JP2011258028A - デジタルコンテンツ販売装置、デジタルコンテンツ販売方法およびデジタルコンテンツ販売システム - Google Patents

デジタルコンテンツ販売装置、デジタルコンテンツ販売方法およびデジタルコンテンツ販売システム Download PDF

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真一郎 赤澤
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Abstract

【課題】利用者の拘束時間を短縮する。
【解決手段】リーダライタ部が、利用者が所持する携帯端末装置またはダウンロード券からIDmまたは取得先URLをキー情報として読み取り、購入履歴特定部が、リーダライタ部によって読み取られたキー情報に基づいて利用者の購入履歴を特定し、表示処理部が、購入履歴特定部によって特定された購入履歴に基づいてデジタルコンテンツの選択画面を操作・表示部へ表示させるようにデジタルコンテンツ販売装置を構成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、デジタルコンテンツの販売を行うデジタルコンテンツ販売装置、デジタルコンテンツ販売方法およびデジタルコンテンツ販売システムに関し、特に、利用者の拘束時間を短縮することができるデジタルコンテンツ販売装置、デジタルコンテンツ販売方法およびデジタルコンテンツ販売システムに関する。
従来、コンビニエンスストアや駅の構内等に設置され、電子書籍や楽曲あるいはゲームといった携帯端末装置向けのデジタルコンテンツを販売するデジタルコンテンツ販売装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
かかるデジタルコンテンツ販売装置を用いてデジタルコンテンツを購入する場合、利用者は、たとえば、デジタルコンテンツの種別(電子書籍、動画、楽曲など)の選択やジャンルの選択あるいはコンテンツ名の入力といった複数の操作ステップを経たうえで所望のデジタルコンテンツを選択することとなる。
特開2002−163721号公報
しかしながら、上述した従来のデジタルコンテンツ販売装置には、利用者の拘束時間が長いという問題があった。これは、従来のデジタルコンテンツ販売装置が、デジタルコンテンツの購入完了までに多くの操作ステップを必要とするためである。
また、利用者の拘束時間が長いと、時間に余裕のない利用者からの利用が敬遠され、十分な収益を得られないおそれがある。特に、駅の構内等においては、1つでも早い電車に乗り込みたいという心理が働き易く、拘束時間が長いデジタルコンテンツ販売装置を設置したとしても、利用されない可能性が高い。
さらに、利用者一人ひとりがデジタルコンテンツ販売装置を長時間使用することとなるため、デジタルコンテンツ販売装置の回転率が低下する結果、十分な収益を得られないおそれもある。
これらのことから、利用者の拘束時間を短縮することができるデジタルコンテンツ販売装置、デジタルコンテンツ販売方法あるいはデジタルコンテンツ販売システムをいかにして実現するかが大きな課題となっている。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであって、利用者の拘束時間を短縮することができるデジタルコンテンツ販売装置、デジタルコンテンツ販売方法およびデジタルコンテンツ販売システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、デジタルコンテンツの販売を行うデジタルコンテンツ販売装置であって、利用者が所持する所定の情報媒体からキー情報を読み取る情報読取手段と、前記情報読取手段によって読み取られたキー情報に基づいて前記利用者の購入履歴を特定する購入履歴特定手段と、前記購入履歴特定手段によって特定された購入履歴に基づいてデジタルコンテンツの選択画面を所定のディスプレイへ表示させる表示処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記情報読取手段は、前記デジタルコンテンツの購入時に発行される記録媒体であって、当該デジタルコンテンツの取得先情報を含んだバーコードが付加された記録媒体から前記バーコードを前記キー情報として読み取り、前記購入履歴特定手段は、前記情報読取手段によって読み取られたバーコードに含まれる取得先情報に基づいて前記利用者が購入したデジタルコンテンツを特定し、前記表示処理手段は、前記購入履歴特定手段によって特定されたデジタルコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を前記所定のディスプレイへ表示させることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記情報読取手段は、前記利用者が所持する携帯端末装置から当該携帯端末装置を識別する携帯識別情報を前記キー情報として読み取り、前記購入履歴特定手段は、各利用者が購入したデジタルコンテンツを当該利用者が所持する携帯端末装置の携帯識別情報と関連付けた購入履歴から前記情報読取手段によって読み取られた携帯識別情報と関連付けられたデジタルコンテンツを特定し、前記表示処理手段は、前記購入履歴特定手段によって特定されたデジタルコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を前記所定のディスプレイへ表示させることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記表示処理手段は、前記購入履歴特定手段によって特定されたデジタルコンテンツの続編を選択候補として含んだ選択画面を前記所定のディスプレイへ表示させることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記購入履歴特定手段は、前記利用者が購入したデジタルコンテンツの販売を行ったデジタルコンテンツ販売装置の設置区域を前記携帯識別情報とさらに関連付けた購入履歴を用い、前記情報読取手段によって読み取られた携帯識別情報と関連付けられたデジタルコンテンツの中から自装置と同一の設置区域と関連付けられたデジタルコンテンツを特定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記利用者によって購入されたデジタルコンテンツを当該利用者からの操作に応じて特定のデジタルコンテンツとして指定する指定手段をさらに備え、前記購入履歴特定手段は、前記情報読取手段によって読み取られた携帯識別情報と関連付けられたデジタルコンテンツの中から前記指定手段によって特定のデジタルコンテンツとして指定されたデジタルコンテンツを特定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記表示処理手段は、前記利用者によって予め指定されたデジタルコンテンツを選択項目として含んだカスタマイズ画面を所定のパスワードと関連付けたカスタマイズ情報から前記利用者によって入力されたパスワードと関連付けられたカスタマイズ画面を取得して前記所定のディスプレイへ表示させることを特徴とする。
また、本発明は、デジタルコンテンツの販売を行うデジタルコンテンツ販売方法であって、利用者が所持する所定の情報媒体からキー情報を読み取る情報読取工程と、前記情報読取工程において読み取ったキー情報に基づいて前記利用者の購入履歴を特定する購入履歴特定工程と、前記購入履歴特定工程において特定した購入履歴に基づいてデジタルコンテンツの選択画面を所定のディスプレイへ表示させる表示処理工程とを含んだことを特徴とする。
また、本発明は、デジタルコンテンツの販売を行うデジタルコンテンツ販売装置と、前記デジタルコンテンツ販売装置を管理する管理装置とを含んだデジタルコンテンツ販売システムであって、利用者が所持する所定の情報媒体からキー情報を読み取る情報読取手段と、前記情報読取手段によって読み取られたキー情報に基づいて前記利用者の購入履歴を特定する購入履歴特定手段と、前記購入履歴特定手段によって特定された購入履歴に基づいてデジタルコンテンツの選択画面を所定のディスプレイへ表示させる表示処理手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、情報読取手段が、利用者が所持する所定の情報媒体からキー情報を読み取り、購入履歴特定手段が、情報読取手段によって読み取られたキー情報に基づいて利用者の購入履歴を特定し、表示処理手段が、購入履歴特定手段によって特定された購入履歴に基づいてデジタルコンテンツの選択画面を所定のディスプレイへ表示させることとしたため、利用者の拘束時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、情報読取手段が、デジタルコンテンツの購入時に発行される記録媒体であって、当該デジタルコンテンツの取得先情報を含んだバーコードが付加された記録媒体からバーコードをキー情報として読み取り、購入履歴特定手段が、情報読取手段によって読み取られたバーコードに含まれる取得先情報に基づいて利用者が購入したデジタルコンテンツを特定し、表示処理手段が、購入履歴特定手段によって特定されたデジタルコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を所定のディスプレイへ表示させることとしたため、利用者は、少なくとも記録媒体に付加されたバーコードをデジタルコンテンツ販売装置に対して読み取らせるだけで、所望のデジタルコンテンツを選択することができる。したがって、利用者がデジタルコンテンツを選択するまでの操作ステップが少なくなる結果、利用者の拘束時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、情報読取手段が、利用者が所持する携帯端末装置から当該携帯端末装置を識別する携帯識別情報をキー情報として読み取り、購入履歴特定手段が、各利用者が購入したデジタルコンテンツを当該利用者が所持する携帯端末装置の携帯識別情報と関連付けた購入履歴から情報読取手段によって読み取られた携帯識別情報と関連付けられたデジタルコンテンツを特定し、表示処理手段が、購入履歴特定手段によって特定されたデジタルコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を所定のディスプレイへ表示させることとしたため、利用者は、少なくとも携帯端末装置をかざすだけで、所望のデジタルコンテンツを選択することができる。したがって、利用者がデジタルコンテンツを選択するまでの操作ステップが少なくなる結果、利用者の拘束時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、表示処理手段が、購入履歴特定手段によって特定されたデジタルコンテンツの続編を選択候補として含んだ選択画面を所定のディスプレイへ表示させることとしたため、利用者は、前回購入したデジタルコンテンツの続編を少ない操作ステップで選択させることができ、この結果、利用者の拘束時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、購入履歴特定手段が、利用者が購入したデジタルコンテンツの販売を行ったデジタルコンテンツ販売装置の設置区域を携帯識別情報とさらに関連付けた購入履歴を用い、情報読取手段によって読み取られた携帯識別情報と関連付けられたデジタルコンテンツの中から自装置と同一の設置区域と関連付けられたデジタルコンテンツを特定することとしたため、購入場所ごとに異なるデジタルコンテンツを購入したい利用者に対してデジタルコンテンツの選択画面を適切に表示させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、指定手段が、利用者によって購入されたデジタルコンテンツを当該利用者からの操作に応じて特定のデジタルコンテンツとして指定し、購入履歴特定手段が、情報読取手段によって読み取られた携帯識別情報と関連付けられたデジタルコンテンツの中から指定手段によって特定のデジタルコンテンツとして指定されたデジタルコンテンツを特定することとしたため、利用者が継続的に購入しようとしているデジタルコンテンツの選択画面など利用者により適した選択画面を表示させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、表示処理手段が、利用者によって予め指定されたデジタルコンテンツを選択項目として含んだカスタマイズ画面を所定のパスワードと関連付けたカスタマイズ情報から利用者によって入力されたパスワードと関連付けられたカスタマイズ画面を取得して所定のディスプレイへ表示させることとしたため、利用者は、自分好みにカスタマイズされた選択画面を表示させることができ、所望のデジタルコンテンツを迅速に選択することができるという効果を奏する。また、カスタマイズ画面を予め作成しておくことで、カスタマイズ画面を作成しようとする利用者によってデジタルコンテンツ販売装置が長時間占領されることを防止することもできる。
図1は、本発明に係るデジタルコンテンツ販売手法の概要を示す図である。 図2は、本実施例に係るデジタルコンテンツ販売システムのネットワーク構成を示す図である。 図3は、デジタルコンテンツ販売装置およびプロキシサーバの構成を示すブロック図である。 図4は、購入履歴情報に基づく選択画面表示処理の動作例を示した図である。 図5は、購入履歴情報に基づく選択画面表示処理の他の動作例を示した図である。 図6は、利用者による画面操作の一例を示す図である。 図7は、購入履歴情報に基づく選択画面表示処理の他の動作例を示した図である。 図8は、デジタルコンテンツ販売装置およびプロキシサーバ間で実行される処理手順を示すシーケンス図である。 図9は、お気に入り指定に基づく優先表示処理の動作例を示した図である。 図10は、カスタマイズ画面の表示処理の動作例を示した図である。 図11は、ダウンロード券を用いた選択画面表示処理の動作例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るデジタルコンテンツ販売手法を適用したデジタルコンテンツ販売装置、デジタルコンテンツ販売方法およびデジタルコンテンツ販売システムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係るデジタルコンテンツ販売手法の概要について図1を用いて説明した後に、本発明に係るデジタルコンテンツ販売手法を適用した実施例を図2〜図11を用いて説明することとする。
まず、実施例の詳細な説明に先立って、本発明に係るデジタルコンテンツ販売手法の概要について図1を用いて説明する。図1は、本発明に係るデジタルコンテンツ販売手法の概要を示す図である。同図に示すように、本発明に係るデジタルコンテンツ販売手法では、デジタルコンテンツの選択画面を利用者の購入履歴に基づいて表示することとしている。
たとえば、同図の(A)に示すように、本発明に係るデジタルコンテンツ販売手法では、利用者の購入履歴として、利用者が購入したデジタルコンテンツを利用者が所持する携帯端末装置の識別情報(以下、「IDm」と記載する)と関連付けて記憶している。
ここで、同図の(A)に示した場合には、IDm「9999」と関連付けて、コンテンツ名「○○物語 第4話 「DDD」」とコンテンツ名「○○物語 第3話 「CCC」」とがそれぞれ記憶されている。かかる購入履歴によって、IDm「9999」の携帯端末装置を所持する利用者が、シリーズ「○○物語」の第4話まで購入済みであることがわかる。
つづいて、同図の(B)に示すように、利用者がデジタルコンテンツ販売装置に対して携帯端末装置のかざし操作を行うと(同図の(1)参照)、デジタルコンテンツ販売装置は、かかる携帯端末装置からIDmを読み取る。ここでは、デジタルコンテンツ販売装置が、IDm「9999」を読み取ったものとする。
そして、デジタルコンテンツ販売装置は、読み取ったIDmをキー情報として利用者の購入履歴を特定し(同図の(2)参照)、特定した購入履歴に基づいてデジタルコンテンツの選択画面を表示する(同図の(3)参照)。
具体的には、デジタルコンテンツ販売装置は、同図の(B)に示したように、利用者が前回購入したデジタルコンテンツの続編を選択候補として含んだ選択画面を表示する。ここでは、同図の(A)に示したように、IDm「9999」の携帯端末装置を所持する利用者が前回購入したデジタルコンテンツは、「○○物語 第4話 「DDD」」である。このため、デジタルコンテンツ販売装置は、かかるデジタルコンテンツの続編に相当する「○○物語 第5話 「EEE」」を選択候補として含んだ選択画面を表示する。
なお、デジタルコンテンツ販売装置は、前回購入したデジタルコンテンツの続編に限らず、前回購入したデジタルコンテンツと同一の作者の他のシリーズや前回購入したデジタルコンテンツと同一のジャンルの他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を表示することもできる。かかる点については、実施例において後述する。
また、デジタルコンテンツ販売装置は、前回購入したデジタルコンテンツの購入履歴だけでなく、同じ場所で購入したデジタルコンテンツの購入履歴や同じ曜日に購入したデジタルコンテンツの購入履歴に基づいて選択画面を表示することとしてもよい。かかる点についても、実施例において後述する。
ところで、本発明に係るデジタルコンテンツ販売手法では、利用者の拘束時間を短縮するために、デジタルコンテンツの購入権利をデジタルコンテンツ販売装置で販売し、購入権利を得た利用者がデジタルコンテンツの取得を事後的に行うこととしている。
具体的には、デジタルコンテンツ販売装置は、デジタルコンテンツの購入手続きが完了すると、所定の二次元コードが付加されたレシート(以下、「ダウンロード券」と記載する)を利用者に対して発行する。そして、利用者は、携帯端末装置を用いて二次元コードを読み取るとともに二次元コードに含まれる取得先URL(Uniform Resource Locator)へアクセスすることで、購入したデジタルコンテンツを事後的に携帯端末装置へダウンロードさせることができる。
ここで、二次元コードに含まれる取得先URLには、デジタルコンテンツを識別するコンテンツIDが含まれている。そこで、本発明に係るデジタルコンテンツ販売手法では、かかるダウンロード券から利用者が購入したデジタルコンテンツを特定し、特定したデジタルコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を表示することとしてもよい。
具体的には、デジタルコンテンツ販売装置は、利用者によってダウンロード券のかざし操作が行われた場合に、かかるダウンロード券に付加された二次元コードを読み取り、読み取った二次元コードに含まれる取得先URLからコンテンツIDを取り出すことによって、利用者が購入したデジタルコンテンツを特定する。
そして、デジタルコンテンツ販売装置は、利用者が購入したデジタルコンテンツの続編や同一の作者の他のシリーズ、同一のジャンルの他のデジタルコンテンツ等を選択候補として含んだ選択画面を表示する。このように、デジタルコンテンツ販売装置は、携帯端末装置のIDmだけでなく、ダウンロード券に付加された二次元コードをキー情報として利用者の購入履歴を特定することができる。
このように、本発明に係るデジタルコンテンツ販売手法では、利用者が所持する携帯端末装置やダウンロード券といった情報媒体からキー情報を読み取り、読み取ったキー情報に基づいて利用者の購入履歴を特定し、特定した購入履歴に基づいてデジタルコンテンツの選択画面を表示することとした。したがって、デジタルコンテンツを購入するまでの操作ステップが少なくなる結果、利用者の拘束時間を短縮することができる。
なお、本発明に係るデジタルコンテンツ販売手法では、利用者によってお気に入りに指定されたシリーズ(たとえば、「○○物語」など)の購入履歴を優先的に使用して選択画面を表示することもできる。また、本発明に係るデジタルコンテンツ販売手法では、利用者が自宅の端末装置等を用いて作成したカスタマイズ画面をデジタルコンテンツ販売装置に表示させることもできる。これらの詳細については、実施例において後述することとする。
以下では、図1を用いて説明したデジタルコンテンツ販売手法を適用したデジタルコンテンツ販売装置についての実施例を詳細に説明する。なお、以下の実施例では、デジタルコンテンツ販売装置と接続されたプロキシサーバが、デジタルコンテンツの選択画面を生成してデジタルコンテンツ販売装置へ送信する場合について説明するが、選択画面の生成は、デジタルコンテンツ販売装置が行ってもよい。
図2は、本実施例に係るデジタルコンテンツ販売システムのネットワーク構成を示す図である。同図に示すように、本実施例に係るデジタルコンテンツ販売システムは、デジタルコンテンツ販売装置10と、プロキシサーバ20と、コンテンツサーバ30a〜30cとを含んでいる。
デジタルコンテンツ販売装置10は、携帯端末装置向けのデジタルコンテンツを販売する装置であり、主に、駅の構内やコンビニエンスストア等に設置される。かかるデジタルコンテンツ販売装置10は、インターネット等の外部ネットワークを介してプロキシサーバ20に接続されている。
プロキシサーバ20は、コンテンツサーバ30a〜30cへのアクセスを一元管理するサーバ装置であり、主に、コンテンツサーバ30a〜30cへの不正なアクセスを遮断する役割を担っている。かかるプロキシサーバ20は、利用者が所持する携帯端末装置と無線通信網等の外部ネットワークを介して接続されるとともに、コンテンツサーバ30a〜30cとインターネット等の外部ネットワークを介して接続されている。
コンテンツサーバ30a〜30cは、複数のデジタルコンテンツを保有するサーバ装置であり、プロキシサーバ20によって認証された携帯端末装置に対してプロキシサーバ20経由でデジタルコンテンツを配信する。なお、コンテンツサーバ30a〜30cは、各デジタルコンテンツ配信業者によって個別に管理されている。以下では、コンテンツサーバ30a〜30cのうち任意のコンテンツサーバ30a〜30cを単に「コンテンツサーバ30」と記載する。
ここで、利用者がデジタルコンテンツ販売装置10でデジタルコンテンツを購入してから購入したデジタルコンテンツを携帯端末装置へダウンロードするまでの手順の概要を図2を用いて説明しておく。
図2に示したように、利用者は、購入するデジタルコンテンツを選択すると、自分の携帯端末装置がかかるデジタルコンテンツに対応するか否かの機種チェックあるいは電子決済のために、デジタルコンテンツ販売装置10に対して携帯端末装置のかざし操作を行う(同図の(1)参照)。このとき、デジタルコンテンツ販売装置10は、携帯端末装置からIDmを読み取る。
また、デジタルコンテンツ販売装置10は、デジタルコンテンツの購入手続きが完了すると、ダウンロード券を発行する(同図の(2)参照)。かかるダウンロード券には、デジタルコンテンツの取得先URLを含んだ二次元コードが付加されている。
つづいて、利用者は、ダウンロード券を受け取ると、ダウンロード券に付加された二次元コードを携帯端末装置を用いて読み取る(同図の(3)参照)。そして、利用者は、読み取った二次元コードに含まれる取得先URLへアクセスすることによってコンテンツサーバ30からプロキシサーバ20経由でデジタルコンテンツをダウンロードする(同図の(4)参照)。
このように、利用者は、ダウンロード券を受け取りさえすれば、デジタルコンテンツ販売装置10によって拘束されることなく、好きな場所やタイミングでデジタルコンテンツのダウンロードを行うことができる。
なお、ダウンロード券には、二次元コードだけでなく所定のアクセスコードも付加されている。ここで、アクセスコードとは、ダウンロード券毎に割り当てられるシリアル番号であり、複数の携帯端末装置によるダウンロード券の使い回しを防止するために用いられる。
具体的には、デジタルコンテンツ販売装置10は、複数のアクセスコードを含んだアクセスコードリストを有しており、ダウンロード券の発行毎に、アクセスコードリストからアクセスコードを1つ取り出してダウンロード券へ付加する。また、プロキシサーバ20も、デジタルコンテンツ販売装置10と同一のアクセスコードリストを有している。
ここで、利用者は、取得先URLへアクセスした場合に、アクセス先のページにてアクセスコードの入力を行う。一方、プロキシサーバ20は、利用者によって入力されたアクセスコードをアクセスコードリストと照合し、一致するアクセスコードが存在する場合に利用者を認証する。そして、プロキシサーバ20は、利用者を認証した場合にのみデジタルコンテンツのダウンロードを許可する。
また、プロキシサーバ20は、利用者を認証した場合に、かかる利用者の携帯端末装置のIDmとアクセスコードとを関連付けて記憶する。これによって、他の携帯端末装置によるダウンロード券の使い回しを防止することができる。
次に、本実施例に係るデジタルコンテンツ販売装置10およびプロキシサーバ20の構成について図3を用いて説明する。図3は、デジタルコンテンツ販売装置10およびプロキシサーバ20の構成を示すブロック図である。なお、同図には、デジタルコンテンツ販売装置10およびプロキシサーバ20の特徴を説明するために必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
同図に示すように、デジタルコンテンツ販売装置10は、通信インタフェース11と、リーダライタ部12と、操作・表示部13と、ダウンロード券排出部14と、制御部15とを備えている。また、制御部15は、購入履歴特定部15aと、選択画面要求部15bと、表示処理部15cと、ダウンロード券発行部15dとを備えている。
一方、プロキシサーバ20は、通信インタフェース21と、制御部22と、記憶部23とを備えている。また、制御部22は、選択画面生成部22aと、選択画面送信部22bと、購入履歴更新部22cとを備えている。また、記憶部23は、購入履歴情報23aとコンテンツリスト23bとを記憶している。
以下では、まず、デジタルコンテンツ販売装置10の各構成要素について説明する。通信インタフェース11は、プロキシサーバ20との間でデータの送受信を行う通信デバイスである。
リーダライタ部12は、利用者が所持する携帯端末装置との間で近距離無線通信を行うデバイスである。具体的には、リーダライタ部12は、利用者によるかざし操作によって通信リンクが確立した携帯端末装置からIDmを読み取り、読み取ったIDmを購入履歴特定部15aへ渡す。
また、リーダライタ部12は、ダウンロード券に付加された二次元コードを読み取るデバイスでもある。具体的には、リーダライタ部12は、利用者によってかざされたダウンロード券から二次元コードを読み取り、読み取った二次元コードに含まれる取得先URLを購入履歴特定部15aへ渡す。
操作・表示部13は、各種の画面を表示したり、選択された情報を制御部15へ伝えたりするタッチパネルLCD(Liquid Crystal Display)等のデバイスである。具体的には、操作・表示部13は、デジタルコンテンツの選択画面を表示処理部15cから受け取ると、受け取った選択画面を表示する。また、操作・表示部13は、利用者によって選択されたデジタルコンテンツのコンテンツIDをダウンロード券発行部15dへ渡す。
ダウンロード券排出部14は、ダウンロード券発行部15dからの指示に応じて、ダウンロード券を発行し外部へ排出するデバイスである。
制御部15は、デジタルコンテンツ販売装置10全体を制御する制御部である。購入履歴特定部15aは、リーダライタ部12からIDmを受け取った場合に、受け取ったIDmに基づいて利用者の購入履歴を特定する処理部である。具体的には、購入履歴特定部15aは、リーダライタ部12から受け取ったIDmをプロキシサーバ20へ送信することで、かかるIDmに対応する購入履歴を特定させる。
なお、ここでは、プロキシサーバ20が購入履歴情報23aを一元管理するとともに、デジタルコンテンツ販売装置10が、利用者の購入履歴をプロキシサーバ20に対して特定させる場合について説明したが、これに限ったものではない。たとえば、デジタルコンテンツ販売装置10側でも購入履歴情報を管理することとすれば、購入履歴特定部15aは、自装置に記憶された購入履歴情報を用いて利用者の購入履歴を特定することができる。
また、購入履歴特定部15aは、リーダライタ部12から取得先URLを受け取った場合には、受け取った取得先URLからコンテンツIDを取り出すことによって、利用者が購入したデジタルコンテンツを特定するが、かかる点の詳細については、図12を用いて説明することとする。
選択画面要求部15bは、利用者による選択画面の指定操作を操作・表示部13から受け取った場合に、指定内容に応じた選択画面の生成をプロキシサーバ20に対して要求する処理部である。
たとえば、利用者は、前回購入したデジタルコンテンツの続編を含む選択画面、前回購入したデジタルコンテンツと同一の作者の他のシリーズを含む選択画面あるいは前回購入したデジタルコンテンツと同一のジャンルの他のデジタルコンテンツを含む選択画面の中から操作・表示部13へ表示させたい選択画面を指定することができる。そして、選択画面要求部15bは、利用者によって指定された選択画面を生成するようプロキシサーバ20に対して要求する。
表示処理部15cは、プロキシサーバ20から送信された選択画面を受信して操作・表示部13へ表示させる処理部である。
ダウンロード券発行部15dは、デジタルコンテンツの購入手続きが完了した場合に、購入されたデジタルコンテンツの取得先URLを含んだバーコードおよびアクセスコードが付加されたダウンロード券を発行する処理部である。
具体的には、ダウンロード券発行部15dは、利用者が購入したデジタルコンテンツのコンテンツIDを操作・表示部13から受け取り、受け取ったコンテンツIDに対応する二次元コードを生成するとともに、任意のアクセスコードをアクセスコードリストから取り出す。そして、ダウンロード券発行部15dは、これら二次元コードおよびアクセスコードが付加されたダウンロード券を発行するようダウンロード券排出部14に対して指示する。
また、ダウンロード券発行部15dは、ダウンロード券の発行処理を終えると、利用者が購入したデジタルコンテンツのコンテンツIDやコンテンツ名あるいは購入日時等をリーダライタ部12が読み取ったIDmと関連付けた購入履歴をプロキシサーバ20へ送信する。
次に、プロキシサーバ20の各構成要素について説明する。通信インタフェース21は、デジタルコンテンツ販売装置10との間でデータの送受信を行う通信デバイスである。
制御部22は、プロキシサーバ20全体を制御する制御部である。選択画面生成部22aは、デジタルコンテンツ販売装置10から受信したIDmおよび選択画面の生成要求に従ってデジタルコンテンツの選択画面を生成する処理部である。
具体的には、選択画面生成部22aは、デジタルコンテンツ販売装置10の購入履歴特定部15aからIDmを受信すると、受信したIDmに対応する購入履歴を購入履歴情報23aから特定する。また、選択画面生成部22aは、デジタルコンテンツ販売装置10の選択画面要求部15bから受信した選択画面生成要求に従い、利用者によって指定された選択画面を購入履歴情報23aから特定した購入履歴に基づいて生成する。
たとえば、前回購入したデジタルコンテンツの続編の選択画面を表示するよう要求された場合、選択画面生成部22aは、まず、利用者の購入履歴の中から利用者が前回購入したデジタルコンテンツの購入履歴を特定する。つづいて、選択画面生成部22aは、コンテンツリスト23bを参照し、利用者が前回購入したデジタルコンテンツの続編に相当するデジタルコンテンツを特定し、特定したデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を生成する。
また、選択画面生成部22aは、選択画面を生成すると、生成した選択画面を選択画面送信部22bへ渡す処理も併せて行う。選択画面送信部22bは、選択画面生成部22aから受け取った選択画面を通信インタフェース21経由でデジタルコンテンツ販売装置10へ送信する処理部である。
購入履歴更新部22cは、デジタルコンテンツ販売装置10から購入履歴を受信した場合に、受信した購入履歴を購入履歴情報23aに記憶する処理部である。
ここで、購入履歴に基づく選択画面表示処理の動作例について図4を用いて説明する。図4は、購入履歴情報に基づく選択画面表示処理の動作例を示した図である。なお、同図では、利用者が前回購入したデジタルコンテンツの続編を選択候補として含んだ選択画面を表示する場合の動作例について説明する。
また、同図の(A)には、購入履歴情報23aの一例を、同図の(B)には、コンテンツリスト23bの一例を、同図の(C)には、操作・表示部13に表示される選択画面の一例をそれぞれ示している。
同図の(A)に示したように、購入履歴情報23aは、携帯端末装置のIDmごとに、「コンテンツID」項目と、「コンテンツ名」項目と、「購入日時」項目とを関連付けている。ここで、「コンテンツID」項目および「コンテンツ名」項目は、それぞれ利用者が購入したデジタルコンテンツのコンテンツIDおよびコンテンツ名が格納される項目である。また、「購入日時」項目は、利用者がデジタルコンテンツを購入した日時が格納される項目である。
また、「コンテンツ名」項目は、さらに「シリーズ」項目および「タイトル」項目を含んでいる。ここで、「シリーズ」項目および「タイトル」項目は、それぞれ利用者が購入したデジタルコンテンツのシリーズ名およびタイトル名が格納される項目である。
なお、同図の(A)に示した場合には、コンテンツID「A004」、シリーズ「○○物語」タイトル「第4話 「DDD」」および購入日時「2010/04/22 09:30:00」がIDm「9999」と関連付けられている。また、同様に、コンテンツID「A003」、シリーズ「○○物語」、タイトル「第3話 「CCC」」および購入日時「2010/04/15 09:15:00」がIDm「9999」と関連付けられている。
デジタルコンテンツ販売装置10では、リーダライタ部12が、携帯端末装置からIDm「9999」を読み取ると、購入履歴特定部15aが、IDm「9999」をプロキシサーバ20へ送信する。また、デジタルコンテンツ販売装置10では、選択画面要求部15bが、利用者が前回購入したデジタルコンテンツの続編を選択候補として含んだ選択画面を生成するようプロキシサーバ20に対して要求する。
一方、プロキシサーバ20では、まず、選択画面生成部22aが、IDm「9999」と関連付けられた購入履歴の中から利用者が前回購入したデジタルコンテンツの購入履歴を特定する(同図の(A−1)参照)。
つづいて、選択画面生成部22aは、コンテンツリスト23bを参照し、利用者が前回購入したデジタルコンテンツ「○○物語 第4話 「DDD」」の続編に相当する「○○物語 第5話 「EEE」」を選択候補として含んだ選択画面を生成する(同図の(B−1)参照)。また、プロキシサーバ20では、選択画面送信部22bが、選択画面生成部22aによって生成された選択画面をデジタルコンテンツ販売装置10へ送信する。
そして、デジタルコンテンツ販売装置10では、表示処理部15cが、プロキシサーバ20から受信した選択画面を操作・表示部13へ表示させる。この結果、同図の(C)に示したように、操作・表示部13には、「○○物語 第5話 「EEE」」を選択候補として含んだ選択画面が表示される。また、同図の(C)に示したように、「○○物語 第4話 「DDD」」は、購入済みのデジタルコンテンツとして表示される。
このように、表示処理部15cが、購入履歴特定部15aによって特定されたデジタルコンテンツの続編を選択候補として含んだ選択画面を操作・表示部13へ表示させることとした。このため、利用者が前回購入したデジタルコンテンツの続編を少ない操作ステップで選択させることができる結果、利用者の拘束時間を短縮することができる。また、購入したデジタルコンテンツの続きが見たいといった購入意欲をかきたてることができ、結果として、デジタルコンテンツ販売装置10の収益を高めることができる。
また、デジタルコンテンツ販売装置10は、前回購入されたデジタルコンテンツの続編だけでなく、前回購入されたデジタルコンテンツと同じ作者による他のシリーズや前回購入されたデジタルコンテンツと同じジャンルの他のデジタルコンテンツの選択画面を表示することもできる。以下では、かかる点について図5を用いて説明する。
図5は、購入履歴情報に基づく選択画面表示処理の他の動作例を示した図である。なお、同図の(A)には、コンテンツリスト23bの一例を、同図の(B)および同図の(C)には、操作・表示部13に表示される選択画面の一例をそれぞれ示している。
同図の(A)に示したように、コンテンツリスト23bには、コンテンツIDごとに、「作者」項目と「ジャンル」項目とがさらに関連付けられている。ここで、「作者」項目は、デジタルコンテンツの作者の名称が格納される項目であり、「ジャンル」項目は、デジタルコンテンツのジャンルが格納される項目である。ここでは、作者「山田太郎」(同図の(A−1)参照)およびジャンル「ファンタジー」(同図の(A−2)参照)が、コンテンツID「A004」と関連付けられている。
デジタルコンテンツ販売装置10では、同一の作者による他のシリーズの選択画面を表示するよう利用者から指定された場合には、選択画面要求部15bが、かかる選択画面を生成するようプロキシサーバ20に対して要求する。そして、プロキシサーバ20では、選択画面生成部22aが、コンテンツリスト23bを参照し、利用者が前回購入したデジタルコンテンツと同一の作者と関連付けられた他のシリーズを選択候補として含んだ選択画面を生成する。
この結果、同図の(B)に示したように、デジタルコンテンツ販売装置10では、表示処理部15cが、利用者が前回購入したデジタルコンテンツと同一の作者による他のシリーズを選択候補として含んだ選択画面を操作・表示部13に対して表示させる。なお、同図の(B)に示した場合には、作者「山田太郎」による他のシリーズとして「○○物語2」や「○○物語3」といったシリーズを選択候補として含んだ選択画面が表示されている。
一方、同一のジャンルの他のデジタルコンテンツの選択画面を表示するよう利用者から指定された場合、選択画面要求部15bは、かかる選択画面を生成するようプロキシサーバ20に対して要求する。そして、プロキシサーバ20では、選択画面生成部22aが、コンテンツリスト23bを参照し、利用者が前回購入したデジタルコンテンツと同一のジャンルの他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を生成する。
この結果、同図の(C)に示したように、デジタルコンテンツ販売装置10では、表示処理部15cが、利用者が前回購入したデジタルコンテンツと同一のジャンルの他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を操作・表示部13に対して表示させる。なお、同図の(C)に示した場合には、ジャンル「ファンタジー」の他のデジタルコンテンツとして「隣の×××」や「□□□姫」といったデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面が表示される。
このように、利用者の購入履歴に基づいてデジタルコンテンツの選択画面を表示することによって、利用者が所望のデジタルコンテンツを選択するまでの操作ステップが少なくなる結果、利用者の拘束時間を短縮することができる。ここで、利用者による操作・表示部13への画面操作について図6を用いて説明しておく。
図6は、利用者による画面操作の一例を示す図である。なお、同図の(A)には、従来と同様の画面操作の一例を、同図の(B)には、購入履歴に基づく選択画面表示処理を行う場合の画面操作の一例をそれぞれ示している。
同図の(A)に示したように、利用者は、従来と同様の操作手順でデジタルコンテンツを選択する場合には、操作・表示部13に表示された「通常検索」を押下する(同図の(A−1)参照)。つづいて、利用者は、購入したいデジタルコンテンツのコンテンツ名を操作・表示部13を用いて入力する(同図の(A−2)参照)。
この結果、操作・表示部13には、同一のコンテンツ名を含む複数のデジタルコンテンツが表示される(同図の(A−3)。ここで、利用者は、操作・表示部13に対して表示された選択候補の中に購入したいデジタルコンテンツが含まれていない場合には、「次へ」を押下してページを遷移させる。
そして、利用者は、購入したいデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面に辿り着いたならば、かかる選択画面において購入したいデジタルコンテンツを選択する(同図の(A−4)。このように、従来の操作手順では、所望のデジタルコンテンツを選択するまでに多くの操作ステップが必要となるため、利用者を長時間拘束することとなる。
一方、同図の(B)に示したように、購入履歴に基づく選択画面表示処理を行う場合、利用者は、操作・表示部13に表示された「履歴検索」を押下し(同図の(B−1)参照)、リーダライタ部12に対して携帯端末装置のかざし操作を行う。
つづいて、利用者は、表示すべき選択画面を指定する(同図の(B−2)参照)。具体的には、利用者は、前回購入したデジタルコンテンツの続編の選択画面を表示させたい場合には、「前回の続き」を押下する。同様に、利用者は、前回購入したデジタルコンテンツと同一の作者の他のシリーズの選択画面を表示させたい場合には、「前回と同じ作者」を押下し、前回購入したデジタルコンテンツと同一のジャンルの他のデジタルコンテンツの選択画面を表示させたい場合には、「前回と同じジャンル」を押下する。
この結果、操作・表示部13には、利用による指定操作に応じた選択画面が表示される(同図の(B−3)参照)。なお、同図の(B−3)に示した場合には、利用者が前回購入したデジタルコンテンツの続編を選択候補として含んだ選択画面が表示されている。
このように、購入履歴に基づく選択画面表示処理を行うことによって、利用者は、所望のデジタルコンテンツを少ない操作ステップで選択することができ、この結果、利用者の拘束時間を短縮することができる。
ところで、これまでは、利用者が前回購入したデジタルコンテンツの購入履歴に基づいて選択画面を表示する場合について説明したが、これに限ったものではなく、同じ場所で購入したデジタルコンテンツの購入履歴や同じ曜日に購入したデジタルコンテンツの購入履歴に基づいて選択画面を表示することとしてもよい。
以下では、かかる点について図7を用いて説明する。図7は、購入履歴情報に基づく選択画面表示処理の他の動作例を示した図である。なお、同図の(A)には、購入履歴情報23aの一例を、同図の(B)には、デジタルコンテンツ販売装置10の動作例をそれぞれ示している。
同図の(A)に示したように、購入履歴情報23aは、携帯端末装置のIDmに対して「購入場所」項目および「購入曜日」項目をさらに関連付けている。ここで、「購入場所」項目は、利用者に対してデジタルコンテンツの販売を行ったデジタルコンテンツ販売装置10の設置区域が格納される項目である。同図に示した場合には、「××駅」や「▽▽駅」が格納されている。また、「購入曜日」項目は、利用者がデジタルコンテンツを購入した曜日が格納される項目である。
なお、デジタルコンテンツ販売装置10では、自装置の設置区域を予め記憶しているものとする。また、ダウンロード券発行部15dは、購入履歴をプロキシサーバ20へ送信する場合には、自装置の設置区域を含んだ購入履歴を送信するものとする。
ここで、同図の(B−1)に示したように、利用者が、▽▽駅の構内に設置されたデジタルコンテンツ販売装置10に対して携帯端末装置のかざし操作を行ったとする。かかる場合、デジタルコンテンツ販売装置10では、購入履歴特定部15aが、リーダライタ部12によって読み取られたIDm「9999」および自装置の設置区域をプロキシサーバ20へ送信する。
一方、プロキシサーバ20では、選択画面生成部22aが、IDm「9999」と関連付けられた購入履歴(同図の(A)に示した購入履歴)を特定する。また、選択画面生成部22aは、特定した購入履歴の中からデジタルコンテンツ販売装置10と同一の設置区域(購入場所)と関連付けられた購入履歴をさらに特定する。ここでは、選択画面生成部22aは、▽▽駅と関連付けられた購入履歴を特定する(同図の(A−1)参照)。
また、選択画面生成部22aは、特定した購入履歴に含まれるコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を生成してデジタルコンテンツ販売装置10へ送信する。この結果、操作・表示部13には、利用者が同じ場所で購入したデジタルコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面が表示される。
たとえば、同図の(B−1)に示したように、操作・表示部13には、利用者が▽▽駅で購入したデジタルコンテンツ「□□新聞 4月17日号」の次号に相当する「□□新聞 4月24日号」を選択候補として含んだ選択画面が表示される。
このように、購入履歴特定部15aが、デジタルコンテンツを販売したデジタルコンテンツ販売装置10の設置区域をさらに含んだ購入履歴から、リーダライタ部12によって読み取られたIDmと関連付けられたデジタルコンテンツのうち、自装置と同一の設置区域と関連付けられたデジタルコンテンツを特定し、表示処理部15cが、購入履歴特定部15aによって特定されたデジタルコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを操作・表示部13へ表示させることとした。したがって、購入場所ごとに異なるデジタルコンテンツを購入する利用者に対してデジタルコンテンツの選択画面を適切に表示させることができる。
一方、同図の(B−2)に示したように、利用者が、デジタルコンテンツ販売装置10に対して携帯端末装置のかざし操作を行った曜日が月曜日であったとする。かかる場合、プロキシサーバ20では、選択画面生成部22aが、IDm「9999」と関連付けられた購入履歴の中から現在曜日と関連付けられた購入履歴をさらに特定する。ここでは、選択画面生成部22aは、現在曜日である月曜日と関連付けられた購入履歴を特定する(同図の(A−2)参照)。
そして、選択画面生成部22aは、特定した購入履歴に含まれるコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を生成してデジタルコンテンツ販売装置10へ送信する。この結果、操作・表示部13には、利用者が同じ曜日に購入したデジタルコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面が表示される。
たとえば、同図の(B−2)に示したように、操作・表示部13には、利用者が月曜日に購入したデジタルコンテンツ「△△武者 第13話 「mmm」」の続編に相当する「△△武者 第14話 「nnn」を選択候補として含んだ選択画面が表示される。
次に、デジタルコンテンツ販売装置10およびプロキシサーバ20の具体的動作について図8を用いて説明する。図8は、デジタルコンテンツ販売装置およびプロキシサーバ間で実行される処理手順を示すシーケンス図である。
図8に示すように、デジタルコンテンツ販売装置10では、リーダライタ部12が、携帯端末装置からIDmを読み取ると(ステップS101)、購入履歴特定部15aが、リーダライタ部12によって読み取られたIDmをプロキシサーバ20へ送信する(ステップS102)。また、プロキシサーバ20では、選択画面生成部22aが、デジタルコンテンツ販売装置10から受信したIDmと関連付けられた購入履歴を購入履歴情報23aから特定する(ステップS103)。
つづいて、デジタルコンテンツ販売装置10では、操作・表示部13が、表示すべき選択画面の指定操作を取得すると(ステップS104)、選択画面要求部15bが、指定内容に応じた選択画面生成要求をプロキシサーバ20に対して送信する(ステップS105)。また、プロキシサーバ20では、選択画面生成部22aが、選択画面生成要求に従い、ステップS103において特定した購入履歴を用いてデジタルコンテンツの選択画面を生成する(ステップS106)。
そして、プロキシサーバ20では、選択画面送信部22bが、選択画面生成部22aによって生成された選択画面をデジタルコンテンツ販売装置10へ送信し(ステップS107)、デジタルコンテンツ販売装置10では、表示処理部15cが、受信した選択画面を操作・表示部13へ表示させて(ステップS108)、処理を終える。
このように、リーダライタ部12が、利用者が所持する携帯端末装置からIDmをキー情報として読み取り、購入履歴特定部15aが、リーダライタ部12によって読み取られたIDmと関連付けられたデジタルコンテンツを購入履歴情報23aから特定し、表示処理部15cが、購入履歴特定部15aによって特定されたデジタルコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を操作・表示部13へ表示させることとした。
このため、利用者は、少なくともデジタルコンテンツ販売装置10に対して携帯端末装置をかざすだけで、所望のデジタルコンテンツを選択することができる。したがって、利用者がデジタルコンテンツを選択するまでの操作ステップが少なくなる結果、利用者の拘束時間を短縮することができる。
ところで、本実施例に係るデジタルコンテンツ販売システムでは、利用者によってお気に入りに指定されたシリーズの購入履歴を優先的に使用して選択画面を表示することもできる。以下では、かかる場合について図9を用いて説明する。図9は、お気に入り指定に基づく優先表示処理の動作例を示した図である。
なお、同図の(A)には、操作・表示部13に表示されるお気に入り指定画面の一例を、同図の(B)には、購入履歴情報23aの一例を、同図の(C)には、デジタルコンテンツ販売装置10の動作例をそれぞれ示している。
同図の(A)に示したように、表示処理部15cは、デジタルコンテンツの購入手続きが完了すると、操作・表示部13に対してお気に入り指定画面を表示させる。そして、利用者は、購入したデジタルコンテンツのシリーズ(ここでは、「△△武者」)を継続して購入したい場合には、お気に入り指定画面に表示された「はい」を押下することによってかかるシリーズをお気に入りに指定する。
一方、デジタルコンテンツ販売装置10では、利用者からお気に入りの指定操作を受け付けると、ダウンロード券発行部15dが、お気に入りに指定された旨の情報をさらに含んだ購入履歴を生成してプロキシサーバ20へ送信する。この結果、同図の(B)に示したように、購入履歴情報23aには、さらに「お気に入り指定」項目がIDmと関連付けられる。
そして、同図の(C)に示したように、利用者が、後日、デジタルコンテンツ販売装置10に対して携帯端末装置のかざし操作を行うと、デジタルコンテンツ販売装置10では、購入履歴特定部15aが、携帯端末装置から読み取られたIDmをプロキシサーバ20へ送信する。また、プロキシサーバ20では、選択画面生成部22aが、受信したIDmと関連付けられた購入履歴の中から、お気に入りに指定されたデジタルコンテンツの購入履歴を特定する(同図の(B−1)参照)。
そして、プロキシサーバ20では、選択画面生成部22aが、特定した購入履歴に含まれるデジタルコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を生成し、選択画面送信部22bが、生成された選択画面をデジタルコンテンツ販売装置10へ送信する。この結果、同図の(C)に示したように、操作・表示部13には、利用者によってお気に入りに指定されたデジタルコンテンツの選択画面が優先的に表示されることとなる。
このように、ダウンロード券発行部15dが、利用者によって購入されたデジタルコンテンツをかかる利用者からの操作に応じてお気に入りのデジタルコンテンツとして指定し、購入履歴特定部15aが、リーダライタ部12によって読み取られたIDmと関連付けられたデジタルコンテンツの中からお気に入りのデジタルコンテンツとして指定されたデジタルコンテンツを特定することとした。したがって、たとえば、利用者が継続的に購入しようとしているデジタルコンテンツの選択画面など、利用者により適した選択画面を表示させることができる。
また、本実施例に係るデジタルコンテンツ販売システムでは、利用者が自宅の端末装置等を用いて作成したカスタマイズ画面をデジタルコンテンツ販売装置10に表示させることもできる。以下では、かかる点について、図10を用いて説明する。
図10は、カスタマイズ画面の表示処理の動作例を示した図である。なお、同図の(A)には、カスタマイズ画面の登録手順の一例を、同図の(B)には、デジタルコンテンツ販売装置10の動作例を、同図の(C)には、カスタマイズ画面の一例をそれぞれ示している。
同図の(A)に示したように、利用者は、PC(Personal Computer)等の端末装置を用いて自宅でカスタマイズ画面の登録を行うことができる。たとえば、利用者は、端末装置を用いて所定のWebページへアクセスし、かかるWebページ上で、カスタマイズ画面に含めるデジタルコンテンツを選択する(同図の(A−1)参照)。たとえば、利用者は、シリーズ「○○物語」、「△△武者」および「□□新聞」を継続的に購入したい場合には、これらのシリーズをカスタマイズ画面に含めるデジタルコンテンツとして選択する。
また、利用者によるカスタマイズ画面の作成が完了すると、プロキシサーバ20は、作成されたカスタマイズ画面の登録を行う(同図の(A−2)参照)。具体的には、プロキシサーバ20は、作成されたカスタマイズ画面を利用者が所持する携帯端末のIDmおよびカスタマイズ画面ごとに発行されるパスワードと関連付けて記憶する。
一方、利用者は、デジタルコンテンツ販売装置10を利用する場合に、プロキシサーバ20によって発行されたパスワードを操作・表示部13へ入力する。
また、デジタルコンテンツ販売装置10は、利用者によって入力されたパスワードを取得すると(同図の(B−1)参照)、取得したパスワードをプロキシサーバ20へ送信し、対応するカスタマイズ画面をプロキシサーバ20から取得する(同図の(B−2)参照)。そして、デジタルコンテンツ販売装置10では、表示処理部15cが、プロキシサーバ20から取得したカスタマイズ画面を操作・表示部13へ表示させる(同図の(B−3)参照)。
この結果、同図の(C)に示したように、操作・表示部13には、利用者が自分でカスタマイズしたカスタマイズ画面が表示されることとなる。なお、同図の(C)に示した場合には、利用者が継続的に購入する予定のデジタルコンテンツ「○○物語」、「△△武者」および「□□新聞」が表示されている。
このように、表示処理部15cが、利用者によって予め指定されたデジタルコンテンツを選択項目として含んだカスタマイズ画面を所定のパスワードと関連付けたカスタマイズ情報から利用者によって入力されたパスワードと関連付けられたカスタマイズ画面を取得して操作・表示部13へ表示させることとした。
したがって、利用者は、自分好みにカスタマイズされた選択画面を表示させることができ、所望のデジタルコンテンツを迅速に選択することができる。また、カスタマイズ画面をデジタルコンテンツ販売装置10で作成するのではなく、端末装置を用いて自宅で予め作成しておくこととしたため、カスタマイズ画面を作成しようとする利用者によってデジタルコンテンツ販売装置10が占領されるおそれもない。
なお、カスタマイズ画面の登録時に発行されるパスワードは、Web上で公開することとしてもよい。たとえば、Web上で「○○さんのおすすめコンテンツメニュー」としてカスタマイズ画面の内容をパスワードとともに公開し、気に入ったカスタマイズ画面があればかかるカスタマイズ画面のパスワードを控えて、デジタルコンテンツ販売装置10へ入力することによって、気に入ったカスタマイズ画面をデジタルコンテンツ販売装置10に表示させることができる。
ところで、これまでは、リーダライタ部12が読み取ったIDmをキー情報として利用者の購入履歴を特定する場合について説明してきたが、これに限ったものではなく、デジタルコンテンツ販売装置10は、ダウンロード券に付加された二次元コードをキー情報として利用者の購入履歴を特定することもできる。
以下では、かかる点について図11を用いて説明する。図11は、ダウンロード券を用いた選択画面表示処理の動作例を示す図である。なお、同図の(A)には、ダウンロード券に付加された二次元コードに含まれる取得先URLの一例を、同図の(B)には、デジタルコンテンツ販売装置10の動作例をそれぞれ示している。
同図の(A)に示したように、ダウンロード券に付加された二次元コードには、利用者が購入したデジタルコンテンツの取得先URLが含まれている。また、かかる取得先URLは、利用者が購入したデジタルコンテンツのコンテンツIDを含んでいる(同図の(A−1)参照)。
そして、同図の(B)に示したように、利用者が、前回購入したデジタルコンテンツのダウンロード券をデジタルコンテンツ販売装置10へかざすと、デジタルコンテンツ販売装置10では、リーダライタ部12が、ダウンロード券に付加された二次元コードの読み取りを行う(同図の(B−1)参照)。
つづいて、購入履歴特定部15aは、リーダライタ部12によって読み取られた二次元コードに含まれる取得先URLからコンテンツIDを特定し(同図の(B−2)参照)、特定したコンテンツIDをプロキシサーバ20へ送信する。
つづいて、利用者による選択画面の指定操作を受け付けると、選択画面要求部15bは、選択画面の生成をプロキシサーバ20に対して要求する(同図の(B−3)参照)。また、プロキシサーバ20の選択画面生成部22aは、選択画面要求部15bからの要求に従い、購入履歴特定部15aから取得したコンテンツIDに対応するデジタルコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を生成する。
そして、プロキシサーバ20では、選択画面送信部22bが、生成された選択画面をデジタルコンテンツ販売装置10へ送信し、デジタルコンテンツ販売装置10では、表示処理部15cが、プロキシサーバ20から受信した選択画面を操作・表示部13へ表示させる(同図の(B−4)参照)。
このように、ダウンロード券発行部15dが、購入されたデジタルコンテンツの取得先URLを含んだバーコードが付加されたダウンロード券を発行し、リーダライタ部12が、利用者が所持するダウンロード券から二次元コードをキー情報として読み取る。また、購入履歴特定部15aが、リーダライタ部12によって読み取られた二次元コードに含まれる取得先URLに基づいて利用者が購入したデジタルコンテンツを特定し、表示処理部15cが、購入履歴特定部15aによって特定されたデジタルコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を操作・表示部13へ表示させることとした。
したがって、利用者は、少なくともダウンロード券に付加されたバーコードをデジタルコンテンツ販売装置10に対して読み取らせるだけで、所望のデジタルコンテンツを選択することができる。また、利用者が携帯端末装置を所持していない場合、あるいは、携帯端末装置の扱いに不慣れな場合であっても、購入履歴に基づくデジタルコンテンツの選択画面を表示させることができる。
上述してきたように、本実施例では、リーダライタ部12が、利用者が所持する所定の情報媒体からキー情報を読み取り、購入履歴特定部15aが、リーダライタ部12によって読み取られたキー情報に基づいて利用者の購入履歴を特定し、表示処理部15cが、購入履歴特定部15aによって特定された購入履歴に基づいてデジタルコンテンツの選択画面を操作・表示部13へ表示させることとした。したがって、利用者の拘束時間を短縮させることができる。
なお、上述してきた実施例では、プロキシサーバ20のみが購入履歴情報23aを管理する場合について説明してきたが、これに限ったものではなく、デジタルコンテンツ販売装置10側でもプロキシサーバ20と同様の購入履歴情報23aを管理することとしてもよい。このようにすれば、購入履歴特定部15aは、プロキシサーバ20に対して問い合わせることなく、自装置に記憶された購入履歴情報23aを用いて利用者の購入履歴を特定することができる。
特に、二次元コードに購入履歴が含まれる場合には、デジタルコンテンツ販売装置10で購入履歴を管理することなく、二次元コードを読み取るだけで選択画面の作成を行うことができるため、購入履歴の管理を行う必要がなくなり、さらに利便性を高めることができる。
また、上述してきた実施例では、プロキシサーバ20が選択画面を生成し、デジタルコンテンツ販売装置10がプロキシサーバ20によって生成された選択画面を表示することとしたが、デジタルコンテンツ販売装置10が、選択画面を生成することとしてもよい。かかる場合には、デジタルコンテンツ販売装置10が、購入履歴情報23aおよびコンテンツリスト23bを記憶するとともに、選択画面生成部22aと同様の機能を備えていればよい。
また、購入の際の決済方法については、一般的な自動販売機と同じように現金を投入することによって所望のデジタルコンテンツを購入することとしてもよいし、電子マネー等の現金以外でも購入可能としてもよい。また、電子マネー機能を搭載した携帯端末装置を用いる場合には、購入履歴の取得と電子マネーによる決済とを同時に行うこととしてもよい。
以上のように、本発明に係るデジタルコンテンツ販売装置、デジタルコンテンツ販売方法およびデジタルコンテンツ販売システムは、利用者の拘束時間を短縮したい場合に有用であり、特に、携帯端末装置向けのデジタルコンテンツを販売する場合に適している。
10 デジタルコンテンツ販売装置
11 通信インタフェース
12 リーダライタ部
13 操作・表示部
14 ダウンロード券排出部
15 制御部
15a 購入履歴特定部
15b 選択画面要求部
15c 表示処理部
15d ダウンロード券発行部
20 プロキシサーバ
21 通信インタフェース
22 制御部
22a 選択画面生成部
22b 選択画面送信部
22c 購入履歴更新部
23 記憶部
23a 更新履歴情報
23b コンテンツリスト

Claims (9)

  1. デジタルコンテンツの販売を行うデジタルコンテンツ販売装置であって、
    利用者が所持する所定の情報媒体からキー情報を読み取る情報読取手段と、
    前記情報読取手段によって読み取られたキー情報に基づいて前記利用者の購入履歴を特定する購入履歴特定手段と、
    前記購入履歴特定手段によって特定された購入履歴に基づいてデジタルコンテンツの選択画面を所定のディスプレイへ表示させる表示処理手段と
    を備えたことを特徴とするデジタルコンテンツ販売装置。
  2. 前記情報読取手段は、
    前記デジタルコンテンツの購入時に発行される記録媒体であって、当該デジタルコンテンツの取得先情報を含んだバーコードが付加された記録媒体から前記バーコードを前記キー情報として読み取り、
    前記購入履歴特定手段は、
    前記情報読取手段によって読み取られたバーコードに含まれる取得先情報に基づいて前記利用者が購入したデジタルコンテンツを特定し、
    前記表示処理手段は、
    前記購入履歴特定手段によって特定されたデジタルコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を前記所定のディスプレイへ表示させることを特徴とする請求項1に記載のデジタルコンテンツ販売装置。
  3. 前記情報読取手段は、
    前記利用者が所持する携帯端末装置から当該携帯端末装置を識別する携帯識別情報を前記キー情報として読み取り、
    前記購入履歴特定手段は、
    各利用者が購入したデジタルコンテンツを当該利用者が所持する携帯端末装置の携帯識別情報と関連付けた購入履歴から前記情報読取手段によって読み取られた携帯識別情報と関連付けられたデジタルコンテンツを特定し、
    前記表示処理手段は、
    前記購入履歴特定手段によって特定されたデジタルコンテンツに関連する他のデジタルコンテンツを選択候補として含んだ選択画面を前記所定のディスプレイへ表示させることを特徴とする請求項1に記載のデジタルコンテンツ販売装置。
  4. 前記表示処理手段は、
    前記購入履歴特定手段によって特定されたデジタルコンテンツの続編を選択候補として含んだ選択画面を前記所定のディスプレイへ表示させることを特徴とする請求項2または3に記載のデジタルコンテンツ販売装置。
  5. 前記購入履歴特定手段は、
    前記利用者が購入したデジタルコンテンツの販売を行ったデジタルコンテンツ販売装置の設置区域を前記携帯識別情報とさらに関連付けた購入履歴を用い、前記情報読取手段によって読み取られた携帯識別情報と関連付けられたデジタルコンテンツの中から自装置と同一の設置区域と関連付けられたデジタルコンテンツを特定することを特徴とする請求項3に記載のデジタルコンテンツ販売装置。
  6. 前記利用者によって購入されたデジタルコンテンツを当該利用者からの操作に応じて特定のデジタルコンテンツとして指定する指定手段
    をさらに備え、
    前記購入履歴特定手段は、
    前記情報読取手段によって読み取られた携帯識別情報と関連付けられたデジタルコンテンツの中から前記指定手段によって特定のデジタルコンテンツとして指定されたデジタルコンテンツを特定することを特徴とする請求項3に記載のデジタルコンテンツ販売装置。
  7. 前記表示処理手段は、
    前記利用者によって予め指定されたデジタルコンテンツを選択項目として含んだカスタマイズ画面を所定のパスワードと関連付けたカスタマイズ情報から前記利用者によって入力されたパスワードと関連付けられたカスタマイズ画面を取得して前記所定のディスプレイへ表示させることを特徴とする請求項1〜6の何れか一つに記載のデジタルコンテンツ販売装置。
  8. デジタルコンテンツの販売を行うデジタルコンテンツ販売方法であって、
    利用者が所持する所定の情報媒体からキー情報を読み取る情報読取工程と、
    前記情報読取工程において読み取ったキー情報に基づいて前記利用者の購入履歴を特定する購入履歴特定工程と、
    前記購入履歴特定工程において特定した購入履歴に基づいてデジタルコンテンツの選択画面を所定のディスプレイへ表示させる表示処理工程と
    を含んだことを特徴とするデジタルコンテンツ販売方法。
  9. デジタルコンテンツの販売を行うデジタルコンテンツ販売装置と、前記デジタルコンテンツ販売装置を管理する管理装置とを含んだデジタルコンテンツ販売システムであって、
    利用者が所持する所定の情報媒体からキー情報を読み取る情報読取手段と、
    前記情報読取手段によって読み取られたキー情報に基づいて前記利用者の購入履歴を特定する購入履歴特定手段と、
    前記購入履歴特定手段によって特定された購入履歴に基づいてデジタルコンテンツの選択画面を所定のディスプレイへ表示させる表示処理手段と
    を備えたことを特徴とするデジタルコンテンツ販売システム。
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