JP2001169088A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001169088A
JP2001169088A JP35001199A JP35001199A JP2001169088A JP 2001169088 A JP2001169088 A JP 2001169088A JP 35001199 A JP35001199 A JP 35001199A JP 35001199 A JP35001199 A JP 35001199A JP 2001169088 A JP2001169088 A JP 2001169088A
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JP35001199A
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Takashi Mizushima
隆史 水島
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】試行錯誤を繰り返しながら行われるようなトリ
ミング作業を簡単にする画像形成装置を提供する。 【解決手段】原画像から取得されたデジタル画像データ
に対してトリミング枠を設定するトリミング設定部20
aと、前記トリミング枠によって決定される前記原画像
の画像領域を複写画像として記録シート2の表面に形成
する画像プリント部4、5と、前記トリミング枠を規定
するトリミングデータを生成するトリミングデータ生成
部20bと、前記トリミングデータを前記記録シートの
裏面に印字するバックプリント部13とが備えられてい
る画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真、イラスト、
CGなどの原画像から取得されたデジタル画像データに
対してトリミング枠を設定するトリミング設定部と、前
記トリミング枠によって規定された前記原画像の画像領
域を複写画像として記録シートの表面に形成することで
原画像の少なくとも一部の複写画像を作製する画像プリ
ント部とを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真プリントに代表されるような、原画
像の少なくとも一部を記録シートに複写画像として形成
する画像形成装置の分野では、原画像を有する原稿、例
えば写真フィルムをスキャナによって走査して原画像を
光電変換して取得されたデジタル画像データに対して色
補正や変倍処理を施した後、サーマルプリンターを用い
て熱転写用紙に複写画像を形成したり、光プリントヘッ
ドを用いて印画紙に複写画像を形成したりするものが登
場してきている。
【0003】このようなフルデジタルの写真画像形成装
置では、原画像に対するトリミング指示がある場合、ス
キャナを介して取り込まれた写真画像のデジタル画像デ
ータやデジタルカメラから送り込まれた写真画像のデジ
タル画像データに対して、トリミング指示に合うように
トリミング枠を設定し、そのトリミング枠を用いてプリ
ントに必要な画像データを切り出し、その切り出された
画像データからプリントデータを生成し、このプリント
データによって制御される光プリントヘッドを用いて印
画紙に所望通りの画像を形成することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トリミ
ング枠の設定は微妙なものであり、出来上がったプリン
トを見て再度トリミング枠を設定し直すといったことが
よく行われている。このようなトリミング枠の設定作業
には、通常モニタ画面に映し出される原画像の疑似画像
を見ながら行われるのであるが、トリミング枠の設定が
モニタ画面の1画素単位のレベルで行わなければならな
いような場合、前回のトリミング枠との違いを正確に思
い浮かべながらのトリミング枠設定作業は、オペレータ
に多大な負荷を与えていた。
【0005】また、写真プリントの分野においては、ま
だ、光源からの照明光を写真フィルムに照射し、写真フ
ィルムを透過した透過光で印画紙を露光することで写真
フィルムに撮像された画像を印画紙に焼き付け、この露
光済みの印画紙を現像処理することで写真プリントを得
るといった投影露光式の画像形成装置も広く使用されて
いるが、このような投影露光式の、しかも自動化の進ん
だ画像形成装置であっても、例えば特開平11−287
2号公報で示すように、トリミング作業はモニタ画面に
映し出される原画像の疑似画像を見ながら行われ、最終
的に設定されたトリミング枠を規定するトリミングデー
タから写真フィルムを移動させるとともにズーム倍率を
適切に変更して、フィルム画像を印画紙に露光しなけれ
ばならないので、同様な問題が生じていた。上記実状に
鑑み、本発明の課題は、試行錯誤を繰り返しながら行わ
れるようなトリミング作業を簡単にする画像形成装置を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明による画像形成装置では、原画像から取得さ
れたデジタル画像データに対してトリミング枠を設定す
るトリミング設定部と、前記トリミング枠によって決定
される前記原画像の画像領域を複写画像として記録シー
トの表面に形成する画像プリント部と、前記トリミング
枠を規定するトリミングデータを生成するトリミングデ
ータ生成部と、前記トリミングデータを前記記録シート
の裏面に印字するバックプリント部とが備えられてい
る。
【0007】この構成では、設定されたトリミング枠を
規定するトリミングデータがそのトリミング枠に基づい
て画像を形成された記録シートの裏面に印字されるの
で、複写画像として作製された記録シートの裏面を見れ
ば、どのようなトリミングで原画像からその複写画像が
作製されたがすぐ理解することができる。作製された複
写画像のトリミングが気に入らない場合、裏面に印字さ
れたトリミングデータからそのトリミング枠を再現する
ことができ、これを基準として新たなトリミング枠を設
定することができるので、所望通りのトリミングを得る
ことが容易となる。
【0008】画像形成装置が、前記画像領域を表す画像
データに対して色補正等の画像処理を施すことにより得
られたプリントデータに基づいて前記記録シートに画像
を形成するデジタルプリント部を搭載したフルデジタル
画像形成装置である場合、本発明の好適な実施形態で
は、前記バックプリントは前記トリミングデータととも
に前記画像処理データを印字するように構成されてい
る。この構成では、再度プリントを行う場合、トリミン
グ枠だけではなく、必要に応じて行われた色補正などの
画像処理作業も裏印字された画像処理データから再現す
ることができるので、試行錯誤を繰り返しながら行われ
るようなトリミング作業が非常に簡単となる。
【0009】このようなトリミング作業は、写真フィル
ムから印画紙へプリントする分野において、頻繁に行わ
れているので、本発明による画像形成装置を、ミニラボ
と呼ばれている写真フィルム処理装置に適用すること
は、DPショップのオペレータのトリミング負担を大幅
に低減するなどの大きな利点をもたらす。
【0010】さらに本発明による好適な実施形態の1つ
では、前記原画像を特定するIDコードが生成され、こ
のIDコードをキーとして検索・抽出可能なように前記
トリミングデータを格納するデータ格納部が設けられて
いる。このようなIDコードをキーとしてトリミングデ
ータを格納していると、トリミング設定から相当時間経
過した後でも、そのトリミング枠を自動的にかつ迅速に
復元することができるので、大量のトリミングプリント
の焼き増し注文も容易に処理することができる。本発明
によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施
例の説明により明らかになるだろう。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による画像形成装置の実施
形態の1つとして投影露光とデジタル露光が両方が可能
なプリンタプロセッサの外観斜視図とブロック図がそれ
ぞれ図1と図2に示されている。このプリンタプロセッ
サには、パネルコンピュータによって構築された受付機
16とフィルムスキャナ3が別体構成で備えられてい
る。この受付機16は顧客からのプリント注文を受け
て、タッチパネル上に表示されたソフトウエアキーボー
ドを用いながら顧客コードやプリントサイズ、プリント
枚数などからなる注文情報を作成する機能だけではな
く、原画像としてのCG画像データやデジタルカメラの
撮像画像データを格納している各種記憶メディアからデ
ジタル画像データ(以下単に画像データと称する)を取
り出す画像入力部16aを備えており、入力された画像
データをプリンタプロセッサのコントローラ10に伝送
する機能も有する。フィルムスキャナ3はフルデジタル
写真フィルムプリントのために用いられるものであり、
写真フィルム(以下単にフィルムと称す)1のコマ画像
を高解像度の画像データとして取得し、この取得された
画像データはコントローラ10に伝送される。
【0012】このプリンタプロセッサは、プリントサイ
ズに合わせてペーパーカッタ12によってカットされた
記録シートの一例である印画紙2に対して画像を焼き付
ける露光エリア15と、この露光エリア15で露光され
た印画紙2を現像する現像処理部6、フィルム1を搬送
するフィルム搬送機構8と、印画紙2をペーパーマガジ
ンマガジン11から露光エリア15及び現像処理部6を
経て仕上がりプリント(複写画像)として横送りコンベ
ヤ7へ搬送する印画紙搬送機構9と、横送りコンベヤ7
から送り込まれる印画紙2をオーダ単位で区分けするソ
ータ14とを備え、これらの各部の制御や各種機能の実
現はコントローラ10によってなされる。コントローラ
10には、画像や文字を表示させるCRTや液晶ディス
プレイによって構成されるモニタ10a及び各種の情報
入力を行うためのキーボードを備えた操作卓10bが付
帯している。
【0013】前述した露光エリア15には、共通の露光
ポイントで印画紙2に複写画像を形成する画像プリント
部として、フィルム1のコマ画像を印画紙2に投影して
印画紙2に画像を焼き付ける投影露光部4と、フィルム
スキャナ3から送られた画像データや画像入力部16a
を通じて入力されたデジタル画像データに基づいて制御
された光ビームによって印画紙2に画像を焼き付けるデ
ジタル露光部5とが備えられている。
【0014】印画紙2は、印画紙マガジン11にロール
状態で収納されており、印画紙マガジン11には収納さ
れている印画紙2の種類を示す印画紙IDコード11a
が取り付けられていおり、印画紙マガジン11が所定位
置に装着された際に、この印画紙IDコード11aがI
Dコードリーダ11bに読み取られ、その読み取り信号
がコントローラ10に送られる。
【0015】印画紙マガジン11から引き出されペーパ
ーカッター12によってプリントサイズにカットされた
カット印画紙2の裏面に、後で詳しく説明される各種画
像処理データを印字するバックプリント部13が露光エ
リア15の印画紙搬送方向上流側に配置されている。も
ちろんこのバックプリント部13は露光エリア15の下
流側に配置されてもよい。
【0016】印画紙2に対する比較的短い露光時間と長
い現像時間を考慮して、このプリンタプロセッサの印画
紙搬送機構9は、露光エリア15までは1列の印画紙搬
送ラインで、現像処理部6からは2列の印画紙搬送ライ
ンを形成している。このため、露光エリア15と現像処
理部6との間には、スイッチバック式振り分け装置9a
と2列に振り分けられた印画紙2を2列状態で搬送しな
がら、適切なタイミングで現像処理部6に送り込む中間
搬送部9bが備えられている。
【0017】このスイッチバック式振り分け装置9a
は、送られてきた印画紙2を一旦通過させてその印画紙
2の後端を挟持し、そのままX(水平方向)−Y(上下
方向)移動することで中間搬送部9bが作り出している
2列のストレージ可能な印画紙搬送ラインに交互に引き
渡される。
【0018】以下、各構成要素について説明する:フィ
ルムスキャナ3は、発生させた光ビームの色分布や強度
分布を整えてフィルム1を照射する照明光学系3aと、
フィルム1からの透過光ビームを光学的に処理する撮像
光学系3bと、撮像光学系3bによって導かれた光ビー
ムをスリット画像としての電荷画像に光電変換する光電
変換部3cから構成されている。光電変換部3cで取得
された原画像としてのフィルム1のコマ画像の各画素信
号は所定のビット数(例えば12ビット)のデジタル信
号に変換してデジタル画像データとしてコントローラ1
0へ送られる。
【0019】露光部の1つである投影露光部4は照明光
学系4aと露光光学系4bから構成されており、照明光
学系4aは、露光用光源、露光用光路に黄、マゼンタ、
シアンの各フィルタが出退することにより露光用光源か
らの照射光の色バランスを調整する調光フィルタ40a
と、調光フィルタにて色バランスを調整した光を均一に
混色するミラートンネルなどを備え、露光光学系4b
は、焼付対象となるコマ画像からの透過像を印画紙2上
に結像する焼付用レンズユニット、シャッタなどを備え
ている。
【0020】投影露光部4にフィルムを送るフィルム搬
送機構8によって形成されるフィルム搬送ラインには、
投影露光における露光条件の設定等に用いられるフィル
ム画像データを取得するためのフィルムスキャナ3Aも
備えられている。このフィルムスキャナ3Aも実質的に
は先に説明したフィルムスキャナ3と同様な構成である
が、これによって取得された画像データはフィルム画像
の拡大された複写画像形成に直接用いるわけではないの
で、その画像解像度は低く設定されている。もちろん、
前述した、別体のフィルムスキャナ3をこのフィルム搬
送ラインに組み込み、フィルムスキャナ3とフィルムス
キャナ3Aを統合化してもよい。
【0021】もう1つの露光部であるデジタル露光部5
は、ライン露光型光プリントヘッド5aとこのプリント
ヘッド5aを印画紙2の搬送方向である副走査方向に移
動させる副走査機構5bから構成されている。この光プ
リントヘッド5aは、ここでは蛍光体発光方式を用いて
おり、赤色露光を行う真空蛍光素子で構成された赤色プ
リントヘッドと緑色露光を行う真空蛍光素子で構成され
た緑色プリントヘッドと青色露光を行う真空蛍光素子で
構成された青色プリントヘッドからなる。各色のプリン
トヘッドの真空蛍光素子は印画紙2の幅に対応する長さ
をもつように主走査方向(印画紙2の幅方向)にリニア
アレイ化されている。光プリントヘッド5aとしては、
蛍光体発光方式以外に液晶シャッター方式、PLZTシ
ャッター方式、FOCRT方式、DMD(デジタルマイ
クロミラーデバイス)方式などが知られており、設計時
に露光仕様に応じて選択することができる。副走査機構
5bは、光プリントヘッド5aを支持する移動台車や、
この移動台車を移動させる移動機構などを備えている。
光プリントヘッド5aはコントローラ10と接続されて
おり、コントローラ10による各真空蛍光素子の点灯制
御及び副走査機構5bを介して光プリントヘッド5aを
副走査方向に移動させることにより画像データや文字デ
ータが印画紙2にカラー露光される。
【0022】コントローラ10は、CPU、ROM、R
AM、I/Oインタフェース回路などからなるマイクロ
コンピュータシステムを中核部材として構成され、この
プリンタプロセッサに必要な各種機能をハードウエア又
はソフトウエア或いはその両方で実現させている。この
コントローラ10には、フィルム搬送制御部、スキャナ
制御部、印画紙搬送制御部といった各種部材の動作制御
を行う機能が構築されているとともに、デジタル露光部
5によって印画紙2に複写画像を形成するために用いら
れ画像データの各種処理を行う機能も構築されている。
【0023】特に本発明による写真画像のためのフルデ
ジタル露光システムに関連する主な機能要素としては、
図3に示すように、画像入力部16aやフィルムスキャ
ナ3を通じて送り込まれてきた複数の写真コマの画像デ
ータを一時的に格納する第1メモリー21、第1メモリ
ー21に格納された画像データから処理対象となる写真
コマの画像データを切り出して格納する第2メモリー2
2、第2メモリー22に展開された原画像としての写真
コマ全体を示す画像データに対して実際に印画紙2に焼
き付けるべき画像領域を決定するトリミング枠を設定す
るトリミング設定部20aと、前記トリミング枠を規定
するトリミングデータを操作卓10bを通じて与えられ
るオペレータの指令に基づいて生成するトリミングデー
タ生成部20b、第2メモリー22に展開された画像デ
ータに対して色調補正など各種画像処理を施す画像処理
部23、画像処理部23によって行われた一連の画像処
理を表す各種パラメータからなる画像処理データを生成
する画像処理履歴データ生成部24、第2メモリー12
に格納されるとともに前記画像処理部23によって処理
された画像データのイメージ及びその他の表示アイテム
のイメージをビデオメモリー25aに取り込むともにこ
の表示イメージをビデオコントローラ25bによってビ
デオ信号に変換してモニター10aに送るビデオ制御部
25、第1メモリー21に格納された画像データから切
り出され画像処理部23によって処理される前の特定写
真コマの原画像データとこの原画像データに適用された
トリミング枠のためのトリミングデータと施された画像
処理を表す画像処理データとを組み合わせるフォーマッ
ター部26、このフォーマッター部26で組み合わされ
たデータセットにこのデータセットを特定するIDコー
ドを割り当ててこのデータセットを検索・抽出可能なよ
うに格納するデータ格納部27、画像処理された最終的
な画像データに基づいてプリントデータを生成しプリン
トヘッド5aを制御するデジタル露光制御部28、前述
したトリミングデータ等を対応する印画紙2の裏面に印
字するようにバックプリント部13を制御するバックプ
リント制御部29が挙げられる。
【0024】このプリンタプロセッサを用いて、DPシ
ョップのオペレータが、フィルムに形成された写真コマ
から顧客のトリミング指示に基づいてデジタル露光で複
写画像を得るための作業手順を説明する。
【0025】図4に示すように、顧客によって持ち込ま
れたフィルム1をスキャナ3に投入して、原画像として
の写真コマから取得された画像データは第1メモリー2
1に転送される。まず、最初の処理対象となる写真コマ
に対応する画像データが切り出され第2メモリー12に
格納する。この段階でモニタ10aの画面60には図5
で示すような画像処理画面が表示される。ズームスイッ
チ62によって設定されたズーム倍率で原画像に対応す
る画像が画像処理ウインドウ61に表示される。
【0026】トリミング作業は、画像処理ウインドウ6
1に表示された左右縦基線63a、63bと上下横基線
63c、63bによって構成されるトリミング枠63を
マウス等のポインティングデバイスによって操作するこ
とによって行われる。このトリミング枠63は予め入力
されたプリントサイズか又はデフォルトのプリントサイ
ズのアスペクト比で表示され、このトリミング枠63内
の画像が複写画像となる。
【0027】オペレータが左右縦基線63a、63bや
上下横基線63c、63bのいずれかの基線をマウスで
動かすことで、トリミング枠を変更することができる
が、その際プリントサイズの適合したアスペクト比が維
持されるので、例えば、左縦基線63a動かすだけで、
上下横基線63c、63dのいずれかの基線又は両方の
基線も移動する。これにより、オペレータはプリントサ
イズをいちいち気にすることなく、トリミング枠63を
設定することができる。なお、トリミング枠63の各基
線を変更するのではなく、トリミング枠63自体を移動
させたい場合は、トリミング枠63の内側をドラッグす
ることでトリミング枠63の大きさを変更せずに位置だ
け変更することができる。
【0028】トリミング作業を容易にするため、画像処
理ウインドウ61の下側にはトリミング数値を表示する
トリミングデータ表示欄64が設けられている。このト
リミングデータ表示欄64には、トリミング枠63の横
サイズと縦サイズを示すことになるサイズXとサイズ
Y、トリミング枠63の位置を示すことになる左上コー
ナのX−Y座標値である開始Xと開始Y、及び必要の場
合回転トリミングアイコン65によって設定されるトリ
ミング枠63の回転角を示すことになる回転角α、さら
にこのトリミング枠63を用いて作られる複写画像の原
画像に対する倍率を示すことになる拡大率の数値が表示
される。これらのトリミング枠63の制御は主にトリミ
ング設定部20aとトリミングデータ生成部20bによ
って行われる。
【0029】画像処理ウインドウ61に表示された画像
データに対する各種画像処理は、色調補正ポップアップ
メニュー66やフィルターポップアップメニュー67な
どを用いて行われる。例えば、色調補正ポップアップメ
ニュー66からコントラストを選択すると、コントラス
ト調整のための色調補正ウインドウ66aが表示され、
オペレータはリアルタイムに画像処理ウインドウ61に
表示されるプレビューを見ながら、スライドバーを調整
する。適切な画像が得られれば設定ボタンをクリックし
てコントラスト調整作業を終える。このようにして必要
に応じて行われていく画像処理作業の履歴が履歴ウイン
ドウ68に表示される。
【0030】前述したトリミング枠を規定するトリミン
グデータや各画像処理の内容を示す画像処理データは、
図6に示すように、フォーマッター部26で、処理対象
となった写真コマを特定するIDコードによって、この
写真コマの原画像データとともにリンクされた形にフォ
ーマット化される。
【0031】トリミング処理及び画像処理が完了する
と、バックプリント制御部29はトリミングデータ生成
部から送られてきたトリミングデータをプリントデータ
に変換して、バックプリント部13を制御して、図7で
示されるように、印画紙2の裏面にトリミングデータを
示す数値を印字する。続いて、デジタル露光制御部28
は最終的に得られた画像データを第2メモリー12から
読み込んで、プリントデータを作成して光プリントヘッ
ド5aに送り、同時に制御される副走査機構5bと共働
して、先に裏面にトリミングデータを印字した印画紙2
の表面つまり乳剤面にトリミング枠によって決定された
画像領域の画像を形成する。
【0032】これにより、複写画像のプリント出力が完
了するが、さらに、フォーマッター部26が、前述のI
Dコードによってリンクされた画像処理データ、トリミ
ングデータ、原画像データをデータ格納部27に送り込
むと、データ格納部27はこれらのデータを検索・抽出
可能なようにデータ格納部27に格納する。
【0033】仕上がった複写画像のプリントを見て、ト
リミング状態が満足するものではないと判断した場合、
再度トリミング作業を行う。まず、前述したIDコード
が分かっている場合、このIDコードを検索キーとして
データ格納部27にアクセスし、所望のトリミングデー
タ、画像処理データ、原画像データを抽出し、図5で示
されたモニタ画面60を復元する。このモニタ画面60
の画像処理ウインドウ61には、原画像データに基づく
画像、トリミングデータに基づくトリミング枠63、履
歴ウインドウ68には画像処理データに基づく画像処理
作業の履歴が再現される。この状態から、トリミング枠
63を修正することにより、先に出力された複写画像か
ら微妙に異なるトリミングを容易に実現することができ
る。また、履歴ウインドウ68に示された各画像処理を
順次実行したり、設定変更することにより、先に出力さ
れた複写画像から微妙に異なる調子の画像を得ることも
容易である。
【0034】もし、IDコードが分からない場合や、デ
ータ格納部27が搭載されていない場合では、再度フィ
ルム1をスキャニングすることで取得された原画像を再
度画像処理ウインドウ61に表示するとともに、前回得
られたプリントの裏面に印字されたトリミングデータを
確認しながら、左右縦基線63a、63bと上下横基線
63c、63bを操作して、前回のトリミング枠63を
復元することができる。
【0035】データ格納部27が搭載されている場合
は、IDコードさえ分かると、再度フィルム1をスキャ
ニングする必要もなくなるので、このIDコードをバッ
クプリント部13によって印画紙2に裏印字すること
は、非常に好都合である。これにより、後日生じた再ト
リミング作業時にも、迅速かつ確実に、顧客の希望する
トリミング画像を作製することが可能となる。しかも、
色補正などの画像処理も同一にすることができるので、
最初のプリントと同じ品質状態のトリミング焼き増しプ
リントが実現する。
【0036】上記実施形態では、デジタル露光部5を用
いたいわゆるフルデジタル写真画像生成装置におけるト
リミング作業で本発明を説明したが、本発明の重要な特
徴は、投影露光部4を用いた従来の投影露光式写真画像
生成装置におけるトリミング作業にも適用できる。この
場合、露光条件の確認するプレジャッジ作業のために利
用する目的で、スキャナ3Aを用いて取得された画像デ
ータを利用する。プレジャッジ作業においても、図5で
示されたモニタ画面60と同様なプレジャッジ画面が映
し出される。色補正が必要な場合、色調補正ポップアッ
プメニュー66を用いてY、M、Cの各色の補正値を入
力することで、投影露光部4の調光フィルタ40aを調
整する露光用光源からの照射光の色バランスを変更す
る。トリミング時には、設定されたトリミング枠63を
規定するトリミングデータに基づいて、フィルム1の処
理対象コマの位置を変更し、露光光学系4bを制御する
ことで、トリミング枠63で決定された画像領域のフィ
ルム画像が印画紙2に焼き付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置を採用したプリンタ
プロセッサの1つの実施形態を示す外観図
【図2】図1によるプリンタプロセッサのブロック図
【図3】コントローラ内に構築される機能要素を示す機
能ブロック図
【図4】トリミング作業時における、画像データ、トリ
ミングデータ、画像処理データの流れを説明する模式図
【図5】トリミング作業中のモニタ画面を示す概略図
【図6】IDコードとトリミングデータや画像処理デー
タとのリンク構造を説明する模式図
【図7】印画紙の裏面に印字されたトリミングデータを
示す説明図
【符号の説明】
1 写真フィルム 2 印画紙(記録シート) 4 投影露光部(画像プリント部) 5 デジタル露光部(画像プリント部) 6 モニタ 10 コントローラ 13 バックプリント部 20a トリミング設定部 20b トリミングデータ生成部 23 画像処理部 24 画像処理履歴データ生成部 27 データ格納部 28 デジタル露光制御部 29 バックプリント制御部 63 トリミング枠

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原画像から取得されたデジタル画像データ
    に対してトリミング枠を設定するトリミング設定部と、
    前記トリミング枠によって決定された前記原画像の画像
    領域を複写画像として記録シートの表面に形成する画像
    プリント部とを備えた画像形成装置において、 前記トリミング枠を規定するトリミングデータを生成す
    るトリミングデータ生成部と、前記トリミングデータを
    前記記録シートの裏面に印字するバックプリント部とが
    備えられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記画像プリント部は、前記画像領域を表
    す画像データに対して色補正等の画像処理を施すことに
    より得られたプリントデータに基づいて前記記録シート
    に画像を形成するデジタルプリント部として構成されて
    おり、前記バックプリントは前記トリミングデータとと
    もに前記画像処理データを印字することを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記原画像が写真画像であり、前記画像プ
    リント部が印画紙に前記画像領域の画像を焼き付ける露
    光プリント部として構成されていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記原画像を特定するIDコードが生成さ
    れ、このIDコードをキーとして検索・抽出可能なよう
    に前記トリミングデータを格納するデータ格納部が設け
    られていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010219764A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Kyocera Mita Corp 画像操作表示装置及び画像形成装置

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