JP2001167358A - 買い物預かりロッカーシステム - Google Patents

買い物預かりロッカーシステム

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JP2001167358A
JP2001167358A JP35070599A JP35070599A JP2001167358A JP 2001167358 A JP2001167358 A JP 2001167358A JP 35070599 A JP35070599 A JP 35070599A JP 35070599 A JP35070599 A JP 35070599A JP 2001167358 A JP2001167358 A JP 2001167358A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】店員の負担が最小で、セキュリティが高く、正
確に利用者へ課金でき、配達物代金の決済も可能な買い
物預かりロッカーシステムを実現する。 【解決手段】ICカード読取部を備え、ロッカー21の
施錠・開錠を制御するロッカー制御手段20と、ロッカ
ー制御手段と交信して常時ロッカーの使用状況を把握
し、使用可能なセル番号を割当てて配達番号、使用セル
番号、配達元を含めた1件のロッカー貸し出しレコード
を生成するロッカー管理手段と、離れた場所からのロッ
カー使用の要求を受付けるネットワーク通信手段と、か
ら構成されるロッカーシステム1と、前記ロッカーシス
テムに通信ネットワークを介してロッカー使用を要求
し、前記配達番号を含む1件の配達情報を作成し、IC
カードにその内容を書出す配達予約手段30、とで買い
物預かりロッカーシステムを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、購入物や注文品の
引き取りが店の営業時間内にできない不都合を解消する
ためのシステムであり、24時間利用できる場所にロッ
カーを設置し、店側が配達すべき物品をロッカーに入
れ、顧客は自分を証明する顧客カードで自分に配達され
た物品を間違いなく安全に受け取る仕組みの買い物預か
りロッカーシステムに関する。
【0002】
【従来技術】配達者が配達物品をロッカーに納めること
で、受取人が不在の時の処置に煩わされないようにする
ロッカーシステムが実用化されている。これはマンショ
ンのエントランス等に備え付けて利用するもので、配達
者が受取人の戸番号を入力すると、ロッカーシステムが
空いているロッカーの一つの区画(以下セル)を開い
て、その中に配達物を入れるよう促す。マンションの住
人には、着荷表示パネルに戸番号を表示させ、配達物が
届いていることを知らせる。受取人が不在の場合に、マ
ンションの管理人や受取人の隣戸に荷物の預かりを依頼
する必要がなくなるので、配達者は便利である。受取る
側も、いつ配達されるかを気にする必要がなくなるので
便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
を、商店街の複数の商店と多数の会員顧客の間で物品を
配達するロッカーシステムとして利用することを考えた
場合、下記のような幾つかの課題があり、従来技術をそ
のまま、買物預かりロッカーシステムとして利用するこ
とは不可能だった。
【0004】まず第一に、商店の店員の負担を最小限に
するために、ロッカーの空き状態を店側で一切気にせず
に、ロッカー借用の予約ができ、配達予定時刻までには
必ずロッカーが使用できるようなシステムであること。
第二点として、多数の利用者が、誰でも立ち入ることが
できる公共のスペースで利用できるようにするために、
セキュリティ性を高める必要があること。また万一配達
物の喪失等の事故が生じた場合に、後で、現象を追跡す
るための情報を提供できること。第三に、ロッカー使用
料金を、利用時間に応じて正確に利用者(店または顧
客)に課すことができること。また、ロッカーを介して
配達物を受取った時に、ロッカー使用料、配達物の代金
の決済が可能であれば利用者(店、顧客)にとってより
便利であり、望ましい。本発明はこのような課題を考慮
してなされたものであり、店員の負担が最小で、セキュ
リティが高く、正確に利用者へ課金でき、決済も可能な
買い物預かりロッカーシステムを実現することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、ロッカーの個々のセルの施錠・開錠を
制御するロッカー制御手段と、ロッカー制御手段と交信
して常時ロッカーの使用状況を把握し、ロッカー使用の
要求がきた時に、使用可能なセル番号を割当ててロッカ
ー貸出し識別番号、使用セル番号、配達元を含めた1件
のロッカー貸し出しレコードを生成するロッカー管理手
段と、離れた場所からのロッカー使用の要求を受付ける
ネットワーク通信手段と、から構成されるロッカーシス
テムと、前記ロッカーシステムに通信ネットワークを介
してロッカー使用を要求し、ロッカー貸出し識別番号を
含む1件の物品配達情報を作成し、デジタル情報を記録
できる記録媒体にその内容を書出す配達予約手段と、か
ら買い物預かりロッカーシステムを構成し、前記ロッカ
ー貸出し識別番号で1件の配達の配達元と受取人を結び
付けて管理することを要旨とする。
【0006】より具体的には、前記ロッカーシステムの
ロッカー制御手段は、配達者がデジタル情報記録媒体に
より与える配達情報と保有しているロッカー貸し出しレ
コードとを照合して、共通した配達番号を持つものがあ
れば、配達物品を収納するため当該セルを開錠し、配達
者が物品収納後、セルの施錠を行い、また、受取人が前
記ロッカー制御手段に配達番号を与えた時は、該当する
ロッカー貸し出しレコードがあれば、受取人が物品を受
け取れるよう該当するセルを開錠することで、配達物品
をロッカーを介して誤りなく配達することができる。
【0007】前記ロッカー管理手段はネットワーク通信
手段を備えているので、配達予約手段はネットワークに
接続されていればどこからでもロッカーの予約を行うこ
とができる。
【0008】また、前記配達予約手段は、来店して物品
を購入した顧客に対しては、配達情報作成時に、配達番
号を、顧客の本人証明情報を記録したデジタル情報記憶
媒体に記録することができ、前記ロッカー制御手段はキ
ー入力部を備え、挿入された顧客のデジタル情報記憶媒
体に未処理の配達番号があれば、それを読取り、なけれ
ば、カード挿入者に前記キー入力部から配達番号の入力
を促すことにより配達番号を得ることで、来店した顧客
はデジタル情報記憶媒体を前記ロッカー制御手段に挿入
するだけでよく、また、来店しないで物品の配達を依頼
した顧客にもロッカー利用を可能とする。
【0009】また、前記貸し出しレコードは、配達の状
態を示すステータス属性と、セルの開錠施錠の時刻の履
歴記録欄を含み、前記ロッカー制御手段は、セルの開錠
時刻、施錠時刻を各セル毎に記録するタイムレコード部
とを備え、セルの開錠・施錠の時刻と誰がセルを開閉し
たかの情報から前記ステータス属性を変化させ、該当す
る貸し出しレコードの記録内容を更新し、これらのステ
ータスと記録された時刻から、店側および受け取り側の
ロッカー使用料を算出するとともに、事故が起きた際の
責任分担の手がかりとする。ステータス属性として、予
約(未配達)、配達中、配達完了をもちいればよい。
【0010】また、前記ロッカー制御手段の前記キー入
力部には、受取人が確かに物品を受け取ったか、また
は、物品の受け取りを拒否すること、のいずれかをシス
テムに伝えるボタンまたはスイッチを備え、このボタン
またはスイッチの操作に応じて、前記貸し出しレコード
の前記ステータス属性を変化させて管理することによ
り、誤配達により生じる返品にも対応できる。例えば、
ステータス属性としてさらに、返品、回収を加える。こ
のようにすれば、ロッカー管理手段を、ステータス属性
が回収となったら配達元にその旨を知らせるよう構成す
ることが可能となる。
【0011】また、前記配達予約手段は、ロッカー使用
の要求を出す時、配達予定時刻を含めて要求し、前記ロ
ッカー管理手段は、セル待ちの配達番号(配達要求)を
記憶する待ち行列を記憶装置内に備え、予約時点で空い
ているセルが無い場合は、その配達要求を配達予定時刻
の早いものから順に並べた前記待ち行列に記憶させてお
き、セルの空きが生じた時点で待ち行列の先頭の配達要
求に、空いたセルを割当て、その時点で、前記配達予約
装置に配達が可能となった旨を伝えるように動作するよ
う構成する。このようにすれば、ロッカーの予約を取る
店員は、ロッカーのセルの空き具合を一切気にする必要
が無くなるので負担が軽減される。しかも、ロッカーの
使用効率を高めることができる。
【0012】また、顧客の本人証明情報を記録したデジ
タル情報記憶媒体としてセキュリティの優れたICカー
ドを用いれば、不正ないたずらを防止でき、ロッカー利
用がより安全になる。
【0013】また、配達者用デジタル情報記憶媒体とし
て物品の送り元の証明情報を記録したICカードを用い
れば、不正ないたずらを防止でき、ロッカー利用がより
安全になる。
【0014】また、受取人が用いる顧客カードにICカ
ードを用いる場合は、配達物品の受け取り時にロッカー
制御手段の受け取り確認ボタンを押すと、受取人のカー
ドに利用ポイントを加算するようにロッカーシステムを
構成して利便性を高めることができる。
【0015】さらに、受取人が用いる顧客カードに現金
に等価な価値を価値情報として記録させたICカードを
用いることにより、受取人が配達物品の受け取り時にロ
ッカー制御手段の受け取り確認ボタンを押すと、ロッカ
ーシステムは当該配達分の受取人のロッカー使用料を計
算し、前記価値情報からロッカー使用料相当分を減じる
ことでロッカー使用料を決済するようにロッカーシステ
ムを構成して利便性を高めることができる。
【0016】さらに、前記ロッカーシステムの前記ネッ
トワーク通信手段は、金融機関の専用ネットワークに接
続する手段を内部に備えた構成とすることにより、受取
人が、受取り確認ボタンを押した時に、注文時の選択に
より、ロッカー使用料、またはロッカー使用料と配達物
の代金の両方を、クレジットカードまたはデビットカー
ドで決済できるようシステムを構成して、利用者の利便
性をよりいっそう高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態として
の買物預かりロッカーシステムを説明してゆく。図1は
そのような買物預かりロッカーシステムの全体概要図で
ある。1はロッカーシステムであり、ロッカー管理手段
10とネットワーク通信手段12およびロッカー制御手
段20より構成される。ロッカー管理手段には外部記憶
装置11が接続されている。ロッカー管理手段10とロ
ッカー制御手段20は情報のやり取りをおこなうため専
用の通信路2で接続されている。30は商店街の各店舗
に設置される配達予約手段であり、ネットワーク通信機
能を有している。配達予約手段30は、ローカルエリア
ネットワーク(以下LAN)との通信機能を有する店舗
のPOSレジスタ端末の上に実現させてもよい。3は商
店街のLANであり、各店舗の配達予約手段などとロッ
カーシステム1を結んでいる。60はモールサーバーで
あり、LAN3とインターネット4の接続ポイントの役
目を果たす。50は商店街に設置されたキオスク端末で
あり、ここからも、モールサーバー60の商品案内を参
照して、商品の注文が可能である。40は利用者の自宅
のパーソナルコンピュータ(PC)であり、インターネ
ットを通じて、利用者の自宅から商店街で扱っている物
やサービスを注文することができる。
【0018】この買物預かりロッカーシステムの利用規
則は次の通りであるとする。ロッカー管理者は店に一定
の期間ロッカーの1つの箱(以下セル)の使用を許可す
る。1回のセルの貸出し、すなわち「配達」はシステム
全体に対してユニークな配達番号によって識別される。
配達番号は借用要求を出す時に、店側が決める。この配
達番号と関係づけられることによって実際に使用される
(貸出される)セルが決まる。各々の配達は、使用する
セル、使用が許可された割当て時間の属性を持つ。割当
て時間の最大値はロッカー管理者が決定する。ロッカー
の込み具合によりロッカー管理者は割当て時間の最大値
を上下させることもできる。店は、借用要求を発行する
時に、最大割当て時間以下の割当て時間、例えば、48
時間などとを指定する。
【0019】ロッカー管理者は、各配達について、割当
て期間(配達予定時刻から割当て時間が経過するまで)
の間は、セルの使用を保証する。実際には、店は受取人
の都合を考慮して余裕を持って割当て期間を設定してよ
い。通常は、割当て期間内に受取人が物品を受取るの
で、その時点で1回の配達は完了し、セルは他の配達の
ために解放される。何らかの事情で受取人が割当て期間
内に物品を受取らない時が有る。その場合、ロッカー管
理者は、ロッカー使用が混雑している場合は、割当て期
間を超過した配達のセルを強制的に解放することができ
るものとする。すなわち、ロッカー管理者がセルを開錠
し、中の物品を一時預かる。全ての利用者はこの事を納
得して、この買物預かりロッカーシステムを利用するも
のとする。
【0020】図13は、買物預かりロッカーシステムの
全体の処理の流れを説明するチャートである。このシス
テムを利用する場合の全体の概略手順を次に説明する。
まず商店街の店舗には配達予約手段30を内蔵した予約
装置が設置されている。まず、この店1の予約装置か
ら、物品の配達のためにロッカー使用のリクエストが出
される(S16)とする。リクエストには配達番号(0
09)、配達予定時刻、配達終了時刻、ロッカーサイズ
の情報が添付される。このリクエストはロッカー管理手
段10が受け、借用要求対応処理(S1)により、配達
予定時刻などから使用できるセルがあればそのセルを予
約して、店1に返答する。この時、そのセルが必ずしも
実際に空いている必要はない。配達予定時刻までに空い
たセルが割当てられればよい。店1の予約装置は、借用
要求が受け付けられたので、配達情報を作成して、配達
カードに記録する。この時点では、実際に配達に使用す
るセルが空いていないので配達できない。
【0021】一方、ロッカーに配達番号001の受取人
2が来て、配達物を受取ると、ロッカー制御手段の中で
荷渡し処理(S14)が働いて、ロッカー管理手段に対
して「配達001が受取人2に確かに受取られました」
旨のメッセージを送る。すると、ロッカー管理手段のロ
ッカー通知対応処理(S4)が働いて、店2(配達00
1の配達元)の予約装置に、「配達001配達完了しま
した」旨のメッセージを、送る。そして、ここで1つの
セルが空いたので、これを、先に予約した配達009に
割り当てることができ、店1の予約装置に対して「配達
009の配達が可能となりました」旨のメッセージを送
付する。また、ロッカー制御手段に対して、「配達00
9はセル○○を使う」の情報を含む貸出しレコードを送
付する。この後で、店1は配達009の配達を実際に行
う。
【0022】店1がロッカーに行き、配達物を預けると
ロッカー制御手段のに預かり処理(S13)が働き、ロ
ッカー管理手段に「009配達中です」のメッセージを
送る。ロッカー管理手段はこのメッセージを受けて、内
部に保持するセル割当て表のステータス表示を更新する
(S4−2)。
【0023】図14はロッカー管理手段が管理するセル
割当て表である。各列は個々のセルに対応している。各
列中の矩形が1つの配達を意味する。例えばセルM002は
現在(16:00)、配達219002に割り当てられいて、その
ステータスは予約(物品がまだ配達されていない)であ
ることが表示される。配達219002に対して実際に物品が
ロッカーに預け入れられると、このステータスの表示が
配達中に変わるわけである。
【0024】図13のフロー図に戻る。配達009の受取
人が現れて、セルを開錠したが、配達物が間違っていた
場合は、受取人は物を返品することができる。この状況
はロッカー制御手段の荷渡し処理(S14)がチェック
して、ロッカー管理手段へ「配達009返品されました」
旨のメッセージを送付する。ロッカー管理手段はこのメ
ッセージを受けて、セル割当て表のステータス表示を配
達中から返品に更新し、店1に「配達009回収して下さ
い」のメッセージを送付する(S4−3)。店1の担当
者が再びロッカーに出向き、誤配達した物品を回収す
る。ロッカー管理手段はこの状況を検知すると、ロッカ
ー管理手段へ「配達009回収されました」のメッセージ
を送る(S13−2)。ロッカー管理手段は配達009に
割当てられていたセルを解放し、まだセルの確定しない
配達に空いたセルを割当てる(S4のステップの繰り返
し)。以上がこの買物預かりロッカーシステムの概略の
フローである。
【0025】ロッカー管理手段10のメイン動作フロー
チャートを図11に示す。ロッカー管理手段10は立ち
上がると、幾つかのイベント、すなわち、ロッカーの借
用要求を受信する、ロッカー制御手段からのメッセージ
を受信するまたは、内部のタイマーによる通知を受ける
などの事象が起きるのを待ち、生じたイベントに応じた
処理、すなわち、借用要求対応処理(S3)、ロッカー
通知対応処理(S4)、メンテ回収準備処理(S5)を
実行する。
【0026】ロッカー制御手段20のメイン動作フロー
チャートを図12に示す。ロッカー制御手段20は立ち
上がると、幾つかのイベント、すなわち、配達カードが
挿入された、顧客カードが挿入された、メンテナンスカ
ードが挿入された、ロッカー管理手段より貸出しレコー
ドを受信したなどの事象が起きるのを待ち、生じたイベ
ントに応じた処理、すなわち、荷預かり/回収処理(S
13)、荷渡し処理(S14)、メンテ回収処理(S1
5)、貸出しレコード受付け処理(S17)を実行す
る。
【0027】図4は配達予約手段の動作を説明するフロ
ーチャートである。また図5はロッカー管理手段の借用
要求対応処理(S3)の詳細な動作フローチャートであ
る。この2つのチャートにより、店がロッカー借用の要
求を行う時の配達予約手段とロッカー管理手段の働きを
説明する。
【0028】まず、店1の予約装置30から配達番号
(219005とする)、配達元ID、受取人ID、配達予定
時刻、希望割当て時間、ロッカーサイズを含めたロッカ
ー借用リクエストを発行する(S16)。ロッカー管理
手段は、このリクエストを受信する(S30)と、リク
エストに添えられた情報から、まず貸出しレコードを作
成する(S32)。貸出しレコードは1件の「セルの貸
出し」をロッカー管理手段が管理するために用いるデー
タ構造である。図2は、貸出しレコードの内容を示して
いる。1件の貸出しレコードには、貸出し識別番号(配
達番号に一致)、配達元ID、受取人ID、貸出し期間
(配達予定時刻から希望割当て時間を経過するまでの期
間、但しその時点のシステムの最大割当て時間を超えな
い)、セル番号、ステータス、開錠施錠履歴のフィール
ドを含む。
【0029】次に、ロッカー管理手段は、対応するロッ
カーサイズの空きセルを記録した空きセルキューを参照
する(S34)、そして、空きセルキューが空でなけれ
ば空きセルを一つ取り出してこれを新規の貸出し219005
に割当てる(S36)。そして、店1の予約装置30に
「219005受付けました:セル確定、配達可能です。」の
応答メッセージを送付する(S38)。セル割当て表を
更新する。すなわち今割当てられたセルの欄の割当て期
間に貸出し識別番号219005、ステータス=未配達を記録
する(S40)。そして、貸出しレコードのセル欄に、
割当てられたセル番号を記入して、この1件のレコード
をロッカー制御手段に送付する(S42)。
【0030】一方、借用要求発行時点で空きセルが無い
場合は、配達番号をセル待ち配達キューに記録する(S
44)。そして、店1の予約装置30に「219005受付け
ました:セル未確定、配達可能となったらお知らせしま
す。」の応答メッセージを送付する(S46)。
【0031】店1の予約装置30は、借用要求に対する
応答メッセージを受信する(S18)と、借用要求時の
情報に配達する物品の情報などを付加して、配達番号、
受取人ID、配達物品情報(商品品番、数量、単価、合
計額など)、配達予定時刻、伝票発行者(配達元ID)
を含む、図3に示すような、1件の配達情報を作成する
(S20)。そして、来店者の場合には、その場で、来
店者の顧客カードに配達番号を記録し、配達情報の内容
を印字した配達案内を手渡す(S24)。来店者でない
場合には、発注した顧客当てに、電子メール、FAXで
配達案内を送付する(S26)。店の配達カードに配達
情報を記録する(S28)。以上が借用要求発行時の予
約装置30での動作である。
【0032】図3は、配達情報の内容であるが、このロ
ッカーシステムで、クレジットカードまたはデビットカ
ードによって配達物の代金の決済を行う場合のために、
決済情報の欄が有る。ここには、決済済みか否か、決済
方法、決済方法による支払先(配達元すなわち店)の識
別情報を記録する。
【0033】次に、荷渡し処理(S14)の詳細を説明
する。図8は、ロッカー制御手段の荷渡し処理の詳細な
動作手順を説明するフローチャートである。図8にした
がって、受取人が、荷物を受取る時のシステムの動作を
説明する。
【0034】まず、ロッカー制御手段は、顧客カードを
読取り、カード自体の認証と、パスワードを要求するこ
とにより顧客自身の認証を行う(S70)。次に、カー
ドに配達番号が記録されていれば(来店して注文した場
合)、記録されている配達番号を読み、記録されていな
ければ、キー入力部から配達番号を入力するよう要求し
て、配達番号を得る。そしてその番号と一致する貸出し
識別番号を持った貸出しレコードを検索する(S7
2)。そのようなレコードが存在しない場合は(S7
4)、まだ配達に使用するセルが確保できないために、
貸出しレコードがロッカー制御手段に届いていない場合
である。また、レコードが存在する場合でも、ステータ
スが「予約」であるものは、実際の配達がまだされてい
ない場合である。これら2つのケースは、「まだ配達さ
れていません」を表示部に表示して(S78)終了す
る。またレコードのステータスが「メンテ回収」となっ
ている場合は、「時間超過のため回収させていただきま
した。配達元にご連絡下さい」を表示して(S92)終
了する。
【0035】貸出しレコードが存在し、ステータスが
「配達中」であれば、そのレコードのセル番号欄から、
使用されているセル番号を得て、セルを開錠する。この
時、開錠時刻と顧客カードのIDを貸出しレコードの開
錠施錠履歴欄に記録する(S80)。受取人はセルの中
の物品を取りだし、確認して、間違いなければ、セルの
扉を閉じてキー入力部の受取り確認ボタンを押す。ロッ
カー制御手段はセルを施錠し、貸出しレコードのステー
タスを「配達完了」に変える(S84)。次にロッカー
使用のサービス料金と利用ポイントを計算する。実際に
配達されてから、受取るまでの時間に応じてロッカー使
用料が計算され、受取り人の顧客カードの現金価値をそ
の料金分減じるとともに、ロッカー使用料に応じて利用
ポイントを計算し、これを同カードに記録する(S8
6)。そしてロッカー管理手段に対して、「配達×××
×:配達完了」のメッセージを送付する(S88)。
尚、この時選択によっては、受取り人の顧客カードの現
金価値を、配達物の代金相当分も合わせて減じることに
よって、配達物の決済を行うようにすることも可能であ
る。
【0036】一方、受取人が配達物を誤配達と認識した
場合は、物をセルに戻して扉を閉じてからキー入力部の
返品ボタンを押す。ロッカー制御手段はセルを施錠し、
貸出しレコードのステータスを「返品」に変える(S9
0)。そしてロッカー管理手段に対して、「配達×××
×:返品」のメッセージを送付する(S91)。
【0037】以上が、ロッカー制御手段の荷渡し処理時
の動作である。次に、店の配達者がロッカーに物を預け
る時または返品物を回収する時のロッカー制御手段の動
作を説明する。図7は、配達者カードがロッカー制御手
段に挿入された場合のイベント処理を行う荷預かり/回
収処理の動作フローである。以下図7に沿って説明す
る。
【0038】まず、配達カードを読取り、カード自体の
認証、およびパスワードを要求してカードの持ち主の認
証を行う(S50)。そして、配達カードに記録されて
いる配達番号と一致する貸出し識別番号を有する貸出し
レコードを検索する(S52)。もし、そのようなレコ
ードが見つからなければ、配達可能でないのに配達しよ
うとしてしまった場合なので、「使用セルがまだ確定し
ていません」を表示して(S60)終了する。また、そ
のようなレコードが見つかったが、ステータスが、回収
またはメンテ回収の場合には、その旨を表示部に表示さ
せて直ちに終了する。
【0039】配達カードに記録されている配達番号と一
致する貸出し識別番号を有する貸出しレコードをが存在
して、ステータスが予約(未配達)または、返品の場合
は、貸出しレコードからその配達に割当てられているセ
ルの番号を得て、そのセルを開錠する(S56)。荷物
を預け入れる場合は、そこで配達物をセルに収納して扉
を閉じ確認ボタンを押す。そして、現在の配達情報をロ
ッカー制御手段の記憶装置中にセーヴする(配達情報の
セーブは、配達物受け取り時に配達物の代金の決済を行
う場合のために必要である)。回収する場合は、セルか
ら返品物を取り出して、同じく扉を閉じて確認ボタンを
押す。この結果、貸出しレコードのステータスを、予約
から配達中に、または、返品から回収に変えて貸出しレ
コードを更新する(S58)。そして、ロッカー管理手
段に、「配達××××:配達中」または、「配達×××
×:回収」のメッセージを送付する(S62)
【0040】次に、ロッカーメッセージを受取る、ロッ
カー管理手段の動作を説明する。図6は、ロッカーメッ
セージ受信のイベント発生によって呼び出される、ロッ
カー通知対応処理の動作を示すフローである。
【0041】まず、ステップS100でメッセージ内容
を受信すると、ステータスを調べて、配達完了、回収ま
たはメンテ回収(メンテ回収については後述する)の場
合にはステップS104にて、セル割当て表の更新を行
う(S104)。すなわち、当該セルの欄から、当該配
達の表示を削除する。この時点で当該セルは解放され、
空きのセルということになる。そして、ステータスに応
じて、配達元(店の予約装置)に対して、「配達番号×
×××、配達完了しました」か、「配達番号××××、
時間切れのためメンテナンス回収しました」のメッセー
ジを送付する(S105)。ただしステータスが回収の
場合は、メッセージ送付をしない。次に、セル待ち配達
があるかどうかをセル待ち配達キューを参照してチェッ
クする(S106)。もし、その時点でセル待ちの配達
が無ければ、解放されたセルを、空きセルキューに追加
して(S114)、一回の処理を終了する。
【0042】セル待ちの配達が有る場合には、そのキュ
ーの先頭(キューは配達予定時刻によってソートされて
いる)、すなわち最も配達予定時刻が近づいている配達
を取り出し、ステップS104で解放したセルを割当て
る(S108)。この配達の貸出しレコードを参照し
て、配達元へ「配達○○○○:セル確定、配達可能とな
りました。」のメッセージを送付する(S110)。貸
出しレコードのステータスを「予約(未配達)」に変え
て、貸出しレコードをロッカー制御手段に送付する(S
112)。
【0043】ステップS102で、メッセージのステー
タスが「返品」の場合は、配達元を確認し返品された旨
を通知する。メッセージのステータスが「配達中」の場
合は、セル割当て表の、当該配達番号(貸出し識別番
号)の配達のステータス表示を配達中とする(S11
9)。以上がロッカー通知対応処理の動作である。先に
説明した図13の流れは、これまでに説明した各処理の
動作で実現される。
【0044】次に、ロッカーが込み合ってセルが足りな
くなった時のシステムの動作を説明する。ロッカー管理
手段において、セル待ち配達キューの中の配達が、その
状態のまま配達予定時刻に達した時は(実際にはその1
時間前などとしてよい)、タイマー通知というイベント
が発生して、メンテ回収準備処理が起動される(S
5)。図10は、このメンテ回収準備処理の動作を説明
するフローチャートである。
【0045】まず、セル待ち配達キューから配達予定時
刻に達した配達を特定する(S150)。キューの先頭
はもちろんそのような配達だが、複数ある場合も有る。
次にセル割当て表等を参照して、追出すべき配達を決定
する。この決定の仕方は様々なアルゴリズムが考えられ
る。どれを用いてもよい。例えば、割当て期間を超過し
ていて、最も長くロッカーを使用している配達から必要
数追出すのが最も単純である。また、新たにロッカーを
使用する配達の配達元と同じ配達元の配達を優先して追
出すという決め方も有る。いずれにしても必要個数の追
出すべき配達(時間切れ配達)を決める(S152)。
そして時間切れ配達をメンテナンス用カードに記入す
る。
【0046】図9は、このメンテナンス用カードをロッ
カー制御手段に挿入した場合にロッカー制御手段上で実
行されるメンテ回収処理の動作フローチャートである。
まず保守カードを読取り、カードの認証、カード所有者
の認証を行う(S130)。次に、最初の時間切れ配達
の使用セルを、貸出しレコードを検索して得て、表示部
に表示し、当該セルを開錠する。保守者は、中の配達物
を取り出し、扉を閉じて確認ボタンを押す。すると、ロ
ッカー制御手段は、時間切れ配達の貸出しレコードのス
テータスを配達中又は返品からメンテ回収に変更し(S
134)、当該貸出しレコードを更新する(S13
6)。そしてロッカー管理手段に「配達××××:メン
テ回収」とメッセージを送付する。メンテ回収の場合、
ロッカー管理手段では、回収(返品のため配達元が自ら
回収)の場合と、同様に、使用されていたセルの解放を
行う。必要な回数ステップS132に戻ってこの処理を
繰り返し、全ての時間切れ配達を除いて1回のメンテ回
収処理を終了する(S140)。
【0047】尚、図1に示すように、ロッカー管理手段
と商店街のLAN3を接続する通信手段12は、金融機
関の専用ネットワーク5に接続する手段を内部に備えた
構成とすることにより、受取人が、配達物受領時に、ロ
ッカー使用料、またはロッカー使用料と配達物の代金の
両方を、クレジットカードまたはデビットカードで決済
できるようロッカーシステム1を構成することができ
る。具体的には、受取り確認ボタンを押した時に、ロッ
カー制御手段20は、セーヴしてあるその配達番号の配
達情報の決済情報欄を参照し、代金未決済の場合には、
クレジットカードまたはデビットカードの挿入を促し、
商品代金(合計額)および決済情報欄に記録された、支
払い先(配達元)の識別情報等を得、これを、通信手段
12から金融機関の専用ネットワーク5で定められてい
るプロトコルに従って、受取人の識別情報(クレジット
カード番号やデビットカードに記録された口座番号な
ど)とともに送信する。
【0048】以上が、本発明の買物預かりロッカーシス
テムの一つの実施形態であるが、ロッカーのセルの管理
の仕方など本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、異なる実
施も可能であることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の買物預
かりロッカーシステムによれば、店員の負担が最小で、
セキュリティが高く、正確に利用者へ課金できる買い物
預かりロッカーシステムを実現することができる。しか
もロッカーを効率よく、利用者(店、顧客)に提供でき
る。この結果、顧客は、購入したものや、何かのサービ
スを依頼した結果配達される物品を、店が閉店した後で
も受取ることができるので大変便利である。店にとって
も物品の受渡しに煩わされることがないので便利であ
る。さらに、ロッカーで受領時に配達物代金の決済も可
能なので、顧客にとっては物を手にした時点で決済で
き、大変便利である。このようなロッカーシステムの便
利さにより商店街全体の集客力が増すという効果も見込
める。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である買物預かりロッカー
システムの全体概要図である。
【図2】ロッカー貸出しレコードの説明図である。
【図3】配達情報の説明図である。
【図4】配達予約手段の働きを説明するフローチャート
である。
【図5】ロッカー管理手段10の借用要求対応処理の働
きを説明するフローチャートである。
【図6】ロッカー管理手段10のロッカー通知対応処理
の働きを説明するフローチャートである。
【図7】ロッカー制御手段20の荷預かり/回収処理の
働きを説明するフローチャートである。
【図8】ロッカー制御手段20の荷渡し処理の働きを説
明するフローチャートである。
【図9】ロッカー制御手段20のメンテナンス回収処理
の働きを説明するフローチャートである。
【図10】ロッカー管理手段10のメンテナンス回収準
備処理の働きを説明するフローチャートである。
【図11】ロッカー管理手段10の働きを説明する全体
フローチャート。
【図12】ロッカー制御手段20の働きを説明する全体
フローチャート。
【図13】買物預かりロッカーシステムの全体の動作シ
ーケンスの概略を説明する説明図である。
【図14】ロッカー管理手段10が管理するロッカーの
セル割当て状態の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ロッカーシステム 2 通信線 3 商店街のLAN 4 インターネット 5 金融機関専用ネットワーク 10 ロッカー管理手段 11 外部記憶装置 12 通信手段 20 ロッカー制御手段 21 ロッカー 30 配達予約装置 40 利用者宅パソコン 50 街頭キオスク端末 60 商店街モールサーバー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル情報記録媒体読取部を備え、ロッ
    カーの個々のセルの施錠・開錠を制御するロッカー制御
    手段と、ロッカー制御手段と交信して常時ロッカーの使
    用状況を把握し、ロッカー使用の要求がきた時に、使用
    可能なセル番号を割当てて配達番号、使用セル番号、配
    達元を含めた1件のロッカー貸し出しレコードを生成す
    るロッカー管理手段と、離れた場所からのロッカー使用
    の要求を受付けるネットワーク通信手段と、から構成さ
    れるロッカーシステムと、前記ロッカーシステムに通信
    ネットワークを介してロッカー使用を要求し、前記配達
    番号を含む1件の配達情報を作成し、デジタル情報を記
    録できる記録媒体にその内容を書出す配達予約手段と、
    から構成され、前記配達番号で1件の配達の配達元と受
    取人を結び付けて管理する買い物預かりロッカーシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記ロッカーシステムのロッカー制御手
    段は、配達者がデジタル情報記録媒体により与える配達
    情報と、保有しているロッカー貸し出しレコードとを照
    合して、共通した配達番号を持つものがあれば、配達物
    品を収納するため当該セルを開錠し、配達者が物品収納
    後、セルの施錠を行い、また、受取人が前記ロッカー制
    御手段に配達番号を与えた時は、該当するロッカー貸し
    出しレコードがあれば、受取人が物品を受け取れるよう
    該当するセルを開錠することで、配達物品をロッカーを
    介して誤りなく配達することができる請求項1に記載の
    買い物預かりロッカーシステム。
  3. 【請求項3】 前記配達予約手段は、予約時に顧客の本
    人証明情報を記録したデジタル情報記憶媒体があれば、
    その顧客に対しては、配達番号を、前記デジタル情報記
    憶媒体に記録することができ、前記ロッカー制御手段は
    キー入力部を備え、挿入された顧客のデジタル情報記憶
    媒体に未処理の配達番号があれば、それを読取り、なけ
    れば、カード挿入者に前記キー入力部から配達番号の入
    力を促すことにより配達番号を得ることで、来店しない
    で物品の配達を依頼した顧客にもロッカー利用を可能と
    した請求項1または請求項2に記載の買い物預かりロッ
    カーシステム。
  4. 【請求項4】 前記貸し出しレコードは、配達の状態を
    示すステータス属性と、セルの開錠施錠の時刻の履歴記
    録欄を含み、前記ロッカー制御手段は、セルの開錠時
    刻、施錠時刻を各セル毎に記録するタイムレコード部と
    を備え、セルの開錠・施錠の時刻と誰がセルを開閉した
    かの情報から前記ステータス属性を変化させ、該当する
    貸し出しレコードの記録内容を更新し、これらのステー
    タスと記録された時刻から、店側および受け取り側のロ
    ッカー使用料を算出するとともに、事故が起きた際の責
    任分担の手がかりとする記録を残す請求項1から請求項
    3のいずれかに記載の買い物預かりロッカーシステム。
  5. 【請求項5】前記ロッカー制御手段の前記キー入力部に
    は、受取人が確かに物品を受け取ったか、または、物品
    の受け取りを拒否すること、のいずれかをシステムに伝
    えるボタンまたはスイッチを備え、このボタンまたはス
    イッチの操作に応じて、前記貸し出しレコードの前記ス
    テータス属性を変化させて管理することにより、誤配達
    により生じる返品にも対応できる請求項4に記載の買い
    物預かりロッカーシステム。
  6. 【請求項6】 前記配達予約手段は、ロッカー使用の要
    求を出す時、配達予定時刻を含めて要求し、前記ロッカ
    ー管理手段は、セル待ちの配達番号を記憶する待ち行列
    を記憶装置内に備え、予約時点で空いているセルが無い
    場合は、その配達番号を配達予定時刻の早いものから順
    に並べた前記待ち行列に記憶させておき、セルの空きが
    生じた時点で待ち行列の先頭の配達に、空いたセルを割
    当て、その時点で、前記配達予約装置に当該配達番号が
    配達可能となった旨を伝えるように動作する請求項1か
    ら請求項5のいずれかに記載の買い物預かりロッカーシ
    ステム。
  7. 【請求項7】 顧客の本人証明情報を記録したデジタル
    情報記憶媒体としてICカードを用いる請求項1から請
    求項6のいずれかに記載の買い物預かりロッカーシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 配達者用デジタル情報記憶媒体として物
    品の送り元の証明情報を記録したICカードを用いる請
    求項1から請求項7のいずれかに記載の買い物預かりロ
    ッカーシステム。
  9. 【請求項9】 受取人が配達物品の受け取り時にロッカ
    ー制御手段の受け取り確認ボタンを押すと、受取人のカ
    ードに利用ポイントを加算する請求項7に記載の買い物
    預かりロッカーシステム。
  10. 【請求項10】 顧客の個人カードとして現金に等価な
    価値を価値情報として記録させたICカードを用い、受
    取人が配達物品の受け取り時にロッカー制御手段の受け
    取り確認ボタンを押すと、ロッカーシステムは当該配達
    分の受取人のロッカー使用料を計算し、前記価値情報か
    ら、ロッカー使用料相当分、または、ロッカー使用料と
    配達物の代金の合計額相当分、を減じることで、ロッカ
    ー使用料、またはロッカー使用料と配達物の代金、を決
    済する請求項7に記載の買い物預かりロッカーシステ
    ム。
  11. 【請求項11】前記ロッカーシステムの前記ネットワー
    ク通信手段は、金融機関の専用ネットワークに接続する
    手段を内部に備えた構成とすることにより、受取人が、
    受取り確認ボタンを押した時に、ロッカー使用料、また
    は、ロッカー使用料と配達物の代金の両方を、クレジッ
    トカードまたはデビットカードで決済できる請求項7に
    記載の買い物預かりロッカーシステム。
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