実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る商品管理システムを例示した構成図である。図1に示すように、商品管理システム100は、管理装置10と、設定端末20と、利用者端末30と、携帯端末40と、を有している。管理装置10と、設定端末20と、利用者端末30と、携帯端末40とは、インターネットなどのネットワークWを介して通信可能に接続される。また、商品管理システム100は、決済サーバ200とネットワークWを介して通信可能に構成されている。
管理装置10は、商品の販売及び使用を管理する例えば管理事業者によって運用される。管理装置10は、例えば、クラウドコンピューティングに基づくクラウドサーバである。管理装置10には、設定端末20、利用者端末30、携帯端末40、及び決済サーバ200と連携して商品を管理するための商品管理プログラムが格納されている。もっとも、管理装置10は、クラウドサーバに限らず、Webサーバ等の物理サーバであってもよい。
ここで、本実施の形態1において、商品とは、例えばコンサートやスポーツなどのイベントもしくはクラブやバーなどの会員制施設の入場チケット、又は購入品の引換券などが想定される。なお、会員制施設としては、クラブやバーの他に、例えばエステサロンや美容院、遊技場、パーソナルジムなど、様々な施設が想定される。また、商品には、予め販売数量が決められたものと、無制限に販売可能なものとがある。ただし、商品をここに例示するものに限定するものではない。
管理事業者は、会員制施設などの加盟店に、商品の管理を支援する管理支援サービスを提供する。すなわち、管理事業者は、管理装置10を利用して、管理支援サービスを提供するためのアプリケーションである管理支援プログラムを加盟店に提供する。
また、管理事業者は、一般ユーザに、加盟店の商品の購入を支援する購入支援サービスを提供する。すなわち、管理事業者は、管理装置10を利用して、購入支援サービスを提供するためのアプリケーションである商品購入プログラムを一般ユーザに提供する。一般ユーザは、商品購入プログラムを設定端末20にインストールすることにより、加盟店の商品を簡易かつ迅速に購入して使用することができる。
設定端末20は、例えば、管理事業者から商品管理サービスの提供を受ける加盟店のPC(Personal Computer)である。PCには、デスクトップPC、ノートPC、タブレットPC、PDA(Personal Digital Assistant)などが含まれる。もっとも、設定端末20は、スマートフォンなどであってもよい。設定端末20には、管理装置10と連携して販売用コードS及び認証用コードTの生成処理を行うための管理支援プログラムが予めインストールされている。
利用者端末30は、例えば、一般ユーザが所有しているPCなどである。携帯端末40は、例えば、一般ユーザにより携行される、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC、又はPDA(Personal Digital Assistant)などである。本実施の形態の携帯端末40には、商品購入プログラムが予めインストールされている。
また、ネットワークWには、決済サーバ200が接続されている。決済サーバ200は、少なくとも管理装置10及び携帯端末40と通信可能に接続される。決済サーバ200は、クレジットカード会社が運用するサーバであり、管理事業者と提携するクレジット会社が複数ある場合は、決済サーバ200も複数存在する。
図2は、図1の管理装置の機能的な構成を例示したブロック図である。管理装置10は、加盟店の商品の販売及び使用を管理するものであり、管理通信部11と、管理記憶部12と、管理制御部13と、を有している。管理通信部11は、管理装置10が、設定端末20、利用者端末30、携帯端末40、及び決済サーバ200などの外部機器との間で通信を行うためのインタフェースである。
管理制御部13は、共通の商品を示す商品情報が各々に関連づけられた販売用コードS及び認証用コードTを用いて該商品を管理する。本実施の形態において、管理制御部13は、共通の商品に対応づけられた2つの二次元コードである販売用コードS及び認証用コードTを生成する。
また、管理制御部13は、販売用コードSを読み取った機器を介して商品が購入されたとき、販売用コードSに関連づけられた商品情報と購入者の情報とを含む購入済データを管理記憶部12に記憶させる。購入済データは、商品の精算が完了したことを示す情報を含んでいる。さらに、管理制御部13は、認証用コードTを読み取った携帯端末40から認証用コードTに関連づけられた商品情報と携帯端末40の所有者の情報とを含む認証データが送信されたとき、認証データと購入済データとを照合するものである。
以降では、販売用コードSに関連づけられた商品情報のことを「販売用商品情報」ともいい、認証用コードTに関連づけられた商品情報のことを「認証用商品情報」ともいう。販売用商品情報には、商品の金額を示す情報が含まれる。これらの情報の詳細については後述する。
より具体的に、管理制御部13は、コード生成処理手段13aと、決済処理手段13bと、履歴処理手段13cと、認証処理手段13dと、を有している。
コード生成処理手段13aは、設定端末20から送信される商品の登録情報に基づき、販売用コードSの情報と認証用コードTの情報とを生成する。商品の登録情報は、商品の内容を示す情報である。販売用コードS及び認証用コードTは、互いに関連づけられた二次元コードである。コード生成処理手段13aは、販売用コードS及び認証用コードTを、1つの商品に対応づけて生成する。
決済処理手段13bは、携帯端末40から決済用データが送信されると、決済サーバ200へ決済要求を送信する。決済処理手段13bは、決済サーバ200から決済信号が返信された場合、販売用商品情報と購入者の情報とを含む購入済データを管理記憶部12に記憶させると共に、精算の完了を示す精算完了信号を携帯端末40へ送信する。決済処理手段13bは、決済サーバ200からエラー信号が返信された場合、商品が未精算である旨の未精算信号を携帯端末40へ送信する。
履歴処理手段13cは、携帯端末40から履歴要求が送信された場合、携帯端末40の所有者による商品の購入履歴を示す履歴情報を返信する。履歴情報は、決済処理手段13bが管理記憶部12に記憶させた購入済データを履歴処理手段13cが整理した情報である。
認証処理手段13dは、携帯端末40から受信する認証データと、管理記憶部12に記録されている購入済データとを照合することにより、携帯端末40の所有者が適正な購入者であるか否かを解析する認証処理を実行する。認証処理手段13dは、認証用商品情報と購入済データの商品情報とが一致し又は対応し、かつ購入者の情報と携帯端末40の所有者の情報とが一致した場合に、照合が成立したことを示す適正信号を携帯端末40へ送信する。
管理制御部13は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置と、こうした演算装置と協働して上記の各種機能を実現させるソフトウェアとにより構成することができる。
管理記憶部12は、販売用コードSを読み取った機器を介して商品が購入されたとき、販売用商品情報と購入者の情報とを含む購入済データを記憶するものである。管理記憶部12には、管理制御部13の動作プログラムが格納されており、かつ商品の管理に関連する種々の情報などが記憶される。動作プログラムは、上述した商品管理プログラムを含んでいる。本実施の形態の管理記憶部12には、管理支援プログラムと商品購入プログラムとが格納されている。
管理記憶部12は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等のPROM(Programmable ROM)、又はHDD(Hard Disk Drive)などにより構成することができる。
ここで、管理記憶部12及び管理制御部13は、管理装置10に設けられたコンピュータに相当する。つまり、商品管理プログラムは、販売用コードS及び認証用コードTを生成するコード生成処理手段13a、販売用コードを読み取った機器を介して商品が購入されたとき、販売用コードに関連づけられた商品情報と購入者の情報とを含む購入済データを管理記憶部12に記憶させる記憶処理手段(決済処理手段13b)、及び認証用コードを読み取った携帯端末から認証用コードに関連づけられた商品情報と携帯端末の所有者の情報とを含む認証データが送信されたとき、認証データと購入済データとを照合して認証処理を行う認証処理手段13d、としてコンピュータを機能させる。
図3は、図1の設定端末の機能的な構成を例示したブロック図である。図3に示すように、設定端末20は、設定通信部21と、設定入力部22と、設定表示部23と、設定記憶部24と、設定処理部25と、を有している。
設定通信部21は、設定端末20が管理装置10及び携帯端末40などの外部機器との間で通信を行うためのインタフェースである。設定入力部22は、キーボードと、マウス又はトラックボールなどのポインティングデバイスとを含んで構成される。設定入力部22は、ユーザによる入力操作を受け付け、入力操作の内容に応じた操作信号を設定処理部25へ送信する。設定表示部23は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)からなり、設定処理部25からに指示により種々の情報を表示する。
設定記憶部24には、設定処理部25の動作プログラムが格納されており、商品を管理するための種々の情報などが記憶される。設定記憶部24は、RAM及びROM、フラッシュメモリ等のPROM、又はHDDなどにより構成することができる。
設定処理部25は、設定入力部22からの操作信号、又は外部機器から送信される各種の信号に応じて、設定表示部23に種々の情報を表示させる。また、設定処理部25は、設定入力部22からの操作信号に応じて外部機器へ情報を送信する機能をもつ。
設定処理部25は、ユーザの操作に応じて、商品の情報を登録するための商品登録欄Cを設定表示部23に表示させる。設定処理部25は、ユーザによるコード生成指示を受け付けると、ユーザにより入力された商品の登録情報を管理装置10へ送信する。
設定処理部25は、管理装置10から販売用コードSの情報及び認証用コードTの情報を受信して設定記憶部24に記憶させる。また、設定処理部25は、ユーザによる操作に応じて、販売用コードS及び認証用コードTのうちの少なくとも1つを出力する機能を有している。
設定処理部25は、CPUなどの演算装置と、こうした演算装置と協働して上記の各種機能を実現させるソフトウェアとにより構成することができる。なお、設定端末20は、設定入力部22及び設定表示部23の代わりに、文字又は画像等の表示を行う表示パネルと、当該表示パネルに積層されてタッチ操作を検出する検出手段とを含むタッチパネルを有していてもよい。また、設定端末20は、設定入力部22及び設定表示部23のうちの少なくとも一方とタッチパネルとを併せ持っていてもよい。
図4は、図1の携帯端末の機能的な構成を例示したブロック図である。図4に示すように、携帯端末40は、端末通信部41と、入力表示部42と、読取部43と、端末記憶部44と、端末制御部45と、を有している。
端末通信部41は、携帯端末40が管理装置10などの外部機器との間で通信を行うためのインタフェースである。端末通信部41は、Bluetooth(登録商標、以下同様)又はWiFi(登録商標、以下同様)等の無線LANなど、任意の通信規格により通信を行う機能を有している。端末通信部41は、近距離無線通信によって通信を行う機能を有していてもよい。
入力表示部42は、入力部42aと表示部42bとが互いに積層されて構成されたタッチパネルである。入力部42aは、ユーザによる入力操作を受け付け、入力操作の内容に応じた信号を端末制御部45へ出力する。より具体的に、入力部42aは、ユーザによりタッチされた位置を検出し、検出した位置を示す信号を端末制御部45へ出力する。表示部42bは、例えば液晶パネルからなり、端末制御部45により制御されて文字及び画像などを表示する。
読取部43は、カメラを含んで構成されており、カメラによって読み取った画像の情報を端末制御部45へ出力する。端末記憶部44には、端末制御部45の動作プログラムが格納されており、種々の情報が記憶される。端末記憶部44は、RAM及びROM、フラッシュメモリ等のPROM、又はHDDなどにより構成することができる。
端末制御部45は、入力部42aからの信号、又は外部機器から送信される各種の信号に応じて、表示部42bに種々の情報を表示させる。また、端末制御部45は、入力部42aからの操作信号に応じた情報を外部機器へ送信する。また、端末制御部45は、読取部43を起動させて撮像表示画面Gsに切り替え、販売用コードS及び認証用コードTなどの二次元コードを読み取ることにより、二次元コードに含まれる情報を解析する機能をもつ。
ここで、販売用コードSは、商品に対応づけられた購入用のURL情報を含んでいる。より具体的に、販売用コードSは、商品に対応づけられた数量設定欄F1を含み、商品をダイレクトに購入するための購入情報画面GtのURL情報を含んでいる。ユーザが1つの商品を購入する場合、購入情報画面Gtは1つの数量設定欄F1を含み、ユーザが複数の商品をまとめて購入する場合、購入情報画面Gtは複数の数量設定欄F1を含む。販売用コードSは商品ごとに生成され、数量設定欄F1も商品ごとに生成される。よって、携帯端末40が販売用コードSを読み取ると、携帯端末40の画面は購入情報画面Gtに遷移する。
したがって、販売用商品情報、すなわち販売用コードSに関連づけられた商品情報は、販売用コードSに含まれる情報であってもよく、購入情報画面Gtの数量設定欄F1に含まれる情報であってもよい。認証用商品情報、すなわち認証用コードTに関連づけられた商品情報は、認証用コードTに含まれる情報である。販売用商品情報と認証用商品情報とは、同一の情報であってもよく、対応する情報、つまり互いに関連づけられた情報であってもよい。
端末制御部45は、読取部43から販売用コードSの情報が出力されると、販売用コードSに含まれるURL情報に基づいて、表示部42bに、購入情報画面Gt、つまり数量設定欄F1を表示させる。ユーザが所定の設定を終えて商品の購入を指示すると、端末制御部45は、販売用商品情報及び購入者の情報を決済用データとして管理装置10に送信する。
端末制御部45は、管理装置10から精算完了信号が送信された場合、表示部42bに精算完了画面Gaを表示させ、管理装置10からエラー信号が送信された場合、表示部42bに未精算画面Gbを表示させる。端末制御部45は、ユーザによる商品の購入履歴を表示部42bに表示させる機能と、管理装置10に商品の領収証を出力させる機能とを有している。端末制御部45は、CPUなどの演算装置と、こうした演算装置と協働して上記の各種機能を実現させるソフトウェアとにより構成することができる。
ここで、販売用コードS及び認証用コードTは、紙媒体などに掲載されたものでもよい。また、販売用コードSは、利用者端末30又はコンビニエンスストアなどに設置された端末機器に表示されてもよい。認証用コードTは、加盟店などに設置された端末機器に表示されてもよい。販売用コードSが掲載される紙媒体としては、電車などに掲示された広告又は雑誌などが想定される。認証用コードTが掲載される紙媒体としては、加盟店又はイベント会場の店頭掲示などが想定される。
例えば、利用者端末30に販売用コードSを表示させる場合、ユーザは、商品を販売する加盟店のWebサイトにジャンプし、所望の商品の販売用コードSが掲載されたページを利用者端末30に表示させる。この場合、ユーザは、利用者端末30に表示された販売用コードSを携帯端末40で読み取ることにより、該商品の数量設定欄F1を含む購入情報画面Gtを携帯端末40に表示させることができる。
図5は、図3の設定端末の設定表示部に表示される商品登録欄を例示した説明図である。図6は、図3の設定端末の設定表示部に表示されるコード表示欄を例示した説明図である。図5では、設定表示部23の表示画面Gに商品登録欄Cが表示されており、商品として、チケット又はクーポンを登録する場合を例示している。図5の商品登録欄Cは、イベントM1についての情報が既に登録されており、別の商品が新規登録されている状況に対応している。図5及び図6を参照して、商品登録欄Cの内容、販売用コードS、及び認証用コードTについて具体的に説明する。
商品登録欄Cは、新規の商品を登録するための新規登録欄Cnと、既に登録された商品に対応する既存情報欄Cpと、を有している。新規登録欄Cn及び既存情報欄Cpは、ID入力欄D1と、登録日欄D2と、品名入力欄D3と、単価入力欄D4と、在庫数欄D5と、2つの無制限選択ボタンBmと、回数設定欄D6と、期限指定ボタンBdと、期限入力欄D7と、設定ボタンBnと、表示内容欄D8と、を有している。また、新規登録欄Cnは、作成完了ボタンBeを有しており、既存情報欄Cpは、選択欄D0と、複製ボタンBfと、を有している。さらに、商品登録欄Cは、コード生成ボタンB1と、新規登録ボタンB2と、削除ボタンB3と、検索欄Dxと、を有している。
ID入力欄D1は、ユーザが任意に設定可能な商品のIDを入力する欄であり、登録日欄D2は、商品を登録する日付を入力する欄である。品名入力欄D3は、商品名を入力する欄であり、単価入力欄D4は、商品の単価を入力する欄である。在庫数欄D5は、商品の在庫数もしくは販売可能な数を入力する欄である。在庫数欄D5に対応づけられた無制限選択ボタンBmをクリックすることにより、当該商品を無制限で販売できる設定となる。回数設定欄D6は、商品の使用の上限回数である使用限度数を入力する欄である。回数設定欄D6に対応づけられた無制限選択ボタンBmをクリックすることにより、当該商品を無期限で使用できる設定となる。
期限指定ボタンBdは、有効期限の有無及び設定方法を指定するボタンであり、選択キーK1を押下すると、期間指定キーP、日付指定キーQ、又は無制限キーRなどの選択ボタンがドロップダウンリストのように表示される。期間指定キーPが選択された場合、期限入力欄D7は、購入日からの日数を入力する欄となる。日付指定キーQが選択された場合、期限入力欄D7は、有効期限が満了する日時を入力する欄となる。もっとも、日付指定キーQが選択された場合の期限入力欄D7は、有効期限が満了する日付を入力する欄としてもよい。なお、無制限キーRが選択された場合、期限入力欄D7は不要となる。表示内容欄D8は、商品の購入が決定する前に、該商品についての留意事項を入力する欄である。設定ボタンBnの切替操作を行うことにより、表示内容欄D8への入力の可否が決まる。
新規登録欄Cnの作成完了ボタンBeが押下されると、設定端末20は、新規登録欄Cnにおいて入力された商品の内容を登録する。既存情報欄Cpの複製ボタンBfが押下されると、設定端末20は、当該既存情報欄Cpの内容を商品登録欄Cにコピーして表示する。これにより、ユーザは、既存の既存情報欄Cpの内容に近い商品の設定登録を効率的に行うことができる。
少なくとも1つの選択欄D0にチェックを入れて、コード生成ボタンB1を押下すると、設定端末20は、ユーザにより設定された商品の登録情報を管理装置10へ送信する。これにより、1つの商品に対応づけられた2つの二次元コードである販売用コードSと認証用コードTとが管理装置10によって生成され、これらの情報が設定端末20に返信される。
本実施の形態では、管理装置10から販売用コードSの情報と認証用コードTの情報とが返信されたとき、設定端末20が、例えば図6のように、販売用コードSと認証用コードTとを表示するようになっている。図6では、コード表示欄Eが表示されるときに背景が暗くなる例を示しているが、この表示態様に限定されない。
ここで、ユーザは、商品の登録が完了すると、設定端末20などを介して、販売用コードSと認証用コードTとを個別に出力させることができる。よって、ユーザは、販売用コードS及び認証用コードTのプリントアウト又は表示を好ましいタイミングで行うことができる。
新規登録ボタンB2が押下されると、設定端末20は、図5に示すような新規登録欄Cnを表示させる。これにより、ユーザは、新規な商品の情報の入力することができる。少なくとも1つの選択欄D0にチェックが入った状態で、削除ボタンB3が押下されると、設定端末20は、チェックされた商品の登録情報を削除する。検索欄Dxは、既に登録されている商品を検索するための欄である。
図7は、図4の携帯端末により販売用コードを読み取って商品を購入する流れを例示した説明図である。図8は、図4の携帯端末で商品の購入が完了した状態を例示する説明図である。図9は、図4の携帯端末で商品が購入できなかった状態を例示する説明図である。図10は、図4の携帯端末に商品の購入履歴が表示された例を示す説明図である。図11は、図4の携帯端末に、購入支援サービスを利用して購入された複数の商品の購入履歴が表示された例を示す説明図である。図12は、図4の携帯端末に、領収証の出力選択欄が表示された例を示す説明図である。図13は、図5の表示内容欄に記載がある商品の購入時において、図4の携帯端末に注意喚起欄が表示された例を示す説明図である。
ここで、ユーザは、商品購入プログラムをインストールした携帯端末40において、パスコード、氏名、メールアドレス、電話番号、住所、及び支払い情報などの個人情報を登録する。支払い情報としては、クレジットカードの情報などがあり、複数のクレジットカードを登録することもできる。これにより、販売用コードS及び認証用コードTのそれぞれに関連づけられた商品情報と個人情報との紐付けが可能となる。すなわち、図7〜図13は、個人情報の登録が完了した後の各状態を例示したものである。図7〜図13を参照して、携帯端末40による商品の購入及び確認の流れを説明する。
図7(a)は、携帯端末40に撮像表示画面Gsが表示された例である。撮像表示画面Gsには、読取部43によって読み取られた画像が表示される。図7(a)の撮像表示画面Gsには、二次元コードの位置合わせの基準となる中心枠Uが表示されている。
図7(a)の入力表示部42には、戻るキーKrと、サービス表示部H1と、処理表示部H2と、購入設定ボタンBxと、読み取りボタンByと、履歴ボタンBzと、が表示されている。戻るキーKrは、前の画面に戻すための仮想ボタンであり、サービス表示部H1は、ユーザに提供するサービスの名称などが表示される箇所である。処理表示部H2は、携帯端末40によって実行されている処理内容が表示される箇所である。購入設定ボタンBxが押下されると、携帯端末40は、商品を購入する際の支払い方法などを設定する画面を表示する。読み取りボタンByが押下されると、携帯端末40は、読取部43を起動させて、撮像表示画面Gsを表示する。履歴ボタンBzが押下されると、携帯端末40は、商品の購入履歴を表示する。以下の各図についても同様である。
携帯端末40は、図7(a)の状態で販売用コードSを読み取ると、図7(b)のように、数量設定欄F1と合計表示欄F2とを含む購入情報画面Gtを表示する。数量設定欄F1は、マイナスボタンBaとプラスボタンBbとを有しており、購入予定の商品A1の数量を変更することができる。合計表示欄F2には、現在の合計金額が表示されている。合計表示欄F2は、商品を追加するための追加ボタンBgと、購入する商品を確定するための確定ボタンBhと、を有している。追加ボタンBgが押下されると、携帯端末40は、図7(a)の状態に移行し、別の商品の販売用コードSを読み取ったとき、例えば、後述する図13(a)のように2つの数量設定欄F1を表示する。
確定ボタンBhが押下されると、携帯端末40は、図7(c)のように、支払い選択欄F3を表示する。支払い選択欄F3は、少なくとも1つの選択ボタンBiと、キャンセルボタンBjと、を有している。図7(c)は、3つのクレジットカードが登録されている例であり、3つの選択ボタンBiが表示されている。キャンセルボタンBjが押下されると、携帯端末40は、例えば図7(b)のような1つ前の画面に戻す。一方、選択ボタンBiが押下されると、携帯端末40は、管理装置10及び決済サーバ200と連携して精算処理を実行する。そして、携帯端末40は、精算が完了した場合に、図8のような精算完了画面Gaを表示し、精算が完了できなかった場合に、図9のような未精算画面Gbを表示する。もっとも、携帯端末40は、確定ボタンBhが押下されたとき、支払い選択欄F3を表示せずに精算処理を実行してもよい。
例えば、商品A1の精算が完了した後に履歴ボタンBzが押下されると、携帯端末40は、図10のように、商品A1についての購入履歴欄Jを表示する。購入履歴欄Jは、例えば、購入日時、商品名、数量、及び決済金額の情報と、領収証ボタンBkと、を有する。
ユーザが購入支援サービスを用いて複数の商品を購入している場合、携帯端末40は、図11のように、複数の商品についての購入履歴欄Jを表示する。図11のイベントM1及びイベントM2のように、使用回数に制限がある場合、購入履歴欄Jには、商品の現在の使用回数の情報を含むとよい。以降では、商品の現在の使用回数のことを使用回数Nという。図11の例では、回数の箇所に、使用回数Nと使用限度数とが対応づけて表示されている。本実施の形態において、使用回数Nは、認証処理手段13dのカウンタ機能によって管理される。
領収証ボタンBkが押下されると、携帯端末40は、図12のような出力選択欄Crを表示する。図12に例示する出力選択欄Crは、アドレス入力欄Daと、表示ボタンBsと、送信ボタンBtと、キャンセルボタンBjと、を有している。携帯端末40は、表示ボタンBsが押下された場合に領収証を表示する。携帯端末40は、送信ボタンBtが押下されると、予め登録されているメールアドレス宛に領収証の情報を送信する。アドレス入力欄Daにメールアドレスが入力された後、送信ボタンBtが押下されると、携帯端末40は、入力されたメールアドレス宛に領収証の情報を送信する。図12では、携帯端末40が、出力選択欄Crと共に、アドレス入力欄Daへの入力用の仮想キーボードVを表示する場合を例示している。携帯端末40は、領収証の表示及び送信を単独で行ってもよく、管理装置10と連携して行ってもよい。
ところで、図7では、(a)の状態で確定ボタンBhが押下されたとき、携帯端末40が支払い選択欄F3を表示する例を示したが、これに限定されない。携帯端末40は、確定ボタンBhが押下されたとき、図13(b)のように注意喚起欄Dc及び了承ボタンBcを表示してもよい。注意喚起欄Dcには、例えば、現時点の個人情報とチケット使用時の個人情報が不一致の場合には使用ができない旨の喚起情報が表示される。
喚起情報は、例えば、図5の表示内容欄D8に入力され、登録された情報である。図13では、少なくともイベントM1に喚起情報が登録されているものとする。よって、図13(a)の状態で確定ボタンBhが押下されると、携帯端末40は、図13(b)のように、注意喚起欄Dc及び了承ボタンBcを表示する。そして、了承ボタンBcが押下されたとき、携帯端末40は、図7(c)のような支払い選択欄F3を表示する。
図14は、図1の設定端末を操作して商品に対応する二次元コードを取得する流れを示すシーケンスチャートである。図14を参照して、商品管理システム100による商品管理方法のうち、設定端末20と管理装置10とが連携して行う、商品ごとの販売用コードS及び認証用コードTの生成方法について説明する。
まず、設定端末20は、ユーザの操作に応じて管理支援サービスへのログイン画面を表示し、ユーザがパスワードなどを入力することによりログイン処理を行う。そして、設定端末20は、ユーザによる商品登録欄Cの呼び出し操作を受け付けたときに(ステップS101)、商品登録欄Cを表示する(ステップS102)。次いで、設定端末20は、ユーザによる商品の設定操作及びコード生成指示を受け付けると(ステップS103)、商品の登録情報を管理装置10へ送信する(ステップS104)。
管理装置10は、設定端末20から送信された商品の登録情報に基づき、販売用コードSの情報と認証用コードTの情報とを生成する(ステップS105)。次いで、管理装置10は、生成した販売用コードSの情報及び認証用コードTの情報を設定端末20へ送信する(ステップS106)。
設定端末20は、管理装置10から送信された販売用コードSの情報及び認証用コードTの情報を記憶する(ステップS107)。これにより、設定端末20は、販売用コードS及び認証用コードTのうちの少なくとも1つの出力が指示されたとき(ステップS108)、指定された態様で、販売用コードS及び認証用コードTのうちの少なくとも1つを出力することができる。出力の態様としては、設定表示部23に表示させる態様(図6参照)、及び設定端末20に接続されたプリンタ(図示せず)によりプリントアウトする態様などが想定される(ステップS109)。
図15は、図1の携帯端末を利用してユーザが商品を購入する流れを示すシーケンスチャートである。図15を参照して、商品管理システム100による商品管理方法のうち、携帯端末40を用いた商品の購入方法について説明する。
まず、携帯端末40は、ユーザの操作に応じて購入支援サービスへのログイン処理を行い、購入支援サービスのホーム画面を表示する(ステップS201)。そして、携帯端末40は、二次元コードの読み取りを指示する読取指示を受け付けると(ステップS202)、読取部43を起動させて撮像表示画面Gsを表示させる(ステップS203)。
ユーザの操作により、販売用コードSがカメラによる撮像範囲内に収まると、携帯端末40は、読取部43によって販売用コードSを読み取り(ステップS204)、販売用コードSに含まれるURLに基づいて購入情報画面Gtを表示する(ステップS205)。ユーザが、購入情報画面Gtの数量設定欄F1において、入力部42aを介して商品の数量などを設定し、購入情報の確定を指示すると、端末制御部45は、表示部42bに支払い選択欄F3などの決済情報を表示させる(ステップS206)。端末制御部45は、入力部42aを介して購入指示を受け付けると(ステップS207)、販売用商品情報及び購入者の情報を決済用データとして管理装置10に送信する(ステップS208)。
管理装置10は、携帯端末40から決済用データが送信されると、決済サーバ200へ決済要求を送信する(ステップS209)。決済サーバ200は、管理装置10からの決済要求に応じて決済処理を行い(ステップS210)、問題なく決済が完了できた場合に管理装置10へ決済信号を送信する(ステップS211)。
管理装置10は、決済サーバ200から決済信号が送信されると、販売用商品情報と購入者の情報とを含む購入済データを登録すると共に(ステップS212)、携帯端末40に精算完了信号を送信する。このとき、管理装置10は、ユーザにより登録されたメールアドレス宛てに精算内容を示す情報を送信してもよい(ステップS213)。
携帯端末40は、管理装置10から精算完了信号が送信されると、精算完了画面Gaを表示させる(ステップS214)。
さらに、携帯端末40は、ユーザにより購入履歴の表示が指示されると(ステップS215)、管理装置10に履歴要求を送信する(ステップS216)。管理装置10は、携帯端末40からの履歴要求に応じて履歴情報を返信する(ステップS217)。携帯端末40は、履歴情報に基づく購入履歴欄Jを表示する(ステップS218)。
ユーザにより領収証の出力が指示されると(ステップS219)、携帯端末40は、領収証の出力選択欄Crを表示する(ステップS220)。ユーザにより領収証の出力方法が指示されると(ステップS221)、ユーザの指示に基づく出力要求を管理装置10へ送信する(ステップS222)。
管理装置10は、携帯端末40からの出力要求に応じて、出力要求の示す形態により領収証を出力する。例えば、ステップS221において、領収証の表示が指示された場合、管理装置10は、領収証の情報を携帯端末40へ送信する。すると、携帯端末40が領収証を表示する(ステップS224)。また、ステップS221において、領収証の送信が指示された場合、管理装置10は、ユーザにより登録されたメールアドレスに領収証の情報を送信する。
もっとも、決済サーバ200は、ステップS210の決済処理において決済が完了できなかった場合、管理装置10へエラー信号を送信する。この場合、管理装置10は携帯端末40に未精算信号を送信し、携帯端末40は、未精算信号に応じて未精算画面Gbを表示する。
図17では、携帯端末40の表示画面が、ホーム画面から撮像表示画面Gsに遷移する場合を例示したが、これに限定されない。携帯端末40は、ログイン処理が完了したとき、すぐに読取部43を起動させて撮像表示画面Gsを表示してもよい。
図16は、図1の携帯端末を利用してユーザが商品を使用する流れを示すシーケンスチャートである。図16を参照して、商品管理システム100による商品管理方法のうち、携帯端末40を用いた商品の使用方法について説明する。図15と同様の処理には同一の符号を付して説明は省略する。
携帯端末40は、図15の場合と同様に、ステップS201〜S203の処理を実行する。次いで、ユーザの操作により、認証用コードTがカメラによる撮像範囲内に収まると、携帯端末40は、読取部43によって認証用コードTを読み取る(ステップS301)。そして、携帯端末40は、管理装置10に、認証用商品情報と携帯端末40の所有者の情報とを含む認証データを送信する(ステップS302)。
管理装置10は、携帯端末40から送信される認証データを用いて認証処理を行う(ステップS303)。そして、管理装置10は、認証処理の結果である認証結果を携帯端末40に返送する(ステップS304)。携帯端末40は、管理装置10からの認証結果に応じた情報を表示する(ステップS305)。
図17は、図16のステップS303及びS304の処理の具体例を示すフローチャートである。図18は、認証データと購入済データとの照合が成立したときに図4の携帯端末に表示される使用許可画面を例示した説明図である。図19は、認証データと購入済データとの照合が成立したときに図4の携帯端末に表示されるエラー画面を例示した説明図である。図17〜図19を参照して、ユーザが商品を使用する際の処理の一例を説明する。
管理装置10は、携帯端末40から認証データを受信すると(ステップS401)、受信した認証データと、管理記憶部12に記録されている購入済データとを照合する(ステップS402)。管理装置10は、認証用商品情報と購入済データの商品情報とが一致し又は対応し、かつ購入者の情報と携帯端末40の所有者の情報とが一致することにより、照合が成立すると(ステップS403/Yes)、携帯端末40に適正信号を送信する(ステップS404)。一方、管理装置10は、照合が成立しなければ(ステップS403/No)、携帯端末40にエラー信号を送信する(ステップS405)。
ここで、携帯端末40は、管理装置10から適正信号が送信されると、例えば図18に示すような使用許可画面Gcを表示する。使用許可画面Gcは、認証データと購入済データとの照合が成立した旨、つまり携帯端末40の所有者が正当な購入者である旨を示す情報であり、図14の態様に限定されない。ユーザは、使用許可画面Gcをイベント会場などの入口のスタッフに提示することにより、イベント会場に入場することができる。一方、携帯端末40は、管理装置10からエラー信号が送信されると、例えば図19のようなエラー画面Gdを表示する。エラー画面Gdには、図19のように、具体的な対応案を記載するとよい。
図18及び図19では、商品として、イベントなどのチケットを例示したが、商品が販売品の引換券の場合は、店舗で使用許可画面Gcを提示することにより、購入品を受け取ることができる。
図20は、図17の変形例を示すフローチャートである。図20に基づき、商品に有効期限及び使用限度数のうちの少なくとも一方が設定されている場合の照合処理について説明する。図17と同様の処理には同一の符号を付して説明は省略する。なお、図20は、商品に有効期限及び使用回数が設定されている場合の例である。
管理装置10は、図17の場合と同様に、ステップS401〜S403の処理を行い、照合が成立すると(ステップS403/Yes)、商品の有効期限が経過しているか否かを判定する(ステップS411)。管理装置10は、商品の有効期限が経過している場合(ステップS411/Yes)、携帯端末40にエラー信号を送信する(ステップS405)。一方、管理装置10は、商品の有効期限が経過していなければ(ステップS411/No)、使用回数Nが使用限度数未満であるか否かを判定する(ステップS412)。
管理装置10は、使用回数Nが使用限度数未満であれば(ステップS412/Yes)、使用回数Nに1を加算して更新し(ステップS413)、携帯端末40に適正信号を送信する(ステップS404)。一方、管理装置10は、使用回数Nが使用限度数以上であれば(ステップS412/No)、携帯端末40にエラー信号を送信する(ステップS405)。
使用回数Nは、初期設定において0となっており、使用される度に1が加算される。例えば、使用限度数が3に設定されている場合、1回目の使用で使用回数Nは1(0+1)となり、2回目の使用で使用回数Nは2(1+1)となり、3回目の使用で使用回数Nは3(2+1)となる。すると、4回目の使用の際は、使用回数Nの3と使用限度数の3とが等しくなり、使用回数Nが使用限度数以上となるため、管理装置10は、携帯端末40にエラー信号を送信することとなる。
上記の説明は、図20に示す順序に則して行ったが、各処理の順序は適宜変更することができる。例えば、ステップS411とステップS412との順序を入れ替えてもよく、ステップS413とステップS404との順序を入れ替えてもよい。また、商品に有効期限が設定されていない場合、又は有効期限が無期限に設定されている場合は、ステップS411の処理を省略することができる。同様に、商品に使用限度数が設定されていない場合は、ステップS412及びS413の処理を省略することができる。
以上のように、本実施の形態の管理装置10は、販売用コードSを用いて購入された商品が使用される際、販売用コードSに対応する購入済データと、認証用コードTに対応する認証データとを照合して認証処理を行う。よって、電子チケットのプリントアウト及び表示が不要となり、かつ第三者による不正使用を抑制することができるため、セキュリティー性の高い状態で、商品の購入及び使用を簡易かつ迅速に実現することができる。すなわち、ユーザは、販売用コードSを用いて商品を購入すれば、商品を使用する際、携帯端末40で認証用コードTを読み取るだけで、正当な購入者であることを示すことができる。
本実施の形態において、管理制御部13は、販売用コードSと認証用コードTとを生成するようになっている。もっとも、設定端末20が、販売用コードSと認証用コードTとを生成するように構成してよいが、管理装置10が販売用コードS及び認証用コードTを生成するようにすれば、設定端末20に格納するプログラムなどの情報量を低減することができる。また、本実施の形態の販売用コードS及び認証用コードTは、何れも二次元コードである。そのため、バーコードなどの一次元コードよりも多くの情報を管理することができる。なお、販売用コードS及び認証用コードTのうちの少なくとも一方を、バーコードなどの一次元コードにより生成してもよく、三次元コードにより生成してもよい。
ところで、従来のように、二次元コードを用いてトップページなどにアクセスしても、所望の商品を購入するには、検索等のための入力操作が必要となる。つまり、複数の商品に共通のページから各商品の購入画面に移動するためには、数回に亘る入力操作が必要となる。この点、本実施の形態の販売用コードSは、商品に対応づけられた購入用のURL情報を含んでいる。つまり、商品管理システム100では、商品ごとに販売用コードSと数量設定欄F1とが存在し、携帯端末40で販売用コードSを読み取ることにより、販売用コードSに対応する商品の数量設定欄F1を含む購入情報画面Gtに移動することができる。したがって、ユーザの商品購入時の煩雑な作業を減らすことができる。
また、管理装置10は、認証データと購入済データとの照合が成立した場合、携帯端末40に適正信号を送信する。そして、携帯端末40は、管理装置10から適正信号が送信された場合に使用許可画面Gcを表示する。そのため、加盟店又はイベントのスタッフに対し、携帯端末40に表示された使用許可画面Gcを提示することにより、商品を迅速に使用することができる。
さらに、管理装置10は、商品に使用の上限回数である使用限度数が設定されている場合、認証データと購入済データとの照合が成立し、かつ使用回数Nが使用限度数未満であれば、携帯端末40に適正信号を送信する。このように、管理装置10によれば、使用回数Nと使用限度数とを比較することにより、商品の使用者適格をさらに細かく判断することができる。ところで、設定端末20又は携帯端末40には、使用限度数が設定されている商品の使用履歴を表示させる機能を持たせることができる。このようにすれば、加盟店又は携帯端末40のユーザが適時に使用回数Nを把握することができる。
ここで、上述した実施の形態は、管理装置、商品管理システム、商品管理方法、及び商品管理プログラムにおける好適な具体例であり、本発明の技術的範囲は、これらの態様に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態では、販売用コードSを携帯端末40で読み取る場合を例示したが、これに限定されない。すなわち、商品購入プログラムがインストールされ、かつ携帯端末40の所有者が購入支援サービスにログインできる機器であれば、携帯端末40以外の機器で販売用コードSが読み取られ、精算処理が行われてもよい。つまり、販売用コードSの読取処理と、認証用コードTの読取処理とは、別々の機器で行ってもよい。また、上記実施の形態では、携帯端末40が、タッチパネルからなる入力表示部42を有する例を示したが、これに限定されない。例えば、携帯端末40は、複数の物理ボタンを含んで構成され、ユーザによる入力操作を受け付ける入力部42aと、液晶ディスプレイ(LCD)等からなる表示部42bとを、別構成として有するものであってもよい。