JP2001166395A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001166395A JP35001299A JP35001299A JP2001166395A JP 2001166395 A JP2001166395 A JP 2001166395A JP 35001299 A JP35001299 A JP 35001299A JP 35001299 A JP35001299 A JP 35001299A JP 2001166395 A JP2001166395 A JP 2001166395A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】試行錯誤を繰り返しながら行われるトリミング
設定を含む複写画像の作製作業を簡単にする画像形成装
置を提供する。では、 【解決手段】原画像から取得されたデジタル画像データ
に対してトリミング枠を設定するトリミング設定部20
aと、前記トリミング枠によって決定された前記原画像
の画像領域を表す画像データから変換されたプリントデ
ータに基づいて複写画像を記録シート2の表面に形成す
るデジタルプリント部と前記トリミング枠を規定するト
リミングデータを生成するトリミングデータ生成部20
bと、前記トリミングデータを格納するデータ格納部2
7とを備えている画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原画像から取得さ
れたデジタル画像データに対してトリミング枠を設定す
るトリミング設定部と、前記トリミング枠によって決定
された前記原画像の画像領域を表す画像データから変換
されたプリントデータに基づいて複写画像を記録シート
の表面に形成するデジタルプリント部とを備えた画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真プリントに代表されるような、原画
像の少なくとも一部を記録シートに複写画像として形成
する画像形成装置の分野では、原画像を有する原稿、例
えば写真フィルムをスキャナによって走査して原画像を
光電変換して取得されたデジタル画像データに対して色
補正や変倍処理を施した後、サーマルプリンターを用い
て熱転写用紙に複写画像を形成したり、光プリントヘッ
ドを用いて印画紙に複写画像を形成したりするものが登
場してきている。
【0003】このようなフルデジタルの写真画像形成装
置では、原画像に対するトリミング指示がある場合、ス
キャナを介して取り込まれた写真画像のデジタル画像デ
ータやデジタルカメラから送り込まれた写真画像のデジ
タル画像データに対して、トリミング指示に合うように
トリミング枠を設定し、そのトリミング枠を用いてプリ
ントに必要な画像データを切り出し、その切り出された
画像データからプリントデータを生成し、このプリント
データによって制御される光プリントヘッドを用いて印
画紙に所望通りの画像を形成することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トリミ
ング枠の設定は微妙なものであり、出来上がったプリン
トを見て再度トリミング枠を設定し直すといったことが
よく行われている。このようなトリミング枠の設定作業
には、通常モニタ画面に映し出される原画像の疑似画像
を見ながら行われるのであるが、トリミング枠の設定が
モニタ画面の1画素単位のレベルで行わなければならな
いような場合、前回のトリミング枠との違いを正確に思
い浮かべながらのトリミング枠設定作業は、オペレータ
に多大な負荷を与えていた。
【0005】また、DPショップ等で行われている印画
紙を用いた写真プリント作製作業では、印画紙への画像
焼き付けから仕上がりプリントを得るまでの時間が、現
像処理を経るため、ある程度必要であることから、1つ
の原画像ごとにトリミング作業を繰り返して最終的な写
真プリントを作製するのではなく、いくつかの原画像を
連続的に処理していくので、再度トリミング枠を設定す
る場合、前回のトリミング枠の復元だけではなく、前回
行った色補正などのフォトレタッチのための画像処理を
復元することも困難となる。もちろん、トリミング設定
や画像処理の履歴を記載したメモなどが残されていると
しても、再度そのような処理履歴を見ながら原画像複写
のための画像データを作製していくのは、オペレータに
とってかなりの負担となる。さらに、仕上げられた写真
プリントを顧客に納品した後、顧客からトリミングを少
し右にずらして欲しいといったクレームが付けられた場
合、当時のトリミング枠を再度復元することは不可能で
あり、もう一度その写真プリントを見ながら、トリミン
グ枠の設定や必要の場合フォトレタッチ作業も行わなけ
ればならない。上記実状に鑑み、本発明の課題は、試行
錯誤を繰り返しながら行われるトリミング設定を含む複
写画像の作製作業を簡単にする画像形成装置を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明による画像形成装置では、原画像から取得さ
れたデジタル画像データに対してトリミング枠を設定す
るトリミング設定部と、前記トリミング枠によって決定
された前記原画像の画像領域を表す画像データから変換
されたプリントデータに基づいて複写画像を記録シート
の表面に形成するデジタルプリント部と前記トリミング
枠を規定するトリミングデータを生成するトリミングデ
ータ生成部と、前記トリミングデータを格納するデータ
格納部とが備えられている。
【0007】この構成では、設定されたトリミング枠を
規定するトリミングデータがデータ格納部に格納される
ので、最終的に得られた複写画像を見て、トリミングを
修正したい場合には、このデータ格納部にアクセスし
て、該当するトリミングデータを取り出すことで、前回
のトリミング枠が復元することができる。オペレータ
は、復元された前回のトリミング枠を基準にして、トリ
ミング設定を行うことができるので、トリミング調整作
業が容易となる。
【0008】所望のトリミングデータを迅速に得るため
に、本発明の好適な実施形態として、前記原画像を特定
するIDコードが生成され、このIDコードをキーとし
て前記トリミングデータが検索・抽出可能なように前記
データ格納部に格納されることが提案される。さらに、
その際、バックプリント部によって前記原画像の複写画
像を形成した前記記録シートの裏面に前記IDコードを
印字するならば、必要とするIDコードが一目瞭然であ
り、再トリミング作業が迅速に行われる。
【0009】さらに、本発明による好適な実施形態の1
つでは、前記複写画像データに対して施された色補正等
の画像処理を規定する画像処理データを生成する画像処
理履歴データ生成部が備えられ、この画像処理データは
前記トリミングデータにリンクして前記データ格納部に
格納されるものがある。この構成では、複写画像データ
生成時に行われた各種画像処理を規定する画像処理デー
タもデータ格納部に格納されているので、原画像から得
られる画像データに対して、抽出されたトリミングデー
タと画像処理データの内容に基づいてトリミング設定及
び画像処理を行うことにより、新しいトリミングによる
新たにプリントされた複写画像も前回と同じ品質、特に
発色状態に変わりのないものとなる。
【0010】さらに、前記データ格納部に、前記トリミ
ングデータとともにこのトリミングデータによってトリ
ミングされた原画像のデジタル画像データもリンクされ
た形で格納されるように構成するならば、この原画像の
デジタル画像データから、トリミング設定及び画像処理
を行うことができ、もはや、再トリミングプリントの際
に、原画像としての写真フィルムやデジタルカメラ等の
画像データファイルからデジタル画像データを取り込む
作業を必要としなくなり、試行錯誤を繰り返しながら行
われるトリミング設定を含む複写画像の作製作業を簡単
化する。本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図
面を用いた実施例の説明により明らかになるだろう。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による画像形成装置の実施
形態の1つとしての銀塩写真デジタルプリンタの外観斜
視図とブロック図がそれぞれ図1と図2に示されてい
る。この銀塩写真デジタルプリンタは、写真フィルム
(以下単にフィルムと称す)1を搬送するフィルム搬送
機構8と、原画像としての写真フィルム1のコマ画像を
デジタル画像データとして取得するフィルムスキャナ3
と、取得されたデジタル画像データ(以後単に画像デー
タと称す)を処理してプリントデータを作成するコント
ローラ10と、このプリントデータに基づいてプリント
サイズに合わせてペーパーカッタ12によってカットさ
れた記録シートとしての印画紙2にコマ画像に対応する
画像を露光するデジタルプリント部5と、露光された印
画紙2を現像処理する現像処理部6と、印画紙2をペー
パーマガジンマガジン12から露光エリア及び現像処理
部6を経て仕上がりプリント(複写画像)として横送り
コンベヤ7へ搬送する印画紙搬送機構9と、横送りコン
ベヤ7から送り込まれる印画紙2をオーダ単位で区分け
するソータ14とを備えている。
【0012】コントローラ10には、画像や文字を表示
させるCRTや液晶ディスプレイによって構成されるモ
ニタ10a、各種の情報入力を行うためのキーボードを
備えた操作卓10b、及び原画像としてのCG画像デー
タやデジタルカメラの撮像画像データを格納している各
種記憶メディアから画像データを取り出す画像入力部1
0cが付帯している。
【0013】印画紙マガジン11から引き出されペーパ
ーカッター12によってプリントサイズにカットされた
カット印画紙2の裏面に、後で説明されるIDコードを
印字するバックプリント部4がデジタルプリント部5
が、配置されている露光エリアの印画紙搬送方向上流側
に配置されている。もちろんこのバックプリント部4は
露光エリアの下流側に配置されてもよい。
【0014】印画紙2に対する比較的短い露光時間と長
い現像時間を考慮して、印画紙搬送機構9は、露光エリ
ア15までは1列の印画紙搬送ラインで、現像処理部6
からは3列の印画紙搬送ラインを形成している。このた
め、露光エリアと現像処理部6との間には、露光された
印画紙2を、1列搬送から、3列までの複列搬送に振り
分ける振り分け装置13が設けられている。
【0015】フィルムスキャナ3は、発生させた光ビー
ムの色分布や強度分布を整えてフィルム1を照射する照
明光学系3aと、フィルム1からの透過光ビームを光学
的に処理する撮像光学系3bと、撮像光学系3bによっ
て導かれた光ビームをスリット画像としての電荷画像に
光電変換する光電変換部3cから構成されている。光電
変換部3cで取得された原画像としてのフィルム1のコ
マ画像の各画素信号は所定のビット数(例えば12ビッ
ト)のデジタル信号に変換してデジタル画像データとし
てコントローラ10へ送られる。
【0016】デジタルプリント部5は、露光エンジンと
してDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)方式を
採用しており、デジタルマイクロミラーデバイスによっ
て反射される主走査方向に列をなした光ビームに対して
直交する副走査方向に印画紙2を正確に搬送するため
に、印画紙搬送機構9は副走査搬送部9aを構築してい
る。露光エンジンとしては、DMD方式以外に液晶シャ
ッター方式、PLZTシャッター方式、FOCRT方
式、蛍光体発光方式などが知られており、設計時に露光
仕様に応じて選択することができる。
【0017】コントローラ10は、CPU、ROM、R
AM、I/Oインタフェース回路などからなるマイクロ
コンピュータシステムを中核部材として構成され、この
プリンタプロセッサに必要な各種機能をハードウエア又
はソフトウエア或いはその両方で実現させている。この
コントローラ10には、フィルム搬送制御部、スキャナ
制御部、印画紙搬送制御部といった各種部材の動作制御
を行う機能が構築されているとともに、デジタルプリン
ト部5によって印画紙2に複写画像を形成するために用
いられ画像データの各種処理を行う機能も構築されてい
る。
【0018】特に本発明による写真画像のためのフルデ
ジタル露光システムに関連する主な機能要素としては、
図3に示すように、画像入力部10cやフィルムスキャ
ナ3を通じて送り込まれてきた複数の写真コマの画像デ
ータを一時的に格納する第1メモリー21、第1メモリ
ー21に格納された画像データから処理対象となる写真
コマの画像データを切り出して格納する第2メモリー2
2、第2メモリー22に展開された原画像としての写真
コマ全体を示す画像データに対して実際に印画紙2に焼
き付けるべき画像領域を決定するトリミング枠を設定す
るトリミング設定部20aと、前記トリミング枠を規定
するトリミングデータを操作卓10bを通じて与えられ
るオペレータの指令に基づいて生成するトリミングデー
タ生成部20b、第2メモリー22に展開された画像デ
ータに対して色調補正など各種画像処理を施す画像処理
部23、画像処理部23によって行われた一連の画像処
理を表す各種パラメータからなる画像処理データを生成
する画像処理履歴データ生成部24、第2メモリー22
に格納されるとともに前記画像処理部23によって処理
された画像データのイメージ及びその他の表示アイテム
のイメージをビデオメモリー25aに取り込むともにこ
の表示イメージをビデオコントローラ25bによってビ
デオ信号に変換してモニタ10aに送るビデオ制御部2
5、第1メモリー21に格納された画像データから切り
出され画像処理部23によって処理される前の特定写真
コマの原画像データとこの原画像データに適用されたト
リミング枠のためのトリミングデータと施された画像処
理を表す画像処理データとを組み合わせるフォーマッタ
ー部26、このフォーマッター部26で組み合わされた
データセットを特定するIDコードを生成してこのデー
タセットに割り当てるIDコード生成部30、前述した
データセットを前記IDコードを検索キーとして検索・
抽出可能なように格納するデータ格納部27、画像処理
された最終的な画像データに基づいてプリントデータを
生成しデジタルプリント部5を制御するデジタル露光制
御部28、IDコード等のプリント情報を対応する印画
紙2の裏面に印字するようにバックプリント部14を制
御するバックプリント制御部29が挙げられる。
【0019】このプリントプロセッサーを用いて、DP
ショップのオペレータが、フィルムに形成された写真コ
マから顧客のトリミング指示に基づいてデジタル露光で
複写画像を得るための作業手順を説明する。
【0020】図4に示すように、顧客によって持ち込ま
れたフィルム1をスキャナ3に投入して、原画像として
の写真コマから取得された画像データは第1メモリー2
1に転送される。まず、最初の処理対象となる写真コマ
に対応する画像データが切り出され第2メモリー22に
格納する。この段階でモニタ10aの画面60には図5
で示すような画像処理画面が表示される。ズームスイッ
チ62によって設定されたズーム倍率で原画像に対応す
る画像が画像処理ウインドウ61に表示される。
【0021】トリミング作業は、画像処理ウインドウ6
1に表示された左右縦基線63a、63bと上下横基線
63c、63bによって構成されるトリミング枠63を
マウス等のポインティングデバイスによって操作するこ
とによって行われる。このトリミング枠63は予め入力
されたプリントサイズか又はデフォルトのプリントサイ
ズのアスペクト比で表示され、このトリミング枠63内
の画像が複写画像となる。
【0022】オペレータが左右縦基線63a、63bや
上下横基線63c、63bのいずれかの基線をマウスで
動かすことで、トリミング枠を変更することができる
が、その際プリントサイズの適合したアスペクト比が維
持されるので、例えば、左縦基線63a動かすだけで、
上下横基線63c、63dのいずれかの基線又は両方の
基線も移動する。これにより、オペレータはプリントサ
イズをいちいち気にすることなく、トリミング枠63を
設定することができる。なお、トリミング枠63の各基
線を変更するのではなく、トリミング枠63自体を移動
させたい場合は、トリミング枠63の内側をドラッグす
ることでトリミング枠63の大きさを変更せずに位置だ
け変更することができる。
【0023】トリミング作業を容易にするため、画像処
理ウインドウ61の下側にはトリミング数値を表示する
トリミングデータ表示欄64が設けられている。このト
リミングデータ表示欄64には、トリミング枠63の横
サイズと縦サイズを示すことになるサイズXとサイズ
Y、トリミング枠63の位置を示すことになる左上コー
ナのX−Y座標値である開始Xと開始Y、及び必要の場
合回転トリミングアイコン65によって設定されるトリ
ミング枠63の回転角を示すことになる回転角α、さら
にこのトリミング枠63を用いて作られる複写画像の原
画像に対する倍率を示すことになる拡大率の数値が表示
される。これらのトリミング枠63の制御は主にトリミ
ング設定部20aとトリミングデータ生成部20bによ
って行われる。
【0024】画像処理ウインドウ61に表示された画像
データに対する各種画像処理は、色調補正ポップアップ
メニュー66やフィルターポップアップメニュー67な
どを用いて行われる。例えば、色調補正ポップアップメ
ニュー66からコントラストを選択すると、コントラス
ト調整のための色調補正ウインドウ66aが表示され、
オペレータはリアルタイムに画像処理ウインドウ61に
表示されるプレビューを見ながら、スライドバーを調整
する。適切な画像が得られれば設定ボタンをクリックし
てコントラスト調整作業を終える。このようにして必要
に応じて行われていく画像処理作業の履歴が履歴ウイン
ドウ68に表示される。
【0025】前述したトリミング枠を規定するトリミン
グデータや各画像処理の履歴内容を示す画像処理データ
は、処理対象となった写真コマを特定するためにIDコ
ード生成部30で生成されたIDコードによって、図6
に示すように、この写真コマの原画像データとともにリ
ンクされた形にフォーマット化される。IDコードの生
成に関して、注文伝票番号や顧客番号を参照しながら操
作卓10bを通じて入力されたコードをIDコードとし
て用いてもよいし、内部的に生成されるコードを用いて
もい。
【0026】トリミング処理及び画像処理が完了する
と、バックプリント制御部29はIDコード生成部30
から送られてきたIDコードをプリントデータに変換し
て、バックプリント部4を制御して、図7で示されるよ
うに、印画紙2の裏面にIDコードを示す数値を印字す
る。続いて、デジタル露光制御部28は最終的に得られ
た画像データを第2メモリー22から読み込んで、プリ
ントデータを作成してデジタルプリント部5に送り、同
時に制御される副走査搬送部9aと共働して、先に裏面
にIDデータを印字した印画紙2の表面つまり乳剤面に
トリミング枠によって決定された画像領域の画像を形成
する。
【0027】これにより、複写画像のプリント出力が完
了するが、さらに、フォーマッター部26が、前述のI
Dコードによってリンクされた画像処理データ、トリミ
ングデータ、原画像データをデータ格納部27に送り込
むと、データ格納部27はこれらのデータを検索・抽出
可能なように格納する。
【0028】仕上がった複写画像のプリントを見て、ト
リミング状態が満足するものではないと判断した場合、
再度トリミング作業を行う。まず、プリントの裏面に印
字されたIDコードを操作卓10bと通じて入力する
と、フォーマッター部26はこのIDコードを検索キー
としてデータ格納部27にアクセスし、所望のトリミン
グデータ、履歴化された画像処理データ、及び原画像デ
ータを抽出する。抽出された原画像データは第2メモリ
ー22に送られ、新たな画像処理の対象となる。抽出さ
れたトリミングデータはトリミング設定部20aに利用
されてトリミング枠63の復元に、抽出された画像処理
データは画像処理部23に利用され、その履歴通りに、
第2メモリー22に送られた原画像データを処理するこ
とを可能にする。つまり、再び図5で示されたモニタ画
面60が復元され、このモニター画面60の画像処理ウ
インドウ61には、原画像データに基づく画像、トリミ
ングデータに基づくトリミング枠63、履歴ウインドウ
68には画像処理データに基づく画像処理作業の履歴が
再現される。この状態から、トリミング枠63を修正す
ることにより、先に出力された複写画像から微妙に異な
るトリミングを容易に実現することができる。また、履
歴ウインドウ68に示された各画像処理を順次実行した
り、設定変更することにより、先に出力された複写画像
から微妙に異なる調子の画像を得ることも容易である。
【0029】このように、本発明による画像形成装置で
は、後日生じた再トリミング作業時にも、迅速かつ確実
に、顧客の希望するトリミング画像を作製することが可
能となる。しかも、色補正などの画像処理も同一にする
ことができるので、最初のプリントと同じ品質状態のト
リミング焼き増しプリントが実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置を採用した銀塩写真
デジタルプリンタの1つの実施形態を示す外観図
【図2】図1によるデジタルプリンタのブロック図
【図3】コントローラ内に構築される機能要素を示す機
能ブロック図
【図4】トリミング作業時における、画像データ、トリ
ミングデータ、画像処理データの流れを説明する模式図
【図5】トリミング作業中のモニター画面を示す概略図
【図6】IDコードとトリミングデータや画像処理デー
タとのリンク構造を説明する模式図
【図7】印画紙の裏面に印字されたIDコードを示す説
明図
【符号の説明】
1 写真フィルム 2 印画紙(記録シート) 4 バックプリント部 5 デジタルプリント部 6 モニター 10 コントローラ 20a トリミング設定部 20b トリミングデータ生成部 23 画像処理部 24 画像処理履歴データ生成部 27 データ格納部 28 デジタル露光制御部 29 バックプリント制御部 30 IDコード生成部 63 トリミング枠

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原画像から取得されたデジタル画像データ
    に対してトリミング枠を設定するトリミング設定部と、
    前記トリミング枠によって決定された前記原画像の画像
    領域を表す画像データから変換されたプリントデータに
    基づいて複写画像を記録シートの表面に形成するデジタ
    ルプリント部とを備えた画像形成装置において、 前記トリミング枠を規定するトリミングデータを生成す
    るトリミングデータ生成部と、前記トリミングデータを
    格納するデータ格納部とが備えられていることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記原画像を特定するIDコードが生成さ
    れ、このIDコードをキーとして前記トリミングデータ
    が検索・抽出可能なように前記データ格納部に格納され
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記原画像の複写画像を形成した前記記録
    シートの裏面に前記IDコードを印字するバックプリン
    ト部が備えられていることを特徴とする請求項2に記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記複写画像データに対して施された色補
    正等の画像処理を規定する画像処理データを生成する画
    像処理履歴データ生成部が備えられ、この画像処理デー
    タは前記トリミングデータにリンクして前記データ格納
    部に格納されることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記データ格納部には、前記トリミングデ
    ータとともにこのトリミングデータによってトリミング
    された原画像のデジタル画像データもリンクされた形で
    格納されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
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