JP3096170B2 - 複合容器 - Google Patents

複合容器

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JP3096170B2
JP3096170B2 JP04253025A JP25302592A JP3096170B2 JP 3096170 B2 JP3096170 B2 JP 3096170B2 JP 04253025 A JP04253025 A JP 04253025A JP 25302592 A JP25302592 A JP 25302592A JP 3096170 B2 JP3096170 B2 JP 3096170B2
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恭介 鈴木
一樹 小西
和子 山勢
幸雄 ▲吉▼川
哲也 大城
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形品としての成形
精度、強度および加工特性等の利点と、紙容器としての
印刷効果、軽量性、易焼却性等の利点を兼ね備えた複合
容器に係り、特にイージーオープン性に優れ、粉末、液
体等いずれの内容物でも安定して収容することのできる
複合容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ブランク板と熱可塑性樹脂が
一体に成形された複合容器、いわゆるピラード容器が使
用されている。
【0003】一般に、ピラード容器は、紙と樹脂とが積
層された積層シート材料からなるブランク板を射出成形
金型内に筒状に配設し、このブランク板の端部を突き合
わせた継ぎ合わせ部分および開放端等に熱可塑性樹脂を
射出することにより、ブランク板が樹脂製の保持枠によ
って容器形状に保持された状態で一体成形された複合容
器である。このようなピラード容器は、射出成形品とし
ての利点と紙容器としての利点とを兼ね備えており、例
えば清涼飲料水、清酒、粉末洗剤、芳香剤、液状食品等
の各種製品を収容する容器として広く用いられている。
そして、容器の使用に際しては、容器の口部を開けた後
に一旦、内容物の使用(注出)を中断し、途中使用のま
まの状態で一時的に保存される場合が一般に多々ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
複合容器にあっては、イージーオープン性を考慮した容
器は提供されておらず、そのため、内容物の保存性ない
し保管性が悪く、さらには取扱いが不便である等の不都
合が生じていた。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、イージーオープン性を備
え、内容物の保存性ないし保管性に優れ、さらには取扱
いに便利である複合容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は少なくとも容器の胴部を形成するブ
ランク板が予め配設された金型内に熱可塑性樹脂が射出
されることにより一体成形される複合容器であって、該
容器の上部には、イージーオープン性を備えた蓋体が設
けられており、該蓋体の少なくとも基部が熱可塑性樹脂
を射出することにより前記胴部と一体的に成形されてい
るように構成した。
【0007】本発明の複合容器は、イージーオープン性
を有する蓋体が備えられているので、一旦容器口部を開
口した後でも、開口部の密封、開封が容易に行われる。
また、本発明の複合容器は、イージーオープン性を有す
る蓋体の少なくとも基部を、容器の胴部と一体的に成形
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照して
説明する。図1は本発明の複合容器の一例を示す斜視図
であり、図2は図1に示される複合容器のII−II線にお
ける断面図である。図1および図2において、複合容器
1は、胴部2、底部6、上部閉塞部9からなる、いわゆ
るピラード容器である。
【0009】複合容器1の胴部2は、筒状に保持された
ブランク板3と、このブランク板3の端部3a,3aを
突き合わせた継ぎ合わせ部分に熱可塑性樹脂が射出され
て成形されたピラー部4と、筒状に保持されたブランク
板3の下方の開放端3bに熱可塑性樹脂が射出されて形
成されたフランジ部5とを備えている。
【0010】また、底部6は、図2にその詳細が示され
るように底部用のブランク板8とその周囲に熱可塑性樹
脂により形成されたフランジ部7とからなり、胴部2と
は別体に形成されたものが一例としてとりあげられてい
る。そして、フランジ部7が胴部2のフランジ部5の内
周面に固着されることにより胴部2と一体化されてい
る。フランジ部7とフランジ部5の内周面との固着は、
両者にネジ部を形成しておき螺着したり、ヒートシール
法、超音波シール法等の種々の方法により接着してもよ
い。
【0011】さらに、上部閉塞部9は、肩部10と、こ
の肩部10の略中央、すなわち容器の上部に固着された
蓋体20を備える。この上部閉塞部9は、本実施例では
胴部2と一体で成形され、筒状に保持されたブランク板
3の上方の開放端3cに熱可塑性樹脂が射出されて形成
されている。図1および図2に示される蓋体20は、イ
ージーオープン性を備えたヒンジ部を備えるプルタブ付
きの蓋である。すなわち、蓋体20は、基台22と、こ
の基台22の上に形成された開封部24を備え、この開
封部24は、この開封部24の外形状に沿って設けられ
た略U字状の易開封線26と、この易開封線26を閉じ
るように形成された直線状のヒンジ部28と、U字状の
頂部に固着され、開封時に指に引っ掛けて前記易開封線
26をちぎるための指係合リング29とを有する。この
ようなプルタブ付きの蓋体20は、一旦、開封された後
も、ヒンジ部28の部分を基線として、揺動可能であ
り、これによって開封部24のイージーオープンが可能
となる。このようなプルタブ付きの蓋体20は、通常、
ピラー4、肩部10等の射出成形時に一体的に成形され
る。あるいは、例えばポリエチレン樹脂を用いて別途成
形された蓋体20を後で口部に融着するようにしても良
い。
【0012】上述のような本実施例の複合容器1は、ブ
ランク板3を予め射出成形金型のコアとメス型との間に
配設しておき、その後、熱可塑性樹脂を射出することに
より、上記のピラー部4、フランジ部5、肩部10およ
び蓋体20が成形され、この際、円筒状に保持されたブ
ランク板3は、端部3a,3a、下方の開放端3b、上
方の開放端3cにおいて、それぞれピラー部4、フラン
ジ部5、肩部10を構成する熱可塑性樹脂と融着して一
体化される。この際、ブランク板3を予めコアに巻い
て、くせ折りをしておくことが好ましい。また、底部6
も、底部用のブランク板8を予め射出成形金型に配設し
ておき、その後、熱可塑性樹脂を射出してブランク板8
の周囲に熱可塑性樹脂によりフランジ部7を一体的に成
形することができる。
【0013】尚、この熱可塑性樹脂の射出により形成さ
れるピラー部4は、複合容器1の外側からその存在が確
認され難い方が、外観上好ましいので、例えば、ピラー
部4の樹脂量を可能なかぎり少なくしてもよい。また、
図2に示されるように、ピラー部4の容器内側にリブ4
aを突設してもよい。このようにリブ4aを突設するこ
とにより、底部6が一体化される前の胴部2を重ねて保
管、輸送等した場合に、各胴部間のスタッキングが防止
され、その後の分離が容易となる。
【0014】また、上述のようにブランク板3、ブラン
ク板8と一体化されて複合容器1を構成する熱可塑性樹
脂は、特に制限はないが、ブランク板3の最内面の熱可
塑性樹脂層26と同系の熱可塑性樹脂が好ましい。ブラ
ンク板3としては、例えばポリエチレン(PE)/紙/
ポリエチレン(PE)の3層構造、ポリプロピレン(P
P)/PE/紙/PE/ポリプロピレン(PP)の5層
構造、PE/紙/接着剤層/アルミニウム(Al)層/
PEの5層構造のものが挙げられる。そして、このブラ
ンク板の最内面のPE層あるいはPP層が各々射出され
たPEまたはPPの熱可塑性樹脂と熱融着することによ
り一体化され、成形された容器の強度は高いものとな
る。ブランク板3の厚さは300〜600μm程度が好
ましい。
【0015】図3には、イージーオープン性を有する他
の蓋体40を備えた容器が示される。この容器に固着さ
れる蓋体40は、筒状の蓋体基部42と、この筒状の基
部42の中に一時的に載置され、除去可能なシール体4
4と、このシール体44を除去した後に形成される開口
部Pを封止するためのシールキャップ46を備える。
【0016】蓋体基部42の外側面には、シールキャッ
プ46と螺合するための捩子42aが形成されており、
蓋体基部42の内部底面は、シール体44が除去される
まで封止された状態になっている。シール体44は、シ
ール部44aと、このシール部44aを除去するための
プルタブ部44bを備え、プルタブ部44bを引き上げ
ると、予め切れ易く成形されているシール部44aの外
周が剥がれ、容器の開口が行えるようになっている。シ
ールキャップ46の内周面には図示しない捩子が形成さ
れており、前述したようにこのものは蓋体基部42に螺
着されイージーオープンが可能になっている。なお、図
3における点線で示されるシール体44は、封止されて
いる状態、実線で示されるシール体44は、開封後のシ
ール体44を表わす。
【0017】さらに本実施例以外の公知のイージーオー
プン可能な蓋体も、本発明の複合容器に適用され得る。
ところで、本発明の複合容器の形状は、上述の例に限定
されるものではなく、種々の形状であってよい。例え
ば、図4に示されるように、胴部形成部33a,33b
と、上部閉塞部形成部34とで構成されるブランク板3
2を用いて、図5に示される形状の複合容器31として
もよい。この複合容器31では、ブランク板32の継ぎ
合わせ部分には熱可塑性樹脂からなるピラー部36が形
成されている。また、ブランク板32の上部閉塞部形成
部34により構成される上部閉塞部37には、上部閉塞
部縁部38が形成され、さらにブランク板32の下方に
は、下部フランジ部39が形成されている。そして、ブ
ランク板32の上部閉塞部形成部34に形成されている
口部35には、ネジ山付開口部40が固着ないし一体成
形で形成されている。また、下部フランジ部39には、
容器とは別体に形成された底材が接着されている。
【0018】尚、胴部2と底部6との一体化の手段とし
て、超音波シール方法が可能であるが、この場合、図6
に示すように、胴部2のフランジ部5の下端面に凸部5
aを設けることができる。このような凸部5aは、超音
波により選択的に溶融されるので、迅速に確実なヒート
シールが行える。また、溶融した樹脂がフランジ部5と
底部6との間から外を流出しないように、図示例のよう
にフランジ部5の外縁部にL字状をなす縁部5bを設け
いてもよい。上記の凸部5aの形状は、リング形状、円
錐等の突起形状等、いずれの形状であってもよく、凸部
5aの高さは0.1〜0.5mm、凸部5aの頂部の角
度は60〜120°の範囲が好ましい。又、上記のよう
な凸部は底部6のフランジ部7側に設けてもよく、この
場合、フランジ部5の下端面は平面状とする。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば複
合容器の上部には、イージーオープン性を備えた蓋体が
固着されているので、使用段階における内容物の保存性
ないし保管性に優れ、さらには取扱いが便利であるとい
う効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合容器の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示される複合容器のII−II線における断
面図である。
【図3】本発明の複合容器の他の例を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の複合容器の他の例に用いるブランク板
の平面図である。
【図5】本発明の複合容器の他の例を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の複合容器の胴部と底部との一体化の例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1…複合容器 2…胴部 3…ブランク板 4…ピラー部 6…底部 9…上部閉塞部 20,40…蓋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山勢 和子 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼川 幸雄 埼玉県入間郡三芳町竹間沢字新開402番 地 中山工業株式会社内 (72)発明者 大城 哲也 埼玉県入間郡三芳町竹間沢字新開402番 地 中山工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−86464(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 3/28 B65D 47/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも容器の胴部を形成するブラン
    ク板が予め配設された金型内に熱可塑性樹脂が射出され
    ることにより一体成形される複合容器であって、 該容器の上部には、イージーオープン性を備えた蓋体が
    設けられており、該蓋体の少なくとも基部が熱可塑性樹
    脂を射出することにより前記胴部と一体的に成形されて
    いることを特徴とする複合容器。
  2. 【請求項2】 前記イージーオープン性を備えた蓋体
    は、ヒンジ部を有することにより、リクローズ機能を備
    えるプルタブ付きの蓋であることを特徴とする請求項1
    に記載の複合容器。
  3. 【請求項3】 前記イージーオープン性を備えた蓋体
    は、蓋体基部と、除去可能なシール体と、このシール体
    を除去した後に形成される開口部を封止するためのリク
    ローズキャップを備えることを特徴とする請求項1に記
    載の複合容器。
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