JP2001170804A - ジルコニウム含有膜被覆工具 - Google Patents
ジルコニウム含有膜被覆工具Info
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Abstract
密着性と耐摩耗性とが優れた被覆工具を実現し、切削耐
久特性の優れるジルコニウム含有膜被覆工具を提供す
る。 【構成】工具基体表面に周期律表のIVa、Va、VI
a族並びにアルミニウムの炭化物、窒化物、酸化物、炭
窒化物、炭酸化物、窒酸化物、炭窒酸化物のいずれか一
種の単層皮膜または二種以上の多層皮膜を設け、前記皮
膜の少なくとも一層がジルコニウムを含有し且つX線回
折ピーク最強度面が、(422)面または(311)面
として構成する。
Description
膜被覆工具に関するものである。
鋼、特殊鋼等からなる基体表面に硬質皮膜を化学蒸着法
や物理蒸着法により成膜して作製される。このような被
覆工具は皮膜の耐摩耗性と基体の強靭性とを兼ね備えて
おり、広く実用に供されている。特に、高速で切削する
場合や切削液を用いずに旋削加工する場合には、切削工
具の刃先の温度が1000℃前後まで達するため、高温
環境下における被削材との接触による摩耗や断続切削等
の機械的衝撃に耐える必要があり、耐摩耗性と靭性の両
者が優れた被覆工具が重宝されている。
と靭性とが優れる、周期律表IVa、Va、VIa族金
属の炭化物、窒化物、炭窒化物からなる非酸化膜や、耐
酸化性に優れる酸化アルミニウム膜が単層膜あるいは複
層膜として用いられている。
あるいは物理蒸着(PVD)法により成膜されている。
PVD法の特長は、多数の元素を含有する膜を比較的容
易に成膜できることであり、欠点は、CVD膜に比べて
基体と膜の間の密着性が劣ることである。これに対し
て、CVD法の欠点は、化学反応を用いて成膜するため
に、多数の元素を含有する膜を成膜することが困難なこ
とであり、長所は、600〜1050℃と高温で成膜す
るため膜の密着性が高いことと、より高温で使用しても
膜特性の劣化が少ないことである。このため、切削加工
時に刃先が1000℃前後まで昇温する旋削工具にはC
VD法で成膜されたTiC、TiN、TiCN、Al2
O3膜のみが実用化されているのが現状である。
は、常温で測定したビッカース硬度Hvが約3200、
2100、2700と硬く、耐摩耗性が優れているた
め、旋削用工具に多用されているが、これらの膜の硬度
は高温で急激に低下し、乾式切削等により刃先の温度が
1000℃前後に達すると、耐摩耗性が急激に低下する
欠点を有している。
の特性を改善するため(Ti,Al)Nや(Ti,Z
r)N、(Ti,Zr)C膜等、二種類以上の金属成分
を含有した膜が検討されている。このうち(Ti,A
l)N膜は実用化されているが、これらはいずれも、ス
ッパタ法やイオンプレーティング法等のPVD法、また
はプラズマCVD法で成膜したものであり、成膜温度が
低く、当該膜が圧縮応力を有しており膜の密着性が低
い、あるいは膜中に塩素が残留しており膜の硬度が低
く、耐摩耗性が劣る欠点がある。
CVD法で成膜する例は特開平1−252305、特開
平5−177412、特開平5−177413で開示さ
れている。しかし、これらはいずれもZrC、ZrN、
ZrCN、ZrCO、ZrCNOと、金属成分がZrの
みからなるCVD膜を用いており、(Ti,Zr)N、
(Ti,Zr)C、(Ti,Zr)CN等、Zrと他の
金属成分との混合膜は検討していない。ZrC膜等、Z
r単独からなる膜の硬度は室温における膜硬度が低く、
湿式切削や低速で切削し刃先温度が高温にならないとき
に、耐摩耗性が劣る欠点がある。
ては、特開平3−267361によってTi−Zr−N
膜が開示されているが、プラズマCVD法を用いてお
り、膜中に塩素が残留するため、膜硬度が低く、工具と
して耐摩耗性が劣る欠点がある。また、基板にアルミナ
板を用いており、基板自体の靭性が低いため、工具とし
て使用時に欠落を生じ易く、切削耐久特性が劣る欠点が
ある。
従来膜被覆工具の欠点を解決するため、鋭意研究してき
た結果、ジルコニウム含有膜、例えば、(Ti,Zr)
N、(Ti,Zr)C、(Ti,Zr)CN膜等が高温
においても膜硬度が急激に低下せず、膜の密着性と耐摩
耗性とが優れることを見いだし、先に特願平11−18
2622を出願した。本発明が解決しようとする課題
は、上記発明を更に改善し、耐摩耗性と高温耐久特性と
が更に優れたジルコニウム含有膜被覆工具を提供するこ
とである。
願平11−182622の発明内容に加えて、ジルコニ
ウム含有膜の結晶配向や結晶形状等を更に制御すること
により、更に優れた切削耐久特性を持つ工具を実現でき
ることを見出し、本発明に想到した。
IVa、Va、VIa族並びにアルミニウムの炭化物、
窒化物、酸化物、炭窒化物、炭酸化物、窒酸化物、炭窒
酸化物のいずれか一種の単層皮膜または二種以上の多層
皮膜を有し、前記皮膜の少なくとも一層がジルコニウム
を含有し且つX線回折ピーク最強度面が、(422)面
または(311)面であることを特徴とするジルコニウ
ム含有膜被覆工具、である。
向に細長い柱状の結晶粒から構成されている場合、前記
ジルコニウム含有膜の下層がチタンの炭窒化物膜または
チタンの炭窒酸化物膜である場合、前記ジルコニウム含
有膜中にジルコニウムが0.3〜50質量%含有されて
いる場合、前記ジルコニウム含有膜が引張り残留応力を
有するととも、膜中の塩素量が2質量%以下である場
合、前記ジルコニウム含有膜に含まれるジルコニウム以
外の主たる金属成分はチタンである場合、前記ジルコニ
ウム含有膜が原料ガスとして少なくとも有機CN化合物
ガスを用い、温度750〜950℃で熱化学蒸着法によ
り成膜されている場合も同様に、夫々本発明の優れた実
施形態である。
が、(422)面または(311)面であることによ
り、ジルコニウム含有膜が高い結晶性と粒界強度を持つ
とともに、被覆する膜厚を増加させても膜表面の結晶粒
幅が粗大化せず、局所的な突起が形成されないことによ
り、耐摩耗性と靱性とが優れる良好な切削耐久特性が実
現されていると判断される。
ウム含有膜が膜厚方向に細長い柱状の結晶粒から構成さ
れていることが好ましい。ジルコニウム含有膜が膜厚方
向に細長い柱状の結晶粒から構成されていることによ
り、結晶粒径を粗大化させることなく膜厚を厚くできる
とともに、膜表面の凹凸を小さく出来、膜表面の摺動性
を高めるとともに、膜の靱性を高めることが出来、優れ
た切削耐久特性が実現されていると判断される。
ルコニウム含有膜の下層がチタンの炭窒化物膜またはチ
タンの炭窒酸化物膜であることが好ましい。下層がチタ
ンの炭窒化物膜またはチタンの炭窒酸化物膜であること
により、ジルコニウム含有膜のX線回折最強度面が(4
22)面または(311)に成りやすく、前記の理由に
より良好な切削耐久特性が実現されていると判断され
る。
ルコニウム含有膜中に、ジルコニウムが0.3〜50質
量%含まれていることが好ましい。また、1〜40質量
%含まれていることが更に好ましく、5〜30質量%含
有されていることが最も好ましい。膜中に、ジルコニウ
ムが0.3〜50質量%含有されていることにより、ジ
ルコニウム含有膜の良好な耐熱特性や高温での高硬度性
の特長が実現されていると判断される。0.3質量%以
下ではジルコニウム含有の効果が小さく、50質量%を
越えるとTiCやTiCN膜に比べて常温での膜硬度が
低下し、結果的に切削耐久特性が低下する傾向があらわ
れる。また、ジルコニウムが1〜40質量%含有されて
いる場合は、ジルコニウム含有膜の良好な耐熱特性や高
温高硬度の特長が顕著に実現されていると判断される。
また、ジルコニウムが5〜30質量%含有されているこ
とにより、ジルコニウム含有膜の良好な耐熱特性や高温
高硬度の特長が最も顕著にあらわれ、最も良好な切削耐
久特性が実現されていると判断される。
属成分がチタンであることが好ましい。ジルコニウム含
有膜中の他の主な金属成分がチタンであることにより、
チタン含有膜(例えば、TiC、TiCN膜等)の常温
での膜硬度が高い特長とジルコニウム含有膜の高温での
膜硬度が高い特長の、両特長が得られ、優れた耐摩耗性
を持ち、良好な切削耐久特性が実現されていると判断さ
れる。また、ジルコニウム含有膜がチタンとの炭窒化物
膜または炭窒酸化物膜であることが好ましい。ジルコニ
ウム含有膜がチタンとの炭窒化物膜または炭窒酸化物膜
であることにより、ジルコニウム含有膜のX線回折ピー
ク最強度面が、(422)面または(311)面に成り
やすく、膜厚方向に細長い柱状の結晶粒から構成され易
くなり、切削耐久特性の優れたジルコニウム含有膜被覆
工具をより実現しやすくなる。
ルコニウム含有膜が引っ張り残留応力を有するととも、
膜中の塩素量が2質量%以下であることが好ましく、塩
素量が1質量%以下であることが更に好ましい。ジルコ
ニウム含有膜が引っ張り残留応力を有することにより膜
の緻密性が高まるとともに、基体乃至は下地膜との間に
優れた密着性を得ることが出来、膜中の塩素量が2質量
%以下、好ましくは1質量%以下であることにより、膜
の硬度が高く、優れた切削耐久特性を持つ被覆工具が実
現されていると判断される。ジルコニウム含有膜が引っ
張り残留応力を有しないと膜の緻密性が低く、基体や下
地膜との密着性が劣る欠点が現れ、塩素量が2質量%を
越えると膜硬度が低下し、耐摩耗性が悪くなる。
表のIVa、Va、VIa族金属の炭化物、窒化物、炭
窒化物のうちの少なくとも一種以上とFe、Ni、C
o、W、Mo、Crのうちの少なくとも一種以上とより
なる超硬合金を基体とすることが好ましい。上記の超硬
合金を基体とすることにより本発明の被覆工具全体の靭
性、硬度、耐熱性がバランス良く高まり、被覆工具とし
て良好な切削耐久特性が実現されていると判断される。
ルコニウム含有膜が、原料ガスとして少なくとも有機C
N化合物を用い、温度750〜950℃で熱化学蒸着法
により成膜されていることが好ましい。また、有機CN
ガスとしてCH3CNガスを用いていることが更に好ま
しく、更にジルコニウムのガス源としてジルコニウムの
ハロゲン化ガスを用いていることが最も好ましい。ま
た、温度800〜900℃で熱化学蒸着法により成膜さ
れていることが更に好ましい。ジルコニウム含有膜が、
原料ガスとして少なくとも有機CN化合物ガスを用い
て、温度750〜950℃で熱化学蒸着法により成膜さ
れていることにより、(422)または(311)面の
X線回折強度が高く、結晶粒径が小さく、緻密で膜間の
密着性が優れたジルコニウム含有膜が得られ、優れた切
削耐久特性が実現されていると判断される。また、有機
CNガスとしてCH3CNガスを用いることにより(4
22)または(311)面のX線回折強度が更に高くな
り、ジルコニウム含有膜の特長が顕著に実現されている
と判断される。また、更にジルコニウムのガス源として
ジルコニウムのハロゲン化ガスを用いていることによ
り、より安価にジルコニユムを供給出来ると共に、(4
22)または(311)面のX線回折強度が高いジルコ
ニウム含有膜がより安定して実現されていると判断され
る。温度750〜950℃以上で熱化学蒸着法により成
膜されることにより、(422)または(311)面の
X線回折強度が更に強くなり、優れた切削耐久特性が実
現されていると判断される。特に800〜900℃以上
で熱化学蒸着法により成膜されることにより(422)
または(311)面のX線回折強度が更に強くなり、更
に優れた切削耐久特性が実現されていると判断される。
温度750℃未満で熱化学蒸着法により成膜されると、
ジルコニウム含有膜の成膜速度が極端に低下し、経済的
では無く、950℃を越えて成膜するとジルコニウム含
有膜の結晶粒径が大きくなり、膜の靱性や切削耐久特性
が低下する欠点が現れる。
ウム含有膜の代表例である炭窒化チタン・ジルコニウム
(Ti,Zr)CNに則って、本発明をより具体的に詳
説する。本発明の被覆工具において、炭窒化チタン・ジ
ルコニウム膜のX線回折ピークの同定は、JCPDSフ
ァイル(Powder Diffraction Fi
le Published by JCPDS Int
ernationalCenter for Diff
raction Data)に記載がないため、TiC
とTiNのX線回折データ(ASTMファイルNo.2
9−1361とNo.38−1420)および本発明品
を実測して得たX線回折パターンから求めた表1の数値
を用いて行った。
は膜の破断面を走査電子顕微鏡で観察する事により測定
した。また、ジルコニウム含有膜の組成は膜断面を研磨
し、研磨面をエネルギー分散型X線分析装置(EDX)
により分析することにより測定した。
並傾法を用いて、次式に示す応力計算式により求めた。 σ=-(1/2){E/(1+ν)}cotθ0{∂(2θ)/∂(sin2Ψ)} …(1) ここで、Eは弾性定数、νはポアソン比、θ0は無歪み
の格子面からの標準ブラッグ回折角、Ψは回折格子面法
線と試料面法線との傾き、θは測定試料の角度がΨの時
のブラッグ回折角である。式(1)より、膜応力の符号
(±)の決定には2θ−sin2Ψ線図の勾配のみが必
要とされ、弾性定数Eやポアソン比ν、cotθ0(常
に+)の正確な値は必要としないことがわかる。
化学蒸着法(熱CVD)以外でも、種々の既知の成膜方
法、例えば、プラズマを付加した化学蒸着法(PACV
D)、アークイオンプレーティング法、スッパタ法等を
用いることができる。用途は切削工具に限るものではな
く、ジルコニウム含有膜を含む単層あるいは複層や多層
の硬質皮膜を被覆した耐摩耗材や金型、溶湯部品等でも
よい。
含有膜は例えば(Ti,Zr)C、(Ti,Zr)N、
(Ti,Zr)CN、(Ti,Zr)CO、(Ti,Z
r)NO、(Ti,Zr)CNO等に限るものではな
い。これらの成分に例えばCr、Ta、Nb、Hf、M
g、Y、Si、Bを単独または複数組み合わせて各元素
を0.3〜10質量%添加した膜でも良い。0.3質量
%未満ではこれらを添加する効果が現れず、10質量%
を超えるとジルコニウム含有膜の高温高硬度の効果が低
くなる欠点が現れる。また、上記膜には本発明の効果を
消失しない範囲で不可避の添加物、不純物を例えば数質
量%程度まで含むことが許容される。
はCH3CNに限るものではなく、(CH3)3N、C
H3(NH)2CH3等でも良い。また、Zr供給用の
ガスはZrCl4、ZrCl3、ZrCl2ガス等の塩
化ジルコニウムに限るものではなく、他のハロゲン化ジ
ルコニウムやZr(t−OC4H9)等の有機金属ガス
を用いてもよい。
酸化アルミニウム膜としてκ型酸化アルミニウム単相ま
たはα型酸化アルミニウム単相の膜を用いることができ
る。また、κ型酸化アルミニウムとα型酸化アルミニウ
ムとの混合膜でもよい。また、κ型酸化アルミニウムお
よび/またはα型酸化アルミニウムと、γ型酸化アルミ
ニウム、θ型酸化アルミニウム、δ型酸化アルミニウ
ム、χ型酸化アルミニウムの少なくとも一種以上とから
なる混合膜でもよい。また、酸化アルミニウムと酸化ジ
ルコニウム等に代表される他の酸化物との混合膜でもよ
い。
ルミニウム膜、酸化ジルコニウム膜、または酸化アルミ
ニウムと酸化ジルコニウムからなる複合膜の上に、例え
ばさらにその上に少なくとも一膜のチタン化合物(例え
ばTiN膜やTiCN膜およびその多層膜等)やジルコ
ニウム化合物(例えばZrN膜やZrCN膜およびその
多層膜等)を被覆してもよい。
的に説明するが、これら実施例により本発明が限定され
るものでない。 (実施例1)WC:72質量%、TiC:8質量%、
(Ta,Nb)C:11質量%、Co:9質量%の組成
よりなるスローアウェイインサートCNMG12040
8の切削工具用超硬合金基体をCVD炉内にセットし、
その表面に、熱化学蒸着法により、H2キャリヤーガス
とTiCl4ガスとN2ガスとを原料ガスに用い0.3
μm厚さのTiN膜を900℃でまず形成した。次い
で、TiCl4ガスを0.5〜2.5vol%、CH3
CNガスを0.5〜2.5vol%、N2ガスを25〜
45vol%、残H2キャリヤーガスで構成された原料
ガスを毎分5500mlだけCVD炉内に流し、圧力
6.6kPa、成膜温度900℃の条件で、1μm厚さ
のTiCN膜を成膜した。さらに続いて、TiCl4ガ
ス0.3〜2.5vol%、ZrCl4ガス0.3〜
2.5vol%、CH3CNガス0.6〜5vol%、
N2ガス25〜45vol%、残H2キャリヤーガスで
構成された原料ガスを毎分5500mlだけCVD炉内
に流し、成膜圧力2.7k〜13.3kPa、成膜温度
750〜950℃で、TiとZr、C、Nからなる(T
i,Zr)CN膜を13μm厚さ成膜した。
の代表的なX線回折パターンである。工具表面平坦部の
皮膜部分を試料面にして、理学電気(株)製のX線回折
装置(RU−200BH)により、X線源にCuKα1
線(λ=0.15405nm)を用いて2θ−θ走査法
により測定した。2θの測定範囲は10〜145度で、
ノイズ(バックグランド)は装置に内蔵されたソフトに
より除去した。図1のX線回折パターンから求めた、本
発明品のZr含有膜(Ti,Zr)CNの各ピークの2
θ値とX線回折強度および各2θ値から求めた格子定数
を表2にまとめて示す。
が立方晶であり格子定数が0.429nmであるとして
計算した各ピークの2θ値と本発明品の実測値とが良く
一致することがわかる。表2中に、各ピークの立方晶で
の面指数を記した。なお、(111)面の回折ピーク位
置は2θが低角度のため測定誤差が大きく、(400)
面は回折ピーク強度が弱く読み取りが困難であり、(5
11)面は回折ピーク強度が低く、ピーク幅も広いた
め、2θ値の読み取りが困難である。このため、上記の
格子定数の計算では、(111)面、(400)面、
(511)面の値を用いずに計算した。図1と表2か
ら、本発明品の、(Ti,Zr)CNのX線回折強度I
(hkl)は(422)面が最も強く、次が(311)
面、その次に(111)面の強度が強いことがわかる。
部の破断面を走査電子顕微鏡装置(S―4200)によ
り撮影したものである。ジルコニウム含有膜が膜厚方向
に細長い柱状の結晶粒から構成され、膜厚に比べて結晶
粒径が小さく、膜表面の凹凸も小さくなっていることが
わかる。
作製した代表的な本発明品の(Ti,Zr)CNのX線
回折最強度面と膜中のジルコニユム含有量と塩素量(質
量%)をまとめて示したものである。表3中には、後述
の、連続切削時の工具寿命も合わせて示した。
成膜温度を高めるにつれてジルコニウム含有膜の(42
2)と(311)への配向が強くなり、膜中の塩素ガス
量も減少した。特に、成膜温度が800〜900℃の範
囲で(422)と(311)への配向が強く、膜中の塩
素ガス量が1質量%以下であるジルコニウム含有膜を安
定して成膜する事が出来た。また、ZrCl4ガス量を
高めTiCl4やCH4CNガス量を下げるにつれて、
ジルコニウム含有膜中のZr含有量が増加した。
本発明品の膜断面を研摩し、(Ti,Zr)CN断面の
研摩面中の5点に含まれるジルコニユム量と塩素量とを
電子プローブマイクロアナライザー(EPMA、日本電
子(株)製JXA−8900R)を用い、加速電圧15
KV、試料電流0.2μAで分析した。
X線回折装置(RU−200BH)と応力測定用ソフト
(Manual No.MJ13026A01)を用い
て、並傾法(X線の走査面と応力の測定方向面とが平
行)とΨ一定法(θ−2θ連動スキャン)により測定し
た結果、表3中試料の膜の残留応力はいずれも+であ
り、引っ張り残留応力を有していることがわかった。
のX線回折強度最強面は(311)面または(422)
面であることがわかる。
ルコニウム含有膜は、Zrが0.1〜90質量%、塩素
量は0.1〜2.5質量%含有されていることがわか
る。金属成分の内、ジルコニウム以外の大部分はTiで
あり、他には、WあるいはCoが数%以下検出されるだ
けであった。
切削寿命特性の評価結果を示した。実施例1の条件で作
製した発明品各3個を用いて、下記の条件で被削材を連
続切削し、平均逃げ面摩耗量が0.4mm、クレーター
摩耗が0.1mmのどちらかに達した時間を測定し、3
個の平均値を「連続切削寿命」とした。 被削材 FC250(HB230) 切削速度 300m/分 送り 0.3mm/rev 切り込み 1.0mm 水溶性切削油使用
寿命が25分以上と長く優れていることがわかる。ま
た、ジルコニウム含有膜中のジルコニウム含有量が0.
3〜50質量%(試料No.2〜19)の時、連続切削
寿命が65分以上と長く優れた工具特性が得られ、1〜
40質量%(試料No.4〜17)の時は連続切削寿命
が75分以上と更に長くなり更に優れた工具特性が得ら
れ、5〜30質量%(試料No.5〜15)では90分
以上と最も長くなっており最も優れた工具特性が得られ
ることがわかる。また、試料No.7〜12より、ジル
コニウム含有膜中の塩素量が0.1〜2質量%の時に連
続切削寿命が95分以上と長くなり、塩素量が1質量%
以下の時には、連続切削寿命が100分以上と更に長く
なり、切削耐久特性が更に優れていることがわかる。
X線回折ピーク最強度面の相違による切削耐久特性への
影響を明らかにするために、本発明品と同一の組成と形
状よりなる切削工具用超硬合金基板をCVD炉内にセッ
トし、その表面に、実施例1と同一の条件でTiN膜を
形成した。さらに続いて、TiCl4ガスを0.2vo
l%、ZrCl4ガスを0.2vol%、CH3CNガ
スを0.4vol%、N2ガスを45vol%、残H2
キャリヤーガスで構成された原料ガスを毎分5500m
lだけCVD炉内に流し、成膜圧力2.7kPa、成膜
温度790℃で、TiとZr、C、Nからなる(Ti,
Zr)CN膜を14〜18μm厚さ成膜することによ
り、比較品を作製した。この場合、TiN膜と(Ti,
Zr)CN膜との間にTiCN膜は成膜しなかった。
の代表的なX線回折測定結果を図3に示す。図3に示す
ように、比較例1のX線回折強度は、いずれも(22
0)面が最強であった。
Mにより撮影したものである。ジルコニウム含有膜の膜
厚が厚くなるにつれて、急激に結晶粒が粗大化してお
り、膜表面の凹凸も大きくなっていることがわかる。
を用いて実施例1と同一の条件で切削耐久特性を評価し
た結果、切削中に、膜中にクラックが発生するとともに
結晶粒の脱落等により急激に摩耗が進んだ。その結果、
10分で工具寿命に達し、本発明品よりも切削耐久特性
が劣ることがわかった。
8質量%、(Ta,Nb)C:11質量%、Co:9質
量%の組成よりなるスローアウェイインサートCNMG
120408の切削工具用超硬合金基板をCVD炉内に
セットし、その表面に、熱化学蒸着法により、H2キャ
リヤーガスとTiCl4ガスとN2ガスとを原料ガスに
用い0.3μm厚さのTiN膜を900℃でまず形成し
た。次いで、TiCl4ガスを0.5〜2.5vol
%、CH3CNガスを0.5〜2.5vol%、N2ガ
スを25〜45vol%、COガス0.5〜10vol
%、残H2キャリヤーガスで構成された原料ガスを毎分
5500mlだけCVD炉内に流し、圧力6.6kP
a、温度850℃の条件で、1μm厚さのTiCNO膜
を成膜した。さらに続いて、750〜950℃でTiC
l4ガスを0.3〜2.5vol%、ZrCl4ガスを
0.3〜2.5vol%、CH3CNガスを0.6〜5
vol%、N2ガスを25〜45vol%、残H2キャ
リヤーガスで構成された原料ガスを毎分5500mlだ
けCVD炉内に流し、成膜圧力2.7k〜13.3kP
a、成膜温度750〜950℃で、TiとZr、C、N
からなる(Ti,Zr)CN膜を6μm厚さ成膜した。
そして、トータル2,200ml/分だけのTiCl4
ガス、CH4ガス、H2キャリヤーガスを流して、温度
950〜1020℃でチタンの炭化物膜を15分間成膜
した後、そのまま連続して本構成ガスにさらに2.2〜
550ml/分のCO2とCOの混合ガスを追加して1
5分間成膜することによりチタンの炭酸化物膜を作製し
た。続いてAlCl3ガスとH2ガス2l/分とCO2
とCOの混合ガス500ml/分とをCVD炉内に流
し、1010〜1020℃で120分間反応させること
により酸化アルミニウム膜を成膜した。この酸化アルミ
ニウムの表面に、更に、H2キャリヤーガスとZrCl
4ガスとN2ガスとにより0.5μm厚さのZrN膜を
1000℃で成膜することにより、本発明品を作製し
た。
折強度を実施例1と同じ方法で測定した結果、いずれも
最強度面は(422)面または(311)面であった。
なお、ピークの同定は、表1に示したピーク位置を中心
にして、その前後のWCのピーク(JCPDSファイル
No.25−1047)、TiCのピーク(同No.3
2−1383)、TiNのピーク(同No.38−14
20)、κ型酸化アルミニウムのピーク(同No.4−
878)、α型酸化アルミニウム(同No.10−17
3)のピーク等との位置関係も考慮して決定した。
X線回折ピーク最強度面の相違による切削耐久特性への
影響を明らかにするために、本発明品と同一の組成と形
状よりなる切削工具用超硬合金基板をCVD炉内にセッ
トし、その表面に、実施例2と同一の条件でTiN膜を
形成した。続いて、TiCl4ガスを0.2vol%、
ZrCl4ガスを0.2vol%、CH3CNガスを
0.4vol%、N2ガスを45vol%、残H2キャ
リヤーガスで構成された原料ガスを毎分5500mlだ
けCVD炉内に流し、成膜圧力2.7kPa、成膜温度
790℃で、TiとZr、C、Nからなる(Ti,Z
r)CN膜を7μm厚さ成膜した。TiN膜と(Ti,
Zr)CN膜との間にTiCNやTiCNO膜は成膜し
なかった。その後更に、実施例2と同じ条件でチタンの
炭化物および炭酸化物からなる膜、酸化アルミニウム
膜、ZrN膜を成膜することにより、比較品を作製し
た。
X線回折強度は、いずれも(220)面が最強であっ
た。
切削寿命特性は、切削工具各3個を用いて、下記の条件
で被削材を連続切削し、平均逃げ面摩耗量が0.4m
m、クレーター摩耗が0.1mmのどちらかに達する時
間を測定し、これらの平均値を連続切削寿命時間とし
た。 被削材 S53C(HS35) 切削速度 250m/min 送り 0.2mm/rev 切り込み 1.5mm 水溶性切削油使用
切削中に膜中にクラックが発生するとともに結晶粒の脱
落等により急激に摩耗が進み、20分以内で切削寿命に
達したのに対して、実施例2で作製した本発明はいずれ
も30分以上切削でき、優れた切削耐久特性を示すこと
が判明した。
の膜硬度が高く、しかも、膜厚が厚くなるに連れても膜
表面付近の結晶粒の幅が粗大化せず、膜表面に局所的な
突起が形成され難いジルコニウム含有膜が形成されてお
り、良好な耐摩耗性と靱性を有しており、優れた切削耐
久特性を示すジルコニウム含有膜被覆工具を実現するこ
とができる。
のX線回折パターンの一例を示す。
のセラミック材料の組織を示す顕微鏡写真の一例を示
す。
す。
顕微鏡写真の一例を示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 基体表面に周期律表のIVa、Va、V
Ia族並びにアルミニウムの炭化物、窒化物、酸化物、
炭窒化物、炭酸化物、窒酸化物、炭窒酸化物のいずれか
一種の単層皮膜または二種以上の多層皮膜を有し、前記
皮膜の少なくとも一層がジルコニウムを含有し且つX線
回折ピーク最強度面が、(422)面または(311)
面であることを特徴とするジルコニウム含有膜被覆工
具。 - 【請求項2】 請求項1に記載のジルコニウム含有膜被
覆工具において、前記ジルコニウム含有膜が膜厚方向に
細長い柱状の結晶粒から構成されていることを特徴とす
るジルコニウム含有膜被覆工具。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のジルコニウム
含有膜被覆工具において、前記ジルコニウム含有膜の下
層がチタンの炭窒化物膜またはチタンの炭窒酸化物膜で
あることを特徴とするジルコニウム含有膜被覆工具。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のジル
コニウム含有膜被覆工具において、前記ジルコニウム含
有膜中にジルコニウムが0.3〜50質量%含有されて
いることを特徴とするジルコニウム含有膜被覆工具。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のジル
コニウム含有膜被覆工具において、前記ジルコニウム含
有膜に含まれるジルコニウム以外の主たる金属成分はチ
タンであることを特徴とするジルコニウム含有膜被覆工
具。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のジル
コニウム含有膜被覆工具において、前記ジルコニウム含
有膜が引張り残留応力を有するととも、膜中の塩素量が
2質量%以下であることを特徴とするジルコニウム含有
膜被覆工具。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載のジル
コニウム含有膜被覆工具において、前記ジルコニウム含
有膜が、原料ガスとして少なくとも有機CN化合物ガス
を用い、温度750〜950℃で熱化学蒸着法により成
膜されていることを特徴とするジルコニウム含有膜被覆
工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35500499A JP2001170804A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | ジルコニウム含有膜被覆工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35500499A JP2001170804A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | ジルコニウム含有膜被覆工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001170804A true JP2001170804A (ja) | 2001-06-26 |
Family
ID=18441330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35500499A Withdrawn JP2001170804A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | ジルコニウム含有膜被覆工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001170804A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1999
- 1999-12-14 JP JP35500499A patent/JP2001170804A/ja not_active Withdrawn
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