本発明の一実施形態について図1から図25に基づいて説明すると以下の通りである。
(コンテンツ表示処理システムの全体構成)
図2を参照しながら、本実施形態に係るコンテンツ表示処理システム800について説明する。図2は、本実施形態に係るコンテンツ提供装置10(コンテンツ提供装置)とコンテンツ表示処理装置20(コンテンツ表示処理装置)とコンテンツ情報送受信装置30(コンテンツ情報送受信装置)とを含むコンテンツ表示処理システム800(コンテンツ表示処理システム)の装置構成および各装置間で送信される情報のフローを示すブロック図である。なお、コンテンツ表示処理装置20およびコンテンツ情報送受信装置30はそれぞれ、通常はユーザに応じて複数台存在するが、図2ではそれぞれ1台ずつを図示している。
図2に示すように、コンテンツ提供装置10とコンテンツ情報送受信装置30とは通信可能に接続されている。また、コンテンツ情報送受信装置30とコンテンツ表示処理装置20とは通信可能に接続されている。また、コンテンツ提供装置10とコンテンツ表示処理装置20とは通信可能に接続されている。
コンテンツ提供装置10は、動画像、静止画像、音声、テキストなどの電子的情報であるコンテンツ3を管理するサーバ装置であり、コンテンツ3の配信サービスを行う配信事業者などが所有する装置である。
なお、コンテンツ3は、上記に限定されるものではなく、オフィスドキュメント、電子書籍、その他の電子的情報であってもよい。
また、コンテンツ提供装置10は、ユーザID、メールアドレス、好みのジャンル、年齢制限情報、パスワードなどのユーザ属性情報を管理する。ユーザ属性情報については後述する。
そして、コンテンツ提供装置10は、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)の識別情報を示すユーザIDに応じて、1または複数のコンテンツ情報5を生成し、該生成したコンテンツ情報5をコンテンツ情報送受信装置30に送信する(図2に示すフロー(1))。なお、図2に示すフロー(1)は必ずしも1回のデータ送信である必要は無く、複数回のやり取りで実現されるものであってもよい。後述するフロー(2)から(6)についても同様である。
なお、ユーザを識別するためのIDと装置を識別するためのIDとは厳密には異なるものであるが、本実施形態においては、複数のユーザにより利用されうるコンテンツ表示処理装置20へのコンテンツ3の配信サービスにおいて、個人ユーザにより利用されることが多いコンテンツ情報送受信装置30のIDを用いるという点では、ユーザIDであっても装置のIDであっても、大きな効果の違いは生じないため、本実施形態においては、ユーザIDおよび装置のIDとを区別することなく、まとめてユーザIDと称する。
ここで、コンテンツ情報5とは、コンテンツ提供装置10に格納しているコンテンツ3にアクセスするためのアクセス情報であり、また、ユーザが該コンテンツ3の概要を確認するためにも用いられる。コンテンツ情報5の詳細については後述する。
なお、以下では、コンテンツ情報5が、コンテンツ3のプロモーションのためにユーザに送信される場合、コンテンツ情報5を「お勧め情報」とも記載する。
なお、コンテンツ提供装置10は、コンテンツ表示処理装置20またはコンテンツ表示処理装置20のユーザの識別情報を示すユーザIDに応じて、1または複数のコンテンツ情報5を生成し、該生成したコンテンツ情報5を対応するコンテンツ表示処理装置20にしてもよい。
また、上記ユーザIDと関連付けのないコンテンツ情報5を生成して、該生成したコンテンツ情報5を不特定数のコンテンツ情報送受信装置30またはコンテンツ表示処理装置20に送信してもよい。
また、コンテンツ提供装置10は、コンテンツ表示処理装置20からの、コンテンツ3の送信要求であるコンテンツ送信要求4を受信し、該受信したコンテンツ送信要求4に応じたコンテンツ3を要求元のコンテンツ表示処理装置20に送信する。コンテンツ送信要求4については後述する。
なお、コンテンツ提供装置10は、ユーザ管理やコンテンツ管理を行うための装置と、コンテンツ3を配信するための装置と、コンテンツ情報5を配信するための装置とから構成されていてもよいし、さらにはそれら装置が通信ネットワークで接続されている構成であってもよいが、図2では、コンテンツ提供装置10を、これら機能を備える1つの装置として図示している。
次に、コンテンツ情報送受信装置30は、コンテンツ3の配信サービスを受けるユーザが所有する装置であり、コンテンツ提供装置10から送信されるコンテンツ情報5を受信する。例えばコンテンツ情報5をメールで受信するような場合、ユーザが外出先にいるときに当該メールを受信して、帰宅中にコンテンツ情報5を見ることができる。
そして、コンテンツ情報送受信装置30は、必要に応じてコンテンツ情報5の一部または全部を加工したコンテンツ要求情報6を生成し、該生成したコンテンツ要求情報6をコンテンツ表示処理装置20に送信する(図2に示すフロー(2))。なお、コンテンツ情報5を加工せずにそのままコンテンツ要求情報6としてもよい。コンテンツ要求情報6については後述する。
なお、コンテンツ情報送受信装置30は、例えば、携帯電話機、PDA(personal digital assistant)、モバイルPC(Personal Computer)、据え置きのPCなどである。図2では、携帯電話機として図示している。
また、図2ではコンテンツ情報送受信装置30を1台しか図示していないが、ユーザにごとに存在するものであり、それぞれ固有のユーザIDおよびメールアドレスが割り当てられる。例えば、図2では、コンテンツ情報送受信装置30またはコンテンツ情報送受信装置30のユーザのユーザID「ID1234a」が、また、メールアドレスとして「yama-a@movie.cell」が割り当てられている。また、図示しない別のコンテンツ情報送受信装置30には、例えば、別のユーザID「ID1234b」が、また、別のメールアドレスとして「yama-b@movie.cell」が割り当てられる。なお、一般的には、コンテンツ情報送受信装置30は、個人ユーザが利用するものであり、複数のユーザが共用するものではない。
したがって、例えば、コンテンツ提供装置10から、ある家族の父親のメールアカウントが割り当てられているPCなどのコンテンツ情報送受信装置30に対して、お勧め情報としてコンテンツ情報5を送信する。そして、その父親のPCであるコンテンツ情報送受信装置30で該お勧め情報であるコンテンツ情報5を受信し、そして、その父親のPCからコンテンツ要求情報6をテレビなどのコンテンツ表示処理装置20に送信することにより、コンテンツ提供装置10からお勧めのコンテンツ3を取得することができる。
なお、図2に示すように、例えば、コンテンツ情報送受信装置30にてコンテンツ3を取得する要求をしたい場合は、コンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ提供装置10に対して、コンテンツ3の送信を要求するコンテンツ送信要求4Aを送信してもよい(図2に示すフロー(5))。コンテンツ送信要求4Aはコンテンツ要求情報6に基づいて生成されるものである。コンテンツ送信要求4Aについては後述する。
このとき、コンテンツ送信要求4Aに対する応答として、コンテンツ提供装置10は、コンテンツ送信要求4Aに含まれるコンテンツ情報5に対応するコンテンツ3を、コンテンツ情報送受信装置30に送信する(図2に示すフロー(6))。そして、コンテンツ情報送受信装置30は、該コンテンツ3を受信し、自装置の表示画面に表示する処理を行う。
次に、コンテンツ表示処理装置20は、コンテンツ3の配信サービスを受けるユーザが所有する装置であり、コンテンツ情報送受信装置30から送信されるコンテンツ要求情報6を受信する。そして、コンテンツ表示処理装置20は、該受信したコンテンツ要求情報6を基にして、必要に応じてコンテンツ要求情報6の一部または全部を加工したコンテンツ送信要求情報7を生成する。なお、コンテンツ要求情報6を加工せずにそのままコンテンツ送信要求情報7としてもよい。コンテンツ送信要求情報7については後述する。
そして、コンテンツ表示処理装置20は、該生成したコンテンツ送信要求情報7を基にコンテンツ送信要求4を生成し、該生成したコンテンツ送信要求4をコンテンツ提供装置10に送信する(図2に示すフロー(3))。そして、その応答としてコンテンツ提供装置10からコンテンツ3を受信する(図2に示すフロー(4))。そして、コンテンツ表示処理装置20は、受信したコンテンツ3を表示画面に表示する処理を行う。
なお、コンテンツ表示処理装置20は、例えば、テレビ、STB、ハードディスクレコーダー、音楽プレーヤーなど、コンテンツ3を表示処理することが可能な装置である。図2では、コンテンツ表示処理装置20は、コンテンツ3の受信処理および再生処理を行うコンテンツ受信・再生装置20b(例えば、ハードディスクレコーダー)と、該再生されたコンテンツの表示を行うコンテンツ表示装置20a(例えば、テレビモニタ)とを備えて構成される例を示している。ただし、コンテンツ表示処理装置20はこの構成に限定されるものではなく、例えば、コンテンツ表示装置20aがコンテンツ受信・再生装置20bの機能を併せて搭載しており、コンテンツ表示装置20aだけですべての処理を行う構成であってもよい。
また、コンテンツ表示処理装置20は、リモコン20cなどの入力操作デバイスにより、ユーザからの入力を受けつけてもよい。リモコン20cは例えば、赤外線リモコンである。
なお、図2ではコンテンツ表示処理装置20を1台しか図示していないが、ユーザごとに存在するものであり、それぞれ固有のユーザIDおよびメールアドレスが割り当てられる。図2では、コンテンツ表示処理装置20またはコンテンツ表示処理装置20のユーザのユーザID「ID1234」が、また、メールアドレスとして「yama@movie.pcpc」が割り当てられている。
なお、一般的には、コンテンツ表示処理装置20は、個人ユーザの利用に限らず、家族などの複数ユーザが共用することが多い。
さらに、コンテンツ表示処理装置20は、デジタル放送などの放送波を受信する機能をさらに備えていてもよい。
また、コンテンツ提供装置10からコンテンツ表示処理装置20への送信は、放送波を用いてもよいし、通信ネットワークを用いてもよい。また、コンテンツ表示処理装置20からコンテンツ提供装置10への送信は、通信ネットワークを用いる。また、コンテンツ提供装置10とコンテンツ情報送受信装置30との送受信、および、コンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ表示処理装置20への送信は、通信ネットワークを用いる。
ここで、通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394ケーブル、USBケーブル、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線等の無線でも利用可能である。
(コンテンツ表示処理システムの処理概要)
次に、コンテンツ表示処理システム800にて行われる各種処理の概要について説明する。
1)ユーザ属性情報の登録・更新(コンテンツ提供装置10にて)
ユーザがコンテンツの配信サービスを契約するにあたり、ユーザ属性情報をコンテンツ提供装置10に登録する。コンテンツ提供装置10を通じて配信サービス提供者と、コンテンツ表示処理装置20を有するユーザとの間で契約をした後、配信サービス提供者によってコンテンツ提供装置10に登録されるのが一般的である。このとき、ユーザ属性情報として、ユーザの課金情報、ユーザのメールアドレス、ユーザの好みのジャンル、ユーザの年齢制限情報などを登録する。なお、ユーザが、コンテンツ表示処理装置20またはコンテンツ情報送受信装置30を介して、ユーザ属性情報の登録や更新を行うことができてもよい。
2)コンテンツの表示(コンテンツ表示処理装置20にて)
コンテンツ3を視聴するときは、一般的なVODと同様に、STBなどのコンテンツ表示処理装置20に、ユーザ属性情報に応じて映画などのコンテンツを選択するメニューを表示する。そして、ユーザが該メニューから所望のコンテンツを選択することにより、コンテンツ提供装置10からコンテンツ3が送信され、コンテンツ表示処理装置20にてコンテンツ3を表示する。
3)お勧め情報の生成(コンテンツ提供装置10にて)
コンテンツ提供装置10は、上記1)で登録されたユーザ属性情報を基にコンテンツ情報5(お勧め情報)を所定のタイミングで生成する。このとき、コンテンツ情報送受信装置30が複数台存在し(例えば、父親のコンテンツ情報送受信装置30と娘のコンテンツ情報送受信装置30とが存在し)、それぞれについてユーザ属性情報が登録されている場合(例えば、父親のユーザ属性情報と娘のユーザ属性情報とがそれぞれ登録されている場合)、それぞれのユーザ属性情報に応じたコンテンツ情報5を生成することが望ましい。すなわち、父親のコンテンツ情報送受信装置30と娘のコンテンツ情報送受信装置30には、それぞれ別々に生成したコンテンツ情報5を生成することが望ましい。その結果、父親のユーザ属性情報と娘のユーザ属性情報とが異なる場合には、父親に対するお勧め情報と娘に対するお勧め情報とが異なるものになる場合がある。
4)お勧め情報の送信(コンテンツ提供装置10にて)
上記3)で生成されたコンテンツ情報5(お勧め情報)は、対応するコンテンツ情報送受信装置30に送信される。このとき、コンテンツ情報送受信装置30に割り当てられているメールアドレスに対して、コンテンツ提供装置10の内部または外部に備えられているメール配信システムによって、メール送信される構成が望ましい。ただし、コンテンツ提供装置10から能動的に送信される構成に限定されるものではなく、ユーザからのWebページを介したリクエストなどを受けたことをトリガとして送信されてもよい。
5)お勧め情報の表示、送信(コンテンツ情報送受信装置30にて)
コンテンツ情報送受信装置30は、上記4)で送信されたコンテンツ情報5(お勧め情報)を受信し、表示する。そして、ユーザが該表示されたお勧め情報に含まれるコンテンツ情報を選択すると、その一部または全部を加工したコンテンツ要求情報6を生成し、該生成したコンテンツ要求情報6をコンテンツ表示処理装置20に送信する。なお、コンテンツ要求情報6には、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)を識別できる情報(ユーザID)が含まれていることが望ましい。
6)視聴するコンテンツの指定(コンテンツ表示処理装置20にて)
コンテンツ表示処理装置20は、上記5)で送信されたコンテンツ要求情報6を受信し、表示する。そして、ユーザが該表示されたコンテンツ要求情報6を選択すると、必要に応じてその一部または全部を加工したコンテンツ送信要求情報7を生成する。そして、該生成したコンテンツ送信要求情報7を基に、コンテンツ提供装置10に対してコンテンツ送信要求4を送信する。なお、コンテンツ送信要求4には、コンテンツ情報送受信装置30またはコンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)を識別できる情報(ユーザID)が含まれていることが望ましい。
7)コンテンツの送信(コンテンツ提供装置10にて)
コンテンツ提供装置10は、上記6)で送信されたコンテンツ送信要求4を受信し、コンテンツ送信要求4にて要求されたコンテンツ3を要求元のコンテンツ表示処理装置20に送信する。
8)コンテンツの受信・表示(コンテンツ表示処理装置20にて)
コンテンツ表示処理装置20は、上記7)で送信されたコンテンツ3を受信し、表示する。
9)ユーザ属性情報の格納(コンテンツ提供装置10にて)
コンテンツ提供装置10は、上記7)で受信したコンテンツ送信要求4に対応するコンテンツ3をコンテンツ表示処理装置20で再生している状態(再生開始、再生中断、再生終了など)を、上記コンテンツ送信要求4に含まれるコンテンツ情報送受信装置30またはコンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)を識別するユーザIDと対応付けてユーザ属性情報として格納する。
10)新しいお勧め情報の生成(コンテンツ提供装置10にて)
コンテンツ提供装置10は、上記9)で格納したユーザ属性情報に基づいて、新しいお勧めを生成する。例えば、上記9)で受信したコンテンツ送信要求4によってユーザが選択したコンテンツ3が分かるため、該選択したコンテンツ3に関連する物販用情報(該選択したコンテンツ3に関連するサウンドトラックCDや携帯ストラップなどを販売するための情報)や、該選択したコンテンツ3に関連する新しいコンテンツ情報5(お勧め情報)を生成する。そして、再び上記4)にてコンテンツ情報5(お勧め情報)の送信を行う。
なお、上記7)でコンテンツ送信要求4を受信しているので、コンテンツ送信要求4を受信したタイミングで新たなコンテンツ情報5(お勧め情報)を生成および送信してもよいし、ユーザがコンテンツ3を視聴し終わったタイミングで新たなコンテンツ情報5(お勧め情報)を生成および送信してもよい。例えば、映画コンテンツを視聴し終わったタイミングで、その映画コンテンツの関連情報を新たなコンテンツ情報5として送信することにより、よりユーザの嗜好に合うお勧め情報を提供することが可能となる。
(コンテンツ情報)
次に、コンテンツ情報5、コンテンツ要求情報6、およびコンテンツ送信要求情報7について、それぞれ説明する。
(コンテンツ情報)
まず、コンテンツ情報5について説明する。コンテンツ情報5は、図1にて説明したとおり、コンテンツ提供装置10からコンテンツ情報送受信装置30に送信される情報である。コンテンツ情報5は、コンテンツ提供装置10に格納しているコンテンツ3にアクセスするためのアクセス情報であり、ユーザがコンテンツ3の概要を知るためにも用いられる。
そのため、コンテンツ情報5には、コンテンツ提供装置10が管理するコンテンツ3を特定することができる情報が含まれる。上記特定することができる情報とは、例えば、コンテンツ3の所在を一意に示すURL(Uniform Resource Locator)であってもよいし、コンテンツ3を一意に識別するコンテンツIDであってもよい。
そして、ユーザがコンテンツ3の内容を把握するために、コンテンツ情報5には、上記特定することができる情報に加えて、タイトルやサムネイルなどのコンテンツ3の付随情報(メタデータ)が付加されていてもよいし、コンテンツ3に関連する情報(例えば、関連する書籍などの物販情報)が付加されていてもよい。
また、予め特定のコンテンツ情報送受信装置30に対してコンテンツ情報5を送信するときは、該コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)を識別可能なユーザIDをコンテンツ情報5に含む。
図3を参照しながら、コンテンツ情報5について説明する。図3は、コンテンツ情報5の一例を模式的に示す図である。なお、表示幅などの表示形式はコンテンツ情報送受信装置30に応じて異なる場合があるので、コンテンツ情報送受信装置30にて必ずしも図3の見た目と同じように表示されるとは限らない。
図3には、複数のコンテンツについてのコンテンツ情報5(お勧め情報)を記載している。すなわち、「おでん8」というタイトルのコンテンツ、および、「ムラガール3」というタイトルのコンテンツについてのコンテンツ情報5をそれぞれ記載している。
そして、「おでん8」のコンテンツ情報5として、「おでん8」の概要51、「おでん8」のURL52、「おでん8」に関連するお勧めの物販情報のURL53、「おでん8」に関連するホームページへのリンク54を記載している。また、「ムラガール3」のコンテンツ情報5として、「ムラガール3」のURL55を記載している。
そして、URL52は、さらに、コンテンツの所在52a、ユーザID52b、コンテンツを特定する情報52cを含んだ文字列となっている。ただし、コンテンツのURL52に含まれる情報は、これらに限定されるものではない。
ここで、ユーザID52bにおいて、「id=id1324a」と記載している。これは、このコンテンツ情報5が、ユーザIDが「ID1324a」であるユーザまたは装置に送信するために生成されたお勧め情報であることを示している。このように記載しておくことにより、このURL52を用いてコンテンツ提供装置10にアクセスを行うと、「ID1324a」のユーザまたは装置からのアクセスであることを容易に特定することが可能となる。もちろん、ユーザIDを直接記載しなくてもよく、ユーザまたは装置を識別可能な情報であればどのような形式でもよい。
なお、URL52にて「http://」を記述してHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコルを指定しているが、これに限定されるものではない。例えば「vodp:://」などと記述してHTTPではない別プロトコルの指定を行ってもよい。このプロトコル指定に応じて適切なアプリケーションを起動してコンテンツ提供装置10にアクセスする。
次に、図4を参照しながら、あるコンテンツの視聴が終了した旨を含むユーザ属性情報に基づいて新たに生成されたコンテンツ情報5について説明する。図4は、あるコンテンツの視聴が終了した旨を含むユーザ属性情報に基づいて新たに生成されたコンテンツ情報5の一例を模式的に示す図である。なお、表示幅などの表示形式はコンテンツ情報送受信装置30に応じて異なる場合があるので、コンテンツ情報送受信装置30にて必ずしも図4の見た目と同じように表示されるとは限らない。
図4には、図3で示した「おでん8」というコンテンツをユーザが視聴し終えた場合における、新たに生成されたコンテンツ情報5(お勧め情報)を記載している。すなわち「おでん8」に関連する物販情報や関連情報を記載している。このようにあるコンテンツ3の視聴を終えたことに基づいて、関連する新たなお勧め情報(コンテンツ情報5)を送信することにより、該コンテンツ3に関連した物品の販売などが期待できる。
なお、上記では、あるコンテンツ3の視聴が終わったことにより新たなコンテンツ情報5を生成することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、コンテンツ提供装置10に内部タイマーを備えておき、ユーザがコンテンツ3を視聴開始してから所定期間(例えば30分)が経過した時点で、新たなコンテンツ情報5を送信したり、ユーザがコンテンツ3の視聴を中断してから所定期間(例えば3日)が経過した時点で、新たなコンテンツ情報5を送信するなどとしてもよい。
なお、コンテンツ3の再生状態をコンテンツ表示処理装置20にて記憶する場合、または、コンテンツ提供装置10にて記憶する場合のいずれの方式でも実現可能であるが、コンテンツ提供装置10にて記憶する場合であれば、コンテンツ表示処理装置20にてコンテンツ3の再生を停止した後に、該停止情報をコンテンツ表示処理装置20からコンテンツ提供装置10に送信することにより、コンテンツ提供装置10で管理すればよい。
また、新たなコンテンツ情報5に基づいて、ユーザが新たなコンテンツ3にアクセスしたり、関連物品を購入したりしたことを、さらに、コンテンツ提供装置10にて履歴として管理し、さらに次のお勧め情報を作成する際に活用することが望ましい。
(コンテンツ要求情報)
次に、コンテンツ要求情報6について説明する。コンテンツ要求情報6は、図1にて説明したとおり、コンテンツ情報送受信装置30にてコンテンツ情報5の一部または全部を加工して生成したものである。ここで、加工とは、例えば、コンテンツ情報5に、コンテンツ情報送受信装置30が保有している、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)を識別するユーザIDを付加する。これは、コンテンツ要求情報6をどの装置(コンテンツ情報送受信装置30)が送信したものであるかを識別するための情報として用いる。また、ユーザ入力されたパスワードを暗号化して付加するなどしてもよい。その他に、新たにファイルとして生成したり、文字コードを変換したり(Shift JISからUTF-8への変換など)、画像のフォーマットを変換したり(ビットマップ形式からJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式への変換など)してもよい。
ただし、上記生成後に、コンテンツ情報5に基づいて特定可能であったコンテンツ3が特定できなくなってはならない。すなわち、コンテンツ要求情報6には、該コンテンツ3にアクセスするためのアクセス情報が含まれる。
次に、コンテンツ情報5からコンテンツ要求情報6を生成する具体例を以下で説明する。例えば、コンテンツ情報5の一部が、該コンテンツの格納先を示すURLから成る場合、該URLをBODY部に記載したHTMLファイルをコンテンツ要求情報6として生成することが挙げられる。これは、単にURLで示される文字列だけを送信するプロトコルよりも、ファイルネームなどの属性を付けたHTMLファイルを送信するプロトコルの方が汎用的であり、また、コンテンツ表示処理装置20で処理を行いやすいためである。
図5を参照しながら、図3に示したコンテンツ情報5を加工して生成したコンテンツ要求情報6の一例について説明する。図5は、図3に示したコンテンツ情報5を加工して生成したコンテンツ要求情報6の一例を模式的に示す図である。
図5は、図3で説明したURL52を基に生成したHTMLファイルの例を示している。図5に示すように、URL52をBODY部383に記述し、さらに、HEAD部382やヘッダ381などを補完して完全なHTML形式のファイルにすることが望ましい。
HTMLファイルの形式にすれば、送信先であるコンテンツ表示処理装置20において、受信したコンテンツ要求情報6をそのままHTMLブラウザにて表示することができる。さらに、ファイルネームに拡張子を付与しておくことにより、コンテンツ表示処理装置20が、コンテンツ要求情報6を表示するにあたり、どのアプリケーションを起動すればよいかという判定が容易に行える。HTMLファイルには通常「.htm」または「.html」という拡張子をつけておくので、この拡張子によりHTMLブラウザを起動すればよいことが容易にわかる。
なお、上記生成するファイルはHTML形式に限るものではなく、例えば、XML(Extensible Markup Language)やSVG(Scalable Vector Graphics)などで記述してもよい。コンテンツ表示処理装置20では、ファイル形式に応じたアプリケーションを起動して、コンテンツ要求情報6を表示することができる。
なお、コンテンツ要求情報6を送信する際の転送プロトコルは、IP(Internet Protocol)であってもよいし、IrDAのような赤外線、Bluetooth(登録商標)などの無線通信であってもよい。
次に、図6を参照しながら、コンテンツ情報5を加工して生成したコンテンツ要求情報6の他の例について説明する。図6は、図3で示したコンテンツ情報5を加工して生成したコンテンツ要求情報6の他の例を模式的に示す図である。
図6は、コンテンツ情報5を、所定の画像データと画像のメタデータとを記録するフォーマットであるEXIF(Exchangeable image file format)形式のファイル500とする例を示している。図6において、例えば、メーカーノート領域521に、コンテンツ情報5のうちコンテンツ3にアクセスするための情報を設定し、画像領域510に所定の画像データを設定する。
これにより、PCの画面上のアイコンをクリックすることにより対応するプログラムが起動されるのと同様に、上記所定の画像データをコンテンツ表示処理装置20に送信すると、メーカーノート領域に設定された情報に基づきコンテンツ3を取得・再生することができる。
(コンテンツ送信要求情報)
コンテンツ送信要求情報7は、図1にて説明したとおり、コンテンツ表示処理装置20にてコンテンツ要求情報6の一部または全部を加工して生成したものである。ここで、コンテンツ情報5からコンテンツ要求情報6を生成した方法と同様の方法で、コンテンツ要求情報6からコンテンツ送信要求情報7を生成する。
すなわち、上記加工とは、例えば、コンテンツ要求情報6に、コンテンツ表示処理装置20が保有している、コンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)を識別するユーザIDを付加する。これは、コンテンツ送信要求情報7がどの装置(コンテンツ表示処理装置20)が送信したものであるかを識別するための情報として用いる。また、ユーザ入力されたパスワードを暗号化して付加するなどしてもよい。その他に、コンテンツ要求情報を生成するときと同様に、新たにファイルとして生成したり、文字コードを変換したり(Shift JISからUTF-8への変換など)、画像のフォーマットを変換したり(ビットマップ形式からJPEG形式への変換など)してもよい。
ただし、上記生成後に、コンテンツ要求情報6に基づいて特定可能であったコンテンツ3が特定できなくなってはならない。すなわち、コンテンツ送信要求情報7には、該コンテンツ3にアクセスするためのアクセス情報が含まれる。
なお、コンテンツ情報5は、必ずしもコンテンツ3を特定することができる情報を含んでいなくてもよい。この場合、コンテンツ情報送受信装置30がコンテンツ要求情報6を生成する際、または、コンテンツ表示処理装置20がコンテンツ送信要求情報7を生成する際に、コンテンツ3を特定することができる情報へと加工し、加工後の情報を用いて、コンテンツ提供装置10にコンテンツ送信要求4またはコンテンツ送信要求4Aを送信すればよい。つまり、コンテンツ提供装置10が受信するコンテンツ送信要求4またはコンテンツ送信要求4Aには、コンテンツ3を特定できる情報と、どのコンテンツ情報送受信装置30、または、どのコンテンツ表示処理装置20からの要求であるかとを認識できる情報が含まれていればよい。
例えば、1)コンテンツ提供装置10からコンテンツ情報送受信装置30に送られるコンテンツ情報5には、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDが含まれていなくてもよい。2)この場合、コンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ表示処理装置20に送られるコンテンツ要求情報6に、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDが付加されればよい。3)さらに、コンテンツ表示処理装置20からコンテンツ提供装置10に送られるコンテンツ送信要求情報7を含むコンテンツ送信要求4に、コンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)のユーザIDが付加されてもよい。
(コンテンツ送信要求)
コンテンツ送信要求4は、図1にて説明したとおり、コンテンツ表示処理装置20からコンテンツ提供装置10に対して、取得したいコンテンツ3を要求するために送信するものである。そのため、コンテンツ送信要求4は、取得したいコンテンツ3を特定するために、コンテンツ送信要求情報7を含む。
コンテンツ送信要求4Aは、図1にて説明したとおり、コンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ提供装置10に対して、取得したいコンテンツ3を要求するために送信するものである。そのため、コンテンツ送信要求4Aは、取得したいコンテンツ3を特定するために、コンテンツ要求情報6を含む。
なお、コンテンツ送信要求4およびコンテンツ送信要求4A、URLを含むリンク形式情報やHTMLファイルとして送信することが一般的であるが、これに限定されるものではない。
(装置構成)
次に、コンテンツ提供装置10、コンテンツ情報送受信装置30、および、コンテンツ表示処理装置20の構成についてそれぞれ説明する。
(コンテンツ提供装置の構成)
まず、図1を参照しながら、コンテンツ提供装置10の構成について説明する。図1は、本実施の一形態に係るコンテンツ提供装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すようにコンテンツ提供装置10は、制御部110、記憶部120、通信部130、および入出力制御部170を備えて構成される。
制御部110は、記憶部120、および入出力制御部170の制御を行うとともに、所定の演算処理を行うものである。所定の演算処理としては、例えば、コンテンツ表示処理装置20からのコンテンツ送信要求4の受信処理などがある。制御部110の詳細な構成については後述する。
記憶部120は、制御部110で利用される各種データ、プログラムの実行によって得られたデータなどを記憶するものであり、ROM(Read-Only Memory)やフラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどで実現される。上記各種データは、記憶部120内部の各種記憶部に記憶される。記憶部120は、ユーザ属性情報記憶部121(再生状態記憶部)、コンテンツ・コンテンツ情報記憶部122を含んでいる。
ユーザ属性情報記憶部121は、ユーザのユーザID、該ユーザのメールアドレス、該ユーザの好みのジャンル、該ユーザの年齢、該ユーザのパスワード、該ユーザの課金情報、該ユーザが再生したコンテンツの再生状態などを含むユーザ属性情報を、ユーザ単位に、読み出し可能な状態で記憶する。ユーザ属性情報記憶部121についての詳細は後述する。
ここで、コンテンツ3の再生状態とは、コンテンツ3が時間情報を有するものである場合(すなわち、映像や音声など)における、当該コンテンツ3を再生していること、当該コンテンツ3の再生が終了していること、当該コンテンツ3を早送りしていること、当該コンテンツ3を巻き戻ししていること、当該コンテンツ3を一時停止していること、当該コンテンツ3の再生を中断したこと、当該コンテンツ3の再生速度を変更したことなどといった、当該コンテンツ3の再生に関する状態である。さらに、上記再生などを行った日時情報、上記早送りした時間(例えば2分間早送りしたなど)、上記再生速度のスピード、上記再生を中断した時点における再生位置(先頭からのバイト数、再生経過時間など)、電子文書のページ送り、視聴終了の通知などを含んでもよい。
コンテンツ・コンテンツ情報記憶部122は、コンテンツ表示処理装置20およびコンテンツ情報送受信装置30に送信するコンテンツ3およびコンテンツ情報5を、読み出し可能な状態で記憶する。
なお、記憶部120は、必ずしもコンテンツ提供装置10に備えられる必要はなく、外部記憶装置として、読み取り可能な状態でコンテンツ提供装置10に接続される構成でもよい。
通信部130は、例えばインターネットなどの通信ネットワークを介して、コンテンツ表示処理装置20およびコンテンツ情報送受信装置30と通信するものであり、内部に受信部131および送信部132を備えている。なお、コンテンツ表示処理装置20との通信方式と、コンテンツ情報送受信装置30との通信方式とは、それぞれ異なるものであってもよい。
受信部131は、コンテンツ表示処理装置20から送信されたコンテンツ送信要求4とコンテンツ3の再生状態情報、および、コンテンツ情報送受信装置30から送信されたコンテンツ送信要求4Aとコンテンツ3の再生状態情報を受信するものであり、入出力制御部170内部の受信制御部171により制御される。受信部131で受信されたコンテンツ送信要求4、コンテンツ送信要求4A、コンテンツ3の再生状態情報は、受信制御部171へ送られる。
ここで、コンテンツ3の再生状態情報とは、該コンテンツ3を特定するコンテンツIDと、該コンテンツ3にアクセスするためのアクセス情報をコンテンツ表示処理装置20に対して送信したコンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDと、コンテンツ表示処理装置20における該コンテンツ3の上記再生状態とを含む情報である。
受信制御部171は、受信部131を制御し、受信部131から受信したコンテンツ送信要求4およびコンテンツ送信要求4Aを後述するコンテンツ要求受信部111に送信する。また、受信したコンテンツ3の再生状態情報を後述するコンテンツ再生状態情報受信部118に送信する。
送信部132は、コンテンツ表示処理装置20およびコンテンツ情報送受信装置30に対して、コンテンツ3およびコンテンツ情報5を送信するものであり、入出力制御部170内部の送信制御部172により制御される。
送信制御部172は、送信部132を制御し、後述するコンテンツ・コンテンツ情報送信部116から受信した、コンテンツ3およびコンテンツ情報5を送信部132に送信する。
次に、制御部110について詳細に説明する。制御部110は、コンテンツ要求受信部111と、端末属性検出部112と、ユーザID検索部113と、コンテンツ送信可否判定部114と、送信コンテンツ調整部115と、コンテンツ・コンテンツ情報送信部116と、コンテンツ情報生成部117(コンテンツ情報生成手段)と、コンテンツ再生状態情報受信部118と、属性情報更新部119(再生開始状態情報格納手段、再生状態情報格納手段)とを含んでいる。
コンテンツ要求受信部111は、コンテンツ表示処理装置20から送信されたコンテンツ送信要求4、および、コンテンツ情報送受信装置30から送信されたコンテンツ送信要求4Aを、受信部131および受信制御部171を介して受信する。
また、このとき、コンテンツ送信要求4またはコンテンツ送信要求4Aに含まれる、コンテンツ表示処理装置20またはコンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)を識別可能なユーザIDと、該送信要求されているコンテンツ3のコンテンツIDとに基づいて、該ユーザIDを持つコンテンツ表示処理装置20またはコンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)と、該コンテンツIDを持つコンテンツ3と、該コンテンツ3の再生を開始した旨とを対応付けて、属性情報更新部119がユーザ属性情報記憶部121の嗜好・履歴DB152に格納してもよい。
次に、端末属性検出部112は、コンテンツ要求受信部111が受信したコンテンツ送信要求4の送信元であるコンテンツ表示処理装置20の装置属性情報、または、コンテンツ要求受信部111が受信したコンテンツ送信要求4Aの送信元であるコンテンツ情報送受信装置30の装置属性情報を検出する。例えば、Webブラウザにおいてユーザエージェントとして送られる情報を参照することにより、装置属性情報を検出する。
ここで、装置属性情報とは、当該装置の表示画面のサイズやCPUの処理速度といったハードウェアに関する情報、および、当該装置が搭載しているソフトウェアのバージョン情報やインストール情報などのソフトウェアに関する情報を含む、当該装置の属性を表す情報である。
次に、ユーザID検索部113は、コンテンツ要求受信部111が受信したコンテンツ送信要求4またはコンテンツ送信要求4Aの送信元が、どのユーザが所有する装置であるかを判定する。コンテンツ送信要求4またはコンテンツ送信要求4Aに含まれる、コンテンツ表示処理装置20またはコンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)を識別可能なユーザIDを抽出し、後述するユーザ属性情報記憶部121から対応するユーザIDを検索する。例えば、コンテンツ表示処理装置20からコンテンツ送信要求4を受信した場合に、該コンテンツ表示処理装置(またはそのユーザ)のユーザIDをユーザ属性情報記憶部121から検索する。これは、通常、コンテンツ表示処理装置20に対してコンテンツ3の配信サービスの契約が結ばれているからである。もちろんコンテンツ情報送受信装置30に対してコンテンツ3の配信サービスの契約が結ばれている場合には、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを取得する。
次に、コンテンツ送信可否判定部114は、ユーザID検索部113が取得したユーザIDと関連付けられて、ユーザ属性情報記憶部121の顧客マスタDBに登録されている契約内容と、コンテンツ要求受信部111が受信したコンテンツ送信要求4またはコンテンツ送信要求4Aにて要求されているコンテンツ3とを比較して、当該要求されているコンテンツ3が上記契約内容に合っているものであるか(すなわち、当該要求されているコンテンツ3を要求元に送信して良いか)を判定する。
次に、送信コンテンツ調整部115は、コンテンツ送信可否判定部114が上記当該要求されているコンテンツ3を送信して良いと判定した場合、当該要求されているコンテンツ3をコンテンツ・コンテンツ情報記憶部122から取得し、該取得したコンテンツ3を必要に応じて調整する。そして、調整後のコンテンツ3をコンテンツ・コンテンツ情報送信部116に送信する。
該調整を行うにあたり、送信コンテンツ調整部115は、ユーザ属性情報記憶部121に格納されている該取得したコンテンツ3の再生状態に関する履歴情報や、端末属性検出部112が検出した装置属性情報を利用する。
例えば、ユーザ属性情報記憶部121の嗜好・履歴DBに格納されている再生状態に関する履歴情報に応じて、送信するコンテンツ3の再生開始位置をシークしたり、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)形式で格納されているコンテンツ3を端末属性検出部112が検出した装置属性情報に応じてH.264形式にフォーマット変換したり、端末属性検出部112が検出した装置属性情報に応じた画面サイズにコンテンツ3をリサイズするなどを行う。なお、フォーマット変換については、1種類のフォーマットをコンテンツ・コンテンツ情報記憶部122に格納しておき、送信の都度変換してもよいし、複数種類のフォーマットを予めコンテンツ・コンテンツ情報記憶部122に格納しておき、端末属性検出部112が検出した装置属性情報に応じて適切なフォーマットを選択してもよい。
また、動画から静止画を切り出してサムネイル画像を生成したり、複数のサムネイル画像を合成して1枚の画像を生成することなどを行ってもよい。
なお、上記再生状態に関する履歴情報や装置属性情報を参照した結果、調整の必要がない場合は、上記取得したコンテンツ3をそのままコンテンツ・コンテンツ情報送信部116に送信すればよい。
次に、コンテンツ・コンテンツ情報送信部116は、送信コンテンツ調整部115から受信したコンテンツ3を、該コンテンツ3の要求元であるコンテンツ表示処理装置20またはコンテンツ情報送受信装置30に対して、送信制御部172および送信部132を介して送信する。
さらに、コンテンツ・コンテンツ情報送信部116は、後述するコンテンツ情報生成部117から受信したコンテンツ情報5を、コンテンツ表示処理装置20またはコンテンツ情報送受信装置30に対して、送信制御部172および送信部132を介して送信する。
なお、コンテンツ情報5を送信する形式は、メールによる送信でもよいし、HTTPプロトコルによる受信でもよい。またデータフォーマットはXMLを含んでもよい。また、コンテンツ3を送信する形式は、ファイルをダウンロードする形式でもよいし、ストリーミングで送信する形式でもよい。
次に、コンテンツ情報生成部117は、所定のタイミングでユーザに応じたコンテンツ情報5(お勧め情報)を生成し、該生成したコンテンツ情報5をコンテンツ・コンテンツ情報送信部116に送信する。このとき、コンテンツ情報生成部117は、ユーザ属性情報記憶部121の嗜好・履歴DBに格納されている情報や、コンテンツ情報5に記載されているコンテンツ3がコンテンツ・コンテンツ情報記憶部122に格納された日時や、コンテンツ3の配信サービスを行う事業者が優先的にプロモーションしたいコンテンツ3に基づいて、コンテンツ情報5を生成する。
例えば、あるコンテンツを視聴し終わっている旨がユーザ属性情報記憶部121の嗜好・履歴DBに記憶されている場合、該コンテンツに関連するコンテンツにアクセスするための情報を含むコンテンツ情報5を生成する。
なお、生成するコンテンツ情報5は、コンテンツ情報送受信装置30およびコンテンツ表示処理装置20ごとにそれぞれ生成することが望ましい。
次に、コンテンツ再生状態情報受信部118は、コンテンツ表示処理装置20およびコンテンツ情報送受信装置30から送信されたコンテンツ3の再生状態情報を、受信部131および受信制御部171を介して受信する。
なお、コンテンツ3をストリーミング形式で送信している場合、送信が完了した部分に基づいて、コンテンツ表示処理装置20およびコンテンツ情報送受信装置30における再生位置を認識してもよい。しかしながら、ストリーミング形式ではなくファイル形式で送信する場合、実際の再生位置はコンテンツ表示処理装置20およびコンテンツ情報送受信装置30でしか分からないので、再生開始や再生終了や再生中断などの制御信号をコンテンツ表示処理装置20またはコンテンツ情報送受信装置30から受信することが望ましい。
次に、属性情報更新部119は、コンテンツ再生状態情報受信部118が受信した、コンテンツ3の再生状態情報に基づき、ユーザ属性情報記憶部121に格納する。
すなわち、上記再生状態情報に含まれる、コンテンツIDとユーザIDと上記再生状態とを抽出し、該抽出したコンテンツIDとユーザIDと上記再生状態とを対応付けて、ユーザ属性情報記憶部121を更新する。
例えば、ユーザIDが「id1324」のユーザが、コンテンツIDが「D」のコンテンツ3について、その再生を終了したという再生状態情報を受信した場合、ユーザ属性情報記憶部121の嗜好・履歴DBの、ユーザIDが「id1324」のエントリのカラム「履歴1」または「履歴2」に、コンテンツIDが「D」のコンテンツ3が、再生を終了した旨を格納する。
このように、ユーザIDが「id1324」のユーザが、コンテンツIDが「D」のコンテンツ3の再生が終了したという再生状態情報を格納することにより、次回,ユーザIDが「id1324」のユーザに対してコンテンツ情報5(お勧め情報)を生成する際に考慮する情報とすることができる。例えば、コンテンツIDが「D」のコンテンツ3がシリーズもののコンテンツのうちの1つである場合、コンテンツIDが「D」のコンテンツ3の再生が終了しているので、該コンテンツ3の続編を次回のコンテンツ情報5(お勧め情報)として生成する。
なお、コンテンツ3の送信に応じて、図示しない課金処理部にて課金処理を行ってもよい。なお、課金は、コンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)に対して行ってもよいし、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)に対して行ってもよい。コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDをコンテンツ要求情報6に含めてコンテンツ表示処理装置20に送信し、さらに、コンテンツ表示処理装置20が上記ユーザIDをコンテンツ送信要求4に含めてコンテンツ提供装置10に送信することにより、コンテンツ提供装置10ではコンテンツ情報送受信装置30を識別することができるため、コンテンツ情報送受信装置30に対して課金を行うことができる。家族で共用するコンテンツ表示処理装置20に対する課金と、個人ユーザが利用するコンテンツ情報送受信装置30に対する課金とを別々に行うことで、家族に対する課金と個人に対する課金とを分けることができる。
次に、図7(a)および図7(b)を参照しながら、ユーザ属性情報記憶部121の構成について、詳細に説明する。図7(a)および図7(b)は、ユーザ属性情報記憶部121の構成を模式的に示す図である。
ユーザ属性情報記憶部121は、図7(a)に示す顧客マスタDB151と図7(b)に示す嗜好・履歴DB152とから構成される。
顧客マスタDB151は、コンテンツ表示処理装置20ごとユーザ情報を管理するためのデータベースであり、コンテンツ表示処理装置20ごとに1つのエントリを持つ。図7(a)の例では、2つのエントリが管理されている様子を示している。
図7(a)の例では、顧客マスタDB151は、「ユーザID」、「ユーザネーム」、「パスワード」、「ユーザ呼称」、「契約内容」、「メールアドレス」をカラムとして含んでいる。ただし、顧客マスタDB151が有するカラムはこれらに限定されるものではない。
「ユーザID」は、コンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)を一意に識別するためのユーザIDである。次に、「ユーザネーム」は、ユーザ管理のために用いるユーザの名称である。次に、「パスワード」は、課金、認証、メンテナンスなどを行う際に用いられる。ユーザがパスワードとして入力した文字列と、このカラムの内容とを照合する。次に、「ユーザ呼称」は、配信サービスの使用やコンテンツ提供装置10の内部で使用するユーザの呼び名である。次に、「契約内容」は、ユーザが契約した配信サービスの内容であり、例えば、複数のコンテンツ3をまとめたパック商品を購入したという契約内容であったり、所定のコンテンツのみが視聴可能であるといった契約内容を記載する。次に、「メールアドレス」は、ユーザに対して、コンテンツ情報5や各種お知らせ情報などを送信する際に使用する。ここではコンテンツ表示処理装置20ごとに1つのアドレスを記載している。
次に、嗜好・履歴DB152は、コンテンツ表示処理装置20を利用する複数のユーザの属性情報やコンテンツの再生情報を管理するためのデータベースである。
図7(b)の例では、嗜好・履歴DB152は、「親ユーザID」、「子ID」、「パスワード」、「メールアドレス」、「ユーザ呼称」、「年齢」、「ジャンル1」、「ジャンル2」、「好み」、「履歴1」、「履歴2」をカラムとして含んでいる。ただし、嗜好・履歴DB152が有するカラムはこれらに限定されるものではない。
「親ユーザID」は、顧客マスタDB151とのひも付けを行うためのカラムである。図7(b)の例では、顧客マスタDB151の“ID1324”エントリとひも付くことを示している。
次に「子ID」は、親ユーザIDで指定されるコンテンツ表示処理装置20にコンテンツ要求情報6を送信するコンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)を識別するためのユーザIDである。「親ユーザID」と「子ID」との組は、嗜好・履歴DB152内で一意である。なお、以下では親ユーザIDと子IDとを連結して1つのユーザIDとして記載する場合がある(例えば「ID1324a」など)。
次に、「パスワード」、「メールアドレス」、「ユーザ呼称」はそれぞれ、顧客マスタDB151の「パスワード」、「メールアドレス」、「ユーザ呼称」と同様である。
次に「年齢」は、ユーザの年齢であり、ユーザが要求したコンテンツ3が該ユーザに適したものであるか否かを判定するために使用する。これにより、例えば、13歳の娘と40歳の父親とで構成される家庭では、「ユーザID」が“ID1324”のユーザの「年齢」を“13”と設定しておくことにより、ユーザIDが“ID1324”のユーザ(すなわち上記娘)が、14歳以上に適したコンテンツ3にアクセスしてきた場合には、該コンテンツ3を送信しなかったり、パスワードによる確認後に送信するなどの処理を行うことが可能となる。一方、「ユーザID」が“ID1324a”のユーザの「年齢」を「40」であるので、“ID1324a”のユーザ(すなわち上記父親)は、14歳以上に適したコンテンツ3にも制約なくアクセスできる。
次に、「ジャンル1」および「ジャンル2」は、ユーザが好むコンテンツ3のジャンルを示す。次に、「好み」は、ユーザの好みの俳優や監督など、各種好みの情報である。
次に、「履歴1」および「履歴2」は、ユーザが視聴したコンテンツ3と該コンテンツ3の再生状態とを記憶する。図7(b)の例では、再生を行ったコンテンツ3のコンテンツID(ここでは、X、A、Y)、再生を開始した日時、再生が途中で中断した場合における再生経過時間を記載している。例えば、ユーザIDが“ID1324”であるエントリの「履歴1」は、XというコンテンツIDを持つコンテンツ3を、2006年12月12日19時20分00秒に再生を開始し、25分15秒経過した時点で中断されたことを示している。また、親ユーザIDが“ID1324”であるエントリの「履歴2」には、再生開始位置からの経過時間の記載がないが、これはAというコンテンツIDを持つコンテンツ3を最後まで再生したことを示している。
なお、ユーザIDが“ID1324a”であるエントリの「履歴2」にも、XというコンテンツIDを持つコンテンツ3の履歴情報がある。すなわち、同一のコンテンツであってもユーザIDごと履歴情報を記憶する。
なお、ユーザIDが“ID1324a”であるエントリの「履歴1」における、“PG18”という記載は、18歳未満のユーザは視聴禁止であることを示す情報である。
また、図7(b)の例では、履歴は2つまでしか記憶できないが、2つに限定されるものではなく、3つ以上の履歴を記憶する構成であってもよい。
また、お勧め情報であるコンテンツ情報5は、嗜好・履歴DB152の「ジャンル1」、「ジャンル2」、「好み」、「履歴1」、「履歴2」などに基づいて生成される。また、他のユーザの各コンテンツ3に対する評価や、他のユーザからのお勧め情報などをさらに組み合わせてもよい。なお、お勧め情報の生成方法については本発明の本質的部分ではないので説明を省略する。
また、ユーザIDが“ID1324a”であるユーザが、例えばXというコンテンツIDを持つコンテンツを再生するにあたり、コンテンツ情報送受信装置30にて該コンテンツを視聴する場合と、コンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ要求情報6をコンテンツ表示処理装置20に送信して該コンテンツを視聴する場合とのいずれであっても、区別なく視聴履歴を記録する。これにより、例えば通勤中に携帯端末であるコンテンツ情報送受信装置30にてXというコンテンツIDを持つコンテンツを視聴した後、上記コンテンツ情報送受信装置30から自宅にあるテレビなどのコンテンツ表示処理装置20にコンテンツ要求情報6を送信して上記コンテンツを再び視聴する場合、コンテンツ情報送受信装置30で視聴した続きから視聴を再開することができる。
なお、格納する情報は、コンテンツの再生状態情報に限られるものではない。例えば、物販の購入状況や配信サービスの利用状況などを同時に記憶してもよい。これらを記録することで、より正確なユーザの嗜好を得られる可能性がある。
なお、ユーザID検索部113で検索するユーザIDと属性情報更新部119が更新する対象のユーザIDとは異なる場合がある。つまり、ユーザID検索部113はコンテンツ表示処理装置20のユーザID(例えば図7(b)における“ID1234”)を特定するが、属性情報更新部119は、コンテンツ情報送受信装置30のユーザID(例えば図7(b)における“ID1234a”)の属性情報を変更することがある。コンテンツ表示処理装置20のユーザIDは、例えば、ユーザエージェントなどコンテンツ表示処理装置20との直接やり取りすることにより得る。一方、コンテンツ情報送受信装置30のユーザIDは、例えば、コンテンツ送信要求4に含まれるURLなどの情報に含めて得る。本質的には、コンテンツ提供装置10とコンテンツ表示処理装置20との1対1の関係ではなくて、コンテンツ3を主に視聴する装置であるコンテンツ表示処理装置20と、コンテンツ3を視聴する装置にもなり得るコンテンツ情報送受信装置30を区別することと、それぞれのIDを関連付けてコンテンツ提供装置10にて管理することにより、個人として利用する場合および家族などと共有して利用する場合の、2つの利用形態を適切に管理することができる。その結果、ユーザが使いやすく、かつ、コンテンツ事業者がプロモーションを行いやすいシステムを構築することができる。
(コンテンツ情報送受信装置の構成)
次に、図8を参照しながら、コンテンツ情報送受信装置30の構成について説明する。図8は、本実施の一形態に係るコンテンツ情報送受信装置30の構成を示すブロック図である。図8に示すようにコンテンツ情報送受信装置30は、制御部310、記憶部320、第1通信部330、第2通信部340、表示部350、入力操作部360、および入出力制御部370を備えて構成される。
制御部310は、記憶部320、および入出力制御部370の制御を行うとともに、所定の演算処理を行うものである。所定の演算処理としては、例えば、コンテンツ提供装置10からのコンテンツ情報5の受信処理などがある。制御部310の詳細な構成については後述する。
記憶部320は、制御部310で利用される各種データ、プログラムの実行によって得られたデータなどを記憶するものであり、ROM(Read-Only Memory)やフラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどで実現される。上記各種データは、記憶部320内部の各種記憶部に記憶される。記憶部320は、コンテンツ・コンテンツ情報記憶部321、コンテンツ情報補完データ記憶部322を含んでいる。
コンテンツ・コンテンツ情報記憶部321は、後述するコンテンツ・コンテンツ情報受信部311が受信したコンテンツ情報5およびコンテンツ3を、読み出し可能な状態で記憶する。
コンテンツ情報補完データ記憶部322は、後述するコンテンツ要求情報生成部314が、コンテンツ情報5をコンテンツ要求情報6に加工する際に必要な情報を、読み出し可能な状態で予め記憶する。
例えば、図5を用いて説明したように、コンテンツ情報5がリンク情報であって、コンテンツ要求情報6をHTMLファイルとして生成する場合、コンテンツ情報補完データ記憶部322には、該HTMLファイルとして生成するために付加するHTMLのHEAD部382やヘッダ381などを記憶しておく。なお、XMLファイルを生成する場合には対応する別の情報を記憶するなど、複数の送信フォーマットに対応した情報をそれぞれ記憶していてもよい。また、例えば、図6を用いて説明したように、コンテンツ要求情報6をEXIF形式のファイルで送信する場合、所定の画像データおよびEXIF形式の所定ファイルを記憶しておく。
なお、記憶部320は、必ずしもコンテンツ情報送受信装置30に備えられる必要はなく、外部記憶装置として、読み取り可能な状態でコンテンツ情報送受信装置30に接続される構成でもよい。
第1通信部330は、例えばインターネットなどの通信ネットワークを介してコンテンツ提供装置10と双方向通信するものであり、内部に第1受信部331および第1送信部332を備えている。
第1受信部331は、コンテンツ提供装置10から送信されたコンテンツ情報5およびコンテンツ3を受信するものであり、入出力制御部370内部の第1受信制御部371により制御される。第1受信部331で受信されたコンテンツ情報5およびコンテンツ3は、第1受信制御部371へ送られる。
第1受信制御部371は、第1受信部331を制御し、第1受信部331から受信したコンテンツ情報5およびコンテンツ3を後述するコンテンツ・コンテンツ情報受信部311に送信する。
第1送信部332は、コンテンツ提供装置10に対して、コンテンツ送信要求4A、および、コンテンツ3の再生状態情報を送信するものであり、入出力制御部370内部の第1送信制御部372により制御される。
第1送信制御部372は、第1送信部332を制御し、後述するコンテンツ要求部316から受信した、コンテンツ送信要求4Aを第1送信部332に送信する。また、後述するコンテンツ再生状態情報送信部317から受信した、コンテンツ3の再生状態情報を第1送信部332に送信する。
第2通信部340は、例えば電力線搬送などの通信ネットワークを介してコンテンツ表示処理装置20と通信するものであり、内部に第2送信部344を備えている。第2送信部344は、コンテンツ表示処理装置20に対して、コンテンツ要求情報6を送信するものであり、入出力制御部370内部の第2送信制御部374により制御される。
第2送信制御部374は、第2送信部344を制御し、後述するコンテンツ要求情報送信部315から受信した、コンテンツ要求情報6を第2送信部344に送信する。
表示部350は、入出力制御部370内部の表示制御部375から送られた情報を表示する。表示部350は、例えばLCD(Liquid Crystal Display;液晶表示装置)で構成される。表示部350に表示する情報としては、コンテンツ・コンテンツ情報受信部311で受信したコンテンツ情報5やコンテンツ3などが含まれる。なお、表示部350は、必ずしもコンテンツ情報送受信装置30に備えられる必要はなく、外部装置としてコンテンツ情報送受信装置30に通信可能に接続される構成でもよい。
表示制御部375は、表示部350を制御し、制御部310から指示された情報を表示部350に送信する。
入力操作部360は、コンテンツ情報送受信装置30のユーザの入力操作を受けつけ、入力操作に応じた入力信号を、入出力制御部370内部の入力操作制御部376に送信する。入力操作部360は、例えば、リモコン、マウス、キーボード、スイッチ、タッチパネルなどの入力デバイスで構成される。ユーザが入力操作部360から入力操作を行うことにより、コンテンツ情報の表示指示、表示するコンテンツ情報の切り替え指示、コンテンツ情報の送信指示、表示するコンテンツ情報の再生状態などの入力操作に応じた入力信号を生成する。
なお、入力操作部360は、必ずしもコンテンツ情報送受信装置30に備えられる必要はなく、外部装置としてコンテンツ情報送受信装置30に通信可能に接続される構成でもよい。
入力操作制御部376は、コンテンツ情報送受信装置30のユーザの操作を受けつける入力操作部360を制御し、ユーザの入力操作に応じた入力信号を後述する入力操作解析部313に送信する。
次に、制御部310について詳細に説明する。制御部310は、コンテンツ・コンテンツ情報受信部311(コンテンツ情報受信手段)とコンテンツ・コンテンツ情報再生部312と入力操作解析部313とコンテンツ要求情報生成部314(コンテンツ要求情報生成手段)とコンテンツ要求情報送信部315(コンテンツ要求情報送信手段)とコンテンツ要求部316とコンテンツ再生状態情報送信部317とを含んでいる。
コンテンツ・コンテンツ情報受信部311は、第1受信制御部371からコンテンツ情報5およびコンテンツ3を受信する。そして、該受信したコンテンツ情報5およびコンテンツ3をコンテンツ・コンテンツ情報記憶部321に格納する。なお、該受信したコンテンツ情報5およびコンテンツ3をコンテンツ・コンテンツ情報記憶部321に格納せずに、コンテンツ・コンテンツ情報再生部312を介して表示部350へ表示してもよい。
次に、コンテンツ・コンテンツ情報再生部312は、コンテンツ・コンテンツ情報記憶部321に格納されているコンテンツ情報5またはコンテンツ3を読み出して、表示制御部375を介して表示部350へ表示する。該表示するタイミングは、ユーザによる入力操作部360への所定操作があったときでもよいし、予め定められた所定時刻のときでもよいし、コンテンツ情報送受信装置30の電源が入力された直後であってもよい。
ここで、コンテンツ情報5およびコンテンツ3が、例えば電子メールやHTMLである場合、電子メールアプリケーションやWebブラウザなどによりコンテンツ情報5およびコンテンツ3を表示部350に表示する。また、コンテンツ情報5およびコンテンツ3が、例えば、MPEG4(Moving Picture Experts Group Phase 4)形式の映像データや、MP3(MPEG Audio Layer 3)形式の音声データなどのフォーマットである場合、映像データや音声データをデコード可能なソフトウェアまたはハードウェアを適宜選択して表示部350に表示する。なお、どのソフトウェアまたはハードウェアを選択するかは、コンテンツ情報5およびコンテンツ3のファイルの拡張子などの属性に基づいて判断すればよい。また、コンテンツ情報5およびコンテンツ3は、SVGやSMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)などの、レイアウト情報を含んだものであってもよい。
次に、入力操作解析部313は、入力操作部360から入力操作制御部376を介して送信される入力信号を解析する。そして、表示部350上で選択したコンテンツ情報5をコンテンツ表示処理装置20に送信する指示、および、表示部350上で選択したコンテンツ情報5に対応するコンテンツ3をコンテンツ提供装置10から取得する指示、および、表示部350上で再生しているコンテンツ3の再生状態の信号を検出し、その検出結果をそれぞれコンテンツ要求情報生成部314、コンテンツ要求部316、コンテンツ再生状態情報送信部317に送信する。
そのために、入力操作解析部313は、コンテンツ情報送信指示検出部3131、コンテンツ取得指示検出部3132、コンテンツ再生状態検出部3133を備えて構成される。
コンテンツ情報送信指示検出部3131は、表示部350に表示されているコンテンツ情報5のうち、ユーザがボタンやマウスなどの入力操作部360を用いて選択したコンテンツ情報5を、コンテンツ表示処理装置20に送信する旨のユーザ指示があったかどうかを検出する。このユーザ指示は、ユーザが、該選択したコンテンツ情報5に対応するコンテンツ3をコンテンツ表示処理装置20にて再生することとした場合に、入力される指示である。
そして、コンテンツ情報送信指示検出部3131は、上記指示があったことを検出した場合、上記選択しているコンテンツ情報5に基づいて、コンテンツ表示処理装置20に送信するコンテンツ要求情報6を生成するために、該選択しているコンテンツ情報5をコンテンツ要求情報生成部314へ通知する。
コンテンツ取得指示検出部3132は、表示部350に表示されているコンテンツ情報5のうち、ユーザがボタンやマウスなどの入力操作部360を用いて選択したコンテンツ情報5に対応するコンテンツ3を、コンテンツ提供装置10から取得する旨のユーザ指示があるかどうかを検出する。このユーザ指示は、ユーザが、該選択したコンテンツ情報5に対応するコンテンツ3をコンテンツ情報送受信装置30にて再生することとした場合に、入力される指示である。
そして、コンテンツ取得指示検出部3132は、上記指示があったことを検出した場合、上記選択したコンテンツ情報5に対応する新たなコンテンツ3の取得を要求する旨をコンテンツ要求部316へ送信する。
コンテンツ再生状態検出部3133は、表示部350に再生しているコンテンツ3に対するユーザからの再生状態に関する入力信号を検出する。そして上記再生状態に関する入力信号を検出した場合、該信号をコンテンツ提供装置10に送信するために、該信号をコンテンツ再生状態情報送信部317へ送信する。
次に、コンテンツ要求情報生成部314は、コンテンツ情報送信指示検出部3131から通知されたコンテンツ情報5をコンテンツ・コンテンツ情報記憶部321から読み出し、該読み出したコンテンツ情報5をコンテンツ表示処理装置20が処理するため、コンテンツ要求情報6を生成する。このとき、既に説明したように例えば、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを付加することが望ましい。
上記生成を行うために、コンテンツ要求情報生成部314は、コンテンツ情報補完データ記憶部322に予め格納している情報を用いてもよい。
そして、コンテンツ要求情報生成部314は、上記生成後のコンテンツ要求情報6を、コンテンツ要求情報送信部315に送信する。
次に、コンテンツ要求情報送信部315は、コンテンツ要求情報生成部314から送信されるコンテンツ要求情報6を、第2送信制御部374を介して第2送信部344へ送信する。このとき、送信のためのファイル転送などのプロトコル処理を行う。
次に、コンテンツ要求部316は、コンテンツ取得指示検出部3132からの、コンテンツ情報5に対応する新たなコンテンツ3の取得を要求する旨の通知を受信し、該コンテンツ情報5に基づくコンテンツ送信要求4Aを生成する。そして、該生成したコンテンツ送信要求4Aを、第1送信制御部372および第1送信部332を介して、コンテンツ提供装置10へ送信する。
次に、コンテンツ再生状態情報送信部317は、コンテンツ再生状態検出部3133から、コンテンツ3の再生状態情報を受信し、第1送信制御部372および第1送信部332を介して、コンテンツ提供装置10へ該信号を送信する。
なお、上記再生状態情報は、次回コンテンツ提供装置10からコンテンツ3を受信し、再生する際に用いられる。例えば、今回コンテンツ3を途中まで再生したコンテンツ情報送受信装置30とは異なる装置にて次回コンテンツ3の再生を行う場合に、今回再生を中断した時点から次回の再生を開始するなどが挙げられる。もちろん、今回コンテンツ3を再生したコンテンツ情報送受信装置30にて次回の再生を行う場合にも同様に用いることができる。
(コンテンツ表示処理装置の構成)
次に、図9を参照しながら、コンテンツ表示処理装置20の構成について説明する。図9は、本実施の一形態に係るコンテンツ表示処理装置20の構成を示すブロック図である。図9に示すようにコンテンツ表示処理装置20は、制御部210、記憶部220、第1通信部230、第2通信部240、表示部250、入力操作部260、および入出力制御部270を備えて構成される。
制御部210は、記憶部220、および入出力制御部270の制御を行うとともに、所定の演算処理を行うものである。所定の演算処理としては、例えば、コンテンツ提供装置10からのコンテンツ3の受信処理などがある。制御部210の詳細な構成については後述する。
記憶部220は、制御部210で利用される各種データ、プログラムの実行によって得られたデータなどを記憶するものであり、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどで実現される。上記各種データは、記憶部220内部の各種記憶部に記憶される。記憶部220は、コンテンツ・コンテンツ要求情報記憶部221、コンテンツ情報補完データ記憶部222、再生履歴情報記憶部223、認証情報記憶部224を含んでいる。
コンテンツ・コンテンツ要求情報記憶部221は、後述するコンテンツ・コンテンツ要求情報受信部211が受信したコンテンツ要求情報6およびコンテンツ3を、読み出し可能な状態で記憶する。
コンテンツ情報補完データ記憶部222は、後述するコンテンツ送信要求情報生成部214が、コンテンツ要求情報6からコンテンツ送信要求情報7を生成する際に必要な情報を、読み出し可能な状態で予め記憶する。コンテンツ情報補完データ記憶部222は、コンテンツ情報補完データ記憶部322に記憶されている情報と同様の情報を記憶する。
再生履歴情報記憶部223は、コンテンツ表示処理装置20を利用する複数のユーザの属性情報やコンテンツの再生情報を、読み出し可能な状態で記憶する。具体的には、ユーザのユーザIDと該ユーザの視聴したコンテンツのコンテンツIDと該コンテンツの再生状態を記憶する。
したがって、再生履歴情報記憶部223は、コンテンツ提供装置10のユーザ属性情報記憶部121の嗜好・履歴DB152のカラム「親ユーザID」、「子ID」、「履歴1」を少なくとも含むデータベースであればよい。
認証情報記憶部224は、コンテンツ提供装置10との間で端末の認証処理を行うための情報を、読み出し可能な状態で記憶する。認証情報記憶部224は、例えば、端末認証を行う際に用いられる認証用IDを記憶するセキュアFlashなどである。
なお、記憶部220は、必ずしもコンテンツ表示処理装置20に備えられる必要はなく、外部記憶装置として、読み取り可能な状態でコンテンツ表示処理装置20に接続される構成でもよい。
第1通信部230は、例えば電力線搬送などの通信ネットワークを介してコンテンツ情報送受信装置30と通信するものであり、内部に第1受信部231を備えている。
第1受信部231は、コンテンツ情報送受信装置30から送信されたコンテンツ要求情報6を受信するものであり、入出力制御部270内部の第1受信制御部271により制御される。第1受信部231で受信されたコンテンツ要求情報6は、第1受信制御部271へ送られる。
第1受信制御部271は、第1受信部231を制御し、第1受信部231から受信したコンテンツ要求情報6を後述するコンテンツ・コンテンツ要求情報受信部211に送信する。
第2通信部240は、例えばインターネットなどの通信ネットワークを介してコンテンツ提供装置10と通信するものであり、内部に第2受信部242および第2送信部243を備えている。
第2受信部242は、コンテンツ提供装置10から送信されたコンテンツ3およびコンテンツ情報5を受信するものであり、入出力制御部270内部の第2受信制御部272により制御される。第2受信部242で受信されたコンテンツ3およびコンテンツ情報5は、第2受信制御部272へ送られる。
第2受信制御部272は、第2受信部242を制御し、第2受信部242から受信したコンテンツ3およびコンテンツ情報5を後述するコンテンツ・コンテンツ要求情報受信部211に送信する。
第2送信部243は、コンテンツ提供装置10に対して、コンテンツ送信要求4、および、コンテンツ3の再生状態情報を送信するものであり、入出力制御部270内部の第2送信制御部273により制御される。
第2送信制御部273は、第2送信部243を制御し、後述するコンテンツ要求部215から受信した、コンテンツ送信要求4を第2送信部243に送信する。また、後述するコンテンツ再生状態情報送信部216から受信した、コンテンツ3の再生状態情報を第2送信部243に送信する。
表示部250は、入出力制御部270内部の表示制御部275から送られた情報を表示する。表示部250は、例えばLCDで構成される。表示部250に表示する情報としては、コンテンツ・コンテンツ要求情報受信部211で受信したコンテンツ情報5やコンテンツ3などが含まれる。なお、表示部250は、必ずしもコンテンツ表示処理装置20に備えられる必要はなく、外部装置としてコンテンツ表示処理装置20に通信可能に接続される構成でもよい。
表示制御部275は、表示部250を制御し、制御部210から指示された情報を表示部250に送信する。
入力操作部260は、コンテンツ表示処理装置20のユーザの入力操作を受けつけ、入力操作に応じた入力信号を、入出力制御部270内部の入力操作制御部276に送信する。入力操作部260は、例えば、リモコン、マウス、キーボード、スイッチ、タッチパネルなどの入力デバイスで構成される。ユーザが入力操作部260から入力操作を行うことにより、コンテンツ3の表示指示、表示部350に表示しているコンテンツ要求情報6の選択、コンテンツ送信要求4の送信指示、表示部350に表示しているコンテンツ3の再生状態などの入力操作に応じた入力信号を生成する。
なお、入力操作部260は、必ずしもコンテンツ表示処理装置20に備えられる必要はなく、外部装置としてコンテンツ表示処理装置20に通信可能に接続される構成でもよい。
入力操作制御部276は、コンテンツ表示処理装置20のユーザの操作を受けつける入力操作部260を制御し、ユーザの入力操作に応じた入力信号を後述する入力操作解析部213に送信する。
次に、制御部210について詳細に説明する。制御部210は、コンテンツ・コンテンツ要求情報受信部211(コンテンツ要求情報受信手段)と、コンテンツ・コンテンツ要求情報再生部212と、入力操作解析部213と、コンテンツ送信要求情報生成部214と、コンテンツ要求部215(コンテンツ要求手段)と、コンテンツ再生状態情報送信部216と、認証処理部218とを含んでいる。また、制御部210は、コンテンツ再生状態情報格納部217を含んでいてもよい。
コンテンツ・コンテンツ要求情報受信部211は、第1受信制御部271からコンテンツ要求情報6を受信する。そして、該受信したコンテンツ要求情報6をコンテンツ・コンテンツ要求情報記憶部221に格納する。なお、上記受信したコンテンツ要求情報6をコンテンツ・コンテンツ要求情報記憶部221に格納せずに、直ちにコンテンツ・コンテンツ要求情報再生部212を介して表示部250へ表示してもよい。また、上記受信したコンテンツ要求情報6を直ちにコンテンツ提供装置10へ送信するためにコンテンツ送信要求情報生成部214へ送信してもよい。
なお、コンテンツ3の受信にあたり、暗号化されたデータの復号化処理や著作権保護のための処理などがなされることがあるが、ここではそれら処理についての説明は省略する。
また、コンテンツ・コンテンツ要求情報受信部211は、第2受信制御部272からコンテンツ3およびコンテンツ情報5を受信する。そして、該受信したコンテンツ3およびコンテンツ情報5をコンテンツ・コンテンツ要求情報記憶部221に格納する。なお、該受信したコンテンツ3およびコンテンツ情報5をコンテンツ・コンテンツ要求情報記憶部221に格納せずに、コンテンツ・コンテンツ要求情報再生部212を介して表示部250へ表示してもよい。
なお、ユーザ設定等により、コンテンツ・コンテンツ要求情報受信部211がコンテンツ要求情報6を受信しないというモードにコンテンツ表示処理装置20内で切り替えることができてもよい。
次に、コンテンツ・コンテンツ要求情報再生部212は、コンテンツ・コンテンツ要求情報受信部211から受信したコンテンツ3、または、コンテンツ・コンテンツ要求情報受信部211がコンテンツ・コンテンツ要求情報記憶部221に格納したコンテンツ3を、表示制御部275を介して表示部250へ表示する。
このとき、上記コンテンツ3の再生状態情報が再生履歴情報記憶部223に格納されている場合、該再生状態に関する履歴情報を読み出して、該再生状態に関する履歴情報に従って上記コンテンツ3を表示部250に表示する。例えば、上記コンテンツ3を再生状態情報として、再生停止した旨および再生停止位置が、再生履歴情報記憶部223に格納されている場合、該再生停止位置から上記コンテンツ3の再生を開始して表示部250に表示する。
また、コンテンツ・コンテンツ要求情報再生部212は、コンテンツ・コンテンツ要求情報記憶部221に格納されているコンテンツ情報5またはコンテンツ要求情報6を読み出して、表示制御部275を介して表示部250へ表示する。
なお、コンテンツ・コンテンツ要求情報再生部212が上記表示するタイミングは、ユーザによる入力操作部260への所定操作があったときでもよいし、予め定められた所定時刻のときでもよいし、コンテンツ表示処理装置20の電源が入力された直後であってもよい。
次に、入力操作解析部213は、入力操作部260から入力操作制御部276を介して送信される入力信号を解析する。そして、表示部250上で選択したコンテンツ情報5またはコンテンツ要求情報6に対応するコンテンツ3をコンテンツ提供装置10から取得する指示、および、表示部250上で再生しているコンテンツ3の再生状態の信号を検出し、その検出結果をそれぞれコンテンツ送信要求情報生成部214、コンテンツ再生状態情報送信部216に送信する。また、上記コンテンツ3の再生状態の信号をコンテンツ再生状態情報格納部217に送信してもよい。
そのために、入力操作解析部213は、コンテンツ取得指示検出部2131、コンテンツ再生状態検出部2132を備えて構成される。
コンテンツ取得指示検出部2131は、表示部250に表示されているコンテンツ情報5またはコンテンツ要求情報6のうち、ユーザがボタンやマウスなどの入力操作部260を用いて選択したコンテンツ情報5またはコンテンツ要求情報6に対応するコンテンツ3を、コンテンツ提供装置10から取得する旨のユーザ指示があるかどうかを検出する。このユーザ指示は、ユーザが、該選択したコンテンツ情報5またはコンテンツ要求情報6に対応するコンテンツ3をコンテンツ表示処理装置20にて再生することとした場合に、入力される指示である。
そして、コンテンツ取得指示検出部2131は、上記指示があったことを検出した場合、上記選択されたコンテンツ情報5またはコンテンツ要求情報6をコンテンツ送信要求情報生成部214へ送信する。
コンテンツ再生状態検出部2132は、表示部250に再生しているコンテンツ3に対するユーザからの再生状態に関する入力信号を検出する。そして上記再生状態に関する入力信号を検出した場合、該信号をコンテンツ提供装置10に送信するために、上記再生しているコンテンツ3のコンテンツIDと、上記再生しているコンテンツ3のコンテンツ送信要求4に含まれていた、該コンテンツ3にアクセスするためのコンテンツ要求情報6をコンテンツ表示処理装置20に対して送信したコンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)を識別可能なユーザIDと、上記再生状態とを含む再生状態情報をコンテンツ再生状態情報送信部216へ送信する。また、上記再生状態情報をコンテンツ再生状態情報格納部217に送信してもよい。
コンテンツ送信要求情報生成部214は、コンテンツ取得指示検出部2131から通知されたコンテンツ情報5またはコンテンツ要求情報6をコンテンツ・コンテンツ要求情報記憶部221から読み出し、該読み出したコンテンツ情報5またはコンテンツ要求情報6をコンテンツ提供装置10が処理するためにコンテンツ送信要求情報7を生成する。このとき、既に説明したように例えば、コンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)のユーザIDを付加することが望ましい。
上記生成を行うために、コンテンツ送信要求情報生成部214は、コンテンツ情報補完データ記憶部222に予め格納している情報を用いてもよい。ここで、コンテンツ送信要求情報生成部214が、コンテンツ情報補完データ記憶部222に予め格納している情報を用いる処理は、コンテンツ要求情報生成部314が、コンテンツ情報補完データ記憶部322に予め格納している情報を用いる処理と同様であるので、その説明を省略する。
そして、コンテンツ送信要求情報生成部214は、上記生成後のコンテンツ送信要求情報7を、コンテンツ要求部215に送信する。
次に、コンテンツ要求部215は、コンテンツ送信要求情報生成部214から送信されるコンテンツ送信要求情報7を基に、新たなコンテンツ3の取得を要求する旨のコンテンツ送信要求4を生成する。そして、コンテンツ要求部215は、第2送信制御部273および第2送信部243を介して、コンテンツ提供装置10へコンテンツ送信要求4を送信する。
次に、コンテンツ再生状態情報送信部216は、コンテンツ再生状態検出部2132から、コンテンツ3の再生状態情報を受信し、第2送信制御部273および第2送信部243を介して、コンテンツ提供装置10へ該信号を送信する。
なお、上記再生状態情報は、次回コンテンツ提供装置10からコンテンツ3を受信し、再生する際に用いられる。例えば、今回コンテンツ3を途中まで再生して中断した場合、該中断した時点から次回の再生を開始するなどが挙げられる。
次に、コンテンツ再生状態情報格納部217は、コンテンツ再生状態検出部2132から、コンテンツ3の再生状態情報を受信し、再生履歴情報記憶部223へ該情報を格納する。すなわち、上記再生状態情報に含まれる、コンテンツIDとユーザIDと上記再生状態とを抽出し、該抽出したコンテンツIDとユーザIDと上記再生状態とを対応付けて、ユーザ属性情報記憶部121を更新する。
なお、上記格納した再生状態は、コンテンツ提供装置10からコンテンツ3を受信せずに、コンテンツ表示処理装置20だけで次回の再生を行う場合に用いられる。
認証処理部218は、例えば、コンテンツ提供装置10と通信を開始する際に、コンテンツ提供装置10との間で端末の認証処理を行う。例えば、コンテンツ提供装置10が提供するVOD配信サービスは契約に基づく課金が行われる。そのために、端末を認証して契約者を特定する必要があるために、端末認証が行われる。なお、図1に示すコンテンツ提供装置10において、認証処理部218と認証処理を行う部材については、図示およびその説明を省略している。
なお、認証処理部218は、認証処理において、認証情報記憶部224に記憶されている、端末認証を行う際に用いられる認証用IDを用いる。認証用IDは、通常、装置毎に固有の値が割り当てられており、セキュアFlashなどに格納されている。
(コンテンツ表示システムにおける処理の流れ)
次に、図10から図11を参照しながら、コンテンツ表示処理システム800にてコンテンツ3を表示するまでの流れについて説明する。すでに図2で説明したように、コンテンツ表示処理システム800では、1)コンテンツ提供装置10がコンテンツ情報送受信装置30へコンテンツ情報5(お勧め情報)を送信し、2)そして、コンテンツ情報送受信装置30のユーザが、受信したコンテンツ情報5(お勧め情報)をコンテンツ表示処理装置20へ送信し、3)そして、該ユーザがコンテンツ表示処理装置20にてコンテンツ提供装置10からコンテンツ3を取得して表示する。
(コンテンツ提供装置における処理の流れ)
まず図10を参照しながら、コンテンツ提供装置10における処理の流れを説明する。図10は、コンテンツ提供装置10における処理の流れを示すフローチャートである。処理の概要は、1)コンテンツ提供装置10がコンテンツ情報送受信装置30へコンテンツ情報5(お勧め情報)を送信し、2)コンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ送信要求4A、または、またはコンテンツ表示処理装置20からコンテンツ送信要求4を受信して、該要求に対応するコンテンツ3を送信し、3)再生終了などの制御信号を受信してユーザ属性情報を更新する。
まず、ユーザに対してコンテンツ3の配信サービスを行うにあたり、コンテンツ配信サービスを行う事業者などにより、契約したユーザの属性情報を、事前にユーザ属性情報記憶部121に格納しておく(ステップS131)。
次に、コンテンツ情報生成部117が、所定のタイミングでユーザに応じたコンテンツ情報5(お勧め情報)を生成する(ステップS132)。
次に、コンテンツ・コンテンツ情報送信部116が、上記生成したコンテンツ情報5(お勧め情報)を、上記ユーザに対応するコンテンツ表示処理装置20およびコンテンツ情報送受信装置30に送信する(ステップS133)。
上記送信後、コンテンツ要求受信部111が、コンテンツ表示処理装置20からコンテンツ送信要求4またはコンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ送信要求4Aを受信すると(ステップS134にてYES)、以下のとおり要求されたコンテンツ3の送信準備を行う(ステップS135)。
すなわち、端末属性検出部112が、上記受信したコンテンツ送信要求4の送信元であるコンテンツ表示処理装置20の装置属性情報、または、上記受信したコンテンツ送信要求4Aの送信元であるコンテンツ情報送受信装置30の装置属性情報を検出する。また、ユーザID検索部113が、上記受信したコンテンツ送信要求4またはコンテンツ送信要求4Aの送信元が、どのユーザが所有する装置であるかを判定する。また、コンテンツ送信可否判定部114が、要求されたコンテンツ3が契約内容に合っているものであるかを判定する。そして、送信コンテンツ調整部115が、要求されたコンテンツ3をコンテンツ・コンテンツ情報記憶部122から取得し、該取得したコンテンツ3を必要に応じて調整する。
なお、コンテンツ要求受信部111が、コンテンツ表示処理装置20からコンテンツ送信要求4またはコンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ送信要求4Aを受信しない場合は(ステップS134にてNO)、引き続き、コンテンツ送信要求4またはコンテンツ送信要求4Aの受信を待つ。
次に、コンテンツ・コンテンツ情報送信部116が、送信コンテンツ調整部115から受信したコンテンツ3を、要求元であるコンテンツ表示処理装置20またはコンテンツ情報送受信装置30に対して送信する(ステップS136)。
なお、このとき、コンテンツ送信要求4またはコンテンツ送信要求4Aに含まれる、コンテンツ表示処理装置20またはコンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)を識別可能なユーザIDと、該送信要求されているコンテンツ3のコンテンツIDとに基づいて、該ユーザIDを持つコンテンツ表示処理装置20またはコンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)と、該コンテンツIDを持つコンテンツ3と、該コンテンツ3の再生を開始した旨とを対応付けて、属性情報更新部119がユーザ属性情報記憶部121の嗜好・履歴DB152に格納してもよい。
次に、コンテンツ再生状態情報受信部118が、コンテンツ表示処理装置20およびコンテンツ情報送受信装置30から送信されたコンテンツ3の再生状態情報(例えば、再生中断や再生終了などであり、再生中断のときは再生停止位置を含む)を受信すると(ステップS137にてYES)、属性情報更新部119が該受信した信号に基づき、ユーザ属性情報記憶部121の嗜好・履歴DB152における「履歴1」や「履歴2」を更新する(ステップS138)。
ここで、コンテンツ送信要求4に、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDとコンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)のユーザIDとが含まれており、かつ、それらIDが同一の親ユーザIDを有するとき、それらの装置(またはユーザ)の組合せは、コンテンツ提供装置10を利用するにあたり、正しい組合せである(すなわち不正な利用ではない)ことがわかる。そのため、コンテンツ提供装置10では、送信されてきたコンテンツ送信要求4に、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDとコンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)のユーザIDとが含まれており、かつ、それらが嗜好・履歴DB152にて、同一の「親ユーザID」を有するか否かを判定する。例えば、コンテンツ情報送受信装置30のユーザIDが「ID1324a」であり、コンテンツ表示処理装置20のユーザIDが「ID1324」である場合は、いずれも親ユーザIDは「ID1324」である。そして、上記いずれのユーザIDも同一の「親ユーザID」を有する場合に、属性情報更新部119がユーザ属性情報記憶部121の嗜好・履歴DB152を更新することが望ましい。
なお、コンテンツ再生状態情報受信部118が、上記再生状態情報を受信しない場合は(ステップS137にてNO)、引き続き、上記信号の受信を待つ。
なお、実際には、コンテンツ配信にあたり課金処理等を行うことが多いため、コンテンツ提供装置10にアクセスしてくるコンテンツ情報送受信装置30およびコンテンツ表示処理装置20との間で、認証処理を行うこと一般的であるが、ここではその記載を省略している。
(コンテンツ情報送受信装置における処理の流れ)
次に図11を参照しながら、コンテンツ情報送受信装置30における処理の流れを説明する。図11は、コンテンツ情報送受信装置30における処理の流れを示すフローチャートである。処理の概要は、1)コンテンツ提供装置10からコンテンツ情報5(お勧め情報)を受信し、2)コンテンツ表示処理装置20にてコンテンツ3を表示する場合は、コンテンツ情報5から生成したコンテンツ要求情報6をコンテンツ表示処理装置20に送信し、3)自端末(コンテンツ情報送受信装置30)にてコンテンツ3を表示する場合は、コンテンツ提供装置10にコンテンツ送信要求4Aを送信し、コンテンツ3を取得する。
まず、コンテンツ・コンテンツ情報受信部311が、コンテンツ提供装置10からコンテンツ情報5(お勧め情報)を受信すると(ステップS331にてYES)、コンテンツ・コンテンツ情報再生部312が該受信したコンテンツ情報5を表示部350へ表示する(ステップS332)。
なお、コンテンツ・コンテンツ情報受信部311が、コンテンツ提供装置10からコンテンツ情報5を受信しない場合は(ステップS331にてNO)、引き続き、コンテンツ情報5の受信を待つ。
次に、コンテンツ情報送受信装置30のユーザが、入力操作部360にて上記表示されているコンテンツ情報5のうち興味があるものを選択し(ステップS333)、該選択したコンテンツ情報5をコンテンツ表示処理装置20へ送信する所定指示をしたことをコンテンツ情報送信指示検出部3131が検出した場合(ステップS334にてYES)、コンテンツ要求情報生成部314が、該選択したコンテンツ情報5からコンテンツ要求情報6を生成する(ステップS335)。
そして、コンテンツ要求情報送信部315が、コンテンツ要求情報6を、コンテンツ表示処理装置20へ送信する(ステップS336)。
また、ステップS333にて選択したコンテンツ情報5をコンテンツ表示処理装置20へ送信する所定指示をしたことをコンテンツ情報送信指示検出部3131が検出しない場合(ステップS334にてNO)、かつ、該選択されたコンテンツ情報5に対応するコンテンツ3を自装置(コンテンツ情報送受信装置30)で再生する所定指示をしたことをコンテンツ取得指示検出部3132が検出した場合(ステップS337にてYES)、コンテンツ要求部316が、該選択されたコンテンツ情報5に基づいてコンテンツ送信要求4Aをコンテンツ提供装置10へ送信する(ステップS338)。
上記送信後、コンテンツ・コンテンツ情報受信部311が、コンテンツ提供装置10からコンテンツ3を受信すると(ステップS339にてYES)、コンテンツ・コンテンツ情報再生部312が該受信したコンテンツ3を表示部350に表示する(ステップS340)。
なお、コンテンツ・コンテンツ情報受信部311が、コンテンツ提供装置10からコンテンツ3を受信しない場合は(ステップS339にてNO)、引き続き、コンテンツ3の受信を待つ。
次に、コンテンツ情報送受信装置30のユーザが、入力操作部360にて上記表示されているコンテンツ3の再生制御(例えば再生終了など)を行ったことをコンテンツ再生状態検出部3133が検出すると、コンテンツ再生状態情報送信部317が、該再生状態信号を、コンテンツ提供装置10へ送信する(ステップS341)。
なお、ステップS3410にて、送信する再生状態情報は、コンテンツ3の再生終了に限られない。例えば、コンテンツ3の再生終了の旨を通知するだけでなく、再生途中における早送り、巻き戻し、一時停止、中断などの情報をさらに送信することにより、それら情報を基に、コンテンツ提供装置10にてより詳細にユーザのコンテンツ再生状態を把握し、嗜好分析することができる。
なお、ステップS333にて選択したコンテンツ情報5をコンテンツ表示処理装置20へ送信する所定指示をしたことをコンテンツ情報送信指示検出部3131が検出しない場合(ステップS334にてNO)、かつ、該選択されたコンテンツ情報5に対応するコンテンツ3を自装置(コンテンツ情報送受信装置30)で再生する所定指示をしたことをコンテンツ取得指示検出部3132が検出しない場合(ステップS337にてNO)、特に処理を行わず、ステップS333に戻る。
なお、実際にはコンテンツ配信にあたり、課金処理等を行うことが多いため、コンテンツ情報送受信装置30とコンテンツ提供装置10との間において、端末認証処理を行うこと一般的であるが、ここではその記載を省略している。
(コンテンツ表示処理装置における処理の流れ)
次に図12を参照しながら、コンテンツ表示処理装置20における処理の流れを説明する。図12は、コンテンツ表示処理装置20における処理の流れを示すフローチャートである。処理の概要は、1)コンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ要求情報6を受信し、2)コンテンツ3を表示するために、コンテンツ提供装置10にコンテンツ送信要求4を送信し、コンテンツ3を取得する。
まず、コンテンツ・コンテンツ要求情報受信部211が、コンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ要求情報6を受信すると(ステップS231にてYES)、コンテンツ・コンテンツ要求情報再生部212が該受信したコンテンツ要求情報6を表示部250へ表示する(ステップS232)。
なお、コンテンツ・コンテンツ要求情報受信部211が、コンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ要求情報6を受信しない場合は(ステップS231にてNO)、引き続き、コンテンツ要求情報6の受信を待つ。
次に、コンテンツ表示処理装置20のユーザが、入力操作部260にて上記表示されているコンテンツ要求情報6のうち興味があるものを選択し(ステップS233)、該選択したコンテンツ要求情報6に対応するコンテンツ3を、コンテンツ提供装置10から取得する所定指示をしたことをコンテンツ取得指示検出部2131が検出した場合(ステップS234にてYES)、必要に応じてコンテンツ3へのアクセス確認を行う(ステップS235)。なお、上記受信したコンテンツ要求情報6が1つのコンテンツ情報しか含まない場合は、上記ユーザによる選択操作は必ずしも必要ない。
上記アクセス確認は、図9に図示しないアクセス確認部にて、コンテンツ表示処理装置20のユーザに対し、該受信したコンテンツ要求情報6に含まれる情報にアクセスしてよいか否かを確認する。このように確認する理由は、例えば、コンテンツ要求情報6がURLからなる情報である場合、該URLで示されるコンテンツ3が該ユーザにとって不適切なコンテンツである可能性があるからである。さらに、上記URLにアクセスする際にユーザに対して所定のパスワードの入力を求めるなどしてもよい。
なお、上記アクセス確認は、必ず実施される必要はなく、コンテンツ表示処理装置20が上記アクセス確認を行わないモードとなる機能を備えていてもよい。この場合、ステップS235における判定処理は省略される。
次に、上記アクセスが可であると判断された場合(ステップS235にてYES)、コンテンツ送信要求情報生成部214が、上記選択されたコンテンツ要求情報6を加工し、コンテンツ送信要求情報7を生成する(ステップS236)。
なお、上記アクセスが否であると判断された場合(ステップS235にてNO)、処理を行わず、ステップS231に戻る。
次に、コンテンツ要求部215が、コンテンツ送信要求情報7に基づいてコンテンツ送信要求4をコンテンツ提供装置10へ送信する(ステップS237)。
上記送信後、コンテンツ・コンテンツ要求情報受信部211が、コンテンツ提供装置10からコンテンツ3を受信すると(ステップS238にてYES)、コンテンツ・コンテンツ要求情報再生部212が該受信したコンテンツ3を表示部250に表示する(ステップS239)。なお、コンテンツ提供装置10から受信したコンテンツ3を一旦コンテンツ・コンテンツ要求情報記憶部221に格納し、コンテンツ・コンテンツ要求情報再生部212は該格納されているコンテンツ3を読み出して表示部250に表示してもよい。
なお、コンテンツ・コンテンツ要求情報受信部211が、コンテンツ提供装置10からコンテンツ3を受信しない場合は(ステップS238にてNO)、引き続き、コンテンツ3の受信を待つ。
次に、コンテンツ表示処理装置20のユーザが、入力操作部260にて上記表示されているコンテンツ3の再生制御(例えば再生終了など)を行ったことをコンテンツ再生状態検出部2132が検出すると、コンテンツ再生状態情報送信部216が、再生状態情報を、コンテンツ提供装置10へ送信する(ステップS240)。なお、再生状態情報をコンテンツ表示処理装置20にて保存する場合は、コンテンツ再生状態情報送信部216が、再生状態情報を、コンテンツ提供装置10へ送信する代わりに、コンテンツ再生状態情報格納部217が該再生状態情報に基づいて再生履歴情報記憶部223を更新する。
なお、ステップS240にて、送信する再生状態情報は、コンテンツ3の再生終了に限られない。例えば、コンテンツ3の再生終了の旨を通知するだけでなく、再生途中における早送り、巻き戻し、一時停止、中断などの情報をさらに送信することにより、それら情報を基に、コンテンツ提供装置10にてより詳細にユーザのコンテンツ3に対する再生状態に関する履歴情報を蓄積できるので、より詳細な嗜好分析をすることができる。
また、実際には、コンテンツ配信にあたり課金処理等を行うことが多いため、コンテンツ表示処理装置20とコンテンツ提供装置10との間において、端末認証処理を行うこと一般的であるが、ここではその記載を省略している。
(装置間で送受信する情報のシーケンス)
次に、図13を参照しながら、コンテンツ提供装置10とコンテンツ表示処理装置20とコンテンツ情報送受信装置30との間でやりとりされる情報のシーケンス例について説明する。図13は、コンテンツ提供装置10とコンテンツ表示処理装置20とコンテンツ情報送受信装置30との間でやりとりされる情報の例を示すシーケンス図である。
まず、コンテンツ提供装置10がお勧め情報(コンテンツ情報5)をコンテンツ情報送受信装置30に送信する(ステップS1001)。
次に、コンテンツ情報送受信装置30は、コンテンツ提供装置10から上記お勧め情報(コンテンツ情報5)を受信し、表示をする。そして、コンテンツ情報送受信装置30のユーザからのお勧め情報の選択(コンテンツAに対応するコンテンツ情報5を選択したものとする)および該ユーザからの送信指示に基づき、コンテンツAのリクエスト(コンテンツ要求情報6)をコンテンツ表示処理装置20に送信する(ステップS1002)。
次に、コンテンツ表示処理装置20は、コンテンツ情報送受信装置30から上記コンテンツAのリクエスト(コンテンツ要求情報6)を受信する。そして、コンテンツAのリクエスト(コンテンツ送信要求4)をコンテンツ提供装置10に送信する(ステップS1003)。なお、コンテンツ表示処理装置20のユーザに対して該コンテンツ送信要求4の送信確認を行ってもよい。
次に、コンテンツ提供装置10は、コンテンツ表示処理装置20から上記コンテンツ送信要求4を受信する。そして、上記コンテンツ送信要求4にて要求されたコンテンツAをコンテンツ表示処理装置20に送信する(ステップS1004)。なお、ここでは、コンテンツAの送信は、MPEG2などの形式によるストリーム送信を想定しており、また、コンテンツAの要求は初めてであるため、コンテンツAの先頭位置から送信しているものとする。
次に、コンテンツ表示処理装置20は、コンテンツ提供装置10から上記コンテンツAを受信し、該受信したコンテンツAを先頭位置から順に再生する(ステップS1005)。
次に、ユーザの所定操作により、再生中のコンテンツAの再生を途中で中断する指示をしたとする(ステップS1006)。ここで、再生を中断する上記所定操作として、コンテンツ情報送受信装置30をユーザが操作することにより、コンテンツ表示処理装置20に対して、再生を中断する旨の所定ファイルを送信したり、制御用リモコンコードを送信してもよい。また、リモコンなどの入力操作部260から再生を中断する旨の制御用リモコンコードを入力してもよい。なお、一般的な携帯電話機では、家電制御用の赤外線リモコンコードをソフトウェアで制御して送信することが可能である。
次に、上記ユーザ操作により、コンテンツ表示処理装置20はコンテンツAの再生を中断するとともに、再生状態情報(ここでは、再生を中断したことを含む情報)をコンテンツ提供装置10に送信する(ステップS1007)。ここで、再生状態情報は、再生を中断した旨の情報のほか、中断時点の再生位置情報(コンテンAの再生開始位置からのバイト数または再生経過時間など)を含むことが望ましい。コンテンツ提供装置10からストリーミングによりコンテンツが送信される場合であっても、コンテンツ表示処理装置20で先読みを行うことが一般的であるため、コンテンツ提供装置10側で正確な中断位置を把握することが難しいためである。
なお、コンテンツを非同期に送受信する場合(たとえばHTTPなどのプロトコルにより送受信する場合)には、ユーザが再生中断を指示した時点で、未再生部分のデータをすでに取得している場合がある。このときは、すでに取得しているデータは削除することが望ましい。
また、ユーザが再生中断を指示したとき、コンテンツAに代えて表示部に表示する映像は、特に限定されるものではなく、地上デジタル放送であってもよいし、メニュー画面であってもよい。
次に、コンテンツ提供装置10は、上記再生状態情報を受信し、該受信した再生状態情報に基づいて、ユーザ属性情報記憶部121を更新する(ステップS1008)。すわなち、当該ユーザが、コンテンツAの再生を中断したことを記憶する。さらに、上記中断時点の再生位置情報を記憶することが望ましい。
次に、ユーザが上記再生中断を指示してから所定期間後に、コンテンツAを再び再生したいと考えたとき、コンテンツ情報送受信装置30を操作して、コンテンツAの再リクエスト(コンテンツ要求情報6)をコンテンツ表示処理装置20に送信する(ステップS1009)。
次に、コンテンツ表示処理装置20は、コンテンツ情報送受信装置30から上記コンテンツAの再リクエスト(コンテンツ要求情報6)を受信する。そして、コンテンツAの再リクエスト(コンテンツ送信要求4)をコンテンツ提供装置10に送信する(ステップS1010)。
次に、コンテンツ提供装置10が、コンテンツ表示処理装置20から上記コンテンツ送信要求4を受信する。そして、上記コンテンツ送信要求4にて要求されたコンテンツAをコンテンツ表示処理装置20に送信する(ステップS1011)。このとき、上記コンテンツ送信要求4に対応するコンテンツAとユーザIDとに基づいてユーザ属性情報記憶部121を検索し、コンテンツAの再開中断位置を得る。そして、該再開中断位置からコンテンツAをストリーム配信する(ステップS1011)。
次に、コンテンツ表示処理装置20は、コンテンツ提供装置10から上記コンテンツAを受信し、該受信したコンテンツAを上記中断位置から順に再生する(ステップS1012)。
次に、コンテンツAを最後まで再生し終わった場合、再生状態情報(ここでは、再生を終了したことを含む)をコンテンツ提供装置10に送信する(ステップS1013)。
次に、コンテンツ提供装置10は、上記再生状態情報を受信し、該受信した再生状態情報に基づいて、ユーザ属性情報記憶部121を更新する(ステップS1014)。すわなち、当該ユーザが、コンテンツAを再生終了したことを記憶する。
次に、コンテンツ提供装置10が、上記コンテンツAを再生終了したことを踏まえて生成した新たなお勧め情報(コンテンツ情報5)をコンテンツ情報送受信装置30に送信する(ステップS1015)。
なお、ステップS1007にて再生状態情報(ここでは、再生を中断したことを含む)をコンテンツ提供装置10に送信するタイミングで、コンテンツ情報送受信装置30に対して、その時点での再生を中断しているコンテンツ3の情報を一括して送信してもよい。これにより、その時点で再生途中のコンテンツ3が複数ある場合に、ユーザが再生を再開するコンテンツ3を選択することができる。
また、上記再生状態情報をコンテンツ提供装置10に送信せず、コンテンツ表示処理装置20内部に記憶してもよい。
次に、図14を参照しながら、コンテンツ提供装置10とコンテンツ表示処理装置20とコンテンツ情報送受信装置30との間でやりとりされる情報のシーケンスの他の例について説明する。図14は、コンテンツ提供装置10とコンテンツ表示処理装置20とコンテンツ情報送受信装置30との間でやりとりされる情報の他の例を示すシーケンス図である。
ここでは、上記再生状態情報をコンテンツ提供装置10に送信せず、コンテンツ表示処理装置20内部に記憶する場合のシーケンス例を示している。なお、説明の便宜上、図13にて示した各ステップと同一のステップには、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
ステップS1006にてユーザの所定操作により、再生中のコンテンツAの再生を途中で中断する指示があたえられると、コンテンツ表示処理装置20はコンテンツAの再生を中断するとともに、コンテンツ再生状態情報格納部217が再生状態情報(ここでは、再生を中断したことを含む)に基づいて再生履歴情報記憶部223を更新する(ステップS1016)。ここで、再生状態情報は、再生を中断した旨の情報のほか、中断した再生位置情報(コンテンAの再生開始位置からのバイト数または再生経過時間など)を含むことが望ましい。
そして、ステップS1009にて、コンテンツ情報送受信装置30からコンテンツAの再リクエストとしてコンテンツ要求情報6を受信すると、該受信したコンテンツ要求情報6に対応するコンテンツAが、以前に、再生を中断されて再生履歴情報記憶部223に再生状態を格納しているコンテンツのうちのいずれかと一致するか、および、該受信したコンテンツ要求情報6に含まれるユーザIDが、該再生状態が格納されているコンテンツAを再生したユーザIDと一致するかを判定する。
上記のいずれも一致する場合、コンテンツAとユーザIDとに対応して格納した再生中断位置からコンテンツAの再生を開始する(ステップS1012)。
上記処理は、ユーザIDとコンテンツIDに対応付けて再生状態を記憶しておき、コンテンツの再生要求に応じて、該コンテンツの再生状態に関する履歴情報の有無を判定し、該履歴がある場合には適切な再生位置から再生を行うという処理を、コンテンツ表示処理装置20にて実現したものである。
したがってコンテンツ表示処理装置20には、ユーザIDとコンテンツIDと再生状態とを保持することになる。なお、再生途中の情報のみならず、これまでに再生を終了した履歴などを記憶しておくことにより、コンテンツ表示処理装置20においてユーザの嗜好を把握することも可能となる。
(表示画面例)
次に、コンテンツ情報送受信装置30の表示画面例、および、コンテンツ表示処理装置20の表示画面例、について説明する。
(コンテンツ情報送受信装置の表示画面例)
まず、図15(a)および図15(b)および図16(a)および図16(b)を参照しながら、コンテンツ情報送受信装置30の表示画面例について説明する。
図15(a)は、図3に示したコンテンツ情報5をコンテンツ情報送受信装置30の表示部350にて表示したときの表示画面例を模式的に示した図である。図3に示したコンテンツ情報5の全てを画面内に表示できないため、図3に示したコンテンツ情報5の一部を画面上に表示し、かつ、表示画面右側にスクロールバーを設けている。
ユーザは、上下ボタンなどの入力操作部360を用いて、表示されている情報を選択する。図15(a)では、URL52が選択されている状態(アンダーラインが引かれ強調されている状態)である。そして、ユーザは入力操作部360を用いて、画面上の「決定」ボタンを押下することにより、該選択されているURL52に対する操作を行う画面へ遷移する。
図15(b)は、図15(a)にて選択したURL52に対して可能な操作の一覧を表示したときの表示画面例を模式的に示した図である。
図15(b)では、ポップアップメニュー71に該操作の一覧を表示している。この例では、「ウェブアクセス」、「タグ送信」、「全文送信」といった操作が可能であることがわかる。ここで、ユーザが入力操作部360を用いて「ウェブアクセス」を指定すると、上記選択したURL52で示されるWebにアクセスする。
また、「タグ送信」を指定すると、該選択されているURL52を、コンテンツ要求情報6として、コンテンツ表示処理装置20に送信する。
また、「全文送信」を指定すると、現在表示しているコンテンツ情報5の全体をコンテンツ要求情報6として、コンテンツ表示処理装置20に送信する。なお、「全文送信」はメール全体や当該Webページ全文を送信するような場合に使用する。
なお、図15(a)にてWebページを表示しているとき、図15(b)のポップアップメニューには、「現在のURLを送る」という操作を表示してもよい。これは、現在表示しているWebページを指定するURLを、コンテンツ表示処理装置20に送信するという操作である。
例えば、コンテンツ提供装置10が端末側のソフトウェアまたはハードウェアの属性(例えば、Webブラウザのエージェント情報など)に応じて、送信するコンテンツ3を切り替えることが可能である場合を考える。一般的には、携帯電話機などのコンテンツ情報送受信装置30における表示部350よりも、テレビなどのコンテンツ表示処理装置20の表示部250の方が、表示サイズが大きく、かつ、解像度が高いことが多い。そのため、コンテンツ情報送受信装置30にて所定のURLで指定されるWebページを閲覧していたが、より表示サイズが大きく、かつ、高精彩な画面で閲覧したい場合に、該URLをコンテンツ表示処理装置20に送信する。そして、コンテンツ表示処理装置20から該URLが指定するWebページにアクセスすると、コンテンツ情報送受信装置30にて表示するのに比べて、よりサイズが大きく、かつ、高精彩なコンテンツ3が表示される。
なお、図15(a)および図15(b)では、テキストデータを表示しているが、これに限定されるものではない。例えば、メーカーノート領域にURLを設定したEXIF形式のデータであってもよい。この場合、コンテンツ情報送受信装置30にて画像領域に設定しているJPEG画像を表示し、それをコンテンツ表示処理装置20に送信する。これにより、コンテンツ表示処理装置20でも該JPEG画像を表示し、かつ、メーカーノート領域に設定したURLに基づいてコンテンツ3を取得することが可能となる。
次に、図16(a)は、図3に示したコンテンツ情報5をコンテンツ情報送受信装置30の表示部350にて表示したときの他の表示画面例を模式的に示した図である。
この例では、図3に示したコンテンツ情報5のうちのURL52の情報が、JPEG画像1363のタグに埋め込まれた状態であるものとする。そのため、ユーザが入力操作部360により送信ボタン1362を押下すると、上記タグ付きJPEG画像1363がコンテンツ表示処理装置20に送信される。
なお、表示されたお勧め情報をさしあたり確認だけしておき、すぐにコンテンツ表示処理装置20に送信しなくてもよい、すなわち、後で送信できるような仕組みがあることが望ましい。例えば、コンテンツ情報5が1日に何通もメールで通知されるような場合、1)メール通知毎にコンテンツ情報5を確認し、コンテンツ表示処理装置20に送信しなければならないとなると、ユーザに負担を強いることが考えられ、2)また、ユーザが過去のメールに記載されているコンテンツ情報5を探し出して、該探し出したコンテンツ情報5を、コンテンツ要求情報6としてコンテンツ表示処理装置20に送信するという操作は、利便性が良くない。
このようなときに、例えば、図16(a)に示した画面におけるチェックボタン1361を用いて、コンテンツ情報5をチェックし、該チェックしたことをコンテンツ情報送受信装置30にて記憶しておくことが望ましい。そして、その後、上記チェックされたコンテンツ情報5を容易にコンテンツ表示処理装置20に送信することができれば、利便性が良い。
図16(b)は、図16(a)にてチェックされたコンテンツ情報5をコンテンツ情報送受信装置30の表示部350にて一覧表示したときの表示画面例を模式的に示した図である。
図16(b)では、JPEG画像1364a、1364b、1364c、1364dが表示されている。これらは、図16(a)のチェックボタン1361によりチェックされたコンテンツ情報5である。
そして、ユーザが、十字方向キーなどの入力操作部360により、上記表示されているJPEG画像のいずれかを選択する。そして、送信ボタン1365を押下することにより、該選択したJPEG画像であるコンテンツ情報5を、コンテンツ要求情報6としてコンテンツ表示処理装置20に送信される。
なお、図16(b)では、JPEG画像1364a、1364b、1364c、1364dに併せて、日時情報を表示している。この日時情報は、コンテンツ提供装置10がコンテンツ情報5を送信した日時(メール送信であれば、メールの発信日時)、コンテンツ情報送受信装置30がコンテンツ情報5を受信した日時、ユーザがコンテンツ情報5をチェックした日時などであることが望ましい。
また、図16(b)では、JPEG画像を同時に4つしか表示していないが、チェックされたコンテンツ情報5が5つ以上存在する場合であっても、十字キーなどにより表示画面をスクロールすることにより、現在表示されていないJPEG画像について選択可能とすることが望ましい。
また、コンテンツ表示処理装置20に送信した日時や、送信した回数を記憶するなどにより、頻繁にコンテンツ表示処理装置20に送信するコンテンツ情報5や、最近送信したコンテンツ情報5を、コンテンツ情報送受信装置30の表示画面の上の方に表示したり、自動的に所定のリストに登録するなどして、該コンテンツ情報5を表示するまでに必要な操作の回数を少なくすることが望ましい。たとえば、音楽のようなコンテンツ3の場合、ユーザが気に入った曲やアルバムを何度も聴くことが多いため、上記のような操作の回数を少なくする工夫を行うと利便性が高くなる。
(コンテンツ表示処理装置の表示画面例)
次に図17を参照しながら、コンテンツ表示処理装置20の表示画面例について説明する。図17は、あるコンテンツ要求情報6をコンテンツ表示処理装置20の表示部250にて表示したときの表示画面例を模式的に示した図である。
図17では、ユーザIDが「ID1324」である、「山田」という呼称のユーザに対するお勧め情報を表示している。このユーザの好みのジャンルとして、図7(b)にて示した嗜好・履歴DBには、「野球」および「アニメ」が登録されている。そのため、図17の画面例では、「アニメ」に関するお勧め情報61、「野球」に関するお勧め情報62および63が表示されている。そして、ユーザは、該お勧め情報内のリンクを押下することにより、対応するVODコンテンツを視聴することができる。
なお、上記リンクのリンク先はVODコンテンツに限るものではない。例えば、上記リンクのリンク先として、IP放送や地上デジタル放送などリアルタイムな放送であってもよい。
次に、図18(a)〜図18(g)を参照しながら、コンテンツ表示処理装置20が地上デジタル放送などの放送を表示中にコンテンツ要求情報6を受信し、コンテンツ3を再生するまでの表示画面の遷移例について説明する。図18(a)〜図18(g)は、コンテンツ表示処理装置20の表示画面の遷移例を模式的に示した図である。
まず、図18(a)では、コンテンツ表示処理装置20にて地上デジタル放送などの放送波を受信し、該受信した放送を表示部250にて表示している様子を示している。
次に、図18(b)では、図18(a)に示すように放送を表示している途中で、コンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ要求情報6を受信した様子を示している。ここでは、コンテンツ要求情報6を受信中である旨を表示するメッセージ64を、放送に重畳して表示している。
なお、ここでは、受信した放送の表示と並行してコンテンツ要求情報6を受信する様子を示したが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザ操作により通信モードの切り替えが可能であって、例えば、外部装置とのデータ通信が可能な通信モードに切り替えたときだけ、コンテンツ要求情報6を受信することとしてもよい。
次に、図18(c)では、図18(b)で受信したコンテンツ要求情報6の概要を表示する様子を示している。ここでは、コンテンツ要求情報6がJPEGフォーマットの「写真.JPEG」というファイル名である画像ファイルであって、該ファイルを表示するか否かを確認する旨を表示するメッセージ65を、放送に重畳して表示している。そして、ユーザはリモコンなどの入力操作部260により、該ファイルを表示するか否かを指示する。
なお、上記では、コンテンツ要求情報6がJPEGフォーマットか否かを判断基準としたが、これに限定されるものではない。例えば、JPEGのタグとしてURLなどの情報が含まれている場合には、そのタグの有無やURLなどの情報の有無により判断することが望ましい。
次に、図18(d)では、図18(c)にて受信したコンテンツ要求情報6に対してユーザが表示する指示を与えた直後の様子を示している。ここでは、上記受信した画像ファイルを放送に代えて表示している。
また、図18(e)では、図18(b)で受信したコンテンツ要求情報6の概要を表示する他の様子を示している。ここでは、コンテンツ要求情報6がコンテンツ3の所在を示すURLであって、該コンテンツ3を表示するか否かを確認する旨を表示するメッセージ66を、放送に重畳して表示している。そして、ユーザはリモコンなどの入力操作部260により、該コンテンツ3を表示するか否かを指示する。
なお、図18(e)では、コンテンツ3の所在を示すURLである文字列を表示する例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、コンテンツ3のサムネイルやタイトルなどを表示してもよい。
また、図18(e)に示したURLには、コンテンツ情報送受信装置30のユーザID(id1324a)が記載されている。このように記載されているのは、コンテンツ提供装置10で生成されたコンテンツ情報5に対して、コンテンツ情報送受信装置30がユーザIDを追加してコンテンツ要求情報6を生成しているためである。
ただし、セキュリティなどの観点からユーザIDを視認できる状態にしたくない場合には、ユーザIDを暗号化するなどして、容易に解読できないようにしておくことが望ましい。また、URL全体を暗号化するなどして容易に解読できないようにしておくと、さらにセキュリティが高まる。このとき、通常のWebブラウザを用いる代わりに、所定のアプリケーションを用いることにより、アクセス先のURLをユーザに視認させない状態でコンテンツ3を表示することができる。
次に、図18(f)では、図18(e)にて受信したコンテンツ要求情報6に対応するコンテンツ3をユーザが表示する指示を与えた直後の様子を示している。ここでは、コンテンツ提供装置10にアクセスし、上記コンテンツ3を取得して、該取得したコンテンツ3を放送に代えて表示している。なお、ここでは、該取得した「おでん8」というコンテンツ3を表示するためには購入する必要がある場合であって、該購入の意志をユーザに確認する確認画面56を表示する例を示している。この確認画面56は、コンテンツ提供装置10からコンテンツ表示処理装置20に送信される画面である。そして、ユーザはリモコンなどの入力操作部260により、該コンテンツ3を購入するか否かを指示する。
次に、図18(g)では、図18(f)にてユーザが購入する指示を与えた直後の様子を示している。ここでは、上記取得した「おでん8」というコンテンツ3を放送に代えて表示している。
(情報の流通フローモデル)
コンテンツ表示処理システム800において、コンテンツ提供装置10が、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを知り得る前と知り得た後とでは、情報の流通フローモデルを変えることが可能であるので、以下で4つのモデルについて説明する。
(モデル1)
まず、図19を参照しながら、コンテンツ提供装置10が、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを知り得る前における、装置間で送信される情報の流通フローモデルについて説明する。図19は、コンテンツ提供装置10が、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを知り得る前における、装置間で送信される情報の流通フローモデルを示す模式図である。
本モデルは、コンテンツ提供装置10が、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDをまだ知っていない。そのため、図19に示すフロー(1)に示すように、コンテンツ提供装置10からコンテンツ情報送受信装置30に送信するコンテンツ情報5には、コンテンツ3へのアクセス情報のみを含み、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを含まない。
次に、図19に示すフロー(2)に示すように、該コンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ表示処理装置20に送信するコンテンツ要求情報6には、該コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを付加する。
次に、図19に示すフロー(3)に示すように、該コンテンツ表示処理装置20からコンテンツ提供装置10に送信するコンテンツ送信要求4には、さらに、該コンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)のユーザIDを付加する。
そして、図19に示すフロー(4)に示すように、該コンテンツ送信要求4に応じたコンテンツ3を該コンテンツ表示処理装置20に送信する。
以上のように、フロー(3)において、コンテンツ提供装置10には、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDと、コンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)のユーザIDとの組が送信される。したがって、コンテンツ提供装置10は、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを知ることができるとともに、コンテンツ提供装置10では、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDとコンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)のユーザIDとの関連付けを知ることができる。
そのため、コンテンツ情報送受信装置30のユーザのコンテンツ3の再生状態をユーザ属性情報記憶部121の嗜好・履歴DB152に記憶させることができる。
さらに、次回以降、コンテンツ情報送受信装置30のユーザに応じたコンテンツ情報5を、当該コンテンツ情報送受信装置30に送信することが可能となる。
(モデル2)
次に、図20を参照しながら、コンテンツ提供装置10が、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを知り得た後における、装置間で送信される情報の流通フローモデルの一例について説明する。図20は、コンテンツ提供装置10が、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを知り得た後における、装置間で送信される情報の流通フローモデルの一例を示す模式図である。
本モデルは、コンテンツ提供装置10が、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDをすでに知り得ている。そのため、図20に示すフロー(1)に示すように、コンテンツ提供装置10がコンテンツ情報送受信装置30のユーザに適したコンテンツ情報5を生成し、該生成したコンテンツ情報5を該コンテンツ情報送受信装置30に送信することができる。そのため、図20に示すフロー(1)に示すように、コンテンツ提供装置10が生成するコンテンツ情報5には、コンテンツ3へのアクセス情報に加えて、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを含んでいる。
次に、図20に示すフロー(2)に示すように、該コンテンツ情報送受信装置30から、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを付加することなく、コンテンツ要求情報6をコンテンツ表示処理装置20に送信する。
次に、図20に示すフロー(3)および(4)は、図19に示したフロー(3)および(4)と同様であるので、その説明を省略する。
(モデル3)
次に、図21を参照しながら、コンテンツ提供装置10が、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを知り得た後における、装置間で送信される情報の流通フローモデルの他の一例について説明する。図21は、コンテンツ提供装置10が、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを知り得た後における、装置間で送信される情報の流通フローモデルの他の一例を示す模式図である。
本モデルは、コンテンツ提供装置10が、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDと、ユーザIDとコンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)のユーザIDとの関連付けをすでに知り得ている。したがって、図21に示すフロー(2)に示すように、コンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ送信要求4Aをコンテンツ提供装置10に送信し、そして、コンテンツ提供装置10が該コンテンツ送信要求4Aに対応するコンテンツ3を、該コンテンツ情報送受信装置30と対応づくコンテンツ表示処理装置20に送信することができる。
そのため、例えば、外出先にいるコンテンツ情報送受信装置30のユーザが、自宅に帰宅後に、コンテンツ表示処理装置20に対してコンテンツ要求情報6を送信しなくても、外出先でコンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ送信要求4Aをコンテンツ提供装置10に送信しておけば、コンテンツ提供装置10から該ユーザのコンテンツ表示処理装置20にコンテンツ3を送信することができる。
そのために、図21に示すフロー(1)にて該コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)を特定せずに送信されたコンテンツ情報5に、該コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを付加してコンテンツ要求情報6を生成し、図21に示すフロー(2)に示すように、該生成したコンテンツ要求情報6を含むコンテンツ送信要求4Aをコンテンツ提供装置10に送信する。これにより、コンテンツ提供装置10は、どのコンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ送信要求4Aが送信されたかがわかるので、その結果、該コンテンツ情報送受信装置30に対応づくコンテンツ表示処理装置20がわかる。
そして、図21に示すフロー(3)に示すように、該対応づくコンテンツ表示処理装置20にコンテンツ3を送信する。
これにより、ユーザはコンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ表示処理装置20に対して、コンテンツ要求情報6を送信する必要が無く、コンテンツ表示処理装置20への操作のみで所望のコンテンツを閲覧することが可能となる。
なお、図21に示すフロー(3)にてコンテンツ3を送信する代わりに、上記コンテンツ送信要求4Aに含まれるコンテンツ要求情報6をユーザが選択した情報として、該対応づくコンテンツ表示処理装置20に送信してもよい。
(モデル4)
次に、図22を参照しながら、コンテンツ提供装置10が、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを知り得た後における、装置間で送信される情報の流通フローモデルの他の一例について説明する。図22は、コンテンツ提供装置10が、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを知り得た後における、装置間で送信される情報の流通フローモデルの他の一例を示す模式図である。
図21に示すフロー(1)では、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)を特定せずにコンテンツ情報5を送信しているが、すでにコンテンツ提供装置10がコンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを知っているので、上記モデル2で説明したように、コンテンツ情報送受信装置30のユーザに適したコンテンツ情報5を送信してもよい。そのために図22に示すフロー(1)では、コンテンツ提供装置10が生成するコンテンツ情報5には、コンテンツ3へのアクセス情報に加えて、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDを含んでいる。
なお、図22に示すフロー(2)および(3)は、図21に示すフロー(2)および(3)と同様であるので、その説明を省略する。
このモデル4においても、前記モデル3と同様、ユーザはコンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ表示処理装置20に対して、コンテンツ要求情報6を送信する必要が無く、コンテンツ表示処理装置20への操作のみで所望のコンテンツを閲覧することが可能となる。
(変形例1 コンテンツ情報送受信装置における処理の流れ)
コンテンツ情報送受信装置30においてコンテンツ情報5からコンテンツ要求情報6を生成するにあたり、パスワードなどのユーザが入力した情報を用いてもよい。
例えば、課金サービスを受けるときなどにおいて、ユーザ認証や端末認証を行うことがある。また、認証情報だけでなく、ユーザが行う所定の設定やユーザが入力する所定のメッセージなどをコンテンツ提供装置10に送信したい場合もある。このようなときに、コンテンツ情報送受信装置30にてユーザ入力を可能としておくことが望ましい。
そこで、図23を参照しながら、ユーザが入力した情報を基にコンテンツ要求情報6を生成する処理の流れを説明する。図23は、ユーザが入力した情報を基にコンテンツ要求情報6を生成する処理の流れを示すフローチャートである。なお、図23に示すフローは、図11におけるステップS334とステップS336との間に追加するものであるので、その間以外のステップについては記載を省略するとともに、図11と同一のステップについては同一の符号を付して記載を省略し、併せてその説明を省略する。
ステップS334にて、ユーザが選択したコンテンツ情報5をコンテンツ表示処理装置20へ送信する所定指示をしたことをコンテンツ情報送信指示検出部3131が検出したあと(ステップS334にてYES)、ユーザからのパスワードの入力を受けつける(ステップS342)。パスワード入力画面については後述で例を挙げて説明する。
次に、パスワードの入力が完了すると、該入力されたパスワードが正しいか否かを、図示しないパスワード判定処理部にて判定する(ステップS343)。ここで当該判定は、コンテンツ提供装置10と通信を行い、厳格な判定を行ってもよいし、単に予め定められた所定の文字列が入力されていることのみを判定してもよい。なお、ステップS343の判定処理は必ずしも必要ではなく、該入力されたパスワードが正しいか否かを判定しなくてもよい。
次に、上記入力されたパスワードが正しくないものであると判定された場合(ステップS343にてNO)、その旨のエラー表示を行い(ステップS344)、再びユーザからの入力を受けつける。
次に、上記入力されたパスワードが正しいものであると判定された場合(ステップS343にてYES)、図示しない暗号化処理部にて、パスワードの暗号化処理を行う(S345)。なお、暗号化処理は、ユーザが入力した文字列(この場合はパスワード)のみを暗号化・秘匿化してもよいし、ユーザが入力した文字列に加えてコンテンツのタイトルやユーザIDなどを含めて暗号化してもよいし、コンテンツに関する情報の全体を暗号化してもよいし、通信路全体を暗号化してもよい(例えばSSL(Secure Socket Layer)など)。
次に、上記暗号化された情報と他の情報(コンテンツ提供装置10のURLなど)と組み合わせて、コンテンツ情報を加工し、コンテンツ要求情報を生成する(ステップS335)。
なお、ステップS342にて処理を中断するユーザ入力があった場合は、コンテンツ要求情報6の生成を行わずに処理を終了する。
なお、上記例では、ユーザ入力されるものがパスワードである例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、コンテンツ3に対するユーザのコメントや制御コマンドなどであってもよい。映画コンテンツの感想などのコメントをコンテンツ情報送受信装置30にて入力し、コンテンツ表示処理装置20経由でコンテンツ提供装置10に送信することが可能になる。
また、上記例ではパスワードをユーザが入力する例を記載したが、携帯電話の電話番号のような装置固有のIDを自動で付加するものでもよい。この場合、コンテンツ情報送受信装置30に、装置固有のIDを記録したSIM(Subscriber Identity Module Card)やUSIM(Universal SIM)カードを搭載しておくことにより、装置固有のIDを取得することができる。
また、暗号化については、秘匿性を高めるため、同じ内容であっても毎回異なる符合が出力されることが望ましい。例えば、ユーザ入力時または暗号作成時の時刻情報を含めて暗号化することにより、毎回異なる暗号が生成可能となる。また、時刻情報含めた情報を暗号化し、該時刻情報をコンテンツ提供装置10側で得た場合において、例えば、パスワード入力後10分以上経過していればそのリクエストは受けつけないなどとすることにより、より信頼性の高いシステムを構築することが可能となる。
なお、コンテンツ情報送受信装置30のユーザのパスワードをコンテンツ提供装置10側で取得する場合には、図示しない課金システムにより課金することが可能となる。
次に、図24を参照しながら、図23で示したユーザ入力処理を行う画面例を説明する。図24は、図23で示した処理を行う画面例を模式的に示した図である。
図24に示す画面にて、パスワード入力欄にユーザがパスワードを入力した後、「送信」ボタンを押下すると、ステップS343における処理が行われる。また、「戻る」ボタンを押下すると、処理が中断される。なお、ここではパスワードの入力が完了しても、「送信」ボタンまたは「戻る」ボタンが押されるまで処理を行わないこととしたが、これに限定されるものではない。
なお、図23および図24では、コンテンツ情報送受信装置30にて、ユーザの入力した情報や装置固有のIDを用いてコンテンツ情報5を加工し、コンテンツ要求情報6を生成したが、同様の処理をコンテンツ表示処理装置20にてコンテンツ送信要求情報7を生成する際に行ってもよい。すなわち、コンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)を識別するユーザIDを用いてコンテンツ要求情報6を加工し、コンテンツ送信要求情報7を生成してもよい。
コンテンツ要求情報6がXML言語やスクリプト言語など記述されている場合には、上記例と同様に、コンテンツ要求情報6に従ってコンテンツ表示処理装置20固有の情報やユーザの入力した情報を基に、コンテンツ送信要求情報7を生成し、コンテンツ送信要求情報7を含めたコンテンツ送信要求4をコンテンツ提供装置10サーバ装置に送信することが容易に実現できる。なお、ユーザが入力した情報は、例えば、ある映画コンテンツを見た後で、その映画コンテンツの感想をコンテンツ提供装置10に投稿するというような目的でも利用できる。
(変形例2 コンテンツ表示処理装置における処理の流れ)
コンテンツ表示処理装置20では、コンテンツ要求情報6を受信した後、コンテンツ提供装置10に対してコンテンツ送信要求4を送信し、コンテンツ3を取得する。ここで、取得しようとするコンテンツ3が、コンテンツ表示処理装置20にて登録されているコンテンツであるか否か、また、コンテンツ3が自装置内にあるかによって、コンテンツ3の取得方法を変更してもよい。なお、上記において、コンテンツ3がコンテンツ表示処理装置20に登録されているとは、コンテンツ表示処理装置20のユーザが契約している所定の配信サービスにコンテンツ3が含まれることを意味し、コンテンツ3がコンテンツ表示処理装置20に登録されていないとは、コンテンツ表示処理装置20のユーザが契約している配信サービスにコンテンツ3が含まれないことを意味する。
図25を参照しながら、コンテンツ表示処理装置20がコンテンツ3を取得する流れの他の例を説明する。図25は、コンテンツ表示処理装置20がコンテンツ3を取得する流れの他の例を示すフローチャートである。なお、図25に示すフローは、図12におけるステップS235以降に処理を追加するものであるので、ステップS235より前のステップについては記載を省略するとともに、図12と同一のステップについては同一の符号を付して記載を省略し、併せてその説明を省略する。
ステップS235にてアクセスが可であると判断された場合(ステップS235にてYES)、取得しようとするコンテンツ3が、コンテンツ表示処理装置20にてユーザにより登録されているコンテンツであるか否か、また、該取得しようとするコンテンツ3がコンテンツ表示処理装置20内にあるかについて、図示しない所定の判定手段にて判定する(ステップS241)。
ここで、該取得しようとするコンテンツ3が、コンテンツ表示処理装置20にて登録されていないコンテンツであると判定された場合、ユーザが契約していない配信サービスにアクセスすることになるため、その旨の警告を表示する(ステップS242)。もちろん、ユーザに契約外の配信サービスにアクセスすることを明示し、ユーザに確認を求めた後にアクセスしてもよい。なお、例えば、コンテンツ表示処理装置20がWebブラウザなどのアプリケーションを備えている場合、ユーザがWebブラウザ上で任意のURLを入力することにより、上記登録されていない配信サービスへのアクセスが可能である。
ここで、該取得しようとするコンテンツ3が、コンテンツ表示処理装置20にて登録されているコンテンツであると判定された場合、コンテンツ送信要求情報7を生成し(ステップS236)、コンテンツ送信要求情報7に基づいてコンテンツ送信要求4をコンテンツ提供装置10へ送信する(ステップS237)。
次に、この例では、コンテンツ提供装置10との通信によりコンテンツ表示処理装置20の端末認証を行っている(ステップS243)。認証の方式は特に限定されるものではない。装置自体の認証に限らず、取得しようとしているコンテンツ3が契約条件を満たすかどうかなどの判定を含んでいてもよい。また、例えば携帯電話機用のQVGAサイズのコンテンツ3を、フルハイビジョン対応のコンテンツ表示処理装置20が取得しようとしたとき、「携帯電話機用のコンテンツですが、取得して宜しいですか?」などの確認メッセージを表示し、ユーザに確認を促してもよい。
上記端末認証に失敗した場合は(ステップS244にてNO)、ユーザにその旨のメッセージを表示し(ステップS245)、コンテンツ提供装置10との通信を終了する。
上記端末認証に失敗した場合は(ステップS244にてYES)、Sステップ238以降の処理を行う。
また、ステップS241にて、該取得しようとするコンテンツ3がコンテンツ表示処理装置20内にあると判定された場合、コンテンツ・コンテンツ要求情報記憶部221から該コンテンツ3を読み出す(ステップS246)。例えば、コンテンツ表示処理装置20がハードディスクレコーダーであって録画済みのコンテンツ3がコンテンツ・コンテンツ要求情報記憶部221に格納されている場合、該格納されているコンテンツ3を選択して読み出す。
そして、該読み出したコンテンツ3をコンテンツ・コンテンツ要求情報再生部212が表示部250に表示する(ステップS239)。
(コンテンツ情報を他のコンテンツ情報送受信装置30へ転送した場合の処理例)
なお、上記モデル2のように、コンテンツ提供装置10が、例えば20歳以上に適したコンテンツ3にアクセスするためのコンテンツ情報5に、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)を識別できるユーザIDを付加した状態で、当該コンテンツ情報送受信装置30(装置Aとする)にメール送信する場合、装置Aのユーザが、装置Aからさらに別のコンテンツ情報送受信装置30(装置Bとする)に該コンテンツ情報5をメール転送することが考えられる。そして、装置Bのユーザが20歳未満であることが考えられる。
ここで、装置Bが、該コンテンツ情報5に装置B(またはそのユーザ)を識別できるユーザIDをさらに付加してコンテンツ要求情報6を生成し、該生成したコンテンツ要求情報6をコンテンツ表示処理装置20に送信する構成であれば、コンテンツ表示処理装置20では、もともとコンテンツ提供装置10が付加した装置A(またはそのユーザ)のユーザIDと、装置Bが付加した装置B(またはそのユーザ)のユーザIDとを比較することにより、それらが同一か否かを判定し、それぞれの判定結果に応じた処理を行うことが可能である。
例えば、ユーザIDが同一でないと判定された場合、コンテンツ表示処理装置20の表示部250にて「本コンテンツは装置Bに送られたものではありませんが、再生してもよろしいですか?」などの確認メッセージを表示し、ユーザに確認を求めることなどが可能となる。
また、ユーザIDが同一でないと判定された場合、コンテンツ提供装置10に問い合わせて、「本コンテンツは20歳以上向けですが再生してもよろしいですか?」というメッセージ表示を行ってもよい。
さらに、ユーザIDが同一でないと判定された場合、コンテンツ提供装置10へのコンテンツ送信要求4の送信やコンテンツ3の再生を行わないといった設定が、コンテンツ表示処理装置20やコンテンツ提供装置10で可能な構成になっていてもよい。
(コンテンツ送信要求4に含まれる、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDとコンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)のユーザIDが異なる場合の処理例)
あるコンテンツ送信要求4に含まれる、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDとコンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)のユーザIDとが同一の親ユーザIDを有するとき、それらの装置(またはユーザ)の組合せは、コンテンツ提供装置10を利用するにあたり、正しい組合せである(すなわち不正な利用ではない)ことがわかる。
そのため、コンテンツ提供装置10では、送信されてきたコンテンツ送信要求4に、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDとコンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)のユーザIDとが含まれており、かつ、それらが嗜好・履歴DB152にて、同一の「親ユーザID」を有するか否かを判定する。例えば、コンテンツ情報送受信装置30のユーザIDが「ID1324a」であり、コンテンツ表示処理装置20のユーザIDが「ID1324」である場合は、いずれも親ユーザIDは「ID1324」である。
そして、上記いずれのユーザIDも同一の「親ユーザID」を有する場合に、属性情報更新部119がユーザ属性情報記憶部121の嗜好・履歴DB152を更新することが望ましい。
一方、コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDとコンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)のユーザIDとが同一の親ユーザIDを有さないとき、それらの装置(またはユーザ)の組合せは、コンテンツ提供装置10を利用するにあたり、正しい組合せではない(不正な利用である可能性がある)ことがわかる。
例えば、コンテンツ情報送受信装置30にてコンテンツ情報5にユーザID「ID1324a」が付加されたが、コンテンツ表示処理装置20の認証処理部218とコンテンツ提供位置10との間でやり取りされるコンテンツ表示処理装置20(またはそのユーザ)のユーザIDが「ID1324a」ではない場合である。
このようなケースが生じるのは、上記コンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザID「ID1324a」が付加されたコンテンツ情報5を、「ID1324」以外のユーザIDを持つコンテンツ表示処理装置20に送信し、コンテンツ3の送信要求を行う場合である。例えば、ユーザIDが「ID1324a」である自分の携帯端末(コンテンツ情報送受信装置30)から、ユーザIDが「ID1324」以外である他人の再生装置(コンテンツ表示処理装置20)に対してコンテンツ情報5を送信し、該他人の再生装置にてコンテンツ3の送信要求を行う場合や、自分の携帯端末(コンテンツ情報送受信装置30)にあるコンテンツ情報5を、メールなどで他人の携帯端末(コンテンツ情報送受信装置30)に送信したあと、該他人の携帯端末から該他人の再生装置(コンテンツ表示処理装置20)に対してコンテンツ情報5を送信し、該他人の再生装置にてコンテンツ3の送信要求を行う場合、などが考えられる。
いずれにしても配信サービス事業者側は、契約条件に照らした上で、問題がなければコンテンツ送信要求があったコンテンツ3を送信することが望ましい。上記の場合には、「ID1324a」の携帯端末のユーザは、他人に対して当該コンテンツ3を宣伝したと考えることもできるため、「ID1324a」または「ID1324」の契約に対して特典ポイントを付加するなどの処理を行ってもよい。これは、ユーザ属性情報記憶部121の嗜好・履歴DB152にさらに特典ポイントのカラムを追加することにより容易に実現できる。他人にコンテンツを宣伝することにより特典ポイントが増えると、例えば、新しいサービスを受けることができるなどの特典を受けることができるようにすればよい。
(あるユーザが継続的に使用しているとみなす状態の例)
コンテンツ情報送受信装置30からコンテンツ表示処理装置20に送られたコンテンツ情報5にコンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)のユーザIDが付加されており、該ユーザIDに基づきコンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)が特定される場合には、その後連続してなされる操作は、そのコンテンツ情報送受信装置30(またはそのユーザ)からなされた操作であるとみなして、コンテンツ表示処理装置20やコンテンツ提供装置10が動作してもかまわない。つまり、例えば、コンテンツ情報送受信装置30のユーザがAさんであると特定された場合において、その後連続して、コンテンツ表示処理装置20のリモコン20cにて操作がなされたときは、Aさんにより継続的に操作されているとみなす。従って、例えば視聴履歴を表示する場合には、Aさんの視聴履歴がコンテンツ表示処理装置20の表示部250に表示されたり、表示部250の画面デザインが、Aさんが設定したデザインになるようにすることが考えられる。また、例えば「携帯端末(コンテンツ情報送受信装置30)に案内情報をメール送信する」という操作をAさんがコンテンツ表示処理装置20で行った場合、Aさんの携帯端末(コンテンツ情報送受信装置30)に対して上記案内情報をメール送信するということも考えられる。なお、上記のように継続的な使用とみなす状態は、コンテンツ表示処理装置20での操作が無くなってから所定時間を経過したときや、コンテンツ表示処理装置20の電源をオフにしたときや、VODを表示する画面から放送波を表示する画面に切り替えたときなどをトリガとして、上記継続的な使用とみなさない状態に移行することが望ましい。
(付記事項)
本発明に係るコンテンツ提供装置10は、コンテンツ送信要求4に応じてコンテンツ3を要求元に送信することが可能なサーバ装置であればよい。
また、本発明に係るコンテンツ情報送受信装置30は、コンテンツ情報の送受信が可能な装置であればよい。特に、本明細書のコンテンツ情報送受信装置は、携帯電話機に好適である。
また、本発明に係るコンテンツ表示処理装置20は、コンテンツの表示処理が可能な装置であればよい。特に、本明細書のコンテンツ表示処理装置は、他のサーバ装置から受信したコンテンツを表示処理するSTBに好適である。
また、本発明に係るコンテンツ3は、テキストデータ、音声データ、画像データ、映像データ、オフィスドキュメント、電子書籍、その他の電子的情報またはそれらを組み合わせたものであってもよく、また、特定のフォーマットに限定されるものではない。
なお、実施の形態は上述の他に、以下のようにも表現できる。
[1]本発明に係るコンテンツ表示処理装置は、ネットワークを通じてサービス提供装置と通信する第1の通信手段と、外部の装置から情報を受信する第2の通信手段と、前記第2の通信手段からユーザもしくは外部装置と対応付けられた情報を含むコンテンツ情報を受信するコンテンツ情報受信手段と、前記受信したコンテンツ情報に基づき、前記第1の通信手段によりストリームコンテンツを取得するコンテンツ受信手段と、前記受信したコンテンツを再生するコンテンツ再生手段とを有するものであってもよい。
[2]さらに、本発明に係るコンテンツ表示処理装置は、前記第2の通信手段から受信したコンテンツ情報に対応して、過去の視聴停止時点と対応した場所からの再生が行われるものであってもよい。
[3]さらに、本発明に係るコンテンツ表示処理装置は、再生停止要求を受けて、停止場所情報を前記第1の通信手段から送信するものであってもよい。
[4]さらに、本発明に係るコンテンツ表示処理装置は、受信したコンテンツ情報の一部もしくは全部を記憶し、コンテンツ情報に含まれるユーザもしくは外部装置と対応付けられた情報に対応させて、視聴状況を記憶するものであってもよい。
[5]本発明に係るコンテンツ提供装置は、外部装置と通信を行うための通信手段と、第1の装置からコンテンツ送信要求を受け、コンテンツを送信する第1の情報送受信手段と、第2の装置にコンテンツ情報を送信する第2の情報送受信手段と、第2の装置の端末の属性情報を記憶する装置属性情報記憶手段と、前記第1の情報送受信手段で受信した情報に含まれる前記第2の装置の情報を用いて、前記第2の装置の装置属性情報を更新する端末情報更新手段とを有するものであってもよい。
[6]さらに、本発明に係るコンテンツ提供装置は、コンテンツはストリーム型の情報を送信するものであってもよい。
[7]さらに、本発明に係るコンテンツ提供装置は、前記第1の装置から再生終了情報もしくは再生中断情報を取得し、前記第1の装置の属性情報を更新するものであってもよい。
[8]さらに、本発明に係るコンテンツ提供装置は、前記第1の装置からの送信要求もしくは再生終了もしくは再生中断情報を取得し、当該コンテンツ情報に対応する第2の装置に対して、関連情報を送信するものであってもよい。
[9]本発明に係るコンテンツ情報送受信装置は、コンテンツ提供装置と通信する第1の通信手段と、コンテンツ表示処理装置と通信する第2の通信手段と、前記第1通信手段により受信したコンテンツ情報の少なくとも一部を表示するコンテンツ情報表示手段と、ユーザに情報を入力させるユーザ入力手段と、前記受信したコンテンツ情報の少なくとも一部と、前記ユーザが入力した入力情報の少なくとも一部を組み合わせてコンテンツ情報を更新するコンテンツ情報更新手段と、前記更新されたコンテンツ情報を前記第2の通信手段により送信するものであってもよい。
[10]さらに、本発明に係るコンテンツ情報送受信装置は、コンテンツ提供装置と通信する第1の通信手段と、コンテンツ表示処理装置と通信する第2の通信手段と、前記第1通信手段により受信したコンテンツ情報の少なくとも一部を表示するコンテンツ情報表示手段と、機器の情報を記憶する機器情報記憶手段と、前記機器情報記憶手段に記憶されている情報の少なくとも一部と、前記受信したコンテンツ情報と組み合わせて新しいコンテンツ情報を作成するコンテンツ情報更新手段と、前記更新されたコンテンツ情報を前記第2の通信手段により送信するものであってもよい。
[11]さらに、本発明に係るコンテンツ情報送受信装置は、コンテンツ情報を暗号化する暗号化手段を持ち、コンテンツ情報を暗号化して送信するものであってもよい。
最後に、制御部110・210・310は、CPUを用いてソフトウェアによって実現してもよいし、ハードウェアロジックによって構成してもよい。ソフトウェアによって実現する場合は、コンテンツ提供装置10およびコンテンツ表示処理装置20およびコンテンツ情報送受信装置30は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM、上記プログラムを展開するRAM、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるコンテンツ提供装置10およびコンテンツ表示処理装置20およびコンテンツ情報送受信装置30の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、コンテンツ提供装置10およびコンテンツ表示処理装置20およびコンテンツ情報送受信装置30に供給し、コンテンツ提供装置10およびコンテンツ表示処理装置20およびコンテンツ情報送受信装置30内のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、コンテンツ提供装置10およびコンテンツ表示処理装置20およびコンテンツ情報送受信装置30を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394ケーブル、USBケーブル、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。