JPH0752940A - 複合容器 - Google Patents
複合容器Info
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- JPH0752940A JPH0752940A JP25302792A JP25302792A JPH0752940A JP H0752940 A JPH0752940 A JP H0752940A JP 25302792 A JP25302792 A JP 25302792A JP 25302792 A JP25302792 A JP 25302792A JP H0752940 A JPH0752940 A JP H0752940A
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- JP
- Japan
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- container
- blank plate
- composite container
- pressure
- thermoplastic resin
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14467—Joining articles or parts of a single article
- B29C45/14475—Joining juxtaposed parts of a single article, e.g. edges of a folded container blank
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/712—Containers; Packaging elements or accessories, Packages
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本体より変形しやすい部分を底部に設け、な
おかつ美的に変形させ、変形による外観不良を目立たな
いようにし、商品価値の低下を防止することを目的とす
る。 【構成】 中空の容器を形成するための胴部、底部、上
部閉塞部とを備え、少なくとも前記胴部はブランク板が
予め配設された射出成形金型に熱可塑性樹脂が射出され
ることにより一体成形され、前記底部は、容器内のヘッ
ドスーペースの内圧変化に応答して形状変化をもたらす
圧力緩衝部を有する。
おかつ美的に変形させ、変形による外観不良を目立たな
いようにし、商品価値の低下を防止することを目的とす
る。 【構成】 中空の容器を形成するための胴部、底部、上
部閉塞部とを備え、少なくとも前記胴部はブランク板が
予め配設された射出成形金型に熱可塑性樹脂が射出され
ることにより一体成形され、前記底部は、容器内のヘッ
ドスーペースの内圧変化に応答して形状変化をもたらす
圧力緩衝部を有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形品としての成形
精度、強度および加工特性等の利点と、紙容器としての
印刷効果、軽量性、易焼却性等の利点を兼ね備えた複合
容器に係り、特にジュース、酒等の内容物を高温充填し
た後の容器の内圧の低下により発生する容器の凹み等の
外観不良に対応した複合容器に関する。
精度、強度および加工特性等の利点と、紙容器としての
印刷効果、軽量性、易焼却性等の利点を兼ね備えた複合
容器に係り、特にジュース、酒等の内容物を高温充填し
た後の容器の内圧の低下により発生する容器の凹み等の
外観不良に対応した複合容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、ブランク板と熱可塑性樹脂が
一体に成形された複合容器、いわゆるピラード容器が使
用されている。
一体に成形された複合容器、いわゆるピラード容器が使
用されている。
【０００３】一般に、ピラード容器は、紙と樹脂とが積
層された積層シート材料からなるブランク板を射出成形
金型内に筒状に配設し、このブランク板の端部を突き合
わせた継ぎ合わせ部分および開放端等に熱可塑性樹脂を
射出することにより、ブランク板が樹脂製の保持枠によ
って容器形状に保持された状態で一体成形された複合容
器である。ここで、ブランク板は例えばポリエチレン
（ＰＥ）／紙／ポリエチレン（ＰＥ）の３層構造、ポリ
プロピレン（ＰＰ）／ＰＥ／紙／ＰＥ／ポリプロピレン
（ＰＰ）の５層構造、ＰＥ／紙／接着剤層／アルミニウ
ム（Ａｌ）層／ＰＥの５層構造等を有している。そし
て、このブランク板の最内面のＰＥ層あるいはＰＰ層が
射出された熱可塑性樹脂と熱融着することにより一体化
され、成形された容器の強度は高いものとなっている。
層された積層シート材料からなるブランク板を射出成形
金型内に筒状に配設し、このブランク板の端部を突き合
わせた継ぎ合わせ部分および開放端等に熱可塑性樹脂を
射出することにより、ブランク板が樹脂製の保持枠によ
って容器形状に保持された状態で一体成形された複合容
器である。ここで、ブランク板は例えばポリエチレン
（ＰＥ）／紙／ポリエチレン（ＰＥ）の３層構造、ポリ
プロピレン（ＰＰ）／ＰＥ／紙／ＰＥ／ポリプロピレン
（ＰＰ）の５層構造、ＰＥ／紙／接着剤層／アルミニウ
ム（Ａｌ）層／ＰＥの５層構造等を有している。そし
て、このブランク板の最内面のＰＥ層あるいはＰＰ層が
射出された熱可塑性樹脂と熱融着することにより一体化
され、成形された容器の強度は高いものとなっている。
【０００４】このようなピラード容器は、射出成形品と
しての利点と紙容器としての利点とを兼ね備えており、
例えば清涼飲料水、清酒、粉末洗剤、芳香剤、液状食品
等の各種製品を収容する容器として広く用いられてい
る。
しての利点と紙容器としての利点とを兼ね備えており、
例えば清涼飲料水、清酒、粉末洗剤、芳香剤、液状食品
等の各種製品を収容する容器として広く用いられてい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような容器の中に、ジュース、酒等の内容物を高温
の状態で充填すると、その後の内容物の冷却によって、
容器内上方のいわゆるヘッドスペースは陰圧になり、容
器の本体の側面等に凹部が発生し、見栄えが悪くなり商
品価値が下がるという問題が生じていた。
このような容器の中に、ジュース、酒等の内容物を高温
の状態で充填すると、その後の内容物の冷却によって、
容器内上方のいわゆるヘッドスペースは陰圧になり、容
器の本体の側面等に凹部が発生し、見栄えが悪くなり商
品価値が下がるという問題が生じていた。
【０００６】本発明は、このような実情の基に創案され
たものであり、本発明の目的は、本体より変形しやすい
部分を底部に設け、なおかつ美的に変形させ、変形によ
る外観不良を目立たないようにし、商品価値の低下を防
止することを目的とする。
たものであり、本発明の目的は、本体より変形しやすい
部分を底部に設け、なおかつ美的に変形させ、変形によ
る外観不良を目立たないようにし、商品価値の低下を防
止することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は中空の容器を形成するための胴部、
底部、上部閉塞部とを備え、少なくとも前記胴部はブラ
ンク板が予め配設された射出成形金型に熱可塑性樹脂が
射出されることにより一体成形され、前記底部は、容器
内のヘッドスーペースの内圧変化に応答して形状変化を
もたらす圧力緩衝部を有するように構成した。
るために、本発明は中空の容器を形成するための胴部、
底部、上部閉塞部とを備え、少なくとも前記胴部はブラ
ンク板が予め配設された射出成形金型に熱可塑性樹脂が
射出されることにより一体成形され、前記底部は、容器
内のヘッドスーペースの内圧変化に応答して形状変化を
もたらす圧力緩衝部を有するように構成した。
【０００８】
【作用】底部は、容器内のヘッドスーペースの内圧変化
に応答して形状変化をもたらす圧力緩衝部をそなえてい
るので、容器内に熱い内容物を充填し、この内容物が冷
め、容器内圧が低下しても、この内圧低下は、底部の圧
力緩衝部の変形で吸収されてしまう。
に応答して形状変化をもたらす圧力緩衝部をそなえてい
るので、容器内に熱い内容物を充填し、この内容物が冷
め、容器内圧が低下しても、この内圧低下は、底部の圧
力緩衝部の変形で吸収されてしまう。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照して
説明する。図１は本発明の複合容器の一例を示す斜視図
であり、図２は図１に示される複合容器のII−II線にお
ける組み立て前の断面図である。図１および図２におい
て、複合容器１は、胴部２、底部６、上部閉塞部９から
なる、いわゆるピラード容器である。
説明する。図１は本発明の複合容器の一例を示す斜視図
であり、図２は図１に示される複合容器のII−II線にお
ける組み立て前の断面図である。図１および図２におい
て、複合容器１は、胴部２、底部６、上部閉塞部９から
なる、いわゆるピラード容器である。
【００１０】複合容器１の胴部２は、筒状に保持された
ブランク板３と、このブランク板３の端部３ａ，３ａを
突き合わせた継ぎ合わせ部分に熱可塑性樹脂が射出され
て成形されたピラー部４と、筒状に保持されたブランク
板３の下方の開放端３ｂに熱可塑性樹脂が射出されて形
成されたフランジ部５とを備えている。
ブランク板３と、このブランク板３の端部３ａ，３ａを
突き合わせた継ぎ合わせ部分に熱可塑性樹脂が射出され
て成形されたピラー部４と、筒状に保持されたブランク
板３の下方の開放端３ｂに熱可塑性樹脂が射出されて形
成されたフランジ部５とを備えている。
【００１１】また、底部６は、底部用のブランク板８の
周囲に熱可塑性樹脂により形成されたフランジ部７から
なり、胴部２とは別体に形成されたものである。そし
て、底部用のブランク板８は、その詳細が図３に示され
るように蛇腹形状をなしており、このものは容器内のヘ
ッドスーペースの内圧変化に応答して形状変化をもたら
す圧力緩衝部としての機能を有する。蛇腹形状は図示の
こどく同心円状のものをいくつか組み合わせたものであ
ってもよいし、また連続的なスパイラル形状のものであ
ってもよい。ブランク板８は、種々の積層体から形成す
ることができる。例えば図３に示されるように外表面に
おいてフランジ部７に熱融着されるブランク板８の場合
は、外表面側からポリエチレン樹脂（ＰＥ）／アルミニ
ウム（Ａｌ）／ポリエチレンテレフタレート樹脂（ＰＥ
Ｔ）、ＰＥ／ＰＥＴ／Ａｌ／ＰＥＴ等の構成を有する積
層体とすることができる。一方、後述する図７に示され
るように、その内表面においてフランジ部７に熱融着さ
れるブランク板８の場合は、外表面側からＰＥＴ／Ａｌ
／ＰＥ，ＰＥ／延伸ナイロン（ＯＮ）／Ａｌ／紙等の構
成を有する積層体とすることができる。また、ブランク
板８を用いることなく、蛇腹形状をフランジ部７と同一
の樹脂で射出成形により一体的に形成することもでき
る。この場合には、ヒンジ性に優れるポリプロピレンが
好適である。
周囲に熱可塑性樹脂により形成されたフランジ部７から
なり、胴部２とは別体に形成されたものである。そし
て、底部用のブランク板８は、その詳細が図３に示され
るように蛇腹形状をなしており、このものは容器内のヘ
ッドスーペースの内圧変化に応答して形状変化をもたら
す圧力緩衝部としての機能を有する。蛇腹形状は図示の
こどく同心円状のものをいくつか組み合わせたものであ
ってもよいし、また連続的なスパイラル形状のものであ
ってもよい。ブランク板８は、種々の積層体から形成す
ることができる。例えば図３に示されるように外表面に
おいてフランジ部７に熱融着されるブランク板８の場合
は、外表面側からポリエチレン樹脂（ＰＥ）／アルミニ
ウム（Ａｌ）／ポリエチレンテレフタレート樹脂（ＰＥ
Ｔ）、ＰＥ／ＰＥＴ／Ａｌ／ＰＥＴ等の構成を有する積
層体とすることができる。一方、後述する図７に示され
るように、その内表面においてフランジ部７に熱融着さ
れるブランク板８の場合は、外表面側からＰＥＴ／Ａｌ
／ＰＥ，ＰＥ／延伸ナイロン（ＯＮ）／Ａｌ／紙等の構
成を有する積層体とすることができる。また、ブランク
板８を用いることなく、蛇腹形状をフランジ部７と同一
の樹脂で射出成形により一体的に形成することもでき
る。この場合には、ヒンジ性に優れるポリプロピレンが
好適である。
【００１２】その他の圧力緩衝部の形態としては、図４
に示されるように、単に底部材８１の肉厚を薄くして圧
力変動のない状態であらかじめ下方に湾曲させておき、
容器内の圧力変動に対して俊敏に応答できるようにして
もよい。この場合、底部材８１は図示のごとくフランジ
部７と別体となるように設けてもよいし、フランジ部７
と同一材質で一体成形してもよい。
に示されるように、単に底部材８１の肉厚を薄くして圧
力変動のない状態であらかじめ下方に湾曲させておき、
容器内の圧力変動に対して俊敏に応答できるようにして
もよい。この場合、底部材８１は図示のごとくフランジ
部７と別体となるように設けてもよいし、フランジ部７
と同一材質で一体成形してもよい。
【００１３】このような圧力緩衝部を供える底部６のフ
ランジ部７は、胴部２のフランジ部５の内周面に固着さ
れることにより胴部２と一体化されている。フランジ部
７とフランジ部５の内周面との固着は、両者にネジ部を
形成しておき螺着したり、ヒートシール法、超音波シー
ル法等の種々の方法により接着してもよい。
ランジ部７は、胴部２のフランジ部５の内周面に固着さ
れることにより胴部２と一体化されている。フランジ部
７とフランジ部５の内周面との固着は、両者にネジ部を
形成しておき螺着したり、ヒートシール法、超音波シー
ル法等の種々の方法により接着してもよい。
【００１４】さらに、上部閉塞部９は、肩部１０と、こ
の肩部１０の略中央に突設されたネジ山付開口部１１と
からなる。この上部閉塞部９は胴部２と一体で成形さ
れ、筒状に保持されたブランク板３の上方の開放端３ｃ
に熱可塑性樹脂が射出されて形成されている。そして、
ネジ山付開口部１１には、例えばキャップ等が螺着され
て複合容器１の内部が密封される。
の肩部１０の略中央に突設されたネジ山付開口部１１と
からなる。この上部閉塞部９は胴部２と一体で成形さ
れ、筒状に保持されたブランク板３の上方の開放端３ｃ
に熱可塑性樹脂が射出されて形成されている。そして、
ネジ山付開口部１１には、例えばキャップ等が螺着され
て複合容器１の内部が密封される。
【００１５】上述のような複合容器１は、ブランク板３
を予め射出成形金型のコアとメス型との間に配設してお
き、その後、熱可塑性樹脂を射出することにより、上記
のピラー部４、フランジ部５、肩部１０およびネジ山付
開口部１１が成形され、この際、円筒状に保持されたブ
ランク板３は、端部３ａ，３ａ、下方の開放端３ｂ、上
方の開放端３ｃにおいて、それぞれピラー部４、フラン
ジ部５、肩部１０を構成する熱可塑性樹脂と融着して一
体化される。この際、ブランク板３を予めコアに巻い
て、くせ折りをしておくことが好ましい。また、底部６
も、底部用のブランク板８を予め射出成形金型に配設し
ておき、その後、熱可塑性樹脂を射出してブランク板８
の周囲に熱可塑性樹脂によりフランジ部７を一体的に成
形することができる。
を予め射出成形金型のコアとメス型との間に配設してお
き、その後、熱可塑性樹脂を射出することにより、上記
のピラー部４、フランジ部５、肩部１０およびネジ山付
開口部１１が成形され、この際、円筒状に保持されたブ
ランク板３は、端部３ａ，３ａ、下方の開放端３ｂ、上
方の開放端３ｃにおいて、それぞれピラー部４、フラン
ジ部５、肩部１０を構成する熱可塑性樹脂と融着して一
体化される。この際、ブランク板３を予めコアに巻い
て、くせ折りをしておくことが好ましい。また、底部６
も、底部用のブランク板８を予め射出成形金型に配設し
ておき、その後、熱可塑性樹脂を射出してブランク板８
の周囲に熱可塑性樹脂によりフランジ部７を一体的に成
形することができる。
【００１６】尚、この熱可塑性樹脂の射出により形成さ
れるピラー部４は、複合容器１の外側からその存在が確
認され難い方が、外観上好ましいので、例えば、ピラー
部４の樹脂量を可能なかぎり少なくしてもよい。また、
図２に示されるように、ピラー部４の容器内側にリブ４
ａを突設してもよい。このようにリブ４ａを突設するこ
とにより、底部６が一体化される前の胴部２を重ねて保
管、輸送等した場合に、各胴部間のスタッキングが防止
され、その後の分離が容易となる。
れるピラー部４は、複合容器１の外側からその存在が確
認され難い方が、外観上好ましいので、例えば、ピラー
部４の樹脂量を可能なかぎり少なくしてもよい。また、
図２に示されるように、ピラー部４の容器内側にリブ４
ａを突設してもよい。このようにリブ４ａを突設するこ
とにより、底部６が一体化される前の胴部２を重ねて保
管、輸送等した場合に、各胴部間のスタッキングが防止
され、その後の分離が容易となる。
【００１７】また、上述のようにブランク板３、ブラン
ク板８と一体化されて複合容器１を構成する熱可塑性樹
脂は、特に制限はないが、ブランク板３の最内面の熱可
塑性樹脂層と同系の熱可塑性樹脂が好ましい。
ク板８と一体化されて複合容器１を構成する熱可塑性樹
脂は、特に制限はないが、ブランク板３の最内面の熱可
塑性樹脂層と同系の熱可塑性樹脂が好ましい。
【００１８】ブランク板は、例えばポリエチレン（Ｐ
Ｅ）／紙／ポリエチレン（ＰＥ）の３層構造、ポリプロ
ピレン（ＰＰ）／ＰＥ／紙／ＰＥ／ポリプロピレン（Ｐ
Ｐ）の５層構造、ＰＥ／紙／接着剤層／アルミニウム
（Ａｌ）層／ＰＥの５層構造等を有している。そして、
このブランク板の最内面のＰＥ層あるいはＰＰ層が射出
された熱可塑性樹脂と熱融着することにより一体化さ
れ、成形された容器の強度は高いものとなっている。そ
して、上記のようなブランク板３の厚さは３００〜６０
０μｍ程度が好ましい。
Ｅ）／紙／ポリエチレン（ＰＥ）の３層構造、ポリプロ
ピレン（ＰＰ）／ＰＥ／紙／ＰＥ／ポリプロピレン（Ｐ
Ｐ）の５層構造、ＰＥ／紙／接着剤層／アルミニウム
（Ａｌ）層／ＰＥの５層構造等を有している。そして、
このブランク板の最内面のＰＥ層あるいはＰＰ層が射出
された熱可塑性樹脂と熱融着することにより一体化さ
れ、成形された容器の強度は高いものとなっている。そ
して、上記のようなブランク板３の厚さは３００〜６０
０μｍ程度が好ましい。
【００１９】本発明の複合容器の形状は、上述の例に限
定されるものではなく、種々の形状であってよい。例え
ば、図５に示されるように、胴部形成部３３ａ，３３ｂ
と、上部閉塞部形成部３４とで構成されるブランク板３
２を用いて、図６に示される形状の複合容器３１として
もよい。この複合容器３１では、ブランク板３２の継ぎ
合わせ部分には熱可塑性樹脂からなるピラー部３６が形
成されている。また、ブランク板３２の上部閉塞部形成
部３４により構成される上部閉塞部３７には、上部閉塞
部縁部３８が形成され、さらにブランク板３２の下方に
は、下部フランジ部３９が形成されている。そして、ブ
ランク板３２の上部閉塞部形成部３４に形成されている
口部３５には、ネジ山付開口部４０が固着されている。
また、下部フランジ部３９には、容器とは別体に形成さ
れた底材が接着されている。
定されるものではなく、種々の形状であってよい。例え
ば、図５に示されるように、胴部形成部３３ａ，３３ｂ
と、上部閉塞部形成部３４とで構成されるブランク板３
２を用いて、図６に示される形状の複合容器３１として
もよい。この複合容器３１では、ブランク板３２の継ぎ
合わせ部分には熱可塑性樹脂からなるピラー部３６が形
成されている。また、ブランク板３２の上部閉塞部形成
部３４により構成される上部閉塞部３７には、上部閉塞
部縁部３８が形成され、さらにブランク板３２の下方に
は、下部フランジ部３９が形成されている。そして、ブ
ランク板３２の上部閉塞部形成部３４に形成されている
口部３５には、ネジ山付開口部４０が固着されている。
また、下部フランジ部３９には、容器とは別体に形成さ
れた底材が接着されている。
【００２０】尚、胴部２と底部６との一体化の手段とし
て、上述のように超音波シール方法が可能であるが、こ
の場合、図７に示すように、胴部２のフランジ部５の下
端面に凸部５ａを設けることができる。このような凸部
５ａは、超音波により選択的に溶融されるので、迅速に
確実なヒートシールが行える。また、溶融した樹脂がフ
ランジ部５と底部６との間から外を流出しないように、
図示例のようにフランジ部５の外縁部にＬ字状をなす縁
部５ｂを設けいてもよい。上記の凸部５ａの形状は、リ
ング形状、円錐等の突起形状等、いずれの形状であって
もよく、凸部５ａの高さは０．１〜０．５ｍｍ、凸部５
ａの頂部の角度は６０〜１２０°の範囲が好ましい。
又、上記のような凸部は底部６のフランジ部７側に設け
てもよく、この場合、フランジ部５の下端面は平面状と
する。
て、上述のように超音波シール方法が可能であるが、こ
の場合、図７に示すように、胴部２のフランジ部５の下
端面に凸部５ａを設けることができる。このような凸部
５ａは、超音波により選択的に溶融されるので、迅速に
確実なヒートシールが行える。また、溶融した樹脂がフ
ランジ部５と底部６との間から外を流出しないように、
図示例のようにフランジ部５の外縁部にＬ字状をなす縁
部５ｂを設けいてもよい。上記の凸部５ａの形状は、リ
ング形状、円錐等の突起形状等、いずれの形状であって
もよく、凸部５ａの高さは０．１〜０．５ｍｍ、凸部５
ａの頂部の角度は６０〜１２０°の範囲が好ましい。
又、上記のような凸部は底部６のフランジ部７側に設け
てもよく、この場合、フランジ部５の下端面は平面状と
する。
【００２１】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば底
部は、容器内のヘッドスーペースの内圧変化に応答して
形状変化をもたらす圧力緩衝部をそなえているので、容
器内に熱い内容物を充填し、この内容物が冷め、容器内
圧が低下しても、この内圧低下は、底部の圧力緩衝部の
変形で吸収されるという効果を奏する。
部は、容器内のヘッドスーペースの内圧変化に応答して
形状変化をもたらす圧力緩衝部をそなえているので、容
器内に熱い内容物を充填し、この内容物が冷め、容器内
圧が低下しても、この内圧低下は、底部の圧力緩衝部の
変形で吸収されるという効果を奏する。
【図１】本発明の複合容器の一例を示す斜視図である。
【図２】図１に示される複合容器のII−II線における組
み立て前の断面図である。
み立て前の断面図である。
【図３】図２に示される底部の詳細部であって、（ａ）
はその平面図、（ｂ）はその正面図である。
はその平面図、（ｂ）はその正面図である。
【図４】他の底部の形状を説明するため図であって、
（ａ）はその平面図、（ｂ）はその正面図である。
（ａ）はその平面図、（ｂ）はその正面図である。
【図５】本発明の複合容器の他の例に用いるブランク板
の平面図である。
の平面図である。
【図６】本発明の複合容器の他の例を示す斜視図であ
る。
る。
【図７】本発明の複合容器の胴部と底部との一体化の例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
１…複合容器 ２…胴部 ３…ブランク板 ４…ピラー部 ６…底部 ９…上部閉塞部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山勢 和子 東京都新宿区市谷加賀町一丁目１番１号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼川 幸雄 埼玉県入間郡三芳町竹間沢字新開402番地 中山工業株式会社内 (72)発明者 大城 哲也 埼玉県入間郡三芳町竹間沢字新開402番地 中山工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 中空の容器を形成するための胴部、底
部、上部閉塞部とを備え、 少なくとも前記胴部はブランク板が予め配設された射出
成形金型に熱可塑性樹脂が射出されることにより一体成
形され、 前記底部は、容器内のヘッドスーペースの内圧変化に応
答して形状変化をもたらす圧力緩衝部を有することを特
徴とする複合容器。 - 【請求項２】 前記底部に形成された圧力緩衝部は、蛇
腹形状に形成された底部用ブランク板であることを特徴
とする請求項１に記載の複合容器。 - 【請求項３】 前記底部に形成された圧力緩衝部は、フ
ランジ部と一体的に射出成形された蛇腹形状の底部材で
あることを特徴とする請求項１に記載の複合容器。 - 【請求項４】 前記底部に形成された圧力緩衝部は、フ
ランジ部と一体的に射出成形され、圧力変化に応答でき
る薄い厚さを有する底部材を備えることを特徴とする請
求項１に記載の複合容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04253027A JP3091030B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 複合容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04253027A JP3091030B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 複合容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0752940A true JPH0752940A (ja) | 1995-02-28 |
| JP3091030B2 JP3091030B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
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