JP6957076B1 - 物流管理システム、物流管理方法及びプログラム - Google Patents

物流管理システム、物流管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】物流拠点において取り扱う情報を柔軟に設定することができるようにする。【解決手段】物流の管理を行うシステムであって、荷物及び物流拠点に対応付けて入力項目を記憶する入力項目記憶部と、物流拠点を特定する拠点特定情報、及び荷物に貼付された二次元コードから読み取られた荷物を特定する荷物特定情報を作業者から受け付ける特定情報受付部と、荷物特定情報により特定される荷物及び拠点特定情報により特定される物流拠点に対応する入力項目を入力項目記憶部から特定し、特定した入力項目を入力するフォームを作業者に対して出力するフォーム出力部と、フォームに対して入力された入力項目に係る入力値を受け付ける入力部と、入力値を記憶するトラッキングデータベースと、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、物流管理システム、物流管理方法及びプログラムに関する。
特許文献1には積み替え後の荷物を管理する物流管理システムが開示されている。
特開2005−335870号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは各物流拠点において取り扱う情報を柔軟に設定することができなかった。
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、物流拠点において取り扱う情報を柔軟に設定することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、物流の管理を行うシステムであって、荷物及び物流拠点に対応付けて入力項目を記憶する入力項目記憶部と、前記物流拠点を特定する拠点特定情報、及び前記荷物に貼付された二次元コードから読み取られた前記荷物を特定する荷物特定情報を作業者から受け付ける特定情報受付部と、前記荷物特定情報により特定される前記荷物及び前記拠点特定情報により特定される前記物流拠点に対応する入力項目を前記入力項目記憶部から特定し、特定した前記入力項目を入力するフォームを前記作業者に対して出力するフォーム出力部と、前記フォームに対して入力された前記入力項目に係る入力値を受け付ける入力部と、前記入力値を記憶するトラッキングデータベースと、を備えることを特徴とする。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、物流拠点において取り扱う情報を柔軟に設定することができる。
本実施形態における物流の管理を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る物流管理システムの全体構成例を示す図である。 サーバ装置20のハードウェア構成例を示す図である。 サーバ装置20のソフトウェア構成例を示す図である。 入力項目の設定画面40の一例を示す図である。 入力項目の設定処理の流れを示す図である。 物流拠点における入力値の登録処理の流れを示す図である。 トラッキングデータベース232に登録されている情報の表示画面例を示す図である。
<発明の概要>
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本実施形態は、たとえば、以下のような構成を備える。
[項目1]
物流の管理を行うシステムであって、
荷物及び物流拠点に対応付けて入力項目を記憶する入力項目記憶部と、
前記物流拠点を特定する拠点特定情報、及び前記荷物に貼付された二次元コードから読み取られた前記荷物を特定する荷物特定情報を作業者から受け付ける特定情報受付部と、
前記荷物特定情報により特定される前記荷物及び前記拠点特定情報により特定される前記物流拠点に対応する入力項目を前記入力項目記憶部から特定し、特定した前記入力項目を入力するフォームを前記作業者に対して出力するフォーム出力部と、
前記フォームに対して入力された前記入力項目に係る入力値を受け付ける入力部と、
前記入力値を記憶するトラッキングデータベースと、
を備えることを特徴とする物流管理システム。
[項目2]
項目1に記載の物流管理システムであって、
前記荷物、前記物流拠点、及び対応する前記入力項目の指定を受け付けて前記入力項目記憶部に設定する設定部をさらに備えること、
を特徴とする物流管理システム。
[項目3]
項目2に記載の物流管理システムであって、
前記設定部は、前記入力項目の選択肢として、位置情報、画像、及び電子署名を提示すること、
を特徴とする物流管理システム。
[項目4]
項目1乃至3のいずれか1項に記載の物流管理システムであって、
前記作業者ごとに、前記作業者が前記入力値を入力可能な前記物流拠点を特定する前記拠点特定情報を記憶する権限記憶部をさらに備え、
前記特定情報受付部は、前記作業者に対して作業可能な前記物流拠点の一覧を出力し、前記物流拠点の選択を受け付けること、
を特徴とする物流管理システム。
[項目5]
物流の管理を行う方法であって、
荷物及び物流拠点に対応付けて入力項目を記憶するステップと、
前記物流拠点を特定する拠点特定情報、及び前記荷物に貼付された二次元コードから読み取られた前記荷物を特定する荷物特定情報を作業者から受け付けるステップと、
前記荷物特定情報により特定される前記荷物及び前記拠点特定情報により特定される前記物流拠点に対応する入力項目を特定し、特定した前記入力項目を入力するフォームを前記作業者に対して出力するステップと、
前記フォームに対して入力された前記入力項目に係る入力値を受け付けるステップと、
前記入力値をトラッキングデータベースに記憶させるステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする物流管理方法。
[項目6]
物流の管理を行うためのプログラムであって、
荷物及び物流拠点に対応付けて入力項目を記憶するステップと、
前記物流拠点を特定する拠点特定情報、及び前記荷物に貼付された二次元コードから読み取られた前記荷物を特定する荷物特定情報を作業者から受け付けるステップと、
前記荷物特定情報により特定される前記荷物及び前記拠点特定情報により特定される前記物流拠点に対応する入力項目を特定し、特定した前記入力項目を入力するフォームを前記作業者に対して出力するステップと、
前記フォームに対して入力された前記入力項目に係る入力値を受け付けるステップと、
前記入力値をトラッキングデータベースに記憶させるステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
<システムの概要>
以下、本発明の一実施形態に係る物流管理システムについて説明する。図1は、本実施形態における物流の管理を説明する図である。図1の例は、国際物流の例を示しており、荷物は、荷主から荷受人までの間に、国内の港湾倉庫に入庫し、通関手続を経て出庫され、空輸や海上輸送などによって現地まで送付され、現地ではトラックによって荷受人まで配送される。本実施形態の物流管理システムでは、荷物にQRコード(登録商標)を貼付する。各物流拠点(トラッキングポイント)では、荷物のQRコード(登録商標)をスマートフォン(作業端末)で読み込み、荷物のトラッキングを行う。
また、本実施形態の物流管理システムでは、各物流拠点で異なる情報が入力できるようにしている。事前にどの拠点においてどのような情報の入力を受け付けるべきかを設定しておき、QRコード(登録商標)を読み取ったスマートフォンにおいて、拠点ごとに異なる入力項目を入力させることができるようにしている。なお、QRコード(登録商標)に限らず、情報を符号化可能な一次元又は二次元のバーコード、RFIDなどの無線タグなどを用いることもできる。
図2は、本発明の一実施形態に係る物流管理システムの全体構成例を示す図である。本実施形態の物流管理システムは、サーバ装置20を含んで構成される。サーバ装置20は、作業端末10と通信ネットワーク30を介して通信可能に接続される。通信ネットワーク30は、たとえばインターネットであり、公衆電話回線網や携帯電話回線網、無線通信路、イーサネット(登録商標)などにより構築される。
作業端末10は、例えば、スマートフォンなどのコンピュータである。作業端末10としては、スマートフォン以外にもタブレットコンピュータやパーソナルコンピュータなどのコンピュータを採用することもできる。本実施形態では、作業端末10は、例えば、カメラなど、QRコード(登録商標)をスキャンするデバイスを有しているものとし、QRコード(登録商標)に符号化されている情報を読み取ることができるものとする。
サーバ装置20は、物流の管理を行うコンピュータである。サーバ装置20は、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、あるいはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。
<サーバ装置20>
図3は、サーバ装置20のハードウェア構成例を示す図である。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。サーバ装置20は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワーク30に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。なお、後述のサーバ装置20が備える各機能部は、CPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現され、サーバ装置20が備える各記憶部(データベース)は、メモリ202及び記憶装置203が提供する記憶領域の一部として実現される。
図4は、サーバ装置20のソフトウェア構成例を示す図である。サーバ装置20は、例えば、特定情報受付部211、フォーム出力部212、入力部213、設定部214、コード発行部215、入力項目記憶部231、トラッキングデータベース232、権限記憶部233を備えることができる。
入力項目記憶部231は、荷物及び物流拠点に対応付けて入力項目を記憶する。入力項目記憶部231は、例えば、設定情報記憶部2311と、荷物情報記憶部2312とを備えることができる。
設定情報記憶部2311は、物流拠点ごとの設定に関する情報(以下、設定情報という。)を記憶する。本実施形態では、一連の物流拠点をまとめてプロジェクトと称する。設定情報記憶部2311は、プロジェクトに属する物流拠点のそれぞれについて設定情報を記憶する。設定情報には、プロジェクトを特定するプロジェクトIDに対応付けて、拠点ID、拠点名、コンソリフラグ、ディコンソリフラグ、次拠点ID、担当者フラグ、通知情報、位置情報設定、画像設定、電子署名設定、ならびに複数の入力項目を含めることができる。拠点IDは、物流拠点を特定する情報である。コンソリフラグ及びディコンソリフラグは、当該物流拠点において荷物のコンソリ及びディコンソリが可能かどうかを示す情報である。次拠点IDは、当該物流拠点の次の物流拠点を示す情報である。担当者フラグは、担当者を設定するか否かを設定する情報である。通知情報は、次の物流拠点の担当者に対して通知を行うか否かを設定する情報である。通知情報には、通知をしない、SMSにより通知をする、メールでの通知をするなどを設定することができる。位置情報設定は、入力項目として位置情報を含めるか否かを設定する情報である。画像設定は、入力項目として画像を含めるか否かを設定する情報である。電子署名設定は、入力項目として電子署名を含めるか否かを設定する情報である。また、プロジェクト情報記憶部2311には、その他の任意の入力項目を設定することができる。入力項目には、フォームでの入力コントロールの種類(例えば、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、カレンダー等)と、当該入力コントロールの名称(変数名)とを含めることができる。
荷物情報記憶部2312は、荷物が所属するプロジェクトを管理する。荷物情報記憶部2312は、個々の荷物を特定する荷物IDに対応付けて、当該荷物が所属するプロジェクトを示すプロジェクトIDを記憶する。本実施形態では、個々の荷物についてQRコード(登録商標)を発行する。発行したQRコード(登録商標)の数だけ荷物情報記憶部2312にはレコードが追加されることになる。
トラッキングデータベース232は、入力項目についての入力値を記憶する。後述するように、各物流拠点では、入力項目記憶部231で設定された入力項目について情報が入力され、この入力された情報がトラッキングデータベース232に登録される。トラッキングデータベース232は、プロジェクトID、荷物ID及び拠点IDに対応付けて、日時と、拠点IDが示す物流拠点において荷物IDが示す荷物について入力された各入力値(位置情報、画像、電子署名、その他の入力値)が登録される。なお、入力項目記憶部231において入力することが設定されている入力項目についてのみ、トラッキングデータベース232には登録される。
権限記憶部233は、作業者ごとに、作業者が入力値を入力可能な物流拠点を特定する拠点特定情報を記憶する。権限記憶部233は、権限グループ記憶部2331及び権限メンバー記憶部2332を備えることができる。
権限グループ記憶部2331は、プロジェクトを示すプロジェクトIDとグループを特定するグループIDとに対応付けて、グループの名称(グループ名)と、物流拠点を特定する拠点ID(拠点特定情報)と、作業者に情報の入出力を行うか否かを設定する許可フラグとを記憶する。
権限メンバー記憶部2332は、プロジェクトIDと、作業者を特定する担当者IDとに対応付けて、当該作業者が属するグループを示すグループIDを記憶する。
設定部214は、荷物、物流拠点、及び対応する入力項目の指定を受け付けて入力項目記憶部231に設定する。設定部214は、入力項目の選択肢として、位置情報、画像、及び電子署名を提示することができる。図5は、入力項目の設定画面40の一例を示す図である。設定部214は、例えば、HTMLにより記述した画面データを設定者の端末(例えば、作業端末10であってもよいし、入力項目の設定を行うユーザが使用するパーソナルコンピュータやスマートフォンなどのコンピュータであってもよい。)に送信することで設定画面40を端末に表示させることもできる。なお、作業端末10などの端末に設定画面40を表示して入力を受け付ける機能を備えさせるようにし、入力された入力値のみをサーバ装置20に送信するようにすることもできる。
設定画面40では、プロジェクトに属するある物流拠点(トラッキングポイント)についての設定を行うことができる。入力欄401には、物流拠点(トラッキングポイント)の名称(設定情報の拠点名)が入力される。ラジオボタンによる入力欄402及び403では、当該物流拠点において荷物のコンソリ及びディコンソリが可能かどうか(設定情報のコンソリフラグ及びディコンソリフラグ)が選択される。入力欄404では、当該物流拠点の次の物流拠点(設定情報の次拠点ID)が選択される。入力欄405では、物流拠点の担当者の設定有無(設定情報の担当者フラグ)が設定され、入力欄406では、次の物流拠点の担当者に対して通知を行うか否か(設定情報の通知情報)が設定される。
入力欄407では、当該物流拠点における入力項目に位置情報を含める(必須又は任意)か否か(設定情報の位置情報設定)を入力する。入力欄408では、当該物流拠点における入力項目に画像情報を含める(必須又は任意)か否か(設定情報の画像設定)を入力する。入力欄409では、当該物流拠点における入力項目に電子署名を含める(必須又は任意)か否か(設定情報の電子署名設定)を入力する。
入力欄410では、その他に入力項目として含める項目(追加入力項目)の設定を行う。入力欄410では、複数の追加入力項目を設定可能となっており、各追加入力項目について、フォームの種類4101と、フォームの名称4102とが設定可能となっている。
また、ボタン411が押下された場合には、次の物流拠点についての設定画面40を表示することができる。
作業端末10などの端末からは、設定画面40に入力された入力値がサーバ装置20に送信され、設定部214は、受信した入力値を含めた設定情報を作成し、入力項目記憶部231が備える設定情報記憶部2311に登録する。端末から複数の物流拠点についての入力値が送信されてきた場合には、物流拠点ごとに設定情報を作成して登録することができる。
コード発行部215は、QRコード(登録商標)を発行する。コード発行部215は、プロジェクトに関連する荷物のそれぞれについてQRコード(登録商標)を発行することができる。QRコード(登録商標)には、プロジェクトに固有のURLがエンコードされる。また、当該URLには、荷物を特定する荷物IDを含めるものとする。すなわち、荷物に貼付されたQRコード(登録商標)からURLを読み出してアクセスすることにより、プロジェクト及び荷物を特定することができる。コード発行部215は、QRコード(登録商標)を発行した荷物のそれぞれについて、荷物IDとプロジェクトIDとを対応づけて、入力項目記憶部231が備える荷物情報記憶部2312に登録することができる。
特定情報受付部211は、物流拠点を特定する拠点特定情報、及び荷物に貼付された二次元コードから読み取られた荷物を特定する荷物特定情報を作業者から受け付ける。上述したように荷物にはQRコード(登録商標)が貼付されており、作業端末10がQRコード(登録商標)からURLを読み取り、当該URLにアクセスすることができる。特定情報受付部211は、URLへのアクセスに応じて、作業者に対して作業可能な物流拠点の一覧を出力し、物流拠点の選択を受け付けることができる。特定情報受付部211は、例えば、設定情報記憶部2311からプロジェクトに対応する物流拠点を特定し、特定した物流拠点の一覧(拠点名の一覧)を作業端末10に対して送信し、作業端末10は作業者から物流拠点の指定を受け付け、受け付けた物流拠点を示す拠点IDをサーバ装置20に送信することができる。
フォーム出力部212は、荷物特定情報により特定される荷物及び拠点特定情報により特定される物流拠点に対応する入力項目を入力項目記憶部231から特定し、特定した入力項目を入力するフォームを作業者に対して出力する。本実施形態では、フォーム出力部212は、入力項目記憶部231が備える設定情報記憶部2311から、プロジェクト及び物流拠点に対応する入力項目(位置情報、画像、電子署名又はその他の入力項目として指定されたもの)を特定し、特定した入力項目を入力するためのフォームを例えばHTMLなどにより作成することができる。
なお、フォーム出力部212は、フォームを送信する前に、作業端末10(担当者)の認証を行い、当該担当者が当該物流における情報入力の権限を有しているか否かを判定するようにしてもよい。この場合、フォーム出力部212は、プロジェクトと、認証した担当者とに対応するグループIDを権限メンバー記憶部2332から取得し、取得したグループIDと物流拠点を示す拠点IDとに対応する許可フラグを権限グループ記憶部2331から取得し、許可フラグに応じて当該担当者に権限があるか否かを判定することができる。
入力部213は、フォームに対して入力された入力項目に係る入力値を受け付ける。入力部213は、上記端末においてフォームに入力された入力値を受け付ける。フォームにはプロジェクトID及び荷物IDも設定されているものとする。入力部213は、プロジェクトID、荷物ID及び物流拠点を示す拠点IDに対応付けて、フォームに入力された各入力値をトラッキングデータベース232に登録する。
<動作>
以下、本実施形態の物流管理システムの動作について説明する。図6は、入力項目の設定処理の流れを示す図である。
まずユーザはプロジェクトを作成する指示をサーバ装置20に与えて、サーバ装置20ではプロジェクトを作成してプロジェクトIDを割り当てる(S501)。サーバ装置20は、ユーザの端末に対して設定画面40を表示するための画面データを送信し、ユーザの端末では、設定画面40において物流拠点(トラッキングポイント)が作成され(S502)、当該物流拠点についての設定項目(入力項目を含む)が入力される(S503)。プロジェクトに属する全ての物流拠点についての設定が終わるまで(S504:NO)、ステップS502からの処理を繰り返す。設定が終了すると設定画面40に入力された各物流拠点毎の設定情報の設定値がサーバ装置20に送信され、サーバ装置20では、各物流拠点についての設定値を設定した設定情報が設定情報記憶部2311に登録される(S505)。
図7は、物流拠点における入力値の登録処理の流れを示す図である。図7の処理は、物流拠点に荷物が到着したときに行われる。
物流拠点に荷物が到着すると、作業者が作業端末10を用いてQRコード(登録商標)を撮影して、QRコード(登録商標)からURLを読み取り(S521)、読み取ったURLが示すサーバ装置20にアクセスする(S522)。URLにはプロジェクトID及び荷物IDが設定されており、サーバ装置10は、プロジェクトIDに対応する拠点ID及び拠点名を入力項目記憶部231が備える設定情報記憶部2311から読み出して作業端末10に送信し、作業端末10において作業者から物流拠点が指定され、指定された物流拠点を示す拠点IDがサーバ装置20に通知される(S523)。サーバ装置20では、作業者(又は作業端末10)の認証を行い、プロジェクトID及び担当者IDに対応するグループIDを権限メンバー記憶部2322から特定し、特定したグループID及び拠点IDに対応する許可フラグを権限グループ記憶部2331から読み出し、読み出した許可フラグに応じて、作業者にデータ入力の権限があるか否かを判定する(S524)。権限があれば(S524:YES)、サーバ装置20は、プロジェクトID及び拠点IDに対応する入力項目を設定情報記憶部2311から読み出して、入力項目を入力するためのフォームを、例えばHTMLなどにより作成して作業端末10に送信する(S525)。作業端末10において作業者からフォームに入力値が入力されると、作業端末10から入力値がサーバに送信され(S526)、サーバ装置20は、受信した入力値を、プロジェクトID、荷物ID及び拠点IDと、現在の日時とに対応付けてトラッキングデータベース232に登録する(527)。
以上のようにして、本実施形態の物流管理システムによれば、QRコード(登録商標)を用いて複数の業者にわたり荷物の流れをトラッキングすることができる。また、本実施形態の物流管理システムによれば、物流拠点ごとに異なる入力値を入力させるように柔軟に設定することができる。
図8は、トラッキングデータベース232に登録されている情報の表示画面例を示す図である。上記のようにしてトラッキングデータベース232に、各物流拠点に係る入力値が登録されており、担当者(荷主、荷受人、物流拠点の担当者を含む。)は、これらの入力値を確認することができる。サーバ装置20は、担当者の作業端末10からのリクエストに応じて、図8に示す画面50を表示するための画面データ(例えば、HTML等により記述することができる。)を送信することができる。作業端末10からのリクエストには、プロジェクトID及び担当者IDを指定することができ、サーバ装置20は、権限記憶部233から、プロジェクトID及び担当者IDに対応するグループIDを特定し、当隊グループIDとプロジェクトIDに対応する拠点ID及び許可フラグのペアを読み出し、許可フラグが情報の閲覧を許可することを示している拠点IDとプロジェクトIDとに対応するレコードをトラッキングデータベース232から読み出して、画面データに含めて作業端末10に送信することができる。画面50では、各物流拠点について、トラッキングデータベース232のレコードに登録されている日時や入力値を一覧表示することができ、レコードに位置情報が含まれている場合には、対応する地図の表示画面51を表示するようにすることもできる。このようにして、担当者はトラッキングデータベース232に登録された情報を閲覧することができる。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
10 作業端末
20 サーバ装置
211 特定情報受付部
212 フォーム出力部
213 入力部
214 設定部
215 コード発行部
231 入力項目記憶部
232 トラッキングデータベース
233 権限記憶部

Claims (6)

  1. 物流の管理を行うシステムであって、
    荷物及び物流拠点に対応付けて、前記荷物及び前記物流拠点ごとに予め設定された入力項目を記憶する入力項目記憶部と、
    前記物流拠点を特定する拠点特定情報、及び前記荷物に貼付された二次元コードから読み取られた前記荷物を特定する荷物特定情報を作業者から受け付ける特定情報受付部と、
    前記荷物特定情報により特定される前記荷物及び前記拠点特定情報により特定される前記物流拠点に対応する入力項目を前記入力項目記憶部から特定し、特定した前記入力項目を入力するフォームを前記作業者に対して出力するフォーム出力部と、
    前記フォームに対して入力された前記入力項目に係る入力値を受け付ける入力部と、
    前記入力値を記憶するトラッキングデータベースと、
    を備えることを特徴とする物流管理システム。
  2. 請求項1に記載の物流管理システムであって、
    前記荷物、前記物流拠点、及び対応する前記入力項目の指定を受け付けて前記入力項目記憶部に設定する設定部をさらに備えること、
    を特徴とする物流管理システム。
  3. 請求項2に記載の物流管理システムであって、
    前記設定部は、前記入力項目の選択肢として、位置情報、画像、及び電子署名を提示すること、
    を特徴とする物流管理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の物流管理システムであって、
    前記作業者ごとに、前記作業者が前記入力値を入力可能な前記物流拠点を特定する前記拠点特定情報を記憶する権限記憶部をさらに備え、
    前記特定情報受付部は、前記作業者に対して作業可能な前記物流拠点の一覧を出力し、前記物流拠点の選択を受け付けること、
    を特徴とする物流管理システム。
  5. 物流の管理を行う方法であって、
    荷物及び物流拠点に対応付けて、前記荷物及び前記物流拠点ごとに予め設定された入力項目を記憶するステップと、
    前記物流拠点を特定する拠点特定情報、及び前記荷物に貼付された二次元コードから読み取られた前記荷物を特定する荷物特定情報を作業者から受け付けるステップと、
    前記荷物特定情報により特定される前記荷物及び前記拠点特定情報により特定される前記物流拠点に対応する入力項目を特定し、特定した前記入力項目を入力するフォームを前記作業者に対して出力するステップと、
    前記フォームに対して入力された前記入力項目に係る入力値を受け付けるステップと、
    前記入力値をトラッキングデータベースに記憶させるステップと、
    をコンピュータが実行することを特徴とする物流管理方法。
  6. 物流の管理を行うためのプログラムであって、
    荷物及び物流拠点に対応付けて、前記荷物及び前記物流拠点ごとに予め設定された入力項目を記憶するステップと、
    前記物流拠点を特定する拠点特定情報、及び前記荷物に貼付された二次元コードから読み取られた前記荷物を特定する荷物特定情報を作業者から受け付けるステップと、
    前記荷物特定情報により特定される前記荷物及び前記拠点特定情報により特定される前記物流拠点に対応する入力項目を特定し、特定した前記入力項目を入力するフォームを前記作業者に対して出力するステップと、
    前記フォームに対して入力された前記入力項目に係る入力値を受け付けるステップと、
    前記入力値をトラッキングデータベースに記憶させるステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。

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