JP2001175152A - 記録装置 - Google Patents
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- JP2001175152A JP2001175152A JP35707099A JP35707099A JP2001175152A JP 2001175152 A JP2001175152 A JP 2001175152A JP 35707099 A JP35707099 A JP 35707099A JP 35707099 A JP35707099 A JP 35707099A JP 2001175152 A JP2001175152 A JP 2001175152A
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- CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N Ozone Chemical compound [O-][O+]=O CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 37
- 238000000034 method Methods 0.000 description 21
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 206010019332 Heat exhaustion Diseases 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
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- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 既存の記録工程を構成する部材を利用し
て、装置の小型化を図りつつ、定着処理の熱の排気及び
オゾンの除去の双方を効率的に行うこと。 【解決手段】 装置内部の上方に配置された定着ユニッ
ト113の上面に形成された凹部121とその定着ユニ
ット113の凹部121に対向する位置に形成された上
部カバー122の凹部124とで形成された経路125
を介して、装置内部の熱を引抜く。
て、装置の小型化を図りつつ、定着処理の熱の排気及び
オゾンの除去の双方を効率的に行うこと。 【解決手段】 装置内部の上方に配置された定着ユニッ
ト113の上面に形成された凹部121とその定着ユニ
ット113の凹部121に対向する位置に形成された上
部カバー122の凹部124とで形成された経路125
を介して、装置内部の熱を引抜く。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙に対してト
ナーを定着する定着ユニットを有する記録装置に関す
る。
ナーを定着する定着ユニットを有する記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の記録装置において
は、記録紙に転写されたトナーを定着させるために記録
紙に対して定着処理が施される。この定着処理は、例え
ば、150℃の熱を発する定着ローラと、この定着ロー
ラに記録紙を押圧する加圧ローラとを設けて、加圧ロー
ラで記録紙を定着ローラに押圧しながら、定着ローラで
記録紙に熱を加えることにより行われている。このた
め、このような記録装置においては、定着処理の際に発
生する熱を効率的に排気する経路が要求される。
は、記録紙に転写されたトナーを定着させるために記録
紙に対して定着処理が施される。この定着処理は、例え
ば、150℃の熱を発する定着ローラと、この定着ロー
ラに記録紙を押圧する加圧ローラとを設けて、加圧ロー
ラで記録紙を定着ローラに押圧しながら、定着ローラで
記録紙に熱を加えることにより行われている。このた
め、このような記録装置においては、定着処理の際に発
生する熱を効率的に排気する経路が要求される。
【0003】一方、電子写真方式の記録装置において
は、現像工程でコロナ方式を用いた場合、例えば、コロ
ナ方式の帯電器を用いて感光体に帯電させる場合には、
この帯電器に高圧を加える際にオゾンが発生する。すな
わち、現像工程において、オゾンが発生する。このた
め、このような記録装置においては、発生したオゾンを
除去するオゾンフィルタを設けてこのオゾンフィルタを
介して、発生したオゾンを効率的に引抜く経路が要求さ
れる。
は、現像工程でコロナ方式を用いた場合、例えば、コロ
ナ方式の帯電器を用いて感光体に帯電させる場合には、
この帯電器に高圧を加える際にオゾンが発生する。すな
わち、現像工程において、オゾンが発生する。このた
め、このような記録装置においては、発生したオゾンを
除去するオゾンフィルタを設けてこのオゾンフィルタを
介して、発生したオゾンを効率的に引抜く経路が要求さ
れる。
【0004】従来、この種の経路は、装置内部の空きス
ペースに熱を引抜く経路とオゾンを引抜く経路との各々
にダクトを配して、2系統の経路を最終的に1つに統合
して1つのファンで空気を引抜くようにしている。
ペースに熱を引抜く経路とオゾンを引抜く経路との各々
にダクトを配して、2系統の経路を最終的に1つに統合
して1つのファンで空気を引抜くようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
記録用の記録装置においては、モノクロの場合と比較し
て記録工程も複雑になるので、プロセスカートリッジの
数、転写ユニット等の記録工程に必要な部材も多くな
る。このため、上記経路のためにわざわざスペースを確
保すると、モノクロの記録装置の場合以上に装置の大型
化が大きな問題となる。
記録用の記録装置においては、モノクロの場合と比較し
て記録工程も複雑になるので、プロセスカートリッジの
数、転写ユニット等の記録工程に必要な部材も多くな
る。このため、上記経路のためにわざわざスペースを確
保すると、モノクロの記録装置の場合以上に装置の大型
化が大きな問題となる。
【0006】また、上記経路のためにダクトを配する
と、そのダクトを配するスペースを確保せざるを得ず、
装置の小型化の制約となるという問題がある。さらに、
上記経路を特別な構造によって構成すると、その分部品
点数も増加し、コスト高を招くという問題がある。
と、そのダクトを配するスペースを確保せざるを得ず、
装置の小型化の制約となるという問題がある。さらに、
上記経路を特別な構造によって構成すると、その分部品
点数も増加し、コスト高を招くという問題がある。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、既存の記録工程を構成する部材を利用して、装
置の小型化を図りつつ、定着処理の熱の排気およびオゾ
ンの除去の双方を効率的に行うことができる記録装置を
提供することを目的とする。
であり、既存の記録工程を構成する部材を利用して、装
置の小型化を図りつつ、定着処理の熱の排気およびオゾ
ンの除去の双方を効率的に行うことができる記録装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置本体に開
閉自在に取り付けられた上部カバーが装置本体に対して
閉じた場合に、その上部カバーの下面と装置内部の上方
に配置された定着ユニットの上面に形成された凹部との
間に形成される貫通路を介して、装置内部の熱を引抜く
ようにしたものである。
閉自在に取り付けられた上部カバーが装置本体に対して
閉じた場合に、その上部カバーの下面と装置内部の上方
に配置された定着ユニットの上面に形成された凹部との
間に形成される貫通路を介して、装置内部の熱を引抜く
ようにしたものである。
【0009】この構成により、定着ユニットで発生する
熱が装置内部にこもらず装置外部に抜けやすくなる。ま
た、装置既存の上部カバーの形状を変えるだけで、ダク
ト等を別途設けることなく、定着ユニットの上面の略全
体から装置内部の熱を引抜く貫通路を形成することがで
きる。これにより、装置の小型化を図りつつコストの低
減を図ることができる。
熱が装置内部にこもらず装置外部に抜けやすくなる。ま
た、装置既存の上部カバーの形状を変えるだけで、ダク
ト等を別途設けることなく、定着ユニットの上面の略全
体から装置内部の熱を引抜く貫通路を形成することがで
きる。これにより、装置の小型化を図りつつコストの低
減を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る記録装
置は、装置内部の上方に配置され上面に凹部が形成され
た定着ユニットと、装置本体に開閉自在に取り付けら
れ、装置本体に対して開いた場合に前記定着ユニットを
露出させ、閉じた場合に下面と前記定着ユニットの凹部
との間に貫通路が形成される上部カバーと、前記貫通路
の一方の端部近傍に取り付けられ当該貫通路を介して装
置内部の熱を引抜くファンと、を具備する構成を採る。
置は、装置内部の上方に配置され上面に凹部が形成され
た定着ユニットと、装置本体に開閉自在に取り付けら
れ、装置本体に対して開いた場合に前記定着ユニットを
露出させ、閉じた場合に下面と前記定着ユニットの凹部
との間に貫通路が形成される上部カバーと、前記貫通路
の一方の端部近傍に取り付けられ当該貫通路を介して装
置内部の熱を引抜くファンと、を具備する構成を採る。
【0011】この構成によれば、定着ユニットを装置内
部の上方に配置することにより、定着ユニットで発生す
る熱は、装置内部にこもらず装置外部に抜けやすくな
る。また、装置既存の上部カバーの形状を変えるだけ
で、ダクト等を別途設けることなく、定着ユニットの上
面の略全体から装置内部の熱を引抜く貫通路が形成され
る。このため、装置の小型化を図りつつコストの低減を
図ることができる。
部の上方に配置することにより、定着ユニットで発生す
る熱は、装置内部にこもらず装置外部に抜けやすくな
る。また、装置既存の上部カバーの形状を変えるだけ
で、ダクト等を別途設けることなく、定着ユニットの上
面の略全体から装置内部の熱を引抜く貫通路が形成され
る。このため、装置の小型化を図りつつコストの低減を
図ることができる。
【0012】本発明の第2の態様に係る記録装置は、第
1の態様において、前記上部カバーは、装置本体に対し
て閉じた場合に前記定着ユニットの凹部と対向する位置
に凹部が形成された構成を採る。
1の態様において、前記上部カバーは、装置本体に対し
て閉じた場合に前記定着ユニットの凹部と対向する位置
に凹部が形成された構成を採る。
【0013】この構成によれば、装置既存の上部カバー
の形状及び既存の定着ユニット上面の形状を変えるだけ
でダクト等を別途設けることなく、定着ユニットの上面
の略全体から装置内部の熱を引抜く貫通路が形成され
る。この熱を引抜く貫通路は、下面が平面である場合と
比較して広く形成される。装置内部の熱は、この広く形
成された貫通路を介して引抜かれるため、記録装置に対
する冷却効率を一層向上させることができる。
の形状及び既存の定着ユニット上面の形状を変えるだけ
でダクト等を別途設けることなく、定着ユニットの上面
の略全体から装置内部の熱を引抜く貫通路が形成され
る。この熱を引抜く貫通路は、下面が平面である場合と
比較して広く形成される。装置内部の熱は、この広く形
成された貫通路を介して引抜かれるため、記録装置に対
する冷却効率を一層向上させることができる。
【0014】本発明の第3の態様に係る記録装置は、第
1又は第2の態様において、前記定着ユニットに侵入す
る記録紙を装置内部の下方から搬送することにより装置
内部で上方への空気の流れを形成し、装置内部の熱を当
該定着ユニットの上方に向わせる構成を採る。
1又は第2の態様において、前記定着ユニットに侵入す
る記録紙を装置内部の下方から搬送することにより装置
内部で上方への空気の流れを形成し、装置内部の熱を当
該定着ユニットの上方に向わせる構成を採る。
【0015】この構成によれば、記録紙の搬送という既
存のものを利用して、装置内部の空気の流れを装置上部
に配置された定着ユニットへ向わせて、この定着ユニッ
トの上面に熱の流れが集まるようにしている。そして、
その定着ユニットの上面において装置内部の熱を引抜く
ようにしている。このように既存の部材の作用を利用す
るので、特段の部材を設けることなく限られたスペース
を最大限に活用して装置の小型化を図ると共にコスト高
を押えつつ、装置内部の熱、特に、定着ユニットで発生
した熱を効率的に外部に引抜くことができる。
存のものを利用して、装置内部の空気の流れを装置上部
に配置された定着ユニットへ向わせて、この定着ユニッ
トの上面に熱の流れが集まるようにしている。そして、
その定着ユニットの上面において装置内部の熱を引抜く
ようにしている。このように既存の部材の作用を利用す
るので、特段の部材を設けることなく限られたスペース
を最大限に活用して装置の小型化を図ると共にコスト高
を押えつつ、装置内部の熱、特に、定着ユニットで発生
した熱を効率的に外部に引抜くことができる。
【0016】本発明の第4の態様に係る記録装置は、第
3の態様において、前記定着ユニットの下方に配置され
且つ回転する転写フィルム上に複数色の画像を重ねて当
該複数色の画像を記録紙に転写する転写ユニットを具備
し、前記転写フィルムを記録紙の搬送方向と同一方向に
回転させることにより装置内部で上方への空気の流れを
形成し、装置内部の熱を当該定着ユニットの上方に向わ
せる構成をとる。
3の態様において、前記定着ユニットの下方に配置され
且つ回転する転写フィルム上に複数色の画像を重ねて当
該複数色の画像を記録紙に転写する転写ユニットを具備
し、前記転写フィルムを記録紙の搬送方向と同一方向に
回転させることにより装置内部で上方への空気の流れを
形成し、装置内部の熱を当該定着ユニットの上方に向わ
せる構成をとる。
【0017】この構成によれば、転写フィルムの回転及
び記録紙の搬送という既存のものを利用して、装置内部
の空気の流れを装置上部に配置された定着ユニットへ向
わせて、この定着ユニットの上面に熱の流れが集まるよ
うにしている。そして、その定着ユニットの上面におい
て熱を引抜くようにしている。このように既存の部材の
作用を利用するので、特段の部材を設けることなく、限
られたスペースを最大限に活用して装置の小型化を図る
と共にコスト高を押えつつ、定着ユニットで発生した熱
を更に効率的に外部に引抜くことができる。
び記録紙の搬送という既存のものを利用して、装置内部
の空気の流れを装置上部に配置された定着ユニットへ向
わせて、この定着ユニットの上面に熱の流れが集まるよ
うにしている。そして、その定着ユニットの上面におい
て熱を引抜くようにしている。このように既存の部材の
作用を利用するので、特段の部材を設けることなく、限
られたスペースを最大限に活用して装置の小型化を図る
と共にコスト高を押えつつ、定着ユニットで発生した熱
を更に効率的に外部に引抜くことができる。
【0018】本発明の第5の態様に係る記録装置は、第
1から第4のいずれかの態様において、前記転写ユニッ
トの現像部近傍に前記定着ユニットの側面、前記転写ユ
ニットの上面及び装置本体の筐体に囲まれて形成された
空間部を具備し、前記ファンは、前記空間部の空気を引
抜く構成を採る。
1から第4のいずれかの態様において、前記転写ユニッ
トの現像部近傍に前記定着ユニットの側面、前記転写ユ
ニットの上面及び装置本体の筐体に囲まれて形成された
空間部を具備し、前記ファンは、前記空間部の空気を引
抜く構成を採る。
【0019】この構成によれば、装置既存の定着ユニッ
ト113、転写ユニット106及び本記録装置100の
筐体の配置を調整するだけで、ダクト等を別途設けるこ
となく、単一のファンで、定着ユニットの上方に集めら
れた装置内部の熱を排気すると共に、前記転写ユニット
の現像部近傍に前記定着ユニットの側面、前記転写ユニ
ットの上面及び装置本体の筐体に囲まれて形成された空
間部からも装置内部の熱を引抜くことができる。これに
より、定着ユニットの上方及び側面の双方から装置内部
の熱を相乗的に引抜くことになり、冷却効率を一層向上
させることができる。
ト113、転写ユニット106及び本記録装置100の
筐体の配置を調整するだけで、ダクト等を別途設けるこ
となく、単一のファンで、定着ユニットの上方に集めら
れた装置内部の熱を排気すると共に、前記転写ユニット
の現像部近傍に前記定着ユニットの側面、前記転写ユニ
ットの上面及び装置本体の筐体に囲まれて形成された空
間部からも装置内部の熱を引抜くことができる。これに
より、定着ユニットの上方及び側面の双方から装置内部
の熱を相乗的に引抜くことになり、冷却効率を一層向上
させることができる。
【0020】本発明の第6の態様に係る記録装置は、第
5の態様において、前記空間部から前記ファンで空気を
引抜く経路上にオゾン除去フィルタを設けた構成を採
る。
5の態様において、前記空間部から前記ファンで空気を
引抜く経路上にオゾン除去フィルタを設けた構成を採
る。
【0021】この構成によれば、空間部から空気を引抜
く際、空間部に溜まったオゾンをオゾン除去フィルタで
除去することができる。これにより、装置を大型化する
ことなく、効率的な熱の排気とオゾンの除去との双方を
実現できる。
く際、空間部に溜まったオゾンをオゾン除去フィルタで
除去することができる。これにより、装置を大型化する
ことなく、効率的な熱の排気とオゾンの除去との双方を
実現できる。
【0022】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施の形態に係る記録
装置の構成を示す左側断面図である。図1において、右
方を本記録装置の前面とし、左方を本記録装置の後面と
する。
装置の構成を示す左側断面図である。図1において、右
方を本記録装置の前面とし、左方を本記録装置の後面と
する。
【0024】図1に示すように、本記録装置100は、
給紙カセット101が底部に設置されている。記録紙束
102から最上面の記録紙がピックアップローラ103
によって給紙カセット101から取り出される。給紙カ
セット101から取り出された記録紙は、分離ローラ1
04によって1枚に分離される。分離された記録紙は、
レジストローラ105へ渡される。レジストローラ10
5の先には、転写ユニット106が設置されている。
給紙カセット101が底部に設置されている。記録紙束
102から最上面の記録紙がピックアップローラ103
によって給紙カセット101から取り出される。給紙カ
セット101から取り出された記録紙は、分離ローラ1
04によって1枚に分離される。分離された記録紙は、
レジストローラ105へ渡される。レジストローラ10
5の先には、転写ユニット106が設置されている。
【0025】転写ユニット106は、4色の画像が重ね
られる転写フィルム107を有する。転写フィルム10
7は、図示しない駆動系により図中矢印A方向に回転す
る。この転写フィルム107は、転写ユニット106の
筐体108に覆われている。転写ユニット106の筐体
108には、本記録装置100の前面側と後面側に開口
部が設けられている。
られる転写フィルム107を有する。転写フィルム10
7は、図示しない駆動系により図中矢印A方向に回転す
る。この転写フィルム107は、転写ユニット106の
筐体108に覆われている。転写ユニット106の筐体
108には、本記録装置100の前面側と後面側に開口
部が設けられている。
【0026】本記録装置100の後面側に設けられた転
写ユニット106の開口部に対向する位置に、プロセス
ユニット109が設置されている。プロセスユニット1
09は、この開口部を介して転写ユニット106の内部
の転写フィルム107に接触する。プロセスユニット1
09は、4色のプロセスカートリッジを備えている。各
プロセスカートリッジには、そのプロセスカートリッジ
に対応する色の画像が形成される感光体110と、その
感光体110を帯電させる帯電ローラ111が設けられ
ている。4色のプロセスカートリッジによって形成され
た画像が転写フィルム107の同一位置に重ねられる。
4色のプロセスカートリッジによって形成された画像が
転写フィルム107に重ねられる位置を現像部という。
写ユニット106の開口部に対向する位置に、プロセス
ユニット109が設置されている。プロセスユニット1
09は、この開口部を介して転写ユニット106の内部
の転写フィルム107に接触する。プロセスユニット1
09は、4色のプロセスカートリッジを備えている。各
プロセスカートリッジには、そのプロセスカートリッジ
に対応する色の画像が形成される感光体110と、その
感光体110を帯電させる帯電ローラ111が設けられ
ている。4色のプロセスカートリッジによって形成され
た画像が転写フィルム107の同一位置に重ねられる。
4色のプロセスカートリッジによって形成された画像が
転写フィルム107に重ねられる位置を現像部という。
【0027】一方、本記録装置100の前面側に設けら
れた転写ユニット106の開口部に対向する位置に、転
写ローラ112が設置されている。転写ローラ112
は、この開口部を介して転写ユニット106の内部の転
写フィルム107に接触する。転写ローラ112は、転
写フィルム107に形成された4色の画像を記録紙へ転
写する。このとき、転写フィルム107と記録紙の先端
との位置調整は、レジストローラ105によって制御さ
れる。画像が転写された記録紙は、転写ユニット106
から定着ユニット113へ渡される。
れた転写ユニット106の開口部に対向する位置に、転
写ローラ112が設置されている。転写ローラ112
は、この開口部を介して転写ユニット106の内部の転
写フィルム107に接触する。転写ローラ112は、転
写フィルム107に形成された4色の画像を記録紙へ転
写する。このとき、転写フィルム107と記録紙の先端
との位置調整は、レジストローラ105によって制御さ
れる。画像が転写された記録紙は、転写ユニット106
から定着ユニット113へ渡される。
【0028】定着ユニット113は、図示するように、
本記録装置100の上面いっぱいの位置に配置されてい
る。定着ユニット113は、定着処理を行う本体部11
4と、この本体部114に対して開閉自在な蓋部115
とで構成されている。この本体部114に定着ローラ1
16および加圧ローラ117が設けられている。定着ロ
ーラ116が記録紙の記録面に熱を加え、加圧ローラ1
17が記録紙を定着ローラ116との間で押圧すること
により、記録紙に画像が定着する。
本記録装置100の上面いっぱいの位置に配置されてい
る。定着ユニット113は、定着処理を行う本体部11
4と、この本体部114に対して開閉自在な蓋部115
とで構成されている。この本体部114に定着ローラ1
16および加圧ローラ117が設けられている。定着ロ
ーラ116が記録紙の記録面に熱を加え、加圧ローラ1
17が記録紙を定着ローラ116との間で押圧すること
により、記録紙に画像が定着する。
【0029】このように、定着ユニット113を装置の
上部に配置することにより、定着ユニットで発生する熱
を、装置内部にこもらせず、装置外部に排気しやすくす
ることができる。
上部に配置することにより、定着ユニットで発生する熱
を、装置内部にこもらせず、装置外部に排気しやすくす
ることができる。
【0030】蓋部115を閉じた場合、定着ユニット1
13の内側には、蓋部115の下面と本体部114の上
面とで記録紙の搬送路118が形成される。この搬送路
118の終端部に一対の排気ローラ119、120が設
置されている。
13の内側には、蓋部115の下面と本体部114の上
面とで記録紙の搬送路118が形成される。この搬送路
118の終端部に一対の排気ローラ119、120が設
置されている。
【0031】蓋部115の上面には、記録紙の幅方向に
沿って凹部121が形成されている。蓋部115は、こ
の凹部121の位置で一段下がった形状に設けられてい
る。
沿って凹部121が形成されている。蓋部115は、こ
の凹部121の位置で一段下がった形状に設けられてい
る。
【0032】定着ユニット113のすぐ真上に、上部カ
バー122が設けられている。言い換えると、定着ユニ
ット113は、上部カバー122のすぐ真下に配置され
るように設置されている。この上部カバー122は、装
置本体に開閉自在に取り付けられており、本記録装置1
00の筐体の一部を構成するものである。定着ユニット
113の着脱は、この上部カバー122を開いて行われ
る。
バー122が設けられている。言い換えると、定着ユニ
ット113は、上部カバー122のすぐ真下に配置され
るように設置されている。この上部カバー122は、装
置本体に開閉自在に取り付けられており、本記録装置1
00の筐体の一部を構成するものである。定着ユニット
113の着脱は、この上部カバー122を開いて行われ
る。
【0033】上部カバー122には、上部カバー122
自体を補強するためのリブ123が本記録装置100の
内側に向かって、複数形成されている。各リブ123
は、定着ユニット113の蓋部115の上面に形成され
た凹部121と同様に、記録紙の幅方向に沿って形成さ
れている。以下、この上部カバー122のリブ123が
形成された側の面を上部カバー122の裏面という。
自体を補強するためのリブ123が本記録装置100の
内側に向かって、複数形成されている。各リブ123
は、定着ユニット113の蓋部115の上面に形成され
た凹部121と同様に、記録紙の幅方向に沿って形成さ
れている。以下、この上部カバー122のリブ123が
形成された側の面を上部カバー122の裏面という。
【0034】上部カバー122を閉じた場合、定着ユニ
ット113の蓋部115の上面に形成された凹部121
に対向する位置には、リブ123が形成されていない。
また、定着ユニット113の蓋部115のうち、上面に
形成された凹部121から一段上がった部分に対応する
位置、すなわち、定着ユニット113の蓋部115の上
面に形成された凹部121の前面側及び後面側の端部に
対応する位置にリブ123a、123bが形成されてい
る。言い換えると、これらのリブ123a、123bと
上部カバー122の裏面とで、定着ユニット113の蓋
部115の上面に形成された凹部121と対向する凹部
124が形成されている。
ット113の蓋部115の上面に形成された凹部121
に対向する位置には、リブ123が形成されていない。
また、定着ユニット113の蓋部115のうち、上面に
形成された凹部121から一段上がった部分に対応する
位置、すなわち、定着ユニット113の蓋部115の上
面に形成された凹部121の前面側及び後面側の端部に
対応する位置にリブ123a、123bが形成されてい
る。言い換えると、これらのリブ123a、123bと
上部カバー122の裏面とで、定着ユニット113の蓋
部115の上面に形成された凹部121と対向する凹部
124が形成されている。
【0035】なお、本記録装置100では、リブ123
a、123bと上部カバー122の裏面とで凹部124
が形成されているが、上部カバー122の裏面を平面に
し、定着ユニット113の蓋部115のうち、上面に形
成された凹部121に対向する位置に凹部124を設け
るようにしても良い。
a、123bと上部カバー122の裏面とで凹部124
が形成されているが、上部カバー122の裏面を平面に
し、定着ユニット113の蓋部115のうち、上面に形
成された凹部121に対向する位置に凹部124を設け
るようにしても良い。
【0036】上部カバー122を閉じた場合、定着ユニ
ット113の蓋部115の上面に形成された凹部121
と上部カバー122に形成された凹部124とで貫通路
125が形成される。この貫通路125は、定着ユニッ
ト113の一方の側壁から他方の側壁まで貫通してい
る。この貫通路125は、本記録装置100の内部に溜
まった熱を、特に、定着ユニット113から放出された
熱を外部に排気するために用いられる。この貫通路12
5の端部に対応する、本記録装置100の左側面に吸気
口が設けられている。
ット113の蓋部115の上面に形成された凹部121
と上部カバー122に形成された凹部124とで貫通路
125が形成される。この貫通路125は、定着ユニッ
ト113の一方の側壁から他方の側壁まで貫通してい
る。この貫通路125は、本記録装置100の内部に溜
まった熱を、特に、定着ユニット113から放出された
熱を外部に排気するために用いられる。この貫通路12
5の端部に対応する、本記録装置100の左側面に吸気
口が設けられている。
【0037】定着ユニット113の後面側であって、転
写ユニット106の現像部の上方に、定着ユニット11
3の後面、転写ユニット106の上面及び本記録装置1
00の筐体に囲まれて所定の空間126が形成されてい
る。空間126には、装置内部で発生した熱が溜まって
いく。図示するように、この空間126は、本記録装置
100の上下方向に伸びる空間126Aと、本記録装置
100の前後方向に伸びる空間126Bとで構成されて
いる。
写ユニット106の現像部の上方に、定着ユニット11
3の後面、転写ユニット106の上面及び本記録装置1
00の筐体に囲まれて所定の空間126が形成されてい
る。空間126には、装置内部で発生した熱が溜まって
いく。図示するように、この空間126は、本記録装置
100の上下方向に伸びる空間126Aと、本記録装置
100の前後方向に伸びる空間126Bとで構成されて
いる。
【0038】空間126Aは、本記録装置100の筐体
に囲まれて形成されている。空間126Aには、その下
方において、空間126Bが繋がっている。この空間1
26Aの上方に対応する、本記録装置100の左側面に
吸気口127が設けられている。また、空間126Aの
最下方には、本記録装置100と転写ユニット106と
の間にわずかに隙間が形成されている。空間126に
は、この隙間を介して、転写フィルム107に画像を形
成する場合に感光体110を帯電させることによって発
生するオゾンが溜まっていく。
に囲まれて形成されている。空間126Aには、その下
方において、空間126Bが繋がっている。この空間1
26Aの上方に対応する、本記録装置100の左側面に
吸気口127が設けられている。また、空間126Aの
最下方には、本記録装置100と転写ユニット106と
の間にわずかに隙間が形成されている。空間126に
は、この隙間を介して、転写フィルム107に画像を形
成する場合に感光体110を帯電させることによって発
生するオゾンが溜まっていく。
【0039】空間126Bは、前面側が定着ユニット1
13の後面で、下面が転写ユニット106の上面で、上
面が本記録装置100の筐体で囲まれて形成されてい
る。本記録装置100では、定着ユニット113の後面
側に、熱を発生させる定着ローラ117が配置されてい
る。このため、定着ユニット113が定着処理を行う場
合に発生する熱がこの空間126Bに溜まっていく。こ
の空間126Bに対応する、本記録装置100の右側面
側の所定位置にオゾン除去フィルタ128が設置されて
いる。
13の後面で、下面が転写ユニット106の上面で、上
面が本記録装置100の筐体で囲まれて形成されてい
る。本記録装置100では、定着ユニット113の後面
側に、熱を発生させる定着ローラ117が配置されてい
る。このため、定着ユニット113が定着処理を行う場
合に発生する熱がこの空間126Bに溜まっていく。こ
の空間126Bに対応する、本記録装置100の右側面
側の所定位置にオゾン除去フィルタ128が設置されて
いる。
【0040】図2は、本発明の一実施の形態に係る記録
装置の構成を示す右側断面図である。図2において、左
方を本記録装置の前面とし、右方を本記録装置の後面と
する。
装置の構成を示す右側断面図である。図2において、左
方を本記録装置の前面とし、右方を本記録装置の後面と
する。
【0041】上述のように、空間126Bに対応する所
定位置にオゾン除去フィルタ128が設置されている。
オゾン除去フィルタ128は、本記録装置100で発生
したオゾンを除去するためのものである。これにより、
本記録装置100で発生したオゾンを外部にそのまま排
気するのを防止している。
定位置にオゾン除去フィルタ128が設置されている。
オゾン除去フィルタ128は、本記録装置100で発生
したオゾンを除去するためのものである。これにより、
本記録装置100で発生したオゾンを外部にそのまま排
気するのを防止している。
【0042】また、貫通路125よりも本記録装置10
0の右側面側に吸込口201が設置されている。貫通路
125からの熱は、吸込口201に吸込まれる。
0の右側面側に吸込口201が設置されている。貫通路
125からの熱は、吸込口201に吸込まれる。
【0043】さらに、これらのオゾン除去フィルタ12
8、吸込口201より本記録装置100の右側面側にフ
ァン202が設置されている。ファン202が回転する
と、本記録装置100の内部に溜まった熱は、貫通路1
25を介して外部に排気される。また、空間126に溜
まった熱も同時に外部に排気される。このとき、空間1
26に溜まっていたオゾンは、オゾン除去フィルタ12
8を通過する際に除去される。
8、吸込口201より本記録装置100の右側面側にフ
ァン202が設置されている。ファン202が回転する
と、本記録装置100の内部に溜まった熱は、貫通路1
25を介して外部に排気される。また、空間126に溜
まった熱も同時に外部に排気される。このとき、空間1
26に溜まっていたオゾンは、オゾン除去フィルタ12
8を通過する際に除去される。
【0044】次に、図3から図5を用いて、定着ユニッ
ト113と貫通路125、空間126との位置関係につ
いて説明する。
ト113と貫通路125、空間126との位置関係につ
いて説明する。
【0045】図3は、定着ユニット113周辺の斜視図
である。図4は、定着ユニット113周辺の上面図であ
る。図5は、定着ユニット周辺の側断面図である。図3
においては、上部カバー122が開いた状態を示してい
る。図4においては、上部カバー122を省略してい
る。図5においては、上部カバー122が閉じた状態を
示している。
である。図4は、定着ユニット113周辺の上面図であ
る。図5は、定着ユニット周辺の側断面図である。図3
においては、上部カバー122が開いた状態を示してい
る。図4においては、上部カバー122を省略してい
る。図5においては、上部カバー122が閉じた状態を
示している。
【0046】図3に示すように、蓋部115の上面に形
成された凹部121は、記録紙の幅方向(図中矢印W方
向)に沿って定着ユニット113の略全体に渡って形成
されている。上部カバー122を閉じた場合、この凹部
121に対向する位置に、上部カバー122に設けられ
た凹部124が配置される。この2つの凹部121、1
24によって、貫通路125が定着ユニット113の略
全体に渡って形成される。この貫通路125の本記録装
置100の側面側に吸込口201及びファン202が設
置されている。
成された凹部121は、記録紙の幅方向(図中矢印W方
向)に沿って定着ユニット113の略全体に渡って形成
されている。上部カバー122を閉じた場合、この凹部
121に対向する位置に、上部カバー122に設けられ
た凹部124が配置される。この2つの凹部121、1
24によって、貫通路125が定着ユニット113の略
全体に渡って形成される。この貫通路125の本記録装
置100の側面側に吸込口201及びファン202が設
置されている。
【0047】なお、図3において、上部カバー122
は、定着ユニット113の後面側端部に取り付けられて
いるが、定着ユニット113に取り付けるのではなく、
本記録装置100の筐体に取り付けるようにしても良
い。
は、定着ユニット113の後面側端部に取り付けられて
いるが、定着ユニット113に取り付けるのではなく、
本記録装置100の筐体に取り付けるようにしても良
い。
【0048】また、図4に示すように、空間126は、
定着ユニット113よりもわずかに後面側に配置されて
いる。空間126は、本記録装置100の右側面側に向
かって狭くなる形状になっている。そして、空間126
の本記録装置100の右側面側の端部に、オゾン除去フ
ィルタ128が設置されている。さらに、図5に示すよ
うに、空間126は、定着ユニット113の下方側に配
置されている。さらに、オゾン除去フィルタ128の右
側面側にファン202が設置されている。
定着ユニット113よりもわずかに後面側に配置されて
いる。空間126は、本記録装置100の右側面側に向
かって狭くなる形状になっている。そして、空間126
の本記録装置100の右側面側の端部に、オゾン除去フ
ィルタ128が設置されている。さらに、図5に示すよ
うに、空間126は、定着ユニット113の下方側に配
置されている。さらに、オゾン除去フィルタ128の右
側面側にファン202が設置されている。
【0049】すなわち、図5に示すように、ファン20
2には、貫通路125が吸込口201を介して上側か
ら、空間126がオゾン除去フィルタ128を介して下
側から繋がっている。
2には、貫通路125が吸込口201を介して上側か
ら、空間126がオゾン除去フィルタ128を介して下
側から繋がっている。
【0050】このような位置関係において、ファン20
2が回転すると、貫通路125においては、図4及び図
5に示すように、本記録装置100の左側面に設けられ
た吸気口401から空気が吸い込まれる。そして、本記
録装置100の内部に溜まった熱、特に定着ユニット1
13から放出された熱が図中矢印B方向に引抜かれる。
そして、これらの熱は、吸込口201に吸い込まれ、フ
ァン202を介して外部に排気される。
2が回転すると、貫通路125においては、図4及び図
5に示すように、本記録装置100の左側面に設けられ
た吸気口401から空気が吸い込まれる。そして、本記
録装置100の内部に溜まった熱、特に定着ユニット1
13から放出された熱が図中矢印B方向に引抜かれる。
そして、これらの熱は、吸込口201に吸い込まれ、フ
ァン202を介して外部に排気される。
【0051】このように、本記録装置100では、装置
既存の上部カバー122の形状及び既存の定着ユニット
113の上面の形状を変えるだけで、定着ユニット11
3で発生する熱を引抜くためのダクト等を別途設けるこ
となく、定着ユニット113の上面の略全体から貫通路
125を形成することができる。これにより、装置の小
型化を図りつつ、コストの低減を図ることができる。
既存の上部カバー122の形状及び既存の定着ユニット
113の上面の形状を変えるだけで、定着ユニット11
3で発生する熱を引抜くためのダクト等を別途設けるこ
となく、定着ユニット113の上面の略全体から貫通路
125を形成することができる。これにより、装置の小
型化を図りつつ、コストの低減を図ることができる。
【0052】なお、本記録装置100では、上部カバー
122の形状を変えて、貫通路125を形成している
が、貫通路125は、上部カバー122の形状を変える
ことなく、定着ユニット113の上面の形状を変えるだ
けで貫通路125を形成しても良い。
122の形状を変えて、貫通路125を形成している
が、貫通路125は、上部カバー122の形状を変える
ことなく、定着ユニット113の上面の形状を変えるだ
けで貫通路125を形成しても良い。
【0053】一方、空間126においても、ファン20
2が回転すると、図4及び図5に示すように、本記録装
置100の左側面に設けられた吸気口127から空気が
吸い込まれる。そして、空間126に溜まった熱又は空
間126に溜められたオゾンが図中矢印C方向に引抜か
れる。このとき、熱は、オゾン除去フィルタ128を通
過し、ファン202を介して装置外部に排気される。一
方、空間126に溜まったオゾンは、オゾン除去フィル
タ128を通過する際に除去される。これにより、本記
録装置100で発生したオゾンが外部にそのまま排気さ
れるのが防止される。
2が回転すると、図4及び図5に示すように、本記録装
置100の左側面に設けられた吸気口127から空気が
吸い込まれる。そして、空間126に溜まった熱又は空
間126に溜められたオゾンが図中矢印C方向に引抜か
れる。このとき、熱は、オゾン除去フィルタ128を通
過し、ファン202を介して装置外部に排気される。一
方、空間126に溜まったオゾンは、オゾン除去フィル
タ128を通過する際に除去される。これにより、本記
録装置100で発生したオゾンが外部にそのまま排気さ
れるのが防止される。
【0054】このように、本記録装置100では、装置
既存の定着ユニット113、転写ユニット106及び本
記録装置100の筐体の配置を調整するだけで、ダクト
等を別途設けることなく、単一のファン202で本記録
装置100の内部に溜まった熱を、定着ユニット113
の上面側及び本記録装置100の後面側の双方から相乗
的に引抜くようにしている。これにより、装置の小型化
を図りつつコストの低減を図ることができると共に、定
着ユニット113に対する冷却効率を一層向上させるこ
とができる。
既存の定着ユニット113、転写ユニット106及び本
記録装置100の筐体の配置を調整するだけで、ダクト
等を別途設けることなく、単一のファン202で本記録
装置100の内部に溜まった熱を、定着ユニット113
の上面側及び本記録装置100の後面側の双方から相乗
的に引抜くようにしている。これにより、装置の小型化
を図りつつコストの低減を図ることができると共に、定
着ユニット113に対する冷却効率を一層向上させるこ
とができる。
【0055】また、定着ユニット113の後面側から熱
を引抜く際、空間126に溜められたオゾンも引抜かれ
る。そのオゾンは、オゾン除去フィルタ128によって
除去される。これにより、装置を大型化することなく、
効率的に装置内部の熱を排気すると共にオゾンを除去す
ることができる。
を引抜く際、空間126に溜められたオゾンも引抜かれ
る。そのオゾンは、オゾン除去フィルタ128によって
除去される。これにより、装置を大型化することなく、
効率的に装置内部の熱を排気すると共にオゾンを除去す
ることができる。
【0056】なお、本記録装置100においては、転写
ローラ112によって画像が形成された記録紙を装置本
体の下方から上方に配置された定着ユニット113に搬
送するようにしている。これにより、その記録紙の搬送
にしたがって、装置内部で上方に向かう空気の流れが形
成される。このとき、空気は、図1中矢印E方向に流れ
る。
ローラ112によって画像が形成された記録紙を装置本
体の下方から上方に配置された定着ユニット113に搬
送するようにしている。これにより、その記録紙の搬送
にしたがって、装置内部で上方に向かう空気の流れが形
成される。このとき、空気は、図1中矢印E方向に流れ
る。
【0057】このように、本記録装置100は、記録紙
の搬送という既存のものを利用して、装置内部の空気の
流れを装置上部に配置された定着ユニット113へ向わ
せ、この定着ユニット113の上面に熱の流れが集まる
ようにしている。そして、その定着ユニット113の上
面において熱を引抜くようにしている。これにより、既
存の部材の作用を利用するので、装置内部の熱を引抜く
部材を別途設けることなく、限られたスペースを最大限
に活用して装置の小型化を図ると共にコスト高を押えつ
つ、定着ユニット113で発生した熱を効率的に外部に
排気することができる。
の搬送という既存のものを利用して、装置内部の空気の
流れを装置上部に配置された定着ユニット113へ向わ
せ、この定着ユニット113の上面に熱の流れが集まる
ようにしている。そして、その定着ユニット113の上
面において熱を引抜くようにしている。これにより、既
存の部材の作用を利用するので、装置内部の熱を引抜く
部材を別途設けることなく、限られたスペースを最大限
に活用して装置の小型化を図ると共にコスト高を押えつ
つ、定着ユニット113で発生した熱を効率的に外部に
排気することができる。
【0058】また、本記録装置100においては、画像
を形成するための転写フィルム107を記録紙の搬送方
向と同一の方向に回転させるようにしている。これによ
り、転写フィルム107の回転にしたがって図1中矢印
F方向に向かう空気の流れが形成される。そして、この
空気の流れは、記録紙の搬送にしたがって形成された空
気の流れにしたがって、装置の上方に向かう。
を形成するための転写フィルム107を記録紙の搬送方
向と同一の方向に回転させるようにしている。これによ
り、転写フィルム107の回転にしたがって図1中矢印
F方向に向かう空気の流れが形成される。そして、この
空気の流れは、記録紙の搬送にしたがって形成された空
気の流れにしたがって、装置の上方に向かう。
【0059】このように、本記録装置100は、転写フ
ィルムの回転及び記録紙の搬送という既存のものを利用
して、装置内部の空気の流れを装置上部に配置された定
着ユニット113へ向わせて、この定着ユニット113
の上面に熱の流れが集まるようにしている。そして、そ
の定着ユニット113の上面において熱を引抜くように
している。これにより、既存の部材の作用を利用するの
で、装置内部の熱を引抜く部材を別途設けることなく、
限られたスペースを最大限に活用して装置の小型化を図
ると共にコスト高を押えつつ、定着ユニット113で発
生した熱を更に効率的に外部に排気することができる。
ィルムの回転及び記録紙の搬送という既存のものを利用
して、装置内部の空気の流れを装置上部に配置された定
着ユニット113へ向わせて、この定着ユニット113
の上面に熱の流れが集まるようにしている。そして、そ
の定着ユニット113の上面において熱を引抜くように
している。これにより、既存の部材の作用を利用するの
で、装置内部の熱を引抜く部材を別途設けることなく、
限られたスペースを最大限に活用して装置の小型化を図
ると共にコスト高を押えつつ、定着ユニット113で発
生した熱を更に効率的に外部に排気することができる。
【0060】このように本実施の形態の記録装置によれ
ば、装置内部の上方に配置された定着ユニットの上面に
形成された凹部と、その定着ユニットの凹部に対向する
位置に形成された上部カバーの凹部とで形成された経路
を介して、装置内部の熱を引抜くようにしたので、定着
ユニットで発生する熱は、装置内部にこもらず装置外部
に抜けやすくなる。また、装置既存の上部カバーの形状
及び既存の定着ユニット上面の形状を変えるだけで、ダ
クト等を別途設けることなく、定着ユニットの上面の略
全体から装置内部の熱を引抜く貫通路を形成することが
できるので、装置の小型化を図りつつコストの低減を図
ることができる。
ば、装置内部の上方に配置された定着ユニットの上面に
形成された凹部と、その定着ユニットの凹部に対向する
位置に形成された上部カバーの凹部とで形成された経路
を介して、装置内部の熱を引抜くようにしたので、定着
ユニットで発生する熱は、装置内部にこもらず装置外部
に抜けやすくなる。また、装置既存の上部カバーの形状
及び既存の定着ユニット上面の形状を変えるだけで、ダ
クト等を別途設けることなく、定着ユニットの上面の略
全体から装置内部の熱を引抜く貫通路を形成することが
できるので、装置の小型化を図りつつコストの低減を図
ることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
既存の記録工程を構成する部材を利用して装置の小型化
を図りつつ、定着の熱の排気およびオゾンの除去の双方
を効率的に行うできる記録装置を提供することができ
る。
既存の記録工程を構成する部材を利用して装置の小型化
を図りつつ、定着の熱の排気およびオゾンの除去の双方
を効率的に行うできる記録装置を提供することができ
る。
【図1】本発明の一実施の形態に係る記録装置の構成を
示す左側断面図
示す左側断面図
【図2】上記実施の形態に係る記録装置の構成を示す右
側断面図
側断面図
【図3】上記実施の形態に係る記録装置の定着ユニット
周辺の斜視図
周辺の斜視図
【図4】上記実施の形態に係る記録装置の定着ユニット
周辺の上面図
周辺の上面図
【図5】上記実施の形態に係る記録装置の定着ユニット
周辺の側断面図
周辺の側断面図
100 記録装置 106 転写ユニット 107 転写フィルム 109 プロセスユニット 112 転写ローラ 113 定着ユニット 115 蓋部 121 凹部 122 上部カバー 123 リブ 124 凹部 125 貫通路 126 空間 128 オゾン除去フィルタ 201 吸込口 202 ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三好 博導 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送システム株式会社内 Fターム(参考) 2H027 JA02 JA11 JB03 JB05 JB06 JB12 JB14 JB15 JB17 JC03 JC08 JC15 2H033 AA41 BA02 BA04 BA06 BA29 2H071 AA42 DA12 EA04
Claims (6)
- 【請求項1】 装置内部の上方に配置され上面に凹部が
形成された定着ユニットと、装置本体に開閉自在に取り
付けられ、装置本体に対して開いた場合に前記定着ユニ
ットを露出させ、閉じた場合に下面と前記定着ユニット
の凹部との間に貫通路が形成される上部カバーと、前記
貫通路の一方の端部近傍に取り付けられ当該貫通路を介
して装置内部の熱を引抜くファンと、を具備することを
特徴とする記録装置。 - 【請求項2】 前記上部カバーは、装置本体に対して閉
じた場合に前記定着ユニットの凹部と対向する位置に凹
部が形成されたことを特徴とする請求項1記載の記録装
置。 - 【請求項3】 前記定着ユニットに侵入する記録紙を装
置内部の下方から搬送することにより装置内部で上方へ
の空気の流れを形成し、装置内部の熱を当該定着ユニッ
トの上方に向わせることを特徴とする請求項1又は請求
項2記載の記録装置。 - 【請求項4】 前記定着ユニットの下方に配置され且つ
回転する転写フィルム上に複数色の画像を重ねて当該複
数色の画像を記録紙に転写する転写ユニットを具備し、
前記転写フィルムを記録紙の搬送方向と同一方向に回転
させることにより装置内部で上方への空気の流れを形成
し、装置内部の熱を当該定着ユニットの上方に向わせる
ことを特徴とする請求項3記載の記録装置。 - 【請求項5】 前記転写ユニットの現像部近傍に前記定
着ユニットの側面、前記転写ユニットの上面及び装置本
体の筐体に囲まれて形成された空間部を具備し、前記フ
ァンは、前記空間部内の空気を引抜くことを特徴とする
請求項1から請求項4のいずれかに記載の記録装置。 - 【請求項6】 前記空間部から前記ファンで空気を引抜
く経路上にオゾン除去フィルタを設けたことを特徴とす
る請求項5記載の記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35707099A JP2001175152A (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35707099A JP2001175152A (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001175152A true JP2001175152A (ja) | 2001-06-29 |
Family
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-
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