JPWO2006027867A1 - 荷物配達用ボックス、管理サーバ、荷物配達システム及び荷物配達方法 - Google Patents

荷物配達用ボックス、管理サーバ、荷物配達システム及び荷物配達方法 Download PDF

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Abstract

送り主20から受取人0に配達される荷物を収容する配達用ボックス1である。送り主携帯電話機2から送信された送り主電話番号情報及び受取人電話番号情報の管理サーバ5による受信に基づいて管理サーバ5から送信された第一の解錠信号を受信する通信制御部16を備える。第一の解錠信号の受信に基づいて、荷物を収容可の状態となるように施錠機構部を解錠する。受取人携帯電話機3から送信された、送り主携帯電話機2から送信された受取人電話番号情報と同一の受取人電話番号情報の管理サーバによる受信に基づいて管理サーバから送信された第二の解錠信号を受信する通信制御部を備える。第二の解錠情報の受信に基づいて、収容された荷物を取出可の状態となるように施錠機構部を解錠する。

Description

本発明は、収容された荷物を配達するための荷物配達用ボックス、並びに、荷物配達用ボックスに対する荷物の収容及び収容された荷物の取り出しを管理するための管理サーバ、荷物配達システム及び荷物配達方法に関する。
従来より、送り主から依頼された荷物を受取人に配達する荷物配達サービスが知られている。この荷物配達サービスとして、具体的には、例えば、所定の配達サービス業者を介して行うものや、企業内の集配サービス、所謂、社内便を介して行うものなどがあげられる。
また、近年では、送り主から預けられた荷物を受取人を限定して受け渡しすることができる一時預かりボックスシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この一時預かりボックスシステムにあっては、具体的には、所定の場所に設置されたボックスに預けられた荷物は、特定の携帯電話機から発信された電話番号が認証されて受取人の照合が行われることにより当該ボックスの解錠が行われて、受取人により取り出されるようになっている。
特開2001−325660号公報
ところで、荷物配達サービスにあっては、配達中の荷物が送り主や受取人以外の第三者により盗難される危険性があり、特に、証券、契約書などの情報漏洩の危険性を有するものは送り主から受取人に確実に配達される必要がある。そこで、上記特許文献1のように、一時預かりボックスシステムの適用が考えられるが、この場合、荷物を預け入れるためのボックスが所定の場所に固定されており、送り主と受取人とが遠距離に離れている場合には用いることができないといった問題がある。
このように、荷物の送り主と受取人とが遠距離に離れている場合であっても、送り主から受取人に荷物を確実に受け取らせることができるサービスの提供が切望されている。
本発明の課題は、送り主からの荷物を受取人を限定して確実に受け取らせることができ、これにより、配達される荷物の安全性を向上させることができる荷物配達用ボックス、管理サーバ、荷物配達システム及び荷物配達方法を提供することである。
そこで、上記課題を解決するため、本発明の荷物配達用ボックスは、
送り主から受取人に配達される荷物を収容するとともに、前記荷物を収容不可及び収容された前記荷物を取出不可の状態となるように施錠するロック手段を備える荷物配達用ボックスであって、
前記ロック手段の解錠を管理する管理サーバと所定の通信回線を介して接続され、
前記送り主により所有され、且つ、前記管理サーバと所定の通信回線を介して接続された送り主携帯端末から送信された当該送り主携帯端末を識別するための送り主識別情報及び前記受取人により所有される受取人携帯端末を識別するための受取人識別情報の前記管理サーバによる受信に基づいて、当該管理サーバから送信された前記ロック手段の解錠を指示する第一の解錠情報を受信する第一の解錠情報受信手段と、
前記第一の解錠情報受信手段による前記第一の解錠情報の受信に基づいて、前記荷物を収容可の状態となるように前記ロック手段を解錠する第一のロック解錠手段と、
前記第一の解錠情報受信手段による前記第一の解錠情報の受信後に、前記送り主携帯端末から送信された前記受取人識別情報と同一の受取人識別情報が前記管理サーバと所定の通信回線を介して接続された前記受取人携帯端末から送信されて前記管理サーバにより受信されることに基づいて、当該管理サーバから送信された前記ロック手段の解錠を指示する第二の解錠情報を受信する第二の解錠情報受信手段と、
前記第二の解錠情報受信手段による前記第二の解錠情報の受信に基づいて、収容された前記荷物を取出可の状態となるように前記ロック手段を解錠する第二のロック解錠手段と、を備えることを特徴としている。
この発明によれば、送り主携帯端末から送信された送り主識別情報及び受取人識別情報が管理サーバにより受信されることに基づいて当該管理サーバからロック手段の解錠を指示する第一の解錠情報が送信され、送信された第一の解錠情報が第一の解錠情報受信手段により受信されることに基づいて、第一のロック解錠手段によりロック手段が解錠されて荷物を収容可の状態となる。そして、管理サーバに送信された受取人識別情報と同一の受取人識別情報が受取人携帯端末から送信されて管理サーバにより受信されることに基づいて当該管理サーバからロック手段の解錠を指示する第二の解錠情報が送信され、送信された第二の解錠情報が第二の解錠情報受信手段により受信されることに基づいて、第二のロック解錠手段によりロック手段が解錠されて収容された荷物を取出可の状態となる。
即ち、荷物を収容するために当該荷物配達用ボックスの解錠を行う際に、管理サーバに受取人携帯端末の受取人識別情報を送信しておくことにより、収容された荷物を取り出す際の荷物配達用ボックスの解錠は当該受取人識別情報に係る受取人携帯端末の所有者である受取人しか行うことができなくなる。これにより、送り主からの荷物を受取人を限定して確実に受け取らせることができることとなって、荷物の送り主と受取人とが遠距離に離れている場合であっても、配達される荷物の安全性を向上させることができる。
また、GPS(Global Positioning System)衛星から送信されるGPS情報を受信するGPS情報受信手段と、
前記GPS情報受信手段により受信された前記GPS情報に基づいて、当該荷物配達用ボックスが予め指定された前記受取人による前記荷物の受取場所に存するか否かを判定する受取場所判定手段と、を備え、
前記第二のロック解錠手段は、さらに、前記受取場所判定手段により当該荷物配達用ボックスが前記受取場所に存すると判定された場合に、前記ロック手段を解錠しても良い。
ここで、受取場所とは、その経度・緯度により規定される所定地点だけでなく、経度・緯度がほぼ一致した所定範囲内の領域を含むものとする。
この発明によれば、GPS情報受信手段により受信されたGPS情報に基づいて、受取場所判定手段により当該荷物配達用ボックスが予め指定された受取人による荷物の受取場所に存すると判定された場合に、第二のロック解錠手段により、ロック手段が解錠される。従って、請求の範囲第1項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、荷物配達用ボックスのロック手段の解錠を当該荷物配達用ボックスが予め指定された荷物の受取場所に存する場合以外は行うことができなくなって、荷物の安全性をより向上させることができる。
また、本発明の管理サーバは、
送り主から受取人に配達される荷物を収容するとともに、前記荷物を収容不可及び収容された前記荷物を取出不可の状態となるように施錠するロック手段を備える荷物配達用ボックスと所定の通信回線を介して接続され、前記ロック手段の解錠を管理する管理サーバであって、
前記送り主により所有され、且つ、所定の通信回線を介して接続された送り主携帯端末から送信された当該送り主携帯端末を識別するための送り主識別情報及び前記受取人により所有される受取人携帯端末を識別するための受取人識別情報を受信する第一の識別情報受信手段と、
前記第一の識別情報受信手段により受信された前記送り主識別情報及び前記受取人識別情報を対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、
前記第一の識別情報受信手段による前記送り主識別情報及び前記受取人識別情報の受信に基づいて、前記荷物配達用ボックスに前記荷物を収容可の状態となるように前記ロック手段の解錠を指示する第一の解錠情報を前記荷物配達用ボックスに送信する第一の解錠情報送信手段と、
前記第一の解錠情報送信手段による前記第一の解錠情報の送信後に、所定の通信回線を介して接続された前記受取人携帯端末から送信された前記受取人識別情報を受信する第二の識別情報受信手段と、
前記第二の識別情報受信手段による前記受取人識別情報の受信に基づいて、前記受取人識別情報が前記識別情報記憶手段に記憶されているか否かを判定する識別情報判定手段と、
前記識別情報判定手段により前記受取人識別情報が前記識別情報記憶手段に記憶されていると判定された場合に、前記荷物配達用ボックスに収容された前記荷物を取出可の状態となるように前記ロック手段の解錠を指示する第二の解錠情報を送信する第二の解錠情報送信手段と、
を備えることを特徴としている。
この発明によれば、送り主携帯端末から送信された送り主識別情報及び受取人識別情報が第一の識別情報受信手段により受信され、受信された送り主識別情報及び受取人識別情報に基づいて、荷物配達用ボックスに荷物を収容可の状態となるようにロック手段の解錠を指示する第一の解錠情報が第一の解錠情報送信手段から荷物配達用ボックスに対して送信される。また、第一の識別情報受信手段により受信された送り主識別情報及び受取人識別情報は対応付けられて管理サーバの識別情報記憶手段に記憶される。そして、受取人携帯端末から送信された受取人識別情報が第二の識別情報受信手段により受信され、受取人識別情報の受信に基づいて、識別情報判定手段により受取人識別情報が識別情報記憶手段に記憶されていると判定された場合に、荷物配達用ボックスに収容された荷物を取出可の状態となるようにロック手段の解錠を指示する第二の解錠情報が第二の解錠情報送信手段から荷物配達用ボックスに対して送信される。
即ち、荷物を収容するために荷物配達用ボックスの解錠を行う際に、荷物配達用ボックスから送信された受取人携帯端末の受取人識別情報を管理サーバに記憶しておくことにより、収容された荷物を取り出す際の荷物配達用ボックスの解錠は当該受取人識別情報に係る受取人携帯端末の所有者である受取人しか行うことができなくなる。これにより、送り主からの荷物を受取人を限定して確実に受け取らせることができることとなって、荷物の送り主と受取人とが遠距離に離れている場合であっても、配達される荷物の安全性を向上させることができる。
また、前記荷物配達用ボックスが開いた状態となることに基づいて当該荷物配達用ボックスから送信された開状態情報を受信する開状態情報受信手段と、
前記開状態情報受信手段による前記開状態情報の受信に基づいて、前記荷物の配達済情報を前記送り主携帯端末に対して送信する配達済情報送信手段と、を備えても良い。
この発明によれば、荷物配達用ボックスが開いた状態となることに基づいて当該荷物配達用ボックスから送信された開状態情報を受信し、この開状態情報の受信に基づいて配達済情報を送り主携帯端末に対して送信するので、送り主は、送り主携帯端末によって配達済情報を受信することにより受取人に荷物を配達済であることを認識することができることとなって、より魅力的な荷物配達サービスを提供することができる。
また、本発明の荷物配達システムは、
送り主から受取人に配達される荷物を収容するとともに、前記荷物を収容不可及び収容された前記荷物を取出不可の状態となるように施錠するロック手段を備える荷物配達用ボックスと、前記ロック手段の解錠を管理する管理サーバとが所定の通信回線を介して接続された荷物配達システムであって、
前記管理サーバは、
前記送り主により所有される送り主携帯端末及び前記受取人により所有される受取人携帯端末と所定の通信回線を介してそれぞれ接続され、
前記送り主携帯端末から送信された当該送り主携帯端末を識別するための送り主識別情報及び前記受取人携帯端末を識別するための受取人識別情報を受信する第一の識別情報受信手段と、
前記第一の識別情報受信手段により受信された前記送り主識別情報及び前記受取人識別情報を対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、
前記第一の識別情報受信手段による前記送り主識別情報及び前記受取人識別情報の受信に基づいて、前記ロック手段の解錠を指示する第一の解錠情報を前記荷物配達用ボックスに送信する第一の解錠情報送信手段と、
前記第一の解錠情報送信手段による前記第一の解錠情報の送信後に、前記受取人携帯端末から送信された前記受取人識別情報を受信する第二の識別情報受信手段と、
前記第二の識別情報受信手段による前記受取人識別情報の受信に基づいて、前記受取人識別情報が前記識別情報記憶手段に記憶されているか否かを判定する識別情報判定手段と、
前記識別情報判定手段により前記受取人識別情報が前記識別情報記憶手段に記憶されていると判定された場合に、前記ロック手段の解錠を指示する第二の解錠情報を送信する第二の解錠情報送信手段と、を備え、
前記荷物配達用ボックスは、
前記第一の解錠情報送信手段から送信された前記第一の解錠情報を受信する第一の解錠情報受信手段と、
前記第一の解錠情報受信手段による前記第一の解錠情報の受信に基づいて、前記荷物を収容可の状態となるように前記ロック手段を解錠する第一のロック解錠手段と、
前記第二の解錠情報送信手段から送信された前記第二の解錠情報を受信する第二の解錠情報受信手段と、
前記第二の解錠情報受信手段による前記第二の解錠情報の受信に基づいて、収容された前記荷物を取出可の状態となるように前記ロック手段を解錠する第二のロック解錠手段と、を備えることを特徴としている。
この発明によれば、管理サーバにあっては、送り主携帯端末から送信された送り主識別情報及び受取人識別情報が第一の識別情報受信手段により受信され、受信された送り主識別情報及び受取人識別情報に基づいて、ロック手段の解錠を指示する第一の解錠情報が第一の解錠情報送信手段から荷物配達用ボックスに対して送信される。また、第一の識別情報受信手段により受信された送り主識別情報及び受取人識別情報は対応付けられて管理サーバの識別情報記憶手段に記憶される。そして、荷物配達用ボックスにおいて、送信された第一の解錠情報が第一の解錠情報受信手段により受信されることに基づいて、第一のロック解錠手段によりロック手段が解錠されて荷物を収容可の状態となる。また、管理サーバにあっては、受取人携帯端末から送信された受取人識別情報が第二の識別情報受信手段により受信され、受取人識別情報の受信に基づいて、識別情報判定手段により受取人識別情報が識別情報記憶手段に記憶されていると判定された場合に、ロック手段の解錠を指示する第二の解錠情報が第二の解錠情報送信手段から荷物配達用ボックスに対して送信される。そして、荷物配達用ボックスにおいて、送信された第二の解錠情報が第二の解錠情報受信手段により受信されることに基づいて、第二のロック解錠手段によりロック手段が解錠されて収容された荷物を取出可の状態となる。
即ち、荷物を収容するために荷物配達用ボックスの解錠を行う際に、荷物配達用ボックスから管理サーバに受取人携帯端末の受取人識別情報を送信して当該受取人識別情報を管理サーバに記憶しておくことにより、収容された荷物を取り出す際の荷物配達用ボックスの解錠は当該受取人識別情報に係る受取人携帯端末の所有者である受取人しか行うことができなくなる。これにより、送り主からの荷物を受取人を限定して確実に受け取らせることができることとなって、荷物の送り主と受取人とが遠距離に離れている場合であっても、配達される荷物の安全性を向上させることができる。
また、前記管理サーバと所定の通信回線を介して接続され、当該管理サーバの管理下にて前記荷物を配達する配達サービス業者により所有される配達者端末を備え、
前記配達者端末は、
前記荷物の前記受取人に対する配達の完了に係る配達完了情報を前記管理サーバに送信する配達完了情報送信手段を備え、
前記管理サーバは、
前記第一の配達完了情報送信手段から送信された前記配達完了情報を受信する配達完了情報受信手段と、
前記配達完了情報受信手段により受信された前記配達完了情報を前記送り主識別情報及び前記受取人識別情報と対応付けて記憶する配完情報記憶手段と、
前記第二の識別情報受信手段により受信された前記受取人識別情報が前記配完情報記憶手段に前記配達完了情報と対応付けられて記憶されている否かを判定する配完情報判定手段と、を備え、
前記第二の解錠情報送信手段は、さらに、前記配完情報判定手段により前記配達完了情報と対応付けられて記憶されていると判定された場合に、前記第二の解錠情報を送信しても良い。
この発明によれば、管理サーバの管理下にて配達サービス業者により荷物の配達が行われ、当該配達サービス業者に所有される配達者端末の配達完了情報送信手段から送信された荷物の受取人に対する配達の完了に係る配達完了情報が配達完了情報受信手段により受信されて、受信された配達完了情報が送り主識別情報及び受取人識別情報と対応付けられて配完情報記憶手段に記憶される。そして、第二の識別情報受信手段により受信された受取人識別情報が配完情報記憶手段に配達完了情報と対応付けられて記憶されていると配完情報判定手段により判定された場合に、第二の解錠情報送信手段から第二の解錠情報が送信される。従って、請求の範囲第4項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、受取人に対する荷物の配達が完了するまでは、荷物配達用ボックスの解錠を行うことができなくなるので、例えば、配達途中において受取人携帯端末の受取人等による誤操作や当該受取人携帯端末の誤動作が生じても、荷物配達用ボックスの解錠が行われず収容された荷物の取り出しを行えないこととなる。これにより、配達される荷物の安全性をより向上させることができる。
また、前記荷物配達用ボックスは、
当該荷物配達用ボックスが開いた状態となっているか否かを判定する開状態判定手段と、
前記開状態判定手段により開いた状態となっていると判定された場合に、開状態情報を前記管理サーバに対して送信する開状態情報送信手段と、を備え、
前記管理サーバは、
前記開状態情報送信手段から送信された前記開状態情報を受信する開状態情報受信手段と、
前記開状態情報受信手段による前記開状態情報の受信に基づいて、前記荷物の配達済情報を前記送り主携帯端末に対して送信する配達済情報送信手段と、を備えても良い。
この発明によれば、荷物配達用ボックスにあっては、当該荷物配達用ボックスが開いた状態となっているか否かを判定し、開いた状態となっていると判定された場合に、開状態情報を管理サーバに対して送信し、管理サーバにあっては、荷物配達用ボックスから送信された開状態情報を受信し、この開状態情報の受信に基づいて配達済情報を送り主携帯端末に対して送信するので、送り主は、送り主携帯端末によって配達済情報を受信することにより受取人に荷物を配達済であることを認識することができることとなって、より魅力的な荷物配達サービスを提供することができる。
さらに、前記送り主携帯端末及び前記受取人携帯端末は、携帯電話機であることが好ましい。
この発明によれば、請求の範囲第4項又は第5項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、送り主携帯端末及び受取人携帯端末は、携帯電話機であるので、公衆に広く普及されている携帯電話機を用いて送り主及び受取人の識別を行うことができることとなって、当該荷物配達システムの導入を簡便に、且つ、低コストで行うことができる。
また、本発明の荷物配達方法は、
送り主から受取人に配達される荷物を収容するとともに、前記荷物を収容不可及び収容された前記荷物を取出不可の状態となるように施錠するロック手段を備える荷物配達用ボックスと所定の通信回線を介して接続され、前記ロック手段の解錠を管理する管理サーバを用いた荷物配達方法であって、
前記送り主により所有され、且つ、前記管理サーバと所定の通信回線を介して接続された送り主携帯端末から送信された当該送り主携帯端末を識別するための送り主識別情報及び前記受取人により所有される受取人携帯端末を識別するための受取人識別情報を受信するステップと、
受信された前記送り主識別情報及び前記受取人識別情報を前記管理サーバに備わる識別情報記憶手段に対応付けて記憶するステップと、
前記送り主識別情報及び前記受取人識別情報の受信に基づいて、前記荷物配達用ボックスに前記荷物を収容可の状態となるように前記ロック手段の解錠を指示する第一の解錠情報を前記荷物配達用ボックスに送信するステップと、
前記第一の解錠情報の送信後に、所定の通信回線を介して接続された前記受取人携帯端末から送信された前記受取人識別情報を受信するステップと、
前記受取人識別情報の受信に基づいて、前記受取人識別情報が前記識別情報記憶手段に記憶されているか否かを判定するステップと、
前記受取人識別情報が前記識別情報記憶手段に記憶されていると判定された場合に、前記荷物配達用ボックスに収容された前記荷物を取出可の状態となるように前記ロック手段の解錠を指示する第二の解錠情報を送信するステップと、
を行うことを特徴としている。
この発明によれば、送り主携帯端末から送信された送り主識別情報及び受取人識別情報が受信され、受信された送り主識別情報及び受取人識別情報に基づいて、荷物配達用ボックスに荷物を収容可の状態となるようにロック手段の解錠を指示する第一の解錠情報が荷物配達用ボックスに対して送信される。また、受信された送り主識別情報及び受取人識別情報は対応付けられて管理サーバの識別情報記憶手段に記憶される。そして、受取人携帯端末から送信された受取人識別情報が受信され、受取人識別情報の受信に基づいて、受取人識別情報が識別情報記憶手段に記憶されていると判定された場合に、荷物配達用ボックスに収容された荷物を取出可の状態となるようにロック手段の解錠を指示する第二の解錠情報が荷物配達用ボックスに対して送信される。
即ち、荷物を収容するために荷物配達用ボックスの解錠を行う際に、荷物配達用ボックスから送信された受取人携帯端末の受取人識別情報を管理サーバに記憶しておくことにより、収容された荷物を取り出す際の荷物配達用ボックスの解錠は当該受取人識別情報に係る受取人携帯端末の所有者である受取人しか行うことができなくなる。これにより、送り主からの荷物を受取人を限定して確実に受け取らせることができることとなって、荷物の送り主と受取人とが遠距離に離れている場合であっても、配達される荷物の安全性を向上させることができる。
本発明によれば、荷物配達用ボックスに収容された荷物を取り出す際の当該荷物配達用ボックスの解錠は、荷物を収容する際に送り主携帯端末から管理サーバに送信された受取人識別情報に係る受取人携帯端末の所有者である受取人しか行うことができなくなる。これにより、送り主からの荷物を受取人を限定して確実に受け取らせることができることとなって、荷物の送り主と受取人とが遠距離に離れている場合であっても、配達される荷物の安全性を向上させることができる。
本発明が適用された一実施形態として例示する荷物配達システムの全体構成を示す図である。 図1の荷物配達システムを構成する送り主携帯電話機の要部構成を示す機能ブロック図である。 図1の荷物配達システムを構成する受取人携帯電話機の要部構成を示す機能ブロック図である。 図1の荷物配達システムを構成する荷物配達用ボックスを示す斜視図である。 図4Aの荷物配達用ボックスの表示部を拡大して示す図である。 図4Aの荷物配達用ボックスの要部構成を示すブロック図である。 図1の荷物配達システムを構成する管理サーバの要部構成を示す機能ブロック図である。 図6の管理サーバの記憶部に記憶された管理DB内のデータ構造を説明するための図である。 図1の荷物配達システムを構成する配達者端末の要部構成を示す機能ブロック図である。 図1の荷物配達システムにおける荷物配達サービスを説明するための模式図である。 図9の荷物配達サービスの荷物預け入れ処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図10Aの荷物預け入れ処理の続きを示す図である。 図9の荷物配達サービスの荷物取り出し処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図11の荷物取り出し処理の続きを示す図である。 本発明が適用された一実施形態として例示する荷物配達システムにおける荷物配達サービスを説明するための図である。 図13の荷物配達システムを構成する配達用ボックスの要部構成を示す機能ブロック図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明が適用された一実施形態として例示する荷物配達システムの全体構成を示す図である。
荷物配達システム100は、送り主から受取人に対する荷物を配達用ボックス(荷物配達用ボックス)1を用いて配達サービス業者40(図9参照)に配達するものであり、図1に示すように、配達される荷物が収容される配達用ボックス1と、送り主20(図9参照)により所有される送り主携帯電話機(送り主携帯端末)2と、受取人30(図9参照)により所有される受取人携帯電話機(受取人携帯端末)3と、配達サービス業者40により所有される配達者端末4と、配達サービス業者40による配達用ボックス1に収容された荷物の配達を管理する管理サーバ5とが、無線基地局6及びネットワーク(通信回線)7を介して情報通信可能となるように接続されている。
ネットワーク7は、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークであり、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の様々な回線形態を適用することが可能である。ネットワーク7には、例えば、電話回線網、ISDN回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信回線網と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダ等が含まれる。
無線基地局6は、ネットワーク7に接続され、当該無線基地局6が管理するエリア内にある携帯電話機や配達者端末4と、ネットワーク7に接続された管理サーバ5との間のデータの送受信を行う。なお、図1には、無線基地局6を2台として図示しているが、これに限定されるものではない。
先ず、送り主携帯電話機2について、図2を参照して詳細に説明する。ここで、図2は、送り主携帯電話機2の要部構成を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、送り主携帯電話機2は、CPU21と、RAM22と、記憶部23と、表示部24と、操作入力部25と、通信制御部26と、送受話部27等を備え、各部はバス2Aにより接続されている。
CPU(Central Processing Unit)21は、記憶部23に記憶されている送り主携帯電話機2としての機能に関る各種プログラムを読み出してRAM22の作業領域に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行するものである。その際に、CPU21は、RAM22内の格納領域内に各種処理結果を格納させ、必要に応じてその処理結果を表示部24に表示させるようになっている。
RAM(Random Access Memory)22は、例えば、書き換え可能なメモリであり、CPU21の制御下にて記憶部23から読み出されたプログラムや各種データ等の格納領域や作業領域等を構成している。
記憶部23は、例えば、読み出し専用のメモリ12であるROM(Read Only Memory)等から構成されており、CPU21の制御下にて実行される各種のプログラムや各プログラムの処理に係るデータ等を記憶している。
表示部24は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)パネル等の表示画面(図示略)を備えて構成され、CPU21から出力されて入力される表示データに基づいて画面表示を行うようになっている。
操作入力部25は、テンキー及び各種機能スイッチ(図示略)等を備えており、これらテンキーやスイッチのユーザによる操作に基づいて操作信号をCPU21に出力するようになっている。
具体的には、操作入力部25は、送り主20による所定操作に基づいて、荷物が収容される配達用ボックス1を識別するためのボックスID(ボックス識別情報)や荷物の受取人30により所有される受取人携帯電話機3を識別するための電話番号情報である受取人電話番号情報(受取人識別情報)が入力され、入力された各種情報をCPU21に対して出力するようになっている。
通信制御部26は、無線基地局6との間で着信や発信等に係る無線信号の送受信を行うアンテナ(図示略)を備え、CPU21から出力されて入力される指示信号に従って、無線基地局6との間で所定の通信方式に対応する携帯電話用の通信プロトコルを実行し、この通信方式で設定される通信チャネルにより、送受話音声の送受信やデータ通信を実行する。
具体的には、通信制御部26は、配達用ボックス1に荷物を収容する場合に、送り主20による操作入力部25の所定操作に基づいて管理サーバ5の電話機能部に対して発信して、この電話機能部との間で設定された通信チャネルを介した通話の際に、電話機能部に対して無線基地局6及びネットワーク7を介して、送り主携帯電話機2を識別するための電話番号情報である送り主電話番号情報(送り主識別情報)を自動的に送信するとともに、操作入力部25を介して入力されたボックスID及び受取人電話番号情報を送信するようになっている。
送受話部27は、マイク、スピーカ、A/D変換部及びD/A変換部(図示略)を有し、マイクから入力されるユーザの送話音声をA/D変換処理して、その送話音声データをCPU21に出力するとともに、CPU21から出力されて入力される受話音声データや、着信音、操作確認音等の音声データをD/A変換処理して、スピーカから出力するようになっている。
次に、受取人携帯電話機3について、図3を参照して詳細に説明する。ここで、図3は、受取人携帯電話機3の要部構成を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、受取人携帯電話機3は、CPU31と、RAM32と、記憶部33と、表示部34と、操作入力部35と、通信制御部36と、送受話部37等を備え、各部はバス3Aにより接続されている。
なお、受取人携帯電話機3の構成要素のうち、下記に説明する操作入力部35及び通信制御部36以外のものについては、上述した送り主携帯電話機2等に備わるものとほぼ同様であるので、その詳細な説明を省略する。
操作入力部35は、上記受取人携帯電話機3に備わる操作入力部25とほぼ同様の構成をなし、受取人30による所定操作に基づいて、配達される荷物が収容された配達用ボックス1のボックスIDが入力され、入力されたボックスIDをCPU31に対して出力するようになっている。
通信制御部36は、上記受取人携帯電話機3に備わる操作入力部25とほぼ同様の構成をなし、配達用ボックス1に収容された荷物を取り出す場合に、受取人30による操作入力部35の所定操作に基づいて管理サーバ5の電話機能部に対して発信して、この電話機能部との間で設定された通信チャネルを介した通話の際に、電話機能部に対して無線基地局6及びネットワーク7を介して、受取人電話番号情報(受取人識別情報)を自動的に送信するとともに、操作入力部35を介して入力されたボックスIDを無線基地局6を介して送信するようになっている。
次に、配達用ボックス1について、図4A、図4B及び図5を参照して詳細に説明する。ここで、図4Aは、配達用ボックス1を示す斜視図であり、図4Bは、配達用ボックス1の表示部14を拡大して示す図である。また、図5は、配達用ボックス1の要部構成を示すブロック図である。
配達用ボックス1は、例えば、本体部(図4A及び図9参照)10Aとこの本体部10Aに対して開閉自在に設けられた蓋部(図4A及び図9参照)10Bを有してなり、図5に示すように、蓋部10Bの施錠機構部18と、この施錠機構部18の解錠を制御する解錠制御部10と、通信制御部16(後述)による電波の通信状態や蓋部10Bの開閉状態等を表示するための表示部14と、蓋部10Bの開状態を検知する開状態検知センサ17と、当該配達用ボックス1の各部の動作の実行を指示するための操作部19を備えている。
解錠制御部10は、CPU11と、メモリ12と、通信制御部16とを備え、各部はバス1Aにより接続されている。
CPU11は、メモリ12に記憶されている各種機能に関る所定のプログラムを読み出して所定の作業領域に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行するものである。その際に、CPU11は、メモリ12の所定の格納領域内に各種処理結果を格納させるようになっている。
また、CPU11は、例えば、通信制御部16により第一の解錠信号や第二の解錠信号(後述)が受信された場合に、所定の制御プログラムを実行して、施錠機構部18による蓋部10Bの解錠を指示するための操作部19のスイッチ191(後述)を押圧操作可能な時間を所定時間(例えば、30秒)に制限する第一のカウントダウン処理を行うようになっている。さらに、CPU11は、例えば、施錠機構部18による蓋部10Bの解錠とともに、所定の制御プログラムを実行して、当該蓋部10Bが本体部10Aに対して開いた状態とすることができる時間を所定時間(例えば、10秒)に制限する第二のカウントダウン処理を行うようになっている。
メモリ12は、CPU11の制御下にて実行される各種のプログラムや各プログラムの処理に係るデータ等を記憶するとともに、読み出されたプログラムや各種データ等の格納領域や作業領域等を構成している。
具体的には、メモリ12には、CPU11に、開状態判定手段として、開状態検知センサ17から出力される所定の検知信号に基づいて、配達用ボックス1が開いた状態となっているか否か、即ち、本体部10Aに対して蓋部10Bが回動して開いた状態となっているか否かを判定する処理に係る機能を実現させる開状態判定プログラム12aが記憶されている。
通信制御部16は、無線基地局6及びネットワーク7を介して管理サーバ5との間で情報の通信制御を行うためのものであり、具体的には、管理サーバ5から送信された各種信号を受信するようになっている。
即ち、通信制御部16は、第一の解錠情報受信手段として、送り主20による当該配達用ボックス1に対する荷物の収容の際に、管理サーバ5から送信された施錠機構部(ロック手段)18による蓋部10Bの解錠を指示する第一の解錠信号(解錠情報)を受信するとともに、第二の解錠情報受信手段として、受取人30による当該配達用ボックス1に収容された荷物の取り出しの際に、管理サーバ5から送信された施錠機構部18による蓋部10Bの解錠を指示する第二の解錠信号を受信するようになっている。
また、通信制御部16は、CPU11による開状態判定プログラム12aの実行に基づいて蓋部10Bが開いた状態となっていると判定された場合に、蓋部10Bが開状態であることを示す開状態情報を管理サーバ5に対して送信するようになっている。
施錠機構部18は、蓋部10Bが閉じられることで自動的に当該蓋部10Bの施錠を行うように構成されるとともに、CPU11から出力された所定の制御信号が入力されることに基づいて蓋部10Bの解錠を行うようになっている。
即ち、施錠機構部18は、ロック手段を構成しており、蓋部10Bを施錠することによって、当該配達用ボックス1に荷物を収容不可及び収容された荷物を取出不可の状態とするようになっている。また、施錠機構部18は、第一のロック解錠手段を構成しており、送り主20による当該配達用ボックス1に対する荷物の収容の際に、通信制御部16による第一の解錠信号の受信に基づいて、CPU11から出力された所定の制御信号に従って蓋部10Bを解錠して、これによって、当該配達用ボックス1に荷物を収容可の状態となる。また、施錠機構部18は、第二のロック解錠手段を構成しており、受取人30による当該配達用ボックス1に収容された荷物の取り出しの際に、通信制御部16による第二の解錠信号の受信に基づいて、CPU11から出力された所定の制御信号に従って蓋部10Bを解錠して、これによって、当該配達用ボックス1に収容された荷物を取出可の状態となる。
開状態検知センサ17は、例えば、施錠機構部18により蓋部10Bを解錠して、当該配達用ボックス1に荷物を収容可若しくは収容された荷物を取出可の状態となった後、本体部10Aに対して蓋部10Bが開いた状態となった場合に、所定の検知信号をCPU11に対して出力するようになっている。
この開状態検知センサ17としては、例えば、機械式のセンサ、光学式のセンサ等を適宜用いることができる。
表示部14は、例えば、当該配達用ボックス1の外面の所定位置に設けられ、蓋部10Bの開閉状態に応じて点灯するLED(図示略)を備えている。即ち、蓋部10Bが開状態におけるLED点灯表示と閉状態におけるLED点灯表示とを異ならせることにより、送り主20や受取人30に対して当該配達用ボックス1の開閉状態を適性に把握させることができる。
また、表示部14は、図4Bに示すように、本体部10Aの例えば把手部101(後述)の側方に設けられ、通信制御部16による電波の通信状態、電池残量、カウンタ等を表示する液晶表示パネル141を備えている。
操作部19は、例えば、液晶表示パネル141の図4Bにおける右側に配設され、ユーザの押圧操作に基づいて蓋部10Bの開蓋動作の実行を指示するスイッチ191を備えている。
また、配達用ボックス1は、その本体部10Aに荷物配達員等により把持される把手部101が設けられ、本体部10Aに対する蓋部10Bの開閉の補助的なロックを行うための補助ロック機構部102とが設けられている。
次に、管理サーバ5について、図6を参照して詳細に説明する。ここで、図6は、管理サーバ5の要部構成を示す機能ブロック図である。
管理サーバ5は、管理センター50(図9参照)に設置されるものであり、図6に示すように、CPU51と、RAM52と、記憶部53と、表示部54と、操作入力部55と、通信制御部56とを備え、各部はバス5Aにより接続されている。
CPU51は、記憶部53に記憶されている管理サーバ5としての機能に関る各種プログラムを読み出してRAM52の作業領域に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行するものである。その際に、CPU51は、RAM52内の格納領域内に各種処理結果を格納させ、必要に応じてその処理結果を表示部54に表示させるようになっている。
RAM52は、例えば、書き換え可能なメモリであり、CPU51の制御下にて記憶部53から読み出されたプログラムや各種データ等の格納領域や作業領域等を構成している。
記憶部53は、例えば、ハードディスク等から構成されており、CPU51の制御下にて実行される各種のプログラムや各プログラムの処理に係るデータ等を記憶している。具体的には、記憶部53は、識別情報判定プログラム53a、配完情報判定プログラム53b等を記憶している。
識別情報判定プログラム53aは、配達用ボックス1に収容された荷物を取り出す場合に、CPU51に、識別情報判定手段として、受取人携帯電話機3から送信されて通信制御部56による受取人電話番号情報の受信に基づいて、送り主携帯電話機2から送信された受取人電話番号情報が管理DB(識別情報記憶手段;後述)53cに記憶されているか否かを判定させる処理に係る機能を実現させるためのプログラムである。
配完情報判定プログラム53bは、配達用ボックス1に収容された荷物を取り出す場合に、CPU51に、配完情報判定手段として、通信制御部56により受信された受取人電話番号情報が管理DB(配完情報記憶手段;後述)53cに配完通知(配達完了情報)と対応付けられて記憶されている否かを判定させる処理に係る機能を実現させるためのプログラムである。
また、記憶部53は、例えば、図7に示すように、送り主携帯電話機2から送信されて通信制御部56により受信された送り主電話番号情報、受取人電話番号情報及びボックスID並びに配達者端末4から送信されて通信制御部56により受信された配完通知を対応付けて記憶する管理DB(Data Base)53cを備えている。即ち、管理DB53cは、送り主電話番号情報(送り主識別情報)及び受取人電話番号情報(受取人識別情報)を対応付けて記憶する識別情報記憶手段を構成するとともに、送り主電話番号情報及び受取人電話番号情報と配完通知(配達完了情報)を対応付けて記憶する配完情報記憶手段を構成している。
なお、各荷物(配達用ボックス1)は、配達サービス業者40による配達を管理するための配達伝票番号と対応付けられている。
さらに、本実施形態にあっては、例えば、配達用ボックス1の蓋部10Bが開いた状態となったことを示す開蓋確認メールの送り先となる送り主携帯電話機2の電子メールアドレスを各荷物と対応付けて管理DB53cに記憶するようにしても良い。
なお、電子メールアドレスは、荷物預け入れ処理の際に取得しても良いし、配達用ボックス1の利用者として予め登録されることで取得するようにしても良い。
また、記憶部53は、配達用ボックス1に荷物を収容する場合や配達用ボックス1に収容された荷物を取り出す場合には、CPU51の制御下にて通信制御部56を介して送り主携帯電話機2や受取人携帯電話機3に送信される音声ガイダンスに係る音声ファイル53dを記憶している。
表示部54は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等により構成されており、CPU51から出力された所定の表示制御信号に従って各種の画面表示を行うようになっている。
操作入力部55は、例えば、マウスや各種の操作キーによって構成されるキーボードを備え、当該マウスやキーボードのユーザによる操作に基づいて操作信号をCPU51に出力するようになっている。
通信制御部56は、例えば、モデム(MODEM:Modulater/DEModulater)、ターミナルアダプタ(Terminal Adapter)等によって構成され、無線基地局6及びネットワーク7を介して外部機器との間で情報の通信制御を行うためのものである。
通信制御部56は、具体的には、配達用ボックス1に荷物を収容する場合に、第一の識別情報受信手段として、送り主携帯電話機2から送信された送り主電話番号情報及び受取人電話番号情報を受信するようになっている。また、通信制御部56は、第一の解錠情報送信手段として、送り主電話番号情報及び受取人電話番号情報の受信に基づいて、施錠機構部18による蓋部10Bの解錠を指示する第一の解錠信号を配達用ボックス1に送信するようになっている。
また、配達用ボックス1に収容された荷物を取り出す場合に、通信制御部56は、第二の識別情報受信手段として、第一の解錠信号の送信後に、受取人携帯電話機3から送信された受取人電話番号情報を受信するようになっている。さらにまた、通信制御部56は、第二の解錠情報送信手段として、CPU51により受取人識別情報が管理DB53cに対応付けられて記憶されていると判定された場合に、施錠機構部18による蓋部10Bの解錠を指示する第二の解錠信号を配達用ボックス1に送信するようになっている。即ち、送り主20が配達用ボックス1に荷物を収容する場合に送り主携帯電話機2から送信された受取人電話番号情報と同一の受取人電話番号情報が、配達用ボックス1に収容された荷物を取り出す場合に受取人携帯電話機3から送信されて受信されることにより、通信制御部56は、施錠機構部18による蓋部10Bの解錠を指示する第二の解錠信号を送信するようになっている。
より具体的には、通信制御部56は、配達完了情報受信手段として、配達者端末4から送信された配完通知を受信するようになっており、受信された配完通知に基づいてCPU51による配完情報判定プログラム53bの実行に従って、管理DB53cに受取人電話番号情報と配完通知とが対応付けられて記憶されていると判定された場合に、第二の解錠信号を配達用ボックス1に対して送信するようになっている。
また、通信制御部56は、配達用ボックス1に荷物を収容する場合や配達用ボックス1に収容された荷物を取り出す場合に、送り主携帯電話機2や受取人携帯電話機3からの発信を着信して、CPU51の制御下にて指示された所定の音声ガイダンスに係る音声ファイル53dを送り主携帯電話機2や受取人携帯電話機3に送信する電話機能部(図示略)を有して構成されている。即ち、配達用ボックス1に荷物を収容する場合や配達用ボックス1に収容された荷物を取り出す場合には、CPU51の制御下にて通信制御部56を介して音声ガイダンスが送り主携帯電話機2や受取人携帯電話機3に対して提供されることとなり、送り主20や受取人30は音声ガイダンスに従って所有する携帯電話機の所定操作を行うことで、配達用ボックス1の蓋部10Bの解錠に係る処理を行うことができるようになっている。
さらに、通信制御部56は、開状態情報受信手段として、配達用ボックス1の通信制御部16から送信された開状態情報を受信するようになっている。
また、通信制御部56は、配達済情報送信手段として、開状態情報の受信に基づいて、CPU51により所定の判定プログラムが実行されることで特定された所定の送り主携帯電話機2の電子メールアドレスに対して、配達用ボックス1の蓋部10Bが開いた状態となったことを示す開蓋確認メール(配達済情報)を送信するようになっている。
次に、配達者端末4について、図8を参照して詳細に説明する。ここで、図8は、配達者端末4の要部構成を示す機能ブロック図である。
配達者端末4は、荷物配達員により所有された、例えばPDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話等の情報通信端末であり、具体的には、図8に示すように、CPU41と、RAM42と、記憶部43と、表示部44と、操作入力部45と、通信制御部46とを備え、各部はバス4Aにより接続されている。
CPU41は、記憶部43に記憶されている配達者端末4としての機能に関る各種プログラムを読み出してRAM42の作業領域に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行するものである。その際に、CPU41は、RAM42内の格納領域内に各種処理結果を格納させ、必要に応じて表示部44にその処理結果を表示させる。
RAM42は、例えば、書き換え可能なメモリであり、CPU41の制御下にて記憶部43から読み出されたプログラムや各種データ等の格納領域や作業領域等を構成している。
記憶部43は、例えば、読み出し専用のメモリであるROM(Read Only Memory)等から構成されており、CPU41の制御下にて実行される各種のプログラムや各プログラムの処理に係るデータ等を記憶している。
表示部44は、例えばLCDにより構成された表示画面を備え、この表示画面上にCPU41から出力されて入力される表示データに基づいて、通信制御部46を介して送受信された各種データの内容等を表示する。
操作入力部45は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キーを備え、ユーザにより押下されたキーに対応する押下信号をCPU41に対して出力する。
通信制御部46は、無線基地局6及びネットワーク7を介して接続される管理サーバ5との間でデータの送受信に必要な通信制御を行う。
具体的には、通信制御部46は、配達完了情報送信手段を構成し、荷物配達員による操作入力部45の所定操作に基づいて入力された、荷物の受取人30に対する配達完了に係る配完通知を送信するようになっている。
次に、荷物配達サービスについて、図9〜図12を参照して説明する。
ここで、図9は、荷物配達サービスを説明するための模式図である。また、図10A及び図10Bは、荷物配達サービスのうち荷物預け入れ処理に係る動作の一例を示すフローチャートであり、図11及び図12は、荷物配達サービスのうち荷物取り出し処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
本実施形態における荷物配達サービスは、本発明に係る管理サーバ5を用いた荷物配達方法を適用したものであって、送り主携帯電話機2から送信された送り主電話番号情報及び受取人電話番号情報を通信制御部56により受信するステップと、受信された送り主電話番号情報及び受取人電話番号情報を管理DB53cに対応付けて記憶するステップと、送り主電話番号情報及び受取人電話番号情報の受信に基づいて、配達用ボックス1に荷物を収容可の状態となるように施錠機構部18による蓋部10Bの解錠を指示する第一の解錠信号を通信制御部56を介して配達用ボックス1に送信するステップと、第一の解錠信号の送信後に、受取人携帯電話機3から送信された受取人電話番号情報を通信制御部56により受信するステップと、受取人電話番号情報の受信に基づいて、受取人電話番号情報が管理DB53cに記憶されているか否かを判定するステップと、受取人電話番号情報が管理DB53cに記憶されていると判定された場合に、配達用ボックス1に収容された荷物を取出可の状態となるように施錠機構部18による蓋部10Bの解錠を指示する第二の解錠信号を通信制御部56を介して配達用ボックス1に送信するステップと、を行うようになっている。
以下に説明する荷物配達サービスにあっては、配達用ボックス1に荷物を預け入れる(収容する)荷物預け入れ処理(図10A及び図10B参照)と、配達用ボックス1に収容された荷物を取り出す荷物取出処理(図11及び図12参照)とに分けて説明する。
先ず、図10A及び図10Bを参照して、荷物預け入れ処理について説明する。
図10及び図10Bに示すように、送り主20による送り主携帯電話機2の操作入力部25の所定操作に基づいて、管理センター50の荷物配達サービスの窓口となる所定の電話番号が入力されて、管理センター50に当該送り主携帯電話機2から発信する(ステップS1;矢印A(図9参照))。
管理センター50にあっては、管理サーバ5の通信制御部56により送り主携帯電話機2からの発信を着信すると(ステップS2)、CPU51は、送り主携帯電話機2からの発信に従って自動的に送信された送り主携帯電話機2の電話番号情報(送り主電話番号情報)を取得して、管理DB53cの所定領域に記憶する(ステップS3)。その後、CPU51は、所定の制御プログラムに従って通信制御部56を制御して、記憶部53に記憶されている所定の音声ファイル53dを読み出し、読み出された音声ファイル53dを送り主携帯電話機2に送信することで、音声ガイダンスの実行を制御する(ステップS4)。
そして、管理サーバ5からの音声ガイダンスに従って、即ち、例えば、「こちらは荷物配達サービスです。ご利用になるボックスのID番号を入力して下さい。」などの音声ファイル53dが再生されて、送り主携帯電話機2の操作入力部25が送り主20により所定操作されることに基づいて、荷物が収容される配達用ボックス1のボックスIDが入力されると、送り主携帯電話機2のCPU21は、所定の制御プログラムに従って通信制御部26を制御して、入力されたボックスIDを管理サーバ5に対して送信する(ステップS5)。
管理サーバ5では、送り主携帯電話機2から送信されたボックスIDを通信制御部56により受信すると、CPU51は、所定の制御プログラムを実行して、受信されたボックスIDを送り主電話番号情報と対応付けて管理DB53cに記憶させる(ステップS6)。
続けて、例えば、「受取人の電話番号を入力して下さい。」などの音声ファイル53dが再生される音声ガイダンスに従って、送り主携帯電話機2の操作入力部25が送り主20により所定操作されることに基づいて、受取人携帯電話機3の電話番号(受取人電話番号情報)が入力されると、送り主携帯電話機2のCPU21は、所定の制御プログラムに従って通信制御部26を制御して、入力された受取人電話番号情報を管理サーバ5に対して送信する(ステップS7)。
管理サーバ5では、送り主携帯電話機2から送信された受取人電話番号情報を通信制御部56により受信すると、CPU51は、所定の制御プログラムを実行して、受信された受取人電話番号情報を送り主電話番号情報及びボックスIDと対応付けて管理DB53cに記憶させる(ステップS8)。
その後、管理サーバ5では、確認ガイダンスに従って、即ち、例えば、「お客様の電話番号は「○○○−○○○−○○○○」です。受取人の電話番号は「×××−×××−××××」です。よろしければ「♯」を、入力し直す場合は「*」を押して下さい。」などの音声ファイル53dが再生されて、配達用ボックス1の利用の実行指示の入力を受け付ける(ステップS9)。
ここで、送り主携帯電話機2の操作入力部25が送り主20により操作されて配達用ボックス1の利用実行指示が入力(「♯」の入力)されると(ステップS9;YES)、管理サーバ5のCPU51は、所定の制御プログラムに従って通信制御部56を制御して、配達用ボックス1に対して当該配達用ボックス1の施錠機構部18による蓋部10Bの解錠を指示する第一の解錠信号を送信する(ステップS10;矢印B(図9参照))。
配達用ボックス1にあっては、管理サーバ5から送信された第一の解錠信号を受信すると、CPU11は、所定の制御プログラムに従って施錠機構部18の駆動を制御して蓋部10Bを解錠する(ステップS11)。より具体的には、例えば、CPU11は、第一の解錠信号が受信されると、所定の制御プログラムの実行に基づいて第一のカウントダウン処理を行って、施錠機構部18による蓋部10Bの解錠を指示するスイッチ191を押圧操作可能な時間を所定時間(例えば、30秒)に制限する。ここで、送り主20によりスイッチ191が所定時間内に押圧操作されると、CPU11は、施錠機構部18の駆動を制御して蓋部10Bを解錠するとともに、所定の制御プログラムの実行に基づいて第二のカウントダウン処理を行って、本体部10Aに対して蓋部10Bを開くことができる時間を所定時間(例えば、10秒)に制限する。
そして、第二のカウントダウン処理の際に、CPU11は、メモリ12から開状態判定プログラム12aを読み出して、この開状態判定プログラム12aの実行に基づいて、開状態検知センサ17から出力される検知信号に従って配達用ボックス1の蓋部10Bが開いた状態となっているか否か判定する(ステップS12)。
ここで、CPU11により蓋部10Bが開いた状態となっていると判定されると(ステップS12;YES)、通信制御部16は、蓋部10Bが開状態であることを示す開状態情報を管理サーバ5に対して送信する(ステップS13;矢印C(図9参照))。
これにより、配達用ボックス1は送り主20により荷物を収容(預け入れ)可能な状態となる。そして、送り主20による荷物の収容後に、蓋部10Bが閉じられることによって当該蓋部10Bの施錠が施錠機構部18により自動的に行われる(ステップS14)。
なお、上記の場合、管理サーバ5のCPU51の制御下にて、音声ガイダンスとして、例えば、「ボックスの鍵を解錠しました。荷物を入れて蓋をお閉め下さい。ご利用ありがとうございました。」などの音声ファイル53dが再生された後、送り主携帯電話機2との通話を切断するようになっている。
また、配達用ボックス1から送信された開状態情報が管理サーバ5の通信制御部56により受信されると(ステップS15)、受信した開状態情報を記憶部53の所定の記憶領域、例えば、管理DB53cに配達用ボックス1と対応付けて記憶する。
一方、ステップS12にて、CPU11により蓋部10Bが開いた状態となっていると判定されなかった場合には(ステップS12;NO)、第二のカウントダウン処理の終了とともに、蓋部10Bの施錠が施錠機構部18により自動的に行われる(ステップS14)。
そして、荷物が収容された配達用ボックス1は、配達サービス業者40の荷物配達員により集配される(矢印D(図9参照))。このとき、各荷物は、配達サービス業者40による配達を管理するための配達伝票の配達伝票番号と対応付けられ、配達伝票番号は管理サーバ5の記憶部53の管理DB53cに記憶される。
なお、ボックスIDや受取人電話番号情報の再入力は、CPU5の制御下にて再生される音声ガイダンスに従って、送り主20による送り主携帯電話機2の操作入力部25の所定操作に基づいて実行可能となっている。
次に、図11及び図12を参照して、荷物取出処理について説明する。
図11に示すように、配達サービス業者40による荷物の受取人30に対する配達が完了後に、受取人30による受取人携帯電話機3の操作入力部35の所定操作に基づいて、管理センター50の荷物配達サービスの窓口となる所定の電話番号が入力されて、管理センター50に当該受取人携帯電話機3から発信する(ステップS21;矢印E(図9参照))。
管理センター50では、管理サーバ5の通信制御部56により受取人携帯電話機3からの発信を着信すると(ステップS22)、CPU51は、受取人携帯電話機3からの発信に従って自動的に送信された受取人携帯電話機3の電話番号情報(受取人電話番号情報)を取得する(ステップS23)。その後、CPU51は、所定の制御プログラムに従って通信制御部56を制御して、記憶部53に記憶されている所定の音声ファイル53dを読み出し、読み出された音声ファイル53dを受取人携帯電話機3に送信することで、音声ガイダンスの実行を制御する(ステップS24)。
そして、管理サーバ5からの音声ガイダンスに従って、即ち、例えば、「こちらは荷物配達サービスです。ご利用になるボックスのID番号を入力して下さい。」などの音声ファイル53dが再生されて、受取人携帯電話機3の操作入力部35が受取人30により所定操作されることに基づいて、荷物が収容されている配達用ボックス1のボックスIDが入力されると、受取人携帯電話機3のCPU31は、所定の制御プログラムに従って通信制御部36を制御して、入力されたボックスIDを管理サーバ5に対して送信する(ステップS25)。
管理サーバ5では、受取人携帯電話機3から送信されたボックスIDを通信制御部56により受信すると、CPU51は、記憶部53から識別情報判定プログラム53aを読み出してRAM52に展開し、この識別情報判定プログラム53aに従って、受信された受取人電話番号情報とボックスIDが対応付けられて管理DB53cに記憶されているか否かを判定する(ステップS26)。
ステップS26にて、受取人電話番号情報及びボックスIDが対応付けられて記憶されていると判定されると(ステップS26;YES)、CPU51は、記憶部53から配完情報判定プログラム53bを読み出してRAM52に展開し、この配完情報判定プログラム53bに従って、受取人電話番号情報及びボックスIDが配完通知と対応付けられて管理DB53cに記憶されている否かを判定する(ステップS27)。
即ち、配達サービス業者40による荷物の受取人30に対する配達が完了した場合には、配達者端末4の操作入力部45の荷物配達員による所定操作に基づいて荷物の配完通知が入力され、これに基づいて、CPU41は、所定の制御プログラムに従って通信制御部46を制御して、入力された配完通知を配達伝票番号とともに管理サーバ5に対して送信するようになっている。そして、管理サーバ5にあっては、配達者端末4から送信された配完通知を通信制御部56により受信すると、CPU51は、所定の制御プログラムを実行して、受信された配達伝票番号に基づいて配完通知を対応する管理DB53cの所定の荷物に係る記憶領域に記憶させるようになっている。
そして、ステップS27にて、受取人電話番号情報及びボックスIDが配完通知と対応付けられて記憶されていると判定された場合には(ステップS27;YES)、CPU51は、所定の制御プログラムの実行に基づいて、配達用ボックス1の解錠指示を受け付ける(ステップS28)。即ち、管理サーバ5では、確認ガイダンスに従って、即ち、例えば、「このボックスの鍵を解錠します。よろしければ「♯」を、キャンセルの場合は「*」を押して下さい。」などの音声ファイル53dが再生されて、配達用ボックス1の解錠指示の入力を受け付ける。
ステップS28にて、受取人携帯電話機3の操作入力部35が受取人30により操作されて配達用ボックス1の解錠指示が入力(「♯」の入力)されると(ステップS28;YES)、管理サーバ5のCPU51は、所定の制御プログラムに従って通信制御部56を制御して、配達用ボックス1に対して当該配達用ボックス1の施錠機構部18による蓋部10Bの解錠を指示する第二の解錠信号を送信する(ステップS29;矢印F(図9参照))。
一方、ステップS28にて、キャンセルが入力されると(ステップS28;NO)、CPU51の制御下にて、音声ガイダンスとして、例えば、「ご利用ありがとうございました。」などの音声ファイル53dが再生された後、受取人携帯電話機3との通話を切断して、処理を終了するようになっている。
また、ステップS26にて、受取人電話番号情報及びボックスIDが対応付けられて記憶されていないと判定された場合(ステップS26;NO)や、ステップS27にて、受取人電話番号情報及びボックスIDが配完通知と対応付けられて記憶されていないと判定された場合にも(ステップS27;NO)、上記と同様に、受取人携帯電話機3との通話を切断して、処理を終了するようになっている。
配達用ボックス1にあっては、管理サーバ5から送信された第二の解錠信号を受信すると、CPU11は、所定の制御プログラムに従って施錠機構部18の駆動を制御して蓋部10Bを解錠する(ステップS30)。より具体的には、例えば、CPU11は、第二の解錠信号が受信されると、所定の制御プログラムの実行に基づいて第一のカウントダウン処理を行って、施錠機構部18による蓋部10Bの解錠を指示するスイッチ191を押圧操作可能な時間を所定時間(例えば、30秒)に制限する。ここで、送り主20によりスイッチ191が所定時間内に押圧操作されると、CPU11は、施錠機構部18の駆動を制御して蓋部10Bを解錠するとともに、所定の制御プログラムの実行に基づいて第二のカウントダウン処理を行って、本体部10Aに対して蓋部10Bを開くことができる時間を所定時間(例えば、10秒)に制限する。
そして、第二のカウントダウン処理の際に、CPU11は、メモリ12から開状態判定プログラム12aを読み出して、この開状態判定プログラム12aの実行に基づいて、開状態検知センサ17から出力される検知信号に従って配達用ボックス1の蓋部10Bが開いた状態となっているか否か判定する(ステップS31)。
ここで、CPU11により蓋部10Bが開いた状態となっていると判定されると(ステップS31;YES)、通信制御部16は、蓋部10Bが開状態であることを示す開状態情報を管理サーバ5に対して送信する(ステップS32;矢印G(図9参照))。
これにより、配達用ボックス1は受取人30により荷物を取出可能な状態となる。そして、受取人30による荷物の取出後に、蓋部10Bが閉じられることによって当該蓋部10Bの施錠が施錠機構部18により自動的に行われる(ステップS33)。
なお、上記の場合、管理サーバ5のCPU51の制御下にて、音声ガイダンスとして、例えば、「ボックスの鍵を解錠しました。荷物をお取りになり、蓋をお閉め下さい。」などの音声ファイル53dが再生された後、送り主携帯電話機2との通話を切断するようになっている。
また、ステップS31にて、CPU11により蓋部10Bが開いた状態となっていると判定されなかった場合には(ステップS31;NO)、第二のカウントダウン処理の終了とともに、蓋部10Bの施錠が施錠機構部18により自動的に行われる(ステップS33)。
一方、配達用ボックス1から送信された開状態情報が管理サーバ5の通信制御部56により受信されると(ステップS34)、CPU51は、受信した開状態情報を記憶部53の所定の記憶領域、例えば、管理DB53cに配達用ボックス1と対応付けて記憶し、また、所定の判定プログラムの実行して、管理DB53cに開状態情報に係る配達用ボックス1と対応付けられて送り主携帯電話機2の電子メールアドレスが記憶されているか否かを判定する(ステップS35)。
ここで、電子メールアドレスが記憶されていると判定されると(ステップS35;YES)、CPU51は、当該電子メールアドレスに対して、配達用ボックス1の蓋部10Bが開いた状態となったことを示す開蓋確認メールを送信する(ステップS36;矢印H(図9参照))。
そして、管理サーバ5から送信された開蓋確認メールが、送り主携帯電話機2の通信制御部26により受信されることにより、送り主20は荷物が受取人30に配達されたことを確認することができる。
以上のように、本実施形態の荷物配達システム100によれば、管理サーバ5にあっては、送り主携帯電話機2から送信された送り主電話番号情報及び受取人電話番号情報が通信制御部56により受信され、受信された送り主電話番号情報及び受取人電話番号情報に基づいて、施錠機構部18による蓋部10Bの解錠を指示する第一の解錠信号が通信制御部56から配達用ボックス1に対して送信される。また、受信された送り主電話番号情報及び受取人電話番号情報は対応付けられて管理サーバ5の管理DB53cに記憶される。そして、配達用ボックス1において、送信された第一の解錠信号が通信制御部16により受信されることに基づいて、施錠機構部18により蓋部10Bが解錠されて荷物を収容可の状態となる。また、管理サーバ5にあっては、受取人携帯電話機3から送信された受取人電話番号情報が通信制御部56により受信され、受信された受取人電話番号情報と同一の受取人電話番号情報が管理DB53cに記憶されていると判定された場合に、施錠機構部18による蓋部10Bの解錠を指示する第二の解錠信号が通信制御部56から配達用ボックス1に対して送信される。そして、配達用ボックス1において、送信された第二の解錠信号が通信制御部16により受信されることに基づいて、施錠機構部18により蓋部10Bが解錠されて収容された荷物を取出可の状態となる。
即ち、荷物を収容するために配達用ボックス1の解錠を行う際に、配達用ボックス1から管理サーバ5に受取人携帯電話機3の受取人電話番号情報を送信して当該受取人電話番号情報を管理サーバ5の管理DB53cに記憶しておくことにより、収容された荷物を取り出す際の配達用ボックス1の解錠は当該受取人電話番号情報に係る受取人携帯電話機3の所有者である受取人30しか行うことができなくなる。これにより、送り主20からの荷物を受取人30を限定して確実に受け取らせることができることとなって、荷物の送り主20と受取人30とが遠距離に離れている場合であっても、配達される荷物の安全性を向上させることができる。
また、管理サーバ5において、配達サービス業者40に所有される配達者端末4の通信制御部46から送信された配完通知が通信制御部56により受信されて、受信された配完通知が送り主電話番号情報及び受取人電話番号情報と対応付けられて管理DB53cに記憶される。そして、通信制御部56により受信された受取人電話番号情報と同一の受取人電話番号情報が管理DB53cに配完通知と対応付けられて記憶されていると判定された場合に、通信制御部56から第二の解錠信号が送信される。従って、受取人30に対する荷物の配達が完了するまでは、配達用ボックス1の解錠を行うことができなくなるので、例えば、配達途中において受取人携帯電話機3の受取人30等による誤操作や当該受取人携帯端末の誤動作が生じても、配達用ボックス1の解錠が行われず収容された荷物の取り出しを行えないこととなる。これにより、配達される荷物の安全性をより向上させることができる。
さらに、送り主20及び受取人30により所有される携帯端末として携帯電話機を用いるので、公衆に広く普及されている携帯電話機を用いて送り主20及び受取人30の識別を行うことができることとなって、当該荷物配達システム100の導入を簡便に、且つ、低コストで行うことができる。
さらに、配達用ボックス1から送信された開状態情報が管理サーバ5により受信され、当該管理サーバ5は、開状態情報の受信に基づいて開蓋確認メールを送り主携帯電話機2の電子メールアドレスに対して送信するので、送り主20は、送り主携帯電話機2によって開蓋確認メールを受信することにより受取人30に荷物を配達済であることを認識することができることとなって、より魅力的な荷物配達サービスを提供することができる。
なお、上記実施形態にあっては、管理サーバ5は、ネットワーク7に接続された所定の管理用サイトを開設するようにしても良く、かかる管理用サイトに各配達用ボックス1毎に、荷物の配達中若しくは待機中などの使用状態、配達用ボックス1(荷物)の所在地、蓋部10Bが開蓋された時刻やその際の配達用ボックス1の位置に係る開蓋情報、送り主情報、受取人情報等を表示するようにしても良い。
ここで、荷物(配達用ボックス1)の所在地は、例えば、配達用ボックス1の通信制御部16と無線基地局6との電波の送受信に基づいて、当該電波が送受信される無線基地局6の電波通信可能範囲を荷物の所在地として特定されるようになっている。また、蓋部10Bの開蓋時刻は、蓋部10Bが開状態となることで当該配達用ボックス1の通信制御部16から送信された開状態情報が管理サーバ5の通信制御部56により受信されることに基づいて特定されるようになっている。
また、上記の管理用サイトをアクセス制限する場合には、かかるアクセス制限は、荷物配達システム100の利用者として登録された特定のものに対してのみ解除されることが好ましい。
なお、上記実施形態では、荷物(配達用ボックス1)を配達サービス業者40により配達するような構成としたが、これに限られるものではなく、例えば、企業内の集配サービス、所謂、社内便80により配達しても良い。
以下に、本発明に係る荷物配達システム200を社内便80により荷物を配達する荷物配達サービスに適用した場合について図13及び図14を参照して説明する。
ここで、図13は、荷物配達システム200が適用された社内便80を介した荷物配達サービスを説明するための図である。また、図14は、荷物配達システム200を構成する配達用ボックス201の要部構成を示す機能ブロック図である。
図13に示すように、荷物配達システム200は、社内便80により配達される荷物(配達用ボックス201)の位置を、GPS衛星90から送信され配達用ボックス201の通信制御部16により受信されたGPS信号に基づいて算出して、算出された荷物の位置に基づいて配達用ボックス201の蓋部10Bの解錠を制御するようになっている。
即ち、図14に示すように、配達用ボックス201の通信制御部16は、例えば、地球低軌道上に打ち上げられている所定数(図13には、1つのみ図示)のGPS衛星90から送信されるGPS信号を受信するGPS情報受信手段を構成している。また、通信制御部16により受信されたGPS信号は、CPU11に対して出力され入力されたGPS信号に基づいて、CPU11による所定の演算プログラムの実行に従って荷物(配達用ボックス201)の位置情報(経度・緯度)が算出されるようになっている。
また、メモリ212には、CPU11に、受取場所判定手段として、通信制御部16により受信されたGPS信号に基づいて、当該配達用ボックス1が受取人30による荷物の受取場所に存するか否かを判定させる処理に係る機能を実現させる受取場所判定プログラム212aが記憶されている。より具体的には、CPU11による受取場所判定プログラム212aの実行に基づいて、例えば、送り主20により指定された受取場所情報とGPS信号に基づいて算出された荷物の位置情報とを比較して、配達用ボックス201が予め指定された受取人30による荷物の受取場所に存するか否かを判定するようになっている。
さらに、CPU11は、配達用ボックス1が受取人30により指定された受取場所に存すると判定された場合に、通信制御部16による受信された第二の解錠信号に基づいて所定の制御プログラムを実行して、施錠機構部18の駆動を制御して蓋部10Bを解錠するようになっている。
なお、受取場所情報の指定は、例えば、送り主20による送り主携帯電話機2の所定操作に基づいて受取場所の住所や経度・緯度に係る情報等が入力されることにより行われるようにしても良い。そして、指定された受取場所情報は、送り主携帯電話機2から管理サーバ5に対して送信されて、配達用ボックス1に収容された荷物が取り出される場合に、第二の解錠信号とともに配達用ボックス1に送信されるようにしても良い。
従って、社内便80により送り主20から受取人30に荷物を配達する場合であっても、通信制御部26により受信されたGPS信号に基づいて、配達用ボックス1が予め指定された受取人30による荷物の受取場所に存すると判定された場合に、CPU11の制御下にて施錠機構部18による蓋部10Bの解錠が行われる。従って、配達用ボックス1の施錠機構部18の解錠を当該配達用ボックス1が予め指定された荷物の受取場所に存する場合以外は行うことができなくなって、荷物の安全性をより向上させることができる。
また、上記実施形態にあっては、GPS信号に基づいて算出される配達用ボックス1の位置情報に加えて、通信制御部16と無線基地局6との電波の送受信に基づいて配達用ボックス1の所在地を特定するようにしても良く、これにより、GPS信号の届かない環境下においても配達用ボックス1の所在地を適正に把握することができることとなって、荷物の安全性をより向上させることができる。
なお、配達用ボックス201が荷物の受取場所に存するか否かの判定に係る機能は、管理サーバ5に備えられるようにしても良い。
即ち、配達用ボックス201に、受信されたGPS信号を管理サーバ5に対して所定のタイミングで送信する構成の通信制御部16を備え、受取人30により受取人電話番号情報が管理サーバ5に対して送信された際に、ほぼ同じタイミングで配達用ボックス201の通信制御部16から送信されて受信されたGPS信号に基づいて、管理サーバ5のCPU51の制御下にて実行される所定の判定プログラムに従って、配達用ボックス201が予め指定された受取人30による荷物の受取場所に存するか否かを判定するような構成としても良い。そして、配達用ボックス201が荷物の受取場所に存すると判定された場合に、CPU51は通信制御部56を制御して第二の解錠信号を配達用ボックス201に対して送信するように構成されるのが好ましい。
また、上記のように、配達用ボックス201に受信されたGPS信号を管理サーバ5に対して所定のタイミングで送信する通信制御部16を備える構成とした場合には、通信制御部56により所定のタイミングで受信されたGPS信号に基づいて、管理サーバ5の制御下にて荷物の所在地を算出することにより、配達される荷物の追跡を行う荷物追跡サービスを顧客に対して提供することもできる。これにより、本発明に係る荷物配達システムをより魅力的なものとすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、本発明にあっては、配達完了情報やGPS情報等を用いて必ずしも荷物の所在地を判定して、その判定結果に基づいて施錠機構部18による蓋部10Bの解錠の制御を行う必要はない。即ち、少なくとも送り主携帯電話機2の送り主識別情報及び受取人携帯電話機3の受取人識別情報を用いて施錠機構部18の解錠を制御するような構成であれば良い。
また、上記実施形態において、配達用ボックス1に収容された荷物の取出等のための配達用ボックス1の解錠は受取人30によってのみ行われるような構成としたが、例えば、配達用ボックス1に対する荷物の収容後に送り主20により配達用ボックス1の解錠が行われても良い。即ち、例えば、荷物の収容し忘れ等により配達用ボックス1の蓋部10Bの解錠を再度行う必要がある場合には、送り主携帯電話機2から送り主電話番号情報とボックスIDが管理センター50に送信されることにより、配達用ボックス1の蓋部10Bの解錠を行うことができるような構成としても良い。
さらに、配達用ボックス1は、例えば、送り主携帯電話機2の所定操作に基づいて、少なくとも通信制御部16の機能をON/OFFする機能ON/OFF切替手段(図示略)を備えても良く、これにより、配達用ボックス1が航空便により配達される場合であっても、機能ON/OFF切替手段により通信制御部の機能がOFF状態とされることで航空機内での電波の送信及び受信を制限することができる。なお、通信制御部16の機能は、例えば、受取人30や配達サービス業者40によるスイッチ191の所定操作(例えば、長押し操作等)に基づいて回復することができるようになっていることが好ましい。
また、荷物が航空便にて配達される場合に、例えば、各配達用ボックス1を輸送する航空機の便名を管理サーバ5により開設される管理用サイト上に表示するようにしても良く、これにより、送り主20や受取人30は、通信制御部16の機能がOFF状態となっている間の荷物(配達用ボックス)の所在を把握することができることとなる。
さらにまた、配達用ボックス1、201は、通信制御部16の機能を停止後(待機状態)に所定時間経過することで当該通信制御部16の機能を回復させる自動回復処理を備えるようにしても良い。即ち、配達用ボックス1、201は、図示は省略するが、タイマー機能を有する計時手段と、送り主携帯電話機2の所定操作に基づいて設定された通信制御部16を回復状態にする時刻にその機能を回復させるような制御を行う機能回復制御手段とを備えて構成されている。
これにより、予め回復状態にする時刻、即ち、航空機が目的の空港に到着するであろう時刻を設定しておくことによって、航空機が目的の空港に到着後に通信制御部の機能が確実に回復することとなって、当該配達用ボックス1の所在を適正に把握することができるようになる。
また、通信制御部16に、例えば、RF−ID(Radio Frequency Identification)システムを構成するアンテナ(図示略)を搭載し、航空機が目的の空港に到着後に、アンテナが制御装置のリーダ/ライタ側アンテナコイル(図示略)と対向配置された際に、このリーダ/ライタ側アンテナコイルとの間に形成される誘導電磁界を利用して、通信制御部16の機能を回復させるような構成としても良い。
さらに、上記実施形態にあっては、管理サーバ5に、荷物配達サービスを利用する送り主携帯電話機2の送り主電話番号情報を予め登録しても良く、これにより、当該荷物配達サービスを利用する送り主20を限定することができることとなって、配達される荷物の安全性を高め、送り主20にとってより魅力的な利便性の高い荷物配達システム100を提供することができる。
さらに、受取人30の受取人携帯電話機3の受取人電話番号情報を予め登録しても良く、これによって、さらに魅力的な荷物配達システム100を提供することができる。
また、上記の場合にあっては、送り主電話番号情報や受取人電話番号情報を互いに上位若しくは下位となるように階層を分けて登録して、上位の電話番号情報を有する携帯電話機は、下位の電話番号情報を有する携帯電話機に対応付けられた配達用ボックス1の蓋部10Bの解錠を行うことができる権限を付与するようにしても良い。
さらに、上記実施形態では、管理サーバ5は、配達済情報として開蓋確認メールを送り主携帯電話機2の電子メールアドレスに送信するようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、送り主携帯電話機2に対して所定の配達済情報を送信するようにしても良い。
さらに、上記実施形態では、送り主携帯電話機2及び受取人携帯電話機3の各々を識別するための情報としてそれぞれの携帯電話機の電話番号情報を例示したが、これに限られるものではなく、送り主携帯電話機2及び受取人携帯電話機3を識別可能な情報であれば如何なるものであっても良い。
また、上記実施形態では、送り主20及び受取人30により所有される携帯端末として携帯電話機を例示したが、これに限られるものではなく、PDAやその他の携帯可能な情報通信端末であれば如何なるものであっても良い。
加えて、配達者端末4として、管理サーバ5と無線基地局6及びネットワーク7を介して無線通信を行うものを例示したが、これに限られるものではなく、例えば、所定の専用線等により有線接続して情報通信を行う構成のものであっても良い。
さらに、上記実施形態では、荷物配達サービスの荷物預け入れ処理や荷物取り出し処理を管理サーバ5からの音声ガイダンスに従って行うようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、送り主携帯電話機2や受取人携帯電話機3の所定の操作に基づいて管理サーバ5からの音声ガイダンスを実行させないようにしても良く、これにより、荷物預け入れ処理や荷物取り出し処理をより短時間で効率良く行うことができる。
また、配達用ボックス1の電源としては、当該配達用ボックス1に収容された荷物の配達時間が長時間となっても配達用ボックス1を構成する各部の駆動時間を長時間確保する上で、例えば、太陽電池、燃料電池等を用いることが好ましい。
さらに、上記実施形態では、荷物預け入れ処理や荷物取り出し処理の所定の手順に従わないで配達用ボックス1の蓋部10Bが開いた状態とされた場合に、CPU11は、開状態検知センサ17から出力された所定の検知信号が入力されることに基づいて、通信制御部16を制御して所定の開状態情報を管理サーバ5に送信し、また、管理サーバ5は、送り主携帯電話機2に対して配達用ボックス1の蓋部10Bが正常に空けられなかった旨の通知を行うようにしても良い。これにより、配達される荷物の安全性を高めることができ、より魅力的な荷物配達サービスを提供することができる。
以上のように、本発明に係る荷物配達用ボックス、管理サーバ、荷物配達システム及び荷物配達方法は、送り主からの荷物を受取人を限定して確実に受け取らせるのに有用であり、特に、配達される荷物の安全性を向上させる場合に適している。
符号の説明
100、200 荷物配達システム
1、201 配達用ボックス(荷物配達用ボックス)
11 CPU(受取場所判定手段、開状態判定手段)
16 通信制御部(第一の解錠情報受信手段、第二の解錠情報受信手段、GPS情報受信手段、開状態情報送信手段)
18 施錠機構部(ロック手段、第一のロック解錠手段、第二のロック解錠手段)
2 送り主携帯電話機(送り主携帯端末)
3 受取人携帯電話機(受取人携帯端末)
4 配達者端末
46 通信制御部(配達完了情報送信手段)
5 管理サーバ
51 CPU(識別情報判定手段、配完通知判定手段)
53 記憶部(識別情報記憶手段)
56 通信制御部(第一の識別情報受信手段、第一の解錠情報送信手段、第二の識別情報受信手段、第二の解錠情報送信手段、配達完了情報受信手段、開状態情報受信手段、配達済情報送信手段)
6 無線基地局
7 ネットワーク(通信回線)

Claims (9)

  1. 送り主から受取人に配達される荷物を収容するとともに、前記荷物を収容不可及び収容された前記荷物を取出不可の状態となるように施錠するロック手段を備える荷物配達用ボックスであって、
    前記ロック手段の解錠を管理する管理サーバと所定の通信回線を介して接続され、
    前記送り主により所有され、且つ、前記管理サーバと所定の通信回線を介して接続された送り主携帯端末から送信された当該送り主携帯端末を識別するための送り主識別情報及び前記受取人により所有される受取人携帯端末を識別するための受取人識別情報の前記管理サーバによる受信に基づいて、当該管理サーバから送信された前記ロック手段の解錠を指示する第一の解錠情報を受信する第一の解錠情報受信手段と、
    前記第一の解錠情報受信手段による前記第一の解錠情報の受信に基づいて、前記荷物を収容可の状態となるように前記ロック手段を解錠する第一のロック解錠手段と、
    前記第一の解錠情報受信手段による前記第一の解錠情報の受信後に、前記送り主携帯端末から送信された前記受取人識別情報と同一の受取人識別情報が前記管理サーバと所定の通信回線を介して接続された前記受取人携帯端末から送信されて前記管理サーバにより受信されることに基づいて、当該管理サーバから送信された前記ロック手段の解錠を指示する第二の解錠情報を受信する第二の解錠情報受信手段と、
    前記第二の解錠情報受信手段による前記第二の解錠情報の受信に基づいて、収容された前記荷物を取出可の状態となるように前記ロック手段を解錠する第二のロック解錠手段と、を備えることを特徴とする荷物配達用ボックス。
  2. GPS衛星から送信されるGPS情報を受信するGPS情報受信手段と、
    前記GPS情報受信手段により受信された前記GPS情報に基づいて、当該荷物配達用ボックスが予め指定された前記受取人による前記荷物の受取場所に存するか否かを判定する受取場所判定手段と、を備え、
    前記第二のロック解錠手段は、さらに、前記受取場所判定手段により当該荷物配達用ボックスが前記受取場所に存すると判定された場合に、前記ロック手段を解錠することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の荷物配達用ボックス。
  3. 送り主から受取人に配達される荷物を収容するとともに、前記荷物を収容不可及び収容された前記荷物を取出不可の状態となるように施錠するロック手段を備える荷物配達用ボックスと所定の通信回線を介して接続され、前記ロック手段の解錠を管理する管理サーバであって、
    前記送り主により所有され、且つ、所定の通信回線を介して接続された送り主携帯端末から送信された当該送り主携帯端末を識別するための送り主識別情報及び前記受取人により所有される受取人携帯端末を識別するための受取人識別情報を受信する第一の識別情報受信手段と、
    前記第一の識別情報受信手段により受信された前記送り主識別情報及び前記受取人識別情報を対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、
    前記第一の識別情報受信手段による前記送り主識別情報及び前記受取人識別情報の受信に基づいて、前記荷物配達用ボックスに前記荷物を収容可の状態となるように前記ロック手段の解錠を指示する第一の解錠情報を前記荷物配達用ボックスに送信する第一の解錠情報送信手段と、
    前記第一の解錠情報送信手段による前記第一の解錠情報の送信後に、所定の通信回線を介して接続された前記受取人携帯端末から送信された前記受取人識別情報を受信する第二の識別情報受信手段と、
    前記第二の識別情報受信手段による前記受取人識別情報の受信に基づいて、前記受取人識別情報が前記識別情報記憶手段に記憶されているか否かを判定する識別情報判定手段と、
    前記識別情報判定手段により前記受取人識別情報が前記識別情報記憶手段に記憶されていると判定された場合に、前記荷物配達用ボックスに収容された前記荷物を取出可の状態となるように前記ロック手段の解錠を指示する第二の解錠情報を送信する第二の解錠情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする管理サーバ。
  4. 前記荷物配達用ボックスが開いた状態となることに基づいて当該荷物配達用ボックスから送信された開状態情報を受信する開状態情報受信手段と、
    前記開状態情報受信手段による前記開状態情報の受信に基づいて、前記荷物の配達済情報を前記送り主携帯端末に対して送信する配達済情報送信手段と、を備えることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の管理サーバ。
  5. 送り主から受取人に配達される荷物を収容するとともに、前記荷物を収容不可及び収容された前記荷物を取出不可の状態となるように施錠するロック手段を備える荷物配達用ボックスと、前記ロック手段の解錠を管理する管理サーバとが所定の通信回線を介して接続された荷物配達システムであって、
    前記管理サーバは、
    前記送り主により所有される送り主携帯端末及び前記受取人により所有される受取人携帯端末と所定の通信回線を介してそれぞれ接続され、
    前記送り主携帯端末から送信された当該送り主携帯端末を識別するための送り主識別情報及び前記受取人携帯端末を識別するための受取人識別情報を受信する第一の識別情報受信手段と、
    前記第一の識別情報受信手段により受信された前記送り主識別情報及び前記受取人識別情報を対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、
    前記第一の識別情報受信手段による前記送り主識別情報及び前記受取人識別情報の受信に基づいて、前記ロック手段の解錠を指示する第一の解錠情報を前記荷物配達用ボックスに送信する第一の解錠情報送信手段と、
    前記第一の解錠情報送信手段による前記第一の解錠情報の送信後に、前記受取人携帯端末から送信された前記受取人識別情報を受信する第二の識別情報受信手段と、
    前記第二の識別情報受信手段による前記受取人識別情報の受信に基づいて、前記受取人識別情報が前記識別情報記憶手段に記憶されているか否かを判定する識別情報判定手段と、
    前記識別情報判定手段により前記受取人識別情報が前記識別情報記憶手段に記憶されていると判定された場合に、前記ロック手段の解錠を指示する第二の解錠情報を送信する第二の解錠情報送信手段と、を備え、
    前記荷物配達用ボックスは、
    前記第一の解錠情報送信手段から送信された前記第一の解錠情報を受信する第一の解錠情報受信手段と、
    前記第一の解錠情報受信手段による前記第一の解錠情報の受信に基づいて、前記荷物を収容可の状態となるように前記ロック手段を解錠する第一のロック解錠手段と、
    前記第二の解錠情報送信手段から送信された前記第二の解錠情報を受信する第二の解錠情報受信手段と、
    前記第二の解錠情報受信手段による前記第二の解錠情報の受信に基づいて、収容された前記荷物を取出可の状態となるように前記ロック手段を解錠する第二のロック解錠手段と、を備えることを特徴とする荷物配達システム。
  6. 前記管理サーバと所定の通信回線を介して接続され、当該管理サーバの管理下にて前記荷物を配達する配達サービス業者により所有される配達者端末を備え、
    前記配達者端末は、
    前記荷物の前記受取人に対する配達の完了に係る配達完了情報を前記管理サーバに送信する配達完了情報送信手段を備え、
    前記管理サーバは、
    前記第一の配達完了情報送信手段から送信された前記配達完了情報を受信する配達完了情報受信手段と、
    前記配達完了情報受信手段により受信された前記配達完了情報を前記送り主識別情報及び前記受取人識別情報と対応付けて記憶する配完情報記憶手段と、
    前記第二の識別情報受信手段により受信された前記受取人識別情報が前記配完情報記憶手段に前記配達完了情報と対応付けられて記憶されている否かを判定する配完情報判定手段と、を備え、
    前記第二の解錠情報送信手段は、さらに、前記配完情報判定手段により前記配達完了情報と対応付けられて記憶されていると判定された場合に、前記第二の解錠情報を送信することを特徴とする請求の範囲第5項に記載の荷物配達システム。
  7. 前記荷物配達用ボックスは、
    当該荷物配達用ボックスが開いた状態となっているか否かを判定する開状態判定手段と、
    前記開状態判定手段により開いた状態となっていると判定された場合に、開状態情報を前記管理サーバに対して送信する開状態情報送信手段と、を備え、
    前記管理サーバは、
    前記開状態情報送信手段から送信された前記開状態情報を受信する開状態情報受信手段と、
    前記開状態情報受信手段による前記開状態情報の受信に基づいて、前記荷物の配達済情報を前記送り主携帯端末に対して送信する配達済情報送信手段と、を備えることを特徴とする請求の範囲第5項又は第6項に記載の荷物配達システム。
  8. 前記送り主携帯端末及び前記受取人携帯端末は、携帯電話機であることを特徴とする請求の範囲第5項〜第7項の何れか一項に記載の荷物配達システム。
  9. 送り主から受取人に配達される荷物を収容するとともに、前記荷物を収容不可及び収容された前記荷物を取出不可の状態となるように施錠するロック手段を備える荷物配達用ボックスと所定の通信回線を介して接続され、前記ロック手段の解錠を管理する管理サーバを用いた荷物配達方法であって、
    前記送り主により所有され、且つ、前記管理サーバと所定の通信回線を介して接続された送り主携帯端末から送信された当該送り主携帯端末を識別するための送り主識別情報及び前記受取人により所有される受取人携帯端末を識別するための受取人識別情報を受信するステップと、
    受信された前記送り主識別情報及び前記受取人識別情報を前記管理サーバに備わる識別情報記憶手段に対応付けて記憶するステップと、
    前記送り主識別情報及び前記受取人識別情報の受信に基づいて、前記荷物配達用ボックスに前記荷物を収容可の状態となるように前記ロック手段の解錠を指示する第一の解錠情報を前記荷物配達用ボックスに送信するステップと、
    前記第一の解錠情報の送信後に、所定の通信回線を介して接続された前記受取人携帯端末から送信された前記受取人識別情報を受信するステップと、
    前記受取人識別情報の受信に基づいて、前記受取人識別情報が前記識別情報記憶手段に記憶されているか否かを判定するステップと、
    前記受取人識別情報が前記識別情報記憶手段に記憶されていると判定された場合に、前記荷物配達用ボックスに収容された前記荷物を取出可の状態となるように前記ロック手段の解錠を指示する第二の解錠情報を送信するステップと、
    を行うことを特徴とする荷物配達方法。
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