JP2015018437A - 特典使用のための端末装置、icタグ、プログラム、方法およびシステム - Google Patents

特典使用のための端末装置、icタグ、プログラム、方法およびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】店舗に既に導入されている店舗端末装置に変更を加えることなく、電子的な特典の使用を可能とする手段を提供する。【解決手段】ユーザがユーザ端末装置11を店舗の入口に配置されているICタグ14にかざすと、ICタグ14のタグIDがユーザ端末装置11経由で認証サーバ装置12に送信される。認証サーバ装置12はタグIDに対応する店舗コードと、ユーザ端末装置11のユーザIDを特典管理サーバ装置13に送信する。特典管理サーバ装置13は店舗コードとユーザIDの組み合わせに対応する特典データを認証サーバ装置12経由でユーザ端末装置11に送信する。ユーザはユーザ端末装置11に表示される特典から使用する特典を選択した後、レジ台に配置されているICタグ15にユーザ端末装置11をかざす。ICタグ15はユーザ端末装置11からユーザが選択した特典のバーコードを含む画像を読み取り表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、商取引において代金の減額等の特典が付与されたユーザが当該特典を使用するための仕組みに関する。
マーケティング活動の一手法として、商品・サービスの提供者から消費者に対し、特定の商品・サービスの購入においてその代金を減額等するクーポンや、不特定の商品・サービスの購入においてその代金を減額等するポイントといった特典の付与が行われている。
携帯端末装置の普及に伴い、特典の付与や使用において携帯端末装置を利用した仕組みが提案され、またそれらの一部は実用化されている。
例えば、特許文献1に提案されている仕組みにおいては、店舗に配置された店舗端末装置のリーダに、ユーザが携帯するIC(Integrated Circuit)カードが接触または近接されると、店舗端末装置がICカード固有のカードID(Identifier)をICカードから読み出し、読み出したカードIDを店舗の事業者の事業者IDとともにセンタサーバ装置へ送信する。センタサーバ装置は、店舗端末装置から送信されてきた事業者IDとカードIDに関連付けて登録されているクーポンファイルのURI(Uniform Resource Identifier)を店舗端末装置に送信する。店舗端末装置は、センタサーバ装置から受信したURIに従い、ユーザ管理サーバ装置からクーポンファイルを受信し、受信したクーポンファイルが示す特典の内容を、ICカードのユーザが店舗に支払う代金の計算に反映させる。
特許文献1に提案されている仕組みによれば、ユーザは携帯するICカードを店舗に置かれたリーダに接触または近接することにより、自分に付与されている特典を使用することができる。
また、例えば、特許文献2に提案されている仕組みにおいては、顧客は携帯電話機によりWWW(World Wide Web)サーバにアクセスして自分に付与されている割引クーポンを携帯電話機にダウンロードしておく。顧客は、商品購入に際して、携帯電話機からPOS(Point Of Sale)端末に割引クーポンを赤外線通信等により出力する。POS端末は携帯電話機から出力された割引クーポンを受信し、受信した割引クーポンに従い商品販売の処理を行う。
特許文献2に提案されている仕組みによれば、ユーザは携帯電話機に予めダウンロードしておいた割引クーポンを店舗において赤外線通信等によりPOS端末に出力することにより、自分に付与されている特典を使用することができる。
特開2010−165187号公報 特開2006−252258号公報
特許文献1および特許文献2のいずれに提案されている仕組みにおいても、店舗の事業者は店舗に配置するPOS端末等の店舗端末装置に変更を加える必要がある。従って、既に店舗端末装置を導入している店舗の事業者にとって、それらの仕組みを導入するには相応の手間やコストがかかる。
本発明は上記の事情に鑑み、店舗に既に導入されている店舗端末装置に変更を加えることなく、電子的な特典の使用を可能とする手段を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、通信ネットワークを介して外部の装置へデータを送信する送信手段と、通信ネットワークを介して外部の装置からデータを受信する受信手段と、接触乃至近接されたデータ処理装置へ無線通信によりデータを送信して当該データ処理装置に当該データの書き込みを指示する書込手段と、ユーザを識別するユーザ識別データを取得するユーザ識別データ取得手段と、店舗を識別する店舗識別データを取得する店舗識別データ取得手段とを備え、前記送信手段は、前記ユーザ識別データと前記店舗識別データをサーバ装置に送信し、前記受信手段は、前記サーバ装置から各々が特典を識別する1以上の特典識別データを受信し、前記1以上の特典識別データにより識別される1以上の特典の中から1以上の特典の選択を前記ユーザに促す通知を行う通知手段と、前記通知に応じて前記ユーザにより選択された1以上の特典を識別する1以上の特典識別データを選択特典識別データとして取得する選択特典識別データ取得手段と、前記1以上の選択特典識別データにより識別される1以上の特典の各々に応じた画像の表示を指示する指示データを生成する指示データ生成手段とを備え、前記書込手段は、前記指示データを接触乃至近接されたデータ処理装置に送信する端末装置を提供する。
上記の端末装置において、接触乃至近接されたデータ処理装置から無線通信によりデータを受信することにより当該データ処理装置に書き込まれているデータを読み取る読取手段を備え、前記店舗識別データ取得手段は、前記読取手段により読み取られた店舗識別データを取得する、という構成が採用されてもよい。
また、上記の端末装置において、前記サーバ装置は第1のサーバ装置と第2のサーバ装置を含み、前記送信手段は、前記ユーザ識別データと前記店舗識別データを前記第1のサーバ装置に送信し、前記受信手段は、前記第1のサーバ装置から通信ネットワークにおいて前記第2のサーバ装置を識別するサーバ識別データを受信し、前記送信手段は、前記サーバ識別データにより識別される前記第2のサーバ装置に対し特典識別データを要求する要求データを送信し、前記受信手段は前記第2のサーバ装置から各々が特典を識別する1以上の特典識別データを受信する、という構成が採用されてもよい。
また、上記の端末装置において、接触乃至近接されたデータ処理装置から無線通信によりデータを受信することにより当該データ処理装置に書き込まれているデータを読み取る読取手段を備え、前記読取手段は、データ処理装置から当該データ処理装置が配置されている店舗を識別する店舗識別データを読み取り、前記店舗識別データ取得手段により取得された店舗識別データにより識別される店舗と前記読取手段により読み取られた店舗識別データにより識別される店舗が同一でない場合、前記書込手段は前記読取手段が店舗識別データを読み取ったデータ処理装置に前記指示データを送信しない、という構成が採用されてもよい。
また、上記の端末装置において、前記送信手段は、前記選択特典識別データを前記サーバ装置に送信し、前記受信手段は、前記送信手段による前記選択特典識別データの送信に対する応答として前記サーバ装置から送信されてくる、前記選択特典識別データにより識別される特典が有効であるか否かを通知する通知データを受信し、前記通知データにより有効であると通知されなかった特典に関し、前記書込手段は当該特典に応じた前記指示データをデータ処理装置に送信しない、という構成が採用されてもよい。
また、上記の端末装置において、前記指示データが表す画像は、対応する特典を識別するバーコードを含む、という構成が採用されてもよい。
また、本発明は、通信ネットワークを介して外部の装置へデータを送信する送信手段と、通信ネットワークを介して外部の装置からデータを受信する受信手段と、接触乃至近接されたデータ処理装置へ無線通信によりデータを送信して当該データ処理装置に当該データの書き込みを指示する書込手段とを備えるコンピュータに、ユーザを識別するユーザ識別データを取得する処理と、店舗を識別する店舗識別データを取得する処理と、前記送信手段により、前記ユーザ識別データと前記店舗識別データをサーバ装置に送信する処理と、前記受信手段により、前記サーバ装置から各々が特典を識別する1以上の特典識別データを受信する処理と、前記1以上の特典識別データにより識別される1以上の特典の中から1以上の特典の選択を前記ユーザに促す通知を行う処理と、前記通知に応じて前記ユーザにより選択された1以上の特典を識別する1以上の特典識別データを選択特典識別データとして取得する処理と、前記1以上の選択特典識別データにより識別される1以上の特典の各々に応じた画像の表示を指示する指示データを生成する処理と、前記書込手段に前記指示データを引き渡す処理とを実行させるプログラムを提供する。
また、本発明は、サーバ装置が、店舗を識別する店舗識別データとユーザを識別するユーザ識別データとの組み合わせに応じた各々が特典を識別する1以上の特典識別データを記憶するステップと、端末装置が、前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データを取得するステップと、前記端末装置が、一の店舗を識別する店舗識別データを取得するステップと、前記サーバ装置が前記端末装置において取得された前記ユーザ識別データと前記店舗識別データを受信するステップと、前記サーバ装置が、受信した前記店舗識別データと前記ユーザ識別データとの組み合わせに応じて記憶している1以上の特典識別データを抽出するステップと、前記端末装置が、前記サーバ装置において抽出された前記1以上の特典識別データを受信するステップと、前記端末装置が、受信した前記1以上の特典識別データにより識別される1以上の特典の中から1以上の特典の選択を前記端末装置のユーザに促す通知を行うステップと、前記端末装置が、前記通知に応じて前記端末装置のユーザにより選択された1以上の特典を識別する1以上の特典識別データを選択特典識別データとして取得するステップと、前記端末装置が、前記1以上の選択特典識別データにより識別される1以上の特典の各々に応じた画像の表示を指示する指示データを生成するステップと、前記端末装置に接触乃至近接されたデータ処理装置が、無線通信により、前記指示データを読み取るステップと、前記データ処理装置が、前記指示データに従い画像を表示するステップとを備える方法を提供する。
また、本発明は、端末装置と、サーバ装置と、データ処理装置を備え、前記サーバ装置は、店舗を識別する店舗識別データとユーザを識別するユーザ識別データとの組み合わせに応じた、各々が特典を識別する1以上の特典識別データを記憶する記憶手段と、前記端末装置から、前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データと、一の店舗を識別する店舗識別データを受信する受信手段と、前記記憶手段により記憶されている1以上の特典識別データのうち、前記受信手段により受信された店舗識別データとユーザ識別データとの組み合わせに応じた1以上の特典識別データを前記端末装置に送信する送信手段と、を備え、前記端末装置は、前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データを取得するユーザ識別データ取得手段と、一の店舗を識別する店舗識別データを取得する店舗識別データ取得手段と、前記サーバ装置に対し、前記ユーザ識別データ取得手段により取得されたユーザ識別データと前記店舗識別データにより取得された店舗識別データを送信する送信手段と、前記サーバ装置から、各々が特典を識別する1以上の特典識別データを受信する受信手段と、前記端末装置の前記受信手段により受信された1以上の特典識別データにより識別される1以上の特典の中から1以上の特典の選択を前記端末装置のユーザに促す通知を行う通知手段と、前記通知手段による通知に応じて前記端末装置のユーザにより選択された1以上の特典を識別する1以上の特典識別データを選択特典識別データとして取得する選択特典識別データ取得手段と、前記1以上の選択特典識別データにより識別される1以上の特典の各々に応じた画像の表示を指示する指示データを生成する指示データ生成手段と、接触乃至近接された前記データ処理装置へ無線通信により前記指示データを送信して前記データ処理装置に前記指示データの書き込みを指示する書込手段とを備え、前記データ処理装置は、接触乃至近接された前記端末装置から無線通信により前記指示データを受信することにより前記端末装置に記憶されている前記指示データを読み取る読取手段と、前記指示データに従い画像を表示する表示手段とを備えるシステムを提供する。
また、上記のシステムにおいて、前記サーバ装置は、予め定められた規則に従い第1の判定用データを生成する生成手段を備え、前記サーバ装置の前記送信手段は、前記第1の判定用データを前記端末装置に送信し、前記端末装置の前記受信手段は、前記サーバ装置から前記第1の判定用データを受信し、前記書込手段は前記前記データ処理装置に対し、前記指示データとともに前記第1の判定用データを送信し、前記データ処理装置の前記読取手段は、前記端末装置から前記指示データとともに前記第1の判定用データを受信し、前記データ処理装置は、予め定められた規則に従い第2の判定用データを生成する生成手段と、前記第1の判定用データと前記第2の判定用データの比較結果に基づき前記指示データの正当性を判定する判定手段とを備える、という構成が採用されてもよい。
本発明によれば、ユーザは来店する店舗においてユーザが使用可能な特典に関するデータを予め端末装置にダウンロードし、それらの特典の中から使用したい特典を選択した後、商品・サービスの購入に際して、例えば店舗のレジ台に配置されているデータ処理装置に端末装置を接触乃至近接させることで、選択した特典に応じた画像をデータ処理装置に表示させることができる。例えば、データ処理装置に表示される画像に、特典を識別するバーコードを含ませるようにすれば、既存のPOS端末の多くが備えるバーコードリーダにより当該バーコードをスキャンすることにより、既存のPOS端末への変更なくして特典の電子的な使用が可能となる。
その際、ユーザはレジ台に向かう前に、予め使用可能な複数の特典の中から使用したい特典を選択しておくことができるため、レジ台において特典の選択操作に伴う混雑が生じることはない。また、ユーザは端末装置をデータ処理装置にかざすだけで、また、レジ台の店舗職員はデータ処理装置に表示されるバーコードリーダをバーコードリーダでスキャンするだけで、特典の使用に伴う操作が完了し、簡便である。
一実施形態にかかる特典使用システムの全体構成を示した図である。 一実施形態にかかるユーザ端末装置のハードウェア構成を示した図である。 一実施形態にかかるユーザ端末装置の機能構成を示した図である。 一実施形態にかかる認証サーバ装置および特典管理サーバ装置のハードウェア構成を示した図である。 一実施形態にかかる認証サーバ装置の機能構成を示した図である。 一実施形態にかかる店舗対応データの構成を示した図である。 一実施形態にかかる特典管理サーバ装置の機能構成を示した図である。 一実施形態にかかる特典管理DBのデータ構成を示した図である。 一実施形態にかかるICタグのハードウェア構成を示した図である。 一実施形態にかかるICタグのハードウェア構成を示した図である。 一実施形態にかかる特典使用システムの処理フローを示した図である。 一実施形態にかかる特典使用システムの処理フローを示した図である。 一実施形態にかかる特典使用システムの処理フローを示した図である。 一実施形態にかかる特典使用システムの処理フローを示した図である。 一実施形態にかかるメニュー画面を示した図である。 一実施形態にかかるメッセージ表示画面を示した図である。 一実施形態にかかる特典リスト画面を示した図である。 一実施形態にかかる特典使用画面を示した図である。 一実施形態にかかるICタグに表示される画像を示した図である。 第1変形例にかかる店舗対応データの構成を示した図である。 第1変形例にかかる特典使用システムの処理フローを示した図である。 第2変形例にかかる店舗対応データの構成を示した図である。 第2変形例にかかる特典使用システムの処理フローを示した図である。 第2変形例にかかる店舗名選択画面を示した図である。 第3変形例にかかる特典使用システムの処理フローを示した図である。 第4変形例にかかる特典使用システムの処理フローを示した図である。 第5変形例にかかる特典使用システムの処理フローを示した図である。
[実施形態]
以下に、本発明の一実施形態にかかる特典使用システム1を説明する。図1は特典使用システム1の全体構成を示した図である。特典使用システム1は、商品・サービスの消費者であるユーザが携帯する端末装置であるユーザ端末装置11と、ユーザの認証等を行う認証サーバ装置12と、ユーザに付与されている特典に関するデータを店舗毎に管理する特典管理サーバ装置13を備えている。ユーザ端末装置11と認証サーバ装置12、認証サーバ装置12と特典管理サーバ装置13は各々、通信ネットワーク19を介して互いにデータ通信を行うことができる。
なお、図1においては、ユーザ端末装置11として、ユーザAが携帯するユーザ端末装置11が1つのみ例示されているが、実際にはユーザ端末装置11の数は特典使用システム1を利用するユーザの数に応じて任意に変化する。また、図1においては、認証サーバ装置12は1つの装置として示されているが、例えば互いに連係動作する複数のサーバ装置により認証サーバ装置12が構成されてもよい。同様に、図1においては、特典管理サーバ装置13は1つの装置として示されているが、例えば各々が異なる店舗の特典に関するデータを管理する複数のサーバ装置により特典管理サーバ装置13が構成されてもよい。さらに、認証サーバ装置12と特典管理サーバ装置13が1つのサーバ装置として統合された構成であってもよい。
特典使用システム1はさらに、店舗の入口等に配置されたICタグ14と、店舗のレジ台に配置されたICタグ15と、店舗のレジ台に配置されたPOS端末装置16を備えている。POS端末装置16はバーコードリーダ161を備え、例えばバーコードを光学的にスキャンすることで、消費者により購入される商品・サービスの識別データや、当該購入に伴い使用される特典の識別データを取得する機能を備える。なお、ICタグ15とPOS端末装置16は同じレジ台に配置されているが、それらは有線および無線のいずれによっても接続されていない。
なお、図1においては、ICタグ14は1つしか示されていないが、ICタグ14が複数、店舗内の異なる場所に各々配置されていてもよい。また、図1においては、店員Xが接客するレジ台に配置されたICタグ15およびPOS端末装置16が各1つのみ例示されているが、例えば店舗内に複数のレジ台がある場合には、それら複数のレジ台の各々に、ICタグ15およびPOS端末装置16が配置されることになる。
ユーザ端末装置11のハードウェア構成は、NFC(Near Field Communication)の規格に従ったリーダライタを内蔵した一般的な携帯型の端末装置のハードウェア構成と同じである。図2は、ユーザ端末装置11のハードウェア構成を示した図である。
ユーザ端末装置11は、ハードウェア構成として、メモリ101と、プロセッサ102と、通信IF(Interface)103と、リーダライタ104と、タッチディスプレイ105を備えている。
メモリ101は揮発性半導体メモリや不揮発性半導体メモリ等を有し、OS(Operation System)、アプリケーションプログラム、ユーザデータ等の各種データを記憶するとともに、プロセッサ102によるデータ処理における作業領域として利用される。プロセッサ102はCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の処理装置である。
通信IF103は無線通信により通信ネットワーク19を介して、認証サーバ装置12等の他の装置との間で各種データ通信を行うインタフェースであり、他の装置に対しデータを送信する送信部1031と、他の装置からデータを受信する受信部1032を有している。
リーダライタ104はNFCの規格(例えば、ISO/IEC 21481)に準拠したデータの読み取りおよび書き込みを行う装置である。リーダライタ104は、同じNFCの規格に準拠したICタグ等が接触乃至近接された際に、当該ICタグ等にデータを送信し、当該データの書き込みを指示する書込部1041と、当該ICタグ等から送信されてくるデータを受信することにより当該ICタグ等に書き込まれているデータを読み取る読取部1042と、読取部1042が読み取ったデータを記憶するとともに記憶しているデータを書込部1041に引き渡す記憶部1043と、リーダライタ104の他の構成部を制御する制御部1044を有している。
なお、プロセッサ102はリーダライタ104の制御部1044に指示を行うことによりリーダライタ104を制御し、リーダライタ104により読み取られ記憶部1043に記憶されているデータを取得するとともに、メモリ101に記憶しているデータをリーダライタ104の記憶部1043に記憶させ、当該データを接触乃至近接されたICタグ等に書き込ませることができる。
タッチディスプレイ105は、ディスプレイ1051とタッチパネル1052を有している。ディスプレイ1051は、例えば液晶ディスプレイであり、文字、図形、写真等を表示する。タッチパネル1052は、例えば静電容量方式のタッチパネルであり、指等のポインタが接触した場合、当該接触の位置を特定する。
ディスプレイ1051とタッチパネル1052は積層配置されており、ディスプレイ1051に表示されている画像に対しユーザがポインタを接触させる動作を行うと、実際にはタッチパネル1052にポインタが接触し、その位置が特定される。プロセッサ102は、タッチパネル1052により特定された位置に基づき、ディスプレイ1051により表示されている画像のどの部分に対しポインタの接触の動作が行われたかを特定することで、ユーザの意図した操作の内容を特定する。
上記のハードウェア構成を備えるユーザ端末装置11は、メモリ101に記憶されているプログラムに従う処理を行うことにより、図3に示す機能構成を備える装置として動作する。すなわち、ユーザ端末装置11は、機能構成として、まず、各種データを記憶する記憶部110と、通信ネットワーク19を介して認証サーバ装置12等の外部の装置に対し各種データを送信する送信部111と、通信ネットワーク19を介して認証サーバ装置12等の外部の装置から各種データを受信する受信部112と、接触乃至近接されたICタグ14やICタグ15へ無線通信によりデータを送信して当該データの書き込みを指示する書込部113と、接触乃至近接されたICタグ14やICタグ15から無線通信によりデータを受信することによりそれらのICタグに書き込まれているデータを読み取る読取部114を備える。
また、ユーザ端末装置11は、ユーザ端末装置11を携帯するユーザを識別するユーザ識別データを取得するユーザ識別データ取得部115を備える。本実施形態において、ユーザ識別データとしては、ユーザ端末装置11に特典使用システム1用のアプリケーションプログラム(以下、「特典使用アプリ」という)がインストールされた際に認証サーバ装置12がユーザ端末装置11に割り当てるユーザIDがユーザ識別データとして使用される。ユーザ識別データ取得部115は記憶部110に記憶されているユーザIDを読み出すことにより取得する。
また、ユーザ端末装置11は、特典を使用する店舗を識別する店舗識別データを取得する店舗識別データ取得部116を備える。本実施形態において、店舗識別データ取得部116は読取部114がICタグ14やICタグ15から読み取ったタグID(ICタグを識別するデータ)を、店舗を識別する店舗識別データとして読取部114から取得する。
送信部111は、ユーザ識別データ取得部115が取得したユーザIDを認証サーバ装置12に送信する。また、送信部111は、店舗識別データ取得部116が取得したタグIDを認証サーバ装置12に送信する。受信部112は、ユーザIDとタグIDの送信に対する応答として認証サーバ装置12から送信されてくる特典リストを受信する。特典リストとは、ユーザ識別データにより識別されるユーザが店舗識別データにより識別される店舗において使用可能な1以上の特典に関するリスト形式のデータであり、そのデータ構成は後述する。
また、ユーザ端末装置11は、受信部112により受信された特典リストに含まれる1以上の特典の中から使用したい1以上の特典を選択するようにユーザに促す通知を行う通知部117を備える。本実施形態において、通知部117は特典選択画面(後述)の表示により特典の選択をユーザに促す。
また、ユーザ端末装置11は、通知部117による特典の選択の促しに応じてユーザが選択した1以上の特典(以下、「選択特典」という)を識別する選択特典識別データを取得する選択特典識別データ取得部118を備える。本実施形態において、選択特典識別データ取得部118は特典選択画面に対しユーザが指等のポインタを接触させて行うタップやスワイプ等の操作(以下、「タッチ操作」という)により選択された特典の特典識別データを選択特典識別データとして取得する。
また、ユーザ端末装置11は、選択特典識別データ取得部118により取得された選択特典識別データにより識別される特典、すなわち選択特典の各々に関し、当該選択特典を識別するバーコードと、当該選択特典の内容を示す文字やイラスト、写真等を含む画像(以下、「特典画像」という)を表す画像データ(画像の表示を指示する指示データの一例)を生成する画像データ生成部119(指示データ生成手段の一例)を備える。なお、特典画像に含まれるバーコードは、POS端末装置16がバーコードリーダ161によりスキャンしてデコードできる形式のバーコードである。
認証サーバ装置12および特典管理サーバ装置13のハードウェア構成は、外部の装置との間で通信ネットワーク19を介したデータ通信が可能な一般的なコンピュータのハードウェア構成と同じである。図4は、認証サーバ装置12および特典管理サーバ装置13のハードウェア構成を示した図である。
認証サーバ装置12および特典管理サーバ装置13は、ハードウェア構成として、メモリ201と、プロセッサ202と、通信IF203を備えている。
メモリ201は揮発性半導体メモリや不揮発性半導体メモリ等を有し、OS、アプリケーションプログラム、ユーザデータ等の各種データを記憶するとともに、プロセッサ202によるデータ処理における作業領域として利用される。プロセッサ202はCPU、GPU等の処理装置である。通信IF203は通信ネットワーク19を介して他の装置との間で各種データ通信を行うインタフェースである。
認証サーバ装置12は、メモリ201に記憶されているプログラムに従う処理を行うことにより、図5に示す機能構成を備える装置として動作する。すなわち、認証サーバ装置12は、機能構成として、各種データを記憶する記憶部120と、通信ネットワーク19を介してユーザ端末装置11および特典管理サーバ装置13に対し各種データを送信する送信部121と、通信ネットワーク19を介してユーザ端末装置11および特典管理サーバ装置13から各種データを受信する受信部122と、ユーザ認証等のための処理を行う認証部123と、ユーザ端末装置11から送信されてくるタグIDに対応する店舗コードを特定する店舗特定部124を備える。
店舗コードとは、特典管理サーバ装置13において店舗を識別する店舗識別データであり、ユーザ端末装置11がICタグ14またはICタグ15から店舗識別データとして読み取るタグIDとは異なる体系の店舗識別データである。そのため、認証サーバ装置12はユーザ端末装置11から受信するタグIDを店舗コードに変換し、変換により得られた店舗コードを特典管理サーバ13に送信する。なお、1つの店舗に配置されている複数のICタグのタグIDは全て、1つの店舗コードに変換される。
認証サーバ装置12の記憶部120には、上述のタグIDから店舗コードへの変換を行うために、図6に示すデータ構成を備える店舗対応データが記憶されている。店舗対応データは、複数の店舗コードと、それらの店舗コードにより識別される店舗に配置されている1以上のICタグのタグIDの対応を示すデータである。店舗特定部124はこの店舗対応データに従い、タグIDに対応する店舗コードを特定する。
特典管理サーバ装置13は、メモリ201に記憶されているプログラムに従う処理を行うことにより、図7に示す機能構成を備える装置として動作する。すなわち、特典管理サーバ装置13は、機能構成として、各種データを記憶する記憶部130と、通信ネットワーク19を介して認証サーバ装置12に対し各種データを送信する送信部131と、通信ネットワーク19を介して認証サーバ装置12から各種データを受信する受信部132と、記憶部130に記憶されている特典管理DB(Database)を更新する更新部133を備える。
特典管理DBは、各々の店舗において各々のユーザが使用可能な特典に関するデータを格納し管理するためのデータベースである。図8は、特典管理DBのデータ構成を示した図である。特典管理DBは、店舗コードにより識別される店舗毎のデータテーブルである特典管理テーブルを含んでいる。
特典管理テーブルは、ユーザIDにより識別されるユーザ毎のデータレコードの集まりであり、各データレコードには特典IDにより識別される1以上の特典に関するデータが含まれる。特典管理テーブルは、データフィールドとして「ユーザID」、「特典ID」、「特典内容」、「有効期間」、「使用可能回数」、「使用済み回数」を持ち、それらの名称に応じたデータを格納する。
なお、特典内容とは、例えば、「商品コード:####、商品名称:○○、特典:50円引き」や、「商品コード:(全コード)、商品名称:(全商品)、特典:5%ポイント付与」といった対象の商品・サービスや特典の種別、特典の数量等を意味する。また、「使用可能回数」はユーザがあと何回、同じ特典を利用できるかを示す使用可能な残回数である。従って、使用可能な総回数が限られている特典に関しては、使用済み回数が増加するに伴い、使用可能回数は減少する。
ICタグ14は、データを記憶し、NFCの規格に従い、接触乃至近接された外部の装置に対し、記憶しているデータを無線通信により送信することにより読み取りを行わせる(書き込みを指示する)リーダ型のICタグ(データ処理装置の一例)であり、外部の装置からデータを読み取る機能は備えていない。
図9はICタグ14のハードウェア構成を示した図である。ICタグ14は、データを記憶する記憶部141と、同じNFCの規格に準拠したリーダライタ等が接触乃至近接された際に、当該リーダライタ等にデータを送信し、当該データの書き込みを指示する書込部142と、ICタグ14の他の構成部を制御する制御部143を備えている。すなわち、ICタグ14は外部のリーダライタ等が接触乃至近接した際に、当該リーダライタ等によりデータの読み取りを行わせるライタ型のICタグである。ICタグ14の記憶部141には、ICタグ14のタグIDが記憶されている。
図10はICタグ15のハードウェア構成を示した図である。ICタグ15は、データを記憶する記憶部151と、同じNFCの規格に準拠したリーダライタ等が接触乃至近接された際に、当該リーダライタ等にデータを送信し、当該データの書き込みを指示する書込部152と、当該リーダライタ等から送信されてくるデータを受信することにより当該リーダライタ等に書き込まれているデータを読み取る読取部153と、書込部152により記憶部151に書き込まれた画像データが表す画像を表示する表示部154と、ICタグ15の他の構成部を制御する制御部155を備えている。すなわち、ICタグ15は外部のリーダライタ等が接触乃至近接した際に、当該リーダライタ等によりデータの読み取りを行わせるとともに、当該リーダライタ等に記憶されているデータを読み取るリーダライタ型のICタグ(データ処理装置の一例)である。ICタグ15の記憶部151には、ICタグ15のタグIDが記憶されている。なお、表示部154の画像表示方式は液晶方式、有機EL方式など、いずれが採用されてもよい。例えば、POS端末装置16のバーコードリーダ161によりスキャンされるバーコードを表示する点から望ましい電気泳動方式が表示部154の画像表示方式として採用されてもよい。
POS端末装置16はバーコードリーダ161を備え、スキャンしたバーコードにより識別される商品・サービスや特典に応じて、代金を計算するとともに、現金の物理的な補完を行う一般的なPOS端末装置である。
続いて、特典使用システム1の動作を説明する。まず、ユーザは、特典使用システム1を利用して特典を店舗において利用するために、事前に自分のユーザ端末装置11に特典使用アプリをインストールしておく必要がある。
図11は、ユーザがユーザ端末装置11に特典使用アプリをインストールする際の特典使用システム1(ユーザ端末装置11と認証サーバ装置12)の処理フローを示した図である。まず、ユーザはユーザ端末装置11を操作して、例えばWebブラウザに特典使用システム1の管理事業者等から通知されたURLを入力して、認証サーバ装置12にアクセスするとともに特典使用アプリのダウンロード要求を行う(ステップS101)。
認証サーバ装置12は、ダウンロード要求に応じて、固有のユーザIDを新たに生成し、ユーザIDを管理するデータベースであるユーザDB(図示略)に登録する(ステップS102)。続いて、認証サーバ装置12は、特典使用アプリのインストールプログラムと、特典使用アプリの正当性を判定するためのデータである証明書と、生成したユーザIDをユーザ端末装置11に送信する(ステップS103)。
ユーザ端末装置11は、認証サーバ装置12から受信した特典使用アプリのインストールプログラムに従い特典使用アプリをインストールする(ステップS104)。インストールにおいて、認証サーバ装置12から送信されてきたユーザIDおよび証明書は特典使用アプリにセットされる。続いて、ユーザ端末装置11は、特典使用アプリのインストールの完了を認証サーバ装置12に通知する(ステップS105)。認証サーバ装置12は、完了の通知を受信すると、ステップS102において生成した新たなユーザIDを特典管理サーバ装置13に通知する(ステップS106)。特典管理サーバ装置13は、ユーザIDの通知に応じて、特典管理DB(図8)の各店舗コードに応じた特典管理テーブルに新たなデータレコードを追加し、それらのデータフィールド「ユーザID」に通知されたユーザIDを格納する(ステップS107)。その後、各店舗からこのユーザに付与される特典に関するデータは、各店舗の特典テーブルの中のステップS107において追加されたデータレコードに格納される。以上が、特典使用アプリのインストール時の処理フローである。
ユーザがユーザ端末装置11を操作して、上記のようにインストールが完了した特典使用アプリを起動すると、改ざんされた特典使用アプリや特典使用アプリを偽装したアプリの利用を防止するために、特典使用アプリの正当性の判定が行われる。図12は、特典使用システム1において特典使用アプリの正当性の判定が行われる際の処理フローを示した図である。
ユーザが特典使用アプリの起動のための操作をユーザ端末装置11に対し行うと(ステップS201)、ユーザ端末装置11は特典使用アプリにセットされているユーザIDと証明書を認証サーバ装置12に送信する(ステップS202)。
認証サーバ装置12は、ユーザ端末装置11から受信した証明書を検証して、証明書の送信を指示したユーザ端末装置11のアプリが正当な特典使用アプリであるか否かの判定を行う(ステップS203)。ステップS203の判定において、アプリが正当な特典使用アプリである、と判定された場合(ステップS203:Yes)、認証サーバ装置12は認証成功通知をユーザ端末装置11に送信する(ステップS204)。なお、正当な特典使用アプリに従いステップS202において送信されてきたユーザIDも正当なユーザIDであると判定される。従って、ステップS203の判定は、特典使用アプリの正当性とともにユーザIDの正当性の判定、つまりユーザ認証を兼ねている。認証成功通知を受け取った場合、ユーザ端末装置11は特典使用アプリの起動を行い(ステップS205)、リーダライタ104によるNFC通信を開始する(ステップS206)。
一方、ステップS203の判定において、アプリが正当な特典使用アプリでない、と判定された場合(ステップS203:No)、認証サーバ装置12は認証失敗通知をユーザ端末装置11に送信する(ステップS207)。認証失敗通知を受け取った場合、ユーザ端末装置11は特典使用アプリの起動を行わず、そのアプリを無効化する(ステップS208)。以上が特典使用アプリの正当性の判定時の処理フローである。
なお、証明書を用いた特典使用アプリの正当性の判定の方法は、既知の様々な方法が本実施形態において採用可能であるため、その説明を省略する。
続いて、ユーザが店舗にて特典を使用する際にユーザが行う操作および特典使用システム1の動作を説明する。図13AおよびB(以下、これらを合せて「図13」という)は、特典の使用に伴う特典使用システム1の処理フローを示した図である。なお、図13の処理フローが実行される前に、既にユーザには来店する店舗で使用可能な特典が付与されており、それらの特典に関するデータが特典管理DB(図8)に登録されているものとする。
まず、ユーザは、店舗に到着すると、ユーザ端末装置11を操作して特典使用アプリを起動する。特典使用アプリの起動に伴い、上述したステップS201〜S208(図12)の処理が行われ、ユーザ端末装置11のNFC通信が開始される。
その際、認証サーバ装置12はユーザ端末装置11から受信したユーザIDによりユーザ端末装置11を識別することができ、ユーザ端末装置11と認証サーバ装置12の間の通信コネクションが維持されている間は、ユーザ端末装置11から認証サーバ装置12への再度のユーザIDの送信を行うことなく認証サーバ装置12はユーザ端末装置11のユーザIDを特定することができる。
一方、通信環境が悪化してユーザ端末装置11と認証サーバ装置12との間の通信コネクションが切断されたような場合、ユーザ端末装置11は通信環境が改善したタイミングで認証サーバ装置12との間の通信コネクションの再確立を行う。ユーザ端末装置11と認証サーバ装置12との間の通信コネクションの再確立された場合、ユーザ端末装置11と認証サーバ装置12は、アプリが起動された場合に行われる認証処理と同様の処理、具体的には図12に示したステップS202〜S204およびS206〜S207の処理を行う。その後、再度、通信コネクションが切断されるまで、ステップS202においてユーザ端末装置11から認証サーバ装置12に送信されたユーザIDにより、認証サーバ装置12は通信相手のユーザ端末装置11を識別することができる。
特定使用アプリが起動すると、ユーザ端末装置11には図14に示すメニュー画面が表示される(ステップS301)。メニュー画面には、店舗において使用可能な特典の情報を表示させるための「特典の表示」ボタンと、特典の使用を指示するための「特典の使用」ボタンが配置されている。
ユーザが「特典の表示」ボタンをタッチ操作すると(ステップS302)、ユーザ端末装置11には図15に示すように、「店舗内のいずれかのICタグに本機をかざして下さい。」というメッセージが表示される。このメッセージに従い、ユーザが、例えば店舗の入口等に配置されているICタグ14にユーザ端末装置11を接触乃至近接させる(以下、同じNFC規格に従ったICタグやリーダライタ等を接触乃至近接させる動作を「かざす」という)と、ICタグ14は記憶部141に記憶しているタグIDをユーザ端末装置11に送信する(ステップS303)。なお、ステップS303の処理は、ユーザ端末装置11がICタグ14のタグIDをICタグ14から読み取る処理と言い換えてもよい。
続いて、ユーザ端末装置11は、認証サーバ装置12に特典リストの要求を行う(ステップS304)。この要求には、ユーザ端末装置11がICタグ14から読み取ったタグIDが含まれている。認証サーバ装置12は、特典リストの要求に応じて、ステップS304においてユーザ端末装置11から受信したタグIDに対応する店舗コードを店舗対応データ(図6)に基づき特定する(ステップS305)。続いて、認証サーバ装置12は特典管理サーバ装置13に特典リストの要求を行う(ステップS306)。この要求には、特典使用アプリの起動時のステップS202(図12)において認証サーバ装置12がユーザ端末装置11から受信したユーザIDと、ステップS305において特定した店舗コードが含まれている。
特典管理サーバ装置13は、特典リストの要求に応じて、特典管理DB(図8)に含まれる複数の特典管理テーブルの中から、要求に含まれる店舗コードに対応するものを選択し、選択した特典管理テーブルに含まれるデータレコードの中から、要求に含まれるユーザIDに対応するものを検索し、検索したデータレコードに含まれる特典に関するデータの中から有効期間中であり、使用可能回数が1以上であるものを抽出する。特典管理サーバ装置13は抽出した特典に関するデータと店舗コードを含む特典リストを生成する(ステップ307)。
続いて、特典管理サーバ装置13は生成した特典リストを認証サーバ装置12に送信する(ステップS308)。認証サーバ装置12は特典管理サーバ装置13から受信した特典リストをユーザ端末装置11に転送する(ステップS309)。ユーザ端末装置11は、認証サーバ装置12を介して特典管理サーバ装置13から受信した特典リストの内容を表示する特典リスト画面を表示する(ステップS310)。
図16は特典リスト画面を示した図である。特典リスト画面には、ユーザが来店中の店舗において現在使用可能な特典に関する情報が表示される。また、それらの情報の右側にはチェックボックスが表示され、ユーザはこれらのチェックボックスにタッチ操作によりチェック(またはチェックを解除)することで、使用する特典を選択(または選択を解除)することができる。すなわち、特典リスト画面は、ユーザに対し使用可能な1以上の特典の中から使用したい1以上の特典の選択を促す通知を行う画面である。
ユーザは、特典リスト画面の促しに応じて、使用したい特典のチェックボックスをチェックし、それらの特典を選択する(ステップS311)。なお、選択された特典の特典IDは、選択特典IDとしてユーザ端末装置11に記憶され、例えばユーザがいったん特典使用アプリを終了させた後に再度、特典使用アプリを起動した場合にもその選択は保持される。
このように、ユーザは店舗において特典リスト画面に表示される特典の情報を閲覧しながら、購入する商品・サービスを検討することができる。
その後、ユーザは例えば購入する対象が商品の場合はそれらの商品を持参し、代金の支払いのために店舗内のレジ台に向かう。その際、ユーザはユーザ端末装置11を操作してメニュー画面(図14)を表示させ、「特典の使用」ボタンをタッチ操作するか、もしくは特典リスト画面(図16)の「使用する」ボタンをタッチ操作して、特典使用画面を表示させる(ステップS312)。
図17は特典使用画面を示した図である。特典使用画面には、特典リスト画面(図16)においてユーザにより選択された特典の情報が表示されるとともに、例えば「レジのICタグに本機をかざして下さい。」といったメッセージが表示される。
ユーザにより、メニュー画面(図14)の「特典の使用」ボタンまたは特典リスト画面(図16)の「使用する」ボタンがタッチ操作されると、ステップS312の処理(特典使用画面の表示)とともに、ユーザ端末装置11はユーザにより選択された特典(選択特典)に応じた画像データを生成する(ステップS313)。ステップS313において生成される画像データが表す画像には、特典の内容を示す文字とともに、特典IDを示すバーコードが含まれる。
ユーザがレジ台において、例えば店員による商品・サービスのバーコードのスキャンが完了した時点で、特典使用画面(図17)を表示させた状態でユーザ端末装置11をレジ台に配置されたICタグ15にかざすと、ユーザ端末装置11はステップS313において生成した画像データをICタグ15に送信する(ステップS314)。なお、ステップS314の処理は、ユーザ端末装置11がICタグ15に画像データを書き込む処理と言い換えてもよい。
ユーザ端末装置11は、ICタグ15に選択特典の画像データを書き込むと、それらの選択特典を使用された特典(以下、「使用特典」という)とみなし、認証サーバ装置12に対し使用特典の通知を行う(ステップS315)。この通知には、店舗コードと、使用特典、すなわち選択特典の特典IDが含まれている。認証サーバ装置12はユーザ端末装置11から受け取った通知にユーザIDを付加し、当該通知を特典管理サーバ装置13に転送する(ステップS316)。
なお、通信環境が悪化した等の理由により、ユーザがユーザ端末装置11をICタグ15にかざしたタイミングで、ユーザ端末装置11から認証サーバ装置12に対する使用特典の通知(ステップS315)が行えない場合がある。その場合、ユーザ端末装置11はその後、通信環境が改善して認証サーバ装置12との通信コネクションが再確立されたタイミングや、いったんユーザにより終了された特典使用アプリが再度起動されて認証サーバ装置12との通信コネクションが再確立されたタイミングで、認証サーバ装置12に対する使用特典の通知(ステップS315)を行う。
特典管理サーバ装置13は、認証サーバ装置12を介してユーザ端末装置11から受け取った使用特典の通知に含まれる特典IDに応じた特典に関するデータを特典管理DB(図8)から検索し、検索したデータの使用可能回数の減算や使用済み回数の加算といった更新処理を行う(ステップS317)。
一方、ICタグ15は、ステップS314においてユーザ端末装置11から選択特典の画像データを受信すると、受信した画像データが表す画像を表示部154に表示する(ステップS318)。図18は、ICタグ15の表示部154に表示される特典の内容およびバーコードを例示した図である。店員は、バーコードリーダ161によりICタグ15に表示されているバーコードをスキャンする。その結果、ICタグ15から選択特典のバーコードがPOS端末装置16に読み取られる(ステップS319)。POS端末装置16は、読み取ったバーコードをデコードして特典IDを特定し、特定した特典IDに対応付けて予めPOS端末装置16に登録されている特典の内容に従い、代金の減額等の処理を行う(ステップS320)。以上が特典の使用時の処理フローである。
以上のように、特典使用システム1によれば、ユーザは店舗の入口等に配置されているICタグ14にユーザ端末装置11をかざすことで、その店舗においてユーザがその時点で使用可能な特典の情報を知ることができ、店舗において商品・サービスの購入を判断する際の参考とすることができる。
また、ユーザは代金の支払いに先んじて、使用したい特典の選択を完了しておくことができ、代金の支払い時には例えばレジ台に配置されたICタグ15にユーザ端末装置11をかざすことで、特典の使用を行うことができる。そして、店員は、ユーザによりかざされたユーザ端末装置11からICタグ15が読み取り表示する特典のバーコードをバーコードリーダ161でスキャンすることにより、使用される特典の特典IDをPOS端末装置16に入力することができる。従って、特典の使用がスムーズに行われ、ユーザおよび店員にとって望ましい。
また、使用された特典(正確には、使用に際しICタグ15に表示された特典)の情報は特典管理サーバ装置13の特典管理DBに記録されるため、例えば各店舗の事業社等は特典の使用状況を知ることができる。
[変形例]
上述した特典使用システム1は本発明の一実施形態であって、本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形することができる。以下にそれらの変形の例を示す。
[第1変形例]
上述した実施形態においては、ユーザ端末装置11から認証サーバ装置12を介して特典管理サーバ装置13に対し行われる特典リストの要求に応じて、特典管理サーバ装置13からユーザ端末装置11に対し特典リストが送信される際、認証サーバ装置12がその特典リストの送信を中継する(図13のステップS309)。
第1変形例にかかる特典使用システム1においては、特典リストは認証サーバ装置12を介することなく特典管理サーバ装置13からユーザ端末装置11に直接、送信される。そのため、認証サーバ装置12は各店舗コードにより識別される店舗の特典に関するデータを管理する特典管理サーバ装置13のURIを記憶している。
図19は、第1変形例にかかる特典使用システム1が備える認証サーバ装置12が記憶している店舗対応データの構成を示した図である。この店舗対応データには、店舗コードに対応するタグIDに加え、店舗コードに対応するURIが含まれる。このURIは対応する店舗の特典に関するデータを管理する特典管理サーバ装置13の通信ネットワーク19におけるアドレスを示すとともに、店舗コードを含んでいる。
図20は、図13Aに示した処理に代えて、第1変形例にかかる特典使用システム1が行う処理フローを示した図である。図20の処理フローにおいて、図13Aの処理フローと同じ部分には同じステップ番号が付されている。以下に図20の処理フローのうち図13Aの処理フローと異なる部分を中心に説明する。(第2変形例以降も同様)
まず、ユーザ端末装置11は、図13のステップS304の処理(認証サーバ装置12に対する特典リストの要求)に代えて、認証サーバ装置12に対しURIの要求を行う(ステップS404)。この要求には、ステップS303においてICタグ14から読み取ったタグIDが含まれている。
認証サーバ装置12は、URIの要求に応じて、要求に含まれるタグIDに対応するURIを店舗対応データ(図19)に従い特定し(ステップS405)、ユーザ端末装置11に送信する(ステップS406)。ユーザ端末装置11は認証サーバ装置12から受信したURIに従い、特典管理サーバ装置13に対し特典リストの要求を行う(ステップS407)。この要求には、ユーザIDが含まれている。
特典管理サーバ装置13は、ユーザ端末装置11から受信したユーザIDと、ユーザ端末装置11が特典リストの要求において用いたURIに含まれる店舗コードに基づき、特典リストを生成し(ステップS307)、生成した特典リストをユーザ端末装置11に直接送信する(ステップS408)。ユーザ端末装置11は特典管理サーバ装置13から直接受信した特典リストを用いて、特典リスト画面を表示する(ステップS310)。
第1変形例によれば、認証サーバ装置12は特典リストの転送を行う必要がないため、上述した実施形態における場合と比較して、認証サーバ装置12の処理負荷が軽減される。
[第2変形例]
上述した実施形態においては、特典リストは店舗の例えば入口に配置されたICタグ14にユーザ端末装置11をかざすことにより特典管理サーバ装置13からユーザ端末装置11に送信される。そのため、ユーザは店舗に到着するまで、特典リストの内容を知ることができない。
第2変形例にかかる特典使用システム1においては、ICタグ14にユーザ端末装置11をかざす操作に代えて、もしくはそれに加えて、ユーザが予め通知されたURIをユーザ端末装置11のブラウザに入力することにより、認証サーバ装置12から特典管理サーバ装置13のURIを取得し、特典管理サーバ装置13にアクセスすることにより、店舗に到着する前に(例えば自宅において)特典リストを受信し、特典リスト画面(図16)の表示を行うことができる。
図21は、第2変形例にかかる特典使用システム1が備える認証サーバ装置12が記憶している店舗対応データの構成を示した図である。この店舗対応データには、店舗コードに対応するタグIDに加え、店舗名が含まれる。
図22は、図13Aに示した処理に代えて、第2変形例にかかる特典使用システム1が行う処理フローを示した図である。まず、第2変形例においては、ユーザがメニュー画面において「特典の表示」ボタンをタッチ操作すると(ステップS302)、図23に示すような店舗名選択画面が表示される。店舗名選択画面においては、特典使用システム1を利用して特典の使用が可能な全ての店舗の店舗名がリスト表示される。ユーザが店舗名選択画面において特典を使用したい店舗の店舗名を選択し(ステップS503)、「OK」ボタンをタッチ操作すると、ユーザ端末装置11は認証サーバ装置12に対し特典リストの要求を行う(ステップS504)。この要求には、ステップS503においてユーザにより選択された店舗名が含まれている。
認証サーバ装置12は、特典リストの要求に応じて、要求に含まれる店舗名に対応する店舗コードを特典リスト画面(図21)に基づき特定する(ステップS505)。認証サーバ装置12は、ユーザIDとステップS505において特定した店舗コードとを含む特典リストの要求を特典管理サーバ装置13に送信する(ステップS306)。
第2変形例によれば、ユーザは店舗に到着する前に使用可能な特典の情報を知ることができ、事前に使用したい特典の選択を行った後に店舗を訪れることができる。そのため、上述した実施形態における場合と比較して、ユーザは使用する特典の選択や、使用可能な特典に応じて足を運ぶ店舗の選択を好きな時に行うことができる。
[第3変形例]
上述した実施形態においては、ICタグ15はユーザ端末装置11から書き込まれた画像データの正当性を判定することなく、当該画像データに従い画像の表示を行う。従って、例えば不正なユーザが自分には付与されていない特典の画像データ(偽の画像データ)を何らかの方法で生成しユーザ端末装置11をかざす操作によりICタグ15に書き込むと、ICタグ15は偽の画像データに従い、ユーザが使用できない特典の内容やバーコードを表示してしまう危険性がある。
第3変形例にかかる特典使用システム1においては、上記のような特典の不正使用を防止するために、特典の使用に際して、認証サーバ装置12とICタグ15が共通の規則に従い個別に判定用データを生成し、ICタグ15が認証サーバ装置12から送信されてくる判定用データとICタグ15において生成した判定用データとを照合することにより、ユーザ端末装置11が正当な特典使用アプリに従い特典の画像データをICタグ15に書き込んだか否かの判定を行う。そのため、第3変形例にかかる認証サーバ装置12は判定用データを生成する生成部を機能構成部として備える。また、第3変形例にかかるICタグ15は、制御部155が記憶部151に記憶されているプログラムに従い処理を行うことにより、判定用データを生成する生成部と、判定用データを照合することにより上記判定を行う判定部を機能構成部として備える。
図24は、図13Bに示した処理に代えて、第3変形例にかかる特典使用システム1が行う処理フローを示した図である。まず、ユーザが使用する特典の選択を終えた後、特典使用画面を表示させた状態でユーザ端末装置11をレジ台に配置されたICタグ15にかざすと、ユーザ端末装置11は認証サーバ装置12に対し判定用データの要求を行う(ステップS601)。ユーザ端末装置11と認証サーバ装置12との間には、共通の判定用データを生成するアルゴリズムが共有されており、当該アルゴリズムは第三者には秘匿されている。なお、当該アルゴリズム(もしくは当該アルゴリズムに従い判定用データを生成するために用いられるシーズ等のパラメータ)はユーザIDにより識別されるユーザ毎(すなわちユーザ端末装置11毎)に異なってもよいし、ユーザ間で共通のアルゴリズムやパラメータが用いられてもよい。
認証サーバ装置12は、ユーザ端末装置11からの判定用データの要求に応じて、判定用データを生成し(ステップS602)、ユーザ端末装置11に送信する(ステップS603)。ユーザ端末装置11は、認証サーバ装置12から受信した判定用データをステップS313において生成した選択特典の画像データとともにICタグ15に書き込む(ステップS604)。
ユーザ端末装置11により画像データと判定用データの書き込みが行われると、ICタグ15は生成部により判定用データを生成する(ステップS605)。続いて、ICタグ15は判定部により、ユーザ端末装置11から書き込まれた判定用データとICタグ15において生成した判定用データを照合する(ステップS606)。ステップS606の照合に成功した場合(ステップS606:Yes)、ICタグ15はステップS604において書き込まれた画像データが表す画像を表示する(ステップS318)。一方、ステップS606の照合に失敗した場合(ステップS606:No)、ICタグ15は例えば「エラーが発生しました。もう一度かざして下さい。」といったエラーメッセージを表示する(ステップS607)。
第3変形例において用いられるアルゴリズムとしては、例えば、現在時刻とユーザIDとユーザ毎に設定されたシーズとに応じて変化する擬似乱数の生成アルゴリズム等が利用可能である。いわゆるワンタイムパスワードとして、端末装置とサーバ装置との間で共通の判定用データを生成するアルゴリズムであれば、いずれのアルゴリズムが第3変形例において採用されてもよい。
また、ICタグ15の制御部155の演算能力が低い等の理由により、擬似乱数の生成が困難であるような場合には、より単純なアルゴリズムが採用されてもよい。そのような単純なアルゴリズムの例としては、特典の使用が行われる毎に単純にカウンタ値を1ずつ増加させる、といったアルゴリズムが考えられる。
上記の例の場合、ICタグ15と認証サーバ装置12は共通のカウンタ値を記憶するように構成する。そして、ステップS601において、特典使用画面が表示された状態のユーザ端末装置11が記憶しておき、ユーザ端末装置11がかざされた際、記憶しているカウンタ値をICタグ15の各々に関しICタグ15と認証サーバ装置12で共通のカウンタを保持するようにする。そして、ステップS602において、認証サーバ装置12は記憶しているカウンタ値を1だけ増加させ、増加させたカウンタ値を判定用データとして生成する。認証サーバ装置12において生成された判定用データは、ユーザ端末装置11に送信されICタグ15に書き込まれる(ステップS603、S604)。ICタグ15は、記憶部151に記憶しているカウンタ値を1増加させた後(ステップS605)、書き込まれたカウンタ値(判定用データ)と照合する(ステップS606)。
第3変形例によれば、上述したように、偽の画像データがICタグ15に書き込まれる危険性が回避され、特典の不正使用が防止される。
[第4変形例]
上述した実施形態においては、ショッピングセンターなどで、例えばユーザが店舗Qの入口に配置されたICタグ14にユーザ端末装置11をかざして特典リスト画面(図16)を表示させ特典の選択を行った後、特典使用画面を表示させた状態のユーザ端末装置11を、店舗Qに隣接する店舗Pのレジ台に配置されたICタグ15に誤ってかざしてしまったような場合に、店舗Pでは使用できない店舗Qの特典の画像が店舗PのICタグ15に表示されてしまう危険性がある。また、上述した第2変形例において、例えばユーザが店舗名選択画面(図23)において店舗Qを選択し特典リスト画面(図16)を表示させ特典の選択を行った後、特典使用画面を表示させた状態のユーザ端末装置11を、店舗Pのレジ台に配置されたICタグ15に誤ってかざしてしまったような場合にも、店舗Pでは使用できない店舗Qの特典の画像が店舗PのICタグ15に表示されてしまう危険性がある。第4変形例にかかる特典使用システム1においては、上記の問題を回避するため、特典の使用時にタグIDによる店舗の確認が行われる。
図25は、図13Bに示した処理に代えて、第4変形例にかかる特典使用システム1が行う処理フローを示した図である。まず、特典使用画面が表示された状態のユーザ端末装置11がICタグ15にかざされると、ユーザ端末装置11はICタグ15からタグIDを読み取る(ステップS701)。続いて、ユーザ端末装置11は、認証サーバ装置12に対し店舗コードの照合を要求する(ステップS702)。この要求には、ステップS701において読み取ったICタグ15のタグIDと、ステップS303において読み取ったICタグ14のタグIDが含まれる。
認証サーバ装置12は、店舗コードの照合の要求に応じて、ユーザ端末装置11から受信した2つのタグIDの各々に対応する店舗コードを店舗対応データ(図6)に基づき特定し、それらを照合する(ステップS703)。ステップS703の照合が成功した場合(ステップS703:Yes)、認証サーバ装置12はユーザ端末装置11に対し照合の成功を通知する(ステップS704)。ユーザ端末装置11は照合の成功の通知を受け取ると、画像データをICタグ15に書き込む(ステップS314)。
一方、ステップS703の照合が失敗した場合(ステップS703:No)、認証サーバ装置12はユーザ端末装置11に対し照合の失敗を通知する(ステップS705)。ユーザ端末装置11は照合の失敗の通知を受け取ると、画像データをICタグ15に書き込むことなく、例えば「この店舗では選択された特典は使用できません。」といったエラーメッセージを表示する(ステップS706)。
第4変形例によれば、上述したように、誤った店舗の特典がICタグ15に表示される不都合が回避される。
[第5変形例]
上述した実施形態においては、例えばユーザが特典の選択を行った時点においては使用可能であったが、ユーザがレジ台で代金を支払う時点においては有効期間が過ぎている等の理由で使用できない特典が選択されている場合、それらの使用できない特典の画像がICタグ15に表示されてしまう危険性がある。第5変形例にかかる特典使用システム1においては、上記の問題を回避するため、特典の使用時において選択特典が有効であるか否かの確認が行われる。
図26は、図13Bに示した処理に代えて、第5変形例にかかる特典使用システム1が行う処理フローを示した図である。まず、特典使用画面が表示された状態のユーザ端末装置11がICタグ15にかざされると、ユーザ端末装置11は認証サーバ装置12に対し特典の有効性確認の要求を行う(ステップS801)。この要求には、店舗コードおよび選択特典の特典IDが含まれる。
認証サーバ装置12はユーザ端末装置11から受け取った要求にユーザIDを付加し、当該要求を特典管理サーバ装置13に転送する(ステップS802)。
特典管理サーバ装置13は、特典の有効性確認の要求に応じて、特典管理DB(図8)を参照し、当該要求に含まれる選択特典の特典IDにより識別される特典の各々が有効であるか否かの確認を行う(ステップS803)。特典管理サーバ装置13はステップS803の確認の結果を示す確認結果データを認証サーバ装置12に送信し(ステップS804)、認証サーバ装置12は当該確認結果データをユーザ端末装置11に転送する(ステップS805)。
ユーザ端末装置11は、認証サーバ装置12を介して特典管理サーバ装置13から受信した確認結果データにより有効性が確認された特典に関しては、それらの特典の画像データをICタグ15に書き込む(ステップS314)。一方、ユーザ端末装置11は確認結果データにより有効性が確認されなかった特典に関しては、例えば「特典○○は使用できません。」といった通知を表示する(ステップS806)。
第5変形例によれば、上述したように、有効期間が過ぎている等の理由で使用できない特典の画像がICタグ15に表示される不都合が回避される。
また、例えば、「先着○○名限定クーポン」の場合、ユーザが店舗の入口でユーザ端末装置11をICタグ14にかざした時点ではクーポンの使用総数(他のユーザによりクーポンが使用された数の合計)が上限に達していなくても、ユーザがレジ台においてユーザ端末装置11をICタグ15にかざした時点でクーポンの使用総数が上限に達していれば、当該ユーザはそのクーポンを使用できない。
従って、第5変形例において、例えば認証サーバ装置12が「先着○○名限定クーポン」というクーポンの使用総数をカウントし、使用総数が上限に達した場合は、例えば特典管理DB(図8)から当該クーポンに関するデータを全ユーザに関し削除する等により、当該クーポンが使用不可となったことを特定可能とする構成が考えられる。そのような構成を備える特典使用システム1によれば、例えば使用総数が上限に達していて使用ができなくなっているクーポンに関しては、レジ台においてユーザ端末装置11がICタグ15にかざされた際、その旨のメッセージがユーザ端末装置11に表示され、使用できないクーポンの画像がICタグ15に表示されることはない。
なお、有効期間や使用総数の上限といった条件の付された特典は、ユーザ端末装置11が特典リストを受信した時点では使用可能な特典であっても、使用の時点では使用可能とは限らない特典の例であり、「雨が降っている間だけ有効なクーポン」等、第5変形例が効果を奏する特典は他に様々なものが考えられる。
[その他の変形例]
上述した実施形態およびその変形例のうち、2以上を組み合わせた構成が採用されてもよい。
また、上述した実施形態およびその変形例においては、ユーザ端末装置11は一般的なコンピュータに特典使用アプリに従う処理を行わせることにより実現される構成が採用されているが、これに代えて、例えば図3に示した機能構成部をハードウェアにより実現した、いわゆる専用機としてユーザ端末装置11が構成されてもよい。
また、上述した実施形態およびその変形例においては、レジ台に配置され、特典の画像(バーコード等)を表示するデータ処理装置はICタグであるものとしたが、例えばNFCの規格に従ったリーダライタを内蔵したスレート型PC(Personal Computer)といった他の種類の装置が特典の画像を表示するデータ処理装置として採用されてもよい。
また、上述した実施形態およびその変形例においては、ユーザ端末装置11において選択特典に応じた画像(バーコード等)を表す画像データが生成され、ICタグ15はユーザ端末装置11から受信した画像データに従い選択特典に応じた画像を表示する構成が採用されている。この画像データは、ICタグ15において選択特典の画像の表示を指示する指示データの一例であって、他の種類のデータが指示データとして採用されてもよい。例えば、ユーザ端末装置11は選択特典の特典IDと特典の内容を示すテキストデータを指示データとしてICタグ15に送信し、ICタグ15の制御部155が記憶部151に記憶されているプログラムに従い、特典IDに応じたバーコードおよび特典の内容を表す画像データを生成し、表示部154が当該画像データに従い画像の表示を行う構成が採用されてもよい。
また、上述した実施形態およびその変形例においては、店舗を識別する店舗識別データとして、店舗に配置されたICタグ14およびICタグ15に記憶されているタグIDと、認証サーバ装置12においてタグIDから変換される店舗コードとが用いられる構成が採用されている。店舗を識別する店舗識別データの態様はこれに限られず、例えば、同じ店舗に配置される複数のICタグに同じ店舗コードを記憶させておき、ユーザ端末装置11はICタグからタグIDに代えて店舗コードを読み取り、特典管理サーバ13はユーザ端末装置11がICタグから読み取った店舗コードを受信する構成が採用されてもよい。この構成の場合、認証サーバ装置12はタグIDを店舗コードに変換する処理は不要となる。
また、上述した実施形態およびその変形例においては、認証サーバ装置12はユーザ端末装置11との間の通信コネクションが維持されている間、ユーザ端末装置11からユーザIDを一度受信すれば、その後はユーザIDを再度受信することなくユーザ端末装置11のユーザIDを通信コネクションにより特定可能であるものとしたが、認証サーバ装置12がユーザ端末装置11のユーザIDを特定する方法はこれに限られない。例えば、認証サーバ装置12がユーザIDを必要とする処理において、その都度、ユーザ端末装置11からユーザIDを取得する構成が採用されてもよい。
また、上述した実施形態およびその変形例の説明において用いた特典管理DBのデータの構成例はあくまで例示であって、他のデータの構成が採用されてもよい。例えば、店舗毎に特典管理テーブルを設けてデータを管理する代わりに、ユーザ毎にテーブルを設けてデータを管理したり、1つのテーブルで全ての店舗、全てのユーザに関するデータを管理したりしてもよい。
また、本発明は、上述した特典使用システムおよび特典使用システムを構成するユーザ端末装置、ICタグ等の装置、それらの装置が行なう処理の方法、コンピュータをそれらの装置として機能させるためのプログラム、当該プログラムをコンピュータ読取可能に記録した不揮発性の記録媒体、といった形態で把握される。なお、本発明にかかるプログラムは、記録媒体を介する他、インターネットなどのネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。
1…特典使用システム、11…ユーザ端末装置、12…認証サーバ装置、13…特典管理サーバ装置、14…ICタグ、15…ICタグ、16…POS端末装置、19…通信ネットワーク、101…メモリ、102…プロセッサ、103…通信IF、104…リーダライタ、105…タッチディスプレイ、110…記憶部、111…送信部、112…受信部、113…書込部、114…読取部、115…ユーザ識別データ取得部、116…店舗識別データ取得部、117…通知部、118…選択特典識別データ取得部、119…画像データ生成部、120…記憶部、121…送信部、122…受信部、123…認証部、124…店舗特定部、130…記憶部、131…送信部、132…受信部、133…更新部、141…記憶部、142…書込部、143…制御部、151…記憶部、152…書込部、153…読取部、154…表示部、155…制御部、161…バーコードリーダ、201…メモリ、202…プロセッサ、203…通信IF、1031…送信部、1032…受信部、1041…書込部、1042…読取部、1043…記憶部、1044…制御部、1051…ディスプレイ、1052…タッチパネル

Claims (10)

  1. 通信ネットワークを介して外部の装置へデータを送信する送信手段と、
    通信ネットワークを介して外部の装置からデータを受信する受信手段と、
    接触乃至近接されたデータ処理装置へ無線通信によりデータを送信して当該データ処理装置に当該データの書き込みを指示する書込手段と、
    ユーザを識別するユーザ識別データを取得するユーザ識別データ取得手段と、
    店舗を識別する店舗識別データを取得する店舗識別データ取得手段と
    を備え、
    前記送信手段は、前記ユーザ識別データと前記店舗識別データをサーバ装置に送信し、
    前記受信手段は、前記サーバ装置から各々が特典を識別する1以上の特典識別データを受信し、
    前記1以上の特典識別データにより識別される1以上の特典の中から1以上の特典の選択を前記ユーザに促す通知を行う通知手段と、
    前記通知に応じて前記ユーザにより選択された1以上の特典を識別する1以上の特典識別データを選択特典識別データとして取得する選択特典識別データ取得手段と、
    前記1以上の選択特典識別データにより識別される1以上の特典の各々に応じた画像の表示を指示する指示データを生成する指示データ生成手段と
    を備え、
    前記書込手段は、前記指示データを接触乃至近接されたデータ処理装置に送信する
    端末装置。
  2. 接触乃至近接されたデータ処理装置から無線通信によりデータを受信することにより当該データ処理装置に書き込まれているデータを読み取る読取手段
    を備え、
    前記店舗識別データ取得手段は、前記読取手段により読み取られた店舗識別データを取得する
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記サーバ装置は第1のサーバ装置と第2のサーバ装置を含み、
    前記送信手段は、前記ユーザ識別データと前記店舗識別データを前記第1のサーバ装置に送信し、
    前記受信手段は、前記第1のサーバ装置から通信ネットワークにおいて前記第2のサーバ装置を識別するサーバ識別データを受信し、
    前記送信手段は、前記サーバ識別データにより識別される前記第2のサーバ装置に対し特典識別データを要求する要求データを送信し、
    前記受信手段は前記第2のサーバ装置から各々が特典を識別する1以上の特典識別データを受信する
    請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 接触乃至近接されたデータ処理装置から無線通信によりデータを受信することにより当該データ処理装置に書き込まれているデータを読み取る読取手段
    を備え、
    前記読取手段は、データ処理装置から当該データ処理装置が配置されている店舗を識別する店舗識別データを読み取り、
    前記店舗識別データ取得手段により取得された店舗識別データにより識別される店舗と前記読取手段により読み取られた店舗識別データにより識別される店舗が同一でない場合、前記書込手段は前記読取手段が店舗識別データを読み取ったデータ処理装置に前記指示データを送信しない
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の端末装置。
  5. 前記送信手段は、前記選択特典識別データを前記サーバ装置に送信し、
    前記受信手段は、前記送信手段による前記選択特典識別データの送信に対する応答として前記サーバ装置から送信されてくる、前記選択特典識別データにより識別される特典が有効であるか否かを通知する通知データを受信し、
    前記通知データにより有効であると通知されなかった特典に関し、前記書込手段は当該特典に応じた前記指示データをデータ処理装置に送信しない
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の端末装置。
  6. 前記指示データが表示を指示する画像は、対応する特典を識別するバーコードを含む
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の端末装置。
  7. 通信ネットワークを介して外部の装置へデータを送信する送信手段と、
    通信ネットワークを介して外部の装置からデータを受信する受信手段と、
    接触乃至近接されたデータ処理装置へ無線通信によりデータを送信して当該データ処理装置に当該データの書き込みを指示する書込手段と
    を備えるコンピュータに、
    ユーザを識別するユーザ識別データを取得する処理と、
    店舗を識別する店舗識別データを取得する処理と、
    前記送信手段により、前記ユーザ識別データと前記店舗識別データをサーバ装置に送信する処理と、
    前記受信手段により、前記サーバ装置から各々が特典を識別する1以上の特典識別データを受信する処理と、
    前記1以上の特典識別データにより識別される1以上の特典の中から1以上の特典の選択を前記ユーザに促す通知を行う処理と、
    前記通知に応じて前記ユーザにより選択された1以上の特典を識別する1以上の特典識別データを選択特典識別データとして取得する処理と、
    前記1以上の選択特典識別データにより識別される1以上の特典の各々に応じた画像の表示を指示する指示データを生成する処理と、
    前記書込手段に前記指示データを引き渡す処理と
    を実行させるプログラム。
  8. サーバ装置が、店舗を識別する店舗識別データとユーザを識別するユーザ識別データとの組み合わせに応じた、各々が特典を識別する1以上の特典識別データを記憶するステップと、
    端末装置が、前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データを取得するステップと、
    前記端末装置が、一の店舗を識別する店舗識別データを取得するステップと、
    前記サーバ装置が前記端末装置において取得された前記ユーザ識別データと前記店舗識別データを受信するステップと、
    前記サーバ装置が、受信した前記店舗識別データと前記ユーザ識別データとの組み合わせに応じて記憶している1以上の特典識別データを抽出するステップと、
    前記端末装置が、前記サーバ装置において抽出された前記1以上の特典識別データを受信するステップと、
    前記端末装置が、受信した前記1以上の特典識別データにより識別される1以上の特典の中から1以上の特典の選択を前記端末装置のユーザに促す通知を行うステップと、
    前記端末装置が、前記通知に応じて前記端末装置のユーザにより選択された1以上の特典を識別する1以上の特典識別データを選択特典識別データとして取得するステップと、
    前記端末装置が、前記1以上の選択特典識別データにより識別される1以上の特典の各々に応じた画像の表示を指示する指示データを生成するステップと、
    前記端末装置に接触乃至近接されたデータ処理装置が、無線通信により、前記指示データを読み取るステップと、
    前記データ処理装置が、前記指示データに従い画像を表示するステップと
    を備える方法。
  9. 端末装置と、サーバ装置と、データ処理装置を備え、
    前記サーバ装置は、
    店舗を識別する店舗識別データとユーザを識別するユーザ識別データとの組み合わせに応じた、各々が特典を識別する1以上の特典識別データを記憶する記憶手段と、
    前記端末装置から、前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データと、一の店舗を識別する店舗識別データを受信する受信手段と、
    前記記憶手段により記憶されている1以上の特典識別データのうち、前記受信手段により受信された店舗識別データとユーザ識別データとの組み合わせに応じた1以上の特典識別データを前記端末装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データを取得するユーザ識別データ取得手段と、
    一の店舗を識別する店舗識別データを取得する店舗識別データ取得手段と、
    前記サーバ装置に対し、前記ユーザ識別データ取得手段により取得されたユーザ識別データと前記店舗識別データにより取得された店舗識別データを送信する送信手段と、
    前記サーバ装置から、各々が特典を識別する1以上の特典識別データを受信する受信手段と、
    前記端末装置の前記受信手段により受信された1以上の特典識別データにより識別される1以上の特典の中から1以上の特典の選択を前記端末装置のユーザに促す通知を行う通知手段と、
    前記通知手段による通知に応じて前記端末装置のユーザにより選択された1以上の特典を識別する1以上の特典識別データを選択特典識別データとして取得する選択特典識別データ取得手段と、
    前記1以上の選択特典識別データにより識別される1以上の特典の各々に応じた画像の表示を指示する指示データを生成する指示データ生成手段と、
    接触乃至近接された前記データ処理装置へ無線通信により前記指示データを送信して前記データ処理装置に前記指示データの書き込みを指示する書込手段と
    を備え、
    前記データ処理装置は、
    接触乃至近接された前記端末装置から無線通信により前記指示データを受信することにより前記端末装置に記憶されている前記指示データを読み取る読取手段と、
    前記指示データに従い画像を表示する表示手段と
    を備える
    システム。
  10. 前記サーバ装置は、予め定められた規則に従い第1の判定用データを生成する生成手段を備え、
    前記サーバ装置の前記送信手段は、前記第1の判定用データを前記端末装置に送信し、
    前記端末装置の前記受信手段は、前記サーバ装置から前記第1の判定用データを受信し、
    前記書込手段は前記前記データ処理装置に対し、前記指示データとともに前記第1の判定用データを送信し、
    前記データ処理装置の前記読取手段は、前記端末装置から前記指示データとともに前記第1の判定用データを受信し、
    前記データ処理装置は、
    予め定められた規則に従い第2の判定用データを生成する生成手段と、
    前記第1の判定用データと前記第2の判定用データの比較結果に基づき前記指示データの正当性を判定する判定手段と
    を備える
    請求項9に記載のシステム。
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