JP2003312659A - 折り畳み式運搬用容器及び折り畳み式パレットボックス - Google Patents

折り畳み式運搬用容器及び折り畳み式パレットボックス

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JP2003312659A
JP2003312659A JP2002117960A JP2002117960A JP2003312659A JP 2003312659 A JP2003312659 A JP 2003312659A JP 2002117960 A JP2002117960 A JP 2002117960A JP 2002117960 A JP2002117960 A JP 2002117960A JP 2003312659 A JP2003312659 A JP 2003312659A
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hollow
side wall
wall
rib
ribs
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JP2002117960A
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Tetsuya Murakami
哲也 村上
Hidetoshi Yamaguchi
英俊 山口
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形後の離型不良を容易に防止することがで
きるように構成された折り畳み式運搬用容器及び折り畳
み式パレットボックスを提供する。 【解決手段】 折り畳み式運搬用容器の容器本体11
は、四角板状の底壁12と各一対の長側壁13及び短側
壁14とを備え、一対の長側壁13を底壁12の上面に
折り畳んだ後、残り一対の短側壁14をその上面に折り
畳むことによって折り畳み可能に構成されている。各側
壁13,14の壁面には、内部に中空部35a,35
b,75a〜75cが設けられた中空リブ32,33,
36,72,73,76が突設されている。これら中空
リブ32,33,36,72,73,76は、いずれも
中空射出成形法により製造されるとともに、先端側ほど
細くなるように形成されている。折り畳み式パレットボ
ックスは、前記底壁12の代わりにフォーク挿入孔を備
えた四角板状の底壁部材が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、不使用時には小
さくコンパクトに折り畳んで収納及び運搬することがで
きるように構成された折り畳み式運搬用容器及び折り畳
み式パレットボックスに関するものである。より詳しく
は、容器本体の外面に中空リブを設けるとともに、その
中空リブを先端側ほど細くなるように形成することによ
り、成形時の離型不良による外観低下を容易に抑えるこ
とができるように構成された折り畳み式運搬用容器及び
折り畳み式パレットボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、合成樹脂により内部に不定形
の中空部を備えた四角筒状のリブ様構造物(以下、中空
リブと記載する)は、シンプレス法やAGI(Asahi Ga
s Injection)等の中空射出成形法により成形されてい
た。この中空射出成形法では、まず、中空リブを成形す
るための四角柱状に形成された金型のキャビティ内に溶
融樹脂を射出し、そのキャビティ内を高温高圧の溶融樹
脂で四角柱状(中実状)に充填する。続いて、前記キャ
ビティ内に充填されている溶融樹脂の周縁部のみが流動
性を失う程度まで硬化したところで、同キャビティの一
端部に設けられたガス注入口から高圧のガスを注入し、
同キャビティの中心部付近に存在する未硬化の溶融樹脂
をガス注入口から離間する方向に押出す。そして、この
押出された溶融樹脂は、最終的に同キャビティの他端部
に開口された樹脂排出口より排出され、その溶融樹脂が
消失した領域に中空状の空間(中空部)が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
中空射出成形法では、キャビティ内に高温高圧の溶融樹
脂を射出・充填させた後、さらに高圧のガスを注入する
ように構成されていたことから、中空リブを金型から離
型させる際に、その中空リブの外面が金型と強力に密着
され、離型させることが極めて困難であった。また、強
引に離型させようとしたときには、離型不良に起因する
樹脂表面の白化が起こり、外観の著しい低下を招くおそ
れが高かった。
【0004】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、成形後の離型不良を容易に防止すること
ができるように構成された折り畳み式運搬用容器及び折
り畳み式パレットボックスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の折り畳み式運搬用容器
は、四角板状の底壁と、その底壁の周縁に沿って立設さ
れた各一対の第一側壁及び第二側壁とから有底四角箱状
に形成された容器本体を備え、各側壁の下端部には、各
側壁を容器本体の内方に折り畳むための回動手段を設け
るとともに、第一側壁を底壁の上面に折り畳んだ後、第
二側壁を第一側壁の上面に折り畳むことにより、容器本
体を折り畳み可能に構成した折り畳み式運搬用容器であ
って、前記側壁又は底壁の壁面に、内部に中空部が設け
られた中空リブを突設するとともに、その中空リブを先
端側ほど細くなるように形成したことを特徴とするもの
である。
【0006】請求項2に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器は、請求項1に記載の発明において、前記中空リブ
の突設高さを5〜15mmとしたことを特徴とするもの
である。
【0007】請求項3に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記中空リブの基端側から先端側へと延びる面を先端側
ほど中空リブの中央部側へと傾斜する傾斜面とするとと
もに、その傾斜面と、同中空リブの突設方向とのなす角
度を1〜45°としたことを特徴とするものである。
【0008】請求項4に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明
において、前記中空リブと接する側壁又は底壁の壁面を
薄肉に形成したことを特徴とするものである。
【0009】請求項5に記載の発明の折り畳み式パレッ
トボックスは、フォーク挿入孔を備えた四角板状の底壁
部材と、その底壁部材の周縁に沿って立設された各一対
の第一側壁及び第二側壁とから有底四角箱状に形成され
た容器本体を備え、各側壁の下端部には、各側壁を容器
本体の内方に折り畳むための回動手段を設けるととも
に、第一側壁を底壁部材の上面に折り畳んだ後、第二側
壁を第一側壁の上面に折り畳むことにより、容器本体を
折り畳み可能に構成した及び折り畳み式パレットボック
スであって、前記側壁の壁面、又は底壁部材を構成する
上壁若しくは下壁の壁面に、内部に中空部が設けられた
中空リブを突設するとともに、その中空リブを先端側ほ
ど細くなるように形成したことを特徴とするものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1から図3に
示すように、折り畳み式運搬用容器を構成する容器本体
11は、合成樹脂(ポリプロピレン又はポリエチレン)
により有底長四角箱状に形成されている。この容器本体
11は、長四角板状に形成された底壁12と、その底壁
12の対向する一側縁に沿って立設された第一側壁とし
ての一対の長側壁13と、前記底壁12の対向する他側
縁に沿って立設された第二側壁としての一対の短側壁1
4とを備えている。この折り畳み式運搬用容器の容器本
体11は、一対の長側壁13を底壁12の上面に折り畳
んだ後、一対の短側壁14を長側壁13の上面に折り畳
むことによって、折り畳み可能に構成されている。
【0011】底壁12の下面には、縦横に格子状に延び
る多数の底壁リブ21が垂下されており、軽量化を図り
つつ底壁12の強度を高めている。これら底壁リブ21
間の中間部に位置する底壁12の壁面には、平面四角形
状に形成された通気孔22が多数貫設されている。
【0012】底壁12の対向する一側縁には、ほぼ四角
柱状(側断面逆U字状)に形成された支持突条23が容
器本体11の隣接するコーナ部間を繋ぐように立設さ
れ、その上端面で長側壁13を支持している。底壁12
の対向する他側縁には、ほぼ長四角柱状(正断面逆U字
状)に形成された支持突条24が容器本体11の隣接す
るコーナ部間を繋ぐように立設され、その上端面で短側
壁14を支持している。支持突条23は長側壁13の厚
みとほぼ同じ高さに形成されており、支持突条24は長
側壁13の厚みと短側壁14の厚みとを加えた長さとほ
ぼ同じ高さに形成されている。
【0013】各支持突条23,24の上端部内方位置に
は、所定間隔をおいて回動手段を構成する軸受け部25
が略四角孔状に凹設されている。また、図3に示すよう
に、支持突条23の外側部には、正面長四角形状に形成
された左右一対の収容凹部26が所定深さ凹設されてい
る。
【0014】図1及び図2に示すように、長側壁13の
下端部内方位置には、所定間隔をおいて略四角柱状に形
成された回動手段を構成する回動軸部31が垂下されて
いる。さらに、各回動軸部31の下端部両側面には、横
円柱状に形成された回動手段を構成する左右一対の回動
軸31aが横方向に延びるように突設されており、前記
支持突条23の軸受け部25内に回動可能となるように
軸着されている。この構成により、長側壁13は、容器
本体11の内方に回動されるとともに、容器本体11の
外方に回動され難くなっている。
【0015】長側壁13の外側面には、いずれも長側壁
13の両側部間を繋ぐように横方向に延びる下部中空リ
ブ32、上部中空リブ33及び上部フランジ34が設け
られている。下部中空リブ32及び上部中空リブ33は
いずれも、水平方向に延びる四角筒状に形成されている
うえ、その内部には不定形(側断面略円形状又は略四角
形状)の中空部35a,35bが設けられている。上部
フランジ34は、長側壁13の上端縁外側部から水平面
に沿って延びる長四角板状に形成されている。また、下
部中空リブ32の下面には、前記回動軸部31の基端部
(上端部)が接合されている。なお、長側壁13の壁面
上端と上部中空リブ33(中央)との高さの差は、長側
壁13上端部の強度を十分に高めるために、好ましくは
長側壁13壁面の全高さの3分の1以下、より好ましく
は4分の1以下である。
【0016】一方、この長側壁13の両側部外側面に
は、前記下部中空リブ32の端部と上部中空リブ33の
端部との間を上下方向に繋ぐ左右一対の側部中空リブ3
6が設けられている。これら側部中空リブ36は、上下
方向に延びる四角筒状に形成されているうえ、その内部
には不定形(平断面略円形状又は略四角形状)の中空部
35cが設けられている。
【0017】さらに、これら側部中空リブ36の上下端
部は下部中空リブ32及び上部中空リブ33の端部と接
合されているうえ、同中空リブ36内の中空部35cは
前記中空部35a,35bと連通されている。そして、
これら中空リブ32,33,36により、長側壁13の
外側面には、正面から見たときロ字状に形成された第1
環状リブ37が突設されている。なお、長側壁13の壁
面一側縁と側部中空リブ36(中央)との間の距離は、
長側壁13一側部の強度を十分に高めるために、好まし
くは長側壁13壁面の全幅の8分の1以下、より好まし
くは10分の1以下、さらに好ましくは15分の1以下
である。
【0018】図2(a)に示すように、長側壁13の左
右両側部には、その外側部上方位置を正面長四角形状に
凹設することによって規制手段を構成する係合凹部41
が設けられている。この係合凹部41の下部、中央部及
び上端部には、正面ほぼコ字状に形成された規制手段を
構成する規制凸部42a,42b,42cがいずれも長
側壁13の外側方に延びるように突設されている。さら
に、規制凸部42cの上端面外側部には、略四角柱状
(正面四角形状、側面台形状)に形成された係合凸部4
3が突設されている。また、上部中空リブ33と上部フ
ランジ34との間に位置する長側壁13の上端部外側面
には、上下方向に延びる各一対の縦リブ45a,45
b,45cが突設されている。
【0019】図1及び図2(b)に示すように、短側壁
14の下端部内方位置には、所定間隔をおいて略四角柱
状に形成された回動手段を構成する回動軸部31が垂下
されている。これら回動軸部31の下端部両側面には、
回動手段を構成する左右一対の回動軸31aが突設され
ており、前記支持突条24の軸受け部25内に回動可能
となるように軸着されている。この構成により、短側壁
14は、容器本体11の内方に回動されるとともに、容
器本体11の外方に回動され難くなっている。
【0020】短側壁14の外側面には、いずれも短側壁
14の両側部間を繋ぐように横方向に延びる下部中空リ
ブ72及び上部中空リブ73が設けられている。これら
中空リブ72,73はいずれも、水平方向に延びる四角
筒状に形成されているうえ、その内部には不定形(正断
面略円形状又は略四角形状)の中空部75a,75bが
設けられている。また、下部中空リブ72の下面には、
前記回動軸部31の基端部(上端部)が接合されてい
る。
【0021】一方、この短側壁14の両側部外側面に
は、前記下部中空リブ72の端部と上部中空リブ73の
端部との間を上下方向に繋ぐ左右一対の側部中空リブ7
6が設けられている。これら側部中空リブ76は、上下
方向に延びる四角筒状に形成されているうえ、その内部
には不定形(平断面略円形状又は略四角形状)の中空部
75cが設けられている。さらに、これら側部中空リブ
76の上下端部は中空リブ72,73の端部と接合され
ているうえ、同中空リブ76内の中空部75cは前記中
空部75a,75bと連通されている。そして、これら
中空リブ72,73,76により、短側壁14の外側面
には、側面から見たときロ字状に形成された第2環状リ
ブ77が突設されている。
【0022】対向する一対の短側壁14の上端部中央に
は、側面長四角形状に形成された把持孔78が貫設され
ている。この把持孔78の上端部には前記上部中空リブ
73が設けられ、下端部及び両側部には枠部78aが設
けられており、各把持孔78の強度を高めている。
【0023】図2(b)、図3及び図4に示すように、
短側壁14の両側部には、略長四角板状に形成された規
制手段を構成する規制板81が短側壁14の内側方(長
側壁13と平行)に延びるように突設され、前記長側壁
13の係合凹部41内に収容されるようになっている。
この規制板81の裏面(内側面)下端部から中央部は、
容器本体11の内側方に向かって僅かに突出するように
形成されており、容器本体11を組立てたとき長側壁1
3の係合凹部41外側面と当接可能となるように配置さ
れ、長側壁13が容器本体11の外方に回動するのを規
制するようになっている。また、図3(b)に示すよう
に、これら規制板81は、容器本体11を折り畳んだと
き、支持突条23の収容凹部26内に収容されるように
なっている。
【0024】図2(b)及び図4に示すように、規制板
81の下端部、中央部及び上端部には、規制手段を構成
する規制孔82a,82b,82cが長四角孔状に貫設
されている。これら規制孔82a,82b,82cは、
長側壁13の係合凹部41外側面に突設された規制凸部
42a,42b,42cを係入させるように構成されて
おり、それら係合関係によって、容器本体11を組立て
たとき、短側壁14が容器本体11の外方に回動するの
を規制するようになっている。なお、前記規制孔82c
は規制凸部42cの先端部と係合され、規制孔82a,
82bは規制凸部42a,42b全体と係合されるよう
に構成されている。また、規制孔82cの上方に位置す
る規制板81の上端部下面には、略四角柱状(正面長方
形状、側面台形状)に形成された係合突条83が垂下さ
れており、容器本体11を組立てたとき、前記規制凸部
42c上端部の係合凸部43と係合されるようになって
いる。
【0025】図5に示すように、長側壁13の上端部に
設けられた上部中空リブ33は、先端側ほど細くなるよ
うにテーパ形状に形成されているうえ、その上端面及び
下端面は斜め方向に延びる傾斜面としての上部傾斜面3
3a及び下部傾斜面33bとなっている。この上部中空
リブ33は、前記傾斜面33a,33bが図示しない成
形用金型内における長側壁13の離型方向に向かって僅
かに拡がるように形成されていることから、離型時に金
型と傾斜面33a,33bとが互いに干渉し難く、成形
後の離型不良を容易に解消することができるようになっ
ている。
【0026】なお、各傾斜面33a,33bと、上部中
空リブの突設方向(水平方向)とのなす角度αは、好ま
しくは1〜45°、より好ましくは2〜45°、より一
層好ましくは5〜20°、さらに好ましくは6〜10°
であるとよい。この角度αが1°未満の場合には、前記
離型不良を十分に解消することができない。逆に角度α
が45°を越える場合には、上部中空リブ33の内部に
高い強度を発揮する中空部35bを形成させるのが著し
く困難になる。また、この上部中空リブ33の突設高さ
hは、好ましくは5〜15mm、より好ましくは10〜
15mmであるとよい。この突設高さhが5mm未満の
場合には、内部に中空部35bを形成するのが困難にな
る。逆に突設高さhが15mmを越える場合には、上部
中空リブ33の強度が低下するおそれがある。また、容
器本体11の軽量化が図り難くなるとともに、容器本体
11を小さくコンパクトに折り畳むのが困難になる。
【0027】一方、図1及び図2に示すように、短側壁
14の上端に設けられた上部中空リブ73は、その下端
面が先端側ほど高くなる傾斜面としての下部傾斜面73
aとなっており、先端側ほど細くなるように形成されて
いる。下部中空リブ32,72は、その上端面が先端側
ほど低くなる傾斜面としての上部傾斜面32a,72a
となっており、先端側ほど細くなるように形成されてい
る。側部中空リブ36,76は、その一側面が先端側ほ
ど低くなる傾斜面としての側部傾斜面36a,76aと
なっており、先端側ほど細くなるように形成されてい
る。これら中空リブ32,36,72,73,76にお
いても、前記上部中空リブ33の場合と同様の角度α及
び突設高さhであるとよい。
【0028】上記折り畳み式運搬用容器の作用について
以下に記載する。この折り畳み式運搬用容器の容器本体
11は、底壁12、並びに対向する各一対の長側壁13
及び短側壁14をそれぞれ別々に射出成形した後に組付
けることによって製造される。なおこのとき、長側壁1
3の第1環状リブ37及び短側壁14の第2環状リブ7
7は、シンプレス法やAGI(Asahi Gas Injection)
等の中空射出成形法(ガスアシスト射出成形法)により
四角筒状(中空状)に成形される。
【0029】長側壁13を中空射出成形する際には、ま
ず、移動金型(上型)と固定金型(下型)とからなる一
対の成型用金型を型締めした状態で、両金型内に形成さ
れている長側壁13の外面形状をなすキャビティ内に高
温高圧の溶融樹脂を射出して完全に充填する。次に、第
1環状リブ37を除く長側壁13全体と、第1環状リブ
37の周縁部とを構成する溶融樹脂が流動性を失う程度
まで硬化したところで、上部中空リブ33の中央部外側
面に位置する固定金型のガス注入口から高圧ガスを上部
中空リブ33の内部に注入する。
【0030】このとき、上部中空リブ33の中心部付近
に存在する未硬化の溶融樹脂は、高圧ガスの注入によっ
てガス注入口から離間する方向に順次押出された後、両
側部中空リブ36内の未硬化の溶融樹脂を順次押出す。
さらに、これら溶融樹脂は、下部中空リブ32内の未硬
化の溶融樹脂を順次押出し、最終的に下部中空リブ32
の中央部外側面に位置する同金型の樹脂排出口から同金
型内の樹脂収容部へと排出される。その結果、第1環状
リブ37の内部(中心部)には、前記溶融樹脂が消失し
た不定形(断面略円形状又は略四角形状)の中空領域が
形成され、第1環状リブ37の中空部35a,35b,
35cとなる。
【0031】この第1環状リブ37を含む長側壁13全
体が硬化した後、成型用金型を型開きして成形された長
側壁13を金型内から取出す。このとき、第1環状リブ
37を構成する各中空リブ32,33,36は、いずれ
も先端側ほど細くなるように形成されていることから、
固定金型内からの離型抵抗が大幅に低減されており、離
型不良による第1環状リブ37外表面の白化等が起こり
難くなっている。また、短側壁14を中空射出成形する
際にも全く同様である。
【0032】さて、この折り畳み式運搬用容器は、対向
する一対の長側壁13を底壁12の上面に折り畳んで載
置した後、対向する残り一対の短側壁14を前記折り畳
まれた両長側壁13の上面に折り畳むことによって、図
3(b)に示されるように平板状に小さくコンパクトに
折り畳まれる。なおこのとき、短側壁14の両側部に突
設されている規制板81は、支持突条23の収容凹部2
6内に収容され、折り畳まれた状態の短側壁14の上端
面が低い位置に配置される。また、この折り畳み式運搬
用容器の容器本体11は、折り畳まれた状態で上下に積
み重ねることができる。
【0033】一方、前記折り畳み状態の容器本体11を
組立てる際には、一対の短側壁14を回動軸31aを軸
にして上方に90°回動させて支持突条24の上端面上
に立設させた後、残り一対の長側壁13を同様に回動さ
せて支持突条23の上端面上に立設させる。図4に示す
ように、前記長側壁13を支持突条23上に立設させる
際には、まず、その両側部に突設された規制凸部42
a,42b,42cの先端部が、隣接する短側壁14の
規制板81の規制孔82a,82b,82c内に係入さ
れる。続いて、前記規制凸部42a,42bの先端部が
規制孔82a,82bの奥部に進入するとともに、前記
規制凸部42c上端部の係合凸部43が規制板81上端
部の係合突条83の表面上を摺動しながら乗り越える。
【0034】その結果、この組立て状態の容器本体11
は、長側壁13に設けられている係合凸部43と、短側
壁14の係合突条83とが係合された状態となり、長側
壁13が容器本体11の内方に回動するのが防止されて
いる。さらに、前記短側壁14の規制板81が長側壁1
3の両側部外側面を覆うように突設されていることか
ら、長側壁13の外方への回動も規制されている。従っ
て、この組立て状態の長側壁13は、容器本体11の内
方及び外方のいずれの方向にも回動規制され、支持突条
23の上端面上で上下方向に立設固定されている。
【0035】また、左右一対の短側壁14は、長側壁1
3の側縁と当接された状態で配置されていることから、
容器本体11内方への回動が防止されている。さらに、
図3(a)に示すように、短側壁14の規制板81に設
けられた各規制孔82a,82b,82c内に、長側壁
13両側部の各規制凸部42a,42b,42cが係入
されていることから、短側壁14の容器本体11外方へ
の回動も規制されている。従って、この組立て状態の短
側壁14は、容器本体11の内方及び外方のいずれの方
向にも回動規制され、支持突条24の上端面上で上下方
向に立設固定されている。
【0036】この組立て状態の折り畳み式運搬用容器
は、対向する一対の把持孔78内に指を挿入し、上部中
空リブ73を手で握りしめるように把持しながら運搬さ
れる。或いは、図1(a)に示されるように、対向する
一対の上部中空リブ33又は一対の上部中空リブ73の
下面に親指以外の指91を引掛けながら運搬してもよ
い。なおこのとき、図1(a)に示される親指91aの
先端部、中央部又は基端部は、側壁13,14の上端縁
(上部フランジ34)と当接するように配置され、容器
本体11が極めて安定した状態で運搬される。
【0037】一方、この折り畳み式運搬用容器の容器本
体11は、組立て状態で上下に積み重ねることができる
とともに、組立て状態の容器本体11の上下に、上記折
り畳み状態の容器本体11を積み重ねることもできる。
また、この折り畳み式運搬用容器の容器本体11は、埃
や汚れ等が付着してしまった場合には、水洗い洗浄して
それらの汚れを洗い流した後に乾燥させ、繰返し再利用
される。
【0038】上記実施形態によって発揮される効果につ
いて、以下に記載する。 ・ 実施形態の折り畳み式運搬用容器は、四角板状の底
壁12と、その底壁12の周縁に沿って立設された各一
対の長側壁13及び短側壁14とから有底四角箱状に形
成された容器本体11から構成されている。さらに、各
側壁13,14の下端部には、各側壁13,14を容器
本体11の内方に折り畳むための回動軸部31及び軸受
け部25が設けられており、対向する一対の長側壁13
を底壁12の上面に折り畳んだ後、残り一対の短側壁1
4をその上面に折り畳むことによって折り畳み可能に構
成されている。加えて、この折り畳み式運搬用容器は、
各側壁13,14の外側面に中空リブ32,33,3
6,72,73,76が突設されているうえ、それら中
空リブ32,33,36,72,73,76が先端側ほ
ど細くなるように形成されている。このため、この折り
畳み式運搬用容器は、各中空リブ32,33,36,7
2,73,76が先端側ほど細くなるようにテーパ形状
に形成されていることから、中空射出成形後の各中空リ
ブ32,33,36,72,73,76の離型不良を極
めて容易に防止することができる。
【0039】即ち、各側壁13,14を成形するための
金型内で硬化した各中空リブ32,33,36,72,
73,76の外表面は、中空部35a〜35c,75a
〜75cを形成させるための高圧ガスの注入により極め
て高い膨圧が加えられており、その膨圧によってキャビ
ティ面との間に高い密着力が働いている。この高い密着
力は、各側壁13,14を離型させる際に、各中空リブ
32,33,36,72,73,76の両側部(上下両
端面又は左右両側面)と、固定金型の対応するキャビテ
ィ面との間の高い摩擦抵抗を生じ、各中空リブ32,3
3,36,72,73,76を離型させる際の離型抵抗
として作用する。そして、各中空リブ32,33,3
6,72,73,76を強引に離型させようとした場合
には、それら中空リブ32,33,36,72,73,
76の両側部がキャビティ面より著しく高い摺動抵抗を
受ける結果となり、それらの面が白化するという離型不
良が発生するおそれが極めて高い。
【0040】これに対し、本実施形態の各中空リブ3
2,33,36,72,73,76は、傾斜面32a,
33a,33b,36a,72a,73a,76aを設
けることにより、先端側ほど細くなるように形成されて
いる。このため、前記各中空リブ32,33,36,7
2,73,76が金型のキャビティ面から離型される際
に摺動抵抗を受ける面としての傾斜面にかかる摺動抵抗
力を極めて一過的なもの、即ち離型の極初期のみに抵抗
力が加えられるようにすることが可能となる。その結
果、離型の初期から終了まで継続的に抵抗力が加えられ
る場合と比較して、離型不良の発生を著しく効果的に低
減させることが容易となる。
【0041】一方、これら中空リブ32,33,36,
72,73,76においては、中空部35a〜35c,
75a〜75cを設けることにより樹脂使用量を減らし
て軽量化を図ることができるうえ、成形時の冷却速度を
高めつつ冷却時の収縮(ヒケ等)に起因する成形不良を
も効果的に防止することができるようになっている。特
に、冷却時の収縮の問題に関しては、中実部の場合には
全体が厚肉の団子状となっており、各部の冷却速度が不
均一であることから収縮が起こりやすい。これに対し、
中空リブ32,33,36,72,73,76では、中
空部35a〜35c,75a〜75cの周囲を取り囲む
合成樹脂製の壁の厚さ(平均1〜4mm程度、好ましく
は2〜3mm程度)が薄くなっていることから、これら
各壁はほぼ均一な冷却速度で冷却される。このため、冷
却時に収縮(変形)が起こりにくいことから、離型不良
の発生も同時に抑制することが容易となる。また、中空
部35a〜35c,75a〜75c内の高いガス圧によ
って前記各壁が収縮するのを抑制する効果も発揮する。
【0042】・ この折り畳み式運搬用容器は、中空リ
ブ32,33,36,72,73,76が先端側ほど細
くなるように形成されていることから、各中空リブ3
2,33,36,72,73,76の基端部と側壁1
3,14の壁面との境界付近に付着する汚れに対して水
洗い洗浄しやすくなっている。さらに、この形状は、水
切れが良好であるうえ風乾されやすいことから、洗浄後
の乾燥も容易に行うことができる。
【0043】・この折り畳み式運搬用容器では、側壁1
3,14の上端部に横方向に延びる上部中空リブ33,
73が設けられていることから、容器本体11を両手で
把持しながら運搬する際に、指91又は手(把持孔7
8)をそれら上部中空リブ33,73に容易に引掛ける
ことができる。このため、容器本体11を両手で把持し
て吊下げながら運搬する際に最も大きな荷重がかかる側
壁13,14の上端部を上部中空リブ33,73によっ
て補強するように構成されていることから、極めて簡単
な構成で容器本体11の強度を著しく顕著に高めること
ができる。さらに、これら上部中空リブ33,73は、
内部に中空部35b,75bが設けられていることか
ら、四角柱状等に形成された中実リブと比較して使用さ
れる合成樹脂量が少なく、容器本体11の軽量化を容易
に図ることが可能である。さらに、中実部と比較して成
形時のヒケや変形の発生を容易かつ効果的に抑制するこ
とができる。
【0044】・ 上部中空リブ33,73を側壁13,
14の両側縁(両側部)間を繋ぐ連続した1本のリブに
よって構成することにより、容器本体11を吊下げなが
ら運搬する際の側壁13,14の強度をより一層高める
ことができる。
【0045】・ 全ての側壁13,14に上部中空リブ
33,73が設けられていることから、組立て状態の容
器本体11の上端部(上部開口部付近)には、ほぼ連続
して取り囲む平面四角環状の中空リブ構造が形成される
ようになっている。このため、この折り畳み式運搬容器
の容器本体11は、公知の平面四角環状、断面逆U字状
に形成された口枠を備えた口枠タイプの折り畳み式運搬
用容器と同様に、その上部開口部には容易に変形するこ
とのない著しく強固な環状構造が形成されている。従っ
て、組立て状態の容器本体11の強度を口枠タイプの折
り畳み式運搬用容器に匹敵する程度に高めることが容易
となり、その高い安定性により使いやすさを著しく顕著
に高めることが可能である。
【0046】・ この折り畳み式運搬用容器は、側壁1
3,14の上端部に横方向に延びる上部中空リブ33,
73が設けられているうえ、同側壁13,14の両側部
に上下方向に延びる左右一対の側部中空リブ36,76
が設けられている。即ち、この折り畳み式運搬用容器で
は、中空リブ33,36,73,76が平板状に形成さ
れた側壁13,14の強度的に最も弱い部位(構造的に
最も大きな変形が起こる部位、つまり側壁13,14の
上端部及び側部)を補強するように設けられている。こ
のため、この折り畳み式運搬用容器は、極めて簡単な構
成である中空リブ33,36,73,76を最も適した
位置に設けることによって、容器本体11の強度を著し
く顕著に高めることができる。
【0047】特に、長側壁13は、短側壁14における
規制板81のような壁面補強構造を有していないことか
ら強度的に弱くなりがちであるが、中空リブ33,36
によってその壁面を著しく効果的に補強することがで
き、容器本体11全体の強度向上に大いに寄与すること
ができる。また、この種の折り畳み式運搬用容器におい
ては、重い収容物を収容しながら運搬する場合及び複数
の容器本体11を上下に積み重ねる場合には、容器本体
11のコーナ部に上下方向に大きな荷重が集中的に加え
られるが、側部中空リブ36,76によってそれらの荷
重は極めて効果的に受け止められる。
【0048】加えて、この折り畳み式運搬用容器の各側
壁13,14には、横方向に延びる上部中空リブ33,
73と、上下方向に延びる側部中空リブ36,76とが
ともに設けられている。このため、例えば、一方の中空
リブ33,73の延設方向と平行に加わる荷重を、他方
の中空リブ36,76が受け止めるようになっており、
任意の方向から加わる荷重に対して遺漏なく受け止める
ことができる。
【0049】・ この折り畳み式運搬用容器は、中空リ
ブ73,76が短側壁14の外周縁に沿って延びる側面
逆U字状(横コ字状)となるように形成されている。ま
た、中空リブ33,36が長側壁13の外周縁に沿って
延びる正面逆U字状(横コ字状)となるように形成され
ている。このため、この折り畳み式運搬用容器は、上部
中空リブ33,73と側部中空リブ36,76とが連結
されていることから、平板状の側壁13,14の強度を
相乗効果的に高めることができる。特に、前記中空リブ
73,76は、最も変形しやすい部位である短側壁14
の外周縁に沿って延びるように形成されていることか
ら、その強度を著しく顕著に高めることが可能である。
【0050】・ 側壁13,14の下端部に横方向に延
びる下部中空リブ32,72を設け、側部中空リブ3
6,76の下端部と連結するように構成することによっ
て、側壁13,14の強度をより一層顕著に高めること
ができる。さらに、大きな荷重がかかる回動手段(回動
軸部31の基端部)を著しく効果的に補強することがで
きる。加えて、側壁13,14下端面のヒケや変形を防
止しやすいことから、側壁13,14の回動を円滑に行
うのが容易となる。
【0051】・ この折り畳み式運搬用容器の側壁1
3,14は、中空リブ33,36,73,76自体が著
しく高い強度向上効果を有していることから、その外側
面に上部フランジ34と類似した板状の側壁リブ等の突
出物をほとんど設ける必要なく、ほぼ平坦な面によって
構成されている。このため、運搬中に前記側壁リブ等が
引掛けられて作業の妨げとなるおそれを低減することが
できるうえ、それらが破損する等の不具合の発生も効果
的に低減させることができる。さらに、側壁13,14
の壁面の大半が平坦又はほぼ平坦となるように形成され
ていることから、容器本体11に汚れが付着し難いう
え、水洗い洗浄及び乾燥を極めて容易に行うことができ
る。
【0052】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 側壁13,14の壁面に多数の通気孔を貫設するこ
とによってメッシュ状に形成すること。このように構成
した場合でも、側壁13,14の壁面に突出物が設けら
れていないことから、上記実施形態と同様に水洗い洗浄
を極めて容易に行うことができる。
【0053】・ 環状リブ37,77を成形するための
中空射出成形法において、不活性ガス等のガス以外に
も、水等の液体を用いて成形するように構成してもよ
い。 ・ 底壁12の下端部外周縁に沿って底面ロ字状(四角
環状)に形成された中空リブとしての底部中空リブを設
けるとともに、その底部中空リブを先端(下端)側ほど
細くなるように形成させること。また、この底部中空リ
ブは、底壁12の下端部外周縁に沿って切れ目なく連続
して設けられている必要はなく、例えば底壁12の側縁
中央部又はコーナ部で僅かに分断されながら底面略ロ字
状に形成されていても構わない。即ち、底面L字状に形
成された中空リブを底壁12の各コーナ部に設けること
により底面略ロ字状に形成された底部中空リブを設けて
もよく、或いは底壁12の各側縁に沿って長棒状に延び
る対向する各一対の中空リブによって底面略ロ字状に形
成された底部中空リブを設けてもよい。また、底面コ字
状に形成された対向する一対の中空リブにより底面略ロ
字状([])に形成された底部中空リブを設けてもよ
い。これらのように構成した場合でも、簡単な構成で容
器本体11の強度を著しく高めることができるととも
に、成形後の底壁12の離型不良を容易に防止すること
ができる。
【0054】・ 上記実施形態の折り畳み式運搬用容器
の底壁12下端部に、フォークリフト又はハンドリフト
のフォークを挿入するためのフォーク挿入孔を設けるこ
とによって折り畳み式パレットボックスとしてもよい。
即ち、この折り畳み式パレットボックスは、上記実施形
態の底壁12を上壁(上面デッキ)とし、その下方位置
にフォーク挿入孔が設けられた略四角板状(略直方体
状)の底壁部材と、上記実施形態と同様の構成を有する
各一対の長側壁13及び短側壁14とを備えた容器本体
から構成されている。このように構成した場合でも、簡
単な構成で容器本体11の強度を著しく高めることがで
きるとともに、成形後の離型不良を容易に防止すること
ができる。また、前記底壁部材の上壁又は下壁(下面デ
ッキ)を構成する壁面に上記実施形態と同様な構成を有
する中空リブを突設してもよい。
【0055】・ 例えば図6(a)に示すように、下部
中空リブ32,72を省略し、側壁13,14の下端縁
に沿って平板状の側壁リブ211(上部フランジ34と
同様に形成されている)を設けること。さらに、側部中
空リブ36,76の下端部に、側壁13,14の内側方
向に僅かに延びる中空リブとしての左右一対の下部中空
リブ212を設けてもよい。なお、前記各中空リブ7
3,76,212は、いずれも先端側ほど細くなるよう
に形成されている。
【0056】・ 例えば図6(b)に示すように、側壁
13,14の上端縁に親指91aを当接させた状態で残
りの指91が引掛かる位置に、上部中空リブ33,73
を設けること。さらに、側壁13,14の上端部には、
側壁13,14の上端縁に沿って延びる板状の上部フラ
ンジ34を設けること。なお、前記各中空リブ73,7
6は、いずれも先端側ほど細くなるように形成されてい
る。
【0057】・ 側壁13,14の壁面ほぼ中央高さ
に、例えば図6(c)に示されるような横方向に延びる
中空リブとしての中央部中空リブ216を設けること。
なお、前記中央部中空リブ216は、側部中空リブ3
6,76の中央部と連通するように構成されている。さ
らに、前記各中空リブ72,73,76,216は、い
ずれも先端側ほど細くなるように形成されている。
【0058】・ 側壁13,14の中央部に、例えば図
6(d)に示されるような上下方向に延びる中空リブと
しての中央部中空リブ217を設けること。なお、これ
ら中央部中空リブ217は、上部中空リブ33,73の
中央部と連通するように構成されている。さらに、前記
各中空リブ73,76,217は、いずれも先端側ほど
細くなるように形成されている。
【0059】・ 例えば図7(a)に示すように、側部
中空リブ36,76及び下部中空リブ32,72を省略
すること。なお、上部中空リブ73は、先端側ほど細く
なるように形成されている。
【0060】・ 例えば図7(b)に示すように、短側
壁14の上端部に、横方向に延びる2本の上部中空リブ
73,221を設けること。なお、これら2本の上部中
空リブ73,221は、短側壁14の一側部に設けられ
た側部中空リブ222を介して連通するように構成して
も構わない。また、これら2本の上部中空リブ73,2
21を、短側壁14の両側部に設けられた側部中空リブ
222を介して連通することにより、側面四角環状とな
るように形成しても構わない。なお、前記各中空リブ7
3,221,222は、いずれも先端側ほど細くなるよ
うに形成されている。
【0061】・ 例えば図7(c)に示すように、側部
中空リブ36,76を省略するとともに、側壁13,1
4の中央部に、横方向及び上下方向に延びる中空リブと
しての中央部中空リブ226,227を設けること。な
お、前記各中空リブ72,73,226,227は、い
ずれも先端側ほど細くなるように形成されている。
【0062】・ 例えば図7(d)に示すように、側部
中空リブ36,76を省略するとともに、側壁13,1
4の上端部に中空リブとしての上部中空リブ221を設
けること。さらに、前記上部中空リブ221の中空部2
21aは、側壁13,14の両側縁(両側部)まで延設
されていなくても構わない。なお、この上部中空リブ2
21は、先端側ほど細くなるように形成されている。
【0063】・ 例えば図8(a)に示すように、上部
中空リブ73及び側部中空リブ76を省略してもよい。
なお、下部中空リブ72は、先端側ほど細くなるように
形成されている。
【0064】・ 例えば図8(b)に示すように、短側
壁14の下端部に、横方向に延びる2本の下部中空リブ
72,228を設けること。なお、これら2本の下部中
空リブ72,228は、短側壁14の一側部に設けられ
た側部中空リブ229を介して連通するように構成して
も構わない。また、これら2本の下部中空リブ72,2
28を、短側壁14の両側部に設けられた側部中空リブ
229を介して連通することにより、側面四角環状とな
るように形成しても構わない。なお、前記各中空リブ7
2,228,229は、いずれも先端側ほど細くなるよ
うに形成されている。
【0065】・ 例えば図8(c)に示すように、側部
中空リブ76を省略し、短側壁14の上下端部のみに横
方向に延びる上部中空リブ73及び下部中空リブ72を
設けること。なお、前記各中空リブ72,73は、いず
れも先端側ほど細くなるように形成されている。
【0066】・ 例えば図8(d)に示すように、短側
壁14の外側面ほぼ中央高さに、横方向に延びる中空リ
ブとしての中央部中空リブ231を設けること。なお、
この中央部中空リブ231は、先端側ほど細くなるよう
に形成されている。
【0067】・ 例えば図9(a)に示すように、下部
中空リブ72及び上部中空リブ73を省略し、短側壁1
4の両側部に、上下方向に延びる左右一対の側部中空リ
ブ76を設けること。なお、両側部中空リブ76は、い
ずれも先端側ほど細くなるように形成されている。
【0068】・ 例えば図9(b)に示すように、下部
中空リブ72全体と、上部中空リブ73の中央部を省略
し、短側壁14の両側部に側面逆L字状に形成された中
空リブとしての左右一対の逆L字状リブ232を設ける
こと。なお、これら逆L字状リブ232は、いずれも先
端側ほど細くなるように形成されている。
【0069】・ 上部中空リブ73等の中空リブを、例
えば図9(c)に示されるような形状に形成してもよ
い。この上部中空リブ73は、上記実施形態の上部フラ
ンジ34と同形状に形成されたフランジ部241と、そ
のフランジ部241の基端部と短側壁14の壁面との両
方に接するように配設された肉厚部242とから構成さ
れている。肉厚部242は、断面略扇状に形成されてい
るうえ、その内部には不定形(断面略円形状又は略四角
形状)の中空部75bが設けられている。さらに、肉厚
部242の下端部には、先端側ほど上方に位置するよう
に斜め方向に延びる傾斜面242aが設けられており、
上部中空リブ73が先端側ほど細くなるように形成され
ている。
【0070】即ち、この上部中空リブ73は、上記実施
形態の各中空リブ32,33,36,72,73,76
の先端面上端部に上部フランジ34様のフランジ状構造
が設けられているものである。なお、前記上部フランジ
34様のフランジ状構造は、各中空リブ32,33,3
6,72,73,76の先端面下端部又は中央部に設け
られていても構わない。また、前記肉厚部242の突設
高さ(肉厚部242の頂部までの高さ)は、好ましくは
5〜15mm、より好ましくは5〜10mmであるとよ
い。また、肉厚部242を断面扇状(傾斜面242aか
ら先端面にかけて滑らかな円弧状に膨出する形状)に形
成させてもよい。
【0071】・ 例えば図9(d)に示すように、上部
中空リブ73と接する短側壁14の壁面を薄肉に形成さ
せることによって薄肉部243を設けること。このよう
に構成した場合、中空部75bを形成させる際の高圧ガ
スの注入時に、ガスの進行流路を容易に適切な方向に導
くことができることから、上部中空リブ73の成形を容
易かつ適切に行うことができる。
【0072】・ 上部中空リブ33の下部傾斜面33b
を省略し、上部中空リブ33の上端部のみに傾斜面(上
部傾斜面33a)を設けるように構成すること。このよ
うに構成した場合、上部中空リブ33の下端面に指91
をより一層引掛けやすくすることができる。
【0073】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 (1) 前記側壁の上端部に横方向に延びる上部中空リ
ブを設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のい
ずれかに記載の折り畳み式運搬用容器。このように構成
した場合、簡単な構成で容器本体の強度を顕著に高める
ことができるうえ、成形後の離型不良を容易に防止する
ことができる。
【0074】(2) 前記側壁の両側部に上下方向に延
びる側部中空リブを設けたことを特徴とする前記(1)
に記載の折り畳み式運搬用容器。 (3) 前記中空リブを側壁の外周縁に沿って延びる逆
U字状に形成したことを特徴とする前記(2)に記載の
折り畳み式運搬用容器。
【0075】(4) 前記側壁の下部に横方向に延びる
下部中空リブを設け、前記側部中空リブの下端部と連結
したことを特徴とする前記(1)から前記(3)のいず
れかに記載の折り畳み式運搬用容器。
【0076】(5) 前記下部中空リブを側壁の下端縁
に沿って延設したことを特徴とする前記(4)に記載の
折り畳み式運搬用容器。 (6) 前記側壁の壁面を平坦又はほぼ平坦となるよう
に形成したことを特徴とする請求項1から請求項4及び
前記(1)から前記(5)のいずれかに記載の折り畳み
式運搬用容器。
【0077】(7) 前記側壁の両側部間を繋ぐように
上部中空リブを形成したことを特徴とする前記(1)か
ら前記(6)のいずれかに記載の折り畳み式運搬用容
器。 (8) 前記上部中空リブは、側壁の上端縁に親指を当
接させた状態で、残りの指が引掛かる位置に設けられて
いることを特徴とする前記(1)から前記(7)のいず
れかに記載の折り畳み式運搬用容器。
【0078】(9) 平板状に形成された側壁に中空リ
ブを設けたことを特徴とする前記(1)から前記(8)
のいずれかに記載の折り畳み式運搬用容器。 (10) 前記側部中空リブを側壁の上端部から下部ま
で延設したことを特徴とする前記(2)から前記(9)
のいずれかに記載の折り畳み式運搬用容器。
【0079】(11) 前記底壁の周縁部に、底壁の各
側縁に沿って延びる底部中空リブを設けたことを特徴と
する請求項1から請求項4のいずれかに記載の折り畳み
式運搬用容器。このように構成した場合、簡単な構成で
容器本体の強度を顕著に高めることができるうえ、成形
後の離型不良を容易に防止することができる。
【0080】(12) 前記底部中空リブを底壁の外周
縁に沿って延びるロ字状に形成したことを特徴とする前
記(11)に記載の折り畳み式運搬用容器。 (13) 前記底壁の周縁部に、底壁の各側縁に沿って
延びる底部中空リブを設けたことを特徴とする前記(1
1)又は前記(12)に記載の折り畳み式運搬用容器。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1から請求項4に
記載の発明の折り畳み式運搬用容器、及び請求項5に記
載の発明の折り畳み式パレットボックスによれば、成形
後の離型不良を容易に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は実施形態の一部を破断した折り畳み
式運搬用容器の容器本体を示す側面図、(b)は同じく
容器本体の一部を示す正断面図。
【図2】 (a)は実施形態の折り畳み式運搬用容器の
長側壁の一部を示す正面図、(b)は同じく短側壁を示
す正断面図。
【図3】 (a)は実施形態の組立て状態の容器本体の
一部を示す正面図、(b)は同じく折り畳み状態の容器
本体の一部を示す正面図。
【図4】 実施形態の折り畳み途中の容器本体を示す側
断面図。
【図5】 実施形態の長側壁の一部を拡大した部分拡大
側断面図。
【図6】 (a)〜(d)はいずれも、実施形態以外の
折り畳み式運搬用容器を示す側面図。
【図7】 (a)〜(d)はいずれも、実施形態以外の
折り畳み式運搬用容器を示す側面図。
【図8】 (a)〜(d)はいずれも、実施形態以外の
折り畳み式運搬用容器を示す側面図。
【図9】 (a)及び(b)は実施形態以外の折り畳み
式運搬用容器を示す側面図、(c)及び(d)は実施形
態以外の折り畳み式運搬用容器の短側壁を示す正断面
図。
【符号の説明】
11…容器本体、12…底壁、13…第一側壁としての
長側壁、14…第二側壁としての短側壁、25…回動手
段を構成する軸受け部、31…回動手段を構成する回動
軸部、31a…回動手段を構成する回動軸、32…中空
リブとしての下部中空リブ、32a,33a…傾斜面と
しての上部傾斜面、33…中空リブとしての上部中空リ
ブ、33b…傾斜面としての下部傾斜面、35a,35
b,35c…中空部、36…中空リブとしての側部中空
リブ、36a…傾斜面としての側部傾斜面、72…中空
リブとしての下部中空リブ、72a…傾斜面としての上
部傾斜面、73…中空リブとしての上部中空リブ、73
a…傾斜面としての下部傾斜面、75a,75b,75
c…中空部、76…中空リブとしての側部中空リブ、7
6a…傾斜面としての側部傾斜面、212,228…中
空リブとしての下部中空リブ、216,217,22
6,227,231…中空リブとしての中央部中空リ
ブ、221…中空リブとしての上部中空リブ、221a
…中空部、222,229…中空リブとしての側部中空
リブ、232…中空リブとしての逆L字状リブ、242
a…傾斜面、α…角度、h…突設高さ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E006 AA03 BA01 CA01 DA01 DB01 3E061 AA02 AB09 AD04 AD05 CA02 DA03 DA04 DA08 DB11 DB17 3E063 AA06 BA05 BB04 CA04 CB10 CC01 CD04 FF03 GG10 3E070 AA33 DA07 KB06 KC10 WH10 WJ06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角板状の底壁と、その底壁の周縁に沿
    って立設された各一対の第一側壁及び第二側壁とから有
    底四角箱状に形成された容器本体を備え、 各側壁の下端部には、各側壁を容器本体の内方に折り畳
    むための回動手段を設けるとともに、 第一側壁を底壁の上面に折り畳んだ後、第二側壁を第一
    側壁の上面に折り畳むことにより、容器本体を折り畳み
    可能に構成した折り畳み式運搬用容器であって、 前記側壁又は底壁の壁面に、内部に中空部が設けられた
    中空リブを突設するとともに、その中空リブを先端側ほ
    ど細くなるように形成したことを特徴とする折り畳み式
    運搬用容器。
  2. 【請求項2】 前記中空リブの突設高さを5〜15mm
    としたことを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式運
    搬用容器。
  3. 【請求項3】 前記中空リブの基端側から先端側へと延
    びる面を先端側ほど中空リブの中央部側へと傾斜する傾
    斜面とするとともに、 その傾斜面と、同中空リブの突設方向とのなす角度を1
    〜45°としたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の折り畳み式運搬用容器。
  4. 【請求項4】 前記中空リブと接する側壁又は底壁の壁
    面を薄肉に形成したことを特徴とする請求項1から請求
    項3のいずれかに記載の折り畳み式運搬用容器。
  5. 【請求項5】 フォーク挿入孔を備えた四角板状の底壁
    部材と、その底壁部材の周縁に沿って立設された各一対
    の第一側壁及び第二側壁とから有底四角箱状に形成され
    た容器本体を備え、 各側壁の下端部には、各側壁を容器本体の内方に折り畳
    むための回動手段を設けるとともに、 第一側壁を底壁部材の上面に折り畳んだ後、第二側壁を
    第一側壁の上面に折り畳むことにより、容器本体を折り
    畳み可能に構成した及び折り畳み式パレットボックスで
    あって、 前記側壁の壁面、又は底壁部材を構成する上壁若しくは
    下壁の壁面に、内部に中空部が設けられた中空リブを突
    設するとともに、その中空リブを先端側ほど細くなるよ
    うに形成したことを特徴とする折り畳み式パレットボッ
    クス。
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