の基端部には、没入した凹部44が形成されており、当該延出片32の基端部には、一般部より薄肉の薄肉部45が形成されている。
前記容器体12も、前記ケーシング1を形成した状態で内側へ向けて開口する容器状に形成されており、開口部へ向かうに従って内径寸法が広くなるように構成されている。これにより、型開きができるように構成されており、金型による成形を可能としている。
この容器体12の中央部には、図1に示したように、当該ケーシング1を形成する金型から固化前の樹脂が供給されるゲート部51が設定されており、該ゲート部から供給された樹脂によって当該ケーシングが成形されるように構成されている。
この容器体12には、図1及び図2に示したように、薄板が円弧状に形成されてなる載置部61,・・・が四隅に形成されており、収容された前記薬剤カートリッジ11と前記容器体12との間に空間を確保し、揮散した薬剤の通流を促進できるように構成されている。
前記容器体12の左右側部には、長方形状の揮散口62,62が設けられており、前記薬剤カートリッジ11から揮散した芳香成分を外部に放出できるように構成されている。
前記容器体12の自由端部には、図4に示すように、内側に後退した後退部71が中央部に形成されており、該後退部71は、前記容器体12の底面72より内側へ向けて起立した第一起立面73と、該第一起立面73より自由端部側に延出した延出面74と、該延出面74より湾曲面75を介して起立した第二起立面76と、該第二起立面76より自由端部側に延出した係合面77と、該係合面77より内側へ向けて起立した段差面78とによって形成されている。
前記第一起立面73と前記延出面74との角部には、図1にも示したように、フック挿入穴81,81が両側部に設けられており、前記延出面74の両脇には、該延出面74と前記容器体12の前記底面72とを連設するとともに、前記ヒンジ部14側に延出したフックガイド面82,82が一体形成されている。
これにより、前記後退部71には、図4に示したように、フック取付部85が形成されており、図1に示したように、前記延出面74に沿って前記フック挿入穴81,81より挿入されたフック基端部を前記フックガイド面82,82に沿って前記ヒンジ部14側へ案内できるように構成されている。
また、前記後退部71には、図4に示したように、前記係合面77及び前記段差面78からなる被係合部91が形成されており、該被係合部91は、係合部構造の他方を形成するように構成されている。
この被係合部91は、前記係合部31と係合する段差部95で構成されており、当該容器体12に前記蓋体13を合わせる際に、前記係合部31の前記延出片32に設けられた前記係止爪34が前記段差面78を乗り越えた後、前記係合面77に係合することで不用意な離脱を防止できるように構成されている。
この状態において、前記係合部31の前記延出片32は、前記段差面78上に配置されるように構成されており、前記係合部31が前記後退部71内に配置されるように構成されている。
前記係合面77からは、板状の支持壁101が前記第二起立面76の延長上に延出しており、該支持壁101は、前記容器体12の周縁102に連続して設けられている。前記支持壁101は、前記容器体12の前記周縁102と同高さに設定されており、前記段差面78の高さ寸法より高く設定されている。
この支持壁101と前記段差面78との間には、傾斜部を構成する板状の傾斜壁111が設けられており、該傾斜壁111は、前記段差面78及び前記係合面77に対して交差方向に延在するように構成されている。この傾斜壁111の上縁は、前記段差面78の上縁から前記支持壁101の上縁に連設されており、前記段差面78側から前記支持壁101側へ向かうに従って高くなるように構成されている。
また、この傾斜壁111は、前記係合部31を前記被係合部91に係合する際に前記係止爪34が通過する通過経路上に設けられており、前記係合部31の前記係止爪34が前記段差面78に乗り上げる際に当該係止爪34を前記段差面78に案内するように構成されている。
以上の構成にかかる本実施において、ヒンジ部14を介して連結された容器体12及び蓋体13を備えてなるケーシング1をインジェクション成形する際には、金型に設けられたゲートから固化前の樹脂を流し込む。
ここで、本実施の形態では、ケーシング1の裏面を構成する前記容器体12側に前記ゲート部51が設定されており、供給された樹脂の跡がケーシング1の表面に表出しないように構成されている。
このためインジェクション成形する際には、前記容器体12側から供給された樹脂は、薄肉の前記ヒンジ部14を介して前記蓋体13に供給された後、該蓋体13の自由端部に設けられた係合部31に充填される。このとき、この係合部31は、前記ゲート部51から遠い位置にあり、樹脂が供給され難い。このため、この係合部31を構成する延出片32においては、外側面41に樹脂が行き渡りにくくなる。
すると、当該延出片32が固化する際には、樹脂の充填が不十分となる延出片32の外側、すなわち係止爪34と逆側である外側に倒れが生じ易く、当該延出片32を備えた係合部32は、前記被係合部91との係合状態が悪化し、不用意な口開きが生ずる恐れがある。
そこで、本実施の形態では、前記延出片32の前記外側面41に溝部42を凹設した。これにより、この溝部42を回避した樹脂が当該溝部42の外周部を介して、当該延出片32に十分行き渡るので、樹脂充填不足による固化時の傾きを防止することができる。
このため、樹脂成形時に係合部31が傾いてしまう従来のように、当該係合部31が被係合部91から離れる方向に傾き係合状態が悪化したり、当該係合部31が前記被係合部91側に傾き係合に力を要するといった問題を解消することができる。
したがって、適切な係合作業が可能となる。
また、前記延出片32の前記内側面33の基端部には凹部44が設けられており、当該基端部には、薄肉部45が形成されている。
このため、樹脂が固化する際には、前記延出片32を前記係止爪34が設けられた内側に傾かせることができる。このため、前記延出片32が外側に傾いてしまう場合と比較して、被係合部91との係合状態の悪化を防止することができ、不用意な口開きを確実に防止することができる。
そして、前記容器体12には、係合時に前記延出片32に設けられた前記係止爪34が乗り越える段差面78及び該段差面78を通過した前記係止爪34が係合する係合面77を備えた段差部95が設けられており、これにより前記被係合部91が構成されている。
このとき、前記係止爪34の通過経路には、該係止爪34が前記段差面78に乗り上げる際に当該係止爪34を前記段差面78に案内する傾斜部が傾斜壁111によって構成されている。
このため、成形された前記延出片32が、前記係止爪34が設けられた内側に大きく傾いた場合であっても、前記係止爪34が、その通過経路上に設けられた前記傾斜壁111上を摺動することで、前記段差面78に案内することができる。
したがって、大きな力を加えなくても係合作業を行うことができる。
そして、前記傾斜壁111は、前記段差面78及び前記係合面77に対して交差方向に延在する板状に形成されている。
このため、前記係止爪34を案内する傾斜部が、前記段差面78より延出した傾斜面で構成された場合と比較して、使用する樹脂量を削減することができ、低コスト化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、前記蓋体13に前記係合部31を設けるとともに、前記容器体12に被係合部91を設けた場合に付いて説明したが、これに限定されるものではなく、前記蓋体13に被係合部91を設け、前記容器体12に係合部31を設けても良い。
また、本実施の形態では、本願発明に係る係合部31と被係合部91との両者をケーシング1に設けた場合に付いて説明したが、これに限定されるものではなく、いずれか一方のみをケーシング1に設けても良い。
1 ケーシング
12 容器体
13 蓋体
14 ヒンジ部
31 係合部
32 延出片
33 内側面
34 係止爪
41 外側面
42 溝部
44 凹部
45 薄肉部
77 係合面
78 段差面
95 段差部
91 被係合部
111 傾斜壁

Claims (6)

  1. ヒンジ部を介して連結された容器体又は蓋体の一方に設けられた係合部と、前記容器体又は蓋体の他方に設けられ前記係合部と係合する被係合部とからなり、前記係合部が、前記容器体又は前記蓋体の一方より延出した延出片と、該延出片の内側面に設けられた係止爪とからなる係合部構造において、
    前記延出片の外側面に溝部を凹設したことを特徴とする係合部構造。
  2. 前記延出片の前記内側面の基端部に凹部を設け、当該基端部に薄肉部を形成したことを特徴とする請求項1記載の係合部構造。
  3. 前記容器体又は前記蓋体の他方に、係合時に前記延出片に設けられた前記係止爪が乗り越える段差面及び該段差面を通過した前記係止爪が係合する係合面を備えた段差部を設けて前記被係合部を構成する一方、
    前記係止爪が前記段差面に乗り上げる際に当該係止爪を前記段差面に案内する傾斜部を前記係止爪の通過経路上に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の係合部構造。
  4. 前記傾斜部を、前記段差面及び前記係合面に対して交差方向に延在する板状に形成したことを特徴とする請求項3記載の係合部構造。
  5. ヒンジ部を介して連結された容器体又は蓋体の一方に設けられた係合部と、前記容器体又は蓋体の他方に設けられ前記係合部と係合する被係合部とからなり、前記係合部が、前記容器体又は前記蓋体の一方より延出した延出片と、該延出片の内側面に設けられた係止爪とを備えて構成される一方、
    前記容器体又は前記蓋体の他方に、係合時に前記延出片に設けられた前記係止爪が乗り越える段差面及び該段差面を通過した前記係止爪が係合する係合面を備えた段差部を設けて前記被係合部を構成した係合部構造において、
    前記係止爪が前記段差面に乗り上げる際に当該係止爪を前記段差面に案内する傾斜部を前記係止爪の通過経路上に設けたことを特徴とする係合部構造。
  6. 前記傾斜部を、前記段差面及び前記係合面に対して交差方向に延在する板状に形成したことを特徴とする請求項5記載の係合部構造。
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