JPS6018165Y2 - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JPS6018165Y2
JPS6018165Y2 JP18485981U JP18485981U JPS6018165Y2 JP S6018165 Y2 JPS6018165 Y2 JP S6018165Y2 JP 18485981 U JP18485981 U JP 18485981U JP 18485981 U JP18485981 U JP 18485981U JP S6018165 Y2 JPS6018165 Y2 JP S6018165Y2
Authority
JP
Japan
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container
synthetic resin
lid
wall
compact
Prior art date
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Expired
Application number
JP18485981U
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JPS5888911U (ja
Inventor
喜治 畠山
進 木村
Original Assignee
吉田工業株式会社
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Publication date
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Publication of JPS5888911U publication Critical patent/JPS5888911U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は化粧料等のコンパクト容器に関するものであり
、特に蝶番によって蓋体を容器に開閉自在に結合し、蓋
体及び容器の前端縁に設けたフック状の突片の保合によ
って該蓋体が該容器を閉じるようにしたタイプのコンパ
クト容器に関するものである。
一般にコンパクト容器は女性のハンドバック等に入れて
携帯されるものであるから小さくてかつ薄いほど便利で
あるが、パフなどの化粧用具は使用性を考慮して50〜
6−程度の直径を有するため、化粧料を収納する皿もそ
れに見合った程度の大きさとしないと使用に当って不便
であり、従ってコンパクト容器の外径は余り小さくする
ことができないといった事情がある。
一方従来の脅威樹脂製のコンパクト容器では、射出成形
によって蓋体及び容器を形成する際、周壁の肉厚の厚い
部分にヒケ等が発生しないように蓋体の天井壁及び容器
の底壁となる部分の肉厚をも厚くして流動性を良くし樹
脂内圧が該周壁にまで及ぶようにする必要があり、この
ため形成された天井壁、底壁の部分は肉厚が2.0〜2
.5mmの程度に厚くなってしまうことが多く、コンパ
クト容器の厚みを増大させるばかりでなく重量も増すと
いった問題点があった。
また金属製のコンパクト容器も提供されており、このも
のは合成樹脂製のものよりは薄くすることが出来るが、
重量の点で携帯に不便であり、更には蓋体と容器との蝶
番機構及び前端縁の係合機構が脅威樹脂製のものに比べ
複雑となって部品点数が多(なり、コストも高くなるた
め高級部品以外には不適当とされている。
本願考案は上述のような事情に鑑みなされたもので、そ
の目的は軽量にして従来の合成樹脂製コンパクト容器に
比べて著しく薄く携帯に便利であって、かつ簡単な構造
ですむコンパクト容器を提供するにある。
以下本願考案の好適な実施例を示す図面を参照して詳述
する。
第1図は本願考案の一実施例に係るコンパクト容器を示
す縦断面図であり、図中1は容器を示し、該容器1の後
端縁には蝶番2によって蓋体3が開閉自在に連結されて
いる。
蓋体3の前端縁からは該蓋体と一体的に形成された爪片
4が垂下し、該爪片の内壁面下端にはフック状の第1突
片5が一体的に形成されている。
一方、容器1の前端縁は蓋体3の爪片4に対応する部分
が切欠されて凹所6となっており、この凹所6の奥面上
端部に第2のブック状突片7が該容器と一体的に形成さ
れ、図示されたようにこの第2突片7が蓋体3の第1突
片5と係合することによって該蓋体が容器1に対して閉
止位置を占める。
本願考案においては容器1と蓋体3の後端縁及び前端縁
を含む周縁部は弾性のある熱可塑性合成樹脂から形成さ
れて略リング状となっており、その中央部、即ち容器1
の底部及び蓋体3の天井部に相当する部分がそれぞれ空
所になっていて、これら空所に比較的剛性の高い材質か
ら形成された円形のプレート8,9が固定されてそれぞ
れ容器1の底壁及び蓋体3の天井壁をなしている。
これらのプレートは第2図に示すように金属、例えばア
ルミニウムや鋼板など、からなる芯材8a、9aの一表
面に接着剤8b、9bによって合成樹脂製フィルム8c
、9cを接着して戒っており、該フィルム8c、9cは
前記周縁部を形成する合成樹脂と相溶性を有する樹脂で
形成され、また金属の芯材8a、9aは1mm以下の厚
さに形成され好ましくは0.5mm以下の薄さとする。
8d、9dは芯材のフィルム面8c、9cと反対の面に
塗布された合成樹脂の保護膜で、この膜の表面にシルク
印刷により装飾8e、9eが施されている。
そして、プレート8,9をそれぞれ容器1及び蓋体3の
空所内に配置し、合成樹脂フィルム面8C99Cの外縁
部を該空所の外周肩部10,11にそれぞれ当接させ、
加圧状態で高周波発生装置を用いて高周波加熱すること
により該フィルム面と該肩部の樹脂が融けて溶着し、こ
うしてプレート8゜9が肩部10,11で容器1及び蓋
体3の周縁部にそれぞれ高周波溶着され底壁及び天井壁
をなすこととなる。
そして第1図に示されたように、天井壁の上面は蓋体3
の周縁部の上面と、また底壁の下面は容器1の周縁部の
下面と、それぞれ略同−面上に位置する。
尚、図中符号12は容器1の底壁プレート8と周縁部と
によって囲繞された化粧料収納用空所を、また13は蓋
体3の天井壁プレート9の内面に固着された鏡を示す。
上記のように構成されたコンパクト容器では、容器1及
び蓋体3の蝶番2が存する後端縁並びに係合部が形成さ
れた前端縁を含む周縁部は弾性のある合成樹脂から戒っ
ているので、蓋体3の前端を指で持ち上げると該蓋体の
第1突片5と容器1の第2突片7の係合がその弾性によ
って解除され、以後蓋体3を蝶番2を支点として自由に
開閉して鏡13を所望の角度にセットすることが出来る
ので、従来の合成樹脂製コンパクト容器と同様に開閉機
構部は簡単な構成のもので良い。
他方、上記周縁部は底壁、天井壁に相当する部分を空洞
としたリング状に形成し、該空洞部に金属プレート8,
9を高周波溶着して容器1の底壁及び蓋体の天井壁を形
成するため、従来の合成樹脂から射出成形により一体的
に成形したものに比べ、底壁及び天井壁の部分を遥かに
薄いものとすることが可能となる。
上述のように従来一般的な合成樹脂製コンパクト容器で
はこの部分の肉厚を2.0〜2.5門程度に形成するこ
とが必要とされていたが、本考案では底壁、天井壁を威
すプレート8,9は1順以下の厚みのもので良く、更に
は0.5mm以下の肉厚とすることも充分可能であり、
この後者の場合にはコンパクト容器全体の厚さを従来の
合成樹脂製のものの約273とすることが出来る。
また、このような薄い金属プレート以外の部分は合成樹
脂で形成されているので、コンパクト容器全体を金属か
ら形成したものに比べ重量が著しく軽減される。
また、合成樹脂フィルム8c、9cが接着されたプレー
ト8,9は高周波溶着によって容易に合成樹脂製周縁部
に溶着させ得、製作が簡単であるとともに、第8図に示
すように金属の芯材8a。
9aの溶着フィルム面8c、9cの反対の面に、予め装
飾8e′、9e′が施された合成樹脂フィルム8C′、
9C′を接着剤6b’、 gb’で接着して設けるこ
とも出来、この場合にはプレートを溶着した後の装飾作
業が不要となって、生産工程を効率化することが可能と
なる。
上記実施例ではプレート8,9を高周波溶着により容器
及び蓋体の合成樹脂製周縁部に溶着することとしたが、
これ以外にも該周縁部を射出成形する際に、これと同時
にプレートを溶着するようにすることも可能である。
この後者の場合には、射出成形用金型内に帯状にしたプ
レートを挿入しこれをプレスで所定の形状に抜ち抜いて
金型内のキャビティに移送し、該キャビティーに溶融さ
れた樹脂を射出すれば良く、これによって該樹脂がプレ
ートの樹脂フィルム面8c、9cを溶融してこれと溶着
するので、金型から成形された容器、蓋体を取り出した
際には既にプレートが溶着されて底壁、天井壁が形成さ
れた状態になっており、従ってこの方法による場合には
前述の高周波溶着の方法に比べて一層製作工程を簡易化
することが出来る。
また、金属プレート8,9は容器の天井壁及び底壁をな
すのみであって周縁部には及んでいないため、比重の大
きい金属素材の使用量を最小限に抑えることができ、も
って容器全体の軽量化に資するとともに、天井壁の上面
及び底壁の下面はそれぞれ周縁部の上面及び下面と略同
−面上に位置するため、金属部分と合成樹脂部分とが外
観的に一体化され、従来のものとは全く異なった装飾効
果が得られる。
以上のように本願考案に係るコンパクト容器では、蓋体
及び本体の周縁部を熱可塑性合成樹脂から平面枠状に形
成したので蝶番及びフック状係合部からなる開閉機構部
が簡単な構成のものとなる一方、該周縁部の内縁部に肩
部を設けとともに、該周縁部を形成する合成樹脂と相溶
性を有する合成樹脂フィルムが一表面に接着された肉厚
1rIrIn以下の金属プレートを、その外縁部を該肩
部に位置させ該合成樹脂フィルム面で該肩部に熱溶着し
て該蓋体の天井壁及び該容器の底壁としたので、従来の
射出成形により合成樹脂で一体的に成形されたものと比
べてコンパクト容器の厚さを遥かに薄くすることが出来
、また金属製のものと比べると重量を著しく軽減するこ
とが出来る。
また、このように前記周縁部を形成する合成樹脂と相溶
性を有する合成樹脂フィルムが一表面に接着された金属
プレートを用いることをしたので、高周波溶着により、
或いは金型内で前記周縁部を成形する際それと同時に溶
融樹脂によって、該プレートを該周縁部に簡単に溶着す
ることが可能となり、状況に応じていずれの方法でも任
意に利用することが出来、実用上非常に便利である。
更に、該天井壁の上面及び該底壁の下面をそれぞれ該周
縁部の上面及び下面と略同−面上に位置させることとし
たので、金属部分と合成樹脂部分とが外観的に一体化さ
れ、新規な装飾効果を生じるなど種々の優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案の一実施例に係るコンパクト容器を示
す縦断面図、第2図は溶着前のプレートを示す一部拡大
断面図、第3図は他の実施例に係るプレートを示す一部
拡大断面図である。 1・・・・・・容器、2・・・・・・蝶番、3・・・・
・・蓋体、8,9・・・・・・プレート、8a、9a・
・・・・・金属性芯材、8c、9c・・・・・・合成樹
脂フィルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蝶番によって蓋体を容器に開閉自在に結合してなるコン
    パクト容器において、該蓋体及び容器の周縁部を熱可塑
    性合成樹脂から平面枠状に形成し、該周縁部の内縁部に
    肩部を設けるとともに、該周縁部を形成する合成樹脂と
    相溶性を有する合成樹脂フィルムが一表面に接着された
    肉厚1藺以下の金属プレートを、その外縁部を該肩部に
    位置させ該合成樹脂フィルム面で該肩部に熱溶着して該
    蓋体の天井壁及び該容器の底壁となし、該天井壁の上面
    及び該底壁の下面をそれぞれ該周縁部の上面及び下面と
    略同−面上に位置させてなることを特徴とするコンパク
    ト容器。
JP18485981U 1981-12-14 1981-12-14 コンパクト容器 Expired JPS6018165Y2 (ja)

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JP18485981U JPS6018165Y2 (ja) 1981-12-14 1981-12-14 コンパクト容器

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JP18485981U JPS6018165Y2 (ja) 1981-12-14 1981-12-14 コンパクト容器

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Publication Number Publication Date
JPS5888911U JPS5888911U (ja) 1983-06-16
JPS6018165Y2 true JPS6018165Y2 (ja) 1985-06-03

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ID=29985388

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JP18485981U Expired JPS6018165Y2 (ja) 1981-12-14 1981-12-14 コンパクト容器

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JP7309287B2 (ja) * 2020-02-27 2023-07-18 株式会社吉野工業所 容器及び容器製造方法

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JPS5888911U (ja) 1983-06-16

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