JP2009187317A - サービス提供を制御するためのシステム、方法、サーバ及びコンピュータプログラム - Google Patents

サービス提供を制御するためのシステム、方法、サーバ及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】多様なサービスコンテンツの提供を柔軟に制御する。
【解決手段】サーバ200に、認証コード230とサービスコード232からなるライセンス同意コード222が設定され、同じライセンス同意コード222が任意のユーザ100に提供される。サーバ200は、サービスコード232に、特定のサービス内容を表したコンテンツファイル220を関連付ける。その関連付けは任意に変更できる。ユーザ222は、入手したライセンス同意コード102を端末102からサーバ200に送る。サーバ200は、受信したライセンス同意コード102のサービスコード232に関連付けられたコンテンツファイル220を選択し、選択したコンテンツファイル220に対応したサービス内容をユーザ100に提供する。ライセンス同意コード222にはサービス提供条件236も関連付けられ、それによりサービス提供の可否が制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ配信やチケット販売などのサービスの提供を制御するためのシステム、方法、サーバ及びコンピュータプログラムに関する。
サービスの提供を制御するための従来のシステムの典型例として、通信ネットワーク上に存在するサーバを備え、ユーザが端末からそのサーバに接続すると、サーバがそのユーザ又は端末について認証処理を行ない、その認証結果が成功であれば、サーバから端末へ所定のサービスが提供され得るようになったものが知られている。例えば、特許文献1及び2には、音楽データのようなコンテンツの配信のサービスを上記のように制御するシステムが開示されている。
特開2007−317178号公報 特開2007−306074号公報
この種のシステムにおいて、多様なサービスコンテンツの提供を柔軟に制御できることが望まれている。例えば、異なるユーザ又は端末に対して異なるサービスコンテンツを提供する制御や、同じユーザ又は端末に対して異なる時と場合に異なるサービスコンテンツを提供する制御や、同じサービスコンテンツを複数のユーザ又は端末に提供する場合にそのサービスが提供されるユーザ又は端末の最大数を制限する制御などが、行えることが望まれる。しかし、そのような制御のための技術は、特許文献1及び2のいずれにも開示されていない。
従って、本発明の目的は、多様なサービスコンテンツの提供を柔軟に制御することにある。
本発明の一つの側面に従って提供される、サービス提供を制御するためのシステムは、
認証コードとサービスコードとの組み合わせをそれぞれ含んだ1以上のライセンス同意コードを設定する認証情報設定手段と、
前記設定されたライセンス同意コードを任意の1以上のユーザに提供する認証情報提供手段と、
前記設定されたライセンス同意コードを記憶する認証情報記憶手段と、
異なるサービス内容にそれぞれ対応する異なるコンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記異なるコンテンツデータ中から任意の1以上のコンテンツデータを選択し、前記選択されたコンテンツデータと前記設定されたライセンス同意コードとの間の関連付けを設定し、そして、必要に応じて前記設定された関連付けを変更するコンテンツ制御手段と、
前記コンテンツ制御手段により設定された前記関連付けを記憶するコンテンツ関連付け記憶手段と、
任意の端末と接続し、前記接続された端末から任意のライセンス同意コードを受信し、そして、前記受信されたライセンス同意コードと一致するライセンス同意コードが、前記設定されたライセンス同意コード中に有るか否かの認証チェックを行う認証手段と、
前記認証チェックの結果が、前記一致するライセンス同意コードが前記設定されたライセンス同意コード中に有ることを示した場合、前記コンテンツ関連付け記憶手段と前記コンテンツ記憶手段とを参照して、前記一致するライセンス同意コードに含まれるサービスコードに関連付けられたコンテンツデータを特定し、そして、前記接続された端末又はそのユーザへの、前記特定されたコンテンツデータに対応したサービスコンテンツの提供を制御するサービス制御手段と
を備える。
このシステムは、それぞれ認証コードとサービスコードの組み合わせを含んだ1以上のライセンス同意コードを設定し、それらのライセンス同意コードを任意のユーザに提供する。各ライセンス同意コードを入手した各ユーザは、携帯電話或いはパーソナルコンピュータのような端末を用いて、このシステムに接続して、自分が入手したライセンス同意コードをこのシステムに送信する。すると、このシステムは、そのライセンス同意コードを用いて認証チェックを行なう。このシステムは、予め、それぞれのサービスコードに、任意のサービスコンテンツを関連付けている。上記認証チェックの結果に応じて、上記ライセンス同意コードに含まれるサービスコードに関連付けられたサービスコンテンツの提供が制御される(例えば、そのサービスコンテンツの提供を許可する又は拒否する)。それぞれのサービスコードに関連付けられるコンテンツデータの選択やその選択変更により、それぞれのライセンス同意コードを入手したユーザに対してどのサービスコンテンツを提供するかを柔軟に制御することができる。例えば、異なる価格をもつ有料の複数のライセンス同意コードを設定した場合、各ライセンス同意コードを購入したユーザに提供されるサービスコンテンツを、各購入価格に応じて変える、というような制御が容易に行える。例えば、一つのライセンス同意コードを入手したユーザに提供されるサービスコンテンツを、時期または場合に応じて変える、というような制御も容易に行える。
好適な実施形態では、前記認証情報設定手段は、認証コードでは互いに異なるがサービスコードでは共通する複数のライセンス同意コードを設定することが可能であり、且つ、認証コードとサービスコードの双方にて互いに異なる複数のライセンス同意コードを設定することも可能である。このようなライセンス同意コードの設定の仕方を選択することで、異なるライセンス同意コードを入手した異なるユーザに、異なるサービスコンテンツを提供するか、同じサービスコンテンツを提供するかの制御が行える。
また、好適な実施形態では、前記認証情報設定手段は、1以上のサービス提供条件を定義した条件データを前記設定されたライセンス同意コードの各々に関連付ける。前記認証情報記憶手段は、前記設定されたライセンス同意コードに関連付けられた前記特定の条件データを更に記憶する。前記認証手段は、前記認証チェックを行う時、前記認証情報記憶手段を参照して、前記一致するライセンス同意コードに関連付けられた条件データにより定義された前記1以上のサービス提供条件が満たされているか否かの条件チェックを更に行う。そして、前記サービス提供手段は、前記条件チェックの結果に応じて、前記接続された端末又はそのユーザへの前記サービスコンテンツの提供を制御する。
この実施形態によれば、条件データの定義の仕方で、サービスを提供する条件(例えば、期限のような時間的条件、端末やユーザの数又はコンテンツの量などの数量的条件など)を柔軟に制御できる。
さらに、好適な実施形態では、このシステムは、前記設定されたライセンス同意コードの各々に基づくサービスコンテンツの提供を過去に受けたことがある端末又はそのユーザの識別コードを、前記設定されたライセンス同意コードの各々に関連付けて記憶するライセンス情報記憶手段を更に備える。そして、前記認証情報記憶手段内の前記設定されたライセンス同意コードの前記条件データは、前記サービス提供条件の一つとして、最大ライセンス数を定義する。また、前記認証手段は、前記接続された端末から、前記任意のライセンス同意コードを受信するとき、前記接続された端末又はそのユーザの識別コードも受信し、そして、前記受信されたライセンス同意コードについての前記条件チェックの中で、前記ライセンス情報記憶手段を参照して、前記受信されたライセンス同意コードに一致するライセンス同意コードと前記受信された識別コードとが関連付けられているか否かのライセンス済チェック、及び、前記一致するライセンス同意コードに既に関連付けられている他の識別コードの数が、前記一致するライセンス同意コードに関連付けられた条件データにより定義される前記最大ライセンス数未満か否かのライセンス数チェックを行なう。前記ライセンス情報記憶手段は、前記ライセンス済チェックの結果が、関連付けられていないことを示し、且つ、前記ライセンス数チェックの結果が、前記最大ライセンス数未満であることを示した場合、前記受信された識別コードを、前記一致するライセンス同意コードに関連付けて新たに記憶する。そして、前記サービス制御手段は、前記ライセンス済チェックの結果が、関連付けられていないことを示し、且つ、前記ライセンス数チェックの結果が、前記最大ライセンス数より少なくないことを示した場合、前記接続された端末又はそのユーザへの前記一致するライセンス同意コードに基づくサービスコンテンツの提供を拒否する。
この実施形態によれば、条件データにおける最大ライセンス数の設定により、同じライセンス同意コードに基づいて最大何台の端末又は最大何人のユーザにサービス提供ができるかが制御できる。例えば、そのライセンス同意コードを入手した先着100台の端末にのみ、特定のサービスを提供するというようなことができる。
またさらに、好適な実施形態では、前記条件データは、前記サービス提供条件の一つとして、特定の期間又は期限を定義し、前記認証手段は、前記条件チェックの中で、前記特定の期間又は期限が終了してないかをチェックする。この構成によれば、サービス提供の時間的な制御ができる。
本発明に従うこのシステムは、様々なサービス提供ビジネスに適用できるが、好適な実施形態は、一つの例示として、音楽や演劇などの芸能又は芸術作品を記録した作品データのダウンロードサービスに適用される。この好適な実施形態では、前記認証情報提供手段は、芸能又は芸術作品が上演される特定の劇場に入場した任意の観客に前記設定されたライセンス同意コードを提供し、前記コンテンツ記憶手段内のコンテンツデータは、前記特定の劇場にて上演された前記作品の少なくとも一部の記録である作品データを含み、そして、前記サービス制御手段は、前記認証チェックの結果に応じて、前記接続された端末への、前記特定されたコンテンツデータのダウンロードを制御する。
この実施形態によれば、ライブハウスや音楽ホールなどの劇場に入場した観客に対して、その劇場で上演された音楽、演劇又は舞踊などの作品を記録した作品データのダウンロードサービスを行うことができる。このサービスは、その上演された作品又は上演したアーティストのプロモーションに活用できるが、その場合、ダウンロード可能な作品の選択や変更の制御が柔軟に行えるから、多様なやり方でプロモーションが行える。作品の上演が行われた後、その作品データのこのシステムへの格納を短時間で行なうことで、観客が劇場から帰宅して、劇場で味わった感動の記憶がまだ新しいうちに、その作品データのダウンロードができるから、観客へのプロモーションの効果が高い。
また、好適な実施形態では、前記認証情報提供手段は、任意のユーザに配布されるようになった、前記設定されたライセンス同意コードが記録された記録媒体を含む。記録媒体としては、例えば、ライセンス同意コードが印刷及び/又は電子的に記録されたカード、ライセンス同意コードが印刷された出版物、通信ネットワークを通じてライセンス同意コードを提供するネットワークサイトなどが採用できる。
本発明の別の側面に従って提供される、サービス提供を制御するための方法は、
認証コードとサービスコードとの組み合わせをそれぞれ含んだ1以上のライセンス同意コードを設定する認証情報設定ステップと、
前記設定されたライセンス同意コードを任意の1以上のユーザに提供する認証情報提供ステップと、
前記設定されたライセンス同意コードを記憶装置に記憶する認証情報記憶ステップと、
異なるサービス内容にそれぞれ対応する異なるコンテンツデータを記憶装置に記憶するコンテンツ記憶ステップと、
前記異なるコンテンツデータ中から任意の1以上のコンテンツデータを選択し、前記選択されたコンテンツデータと前記設定されたライセンス同意コードとの間の関連付けを設定し、そして、必要に応じて前記設定された関連付けを変更するコンテンツ制御ステップと、
前記コンテンツ制御ステップにより設定された前記関連付けを記憶装置に記憶するコンテンツ関連付け記憶ステップと、
任意の端末と接続し、前記接続された端末から任意のライセンス同意コードを受信し、そして、前記受信されたライセンス同意コードと一致するライセンス同意コードが、前記設定されたライセンス同意コード中に有るか否かの認証チェックを行う認証ステップと、
前記認証チェックの結果が、前記一致するライセンス同意コードが前記設定されたライセンス同意コード中に有ることを示した場合、前記記憶装置を参照して、前記一致するライセンス同意コードに含まれるサービスコードに関連付けられたコンテンツデータを特定し、そして、前記接続された端末又はそのユーザへの、前記特定されたコンテンツデータに対応したサービスコンテンツの提供を制御するサービス制御ステップと
を備える。
本発明のさらに別の側面に従って提供される、サービス提供のためのサーバは、
認証コードとサービスコードとの組み合わせをそれぞれ含み、任意の1以上のユーザに提供されることになる、1以上のライセンス同意コードを設定する認証情報設定手段と、
前記設定されたライセンス同意コードを認証情報提供手段と、
前記設定されたライセンス同意コードを記憶する認証情報記憶手段と、
異なるサービス内容にそれぞれ対応する異なるコンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記異なるコンテンツデータ中から任意の1以上のコンテンツデータを選択し、前記選択されたコンテンツデータと前記設定されたライセンス同意コードとの間の関連付けを設定し、そして、必要に応じて前記設定された関連付けを変更するコンテンツ制御手段と、
前記コンテンツ制御手段により設定された前記関連付けを記憶するコンテンツ関連付け記憶手段と、
任意の端末と接続し、前記接続された端末から任意のライセンス同意コードを受信し、そして、前記受信されたライセンス同意コードと一致するライセンス同意コードが、前記設定されたライセンス同意コード中に有るか否かの認証チェックを行う認証手段と、
前記認証チェックの結果が、前記一致するライセンス同意コードが前記設定されたライセンス同意コード中に有ることを示した場合、前記コンテンツ関連付け記憶手段と前記コンテンツ記憶手段とを参照して、前記一致するライセンス同意コードに含まれるサービスコードに関連付けられたコンテンツデータを特定し、そして、前記接続された端末又はそのユーザへの、前記特定されたコンテンツデータに対応したサービスコンテンツの提供を制御するサービス制御手段と
を備える。
本発明はまたさらに、上記サーバとしてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムも提供する。
本発明によれば、多様なサービスコンテンツの提供を柔軟に制御することができる。
図1は、本発明に従うサービス提供制御システムの一実施形態の全体的構成を示す。本発明に従うサービス提供制御システムは、様々なサービス提供ビジネスに適用可能であるが、本実施形態が適用されサービスビジネスは、説明のための一つの例示として、ライブハウスで上演された楽曲を記録した所謂「着うた」(登録商標)、「着うたフル」又は「着メロ」(登録商標)などと呼ばれる携帯電話用着信音のコンテンツファイルのダウンロードサービスを、そのライブハウスに入場した観客が使用する携帯電話に提供するというビジネスである。
図1において、参照番号100は人を指しており、その人100は或る携帯電話102のユーザである。携帯電話102は、その携帯電話102を識別するための端末ID104を記憶している。現実には、沢山のユーザ100と携帯電話102が存在するが、図1では、一人のユーザ100と一つの携帯電話102のみを図示し、それに焦点を当てて、以下の説明を行う。
「着うた」(「着メロ」)ダウンロードサービスの実行と制御を行うためのサーバ200が、通信ネットワーク(典型的にはインターネット)上に存在し、携帯電話102と接続することが可能である。サーバ200は、特定のライブハウス106(複数のライブハウスがあってよいが、こでは、1つのライブハウス106の場合を例にとり説明する)で演奏された複数の音楽をそれぞれ記録した「着うた」用の複数のコンテンツファイル220、220、…を記憶している。サーバ200は、そこに記憶された複数のコンテンツファイル220、220、…中で、どのコンテンツファイル220をダウンロードする権利(以下、ライセンスという)が携帯電話102に対して発行されているかを判断し、そして、その判断されたコンテンツファイル220のみのダウンロードを携帯電話102に許可するという制御を行う。
さらに、複数枚のカード108、108、…が、ライブハウス106に来場した任意の複数の観客にそれぞれ提供される。それらのカード108、108、…の提供は、例えばライブハウス106内で行われ、有料でも無料でもよい。各カード108には、その提供を受けた人(または携帯電話)に或るライセンスを発行してもよいというサービス提供者側からの同意を表したコード(以下、ライセンス同意コードという)222が、記録されている。ライセンス同意コード222は、携帯電話で読み取れる形式、例えば、印刷された二次元バーコード112の形式と、人が読み取れる形式、例えば印刷された文字列の形式で、各カード108上に記録されている。各カード108上にはさらに、通信ネットワーク上でのサーバ200のアドレス、典型的にはURLも、携帯電話で読み取れる形式、例えば上述した二次元バーコード112にライセンス同意コード222と一緒に組み込まれた形式、及び、人が読み取れる形式、例えば印刷された文字列の形式で、記録されている。
上述した制御を行うために、サーバ200は、認証情報設定部202、コンテンツ設定部204、コンテンツ制御部206、認証部208及びサービス制御部209を有する。さらに、サーバ200は、それが具備する記憶装置(図示省略)上に、コンテンツ記憶部100、コンテンツ関連付け記憶部212、認証情報記憶部214及びライセンス情報記憶部216を有する。サーバ200は、典型的には1台又は複数台のコンピュータから構成され、そこにインストールされた本発明の原理に従う1以上のコンピュータプログラムを実行することにより、上述した各部202〜216の機能を実現する。
以下、サーバ200の機能と動作、及びユーザ100と携帯電話102の動作について、具体的に説明する。
サーバ200では、認証情報設定部202が、1以上、典型的には複数、のライセンス同意コード222、232、…を設定する(ステップS0)。その設定方法は、外部からサーバ200に入力する方法でもよいし、或いは、サーバ200内で自動的に生成する方法でもよい。設定されたライセンス同意コード222、232、…は、認証情報記憶部214に記憶される。図1に示されるように、各ライセンス同意コード222と一緒に、その各ライセンス同意コード222をサーバ200内で容易に識別し管理するための管理コード234も設定され、各ライセンス同意コード222と各管理コード234とが互いに関連付けられた形で、認証情報記憶部214に記憶される。各管理コード234は、サーバ200にとっては、それに対応する各ライセンス同意コード222と実質的に等価と考えてよい。認証情報設定部202は、さらに、各ライセンス同意コード222に関連付けられた条件データ236を設定し、その条件データ236も認証情報記憶部214に記憶される。
前述したように、各ライセンス同意コード222は、認証コード230とサービスコード222の組み合わせを含む。各ライセンス同意コード222内の認証コード230は、そのライセンス同意コード222が認証情報設定部202により設定された正当なライセンス同意コードであることを証明する。必ずしもそうでなければならないわけではないが、本実施形態では、異なるライセンス同意コード222には異なる認証コード230が含まれ、よって、認証コード230によってもライセンス同意コード222が識別できる。
各ライセンス同意コード222内のサービスコード232は、そのライセンス同意コード222に基づいて提供されることができるサービスコンテンツ(つまり、サービスの内容)を、別のサービスコード232をもつ別のライセンス同意コード222に基づいて提供されることができるサービスコンテンツから識別(区別)するためのものである。しかし、サービスコード232のそれ自体は、提供され得るサービスコンテンツが具体的に何であるか(すなわち、本実施形態では、ダウンロードできる1以上のコンテンツファイル220が具体的にどれであるか)を特定していない。後に説明するように、コンテンツ制御部206により設定される各サービスコード232と具体的なコンテンツファイル220との間の関連付けによって、各サービスコード232に基づいて(つまり各ライセンス同意コード222に基づいて)提供され得るサービスコンテンツが具体的に何であるかが、特定されることになる。
上記の意味において、サービスコード232は、提供され得る具体的なサービスコンテンツに付けられるラベル名、或いは、提供され得る具体的なサービスコンテンツを入れるための入れ物という役割をもつ。従って、各サービスコード232と具体的なコンテンツファイル220との間の上記関連付けが変更されれば、各サービスコード232に基づいて提供され得る具体的なサービスコンテンツも変わることになる。例えば、特定の「A」というサービスコード232に関連付けられているものが、今までは特定の「X」というコンテンツファイル220であったところ、それが別の「Y」というコンテンツファイル220に変更されたなら、その「A」というサービスコード232に基づいて提供される得るサービスコンテンツは、「X」から「Y」に変更されることになる。
認証情報設定部202は、複数のライセンス同意コード222、222、…を設定するとき、それらのライセンス同意コード222、222、…に異なるサービスコード220、220、…を含ませることも可能であるし、同じサービスコード220を含ませることも可能である。図2は、その例を示している。図2に例示された4つの異なるライセンス同意コード222−1、222−2、222−3及び222−4は、認証コード230においては相違している(「#1」、「#2」、「#3」、「#4」という異なる認証コード230をもつ)。しかし、1番目と2番目のライセンス同意コード222−1、222−2は、「#1」という共通するサービスコード232をもつ。このことは、この2つのライセンス同意コード222−1、222−2に基づいて提供され得るサービスコンテンツは同じであることを意味する。3番目のライセンス同意コード222−3は、1番目と2番目のライセンス同意コード222−1、222−2とは異なる「#2」というサービスコード232をもつ。このことは、3番目のライセンス同意コード222−3に基づいて提供され得るサービスコンテンツは、1番目と2番目のライセンス同意コード222−1、222−2に基づくそれとは異なることができる(具体的なコンテンツファイルとの関連付けに応じて、同じ場合もあるが、通常は通常は異なるであろう)ことを意味する。サービスコードをもつ。また、図2に示される4番目のライセンス同意コード222−4のように、1つのライセンス同意コード222に、複数の異なるサービスコード232、232、…が含まれてもよい。
このように、設定された複数のライセンス同意コード222、222、…にどのようなサービスコード232を含ませるかを選択することで、提供され得るサービスコンテンツを多様化することができる。
再び図1を参照する。上述したように、各ライセンス同意コード222(本実施形態では、ライセンス同意コード222中の認証コード230)に、条件データ236が関連付けられる。各ライセンス同意コード222に関連付けられた条件データ236は、各ライセンス同意コード222に基づいたサービスの提供を可能又は不可能にするための1以上の条件(以下、サービス提供条件といい、例えば、サービス提供の時間的な制限や量的な制限などである)を定義している。各ライセンス同意コード222に基づいたサービスの提供を可能又は不可能にするためには、条件データ236により定義されたサービス提供条件が満足される必要がある。
図3には、本実施形態において条件データ236により定義されるサービス提供条件の具体的項目の例が示されている。図3に示されるように、本実施形態では、サービス提供条件として、認証期限、有効期間及び最大ライセンス数が採用される。
認証期限は、各ライセンス同意コード222を用いた最初の認証チェックを行うことが可能な期限を意味する。後に具体的に説明するが、最初の認証を受けて通るとライセンス(サービスコンテンツの提供を受ける権利)が発行されることになる。認証期限が過ぎると、そのライセンス同意コード222を用いた最初の認証チェックを受けることが不可能になり、結果として、そのライセンス同意コード222に基づいたライセンスの発行が不可能になる。
有効期限は、各ライセンス同意コード222に基づいて発行されたライセンスが有効である期間の長さを意味し、そのライセンスの発行のトリガとなった最初の認証チェックの実行日時から起算される。従って、最初の認証チェックの実行日時に有効期限を足して得られた日時が、そのライセンスの有効期限である。
最大ライセンス数は、ライセンス同意コード222に基づいて発行できるライセンスの最大数を意味する。最大ライセンス数が複数値であれば、そのライセンス同意コード222に基づいて発行できるライセンスの数は複数、すなわち、複数の人または携帯端末にライセンスを発行することができる。
再び図1を参照する。サーバ200では、上述のようにして、複数のライセンス同意コード222、222、…が設定され記憶される。他方、サーバ200外では、人に手渡すことが可能な複数枚のカード108、108、…が用意され、それらにサーバ200で設定されたのと同じライセンス同意コード222、222、…が記録される。そして、ライセンス同意コード222、222、…が記録されたカード108、108、…が、上述したように、ライブハウス106に来場した任意の複数の観客に渡されるために、ライブハウス106に供給されそこに置かれる。
ここで、1つのライセンス同意コード222が、1枚のカード108にのみ記録されてもよいし、2枚以上のカード108、108、…に記録されてもよい。また、1枚のカード108に、1つのライセンス同意コード222のみが記録されてもよいし、2以上のライセンス同意コード222のみが記録されてもよい。どれを採用するかは、サービス提供のポリシーによるであろう。
本実施形態では、例示として、1つのライセンス同意コード222が1枚のカード108にのみ記録され、且つ、1枚のカード108に1つのライセンス同意コード222のみが記録される(つまり、ライセンス同意コード222とカード108が1対1で対応する)。また本実施形態では、各カード108上に、各ライセンス同意コード222が、サーバ200のURLと共に、二次元バーコード112の形で印刷され、且つ/又は、文字列の形でも印刷される。
以上のようにして、サーバ200でのライセンス同意コード222、222、…の設定と、ライブハウス106でのカード108、108、…の観客への提供の準備が完了すると、通常その後に、以下の諸動作が行われる。以下では、図1を参照するとともに、図4に示す携帯電話102の通信の流れと、図5に示すサーバ200の処理の流れも参照しつつ、それら諸動作を説明する。
まず、ユーザ100がライブハウス106で開かれる特定のアーディストのコンサートへ行き(図1ステップS1)、そのコンサートを楽しむ。さらに、ユーザ100は、ライブハウス106でのそのコンサートで配布または販売されている、少なくとも1枚のカード108を入手する(図1ステップS2)。
また、ライブハウス106では、そのコンサートの演奏された特定の1以上の楽曲の録音が行われ、その録音により得られた楽曲データが、所定のデータ変換装置(ライブハウス106やサーバ200の外部に存在してもよし、いずれかの内部に存在してもよい)300に転送されて、そこで「着うた」用のコンテンツファイル220に変換され、そして、そのコンテンツファイル200が、サーバ200のコンテンツ設定部204に転送される(図1ステップS3)。コンテンツ設定部204は、受け取ったコンテンツファイル220をサーバ200内で識別するためのコンテンツID224を設定し、そして、そのコンテンツファイル220とコンテンツID224とを相互に関連付けてコンテンツ記憶部210に書き込む(図1ステップS4)。通常、ライブハウス106で上演された種々の楽曲のコンテンツファイル220、220、…がコンテンツ記憶部210に記憶されることになる。
次に、サーバ200では、コンテンツ制御部206が、コンテンツ記憶部210に記憶されている複数のコンテンツファイル220、220、…中から任意の1以上の(例えば、ユーザ100が観賞したのと同じ特定の楽曲の)コンテンツファイル220を選択し、また、認証情報記憶部214に記憶されている複数のサービスコード232、232、…中から任意の1つの(例えば、ユーザ100が入手したカード108に記録されていたのと同じ)サービスコード232を選択し、そして、選択されたコンテンツファイル220と選択されたサービスコード232との間に関連付けを設定する(図1ステップS5)。
このようにして設定された、選択されたコンテンツファイル220と選択されたサービスコード232との間の関連付けは、コンテンツ関連付け記憶部212に記憶される(図1ステップS6)。本実施形態では、この関連付けは、例えば、選択されたコンテンツファイル220のコンテンツIDと、選択されたサービスコード232のとの間の関連付けという形で、コンテンツ関連付け記憶部212に記憶される。
このような関連付けの設定と記憶が、認証情報記憶部214に記憶されている複数のサービスコード232、232、…の各々についておこなわれる。この関連付けより、認証情報記憶部214に記憶されている複数のライセンス同意コード222、222、…の各々について、それに基づいて提供されるサービスコンテンツ(コンテンツファイル)が具体的にどれなのか特定される。
サービス提供者は、コンテンツ制御部206を操作して、どのサービスコード232にどのサービスコンテンツ220を関連付けるかを、自己の意図に基づいて自由に制御できる。例えば、異なるサービスコード232、232、…に対して、異なるコンテンツファイル220、220、…を関連付けることも、同じコンテンツファイル220を関連付けることも自由にできる。また、例えば、一つのサービスコード232に、一つのコンテンツファイル220を関連付けることも、複数のコンテンツファイル220、220、…を関連付けることも自由にできる。また、必要に応じて、一旦設定された関連付けを、後に変更することも自由にできる。
サービス提供者の意図の典型例は、特定のアーティストのプロモーションの目的に、この「着うた」ダウンロードサービスを利用することである。その場合には、通常、ライブハウス106で開催されたそのアーティストのコンサートで演奏された特定の楽曲のコンテンツファイル220と、そのコンサートで配布または販売されたカード108、108、…に記録されていたのと同じ特定のサービスコード232、232、…との間に、上記関連付けが設定されることになる。
上述した、サーバ200での特定の楽曲のコンテンツファイル220の記憶と、コンテンツファイル220とサービスコード232との間の関連付けの設定は、その楽曲がライブハウス106で演奏された後、できるだけ短時間に(例えば、数時間の間に)完了することが望ましい。これが完了すると、サーバ200は、その楽曲の「着うた」ダウンロードというサービス提供が開始できる状態になる。
その後、ユーザ100は、自分が入手したカード108に二次元バーコード112又は文字列の形で記録されているライセンス同意コード222(認証コード230とサービスコード232の組み合わせ)及びサーバ200のURLを、携帯電話102に入力する(図1ステップS7、図4ステップS20)。
次に、ユーザ100は、携帯電話102に入力されたサーバ200のURLを用いて、携帯電話102をサーバ200に接続し、携帯電話102に入力されたライセンス同意コード222(認証コード230とサービスコード232の組み合わせ)を、携帯電話102からサーバ200へ送信する(図1ステップS8、図4ステップS21)。このとき、携帯電話102からサーバ200へ、ライセンス同意コード222(認証コード230とサービスコード232の組み合わせ)とともに、携帯電話102に記憶されている携帯電話102の端末ID104も送信される。
サーバ200では、認証部208が、上記接続された携帯電話102からライセンス同意コード222(認証コード230とサービスコード232の組み合わせ)と端末ID104を受信し(図1ステップS8、図5ステップS30)、そして、受信されたライセンス同意コード222と一致するものが、認証情報記憶部214に記憶されているイセンス同意コード222、222、…中に有るか否かの認証チェックを行う(図1ステップS9-S13、図5ステップS31-S37)。この認証チェックでは、直ちに認証情報記憶部214内で上記一致するライセンス同意コード222のサーチを行っても良いが、この実施形態では、そうせずに、最初に、ライセンス情報記憶部216を参照する(図1ステップS9、図5ステップS31)。
すなわち、ライセンス情報記憶部216には、認証情報記憶部214に記憶されているライセンス同意コード222、222、…の各々に基づいてサービスコンテンツの提供を過去に受けたことがある(換言すれば、ライセンスの発行を既に受けたことがある)携帯電話が既に1以上存在する場合に、各ライセンス同意コード222(本実施形態では、そのサービスコード232と管理コード234)と、そのライセンス発行を既に受けた携帯電話の端末ID104とが、互いに関連付けられて記憶されている。ライセンス情報記憶部216に記憶されている相互に関連付けられたサービスコード232と管理コード234と端末ID104の組み合わせ(以下、ライセンスレコードという)は、その端末IDにより特定される携帯電話へ既に発行されたライセンスを指している。
また、ライセンス情報記憶部216内の各ライセンスレコードには、そのライセンスの有効期限を示した有効期限データ238も関連付けられている。その有効期限は、前述したように、そのライセンスの発行のトリガとなった最初の認証チェックの日時に、条件データ236により定義された有効期間(図3参照)を加算して得られた日時である。
認証部208は、上述したように、接続された携帯電話102からライセンス同意コード222と端末ID104を受信すると(図1ステップS8、図5ステップS30)、その受信したライセンス同意コード222と受信した端末ID104の関連付けと同じものが、ライセンス情報記憶部216内にライセンスレコードとして既に記憶されているか否か(すなわち、受信されたライセンス同意コード222に一致する設定されたライセンス同意レコード222がもつサービスコード232及び管理コード234と受信された端末ID104との組み合わせと一致するものが、ライセンス情報記憶部216内のライセンスレコード中に存在するか否か)のライセンス済チェックを行う(図1ステップS9、図5ステップS31)。
もし、このときが、携帯電話102がそのライセンス同意コード222を用いて認証チェックを受ける最初の機会であったならば(つまり、そのライセンス同意コード222に基づくライセンスの発行をまだ受けてない)ならば、上述したライセンス済チェックの結果は、まだ関連付けられていない(ライセンス情報記憶部216内に該当のライセンスレコードが無い)ことを示す(図5ステップS32でNO)。
その場合、認証部208は、次に、認証情報記憶部214を参照して、設定されたライセンス同意コード222、222、…の中に、上記受信されたライセンス同意コード222と一致するものが存在するかどうかをチェックする(図1ステップS10、図5ステップS33)。そのチェック結果が有りならば、それは、受信されたライセンス同意コード222はサーバ200であらかじめ設定された正当なものであることを意味する。その場合、認証部208はさらに、認証情報記憶部214内の上記一致するライセンス同意コード222の条件データ236を参照し、接続日時がそこに定義されている認証期限内であることをチェックする。もし、認証期限が過ぎていたならば(図5ステップS34でNO)、認証部208は、携帯電話102に対するサービス提供を拒否する(図5ステップS37)。他方、認証期限内ならば(図5ステップS34でYES)、さらに以下のチェックを行う。
すなわち、認証部208は、再びライセンス情報記憶部216を参照して、上記一致するライセンス同意コード222に基づくライセンスレコード(一致するライセンス同意コード222の管理コード234をもったライセンスレコード)の個数をカウントし、このカウント数が、そのライセンス同意コード222の条件データ236により定義される上記最大ライセンス数未満か否かのライセンス数チェックを行なう(図5ステップS35)。
ライセンス数チェックの結果が、未満でないことを示す場合(図5ステップS36でNO)、既に他の携帯電話へ発行済みのライセンス数が最大ライセンス数に達しているので、接続された携帯電話102へは最早ライセンスを発行できないことを意味する。その場合は、認証部208は、携帯電話102に対するサービス提供を拒否する(図5ステップS37)。この制御により、最大ライセンス数より多い数のライセンスが発行されることが防止される。
他方、上記ライセンス数チェックの結果が未満を示す場合(図5ステップS36でYES)、それは、認証チェックが成功したので、接続された携帯電話102に対して新たにライセンスを発行して良いことを意味する。その場合、認証部208は、接続された携帯電話102から受信した端末ID104と上記一致するライセンス同意コード222とを関連付けた新たなライセンスレコードを作成して、その新たなライセンスレコードをライセンス情報記憶部216に追記する(図1ステップS12、図5ステップS38)。このことは、接続された携帯電話102にライセンスが発行されたことを意味する。そして、認証部208は、上記新たなライセンスレコードに含まれるサービスコード232をサービス制御部209に通知する(図1ステップS13)。
このようにして携帯電話102に対してライセンスが発行されるのであるが、このライセンス発行のトリガとなった認証部208による上記の一連のチェックが、前述した「最初の認証チェック」である。
さて、上記のように最初の認証チェックが成功して認証部208からサービス制御部209へサービスコード232が通知されると(図1ステップS13)、サービス提供部209は、コンテンツ関連付け記憶部212を参照して、その通知されたサービスコード232に関連付けられているコンテンツファイル220がどれであるか(コンテンツID224)を特定する(図1ステップS14、図5ステップS39)。そして、サービス制御部209は、特定されたコンテンツファイル220を、接続された携帯電話102へ送信する(すなわち、携帯電話102が「着うた」をダウンロードする)(図1ステップS16、図4ステップS22、図5ステップS40)。
以上が、最初の認証チェックで新たなライセンスが発行される場合の「着うた」ダウンロードのプロセスである。ダウンロードが終わればユーザ100は携帯電話102とサーバ200との接続が解除する。その後に、再び、ユーザ100が携帯電話102をサーバ200と接続して「着うた」をダウンロードしようとする場合には、上述した図1のステップS8(図4ステップS20)と同様に、携帯電話102からサーバ2000へ、携帯電話の端末ID104と、入力されたライセンス同意コード222(認証コード230とサービスコード232の組み合わせ)が送信される。ただし、この場合は、入力されたライセンス同意コード222のうち、認証コード230は省略して、サービスコード232だけが、端末ID104とともに送信されてもよい。
サーバ200の認証部208は、再接続された携帯端末102からサービスコード232と端末ID104を受信すると(図1ステップS8、図5ステップS30)、認証チェックを再び行うのであるが、その場合、既に説明した最初の認証チェックの場合と同様に、まず、受信されたサービスコード232と端末ID104の組み合わせをもつライセンスコードを、ライセンス情報記憶部216からサーチする(図1ステップS9、図5ステップS31)。この場合には、既にライセンスが発行されているので、該当のライセンスレコードが見つかる。認証部208は、見つかったライセンスレコードの有効期限データ238を参照して、再接続の日時がその有効期限内であるかをチェックする。
その結果、有効期限内であれば(図5ステップS32でYES)、再接続された携帯端末102がもつライセンス同期コード222はサーバ200で設定された正当なものであって且つそこから発行されてたライセンスは有効期限内であることを意味する。その場合、認証部208は、その見つかったライセンスレコードのサービスコード232をサービス制御部209へ通知する。その後は、最初の認証チェックに関して説明したと同様の手順で、該当のコンテンツファイル220のダウンロードがおこなわれる。
以上、本発明の一つの好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示にすぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態にもに限定する趣旨ではない。本発明は、上記辞し携帯以外の様々な態様で実施することができる。
たとえば、本発明の原理に従ってその提供が制御されるサービスは、音楽や画像や動画やプログラムや文書などの情報コンテンツのダウンロードまたは配信だけでなく、例えば、各種のチケットの提供や、ウェブサイトへのログインや、商取引の受発注や、請求決済など、多岐にわたる。サービスコンテンツを表すコンテンツデータの意味するものは、それぞれのサービスによって異なる。例えば、チケットの提供の場合のコンテンツデータは、そのチケットそれ自体として使われるデータであってもよし、そのチケットを別の場所で受け取ることができるという権利を示すデータであってもよい。また、ウェブサイトへのログイン、商取引の受発注又は請求決済の場合には、コンテンツデータは、ログインを許可せよ、受発注を許可せよ、又は請求決済を許可せよという命令を表したデータであってもよい。そして、そのコンテンツデータがどのように扱われるかも、上述した実施形態のように端末へのダウンロードに限らず、特定のウェブサイトへ送信される、サービス提供に関わる特定の機械の制御に使われるなど、サービスの性質に応じて、異なってよい。
また、ライセンス同意コードをユーザに提供する方法も、カードに限らず、通信ネットネットワークを通じて送信する、刊行物に印刷して頒布されるなど、様々な方法が採用できる。
また、ユーザがシステムにライセンス同意コードを入力する方法も、携帯電話のような端末から送信する方法だけに限らす、自分で手入力する、オペレータに頼んで入力してもらう、口頭で言う、カードをシステムに読み取らせるなど、様々な方法が採用できる。
また、上記実施形態では端末IDを使うことで、認証の対象は携帯電話などの端末であるが、その代わりに又はそれと併用して、ユーザのIDを使うことで、ユーザを認証対象とすることもできる。
図1は、本発明に従うサービス提供制御システムの一実施形態の全体的構成を示すブロック図。 認証コードとサービスコードの組み合わせの多様な例を示す図。 条件データの項目例を示す図。 携帯電話の通信の流れ図。 サーバの処理の流れ図。
符号の説明
100 ユーザ
102 携帯電話
104 端末ID
108 カード
200 サーバ
202 認証情報設定部
204 コンテンツ設定部
206 コンテンツ制御部
208 認証部
209 サービス制御部
210 コンテンツ記憶部
212 コンテンツ関連付け記憶部
214 認証情報記憶部
216 ライセンス情報記憶部
220 コンテンツファイル
222 ライセンス同意コード
230 認証コード
232 サービスコード
236 条件データ
238 有効期限データ

Claims (10)

  1. サービス提供を制御するためのシステムにおいて、
    認証コードとサービスコードとの組み合わせをそれぞれ含んだ1以上のライセンス同意コードを設定する認証情報設定手段と、
    前記設定されたライセンス同意コードを任意の1以上のユーザに提供する認証情報提供手段と、
    前記設定されたライセンス同意コードを記憶する認証情報記憶手段と、
    異なるサービス内容にそれぞれ対応する異なるコンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記異なるコンテンツデータ中から任意の1以上のコンテンツデータを選択し、前記選択されたコンテンツデータと前記設定されたライセンス同意コードとの間の関連付けを設定し、そして、必要に応じて前記設定された関連付けを変更するコンテンツ制御手段と、
    前記コンテンツ制御手段により設定された前記関連付けを記憶するコンテンツ関連付け記憶手段と、
    任意の端末と接続し、前記接続された端末から任意のライセンス同意コードを受信し、そして、前記受信されたライセンス同意コードと一致するライセンス同意コードが、前記設定されたライセンス同意コード中に有るか否かの認証チェックを行う認証手段と、
    前記認証チェックの結果が、前記一致するライセンス同意コードが前記設定されたライセンス同意コード中に有ることを示した場合、前記コンテンツ関連付け記憶手段と前記コンテンツ記憶手段とを参照して、前記一致するライセンス同意コードに含まれるサービスコードに関連付けられたコンテンツデータを特定し、そして、前記接続された端末又はそのユーザへの、前記特定されたコンテンツデータに対応したサービスコンテンツの提供を制御するサービス制御手段と
    を備えたシステム。
  2. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記認証情報設定手段は、前記認証コードでは互いに異なるが前記サービスコードでは共通する複数のライセンス同意コードを設定することが可能であり、且つ、認証コードとサービスコードの双方にて互いに異なる複数のライセンス同意コードを設定することも可能である、
    システム。
  3. 請求項1又は2記載のシステムにおいて、
    前記認証情報設定手段は、1以上のサービス提供条件を定義した条件データを前記設定されたライセンス同意コードの各々に関連付け、
    前記認証情報記憶手段は、前記設定されたライセンス同意コードに関連付けられた前記特定の条件データを更に記憶し、
    前記認証手段は、前記認証チェックを行う時、前記認証情報記憶手段を参照して、前記一致するライセンス同意コードに関連付けられた条件データにより定義された前記1以上のサービス提供条件が満たされているか否かの条件チェックを更に行い、
    前記サービス提供手段は、前記条件チェックの結果に応じて、前記接続された端末又はそのユーザへの前記サービスコンテンツの提供を制御する、
    システム。
  4. 請求項3記載のシステムにおいて、
    前記システムは、前記設定されたライセンス同意コードの各々に基づくサービスコンテンツの提供を過去に受けたことがある端末又はそのユーザの識別コードを、前記設定されたライセンス同意コードの各々に関連付けて記憶するライセンス情報記憶手段を更に備え、
    前記認証情報記憶手段内の前記設定されたライセンス同意コードの前記条件データは、前記サービス提供条件の一つとして、最大ライセンス数を定義し、
    前記認証手段は、前記接続された端末から、前記任意のライセンス同意コードを受信するとき、前記接続された端末又はそのユーザの識別コードも受信し、そして、前記受信されたライセンス同意コードについての前記条件チェックの中で、前記ライセンス情報記憶手段を参照して、前記受信されたライセンス同意コードに一致するライセンス同意コードと前記受信された識別コードとが既に関連付けられているか否かのライセンス済チェック、及び、前記一致するライセンス同意コードに既に関連付けられている他の識別コードの数が、前記一致するライセンス同意コードに関連付けられた条件データにより定義される前記最大ライセンス数未満か否かのライセンス数チェックを行い、
    前記ライセンス情報記憶手段は、前記ライセンス済チェックの結果が、関連付けられていないことを示し、且つ、前記ライセンス数チェックの結果が、前記最大ライセンス数未満であることを示した場合、前記受信された識別コードを、前記一致するライセンス同意コードに関連付けて新たに記憶し、
    前記サービス制御手段は、前記ライセンス済チェックの結果が、関連付けられていないことを示し、且つ、前記ライセンス数チェックの結果が、前記最大ライセンス数より少なくないことを示した場合、前記接続された端末又はそのユーザへの前記一致するライセンス同意コードに基づくサービスコンテンツの提供を拒否する、
    システム。
  5. 請求項3又は4記載のシステムにおいて、
    前記条件データは、前記サービス提供条件の一つとして、特定の期間又は期限を定義し、
    前記認証手段は、前記条件チェックの中で、前記特定の期間又は期限が終了してないかをチェックする、
    システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項記載のシステムにおいて、
    前記認証情報提供手段は、任意のユーザに配布されるようになった、前記設定されたライセンス同意コードが記録された記録媒体を含む、
    システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項記載のシステムにおいて、
    前記認証情報提供手段は、芸能又は芸術作品が上演される特定の劇場に入場した任意の観客に前記設定されたライセンス同意コードを提供し、
    前記コンテンツ記憶手段内のコンテンツデータは、前記特定の劇場にて上演された前記作品の少なくとも一部が記録された作品データを含み、
    前記サービス制御手段は、前記認証チェックの結果に応じて、前記接続された端末への、前記特定されたコンテンツデータのダウンロードを制御する、
    システム。
  8. サービス提供を制御するための方法において、
    認証コードとサービスコードとの組み合わせをそれぞれ含んだ1以上のライセンス同意コードを設定する認証情報設定ステップと、
    前記設定されたライセンス同意コードを任意の1以上のユーザに提供する認証情報提供ステップと、
    前記設定されたライセンス同意コードを記憶装置に記憶する認証情報記憶ステップと、
    異なるサービス内容にそれぞれ対応する異なるコンテンツデータを記憶装置に記憶するコンテンツ記憶ステップと、
    前記異なるコンテンツデータ中から任意の1以上のコンテンツデータを選択し、前記選択されたコンテンツデータと前記設定されたライセンス同意コードとの間の関連付けを設定し、そして、必要に応じて前記設定された関連付けを変更するコンテンツ制御ステップと、
    前記コンテンツ制御ステップにより設定された前記関連付けを記憶装置に記憶するコンテンツ関連付け記憶ステップと、
    任意の端末と接続し、前記接続された端末から任意のライセンス同意コードを受信し、そして、前記受信されたライセンス同意コードと一致するライセンス同意コードが、前記設定されたライセンス同意コード中に有るか否かの認証チェックを行う認証ステップと、
    前記認証チェックの結果が、前記一致するライセンス同意コードが前記設定されたライセンス同意コード中に有ることを示した場合、前記記憶装置を参照して、前記一致するライセンス同意コードに含まれるサービスコードに関連付けられたコンテンツデータを特定し、そして、前記接続された端末又はそのユーザへの、前記特定されたコンテンツデータに対応したサービスコンテンツの提供を制御するサービス制御ステップと
    を備えた方法。
  9. サービス提供のためのサーバにおいて、
    認証コードとサービスコードとの組み合わせをそれぞれ含み、任意の1以上のユーザに提供されることになる、1以上のライセンス同意コードを設定する認証情報設定手段と、
    前記設定されたライセンス同意コードを認証情報提供手段と、
    前記設定されたライセンス同意コードを記憶する認証情報記憶手段と、
    異なるサービス内容にそれぞれ対応する異なるコンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記異なるコンテンツデータ中から任意の1以上のコンテンツデータを選択し、前記選択されたコンテンツデータと前記設定されたライセンス同意コードとの間の関連付けを設定し、そして、必要に応じて前記設定された関連付けを変更するコンテンツ制御手段と、
    前記コンテンツ制御手段により設定された前記関連付けを記憶するコンテンツ関連付け記憶手段と、
    任意の端末と接続し、前記接続された端末から任意のライセンス同意コードを受信し、そして、前記受信されたライセンス同意コードと一致するライセンス同意コードが、前記設定されたライセンス同意コード中に有るか否かの認証チェックを行う認証手段と、
    前記認証チェックの結果が、前記一致するライセンス同意コードが前記設定されたライセンス同意コード中に有ることを示した場合、前記コンテンツ関連付け記憶手段と前記コンテンツ記憶手段とを参照して、前記一致するライセンス同意コードに含まれるサービスコードに関連付けられたコンテンツデータを特定し、そして、前記接続された端末又はそのユーザへの、前記特定されたコンテンツデータに対応したサービスコンテンツの提供を制御するサービス制御手段と
    を備えたサーバ。
  10. 請求項9記載のサーバとしてコンピュータを機能させる、コンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラム。
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