JP2001164006A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2001164006A5
JP2001164006A5 JP1999349594A JP34959499A JP2001164006A5 JP 2001164006 A5 JP2001164006 A5 JP 2001164006A5 JP 1999349594 A JP1999349594 A JP 1999349594A JP 34959499 A JP34959499 A JP 34959499A JP 2001164006 A5 JP2001164006 A5 JP 2001164006A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
support
polyamic acid
polyimide
organic solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1999349594A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001164006A (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP34959499A priority Critical patent/JP2001164006A/ja
Priority claimed from JP34959499A external-priority patent/JP2001164006A/ja
Publication of JP2001164006A publication Critical patent/JP2001164006A/ja
Publication of JP2001164006A5 publication Critical patent/JP2001164006A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

Figure 2001164006
上記式においてR1は少なくとも1個の芳香族環を有する4価の有機基で、その炭素数は25以下で有るものとし、R2は少なくとも1個の芳香族環を有する2価の有機基で、その炭素数は25以下である。
上記の芳香族ジアミン類の具体例としてはパラフェニレンジアミン、メタフェニレンジアミン、ベンジジン、パラキシリレンジアミン、4,4’−ジアミノジニフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジメチルー4,4’−ジアミノジフェニルメタン、1,5−ジアミノナフタレン、3,3’−ジメトキシベンジジン、1,4−ビス(3−メチル−5−アミノフェニル)ベンゼンおよびこれらの誘導体が挙げられる。本発明の方法におけるポリイミドに特に適合する芳香族テトラカルボン酸成分と芳香族ジアミン成分の組み合わせとしてはピロメリット酸二無水物と4,4’−ジアミノジフェニルエーテルおよび3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と4,4’−ジアミノジフェニルエーテルの組み合わせが挙げられ、さらにこれらの共重合そして/又はパラフェニレンジアミンの共重合が好ましい。本発明を阻害しない範囲で製膜時に多層体で成形することも出来る。ポリイミドの固有粘度(25℃硫酸中で測定)は0.2〜3.0であり、より好ましくは0.8〜2の範囲のものが通常用いられる。
本発明において、ポリアミド酸溶液を形成するために使用される有機溶媒の具体例としては、N,N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドおよびN−メチル−2−ピロリドンなどの有機極性アミド系溶媒が挙げられ、これらの有機溶媒は単独でまたは2種以上を組み合わせて使用するか、あるいはベンゼン、トルエンおよびキシレンのような非溶媒と組み合わせて使用してもよい。
本発明のポリイミドフィルムは、ポリアミド酸溶液を回転する支持体にフィルム状に連続的に押し出し又は塗布したゲルフィルムを、前記支持体から剥離し、延伸、乾燥、熱処理することにより製造されるが、ポリアミド酸の有機溶媒からポリイミドフィルムを製造する代表的な方法としては、閉環触媒および脱水剤を含有しないポリイミド酸の有機溶媒溶液をスリット付き口金から支持体上に流延してフィルムに成形し、支持体上で加熱乾燥することにより自己支持性を有するゲルフィルムした後、支持体よりフィルムを剥離し、更に高温下で乾燥熱処理することによりイミド化する熱閉環法、および閉環触媒および脱水剤を含有せしめたポリド酸の有機溶媒をスリット付き口金から支持体上に流延してフィルム状に成形し、支持体上でイミド化を一部進行させて自己支持性を有するフィルムとした後、支持体よりフィルムを剥離し、加熱乾燥/イミド化し、熱処理を行う化学閉環法が挙げられる。
本発明は、上記のいずれの閉環方法を採用してよいが、化学閉環法はポリアミド酸の有機溶媒溶液に閉環触媒および脱水剤を含有させる設備が必要とするものの、自己保持性を有するゲルフィルムを短時間で得られる点で、より好ましい方法といえる。
かくして得られる本発明の寸法変化率に優れたポリイミドは、二次加工時に寸法変化が少なく、張り合わせることが出来ることから、特に金属箔または金属薄膜が積層された電気配線板の支持体(TAB)、フレキシブルプリント回路保護用カバーレイフィルム、ワイヤまたはケーブルの絶縁フィルムおよびフィルム表面接着剤をコーティングした粘着テープなどの、回路形成時およびIC実装時の回路パターンのずれが生じたり、張り合わせ時の寸法変化を嫌う二次加工用途に対して好適に適用することができる。
乾燥したN,N−ジメチルアセトアミド1906kg中に、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル140.02kg(0.7kmol)とパラフェニレンジアミン32.36kg(0.3kmol)を溶解し、20℃で攪拌しながら、精製した粉末状のピロメリット酸二無水物218.12kg(1kmol)を少量ずつ添加し、1時間攪拌し続けて、透明なポリアミド酸溶液を得た。この溶液は、20℃で350Pa・sの粘度であった。このポリアミド酸溶液に、無水酢酸をポリアミド酸単位に対して2.5mol、ピリジンをポリアミド酸単位に対して2.0molを冷却しながら混合し、ポリアミド有機溶媒溶液を得た。このポリアミド酸の有機溶液を−10℃に冷却して、定量供給して性膜した。口金スリット幅は、1.3mm、長さ1800mmのTダイから押し出した。90℃の金属エンドレスベルト上に流延し、自己支持性のあるゲルフィルムを得た。ゲルフィルムを金属エンドレスベル上から剥離して、65℃の温度で、走行方向に延伸してテンタ装置に導入した。テンタで幅方向に延伸した。仕切板前後のノズルの熱風温度は、250℃で、風速2m/secで、ノズルからフィルム面までの距離は、10cmとした。ゲルフィルムは、260℃の温度で40秒間乾燥し、ついで430℃で1分間熱処理して、冷却ゾーンでリラックスさせながら30秒間冷却し、フィルムをエッジカットし、幅1997mm、厚さ12.5μmのポリイミドフィルムを500m得た。
[比較例1〜3]
熱収縮率および片伸び値が大きな表1のポリイミドフィルムを用いた他は実施例1と同様の操作を行い、寸法変化率を求め表1に示した。
JP34959499A 1999-12-09 1999-12-09 ポリイミドフィルム Pending JP2001164006A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34959499A JP2001164006A (ja) 1999-12-09 1999-12-09 ポリイミドフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34959499A JP2001164006A (ja) 1999-12-09 1999-12-09 ポリイミドフィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001164006A JP2001164006A (ja) 2001-06-19
JP2001164006A5 true JP2001164006A5 (ja) 2007-01-25

Family

ID=18404792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34959499A Pending JP2001164006A (ja) 1999-12-09 1999-12-09 ポリイミドフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001164006A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4667648B2 (ja) * 2001-06-04 2011-04-13 三井化学株式会社 ポリイミド・金属箔積層体
JP4521683B2 (ja) * 2002-11-14 2010-08-11 東レ・デュポン株式会社 ポリイミドフイルム
JP4595291B2 (ja) * 2003-05-23 2010-12-08 東レ・デュポン株式会社 ポリイミドフィルム及びその製造方法
JP4625458B2 (ja) * 2004-07-27 2011-02-02 株式会社カネカ 接着フィルムおよびその利用
JP2007169494A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Du Pont Toray Co Ltd 芳香族ポリイミドフィルム、カバーレイフイルムおよびフレキシブル積層板
JP5035779B2 (ja) * 2008-06-24 2012-09-26 東レ・デュポン株式会社 ポリイミドフィルムの製造方法
CN103660490A (zh) * 2013-11-25 2014-03-26 昆山永翔光电科技有限公司 一种二层法双面挠性覆铜板的制作方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6241024A (ja) * 1985-08-19 1987-02-23 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 加熱収縮性の改良されたポリイミドフイルム
JP3020175B2 (ja) * 1989-07-25 2000-03-15 東レ・デュポン株式会社 低収縮性ポリイミドフィルム
JP3020176B2 (ja) * 1989-07-25 2000-03-15 東レ・デュポン株式会社 低収縮性ポリイミドフィルム
JP3020174B2 (ja) * 1989-07-25 2000-03-15 東レ・デュポン株式会社 低収縮性ポリイミドフィルム
JP3351265B2 (ja) * 1995-10-03 2002-11-25 宇部興産株式会社 芳香族ポリイミドフィルム及び銅箔積層フィルム
JP3346265B2 (ja) * 1998-02-27 2002-11-18 宇部興産株式会社 芳香族ポリイミドフィルムおよびその積層体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5324475A (en) Process for preparing biaxially stretched isotropic polyimide film
JP3729315B2 (ja) ポリイミドフィルムの製造方法及び製造装置
JP4078625B2 (ja) 二軸配向ポリイミドフィルムおよびその製造方法
JP2000071268A (ja) ポリイミドフィルムおよびその製造方法
JP2001164006A5 (ja)
JPH05237928A (ja) ポリイミドフィルムの製造方法
JP3635085B2 (ja) ポリイミドフィルム
JP4318111B2 (ja) ポリイミドフィルムおよびその製造方法
JP2706236B2 (ja) ポリアミドイミドフイルム
JP2001164006A (ja) ポリイミドフィルム
JP2004083885A (ja) ポリアミック酸混合物、ポリイミド、ポリイミドフィルムおよびその用途
JP2001162635A (ja) ポリイミドフィルム及びその製造方法
JP2001162635A5 (ja)
JP2004346210A (ja) ポリイミドフィルム及びその製造方法
JPS6140166B2 (ja)
JP2831867B2 (ja) ポリアミック酸共重合体、それからなるポリイミド共重合体、ポリイミドフィルム、並びにそれらの製造方法
JP2006176581A (ja) ポリアミック酸、それからなるポリイミドフィルム、その製造方法およびフレキシブル回路基板
JP4074987B2 (ja) ポリイミドフィルムおよびそれを用いたフレキシブル回路基板用スティフナー
JPH04320422A (ja) ポリアミック酸共重合体及びそれからなるポリイミドフィルム並びにそれらの製造方法
JP2004223787A (ja) ポリイミドフィルムの製造方法
JP2005054172A (ja) ポリアミック酸、それからなるポリイミドフィルム、その製造方法およびフレキシブル回路基板
JP2002283369A (ja) ポリイミドフィルムの製造方法
JP2002361663A (ja) ポリイミドフィルム及びポリイミドフィルムの製造方法
JP2958045B2 (ja) フレキシブルプリント回路板の製造方法
JP2597214B2 (ja) 塗膜形成用のポリイミドシロキサン組成物および膜