JP3741976B2 - ロッカー遠隔管理システムおよびコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、駅構内等に設置されている貸しロッカーをコントロールセンターで遠隔管理して、貸しロッカーの利便性向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、駅構内等に設置されている貸しロッカー(いわゆる「コインロッカー」など)は、利用者が空いているロッカーを探し、そこに荷物を入れ、硬貨を投入し、鍵を掛けて預け入れるというのが一般的であった。しかし、これは貸しロッカーの利用者及び設置者にとって必ずしも効率の良いものではなかった。すなわち、利用者にとっては、第一に、手元に硬貨等の現金がなければ利用できない。第二に、実際に貸しロッカーの設置場所に行かなければ、利用可能かわからない。第三に、ロッカー鍵を持ち歩かなければならず、紛失の危険性もある。また、設置者にとっても、第一に、硬貨等の現金の回収作業が必要である。第二に、貸しロッカーの利用状況の把握が困難である。第三に、空いている貸しロッカーへの利用を待つという受動的な対応の仕方しかない。
【0003】
一方、近年の通信技術の向上によって、機械にセンサーや制御装置を取り付けて、当該機械の動きや状況に関する情報を、通信ネットワークを通じて受発信することで遠隔管理する技術が可能となってきている。この遠隔管理技術は、工場内で稼働する製造装置や検査装置を工場外から遠隔監視・操作することなどに使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者らは、貸しロッカーに遠隔管理技術を用いることで、従来の貸しロッカーよりも利用者及び設置者にとって利便性の良いロッカーを提供できるのではないかと考えた。すなわち、駅構内等に設置されている貸しロッカーを遠隔的に一元管理することで、ロッカーの施開錠から、予約、情報提供、決済等までをデータの送受信によって実現できると考えたのである。
【0005】
そこで、本発明は、貸しロッカーをコントロールセンターで遠隔管理して、貸しロッカーの利便性向上を図る技術の提供を課題とする。
ここで、請求項1に記載の発明は、貸しロッカーをコントロールセンターで遠隔管理して、貸しロッカーの利便性向上を図るシステムの提供を目的とする。
また、請求項2に記載の発明は、貸しロッカーをコントロールセンターで遠隔管理して、貸しロッカーの利便性向上を図るコンピュータプログラムの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、通信機能を備えた貸しロッカーと、預入者の情報通信端末装置と、預入者および貸しロッカーを通信でつなぐデータセンターとを備えることによって、前述の課題を解決する。
【0007】
(請求項1)
請求項1記載の発明は、コントロールセンターによって、貸しロッカーを遠隔管理するロッカー遠隔管理システムに係る。
すなわち、管理下にある貸しロッカーの場所、サイズ、料金、利用状況等の管理データを蓄積したロッカー管理データベースと、 貸しロッカーに荷物を預け入れた預入者の情報通信端末機から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの施錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する施錠依頼等受信手段と、 受信した施錠依頼に基づき、その貸しロッカーをコントロールセンターのコンピュータから送信される施錠指示によって施錠する預入ロッカー施錠手段と、 受信した施錠依頼に係る識別番号をロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積する開錠用識別番号蓄積手段と、 貸しロッカーより荷物を取り出す取出者の情報通信端末機から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの開錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する開錠依頼等受信手段と、 受信したその識別番号を、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した施錠依頼に係る識別番号と照合する照合手段と、 照合の結果、識別番号が一致した場合に、その貸しロッカーをコントロールセンターのコンピュータから送信される解錠指示によって解錠する預入ロッカー解錠手段とを備える。
また、貸しロッカーの予約を希望する予約者の情報通信端末機から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの予約依頼として、少なくとも予約条件を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する予約依頼等受信手段と、 受信した予約条件に基づいて、ロッカー管理データベースから予約可能な貸しロッカーを抽出するとともに、予約条件に合致する貸しロッカーが抽出されなかった場合にはそれに代替する予約可能な ロッカー情報を抽出するロッカー抽出手段と、 抽出した貸しロッカーに関する予約情報をコントロールセンターのコンピュータから予約者の情報通信端末機へ通知する予約情報通知手段と、 抽出したロッカー情報に係る貸しロッカーに対してコントロールセンターのコンピュータからの指示によって予約表示をさせる予約表示手段と、 予約者の情報通信端末機から受信した予約依頼に係る識別番号をロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積する予約用識別番号蓄積手段と、 貸しロッカーへ荷物を預け入れる預入者の情報通信端末機からコントロールセンターに対する貸しロッカーの利用依頼として少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する利用依頼等受信手段とを備える。
更に、前記照合手段は、利用依頼等受信手段が受信したその識別番号を、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した予約依頼に係る識別番号と照合し、 その照合の結果として識別番号が一致した場合には、前記預入ロッカー施錠手段がその貸しロッカーをコントロールセンターのコンピュータから送信される施錠指示によってその貸しロッカーを施錠することとしたものである。
【0008】
(用語説明)
「情報通信端末機」には、例えば、持ち運びが可能な移動情報通信端末機の他に、デスクトップ型のパソコンやコントローラなどの固定情報通信端末機も含まれる。「情報通信端末機からの識別番号」とは、当該情報通信端末機を使って情報を送信した場合のその情報の発信元を識別するための番号である。例えば、インターネット対応の携帯電話を使った場合には、当該携帯電話の電話番号(発信者番号)、当該携帯電話の電子メールアドレス、当該携帯電話の端末IDなどである。
「予約条件」とは、例えば、予約したいロッカーの地域、場所、日時、個数などをいう。
「ロッカー情報」とは、例えば、予約条件にあげられていた「ロッカー場所」の周辺のロッカーを提供するとか、予約条件にあげられていた「日時」の前後で空いている時間帯を提供するなどである。
【0009】
(作用)
請求項1記載の発明によれば、コントロールセンターによって、貸しロッカーを遠隔管理するロッカー遠隔管理システムが提供される。すなわち、コントロールセンターでは、管理下にある貸しロッカーの場所、サイズ、料金、利用状況等の管理データを蓄積したロッカー管理データベースを備える。また、そのコントロールセンターは、貸しロッカーに荷物を預け入れた預入者の情報通信端末機から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの施錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信するとともに、その情報通信端末機からの識別番号をも受信する。そして、受信した施錠依頼に基づき、遠隔操作によってその貸しロッカーを施錠し、また、受信した施錠依頼に係る識別番号をロッカー管理データベースにおける当該ロッカーの管理データとして蓄積する。その後、コントロールセンターは、貸しロッカーより荷物を取り出す取出者の情報通信端末機から、貸しロッカーの開錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信するとともに、その情報通信端末機からの識別番号をも受信する。そして、受信した識別番号を、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した施錠依頼に係る識別番号と照合する。照合の結果、識別番号が一致した場合に、その貸しロッカーを遠隔操作によって開錠する。このようにして、貸しロッカーに荷物を預ける場合の施錠及び開錠が、コントロールセンターによって遠隔的に管理される。その結果、利用者は、ロッカー鍵の使用、所持を不要とできる。また、貸しロッカーの設置者は、コントロールセンターでの管理によって、貸しロッカーの利用状況の把握を可能とできる。
【0010】
コントロールセンターは、貸しロッカーの予約を希望する予約者の情報通信端末機から、貸しロッカーの予約依頼として、少なくとも予約条件を受信するとともに、その情報通信端末機からの識別番号をも受信する。そして、受信した予約条件に基づいて、ロッカー管理データベースから予約可能な貸しロッカーを抽出する。抽出した貸しロッカーに関する予約情報は、予約者へ通知され、また、抽出した貸しロッカーに予約表示をさせ、他者の利用を防止する。さらに、受信した予約依頼に係る識別番号をロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積する。その後、コントロールセンターは、貸しロッカーへ荷物を預け入れる預入者の情報通信端末機から、貸しロッカーの利用依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信するとともに、その情報通信端末機からの識別番号をも受信する。そして、受信した識別番号を、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した予約依頼に係る識別番号と照合し、照合の結果、識別番号が一致した場合に、その貸しロッカーに対する施錠依頼を可能とする。このようにして、利用者に対して貸しロッカーの予約サービスを提供できる。利用者が貸しロッカーの前で、空いている貸しロッカーを探し歩くことを不要にできる。
【0011】
予約条件に合致する貸しロッカーが抽出されなかった場合に、それに代替する予約可能なロッカー情報を提供することで、貸しロッカーの予約希望者に有意義な情報を提供できる。
また、ロッカー設置者にとっても、貸しロッカーの回転率向上につながり、貸しロッカーの有効活用が図れる。
【0012】
取出者の照合手段として、請求項1記載の識別番号に替えてパスワードを利用したバリエーションを提供することもできる。
すなわち、コントロールセンターによって、貸しロッカーを遠隔管理するロッカー遠隔管理システムであって、管理下にある貸しロッカーの場所、サイズ、料金、利用状況等の管理データを蓄積したロッカー管理データベースと、貸しロッカーに荷物を預け入れた預入者から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの施錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号及び荷物を取り出す際の開錠用パスワードを受信する施錠依頼受信手段と、受信した施錠依頼に基づき、遠隔操作によってその貸しロッカーを施錠する預入ロッカー施錠手段と、受信した開錠用パスワードをロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積する開錠用パスワード蓄積手段と、貸しロッカーより荷物を取り出す取出者から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの開錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号及び開錠用パスワードを受信する開錠依頼受信手段と、受信した開錠用パスワードを、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した開錠用パスワードと照合する照合手段と、照合の結果、開錠用パスワードが一致した場合に、その貸しロッカーを遠隔操作によって開錠する預入ロッカー開錠手段とを備えたロッカー遠隔管理システムとすることも可能である。
【0013】
(用語説明)
「開錠用パスワード」とは、例えば、施錠依頼をする際に、預入者が任意に決めることができるものである。
【0014】
(作用)
上記のようなバリエーションによれば、以下のような作用をなす。
すなわち、開錠依頼をした場合の照合手段として、預入者が任意に決めたパスワードを利用することで、貸しロッカーを遠隔管理するロッカー遠隔管理システムが提供される。すなわち、コントロールセンターは、貸しロッカーに荷物を預け入れた預入者から、貸しロッカーの施錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号の他に荷物を取り出す際の開錠用パスワードを受信する。そして、受信した開錠用パスワードをロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積する。その後、コントロールセンターは、貸しロッカーより荷物を取り出す取出者から、貸しロッカーの開錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号の他に開錠用パスワードを受信する。そして、受信した開錠用パスワードを、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した開錠用パスワードと照合する。照合の結果、開錠用パスワードが一致した場合に、その貸しロッカーを遠隔操作によって開錠する。これにより、発信者番号に頼らず取出者の認証ができるので、施錠依頼や開錠依頼に、ロッカーそばの公衆電話を利用することも可能となる。また、預入者が荷物の取り出しに行けない場合に、取出者となる人に開錠用パスワードを教えることで、貸しロッカーに預け入れた荷物をその取出者が取り出すことができる。
【0015】
本願発明は、以下のようなバリエーションも可能である。
すなわち、コントロールセンターによって、貸しロッカーを遠隔管理するロッカー遠隔管理システムであって、管理下にある貸しロッカーの場所、サイズ、料金、利用状況等の管理データを蓄積したロッカー管理データベースと、貸しロッカーに荷物を預け入れた預入者から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの施錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信する施錠依頼受信手段と、受信した施錠依頼に基づき、遠隔操作によってその貸しロッカーを施錠する預入ロッカー施錠手段と、受信した施錠依頼に係る預入者に開錠用パスワードを付与し、これをロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積する開錠用パスワード蓄積手段と、付与された当該開錠用パスワードを施錠依頼に係る預入者に通知する開錠用パスワード通知手段と、貸しロッカーより荷物を取り出す取出者から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの開錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号及び開錠用パスワードを受信する開錠依頼受信手段と、受信した開錠用パスワードを、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した開錠用パスワードと照合する照合手段と、照合の結果、開錠用パスワードが一致した場合に、その貸しロッカーを遠隔操作によって開錠する預入ロッカー開錠手段とを備えたロッカー遠隔管理システムとすることも可能である。
【0016】
(作用)
上記のようなバリエーションによれば、以下のような作用をなす。
すなわち、コントロールセンターが施錠依頼に係る預入者に開錠用パスワードを付与する。そして、貸しロッカーより荷物を取り出す取出者から、コントロールセンターに対して貸しロッカーの開錠依頼に開錠用パスワードを要求する。こうすることで、貸しロッカーに荷物を預け入れる場合の施錠及び開錠は、コントロールセンターによって管理されることになる。
【0017】
預入状態を通知する機能を持たせるバリエーションを提供することもできる。
すなわち、所定の時間経過後も開錠依頼のない貸しロッカーの預入者又は取出者に対して、預入状態を通知する預入状態通知手段を備えたロッカー遠隔管理システムとすることも可能である。
【0018】
(作用)
上記のようなバリエーションによれば、以下のような作用をなす。
すなわち、ロッカー利用者が荷物を貸しロッカーに預け入れたまま忘れている場合もあるので、そのような利用者へ預入状態を通知することで注意を促すことになる。また、それによって、貸しロッカーの回転率の向上になる。
【0019】
ロッカー遠隔管理システムに予約機能を持たせるとともに、予約の照合手段として、識別番号に替えてパスワードを利用するバリエーションを提供することもできる。
すなわち、貸しロッカーの予約を希望する予約者から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの予約依頼として、少なくとも予約条件及び荷物を預け入れる際の予約用パスワードを受信する予約依頼受信手段と、受信した予約条件に基づいて、ロッカー管理データベースから予約可能な貸しロッカーを抽出するロッカー抽出手段と、抽出した貸しロッカーに関する予約情報を予約者へ通知する予約情報通知手段と、抽出した貸しロッカーに予約表示をさせる予約表示手段と、受信した予約用パスワードをロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積する予約用パスワード蓄積手段と、貸しロッカーへ荷物を預け入れる預入者から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの利用依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号及び予約用パスワードを受信する使用依頼受信手段と、受信した予約用パスワードを、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した予約用パスワードと照合する照合手段と、照合の結果、予約用パスワードが一致した場合に、その貸しロッカーに対する施錠依頼を可能とするロッカー遠隔管理システムとすることも可能である。
【0020】
(作用)
上記のようなバリエーションによれば、以下のような作用をなす。
すなわち、予約をした場合の照合手段として予約者が任意に決めたパスワードを利用することで貸しロッカーの予約を可能とするロッカー遠隔管理システムが提供される。コントロールセンターは、貸しロッカーの予約を希望する予約者から、貸しロッカーの予約依頼として、少なくとも予約条件及び荷物を預け入れる際の予約用パスワードを受信する。そして、この受信した予約用パスワードをロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積する。その後、コントロールセンターは、貸しロッカーへ荷物を預け入れる預入者から、貸しロッカーの使用依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号及び予約用パスワードを受信する。受信した予約用パスワードを、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した予約用パスワードと照合し、照合の結果、予約用パスワードが一致した場合に、貸しロッカーに対する施錠依頼を可能とする。このようにして、利用者に対して貸しロッカーの予約サービスを提供できる。
【0021】
前述のバリエーションにて用いた「予約用パスワード」をコントロールセンターのコンピュータが付与することとしたバリエーションを提供することもできる。
すなわち、貸しロッカーの予約を希望する予約者から、コントロールセンターに対する当該ロッカーの予約依頼として、少なくとも予約条件を受信する予約依頼受信手段と、受信した予約条件に基づいて、ロッカー管理データベースから予約可能な貸しロッカーを抽出するロッカー抽出手段と、受信した予約依頼に係る予約者に予約用パスワードを付与し、これをロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積する予約用パスワード蓄積手段と、この予約用パスワードを含む抽出した貸しロッカーに関する予約情報を予約者又は預入者へ通知する予約情報等通知手段と、抽出した貸しロッカーに予約表示をさせる予約表示手段と、貸しロッカーへ荷物を預け入れる預入者から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの利用依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号及び予約用パスワードを受信する使用依頼受信手段と、受信した予約用パスワードを、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した予約用パスワードと照合する照合手段と、照合の結果、予約用パスワードが一致した場合に、その貸しロッカーに対する施錠依頼を可能とするロッカー遠隔管理システムとすることも可能である。
【0022】
(作用)
上記のようなバリエーションによれば、以下のような作用をなす。
すなわち、コントロールセンターが予約者に予約用パスワードを付与する。そして、貸しロッカーに荷物を預け入れる予約者から、コントロールセンターへ対する貸しロッカーの利用依頼にその予約用パスワードを要求する。これにより、貸しロッカーの予約については、コントロールセンターによって管理されることになる。
【0023】
本願発明は、以下のようなバリエーションも可能である。
すなわち、予約表示手段は、抽出した貸しロッカーに予約表示をさせるとともに、その貸しロッカーを遠隔操作によって施錠させ、照合手段による照合の結果が一致した場合に、その貸しロッカーを遠隔操作によって開錠する予約ロッカー開錠手段とを備えたロッカー遠隔管理システムとすることも可能である。
【0024】
上記のようなバリエーションによれば、抽出された貸しロッカーを施錠することで、予約者以外の他者がその貸しロッカーに荷物を入れることが不可能になるので、ロッカーの予約が確実になる。
【0025】
本願発明は、以下のようなバリエーションも可能である。
すなわち、コントロールセンターの管理下にある貸しロッカーの少なくとも場所及び利用状況の情報を提供する貸しロッカー情報提供手段を備えたロッカー遠隔管理システムとすることも可能である。
【0026】
上記のようなバリエーションによれば、以下のような作用をなす。
すなわち、コントロールセンターの管理下にある貸しロッカーの少なくとも場所及び利用状況の情報が提供されることで、どの場所にある貸しロッカーが予約可能であるかを知ることができるので、その中から最適な貸しロッカーを予約することができるようになる。また、コントロールセンターにとっても、重複する無駄な予約依頼を回避でき、効率的な予約の受け付けが実現できる。
【0027】
(請求項2)
請求項2記載の発明は、コントロールセンターによって、貸しロッカーを遠隔管理するロッカー遠隔管理方法を実行させるためのコンピュータプログラムに係る。
すなわち、管理下にある貸しロッカーの場所、サイズ、料金、利用状況等の管理データをロッカー管理データベースに蓄積するロッカー管理データ蓄積手順と、 貸しロッカーに荷物を預け入れた預入者の情報通信端末機から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの施錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する施錠依頼等受信手順と、 受信した施錠依頼に基づき、その貸しロッカーを施錠指示によって施錠する預入ロッカー施錠手順と、 受信した施錠依頼に係る識別番号をロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積する開錠用識別番号蓄積手順と、 貸しロッカーより荷物を取り出す取出者の情報通信端末機から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの開錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する開錠依頼等受信手順と、 受信したその識別番号を、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した施錠依頼に係る識別番号と照合する照合手順と、 照合の結果、識別番号が一致した場合に、その貸しロッカーをコントロールセンターのコンピュータから送信される解錠指示によって解錠する預入ロッカー解錠手順と、 貸しロッカーの予約を希望する予約者の情報通信端末機から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの予約依頼として、少なくとも予約条件を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する予約依頼等受信手順と、 受信した予約条件に基づいて、ロッカー管理データベースから予約可能な貸しロッカーを抽出するとともに、予約条件に合致する貸しロッカーが抽出されなかった場合にはそれに代替する予約可能なロッカー情報を抽出するロッカー抽出手順と、 抽出した貸しロッカーに関する予約情報をコントロールセンターのコンピュータから予約者の情報通信端末機へ通知する予約情報通知手順と、 抽出したロッカー情報に係る貸しロッカーに対してコントロールセンターのコンピュータからの指示によって予約表示をさせる予約表示手順と、 予約者の情報通信端末機から受信した予約依頼に係る識別番号をロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積する予約用識別番号蓄積手順と、 貸しロッカーへ荷物を預け入れる預入者の情報通信端末機からコントロールセンターに対する貸しロッカーの利用依頼として少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する利用依頼等受信手順とを手順とをコンピュータに実行させるプログラムである。
また、前記照合手順においては、利用依頼等受信手段が受信したその識別番号を、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した予約依頼に係る識別番号と照合し、 その照合の結果として識別番号が一致した場合には、その貸しロッカーをコントロールセンターのコンピュータから送信される施錠指示によってその貸しロッカーを施錠することとしたものである。
【0028】
請求項2記載の発明に係るコンピュータプログラムを記録した記録媒体を提供することも可能である。
【0029】
ここで、「記録媒体」とは、それ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持することができる媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、DVD−ROM、PDなどである。
【0030】
なお、本願発明では、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、貸しロッカーの場所、サイズ、料金、利用状況等の管理データを収集する管理データ収集手段と、収集した管理データをコントロールセンターへ送信する送信手段と、コントロールセンターからの施錠指示および開錠指示を受信する受信手段と、受信手段が受信した施錠指示に基づいて施錠する施錠手段と、受信手段が受信した開錠指示に基づいて開錠する開錠手段とを備えた、コントロールセンターによって遠隔管理される貸しロッカーである。
【0031】
(用語説明)
管理データ収集手段とは、使用の有無を判断するセンサーや、使用時間を管理可能なタイマーなどである。送信手段は、コントロールセンターへデータ送信が行える装置である。具体的には、無線データ通信ネットワークなどである。
【0032】
(作用)
上記のようなバリエーションによれば、以下のような作用をなす。
すなわち、貸しロッカーの場所、サイズ、料金、利用状況等の管理データを管理データ収集手段が収集し、送信手段がコントロールセンターへ送信する。その管理データに基づき、コントロールセンターからの施錠指示および開錠指示が送信されたら、受信手段がこれを受信する。そして、受信手段が受信した施錠指示に基づいて、施錠手段が施錠する。また、受信手段が受信した開錠指示に基づいて開錠手段が開錠する。
【0033】
貸しロッカーは、上述のように作動するため、以下のように制御される。すなわち、貸しロッカーの場所、サイズ、料金、利用状況等の管理データを収集する管理データ収集手順と、収集した管理データをコントロールセンターへ送信する送信手順と、コントロールセンターからの施錠指示および開錠指示を受信する受信手順と、受信手段が受信した施錠指示に基づいて施錠する施錠手順と、受信手段が受信した開錠指示に基づいて開錠する開錠手順とを備える。
【0034】
同様に、コントロールセンターによって遠隔管理される貸しロッカーに内蔵されるマイクロコンピュータには、以下のようなプログラムが組み込まれる。そのプログラムとは、貸しロッカーの場所、サイズ、料金、利用状況等の管理データを収集する管理データ収集手順と、収集した管理データをコントロールセンターへ送信する送信手順と、コントロールセンターからの施錠指示および開錠指示を受信する受信手順と、受信手段が受信した施錠指示に基づいて施錠する施錠手順と、受信手段が受信した開錠指示に基づいて開錠する開錠手順とを、マイクロコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の実施の形態】
【0035】
本発明について実施形態及び図面に基づいて説明する。ここで使用する図面は、図1〜図8である。
【0036】
(図1)
図1は、本発明たるロッカー遠隔管理システムにおける貸しロッカーとコントロールセンターAとの関係について示したものである。本発明で利用される貸しロッカーは使用の有無を判別できるセンサーなどを内蔵しており、貸しロッカー隣に設置されるコントローラが、使用の有無などを把握している。そして、そのコントローラは、コントロールセンターAと無線データ通信ネットワークで結ばれている。コントロールセンターAから出された指示はコントローラに届き、コントローラから各貸しロッカーに対する施錠・開錠などの制御がなされる。
【0037】
コントローラは、コントロールセンターからの指示を受信するだけではなく、貸しロッカーを利用する預入者又は取出者からのデータ入力を受け付け、これをコントロールセンターへ送信する機能を有する。また、読取機能を備えさせ、決済用ICカードなど各種カードの読取処理を可能としてもよい。なお、本発明は、貸しロッカーとコントロールセンターとの間にコントローラを介する場合に限らず、コントロールセンターが直接に各貸しロッカーを制御するようにしてもよい。
【0038】
(図2)
図2は、貸しロッカーへの荷物の預入に関する第一実施形態を示すものである。甲は、X駅東口に設置されている貸しロッカーの302番(ロッカー302)が空いているので、そこに荷物を預け入れることとした(1)。このロッカー302に荷物を入れた甲は、所持しているインターネット対応の携帯電話を使って、ロッカー302の施錠を依頼する(2)。施錠依頼は、このロッカー302を管理しているコントロールセンターAに対して、少なくとも預け入れをしたロッカーの番号を送信することによって行う。ロッカー番号は、「ロッカーの設置場所−ロッカー番号」で表示される。この場合、X駅東口ロッカーの設置場所は「325」であるから、ロッカー番号は「325−302」となる。
【0039】
コントロールセンターAは、この甲からの施錠依頼として、ロッカー番号「325−302」を受信するとともに、甲の携帯電話からの識別番号を受信する。識別番号としては、例えば、甲の携帯電話の発信者番号「090−***」、電子メールアドレス「**@**」、端末ID「******」があるが、ここでは、発信者番号「090−***」を受信することとする。これを受けてコントロールセンターAでは、コントローラを介した遠隔操作によって、ロッカー302の施錠を行う(3)。また、一方で、受信した甲の施錠依頼に係る発信者番号「090−***」をロッカー管理データベースのロッカー302の管理データとして蓄積する。
【0040】
その預入から数時間後、甲がロッカー302から荷物を取り出す場合には、コントロールセンターAへ開錠依頼を行う(5)。開錠依頼は、預入したロッカーのロッカー番号を甲の所持する前記携帯電話を使って、コントロールセンターAへ送信する。コントロールセンターAでは、そのロッカー番号「325−302」を受信するとともに、その携帯電話の発信者番号「090−***」を受信する。そして、その発信者番号をロッカー管理データベースに蓄積されていた当該ロッカー302の施錠依頼に係る発信者番号と照合する(6)。照合の結果、発信者番号が一致する場合には、開錠依頼をしてきた取出者が預入者と同一人物であることがわかる。このため、当該ロッカーを遠隔操作によって開錠する。そして、甲は、ロッカー302から荷物を取り出すことができる(8)。
【0041】
この場合のロッカー使用料の徴収は、図2に示すように、ロッカー管理データベースへ蓄積されたロッカー302の利用者情報、利用時間に基づいて課金を行う。そして、これを既存の料金徴収システム(例えば、電話会社による料金徴収)を使い、徴収することとしてもよい。また、図示省略するが、前述したようにコントローラにICカード読取装置を備えさせ、荷物の預入、取出の際にICカードをロッカーにかざして利用料金を徴収するシステムを採用してもよい。
【0042】
(図3)
図3は、貸しロッカーへの荷物の預入に関する第二の実施形態を示す概略図である。図2の第一実施形態の場合と異なり、取出者の照合手段として、パスワードを使用したものである。施錠依頼時に、ロッカー番号とともに甲の決めた任意の開錠用パスワードを送信する。そして、開錠依頼時(2)にも、やはり、ロッカー番号と開錠用パスワードを送信する。そして、開錠用パスワードが一致すれば、開錠依頼をしてきた取出者を認証できる。このため、当該ロッカーを遠隔操作によって開錠する。そして、甲は、ロッカー302から荷物を取り出すことができる。また、図3の例で特徴的なのは、任意の開錠用パスワードを送信したあとで、預入者以外のものでも開錠用パスワードを知っていれば、異なる人が取り出すことが可能となる点である。甲が事情により、取り出しできないときに、あるいは受け渡しを目的として利用する場合に、開錠用パスワードを通知して第三者が取り出すことが可能となる。
【0043】
(図4)
図4は、貸しロッカーへの荷物の預入に関する第三の実施形態を示す概略図である。パスワードを利用する点では、図3の第二実施形態の場合と同様であるが、コントロールセンターAが開錠用パスワードを付与する点で、図3の第二実施形態の場合と異なる。
【0044】
また、図示省略するが、図1〜3の実施形態において、所定の時間経過後も開錠依頼のない貸しロッカーの預入者又は取出者に対して、預入状態を通知する預入状態通知手段を備えてもよい。ロッカー利用者が荷物を当該ロッカーに預け入れたまま忘れている場合もあるので、そのような利用者へ注意を促すことになる。また、それによって、当該ロッカーの回転率の向上になる。
【0045】
(図5)
図5は、貸しロッカーの予約に関する第一の実施形態を示す概略図である。丙は、数十分後Y駅の貸しロッカーへ荷物を預け入れたいと考えている(0)。この場合、甲はコントロールセンターAへ予約依頼を行う(1)。予約依頼は、甲の所持するインターネット対応の携帯電話を使って、予約を希望するロッカーの場所及びその時間等の予約条件をコントロールセンターAへ送信する。コントロールセンターAでは、その予約依頼を受信するとともに、甲の使用した携帯電話からの発信者番号を受信する。そして、予約条件に合致するロッカーを抽出する(2)。抽出されたロッカーに関する情報は、予約情報として予約者甲へ通知される(3)。コントロールセンターAからは、Y駅のロッカー201が抽出された(ロッカー番号「360−201」)。Y駅のロッカー201には、予約された状況がわかるように、「予約」の表示がされる(4)。また、この場合に、他者の使用を不可能とするために、遠隔操作により、当該ロッカーを施錠することとしてもよい(4)。
【0046】
数十分後、予約者丙がY駅ロッカー前で荷物を預け入れるために、コントロールセンターAへ使用依頼を行う(6)。使用依頼には、予約したロッカー番号「360−201」をコントロールセンターAに対して送信する。コントロールセンターAは、予約したロッカー番号「360−201」を受信するとともに、使用依頼の送信用に使用した甲の携帯電話からの発信者番号を受信する。そして、その発信者番号をロッカー管理データベースに蓄積されたロッカー201の管理データとしての発信者番号と照合する(7)。照合の結果、発信者番号が一致すれば、甲は荷物の預け入れが可能となる(9)。
【0047】
なお、予約依頼を受けて、コントロールセンターAが当該ロッカーを施錠した場合には、照合の結果、発信者番号が一致した場合に、当該ロッカーを開錠させる。そして、甲は荷物の預け入れが可能となる(9)。その後の手続きは、図2〜4の実施形態の場合と同様である。
【0048】
(図6)
図6は、貸しロッカーの予約に関する第二の実施形態を示す概略図である。図5の第一実施形態の場合と異なり、照合手段として、パスワードを使用したものである。使用依頼時に、ロッカー番号とともに甲の決めた任意の予約用パスワードを送信する。そして、使用依頼時(1)にも、やはり、ロッカー番号と予約用パスワードを送信する。そして、予約用パスワードが一致すれば、使用依頼をしてきた預入者を認証できる。このため、当該ロッカーを遠隔操作によって開錠する。そして、甲は、ロッカー201に荷物を預け入れることができる。
【0049】
また、図6の例で特徴的なのは、任意の予約用パスワードを送信したあとで、予約者以外のものでも予約用パスワードを知っていれば、異なる人が取り出すことが可能となる。甲が事情により、預け入れできないときに、あるいは受け渡しを目的として、予約用パスワードを通知して第三者丁が預け入れることが可能となる。
【0050】
(図7)
図7は、貸しロッカーの予約に関する第三の実施形態を示す概略図である。図7は、パスワードを利用する点では、図6の第三実施形態の場合と同様であるが、コントロールセンターAが予約用パスワードを付与する点で、図6の第三実施形態の場合と異なる。
【0051】
(図8)
図5〜7までの予約に関する実施形態において、コントロールセンターAが予約者の予約条件に合致するロッカーを抽出できない場合があり得る。図8は、そうした場合に、代替ロッカー情報提供手段がロッカー管理データベースから、予約者甲の予約条件に沿うような代替ロッカー情報を提供する機能を持たせたものである。
【0052】
図8に基づいて説明する。予約者甲が、予約依頼として、Z駅北口ロッカーの2時間後の利用希望を予約条件としてコントロールセンターAへ送信してきた。これに対してロッカー抽出手段は、Z駅北口ロッカー満杯により、予約可能なロッカーを抽出できなかった。この場合代替ロッカーとしては、第一に同一駅構内の貸しロッカー、第二に予約希望駅前後の駅構内の貸しロッカー、第三に予約希望駅沿線の駅構内の貸しロッカーというように、予約可能なロッカーを抽出できるまで順次その検索対象を広めていくようにした。すると、Z駅の南口ロッカーに2つ空きがあった。また、同じZ駅の交番前ロッカーに5つ空きがあった。予約者甲は、この出力されたロッカー情報を見て、Z駅の北口ロッカーの予約を選択した。そして、コントロールセンターAは、予約者丙が選択したZ駅の北口ロッカーを抽出したロッカーとして受信する。また、図示省略するが、予約者が予約依頼をする前に、貸しロッカーの利用状況等の情報を提供するロッカー情報提供手段を備えてもよい。
【0053】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、貸しロッカーをコントロールセンターで遠隔管理して、貸しロッカーの利便性向上を図るシステムを提供することができた。
また、請求項2に記載の発明によれば、貸しロッカーをコントロールセンターで遠隔管理して、貸しロッカーの利便性向上を図るコンピュータプログラムを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】貸しロッカーとコントロールセンターAとの関係について示した説明図である。
【図2】貸しロッカーへの荷物の預入に関する第一の実施形態を示す概略図である。
【図3】貸しロッカーへの荷物の預入に関する第二の実施形態を示す概略図である。
【図4】貸しロッカーへの荷物の預入に関する第三の実施形態を示す概略図である。
【図5】貸しロッカーの予約に関する第一の実施形態を示す概略図である。
【図6】貸しロッカーの予約に関する第二の実施形態を示す概略図である。
【図7】貸しロッカーの予約に関する第三の実施形態を示す概略図である。
【図8】貸しロッカーについての情報提供に関する概略図である。
Claims (2)
- コントロールセンターによって、貸しロッカーを遠隔管理するロッカー遠隔管理システムであって、
管理下にある貸しロッカーの場所、サイズ、料金、利用状況等の管理データを蓄積したロッカー管理データベースと、
貸しロッカーに荷物を預け入れた預入者の情報通信端末機から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの施錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する施錠依頼等受信手段と、
受信した施錠依頼に基づき、その貸しロッカーをコントロールセンターのコンピュータから送信される施錠指示によって施錠する預入ロッカー施錠手段と、
受信した施錠依頼に係る識別番号をロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積する開錠用識別番号蓄積手段と、
貸しロッカーより荷物を取り出す取出者の情報通信端末機から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの開錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する開錠依頼等受信手段と、
受信したその識別番号を、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した施錠依頼に係る識別番号と照合する照合手段と、
照合の結果、識別番号が一致した場合に、その貸しロッカーをコントロールセンターのコンピュータから送信される解錠指示によって解錠する預入ロッカー解錠手段とを備えるとともに、
貸しロッカーの予約を希望する予約者の情報通信端末機から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの予約依頼として、少なくとも予約条件を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する予約依頼等受信手段と、
受信した予約条件に基づいて、ロッカー管理データベースから予約可能な貸しロッカーを抽出するとともに、予約条件に合致する貸しロッカーが抽出されなかった場合にはそれに代替する予約可能なロッカー情報を抽出するロッカー抽出手段と、
抽出した貸しロッカーに関する予約情報をコントロールセンターのコンピュータから予約者の情報通信端末機へ通知する予約情報通知手段と、
抽出したロッカー情報に係る貸しロッカーに対してコントロールセンターのコンピュータからの指示によって予約表示をさせる予約表示手段と、
予約者の情報通信端末機から受信した予約依頼に係る識別番号をロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積する予約用識別番号蓄積手段と、
貸しロッカーへ荷物を預け入れる預入者の情報通信端末機からコントロールセンターに対する貸しロッカーの利用依頼として少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する利用依頼等受信手段とを備え、
前記照合手段は、利用依頼等受信手段が受信したその識別番号を、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した予約依頼に係る識別番号と照合し、
その照合の結果として識別番号が一致した場合には、前記預入ロッカー施錠手段がその貸しロッカーをコントロールセンターのコンピュータから送信される施錠指示によってその貸しロッカーを施錠することを特徴とするロッカー遠隔管理システム。 - コントロールセンターによって、貸しロッカーを遠隔管理するロッカー遠隔管理方法を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
管理下にある貸しロッカーの場所、サイズ、料金、利用状況等の管理データをロッカー管理データベースに蓄積するロッカー管理データ蓄積手順と、
貸しロッカーに荷物を預け入れた預入者の情報通信端末機から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの施錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する施錠依頼等受信手順と、
受信した施錠依頼に基づき、その貸しロッカーを施錠指示によって施錠する預入ロッカー施錠手順と、
受信した施錠依頼に係る識別番号をロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積する開錠用識別番号蓄積手順と、
貸しロッカーより荷物を取り出す取出者の情報通信端末機から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの開錠依頼として、少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する開錠依頼等受信手順と、
受信したその識別番号を、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した施錠依頼に係る識別番号と照合する照合手順と、
照合の結果、識別番号が一致した場合に、その貸しロッカーをコントロールセンターのコンピュータから送信される解錠指示によって解錠する預入ロッカー解錠手順と、
貸しロッカーの予約を希望する予約者の情報通信端末機から、コントロールセンターに対する貸しロッカーの予約依頼として、少なくとも予約条件を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する予約依頼等受信手順と、
受信した予約条件に基づいて、ロッカー管理データベースから予約可能な貸しロッカーを抽出するとともに、予約条件に合致する貸しロッカーが抽出されなかった場合にはそれに代替する予約可能なロッカー情報を抽出するロッカー抽出手順と、
抽出した貸しロッカーに関する予約情報をコントロールセンターのコンピュータから予約者の情報通信端末機へ通知する予約情報通知手順と、
抽出したロッカー情報に係る貸しロッカーに対してコントロールセンターのコンピュータからの指示によって予約表示をさせる予約表示手順と、
予約者の情報通信端末機から受信した予約依頼に係る識別番号をロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積する予約用識別番号蓄積手順と、
貸しロッカーへ荷物を預け入れる預入者の情報通信端末機からコントロールセンターに対する貸しロッカーの利用依頼として少なくともその貸しロッカーのロッカー番号を受信するとともに、その情報通信端末機の識別番号をも受信する利用依頼等受信手順とを手順とをコンピュータに実行させるとともに、
前記照合手順においては、利用依頼等受信手段が受信したその識別番号を、ロッカー管理データベースにおける貸しロッカーの管理データとして蓄積した予約依頼に係る識別番号と照合し、
その照合の結果として識別番号が一致した場合には、その貸しロッカーをコントロールセンターのコンピュータから送信される施錠指示によってその貸しロッカーを施錠することを特徴とするコンピュータプログラム。
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