JPH0423766Y2 - - Google Patents

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JPH0423766Y2
JPH0423766Y2 JP1986024133U JP2413386U JPH0423766Y2 JP H0423766 Y2 JPH0423766 Y2 JP H0423766Y2 JP 1986024133 U JP1986024133 U JP 1986024133U JP 2413386 U JP2413386 U JP 2413386U JP H0423766 Y2 JPH0423766 Y2 JP H0423766Y2
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JP
Japan
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bottle
label
absorption panel
reduced pressure
vacuum absorption
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JP1986024133U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ボトル構造に係り、特にボトル内の
減圧分を吸収する構造としたものに関する。
〔従来の技術〕
一般に、加圧しない液体を収容するボトルにあ
つては、保存中の温度変化等に伴い内部に徐々に
減圧状態となることが知られている。このため、
合成樹脂製のボトルではその減圧に耐えられず、
表面がいびつに凹むこととなる。
そこで従来は、この減圧分を吸収するパネルを
形成し、その部分だけを凹ませるようにしてボト
ル全体が変形することを防止するようにしてい
た。
このような構造としたものとしては実開昭57−
199511号公報に記載されたものがあり、第7図及
び第8図に示すように、断面角型に形成したボト
ル20の各側面に環状のロールエツジ部21を形
成し、その内側に減圧吸収パネル22を形成した
ものである。前記減圧吸収パネル22は柔軟性の
あるロールエツジ部21を介して支持されている
ため、ボトル内部(矢示F)方向への移動が容易
であり、内圧が低下してもその減圧分を減圧吸収
パネル22だけで吸収することができてボトル全
体が変形することを防止するようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、前記した従来のものにおいては減圧
吸収パネル22が4方向に設けられているため、
ラベルを貼付する場所がなく、また、仮にラベル
を貼付したとしても減圧吸収パネル22が凹むと
ラベル面に凹凸ができて見栄えが悪いものとなる
おそれがある。
さらに、減圧吸収パネル22を4方向ではなく
1方向だけに形成したとしても容器の厚さそのも
のは均一であるため、減圧吸収パネル22を形成
していない面も凹むものと考えられ、根本的な解
決とはならない。
本考案は前記事項に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、ボトルの内圧を特
定の部位に吸収させることにより、ラベルを貼付
すべき部分の変形を防止することができるように
したボトル構造とすることを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前述した技術的課題を解決するため
に、エアーブロー成形により延伸して成形される
とともに、ラベルを貼付すべきボトルの一側部4
を肉厚とし、一方、この一側部4に対向する他側
部5を肉薄としてこの他側部5にボトル1内の減
圧分を吸収するための減圧吸収パネル5cを形成
してボトル構造とした。
そして、前記他側部5はボトル側面から断面山
形状に突出させて把持部とし、この把持部の背部
を前記減圧吸収パネル5cとした。
このようにボトルの厚さを部分的に変える方法
としては、金型中にパリソンを挾持せしめる際
に、これを金型中心からオフセツトさせ、その位
置で固定した後、エアブローを開始する等の手段
を採ることができる。
なお、ボトル1の側面に凹部を対向的に形成し
て把持部とすることができるが、この場合におい
ては把持部の背部に減圧吸収パネル5cを形成す
ると共に、把持部が形成された部分に対向する部
分を肉厚とすればよい。
〔作用〕
ラベル3を貼着すべきボトル1の一側部4を肉
厚としたため、ボトル1内の減圧によつてはこの
面が凹むことはない。ボトル1内の減圧分は前記
一側部4に対向する他側部5に形成した減圧吸収
パネル5cが凹むことによつて吸収される。
しかもこの減圧吸収パネル5cはボトル1の側
面からは突出しているため、ここが凹んでもボト
ル自体が変形しているようには見えないという効
果がある。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図乃至第6図に基づいて
説明する。
ボトル1は第1図乃至第3図に示すように口頚
部2がボトル中心からオフセツトされた位置に設
けられており、この口頚部2により近いボトル一
側部4はラベル3を貼付するためのラベル貼付面
4aとなつている。ラベル貼付面4aに対向する
他側部5には把持部5aが形成されている。この
把持部5aは手で把み易いように凹部5b,5b
を対向的に形成することにより、構成されてお
り、両凹部5b,5bを連結する部分には減圧吸
収パネル5cが形成されている。前記凹部5b,
5bは接しておらず、凹部5b,5b間には内容
物が満たされている。
第2図及び第3図は2分割型の金型6を示し、
内部には前記凹部5b,5bを形成するための凸
部6a,6a及び周囲の面と凸部6a,6aとを
滑らかに連続させるための隆起部6b,6bが設
けられている。
前記した構成においてボトル1を製造するに際
しては、まず、第4図に示すように金型6,6を
開いた状態で金型6,6間にパリソン7を挾持せ
しめ、金型6,6を閉じる。するとパリソン7の
不要部分は切断され、金型6,6内には袋状とな
つたパリソン7が収容される。ここでパリソン7
は口頚部2の中心部分のオフセツト分(L1,L
2)に対応したオフセツト位置にセツトされる。
パリソン7内にエアーを圧送すると、金型内側に
近い部分は直ちに金型内側に当接し、膨張が停止
するが、金型内側に遠い部分、即ち把持部5a側
には膨張を続け、その肉厚が相当に薄くなつた時
点で金型内側に当接する。
このため、完成したボトル1は第5図に示すよ
うに、減圧吸収パネル5cの厚さが最も薄く形成
される。
一方、ラベル貼付面4a側の厚さT1は減圧吸
収パネル5cの厚さT2に比較して少なくとも倍
以上程度に設定されており、充分な強度を有して
いる。
したがつて、ボトル1の内圧が相当に低下して
もラベル貼付面4aが変形するおそれはなく、専
ら減圧吸収パネル5cが内方に凹むことにより、
減圧分を吸収することができる。
なお、減圧吸収パネル5cとしては平面状に形
成しても良いが、表面にギヤザを形成すればより
変形し易くすることができる。
第6図は他の実施例を示し、口頚部2をボトル
1の中心軸に形成する金型が示されている。この
実施例ではパリソン7を口頚部2からラベル貼付
面4a側へオフセツトさせた位置に挾持せしめ
て、ラベル貼付面4a側の内厚を厚く減圧吸収パ
ネル5c側のそれを薄く形成したものである。
以上述べたように、ボトル内が減圧しても、ボ
トル1の側面から断面山形状に突出させた把持部
の背部が変形するだけで、ボトル自体が変形する
ものではないため展示効果に優れている。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ラベルを貼着すべきボトルの
一側部を肉厚とし、これに対向する他側部を肉薄
として減圧吸収パネルを形成したので、ボトルの
内圧が低下してもその分を前記減圧吸収パネルで
吸収することができ、ラベル面が変形することは
ない。
したがつて、ラベルを常に張りのある状態に維
持することができ、商品価値を低下させるおそれ
はない。
また、減圧吸収パネルはボトルの側面からは突
出しているため、ここが凹んでもボトル自体が変
形しているようには見えないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の実施例を示し、第
1図は全体の斜視図、第2図は金型の形状を示す
側面図、第3図はそのB−B断面を示す断面図、
第4図はパリソンの装着位置を示す側面図、第5
図はパリソンをエアーブローした状態を示す側面
図、第6図は他の実施例を示す金型の側面図、第
7図及び第8図は従来のボトル構造を示し、第7
図は側面図、第8図は断面図である。 1……ボトル、3……ラベル、4……一側部、
5……他側部、7……パリソン、4a……ラベル
貼付面、5c……減圧吸収パネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エアーブロー成形により延伸成形されるととも
    に、ラベル3を貼着すべきボトルの一側部4を肉
    厚とし、一方、この一側部4に対向する他側部5
    を肉薄としてこの他側部5にボトル1内の減圧分
    を吸収するための減圧吸収パネル5cを形成し、
    前記他側部5はボトル側面から断面山形状に突出
    させて把持部とし、この把持部の背部を前記減圧
    吸収パネル5cとしたことを特徴とするボトル構
    造。
JP1986024133U 1986-02-21 1986-02-21 Expired JPH0423766Y2 (ja)

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JPS62137207U JPS62137207U (ja) 1987-08-29
JPH0423766Y2 true JPH0423766Y2 (ja) 1992-06-03

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ID=30823086

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