JP3433855B2 - 輸送容器管理システム - Google Patents

輸送容器管理システム

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JP3433855B2 JP02691095A JP2691095A JP3433855B2 JP 3433855 B2 JP3433855 B2 JP 3433855B2 JP 02691095 A JP02691095 A JP 02691095A JP 2691095 A JP2691095 A JP 2691095A JP 3433855 B2 JP3433855 B2 JP 3433855B2
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    • Y10T70/5009For portable articles
    • Y10T70/5031Receptacle

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図6) 作用(図1〜図6) 実施例 ・第1実施例の説明(図7〜図12) ・第2実施例の説明(図13) ・第3実施例の説明(図14〜図19) ・第4実施例の説明(図20) ・第5実施例の説明(図21) ・その他(図22,図23) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば金融機関や宅配
等の運送業務における金品等の貴重品荷物の輸送の際
の、安全管理に用いて好適な、輸送容器管理システムに
関する。
【0003】
【従来の技術】一般的に、金融機関において現金を輸送
するに際しては、現金を金庫に収納して施錠し、この金
庫を現金輸送車に積載することにより所定の場所への輸
送が行なわれる一方、宅配等の運送業においても、宅配
荷物を配送車に積載して所定の場所への輸送が行なわれ
ている。
【0004】近年、上述の金融機関における現金輸送や
宅配等の荷物を輸送する業務において、現金輸送車襲撃
や、宅配荷物の盗難等に代表されるような業務遂行中の
犯罪が頻繁に発生しており、業務遂行中の配送物の安全
管理システムとしての輸送容器管理システムの構築が要
求されている。例えば、一般的な現金の輸送にて適用さ
れる輸送容器管理システムにおいては、現金輸送車の現
金を入れたケースを乗せ、金融機関の間を輸送している
が、この輸送経路や運搬時刻を不定期に変更するととも
に、これらの情報を秘密とするようになっている。
【0005】また、運搬の途中や到着した時の無線等に
よる警備会社との通信により確認を行なうとともに、現
金輸送車のドア及びケースを施錠することにより、輸送
業務の安全性を確保するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな一般的な輸送容器管理システムにおいては、例えば
鍵は現金輸送車の扉やケースに設けられている物理的な
鍵のみであり、警送者(警備をしながら運送する人)か
又は銀行員以外は所持しないことにより、安全を保証し
ていた。従って、この現金輸送車を乗り逃げされたり、
中のケースを持ち逃げされた場合には、鍵を簡単に開け
ることができる。
【0007】また、現金輸送車の位置を追跡する手段が
なかったため、現金輸送車を乗り逃げされた場合には、
何処にいるのか知ることができなかった。本発明は、こ
のような課題に鑑み創案されたもので、輸送物の位置情
報を検出する手段を設け、解錠制御を所定条件下で行な
うことにより、安全性を向上させた輸送容器管理システ
ムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の関連技術
を説明するブロック図であり、この図1において、7は
輸送容器であり、この輸送容器7は輸送時に物品を収納
した状態で閉蓋され鍵機構1により施錠されるようにな
っている。また、この輸送容器7は鍵機構1の他に鍵駆
動手段2,記憶手段3,位置検出手段4,位置照合手段
5及び解錠指示手段6をそなえている。
【0009】ここで、鍵駆動手段2は鍵機構1を駆動し
て鍵機構1の施錠/解錠状態を切り換えるもの、記憶手
段3は鍵機構1を解錠すべき輸送先の位置情報を予め記
憶するもの、位置検出手段4は現在の所在位置を検出す
るものである。さらに、位置照合手段5は、鍵機構1の
解錠操作時に記憶手段3に記憶されている輸送先の位置
情報と位置検出手段4により検出された所在位置情報と
を照合してこれらの位置情報が一致するか否かを判定す
るものである。
【0010】また、解錠指示手段6は、位置照合手段5
により輸送先の位置情報と所在位置情報とが一致すると
判定された場合に鍵駆動手段2に対して鍵機構1の解錠
を指示するものである。さらに、輸送容器7は、位置照
合手段5により輸送先の位置情報と所在位置情報とが一
致すると判定された場合に、所在位置情報を付加した輸
送先到着情報を上位装置へ送信する送信手段をそなえる
ことができる。
【0011】また、輸送容器7は、位置照合手段5によ
り輸送先の位置情報と所在位置情報とが不一致であると
判定された場合に、警報を発生する警報手段9Aと、警
報情報を上位装置へ送信する送信手段9Bとをそなえる
ことができる。さらに、輸送開始前に、輸送先の位置情
報を上位装置から受信する受信手段がそなえられ、受信
手段により受信した上位装置からの輸送先の位置情報を
記憶手段3に登録・記憶されることができる。
【0012】また、鍵機構1の解錠操作時に、鍵機構1
の解錠を指示する解錠コマンドを上位装置から受信する
受信手段と、受信手段により受信した上位装置からの解
錠コマンドが正当なものであるか否かを判定する解錠コ
マンド照合手段とがそなえられ、位置照合手段5により
輸送先の位置情報と所在位置情報とが一致すると判定さ
れ、且つ、解錠コマンド照合手段により解錠コマンドが
正当なものと判定された場合、解錠指示手段6が鍵駆動
手段2に対して鍵機構1の解錠を指示するようになって
いる一方、解錠コマンドが正当なものでないと判定され
た場合に、異常情報を上位装置へ送信する送信手段をそ
なえることができる。
【0013】さらに、鍵機構1を解錠する際に必要とな
る照合用暗証情報を上位装置から受信する受信手段と、
鍵機構1を解錠するための暗証情報を入力する暗証情報
入力手段と、鍵機構1の解錠操作時に、受信手段により
受信した照合用暗証情報と暗証情報入力手段から入力さ
れた入力暗証情報とを照合してこれらの暗証情報が一致
するか否かを判定する暗証情報照合手段とがそなえられ
た場合は、解錠指示手段6が、位置照合手段5により輸
送先の位置情報と所在位置情報とが一致すると判定さ
れ、且つ、暗証情報照合手段により照合用暗証情報と入
力暗証情報とが一致すると判定された場合、鍵駆動手段
2に対して鍵機構1の解錠を指示するようになってい
る。
【0014】また、暗証情報照合手段により照合用暗証
情報と入力暗証情報とが不一致であると判定された場合
に、警報を発生する警報手段と、警報情報を上位装置へ
送信する送信手段とをそなえることもできる。また、図
2は第の発明の原理ブロック図であり、この図2にお
いて、8Aは輸送容器管理システムであり、この輸送容
器管理システム8Aは、輸送時に物品を収納した状態で
閉蓋され鍵機構11により施錠される輸送容器10と、
輸送容器10を管理する上位装置20とをそなえてい
る。
【0015】さらに、輸送容器10は、鍵機構11の他
に輸送容器側受信手段17,輸送容器側送信手段18,
鍵駆動手段12,記憶手段13,位置検出手段14,位
置照合手段15及び解錠指示手段16をそなえている一
方、上位装置20は、中央記憶手段20,上位装置側送
信手段22及び上位装置側受信手段23をそなえてい
る。
【0016】ここで、輸送容器側受信手段17は上位装
置20からの管理情報を受信するものであり、輸送容器
側送信手段18は上位装置20へ当該輸送容器10に関
する情報を送信するものである。また、鍵駆動手段12
は鍵機構11を駆動して鍵機構11の施錠/解錠状態を
切り換えるもの、記憶手段13は鍵機構11を解錠すべ
き輸送容器10の輸送先の位置情報を予め記憶するも
の、位置検出手段14は輸送容器10の現在の所在位置
を検出するものである。
【0017】さらに、位置照合手段15は、鍵機構11
の解錠操作時に記憶手段13に記憶されている輸送先の
位置情報と位置検出手段14により検出された所在位置
情報とを照合してこれらの位置情報が一致するか否かを
判定するものである。また、解錠指示手段16は、位置
照合手段15により輸送先の位置情報と所在位置情報と
が一致すると判定された場合に鍵駆動手段12に対して
鍵機構11の解錠を指示するものである。
【0018】さらに、上位装置20の中央記憶手段21
は輸送容器10の管理データを記憶するもの、上位装置
側送信手段22は輸送容器10へ当該輸送容器10を管
理するための管理情報を送信するもの、上位装置側受信
手段23は輸送容器10から当該輸送容器10に関する
情報を受信するものである。また、輸送容器10の輸送
開始前に、上位装置20の上位装置側送信手段22によ
り、中央記憶手段21に管理データとして記憶されてい
る輸送先の位置情報を管理情報として輸送容器10へ送
信し、輸送容器10において、輸送容器側受信手段17
により上位装置20から管理情報として受信した輸送先
の位置情報を、輸送容器10の記憶手段13に登録・記
憶する一方、輸送容器10において、鍵機構11の解錠
操作時に、位置照合手段15により輸送先の位置情報と
所在位置情報とが一致すると判定された場合に、輸送容
器側送信手段18により、所在位置情報を付加した輸送
先到着情報を上位装置20へ送信するようになってい
る。
【0019】さらに、輸送容器10に、位置照合手段1
5により輸送先の位置情報と所在位置情報とが不一致で
あると判定された場合に警報を発生する警報手段19を
そなえることができる。また、輸送容器10において、
位置照合手段15により輸送先の位置情報と所在位置情
報とが不一致であると判定された場合に、輸送容器側送
信手段18により、警報情報を上位装置へ送信するよう
になっている一方、上位装置20は、上位装置側受信手
段23により輸送容器から警報情報を受信すると緊急事
態の発生を所轄部署へ通報する通報手段25をそなえる
こともできる。
【0020】さらに、上位装置20は、上位装置側受信
手段23により輸送容器10から受信した輸送先到着情
報に付加された所在位置情報と中央記憶手段21に管理
データとして記憶されている輸送先の位置情報とを照合
してこれらの位置情報が一致するか否かを判定する上位
装置側位置照合手段をそなえるとともに、上位装置側位
置照合手段により所在位置情報と輸送先の位置情報とが
一致すると判定された場合に、上位装置側送信手段22
により輸送容器10の鍵機構11の解錠を指示する解錠
コマンドを管理情報として輸送容器10へ送信する一
方、輸送容器10に、輸送容器側受信手段17により上
位装置20から管理情報として受信した解錠コマンドが
正当なものであるか否かを判定する解錠コマンド照合手
段をそなえ、解錠指示手段16が、位置照合手段により
輸送先の位置情報と所在位置情報とが一致すると判定さ
れ且つ解錠コマンド照合手段により解錠コマンドが正当
なものと判定された場合鍵駆動手段12に対して鍵機構
11の解錠を指示するようになっている。
【0021】この場合においては、輸送容器10におい
て、解錠コマンド照合手段により解錠コマンドが正当な
ものでないと判定された場合に輸送容器側送信手段18
により異常情報を上位装置20へ送信する一方、上位装
置20に、上位装置側受信手段23により輸送容器10
から異常情報を受信した回数を計数する計数手段と計数
手段による計数値を所定値と比較する比較手段と比較手
段により計数値が所定値になったと判定された場合に緊
急事態の発生を所轄部署へ通報する通報手段とがそなえ
られ、比較手段により計数値が所定値を超えていないと
判定された場合には、上位装置側送信手段22により、
鍵機構11の解錠を指示する解錠コマンドを管理情報と
して輸送容器10へ再度送信するようになっている。
【0022】さらに、上述の場合は、上位装置20にお
いて、比較手段により計数値が所定値になったと判定さ
れた場合に、上位装置側送信手段22により、警報動作
を指示する警報コマンドを管理情報として輸送容器10
へ送信する一方、輸送容器10に、輸送容器側受信手段
17により上位装置20から管理情報として警報コマン
ドを受信すると警報を発生する警報手段がそなえられて
る。
【0023】また、上位装置20に、上位装置側受信手
段23により輸送容器10から受信した輸送先到着情報
に付加された所在位置情報と中央記憶手段21に管理デ
ータとして記憶されている輸送先の位置情報とを照合し
てこれらの位置情報が一致するか否かを判定する上位装
置側位置照合手段がそなえられるとともに、上位装置側
位置照合手段により所在位置情報と輸送先の位置情報と
が一致すると判定された場合に、上位装置側送信手段2
2により、輸送容器10の鍵機構11を解錠する際に必
要となる照合用暗証情報を管理情報として輸送容器10
へ送信する一方、輸送容器10に、鍵機構11を解錠す
るための暗証情報を入力する暗証情報入力手段と、鍵機
構11の解錠操作時に、輸送容器側受信手段17により
上位装置20から管理情報として受信した照合用暗証情
報と暗証情報入力手段から入力された入力暗証情報とを
照合してこれらの暗証情報が一致するか否かを判定する
暗証情報照合手段とがそなえられ、解錠指示手段16
が、位置照合手段15により輸送先の位置情報と所在位
置情報とが一致すると判定され、且つ、暗証情報照合手
段により照合用暗証情報と入力暗証情報とが一致すると
判定された場合、鍵駆動手段に対して鍵機構11の解錠
を指示するようになっている。
【0024】この場合においては、輸送容器10に、暗
証情報照合手段により照合用暗証情報と入力暗証情報と
が不一致であると判定された場合に警報を発生する警報
手段をそなえることができ、さらに、輸送容器側送信手
段18により、異常情報を上位装置20へ送信するよう
になっている一方、上位装置20は、上位装置側受信手
段23により輸送容器10から警報情報を受信すると緊
急事態の発生を所轄部署へ通報する通報手段をそなえる
こともできる。
【0025】図3は本発明の関連技術を説明するブロッ
ク図であり、この図3において、8Bは輸送容器管理シ
ステムであり、この輸送容器管理システム8Bは、輸送
時に物品を収納した状態で閉蓋され鍵機構31により施
錠される輸送容器30と、輸送容器30を管理する上位
装置40とをそなえている。ここで、輸送容器30は、
鍵機構31のほか、鍵駆動手段32,位置検出手段3
4,解錠コマンド照合手段35,解錠指示手段36,輸
送容器側受信手段37及び輸送容器側送信手段38をそ
なえている。
【0026】また、輸送容器30の鍵機構31,鍵駆動
手段32,位置検出手段34及び解錠指示手段36は、
それぞれ、前述の図2における輸送容器10におけるも
の(符号11,12,14及び16参照)と同様の機能
を有するものである。さらに、輸送容器側受信手段37
は上位装置40からの管理情報を受信するものであり、
輸送容器側送信手段38は上位装置40へ当該輸送容器
30に関する情報を送信するものである。
【0027】具体的には、輸送容器側送信手段38は、
輸送容器30が輸送先に到着すると、位置検出手段34
により検出された所在位置情報を付加した輸送先到着情
報を上位装置40へ送信するようになっている。また、
解錠コマンド照合手段35は、輸送容器側受信手段37
により上位装置40から鍵機構の解錠を指示する解錠コ
マンドを受信すると、解錠コマンドが正当なものである
か否かを判定するものであり、この解錠コマンド照合手
段35により解錠コマンドが正当なものであると判定さ
れた場合、解錠指示手段36により、鍵駆動手段32に
対して鍵機構31の解錠を指示するようになっている。
【0028】さらに、上位装置40は、中央記憶手段4
1,上位装置側送信手段42,上位装置側受信手段43
及び上位装置側位置照合手段44をそなえている。ここ
で、中央記憶手段41は輸送容器30の管理データを記
憶するものであり、上位装置側送信手段42は輸送容器
30へ当該輸送容器30を管理するための管理情報を送
信するものであり、上位装置側受信手段43は輸送容器
30から当該輸送容器30に関する情報を受信するもの
である。
【0029】また、上位装置側位置照合手段44は、上
位装置側受信手段43により輸送容器30から受信した
輸送先到着情報に付加された所在位置情報と中央記憶手
段41に管理データとして記憶されている輸送先の位置
情報とを照合してこれらの位置情報が一致するか否かを
判定するものである。これにより、上位装置側位置照合
手段44により所在位置情報と輸送先の位置情報とが一
致すると判定された場合に、上位装置側送信手段42は
輸送容器30の鍵機構31の解錠を指示する解錠コマン
ドを管理情報として輸送容器30へ送信するようになっ
ている。
【0030】また、輸送容器30において、解錠コマン
ド照合手段35により解錠コマンドが正当なものでない
と判定された場合に、輸送容器側送信手段38により、
異常情報を上位装置40へ送信する一方、上位装置40
に、上位装置側受信手段43により輸送容器30から異
常情報を受信した回数を計数する計数手段と、計数手段
による計数値を所定値と比較する比較手段と、比較手段
により計数値が所定値になったと判定された場合に緊急
事態の発生を所轄部署へ通報する通報手段45とがそな
えられ、比較手段により計数値が所定値を超えていない
と判定された場合には、上位装置側送信手段42によ
り、鍵機構の解錠を指示する解錠コマンドを管理情報と
して輸送容器30へ再度送信することができる。
【0031】この場合においては、上位装置40におい
て、比較手段により計数値が所定値になったと判定され
た場合に、上位装置側送信手段42により、警報動作を
指示する警報コマンドを管理情報として輸送容器30へ
送信する一方、輸送容器30に、輸送容器側受信手段3
7により上位装置40から管理情報として警報コマンド
を受信すると警報を発生する警報手段39がそなえられ
ていることもできる。
【0032】図4は第の発明の原理ブロック図であ
り、この図4において、8Cは輸送容器管理システムで
あり、この輸送容器管理システム8Cは、輸送時に物品
を収納した状態で閉蓋され鍵機構51により施錠される
輸送容器50と、輸送容器50を管理する上位装置60
とをそなえている。ここで、輸送容器50は、鍵機構5
1のほか、鍵駆動手段52,暗証情報入力段53,位置
検出手段54,暗証情報照合手段55,解錠指示手段5
6,輸送容器側受信手段57及び輸送容器側送信手段5
8をそなえている。
【0033】また、輸送容器50の鍵機構51,鍵駆動
手段52,位置検出手段54,解錠指示手段56及び輸
送容器側送信手段58は、それぞれ、前述の図3におけ
る輸送容器30におけるもの(符号31,32,34,
36及び38参照)と同様の機能を有するものである。
即ち、輸送容器側送信手段58は、前述の図3における
輸送容器側送信手段38と同様に、輸送容器50が輸送
先に到着すると、位置検出手段54により検出された所
在位置情報を付加した輸送先到着情報を上位装置60へ
送信するようになっている。
【0034】ここで、輸送容器側受信手段57は上位装
置60からの管理情報を受信するものであり、暗証情報
入力手段53は鍵機構51を解錠するための暗証情報を
入力するものである。また、暗証情報照合手段55は、
輸送容器側受信手段57により上位装置60から鍵機構
51を解錠する際に必要となる照合用暗証情報を受信す
ると、照合用暗証情報と暗証情報入力手段53から入力
された入力暗証情報とを照合してこれらの暗証情報が一
致するか否かを判定するものであり、この暗証情報照合
手段55により照合用暗証情報と入力暗証情報とが一致
すると判定された場合、解錠指示手段56により、鍵駆
動手段52に対して鍵機構51の解錠を指示するように
なっている。
【0035】さらに、上位装置60は、中央記憶手段6
1,上位装置側送信手段62,上位装置側受信手段63
及び上位装置側位置照合手段64をそなえている。ここ
で、中央記憶手段61は輸送容器50の管理データを記
憶するもの、上位装置側送信手段62は輸送容器50へ
当該輸送容器50を管理するための管理情報を送信する
もの、上位装置側受信手段63は輸送容器50から当該
輸送容器50に関する情報を受信するものである。
【0036】また、上位装置側位置照合手段64は、上
位装置側受信手段63により輸送容器50から受信した
輸送先到着情報に付加された所在位置情報と中央記憶手
段61に管理データとして記憶されている輸送先の位置
情報とを照合してこれらの位置情報が一致するか否かを
判定するものである。さらに、上位装置側位置照合手段
64により所在位置情報と輸送先の位置情報とが一致す
ると判定された場合に、上位装置側送信手段62によ
り、輸送容器50の鍵機構51を解錠する際に必要とな
る照合用暗証情報を管理情報として輸送容器50へ送信
するようになっている。
【0037】また、輸送容器50に、暗証情報照合手段
55により照合用暗証情報と入力暗証情報とが不一致で
あると判定された場合に警報を発生する警報手段59が
そなえられていることができ、この場合においては、輸
送容器側送信手段58により、異常情報を上位装置60
へ送信する一方、上位装置60に、上位装置側受信手段
63により輸送容器50から警報情報を受信すると緊急
事態の発生を所轄部署へ通報する通報手段65がそなえ
られていることができる。
【0038】なお、上述の図2又は図4に示す輸送容器
管理システム8A,8Cにおいて、上位装置側送信手段
22,62により、輸送中の輸送容器10,50の位置
情報の送信を要求する位置確認コマンドを管理情報とし
て輸送容器10,50へ随時送信し、輸送容器10,5
0において、輸送容器側受信手段17,57により位置
確認コマンドを管理情報として受信すると、位置検出手
段14,54により検出された輸送容器10,50の輸
送中の現在位置情報を、輸送容器側送信手段18,58
により上位装置20,60へ送信することができるよう
になっている。
【0039】また、上述の図2又は図4に示す輸送容器
管理システム8A,8Cにおいて、暗証情報照合手段5
5により照合用暗証情報と入力暗証情報とが不一致であ
ると判定された場合に、警報を発生する警報手段19,
59と、警報情報を上位装置20,60へ送信する送信
手段38がそなえることができる。さらに、図5は本発
明の関連技術を説明するブロック図であり、この図5に
おいて、70は輸送容器であり、この輸送容器70は、
輸送時に物品を収納した状態で閉蓋され鍵機構71によ
り施錠されるようになっている。
【0040】また、この輸送容器70は鍵機構71の他
に鍵駆動手段72,解錠コマンド照合手段75,解錠指
示手段76及び受信手段77をそなえている。ここで、
鍵駆動手段72は鍵機構71を駆動して鍵機構71の施
錠/解錠状態を切り換えるものであり、受信手段77
は、鍵機構71の解錠操作時に、鍵機構71の解錠を指
示する解錠コマンドを上位装置80から受信するもので
ある。
【0041】さらに、解錠コマンド照合手段75は、受
信手段77により受信した上位装置80からの解錠コマ
ンドが正当なものであるか否かを判定するものであり、
解錠指示手段76は解錠コマンド照合手段75により解
錠コマンドが正当なものと判定された場合、鍵駆動手段
72に対して鍵機構71の解錠を指示するものである。
【0042】さらに、図6は本発明の関連技術を説明す
るブロック図であり、この図6において、90は輸送容
器であり、この輸送容器90は、輸送時に物品を収納し
た状態で閉蓋され鍵機構91により施錠されるようにな
っている。また、この輸送容器90は、鍵機構91のほ
か、鍵駆動手段92,受信手段97,暗証情報入力手段
93,暗証情報照合手段95及び解錠指示手段96をそ
なえている。
【0043】ここで、鍵駆動手段92は、鍵機構91を
駆動して鍵機構91の施錠/解錠状態を切り換えるもの
であり、受信手段97は、鍵機構91の解錠する際に必
要となる照合用暗証情報を上位装置80から受信するも
のである。また、暗証情報入力手段93は、鍵機構91
を解錠するための暗証情報を入力するものであり、暗証
情報照合手段95は、鍵機構91の解錠操作時に、受信
手段97により受信した照合用暗証情報と暗証情報入力
手段93から入力された入力暗証情報とを照合してこれ
らの暗証情報が一致するか否かを判定するものである。
【0044】さらに、解錠指示手段96は、暗証情報照
合手段95により照合用暗証情報と入力暗証情報とが一
致すると判定された場合、鍵駆動手段92に対して鍵機
構91の解錠を指示するものである。
【0045】
【作用】上述の図1に示す輸送容器では、位置照合手段
5において、鍵機構1の解錠操作時に記憶手段3に記憶
されている輸送先の位置情報と位置検出手段4により検
出された所在位置情報とを照合してこれらの位置情報が
一致するか否かを判定し、位置照合手段5により輸送先
の位置情報と所在位置情報とが一致すると判定された場
合に、解錠指示手段6により鍵駆動手段2に対して鍵機
構1の解錠を指示し、さらに、送信手段により所在位置
情報を付加した輸送先到着情報を上位装置へ送信するこ
とができる。
【0046】また、位置照合手段5により輸送先の位置
情報と所在位置情報とが不一致であると判定された場合
に、警報手段9Aにより警報を発生することができる一
方、送信手段9Bにより警報情報を上位装置へ送信する
ことができる。さらに、受信手段により、輸送開始前に
輸送先の位置情報を上位装置から受信し、受信手段によ
り受信した上位装置からの輸送先の位置情報を記憶手段
3に登録・記憶されることができる。
【0047】また、解錠コマンド照合手段により、受信
手段により受信した上位装置からの解錠コマンドが正当
なものであるか否かを判定するが、解錠指示手段6が、
位置照合手段5により輸送先の位置情報と所在位置情報
とが一致すると判定され、且つ、解錠コマンド照合手段
により解錠コマンドが正当なものと判定された場合、鍵
駆動手段2に対して鍵機構1の解錠を指示する一方、
錠コマンドが正当なものでないと判定された場合に、送
信手段により、異常情報を上位装置へ送信することがで
る。
【0048】さらに、暗証情報照合手段において、鍵機
構1の解錠操作時に、受信手段により受信した照合用暗
証情報と暗証情報入力手段から入力された入力暗証情報
とを照合してこれらの暗証情報が一致するか否かを判定
するが、解錠指示手段6が、位置照合手段5により輸送
先の位置情報と所在位置情報とが一致すると判定され、
且つ、暗証情報照合手段により照合用暗証情報と入力暗
証情報とが一致すると判定された場合、鍵駆動手段2に
対して鍵機構1の解錠を指示する。
【0049】また、暗証情報照合手段により照合用暗証
情報と入力暗証情報とが不一致であると判定された場合
に、警報手段により警報を発生することができるほか、
送信手段により警報情報を上位装置へ送信することもで
る。また、上述の図2に示す輸送容器管理システムで
は、輸送容器10の輸送開始前に、上位装置20の上位
装置側送信手段22により、中央記憶手段21に管理デ
ータとして記憶されている輸送先の位置情報を管理情報
として輸送容器10へ送信し、輸送容器10において、
輸送容器側受信手段17により上位装置20から管理情
報として受信した輸送先の位置情報を、輸送容器10の
記憶手段13に登録・記憶する。
【0050】そして、鍵機構11の解錠操作時におい
て、位置照合手段15では、記憶手段13に記憶されて
いる輸送先の位置情報と位置検出手段14により検出さ
れた所在位置情報とを照合してこれらの位置情報が一致
するか否かを判定し、位置照合手段15により輸送先の
位置情報と所在位置情報とが一致すると判定された場合
に、解錠指示手段16では、鍵駆動手段12に対して鍵
機構11の解錠を指示する一方、輸送容器側送信手段1
8により、所在位置情報を付加した輸送先到着情報を上
位装置20へ送信する。
【0051】さらに、位置照合手段15により輸送先の
位置情報と所在位置情報とが不一致であると判定された
場合に、輸送容器10の警報手段19により警報を発生
することができるほか、輸送容器側送信手段18により
警報情報を上位装置へ送信する一方、上位装置20の通
報手段25では上位装置側受信手段23により輸送容器
から警報情報を受信すると緊急事態の発生を所轄部署へ
通報することもできる。
【0052】さらに、上位装置20の上位装置側位置照
合手段では、上位装置側受信手段23により輸送容器1
0から受信した輸送先到着情報に付加された所在位置情
報と中央記憶手段21に管理データとして記憶されてい
る輸送先の位置情報とを照合してこれらの位置情報が一
致するか否かを判定し、上位装置側位置照合手段により
所在位置情報と輸送先の位置情報とが一致すると判定さ
れた場合に、上位装置側送信手段22により輸送容器1
0の鍵機構11の解錠を指示する解錠コマンドを管理情
報として輸送容器10へ送信する一方、輸送容器10解
錠コマンド照合手段により、輸送容器側受信手段17に
より上位装置20から管理情報として受信した解錠コマ
ンドが正当なものであるか否かを判定し、解錠指示手段
16が、位置照合手段により輸送先の位置情報と所在位
置情報とが一致すると判定され且つ解錠コマンド照合手
段により解錠コマンドが正当なものと判定された場合鍵
駆動手段12に対して鍵機構11の解錠を指示する。
【0053】この場合においては、輸送容器10におい
て、解錠コマンド照合手段により解錠コマンドが正当な
ものでないと判定された場合に輸送容器側送信手段18
により異常情報を上位装置20へ送信する一方、上位装
置20の計数手段では上位装置側受信手段23により輸
送容器10から異常情報を受信した回数を計数し、比較
手段では計数手段による計数値を所定値と比較し、比較
手段により計数値が所定値になったと判定された場合
に、通報手段では緊急事態の発生を所轄部署へ通報し、
比較手段により計数値が所定値を超えていないと判定さ
れた場合には、上位装置側送信手段22により鍵機構1
1の解錠を指示する解錠コマンドを管理情報として輸送
容器10へ再度送信する。
【0054】さらに、上述の場合は、比較手段により計
数値が所定値になったと判定された場合に、上位装置側
送信手段22により警報動作を指示する警報コマンドを
管理情報として輸送容器10へ送信する一方、輸送容器
10の警報手段では、輸送容器側受信手段17により上
位装置20から管理情報として警報コマンドを受信する
と警報を発生する。
【0055】また、上位装置20の上位装置側位置照合
手段では、上位装置側受信手段23により輸送容器10
から受信した輸送先到着情報に付加された所在位置情報
と中央記憶手段21に管理データとして記憶されている
輸送先の位置情報とを照合してこれらの位置情報が一致
するか否かを判定するが、上位装置側位置照合手段によ
り所在位置情報と輸送先の位置情報とが一致すると判定
された場合に、上位装置側送信手段22により輸送容器
10の鍵機構11を解錠する際に必要となる照合用暗証
情報を管理情報として輸送容器10へ送信する一方、輸
送容器10の暗証情報入力手段では鍵機構11を解錠す
るための暗証情報を入力し、輸送容器10の暗証情報照
合手段では鍵機構11の解錠操作時に輸送容器側受信手
段17により上位装置20から管理情報として受信した
照合用暗証情報と暗証情報入力手段から入力された入力
暗証情報とを照合してこれらの暗証情報が一致するか否
かを判定し、解錠指示手段16が、位置照合手段15に
より輸送先の位置情報と所在位置情報とが一致すると判
定され、且つ、暗証情報照合手段により照合用暗証情報
と入力暗証情報とが一致すると判定された場合、鍵駆動
手段に対して鍵機構11の解錠を指示する。
【0056】この場合においては、輸送容器10の警報
手段では、暗証情報照合手段により照合用暗証情報と入
力暗証情報とが不一致であると判定された場合に警報を
発生することができるほか、輸送容器側送信手段18に
より、異常情報を上位装置20へ送信する一方、上位装
置20の通報手段では、上位装置側受信手段23により
輸送容器10から警報情報を受信すると緊急事態の発生
を所轄部署へ通報することもできる。
【0057】また、上述の図3に示す輸送容器管理シス
テムでは、輸送容器30が輸送先に到着すると、輸送容
器側送信手段38では、位置検出手段34により検出さ
れた所在位置情報を付加した輸送先到着情報を上位装置
40へ送信する。また、上位装置40の上位装置側位置
照合手段44では、上位装置側受信手段43により輸送
容器30から受信した輸送先到着情報に付加された所在
位置情報と中央記憶手段41に管理データとして記憶さ
れている輸送先の位置情報とを照合してこれらの位置情
報が一致するか否かを判定する。
【0058】ここで、上位装置側位置照合手段44によ
り所在位置情報と輸送先の位置情報とが一致すると判定
された場合に、上位装置側送信手段42は輸送容器30
の鍵機構の解錠を指示する解錠コマンドを管理情報とし
て輸送容器30へ送信する。また、解錠コマンド照合手
段35は、輸送容器側受信手段37により上位装置40
から鍵機構の解錠を指示する解錠コマンドを受信する
と、解錠コマンドが正当なものであるか否かを判定し、
この解錠コマンド照合手段35により解錠コマンドが正
当なものであると判定された場合、解錠指示手段36に
より、鍵駆動手段32に対して鍵機構31の解錠を指示
る。
【0059】また、輸送容器30において、解錠コマン
ド照合手段35により解錠コマンドが正当なものでない
と判定された場合に、輸送容器側送信手段38では、異
常情報を上位装置40へ送信する一方、上位装置40の
計数手段では、上位装置側受信手段43により輸送容器
30から異常情報を受信した回数を計数し、比較手段で
は計数手段による計数値を所定値と比較し、通報手段で
は比較手段により計数値が所定値になったと判定された
場合に緊急事態の発生を所轄部署へ通報する。
【0060】さらに、上位装置側送信手段42では、比
較手段により計数値が所定値を超えていないと判定され
た場合には、鍵機構31の解錠を指示する解錠コマンド
を管理情報として輸送容器30へ再度送信することがで
る。この場合においては、上位装置40の上位装置側
送信手段では、比較手段により計数値が所定値になった
と判定された場合に警報動作を指示する警報コマンドを
管理情報として輸送容器30へ送信する一方、輸送容器
30の警報手段39では、輸送容器側受信手段37によ
り上位装置40から管理情報として警報コマンドを受信
すると警報を発生することもできる。
【0061】また、上述の図4に示す輸送管理システム
では、輸送容器50の輸送容器側送信手段58では、輸
送容器50が輸送先に到着すると、位置検出手段54に
より検出された所在位置情報を付加した輸送先到着情報
を上位装置60へ送信する。さらに、上位装置60の上
位装置側位置照合手段64では、上位装置側受信手段6
3により輸送容器50から受信した輸送先到着情報に付
加された所在位置情報と中央記憶手段61に管理データ
として記憶されている輸送先の位置情報とを照合してこ
れらの位置情報が一致するか否かを判定する。
【0062】ここで、上位装置側位置照合手段64によ
り所在位置情報と輸送先の位置情報とが一致すると判定
された場合は、上位装置側送信手段62により、輸送容
器50の鍵機構51を解錠する際に必要となる照合用暗
証情報を管理情報として輸送容器50へ送信する。ま
た、暗証情報照合手段55では、輸送容器側受信手段5
7により上位装置60から鍵機構51を解錠する際に必
要となる照合用暗証情報を受信すると、照合用暗証情報
と暗証情報入力手段53から入力された鍵機構51を解
錠するための入力暗証情報とを照合してこれらの暗証情
報が一致するか否かを判定する。
【0063】暗証情報照合手段55により照合用暗証情
報と入力暗証情報とが一致すると判定された場合、解錠
指示手段56により、鍵駆動手段52に対して鍵機構5
1の解錠を指示する。また、暗証情報照合手段55によ
り照合用暗証情報と入力暗証情報とが不一致であると判
定された場合に、輸送容器50の警報手段59では警報
を発生することができるほか、輸送容器側送信手段58
では異常情報を上位装置60へ送信する一方、上位装置
60の通報手段65では、上位装置側受信手段63によ
り輸送容器50から警報情報を受信すると緊急事態の発
生を所轄部署へ通報することができる。
【0064】なお、上述の図2又は図4に示す輸送容器
管理システムでは、上位装置側送信手段22,62によ
り、輸送中の輸送容器10,50の位置情報の送信を要
求する位置確認コマンドを管理情報として輸送容器1
0,50へ随時送信し、輸送容器10,50において、
輸送容器側受信手段17,57により位置確認コマンド
を管理情報として受信すると、位置検出手段14,54
により検出された輸送容器10,50の輸送中の現在位
置情報を、輸送容器側送信手段18,58により上位装
置20,60へ送信することができる。
【0065】また、警報手段19,59では、暗証情報
照合手段55により照合用暗証情報と入力暗証情報とが
不一致であると判定された場合に、警報を発生すること
ができるほか、送信手段18,58では、警報情報を上
位装置20,60へ送信することができる。また、上述
の図5に示す輸送容器は、輸送時においては、物品を収
納した状態で閉蓋され鍵機構71により施錠される。
【0066】また、受信手段77では、鍵機構71の解
錠操作時に、鍵機構71の解錠を指示する解錠コマンド
を上位装置80から受信し、解錠コマンド照合手段75
では、受信手段77により受信した上位装置80からの
解錠コマンドが正当なものであるか否かを判定し、正当
なものと判定された場合、解錠指示手段76により、鍵
駆動手段72に対して鍵機構71の解錠を指示する。鍵
駆動手段72において、鍵機構71を駆動して鍵機構7
1の施錠/解錠状態を切り換えることにより解錠され
る。
【0067】さらに、図6に示す輸送容器では、輸送時
に物品を収納した状態で閉蓋され鍵機構91により施錠
される。また、受信手段97では、鍵機構91の解錠す
る際に必要となる照合用暗証情報を上位装置80から受
信し、暗証情報入力手段93では、鍵機構91を解錠す
るための暗証情報を入力する。
【0068】そして、暗証情報照合手段95では、鍵機
構91の解錠操作時に、受信手段97により受信した照
合用暗証情報と暗証情報入力手段93から入力された入
力暗証情報とを照合してこれらの暗証情報が一致するか
否かを判定し、一致すると判定された場合、解錠指示手
段96により、鍵駆動手段92に対して鍵機構91の解
錠を指示する。鍵駆動手段92において、鍵機構91を
駆動して鍵機構91の施錠/解錠状態を切り換えること
により解錠される。
【0069】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)第1実施例の説明 図7は本発明の第1実施例にかかる輸送容器管理システ
ムを機能的に示すブロック図であり、この輸送容器管理
システムは、例えば、図8に示すような金融機関等にお
ける現金輸送の際の現金輸送車121の安全管理システ
ムとして適用することができる。
【0070】即ち、この図8において、現金を収納され
た移動金庫(輸送容器)100が積載された現金輸送車
121により、所定の場所へ現金を輸送する際に、GP
S(Global Positioning System )衛星122等を用い
た現金輸送車121の位置検出等により、遠隔したホス
ト装置(上位装置)110側では現金輸送車121の位
置を把握して安全管理を行なうようになっている。
【0071】また、上述の現金を収納して現金輸送車1
21に積載されて輸送を行なうための移動金庫100
は、機能的には、図7に示すように、鍵機構101,鍵
制御部102,記憶部103,位置情報検出部104,
制御部105,無線通信部107,エネルギー供給源と
しての電源部108及び警報部109をそなえている
が、ハード的には、図9,10に示すハードブロック図
に示すような構成を有している。
【0072】なお、図9に示す移動金庫100は、図1
0に示すものに比して、無線通信部107の構成のみが
異なり、その他の構成については、基本的に同様であ
る。ここで、無線通信部(輸送容器側送信手段,輸送容
器側受信手段)107は、ホスト装置からの管理情報を
受信する一方、ホスト装置110へ移動金庫に関する情
報を送信するものであり、例えば図9におけるMCA無
線回路107A及びアンテナ107Bにより構成するこ
とができるほか、例えば図10に示すように、モデム1
07C,携帯電話107D及びアンテナ107Eにより
構成することもできる。
【0073】また、鍵機構101は、輸送時に現金を収
納された状態で閉蓋され施錠されるものであり、例えば
図9又は図10に示すように、電気錠又は機械錠により
構成されている。さらに、鍵制御部(鍵駆動手段)10
2は、鍵機構101を駆動して鍵機構101の施錠/解
錠状態の切り換え、即ち開閉制御を行なうものであり、
例えば図9に示すように、錠ドライバ回路により構成さ
れている。
【0074】記憶部(記憶手段)103は、鍵機構10
1を解錠すべき移動金庫100の輸送先の位置情報を予
め記憶するものであり、例えば図9又は図10に示すよ
うに、RAMあるいはEPROM等により構成されてい
る。また、位置情報検出部(位置検出部)104は、移
動金庫100の現在の所在位置を検出するものであり、
例えば図9に示すように、GPS(Global Positioning
System)レシーバ回路104A,104B及びジャイロ
(図9,図10では図示せず)等により構成されてい
る。
【0075】さらに、制御部105は、移動金庫100
の動作を統括制御するものであり、例えば図9又は図1
0に示すように、MPUにより構成されている。また、
この制御部105は、鍵機構100の解錠操作時に、記
憶部103に記憶されている輸送先の位置情報と位置検
出部104により検出された移動金庫100の所在位置
情報とを照合してこれらの位置情報が一致するか否かを
判定する位置照合手段としての機能と、輸送先の位置情
報と所在位置情報とが一致すると判定された場合に、鍵
制御部102に対して鍵機構101の解錠を指示する解
錠指示手段としての機能を有している。
【0076】なお、警報部(警報手段)109は、制御
部105により輸送先の位置情報と所在位置情報とが不
一致であると判定された場合に、例えば赤色等のランプ
を発光したり、サイレンを発生することにより、警報を
発生するものである。さらに、電源部108は、移動金
庫100の動作させるための電気エネルギー供給源とし
てのものであり、外部から隔離されて移動金庫100に
内蔵されることにより、安全性が確保されている。
【0077】また、図9又は図10において、201は
制御部105としてのMPUを起動するためのプログラ
ム等のデータを格納するROMであり、202,203
は、それぞれ、位置情報検出部104,無線通信部10
7との間のインターフェイス回路としてのRS232C
ドライバ・レシーバ回路である。さらに、移動金庫10
0の安全を遠隔して管理するホスト装置110は、機能
的には、図7に示すように、中央記憶部111,中央制
御部112及び無線通信部113をそなえているほか、
ディスプレイ,キーボード等の入出力装置114をそな
えているここで、中央記憶部(中央記憶手段)111
は、移動金庫100の管理データを記憶するものであ
り、ハードディスクあるいは光磁気ディスク等により構
成されている。
【0078】また、中央制御部112は、上位装置11
0全体を統括制御するものであり、無線通信部107に
より移動金庫100から緊急警報通知を受信すると、そ
の旨を所轄部署へ通報する通報部114をそなえてい
る。無線通信部(上位装置側送信手段,上位装置側受信
手段)113は、移動金庫100との間で、無線通信部
107を介して通信を行なうものである。即ち、この無
線通信部113は、移動金庫100へ当該移動金庫10
0を管理するための管理情報を送信するとともに、移動
金庫100から当該移動金庫100に関する情報を受信
するようになっている。
【0079】上述の構成により、本発明の第1実施例に
かかる輸送容器管理システムの動作を、図11に示すフ
ローチャート(ステップA1〜ステップA5,ステップ
B1〜ステップB8)及び図12に示すフローチャート
(ステップA6〜ステップA8,ステップB9〜ステッ
プB11)を用いて以下に説明する。まず、移動金庫1
00を現金輸送車121に積載し、所定の場所へ輸送す
る際においては、ホスト装置110の中央記憶部111
に到着場所の位置情報を登録しておくとともに(ステッ
プA1)、例えば無線通信部113から移動金庫100
に対して到着場所の位置情報を送信することにより、移
動金庫100の記憶部103にも到着場所の位置情報を
鍵機構101の施錠/解錠のための情報として登録して
おく(ステップB1)。
【0080】そして、現金輸送車121は登録された到
着場所へ向けて出発し、積載した移動金庫100が所定
の場所へ輸送されるが(ステップB2)、ホスト装置1
10側においては、現金輸送車121の輸送中において
も、後述の図12に示すフローチャートのような処理に
基づいて、移動金庫100の位置を把握することができ
る(ステップA2)。
【0081】そして、現金輸送車121による輸送が終
了し、移動金庫100の鍵機構101を解錠するにあた
っては、まず、移動金庫100の位置情報検出部104
において、現在所在している位置を検出する(ステップ
B3)。そして、制御部105では、位置情報検出部1
04において検出された移動金庫100の所在位置情報
と、記憶部103に記憶されている到着場所の位置情報
とを照合することにより、これらの位置情報が一致する
か否かを判定する(ステップB4)。
【0082】ここで、制御部105における到着場所情
報の照合の結果、移動金庫100の所在位置情報と記憶
部103に記憶されている到着位置情報とが一致する場
合は(ステップB4のOKルート)、移動金庫100が
登録された到着場所に到着したと判定され、無線通信部
107により、ホスト装置110に対して、位置情報が
付加された輸送先到着情報を通知する(ステップB5,
ステップA3)。その後、制御部105では、鍵制御部
102に対して鍵機構101の解錠を指示する(ステッ
プB6)。
【0083】また、制御部105における到着場所情報
の照合の結果、移動金庫100の所在位置情報と記憶部
103に記憶されている到着位置情報とが一致しない場
合は、移動金庫100が登録された到着場所に到着して
いないと判定され、無線通信部107を介し、ホスト装
置110の無線通信部113に対して、緊急警報通知を
送信し(ステップB4のNGルートからステップB
7)、警報部109における緊急警報を作動させる(ス
テップB8)。
【0084】なお、ホスト装置110において、無線通
信部107からの緊急警報通知を受信すると(ステップ
A4)、通報部114による制御により、無線又は電話
を用いて警察署の所轄部署または付近の車両へ緊急事態
の発生を通知する(ステップA5)。次に、現金輸送車
121による移動金庫100の輸送中におけるホスト装
置110側からの位置監視について、図12に示すフロ
ーチャートを用いて以下に説明する。
【0085】即ち、ホスト装置110から移動金庫10
0に対して位置確認コマンドを管理情報として随時送信
し(ステップA6)、この位置確認コマンドを移動金庫
100の無線通信部107において受信すると(ステッ
プB9)、制御部105の制御に基づいて、位置情報検
出部104により現在位置の情報を検出し(ステップB
10)、検出された現在位置情報をホスト装置に対して
送信する(ステップB11)。
【0086】なお、ホスト装置110の無線通信部11
3において、移動金庫100からの現在位置検出情報を
受信すると、この情報に基づいて、中央制御部112の
制御に基づき、ディスプレイ等の入出力装置104によ
り現在位置を地図表示することができる。このように、
本発明の第1実施例にかかる輸送容器管理システムによ
れば、位置情報検出部104により輸送物の位置情報を
検出して、解錠制御を位置情報の一致を条件として行な
うことにより、予め登録した位置情報と鍵機構101を
解錠しようとする場所が一致しなければ解錠することが
できないので、輸送車やケースを不当に入手して鍵を開
けようとしても開かないようにすることができ、輸送物
の安全性を向上させることができる利点がある。
【0087】また、輸送中においても、移動金庫100
の位置をホスト装置110側で把握することができるの
で、仮に移動金庫100の盗難に遭遇した場合において
も、盗難された移動金庫100の位置を検出することが
できる。 (b)第2実施例の説明 本実施例にかかる輸送容器管理システムは、前述の第1
実施例にかかるものと同様に、例えば、図8に示すよう
な金融機関等における現金輸送の際の現金輸送車121
の安全管理システムとして適用することができるもので
ある一方、前述の第1実施例にかかるものに比して、ホ
スト装置110の中央制御部112及び移動金庫100
の制御部105における制御態様が異なる。
【0088】即ち、ホスト装置110の中央制御部11
2は、無線通信部113により移動金庫100から受信
した輸送先到着情報に付加された所在位置情報と中央記
憶部111に管理データとして記録されている輸送先の
位置情報とを照合してこれらの位置情報が一致するか否
かを判定する上位装置側位置照合手段としての機能を有
している。
【0089】また、中央制御部112は、上述の位置情
報の照合の結果、これらの位置情報が一致すると判定さ
れた場合は、無線通信部113により、移動金庫100
の鍵機構101の解錠を指示する管理情報としての解錠
コマンドを移動金庫100へ送信するようになってい
る。さらに、移動金庫100の制御部105は、上述の
ホスト装置110からの管理情報としての解錠コマンド
を無線通信部107を介して受けると、この解錠コマン
ドが正当なものであるか否かを判定する解錠コマンド照
合手段としての機能を有している。
【0090】具体的には、制御部105において、位置
情報検出部104で検出された所在位置情報と記憶部1
03に登録された輸送先の位置情報とが一致すると判定
され、且つ、上述の解錠コマンドが正当なものであると
判定された場合、鍵制御部102に対して鍵機構101
の解錠を指示するようになっている。さらに、制御部1
05において、上述の解錠コマンドが正当なものでない
と判定された場合には、無線通信部107により異常情
報をホスト装置110へ送信するようになっている。
【0091】この場合においては、ホスト装置110の
中央制御部112は、無線通信部113により移動金庫
100からの異常情報を受信した回数を計数しておき、
この計数値を所定値と比較し、計数値が所定値になった
と判定された場合に緊急事態の発生を所轄部署へ通報す
る一方、計数値が所定値を超えていないと判定された場
合には、無線通信部113により、鍵機構101の解錠
を指示する解錠コマンドを管理情報として移動金庫10
0へ再度送信すべく制御するようになっている。
【0092】さらに、ホスト装置110の中央制御部1
12において、上述の計数値が所定値になったと判定さ
れた場合において、無線通信部113により、警報動作
を指示する警報コマンドを管理情報として移動金庫10
0へ送信する一方、移動金庫100は、無線通信部10
7によりホスト装置110から管理情報として警報コマ
ンドを受信すると警報を発生するようになっている。
【0093】上述の構成により、本発明の第2実施例に
かかる輸送容器管理システムの動作を、図13のフロー
チャート(ステップC1〜ステップC11,ステップD
1〜ステップD12)を用いて以下に説明する。本実施
例にかかる輸送容器管理システムでは、移動金庫100
を現金輸送車121に積載し、所定の場所へ輸送する際
において、ホスト装置110の中央記憶部111に到着
場所の位置情報を登録する処理(ステップC1)や、ホ
スト装置110側による、現金輸送車121の輸送中の
移動金庫100の位置を把握する処理(ステップC2)
については、前述の第1実施例と同様に行なわれる。
【0094】即ち、この場合においても前述の第1実施
例の場合と同様、ホスト装置110の無線通信部113
において、移動金庫100からの現在位置検出情報を受
信すると、この情報に基づいて、中央制御部112の制
御に基づき、ディスプレイ等の入出力装置114により
現在位置を地図表示することができる(図12のフロー
チャート参照)。
【0095】また、移動金庫100側においても、前述
の第1実施例と同様に、鍵機構101の施錠/解錠のた
めの情報としての到着場所の位置情報の記憶部103へ
の登録処理(ステップD1)から、制御部105によ
る、位置情報検出部104で検出された移動金庫100
の所在位置情報と記憶部103に記憶されている到着場
所の位置情報との一致判定処理(ステップD4)に至る
処理が行なわれる。
【0096】ここで、制御部105における到着場所情
報の照合の結果、移動金庫100の所在位置情報と記憶
部103に記憶されている到着位置情報とが一致しない
場合は、移動金庫100が登録された到着場所に到着し
ていないと判定され、無線通信部107を介し、ホスト
装置110の無線通信部113に対して、緊急警報通知
を送信し(ステップD4のNGルートからステップD
9)、警報部109における緊急警報を作動させる(ス
テップD12)。
【0097】なお、ホスト装置110において、無線通
信部107からの緊急警報通知を受信すると(ステップ
C6)、通報部114による制御により、無線又は電話
を用いて警察署の所轄部署または付近の車両へ緊急事態
の発生を通知する(ステップC7)。また、制御部10
5における一致判定処理の結果、移動金庫100の所在
位置情報と記憶部103に記憶されている到着位置情報
とが一致した場合は(ステップD4のOKルート)、無
線通信部107により、ホスト装置110に対し、所在
位置情報が付加された輸送先到着情報を通知する(ステ
ップD5)。
【0098】そして、ホスト装置110の無線通信部1
13により、移動金庫100からの所在位置情報が付加
された輸送先到着情報を受信すると(ステップC3)、
中央制御部112においても、この所在位置情報と中央
記憶部111に管理データとして記録されている輸送先
の位置情報とを照合してこれらの位置情報が一致するか
否かを判定する(ステップC4)。
【0099】これにより、移動金庫100側とホスト装
置110側における2重の位置照合処理を通じて、位置
照合判定の信頼性を高めている。また、中央制御部11
2では、上述の位置情報の照合の結果、これらの位置情
報が一致する場合は(ステップC4のOKルート)、移
動金庫100が登録された到着場所に到着したと判定さ
れ、無線通信部113により、鍵機構101の解錠を指
示する管理情報としての解錠コマンドを移動金庫100
へ送信する(ステップC5)。
【0100】さらに、移動金庫100の制御部105で
は、上述のホスト装置110からの管理情報としての解
錠コマンドを無線通信部107を介して受けると(ステ
ップD6)、この解錠コマンドが正当(適正)なもので
あるか否かを照合する(ステップD7)。ここで、制御
部105において、上述のホスト装置110からの解錠
コマンドが正当なものであると判定された場合、鍵制御
部102に対して鍵機構101の解錠を指示する(ステ
ップD8)。また、制御部105において、上述の解錠
コマンドが正当なものでないと判定された場合は、無線
通信部107により異常情報をホスト装置110に送信
する(ステップD7のNGルートからステップD1
0)。
【0101】ホスト装置110の無線通信部113にお
いて、移動金庫100からの異常情報を受信した場合は
(ステップC8)、中央制御部112では、異常情報を
受信した回数を計数しておく。そして、この計数値を中
央記憶部111に記憶されている所定値(例えばn)と
比較し、計数値が所定値になったと判定された場合は
(ステップC9のYESルート)、移動金庫100が正
常な場所に到着しなかったと判定する。
【0102】この場合においては、移動金庫100側に
おいての警報が必要ある場合は、移動金庫100側で緊
急警報を作動させる旨の警報コマンドを送信し(ステッ
プC10のYESルートからステップC11)、警報コ
マンドを移動金庫100の無線通信部107において受
信すると(ステップD11)、警報部109における緊
急警報を作動させる(ステップD12)。
【0103】また、中央制御部112において、計数値
が所定値を超えていないと判定された場合には(ステッ
プC9のNOルート)、無線通信部113により鍵機構
101の解錠を指示する解錠コマンドを管理情報として
移動金庫100へ再度送信するように制御する(ステッ
プC5)。なお、中央制御部112において、計数値が
所定値(例えばn)になったと判定されると、移動金庫
100自身からの緊急警報を作動させる場合は(ステッ
プC9のYESルート)、ホスト装置110では、移動
金庫100に対して警報コマンドを送信するとともに警
察署/付近の車両への通知を行なう(ステップC11,
ステップC7)。
【0104】また、移動金庫100からの警報発令を行
なわない場合は(ステップC9のNOルート)、警察署
/付近の車両への通知のみを行なっている(ステップC
7)。これにより、中央制御部112において、計数値
が所定値になったと判定された場合は、移動金庫100
に対しての警報コマンドの送信の有無にかかわらず、緊
急事態の発生を所轄部署へ通報する(ステップC10の
NOルートあるいはステップC11からステップC
7)。
【0105】このように、本発明の第2実施例にかかる
輸送容器管理システムによれば、前述の第1実施例の場
合と同様に、位置情報検出部104により輸送物の位置
情報を検出して、解錠制御を位置情報の一致を条件とし
て行なうことにより、予め登録した位置情報と鍵機構1
01を解錠しようとする場所が一致しなければ解錠する
ことができないので、輸送車やケースを不当に入手して
鍵を開けようとしても開かないようにすることができ、
輸送物の安全性を向上させることができる利点がある。
【0106】さらに、移動金庫100側において、ホス
ト装置110からの解錠コマンドを所定回数受け付ける
ことができるので、それまでに解錠コマンドが一致すれ
ば解錠することができるので、ホスト装置110側及び
移動金庫100の警報部109による緊急警報の誤動作
を防ぐことができる。また、ホスト装置110からの解
錠コマンドを受けなければ移動金庫100の鍵機構10
1を解錠することができないので、例えば位置情報検出
部104が故障しても輸送物の安全性を確保することが
できる利点もある。
【0107】さらに、移動金庫100側とホスト装置1
10側における2重の位置照合の結果が一致となること
とともに、ホスト装置110からの解錠コマンドの照合
の結果が正当なものであることを解錠制御の条件として
いるので、位置照合判定の信頼性を高めるだけでなく、
解錠のための条件を二重とすることができるので、輸送
物の信頼性を更に高めることができる。
【0108】また、輸送中においても、移動金庫100
の位置をホスト装置110側で把握することができるの
で、仮に移動金庫100の盗難に遭遇した場合において
も、盗難された移動金庫100の位置を検出することが
できる。 (c)第3実施例の説明 本実施例にかかる輸送容器管理システムにおいても、前
述の第1,第2実施例にかかるものと同様に、例えば、
図8に示すような金融機関等における現金輸送の際の現
金輸送車121の安全管理システムとして適用すること
ができるものである一方、前述の第1,第2実施例にか
かるものに比して、ホスト装置110の中央制御部11
2の制御態様及び移動金庫100の構成が異なる。
【0109】即ち、ホスト装置110の中央制御部(上
位装置側位置照合手段)112においては、移動金庫1
00から、輸送先到着情報に付加された所在位置情報を
入力されると、この所在位置情報と中央記憶部111に
記憶されている輸送先の位置情報とを照合することによ
り、これらの位置情報が一致するか否かを判定する一
方、上述の位置情報が一致すると判定された場合に、無
線通信部113により、移動金庫100の鍵機構101
を解錠する際に必要となる照合用暗証情報を管理情報と
して移動金庫100へ送信するようになっている。
【0110】また、移動金庫100においては、鍵機構
101を解錠するための暗証情報を入力する暗証情報入
力手段100a〜100eをそなえており、この暗証情
報入力手段100a〜100eとしては、例えば図14
〜図18に示すように、ピンパッド100a,磁気カー
ドリーダ100b,ICカードリーダ100c,指紋照
合器100d又は音声入力器100eとすることができ
る。
【0111】即ち、図14に示すように、暗証情報入力
手段としてのピンパッド100aは、照合用暗証情報が
暗証番号である場合に、暗証番号を入力暗証情報として
操作入力しうるものである。なお、ピンパッド100a
から入力された入力暗証情報は、キー入力部204及び
拡張部205を介して制御部105に入力されるように
なっている。
【0112】さらに、図15に示す磁気カードリーダ1
00bは、照合用暗証情報としての暗証番号情報を予め
記録されている磁気カードの磁気ストライプから当該暗
証番号を入力暗証情報として読み取るものであり、この
入力暗証情報はドライバレシーバ206及び拡張部20
5を介して制御部105に入力されるようになってい
る。
【0113】また、図16に示すICカードリーダ10
0cは、照合用暗証情報としての暗証番号情報,鍵機構
101を解錠する特定の解錠操作者の指紋データあるい
は音声データが記録されたICカードのICチップ内か
ら入力暗証情報を読み取るものであり、読み取られた入
力暗証情報はドライバレシーバ206及び拡張部205
を介して制御部105に入力されるようになっている。
【0114】さらに、図17に示す指紋照合器(指紋読
取装置)100dは、照合用暗証情報を、鍵機構101
を解錠する特定の解錠操作者の指紋データとする場合、
解錠操作者の指紋を入力暗証情報として読み取るもので
あり、読み取られた入力暗証情報はドライバレシーバ2
06及び拡張部205を介して制御部105に入力され
るようになっている。
【0115】また、図18に示す音声入力器(音声入力
装置)100eは、照合用暗証情報が、鍵機構101を
解錠する特定の解錠操作者の音声データである場合に、
解錠操作者の音声を入力暗証情報として集音するもので
あり、マイク等により構成されている。また、この入力
暗証情報は、A/D変換部207及び拡張部205を介
して制御部105に入力されるようになっている。
【0116】なお、図14〜図18におけるその他の構
成要素(符号101〜203参照)は、前述の図9に示
す第1実施例の場合と同様の機能を有している。ところ
で、移動金庫100の制御部(暗証情報照合手段,解錠
指示手段)105は、鍵機構101の解錠操作時に、無
線通信部107によりホスト装置110から管理情報と
して受信した照合用暗証情報と暗証情報入力手段100
a〜100eから入力された入力暗証情報とを照合して
これらの暗証情報が一致するか否かを判定するようにな
っている。
【0117】さらに、制御部105は、輸送先の位置情
報と所在位置情報とが一致すると判定され、且つ、照合
用暗証情報と入力暗証情報とが一致すると判定された場
合は、錠ドライバ回路102に対して鍵機構101の解
錠を指示するようになっている。また、制御部105に
おける上述の照合用暗証情報と入力暗証情報との照合の
結果、これらが不一致であると判定された場合には、警
報部109を制御することにより警報を発生するように
なっているほか、無線通信部107により、異常情報を
ホスト装置110へ送信するようになっている。
【0118】さらに、ホスト装置110の中央制御部
(通報手段)112においては、無線通信部113によ
り移動金庫100からの異常情報を受信すると緊急事態
の発生を所轄部署へ通報するようになっている。上述の
構成により、本発明の第3実施例にかかる輸送容器管理
システムの動作を図19に示すフローチャート(ステッ
プE1〜ステップE8,ステップF1〜ステップF1
1)を用いて以下に説明する。
【0119】本実施例にかかる輸送容器管理システムに
おいては、移動金庫100を現金輸送車121に積載
し、所定の場所へ輸送する際において、到着場所の位置
情報とともに、鍵機構101を解錠する際に必要となる
照合用暗証情報についても、ホスト装置110の中央記
憶部111に登録しておく(ステップE1,ステップE
2)。
【0120】ここで、上述の照合用暗証情報とは、移動
金庫100を輸送する輸送者(警送者)の識別用の暗証
情報であり、例えば暗証番号情報,輸送者の指紋情報あ
るいは音声情報等がある。また、ホスト装置110側に
よる、現金輸送車121の輸送中の移動金庫100の位
置を把握する処理(ステップE3)については、前述の
第1,第2実施例と同様に行なわれる(図12のフロー
チャート参照)。
【0121】即ち、この場合においても、ホスト装置1
10の無線通信部113において、移動金庫100から
の現在位置検出情報を受信すると、この情報に基づい
て、中央制御部112の制御に基づき、ディスプレイ等
の入出力装置114により現在位置を地図表示すること
ができる。また、移動金庫100側においても、前述の
第1実施例と同様に、鍵機構101の施錠/解錠のため
の情報としての到着場所の位置情報の記憶部103への
登録処理(ステップF1)から、制御部105による、
位置情報検出部104で検出された移動金庫100の所
在位置情報と記憶部103に記憶されている到着場所の
位置情報との一致判定処理(ステップF4)に至る処理
が行なわれる。
【0122】ここで、制御部105における到着場所情
報の照合の結果、移動金庫100の所在位置情報と記憶
部103に記憶されている到着位置情報とが一致しない
場合は、移動金庫100が登録された到着場所に到着し
ていないと判定され、無線通信部107を介し、ホスト
装置110の無線通信部113に対して、緊急警報通知
を送信し(ステップF4のNGルートからステップF1
0)、警報部109における緊急警報を作動させる(ス
テップF11)。
【0123】なお、ホスト装置110において、無線通
信部107からの緊急警報通知を受信すると(ステップ
E7)、通報部114による制御により、無線又は電話
を用いて警察署の所轄部署または付近の車両へ緊急事態
の発生を通知する(ステップE8)。また、制御部10
5における一致判定処理の結果、移動金庫100の所在
位置情報と記憶部103に記憶されている到着位置情報
とが一致した場合は(ステップF4のOKルート)、無
線通信部107により、ホスト装置110に対し、所在
位置情報が付加された輸送先到着情報を通知する(ステ
ップF5)。
【0124】そして、ホスト装置110の無線通信部1
13により、移動金庫100からの所在位置情報が付加
された輸送先到着情報を受信すると(ステップE4)、
中央制御部112においても、この所在位置情報と中央
記憶部111に管理データとして記録されている輸送先
の位置情報とを照合してこれらの位置情報が一致するか
否かを判定する(ステップE5)。
【0125】中央制御部112においては、上述の位置
情報の照合の結果、これらの位置情報が一致する場合は
(ステップE5のOKルート)、移動金庫100が登録
された到着場所に到着したと判定され、無線通信部11
3により、鍵機構101の解錠を行なうために必要な照
合用暗証情報を管理情報として送信する一方(ステップ
E6)、不一致である場合は、無線又は電話を用いて所
轄部署としての警察署または付近の車両へ緊急事態の発
生を通知する(ステップE8)。
【0126】これにより、移動金庫100側とホスト装
置110側における2重の位置照合処理を通じて、位置
照合判定の信頼性を高めている。さらに、上述の位置情
報が一致する場合において、移動金庫100の制御部1
05では、上述のホスト装置110からの管理情報とし
ての照合用暗証情報を無線通信部107を介して受ける
一方(ステップF6)、鍵機構101を解錠する特定の
解錠操作者が、暗証情報入力手段100a〜100eに
より入力暗証情報を入力する(ステップF7)。
【0127】そして、制御部105においては、上述の
ホスト装置110からの照合用暗証情報と暗証情報入力
手段100a〜100eからの入力暗証情報とを照合し
て、これらの暗証情報が一致するか否かを判定する(ス
テップF8)。ここで、これらの暗証情報が一致する場
合、即ち、照合用暗証情報と入力暗証情報とが一致する
と判定された場合は、制御部105では、錠ドライバ回
路102に対して鍵機構101の解錠を指示する(ステ
ップF8のOKルートからステップF9)。
【0128】これにより、位置情報の一致と暗証情報の
一致とを条件とすることにより、移動金庫100が輸送
を開始した後は、特定の解錠操作者のみが、到着場所に
おいてのみ、鍵機構101を解錠することができる。ま
た、上述の制御部105においての暗証情報の照合の結
果、これらが不一致であると判定された場合には、前述
の位置情報が不一致となった場合(ステップF4のNG
ルート)と同様に、無線通信部107により、異常情報
をホスト装置110へ送信する一方(ステップF8のN
OルートからステップF10)、警報部109を制御す
ることにより警報を発生する(ステップF11)。
【0129】さらに、ホスト装置110の中央制御部1
12においては、無線通信部113により移動金庫10
0からの異常情報を受信すると(ステップE7)、緊急
事態の発生を所轄部署としての警察署や付近の車両へ通
報する(ステップE8)。このように、本発明の第3実
施例にかかる輸送容器管理システムによれば、前述の第
1,第2実施例の場合と同様に、位置情報検出部104
により輸送物の位置情報を検出して、解錠制御を位置情
報の一致を条件として行なうことにより、予め登録した
位置情報と鍵機構101を解錠しようとする場所が一致
しなければ解錠することができないので、輸送車やケー
スを不当に入手して鍵を開けようとしても開かないよう
にすることができ、輸送物の安全性を向上させることが
できる利点がある。
【0130】また、ホスト装置110からの暗証情報を
受けなければ移動金庫100の鍵機構101を解錠する
ことができないので、例えば位置情報検出部104が故
障しても輸送物の安全性を確保することができる利点も
ある。さらに、移動金庫100側とホスト装置110側
における2重の位置照合の結果が一致となることととも
に、ホスト装置110からの暗証情報の照合の結果が一
致であることを解錠制御の条件としているので、位置照
合判定の信頼性を高めるだけでなく、解錠のための条件
を二重とすることができるので、輸送物の安全性を更に
高めることができる。
【0131】また、輸送中においても、移動金庫100
の位置をホスト装置110側で把握することができるの
で、仮に移動金庫100の盗難に遭遇した場合において
も、盗難された移動金庫100の位置を検出することが
できる。 (d)第4実施例の説明 本実施例にかかる輸送容器管理システムにおいても、前
述の第1〜第3実施例にかかるものと同様に、例えば、
図8に示すような金融機関等における現金輸送の際の現
金輸送車121の安全管理システムとして適用すること
ができるものである。
【0132】また、本実施例にかかる輸送容器管理シス
テムにおいては、前述の第2実施例に比して、移動金庫
100の制御部105が、位置情報が一致するか否かを
判定する位置照合手段としての機能を有していない点が
異なるが、その他の構成については、基本的に同様であ
る。即ち、本実施例にかかる輸送容器管理システムにお
いては、移動金庫100が輸送先に到着すると、移動金
庫100側において輸送先の位置情報を照合せずに、無
線通信部107により、位置情報検出部104により検
出された前記所在位置情報を付加した輸送先到着情報を
ホスト装置110へ送信するようになっている。
【0133】上述の構成により、本発明の第4実施例に
かかる輸送容器管理システムの動作を、図20に示すフ
ローチャート(ステップG1〜ステップG10,ステッ
プH1〜ステップH10)を用いて以下に説明する。本
実施例においては、移動金庫100が輸送先に到着した
場合に、その到着場所が登録された場所であるか否かの
判定を行なわずに、そのまま、到着場所の位置情報を含
む輸送先到着情報をホスト装置110に通知する(ステ
ップH4)ことのみが前述の第2実施例と異なり、その
他の処理の流れについては、基本的に同様である。
【0134】即ち、本実施例においても、移動金庫10
0を現金輸送車121に積載し、所定の場所へ輸送する
際において、ホスト装置110の中央記憶部111に到
着場所の位置情報を登録する処理(ステップG1)や、
ホスト装置110側による、現金輸送車121の輸送中
の移動金庫100の位置を把握する処理(ステップG
2)については、前述の第1〜第3実施例と同様に行な
われる。
【0135】従って、ホスト装置110の無線通信部1
13において、移動金庫100からの現在位置検出情報
を受信すると、この情報に基づいて、中央制御部112
の制御に基づき、ディスプレイ等の入出力装置114に
より現在位置を地図表示することができる(図12のフ
ローチャート参照)。そして、移動金庫100の記憶部
103においても到着場所の位置情報を登録してから
(ステップH1)、移動金庫100を積載した現金輸送
車121は登録された到着場所へ向けて出発する。これ
により、移動金庫100が所定の場所へ輸送されるが
(ステップH2)、この現金輸送車121による輸送が
終了すると、解錠操作者は、輸送が終了した旨の入力を
行なう。
【0136】移動金庫100の制御部105では、解錠
操作者による輸送終了入力により移動金庫100の輸送
が終了したことを認識すると、位置情報検出部104に
おいて現在所在している位置を検出する(ステップH
3)。そして、無線通信部107からホスト装置110
に対して、位置情報検出部104において検出された所
在位置情報を付加した輸送先到着情報を通知する(ステ
ップH4)。
【0137】ホスト装置110の無線通信部113にお
いて、移動金庫100からの所在位置情報が付加された
輸送先到着情報を受信すると(ステップG3)、中央制
御部112において、この所在位置情報と中央記憶部1
11に管理データとして記録されている輸送先の位置情
報とを照合してこれらの位置情報が一致するか否かを判
定する(ステップG4)。
【0138】以降、中央制御部112における位置情報
の判定結果に応じた処理(ステップG5〜ステップG1
0,ステップH5〜ステップH10)は、前述の第2実
施例における処理(図13のフローチャートのステップ
C5,ステップC7〜ステップC11,ステップD6〜
ステップD12参照)と同様に行なわれる。即ち、中央
制御部112による位置情報の照合の結果、これらの位
置情報が一致する場合は(ステップG4のOKルー
ト)、移動金庫100が登録された到着場所に到着した
と判定され、無線通信部113により、鍵機構101の
解錠を指示する管理情報としての解錠コマンドを移動金
庫100へ送信する(ステップG5)。
【0139】さらに、移動金庫100の制御部105で
は、上述のホスト装置110からの管理情報としての解
錠コマンドを無線通信部107を介して受けると(ステ
ップH5)、この解錠コマンドが正当(適正)なもので
あるか否かを照合する(ステップH6)。ここで、制御
部105において、上述のホスト装置110からの解錠
コマンドが正当なものであると判定された場合、鍵制御
部102に対して鍵機構101の解錠を指示する(ステ
ップH7)。
【0140】また、制御部105において、上述の解錠
コマンドが正当なものでないと判定された場合は、無線
通信部107により異常情報をホスト装置110に送信
する(ステップH6のNGルートからステップH8)。
ホスト装置110の無線通信部113において、移動金
庫100からの異常情報を受信した場合は(ステップG
6)、中央制御部112では、異常情報を受信した回数
を計数しておく。
【0141】そして、この計数値を中央記憶部111に
記憶されている所定値(例えばn)と比較し、計数値が
所定値になったと判定された場合は(ステップG7のY
ESルート)、移動金庫100が正常な場所に到着しな
かったと判定する。この場合においては、移動金庫10
0側においての警報が必要ある場合は、移動金庫100
側で緊急警報を作動させる旨の警報コマンドを送信し
(ステップG8のYESルートからステップG9)、警
報コマンドを移動金庫100の無線通信部107におい
て受信すると(ステップH9)、警報部109における
緊急警報を作動させる(ステップH10)。
【0142】また、中央制御部112において、計数値
が所定値を超えていないと判定された場合には(ステッ
プG7のNOルート)、無線通信部113により鍵機構
101の解錠を指示する解錠コマンドを管理情報として
移動金庫100へ再度送信するように制御する(ステッ
プG5)。なお、中央制御部112において、計数値が
所定値(例えばn)になったと判定された場合は、移動
金庫100自身からの緊急警報を作動させる場合は(ス
テップG8のYESルート)、ホスト装置110では、
移動金庫100に対して警報コマンドを送信するととも
に警察署/付近の車両への通知を行ない(ステップG
9,ステップG10)、移動金庫100からの警報発令
を行なわない場合は(ステップG8のNOルート)、警
察署/付近の車両への通知のみを行なっている(ステッ
プG10)。
【0143】これにより、計数値が所定値になったと判
定された場合は、移動金庫100に対しての警報コマン
ドの送信の有無にかかわらず、緊急事態の発生を所轄部
署へ通報することができる。このように、本発明の第4
実施例にかかる輸送容器管理システムによれば、ホスト
装置110からの解錠コマンドが正当なものであること
を条件に、鍵機構101の解錠制御を行なうことができ
るので、鍵機構101の解錠のためのコマンド情報を移
動金庫100毎に管理することができる利点がある。
【0144】また、ホスト装置110からの解錠コマン
ドを受けなければ移動金庫100の鍵機構101を解錠
することができないので、例えば位置情報検出部104
が故障しても輸送物の安全性を確保することができる利
点もある。さらに、前述の第2実施例と同様に、移動金
庫100側において、ホスト装置110からの解錠コマ
ンドを所定回数受け付けることができるので、それまで
に解錠コマンドが一致すれば解錠することができるの
で、ホスト装置110側及び移動金庫100の警報部1
09による緊急警報の誤動作を防ぐことができる。
【0145】また、輸送中においても、移動金庫100
の位置をホスト装置110側で把握することができるの
で、仮に移動金庫100の盗難に遭遇した場合において
も、盗難された移動金庫100の位置を検出することが
できる。 (e)第5実施例の説明 本実施例にかかる輸送容器管理システムにおいても、前
述の第1〜第4実施例にかかるものと同様に、例えば、
図8に示すような金融機関等における現金輸送の際の現
金輸送車121の安全管理システムとして適用すること
ができるものである。
【0146】また、本実施例にかかる輸送容器管理シス
テムにおいては、前述の第3実施例に比して、移動金庫
100の制御部105が、位置情報が一致するか否かを
判定する位置照合手段としての機能を有していない点
と、移動金庫100の緊急警報の作動態様が異なるが、
その他の構成については、基本的に同様である。上述の
構成により、本発明の第5実施例にかかる輸送容器管理
システムは、図21に示すフローチャート(ステップJ
1〜J9,ステップK1〜ステップK11)に従って動
作する。
【0147】本実施例においては、移動金庫100が輸
送先に到着した場合に、その到着場所が登録された場所
であるか否かの判定を行なわずに、そのまま、到着場所
の位置情報を含む輸送先到着情報をホスト装置110に
通知する点(ステップK4)と、ホスト装置110側の
中央制御部112においての位置情報が不一致であると
判定された場合においても移動金庫100の警報部10
9において緊急警報を作動させる点(ステップJ7,ス
テップK9,ステップK10)とが前述の第33実施例
と異なり、その他の処理の流れについては、基本的に同
様である。
【0148】即ち、本実施例にかかる輸送容器管理シス
テムにおいても、移動金庫100を現金輸送車121に
積載し所定の場所へ輸送する際に、到着場所の位置情報
とともに、鍵機構101を解錠する際に必要となる照合
用暗証情報(例えば暗証番号情報,輸送者の指紋情報あ
るいは音声情報等)を、ホスト装置110の中央記憶部
111に登録しておく(ステップE1,ステップE
2)。
【0149】また、ホスト装置110側による、現金輸
送車121の輸送中の移動金庫100の位置を把握する
処理(ステップJ3)については、前述の第1〜第4実
施例と同様に行なわれる(図12のフローチャート参
照)。従って、ホスト装置110の無線通信部113に
おいて、移動金庫100からの現在位置検出情報を受信
すると、この情報に基づいて、中央制御部112の制御
に基づき、ディスプレイ等の入出力装置114により現
在位置を地図表示することができる。
【0150】そして、移動金庫100の記憶部103に
おいても到着場所の位置情報を登録してから(ステップ
K1)、移動金庫100を積載した現金輸送車121は
登録された到着場所へ向けて出発する。これにより、移
動金庫100が所定の場所へ輸送されるが(ステップK
2)、この現金輸送車121による輸送が終了すると、
解錠操作者は、輸送が終了した旨の入力を行なう。
【0151】移動金庫100の制御部105では、解錠
操作者による輸送終了入力により移動金庫100の輸送
が終了したことを認識すると、位置情報検出部104に
おいて現在所在している位置を検出し(ステップK
3)、検出された所在位置情報を付加した輸送先到着情
報を、無線通信部107からホスト装置110に対して
通知する(ステップK4)。
【0152】ホスト装置110の無線通信部113にお
いて、移動金庫100からの所在位置情報が付加された
輸送先到着情報を受信すると(ステップJ4)、中央制
御部112において、この所在位置情報と中央記憶部1
11に管理データとして記録されている輸送先の位置情
報とを照合してこれらの位置情報が一致するか否かを判
定する(ステップJ5)。
【0153】また、中央制御部112における一致判定
処理の結果、移動金庫100の所在位置情報と記憶部1
13に記憶されている到着位置情報とが一致した場合は
(ステップJ5のOKルート)、移動金庫100が登録
された到着場所に到着したと判定され、無線通信部11
3により、鍵機構101の解錠を行なうために必要な照
合用暗証情報を管理情報として送信する(ステップJ
6)。
【0154】さらに、中央制御部112において、位置
情報が不一致である場合は、無線通信部113から移動
金庫100に対して警報動作を指示する警報コマンドを
管理情報として送信するとともに(ステップJ7)、無
線又は電話を用いて所轄部署としての警察署または付近
の車両へ緊急事態の発生を通知する(ステップJ9)。
【0155】また、移動金庫100の無線通信部107
において、無線通信部113からの警報コマンドを受信
すると(ステップK10)、移動金庫100において
は、警報部109により緊急警報を作動させる(ステッ
プK11)。ところで、中央制御部112において、位
置情報が一致すると判定された場合は、無線通信部11
3を介して移動金庫100に対して鍵機構101の解錠
のために必要な管理情報としての照合用暗証情報を送信
する(ステップJ6)。
【0156】移動金庫100の制御部105では、ホス
ト装置110からの照合用暗証情報を無線通信部107
を介して受信すると(ステップK5)、鍵機構101を
解錠する特定の解錠操作者が、暗証情報入力手段100
a〜100eにより入力暗証情報を入力する(ステップ
K6)。そして、制御部105においては、上述のホス
ト装置110からの照合用暗証情報と暗証情報入力手段
100a〜100eからの入力暗証情報とを照合して、
これらの暗証情報が一致するか否かを判定する(ステッ
プK7)。
【0157】ここで、これらの暗証情報が一致する場
合、即ち、照合用暗証情報と入力暗証情報とが一致する
と判定された場合は、制御部105では、錠ドライバ回
路102に対して鍵機構101の解錠を指示する(ステ
ップK7のOKルートからステップK8)。これによ
り、位置情報の一致と暗証情報の一致とを条件とするこ
とにより、移動金庫100が輸送を開始した後は、特定
の解錠操作者のみが、到着場所においてのみ、鍵機構1
01を解錠することができる。
【0158】また、上述の制御部105においての暗証
情報の照合の結果、これらが不一致であると判定された
場合には、無線通信部107を介して緊急警報をホスト
装置110へ送信する一方(ステップK10)、警報部
109を制御することにより緊急警報を発生する(ステ
ップJ11)。さらに、ホスト装置110では、無線通
信部113により移動金庫100において緊急警報をを
受信すると(ステップJ8)、中央制御部112によ
り、緊急事態の発生を所轄部署としての警察署や付近の
車両へ通報する(ステップJ9)。
【0159】このように、本発明の第5実施例にかかる
輸送容器管理システムによれば、事前に登録された暗証
情報と、移動金庫100から入力される暗証情報との照
合結果が一致であることを条件に、鍵機構101の解錠
制御を行なうことができるので、鍵機構101の解錠の
ための暗証情報を移動金庫100毎に管理することがで
きる利点がある。
【0160】さらに、ホスト装置110からの暗証情報
を受けなければ移動金庫100の鍵機構101を解錠す
ることができないので、例えば位置情報検出部104が
故障しても輸送物の安全性を確保することができる利点
もある。また、輸送中においても、移動金庫100の位
置をホスト装置110側で把握することができるので、
仮に移動金庫100の盗難に遭遇した場合においても、
盗難された移動金庫100の位置を検出することができ
る。
【0161】(f)その他 上述の各実施例においては、位置情報検出部104をそ
なえ、位置情報の一致を条件として解錠制御を行なって
いるが、これに限定されず、ホスト装置110から解錠
コマンド又は暗証情報を受け、この解錠コマンド又は暗
証情報の照合を行ない、照合結果の一致のみを解錠制御
の条件としても、輸送物の安全性(セキュリティ)を確
保することができ、また、このようにすれば予め到着場
所の位置情報を登録する必要もない。
【0162】なお、この場合においては、移動金庫10
0は、ハード的には、例えば図21に示すように、無線
通信部107をMCA無線回路107A及びアンテナ1
07Bにより構成されているものとすることができるほ
か、図22に示すように、無線通信部107をモデム1
07C,携帯電話107D及びアンテナ107Eにより
構成されているものとすることができる。
【0163】また、上述の各実施例においては、輸送容
器として現金輸送車121に積載された移動金庫100
を用いた場合について詳述したが、本発明によれば、こ
れに限定されず、例えば、宅配等の運送業務において
も、宅配車両に積載される荷物を遠隔して管理するシス
テムとして適用することもでき、このようにしても、上
述の各実施例にて得られる利点が得られることはいうま
でもない。
【0164】
【0165】
【発明の効果】 以上詳述したように、本 発明によれば、
上位装置からの解錠コマンドを受けなければ輸送容器の
鍵機構を解錠することができないので、例えば位置検出
手段が故障しても輸送物の安全性を確保することができ
るほか、鍵機構の解錠のために、輸送容器側と上位装置
側における2重の位置照合の結果がともに一致となると
いう条件と、上位装置からの解錠コマンドの照合の結果
が正当なものであるという条件とを設けたことにより、
位置照合判定の信頼性を高めるだけでなく、解錠のため
の条件を二重とすることができるので、輸送物の信頼性
を更に高めることができる利点もある。
【0166】また、本発明によれば、上位装置からの暗
証情報を受けなければ輸送容器の鍵機構を解錠すること
ができないので、例えば位置検出手段が故障しても輸送
物の安全性を確保することができる利点があるほか、鍵
機構の解錠のために、輸送容器側と上位装置側における
2重の位置照合の結果が一致となるという条件と、上位
装置からの暗証情報の照合の結果が一致であるという条
件とを設けたことにより、位置照合判定の信頼性を高め
るだけでなく、解錠のための条件を二重とすることがで
きるので、輸送物の安全性を更に高めることができる。
【0167】さらに、本発明によれば、輸送容器側にお
いて、上位装置からの解錠コマンドを、正当なものが入
力されるまで所定回数入力することができるので、それ
までに正当な解錠コマンドが入力されれば解錠すること
ができるので、上位装置側及び輸送容器の警報手段によ
る緊急警報の誤動作を防ぐこともできる。
【0168】
【0169】また、本発明によれば、事前に登録された
暗証情報と、移動金庫から入力される暗証情報との照合
結果が一致であることを条件に、鍵機構の解錠制御を行
なうことができるので、鍵機構の解錠のための暗証情報
を移動金庫毎に管理することができるほか、上位装置か
らの暗証情報を受けなければ移動金庫の鍵機構を解錠す
ることができないので、例えば位置検出手段が故障して
も輸送物の安全性を確保することができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の関連技術を説明するブロック図であ
る。
【図2】第の発明の原理ブロック図である。
【図3】本発明の関連技術を説明するブロック図であ
る。
【図4】第の発明のブロック図である。
【図5】本発明の関連技術を説明するブロック図であ
る。
【図6】本発明の関連技術を説明するブロック図であ
る。
【図7】本発明の第1実施例にかかる輸送容器管理シス
テムを機能的に示すブロック図である。
【図8】本発明の第1実施例が適用される安全管理シス
テムを示すブロック図である。
【図9】本発明の第1実施例にかかる移動金庫を示すハ
ードブロック図である。
【図10】本発明の第1実施例にかかる移動金庫を示す
ハードブロック図である。
【図11】本発明の第1実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図12】本発明の第1実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図13】本発明の第2実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図14】本発明の第3実施例にかかる移動金庫を示す
ハードブロック図である。
【図15】本発明の第3実施例にかかる移動金庫を示す
ハードブロック図である。
【図16】本発明の第3実施例にかかる移動金庫を示す
ハードブロック図である。
【図17】本発明の第3実施例にかかる移動金庫を示す
ハードブロック図である。
【図18】本発明の第3実施例にかかる移動金庫を示す
ハードブロック図である。
【図19】本発明の第3実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図20】本発明の第4実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図21】本発明の第5実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図22】本発明の他の実施例にかかる移動金庫を示す
ハードブロック図である。
【図23】本発明の他の実施例にかかる移動金庫を示す
ハードブロック図である。
【符号の説明】
1,11,31,51,71,91 鍵機構 2,12,32,52,72,92 鍵駆動手段 3,13 記憶手段 4,14,34,54 位置検出手段 5,15 位置照合手段 6,16,36,56 解錠指示手段 7,70,90 輸送容器 8A〜8C 輸送容器管理システム 9A,19,39,59 警報手段 9B 送信手段 10,30 輸送容器 17,37,57 輸送容器側受信手段 18,38,58 輸送容器側送信手段 20,40,80 上位装置 21,41,61 中央記憶手段 22,42,62 上位装置側送信手段 23,43,63 上位装置側受信手段 25,65 通報手段 35,75 解錠コマンド照合手段 44,64 上位装置側位置照合手段 53,93 暗証情報入力手段 55,95 暗証情報照合手段 77,97 受信手段 100 移動金庫(輸送容器) 100a ピンパッド 100b 磁気カードリーダ 100c ICカードリーダ 100d 指紋照合器 100e 音声入力器 101 鍵機構 102 鍵制御部(鍵駆動手段) 103 記憶部(記憶手段) 104 位置情報検出部(位置検出部) 104A GPSレシーバ回路 104B アンテナ 105 制御部(位置照合手段,解錠指示手段,解錠コ
マンド照合手段,暗証情報照合手段) 107 無線通信部(輸送容器側送信手段,輸送容器側
受信手段,受信手段) 107A MCA無線回路 107B,107E アンテナ 107C モデム部 107D 携帯電話 108 電源部 109 警報部(警報手段) 110 ホスト装置(上位装置) 111 中央記憶部(中央記憶手段) 112 中央制御部(中央制御手段) 113 無線通信部(上位装置側送信手段,上位装置側
受信手段) 114 入出力装置 201 ROM 202,203 RS232Cドライバ・レシーバ回路 204 キー入力部 205 拡張部 206 ドライバレシーバ 207 A/D変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−149048(JP,A) 特開 平6−69848(JP,A) 実開 昭63−27666(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 49/00 - 49/04 E05G 1/00 E05B 65/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸送時に物品を収納した状態で閉蓋され
    鍵機構により施錠される輸送容器と、該輸送容器を管理
    する上位装置とをそなえてなる輸送容器管理システムで
    あって、 該輸送容器が、 該上位装置からの管理情報を受信する輸送容器側受信手
    段と、 該上位装置へ当該輸送容器に関する情報を送信する輸送
    容器側送信手段と、 該鍵機構を駆動して該鍵機構の施錠/解錠状態を切り換
    える鍵駆動手段と、 該鍵機構を解錠すべき該輸送容器の輸送先の位置情報を
    予め記憶する記憶手段と、 該輸送容器の現在の所在位置を検出する位置検出手段
    と、 該鍵機構の解錠操作時に、該記憶手段に記憶されている
    前記輸送先の位置情報と該位置検出手段により検出され
    た所在位置情報とを照合してこれらの位置情報が一致す
    るか否かを判定する位置照合手段と、 該位置照合手段により前記輸送先の位置情報と前記所在
    位置情報とが一致すると判定された場合、該鍵駆動手段
    に対して該鍵機構の解錠を指示する解錠指示手段とを有
    して構成されるとともに、 該上位装置が、 該輸送容器の管理データを記憶する中央記憶手段と、 該輸送容器へ当該輸送容器を管理するための管理情報を
    送信する上位装置側送信手段と、 該輸送容器から当該輸送容器に関する情報を受信する上
    位装置側受信手段とを有して構成され、 該輸送容器の輸送開始前に、該上位装置の該上位装置側
    送信手段により、該中央記憶手段に前記管理データとし
    て記憶されている前記輸送先の位置情報を前記管理情報
    として該輸送容器へ送信し、 該輸送容器において、該輸送容器側受信手段により該上
    位装置から前記管理情報として受信した前記輸送先の位
    置情報を、該輸送容器の該記憶手段に登録・記憶する一
    方、 該輸送容器において、該鍵機構の解錠操作時に、該位置
    照合手段により前記輸送先の位置情報と前記所在位置情
    報とが一致すると判定された場合に、該輸送容器側送信
    手段により、前記所在位置情報を付加した輸送先到着情
    報を該上位装置へ送信し、 該上位装置に、該上位装置側受信手段により該輸送容器
    から受信した前記輸送先到着情報に付加された前記所在
    位置情報と該中央記憶手段に前記管理データとして記憶
    されている前記輸送先の位置情報とを照合してこれらの
    位置情報が一致するか否かを判定する上位装置側位置照
    合手段がそなえられるとともに、 該上位装置側位置照合手段により前記所在位置情報と前
    記輸送先の位置情報とが一致すると判定された場合に、
    該上位装置側送信手段により、該輸送容器の該鍵機構の
    解錠を指示する解錠コマンドを前記管理情報として該輸
    送容器へ送信する一方、 該輸送容器に、該輸送容器側受信手段により該上位装置
    から前記管理情報として受信した前記解錠コマンドが正
    当なものであるか否かを判定する解錠コマンド照合手段
    がそなえられ、 該解錠指示手段が、該位置照合手段により前記輸送先の
    位置情報と前記所在位置情報とが一致すると判定され、
    且つ、該解錠コマンド照合手段により前記解錠コマンド
    が正当なものと判定された場合、該鍵駆動手段に対して
    該鍵機構の解錠を指示することを特徴とする、輸送容器
    管理システム。
  2. 【請求項2】 該輸送容器において、該解錠コマンド照
    合手段により前記解錠コマンドが正当なものでないと判
    定された場合に、該輸送容器側送信手段により、異常情
    報を該上位装置へ送信する一方、 該上位装置に、該上位装置側受信手段により該輸送容器
    から前記異常情報を受信した回数を計数する計数手段
    と、該計数手段による計数値を所定値と比較する比較手
    段と、該比較手段により前記計数値が前記所定値になっ
    たと判定された場合に緊急事態の発生を所轄部署へ通報
    する通報手段とがそなえられ、 該比較手段により前記計数値が前記所定値を超えていな
    いと判定された場合には、該上位装置側送信手段によ
    り、該鍵機構の解錠を指示する解錠コマンドを前記管理
    情報として該輸送容器へ再度送信することを特徴とす
    る、請求項記載の輸送容器管理システム。
  3. 【請求項3】 該上位装置において、該比較手段により
    前記計数値が前記所定値になったと判定された場合に、
    該上位装置側送信手段により、警報動作を指示する警報
    コマンドを前記管理情報として該輸送容器へ送信する一
    方、 該輸送容器に、該輸送容器側受信手段により該上位装置
    から前記管理情報として前記警報コマンドを受信すると
    警報を発生する警報手段がそなえられていることを特徴
    とする、請求項記載の輸送容器管理システム。
  4. 【請求項4】 輸送時に物品を収納した状態で閉蓋され
    鍵機構により施錠される輸送容器と、該輸送容器を管理
    する上位装置とをそなえてなる輸送容器管理システムで
    あって、 該輸送容器が、 該上位装置からの管理情報を受信する輸送容器側受信手
    段と、 該上位装置へ当該輸送容器に関する情報を送信する輸送
    容器側送信手段と、 該鍵機構を駆動して該鍵機構の施錠/解錠状態を切り換
    える鍵駆動手段と、 該鍵機構を解錠すべき該輸送容器の輸送先の位置情報を
    予め記憶する記憶手段と、 該輸送容器の現在の所在位置を検出する位置検出手段
    と、 該鍵機構の解錠操作時に、該記憶手段に記憶されている
    前記輸送先の位置情報と該位置検出手段により検出され
    た所在位置情報とを照合してこれらの位置情報が一致す
    るか否かを判定する位置照合手段と、 該位置照合手段により前記輸送先の位置情報と前記所在
    位置情報とが一致すると判定された場合、該鍵駆動手段
    に対して該鍵機構の解錠を指示する解錠指示手段とを有
    して構成されるとともに、 該上位装置が、 該輸送容器の管理データを記憶する中央記憶手段と、 該輸送容器へ当該輸送容器を管理するための管理情報を
    送信する上位装置側送信手段と、 該輸送容器から当該輸送容器に関する情報を受信する上
    位装置側受信手段とを有して構成され、 該輸送容器の輸送開始前に、該上位装置の該上位装置側
    送信手段により、該中央記憶手段に前記管理データとし
    て記憶されている前記輸送先の位置情報を前記管理情報
    として該輸送容器へ送信し、 該輸送容器において、該輸送容器側受信手段により該上
    位装置から前記管理情報として受信した前記輸送先の位
    置情報を、該輸送容器の該記憶手段に登録・記憶する一
    方、 該輸送容器において、該鍵機構の解錠操作時に、該位置
    照合手段により前記輸送先の位置情報と前記所在位置情
    報とが一致すると判定された場合に、該輸送容器側送信
    手段により、前記所在位置情報を付加した輸送先到着情
    報を該上位装置へ送信し、 該上位装置に、該上位装置側受信手段により該輸送容器
    から受信した前記輸送先到着情報に付加された前記所在
    位置情報と該中央記憶手段に前記管理データとして記憶
    されている前記輸送先の位置情報とを照合してこれらの
    位置情報が一致するか否かを判定する上位装置側位置照
    合手段がそなえられるとともに、 該上位装置側位置照合手段により前記所在位置情報と前
    記輸送先の位置情報とが一致すると判定された場合に、
    該上位装置側送信手段により、該輸送容器の該鍵機構を
    解錠する際に必要となる照合用暗証情報を前記管理情報
    として該輸送容器へ送信する一方、 該輸送容器に、 該鍵機構を解錠するための暗証情報を入力する暗証情報
    入力手段と、 該鍵機構の解錠操作時に、該輸送容器側受信手段により
    該上位装置から前記管理情報として受信した前記照合用
    暗証情報と該暗証情報入力手段から入力された入力暗証
    情報とを照合してこれらの暗証情報が一致するか否かを
    判定する暗証情報照合手段とがそなえられ、 該解錠指示手段が、該位置照合手段により前記輸送先の
    位置情報と前記所在位置情報とが一致すると判定され、
    且つ、該暗証情報照合手段により前記照合用暗証情報と
    前記入力暗証情報とが一致すると判定された場合、該鍵
    駆動手段に対して該鍵機構の解錠を指示することを特徴
    とする、輸送容器管理システム。
  5. 【請求項5】 該輸送容器に、該暗証情報照合手段によ
    り前記照合用暗証情報と前記入力暗証情報とが不一致で
    あると判定された場合に警報を発生する警報手段がそな
    えられていることを特徴とする、請求項記載の輸送容
    器管理システム。
  6. 【請求項6】 該輸送容器において、該暗証情報照合手
    段により前記照合用暗証情報と前記入力暗証情報とが不
    一致であると判定された場合に、該輸送容器側送信手段
    により、異常情報を該上位装置へ送信する一方、 該上位装置に、該上位装置側受信手段により該輸送容器
    から前記警報情報を受信すると緊急事態の発生を所轄部
    署へ通報する通報手段がそなえられていることを特徴と
    する、請求項記載の輸送容器管理システム。
  7. 【請求項7】 輸送時に物品を収納した状態で閉蓋され
    鍵機構により施錠される輸送容器と、該輸送容器を管理
    する上位装置とをそなえてなる輸送容器管理システムで
    あって、 該輸送容器が、 該上位装置からの管理情報を受信する輸送容器側受信手
    段と、 該上位装置へ当該輸送容器に関する情報を送信する輸送
    容器側送信手段と、 該鍵機構を駆動して該鍵機構の施錠/解錠状態を切り換
    える鍵駆動手段と、 該輸送容器の現在の所在位置を検出する位置検出手段
    と、 該鍵機構を解錠するための暗証情報を入力する暗証情報
    入力手段と、 該輸送容器側受信手段により該上位装置から該鍵機構を
    解錠する際に必要となる照合用暗証情報を受信すると、
    該照合用暗証情報と該暗証情報入力手段から入力された
    入力暗証情報とを照合してこれらの暗証情報が一致する
    か否かを判定する暗証情報照合手段と、 該暗証情報照合手段により前記照合用暗証情報と前記入
    力暗証情報とが一致すると判定された場合、該鍵駆動手
    段に対して該鍵機構の解錠を指示する解錠指示手段とを
    有して構成され、 該輸送容器が輸送先に到着すると、該輸送容器側送信手
    段により、該位置検出手段により検出された前記所在位
    置情報を付加した輸送先到着情報を該上位装置へ送信す
    る一方、 該上位装置が、 該輸送容器の管理データを記憶する中央記憶手段と、 該輸送容器へ当該輸送容器を管理するための管理情報を
    送信する上位装置側送信手段と、 該輸送容器から当該輸送容器に関する情報を受信する上
    位装置側受信手段と、 該上位装置側受信手段により該輸送容器から受信した前
    記輸送先到着情報に付加された前記所在位置情報と該中
    央記憶手段に前記管理データとして記憶されている前記
    輸送先の位置情報とを照合してこれらの位置情報が一致
    するか否かを判定する上位装置側位置照合手段とを有し
    て構成され、 該上位装置側位置照合手段により前記所在位置情報と前
    記輸送先の位置情報とが一致すると判定された場合に、
    該上位装置側送信手段により、該輸送容器の該鍵機構を
    解錠する際に必要となる照合用暗証情報を前記管理情報
    として該輸送容器へ送信することを特徴とする、輸送容
    器管理システム。
  8. 【請求項8】 該輸送容器に、該暗証情報照合手段によ
    り前記照合用暗証情報と前記入力暗証情報とが不一致で
    あると判定された場合に警報を発生する警報手段がそな
    えられていることを特徴とする、請求項記載の輸送容
    器管理システム。
  9. 【請求項9】 該輸送容器において、該暗証情報照合手
    段により前記照合用暗証情報と前記入力暗証情報とが不
    一致であると判定された場合に、該輸送容器側送信手段
    により、異常情報を該上位装置へ送信する一方、 該上位装置に、該上位装置側受信手段により該輸送容器
    から前記警報情報を受信すると緊急事態の発生を所轄部
    署へ通報する通報手段がそなえられていることを特徴と
    する、請求項記載の輸送容器管理システム。
  10. 【請求項10】 該暗証情報照合手段により前記照合用
    暗証情報と前記入力暗証情報とが不一致であると判定さ
    れた場合に、警報を発生する警報手段と、警報情報を該
    上位装置へ送信する送信手段とがそなえられていること
    を特徴とする、請求項または請求項に記載の輸送容
    器管理システム。
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