JP6766614B2 - 配送システム、携帯端末及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、配送システム、携帯端末及びプログラムに関する。
従来、現金等の貴重品や、機密情報が記載された書類等の機微な文書等を配送したいといった、セキュリティを重視した配送へのニーズがある。そして、配送中に盗難にあった場合でも、貴重品を取り出せず、また、覗き見ることができないような技術が開示されている(例えば、特許文献1,2)。
特開平8−218732号公報 国際公開第2006/027867号
特許文献1,2に記載の方法では、輸送容器や荷物配達用ボックス等の配送に使用する鍵機能を有する容器に、様々な機能を有するものであった。そのため、容器の価格が高くなってしまっていた。
また、様々な用途に対応した配送に利用したいニーズもある。
本発明は、様々な用途で利用可能なセキュリティを重視した配送を、安価に行うことが可能な配送システム、携帯端末及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、配送対象の荷物を収容可能な配送容器(9)に一体として設けられ、又は、前記配送容器の外部に取り付けられて、外部から受信した信号により施錠及び解錠を制御する鍵装置(7)と、前記鍵装置との間で近距離無線通信が可能な携帯端末(4)と、前記携帯端末との間で通信可能に接続された管理サーバ(1,201)と、を備えた配送システム(100,200)であって、前記携帯端末は、現在位置情報を取得する位置情報取得手段(44)と、解錠操作を受け付けた場合に、前記鍵装置を識別する装置識別情報を前記鍵装置から取得する情報取得手段(43)と、前記装置識別情報と、前記解錠操作を受け付けたときの前記現在位置情報と、前記携帯端末又は前記携帯端末のユーザを識別する端末識別情報とを含む解錠情報を、前記管理サーバに送信する解錠情報送信手段(45)と、を備え、前記管理サーバは、前記装置識別情報と、解錠を許可する位置に関する位置情報及び解錠を許可するユーザグループに関するグループ情報を含む解錠条件情報とを対応付けて記憶する解錠条件記憶部(35,235)と、前記携帯端末から受信した前記解錠情報の前記装置識別情報に基づいて前記解錠条件記憶部に記憶された前記解錠条件情報を特定し、前記解錠情報の前記現在位置情報が前記解錠条件情報の位置情報に合致し、かつ、前記解錠情報の端末識別情報が前記解錠条件情報のグループ情報に含まれるものであるか否かを照合する照合手段(21,221)と、前記照合手段により照合できた場合に、解錠指示信号を、前記携帯端末に送信する指示信号送信手段(24)と、を備え、前記携帯端末は、前記管理サーバから解錠指示信号を受信した場合に、前記解錠指示信号を前記鍵装置に送信する信号送信手段(48)を備え、前記鍵装置は、前記携帯端末から受信した前記解錠指示信号に基づいて解錠制御を行うこと、を特徴とする配送システムである。
第2の発明は、第1の発明の配送システム(100,200)において、前記携帯端末(4)の前記情報取得手段(43)は、施錠操作を受け付けた場合に、前記鍵装置(7)から前記装置識別情報を取得し、前記携帯端末は、前記解錠条件情報の入力を受け付ける解錠条件受付手段(42)と、前記装置識別情報と、前記解錠条件情報とを含む施錠情報を、前記管理サーバに送信する施錠情報送信手段(45)と、を備え、前記管理サーバ(1,201)は、前記携帯端末から受信した前記施錠情報に含まれる前記装置識別情報と、前記解錠条件情報とを、前記解錠条件記憶部(35,235)に記憶する記憶制御手段(15)を備え、前記管理サーバの前記指示信号送信手段(24)は、施錠指示信号を、前記携帯端末に送信し、前記携帯端末の前記信号送信手段(48)は、前記管理サーバから受信した施錠指示信号を、前記鍵装置に送信すること、を特徴とする配送システムである。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の配送システム(200)において、前記管理サーバ(201)の前記解錠条件記憶部(235)は、解錠を許可する日時に関する日時情報を、前記解錠条件情報にさらに含んで記憶しており、前記管理サーバは、日時情報を取得する日時情報取得手段(220)を備え、前記管理サーバの前記照合手段(221)は、前記日時情報取得手段により前記携帯端末から前記解錠情報を受信したときの日時情報を取得し、前記解錠情報の前記装置識別情報に基づいて前記解錠条件記憶部に記憶された前記解錠条件情報を特定し、さらに、取得した日時情報が前記解錠条件情報の日時情報に合致するか否かを照合すること、を特徴とする配送システムである。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの配送システム(100,200)において、前記管理サーバ(1,201)の前記解錠条件記憶部(35,235)は、施錠を依頼した際の前記携帯端末(4)の現在位置情報及び前記端末識別情報を含む依頼時情報を、前記装置識別情報にさらに対応付けて記憶し、前記管理サーバは、前記携帯端末から受信した前記解錠情報の前記装置識別情報に対応付けられた前記依頼時情報と、前記解錠情報に含まれる現在位置情報及び端末識別情報とを照合する臨時照合手段(21,221)を備え、前記管理サーバの前記指示信号送信手段(24)は、前記臨時照合手段により照合できた場合に、前記解錠指示信号を、前記携帯端末に送信すること、を特徴とする配送システムである。
第5の発明は、第4の発明の配送システム(200)において、前記管理サーバ(201)の前記解錠条件記憶部(235)は、臨時解錠期間を、前記装置識別情報にさらに対応付けて記憶し、前記管理サーバは、日時情報を取得する日時情報取得手段(220)を備え、前記管理サーバの前記臨時照合手段(221)は、前記日時情報取得手段により前記携帯端末から前記解錠情報を受信したときの日時情報を取得し、前記解錠情報の前記装置識別情報に対応付けられた前記臨時解錠期間を、前記日時情報が満たす場合に、前記装置識別情報に対応付けられた前記依頼時情報と、前記解錠情報に含まれる現在位置情報及び端末識別情報とを照合すること、を特徴とする配送システムである。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの配送システム(100,200)において、前記管理サーバ(1,201)は、暗証情報を生成する暗証情報生成手段(14)を備え、前記管理サーバの前記解錠条件記憶部(35,235)は、施錠の際に生成した前記暗証情報を、前記解錠条件情報に対応付けて記憶しており、前記管理サーバの前記指示信号送信手段(24)は、前記暗証情報を含む解錠指示信号を、前記携帯端末(4)に送信し、前記鍵装置(7)は、前記携帯端末から前記解錠指示信号を受信した場合に、前記解錠指示信号に含まれる前記暗証情報と、施錠の際に前記管理サーバによって生成され前記携帯端末を介して受信して記憶した暗証情報とを照合し、照合できたときに解錠制御を行うこと、を特徴とする配送システムである。
第7の発明は、配送対象の荷物を収容可能な配送容器に一体として設けられ、又は、前記配送容器の外部に取り付けられ、外部から受信した信号により施錠及び解錠を制御する鍵装置と、前記鍵装置の間で近距離無線通信が可能な携帯端末と、前記携帯端末との間で通信可能に接続された管理サーバと、を備えた配送システムであって、前記携帯端末は、現在位置情報を取得する位置情報取得手段と、解錠操作を受け付けた場合に、前記鍵装置を識別する装置識別情報を前記鍵装置から取得する情報取得手段と、前記装置識別情報と、前記解錠操作を受け付けたときの前記現在位置情報とを含む解錠情報を、前記管理サーバに送信する解錠情報送信手段と、を備え、前記管理サーバは、前記装置識別情報と、解錠を許可する位置に関する位置情報及び解錠を許可する日時に関する日時情報を含む解錠条件情報とを対応付けて記憶する解錠条件記憶部と、日時情報を取得する日時情報取得手段と、前記携帯端末から受信した前記解錠情報の前記装置識別情報に基づいて前記解錠条件記憶部に記憶された前記解錠条件情報を特定し、前記解錠情報の前記現在位置情報が前記解錠条件情報の位置情報に合致し、かつ、前記解錠情報を受信した日時情報が前記解錠条件情報の日時情報に合致するか否かを照合する照合手段と、前記照合手段により照合できた場合に、解錠指示信号を、前記携帯端末に送信する指示信号送信手段と、を備え、前記携帯端末は、前記管理サーバから解錠指示信号を受信した場合に、前記解錠指示信号を前記鍵装置に送信する信号送信手段を備え、前記鍵装置は、前記携帯端末から受信した前記解錠指示信号に基づいて解錠制御を行うこと、を特徴とする配送システムである。
第8の発明は、配送対象の荷物を収容可能な配送容器(9)に一体として設けられ、又は、前記配送容器の外部に取り付けられ、外部から受信した信号により施錠及び解錠を制御する鍵装置(7)と、前記鍵装置の施錠及び解錠を管理する管理サーバ(1,201)との間を仲介する携帯端末(4)であって、施錠操作を受け付けた場合に、前記鍵装置を識別する装置識別情報を前記鍵装置から取得する情報取得手段(43)と、前記鍵装置の解錠を許可するユーザグループに関するグループ情報と、他の解錠を許可する条件に関する付加情報と含む解錠条件情報の入力を受け付ける解錠条件受付手段(42)と、前記装置識別情報と、前記解錠条件情報とを含む施錠情報を、前記管理サーバに送信する施錠情報送信手段(45)と、前記施錠情報送信手段による送信後に前記管理サーバから受信した施錠指示信号を、前記鍵装置に送信する信号送信手段(48)と、を備えること、を特徴とする携帯端末である。
第9の発明は、第8の発明の携帯端末(4)において、前記鍵装置(7)の施錠及び解錠を許可するグループを設定するためのグループ設定画面を出力するグループ設定画面出力手段(50)と、前記グループ設定画面により設定されたグループの選択を受け付けたことに応じて、前記グループに属するユーザを設定するためのユーザ設定画面を出力するユーザ設定画面出力手段(50)と、前記ユーザ設定画面によりユーザが設定されたグループであるユーザグループに関するグループ情報を、リスト形式で出力するグループリスト出力手段(40)と、を備え、前記解錠条件受付手段(42)は、前記グループリスト出力手段により出力されたグループ情報のうち1つのグループ情報の選択と、前記付加情報の入力とを受け付けること、を特徴とする携帯端末である。
第10の発明は、配送対象の荷物を収容可能な配送容器(9)に一体として設けられ、又は、前記配送容器の外部に取り付けられ、外部から受信した信号により施錠及び解錠を制御する鍵装置(7)と、前記鍵装置の施錠及び解錠を管理する管理サーバ(1,201)との間を仲介する携帯端末(4)で実行するプログラム(61a)であって、前記携帯端末を、施錠操作を受け付けた場合に、前記鍵装置を識別する装置識別情報を前記鍵装置から取得する情報取得手段と、前記鍵装置の解錠を許可するユーザグループに関するグループ情報と、他の解錠を許可する条件に関する付加情報と含む解錠条件情報の入力を受け付ける解錠条件受付手段と、前記装置識別情報と、前記解錠条件情報とを含む施錠情報を、前記管理サーバに送信する施錠情報送信手段と、前記施錠情報送信手段による送信後に前記管理サーバから受信した施錠指示信号を、前記鍵装置に送信する信号送信手段と、して機能させること、を特徴とするプログラムである。
本発明によれば、様々な用途で利用可能なセキュリティを重視した配送を、安価に行うことが可能な配送システム、携帯端末及びプログラムを提供することができる。
第1実施形態に係る配送システムの全体構成を示す図である。 第1実施形態に係る管理サーバの機能ブロックを示す図である。 第1実施形態に係る管理サーバの解錠条件記憶部の項目例を示す図である。 第1実施形態に係る携帯端末及び鍵装置の機能ブロックを示す図である。 第1実施形態に係る配送システムの適用例を説明するための図である。 第1実施形態に係る携帯端末での表示例を示す図である。 第1実施形態に係る管理サーバのユーザ記憶部及びグループ記憶部の例を示す図である。 第1実施形態に係る配送システムでの施錠処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る携帯端末での表示例を示す図である。 第1実施形態に係る配送システムでの解錠処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る配送システムでの解錠処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る管理サーバの機能ブロックを示す図である。 第2実施形態に係る管理サーバの解錠条件記憶部の項目例を示す図である。 第2実施形態に係る配送システムの適用例を説明するための図である。 第2実施形態に係る配送システムでの施錠処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る携帯端末での表示例を示す図である。 第2実施形態に係る配送システムでの解錠処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(第1実施形態)
<配送システム100の全体構成>
図1は、第1実施形態に係る配送システム100の全体構成を示す図である。
配送システム100は、配送容器9aの外部に取り付けられた鍵装置7aや、配送容器9bに一体として設けられた鍵装置7bが、携帯端末4(4a,4b)からの信号を受信することで施錠及び解錠を行い、施錠の際に指定したグループ内のユーザ及び指定位置でのみ解錠を許可するようにしたものである。
配送システム100は、管理サーバ1と、携帯端末4と、鍵装置7(7a,7b)とを備える。
管理サーバ1と、携帯端末4とは、通信ネットワークNを介して通信接続されている。通信ネットワークNは、例えば、インターネットや携帯電話通信網等である。また、携帯端末4と、鍵装置7とは、例えば、NFC(Near Field Communication)等の通信規格を利用した近距離無線通信による通信が可能である。
管理サーバ1は、例えば、この配送システム100を運営する運営会社等に設けられ、鍵装置7の施錠及び解錠に関する管理を行う。また、管理サーバ1は、この配送システム100を利用する携帯端末4のユーザ等に関する管理を行う。
携帯端末4は、この配送システム100を利用するユーザが所持する、例えば、スマートフォンに代表される情報端末である。携帯端末4は、その他、携帯電話機やタブレット等であってもよい。携帯端末4は、少なくとも、現在位置を取得する機能と、鍵装置7及び管理サーバ1との間での通信を行う機能とを有する。
鍵装置7は、携帯端末4からの信号に基づいて、電気錠74(後述する)の施錠及び解錠をする装置である。図1では、配送容器9aを開閉する位置に取り付ける南京錠の形状をした鍵装置7aと、配送容器9bに一体になった鍵装置7bとを例に示している。しかし、施錠がされているときに配送容器9(9a、9b)が開けられず、解錠されて初めて配送容器9を開けることができるものであれば、鍵装置7は、どのような形状や取り付け位置のものであってもよい。
配送容器9は、配送対象の荷物を収容可能な容器である。
次に、各装置の機能について説明する。
図2は、第1実施形態に係る管理サーバ1の機能ブロックを示す図である。
図3は、第1実施形態に係る管理サーバ1の解錠条件記憶部35の項目例を示す図である。
図4は、第1実施形態に係る携帯端末4及び鍵装置7の機能ブロックを示す図である。
<管理サーバ1>
管理サーバ1は、鍵装置7の管理に際し、施錠の際に、携帯端末4から受信した施錠情報を記憶部30に記憶させ、携帯端末4に対して施錠指示信号を送信する。また、管理サーバ1は、解錠の際に、携帯端末4から受信した解錠情報が、解錠条件情報を満たすか否かを判定し、解錠条件情報を満たした場合に、携帯端末4に対して解錠指示信号を送信する。
管理サーバ1は、制御部10と、記憶部30とを備える。
制御部10は、管理サーバ1の全体を制御する中央処理装置(CPU)である。制御部10は、記憶部30に記憶されているオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10は、認証処理部11と、施錠処理部12と、解錠処理部18と、情報送信部24(指示信号送信手段)と、ユーザ処理部26とを備える。
認証処理部11は、携帯端末4から端末ID(IDentification)(端末識別情報)を含む認証情報を受信した際に、認証を行う。端末IDは、携帯端末4を識別する識別情報であり、例えば、IMEI(International Mobile Equipment Identity)である。なお、端末IDではなく、ユーザを識別するユーザID等を用いてもよい。認証処理部11は、携帯端末4との間で通信を確立する度に処理を行う。
施錠処理部12は、鍵装置7を施錠させるための処理を行う。施錠処理部12は、施錠情報受信部13と、暗証生成部14(暗証情報生成手段)と、記憶制御部15(制御記憶手段)と、施錠指示信号生成部16とを備える。
施錠情報受信部13は、携帯端末4から施錠情報を受信する。ここで、施錠情報は、鍵装置7のシリアル番号(装置識別情報)と、解錠条件情報とを含む。鍵装置7のシリアル番号は、鍵装置7を識別するための識別情報である。また、解錠条件情報は、鍵装置7を解錠する際の条件であり、この例では、解錠を許可する位置に関する位置情報と、解錠を許可するユーザグループに関するグループ情報とを含む。
暗証生成部14は、暗証情報を生成する。ここで、暗証情報は、例えば、8文字以上の英数字からなる文字列である。暗証情報は、ワンタイムパスワード等、毎回異なる文字列になるものが望ましい。なお、暗証生成部14は、この管理サーバ1の制御部10が暗証情報を直接生成するものの他、管理サーバ1に対して通信ネットワークNを介して接続された他の装置が生成した暗証情報を受信して取得するものであってもよい。
記憶制御部15は、携帯端末4から受信した施錠情報に含まれるシリアル番号及び解錠条件情報と、生成した暗証情報とを、解錠条件記憶部35に記憶させる。また、記憶制御部15は、施錠時情報として、施錠操作を行う携帯端末4の端末IDと位置情報とを、解錠条件記憶部35に記憶させる。
施錠指示信号生成部16は、施錠指示信号を生成する。施錠指示信号は、鍵装置7に対する施錠を指示する信号であり、暗証情報を含む。
解錠処理部18は、鍵装置7を解錠させるための処理を行う。解錠処理部18は、解錠情報受信部19と、照合部21(照合手段、臨時照合手段)と、照合結果処理部22とを備える。
解錠情報受信部19は、携帯端末4から解錠情報を受信する。ここで、解錠情報は、鍵装置7のシリアル番号と、解錠操作を行う携帯端末4の現在位置情報と、携帯端末4の端末IDとを含む。携帯端末4の現在位置情報は、管理サーバ1に解錠情報を送信する前に、携帯端末4が取得した位置情報である。
照合部21は、解錠情報が解錠条件記憶部35に記憶された解錠条件情報を満たすか否かを照合する。具体的には、照合部21は、解錠情報受信部19が受信した鍵装置7の解錠情報に含まれるシリアル番号に一致する解錠条件記憶部35のレコードを特定する。そして、照合部21は、解錠情報受信部19が受信した解錠情報に含まれる現在位置情報が、解錠条件記憶部35の特定したレコードの位置情報に一致するか否かを照合する。また、照合部21は、解錠情報受信部19が受信した解錠情報に含まれる端末IDが、解錠条件記憶部35の特定したレコードのユーザグループに属するか否かを照合する。
また、照合部21は、解錠情報が解錠条件情報を満たさない場合に、次に、解錠情報が解錠条件記憶部35に記憶された施錠時情報を満たすか否かを照合する。具体的には、照合部21は、解錠情報受信部19が受信した解錠情報に含まれる現在位置情報と端末IDとが、解錠条件記憶部35の特定したレコードの施錠時情報に一致するか否かを照合する。
照合結果処理部22は、照合部21による照合の結果、照合できた場合には、解錠指示信号を生成する。解錠指示信号は、鍵装置7に対する解錠を指示する信号であり、解錠条件記憶部35の特定したレコードに有する暗証情報を含む。また、照合結果処理部22は、照合部21による照合の結果、照合できなかった場合には、エラーの旨を出力するエラー信号を生成する。
情報送信部24は、施錠指示信号生成部16で生成した施錠指示信号や、照合結果処理部22で生成した解錠指示信号、エラー信号を、携帯端末4に対して送信する。
ユーザ処理部26は、ユーザ登録に関する処理を行う。具体的には、ユーザ処理部26は、アカウント情報の登録、ユーザ登録、グループ登録に関する処理を行う。
記憶部30は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部30は、プログラム記憶部31と、アカウント記憶部32と、ユーザ記憶部33と、グループ記憶部34と、解錠条件記憶部35とを備える。
プログラム記憶部31は、各種のプログラムを記憶するための記憶領域である。プログラム記憶部31は、管理プログラム31aを記憶している。管理プログラム31aは、管理サーバ1の制御部10が実行する各種機能を行うためのプログラムである。
アカウント記憶部32は、アカウントIDと、パスワードと、アカウント名と、端末IDとを記憶する記憶領域である。アカウントIDは、アカウントを識別するための識別情報である。アカウントIDは、この配送システム100を利用する集団ごとに設定する。パスワードは、アカウントIDに対応する。端末IDは、そのアカウントに属するユーザの端末IDである。
ユーザ記憶部33は、端末IDと、ユーザ名と、権限とを対応付けて記憶する記憶領域である。権限は、ユーザやグループの編集や閲覧の可否を設定するものである。なお、後述するアカウント作成者は、ユーザやグループの編集や閲覧等の全てを許可する権限を有する。
グループ記憶部34は、グループIDと、グループ名と、端末IDとを対応付けて記憶する記憶領域である。グループIDは、後述するグループを識別する識別情報である。端末IDは、そのグループに属するユーザの端末IDである。
解錠条件記憶部35は、施錠情報等を記憶する記憶領域である。
解錠条件記憶部35は、図3に示すように、シリアル番号と、解錠条件情報と、暗証情報と、施錠時情報とを有する。
解錠条件情報は、グループ名(グループ情報)と、位置情報とを含む。また、施錠時情報は、施錠操作をした携帯端末4に関する情報であり、施錠情報に含んで携帯端末4から送信される。施錠時情報は、携帯端末4の端末IDと、携帯端末4の現在位置情報とを含む。
図2に戻り、通信インタフェース部39は、携帯端末4との間での通信を行うためのインタフェースである。
なお、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、管理サーバ1は、制御部10、記憶部30等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
<携帯端末4>
携帯端末4は、鍵装置7を施錠し、及び、解錠する際にユーザが使用する。
図4(A)に示すように、携帯端末4は、制御部40と、記憶部60と、タッチパネルディスプレイ65と、GPS(Global Positioning System)受信部66と、アンテナ67と、IC(Integrated Circuit)チップ68と、通信インタフェース部69とを備える。
制御部40は、携帯端末4の全体を制御するCPUである。制御部40は、記憶部60に記憶されているOSやアプリケーションプログラム(以下、携帯端末4のアプリケーションプログラムを、「アプリ」ともいう。)を適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部40は、認証部41と、解錠条件受付部42(解錠条件受付手段)と、通信確立部43(情報取得手段)と、位置情報取得部44(位置情報取得手段)と、情報送信部45(施錠情報送信手段、解錠情報送信手段)と、情報受信部47と、指示信号出力部48(信号送信手段)と、管理画面出力部50(グループ設定画面出力手段、ユーザ設定画面出力手段)とを備える。
認証部41は、携帯端末4において鍵使用アプリ61a(後述する)を実行した後、ユーザにより入力されたアカウントID及びパスワードと、その携帯端末4の端末IDとを送信する。この処理によって、管理サーバ1では、認証処理を行う。
解錠条件受付部42は、鍵装置7の施錠設定時にユーザが入力した解錠条件情報を受け付ける。
通信確立部43は、鍵装置7との間で通信を確立する。そして、通信確立部43は、鍵装置7から、この鍵装置7のシリアル番号を受信する。
位置情報取得部44は、GPS受信部66を介して携帯端末4の現在位置情報を取得する。
情報送信部45は、鍵装置7の施錠操作時に、施錠情報を、管理サーバ1に対して送信する。施錠情報は、シリアル番号と、解錠条件情報と、施錠時情報とを含む。
また、情報送信部45は、鍵装置7の解錠操作時に、解錠情報を、管理サーバ1に対して送信する。解錠情報は、シリアル番号と、携帯端末4の端末IDと、位置情報取得部44が取得した現在位置情報とを含む。
情報受信部47は、施錠指示信号、解錠指示信号、エラー信号等を、管理サーバ1から受信する。
指示信号出力部48は、受信した指示信号が施錠指示信号又は解錠指示信号である場合には、それらの信号を、鍵装置7に対して送信する。
管理画面出力部50は、ユーザ登録やグループ登録に使用される画面を出力する。
記憶部60は、制御部40が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶領域である。記憶部60は、プログラム記憶部61を備える。
プログラム記憶部61は、各種のプログラムを記憶するための記憶領域である。プログラム記憶部61は、鍵使用アプリ61aを記憶している。鍵使用アプリ61aは、携帯端末4の制御部40が実行する各種機能を行うためのプログラムである。
タッチパネルディスプレイ65は、液晶パネル等で構成される表示部としての機能と、ユーザからの指等によるタッチ入力を検出する入力部としての機能とを有する。
GPS受信部66は、例えば、衛星から受信した電波を利用して、携帯端末4の現在の位置情報(緯度及び経度)を計測するものである。
アンテナ67は、携帯端末4(ICチップ68)が鍵装置7との間で近距離無線通信を行うためのアンテナである。
ICチップ68は、NFCの規格により作成された非接触ICチップである。NFCの規格(ISO/IEC18092(NFC IP−1)、ISO/IEC21481(NFC IP−2))では、13.56MHzの電磁波を使い、100mm程度の至近距離でデータ通信を行う近距離無線通信が可能である。
アンテナ67及びICチップ68は、携帯端末4を、リーダライタ機能を果たすために用いる。
通信インタフェース部69は、通信ネットワークNを介して管理サーバ1との間で通信を行うためのインタフェースである。
なお、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、携帯端末4は、制御部40、記憶部60等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
<鍵装置7>
図4(B)に示す鍵装置7は、制御部70と、電気錠74と、記憶部75と、アンテナ77と、ICチップ78とを備える。
制御部70は、鍵装置7の全体を制御するCPUである。制御部70は、記憶部75に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部70は、解錠照合部71と、錠制御部72と、記憶制御部73とを備える。
解錠照合部71は、携帯端末4から解錠指示信号を受信した場合に、解錠指示信号に含まれる暗証情報が、記憶部75に記憶された暗証情報に一致するか否かを照合する。
錠制御部72は、携帯端末4から施錠指示信号を受信した場合に、電気錠74を施錠するように制御する。また、錠制御部72は、携帯端末4から解錠指示信号を受信した場合に、解錠照合部71による照合の結果、照合ができたときには、電気錠74を解錠するように制御する。
記憶制御部73は、携帯端末4から施錠指示信号を受信した場合に、施錠指示信号に含まれる暗証情報を、記憶部75に記憶させる。また、記憶制御部73は、携帯端末4から解錠指示信号を受信した場合に、錠制御部72によって電気錠74を解錠制御したときには、記憶部75に記憶された暗証情報を消去する。
電気錠74は、電気的に施解錠をする機構を組み込んだ錠前である。
記憶部75は、制御部70が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶領域である。記憶部75は、シリアル番号を記憶している。
アンテナ77及びICチップ78は、携帯端末4のアンテナ67及びICチップ68と同様である。
次に、ユーザが配送システム100を利用する場合に、ユーザが携帯端末4を使用して行う事前設定に関する処理について、具体例に基づいて説明する。
図5は、第1実施形態に係る配送システム100の適用例を説明するための図である。
図6は、第1実施形態に係る携帯端末4での表示例を示す図である。
図7は、第1実施形態に係る管理サーバ1のユーザ記憶部33及びグループ記憶部34の例を示す図である。
なお、以下に示す例では、図5に示すように、配送システム100を、企業Kにおいて、複数の拠点(拠点A,B,C,D)に荷物等を配送する社内便に利用するものとして説明する。
図5に示す配送システム100は、配送容器9の配送を、拠点AB間、AD間、BC間で行う。よって、拠点BD間の配送容器9は、拠点Aを介して配送され、拠点AC間の配送容器9は、拠点Bを介して配送される。
そして、拠点Aでは、拠点Aを含むグループ名が設定されている配送容器9については、鍵装置7の施錠及び解錠を行うことができる。具体的には、「A⇔B」、「A⇔C」、「A⇔D」で使用する配送容器9については、拠点Aで鍵装置7の施錠及び解錠を行うことができる。また、拠点Aでは、拠点Aを含むグループ名に属するユーザであれば、鍵装置7の施錠及び解錠を行うことができる。具体的には、ユーザA1は、グループ名「A⇔B」、「A⇔C」、「A⇔D」のいずれにも属するため、「A⇔B」、「A⇔C」、「A⇔D」で使用する配送容器9については、鍵装置7の解錠を行うことができる。
<アカウント設定>
例えば、企業Kの情報システム部門のユーザ等、最初にこの配送システム100を利用するユーザであるアカウント作成者K1は、自身の携帯端末4を、例えば、通信ネットワークNを介してアプリ配信サーバ(図示せず)との間で通信させる。アプリ配信サーバは、様々な種類のアプリを記憶し、ダウンロードが可能なサーバである。そして、携帯端末4の制御部40は、アプリ配信サーバから鍵使用アプリ61aをダウンロードして、プログラム記憶部61に記憶させる。
次に、アカウント作成者K1がこの鍵使用アプリ61aを実行させると、携帯端末4の制御部40は、図6(A)に示すログイン画面80を、タッチパネルディスプレイ65に出力させる。そこで、アカウント作成者K1は、アカウント新規作成のためのボタン80aを選択することで、制御部40は、アカウントID、パスワード及びアカウント名を含むアカウント情報と、ユーザ名とを設定するための図示しないアカウント設定画面を、タッチパネルディスプレイ65に出力させる。アカウント作成者K1は、アカウント設定画面に対して入力することで、制御部40(認証部41)は、管理サーバ1に入力内容を送信し、管理サーバ1の制御部10(認証処理部11)は、アカウント情報、ユーザ名及び端末IDを受信する。制御部10(認証処理部11、ユーザ処理部26)は、アカウント情報を、アカウント記憶部32に記憶させる。また、制御部10(ユーザ処理部26)は、ユーザ名と、携帯端末4の端末IDとを、ユーザ記憶部33に記憶させる。その際、制御部10は、全ての処理を許可する「all」を権限に設定する。
このアカウントID及びパスワードは、企業Kのユーザが共通で使用する。そのため、アカウント作成者K1は、企業Kの各ユーザに電子メール等で、アカウントID及びパスワードを知らせる。その際、アプリ配信サーバへ接続するためのURI(Uniform Resource Identifier)や、鍵使用アプリ61aのアプリ名も共に知らせて、各ユーザの携帯端末4に、鍵使用アプリ61aをダウンロードさせやすくしてもよい。
<グループ登録>
アカウント設定が行われると、アカウント作成者K1の携帯端末4には、図6(B)に示すメニュー画面81が表示される。そこで、アカウント作成者K1は、管理メニューに遷移するためのボタン81cを選択し、図示しない管理メニューからグループ登録のためのボタンを選択することで、携帯端末4の制御部40(管理画面出力部50)は、図6(C)に示す登録グループ一覧画面82(グループ設定画面)を、タッチパネルディスプレイ65に表示させる。アカウント作成者K1は、新たなグループを設定する場合には、新規作成のボタン82aを選択してグループを入力することで、新たなグループ名を登録する。登録されたグループは、一覧表示部82bに一覧表示される。ここで、図5に示すような拠点Aから拠点Dまでの間での社内便で、配送システム100を利用する場合、「A⇔B」、「A⇔C」、「A⇔D」、「B⇔C」、「B⇔D」、「C⇔D」の6つのグループを設定する。図6(C)は、アカウント作成者K1によって、6つのグループが設定された状態を示す。
<ユーザ登録>
企業Kの各ユーザは、自身の携帯端末4を、アプリ配信サーバとの間で通信させて、鍵使用アプリ61aをダウンロードさせて記憶させる。
次に、ユーザが携帯端末4を使用してこの鍵使用アプリ61aを実行させると、携帯端末4の制御部40は、図6(A)に示すログイン画面80を出力する。そこで、ユーザは、予めアカウント作成者K1から通知されたアカウントID及びパスワードを入力して、ログインのボタン80bを選択することで、ログインを行う。携帯端末4の制御部40(認証部41)は、アカウントID及びパスワードの他、この携帯端末4の端末IDを、管理サーバ1に送信する。
管理サーバ1の制御部10(認証処理部11)は、アカウントID及びパスワードに一致するアカウント記憶部32のレコードを特定する。レコードが特定できた場合には、制御部10(認証処理部11)は、受信した端末IDが、特定したレコードに対応付けられているか否かを確認する。初めてログインした場合には、その携帯端末4の端末IDは、特定したレコードに対応付けられていない。そのため、管理サーバ1の制御部10(ユーザ処理部26)は、ユーザ名を登録するための図示しない登録申請画面を、携帯端末4に対して送信し、ユーザにユーザ名を登録させる。
管理サーバ1の制御部10(ユーザ処理部26)は、ユーザ名及び端末IDを受信した場合に、受信したユーザ名及び端末IDを、ユーザ記憶部33に記憶させる。図7(A)は、ユーザ記憶部33の例を示す。
また、制御部10(ユーザ処理部26)は、受信した端末IDを、アカウント記憶部32の対応するレコードに記憶させる。この処理を、各ユーザが各々の携帯端末4を使用して行うことで、1つのアカウントIDには、複数の端末IDが登録される。
<ユーザのグループ設定>
各ユーザがユーザ登録をすることで、ユーザ記憶部33に各ユーザの情報が登録された後に、アカウント作成者K1は、携帯端末4を使用してグループに属するユーザを設定するグループ設定を行う。
図6(C)に示す登録グループ一覧画面82において、編集するグループを選択させた状態で(図6(C)では、グループ名「A⇔B」が選択されている)、編集のためのボタン82cを選択することで、携帯端末4の制御部40(管理画面出力部50)は、図6(D)に示すグループ編集画面83(ユーザ設定画面)を、タッチパネルディスプレイ65に出力する。そこで、アカウント作成者K1は、表示されたグループ名に、グループ名が示す拠点に在籍するユーザを追加することで、管理サーバ1の制御部10(ユーザ処理部26)は、グループ記憶部34の該当のグループIDに、追加したユーザの端末IDを対応付ける。図7(B)は、グループ記憶部34の例を示す。
なお、管理サーバ1は、端末IDの他に、そのユーザの在籍する拠点情報を対応付けてユーザ記憶部33に記憶させておくことで、グループ編集画面83に表示させるユーザを、該当する拠点のユーザのみにすることができる。
<ユーザの権限設定>
ユーザ記憶部33に各ユーザの情報が登録された後に、アカウント作成者K1は、携帯端末4を使用して各ユーザの権限を設定することができる。権限としては、グループ内にユーザを追加する「メンバ追加」、グループ内のユーザを閲覧する「メンバ閲覧」、新たなグループを設定する「グループ設定」、権限を変更する「権限変更」等がある。
例えば、アカウント作成者K1は、拠点ごとに1人のユーザに対して「メンバ追加」を設定する場合がある。その場合には、アカウント作成者K1の携帯端末4に表示された図6(B)に示すメニュー画面81で、アカウント作成者K1が管理メニューに遷移するためのボタン81cを選択する。そして、図示しない管理メニューから登録メンバ一覧を表示させて、登録メンバ一覧のリスト上で、対象のユーザの権限を、「メンバ追加」に設定する。図7(A)に示すユーザ記憶部33は、ユーザ名「A1」に、権限「メンバ追加」が設定されている。
このように、ユーザに権限を設定することで、アカウント作成者K1の他に、権限が設定されたユーザも、メンバやグループの管理を行うことができる。
<鍵装置7の配布>
配送システム100の運営会社等は、必要個数の鍵装置7を、企業Kに配布する。企業Kでは、アカウント作成者K1が、各鍵装置7を、配送容器9が備えられた各拠点に配布する。
<施錠処理>
次に、実際に、携帯端末4を使用して、配送対象の荷物を収容した配送容器9に取り付けられた鍵装置7を施錠する処理について説明する。
図8は、第1実施形態に係る配送システム100での施錠処理を示すフローチャートである。
図9は、第1実施形態に係る携帯端末4での表示例を示す図である。
まず、ユーザは、事前に配送容器9に荷物を収容しておく。そして、ユーザは、携帯端末4を操作して鍵使用アプリ61aを実行し、ログイン後に出力される図6(B)に示すメニュー画面81から、施錠のためのボタン81aを選択する。そうすることで、図8のステップS(以下、単に「S」という。)10において、携帯端末4の制御部40は、例えば、図9(A)に示す施錠設定画面84を、タッチパネルディスプレイ65に出力させる。
施錠設定画面84は、リストボックス84aからグループ名(「A⇔B」、「A⇔C」等)を選択し、リストボックス84bから解錠場所(「拠点A」、「拠点B」、「拠点C」等)を選択して、鍵装置7及び管理サーバ1との間で通信を行うための画面である。制御部40(グループリスト出力手段)は、リストボックス84aに、グループ記憶部34に記憶されたグループ名をリスト形式で出力させる。なお、制御部40(グループリスト出力手段)は、リストボックス84aに、携帯端末4のユーザが属する拠点を含むグループだけを抽出して、そのグループ名をリスト表示するようにしてもよい。ここで、ユーザは、まず、このユーザ自身の拠点と配送容器9の配送先の拠点とを含むグループ名を選択する。また、ユーザは、配送容器9の配送先の拠点を、リストボックス84bから選択する。ここで、制御部40は、リストボックス84bを、リストボックス84aに連動させて、配送先の拠点を自動的に選択するようにしてもよい。
次に、ユーザが、施錠設定画面84の通信ボタン84cを選択することで、S11において、制御部40(通信確立部43)は、鍵装置7との間で通信を確立する。そして、制御部40は、鍵装置7に対してシリアル番号の要求信号を送信する。
S12において、鍵装置7の制御部70は、要求信号を受信し、記憶部75に記憶されたシリアル番号を取得して、送出する。
S13において、携帯端末4の制御部40(通信確立部43)は、鍵装置7から送出されたシリアル番号を受信する。そして、制御部40(位置情報取得部44)は、現在位置情報を取得し、制御部40(情報送信部45)は、シリアル番号と、施錠設定画面84で設定したグループ名及び配送先の拠点と、施錠時情報として携帯端末4の現在位置情報及び端末IDとを施錠情報として、管理サーバ1に対して送信する。
S14において、管理サーバ1の制御部10(施錠情報受信部13)は、施錠情報を受信する。
S15において、制御部10(暗証生成部14)は、暗証情報としてワンタイムパスワードを生成する。
S16において、制御部10(記憶制御部15)は、暗証情報と、施錠情報とを、解錠条件記憶部35に記憶させる。
S17において、制御部10(施錠指示信号生成部16)は、施錠指示信号を生成する。施錠指示信号は、施錠を指示する信号であり、S15で生成した暗証情報を含む。そして、制御部10(情報送信部24)は、施錠指示信号を、携帯端末4に送信する。その後、制御部10は、本処理を終了する。
S18において、携帯端末4の制御部40(情報受信部47)は、施錠指示信号を受信する。そして、制御部40(指示信号出力部48)は、施錠指示信号を鍵装置7に送信する。
S19において、鍵装置7の制御部70は、施錠指示信号を受信する。そして、制御部70(錠制御部72)は、施錠指示信号に基づいて、電気錠74を施錠する。また、制御部70(記憶制御部73)は、暗証情報を、記憶部75に記憶させる。
S20において、制御部70は、完了信号を携帯端末4に送信する。その後、制御部70は、本処理を終了する。
S21において、携帯端末4の制御部40は、完了信号を受信し、施錠された旨の表示を、タッチパネルディスプレイ65に出力する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
このように、配送システム100では、管理サーバ1、携帯端末4及び鍵装置7による一連の処理によって、鍵装置7の施錠を行うことができる。
そして、施錠された鍵装置7が取り付けられた配送容器9は、施錠された状態で配送先に配送することができる。
<解錠処理>
次に、配送先において、携帯端末4を使用して、配送対象の荷物を収容した配送容器9に対する鍵装置7を解錠する場合について説明する。なお、配送前に、鍵装置7が施錠された後であって、配送前に配送容器9を解錠したい場合についても、あわせて説明する。
図10及び図11は、第1実施形態に係る配送システム100での解錠処理を示すフローチャートである。
鍵装置7を解錠したいユーザは、自身の携帯端末4の鍵使用アプリ61aを実行し、ログイン後に出力される図6(B)に示すメニュー画面81から、解錠のためのボタン81bを選択する。そうすることで、図10のS30において、携帯端末4の制御部40(位置情報取得部44)は、現在位置情報を取得する。
次に、S31において、制御部40は、例えば、図9(B)に示す解錠画面85を、タッチパネルディスプレイ65に出力させる。
解錠画面85は、鍵装置7及び管理サーバ1との間で通信を行うための画面である。また、解錠画面85は、この携帯端末4の現在位置情報を、位置表示領域85aに表示させる。
ここで、S30の処理とS31の処理とは、同時に行ってもよいし、S31の処理の後にS30の処理を行ってもよい。現在位置情報の取得に時間がかかる場合を考慮したものである。その場合には、例えば、現在位置情報が取得できたところで、位置表示領域85aに携帯端末4の現在位置情報を更新表示すればよい。
ユーザが、解錠画面85の通信ボタン85bを選択することで、S32において、携帯端末4の制御部40(通信確立部43)は、鍵装置7との間で通信を確立する。そして、制御部40は、鍵装置7に対してシリアル番号の要求信号を送信する。
S33において、鍵装置7の制御部70は、要求信号を受信したことに応じて、記憶部75に記憶されたシリアル番号を取得して、送出する。
S34において、携帯端末4の制御部40(通信確立部43)は、鍵装置7から送出されたシリアル番号を受信する。そして、制御部40(情報送信部45)は、シリアル番号と、携帯端末4の現在位置情報及び端末IDとを解錠情報として、管理サーバ1に対して送信する。
S35において、管理サーバ1の制御部10(解錠情報受信部19)は、解錠情報を受信する。
S36において、制御部10(照合部21)は、解錠情報に含まれるシリアル番号に一致する解錠条件記憶部35のレコードを特定する。なお、レコードが特定できなかった場合には、制御部10は、処理をS39に移す。特定できなかった場合とは、例えば、別のアカウントIDを使用して施錠されている場合等が該当する。
S37において、制御部10(照合部21)は、特定したレコードに含まれる解錠条件情報と、受信した解錠情報に含まれる現在位置情報及び端末IDとを照合することで、解錠情報に含まれる現在位置情報及び端末IDが、解錠条件情報を満たすか否かを判断する。照合の結果、照合できた場合(S37:YES)には、制御部10は、処理をS40に移す。照合できた場合とは、携帯端末4のユーザの位置が、施錠時に設定した配送先であり、かつ、グループ記憶部34を参照して携帯端末4の端末IDに対応するグループ名が、施錠時に設定したグループ名に一致する場合である。ここで、後者の条件は、携帯端末4のユーザが、設定したグループに属する場合を示す。他方、照合の結果、照合できなかった場合(S37:NO)には、制御部10は、処理をS38に移す。
S38において、制御部10(照合部21)は、特定したレコードに含まれる施錠時情報と、受信した解錠情報に含まれる現在位置情報及び端末IDとを照合することで、解錠情報に含まれる現在位置情報及び端末IDが、施錠時情報に一致するか否かを判断する。
照合の結果、照合できた場合(S38:YES)には、制御部10は、処理をS40に移す。照合できた場合とは、施錠時のユーザが、施錠時と同じ場所で解錠操作を行った場合が該当する。ここで、鍵装置7が施錠された後、配送容器9を解錠したい場合がある。例えば、配送容器9に入れてしまった不必要な荷物を取り出したい場合や、必要な荷物を入れ忘れたので、追加で入れたい場合が該当する。そのような場合であっても、制御部10は、施錠時の情報と照合することで、施錠時と同じ場所において同じユーザによる解錠操作であれば解錠を許容する。そうすることで、配送システム100を、利便性を高めたものにすることができる。
他方、照合の結果、照合できなかった場合(S38:NO)には、制御部10は、処理をS39に移す。照合できなかった場合とは、配送先の位置ではない位置で解錠しようとした場合(図5の(#a)参照)や、配送先の位置であっても、設定されたグループのユーザではない者が解錠しようとした場合(図5の(#b)参照)等が該当する。
S39において、制御部10(照合結果処理部22)は、エラー信号を生成する。そして、制御部10(情報送信部24)は、生成したエラー信号を、携帯端末4に送信する。その後、制御部10は、本処理を終了する。
S40において、制御部10(照合結果処理部22)は、解錠指示信号を生成する。そして、制御部10(情報送信部24)は、生成した解錠指示信号を、携帯端末4に送信する。解錠指示信号は、解錠を指示する信号であり、解錠条件記憶部35の特定したレコードに有する暗証情報を含む。その後、制御部10は、本処理を終了する。
図11のS41において、携帯端末4の制御部40(情報受信部47)は、解錠指示信号を受信したか否かを判断する。解錠指示信号を受信した場合(S41:YES)には、制御部40は、処理をS42に移す。他方、解錠指示信号を受信していない場合(S41:NO)、つまり、エラー信号を受信した場合には、制御部40は、処理をS50に移す。
S42において、制御部40(指示信号出力部48)は、解錠指示信号を、鍵装置7に送信する。その後、制御部40は、処理をS48に移す。
S43において、鍵装置7の制御部70は、解錠指示信号を受信する。そして、制御部70(解錠照合部71)は、解錠指示信号に含まれる暗証情報と、記憶部75に記憶されている暗証情報とを照合する。
S44において、制御部70は、照合できたか否かを判断する。照合できた場合(S44:YES)には、制御部70は、処理をS45に移す。他方、照合できなかった場合(S44:NO)には、制御部70は、処理をS47に移す。ここで、照合できた場合は、正規なユーザによって、正規な処理がされた場合である。他方、照合できなかった場合は、例えば、正規ではない第三者により、不正に生成された信号を受信した場合である。
S45において、制御部70(錠制御部72)は、解錠処理を行う。具体的には、制御部70は、受信した解錠指示信号に基づいて、電気錠74を解錠する。
S46において、制御部70は、完了信号を送出する。また、鍵装置7は、記憶部75に記憶された暗証情報を消去する。その後、制御部70は、本処理を終了する。
S47において、制御部70は、エラー信号を生成して送出する。なお、この場合には、制御部70は、電気錠74を解錠しない。その後、制御部70は、本処理を終了する。
S48において、携帯端末4の制御部40は、鍵装置7から受信した信号が完了信号であるか否かを判断する。完了信号を受信した場合(S48:YES)には、制御部40は、処理をS49に移し、解錠された旨の表示を、タッチパネルディスプレイ65に出力する。その後、制御部40は、本処理を終了する。他方、完了信号を受信しなかった場合(S48:NO)には、制御部40は、処理をS50に移す。
S50において、制御部40は、エラー信号に対応したエラー画面を、タッチパネルディスプレイ65に出力する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
このように、第1実施形態の配送システム100によれば、以下のような効果がある。
(1)鍵装置7を解錠可能な位置と、解錠可能なユーザグループとを、施錠時に携帯端末4を使用して登録することで、鍵装置7を施錠させ、解錠可能な位置で、解錠可能なユーザによる携帯端末4を使用した解錠処理によって、初めて鍵装置7を解錠できる。よって、解錠可能な位置以外では、鍵装置7を解錠できず、また、解錠可能なユーザ以外では、鍵装置7を解錠できないので、配送中の覗き見を防止でき、配送中に盗難にあった場合であっても、配送容器9を開けることができないようにできる。
(2)ユーザの携帯端末4を用いて鍵装置7の施錠及び解錠をするため、ユーザ自身が所持する携帯端末4を使用すればよく、システム構築を簡単に行うことができる。
また、鍵装置7は、施錠時及び解錠時に、シリアル番号を送出し、解錠時に受信した暗証情報と照合するだけの処理を行うものであるため、鍵装置7を安価に製造でき、配送システム100を安価に構築できる。
(3)施錠時の位置であって、施錠したユーザによる解錠を許可するので、例えば、配送前に配送容器9への出し入れを行いたい場合に、解錠できる。よって、運用面においてより柔軟な対応が可能な配送システム100を提供できる。
(4)施錠時に管理サーバ1で生成した暗証情報を鍵装置7に記憶させておき、解錠時に、管理サーバ1に記憶された暗証情報と、施錠時に鍵装置7に記憶した暗証情報とが合致した場合にのみ解錠を行うようにする。よって、なりすましによって解錠指示信号を鍵装置7に送信しても、暗証情報が合致することがなく、解錠不可にでき、セキュリティ性を向上できる。
(5)施錠及び解錠を許可するユーザを含んだユーザグループを使用して、解錠条件情報を設定するので、複数のユーザのいずれかが解錠する場合にも適用でき、柔軟な運用に耐えうるシステムにできる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、時間指定の配送に用いる場合について説明する。なお、以降の説明において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
<配送システム200の全体構成>
図12は、第2実施形態に係る管理サーバ201の機能ブロックを示す図である。
図13は、第2実施形態に係る管理サーバ201の解錠条件記憶部235の項目例を示す図である。
配送システム200は、管理サーバ201と、携帯端末4と、鍵装置7とを備える。
<管理サーバ201>
図12に示すように、管理サーバ201は、制御部210と、記憶部230と、通信インタフェース部39とを備える。
管理サーバ201の制御部210は、認証処理部11と、施錠処理部12と、解錠処理部218と、情報送信部24と、ユーザ処理部26とを備える。
解錠処理部218は、解錠情報受信部19と、日時取得部220と、照合部221と、照合結果処理部22とを備える。
日時取得部220は、現在日時の日時情報を取得する。日時情報は、例えば、管理サーバ201に時計を有してもよいし、電波時計のように外部から取得してもよい。
照合部221は、解錠情報が解錠条件記憶部235に記憶された解錠条件情報を満たすか否かを照合する。具体的には、照合部221は、解錠情報受信部19が受信した解錠情報に含まれるシリアル番号に一致する解錠条件記憶部235のレコードを特定する。そして、照合部221は、解錠情報受信部19が受信した解錠情報に含まれる現在位置情報が、解錠条件記憶部235の特定したレコードの位置情報に一致するか否かを照合する。また、照合部221は、解錠情報受信部19が受信した解錠情報に含まれる端末IDが、解錠条件記憶部235の特定したレコードのユーザグループに属するか否かを照合する。さらに、照合部221は、日時取得部220で取得した日時情報が、解錠条件記憶部235の特定したレコードの日時情報に合致するか否かを照合する。
また、照合部221は、解錠条件情報を満たさない場合には、解錠情報と、日時取得部220で取得した日時情報とが、解錠条件記憶部235に記憶された施錠時情報及び臨時情報を満たすか否かを照合する。具体的には、照合部221は、解錠情報受信部19が受信した解錠情報に含まれる現在位置情報及び端末IDが、解錠条件記憶部235の特定したレコードの施錠時情報に一致するか否かを照合する。また、照合部221は、日時取得部220で取得した日時情報が、解錠条件記憶部235の特定したレコードの臨時情報に含まれるか否かを照合する。
記憶部230は、プログラム記憶部231と、アカウント記憶部32と、ユーザ記憶部33と、グループ記憶部34と、解錠条件記憶部235とを備える。
プログラム記憶部231は、管理サーバ201の制御部210が実行する各種機能を行うためのプログラムである管理プログラム231aを記憶している。
解錠条件記憶部235は、図13に示すように、シリアル番号と、解錠条件情報と、臨時情報と、暗証情報と、施錠時情報とを有する。
解錠条件情報は、グループ名と、位置情報と、日時情報とを含む。臨時情報は、緊急での解錠を許可する時間に関する情報である緊急解錠時間を含む。
なお、携帯端末4及び鍵装置7は、第1実施形態と同様である。
次に、ユーザが配送システム200での処理について説明する。
図14は、第2実施形態に係る配送システム200の適用例を説明するための図である。
図14に示す例では、配送システム200を、試験管理団体Mにおいて、複数の拠点(拠点X,Y,Z)に試験問題の問題用紙を配送する際に利用するものとして説明する。ここで、問題用紙は、試験開始直前までその内容が漏れないようにしなければならない。そのため、試験管理団体Mは、配送容器9に問題用紙を収容して鍵装置7による施錠をし、各拠点において、試験開始直前に、初めて解錠可能になるのが望ましい。
アカウント設定は、例えば、試験管理団体Mのアカウント作成者M1が行う。
また、アカウント作成者M1は、グループ登録として、拠点Xから拠点Zまでの3つのグループを設定する。
そして、アカウント作成者M1は、拠点Xから拠点ZまでのスタッフであるユーザにアカウントID及びパスワードを連絡し、拠点Xから拠点Zのユーザ(この例では、ユーザX1,Y1,Z1)は、連絡されたアカウントID及びパスワードを使用してログインして、この配送システム200を利用できるようにする。
アカウント作成者M1は、ユーザによるログイン完了後に、ユーザのグループ登録を行う。
なお、これらの事前処理の方法は、第1実施形態と同様のため、詳細な説明を省略する。
<施錠処理>
次に、実際に、携帯端末4を使用して、配送対象の荷物を収容した配送容器9に取り付けられた鍵装置7を施錠する処理について説明する。
図15は、第2実施形態に係る配送システム200での施錠処理を示すフローチャートである。
図16は、第2実施形態に係る携帯端末4での表示例を示す図である。
まず、事前に、試験管理団体Mでは、拠点X,Y,Zに配送する配送容器9に問題用紙を収容しておく。そして、配送システム200の運営会社等により、試験管理団体Mに配布された鍵装置7を使って施錠をする。
図15のS210において、携帯端末4の制御部40は、図16に示す施錠設定画面284を、タッチパネルディスプレイ65に出力させる。
施錠設定画面284は、ユーザによる入力を行うものとして、リストボックス284aと、住所入力部284bと、時間入力部284cと、臨時入力部284dとを備える。
リストボックス284aは、拠点Xから拠点Zまでのいずれかを指定するためのものである。このリストボックス284aに選択可能に表示されるグループは、事前にグループ設定をしたものである。
住所入力部284bは、解錠を許可する場所の住所を入力するためのものである。なお、住所を手入力してもよいが、「地図」ボタンを選択し、別画面として表示された地図情報から位置を指定させることで入力してもよい。
時間入力部284cは、解錠を許可する時間を入力するためのものである。入力する時間は、FROM−TOを入力することで範囲を指定してもよいし、FROMのみを入力することで、指定した時間以降であれば、いつでも解錠を許可するようにしてもよい。
臨時入力部284dは、緊急解錠時間を入力するためのものである。例えば、配送前の時間を指定することができる。
図15のS211及びS212の処理は、第1実施形態(図8)のS11及びS12の処理と同様である。
S213において、制御部40(位置情報取得部44、情報送信部45)は、施錠情報として、シリアル番号と、施錠設定画面284で設定したグループ名、解錠場所、解錠時間、緊急解錠時間と、施錠時情報として携帯端末4の現在位置情報及び端末IDとを、管理サーバ201に対して送信する。
S214及びS215の処理は、第1実施形態(図8)のS14及びS15の処理と同様である。
S216において、管理サーバ201の制御部210(記憶制御部15)は、暗証情報と、施錠情報とを、解錠条件記憶部235の各項目に記憶させる。
S217以降の処理は、第1実施形態(図8)のS17以降の処理と同様である。
<解錠処理>
図17は、第2実施形態に係る配送システム200での解錠処理を示すフローチャートである。なお、図17に続くフローチャートは、第1実施形態の図11と同様であるので、その説明を省略する。
S230からS236までの処理は、第1実施形態(図10)のS30からS36までの処理と同様である。
S236aにおいて、管理サーバ201の制御部210(日時取得部220)は、日時取得処理を行う。
S237において、制御部210(照合部221)は、特定したレコードに含まれる解錠条件情報と、受信した解錠情報に含まれる現在位置情報及び端末ID並びに日時取得処理で取得した日時情報とを照合することで、解錠情報に含まれる現在位置情報及び端末ID並びに日時情報が、解錠条件を満たすか否かを判断する。照合の結果、照合できた場合(S237:YES)には、制御部210は、処理をS240に移す。他方、照合の結果、照合できなかった場合(S237:NO)には、制御部210は、処理をS238に移す。
S238において、制御部210(照合部221)は、特定したレコードに含まれる施錠時情報及び臨時情報と、受信した解錠情報に含まれる現在位置情報及び端末ID並びに日付取得処理で取得した日時情報とを照合することで、解錠情報に含まれる現在位置情報及び端末IDが、施錠時情報に一致し、現在の日時が緊急解錠時間内であるか否かを判断する。照合の結果、照合できた場合(S238:YES)には、制御部210は、処理をS240に移す。他方、照合の結果、照合できなかった場合(S238:NO)には、制御部210は、処理をS239に移す。
S239以降の処理は、第1実施形態(図10及び図11)のS39以降の処理と同様である。
このように、第2実施形態の配送システム200によれば、以下のような効果がある。
(1)解錠可能な日時を含んで、施錠時に携帯端末4を使用して登録することで、鍵装置7を施錠させ、解錠可能な位置で、解錠可能な日時に、解錠可能なユーザによる携帯端末4を使用した解錠処理によって、初めて鍵装置7を解錠できる。よって、日時に関する条件を加えることによって、さらにセキュリティ性が向上できる。
(2)緊急解錠期間を施錠時に設定でき、例えば、配送容器9が施錠したユーザの手元から離れる時間を緊急解錠期間として設定することで、緊急解錠期間内であれば、配送容器9への出し入れを行いたい場合に解錠できる。よって、緊急解錠期間を越えた場合には、配送前であっても解錠できなくすることで、セキュリティ性を更に向上できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)各実施形態では、グループ登録を行うものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、解錠を許可するユーザを設定せず、解錠可能な位置であり、かつ、解錠可能な時間であれば、その位置及び時間で用いられる携帯端末によって、鍵装置を解錠するようにしてもよい。そのようにすることで、アカウントID及びパスワードを知るユーザであれば、配送容器を開けることができ、本システムを、利便性を優先した使用に適用できる。
(2)各実施形態では、携帯端末と鍵装置とをNFCによる近距離無線通信を利用するものとして説明したが、これに限定されない。Bluetooth(登録商標)等を利用した近距離無線通信であってもよい。
(3)各実施形態で説明した施錠設定画面及び解錠画面は、一例である。第1実施形態の解錠場所を、住所を指定するものであってもよいし、第2実施形態の解錠場所を、リストから選択するようにしてもよい。
(4)各実施形態で説明したアカウント記憶部、ユーザ記憶部及びグループ記憶部は、一例である。アカウントごとにユーザ及びグループが管理できるものであれば、他の保有方法であってもよい。
1,201 管理サーバ
4 携帯端末
7,7a,7b 鍵装置
9,9a,9b 配送容器
10,40,70,210 制御部
12 施錠処理部
14 暗証生成部
15 記憶制御部
18,218 解錠処理部
21,221 照合部
24 情報送信部
26 ユーザ処理部
30,60,75,230 記憶部
31a,231a 管理プログラム
35,235 解錠条件記憶部
42 解錠条件受付部
43 通信確立部
44 位置情報取得部
45 情報送信部
48 指示信号出力部
50 管理画面出力部
61a 鍵使用アプリ
65 タッチパネルディスプレイ
66 GPS受信部
68,78 ICチップ
71 解錠照合部
72 錠制御部
74 電気錠
100,200 配送システム
220 日時取得部
N 通信ネットワーク

Claims (10)

  1. 配送対象の荷物を収容可能な配送容器に一体として設けられ、又は、前記配送容器の外部に取り付けられて、外部から受信した信号により施錠及び解錠を制御する鍵装置と、
    前記鍵装置との間で近距離無線通信が可能な携帯端末と、
    前記携帯端末との間で通信可能に接続された管理サーバと、
    を備えた配送システムであって、
    前記携帯端末は、
    現在位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    解錠操作を受け付けた場合に、前記鍵装置を識別する装置識別情報を前記鍵装置から取得する情報取得手段と、
    前記装置識別情報と、前記解錠操作を受け付けたときの前記現在位置情報と、前記携帯端末又は前記携帯端末のユーザを識別する端末識別情報とを含む解錠情報を、前記管理サーバに送信する解錠情報送信手段と、
    を備え、
    前記管理サーバは、
    前記装置識別情報と、解錠を許可する位置に関する位置情報及び解錠を許可するユーザグループに関するグループ情報を含む解錠条件情報とを対応付けて記憶する解錠条件記憶部と、
    前記携帯端末から受信した前記解錠情報の前記装置識別情報に基づいて前記解錠条件記憶部に記憶された前記解錠条件情報を特定し、前記解錠情報の前記現在位置情報が前記解錠条件情報の位置情報に合致し、かつ、前記解錠情報の端末識別情報が前記解錠条件情報のグループ情報に含まれるものであるか否かを照合する照合手段と、
    前記照合手段により照合できた場合に、解錠指示信号を、前記携帯端末に送信する指示信号送信手段と、
    を備え、
    前記携帯端末は、前記管理サーバから解錠指示信号を受信した場合に、前記解錠指示信号を前記鍵装置に送信する信号送信手段を備え、
    前記鍵装置は、前記携帯端末から受信した前記解錠指示信号に基づいて解錠制御を行うこと、
    を特徴とする配送システム。
  2. 請求項1に記載の配送システムにおいて、
    前記携帯端末の前記情報取得手段は、施錠操作を受け付けた場合に、前記鍵装置から前記装置識別情報を取得し、
    前記携帯端末は、
    前記解錠条件情報の入力を受け付ける解錠条件受付手段と、
    前記装置識別情報と、前記解錠条件情報とを含む施錠情報を、前記管理サーバに送信する施錠情報送信手段と、
    を備え、
    前記管理サーバは、前記携帯端末から受信した前記施錠情報に含まれる前記装置識別情報と、前記解錠条件情報とを、前記解錠条件記憶部に記憶する記憶制御手段を備え、
    前記管理サーバの前記指示信号送信手段は、施錠指示信号を、前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末の前記信号送信手段は、前記管理サーバから受信した施錠指示信号を、前記鍵装置に送信すること、
    を特徴とする配送システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配送システムにおいて、
    前記管理サーバの前記解錠条件記憶部は、解錠を許可する日時に関する日時情報を、前記解錠条件情報にさらに含んで記憶しており、
    前記管理サーバは、日時情報を取得する日時情報取得手段を備え、
    前記管理サーバの前記照合手段は、前記日時情報取得手段により前記携帯端末から前記解錠情報を受信したときの日時情報を取得し、前記解錠情報の前記装置識別情報に基づいて前記解錠条件記憶部に記憶された前記解錠条件情報を特定し、さらに、取得した日時情報が前記解錠条件情報の日時情報に合致するか否かを照合すること、
    を特徴とする配送システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の配送システムにおいて、
    前記管理サーバの前記解錠条件記憶部は、施錠を依頼した際の前記携帯端末の現在位置情報及び前記端末識別情報を含む依頼時情報を、前記装置識別情報にさらに対応付けて記憶し、
    前記管理サーバは、前記携帯端末から受信した前記解錠情報の前記装置識別情報に対応付けられた前記依頼時情報と、前記解錠情報に含まれる現在位置情報及び端末識別情報とを照合する臨時照合手段を備え、
    前記管理サーバの前記指示信号送信手段は、前記臨時照合手段により照合できた場合に、前記解錠指示信号を、前記携帯端末に送信すること、
    を特徴とする配送システム。
  5. 請求項4に記載の配送システムにおいて、
    前記管理サーバの前記解錠条件記憶部は、臨時解錠期間を、前記装置識別情報にさらに対応付けて記憶し、
    前記管理サーバは、日時情報を取得する日時情報取得手段を備え、
    前記管理サーバの前記臨時照合手段は、前記日時情報取得手段により前記携帯端末から前記解錠情報を受信したときの日時情報を取得し、前記解錠情報の前記装置識別情報に対応付けられた前記臨時解錠期間を、前記日時情報が満たす場合に、前記装置識別情報に対応付けられた前記依頼時情報と、前記解錠情報に含まれる現在位置情報及び端末識別情報とを照合すること、
    を特徴とする配送システム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の配送システムにおいて、
    前記管理サーバは、暗証情報を生成する暗証情報生成手段を備え、
    前記管理サーバの前記解錠条件記憶部は、施錠の際に生成した前記暗証情報を、前記解錠条件情報に対応付けて記憶しており、
    前記管理サーバの前記指示信号送信手段は、前記暗証情報を含む解錠指示信号を、前記携帯端末に送信し、
    前記鍵装置は、前記携帯端末から前記解錠指示信号を受信した場合に、前記解錠指示信号に含まれる前記暗証情報と、施錠の際に前記管理サーバによって生成され前記携帯端末を介して受信して記憶した暗証情報とを照合し、照合できたときに解錠制御を行うこと、
    を特徴とする配送システム。
  7. 配送対象の荷物を収容可能な配送容器に一体として設けられ、又は、前記配送容器の外部に取り付けられ、外部から受信した信号により施錠及び解錠を制御する鍵装置と、
    前記鍵装置の間で近距離無線通信が可能な携帯端末と、
    前記携帯端末との間で通信可能に接続された管理サーバと、
    を備えた配送システムであって、
    前記携帯端末は、
    現在位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    解錠操作を受け付けた場合に、前記鍵装置を識別する装置識別情報を前記鍵装置から取得する情報取得手段と、
    前記装置識別情報と、前記解錠操作を受け付けたときの前記現在位置情報とを含む解錠情報を、前記管理サーバに送信する解錠情報送信手段と、
    を備え、
    前記管理サーバは、
    前記装置識別情報と、解錠を許可する位置に関する位置情報及び解錠を許可する日時に関する日時情報を含む解錠条件情報とを対応付けて記憶する解錠条件記憶部と、
    日時情報を取得する日時情報取得手段と、
    前記携帯端末から受信した前記解錠情報の前記装置識別情報に基づいて前記解錠条件記憶部に記憶された前記解錠条件情報を特定し、前記解錠情報の前記現在位置情報が前記解錠条件情報の位置情報に合致し、かつ、前記解錠情報を受信した日時情報が前記解錠条件情報の日時情報に合致するか否かを照合する照合手段と、
    前記照合手段により照合できた場合に、解錠指示信号を、前記携帯端末に送信する指示信号送信手段と、
    を備え、
    前記携帯端末は、前記管理サーバから解錠指示信号を受信した場合に、前記解錠指示信号を前記鍵装置に送信する信号送信手段を備え、
    前記鍵装置は、前記携帯端末から受信した前記解錠指示信号に基づいて解錠制御を行うこと、
    を特徴とする配送システム。
  8. 配送対象の荷物を収容可能な配送容器に一体として設けられ、又は、前記配送容器の外部に取り付けられ、外部から受信した信号により施錠及び解錠を制御する鍵装置と、前記鍵装置の施錠及び解錠を管理する管理サーバとの間を仲介する携帯端末であって、
    施錠操作を受け付けた場合に、前記鍵装置を識別する装置識別情報を前記鍵装置から取得する情報取得手段と、
    前記鍵装置の解錠を許可するユーザグループに関するグループ情報と、他の解錠を許可する条件に関する付加情報と含む解錠条件情報の入力を受け付ける解錠条件受付手段と、
    前記装置識別情報と、前記解錠条件情報とを含む施錠情報を、前記管理サーバに送信する施錠情報送信手段と、
    前記施錠情報送信手段による送信後に前記管理サーバから受信した施錠指示信号を、前記鍵装置に送信する信号送信手段と、
    を備えること、
    を特徴とする携帯端末。
  9. 請求項8に記載の携帯端末において、
    前記鍵装置の施錠及び解錠を許可するグループを設定するためのグループ設定画面を出力するグループ設定画面出力手段と、
    前記グループ設定画面により設定されたグループの選択を受け付けたことに応じて、前記グループに属するユーザを設定するためのユーザ設定画面を出力するユーザ設定画面出力手段と、
    前記ユーザ設定画面によりユーザが設定されたグループであるユーザグループに関するグループ情報を、リスト形式で出力するグループリスト出力手段と、
    を備え、
    前記解錠条件受付手段は、前記グループリスト出力手段により出力されたグループ情報のうち1つのグループ情報の選択と、前記付加情報の入力とを受け付けること、
    を特徴とする携帯端末。
  10. 配送対象の荷物を収容可能な配送容器に一体として設けられ、又は、前記配送容器の外部に取り付けられ、外部から受信した信号により施錠及び解錠を制御する鍵装置と、前記鍵装置の施錠及び解錠を管理する管理サーバとの間を仲介する携帯端末で実行するプログラムであって、
    前記携帯端末を、
    施錠操作を受け付けた場合に、前記鍵装置を識別する装置識別情報を前記鍵装置から取得する情報取得手段と、
    前記鍵装置の解錠を許可するユーザグループに関するグループ情報と、他の解錠を許可する条件に関する付加情報と含む解錠条件情報の入力を受け付ける解錠条件受付手段と、
    前記装置識別情報と、前記解錠条件情報とを含む施錠情報を、前記管理サーバに送信する施錠情報送信手段と、
    前記施錠情報送信手段による送信後に前記管理サーバから受信した施錠指示信号を、前記鍵装置に送信する信号送信手段と、
    して機能させること、
    を特徴とするプログラム。
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