JP2018005471A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、情報処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】端末20a〜20cと情報処理装置10とを有するシステムであって、情報処理装置10は、商品の商品識別コード及び該商品識別コードに関連付けて商品情報が格納される商品基本情報データベース50と、商品識別コードに関連付けられた商品基本情報データベース50に格納された商品情報を用いて商品に対する検品すべき項目の一覧である検品項目リストを自動生成する検品項目リスト生成部60と、検品項目リストを端末に送信する送信部と、を有する。端末20は、送信部から受信した検品項目リストを画面上の情報表示領域に表示する。
【選択図】図1
Description
本明細書において、検品は品物・製品(本発明では商品、ともいう。)を検査することであり、基本的に(1)商品を搬入後、購入者において行う場合、(2)購入はしていないが検品業務を受託する場合が予定されている。もちろん、本発明の情報処理装置等は上記の検品に限らず、出荷時の検品にも運用可能である。たとえば、通電チェック、通信チェック、動作チェック、そのほか、単位当たりの具体的な重量が定まっている場合において個数を計算するための電子測り等による計量検品、機械等において動作確認を行う場合の作動検品、梱包済み商品の段ボールを開けて内容物を確認する開梱検品等が挙げられる。その他、上記を含めて様々な分野において一般に知られた検査項目(たとえば商品が服や布団等の布製品等の場合には、縫製のほつれ、摩擦による傷み、汚れ、ステッチ切れ、毛羽立ち、穴、ボタンやジッパーの破損など、不良商品を検出する検品作業と、マチ針、ミシン針などの危険物が混入している商品を検出する検針作業など)は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の記憶部に予め登録されており、その検品に係る所要時間は商品ごとに計算可能になっている。
図1を参照して本発明の一実施形態に係る情報処理装置10を説明する。情報処理装置10には、通信制御部30、制御部40、データベース(記憶部)50が存在する。情報処理装置10は、ユーザ端末20a、20b、20cに、ネットワーク27を介して接続され、相互に通信可能となっている。なお、ネットワーク27としては、有線無線を問わない接続方法によるインターネットや、イーサネット(登録商標)等を利用したローカルエリアネットワーク等の公知のネットワーク接続方法を用いることができる。
ユーザ端末20は、ユーザがデータを入出力するためのクライアント端末であり、情報処理を利用するためのアプリケーション又はWeb環境と、通信機能と、演算機能と、を備えた情報処理端末装置等が挙げられる。たとえば、ハンディ端末、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等といった情報処理端末装置等である。また、情報処理装置10が提供する画面を表示する表示制御機能としてブラウザを備えてもよく、CPU、メモリ及び情報処理装置10との間の通信制御を遂行する通信制御部等を含む。さらにキーボード等の操作入力装置及びディスプレイ等の表示装置を備えることができる。
本発明では、商品情報は、商品に関する一切の情報を意味する。たとえば、商品の価格(現在の価格、過去の特定時点の価格等)、商品のカテゴリ(パソコン、端末、家電、服、書籍、DVD等といったカテゴリ)、商品の種類(カテゴリの下位の概念であり、カテゴリがパソコンであればノートパソコンやデスクトップパソコン等の商品の種類がある。)、商品のサイズ(商品自体のサイズ、梱包サイズ、商品自体の重量、梱包後の重量等)、商品の評判(一般ユーザの評判)、商品の価格変動(過去の特定時点の価格と現在価格から算定した価格変動に関するパラメータ等)、商品に対する一般ユーザの人気度(売れ筋ランキング、満足度ランキング等の情報)、当該商品の販売時期(何年度の何月に出荷されいつまで販売されていたのか、現在も販売されているものか、製造元の部品保証があるか否か等)、当該商品の前のモデルに関する情報(型番が変化するような商品であれば前のモデルの型番等)、当該商品の主な販売店(販売店が限定される場合には販売店名)、商品の特徴(どのような売り出し文句であったか等)、商品に対する口コミ(一般ユーザの口コミ)等を含んでもよい。
図2〜3を使用して、情報処理情報の流れ等について説明する。以下では入荷時の検品に主眼を置いて説明を行う。情報処理装置は、荷受けがなされると、まず商品識別コード(たとえばJANコード)が入力される(図2)。入力されるJANコードとは、Japanese Article Number Codeの略であり、日本においてはバーコード(JANシンボル)として商品などに表示され、POSシステムをはじめ、受発注システム、棚卸、在庫管理システムなどに利用される。本発明では、商品にあらかじめ付与されているコードを商品識別コード(たとえばJANコード)として説明するが、これは欧州におけるEANコード(European Article Number Code)であってもよく、また、北米におけるUPCコード(Universal Product Code)等であってもよい。また、JANコードは8桁の短縮タイプでも、13桁の標準タイプであってもよい。また、JANコードは一般に(1)GS1事業者コード(9桁または7桁)、(2)商品アイテムコード(3桁または5桁)、(3)チェックデジット(1桁)から成り、商品基本情報データベースには(1)GS1事業者コードについて網羅的に記憶されていてもよい。
動作しないもの。このような各種分類に基づいて商品の状況を管理してもよい。
情報表示領域には、大別して(1)作業時間管理、(2)作業カテゴリ選択、(3)作業指示、の3つの情報が含まれるように表示される。そして、(1)作業時間管理については、目標作業時間の表示および、現在経過時間の表示を行うものであり、識別情報(RVコード)を読んだところからスタートし、規定時間を超えた場合には、時間超過となっていることから、赤字に変わる。次に(2)作業カテゴリ選択については、システムが作業カテゴリをサジェストする。サジェストする候補は、過去の検査項目リストの履歴、商品カテゴリとのマッチングから選択される。なお、サジェストはあくまで候補であり、実際の作業カテゴリは作業者が変更可能である。そして(3)作業指示については、作業カテゴリに応じて、作業項目を表示し、作業項目ごとに、作業内容を指示する。そして、結果を作業項目ごとに入力できるようになっている。
第1の変形例は、商品情報、又は、識別情報に対して各種情報を関連付けるというものである。本発明の変形例においては、下記情報(業種、取引先)を関連付け、検品項目作成の変数として採用することも可能である。
取引先の業種ごとに基本的な検品項目が異なるため、商品情報、又は、識別情報には業種が関連付けて記憶されてもよい。業種表保守部(図示せず)は、データ項目(入力欄)として、「コード(業種コード)」、「業種名」、「簡略(名称)」、「識別(コード)」を有している。「コード(業種コード)」は、業種ごとに割り当てられる一意の記号(数字等)であり、業種表のキーとして使用される。「コード(業種コード)」は、使用者(ユーザ)側で決定されたものが使用される。
取引先、すなわち購入元及び販売先は、検品リストに影響を与えるため、以下のように商品情報又は識別情報とともに取引先情報が記録されていてもよい。まず、取引先情報記憶部は、取引先(通常は受注者とのしての自社)を登録管理するためのものであり、情報処理装置10又は端末20の表示部に、取引先情報テーブルを表形式で(テーブルとして)表示し、取引先表の入力・編集用等の情報入力領域(たとえば、情報入力フォーム)を提供する。取引先情報記憶部は、図示はしないが、データ項目(入力欄)として、「コード(取引先コード)」、「取引先名」、「カナ名」、「担当者」、「担当カナ」、「連絡先」、「荷番」、「業種」を有している。「コード(取引先コード)」は、取引先ごとに割り当てられる一意の記号(数字等)であり、取引先表のキーとして使用される。
取引先店舗の位置、すなわち購入元店舗の位置及び販売先店舗の位置の情報は、検品リストに影響を与えるため、以下のように商品情報又は識別情報とともに記録されていてもよい。(たとえば、寒冷地なのか高温の地域なのかでは、検品項目に差異が生じうるし、湿度の高い地域であるかそうでないのかも商品の検品に対して差異が生じうる。)他方、新規顧客が多く発生することや使用される倉庫が頻繁に変動する場合があるため、毎回店舗(倉庫)の詳細な位置情報を登録するのは非現実的な場合もある。そのため、店舗(倉庫)の詳細な位置情報ではなく大まかな位置情報である「エリア」(例えば、九州地方、東北地方、北海道、など)を登録するようにしてもよい。以下、店舗情報またはエリアを記録する場合の情報テーブル等について説明を行う。
荷受けした商品を保管する物流センターの情報は、かかる商品に対する保管コストに影響を生じさせるものであることから、物流センターの情報が、商品情報または識別情報に関連付けられて物流センター記憶部に記憶されてもよい。
本発明の一変形例においては、前主の属性を検品リスト生成における判断要素に入れることが可能である。前主の属性を示すコードは、入庫時に入力され、入庫品を記録するテーブルの一情報としてデータベース50に記録される。前主の属性を示すコードは、例えば前主が新品を出荷する者である場合には「001」、中古品を出荷する者である場合には「002」、ジャンク品を出荷する者である場合には「003」などと、出荷物の品質に応じて都度定められてもよい。その他、高頻度に新品を供給する者に対して「010」、高頻度に中古品を出荷する者に対して「020」、高頻度にジャンク品を出荷する者に対して「030」等として予め物品の前主に対してコードを割り当てておいてもよい。予めコードを割り当てた場合には、次回の取引においても、当該前主が再度同様の品質の商品を出荷しているという推定を働かせることができ、その場合には前回の商品の品質を今回の検品項目リスト生成時のパラメータとして設定することができる。また、本段落の説明した形態は併存が可能である。たとえば、新品のみを出荷した前主Xに対しては、「001」及び「010」を割り当ててもよい。今回の取引では「001」とのコードから、すべての商品が新品であることが判明する。したがって、包装を解いて内容物を検査するという工程が不要であると判断され、検品項目として設定されない。そして、2回目のXとの取引時には「010」というコードがXという業者に対して設定されているため、Xからの荷受け時にデータベース50から読み込まれる。その際、前回と同じ商品を取引する場合には、検査項目履歴記憶部57に記録されたデータを用いて検品項目出力制御部47によって検品リストが生成される。前回と異なる商品である場合には、データベース50の業者に関するテーブルに、Xが前回(1回目)に新品のみを取引した者であることを示す「010」が記録されていることから、検品項目出力制御部47によって、Xが今回も新品を供給しているのではないかをチェックする項目が検品項目リストとして生成される。
20、20a〜c ユーザ端末
27 ネットワーク
30 通信制御部
40 制御部
41 商品識別コード(たとえばJANコード)制御部
43 商品情報制御部
45 識別情報付与部
47 検品項目出力制御部
49 更新権限情報制御部
50 データベース(記憶部)
51 商品識別コード(たとえばJANコード)記憶部
53 商品情報記憶部
55 識別情報記憶部
57 検査項目履歴記憶部
59 更新権限情報記憶部
Claims (20)
- 商品の商品識別コード及び該商品識別コードに関連付けて予め商品情報が格納されている商品基本情報データベースと、
前記商品識別コードに関連付けられた前記商品基本情報データベースに格納された商品情報を用いて前記商品に対する検品すべき項目の一覧である検品項目リストを自動生成する検品項目リスト生成部と、
を有する情報処理装置。 - 前記情報処理装置は前記商品識別コードに応じて商品に識別情報を付与する識別情報付与部をさらに有し、
前記識別情報が入力されると、前記識別情報に関連する前記商品識別コード及び前記商品情報が順次読みだされて前記検品項目リストが自動生成されるものであり、
前記商品情報には、前記商品の価格及び前記商品の属するカテゴリが含まれ、
前記検品項目リストは、前記商品基本情報データベースに格納された前記商品情報、及び前記商品の前主の属性に応じて生成される、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記検品項目リストは、
商品の売却価格に対して、売価係数と、良品率と、を乗じた予想売却益と、
前記商品の検品に係る作業コストと、を比較して、
前記予想売却益が前記作業コストを上回る場合に生成される、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記検品項目リストは、
前記商品情報が存在しない場合に、前記商品と類似する類似商品を検索し、前記類似商品に基づいて生成されるものであり、
前記類似することは、時間単位で異なる地点に収集されたデータにおける同一製造元の同一カテゴリの類似商品であるか、又は、時間単位で同じ地点に収集されたデータにおける類似製造元の類似商品である、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記商品情報には、少なくとも2つの時点における価格が含まれる、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記検品項目リストは、物の性状に応じて変更可能である、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記検品項目リストに含まれる各項目について、画面上の情報入力領域に検査済み項目が入力されると順次、次の項目を出力する検品項目出力部を有する、請求項1〜6のいずれか一に記載の情報処理装置。
- 前記検品項目リストに含まれる各項目を一覧表示し、検査済み項目についての情報を入力可能な情報入力領域を提供する、検品項目リスト出力部を有する、請求項1〜6のいずれか一に記載の情報処理装置。
- 前記検品項目リストとは、真贋のチェックと、残存保証期間の有無のチェックと、データ領域の有無のチェックと、本体状態のチェックと、外装状態のチェックと、のうち何れか一つを含み、
前記本体状態のチェックとは、未開封と、傷の有無と、動作不良の有無と、のうち何れか一つを含む、請求項7又は8に記載の情報処理装置。 - 商品基本情報データベースと、検品項目リスト生成部と、を有する情報処理装置において、
前記商品基本情報データベースには、商品の商品識別コード及び該商品識別コードに関連付けて予め商品情報が格納されており、
前記検品項目リスト生成部が、前記商品識別コードに関連付けられた前記商品基本情報データベースに格納された商品情報を用いて前記商品に対する検品すべき項目の一覧である検品項目リストを自動生成する
情報処理方法。 - 前記情報処理装置はさらに識別情報付与部を有し、前記識別情報付与部が前記商品識別コードに応じて商品に識別情報を付与し、
前記識別情報が入力されると、前記識別情報に関連する前記商品識別コード及び前記商品情報が順次読みだされて前記検品項目リストが自動生成されるものであり、
前記商品情報には、前記商品の価格及び前記商品の属するカテゴリが含まれ、
前記検品項目リストは、前記商品基本情報データベースに格納された前記商品情報、及び前記商品の前主の属性に応じて生成される、請求項10に記載の情報処理方法。 - 前記検品項目リストは、
前記価格に対して、売価係数と、良品率と、を乗じた予想売却益と、
前記商品の検品に係る作業コストと、を比較して、
前記予想売却益が前記作業コストを上回る場合に生成される、
請求項10又は11に記載の情報処理方法。 - 前記検品項目リストは、
前記商品情報が存在しない場合に、前記商品と類似する類似商品を検索し、前記類似商品に基づいて生成されるものであり、
前記類似することは、時間単位で異なる地点に収集されたデータにおける同一製造元の同一カテゴリの類似商品であるか、又は、時間単位で同じ地点に収集されたデータにおける類似製造元の類似商品である、
請求項10に記載の情報処理方法。 - 前記商品情報には、少なくとも2つの時点における価格が含まれる、請求項10に記載の情報処理方法。
- 前記検品項目リストは、物の性状に応じて変更可能である、請求項10に記載の情報処理方法。
- 前記情報処理装置はさらに検品項目出力部を含み、
前記検品項目出力部が、前記検品項目リストに含まれる各項目について、画面上の情報入力領域に検査済み項目が入力されると順次、次の項目を出力する、請求項10〜15のいずれか一に記載の情報処理方法。 - 前記情報処理装置はさらに検品項目リスト出力部を有し、
前記検品項目リスト出力部が、前記検品項目リストに含まれる各項目を一覧表示し、検査済み項目についての情報を入力可能な情報入力領域を提供する、請求項10〜15のいずれか一に記載の情報処理方法。 - 前記検品項目リストとは、真贋のチェックと、残存保証期間の有無のチェックと、データ領域の有無のチェックと、本体状態のチェックと、外装状態のチェックと、のうち何れか一つを含み、
前記本体状態のチェックとは、未開封と、傷の有無と、動作不良の有無と、のうち何れか一つを含む、請求項16又は17に記載の情報処理方法。 - コンピュータを
商品の商品識別コード及び該商品識別コードに関連付けて予め商品情報が格納されている商品基本情報データベースと、
前記商品識別コードに関連付けられた前記商品基本情報データベースに格納された商品情報を用いて前記商品に対する検品すべき項目の一覧である検品項目リストを自動生成する検品項目リスト生成部と、
を有する情報処理装置
として機能させるためのプログラム。 - 端末と情報処理装置とを有するシステムであって、
前記情報処理装置は、
商品の商品識別コード及び該商品識別コードに関連付けて商品情報が格納される商品基本情報データベースと、
前記商品識別コードに関連付けられた前記商品基本情報データベースに格納された商品情報を用いて前記商品に対する検品すべき項目の一覧である検品項目リストを自動生成する検品項目リスト生成部と、
前記検品項目リストを端末に送信する送信部と、
を有し、
前記端末は前記送信部から受信した前記検品項目リストを画面上の情報表示領域に表示する、
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016130115A JP2018005471A (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、情報処理システム |
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JP2016130115A JP2018005471A (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、情報処理システム |
Publications (1)
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JP2018005471A true JP2018005471A (ja) | 2018-01-11 |
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Family Applications (1)
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2016
- 2016-06-30 JP JP2016130115A patent/JP2018005471A/ja active Pending
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